JP2010167100A - 弾球遊技機 - Google Patents

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JP2010167100A JP2009012387A JP2009012387A JP2010167100A JP 2010167100 A JP2010167100 A JP 2010167100A JP 2009012387 A JP2009012387 A JP 2009012387A JP 2009012387 A JP2009012387 A JP 2009012387A JP 2010167100 A JP2010167100 A JP 2010167100A
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Abstract

【課題】不正行為者により所謂ドツキが行われた際、機械的構造のみで、振分け部を移動する遊技球を外れ領域側に強制的に移動させるようにした弾球遊技機を提供する。
【解決手段】入球役物21では、機械的抽選部62の振分け部27が、第2大入賞口14から導入された遊技球を当たり領域20aに案内する当たりルート27aと、該遊技球Baを外れ領域20bに案内すると共に遊技盤と略々垂直な方向に衝撃が作用した際の該衝撃の作用方向にて隣接する外れルート27bとを有し、当たりルート27aを遊技球が転動している際に遊技盤と略々垂直な方向に振動が作用した際に該遊技球を外れ領域20b側に移行させるように構成される。これにより、所謂ドツキの行為自体を機構上無意味にすることで、不正行為者に、やっても無駄だということを認識させ、不正行為を極めて有効に抑止できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、パチンコ機等の弾球遊技機に係り、詳しくは、入球した遊技球の移動ルートを振り分ける振分け部を遊技領域に備えた弾球遊技機に用いて好適な不正行為防止構造に関する。
従来より、弾球遊技機として、所謂第1種パチンコ機や所謂第2種パチンコ機と称されるものが存在する。これらのパチンコ機では、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技盤下部のアウト口に流入するように構成されている。
所謂第1種パチンコ機では、一般入賞口に入球した際にそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて大当たり抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出され、当該抽選の結果に応じて、遊技盤の中央部分に設けられた液晶等の画像表示装置の画面上で所定の演出表示が行われる。大当たりの発生時には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される状態となる(特許文献1参照)。
また、所謂第2種パチンコ機では、所定の遊技領域が設けられた遊技盤と、遊技領域に設けられて遊技球が通過可能な始動口と、遊技領域に設けられて側部に形成された大入賞口を通じて遊技球が内部に入球可能な役物と、該役物の外周部に設けられて大入賞口を開閉可能な羽根部材とを備え、始動口を遊技球が通過することを契機として開閉部材が大入賞口を開放し、羽根部材に拾われて大入賞口に入賞した遊技球が、役物外部に排出するための排出口かVゾーンの何れかに機械的抽選で振り分けられ、該Vゾーンに進入した場合、開閉部材が大入賞口を比較的長い時間開放して遊技球の入賞を容易にして遊技者に特別遊技を行わせる(特許文献2参照)。
また近年、所謂第1種及び第2種パチンコ機双方の機能を併せ持つような所謂1種2種パチンコ機と呼ばれる弾球遊技機が開発されている。このような所謂1種2種パチンコ機では、遊技開始後、遊技領域の始動チャッカーに遊技球が入賞すると、主制御基板に備えたソフト的な抽選手段による大当たり抽選が行われ、該大当たり抽選に当選した場合、遊技領域に配置された大入賞口が所定ラウンド数だけ開閉動作し、その間に入賞した遊技球にそれぞれ対応する個数だけ賞球を得ることができる。そして、大当たりに際して画像表示装置の画面上に表示されたが特定の図柄である場合は、大入賞口での所定ラウンド数の賞球を終了した時点で、遊技領域の中央部に備えたセンター役物の上側に設けられた別の大入賞口の開閉部材が複数回開閉動作を行うようになり、その際に開閉部材に拾われた遊技球が、センター役物内を転動移動しながら振り分けられて機械的抽選が行われる。この抽選でVゾーンに入賞すると、所謂2種遊技の大当たりが発生し、センター役物の上側の大入賞口が所定ラウンド数だけ開閉動作し、その間に入賞した遊技球にそれぞれ対応する個数だけ賞球を得ることができる。
以上のような所謂第2種の機能を備えるパチンコ機では、開閉部材の開閉時にセンター役物に入賞した遊技球をVゾーンと外れゾーンとに振り分ける振分け部を有しており、善意の遊技者は、該振分け部を遊技球が通過する際にその状況を単に目視しているだけであるが、悪意の遊技者(不正行為者、所謂ゴト師)は、振分け部を遊技球が通過する際に、その状況を視認しながら適宜のタイミングで球受け皿等を強く叩いて(所謂ドツキ)振動を与え、外れゾーンに振り分けられようとする遊技球を無理矢理Vゾーン側に移行させようとする。
