JP4653015B2 - 電子機器 - Google Patents

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    • H02P8/00Arrangements for controlling dynamo-electric motors of the kind having motors rotating step by step
    • H02P8/40Special adaptations for controlling two or more stepping motors

Description

本発明は、モータを用いる電子機器に関し、より詳細には、モータおよびモータを制御するLSIなどの電子部品が過熱状態にならないように制御する電子機器に関する。
駆動部を有する電子機器では、駆動部を駆動する駆動源としてモータを搭載したものが多い。このモータを連続動作させると、モータ自身の発熱によって、モータが所定の上限温度を越えて、モータが故障してしまうことがある。
従来の技術として、モータ温度が上限温度を超えないように制御する電子機器がある。この電子機器は、環境温度検出手段によって使用環境温度を検出し、モータの電力消費量に基づいてモータの発熱量を推測し、環境温度検出手段よって検出された使用環境温度と推測した発熱量とに基づいて、モータの温度が所定の上限温度を越えないよう休止時間を設定してモータを制御する(たとえば特許文献1参照)。
特開2005−287253号公報
しかしながら、従来の技術では、モータの温度が所定の上限温度を越えないようにするために、休止時間を設けるので、ユーザに装置の動作が一時的に停止したかのように見えてしまうという問題がある。
さらに、近年のLSI(Large Scale Integration)技術の進歩によって、電子機器で用いる複数のモータすべてを1チップのLSIで制御するように集積化されたデバイスが存在する。たとえばキャリッジモータおよび給紙モータ、さらにファクシミリ装置などで用いられるスキャナ用ステッピング低電流モータなどを駆動するドライバを集積化したデバイスである。モータの発熱だけでなく、このようなデバイスの発熱をいかに抑えて、デバイスの上限使用温度を守るべく制御することができるかが大きな課題となっている。
本発明の目的は、モータの動作を全面停止させることなく、複数のモータおよびこれらのモータを制御する制御回路の発熱を抑えることができる電子機器を提供することである。
本発明は、複数の駆動源と、その複数の駆動源を制御する制御手段と、その複数の駆動源と制御手段とが組み込まれる装置内の温度を検出する温度検出手段とを含み、
制御手段は、温度検出手段によって検出される温度が、予め定める温度よりも低いと、複数の駆動源のすべてを同時に動作させ、温度検出手段によって検出される温度が予め定める温度以上になると、複数の駆動源を、動作させる駆動源からなる第1のグループと、動作を停止させる駆動源からなる第2のグループとに分け、予め定める時間が経過する度に、第1のグループに含まれる駆動源のうち少なくとも1つの駆動源の動作を停止させて第2のグループに含め、かつ第2のグループに含まれる少なくとも1つの駆動源を動作させて第1のグループに含めることを特徴とする電子機器である。
本発明に従えば、制御手段によって、複数の駆動源が制御され、温度検出手段によって、その複数の駆動源と制御手段とが組み込まれる装置内の温度が検出される。さらに、制御手段によって、温度検出手段によって検出される温度が、予め定める温度よりも低いと、複数の駆動源のすべてが同時に動作され、温度検出手段によって検出される温度が予め定める温度以上になると、複数の駆動源が、動作させる駆動源からなる第1のグループと、動作を停止させる駆動源からなる第2のグループとに分けられ、予め定める時間が経過する度に、第1のグループに含まれる駆動源のうち少なくとも1つの駆動源の動作が停止されて第2のグループに含められ、かつ第2のグループに含まれる少なくとも1つの駆動源が動作されて第1のグループに含められるので、温度検出手段によって検出される温度が予め定める温度以上になると、一部の駆動源であるモータを停止し、かつ停止するモータを順次入れ換えることによって、モータの動作を全面停止させることなく、複数のモータおよびこれらのモータを制御する制御回路の発熱を抑えることができる。
