JP4653996B2 - ナースコール装置 - Google Patents

ナースコール装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4653996B2
JP4653996B2 JP2004296574A JP2004296574A JP4653996B2 JP 4653996 B2 JP4653996 B2 JP 4653996B2 JP 2004296574 A JP2004296574 A JP 2004296574A JP 2004296574 A JP2004296574 A JP 2004296574A JP 4653996 B2 JP4653996 B2 JP 4653996B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
patient
corridor lamp
nurse call
corridor
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004296574A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006102378A (ja
Inventor
眞行 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aiphone Co Ltd
Original Assignee
Aiphone Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aiphone Co Ltd filed Critical Aiphone Co Ltd
Priority to JP2004296574A priority Critical patent/JP4653996B2/ja
Publication of JP2006102378A publication Critical patent/JP2006102378A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4653996B2 publication Critical patent/JP4653996B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

本発明はナースコール装置に関し、特に患者が呼出操作をするためのナースコール子機を病室毎に管理する廊下灯の改良に関する。
ナースコール装置は、ナースステーションに設置されて患者からの呼び出しに応答するためのナースコール親機、病室内の個々のベッドに設置されて看護師を呼び出すためのナースコール子機、病室ごとに廊下に設置されてナースコール子機からの呼出を管理すると共に患者情報を表示する廊下灯、そしてこれらを制御する制御機を主要な構成要素としている。
このうち廊下灯は、患者からの呼び出しに対して看護師の速やかな対応を支援するために、呼び出しが成されたベッド位置を表示すると共に、患者の氏名、救護区分等の患者情報を表示している。このような特性上、廊下灯は見舞い客等の人目につきやすい場所に設置されている。そのため、プライバシー保護の観点から、例えば、特許文献1に開示されているように、普段は患者情報が見えないように保護プレートを備えた廊下灯がある。この特許文献1では、保護プレート(プライバシー保護プレート)を設けることで、通常は患者名等を目隠ししてプライバシー保護を図り、看護師等が患者情報を見たいときは保護プレートを上方にスライドすることで、目隠しを外して患者情報を得ることができるよう構成されている。
特開2004−94764号公報
このように、従来のナースコール装置には、廊下灯に保護プレートを備えてプライバシー保護を図ったものがある。しかし、上記特許文献1に示す保護プレートは、廊下灯ケース前面にガイド溝を設け、そのガイド溝にそって保護プレートを上下にスライドして患者名の表示/非表示を実施する構成となっているため、廊下灯ケースは前面に保護プレートを挿入する専用のガイド溝が突設されていた。そのため、保護プレートを使用しない廊下灯と合わせて設置する場合、保護プレートを装着可能な上記廊下灯ケースを用いて構成すると、保護プレートを設けない廊下灯のデザインに違和感を生じていた。