JP4651562B2 - 電子カルテ管理装置及び電子カルテ管理方法 - Google Patents

電子カルテ管理装置及び電子カルテ管理方法 Download PDF

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本発明は電子カルテ管理装置及び電子カルテ管理方法に関し、特に複数の端末装置が共有する電子カルテの排他制御を行う電子カルテ管理装置及び電子カルテ管理方法に関する。
従来から、病院などの医療施設では、患者の病歴・診察所見・治療や検査指示などの診療情報の記録に電子カルテシステムが導入されている。
特に比較的規模の大きい医療施設に用いられている電子カルテシステムでは、電子カルテをシステムに共通のデータベースとして管理する電子カルテ管理装置と、診察室などに配置され、電子カルテの読み出しや書き込みを行う複数台の端末装置とが、ネットワークなどを介して接続する構成をとる。このようなシステムでは、複数台の端末装置から同時に電子カルテに対する操作(データ更新や、新たな指示入力など)が行われるとデータの整合性がとれなくなる恐れがある。そこで、データの整合性をとるため、排他制御が行われている。
しかしながら、排他を設定して電子カルテを操作している端末装置が、ネットワークの切断や、端末装置自身の故障によって異常終了すると、排他設定がされたままの状態となってしまう恐れがある。従来、このようなケースでは、排他設定を行った利用者が、再試行するなどして、排他設定を解除したり、排他設定が解除できない旨の通知や、排他が長時間設定されていることを検知したシステム管理者が強制的に排他解除を行ったりするなど、排他解除は人の操作によって行われていた。
また、一般的なデータベース管理では、排他設定をしている端末装置に排他設定が必要かどうかを定期的に問い合わせ、応答がない場合には自動的に排他を解除するデータベース管理システムがある(たとえば、特許文献1参照)。
特開平7−93204号公報
しかしながら、排他解除を人の操作に頼るのでは、解除を行う者に負担がかかるばかりでなく、人為的なミスが医療事故に繋がる恐れがあるいという問題点がある。一方、電子カルテ情報は、人の命に係る情報であるという特性から、従来の一般的なデータベース管理における排他解除の手法をそのまま適用することは難しいという問題点がある。
異常終了時に、排他設定を行った利用者が排他設定の解除を行うのであれば、その時点の診療内容情報などを確認して排他設定の解除を行うことができる。しかしながら、確認は利用者にまかされており、排他設定を解除した利用者によって安全が確認されたかどうかは保証されない。また、システム管理者が排他設定を解除する場合には、強制的に解除を行うため、安全を確認することができない。さらに、排他設定を行った利用者、又はシステム管理者によって解除を行うとした場合、夜間など管理者・排他を設定した利用者ともに不在の場合、排他設定された電子カルテを利用することができないという問題がある。このようなケースでは、電子カルテに情報を入力することができず、指示入力時などに行われる電子カルテシステムによるシステムチェックが機能しないなどの問題も発生する。
一方、排他を設定した端末装置から応答を得られない場合に強制的に排他を解除する手法では、重要な事項が電子カルテに記載されず、電子カルテの内容が治療内容と異なってしまう恐れがある。一般に、診療内容の電子カルテへの記載は、治療前ばかりでなく、治療後に行うこともある。したがって、たとえば、抗がん剤投与などを実施した後に、これを電子カルテに記載しようとして異常となってしまうというケースも考えられる。このような場合に強制的な排他解除を行ってしまうと、電子カルテ上では実施の記録が無いことになってしまい、再度抗がん剤が投与されるなどの医療事故に繋がる可能性がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、安全を考慮して排他を強制解除することが可能な電子カルテ管理装置を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような電子カルテ管理装置が提供される。本発明に係る電子カルテ管理装置1は、動作履歴(記憶手段)11、排他管理情報(記憶手段)12及び解除制限(記憶手段)13の記憶手段と、排他確認手段14、排他解除可否判定手段15、排他解除手段16、及び更新処理手段18の各処理手段を具備し、複数の端末装置(図では、端末A(3a)と端末B(3b))が共有する電子カルテデータベース2の排他制御処理を行う。
動作履歴(記憶手段)11は、端末装置から受信した操作要求に応じて実行した電子カルテ操作の動作履歴を、端末装置を識別する端末識別情報に関連付けて記憶する。排他管理情報(記憶手段)12は、排他がかかる電子カルテのカルテ識別情報と、この電子カルテに排他をかけた端末装置の端末識別情報とを対応付けた排他管理情報を記憶する。解除制限(記憶手段)13は、電子カルテに設定される排他の強制解除を制限する電子カルテ操作が定義された解除制限条件を記憶する。排他確認手段14は、操作対象の対象電子カルテのカルテ識別情報を含む操作要求を端末装置から受信すると、受信した対象電子カルテのカルテ識別情報と、排他管理情報(記憶手段)12に格納される排他管理情報の排他が設定される電子カルテのカルテ識別情報とを照合し、対象電子カルテに排他が設定されているかどうかを確認する。排他解除可否判定手段15は、排他確認手段14によって対象電子カルテに排他が設定されていることが確認された場合は、排他管理情報から対象電子カルテに排他をかけた端末装置の端末識別情報を取得し、取得した端末識別情報に基づいて端末識別情報に対応する電子カルテ使用端末装置の動作履歴を動作履歴(記憶手段)11から抽出する。そして、抽出された動作履歴と解除制限(記憶手段)13に格納される解除制限条件とを照合し、対象電子カルテの排他設定を解除できるかどうかを判定する。排他解除手段16は、排他解除可否判定手段15によって排他解除可が判定された場合は、対象電子カルテに設定される排他を解除する。更新処理手段18は、排他がかかっていない電子カルテに排他を設定し、排他管理情報を生成して排他管理情報(記憶手段)12に格納するとともに、端末装置の操作要求に応じて電子カルテ操作の動作履歴を生成して動作履歴(記憶手段)11に格納する。
このような電子カルテ管理装置1は、端末A(3a)もしくは端末B(3b)から、電子カルテデータベース2に格納される電子カルテへの操作要求を受信すると、電子カルテデータベース2の排他制御を行う。更新処理手段18は、このとき操作要求に応じて実行した動作の動作履歴を、操作要求を行った端末装置の端末識別情報に関連付けて動作履歴(記憶手段)11に格納しておく。また、電子カルテに排他をかけた場合は、その電子カルテのカルテ識別情報と、排他をかけた端末装置の端末識別情報とを対応付けた排他管理情報を生成し、排他管理情報(記憶手段)12に格納しておく。動作履歴及び排他管理情報は、この電子カルテに対する処理が終了して排他の設定が解除されるまで保持される。排他確認手段14は、端末装置から電子カルテデータベース2に格納される所定の電子カルテへの操作要求を受信すると、受信した操作要求に含まれるアクセス先の電子カルテのカルテ識別情報と、排他管理情報(記憶手段)12に格納される排他が設定される電子カルテのカルテ識別情報とを照合し、操作対象の対象電子カルテに排他が設定されているかどうかを調べる。排他解除可否判定手段15は、排他確認手段14において対象電子カルテに排他が設定されていると判定された場合は、排他管理情報(記憶手段)12から、対象電子カルテに排他をかけた端末装置の端末識別情報を読み出すとともに、取得した端末識別情報に基づいて、動作履歴(記憶手段)11を検索し、排他をかけた端末装置の動作履歴を取得する。そして、動作履歴と解除制限(記憶手段)13の解除制限条件とを照合し、実行されていた操作が排他の解除を制限する解除制限条件に合致するかどうかを判定する。合致しない場合は、排他設定を解除できると判定する。解除できる場合は、排他解除手段16が、該当する電子カルテの排他を解除し、端末装置からの操作要求を許可する。更新処理手段18は、排他解除手段16によって排他が解除されるか、もしくは元々排他がかかっていなかった電子カルテに排他を設定し、排他管理情報を生成して排他管理情報(記憶手段)12に格納する。そして、端末装置の操作要求に応じて電子カルテ操作の動作履歴を生成して動作履歴(記憶手段)11に格納する。
本発明では、対象の電子カルテに排他が設定されていた場合、この対象電子カルテに排他をかけた端末装置に関する動作履歴を読み出し、その動作が排他の強制解除を制限する解除制限条件に相当するかどうかを照合する。解除制限条件に合致しない場合、すなわち、解除してよい場合のみ、排他を強制解除してアクセス要求元の端末装置が電子カルテをアクセスすることを許可する。これにより、端末装置が電子カルテに排他をかけたまま異常終了した後で、他の端末装置がこの電子カルテへアクセス要求した場合に、排他が強制解除され、後からアクセス要求した端末装置で、電子カルテを利用することができるようになる。この結果、排他設定によって他の端末装置からの患者情報が更新できなくなるという問題を解決することができる。
