JP5632052B2 - 電子カルテシステム、電子カルテシステム制御装置、電子カルテシステムの制御方法及び制御プログラム - Google Patents

電子カルテシステム、電子カルテシステム制御装置、電子カルテシステムの制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Description

この発明は、電子カルテシステム、電子カルテシステム制御装置、電子カルテシステムの制御方法及び制御プログラムに関する。特に、この発明は、複数の端末でカルテ情報を使用(閲覧、編集)することが可能な電子カルテシステム、並びに、このような電子カルテシステムの制御装置、制御方法及び制御プログラムに関するものである。
近年、医療機関における情報の電子化が進められている(特許文献1、2を参照)。医療情報を電子的に記録するシステムの代表的なものとして電子カルテシステムが知られている(特許文献2を参照)。電子カルテシステムは、従来は紙媒体からなるカルテに記録されていた各種情報(カルテ情報)を管理するコンピュータシステムである。カルテ情報としては、たとえば、患者情報、問診情報、所見情報、オーダ情報、診断情報、治療情報、投薬情報、手術情報などがある。
電子カルテシステムには、一般に、システムの制御を行う制御装置と、カルテ情報の閲覧や編集を行うための複数の端末とが設けられている。制御装置は、カルテ情報を管理するデータベース機能と、各端末にカルテ情報を提供するサーバ機能とを担う。一部又は全部の端末は、医療検査を行うための検査装置に接続されており、検査結果を受け付けるように構成される場合もある。
ところで、電子カルテには真正性が必要とされる。真正性とは、そのカルテ情報に記録された内容が正しいものであることを意味する。真正性を担保するには内容の改ざん(書き替えや消去)を防止することが必要であり、それには編集者を明確にすることが必要である。
従来の電子カルテシステムでは、真正性を担保するために、或る端末でカルテ情報を編集している間には、そのカルテ情報を他の端末で編集できないように規制を掛けている。
特開2005−56301号公報 特開2008−310537号公報
他方、眼科診療や健康診断などにおいては、各種検査や診療をそれぞれ別々の場所(別の部屋、同じ部屋の別の場所など)で行うのが通常であり、一の患者のカルテ情報を別々の端末で同時に編集したい状況が発生することがある。
しかし、真正性との関係から、或る場所の端末(第1端末)でカルテ情報を編集している状態だと、他の場所の端末(第2端末)で当該カルテ情報を編集できない。
したがって、第2端末のユーザは、第1端末でのカルテ情報の編集が終了するのを待って編集作業を開始しなければならず、カルテ情報の編集に掛かる時間や手間が増大してしまう。特に、第1端末のユーザがカルテ情報の編集中に席を外したり他の作業を行ったりすることもあり、また、編集作業が終了したにも拘わらず終了の指示を入力していない状況もあるが、これらの場合には、第2端末のユーザは不当に長時間待たされることになる。
また、第1端末での編集作業を強制的に中断させて第2端末に編集作業を許可することも考えられるが、それでは第1端末での編集作業に支障を来たすおそれがある。
このように、従来の電子カルテシステムでは、診療の全体的な効率が低下し、ユーザのみならず患者に対する負担の増大を招くおそれがあった。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、その目的は、電子カルテの真正性を担保しつつ、診療の全体的な効率の向上を図ることが可能な電子カルテシステム、電子カルテシステム制御装置、電子カルテシステム制御方法及び制御プログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、各患者のカルテ情報を格納する制御装置と、前記カルテ情報を表示する表示手段を備え、ネットワークを介して前記制御装置と通信可能に接続され、前記カルテ情報の閲覧が可能な閲覧モードと前記カルテ情報の編集が可能な編集モードとの二つの使用モードを切り替えて使用可能な複数の端末と、を含み、前記制御装置は、前記複数の端末のそれぞれから使用モードの切り替え要求を受けて当該要求元の端末の使用モードを切り替えさせる電子カルテシステムであって、前記制御装置は、前記使用モードの切り替え結果に基づいて、各端末による前記各患者のカルテ情報の現在の使用モードを記録する記録手段と、前記各端末によるカルテ情報の編集時間を計時する計時手段を含み、前記複数の端末のうちの一の端末から、一の患者のカルテ情報についての編集モードへの切り替え要求を受けたときに、当該カルテ情報について前記記録手段により編集モードとして記録されている他の端末が存在するか判断し、存在すると判断された場合に、前に設定された所定時間を前記他の端末