このようなことから、保護プレートを使用しない廊下灯と合わせて設置する場合、2種類のデザインの廊下灯が設置されることになった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、患者のプライバシーを保護する保護プレートを備えた廊下灯と保護プレートを持たない廊下灯を、同一デザインの廊下灯ケースで構成しても、違和感なく構成することが可能なナースコール装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に、請求項1に記載の発明は、患者からの呼び出しに応答するためのナースコール親機と、患者が看護師を呼び出すための複数のナースコール子機と、ナースコール子機からの呼び出しを管理するための複数の廊下灯と、ナースコール親機および廊下灯を制御する制御機と、を有するナースコール装置であって、廊下灯は、患者名や患者の救護区分等の患者情報を表示する患者表示部を列設した患者表示領域を前面に有し、複数の廊下灯のうち少なくとも1つは、患者表示領域を覆い少なくとも患者名を視認不可とする保護プレートを備え、保護プレートは、廊下灯ケースの左右側部に至る側板を有して廊下灯ケースの左右両側面に設けた軸受けに軸着されて回動開閉操作が可能であって、回動開操作することで視認不可状態にあった患者表示領域が視認可能となると共に、保護プレートの側板と廊下灯ケースの両側面とは、閉状態の保護プレートを保持するために互いに嵌合する嵌合部を有することを特徴とする。
この構成により、廊下灯ケース側面に保護プレートを装着する軸受けを設けるので、廊下灯ケース前面には保護プレートを装着する専用の部材を設ける必要が無くなる。そのため、保護プレートを取り外しても廊下灯ケースの特に前面に不必要な突起等を無くすことができ、保護プレートの有無に拘わらず廊下灯ケースのデザインを良好な状態に維持することができる。従って、保護プレートを備えた廊下灯と保護プレートを持たない廊下灯を、同一デザインの廊下灯ケースで構成しても、違和感なく構成することが可能となる。
また、保護プレートの回動開閉操作で視認可能/不可能操作を実施できるので、患者情報視認操作がしやすい。
また、保護プレートを廊下灯ケースに確実に装着でき、自然に外れるようなことがない。また、嵌合部は廊下灯ケースの側面に設けられるので、前方から見え難くできる。
請求項の発明は、請求項に記載の発明において、廊下灯は、取付プレートの係止爪に係止されて壁面に取り付けられ、廊下灯ケース側の嵌合部が、係止爪に係止する係止孔位置を示すガイド部を兼ねることを特徴とする。
この構成により、廊下灯ケースに設けた嵌合部の位置で取付プレートの位置が判るので、着脱操作がし易いし、別途取付プレートの位置を示すガイドを設ける必要がない。
請求項の発明は、患者からの呼び出しに応答するためのナースコール親機と、患者が看護師を呼び出すための複数のナースコール子機と、ナースコール子機からの呼び出しを管理するための複数の廊下灯と、ナースコール親機および廊下灯を制御する制御機と、を有するナースコール装置であって、廊下灯は、患者名や患者の救護区分等の患者情報を表示する患者表示部を列設した患者表示領域を前面に有し、複数の廊下灯のうち少なくとも1つは、患者表示領域を覆い少なくとも患者名を視認不可とする保護プレートを備え、保護プレートは、廊下灯ケースに装着するための装着枠と、装着枠に軸着されて回動開閉操作が可能な開閉プレートとから成り、開閉プレートが患者表示領域を覆い、回動開操作により視認不可状態にあった患者表示領域が視認可能となると共に、装着枠と開閉プレートとは、閉状態の開閉プレートを保持するために互いに嵌合する嵌合部を有することを特徴とする。
この構成により、保護プレートを装着する為に廊下灯ケースに必要な構成要素は装着枠を保持する為の嵌合溝を設ける程度である。そのため、保護プレートを取り外しても廊下灯ケースに不必要な突起等のデザイン上の不自然な点を無くすことができ、保護プレートの有無に拘わらず廊下灯ケースのデザインを良好な状態に維持することができる。従って、保護プレートを備えた廊下灯と保護プレートを持たない廊下灯を、同一デザインの廊下灯ケースで構成しても、違和感なく構成することが可能となる。
また、取付専用の装着枠により廊下灯ケースに取り付けるので、堅牢に取り付けることができるし、回動開閉操作で視認可能/不可能操作を実施でき、患者情報視認操作がしやすい。
また、開閉プレートは閉じた状態が保持され、自然に開くようなことがない。
請求項の発明は、請求項3に記載の発明において、保護プレートは廊下灯ケースの左右側部に架け渡される係止枠体を有し、係止枠体と廊下灯ケースの両側面とは、装着した保護プレートを保持するためのスリット状溝と爪片とから成る嵌合部を備えたことを特徴とする。