また、予め設定された解除制限条件に合致する場合は、排他の強制解除が制限される。したがって、投薬実施を書き込む操作など、排他を強制解除することによって操作が完了しなかった場合に医療事故に繋がる恐れがある動作を解除制限条件に設定しておけば、排他が解除されないため、誤って排他解除されることにより危惧される医療事故を防止することができる。
まず、実施の形態に適用される発明の概念について説明し、その後、実施の形態の具体的な内容を説明する。
図1は、実施の形態に適用される発明の概念図である。
電子カルテ管理装置1は、端末装置(以下、端末とする)A(3a)及び端末B(3b)が、電子カルテデータベース2に格納される同じデータを同時にアクセスすることがないように、排他制御を行う。なお、端末A(3a)及び端末B(3b)という限定が必要ない場合は、端末3と表記する。
電子カルテ管理装置1は、動作履歴(記憶手段)11、排他管理情報(記憶手段)12、及び解除制限(記憶手段)13の各記憶手段と、排他確認手段14、排他解除可否判定手段15、排他解除手段16、利用不可提示手段17、及び更新処理手段18の各処理手段を具備する。なお、各処理手段は、コンピュータが、電子カルテ管理プログラムを実行することにより、その処理機能を実現する。
動作履歴(記憶手段)11には、端末3から受け取った電子カルテに対する操作要求に応じて実行した電子カルテの操作の動作履歴が、それぞれの端末に関連付けられた動作情報が格納される。動作履歴として、端末3と電子カルテ管理装置1とによって実行された電子カルテの操作履歴と、電子カルテの記載を行った場合の記載内容情報とが保存される。このうち操作履歴は、システム起動時に生成されて動作履歴(記憶手段)11に格納され、システム終了で動作履歴(記憶手段)11から削除される。同様に、記載内容情報は、所定の電子カルテが選択されたときに生成されて動作履歴(記憶手段)11に格納され、この電子カルテを閉じたときに削除される。したがって、端末3と電子カルテ管理装置1との間の通信が不通となるなど、電子カルテデータベース2のデータ更新前に処理が異常終了すると、その動作履歴は削除されずに残る。
排他管理情報(記憶手段)12には、電子カルテの整合性を保つため、排他がかけられた電子カルテのカルテ識別情報と、その電子カルテに排他をかけた端末の端末識別情報とが対応付けられた排他管理情報が格納される。また、排他を設定した日時も登録しておく。排他管理情報は、電子カルテに排他がかけられたときに生成されて、排他管理情報(記憶手段)12に格納され、当該電子カルテに対する操作が終了したときに削除される。したがって、動作情報と同様に、処理が異常終了すると、その排他管理情報は削除されずに残る。
解除制限(記憶手段)13には、排他の強制解除を制限する、すなわち、排他を解除してはいけない端末の動作を特定する解除制限条件が格納される。
以上の記憶手段に格納される各情報の詳細は、後述する。
排他確認手段14は、端末3から、対象となる電子カルテのカルテ識別情報を含む操作要求を受信すると、受信したカルテ識別情報と、排他管理情報(記憶手段)12に格納される排他がかけられた電子カルテのカルテ識別情報とを照合し、対象の電子カルテに排他が設定されているかどうかを確認する。
排他解除可否判定手段15は、排他確認手段14によって、操作要求のあった電子カルテに排他が設定されていることが検出された場合に、その排他が解除できるかどうかを判定する。このため、対象の電子カルテに排他をかけた端末の端末識別情報を、対象の電子カルテのカルテ識別情報に基づいて排他管理情報(記憶手段)12を検索して抽出する。そして、抽出された排他管理情報に設定された排他をかけた日時から、現在までに経過した時間を算出し、それが所定の時間内であれば、排他の強制解除不可と判定する。これは、正常に動作している排他制御を誤って解除しないための処理である。所定の時間を超えていれば、抽出された端末識別情報に基づき、対応する端末の動作履歴を動作履歴(記憶手段)11から読み出し、解除制限(記憶手段)13に格納される解除制限条件と照合する。すなわち、電子カルテに排他をかけた端末の動作が、排他を強制解除してはいけない解除制限条件に一致するものがあるかどうかを照合する。解除制限条件に一致するものがあれば、排他の強制解除を制限し、強制解除不可と判定する。解除制限条件に一致するものがなければ、排他の強制解除可と判定する。
排他解除手段16は、排他解除可否判定手段15によって、排他の強制解除可と判定された場合に、この電子カルテにかかった排他を解除し、更新処理手段18による対象電子カルテの操作を許可する。
利用不可提示手段17は、排他解除可否判定手段15によって、排他の強制解除が不可と判定された場合に、この電子カルテの利用はできない旨のメッセージを、操作要求を行った端末に送信する。このとき、図示しない装置情報記憶手段に記憶されている端末や端末管理者の連絡先など、端末に関する情報を読み出し、判定結果とともに提供してもよい。これにより、利用者は、排他をかけている端末又は利用者と連絡をとり、手動ではあるが、排他を解除することができる。
更新処理手段18は、排他確認手段14によって対象の電子カルテに排他が設定されていないことが確認されるか、排他解除手段16によって設定されていた排他が解除された後、対象の電子カルテに排他をかけ、端末3より受け取った操作要求に応じて対象電子カルテを更新する処理を行うとともに、その操作履歴を動作履歴(記憶手段)11に格納する。また、操作内容に応じて更新される電子カルテの記載内容を記載内容情報として動作履歴(記憶手段)11に格納する。そして、端末3から、更新内容の登録指示を受け取ると、更新された内容を電子カルテデータベース2の該当する電子カルテ情報に反映させる。その後、利用者によって処理終了が指示されると、動作履歴(記憶手段)11に格納した操作履歴及び更新内容履歴を削除する。
このような構成の電子カルテ管理装置1の動作及び排他解除方法について説明する。
たとえば、端末A(3a)から、他の端末が使用していない電子カルテ(以下、電子カルテAとする)に対する操作要求を受信したとする。排他確認手段14は、受信した操作要求に含まれる電子カルテAのカルテ識別情報(A)と、排他管理情報(記憶手段)12に格納される排他がかけられた電子カルテのカルテ識別情報を照合し、操作対象の電子カルテAに排他がかけられているかどうかを判定する。ここでは、電子カルテAは使用されていないので、一致するものは検出されない。排他確認手段14が、更新処理手段18に利用可を伝えると、更新処理手段18による対象の電子カルテAに対するアクセス処理が開始される。
更新処理手段18は、操作対象の電子カルテに排他を設定し、電子カルテAのカルテ識別情報(A)を、端末A(3a)の端末識別情報に対応付けて排他管理情報を生成し、排他管理情報(記憶手段)12に格納する。これにより、排他管理情報には、端末A(3a)が電子カルテAに排他をかけていることが登録される。その後、端末A(3a)からの操作要求に応じて、電子カルテAへのアクセス処理を実行し、操作要求に応じて実行した電子カルテ操作動作の動作履歴を、端末A(3a)の端末識別情報に対応付けて動作履歴(記憶手段)11に格納する。たとえば、所定の指示を実行したことを電子カルテAに記録しようとした場合、「指示実施入力」という操作履歴が設定される。また、電子カルテAの内容が更新された場合には、更新された記載内容を記載内容情報として、動作履歴(記憶手段)11に格納する。電子カルテデータベース2に格納される当該電子データが更新され、処理が正常に終了した場合には、排他が解除され、排他管理情報(記憶手段)12に格納される排他管理情報もリセットされる。同時に、動作履歴(記憶手段)11に格納された操作履歴及び記載内容情報も削除する。
ところで、上記の一連の処理が正常に終了する前、たとえば「指示実施入力」という動作が正常に完了する前に端末A(3a)に異常が発生し、電子カルテ管理装置1との間の通信ができなくなったとする。この場合、動作履歴(操作履歴と記載内容情報)及び排他管理情報は、削除されずに残る。すなわち、動作履歴は、操作履歴として「指示実施入力」と端末A(3a)の端末識別情報が残り、そのときの記載内容が記載内容情報として残る。また、排他管理情報として、電子カルテAのカルテ識別情報(A)と端末A(3a)の識別情報とが残る。
この状態で、端末B(3b)が電子カルテAに対し操作要求を行ったとする。排他確認手段14は、受信した操作要求に含まれる対象の電子カルテAのカルテ識別情報(A)と、排他管理情報(記憶手段)12に格納される電子カルテのカルテ識別情報を照合する。この場合、前の処理で設定された電子カルテAに関する排他管理情報(電子カルテAに端末A(3a)が排他をかけた)は残っているので、カルテ識別情報は一致する。したがって、当該電子カルテには排他が設定されると判定する。排他解除可否判定手段15は、排他管理情報に登録される排他を設定した日時からの経過時間を算出し、一定時間が経過しているかどうかを判断する。経過していない場合は、排他解除可否の判断を行わず、解除不可とする。一定時間が経過している場合には、対応する端末識別情報(ここでは、端末A(3a)の端末識別情報)を読み出し、動作履歴(記憶手段)11を検索する。この場合、「指示実施入力」という動作の履歴が得られる。次に、解除制限(記憶手段)13から読み出した解除制限条件と「指示実施入力」とを照合し、当該電子カルテに設定される排他が解除できるかどうかを判定する。解除制限条件に、「指示実施入力」が設定されていた場合、解除不可と判定され、利用不可提示手段17が利用不可のメッセージを端末B(3b)に送信する。一方、解除制限条件に「指示実施入力」が設定されていなかった場合は解除可であるので、排他解除手段16が排他を強制解除する。