による前記編集時間が超過しているか判断し、超過していると判断された場合には前記一の端末を選択し、超過していないと判断された場合には前記他の端末を選択する選択手段と、前記選択手段により前記一の端末が選択された場合には、前記他の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせ、前記他の端末が選択された場合には、前記他の端末に編集モードでの当該カルテ情報の使用を継続させるとともに、前記一の端末に編集モードへの切り替えを保留させる制御手段と、を備え、前記一の端末は、所定の医療検査を行うための検査装置に接続されており、前記所定の医療検査の検査結果が前記一の端末に入力されたことに対応して、編集モードへの切り替え要求を前記制御装置に送信し、前記制御装置は、前記一の端末から前記編集モードへの切り替え要求を受けたときに、前記他の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる、ことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子カルテシステムであって、前記選択手段により前記他の端末が存在しないと判断された場合、前記制御手段は、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる、ことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の電子カルテシステムであって、編集モードとして記録されている他の端末が存在するか判断するときに、前記選択手段は、当該カルテ情報について閲覧モードとして記録されている前記一の端末以外の端末が存在するか判断し、当該カルテ情報について編集モードとして記録されている端末も閲覧モードとして記録されている端末も存在しない場合、前記制御手段は、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる、ことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の電子カルテシステムであって、前記制御手段は、前記一の端末及び前記他の端末のうち前記選択手段により選択されなかった端末の前記表示手段に、編集モードでの使用が保留される旨のメッセージを表示させる、ことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の電子カルテシステムであって、前記選択手段は、各端末のユーザに基づいて設定された前記複数の端末の優先順位を予め記憶する記憶手段を含み、前記他の端末が存在すると判断された場合に、前記優先順位に基づいて前記一の端末及び前記他の端末のうち優先順位の高い端末を選択する、ことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の電子カルテシステムであって、前記複数の端末のうちユーザが医師である端末の優先順位が、ユーザが看護師である端末の優先順位より高い、ことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の電子カルテシステムであって、前記一の端末は、前記編集モードへの切り替え要求に対応して前記制御装置により使用モードが編集モードに切り替えられた後に、前記制御装置に所定の信号を送信し、前記制御装置は、前記一の端末から前記所定の信号を受けたときに、前記一の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記他の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる、ことを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、各患者のカルテ情報の閲覧が可能な閲覧モードと前記カルテ情報の編集が可能な編集モードとの二つの使用モードを切り替えて使用可能な複数の端末とネットワークを介して通信可能に接続されており、前記各患者のカルテ情報を格納し、前記複数の端末のそれぞれから使用モードの切り替え要求を受けて当該要求元の端末の使用モードを切り替えさせる電子カルテシステム制御装置であって、前記使用モードの切り替え結果に基づいて、各端末による前記各患者のカルテ情報の現在の使用モードを記録する記録手段と、前記各端末によるカルテ情報の編集時間を計時する計時手段を含み、前記複数の端末のうちの一の端末から、一の患者のカルテ情報についての編集モードへの切り替え要求を受けたときに、当該カルテ情報について前記記録手段により編集モードとして記録されている他の端末が存在するか判断し、存在すると判断された場合に、事前に設定された所定時間を前記他の端末による前記編集時間が超過しているか判断し、超過していると判断