JP4652215B2 - フイルム挿通装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、設置面上に設けられた通し部材により形成される通し穴にフイルムを挿通するフイルム挿通装置及び方法に関するものである。
長尺のラベルや封印シールなどの接着フイルムを所定長に切断して各種被貼付体に貼り付けるフイルム貼付機や、長尺の写真フイルムを所定長に切断してロール状に巻き取るフイルム巻取り機が知られている。このようなフイルム貼付機やフイルム巻取り機のフイルム搬送経路上には、搬送中のフイルムの位置ずれを防止するために搬送ガイドが設けられている(特許文献1参照)。
搬送ガイドとしては、フイルム搬送経路を挟み込むように配置された上ガイドと下ガイドとからなる所謂上下分割方式のタイプがよく用いられる。これら上ガイドと下ガイドとの間には、フイルムが挿通されるスリット(通し穴)が形成される。また、両ガイドには、フイルムの先端をスリット内に誘い込む誘い込み部が形成されている。フイルム供給部から供給されるフイルムは、両ガイドのフイルム搬送方向上流側に配置された搬送ローラ対によりローラ搬送されて、その先端がスリット内に挿入される。これにより、フイルムがスリットに挿通されて、搬送中のフイルムの位置ずれが防止される。
特開2003−162035号公報(第6頁、第9図参照)
ところで、長尺のラベルや封印シールなどの接着フイルムを被貼付体に貼り付ける際にその貼付位置精度を向上させる等の目的で、被貼付体のフイルム貼付面上に略門形状の通し部材が設けられていることがある。この場合には、通し部材とフイルム貼付面との間に形成されるスリット(通し穴)にフイルムを挿通させた後で、このフイルムの切断と貼付とが行われる。この際には、上述の上下ガイド等をスリットの近傍に設置する必要があるが、フイルム貼付面上に上下ガイドの設置用スペースを確保することは困難である。また、フイルムを搬送する搬送ローラ対の設置も同様に困難である。そのため、従来ではフイルムの挿通は人手で行われており、生産効率が著しく悪かった。
また、搬送ローラ対を設置できたとしても、ローラ及びフイルム間でスリップが発生すると、フイルムを規定量だけ精度良く搬送することができない。さらに、使用するフイルムの品種が変わるとその摩擦係数が変化してしまう。そのため、フイルムの品種を切り替える度に搬送量などの調整を行う必要があり、手間が掛かってしまう。
本発明は上記問題を解決するためのものであり、フイルム貼付面などの設置面上に設けられた通し部材により形成されるスリットにフイルムを挿通することが可能なフイルム挿通装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明は、設置面と、この設置面上に設けられた通し部材との間に形成される通し穴にフイルムを挿通するフイルム挿通装置において、前記通し穴の前記フイルム挿入側の開口の近傍に待避可能に配置され、前記フイルムの先端を前記通し穴に案内可能なガイド通路を有するフイルムガイドと、前記フイルムの前記設置面に対向する第1面とは反対側の第2面を吸着して、前記フイルムの先端を前記フイルムガイドの前記ガイド通路内に挿入するとともに、この挿入を継続して前記ガイド通路を介し前記通し穴に前記フイルムを挿通するフイルム吸着搬送手段とを備えることを特徴とする。
前記フイルムガイドは、前記設置面と対向するガイド面に前記フイルムの先端を前記通し穴へ誘い込むためのガイド溝が形成された第1ガイドと、前記第1ガイド及び前記設置面の間に配置され、前記ガイド溝の少なくとも一部を覆って前記ガイド通路を形成する第2ガイドとから構成されることが好ましい。また、前記通し部材は、前記設置面と対向する通し穴形成面を有し、前記ガイド溝の底面の前記フイルムの幅方向に沿う幅方向断面形状が、前記通し穴形成面の前記幅方向断面形状と略同形状に形成されていることが好ましい。
前記ガイド溝の底面または側面の少なくともいずれか一方は、前記ガイド溝の大きさが前記通し穴から遠ざかるのに従い次第に大きくなるように、テーパ状に形成されていることが好ましい。また、前記第1ガイドを、前記第2ガイドとの間で前記ガイド通路を形成する第1ガイド位置、及び前記第1ガイド位置から前記設置面に対して鉛直方向に退避させた第1ガイド退避位置の間で移動自在に保持する第1ガイド移動手段を備えることが好ましい。さらに、前記第1ガイドは、前記第1ガイド位置に移動されたときに前記通し部材に当接する位置決め部を有していることが好ましい。
前記第2ガイドは、前記設置面に沿う形状に形成されたガイド板であることが好ましい。また、前記第2ガイドを、前記第1ガイドとの間で前記ガイド通路を形成する第2ガイド位置、及び前記第2ガイド位置から前記フイルムの幅方向に対して平行な方向に退避させた第2ガイド退避位置の間で移動自在に保持する第2ガイド移動手段を備えることが好ましい。
前記フイルム吸着搬送手段は、前記フイルムを前記ガイド通路に挿入する挿入方向に対して平行な方向に並べて配置され、前記フイルムを吸着する複数の吸着部材と、前記複数の吸着部材の個々の吸着及び吸着解除を切り替える吸着切替手段と、前記複数の吸着部材を、前記挿入方向に対して平行な方向に移動自在に保持する第1吸着部材移動手段と、前記複数の吸着部材を個々に、前記設置面に対して鉛直方向に移動自在に保持する第2吸着部材移動手段とから構成されることが好ましい。
前記複数の吸着部材の吸着面における前記フイルムの幅方向に沿う断面形状が、平坦形状、前記フイルムの幅よりも広い幅を有する凹形状、及び前記設置面と反対方向に凸となるように湾曲した湾曲形状のいずれかに形成されていることが好ましい。また、前記第2吸着部材移動手段は、前記複数の吸着部材をフイルム供給部より供給される前記フイルムの吸着を行う吸着位置、吸着した前記フイルムの先端が前記ガイド通路のフイルム挿入口に対向する対向位置、及び前記第1ガイド位置にある前記第1ガイドよりも前記設置面から離れた退避位置に移動させることが好ましい。
フイルム吸着時に最も前記ガイド通路側にある吸着部材と前記フイルムの先端との間の距離をL1とし、前記通し穴の長さをL2とし、前記ガイド通路の長さをL3とし、前記通し穴と前記ガイド通路との間のクリアランスをL4としたときに、前記距離L1は、L1>L2+L3+L4を満たすことが好ましい。また、前記複数の吸着部材は、前記ガイド通路側にあるものほど前記吸着位置から前記対向位置に向けて移動される際の設定速度が速くまたは遅く設定され、互いに隣接する前記吸着部材のうち前記設定速度が速い方には、前記対向位置に移動される際に遅い方を押圧する押圧部が設けられていることが好ましい。