また本発明は、前記予め定める温度は、複数の異なる予め定める温度を含み、
前記制御手段は、前記温度検出手段によって、既に検出された予め定める温度のうちの最も高い予め定める温度よりも高い温度が検出されると、第2のグループに含まれる駆動源の数を増やすことを特徴とする。
本発明に従えば、複数の予め定める温度のうちより高い予め定める温度を検出する度に、停止させる駆動源であるモータの数を増やすので、発熱量をさらに少なくすることができる。
また本発明は、前記複数の駆動源の動作と独立して動作する付加回路であって、その付加回路が動作するときに消費する電力よりも低い電力で待機する低消費電力モードを有する付加回路を含み、
前記制御手段は、第1のグループに含まれる駆動源の数が1つになっている状態で、前記温度検出手段によって、既に検出された予め定める温度のうち最も高い予め定める温度よりも高い温度が検出された時、その時に装置が行うべき動作に関係しない付加回路を低消費電力モードにすることを特徴とする。
本発明に従えば、制御手段によって、第1のグループに含まれる駆動源の数が1つになっている状態で、温度検出手段によって、既に検出された予め定める温度のうち最も高い予め定める温度よりも高い温度が検出された時、その時に装置が行うべき動作に関係しない付加回路が低消費電力モードにされるので、付加回路の発熱量を減らし、装置の温度を下げることができる。
また本発明は、前記制御手段は、前記複数の駆動源を制御する1つのLSIを含むことを特徴とする。
本発明に従えば、制御手段は、複数の駆動源であるモータを制御する1つのLSIを含むので、動作を停止させるモータの数を増やすほど、LSIの温度をより下げることができる。
また本発明は、前記複数の駆動源は、インクヘッドを移動させるキャリッジモータ、印刷するための記録紙の給紙および紙送りを行うフィードモータ、およびスキャナを駆動するスキャナモータを含むことを特徴とする。
本発明に従えば、複数の駆動源であるモータは、インクヘッドを移動させるキャリッジモータ、印刷するための記録紙の給紙および紙送りを行うフィードモータ、およびスキャナを駆動するスキャナモータを含むので、複合機たとえば複数の機能を有するファクシミリ装置などに適用することができる。
また本発明は、前記予め定める時間は、1枚の記録紙を処理する時間、1キャリッジを処理する時間、または1枚の記録紙を処理する時間および1キャリッジを処理する時間を組み合わせた時間であることを特徴とする。
本発明に従えば、予め定める時間は、1枚の記録紙を処理する時間、1キャリッジを処理する時間、または1枚の記録紙を処理する時間および1キャリッジを処理する時間を組み合わせた時間であるので、動作させるモータの役割に応じて動作させる時間を定めることができる。
本発明によれば、モータの動作を全面停止させることなく、複数のモータおよびこれらのモータを制御する制御回路の発熱を抑えることができるので、モータおよびモータを制御するLSIなどの電子部品の加熱による故障の発生を防止することができ、電子機器の信頼度を向上することができる。
また本発明によれば、発熱量をさらに少なくすることができるので、温度を早く下げることができる。
また本発明によれば、付加回路の発熱量を減らし、装置の温度を下げることができるので、電子機器の動作を全面停止することなく、装置を稼動させることができる。
また本発明によれば、動作を停止させるモータの数を増やすほど、LSIの温度をより下げることができるので、LSIの発熱による電子機器内の温度の上昇をより抑えることができる。
また本発明によれば、複合機たとえば複数の機能を有するファクシミリ装置などに適用することができるので、複合機などの装置内の温度上昇を抑えることができる。
また本発明によれば、動作させるモータの役割に応じて動作させる時間を定めることができるので、温度上昇を抑えながら、効率よく装置を稼動させることができる。
図1は、本発明の実施の一形態であるファクシミリ装置1の概略の構成を示すブロック図である。電子機器であるファクシミリ装置1は、たとえばインクジェット式FAX(
Facsimile)装置であり、MPU(Micro Processing Unit)部10、ROM(Read Only
Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、パネル制御部13、表示部14、通信制御部15、ネットワーク制御部16、使用温度検出部17、データバス19、読取動作部20、および記録動作部30を含む。
MPU部10は、ファクシミリ装置1を制御するための制御プログラムを実行するための演算処理およびそれ以外の必要な演算処理を行い、パネル制御部13、通信制御部15、ネットワーク制御部16、使用温度検出部17、データバス19、読取動作部20、および記録動作部30を制御する。ROM11は、たとえば半導体メモリなどのROMによって構成され、制御プログラムつまりファームウエアおよび制御を行うために必要な制御データを記憶している。RAM12は、たとえば半導体メモリなどのRAMによって構成され、MPU部10が演算処理を行う際の作業領域および制御データを含むデータの一時格納領域として用いられる。
パネル制御部13は、たとえばLCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置および操作パネルなどの入力装置を含む表示部14への表示および操作パネルを制御する。通信制御部15は、通話および通信を行うための回線3に接続され、送受話あるいはファクシミリ手順信号の送受信処理を行う。ネットワーク制御部16は、LAN(Local Area
Network)通信を行うためのネットワーク網4に接続され、ネットワーク網4を介した通信を制御する。
使用温度検出部17は、たとえばサーミスタによって構成され、ファクシミリ装置1の内部に組み込まれているモータ、LSI(Large Scale Integration)、および電子部品の周囲の使用温度を検出する。使用温度検出部17が検出した温度は、MPU部10に知らされる。データバス19は、MPU部10、ROM11、RAM12、通信制御部15、ネットワーク制御部16、および読取動作部20間で、データを受け渡しするためのデータバスである。
読取動作部20は、たとえば原稿2を読み取る読み取り動作部たとえばスキャナであり、光電変換回路部21、画像データ処理部22、およびスキャナモータ23を含む。光電変換回路部21は、原稿2を光学的に走査して読み取り、読み取ったデータを画像アナログデータとして、画像データ処理部22に送る。画像データ処理部22は、光電変換回路部21から受け取った画像アナログデータをデジタル化し、デジタル化したデジタルデータに対して画像処理を行う。画像処理されたデータは、MPU部10を介して、記録制御部31に送られ、印字部32によって記録紙に出力される。スキャナモータ23は、原稿2を動かし、予め定める速度で光電変換回路部21にスキャンさせるための駆動源であるモータであり、モータ制御部33によって制御される。
記録動作部30は、たとえばデータを記録紙に出力する記録動作部たとえばプリンタであり、記録制御部31、印字部32、モータ制御部33、CR(carriage)モータ34、およびPF(paper feed)モータ35を含む。記録制御部31は、MPU部10を介して、画像データ処理部22から受け取ったデータを、記録紙に出力するためのデータに変換し、印字部32によって記録紙に出力する。印字部32は、記録紙に対してインクを噴射させるカードリッジを含み、そのカートリッジは、CRモータ34によって駆動され、記録紙に対して相対移動する。モータ制御部33は、MPU部10の指示に従って、スキャナモータ23、CRモータ34、およびPFモータ35を制御する。CRモータ34は、印字させるため、カードリッジを予め定める速度で移動させる駆動源である。PFモータ35は、印字させるため、記録紙の紙送りおよび給紙を行い、記録紙を予め定める速度で移動させる駆動源である。
ユーザが、パネル制御部13によって、たとえばコピー動作を選択すると、MPU部10は、ROM11からコピー用ファームウエアを読み出して、コピー動作を制御する。MPU部10は、モータ制御部33によって、スキャナモータ23を動作させながら、原稿2を光学的に走査して読み取り、光電変換回路21にてアナログデータとして、画像データ処理部22に送る。MPU部10は、さらに画像データ処理部22によって、そのアナログデータをデジタル化する。デジタル化されたデータは、RAM12に逐次バッファリングされていく。RAM12にバッファリングされたデータは、記録制御部31によって読み出され、印字フォーマットに変換される。記録制御部31によって変換された印字データがカートリッジに転送され記録紙に出力される際、モータ制御部33は、PFモータ35によって記録紙をフィードさせ、CRモータ34を動作させる。この動作状態において、使用温度検出部17は、ファクシミリ装置1内の温度を検出する。