このように、端末A(3a)が電子カルテに排他を設定したまま異常となってしまった後、排他が設定された電子カルテを利用しようとする端末B(3b)が現れた場合、排他が解除できるかどうかを判定し、解除できる場合には排他を自動的に解除し、端末B(3b)による利用を可能とする。この結果、本来必要のない、すなわち、端末A(3a)によるアクセスは終了しているのに、設定だけが残ってしまっているような無駄な排他によって電子カルテの利用できなくなるという問題が解決される。また、排他の解除は、解除してはいけない条件が設定されており、条件に一致する場合には排他の解除は行われないため、電子カルテの記載漏れなどに起因する医療事故を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態の電子カルテシステムを図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の実施の形態の電子カルテシステムのシステム構成を示した図である。
本発明の実施の形態の電子カルテシステムは、電子カルテ情報を格納する電子カルテデータベース200を接続し、電子カルテデータベース200へのアクセス管理を行う電子カルテ管理サーバ100と、クライアントである端末A(300a)、端末B(300b)、及び端末C(300c)とが、ネットワーク400を介して接続する。以下、特に端末を指定する必要がない場合は、端末300と表記する。
電子カルテ管理サーバ100は、電子カルテデータベース200に格納される患者の電子カルテに対し、複数の端末300から同時に同一データへのアクセスがあった場合の排他制御を行う。詳細は、後述する。
端末A(300a)、端末B(300b)及び端末C(300c)には、電子カルテシステムにおけるクライアント側処理を行うクライアントプログラムが格納される。
このような電子カルテシステムでは、各ユーザが、端末300から電子カルテシステムを起動させると、端末300は、クライアントプログラムを起動し、電子カルテ管理サーバ100との間のデータ通信を開始する。そして、端末300は、電子カルテ管理サーバ100から受信した情報に基づく表示を表示画面に表示するとともに、ユーザの指示入力を電子カルテ管理サーバ100に伝える。
このような構成の電子カルテシステムでは、端末300ごとに、システム起動後、ユーザを認証するログイン処理、患者単位で管理される電子カルテ(以下、患者カルテとする)を指定してアクセス権を獲得する患者カルテ起動処理が順に実行され、対象の患者カルテの更新が可能となる。そして、更新された患者カルテの内容を電子カルテデータベース200に反映した後、アクセス権を手放す患者カルテ終了処理、及びログアウト処理が行われ、システムを終了する。端末300では、一連の処理の流れに応じて、表示装置にシステム起動画面、ログイン画面、患者カルテ起動画面、患者カルテ操作画面、患者カルテ終了画面、ログアウト画面、及びシステム終了画面を表示し、その時点でユーザが必要な情報を画面に表示させるとともに、ユーザの指示入力を促し、入力情報を電子カルテ管理サーバ100へ渡す。
ここで、クライアントである端末300のハードウェア構成について説明する。図3は、本実施の形態の端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。
端末300は、CPU(Central Processing Unit)301によって装置全体が制御されている。CPU301には、バス307を介してRAM(Random Access Memory)302、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)303、グラフィック処理装置304、入力インタフェース305、及び通信インタフェース306が接続されている。
RAM302には、CPU301に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM302には、CPU301による処理に必要な各種データが格納される。HDD303には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。グラフィック処理装置304には、モニタ308が接続されており、CPU301からの命令に従って画像をモニタ308の画面に表示させる。入力インタフェース305には、キーボード309aやマウス309bが接続されており、キーボード309aやマウス309bから送られてくる信号を、バス307を介してCPU301に送信する。通信インタフェース306は、ネットワーク400に接続されており、ネットワーク400を介して電子カルテ管理サーバ100との間でデータの送受信を行う。
このようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、図3には、端末300のハードウェア構成を示したが、電子カルテ管理サーバ100のハードウェア構成も同様である。
次に、電子カルテ管理サーバ100のソフトウェア構成について説明する。図4は、本実施の形態の電子カルテ管理サーバのソフトウェア構成の一例を示した図である。図2と同じものには同じ番号を付し、説明は省略する。図では、処理の流れを実線で示し、データの流れを点線で示す。
本実施の形態の電子カルテ管理サーバ100は、端末300からの操作要求を記録した操作ログ(記憶部)101、更新された内容を含む患者カルテの記載内容を一時保存する記載内容情報(記憶部)102、排他の強制解除を制限する解除制限条件が登録された解除制限情報(記憶部)103、及び排他がかかった患者カルテと排他をかけた端末とを一時保存する排他管理情報(記憶部)104の各記憶部と、端末300との間の通信を処理する通信処理部111、端末300の利用者のログイン処理を行うログイン処理部112、対象の患者カルテを起動する患者カルテ起動処理部(排他確認処理部)113、対象の患者カルテに排他が設定されている場合に、排他が解除できるかどうかを判定する排他解除可否判定部114、排他が解除できない場合に、排他が解除できないことを伝えるメッセージ表示情報を生成し、端末300に送信する利用不可表示部115、排他が強制解除できる場合に、この電子カルテの排他を強制解除する排他解除処理部116、異常終了により、電子カルテデータベース200に反映されていないデータを復旧するデータ復旧処理部117、対象電子カルテの記載内容を更新する記載内容更新処理部118、電子カルテデータベース200に更新内容を反映させる患者カルテ更新処理部119、及び患者カルテの終了とログアウト処理を行う終了処理部120の各処理部と、を有する。
まず、各記憶手段に格納される情報データについて説明する。
図5は、本実施の形態における操作ログの一例を示した図である。
操作ログ500は、端末300からの操作要求の内容を操作履歴として記録した情報であり、操作履歴は、システム起動からシステム終了までの間、操作ログ(記憶部)101に格納される。操作ログ500は、「端末名」501、「患者ID」502、「利用者ID」503、及び「強制終了フラグ」504を有する。
「端末名」501は、端末を一意に特定する端末識別情報で、システム起動時、端末300から送られてくる端末識別情報に基づいて登録され、システム終了時に削除される。「患者ID」502は、対象の患者カルテを特定する情報で、患者カルテ起動で登録され、患者カルテ終了で削除される。「利用者ID」503は、利用者を特定する情報で、ログイン処理で登録され、ログアウト処理で削除される。「強制終了フラグ」504は、操作の強制終了(排他の強制解除)を行った場合に1が設定され、新規ログ作成時とデータが復旧したときに0が設定される。処理の流れに沿って操作ログ500を説明すると、システム起動時、新規ログが作成され、「端末名」501と、「強制終了フラグ(=0)」504とを設定する。続く、ログイン処理では、「端末」501が設定されたログに、「利用者ID」503を設定し、患者カルテ起動で「患者ID」502を設定する。処理終了後、患者カルテを終了すると、操作ログ500から「患者ID」502を削除し、ログアウト処理で、「利用者ID」503を削除する。そして、システム終了時に、操作ログ500から「端末名」501がリセットされ、この操作ログ500が操作ログ(記憶部)101から削除される。また、異常終了が発生し、この操作を強制終了する場合は、「強制終了フラグ」を1にセットしておき、データが復旧したときに「強制終了フラグ」をリセットする。
図6は、本実施の形態における記載内容情報の一例を示した図である。
記載内容情報510は、患者カルテ起動後、利用者の指示に従って更新されたカルテ記載内容を表す情報で、患者カルテ起動で生成されて記載内容情報(記憶部)102に格納される。また、患者カルテ終了で記載内容情報(記憶部)102から削除される。記載内容情報510は、「端末名」511、「患者ID」512、「利用者ID」513、「入力伝票」514、「入力区分」515、「操作画面」516、及び「入力内容」517を有する。