この構成により、保護プレートを廊下灯ケースに確実に装着でき、自然に外れるようなことがない。また、嵌合部は廊下灯ケースの側面に設けられるので、前方から見え難くできる。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れかに記載の発明において、患者表示部は、患者名表示部、個別表示灯、救護区分表示部を備え、保護プレートは、患者名表示部を視認不可とし、救護区分、個別表示灯のうち少なくとも一方を常時視認可能とするための窓を有することを特徴とする。
この構成により、救護区分と個別表示灯の何れかは、保護プレートを開けることなく視認でき、保護プレートを開操作することなく最低限の患者情報を別途操作することなく速やかに得ることができる。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れかに記載の発明において、廊下灯は、保護プレートが開状態にあることを検出するセンサを有し、保護プレートが開状態にあることをセンサが一定時間検知し続けたら、廊下灯及び/又はナースコール親機においてその報知動作を行うことを特徴とする。
この構成により、保護プレートが開状態となっていることを報知するので、看護師等にそれを気づかせることができ、プライバシーの保護を怠るような事態が生じない。また、何れの廊下灯のプライバシー保護プレートが開いた状態になっているのか識別可能とする報知動作も容易に実施でき、速やかな対応も可能となる。
このように本発明によれば、廊下灯ケース側面に軸受けや嵌合部を設けるので、廊下灯ケース前面には保護プレートを装着する為の専用の部材を設ける必要が無くなる。そのため、保護プレートを取り外しても廊下灯ケースの特に前面に不必要な突起等を無くすことができ、廊下灯ケースのデザインを保護プレートの有無に拘わらず良好な状態に維持することができる。従って、保護プレートを備えた廊下灯と保護プレートを持たない廊下灯を、同一デザインの廊下灯ケースで構成しても、違和感なく構成することが可能となる。
また、保護プレートの回動開閉操作で患者表示領域の視認可能/不可能操作を実施でき、患者情報視認操作がしやすい。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係るナースコール装置の一例を示す構成図であり、ナースステーションに設置されて患者からの呼び出しに応答するためのナースコール親機1と、看護師を呼び出すために各ベッドに設けられるプレート子機2及びベッド子機3と、病室毎に設置されて病室内の患者の情報を表示すると共にナースコール子機3が接続される廊下灯4と、通話及びデータの送受を制御する制御機5とから構成され、制御機5は制御機幹線8aを介してナースコール親機1に接続され、各廊下灯4は廊下灯幹線8bを介して制御機5に接続されている。また、廊下灯4は、後述する保護プレート6を装着した第1廊下灯4aと、保護プレート6を持たない第2廊下灯4bとで構成されている。尚、プレート子機2とベッド子機3とでナースコール子機は構成されている。
図2は廊下灯4の詳細を示し、図2(a)は保護プレート6を装着しない状態(第2廊下灯4b)の正面図、図2(b)はその右側面図、図2(c)は保護プレート6を装着した状態(第1廊下灯4a)の正面図である。この図2に示すように、第1廊下灯4a及び第2廊下灯4bは共通する廊下灯ケース7で構成されている。
廊下灯ケース7は、前面が上下に3つの領域に分割して構成され、上部の領域は、部屋番号(ここでは部屋番号「101」)を表示する部屋番号表示部10と、その左右に呼び出しが成されていることを点滅表示する代表表示灯11とを設けた部屋番号表示領域7aである。そして、中央の領域は、患者名表示部12と個別表示灯13と救護区分表示部14とから成る患者表示部15を患者別に列設した患者表示領域7bであり、下部の領域は、呼び出しを確認して廊下灯を待受状態に戻すための復旧ボタン16を設けたボタン領域7cとして構成されている。
患者表示領域7bの患者名表示部12は、病室内のベッドの配置に合わせて患者名が記入表示され、救護区分表示部14は、個々の患者の救護区分(担送、護送、独歩)が色分けされて表示されている。この表示により、どの患者が何処のベッドにいるかを速やかに認識できるし、同時に救護区分の形態も知ることができる。また、17はセンサであり、装着した保護プレート6の開閉を検知するためのもので患者表示領域7bに設けられている。このセンサ17は、保護プレート6を閉じた際に保護プレート6で隠される部位に設置され、明暗を検知する照度センサが使用されている。