このように、ドツキによってVゾーンに無理矢理移行させるような不正行為(所謂ゴト)が横行すると、遊技場(所謂ホール)が不利益を被るだけでなく、周囲の他の遊技者に騒音や不快感、或いは不公平感を与えることにもなり、好ましくない。
そこで、このような問題を解消する目的から、以下のような弾球遊技機が提案されている(特許文献3参照)。即ち、該特許文献3記載の弾球遊技機では、磁気センサにより遊技球が検出されると乱数を取得し、該乱数取得に基づき、大当りを発生させるか否かを判定し、当りと判定された際には、回転体を、当りの凹部が下側に至る位置で回転を停止させ、外れと判定された際には、回転体を、外れの凹部が下側に至る位置で回転を停止させるように構成されている。このような弾球遊技機では、回転体を用いているため、遊技球が回転体によって有利領域又は不利領域へと誘導される様子を遊技者が視認することができ、大当りに至るプロセスを豊かにしながらも、実際には電子的な抽選により当否を決定するため、振動を加えたり、回転体の角度を狙い打ったりしても攻略されることはない。
特開2003−236210号公報 特開2004−89218号公報 特開2004−215788号公報
しかし、上記特許文献3記載の弾球遊技機によると、大当りに至るプロセスを豊かにしながら、搭載した磁気センサや振動センサにて、不正行為を行い難い構造を備えることはできるものの、それらの機能は各センサの検知能力に依存することになり、従って、各センサ機能が何らかの原因で落ちた場合には不正行為を検知することができなくなり、所謂ドツキゴトを防止することは極めて難しい。
そこで本発明は、不正行為者によって所謂ドツキが行われた場合、機械的構造のみにより、振分け部を移動する遊技球を外れゾーン(外れ領域)側に強制的に移行させ得るように構成した弾球遊技機を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図8参照)、遊技盤(10)に設けられた遊技領域(PA)に、所定の契機で開閉動作して入賞口(14)を開閉させる開閉部材(46)を有しかつ該開閉部材(46)の開放時に導入した遊技球(Ba)を用いて機械的な抽選を行う機械的抽選部(62)を有する入球役物(21)を備え、前記遊技領域(PA)に遊技球(Ba)を打ち出して遊技してなる弾球遊技機(PM)において、
前記機械的抽選部(62)に、当選を決定する当たり領域(20a)及び該当たり領域(20a)に隣接位置して落選を決定する外れ領域(20b)と、前記入賞口(14)から導入された遊技球(Ba)を前記当たり領域(20a)及び前記外れ領域(20b)の何れかに振り分ける振分け部(27)と、前記当たり領域(20a)に接近する遊技球(Ba)の該当たり領域(20a)への進入を許容する許容位置と阻止する阻止位置とに連続的に切換わる障害部材(44)と、を設け、
前記振分け部(27)は、前記入賞口(14)から導入された遊技球(Ba)を前記当たり領域(20a)に案内する当たりルート(27a)と、前記入賞口(14)から導入された遊技球(Ba)を前記外れ領域(20b)に案内すると共に前記遊技盤(10)と略々垂直な方向に衝撃が作用した際の該衝撃の作用方向にて隣接する外れルート(27b)と、を有し、かつ前記当たりルート(27a)を遊技球(Ba)が転動している際に前記遊技盤(10)と略々垂直な方向に振動が作用した際に該遊技球(Ba)を前記外れ領域(20b)側に移行させるように構成される、
ことを特徴とする弾球遊技機(PM)にある。
なお、本発明における「入球」は、遊技球の導入によって入賞を得られない単なる「入球」は勿論、遊技球の導入によって賞球を得られる「入賞」をも含む広い概念である
請求項2に係る本発明は(例えば図3ないし図8参照)、前記当たりルート(27a)は、前記当たり領域(20a)の直前位置にて遊技球(Ba)を前記外れ領域(20b)側に移動させ得る移動可能面(57)を有してなる、
請求項1記載の弾球遊技機(PM)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図3ないし図8参照)、前記振分け部(27)の前段には、前記入賞口(14)から導入された遊技球(Ba)を前記当たりルート(27a)及び前記外れルート(27b)の何れかに振り分けるように一定の時間間隔で回動している振分け板部材(53)が配置され、かつ、
前記当たりルート(27a)には、前記振分け板部材(53)が該当たりルート(27a)側に遊技球(Ba)を振り分けた際に該遊技球(Ba)を前記当たり領域(20a)に案内するように延在するレール状凹部(28)が設けられてなる、
請求項1又は2記載の弾球遊技機(PM)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図3ないし図8参照)、前記機械的抽選部(62)を覆うカバー部材(45)を備え、かつ、
該カバー部材(45)は、半透明性の合成樹脂材料により構成される、