「端末名」511、「患者ID」512、及び「利用者ID」513は、図5に示した「端末名」501、「患者ID」502、「利用者ID」503と同じ情報であり、患者カルテ起動時に設定される。「入力伝票」514は、薬の処方や検査など、医療行為の種類を示した情報である。「入力区分」515は、入力された操作の種別を数値で示す。ここでは、指示入力(=1)、確認(=2)、及び実施(=3)のいずれかが設定されるとする。「操作画面」516は、指示が行われた時点で、端末300が表示装置に表示している画面を示しており、ここでは、その画面を表示するプログラムの名称が設定される。「入力内容」517には、入力された内容が設定される。「入力伝票」514、「入力区分」515、「操作画面」516、及び「入力内容」517は、端末300において、指示入力画面から展開されたとき、指示確認入力時、指示実施入力時、データ記録時などに逐次更新される。
なお、操作ログ500と記載内容情報510とによって、図1に示した動作履歴(記憶手段)11に格納される動作履歴が構成される。
図7は、本実施の形態における排他管理情報の一例を示した図である。
排他管理情報520は、患者単位で管理される電子カルテの排他制御に用いられる情報で、排他が行われている間設定され、排他管理情報(記憶部)104に格納される。患者排他管理情報520は、「患者ID」521、「利用者ID」522、「端末名」523、患者カルテの「更新日付」524、及び「更新時間」525を有する。
「患者ID」521、「利用者ID」522及び「端末名」523は、図5及び図6の同じ名称のデータと同じ情報である。「更新日付」524は、患者カルテに排他を開始した日付を表し、「更新時間」525は、その時刻を表す。排他管理情報520は、対象患者が選択され、患者カルテが起動されたとき、当該患者カルテに関する情報に基づいて生成され、排他管理情報(記憶部)104に格納される。また、処理が終了し、患者カルテが正常に終了したとき、排他管理情報(記憶部)104から削除される。なお、排他管理情報520が設定された後、「端末名」523の端末による「患者ID」521の患者カルテの操作が異常終了した場合には、この排他管理情報520はそのまま残る。
図8は、本実施の形態における解除制限条件の一例を示した図である。
解除制限情報530には、患者カルテにかけられた排他を強制解除できるかどうかの判断基準となる解除制限条件であって、解除制限情報(記憶部)103に格納される。解除制限情報530は、「伝票コード」531と、「区分」532とを有し、予めユーザによって定義された値が設定されている。
「伝票コード」531は、図6に示した「入力伝票」514と同じ情報であり、排他の強制解除を制限する伝票の種別が設定されている。「区分」532は、図6に示した「入力区分」515と同じ情報であり、排他の強制解除を制限する操作が設定されている。電子カルテ管理サーバ100が、患者カルテにかかった排他を強制解除する場合には、対象の患者カルテに対応する記載内容情報510の「入力伝票」514及び「入力区分」515と、解除制限情報530の「伝票コード」531及び「区分」532とを照合し、排他の強制解除が可能であるかどうかを判断する。また、図6に示した「操作画面」516や「入力内容」517を解除制限条件として指定することもできる。
図9は、本実施の形態における端末マスタの一例を示した図である。
端末マスタ540には、電子カルテ管理サーバ100のクライアントに相当する端末300に関する装置情報が設定され、「端末名」541、「IPアドレス」542、「設置場所」543などの情報項目を有する。「端末名」541は、図5、図6及び図7の同じ名称のデータと同じ情報である。「IPアドレス」542は、「端末名」541の端末のIPアドレス情報である。「設置場所」543は、この端末が設置されている場所である。さらに、接続されるプリンタなど、端末に関する情報が設定される。
以上の情報データに基づき、本実施の形態の電子カルテ管理処理が行われる。また、本実施の形態では、電子カルテは患者と対応付けて管理され、排他制御は患者単位ごとに行うとしているが、排他の処理単位は任意であり、「患者ID」521に加えて、カルテ識別情報を適宜設定することにより、情報項目ごとやデータごとに排他制御することも可能である。
図4に戻って、各処理部について説明する。
通信処理部111は、端末300から送られてきた操作要求を受信し、電子カルテ管理サーバ100の各部へ伝達するとともに、電子カルテ管理サーバ100から端末300に向けて送信された応答を送信先に送る。
ログイン処理部112は、通信処理部111を介して端末300から送信された端末名と利用者IDを含むログイン情報をログイン要求とともに受信する。このログイン情報は、端末300に表示されるログイン画面によって、ユーザが設定した情報に基づき、端末300によって生成される。次に、受信した端末名と利用者IDが許可された端末及び利用者であるかどうかを確認する。そして、確認されれば、受信した端末名と利用者IDを設定した新規操作ログを生成し、操作ログ(記憶部)101に格納するとともに、ログインを許可する応答を端末300に返す。また、新規ログを登録する前に、端末名と利用者IDを用いて操作ログ(記憶部)101を検索し、同一端末名と利用者IDが設定される操作ログがないかどうかを調べるようにしてもよい。検出された場合は、「強制終了フラグ」504の値が強制終了(=1)であるかどうかを確認する。強制終了(=1)が設定されている場合は、前回の処理において異常終了しているので、データ復旧処理部117へ処理を引き渡す。
患者カルテ起動処理部(排他確認処理部)113は、ログイン処理部112によってログインが許可された端末300から送信された患者IDが入力されると、処理を開始する。患者IDは、ログインが許可された端末300に展開される患者カルテ起動画面によって、利用者が指定した患者の患者IDで、端末300から通信処理部111経由で入力する。患者IDが入力されると、患者カルテ起動処理部113は、入力された患者IDを操作ログ(記憶部)101に登録するとともに、排他確認処理を行う。受信した患者IDに基づいて排他管理情報(記憶部)104を検索し、この患者IDによって識別される患者カルテが存在するか、すなわち、この患者カルテに排他が設定されているかどうかを確認する。排他が設定されていない場合、処理を記載内容更新処理部118へ引き継ぐ。排他が設定されている場合、読み出した排他管理情報を引き渡し、処理を排他解除可否判定部114へ引き継ぐ。
排他解除可否判定部114は、患者カルテ起動処理部113によって対象の患者カルテに排他が設定されていることが検出された場合、排他を強制解除できるかどうかを判定する。まず、患者カルテ起動処理部113より取得した排他管理情報に基づいて、排他が設定されてから現在までの経過時間を算出し、一定の時間が経過していなければ、解除不可とする。また、一定の時間が経過している場合には、排他管理情報から、対象の患者カルテに排他をかけている端末の端末名を読み出し、端末名に基づいて操作ログ(記憶部)101と記載内容情報(記憶部)102を検索し、障害により処理が途中終了したときの操作を示す操作ログと、それまでに更新された記載内容を示す記載内容情報を抽出する。続いて、解除制限情報(記憶部)103から、解除制限条件を読み出し、抽出された操作ログ及び記載内容情報と照合する。そして、解除制限条件に一致する項目が操作ログ又は記載内容情報にあれば、強制解除は不可と判定し、利用不可表示部115へ処理を引き継ぐ。一致する項目がなければ、強制解除可と判定し、排他解除処理部116へ処理を進める。
利用不可表示部115は、排他解除可否判定部114によって、排他の強制解除不可が判定された場合、アクセス要求を行った端末300に対し、「アクセス要求のあった患者カルテは使用中である。」ことを伝えるメッセージを表示するための表示情報を生成し、通信処理部111経由で端末300に送信する。なお、排他解除可否判定部114が、排他設定から一定時間が経過していないため排他を不可とした場合と、解除制限条件に合致して排他を不可とした場合では、メッセージの内容を変える。さらに、図示しない記憶部に格納される図9に示した端末マスタを検索し、この患者カルテに排他をかけている端末の装置情報を抽出し、抽出した装置情報に基づく表示情報を加えて、端末300に送信するとしてもよい。
排他解除処理部116は、排他解除可否判定部114によって、排他の強制解除可が判定された場合、この患者カルテに設定されている排他を強制解除する。対応する排他管理情報を削除し、対応する操作ログの強制終了フラグに1を設定する。排他を強制解除した後、処理を記載内容更新処理部118へ進める。
データ復旧処理部117は、ログイン処理部112によって、以前の処理が異常終了していることが検出されたので、端末名、又は端末名と利用者IDを用いて記載内容情報(記憶部)102を検索し、異常終了時の記載内容情報を取得する。そして、取得した記載内容情報を端末300の表示画面に反映し、その表示情報を端末300に送信する。