前記対向位置にある前記複数の吸着部材に吸着された前記フイルムと、前記第2ガイドとの間には隙間が形成されていることが好ましい。また、前記対向位置にある前記複数の吸着部材の中で最も前記ガイド通路側にある吸着部材が前記ガイド通路に近接する近接位置まで移動されるように前記第1吸着部材移動手段を制御する第1吸着部材移動制御手段と、最も前記ガイド通路側にある吸着部材が前記近接位置まで移動された後に、この吸着部材による前記フイルムの吸着が解除されるように前記吸着切替手段を制御する吸着切替制御手段と、前記フイルムの吸着が解除された後に、最も前記ガイド通路側にある吸着部材が前記対向位置から前記退避位置に移動されるように前記第2吸着部材移動手段を制御する第2吸着部材移動制御手段と、前記第1吸着部材移動制御手段、前記切替制御手段、及び前記第2吸着部材移動制御手段による制御を順に繰り返して行う繰返し制御手段とを有することが好ましい。
前記フイルムの先端が前記ガイド通路に挿入される前に、前記フイルムの前記第2面側からエアを前記フイルムの先端部に吹き付けるエア吹付け手段を備えることが好ましい。
また、本発明は、設置面と、この設置面上に設けられた通し部材との間に形成される通し穴にフイルムを挿通するフイルム挿通方法において、前記フイルムの先端を案内するガイド通路を有するフイルムガイドを、前記フイルムの先端が前記ガイド通路に沿って前記通し穴に案内される位置に退避可能に配置し、前記フイルムの前記設置面に対向する第1面とは反対側の第2面を吸着して、前記フイルムの先端を前記フイルムガイドの前記ガイド通路内に挿入するとともに、この挿入を継続して前記ガイド通路を介し前記通し穴に前記フイルムの先端を挿通させることを特徴とする。
本発明のフイルム挿通装置は、設置面上に設けられた通し部材により形成される通し穴の近傍に待避可能に配置され、前記フイルムの先端を前記通し穴に案内可能なガイド通路を有するフイルムガイドと、前記フイルムを吸着して、前記フイルムの先端を前記ガイド通路内に挿入するとともに、この挿入を継続して前記通し穴に前記フイルムを挿通するフイルム吸着搬送手段とを備えるようにしたので、従来のようにフイルムガイド等を前記通し穴の近傍に常時配置する必要がなくなる。従って、設置面上にフイルムガイドの設置用スペースの確保する必要がなくなる。これにより、ガイドの設置が困難であったため人手で行っていたフイルムの挿通作業を自動化することができる。その結果、生産効率を著しく向上させることができる。
また、従来のローラ搬送方式のようにスリップが発生するおそれがなく、フイルムを規定量だけ精度良く搬送することができる。さらに、使用するフイルムの品種が変わってその摩擦係数が変化しても、フイルムの搬送に影響が及ぶおそれがなくなる。その結果、フイルムの品種を切り替える度に搬送の調整を行う必要がなくなり、作業の手間を減らすことができる。
また、本発明のフイルム挿通方法は、設置面上に設けられた通し部材により形成される通し穴の近傍に、前記フイルムの先端を前記通し穴に案内可能なガイド通路を有するフイルムガイドを退避可能に配置し、前記フイルムを吸着して、前記フイルムの先端を前記ガイド通路内に挿入するとともに、この挿入を継続して前記通し穴に前記フイルムの先端を挿通させるようにしたので、同様にフイルムガイド等を前記通し穴の近傍に常時配置する必要がなくなる。また、従来のローラ搬送方式のようにスリップが発生したり、フイルムの品種切替ごとに調整を行ったりする必要がなくなる。
図1は、写真フイルムを複数のコマ画像ごとに切断してなる短冊状のフイルムピースや、短冊状に加工されたプリント基板などが収納される収納ケース10を示したものである。この収納ケース10は、ケース本体11と蓋体12とから構成される。蓋体12は、ヒンジ軸13を介してケース本体11に対して回動自在に取り付けられている。これにより、蓋体12はケース本体11の開口部(図示せず)を開放する開き位置、及びこの開口部を閉じる閉じ位置の間で回動される。
ケース本体11内にフイルムピースやプリント基板を所定枚数セットしたら、蓋体12を開き位置から閉じ位置に回動させる。そして、ケース本体11及び蓋体12の両者を跨ぐように封印用接着フイルム(以下、単に接着フイルムという)15が貼り付けられて、蓋体12が開かないように封印される。この際に、接着フイルム15が斜めに貼り付けられたり、接着フイルム15の貼付位置がフイルム幅方向にずれたりすると、収納ケース10の見栄えが悪くなってしまう。
そこで、ケース本体11のフイルム貼付面11a上に略門形状のフイルム通し部材(以下、単に通し部材という)16を設ける。この通し部材16と本発明の設置面に相当するフイルム貼付面11aとの間には、本発明の通し穴に相当するスリット17が形成される。なお、本実施形態では、スリット17の高さH1(図3参照)は2mm以下に形成されている。
通し部材16のフイルム貼付面11aと対向するスリット形成面16a(図3参照)は、平坦形状に形成されている。従って、スリット17の断面形状は矩形状に形成されている。そして、このスリット17に接着フイルム15を挿通させてから、接着フイルム15の貼り付けを行うことで、接着フイルム15の貼付位置精度を良くする。本実施形態では、接着フイルム15のスリット17への挿通、及び接着フイルム15の貼り付けを後述するフイルム貼付機20により行う。
図2は、フイルム貼付機20の一例を示した概略図である。このフイルム貼付機20は、ケース保持台21と、フイルム供給装置22と、フイルム挿通装置23と、フイルム貼付装置24とから構成される。ケース保持台21には、収納ケース10がそのフイルム貼付面11aを表側にしてセットされる。
フイルム供給装置22は、本発明のフイルム供給部に相当するものであり、ロール回転軸27と、第1搬送ガイド28と、第2搬送ガイド29と、カッタ30とから構成される。ロール回転軸27は、図示しないロール保持台に回動自在に保持されている。ロール回転軸27には、長尺の接着フイルム15をロール状に巻き取ったフイルムロール32がセットされる。なお、本実施形態では、接着フイルム15として幅20mm以下、厚み0.5mm以下の樹脂フイルムが用いられる。
ロール回転軸27には、図示しない駆動伝達機構を介して第1モータ33が接続されている。この第1モータ33が回転駆動されると、接着フイルム15がフイルムロール32から引き出されて、第1及び第2搬送ガイド28,29に沿って搬送される。なお、詳しくは後述するが、第2搬送ガイド29は図示しないシフト機構により接着フイルム15の幅方向に対して平行な方向に移動可能となっている。
カッタ30は、第1搬送ガイド28と第2搬送ガイド29との間に配置されている。このカッタ30は、後述するフイルム挿通装置23により接着フイルム15がスリット17に挿通された後に駆動され、接着フイルム15を所定長に切断する。
フイルム挿通装置23は本発明を実施したものであり、フイルムガイドユニット35と、吸着搬送ユニット36とから構成される。フイルムガイドユニット35は、上ガイド40と、下ガイド41と、第1シフト機構42と、第2シフト機構43(図4参照)とから構成される。図3〜図6に示すように、両ガイド40,41はスリット17のフイルム挿入側にあるスリット開口17aの近傍に配置されている。