請求項1ないし3のいずれか1項記載の弾球遊技機(PM)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、機械的抽選部の振分け部は、入賞口から導入された遊技球を当たり領域に案内する当たりルートと、入賞口から導入された遊技球を外れ領域に案内すると共に遊技盤と略々垂直な方向に衝撃が作用した際の該衝撃の作用方向にて隣接する外れルートとを有し、当たりルートを遊技球が転動している際に遊技盤と略々垂直な方向に振動が作用した際に該遊技球を外れ領域側に移行させるように構成されるので、遊技球が振分け部で当たりルート側に振り分けられて当たり領域に向けて転がり移動する際に障害部材が阻止位置にあるとき、不正行為者が遊技機の球皿等を強く叩いて衝撃を与え、その振動で当たりルートでの遊技球の移動を遅らせて、障害部材が許容位置に移動するまでの時間稼ぎをしようとしても、振分け部に振動が作用した時点で遊技球が外れ領域側に移行することになる。このように、叩くと遊技球が不利な方向に移動するように機械的に構成し、所謂ドツキの行為自体を機構上無意味にすることで、ドツキを何度か試す不正行為者に、やっても無駄だということを認識させ、不正行為を極めて有効に抑止することができる。そして、振動が加わった場合に、通過している遊技球を外れ領域に機械的に導くように構成されるため、比較的簡単な構成で不正行為防止構造を実現することができ、従って、センサを複数設けてその検知能力に依存するような従前の技術に比して極めて廉価に提供することができる。
請求項2に係る本発明によると、当たりルートが、当たり領域の直前位置にて遊技球を外れ領域側に移動させ得る移動可能面を有するので、障害部材により当たり領域への進入を阻止された遊技球を外れ領域側に円滑に移動させることができると共に、当たり領域の直前位置に遊技球があるときに振動が加えられた際に該遊技球を外れ領域側に確実に移行させることができる。
請求項3に係る本発明によると、振分け部の前段には、入賞口から導入された遊技球を当たりルート及び外れルートの何れかに振り分けるように一定の時間間隔で回動する振分け板部材が配置され、かつ当たりルートには、振分け板部材が該当たりルート側に遊技球を振り分けた際に該遊技球を当たり領域に案内するように延在するレール状凹部が設けられるので、該レール状凹部に遊技球が案内されて当たり領域に向かっている際に不正行為者が振動を与えた場合にも、該遊技球をレール状凹部から外れルート側に落下させて、該外れルートを介して外れ領域側に転動させるようにすることが可能となる。
請求項4に係る本発明によると、機械的抽選部を覆うカバー部材を備え、カバー部材が半透明性の合成樹脂材料により構成されるので、振分け部、当たり領域、外れ領域等が、遊技者側から視認し難くなることで、不正行為を試行錯誤で実行しようとする不正行為者の意欲を低減することができる。
本発明に係るパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 本パチンコ機の背面構造を示す背面図である。 遊技領域に備えた入球役物を単体で示す斜視図である。 入球役物を示す正面図である。 入球役物を上方から見下ろした状態で示す平面図である。 入球役物を図5のA−Aに沿って切断して矢視方向に見た状態を示す正面断面図である。 入球役物を図4のB−Bに沿って切断して矢視方向に見た状態を示す側面断面図である。 入球役物を図4のC−Cに沿って切断して矢視方向に見た状態を示す平面断面図である。
以下、本発明に係る弾球遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機PMを図面に沿って説明する。なお、本実施形態は、所謂第1種及び第2種パチンコ機双方の機能を併せ持つ所謂1種2種パチンコ機を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限らず、所謂第2種パチンコ機の機能を備えるパチンコ機であれば他の形式のものにも適用し得ることは勿論である。
本パチンコ機(弾球遊技機)PMは、図1に示すように、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成される開閉搭載用の前枠2の左側上下部に対向するように配設されたヒンジ部材3a,3bで横開き開閉及び着脱が可能に取り付けられ、右側中央部に設けられた施錠装置4を利用して常には外枠1と係合された閉鎖状態に保持される。
前枠2の各部には、パチンコ遊技を展開する遊技展開部材として、前枠2の前側面域に合わせた方形状のガラス扉5及び球皿6が正面左側部に設けられたヒンジ機構7a,7b,7cを利用して横開き開閉及び着脱が可能に組付けられ、球皿6の右側下部には遊技球の発射操作を行う操作ハンドル8が装備されている。球皿6の左側下部には、遊技ボタン24aを有する操作装置24が配設されている。前枠2の中央部から上部にかけて後方に突出する方形枠状の収容枠(図示せず)が前枠2と一体に形成されており、この収容枠に所定のゲージ設定で構成された遊技盤10が着脱可能にセット保持され、常には閉鎖保持されるガラス扉5に遊技盤10正面の遊技領域PAを臨ませている。なお、上記外枠1及び前枠2等により遊技機本体が構成されている。ガラス扉5の前面には、遊技領域PAの全体を覆うように不図示の透明ガラスが装着されている。