一方、廊下灯ケース7側面には、図2(b)に示すように保護プレート6を取り付けると共に回動開閉操作を可能とするための孔状の軸受け19と、装着した保護プレート6を係止する嵌合溝20が設けられている。
尚、このように構成された廊下灯ケース7は、図11に示す金属製の取付プレート42を介して壁面に取り付けられるため、廊下灯ケース7の背面には取付プレート42の係止爪42aを挿入係止するための係止孔(図示せず)が設けられている。そこで、上記嵌合溝20は、この係止孔と同一の高さに設けられており、係止孔位置を示すガイド部21として利用できるようになっている。そのため、嵌合溝20の位置から、係止爪42aの位置を知ることができ、廊下灯ケース7の取付操作を容易に行うことができる。
図3は保護プレート6の斜視図を示している。保護プレート6は、廊下灯ケース7前面の患者表示領域7b全体を覆う平坦な目隠し部6aと、廊下灯ケース7の左右側部を覆うよう配置される側板6bとから成り、全体はプラスチックで作製されて僅かに弾性を有するよう形成されている。目隠し部6aには、個別表示灯13及び救護区分表示部14を露出させる窓23が各患者表示部15に合わせて開口され、目隠し板6aの下辺には指を掛け易くするための持ち上げ片24が設けられ、保護プレート6の開操作をし易くしている。
側板6bは、上部に廊下灯ケース7の軸受け19に軸着される軸25を備え、下部には嵌合溝20に嵌合する嵌合片26が設けられている。軸25は、図3のA部を拡大した図4(a)に示すように円筒状に形成され、左右対向配置されている。嵌合片26は、図3のB部を拡大した図4(b)に示すように、舌状に後方へ突出形成されると共に内側に突起した係合片26aを有し、閉じた状態で廊下灯ケース7の溝20に嵌合する。
上記構成の保護プレート6は、左右側板6bを外側に開くように撓ませて廊下灯ケース7の前方から患者表示領域7bを覆うように装着操作することで、軸受け19に軸25が軸着されて廊下灯ケース7に装着される。この状態が図2(c)に示す状態であり、僅かに開いた状態を図5に示している。装着した保護プレート6は、軸25を中心に回動開閉操作でき、閉じた状態から略120°と、患者表示領域7bを十分見やすい状態まで開くことができる。また、閉塞時は嵌合片26と嵌合溝20とが嵌合して、閉塞状態を保持する。
このように、廊下灯ケース側面に保護プレートを装着する軸受けを設け、廊下灯ケース前面には保護プレートを装着する専用の部材を設けないので、保護プレートを取り外しても廊下灯ケースの特に前面に不必要な突起等を無くすことができ、保護プレートの有無に拘わらず廊下灯ケースのデザインを良好な状態に維持することができる。従って、保護プレートを備えた廊下灯と保護プレートを持たない廊下灯を、同一デザインの廊下灯ケースで構成しても、違和感なく構成することが可能となる。
そして、保護プレートの回動開閉操作で視認可能/不可能操作を実施できるので、患者情報視認操作がしやすい。
また、保護プレートと廊下灯ケース側面との間に互いに嵌合片と嵌合溝から成る嵌合部を設けたことで保護プレートを廊下灯ケースに確実に装着でき、自然に外れるようなことがないし、嵌合部は側面に設けられるので、前方からは目立たない。
また、廊下灯ケースに設けた嵌合溝の位置で取付プレートの位置が判るので、着脱操作がし易いし、別途取付プレートの位置を示すガイドを設ける必要がない。
尚、窓23は開口形成されているが、保護プレート6を透明な樹脂で作製しても良く、その場合は窓を孔加工せずに隠したい場所を加色加工して不透明にして形成しても良い。また、側板6bの軸25近傍に突起を設けると共に、保護プレート6開放時にその突起に係合する凹部を廊下灯ケース7の側面に設ければ、開放状態を保持することが可能であり、患者名や救護区分を変更する際や深夜の見回り等の際に便利である。更に、センサ17は、保護プレート6の閉塞によりオン或いはオフ動作する近接センサを使用しても良い。
図6は、図1に示すナースコール装置のナースコール親機1と第1廊下灯4aを回路ブロック図で示した要部構成図を示している。第1廊下灯4aは、代表表示灯11、個別表示灯13、復旧ボタン16、センサ17に加え、内部にタイマ28及び廊下灯4を制御する廊下灯CPU29、廊下灯幹線8bを介して制御機5に接続するための廊下灯インターフェイス30、ベッド子機3を接続するための子機用インターフェイス(子機用IF)31を備えている。尚、保護プレート6を持たない第2廊下灯4bは、センサ17やタイマ28を設ける必要がない。