上ガイド40は、本発明の第1ガイドに相当するものであり、略ブロック形状に形成されている。また、上ガイド40のフイルム貼付面11aに対向するガイド面40a(図5及び図6参照)には、フイルム挿入方向に対して平行な方向に延びたガイド溝45が形成されている。また、ガイド溝45の底面45aのフイルム幅方向に沿う断面形状(以下、単に幅方向断面形状という)は、通し部材16のスリット形成面16aの幅方向断面形状と同じに形成されている(図6参照)。
下ガイド41は、本発明の第2ガイドに相当するものであり、フイルム貼付面11aに沿う形状に形成されたガイド板(平板)である。下ガイド41は、図示は省略するが略T字形状に形成され、上ガイド40とフイルム貼付面11aとの間に配置される。そして、この略T字形状の下ガイド41の凸部分は、その幅が上ガイド40のガイド溝45の幅よりも短く形成されており、ガイド溝45を覆ってガイド通路47を形成する。このように下ガイド41を配置することで、スリット17の手前側のフイルム貼付面11a上に段差が形成されている場合でも、この段差にフイルム先端15が引っ掛かることが防止される。
第1シフト機構42(図2参照)は、本発明の第1ガイド移動手段に相当するものであり、図示しないカムやエアシリンダ等から構成される。この第1シフト機構42は、上ガイド40をガイド通路47が形成される第1ガイド位置(図3及び図4参照)、及びこの第1ガイド位置からフイルム貼付面11aに対して鉛直方向(以下、単に鉛直方向という)に待避させた第1ガイド待避位置(図5及び図6参照)の間で移動させる。本実施形態では、上ガイド40が第1ガイド位置に移動されたときに、そのガイド面40aはフイルム貼付面11aに当接する。なお、上ガイド40は、第1ガイド位置に移動されたときに通し部材16と当接する位置決め部48を有している。これにより、ガイド溝45(ガイド通路47)の鉛直方向位置を、スリット17のスリット開口17aの位置に一致させることができる。
第2シフト機構43(図4及び図6参照)は、本発明の第2ガイド移動手段に相当するものであり、第1シフト機構42と同様にカムやエアシリンダ等から構成される。この第2シフト機構43は、下ガイド41をガイド通路47が形成される第2ガイド位置(図3及び図4参照)、及びこの第2ガイド位置からフイルム幅方向に対して平行な方向に待避させた第2ガイド待避位置(図5及び図6参照)の間で移動させる。なお、本実施形態では、下ガイド41も第2ガイド位置に移動された時に、フイルム貼付面11aに当接する。このように、フイルム挿通時には両ガイド40,41をそれぞれ第1及び第2ガイド位置に移動させることで、ガイド通路47を形成することができる。また、フイルム挿通後には両ガイド40,41をフイルム貼付面11aから待避させることができる。
ガイド通路47は、接着フイルム15のフイルム先端15aをスリット17に向けて案内する。そのため、本実施形態では、ガイド溝45の大きさ(溝の深さ及び幅)がスリット17から遠ざかるのに従い次第に大きくなるように、ガイド溝45の底面45a及び側面45bをテーパ状に形成する。なお、ガイド溝45の底面45aと下ガイド41とがなすテーパ角度や、ガイド溝45の両側面45bがなすテーパ角度は、5〜20°の範囲に調整されている。
また、ガイド通路47のスリット17と対向する側の第1通路開口47aを、スリット17(スリット開口17a)よりも小さいサイズに形成している。本実施形態では、第1通路開口47aのフイルム貼付面11aからの高さH2を、スリット17の高さH1よりも0.25mmだけ小さく形成している(図3及び図6参照)。また、第1通路開口47aの幅W2を、スリット17の幅W1よりも0.5mmだけ小さく形成している(図6参照)。このように、ガイド溝45の形状や第1通路開口47aの開口のサイズを調整することで、フイルム先端15aをスリット17に容易に案内することができる。なお、図中の符号47bは、ガイド通路47の第1通路開口47aと反対側の第2通路開口である。
吸着搬送ユニット36は、本発明のフイルム吸着搬送手段に相当するものであり、フイルム供給装置22より供給される接着フイルム15を吸着保持して、このフイルム15を
ガイド通路47に挿入させる。図2に示すように、吸着搬送ユニット36は第1及び第2吸着ブロック51,52と、第1及び第2エアシリンダ53,54と、シリンダ保持台55と、リードスクリュウ56と、第2モータ57と、エアノズル58とから構成される。
第1及び第2吸着ブロック51,52は、本発明の吸着部材に相当するものであり、フイルム挿入方向に対して平行な方向に沿って並べて配置されている。以下、図7を用いてガイド通路47側にある第1吸着ブロック51について説明を行う。第1吸着ブロック51の内部には、吸着面59に複数開口したエア通路60が形成されている。このエア通路60の他端は、エアチューブ61を介して第1真空ポンプ62(図2参照)に接続されている。
第1真空ポンプ62によりエアが吸引されると、第1吸着ブロック51の吸着面59に接着フイルム15が吸着保持される。この際に、本実施形態では吸着面59の幅方向断面形状が、フイルム貼付面11aと反対方向に凸になるように湾曲した湾曲形状に形成されている。これにより、吸着保持された接着フイルム15を同形状に湾曲させられるので、接着フイルム15のコシを強くすることができる。
第2吸着ブロック52は、第1吸着ブロック51と同じ形状であり、第2真空ポンプ63(図2参照)に接続されている。そして、第2真空ポンプ63によりエアが吸引されると、第2吸着ブロック52の吸着面59に接着フイルム15が湾曲された状態で吸着保持される。
図2に示すように、第1及び第2吸着ブロック51,52は、それぞれ第1及び第2エアシリンダ53,54を介してシリンダ保持台55に保持されている。これら両エアシリンダ53,54は、本発明の第2吸着部材移動手段に相当する。第1エアシリンダ53のピストンロッド53aの先端には第1吸着ブロック51が固定される。この第1エアシリンダ53は、第1吸着ブロック51を上述の鉛直方向に対して平行な方向にスライド自在に保持する。本実施形態では第1エアシリンダ53により、第1吸着ブロック51を後述する「搬送時退避位置」、「搬送時吸着位置」、及び「対向位置」の計3つの位置に移動させる。
第2エアシリンダ54は、第1エアシリンダ53と同じ構造であり、第2吸着ブロック52が固定されたピストンロッド54aを有している。この第2エアシリンダ54は、第2吸着ブロック52を上述の「搬送時退避位置」、「搬送時吸着位置」、及び「対向位置」の計3つの位置に移動させる。
両エアシリンダ53,54は、シリンダ保持台55に固定されている。シリンダ保持台55には、フイルム挿入方向に対して平行な方向に延びたリードスクリュウ56が螺合するネジ孔(図示せず)が形成されている。このリードスクリュウ56の一端には、図示しない駆動伝達機構を介して第2モータ57が接続されている。
リードスクリュウ56及び第2モータ57は、本発明の第1吸着部材移動手段に相当するものである。例えば、第2モータ57が正転されるとシリンダ保持台55、つまり、両吸着ブロック53,54がフイルム挿入方向に移動される。また、第2モータ57が逆転されると両吸着ブロック53,54がフイルム挿入方向と反対の方向に移動される。本実施形態では、第2モータ57の駆動を制御してシリンダ保持台55を詳しくは後述する「待機位置」、「第1挿通位置」、及び「第2挿通位置」に移動させる。