遊技盤10の遊技領域PAには、図示しない障害釘が多数打ち込まれており、遊技領域PAの中央部近傍には、上部に入球役物21を備えたセンター飾り(役物装置)100が配設されている。該入球役物21は、第2大入賞口(入賞口)14を左上部に露出した状態で備えている。センター飾り100の中央部には矩形状の開口部11が形成されており、該開口部11には、遊技に関する演出表示を行う画像表示装置12がその表示部12aを露出した状態で設けられている。即ち、センター飾り100は、左側部の中央近傍にワープ導入口42を有しており、該ワープ導入口42及びステージSにて囲まれるように上記開口部11を備えている。
遊技領域PAの下部には、始動入賞装置(始動入賞口)13,17が順次配設されている。始動入賞装置13,17は、それぞれ当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、始動入賞装置17は、不図示のソレノイドによって開放位置と閉止位置とに開閉動作するように作動させられる所謂チューリップ状に構成されている。始動入賞装置13は、開閉作動式ではない非作動な入賞口として構成されている。始動入賞装置17は、その直上方に位置する始動入賞装置13の存在により、開放時にのみ入賞し得るように構成される。始動入賞装置13の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘が打ち込まれている。該一対の障害釘の間を遊技球が通過すると、該遊技球は、始動入賞装置13内に設けられた入賞検出センサ(図示せず)で検出された後、遊技盤10の裏面側へ排出される。また始動入賞装置17は、遊技球が入ると、該遊技球は、始動入賞装置17内に設けられた入賞検出センサ((図示せず)で検出された後、遊技盤10の裏面側へ排出される。
始動入賞装置17の下方には、第1大入賞口16aを開閉可能な第1大入賞装置16が設けられる。該第1大入賞装置16は、大当たり遊技等の通常遊技よりも遊技者に有利となる特別遊技の実行中に、第1大入賞口ソレノイド(図示せず)によって第1大入賞口16aを開放し、遊技球を該第1大入賞口16aに対して通過容易にする。
第1大入賞口16aは、遊技領域PAの下部に設けられた矩形形状の入賞口であり、閉鎖状態にあるときには、遊技球は第1大入賞口16aを通過することができず、開放状態になったときに、遊技球が第1大入賞口16aを通過することが可能となる。遊技球が、第1大入賞口16aを通過すると、第1大入賞装置16内に設けられた入賞検出センサ(図示せず)によって検出された後、遊技盤10の裏面側へ排出される。
遊技領域PAにおける始動入賞装置13,17の左方には、普通図柄作動ゲート15が配設されており、該普通図柄作動ゲート15は、いわゆるチューリップ状の始動入賞装置17を開閉動作させるための抽選の契機となる遊技球の通過が行われるものである。
また、遊技領域PAの左下部には、普通入賞口18aを有する複数の普通入賞装置18が設けられ、流下してくる遊技球が普通入賞口18aを通過すると、普通入賞装置18内に設けられた入賞検出センサ(図示せず)で検出された後、遊技盤10の裏面側へ排出される。また、遊技領域PAの下端には、遊技領域PAに打ち出された後、いずれの入賞装置にも入賞せずに落下してきた遊技球を遊技盤10の裏面側へ排出させるアウト口19が設けられている。なお、上述の複数の入賞検出センサ(図示せず)は、いずれも近接センサ等で構成されている。
球皿6に前面側が覆われた前枠2の下部領域には、遊技補助盤(図示せず)と称される補助機構部が形成されており、この遊技補助盤の各部には、打球発射装置(図示せず)や、裏セット盤30(図2参照)側の賞球排出通路35と連絡され、球皿6に排出できない遊技球を一時貯留する貯留カセット(図示せず)などが設けられている。なお、図1中の符号79は、操作ハンドル8の操作で打ち出された遊技球Baを遊技領域PAに案内する案内レールである。また図1中の符号9は、現在の遊技状態を発光の違いで示す状態表示装置である。
前枠2の裏面側には、図2に示すように、中央に前後連通する窓口を有して前枠2よりもやや小型の方形枠状に形成された裏セット盤30が、前枠2の裏面に設けられた複数のレバーL,L…を利用して着脱可能にセット保持されている。裏セット盤30の各部には、遊技球を貯留する球貯留タンク31、タンクレール32、整列待機通路33、賞球カセット34、賞球排出通路35などの賞球装置が装備されると共に、裏面各部に電源基板40や主制御基板50等の各種制御基板及び電子部品等が取り付けられ、これらの各機器及び遊技盤10の裏面に取り付けられた副制御基板60が、不図示のワイヤーハーネスで接続されている。
ついで、上述のセンター飾り100に備えた入球役物21の詳細構成を図3ないし図8に沿って説明する。