された場合には前記一の端末を選択し、超過していないと判断された場合には前記他の端末を選択する選択手段と、前記選択手段により前記一の端末が選択された場合には、前記他の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせ、前記他の端末が選択された場合には、前記他の端末に編集モードでの当該カルテ情報の使用を継続させるとともに、前記一の端末に編集モードへの切り替えを保留させる制御手段と、を備え、前記一の端末は、所定の医療検査を行うための検査装置に接続されており、前記所定の医療検査の検査結果が前記一の端末に入力されたことに対応して前記一の端末から編集モードへの切り替え要求を受けたときに、前記他の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる、ことを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の電子カルテシステム制御装置であって、前記編集モードへの切り替え要求に対応して使用モードが編集モードに切り替えられた後に、前記一の端末により送信された所定の信号を受けたときに、前記一の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記他の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる、ことを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、各患者のカルテ情報を格納する制御装置と、前記カルテ情報を表示する表示手段を備え、ネットワークを介して前記制御装置と通信可能に接続され、前記カルテ情報の閲覧が可能な閲覧モードと前記カルテ情報の編集が可能な編集モードとの二つの使用モードを切り替えて使用可能な複数の端末と、を含み、前記制御装置が、前記複数の端末のそれぞれから使用モードの切り替え要求を受けて当該要求元の端末の使用モードを切り替えさせる電子カルテシステムを制御する方法であって、前記制御装置が、前記使用モードの切り替え結果に基づいて、各端末による前記各患者のカルテ情報の現在の使用モードを記録するステップと、前記各端末によるカルテ情報の編集時間を計時するステップと、前記複数の端末のうちの一の端末が、一の患者のカルテ情報について編集モードへの切り替え要求を前記制御装置に送信するステップと、前記送信された切り替え要求を受信した前記制御装置が、当該カルテ情報について編集モードとして記録されている他の端末が存在するか判断するステップと、存在すると判断された場合に、前に設定された所定時間を前記他の端末による前記編集時間が超過しているか判断するステップと、超過していると判断された場合には前記一の端末を選択し、超過していないと判断された場合には前記他の端末を選択するステップと、前記一の端末が選択された場合に、前記制御装置が、前記他の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせるステップと、前記他の端末が選択された場合に、前記制御装置が、前記他の端末に編集モードでの当該カルテ情報の使用を継続させるとともに、前記一の端末に編集モードへの切り替えを保留させるステップと、前記一の端末が、所定の医療検査を行うための検査装置に接続されており、前記所定の医療検査の検査結果が前記一の端末に入力されたことに対応して、編集モードへの切り替え要求を前記制御装置に送信するステップと、前記制御装置が、前記一の端末から前記編集モードへの切り替え要求を受けたときに、前記他の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせるステップと、を含むことを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の電子カルテシステムの制御方法であって、前記編集モードへの切り替え要求に対応して前記制御装置により使用モードが編集モードに切り替えられた後に、前記一の端末により送信された所定の信号を受けたときに、前記一の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記他の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせるステップを含む、ことを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、各患者のカルテ情報を格納する制御装置と、前記カルテ情報を表示する表示手段を備え、ネットワークを介して前記制御装置と通信可能に接続され、前記カルテ情報の閲覧が可能な閲覧モードと前記カルテ情報の編集が可能な編集モードとの二つの使用モードを切り替えて使用可能な複数の端末と、を含み、前