図8に示すように、フイルム供給装置22から接着フイルム15が供給されたら、第2モータ57を駆動して、シリンダ保持台55をフイルム供給装置22の近傍の待機位置に移動させる。次いで、両エアシリンダ53,54を駆動して、搬送時退避位置にある両吸着ブロック51,52を搬送時吸着位置に向けて移動させる。ここで、搬送時退避位置とは、第1及び第2吸着ブロック51,52が接着フイルム15と当接しない位置であり、且つ第1ガイド位置にある上ガイド40よりもフイルム貼付面11aから離れた位置である(図13参照)。また、搬送時吸着位置とは、第1及び第2吸着ブロック51,52がフイルムロール32から送出されてくる接着フイルム15と当接する位置である。そして、これらの移動が完了したら両真空ポンプ62,63を駆動して、両吸着ブロック51,52により接着フイルム15を吸着保持させる。
この際に、本実施形態では接着フイルム15のフイルム先端15aから第1吸着ブロック51までの間の距離L1が所定距離だけ確保されるように、接着フイルム15の送出量が調整されている。具体的には、図9に示すようにスリット17の長さをL2とし、ガイド通路47の長さをL3とし、スリット17とガイド通路47との間のクリアランスをL4としたときに、L1>L2+L3+L4を満たすようにしている。つまり、第1吸着ブロック51がガイド通路47に近接する後述の第1挿通位置まで移動されたときに、接着フイルム15のフイルム先端15aがスリット17から出るようにしている(図12参照)。
図8に示すように、両吸着ブロック51,52により接着フイルム15が吸着保持されたら、両エアシリンダ53,54を駆動して両吸着ブロック51,52を図中鉛直下方の対向位置に向けて移動させる。この対向位置は、両吸着ブロック51,52に吸着保持されている接着フイルム15のフイルム先端15aがガイド通路47の第2通路開口47bと対向する位置である(図10参照)。
両吸着ブロック51,52が対向位置に移動される際に、いずれか一方が遅れて移動すると、吸着している接着フイルム15が外れたり、ずれたりすることがある。そこで、本実施形態では第1吸着ブロック51を対向位置に移動させる際の設定速度V1を、第2吸着ブロック52の設定速度V2よりも速い速度に設定する。また、第1吸着ブロック51に押圧部51aを設けるとともに、第2吸着ブロック52に被押圧部52aを設ける。そして、両吸着ブロック51,52が対向位置に移動される際に、押圧部51aで被押圧部52aを押圧する。つまり、設定速度の速い第1吸着ブロック51で設定速度の遅い第2吸着ブロック52を押圧するようにしたので、両吸着ブロック51,52を同時に移動させることができる。
また、接着フイルム15が吸着保持されたら、第2シフト機構43を駆動して下ガイド41を第2ガイド位置に移動させた後、第1シフト機構42を駆動して上ガイド40を第1ガイド位置に移動させる。
図10に示すように両吸着ブロック51,52が対向位置に移動されたら、第2モータ57を駆動して、待機位置にあるシリンダ保持台55を第1挿通位置に向けて移動させる。ここで、第1挿通位置とは、第1吸着ブロック51がガイド通路47の第2通路開口47bに近接する位置である(図12参照)。これにより、接着フイルム15がフイルムロール32から引き出されて、接着フイルム15がフイルム挿入方向側に平行移動される。このときに、第1モータ33の駆動は停止されているので、フイルムロール32(ロール回転軸27)は接着フイルム15の引き出しに応じて回転する。なお、必要に応じて第1モータ33とロール回転軸27との連結を解除してもよい。
また、このときに、対向位置にある両吸着ブロック51,52に吸着保持されている接着フイルム15と、下ガイド41との間には所定の間隙Δd(図9参照)が確保されている。本実施形態では、例えばΔdが0.1〜1.0mm確保されている。これにより、接着フイルム15を吸着搬送する際に、接着フイルム15と下ガイド41との接触が防止される。その結果、接着フイルム15と下ガイド41との間には摩擦力が発生しないので、接着フイルム15を精度良く搬送することができる。
引き続きシリンダ保持台55が第1挿通位置に向けて移動されると、接着フイルム15のフイルム先端15aがガイド通路47内に挿入される。このとき、接着フイルム15はフイルムロール32から供給されるので、その先端部が大きくカールしてガイド通路47内に挿入できない場合がある。そこで、図11に示すように、エアノズル58から接着フイルム15の先端部にエアを吹き付けることで、フイルム15のカールを矯正する。
エアノズル58は、シリンダ保持台55に設けられたノズル保持部材66に保持されている。このエアノズル58には、図示しないエアチューブを介してエア供給源68(図15参照)が接続されている。エア供給源68は0.1〜0.6MPaのエアを発生する。このエア供給源68で発生したエアは、エアノズル58よりガイド通路47に挿入される前の接着フイルム15の先端部に吹き付けられる。接着フイルム15の斜め上方からエアが吹き付けられるので、接着フイルム15の先端部のカールが矯正される。これにより、フイルム先端15aをガイド通路47内に確実に挿入することができる。なお、エアの吹き付けは、シリンダ保持台55が第1挿通位置に移動されときに停止すればよい。
ガイド通路47内に挿入された接着フイルム15のフイルム先端15aは、シリンダ保持台55が第1挿通位置に向けて移動されるのに従い、ガイド通路47に沿ってスリット17のスリット開口17aに案内される。引き続きシリンダ保持台55が第1挿通位置に向けて移動されると、フイルム先端15がスリット開口17aよりスリット17内に挿入される。そして、図12に示すように、シリンダ保持台55が第1挿通位置に移動されると、接着フイルム15のフイルム先端15aがスリット17から出る。
シリンダ保持台55が第1挿通位置に移動されたら、第1真空ポンプ62の駆動を停止して、第1吸着ブロック51による接着フイルム15の吸着を解除させる。次いで、第1エアシリンダ53を駆動して、対向位置にある第1吸着ブロック51を搬送時退避位置に移動させる(図13参照)。
第1吸着ブロック51が搬送時退避位置に移動されたら、第2モータ57(図2参照)を駆動して、第1挿通位置にあるシリンダ保持台55を第2挿通位置に向けて移動させる。図13に示すように、第2挿通位置は、第2吸着ブロック52がガイド通路47の第2通路開口47bに近接する位置である。この移動で接着フイルム15がさらにフイルム挿入方向側に平行移動されるので、一定量の接着フイルム15をスリット17から出すことができる。以上で、接着フイルム15のスリット17への挿通が完了する。
図2に示すように、フイルム貼付装置24は第1貼付用吸着ユニット70と、第2貼付用吸着ユニット71と、第3シフト機構72とから構成される。なお、フイルム貼付装置24は上述の構成に限定されるものではない。