一方、ナースコール親機1は、患者情報等を表示する液晶表示部(LCD)33、LCD駆動回路34、タッチパネル35、通話するためのスピーカ及びマイク(SP/MIC)36、通話回路37、呼出音発生回路38、ナースコール親機1を制御する親機CPU39、制御機5を接続するための親機インターフェイス(親機IF)40を備えている。
以下、ナースコール装置の動作を図6を基に説明する。但し、ナースコール装置の基本動作である患者がベッド子機3を操作して看護師を呼び出す動作、そしてナースコール子機とナースコール親機1との間で通話をする動作、更に看護師がナースコール親機1から患者を呼び出して通話をする動作等は、公知のナースコール装置と同様であるし本発明の要部ではないので説明を省略し、保護プレート6を備えた第1廊下灯4aの動作を中心に説明する。尚、ナースコール子機を構成するプレート子機2にマイク及びスピーカが内蔵され、このマイク及びスピーカとナースコール親機1との間で通話が成される。
今、第1廊下灯4aに接続されたベッド子機3から呼び出しが成されたら、廊下灯CPU29はそれを検知して制御機5に呼出信号を伝送し、並行して代表表示灯11及び対応する患者の個別表示灯13を点滅させる。この代表表示灯11が点滅することで、看護師は呼出操作をした患者の病室を速やかに特定できる。そして、保護プレート6の窓23から個別表示灯13の点滅を視認でき、呼び出しを行った患者のベッド位置を把握できるし、同時に窓23から救護区分表示部14を視認できる。
この時、看護師が更に患者氏名等を知りたい場合は保護プレート6を開ける。保護プレート6は、その下方の持ち上げ片24を指に引っ掛けて手前に引くことで開操作でき、保護プレート6は軸25を中心に回動して開けることができる。こうして患者表示領域7bが露出し、呼び出しを行った患者が誰を把握することができる。その後、手を離せば保護プレート6は自重で回転し、閉じた状態に戻り、プライバシー保護状態に戻る。そして、復旧ボタン16を押すことで代表表示灯11及び個別表示灯13の点滅は停止する。
一方で、保護プレート6を開けたら、センサ17がそれを検知する。センサ17の検知信号を受けて、廊下灯CPU29はタイマ28のカウントを開始させ、開放されたままの状態が所定時間継続したら、開状態が継続していることを制御機5を介してナースコール親機1に通知する。同時に、代表表示灯11を点灯させ、開放状態にあることを報知する。
この通知を受けてナースコール親機1は、LCD33またはSP/MIC36を用いて保護プレート6が開状態であることを報知する。この報知動作により、看護師は保護プレート6が開いたままであることを知り閉操作が促される。そして、保護プレート6が閉じられるとセンサ17がそれを検知し、報知動作は停止する。
尚、廊下灯4からナースコール親機1に向けて出力される信号には、通常廊下灯IDが付与されているので、第1廊下灯4aから送られる報知信号の廊下灯ID情報から、どの廊下灯が開状態であるかをナースコール親機1で表示、或いは通知することが可能であり、看護師の速やかな対応に効果的である。また、開放状態にあることの第1廊下灯4aでの報知動作は代表表示灯11の点灯以外にブザー音等で報知動作させても良い。
このように、保護プレートに設けた窓により、個別表示灯と救護区分とを保護プレートを開けることなく視認できるので、最低限の患者情報を別途操作することなく速やかに得ることができる。また、保護プレートが開状態で放置されている場合、それを検知して報知するので、看護師等がプライバシーの保護を怠るような事態が生じない。
図7〜9は保護プレートの他の例を示し、図7は保護プレートの斜視図、図8は廊下灯ケースに装着した状態、図9は廊下灯ケースに装着して僅かに保護プレートを開けた状態を夫々示している。図に示すように、この保護プレート43は、廊下灯ケース7に装着する装着枠44と、装着枠44に軸着して患者表示領域7bを開閉可能に覆う開閉プレート45の2部材で構成されている。尚、上記図3に示す保護プレート6と共通の構成要素には同一の符号を付与し、装着する廊下灯ケース7は上記実施形態と同一となっている。
装着枠44は、廊下灯ケース7の上面から左右側面に架け渡されて廊下灯ケース7にコ字状に係止する係止枠体44aと、係止枠体44aの左右側片に連結されて患者表示領域7bを囲む四角形枠状の前面枠体44b、そして係止枠体44aの上片と前面枠体44bの上部を連結する左右2本の連結片44cで構成されている。
係止枠体44aは、左右側片の内側に廊下灯ケース7の側面に上下に亘り設けられたスリット状溝46に嵌合して装着状態を保持する爪片47が、図7のC部を拡大した図10(a)に示すように設けられている。この爪片47は、係止枠体44aの適宜位置に設けられており、保護プレート43を廊下灯ケース7の上方からスライド挿入操作することで容易に装着可能であるし、スリット状溝46に爪片47が嵌合することで外れ難くなる。