モータ制御部33は、たとえば3種類の駆動源であるモータをドライブつまり駆動させるに当たり電力を必要とし、電力を消費する結果発熱する。その発熱によってファクシミリ装置1内の温度が上昇し、ファクシミリ装置1内の温度は、使用温度検出部17によって検出つまり測定される。
ファクシミリ装置1でのコピーの連続動作において、そのパフォーマンスを最も上げるためには、つまりコピー速度を追求するためには、読取動作部20による読み取り動作と、記録動作部30による記録動作とを同時に動作させ、原稿2を読み取りながら、記録紙への出力を行う必要がある。しかしながら、この連続動作は、最も多くの電力を必要とし、ファクシミリ装置1内部の温度上昇の最も大きな要因となる。
図2は、図1に示したファクシミリ装置1が行うモータ制御処理を示すフローチャートである。モータ制御処理は、ファクシミリ装置1のスループットをできるだけ高い状態に維持しつつ、ファクシミリ装置1内部の温度を下げるために行われる処理である。ユーザが、パネル制御部13によって、たとえばコピー動作を選択すると、ステップA1に移る。
ステップA1では、使用温度を監視する。すなわち、コピー動作が始まると、使用温度検出部17によってファクシミリ装置1内部の温度が測定つまり検出され、MPU部10に知らされる。ステップA2では、MPU部10によって、測定温度が閾値1よりも小さいか否かが判定される。閾値1は、最も高いスループットを確保するための第1の閾値温度であり、たとえば摂氏40度である。測定温度が閾値1よりも小さい場合、ステップA3に進み、測定温度が閾値1よりも小さくない場合、ステップA4に進む。
ステップA3では、MPU部10は、モータ制御部33にてモータ、つまりスキャナモータ23、CRモータ34、およびPFモータ35を同時動作させて終了する。すなわち、読取動作部20による読み取り動作と記録動作部30による記録動作とを同時に動作させ、原稿2を読み取りながら、逐次記録紙に出力させる。つまりスキャナモータ23と、CRモータ34と、PFモータ35とは同時に動作することとなり、もっとも消費電力が大きくなり、ファクシミリ装置1内部の温度は上昇することとなる。ステップA2の条件が成立する限り、この高いスループットの動作状態を保持しつつ、コピー動作を行うことができる。
ステップA4では、MPU部10によって、測定温度が閾値2よりも小さいか否かが判定される。閾値2は、2番目に高いスループットを確保しつつ、閾値1の場合よりも消費電力を低下させて温度を下げることを目的として設定される第2の閾値温度であり、たとえば摂氏50度である。測定温度が閾値2よりも小さい場合、ステップA5に進み、測定温度が閾値2よりも小さくない場合、ステップA6に進む。ステップA5では、MPU部10は、モータ制御部33にてモータ、つまりCRモータ34およびPFモータ35を時分割で動作させて終了する。すなわち、読取動作部20による読み取り動作と記録動作部30による記録動作とを同時に動作させる際、記録動作のCRモータ34とPFモータ35とを時分割で動作させる。つまりスキャナモータ23およびCRモータ34の組合せ、またはスキャナモータ23およびPFモータ35の組合せで同時動作させる。換言すれば、スキャナモータ23と、CRモータ34またはPFモータ35とが同時動作する。ステップA3でのスループットに比べて、スループットは低下するが、消費電力を下げることによって、ファクシミリ装置1内部の温度の上昇を抑えあるいは温度を下げることができる。