第1貼付用吸着ユニット70は、第3吸着ブロック74と、第3エアシリンダ75とから構成される。第3吸着ブロック74は、スリット17のスリット開口17aと反対側のスリット開口17bの近傍に配置され、第1吸着ブロック51と同様に接着フイルム15を吸着保持可能な構造を有している。この第3吸着ブロック74は、図示しないエアチューブを介して第3真空ポンプ76に接続されている。
第3エアシリンダ75は、第3吸着ブロック74を上述の鉛直方向に対して平行な方向に移動自在に保持する。具体的には、第3エアシリンダ75は、第3吸着ブロック74を後述する「第1貼付時退避位置」と、「第1貼付時吸着位置」と、「第1貼付位置」とに移動させる。
第2貼付用吸着ユニット71は、第1貼付用吸着ユニット70と基本的には同じ構造であり、第2搬送ガイド29と対向する位置に配置された第4吸着ブロック78と、第4エアシリンダ79とから構成される。この第4吸着ブロック78には、第4真空ポンプ80が接続されている。第4エアシリンダ79は、第4吸着ブロック78を後述する「第2貼付時退避位置」と、「第2貼付時吸着位置」と、「第2貼付位置」とに移動させる。
第3シフト機構72は、第1貼付用吸着ユニット70をフイルム挿入方向に対して平行な方向に移動自在に保持する。第3シフト機構72は、第1貼付用吸着ユニット70を後述する「受取位置」と「第3貼付位置」とに移動させる。
接着フイルム15の挿通前は、両吸着ブロック74,78をそれぞれ第1及び第2貼付時退避位置に移動させておく。また、第3シフト機構72を駆動して、第1貼付用吸着ユニット70を受取位置に移動させておく。ここで、第1及び第2貼付時退避位置とは、第3及び第4吸着ブロック74,78がそれぞれ接着フイルム15と当接しない位置である。また、受取位置とは、第3吸着ブロック74がスリット17から出た接着フイルム15の先端部に対向する位置である(図13参照)。
スリット17に接着フイルム15が挿通されたら、第3及び第4エアシリンダ75,79を駆動して、両吸着ブロック74,78をそれぞれ第1及び第2貼付時吸着位置に向けて鉛直下方に移動させる。ここで、第1及び第2貼付時吸着位置とは、両吸着ブロック74,78がそれぞれ接着フイルム15と当接する位置である。これにより、第3吸着ブロック74は、接着フイルム15のスリット17から出ている部分に当接する。また、第4吸着ブロック74は、接着フイルム15の第2搬送ガイド29により保持されている部分に当接する。そして、両吸着ブロック74,78の移動が完了したら、第3及び第4真空ポンプ76,80を駆動して両吸着ブロック74,78により接着フイルム15を吸着保持させる。
両吸着ブロック74,78により接着フイルム15が吸着保持されたら、第2吸着ブロック52による接着フイルム15の吸着を解除させる。これと同時に、シリンダ保持台55を待機位置に移動させるとともに、第1及び第2吸着ブロック51,52を搬送時退避位置に移動させる。次いで、上ガイド40を第1ガイド退避位置に移動させた後、下ガイド41を第2ガイド退避位置に移動させる。
両ガイド40,41の退避が完了したら、カッタ30を駆動して接着フイルム15を所定長に切断する。次いで、図示しないシフト機構を駆動して第2搬送ガイド29を接着フイルム15の搬送経路上から退避させる。そして、図14に示すように、第3及び第4エアシリンダ75,79を駆動して第3及び第4吸着ブロック74,78をそれぞれ第1及び第2貼付位置に移動させつつ、第3シフト機構72を駆動して第1貼付用吸着ユニット70を第3貼付位置に移動させる。ここで、第1貼付位置は、第3両吸着ブロック74に吸着された接着フイルム15がフイルム貼付面12aに当接する位置であり、第2貼付位置は、第4吸着ブロック78に吸着された接着フイルム15がフイルム貼付面11aに当接する位置である。また、第3貼付位置は、スリット17から接着フイルム15を所定量引き出して、接着フイルム15の弛みを除去可能な位置である。
これらの移動が完了すると、スリット17に挿通された接着フイルム15がケース本体11のフイルム貼付面11aと、蓋体12のフイルム貼付面12aとを跨ぐように貼り付けられ、蓋体12が開かないように封印される。
図15に示すように、上述のフイルム貼付機20を構成する各装置、各ユニットの制御は、コントローラ82により行われる。コントローラ82は、モータ制御部84と、シリンダ駆動制御部85と、ポンプ駆動制御部86と、シフト制御部87と、エア吹付け制御部88と、カッタ駆動制御部89とを有している。なお、このコントローラ82は、本発明の繰返し制御手段としても機能する。
モータ制御部84は、本発明の第1吸着板移動制御手段に相当するものであり、第1及び第2モータ33,57の駆動を個々に制御する。シリンダ駆動制御部85は、本発明の第2吸着板移動制御手段に相当するものであり、第1〜第4エアシリンダ53,54,75,79の駆動を個々に制御する。ポンプ駆動制御部86は、本発明の吸着切替制御手段に相当するものであり、第1〜第4真空ポンプ62,63,76,80の駆動を個々に制御する。
シフト制御部87は、本発明の第1及び第2ガイド移動制御手段に相当するものであり、第1〜第3シフト機構42,43,72の駆動を個々に制御する。エア吹付制御部88は、エア供給源68の駆動を制御することで、エアノズル58からのエアの吹付けを制御する。カッタ制御部89は、カッタ30の駆動を制御する。
次に、本実施形態の作用について説明を行う。収納ケース10のケース本体11内にフイルムピースやプリント基板を所定枚数セットしたら、蓋体12を開き位置から閉じ位置に回動させる。そして、この収納ケース10をフイルム貼付機20のケース保持台21にセットする。
ケースセット後にフイルム貼付機20の運転開始操作がなされると、コントローラ82のモータ制御部84は、第1モータ33を駆動してフイルムロール32を回転させる。これにより、フイルムロール32から接着フイルム15が引き出され、第1及び第2搬送ガイド28,29に沿って搬送される。モータ制御部84は、接着フイルム15のフイルム先端15aが上述の距離L1(図8及び図9参照)を確保可能な位置まで搬送されたら、第1モータ33の駆動を停止させる。
次いで、モータ制御部84は、第2モータ57を駆動してシリンダ保持台55を待機位置に移動させる。また、コントローラ82のシリンダ駆動制御部85は、第1及び第2エアシリンダ53,54を駆動して、第1及び第2吸着ブロック51,52を搬送時吸着位置に移動させる。この移動後、コントローラ82のポンプ駆動制御部86は、第1及び第2ポンプ62,63を駆動して両吸着ブロック51,52により接着フイルム15を吸着保持させる(図8参照)。
接着フイルム15が吸着保持されたら、コントローラ82のシフト制御部87は、第1及び第2シフト機構42,43を駆動して、下ガイド41を第2ガイド位置に移動させた後、上ガイド40を第1ガイド位置に移動させる。これにより、ガイド通路47が形成される。この際に、上ガイド40は上述の位置決め部48を有しているので、ガイド通路47の鉛直方向位置と、スリット17のスリット開口17aの位置とを一致させることができる。