更に前面枠体44bは、連結片44cとの連結部に開閉プレート45を軸着するための軸受け48が設けられ、左右下部には図9のD部を拡大した図10(b)に示すように、開閉プレート45を嵌合保持するための嵌合突起49が設けられている。
尚、スリット状溝46は、廊下灯ケース7を構成する上ケースと下ケースの連結部に形成した溝であって廊下灯ケース7に周設されている。
開閉プレート45は板状に形成され、装着枠44の軸受け48に連結する一対の連結軸50を上部に有し、軸着して回動開閉操作が可能となっている。そして、閉じた状態で各患者表示部15の個別表示灯13、救護区分表示部14を露出される窓23が開口され、下辺には持ち上げ片24が設けられている。また、開閉プレート45の左右側辺の下部には、図9のE部を拡大した図10(c)に示すように、前面枠体44bの嵌合突起49に嵌合する嵌合溝51が設けられている。
このように保護プレートを構成すれば、装着枠により廊下灯ケースに取り付けるので、堅牢に取り付けることができるし、回動開閉操作で視認可能/不可能操作を実施でき、患者情報の視認操作がしやすい。また、廊下灯ケースに保護プレートを装着するために必要な構成要素は装着枠を保持する為の嵌合溝を設ける程度であるため、保護プレートを取り外しても廊下灯ケースに不必要な突起等のデザイン上の不自然な点を無くすことができ、保護プレートの有無に拘わらず廊下灯ケースのデザインを良好な状態に維持することができる。従って、保護プレートを備えた廊下灯と保護プレートを持たない廊下灯を、同一デザインの廊下灯ケースで構成しても、違和感なく構成することが可能となる。
また、装着枠に設けた嵌合突起を開閉プレートに設けた嵌合溝に嵌合させることで、開閉プレートは閉じた状態が保持されるので、自然に開くようなことがない。
更に、保護プレートと廊下灯ケース側面との間に互いにスリット状溝と爪片から成る嵌合部を設けたことで保護プレートを廊下灯ケースに確実に装着でき、自然に外れるようなことがないし、嵌合部は側面に設けられるので、前方からは目立たない。
尚、図7に示す保護プレート43では、開閉プレート45を廊下灯ケース7の前面で装着枠44に軸着しているが、図3の保護プレート6に示すように、軸着部を廊下灯ケース7の左右側部に配置しても良い。
また、上記実施形態では、何れも保護プレート6,43に個別表示灯13、救護区分表示部14の双方を視認可能とする窓を設けているが、何れか一方のみ視認可能とするだけでも良いし、全く窓を設けずに患者表示領域を完全に閉塞しても良い。
また、図3に示す保護プレート6は、嵌合溝20に嵌合させているが、図8に示すように、スリット状溝46に嵌合させても良い。
本発明に係るナースコール装置の実施形態の一例を示す構成図である。 図1の廊下灯の外観図で、(a)は保護プレートを外した状態の正面図、(b)は側面図、(c)は保護プレートを装着した状態の正面図である。 図1の保護プレートの斜視図である。 図3の部分拡大図を示し、(a)はA部拡大図、(b)はB部拡大図である。 保護プレートの開閉動作を示す廊下灯の斜視図である。 図1の一部をブロック図で示した部分構成図である。 保護プレートの他の例を示す斜視図である。 図7の保護プレートを装着した廊下灯斜視図である。 図7の保護プレートの開閉動作を示す廊下灯斜視図である。 図7の保護プレートの部分拡大図を示し、(a)はC部拡大図、(b)はD部拡大図、(c)はE部拡大図である。 廊下灯を設置する際に使用する取付プレートの斜視図である。
符号の説明
1・・ナースコール親機、3・・ベッド子機、4・・廊下灯、4a・・第1廊下灯、4b・・第2廊下灯、5・・制御機、6・・保護プレート、7・・廊下灯ケース、7b・・患者表示領域、10・・部屋番号表示部、12・・患者名表示部、13・・個別表示灯、14・・救護区分表示部、15・・患者表示部、16・・復旧ボタン、17・・センサ、19・・軸受け、20・・嵌合溝、21・・ガイド部、23・・窓、25・・軸、26・・嵌合片、28・・タイマ、42・・取付プレート、43・・保護プレート、44・・装着枠、45・・開閉プレート、46・・スリット状溝、47・・爪片、48・・軸受け、49・・嵌合突起、50・・連結軸、51・・嵌合溝。

Claims (6)

  1. 患者からの呼び出しに応答するためのナースコール親機と、患者が看護師を呼び出すための複数のナースコール子機と、前記ナースコール子機からの呼び出しを管理するための複数の廊下灯と、前記ナースコール親機および前記廊下灯を制御する制御機と、を有するナースコール装置であって、