記制御装置が、前記複数の端末のそれぞれから使用モードの切り替え要求を受けて当該要求元の端末の使用モードを切り替えさせる電子カルテシステムを制御するプログラムであって、前記制御装置を、前記使用モードの切り替え結果に基づいて、各端末による前記各患者のカルテ情報の現在の使用モードを記録する記録手段、前記各端末によるカルテ情報の編集時間を計時する計時手段を含み、前記複数の端末のうちの一の端末から、一の患者のカルテ情報についての編集モードへの切り替え要求を受けたときに、当該カルテ情報について前記記録手段により編集モードとして記録されている他の端末が存在するか判断し、存在すると判断された場合に、前に設定された所定時間を前記他の端末による前記編集時間が超過しているか判断し、超過していると判断された場合には前記一の端末を選択し、超過していないと判断された場合には前記他の端末を選択する選択手段、及び、前記選択手段により前記一の端末が選択された場合には、前記他の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせ、前記他の端末が選択された場合には、前記他の端末に編集モードでの当該カルテ情報の使用を継続させるとともに、前記一の端末に編集モードへの切り替えを保留させる制御手段、として機能させ、前記一の端末は、所定の医療検査を行うための検査装置に接続されており、前記所定の医療検査の検査結果が前記一の端末に入力されたことに対応して、前記一の端末から編集モードへの切り替え要求を受けたときに、前記他の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる、ことを特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の電子カルテシステムの制御プログラムであって、前記編集モードへの切り替え要求に対応して前記制御装置により使用モードが編集モードに切り替えられた後に、前記一の端末により送信された所定の信号を受けたときに、前記一の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記他の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる、ことを特徴とする。
この発明は、各端末による各患者のカルテ情報の現在の使用モードを記録することができ、一の患者のカルテ情報についての編集モードへの切り替え要求が一の端末にてなされたときに、当該カルテ情報について編集モードである他の端末が存在するか判断し、このような他の端末が存在すると判断された場合に、上記一の端末及び上記他の端末の一方を選択する。
上記一の端末が選択された場合、この発明によれば、上記他の端末の使用モードが閲覧モードに切り替えられるとともに、上記一の端末の使用モードが編集モードに切り替えられる。
逆に、上記他の端末が選択された場合、この発明によれば、上記他の端末における編集モードでの使用が継続されるとともに、上記一の端末の編集モードへの切り替えが保留される。
このような発明によれば、二つ(以上)の端末で同時に編集作業が実施されることを規制して電子カルテの真正性を担保できる。更に、この発明によれば、一つの端末を選択して編集作業を行わせることにより、複数の端末で電子カルテを使用できる環境において診療の全体的な効率の向上を図ることが可能である。
この発明に係る電子カルテシステムの実施の形態の全体構成の一例を表す概略図である。 この発明に係る電子カルテシステムの実施の形態の制御系の構成の一例を表す概略ブロック図である。 この発明に係る電子カルテシステムの実施の形態の制御系の構成の一例を表す概略図である。 この発明に係る電子カルテシステムの実施の形態の動作の一例を表すフローチャートである。 この発明に係る電子カルテシステムの実施の形態の変形例の制御系の構成の一例を表す概略ブロック図である。
この発明に係る電子カルテシステム、電子カルテシステム制御装置、電子カルテシステム制御方法及び制御プログラムの実施形態の一例を説明する。
この実施形態は、複数の端末でカルテ情報を使用(閲覧、編集)することが可能な電子カルテシステムに関連する。このようなシステムでは、カルテの真正性を担保するために、一の患者のカルテ情報を二つ以上の端末で同時に編集できない。しかし、眼科や健康診断のように様々な場所で診療が実施されるケースにおいては、二つ以上の端末で同時に編集を行いたい場面がある。この実施形態では、二つ以上の端末で同時に編集が施されることを防止しつつ、二つ以上の端末での編集作業の円滑化を図って診療効率を促進することが可能な技術について説明する。
ここで、用語の説明をする。カルテ情報は、電子カルテシステムにおいて各患者毎に管理される情報であり、患者情報や診療情報などを含んでいる。患者情報は、患者に関する情報であり、患者ID、年齢、性別などを含んでいる。診療情報は、当該患者に対する医療行為に関する情報であり、診断、治療、投薬、検査などに関する情報が含まれる。