また、シリンダ駆動制御部85は、第1及び第2エアシリンダ53,54を駆動して、第1及び第2吸着ブロック51,52を対向位置に移動させる。本実施形態では設定速度の速い第1吸着ブロック51で設定速度の遅い第2吸着ブロック52を押圧しながら移動させているので、両吸着ブロック51,52を同時に移動させることができる。その結果、吸着している接着フイルム15が外れたり、ずれたりすることが防止される。
第1及び第2吸着ブロック51,52が対向位置に移動されたら、モータ制御部84は第2モータ57を駆動して、シリンダ保持台55を第1挿通位置に向けて移動させる。これにより、接着フイルム15がフイルムロール32から引き出されて、接着フイルム15のフイルム先端15aがガイド通路47に向けて平行移動される。この移動時に、接着フイルム15と下ガイド41との間には所定の間隙Δd(図8参照)が確保されているので、接着フイルム15と下ガイド41との接触が防止される。その結果、接着フイルム15を精度良く搬送することができる。
また、この移動中にコントローラ82のエア吹付制御部88は、エア供給源68を駆動して所定圧力のエアを発生させる。発生したエアは、エアノズル58からガイド通路47に挿入される前の接着フイルム15の先端部に吹き付けられる。これにより、接着フイルム15の先端部のカールが矯正される。
シリンダ保持台55が引き続き第1挿通位置に向けて移動されると、接着フイルム15のフイルム先端15aがガイド通路47内に挿入される。挿入されたフイルム先端15aは、ガイド通路47に沿ってスリット17まで案内される。そして、シリンダ保持台55が第1挿通位置に移動されると、上述したようにフイルム先端15aがスリット17から出る(図12参照)。
ポンプ駆動制御部86は、第1真空ポンプ62の駆動を停止して、第1吸着ブロック51による接着フイルム15の吸着を解除させる。次いで、シリンダ駆動制御部85は、第1エアシリンダ53を駆動して第1吸着ブロック51を搬送時退避位置に移動させる。この移動が完了したら、モータ制御部84は、第2モータ57を駆動してシリンダ保持台55を第2挿通位置に移動させる。この移動に応じて、接着フイルム15がさらにフイルム挿入方向側に平行移動されるので、一定量の接着フイルム15をスリット17から出すことができる(図13参照)。接着フイルム15の挿通が完了する。
このように本実施形態では、フイルム挿通時にのみスリット17のスリット開口17aの近傍に上ガイド40及び下ガイド41を配置して、接着フイルム15のフイルム先端15aをスリット開口17aに案内するガイド通路47を形成するようにしたので、従来のように上下ガイド等をスリット17の近傍に常時設置する必要がなくなる。これにより、ガイドの設置が困難であったため人手で行っていた接着フイルム15の挿通作業を自動化することができる。その結果、生産効率を著しく向上させることができる。
また、本実施形態では第1及び第2吸着ブロック51,52で接着フイルム15を吸着して、フイルム先端15aをガイド通路47内に挿入させる。そして、この挿入を継続することで、スリット17に接着フイルム15を挿通させるようにしたので、従来のローラ搬送方式のようにスリップが発生するおそれがなく、フイルムを規定量だけ精度良く搬送することができる。さらに、使用する接着フイルム15の品種が変わってフイルムの摩擦係数が変化しても、接着フイルム15の搬送に影響が及ぶおそれがなくなる。そのため、フイルムの品種を切り替える度に搬送の調整を行う必要がなくなり、作業の手間を減らすことができる。
スリット17に接着フイルム15が挿通されたら、第3及び第4吸着ブロック74,78をそれぞれ第1及び第2貼付時吸着位置に移動させて、接着フイルム15を両吸着ブロック74,78により吸着保持させる。次いで、第2吸着ブロック52による接着フイルム15の吸着を解除させる。この後、シリンダ保持台55を待機位置に移動させるとともに、第1及び第2吸着ブロック51,52を搬送時退避位置に移動させる。また、上ガイド40を第1ガイド待避位置に移動させた後、下ガイド41を第2ガイド待避位置に移動させる。
両ガイド移動後に、カッタ30により接着フイルム15が所定長に切断される。この切断後に、第2搬送ガイド29を接着フイルム15の搬送経路上から退避させる。そして、第3及び第4吸着ブロック74,78をそれぞれ第1及び第2貼付位置に移動させるとともに、第1貼付用吸着ユニット70を第3貼付位置に移動させる(図14参照)。これにより、接着フイルム15が両フイルム貼付面11a,12aを跨ぐように貼り付けられ、蓋体12が開かないように封印される(図1参照)。この貼り付けが完了したら、両吸着ブロック74,78による接着フイルム15の吸着を解除させる。次の収納ケース10がケース保持台21にセットされたら、上述の処理を繰り返せばよい。
なお、上記実施形態では、ケース本体11(収納ケース10)は略長方体形状に形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、円柱状に形成されていてもよい。例えば、図16及び図17に示すように、ケース本体100が円柱状に形成されている場合には、そのフイルム貼付面100aの幅方向断面形状が曲面状に形成される。このフイルム貼付面100aと、フイルム貼付面100a上に設けられた通し部材102との間にはスリット103が形成される。この際に、通し部材102のスリット形成面102aは、その幅方向断面形状がフイルム貼付面100aに沿う形状に形成されている。
このように、フイルム貼付面100a、及びスリット形成面102aが曲面状に形成されている場合には、両ガイド105,106を両面100a,102aに対応する形状に形成する。具体的には、上ガイド105に、フイルム先端15をスリット103に誘い込むガイド溝107を形成する。ガイド溝107は、上述のガイド溝45と同様に、溝の底面107a及び側面107bがテーパ状に形成されている。そして、このガイド溝107の底面107aの幅方向断面形状を、スリット形成面102aと同じ形状、つまり、曲面状になるように形成する。
また、下ガイド106は、厚みが1mm以下の薄板であり、その幅方向断面形状がフイルム貼付面100aの幅方向断面形状と同じに形成されている。つまり、下ガイド106は、上ガイド105に向かって凸となるように湾曲されている。この下ガイド106は、上述の下ガイド41と同様に上ガイド105のガイド溝107を覆ってガイド通路108を形成する。
上ガイド105は、上述の第1シフト機構42(図2参照)により、ガイド通路108が形成される第1ガイド位置(図17参照)、及びこの第1ガイド位置から鉛直方向に待避させた第1ガイド待避位置(図16参照)の間で移動される。