    前記廊下灯は、患者名や患者の救護区分等の患者情報を表示する患者表示部を列設した患者表示領域を前面に有し、前記複数の廊下灯のうち少なくとも1つは、前記患者表示領域を覆い少なくとも患者名を視認不可とする保護プレートを備え、
    前記保護プレートは、廊下灯ケースの左右側部に至る側板を有して前記廊下灯ケースの左右両側面に設けた軸受けに軸着されて回動開閉操作が可能であって、回動開操作することで視認不可状態にあった前記患者表示領域が視認可能となると共に、
    前記保護プレートの側板と前記廊下灯ケースの両側面とは、閉状態の前記保護プレートを保持するために互いに嵌合する嵌合部を有することを特徴とするナースコール装置。
  2. 前記廊下灯は、取付プレートの係止爪に係止されて壁面に取り付けられ、前記廊下灯ケース側の前記嵌合部が、前記係止爪に係止する係止孔位置を示すガイド部を兼ねることを特徴とする請求項に記載のナースコール装置。
  3. 患者からの呼び出しに応答するためのナースコール親機と、患者が看護師を呼び出すための複数のナースコール子機と、前記ナースコール子機からの呼び出しを管理するための複数の廊下灯と、前記ナースコール親機および前記廊下灯を制御する制御機と、を有するナースコール装置であって、
    前記廊下灯は、患者名や患者の救護区分等の患者情報を表示する患者表示部を列設した患者表示領域を前面に有し、前記複数の廊下灯のうち少なくとも1つは、前記患者表示領域を覆い少なくとも患者名を視認不可とする保護プレートを備え、
    前記保護プレートは、前記廊下灯ケースに装着するための装着枠と、前記装着枠に軸着されて回動開閉操作が可能な開閉プレートとから成り、前記開閉プレートが前記患者表示領域を覆い、回動開操作により視認不可状態にあった前記患者表示領域が視認可能となると共に、
    前記装着枠と前記開閉プレートとは、閉状態の前記開閉プレートを保持するために互いに嵌合する嵌合部を有することを特徴とするナースコール装置。
  4. 前記保護プレートは廊下灯ケースの左右側部に架け渡される係止枠体を有し、前記係止枠体と前記廊下灯ケースの両側面とは、装着した前記保護プレートを保持するためのスリット状溝と爪片とから成る嵌合部を備えたことを特徴とする請求項に記載のナースコール装置。
  5. 前記患者表示部は、患者名表示部、個別表示灯、救護区分表示部を備え、前記保護プレートは、前記患者名表示部を視認不可とし、前記救護区分、前記個別表示灯のうち少なくとも一方を常時視認可能とするための窓を有することを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載のナースコール装置。
  6. 前記廊下灯は、前記保護プレートが開状態にあることを検出するセンサを有し、前記保護プレートが開状態にあることを前記センサが一定時間検知し続けたら、前記廊下灯及び/又は前記ナースコール親機においてその報知動作を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載のナースコール装置。
JP2004296574A 2004-10-08 2004-10-08 ナースコール装置 Active JP4653996B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004296574A JP4653996B2 (ja) 2004-10-08 2004-10-08 ナースコール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004296574A JP4653996B2 (ja) 2004-10-08 2004-10-08 ナースコール装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006102378A JP2006102378A (ja) 2006-04-20
JP4653996B2 true JP4653996B2 (ja) 2011-03-16

Family

ID=36372735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004296574A Active JP4653996B2 (ja) 2004-10-08 2004-10-08 ナースコール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4653996B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7064970B2 (ja) * 2018-06-08 2022-05-11 アイホン株式会社 通信機器