記載内容更新処理部118は、対象の患者カルテに対する排他管理情報を生成し、排他管理情報(記憶部)103に格納するとともに、端末300から通信処理部111を介して入力する当該患者カルテの記載内容更新操作に基づき、患者カルテの記載内容を更新する。
患者カルテ更新処理部119は、端末300からの更新要求に応じて、電子カルテデータベース200に格納される患者カルテを、記載内容更新処理部118が生成した記載内容で更新する。
終了処理部120は、通信処理部111を介して端末300から、患者カルテ終了要求、又はログアウト要求を受信し、それぞれの終了処理を行う。
なお、上記の説明では、正常な排他制御により排他が設定されているのか、排他がかけられたままになっているのかを、排他管理情報に設定された排他をかけた日時に基づいて判断するとしたが、一定周期で動作する監視モジュールによって監視を行うとすることもできる。監視モジュールは、記載内容情報が設定された端末に対し、問合せを行って、一定時間経過しても応答が得られない場合に、操作ログの強制終了フラグをセットする。また、端末から強制終了を実施した旨の通知を受けた場合にも、同様の処理を行う。この場合、排他解除可否判定部114は、対応する操作ログの強制終了フラグをチェックし、0であるものは、解除可否の判定を行わず、解除不可と判定する。
次に、実施の形態の電子カルテシステムにおける電子カルテ排他制御処理について説明する。以下の説明では、処理手順を示したフローチャートとともに、設定される各種情報の一例を示している。
まず、電子カルテシステム全体の処理の流れを電子カルテ管理サーバの処理手順を用いて説明する。図10は、本実施の形態における電子カルテ管理処理の手順を示したフローチャートである。
利用者が、端末300から電子カルテシステムを起動し、処理が開始される。
[ステップS11] 端末A(300a)の電子カルテシステムが起動され、電子カルテ管理サーバ100は、端末A(300a)から、端末名「AAA」とともにシステムの起動通知を受信する。そして、通知に基づいて、端末A(300a)に関する操作ログを生成し、操作ログ(記憶部)101に格納する。ここでは、操作ログの「端末名」に、起動された端末名「AAA」を設定し、「強制終了フラグ」に「初期値(=0)」を設定する。これを操作ログ情報500aとする。そして、端末A(300a)に正常応答を送る。
[ステップS12] 電子カルテシステムが正常に起動されると、端末A(300a)は、表示装置にログイン画面を表示し、利用者IDやパスワードなどが入力されるのを待つ。利用者によって、利用者IDやパスワードが入力されると、端末A(300a)は、入力データとともにログイン要求を電子カルテ管理サーバ100に向けて送信する。電子カルテ管理サーバ100は、端末A(300a)から利用者ID「A123」とともにログイン要求を受信する。利用者IDやパスワードを確認してログインを認める場合は、ステップS11で設定された操作ログ情報500aの「利用者ID」に「A123」を登録する。これを操作ログ情報500bとする。そして、端末A(300a)に正常応答を送信する。
[ステップS13] ログインが正常に行われると、端末A(300a)は、アクセス対象となる任意の患者の患者カルテを選択するための患者カルテ起動画面を表示装置に表示し、患者IDが入力されるのを待つ。利用者によって、患者IDが入力されると、端末A(300a)は、入力データとともに患者カルテ起動要求を電子カルテ管理サーバ100に向けて送信する。電子カルテ管理サーバ100は、端末A(300a)から対象とする患者ID「111」ともに、患者カルテの起動要求を受信し、ステップS12で設定された操作ログ情報500bの「患者ID」に「111」を登録する。これを操作ログ情報500cとする。なお、患者カルテは、患者単位で排他制御を行うので、患者IDが対象の患者カルテを特定するカルテ識別情報になる。
[ステップS14] 電子カルテ管理サーバ100は、ステップS13までの処理で取得した患者IDに対応する患者カルテに排他が設定されている場合には、安全を確認して排他の強制解除する排他解除処理を行う。排他解除処理の詳細は、後述する。
[ステップS15] ステップS14の排他解除処理の結果、端末A(300a)による対象患者カルテの更新が可能となったかどうかを判定する。ステップS14において、対象患者カルテに排他が設定されていない、又は、設定されていた排他が強制解除できた場合に、更新可と判断する。端末A(300a)に対しては、更新可否の結果を伝える。なお、更新不可であれば、更新できないことを伝えるメッセージの表示情報を、排他を行っている装置情報などとともに、端末A(300a)に送信する。また、電子カルテ管理サーバ100は、対象患者カルテの更新が可でなければ、ステップS17へ処理を進め、患者カルテの更新処理は行わない。
[ステップS16] 対象患者カルテの更新可の場合、電子カルテ管理サーバ100は、対象の端末名「AAA」、患者ID「111」、及び利用者ID「A123」を設定して、記載内容情報510を設定するとともに、患者IDに対応する患者カルテに排他を設定する。それから、対象の患者カルテの更新処理を行い、端末A(300a)との間で、患者カルテの更新入力に関するデータを送受信し、端末A(300a)から送信される更新内容に基づいて、入力伝票、入力区分、及び入力内容などのデータを記載内容情報510に設定する。処理の詳細は後述する。
[ステップS17] ステップS16の患者カルテの更新処理が終了すると、端末A(300a)から、この患者カルテの更新を終了する患者カルテ終了通知が送信される。電子カルテ管理サーバ100は、患者カルテ終了通知を受け取ると、この患者カルテの更新処理を終了し、患者IDに対応する操作ログ情報500cから、患者IDを削除する。また、強制終了フラグは、無効となる。これを操作ログ情報500dとする。
[ステップS18] さらに、端末A(300a)からログアウト要求を受け取ると、この操作ログ情報500dから、利用者IDを削除する。これを操作ログ情報500eとする。
[ステップS19] 最後に、端末A(300a)からシステム終了要求を受け取ると、この操作ログ情報500eから、端末名を削除する。すなわち、操作ログ(記憶部)101から操作ログ情報500eを削除する。
なお、端末に障害が発生し、途中で処理が終了する場合、排他の問題が生じるのは、更新処理(ステップS16)を行っている間である。したがって、患者カルテに排他がかけられた状態で障害が発生し、端末A(300a)との通信が不通になり、処理を途中終了する場合の操作ログは、操作ログ情報500cのように、端末名、患者ID、利用者ID、及び強制終了フラグが設定されている。
ここで、更新処理(ステップS16)について説明する。
図11は、本実施の形態の患者カルテ更新処理の手順を示したフローチャートである。
患者カルテ起動により、端末名、利用者ID、及び患者IDが指定され、処理が開始される。
[ステップS161] 対象の患者カルテに排他を設定し、排他管理情報に登録する。この場合、端末名「AAA」、患者ID「111」、利用者ID「A123」、及び排他を設定した更新時間が登録される。これを排他管理情報520aとする。排他管理情報520aは、排他管理情報(記憶部)104に格納する。
[ステップS162] 記載内容情報をリセットし、入力された、端末名、利用者ID、及び患者IDを設定して対象患者カルテに関する記載内容情報を初期化する。この場合、端末名「AAA」、患者ID「111」、利用者ID「A123」が設定される。これを記載内容情報510aとする。記載内容情報510aは、記載内容情報(記憶部)102に格納する。
[ステップS163] 端末A(300a)から受信した操作入力が、患者カルテの記載内容を更新する更新入力であるかどうかを判定する。更新入力でない場合は、処理をステップS165へ進める。なお、簡単のため、更新入力でなければ、電子カルテデータベース200への登録指示であるとする。
[ステップS164] 端末A(300a)から受信した操作入力の内容に応じて、記載内容情報510aの記載内容を更新する。この場合、入力伝票「C001」、入力区分「3」、操作画面「ExBPro・・」が設定される。これを記載内容情報510bとする。記載内容情報510bは、記載内容情報(記憶部)102に格納し、処理をステップS163に戻し、操作入力指示のチェックからの処理を行う。
端末A(300a)から記載内容更新が入力されている間は、ステップS163とステップS164が繰り返される。
[ステップS165] 端末A(300a)から受信した操作入力が更新入力でない場合、電子カルテデータベース200への登録指示であるので、記載内容情報510bに格納されている、更新されたカルテ記載内容に基づき、この患者カルテに対応する電子カルテデータベース200の電子カルテ情報の内容を更新し、カルテ記載内容をデータベースに反映する。また、対象患者カルテに関する記載内容情報から端末名を除く設定情報を削除する。これを記載内容情報510cとする。
[ステップS166] 対象の患者カルテの排他を解除し、ステップS161で登録した排他管理情報520aを排他管理情報(記憶部)103から削除する。