下ガイド106は、上述の第2シフト機構42(図4参照)により、ガイド通路108が形成される第2ガイド位置(図17参照)、及びこの第2ガイド位置からフイルム幅方向に対して平行な方向に待避させた第2ガイド待避位置(図16参照)の間で移動させる。この下ガイド106が第2ガイド位置に向けて移動される際には、スリット103に対向する側のガイド端部106aがフイルム貼付面100aを乗りこえる。そのため、このガイド端部106aは、フイルム貼付面100aを乗りこえ易いように湾曲されていることが好ましい。
以上のように、上ガイド105のガイド溝107の底面107aをスリット形成面102aに対応する形状に形成し、下ガイド106をフイルム貼付面100aに対応する形状に形成することで、曲面状のフイルム貼付面100aと通し部材102との間に形成されるスリット103にも接着フイルム15を問題なく挿通させることができる。なお、フイルム貼付面やスリット形成面の幅方向断面形状が、上述した平坦状及び曲面状以外の形状に形成されている場合も同様である。
なお、上記実施形態では、第1吸着ブロック51(第2吸着ブロック52も同様)の吸着面59の幅方向断面形状が湾曲形状に形成されている(図7参照)が、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば図18に示した吸着ブロック110のように、そのガイド面110aの幅方向断面形状が平坦形状に形成されていてもよい。また、例えば図19に示した吸着ブロック112のように、そのガイド面112aの幅方向断面形状が接着フイルム15の幅よりも広い幅を有する凹形状に形成されていてもよい。この場合には、凹部の深さを調整することで、フイルム挿通時に接着フイルム15が下ガイド41に接触することが防止される。
なお、上記実施形態では、第1及び第2エアシリンダ53,54を用いて第1及び第2吸着ブロック51,52を鉛直方向に対して平行な方向に移動させるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばカムまたはリードスクリュウ等からなる各種シフト機構を用いてもよい。
また、上記実施形態では、リードスクリュウ56及び第2モータ57を用いてシリンダ保持台55をフイルム挿入方向に対して平行な方向に移動させるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばエアシリンダまたはカム等からなる各種シフト機構を用いてもよい。
なお、上記実施形態では、接着フイルム15を吸着搬送するための吸着ブロックが2個しか設けられていないが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばガイド通路47の長さ等に応じて3個以上設けられていても良い。この場合には、複数の吸着ブロックを搬送時退避位置から対向位置に移動させる際に、ガイド通路47側にあるブロックほど移動の際の設定速度が速くまたは遅くなるように設定する。そして、上述したように、互いに隣接する吸着ブロックのうち設定速度が速い方に遅い方を押圧させることで、各吸着ブロックを同時に移動させる。
また、上述のように吸着ブロックが3個以上設けられている場合には、接着フイルム15をスリット17に挿通させる際に、下記(1)〜(3)の工程を順に繰り返せばよい。
・ 対向位置にある吸着ブロックの中で最もガイド通路47側にあるブロックをガイド通路47に近接する近接位置まで移動させる工程。
・ 最もガイド通路47側にある吸着ブロックが近接位置まで移動されたら、この吸着ブロックによる接着フイルム15の吸着を解除させる工程。
・ 吸着解除後に、最もガイド通路47側にある吸着ブロックを搬送時退避位置に移動させる工程。
上述の(1)〜(3)の工程を順に繰り返す場合には、コントローラ82がモータ制御部84、ポンプ駆動制御部86、及びシリンダ駆動制御部85による制御を順に繰り返して行わせる。これにより、吸着ブロックが3個以上設けられている場合でも、スリット17に接着フイルム15を挿通させることができる。
なお、上記実施形態では、接着フイルム15の吸着搬送に第1及び第2吸着ブロック51,52を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、接着フイルム15を吸着搬送可能であれば吸着板などの各種吸着部材を用いてもよい。
また、上記実施形態では、上ガイド40と下ガイド41とによりガイド通路47を形成するようにしているが、スリット17の手前側のフイルム貼付面11a上に段差などが形成されていなければ下ガイド41を設けなくともよい。この場合は、上ガイド40のガイド溝45がガイド通路となる。
なお、上記実施形態ではエアノズル58からのエアの吹き付けを毎回行うようにしているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、接着フイルム15の先端部のカール量を検出して、このカール量が所定の大きさ以上のときにのみエアの吹き付けを行ってもよい。
また、上記実施形態では、収納ケース10のフイルム貼付面11aと、この貼付面11a上に設けられた通し部材16との間に形成されるスリット17に接着フイルム15を挿通する場合を例に説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、各種設置面と、この設置面上に設けられた通し部材との間に形成されるスリットに各種フイルムを挿通する場合にも本発明を適用することができる。
フイルムケースの斜視図である。 フイルム貼付機の概略図である。 上下ガイドの断面図であり、各ガイドがガイド位置にある状態を示したものである。 上下ガイドの正面図であり、各ガイドがガイド位置にある状態を示したものである。 上下ガイドの断面図であり、各ガイドがガイド退避位置にある状態を示したものである。 上下ガイドの正面図であり、各ガイドがガイド退避位置にある状態を示したものである。 フイルム挿通装置の吸着搬送ユニットの吸着ブロックの断面図である。 吸着ブロックが搬送時吸着位置にある状態を示した説明図である。 吸着ブロックが接着フイルムを吸着する位置を説明するための説明図である。 吸着ブロックが搬送時吸着位置から対向位置に移動された状態を説明するための説明図である。 エアノズルによるエア吹きつけを説明するための説明図である。 シリンダ保持部材が第1挿通位置に移動された状態を説明するための説明図である。 シリンダ保持部材が第2挿通位置に移動された状態を説明するための説明図である。 フイルム貼付装置による接着フイルムの貼り付けを説明するための説明図である。 フイルム貼付機の電気的構成を示すブロック図である。 他の実施形態の上下ガイドの正面図であり、各ガイドがガイド退避位置にある状態を示したものである。 他の実施形態の上下ガイドの正面図であり、各ガイドがガイド位置にある状態を示したものである。 吸着面が平坦形状に形成された他の実施形態の吸着ブロックの断面図である。 吸着面が凹形状に形成された他の実施形態の吸着ブロックの断面図である。
符号の説明
10 収納ケース
11 ケース本体
15 接着フイルム
16 通し部材
17 スリット
20 フイルム貼付機
23 フイルム挿通装置
40 上ガイド