CN109498289A (zh) * 2018-12-25 2019-03-22 南通市第人民医院 一种转运平车抢救护理装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002130816A (ja) * 2000-10-20 2002-05-09 Takagi Ind Co Ltd 給湯・追焚装置のリモートコントローラ
JP2003037679A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Aiphone Co Ltd ナースコールシステム
JP2003088561A (ja) * 2001-09-20 2003-03-25 Aiphone Co Ltd 病院用情報表示板
JP2004094764A (ja) * 2002-09-03 2004-03-25 Keakomu:Kk プライバシー保護機能付き個別廊下灯

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002130816A (ja) * 2000-10-20 2002-05-09 Takagi Ind Co Ltd 給湯・追焚装置のリモートコントローラ
JP2003037679A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Aiphone Co Ltd ナースコールシステム
JP2003088561A (ja) * 2001-09-20 2003-03-25 Aiphone Co Ltd 病院用情報表示板
JP2004094764A (ja) * 2002-09-03 2004-03-25 Keakomu:Kk プライバシー保護機能付き個別廊下灯

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006102378A (ja) 2006-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9934666B2 (en) Security apparatus and system
JP4754882B2 (ja) ナースコールシステム
JP5385177B2 (ja) ナースコールシステム
JP5759202B2 (ja) インターホン装置
JP4653996B2 (ja) ナースコール装置
JP6578526B2 (ja) 機能性ネームプレート
JP2007274416A (ja) ナースコールシステム
JP2006325784A (ja) ナースコールシステム
JP2006325783A (ja) ナースコール装置
EP2093980B1 (en) User station for healthcare communication system
EP3701924B1 (en) Medical equipment status indicator
JP2007029543A (ja) ナースコールシステム
JP2008183341A (ja) 廊下灯
JP5048210B2 (ja) ナースコールシステム
JP2014158637A (ja) ナースコールシステム
JP3713705B2 (ja) 温水機器
JP2003233880A (ja) 独居人異常状態検知通報方法及びこれを用いた通報装置
US11870480B2 (en) Privacy apparatus for electronics and related methods
JP2002303681A (ja) 人体検出装置
JP2011072371A (ja) ナースコールシステム
JP2005141536A (ja) 火災発信機
JP2024001594A (ja) 調光装置を用いた退席喚起システムを備えた公共トイレ
JP6607249B2 (ja) 通報装置、通報プログラム、通報方法
JP5971798B2 (ja) ナースコールシステム
JP2004281164A (ja) 防犯警報器の操作ボタン構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4653996

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250