更新処理実行中は、ステップS161で排他が設定されてから、ステップS166で排他が解除されるまで、対象の患者カルテ(ここでは、A123)には排他がかけられている。この間に障害が発生し、端末A(300a)との通信が不通になり、処理を途中終了する場合の対象患者カルテに関する記載内容情報は、記載内容情報510a、又は記載内容情報510bのように、少なくとも端末名、患者ID、利用者IDが設定されている。また、排他管理情報には、排他管理情報520aに示したように、端末名、患者ID、及び利用者IDが設定されている。
また、このとき、端末A(300a)が、電子カルテ管理サーバ100との通信が不通となっただけで処理を行っていた場合、端末A(300a)は、一定時間以上、通信が回復しない場合、強制終了を実施したことを残す強制終了実施情報を自装置の記憶手段に設定し、処理を途中終了する。
ここで、監視モジュールによる異常な排他設定をチェックする処理について説明する。図12は、本実施の形態の異常な排他設定の監視処理の手順を示したフローチャートである。
監視モジュールは、定間隔で起動される。
[ステップS21] 記載内容情報(記憶部)102に格納される記載内容情報を読み出す。
[ステップS22] 読み出した記載内容情報の端末名に相当する端末に問合せを行う。
[ステップS23] 応答を受信した場合、応答に端末が強制終了を実施したことを示す強制終了実施情報が含まれているかどうかを判定する。含まれていた場合、処理をステップS26に進める。
[ステップS24] 応答がない場合、無応答の時間が一定時間を超えているかどうかを判定する。一定時間を超えている場合、処理をステップS26に進める。
[ステップS25] 記載内容情報(記憶部)102の全ての情報の読み出しが行われたかどうかをチェックする。終了していない場合は、ステップS21に戻って、次の記載内容情報の読み出しからの処理を行う。すべて読み出した場合は、処理を終了する。
[ステップS26] 端末から強制終了実施情報を取得した場合、又は、一定時間無応答の場合、該当する端末の操作ログの強制フラグをセットし、処理をステップS25へ進める。
次に、図10に示した処理手順における排他解除処理(ステップS14)の処理手順について説明する。以下の説明では、排他設定からの経過時間を算出するのではなく、監視モジュールにより設定された強制終了フラグで排他解除可否の判定を行うとする。
図13は、本実施の形態の排他解除処理の処理手順を示したフローチャートである。
患者カルテが起動され、操作要求した端末名、患者ID、及び利用者IDが設定された状態で処理が開始される。
[ステップS301] 患者IDをキーとして排他管理情報(記憶部)104を検索し、患者IDが一致する排他管理情報が登録されているかどうかを検出する。検出されない場合は、排他解除の必要なしと判断し、処理を終了する。検出される場合の例を説明する。たとえば、操作要求を行った端末が端末B(端末名「BBB」)300bであり、要求する患者カルテが患者ID「111」であるとする。一方、同じ患者ID「111」をアクセスした端末A(300a)が、排他をかけたままダウンすると、図11の排他管理情報520aに示したように、患者ID「111」、端末名「AAA」が残っている。この場合、患者ID「111」が一致するため、排他管理情報に登録有と判定される。
[ステップS302] ステップS301によって、登録された排他管理情報が検出された場合、排他管理情報から排他をかけた端末名と、利用者IDを読み出す。
[ステップS303] 端末名に対応する操作ログを操作ログ(記憶部)101から読み出し、強制終了フラグがセットされている(強制終了フラグ=1)かどうかを判定する。セットされていない場合は、処理をステップS310へ進める。
[ステップS304] 対応する端末名と患者IDの記載内容情報が記載内容情報(記憶部)102に存在するかどうかを判定する。存在しない場合、処理をステップS308へ進める。
[ステップS305] ステップS304で検索された記載内容情報を読み出す。
[ステップS306] ステップS305で読み出した記載内容情報と、解除制限情報(記憶部)103に格納される解除制限条件とを照合し、一致するかどうか判定する。一致しない場合は、処理をステップS308へ進める。
[ステップS307] 解除制限条件と一致する場合は、排他の強制解除を行わず、排他が設定されていて利用できないことを伝えるメッセージ(利用不可メッセージ2、詳細は後述する)を端末に表示させ、処理を終了する。
[ステップS308] 解除制限条件と一致しない場合、又は、記載内容情報が存在しない場合は、排他を強制解除する。
[ステップS309] ステップS308の排他の強制解除に合わせて、対応する操作ログ及び排他管理情報を更新し、処理を終了する。
[ステップS310] 操作ログに強制終了フラグがセットされていない場合、正常な排他制御とみなし、排他処理のため、当該患者カルテを利用できないというメッセージ(利用不可メッセージ1、詳細は後述する)を端末に表示させ、処理を終了する。
ここで、利用が制限される場合に、端末に表示されるメッセージの一例を示す。
図14は、本実施の形態の利用不可メッセージ1(他装置利用中)の表示画面の一例である。
ユーザが、端末から患者カルテを起動したとき、要求した患者カルテが他の端末で利用されている場合に表示される利用不可メッセージ1(700a)は、患者カルテの表示701aと、患者名702aとともに、使用中であり、利用できないことを伝えるメッセージ703aが表示される。
図15は、本実施の形態の利用不可メッセージ2(復旧必要)の表示画面の一例である。
ユーザが、端末から患者カルテを起動したとき、要求した患者カルテが他の端末で排他がかけられたまま解除できないため、復旧が必要な場合に表示される利用不可メッセージ2(700b)は、患者カルテの表示701bと、患者名702bとともに、カルテの復旧が必要であるとともに、利用できないことを伝えるメッセージ703bが表示される。さらに、排他を設定した端末に関する情報が表示される。
次に、データ復旧処理について説明する。
図16は、本実施の形態のデータ復旧処理手順を示したフローチャートである。
データ復旧処理は、ログイン時に、電子カルテ管理サーバ100のログイン処理部112が、操作ログ(記憶部)101を検索して、データ復旧が必要なものがあるかどうかを判断することもできるし、強制終了実施を保持する端末側が、データ復旧を電子カルテ管理サーバ100に要求するとしてもよい。
[ステップS31] ログイン時に取得する端末名と利用者IDとをキーとして操作ログ(記憶部)101を検索し、対応する操作ログが存在するかどうかを調べる。存在しない場合は、データ復旧の必要がないと判断し、処理を終了する。
[ステップS32] 対応する操作ログが検出された場合、検出された操作ログの強制フラグがセットされているかどうかを判定する。強制終了フラグがセットされていない(強制終了フラグ=0)場合、処理を終了する。
[ステップS33] 対応する操作ログが検出され、強制終了フラグがセットされている(強制終了フラグ=1)場合、対応する患者カルテの記載内容を記載内容情報(記憶部)102から検索する。検出されない場合、処理をステップS35へ進める。
[ステップS34] 記載内容情報が検索された場合は、その内容に基づいてデータを復旧し、端末の表示画面に記載内容情報に基づくデータを表示させる。
[ステップS35] 対応する操作ログの「強制終了フラグ」をリセットし、「初期値(=0)」に戻す。これを操作ログ情報500gとする。そして、処理を終了する。
このように、記載内容情報に残る更新情報を復旧させて利用者の端末に表示させることにより、利用者の手間を省くほか、以前に設定した内容を確認させることができる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、電子カルテ管理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
(付記1) 複数の端末装置が共有する電子カルテの排他制御を行う電子カルテ管理装置において、
前記端末装置から受信した操作要求に応じて実行した電子カルテ操作の動作履歴を前記端末装置の端末識別情報に関連付けて記憶する動作履歴記憶手段と、
排他がかかる電子カルテのカルテ識別情報と、前記電子カルテに排他をかけた前記端末装置の前記端末識別情報とを対応付けて排他管理情報として記憶する排他管理情報記憶手段と、
前記電子カルテに設定される排他の強制解除を制限する前記電子カルテ操作が定義される解除制限条件を記憶する解除制限記憶手段と、
操作対象の対象電子カルテのカルテ識別情報を含む操作要求を前記端末装置から受信すると、受信した前記対象電子カルテのカルテ識別情報と、前記排他管理情報記憶手段の前記排他管理情報に設定される排他がかかる前記電子カルテのカルテ識別情報とを照合して、前記対象電子カルテに排他が設定されているかどうかを確認する排他確認手段と、
前記排他確認手段によって前記対象電子カルテに排他が設定されていることが確認された場合は、前記排他管理情報から前記対象電子カルテに排他をかけた前記端末装置の前記端末識別情報を取得し、取得した前記端末識別情報に基づいて、前記端末装置に関する前記動作履歴を前記動作履歴記憶手段から抽出し、抽出された前記動作履歴と前記解除制限記憶手段に格納される前記解除制限条件とを照合し、前記対象電子カルテにかかる排他を解除できるかどうかを判定する排他解除可否判定手段と、