入球役物21は、外枠1及び前枠2等から構成される遊技機本体に備えた遊技盤10の遊技領域PA(図1参照)に、センター飾り100に装着された状態で配置されている。該入球役物21は、図3及び図4に示すように、第2大入賞口(入賞口)14と、機械的抽選部62と、回転振分け部54とを備えた状態で、全体がカバー部材45によって覆われている。該カバー部材45は、半透明性の合成樹脂材料により構成されており、内部にある機械的抽選部62の後述する振分け部27、当たり領域20a、外れ領域20b等が、遊技者側から視認し難くなることで、不正行為を試行錯誤で実行しようとする不正行為者の意欲を低減させることができる。
上記第2大入賞口14は、図3及び図4に示すように、全体的にカバー部材45の上側部45aにより覆われており、略々矩形状のベース部22と、所定の契機で開閉動作して該第2大入賞口14を開閉させる開閉部材46と、ベース部22の略々中央部に設けられた開閉部材46の回動軸25と、ベース部22の背面側に固定された開閉部材駆動ソレノイド23(図4には不図示)と、ベース部22における回動軸25の一側部に形成された遊技球導入口22aと、ベース部22に装着された近接センサからなる入賞検出センサ26とを有している。
上記開閉部材46は、回動軸25を中心とする扇形状に構成されており、円弧部分をカバー部材45から遊技領域PA側に露出させると共に、中心角部分を上側部45a内にて回動軸25に連結されている。該回動軸25は、連動機構56(図5参照)を介して開閉部材駆動ソレノイド23のプランジャ(図示せず)に連結されており、該開閉部材駆動ソレノイド23のプランジャが伸長した状態にて開閉部材46が図4に示す閉止状態になり、該ソレノイド23のプランジャが後退した(縮んだ)状態にて、開閉部材46は図4の時計回り方向(矢印a方向)に回動して開放状態となる。
上記入賞検出センサ26は、検知孔26aを遊技球導入口22a内に向けるように配置されており、開閉部材46の開放動作で開放した第2大入賞口14に導入された遊技球Baが、上側部45aに設けられた導入部45cを介して遊技球導入口22aに導かれると、検知孔26aを通過した際に該遊技球Baを検出する。なお、上記所定の契機とは、本実施形態においては、後述する第1の特別遊技において小当たりに当選した場合のことであり、当該契機が到来した際、不図示の制御部の制御で開閉部材46が開閉動作されて、第2大入賞口14が所定回数開閉される。
上記機械的抽選部62は、全体的にカバー部材45の中央部45bによって覆われ、開閉部材46の開放時に第2大入賞口14に導入されて入賞検出センサ26で入球検知された後の遊技球Baを用いて機械的な抽選を行うように構成されている。該機械的抽選部62は、第2大入賞口14から導入されて検知孔26aを通過して落下する遊技球Baを受け止めて下流へ流すように緩く傾斜した着地面55と、当選を決定する当たり領域20a及び該当たり領域20aに隣接位置して落選を決定する外れ領域20bと、上記着地面55を経由して流下した遊技球Baを当たり領域20a及び外れ領域20bの何れかに振り分ける振分け部27と、当たり領域20aに接近する遊技球Baの該当たり領域20aへの進入を許容する許容位置(図8に示す位置)と阻止する阻止位置とに連続的に切換わる回転部材(障害部材)44とを有している。
上記振分け部27は、図7及び図8に示すように、着地面55(図4参照)に着地して下流側に流動する遊技球Baを、当たり領域20a側に案内する直線状のレール状凹部28を有する当たりルート27aと、外れ領域20b側に案内するように突起状のリブ29と、カバー部材45の下側部45dに形成された内壁部59とで区画された外れルート27bとを備えている。該レール状凹部28は、後述の振分け板部材53が当たりルート27a側に遊技球Baを振り分けた際に該遊技球Baを当たり領域20aに案内するように直線状に延在している。上記振分け部27は、当たりルート27aを遊技球Baが転動している際に、所謂ドツキにより遊技盤10と略々垂直な方向(図7の右方向、図8の上方向)に振動が作用した場合、該遊技球Baを外れ領域20b側に移行させるように構成されている。
上記当たりルート27aは、第2大入賞口14から導入された遊技球Baを当たり領域20aに案内する。上記外れルート27bは、第2大入賞口14から導入された遊技球Baを外れ領域20bに案内すると共に、遊技盤10と略々垂直な方向に衝撃が作用した際の該衝撃の作用方向(図7の右方向、図8の上方向)にて隣接するように、当たりルート27aと並行するように設けられている。当たりルート27aは、レール状凹部28により案内された遊技球Baを一旦着地させて当たり領域20aに案内する段差面(移動可能面)57を有している。該段差面57は、当たり領域20aの直前位置にて遊技球Baを外れ領域20b側に移動させ得るように、隣接する段差面58側に緩く傾斜している。該段差面58は、外れ領域20b側に緩く傾斜している。なお、該レール状凹部28の着地面55側に向く先端部分は、外れルート27b側に傾斜するように尖る傾斜部28aが形成されており、外れルート27b側に向かおうとする遊技球Baを積極的にはレール状凹部28に導入しないように構成されている。