41 下ガイド
42,43 第1、第2シフト機構
45 ガイド溝
47 ガイド通路
51,52 第1、第2吸着ブロック
53,54 第1、第2エアシリンダ
82 コントローラ

Claims (17)

  1. 設置面と、この設置面上に設けられた通し部材との間に形成される通し穴にフイルムを挿通するフイルム挿通装置において、
    前記通し穴の前記フイルム挿入側の開口の近傍に待避可能に配置され、前記フイルムの先端を前記通し穴に案内可能なガイド通路を有するフイルムガイドと、
    前記フイルムの前記設置面に対向する第1面とは反対側の第2面を吸着して、前記フイルムの先端を前記フイルムガイドの前記ガイド通路内に挿入するとともに、この挿入を継続して前記ガイド通路を介し前記通し穴に前記フイルムを挿通するフイルム吸着搬送手段とを備えることを特徴とするフイルム挿通装置。
  2. 前記フイルムガイドは、
    前記設置面と対向するガイド面に前記フイルムの先端を前記通し穴へ誘い込むためのガイド溝が形成された第1ガイドと、
    前記第1ガイド及び前記設置面の間に配置され、前記ガイド溝の少なくとも一部を覆って前記ガイド通路を形成する第2ガイドとから構成されることを特徴とする請求項1記載のフイルム挿通装置。
  3. 前記通し部材は、前記設置面と対向する通し穴形成面を有し、
    前記ガイド溝の底面の前記フイルムの幅方向に沿う幅方向断面形状が、前記通し穴形成面の前記幅方向断面形状と略同形状に形成されていることを特徴とする請求項2記載のフイルム挿通装置。
  4. 前記ガイド溝の底面または側面の少なくともいずれか一方は、前記ガイド溝の大きさが前記通し穴から遠ざかるのに従い次第に大きくなるように、テーパ状に形成されていることを特徴とする請求項2または3記載のフイルム挿通装置。
  5. 前記第1ガイドを、前記第2ガイドとの間で前記ガイド通路を形成する第1ガイド位置、及び前記第1ガイド位置から前記設置面に対して鉛直方向に退避させた第1ガイド退避位置の間で移動自在に保持する第1ガイド移動手段を備えることを特徴とする請求項2ないし4いずれか1項記載のフイルム挿通装置。
  6. 前記第1ガイドは、前記第1ガイド位置に移動されたときに前記通し部材に当接する位置決め部を有していることを特徴とする請求項5記載のフイルム挿通装置。
  7. 前記フイルム吸着搬送手段は、
    前記フイルムを前記ガイド通路に挿入する挿入方向に対して平行な方向に並べて配置され、前記フイルムを吸着する複数の吸着部材と、
    前記複数の吸着部材の個々の吸着及び吸着解除を切り替える吸着切替手段と、
    前記複数の吸着部材を、前記挿入方向に対して平行な方向に移動自在に保持する第1吸着部材移動手段と、
    前記複数の吸着部材を個々に、前記設置面に対して鉛直方向に移動自在に保持する第2吸着部材移動手段とから構成されることを特徴とする請求項5または6記載のフイルム挿通装置。
  8. 前記複数の吸着部材の吸着面における前記フイルムの幅方向に沿う断面形状が、平坦形状、前記フイルムの幅よりも広い幅を有する凹形状、及び前記設置面と反対方向に凸となるように湾曲した湾曲形状のいずれかに形成されていることを特徴とする請求項7記載のフイルム挿通装置。
  9. 前記第2吸着部材移動手段は、前記複数の吸着部材をフイルム供給部より供給される前記フイルムの吸着を行う吸着位置、吸着した前記フイルムの先端が前記ガイド通路のフイルム挿入口に対向する対向位置、及び前記第1ガイド位置にある前記第1ガイドよりも前記設置面から離れた退避位置に移動させることを特徴とする請求項7または8記載のフイルム挿通装置。
  10. 前記複数の吸着部材は、前記ガイド通路側にあるものほど前記吸着位置から前記対向位置に向けて移動される際の設定速度が速くまたは遅く設定され、
    互いに隣接する前記吸着部材のうち前記設定速度が速い方には、前記対向位置に移動される際に遅い方を押圧する押圧部が設けられていることを特徴とする請求項9記載のフイルム挿通装置。
  11. 前記対向位置にある前記複数の吸着部材に吸着された前記フイルムと、前記第2ガイドとの間には隙間が形成されていることを特徴とする請求項9または10記載のフイルム挿通装置。
  12. 前記対向位置にある前記複数の吸着部材の中で最も前記ガイド通路側にある吸着部材が前記ガイド通路に近接する近接位置まで移動されるように前記第1吸着部材移動手段を制御する第1吸着部材移動制御手段と、
    最も前記ガイド通路側にある吸着部材が前記近接位置まで移動された後に、この吸着部材による前記フイルムの吸着が解除されるように前記吸着切替手段を制御する吸着切替制御手段と、
    前記フイルムの吸着が解除された後に、最も前記ガイド通路側にある吸着部材が前記対向位置から前記退避位置に移動されるように前記第2吸着部材移動手段を制御する第2吸着部材移動制御手段と、
    前記第1吸着部材移動制御手段、前記切替制御手段、及び前記第2吸着部材移動制御手段による制御を順に繰り返して行う繰返し制御手段とを有することを特徴とする請求項9ないし11いずれか1項記載のフイルム挿通装置。
  13. フイルム吸着時に最も前記ガイド通路側にある吸着部材と前記フイルムの先端との間の距離をL1とし、前記通し穴の長さをL2とし、前記ガイド通路の長さをL3とし、前記通し穴と前記ガイド通路との間のクリアランスをL4としたときに、前記距離L1は、L1>L2+L3+L4を満たすことを特徴とする請求項7ないし12いずれか1項記載のフイルム挿通装置。
  14. 前記第2ガイドは、前記設置面に沿う形状に形成されたガイド板であることを特徴とする請求項2ないし13いずれか1項記載のフイルム挿通装置。
  15. 前記第2ガイドを、前記第1ガイドとの間で前記ガイド通路を形成する第2ガイド位置、及び前記第2ガイド位置から前記フイルムの幅方向に対して平行な方向に退避させた第2ガイド退避位置の間で移動自在に保持する第2ガイド移動手段を備えることを特徴とする請求項14記載のフイルム挿通装置。
  16. 前記フイルムの先端が前記ガイド通路に挿入される前に、前記フイルムの前記第2面側からエアを前記フイルムの先端部に吹き付けるエア吹付け手段を備えることを特徴とする請求項1ないし15いずれか1項記載のフイルム挿通装置。
  17. 設置面と、この設置面上に設けられた通し部材との間に形成される通し穴にフイルムを挿通するフイルム挿通方法において、
    前記フイルムの先端を案内するガイド通路を有するフイルムガイドを、前記フイルムの先端が前記ガイド通路に沿って前記通し穴に案内される位置に退避可能に配置し、
    前記フイルムの前記設置面に対向する第1面とは反対側の第2面を吸着して、前記フイルムの先端を前記フイルムガイドの前記ガイド通路内に挿入するとともに、この挿入を継続して前記ガイド通路を介し前記通し穴に前記フイルムの先端を挿通させることを特徴とするフイルム挿通方法。
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