ステップA6では、MPU部10によって、測定温度が閾値3よりも小さいか否かが判定される。閾値3は、3番目に高いスループットを確保しつつ、閾値2の場合よりも消費電力を低下させて温度を下げることを目的として設定される第3の閾値温度であり、たとえば摂氏60度である。測定温度が閾値3よりも小さい場合、ステップA7に進み、測定温度が閾値3よりも小さくない場合、ステップA8に進む。ステップA7では、MPU部10は、モータ制御部33にてモータ、つまりスキャナモータ23、CRモータ34、およびPFモータ35を時分割で動作させて終了する。すなわち、読取動作部20による読み取り動作と記録動作部30による記録動作とを完全に独立して、時分割で動作させる。つまり、スキャナモータ23と、CRモータ34と、PFモータ35とがそれぞれ異なる時間帯に動作する。したがって、ステップA5でのスループットに比べて、スループットは低下するが、消費電力をさらに下げることによって、ファクシミリ装置1内部の温度の上昇を抑えあるいは温度を下げることができる。
ステップA8では、MPU部10によって、測定温度が閾値4よりも小さいか否かが判定される。閾値4は、3番目に高いスループットと同じスループットを確保し、かつ温度をさらに下げるための第4の閾値温度であり、たとえば摂氏70度である。測定温度が閾値4よりも小さい場合、ステップA9に進み、測定温度が閾値4よりも小さくない場合、ステップA10に進む。ステップA9では、MPU部10は、ネットワーク制御部16および通信制御部15をパワーダウン制御し、かつ、モータ制御部33にてモータ、つまりスキャナモータ23、CRモータ34、およびPFモータ35を時分割で動作させて終了する。すなわち、コピー動作において不必要な回路ブロック、たとえばネットワーク制御部16および通信制御部15をパワーダウン、つまり低消費電力モードにする。低消費電力モードは、その回路ブロックが動作するときに消費する電力よりも低い電力で待機するモードである。したがって、ステップA6でのスループットと同じスループットを維持しつつ、消費電力をさらに下げることによって、ファクシミリ装置1内部の温度の上昇をさらに抑えあるいは温度を下げることができる。
ステップA10では、MPU部10は、ネットワーク制御部16および通信制御部15をパワーダウン制御し、かつ、モータ制御部33にてモータ、つまりスキャナモータ23、CRモータ34、およびPFモータ35をすべて停止して終了する。ファクシミリ装置1内部の温度が閾値4を超えた場合は、温度を緊急に下げる必要があり、コピー動作を停止して、ファクシミリ装置1内部の温度を下げる。図2に示した処理を終了した後は、予め定める時間、たとえば10秒が経過するのを待った後、ステップA1に戻り、図2示した処理を繰り返す。
図3は、図1に示したファクシミリ装置1が行う複数のモータの同時動作の一例を示すタイムチャートである。図3は、図2に示したフローチャートにおけるステップA3での同時動作の例を示している。フィードモータつまりPFモータ35が、1枚目の記録紙を引き込んだ後、スキャナモータ23が1枚目に対する動作を開始する。スキャナモータ23が1枚目に対する動作を行っている間、キャリッジモータつまりCRモータ34とフィードモータとは、ブロック毎に交互に動作する。1ブロックは、1キャリッジ単位つまり1回の走査で印字する単位である。まず、フィードモータが1枚目の記録紙をセットし、その後、キャリッジモータが1枚目の1ブロック目を印字する。1ブロック目の印字が終了すると、フィードモータは、印字された1ブロック目を排出するとともに2ブロック目を引き込むように紙送りする。次にキャリッジモータが1枚目の2ブロック目の印字を終了すると、フィードモータは、印字された2ブロック目を排出するとともに3ブロック目を引き込むように紙送りする。3ブロック目以降についても、1ブロック目および2ブロック目に対する動作と同様の動作が行われる。1枚目の最終ブロックに対するキャリッジモータの動作と、2枚目の記録紙に対するフィードモータの引き込み動作とが同時に行われる。1枚目の最終ブロックに対するフィードモータによる排出は、2枚目の記録紙がセットされる際に、並行して行われる。2枚目以降の記録紙に対しても、1枚目の記録紙に対する動作と同様の動作が行われる。この場合、キャリッジモータとフィードモータとは、1つのブロックに対して同時に動作させることができないので、交互に動作させている。次の記録紙の引き込みは同時動作可能であるので、同時に動作させている。