上記外れルート27bは、当たりルート27aに隣接するように遊技盤10の奥側(図7の右側、図8の上側)に設けられており、レール状凹部28に導入されずにリブ29と内壁部59とで区画された経路を通った遊技球Baを一旦着地させて外れ領域20bに案内する上記段差面58を有している。該段差面58から外れ領域20bに進入した遊技球Baは、そのまま下面に着地して該下面の傾斜に沿って転がり移動し、図8の矢印e方向に流動して排出経路49を通って排出口51から排出される。外れルート27bは、不正行為者により球皿6やガラス扉5等が強く叩かれて(所謂ドツキをされて)振動が加わった際に、通過する遊技球Baを外れ領域20b側に強制的に移行させるように構成される。
上記当たり領域20aには、近接センサからなる入賞検出センサ48がその検知孔48aを臨ませている。該検知孔48aの下流側(図8の左側)には、駆動モータ37の回転を受けて回転軸44cを中心に一方向に低速回転する回転部材(障害部材)44が配置されている。該回転軸44cは、図8における検知孔48aの円周の左端部に配置されている。上記回転部材44は、図8の平面視において略々半円状に形成されており、外側の円弧面44aが検知孔48a上に位置した際には該検知孔48aへの遊技球Baの進入は阻止されて外れ領域20b側に移動され、かつ内側の円弧面44bが図8のように検知孔48aに対向した際には、該検知孔48aへの遊技球Baの進入を許容する。これにより、検知孔48aを通過した遊技球Baは、そのまま下面に着地して傾斜に沿って外れ領域20b側に転動し、図8の矢印e方向に流動して排出経路49を通って排出口51から排出される。該排出口51から排出された遊技球Baは、不図示の経路を通って遊技盤10の裏面側に排出される。
上記当たりルート27aと外れルート27bとの中間部分には、リブ29の下流側に位置して該リブ29から下流側に延在するように隔壁47が形成されている。該隔壁47は、リブ29側から転がり移動してきた遊技球Baを当接させ得る高さを有するが、下側は、段差面57と段差面58とを転がり移動する遊技球Baを妨げない程度の隙間をあけている。また、カバー部材45の下側部45dの手前側(図7の左側、図8の下側)には、カバー部材45の上下方向に延びるように回動軸52が配置されている。該回動軸52には、一端が取り付けられ且つ他端(自由端)が図8の破線位置(当たり案内位置)と二点鎖線位置(外れ案内位置)との間を一定の時間間隔で回動して遊技球Baの流れを当たりルート27a及び外れルート27bの何れかに振り分ける振分け板部材53が設けられている。該振分け板部材53の上部側には、図3〜図6に示すように、不図示のカム機構等の連動機構を介して振分け板部材53を当たり案内位置と外れ案内位置とに回動移動させる振分け板部材駆動ソレノイド41が配置されている。なお、図5の符号61は、該振分け板部材駆動ソレノイド41のプランジャに連結された連動部材41aに振分け板部材53の一部を連結させて上記連動機構を構成するためのカム溝である。また、図4及び図8における符号bは、遊技球Baを当たり領域20aと外れ領域20bの何れかに選別するための有効経路を示しており、図7における符号dは、当たりルート27a及び外れルート27bを合わせた経路幅を示している。
上記回転振分け部54は、図3〜図6に示すように、カバー部材45の中央部45bの左側部に固定された駆動モータ37と、該駆動モータ37のギヤ機構部37aの回転軸(図示せず)に回転中心38aを嵌着した大径ギヤ38と、回転部材44の回転軸44c(図8参照)に回転中心39aを嵌着した小径ギヤ39とを有している。なお、これらギヤ38,39は、いずれも歯面が図示省略されている。また、図4及び図6における矢印cは、着地面55から機械的抽選部62の当たりルート27a及び段差面57を通る遊技球Baが、入賞検出センサ48の検知孔48aに落下して検出される様子を示している。
以上の構成を備えたパチンコ機PMでは、開閉部材46の回動動作で第2大入賞口14が開放されたときに第2の抽選を行うことが可能となり、ソフト的な抽選手段(図示せず)を用いた第1の遊技(抽選)と、第2大入賞口14を用いた第2の遊技(抽選)とをそれぞれ独立して行う。従って、2種類の遊技を効果的に組み合わせ、それぞれの遊技性を十分に発揮させることができ、遊技性の向上を図ることが可能になる。
そして、このような構成を有するパチンコ機PMは、図1に示すように、前枠2、ガラス扉5及び球皿6がともに閉止され施錠された状態で遊技に供され、球皿6に遊技球を貯留させて操作ハンドル8を回動操作することにより遊技が開始される。操作ハンドル8が回動操作されると、球皿6に貯留された遊技球が打球発射装置により1球ずつ遊技盤10の遊技領域PAに打ち出され、以降パチンコゲーム(弾球遊技)が展開される。
遊技領域PAに打ち出された遊技球が始動入賞装置13又は17に入賞すると、ソフト的な抽選手段(図示せず)により所定の抽選ソフトウエアを利用した特別図柄抽選(第1の抽選)が行われ、画像表示装置12において特別図柄及び装飾図柄が所定時間だけ変動表示される。変動停止時の特別図柄が「大当たり」を示す図柄であった場合には、特別遊技に移行する。特別図柄が大当たりの図柄で停止するとき、画像表示装置12の表示面12aには、3つの図柄を一致させるような表示態様(例えば「777」)が表示される。また、変動停止時の特別図柄が「小当たり」を示す図柄であった場合には、画像表示装置12の表示面12aには、例えば「776」といった予め定められた態様が表示される。