前記排他解除可否判定手段によって排他を解除できるという判定がされた場合に、前記対象電子カルテに設定される排他を解除する排他解除手段と、
排他がかかっていない前記電子カルテに排他を設定し、前記排他管理情報を生成して前記排他管理情報記憶手段に格納するとともに、前記端末装置からの操作要求に応じて実行した前記電子カルテ操作の動作履歴を生成して前記動作履歴記憶手段に格納する更新処理手段と、
を具備することを特徴とする電子カルテ管理装置。
(付記2) 前記更新処理手段は、さらに、前記端末装置の操作画面に基づいて更新された前記電子カルテの記載内容を前記対象電子カルテ及び前記端末装置に関連付けて記載内容情報として前記動作履歴記憶手段に格納し、
前記排他解除可否判定手段は、前記端末装置との間に発生した異常により、前記記載内容情報に残された前記電子カルテの記載内容と、前記解除制限条件として定義される前記電子カルテの記載内容とを照合する、
ことを特徴とする付記1記載の電子カルテ管理装置。
(付記3) 前記解除制限条件には、前記電子カルテの記載内容に基づいて、排他の強制解除を制限すべき医療行為を特定する前記電子カルテの区分と、前記電子カルテへの操作に応じた操作区分とが指定される、
ことを特徴とする付記2記載の電子カルテ管理装置。
(付記4) 前記更新処理手段は、前記端末装置から前記端末装置において表示されている操作画面を特定する操作画面情報を取得し、前記記載内容情報に設定して前記動作履歴記憶手段に格納し、
前記排他解除可否判定手段は、前記動作履歴記憶手段に格納される前記記載内容情報を抽出し、抽出された前記記載内容情報に基づいて特定される前記異常終了時に前記端末装置で表示されている前記操作画面と、前記操作画面を特定する操作画面情報が設定された前記解除制限条件とを照合する、
ことを特徴とする付記2記載の電子カルテ管理装置。
(付記5) 前記排他解除可否判定手段は、前記排他管理情報に登録された前記対象電子カルテに対応する前記電子カルテの記載内容が、前記動作履歴記憶手段に存在するかどうかを判定し、存在しない場合は、排他の解除を可と判定する、
ことを特徴とする付記2記載の電子カルテ管理装置。
(付記6) さらに、前記排他解除可否判定手段が、排他の強制解除を不可と判定した場合に、アクセス要求先の前記電子カルテに対して排他をかけたまま動作を途中終了した端末装置を前記排他確認手段によって抽出された前記端末識別情報に基づいて特定し、特定された前記途中終了した端末装置の特定情報を、アクセス要求をしてきた前記端末装置に通知する利用不可提示手段、
を具備することを特徴とする付記1記載の電子カルテ管理装置。
(付記7) 前記利用不可提示手段は、接続する端末装置、又は前記端末装置の管理者への連絡先を含む装置情報が前記端末識別情報に関連付けられて記憶される装置情報記憶手段から、前記途中終了した端末装置の前記端末識別情報に対応する前記装置情報を抽出し、前記途中終了した端末装置の特定情報に添付して送信する、
ことを特徴とする付記6記載の電子カルテ管理装置。
(付記8) 前記更新処理手段は、前記対象電子カルテに排他を設定した日時を前記排他管理情報に登録しておき、
前記排他解除可否判定手段は、前記排他管理情報に登録された前記対象電子カルテに排他を設定した日時と、現在の日時を比較し、所定の時間が経過している場合に排他解除可否判定を行い、前記所定の時間が経過していない場合は排他の解除を不可と判定する、
ことを特徴とする付記1記載の電子カルテ管理装置。
(付記9) 前記更新処理手段は、前記対象電子カルテに対する操作の終了要求を前記端末装置から受信した場合は、前記対象電子カルテの排他を解除し、前記対象電子カルテに関する前記排他管理情報を前記排他管理情報記憶手段から削除する、
ことを特徴とする付記1記載の電子カルテ管理装置。
(付記10) 前記更新処理手段は、電子カルテ管理処理の終了要求を前記端末装置から受信した場合は、前記端末装置に関する前記動作履歴を前記動作履歴記憶手段から削除する、
ことを特徴とする付記1記載の電子カルテ管理装置。
(付記11) 前記排他解除手段は、前記対象電子カルテの排他を強制解除した場合に、前記対象電子カルテに対応する前記動作履歴に強制解除実施を設定する、
ことを特徴とする付記1記載の電子カルテ管理装置。
(付記12) 前記更新処理手段は、前記電子カルテの操作処理が終了する前に、操作要求を行っていた前記端末装置との間の通信が不通となった場合、所定の間隔で前記端末装置に対して通信を行い、一定時間が経過しても通信が回復しないときは、前記端末装置に対応する前記動作履歴に強制解除実施を設定する、
ことを特徴とする付記1記載の電子カルテ管理装置。
(付記13) 前記更新処理手段は、さらに、問合せによって前記端末装置から、前記端末装置が前記電子カルテの操作処理が終了する前に発生した障害によって前記電子カルテの操作処理を強制終了したことを通知する強制終了実行情報を受信した場合は、前記端末装置に対応する前記動作履歴に強制解除実施を設定する、
ことを特徴とする付記12記載の電子カルテ管理装置。
(付記14) 前記端末装置から前記対象電子カルテの操作要求を受信した場合に、前記動作履歴記憶手段を検索して前記端末装置及び前記対象電子カルテに対応する前記動作履歴が残っているかどうかを判定するデータ復旧判定手段と、
前記データ復旧判定手段によって前記動作履歴が検索された場合は、前記更新処理手段が前記端末装置の操作画面に基づいて更新された前記電子カルテの記載内容を前記対象電子カルテ及び前記端末装置に関連付けて記憶した記載内容情報を読み出し、読み出した前記記載内容情報に基づき、障害発生前に設定されたデータを復旧させるデータ復旧手段、
を具備することを特徴とする付記1記載の電子カルテ管理装置。
(付記15) 前記データ復旧判定手段は、前記端末装置から受け取った前記操作要求に、前記端末装置が前記電子カルテの操作処理が終了する前に発生した障害によって前記電子カルテの操作処理を強制終了したことを通知する強制終了実行情報が含まれていた場合に、前記動作履歴の検索を行うことを特徴とする付記14記載の電子カルテ管理装置。
(付記16) 前記排他解除手段は、前記対象電子カルテの排他を強制解除した場合は、前記対象電子カルテに対応する前記動作履歴に強制解除実施を設定しており、
前記データ復旧手段は、前記動作履歴記憶手段に残っていた前記動作履歴に前記強制解除実施が設定されているかどうかを判定し、設定されている場合のみ復旧を行う、
ことを特徴とする付記14記載の電子カルテ管理装置。
(付記17) 前記更新処理手段は、前記端末装置を利用して前記電子カルテに対する操作を行った利用者を識別する利用者識別情報を前記動作履歴に登録しておき、
前記データ復旧手段は、前記動作履歴記憶手段に残っていた前記動作履歴に登録されている前記利用者識別情報と、前記端末装置から取得した今回の利用者の利用者識別情報とを照合し、一致している場合のみ復旧を行う、
ことを特徴とする付記14記載の電子カルテ管理装置。
(付記18) 前記データ復旧手段は、前記データの復旧処理終了後、前記動作履歴記憶手段から、復旧に使用した前記記載内容情報を削除する、
ことを特徴とする付記14記載の電子カルテ管理装置。
(付記19) 複数の端末装置が共有する電子カルテの排他制御を行う電子カルテ管理方法において、
排他確認手段が、前記対象電子カルテのカルテ識別情報を含む操作要求を前記端末装置から受信すると、排他がかかる前記電子カルテのカルテ識別情報と前記電子カルテに排他をかけた前記端末装置の端末識別情報とを対応付けた排他管理情報を記憶する排他管理情報記憶手段から前記排他管理情報を読み出し、前記排他管理情報に設定される排他がかかる前記電子カルテのカルテ識別情報と、受信した前記対象電子カルテのカルテ識別情報とを照合して、前記対象電子カルテに排他が設定されているかどうかを確認する手順と、
排他解除可否判定手段が、前記排他確認手段によって前記対象電子カルテに排他が設定されていることが確認された場合は、前記排他管理情報から前記対象電子カルテに排他をかけた前記端末装置の前記端末識別情報を取得し、取得した前記端末識別情報に基づいて、前記端末装置から受信した操作要求に応じて実行した電子カルテ操作の動作履歴を前記端末装置の前記端末識別情報に関連付けて記憶する動作履歴記憶手段から前記端末装置に関する前記動作履歴を抽出するとともに、前記電子カルテに設定される排他の強制解除を制限する前記電子カルテ操作が定義される解除制限条件を記憶する解除制限記憶手段から読み出し、抽出された前記動作履歴と前記解除制限条件とを照合して前記対象電子カルテにかかる排他を解除できるかどうかを判定する手順と、
排他解除手段が、前記排他解除可否判定手段によって排他を解除できるという判定がされた場合に、前記対象電子カルテに設定される排他を解除する手順と、
更新処理手段が、排他がかかっていない前記電子カルテに排他を設定し、前記排他管理情報を生成して前記排他管理情報記憶手段に格納するとともに、前記端末装置からの操作要求に応じて実行した前記電子カルテ操作の動作履歴を生成して前記動作履歴記憶手段に格納する手順と、
を有することを特徴とする電子カルテ管理方法。
(付記20) 複数の端末装置が共有する電子カルテの排他制御を行う電子カルテ管理プログラムにおいて、
コンピュータを、