図4は、図1に示したファクシミリ装置1が行う複数のモータの時分割動作の一例を示すタイムチャートである。この例では、2枚目の記録紙に対するフィードモータの引き込み動作は、1枚目の最終ブロックに対するキャリッジモータの動作の後に行われ、キャリッジモータの動作とフィードモータの動作とは、完全に時分割で行われる。しかし、スキャナモータおよびキャリッジモータの組合せ、またはスキャナモータおよびフィードモータの組合せは、同時に動作する。
図5は、図1に示したファクシミリ装置1が行う複数のモータの時分割動作の他の例を示すタイムチャートである。スキャナモータ23が1枚目に対する動作を行った後、フィードモータが、1枚目の記録紙を引き込む。1枚目の記録紙が引き込まれた後、フィードモータが1枚目の記録紙をセットし、その後キャリッジモータとフィードモータとが、ブロック毎に交互に動作する。2枚目の記録紙に対するスキャナモータ23の動作は、1枚目の記録紙に対するキャリッジモータおよびフィードモータの動作が終了した後に行われる。すなわち、常に1つのモータしか動作しない。
上述した実施の形態では、コピー動作について説明したが、コピー動作に限定されるものではなく、複数のモータを同時に動作させる場合であれば、同様に複数のモータを時分割で動作させることによって、ファクシミリ装置1内の温度を下げることができる。さらに時分割の単位は、1ページ単位および1キャリッジ単位を組み合わせて行ったが、1ページ単位で行ってもよいし、1キャリッジ単位で行ってもよく、目的に応じて他の単位で行ってよい。たとえば、駆動されるモータに応じて時分割される時間の長さを決めてもよい。
このように、制御手段たとえばMPU部10およびモータ制御部33によって、複数の駆動源であるモータが制御され、温度検出手段たとえば使用温度検出部17によって、その複数の駆動源と制御手段とが組み込まれる装置内の温度が検出される。さらに、制御手段によって、温度検出手段によって検出される温度が、予め定める温度よりも低いと、複数の駆動源のすべてが同時に動作され、温度検出手段によって検出される温度が予め定める温度以上になると、複数の駆動源が、動作させる駆動源からなる第1のグループと、動作を停止させる駆動源からなる第2のグループとに分けられ、予め定める時間が経過する度に、第1のグループに含まれる駆動源のうち少なくとも1つの駆動源の動作が停止されて第2のグループに含められ、かつ第2のグループに含まれる少なくとも1つの駆動源が動作されて第1のグループに含められるので、温度検出手段によって検出される温度が予め定める温度以上になると、一部の駆動源であるモータを停止し、かつ停止するモータを順次入れ換えることによって、モータの動作を全面停止させることなく、複数のモータおよびこれらのモータを制御する制御回路の発熱を抑えることができる。したがって、モータおよびモータを制御するLSIなどの電子部品の加熱による故障の発生を防止することができ、電子機器の信頼度を向上することができる。
さらに、複数の予め定める温度のうちより高い予め定める温度を検出する度に、停止させる駆動源であるモータの数を増やすので、発熱量をさらに少なくすることができる。したがって、温度を早く下げることができる。
さらに、制御手段たとえばMPU部10およびモータ制御部33によって、第1のグループに含まれる駆動源であるモータの数が1つになっている状態で、温度検出手段たとえば使用温度検出部17によって、既に検出された予め定める温度のうち最も高い予め定める温度よりも高い温度が検出された時、その時に装置が行うべき動作に関係しない付加回路たとえばネットワーク制御部16および通信制御部15が低消費電力モードにされるので、付加回路の発熱量を減らし、装置の温度を下げることができる。したがって、電子機器の動作を全面停止することなく、装置を稼動させることができる。
さらにまた、制御手段たとえばMPU部10およびモータ制御部33に含まれるモータ制御部33は、複数の駆動源であるモータを制御する1つのLSIであるので、動作を停止させるモータの数を増やすほど、LSIの温度をより下げることができる。したがって、LSIの発熱による電子機器内の温度の上昇をより抑えることができる。
さらに、複数の駆動源であるモータは、インクヘッドを移動させるキャリッジモータ、印刷するための記録紙の給紙および紙送りを行うフィードモータ、およびスキャナを駆動するスキャナモータを含むので、複合機たとえば複数の機能を有するファクシミリ装置などに適用することができる。したがって、複合機などの装置内の温度上昇を抑えることができる。