第1の特別遊技における大当たりが当選した際は、第1大入賞口16aが例えば15回開放される。つまり、第1大入賞口16aが約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が第1大入賞口16aに入賞した後、該第1大入賞口16aが一旦閉鎖され、該第1大入賞口16aの開閉動作が所定回数(例えば15回)継続して繰り返される。
なお、遊技球がセンター飾り100のワープ導入口42を介して放出口43からステージSに放出された際には、遊技球がステージSの上を一時的に停留するように左右へ転動し、最終的にはステージSの凹部29a,29bのいずれかから始動入賞装置13に向けて落下する。
一方、第1の特別遊技における小当たりが当選した際は、第2大入賞口14が開閉動作される。これは、第2大入賞口14における開閉部材46が、不図示の第2大入賞口ソレノイドによって約2秒間の開放状態を3回繰り返すものである。
そして、上記小当たりにおいて第2大入賞口14から入賞した遊技球Baが、振分け部27で当たりルート27aに振り分けられて当たり領域20aに進入し、入賞検出センサ48で検出されると、第1の特別遊技における小当たりが大当たりに発展し、不図示の制御部の制御により、第1大入賞口16aの開閉動作が複数回(例えば15回)継続されることになり、相当数の賞球を期待することができる。
この場合、入球役物21では、以下のように動作する。即ち、遊技領域PAに打ち出された遊技球Baが、開閉部材46が開放した第2大入賞口14に入球すると、該遊技球Baは、導入部45cを経由して遊技球導入口22aに導かれ、入賞検出センサ26の検知孔26aに落下して着地面55に当接し、該着地面55の傾斜に沿って機械的抽選部62側に流下する。この際、機械的抽選部62において振分け板部材53が図8の破線位置(当たり案内位置)にあれば、遊技球Baは、レール状凹部28に案内されて段差面57を経由し、当たり領域20aに至る。その際、回転部材44が外側の円弧面44aを検知孔48a上に位置させていれば、該遊技球Baは、検知孔48aへの遊技球Baの進入を阻止され、段差面57の緩い傾斜に沿って段差面58側に転動して外れ領域20bに移動し、排出経路49を通って排出口51から排出される。また、回転部材44が内側の円弧面44bを検知孔48aに対向させていれば、該遊技球Baは、検知孔48aに進入した後、排出経路49を通って排出口51から排出される。
一方、機械的抽選部62において、振分け板部材53が図8の二点鎖線位置(外れ案内位置)にあれば、振分け板部材53に案内されてリブ29及び内壁部59間を通り段差面58を経由して外れ領域20bに到達して落下し、排出経路49を通って排出口51から排出されることになる。
ここで例えば、悪意の遊技者(不正行為者)が、球皿6やガラス扉5等を強く叩いて衝撃を与え、当たり領域20aから外れようとする遊技球Baを該当たり領域20aに無理矢理進入させようとしても、当該不正行為は以下のように阻止される。即ち、本入球役物21では、機械的抽選部62の振分け部27が、第2大入賞口14から導入された遊技球Baを当たり領域20aに案内する当たりルート27aと、第2大入賞口14から導入された遊技球Baを外れ領域20bに案内すると共に遊技盤10と略々垂直な方向に衝撃が作用した際の該衝撃の作用方向にて隣接する外れルート27bとを有し、かつ当たりルート27aを遊技球Baが転動している際に遊技盤10と略々垂直な方向に振動が作用した際に該遊技球Baを外れ領域20b側に移行させるように構成されている。
このため、遊技球Baが振分け部27で当たりルート27a側に振り分けられて当たり領域20aに向けて転がり移動する際に回転部材44が阻止位置にあるとき、不正行為者が球皿6等を強く叩いて衝撃を与え、その振動で当たりルート27aでの遊技球Baの移動を遅らせて、回転部材44が許容位置に移動するまでの時間稼ぎをしようとしても、振分け部27に振動が作用した時点で遊技球Baが外れ領域20b側に移行する。このように、叩くと遊技球Baが不利な方向に移動するように機械的に構成し、所謂ドツキの行為自体を機構上無意味にすることで、ドツキを何度か試す不正行為者に、やっても無駄だということを認識させ、不正行為を極めて有効に抑止することができる。そして、球皿6等に振動が加わった場合に、通過している遊技球Baを外れ領域20bに機械的に導くように構成されるため、比較的簡単な構成で不正行為防止構造を実現することができ、従って、センサを複数設けてその検知能力に依存するような従前の技術に比して極めて廉価に提供することができる。
また、本実施の形態では、当たりルート27aが、当たり領域20aの直前位置にて遊技球Baを外れ領域20b側に移動させ得るように緩く傾斜した段差面(移動可能面)57を有するので、回転部材44により当たり領域20aへの進入を阻止された遊技球Baを外れ領域20b側に円滑に移動させることができると共に、当たり領域20aの直前位置に遊技球Baがあるときに振動が加えられた際に該遊技球Baを外れ領域20b側に確実に移行させることができる。