対象電子カルテのカルテ識別情報を含む操作要求を前記端末装置から受信すると、排他がかかる前記電子カルテのカルテ識別情報と前記電子カルテに排他をかけた前記端末装置の端末識別情報とを対応付けた排他管理情報を記憶する排他管理情報記憶手段から前記排他管理情報を読み出し、前記排他管理情報に設定される排他がかかる前記電子カルテのカルテ識別情報と、受信した前記対象電子カルテのカルテ識別情報とを照合して、前記対象電子カルテに排他が設定されているかどうかを確認する排他確認手段、
前記排他確認手段によって前記対象電子カルテに排他が設定されていることが確認された場合は、前記排他管理情報から前記対象電子カルテに排他をかけた前記端末装置の前記端末識別情報を取得し、取得した前記端末識別情報に基づいて、前記端末装置から受信した操作要求に応じて実行した電子カルテ操作の動作履歴を前記端末装置の前記端末識別情報に関連付けて記憶する動作履歴記憶手段から前記端末装置に関する前記動作履歴を抽出するとともに、前記電子カルテに設定される排他の強制解除を制限する前記電子カルテ操作が定義される解除制限条件を記憶する解除制限記憶手段から読み出し、抽出された前記動作履歴と前記解除制限条件とを照合して前記対象電子カルテにかかる排他を解除できるかどうかを判定する排他解除可否判定手段、
前記排他解除可否判定手段によって排他を解除できるという判定がされた場合に、前記対象電子カルテに設定される排他を解除する排他解除手段、
排他がかかっていない前記電子カルテに排他を設定し、前記排他管理情報を生成して前記排他管理情報記憶手段に格納するとともに、前記端末装置からの操作要求に応じて実行した前記電子カルテ操作の動作履歴を生成して前記動作履歴記憶手段に格納する更新処理手段、
として機能させることを特徴とする電子カルテ管理プログラム。
実施の形態に適用される発明の概念図である。 本発明の実施の形態の電子カルテシステムのシステム構成を示した図である。 本実施の形態の端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本実施の形態の電子カルテ管理サーバのソフトウェア構成の一例を示した図である。 本実施の形態における操作ログの一例を示した図である。 本実施の形態における記載内容情報の一例を示した図である。 本実施の形態における排他管理情報の一例を示した図である。 本実施の形態における解除制限条件の一例を示した図である。 本実施の形態における端末マスタの一例を示した図である。 本実施の形態における電子カルテ管理処理の手順を示したフローチャートである。 本実施の形態の患者カルテ更新処理の手順を示したフローチャートである。 本実施の形態の異常な排他設定の監視処理の手順を示したフローチャートである。 本実施の形態の排他解除処理の処理手順を示したフローチャートである。 本実施の形態の利用不可メッセージ1(他装置利用中)の表示画面の一例である。 本実施の形態の利用不可メッセージ2(復旧必要)の表示画面の一例である。 本実施の形態のデータ復旧処理手順を示したフローチャートである。
符号の説明
1 電子カルテ管理装置
2 電子カルテデータベース(DB)
3a 端末(装置)A
3b 端末(装置)B
11 動作履歴(記憶手段)
12 排他管理情報(記憶手段)
13 解除制限(記憶手段)
14 排他確認手段
15 排他解除可否判定手段
16 排他解除手段
17 利用不可提示手段
18 更新処理手段

Claims (5)

  1. 複数の端末装置が共有する電子カルテの排他制御を行う電子カルテ管理装置において、
    前記端末装置から受信した操作要求に応じて実行した電子カルテ操作の動作履歴を前記端末装置の端末識別情報に関連付けて記憶する動作履歴記憶手段と、
    排他がかかる電子カルテのカルテ識別情報と、前記電子カルテに排他をかけた前記端末装置の前記端末識別情報とを対応付けて排他管理情報として記憶する排他管理情報記憶手段と、
    前記電子カルテに設定される排他の強制解除を制限する前記電子カルテ操作が定義される解除制限条件を記憶する解除制限記憶手段と、
    操作対象の対象電子カルテのカルテ識別情報を含む操作要求を前記端末装置から受信すると、受信した前記対象電子カルテのカルテ識別情報と、前記排他管理情報記憶手段の前記排他管理情報に設定される排他がかかる前記電子カルテのカルテ識別情報とを照合して、前記対象電子カルテに排他が設定されているかどうかを確認する排他確認手段と、
    前記排他確認手段によって前記対象電子カルテに排他が設定されていることが確認された場合は、前記排他管理情報から前記対象電子カルテに排他をかけた前記端末装置の前記端末識別情報を取得し、取得した前記端末識別情報に基づいて、前記端末装置に関する前記動作履歴を前記動作履歴記憶手段から抽出し、抽出された前記動作履歴と前記解除制限記憶手段に格納される前記解除制限条件とを照合し、前記対象電子カルテにかかる排他を解除できるかどうかを判定する排他解除可否判定手段と、
    前記排他解除可否判定手段によって排他を解除できるという判定がされた場合に、前記対象電子カルテに設定される排他を解除する排他解除手段と、
    排他がかかっていない前記電子カルテに排他を設定し、前記排他管理情報を生成して前記排他管理情報記憶手段に格納するとともに、前記端末装置からの操作要求に応じて実行した前記電子カルテ操作の動作履歴を生成して前記動作履歴記憶手段に格納する更新処理手段と、
    を具備することを特徴とする電子カルテ管理装置。
  2. 前記更新処理手段は、さらに、前記端末装置の操作画面に基づいて更新された前記電子カルテの記載内容を前記対象電子カルテ及び前記端末装置に関連付けて記載内容情報として前記動作履歴記憶手段に格納し、
    前記排他解除可否判定手段は、前記端末装置との間に発生した異常により、前記記載内容情報に残された前記電子カルテの記載内容と、前記解除制限条件として定義される前記電子カルテの記載内容とを照合する、
    ことを特徴とする請求項1記載の電子カルテ管理装置。
  3. さらに、前記排他解除可否判定手段が、排他の強制解除を不可と判定した場合に、アクセス要求先の前記電子カルテに対して排他をかけたまま動作を途中終了した端末装置を前記排他確認手段によって抽出された前記端末識別情報に基づいて特定し、特定された前記途中終了した端末装置の特定情報を、アクセス要求をしてきた前記端末装置に通知する利用不可提示手段、
    を具備することを特徴とする請求項1記載の電子カルテ管理装置。
  4. 前記端末装置から前記対象電子カルテの操作要求を受信した場合に、前記動作履歴記憶手段を検索して前記端末装置及び前記対象電子カルテに対応する前記動作履歴が残っているかどうかを判定するデータ復旧判定手段と、
    前記データ復旧判定手段によって前記動作履歴が検索された場合は、前記更新処理手段が前記端末装置の操作画面に基づいて更新された前記電子カルテの記載内容を前記対象電子カルテ及び前記端末装置に関連付けて記憶した記載内容情報を読み出し、読み出した前記記載内容情報に基づき、障害発生前に設定されたデータを復旧させるデータ復旧手段、
    を具備することを特徴とする請求項1記載の電子カルテ管理装置。
  5. 複数の端末装置が共有する電子カルテの排他制御を行う電子カルテ管理方法において、
    排他確認手段が、前記対象電子カルテのカルテ識別情報を含む操作要求を前記端末装置から受信すると、排他がかかる前記電子カルテのカルテ識別情報と前記電子カルテに排他をかけた前記端末装置の端末識別情報とを対応付けた排他管理情報を記憶する排他管理情報記憶手段から前記排他管理情報を読み出し、前記排他管理情報に設定される排他がかかる前記電子カルテのカルテ識別情報と、受信した前記対象電子カルテのカルテ識別情報とを照合して、前記対象電子カルテに排他が設定されているかどうかを確認する手順と、
    排他解除可否判定手段が、前記排他確認手段によって前記対象電子カルテに排他が設定されていることが確認された場合は、前記排他管理情報から前記対象電子カルテに排他をかけた前記端末装置の前記端末識別情報を取得し、取得した前記端末識別情報に基づいて、前記端末装置から受信した操作要求に応じて実行した電子カルテ操作の動作履歴を前記端末装置の前記端末識別情報に関連付けて記憶する動作履歴記憶手段から前記端末装置に関する前記動作履歴を抽出するとともに、前記電子カルテに設定される排他の強制解除を制限する前記電子カルテ操作が定義される解除制限条件を記憶する解除制限記憶手段から読み出し、抽出された前記動作履歴と前記解除制限条件とを照合して前記対象電子カルテにかかる排他を解除できるかどうかを判定する手順と、
    排他解除手段が、前記排他解除可否判定手段によって排他を解除できるという判定がされた場合に、前記対象電子カルテに設定される排他を解除する手順と、
    更新処理手段が、排他がかかっていない前記電子カルテに排他を設定し、前記排他管理情報を生成して前記排他管理情報記憶手段に格納するとともに、前記端末装置からの操作要求に応じて実行した前記電子カルテ操作の動作履歴を生成して前記動作履歴記憶手段に格納する手順と、
    を有することを特徴とする電子カルテ管理方法。
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