さらにまた、予め定める時間は、1枚の記録紙を処理する時間、1キャリッジを処理する時間、または1枚の記録紙を処理する時間および1キャリッジを処理する時間を組み合わせ時間であるので、動作させるモータの役割に応じて動作させる時間を定めることができる。したがって、温度上昇を抑えながら、効率よく装置を稼動させることができる。
本発明の実施の一形態であるファクシミリ装置1の概略の構成を示すブロック図である。 図1に示したファクシミリ装置1が行うモータ制御処理を示すフローチャートである。 図1に示したファクシミリ装置1が行う複数のモータの同時動作の一例を示すタイムチャートである。 図1に示したファクシミリ装置1が行う複数のモータの時分割動作の一例を示すタイムチャートである。 図1に示したファクシミリ装置1が行う複数のモータの時分割動作の他の例を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 ファクシミリ装置
2 原稿
3 回線
4 ネットワーク網
10 MPU部
11 ROM
12 RAM
13 パネル制御部
14 表示部
15 通信制御部
16 ネットワーク制御部
17 使用温度検出部
19 データバス
20 読取動作部
21 光電変換回路部
22 画像データ処理部
23 スキャナモータ
30 記録動作部
31 記録制御部
32 印字部
33 モータ制御部
34 CRモータ
35 PFモータ

Claims (6)

  1. 複数の駆動源と、その複数の駆動源を制御する制御手段と、その複数の駆動源と制御手段とが組み込まれる装置内の温度を検出する温度検出手段とを含み、
    制御手段は、温度検出手段によって検出される温度が、予め定める温度よりも低いと、複数の駆動源のすべてを同時に動作させ、温度検出手段によって検出される温度が予め定める温度以上になると、複数の駆動源を、動作させる駆動源からなる第1のグループと、動作を停止させる駆動源からなる第2のグループとに分け、予め定める時間が経過する度に、第1のグループに含まれる駆動源のうち少なくとも1つの駆動源の動作を停止させて第2のグループに含め、かつ第2のグループに含まれる少なくとも1つの駆動源を動作させて第1のグループに含めることを特徴とする電子機器。
  2. 前記予め定める温度は、複数の異なる予め定める温度を含み、
    前記制御手段は、前記温度検出手段によって、既に検出された予め定める温度のうちの最も高い予め定める温度よりも高い温度が検出されると、第2のグループに含まれる駆動源の数を増やすことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記複数の駆動源の動作と独立して動作する付加回路であって、その付加回路が動作するときに消費する電力よりも低い電力で待機する低消費電力モードを有する付加回路を含み、
    前記制御手段は、第1のグループに含まれる駆動源の数が1つになっている状態で、前記温度検出手段によって、既に検出された予め定める温度のうち最も高い予め定める温度よりも高い温度が検出された時、その時に装置が行うべき動作に関係しない付加回路を低消費電力モードにすることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記制御手段は、前記複数の駆動源を制御する1つのLSIを含むことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記複数の駆動源は、インクヘッドを移動させるキャリッジモータ、印刷するための記録紙の給紙および紙送りを行うフィードモータ、およびスキャナを駆動するスキャナモータを含むことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  6. 前記予め定める時間は、1枚の記録紙を処理する時間、1キャリッジを処理する時間、または1枚の記録紙を処理する時間および1キャリッジを処理する時間を組み合わせた時間であることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
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