更に、本実施の形態では、振分け部27の前段には、第2大入賞口14から導入された遊技球Baを当たりルート27a及び外れルート27bの何れかに振り分けるように一定の時間間隔で回動する振分け板部材53が配置され、かつ当たりルート27aには、振分け板部材53が該当たりルート27a側に遊技球Baを振り分けた際に該遊技球Baを当たり領域20aに案内するように延在するレール状凹部28が設けられている。このため、該レール状凹部28に遊技球Baが案内されて当たり領域20aに向かっている際に不正行為者が振動を与えた場合にも、該遊技球Baをレール状凹部28から外れルート27b側に落下させて、該外れルート27bを介して外れ領域20b側に転動させるようにすることができる。
また、図8の二点鎖線位置(外れ案内位置)にある振分け板部材53に案内された遊技球Baがリブ29及び内壁部59間を通るタイミングで所謂ドツキによる衝撃が加わった際に、内壁部59で跳ね返った該遊技球Baが当たりルート27a側に移動しようとしても、内壁部59側に傾斜するリブ29が該遊技球Baの移動を阻止するので、この場合にもドツキによる不正な当たり当選を防止することができる。
また、本実施の形態では、外れルート27bが当たりルート27aの奥側(着座している遊技者から遠い側)に形成されているので、不正行為者が叩いた力が作用する方向に遊技球Baを自然な形で移動させ、遊技球Baを外れ領域20b側に、より効果的に移動させることができる。
なお、球皿6等が叩かれた際の振動の伝わり方の工夫によっては、上記外れルート27bを当たりルート27aの手前側(着座している遊技者側)に形成するような構成も考えられる。その場合は、球皿6等が強く叩かれた際の振分け部27全体の瞬間的な微移動に対して遊技球Baが慣性で残るように構成することで、当たりルート27aの手前側の外れルート27b側に移動させることが可能になる。このような構成にした場合にも、前述した実施の形態と略々同様の作用効果を得ることが可能になる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明の弾球遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した弾球遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明に係る弾球遊技機は、パチンコ機、アレンジボール遊技機、回胴式パチンコ遊技機機等のように遊技球を遊技領域に打ち出して遊技するものに用いて好適である。
10 遊技盤
14 入賞口(第2大入賞口)
20a 当たり領域
20b 外れ領域
21 入球役物
27 振分け部
27a 当たりルート
27b 外れルート
28 レール状凹部
44 障害部材(回転部材)
45 カバー部材
46 開閉部材
53 振分け板部材
57 移動可能面(段差面)
62 機械的抽選部
PA 遊技領域
PM 弾球遊技機(パチンコ機)

Claims (4)

  1. 遊技盤に設けられた遊技領域に、所定の契機で開閉動作して入賞口を開閉させる開閉部材を有しかつ該開閉部材の開放時に導入した遊技球を用いて機械的な抽選を行う機械的抽選部を有する入球役物を備え、前記遊技領域に遊技球を打ち出して遊技してなる弾球遊技機において、
    前記機械的抽選部に、当選を決定する当たり領域及び該当たり領域に隣接位置して落選を決定する外れ領域と、前記入賞口から導入された遊技球を前記当たり領域及び前記外れ領域の何れかに振り分ける振分け部と、前記当たり領域に接近する遊技球の該当たり領域への進入を許容する許容位置と阻止する阻止位置とに連続的に切換わる障害部材と、を設け、
    前記振分け部は、前記入賞口から導入された遊技球を前記当たり領域に案内する当たりルートと、前記入賞口から導入された遊技球を前記外れ領域に案内すると共に前記遊技盤と略々垂直な方向に衝撃が作用した際の該衝撃の作用方向にて隣接する外れルートと、を有し、かつ前記当たりルートを遊技球が転動している際に前記遊技盤と略々垂直な方向に振動が作用した際に該遊技球を前記外れ領域側に移行させるように構成される、
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記当たりルートは、前記当たり領域の直前位置にて遊技球を前記外れ領域側に移動させ得る移動可能面を有してなる、
    請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記振分け部の前段には、前記入賞口から導入された遊技球を前記当たりルート及び前記外れルートの何れかに振り分けるように一定の時間間隔で回動している振分け板部材が配置され、かつ、
    前記当たりルートには、前記振分け板部材が該当たりルート側に遊技球を振り分けた際に該遊技球を前記当たり領域に案内するように延在するレール状凹部が設けられてなる、
    請求項1又は2記載の弾球遊技機。
  4. 前記機械的抽選部を覆うカバー部材を備え、かつ、
    該カバー部材は、半透明性の合成樹脂材料により構成される、
    請求項1ないし3のいずれか1項記載の弾球遊技機。
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