各端末は、閲覧モードと編集モードの二つのモードを切り替えて使用可能である。閲覧モードは、カルテ情報を閲覧する際に選択される。閲覧モードでは、情報の追加記入や削除や改変はできない。編集モードは、カルテ情報を編集する際に選択される(閲覧のために選択してもよい)。編集モードでは、カルテ情報の閲覧に加えて、情報の編集(追加記入、削除、改変など)が可能である。これらのモードをまとめて使用モードと呼ぶことにする。
なお、複数の端末の一部については、たとえばセキュリティの関係上、閲覧モードでのみ使用可能であってもよい。また、各ユーザのアクセス権限を設定し、閲覧及び編集の双方が可能なユーザと、閲覧のみ可能なユーザとを分けるようにしてもよい。
アクセス権限を判定する処理は、たとえば次のようにして行われる。まず、システムへのログイン時などに、ユーザはユーザIDとパスワードを端末に入力する。制御装置(後述)又は端末は、ユーザID、パスワード及びアクセス権限の組み合わせ予め記憶しており、入力されたユーザID及びパスワードの組み合わせと、記憶されたユーザID及びパスワードの組み合わせのいずれかとが一致するか判定する。一致した場合、そのユーザIDに対応付けられたアクセス権限が当該ユーザのアクセス権限となる。なお、パスワードの代わりに生体認証情報を用いるなどの変形が可能である。
複数の端末の少なくとも一部に検査装置が接続されていてもよい。検査装置は、所定の医療検査を行うために使用される。眼科用の検査装置の例としては、視力検査用の自覚検眼装置、眼屈折力測定用のオートレフラクトメータ、角膜形状測定用のケラトメータ、眼圧計、前眼部観察用のスリットランプ、眼底撮影用の眼底カメラ、被検眼の断層像や3次元画像を取得する光断層撮影(optical coherence tomography)装置などがある。また、健康診断における検査装置としては、上記の眼科検査装置に加え、X線撮影を行うX線診断装置、聴力検査装置、心電計などがある。また、血液検査、尿検査、便検査等の生体検査を行う生体検査装置など、任意の検査装置を適用することも可能である。
複数の端末には、検査装置に接続された端末(検査端末)以外にも各種の端末が含まれていてもよい。たとえば、診察室に設置されて医師が使用する医師端末や、画像診断用の読影端末などがある。また、医療機関内に設置された端末としては、受付に設置されて患者登録等に使用される受付端末や、医事会計に使用される会計端末などがある。また、複数の端末には、医師宅、患者宅、他医療機関のように当該医療機関外に設置された外部端末や、携帯可能なモバイル端末などが含まれていてもよい。いずれにしても、各端末は、所定のモードでカルテ情報を使用することが可能なコンピュータであれば十分である。
[システム構成]
この実施形態に係る電子カルテシステムの構成例を図1に示す。この電子カルテシステムは、制御装置1と複数の端末2A〜2Fとを含んで構成される。以下、複数の端末2A〜2Fのうちの任意の端末を「端末2」と記すことがある。また、複数の端末2A〜2Fをまとめて「端末2」と記すことがある。端末2は2台以上の任意の台数だけ設けることができる。複数の端末2の一部又は全部には検査装置3が接続されている。
制御装置1と各端末2は、院内LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して通信可能に接続されている。端末2に外部端末やモバイル端末が含まれている場合、制御装置1と当該端末は、インターネット等のWAN(Wide Area Network)を介して接続されていてもよい。また、LANとWANとを組み合わせたネットワークを介して制御装置1と端末2を接続してもよい。
制御装置1は、各患者のカルテ情報(電子データ)を格納する。ユーザは、端末2を操作して、所望の患者のカルテ情報の使用を要求する。制御装置1は、端末2からの要求を受け、ネットワークを介してカルテ情報を提供する。
また、ユーザは、端末2を操作して使用モードを選択する。端末2は、選択された使用モードへの切り替えを要求する信号(切り替え要求)を制御装置1に送信する。制御装置1は、必要に応じて前述のアクセス権限を判定するとともに、他の端末の使用モードを確認する。そして、制御装置1は、判定結果及び確認結果に基づいて当該端末2の使用モードを切り替えさせる。
検査装置3は、取得された検査結果を端末2Bに入力する。端末2Bは、検査装置3による検査のコンソールとして使用可能であってもよい。以下、電子カルテシステムを構成する各装置について詳しく説明する。
[制御装置]
図2に示すように、制御装置1は制御部11を有する。制御部11は、制御装置1の各部の制御及び各端末2の制御を行う。制御部11は、たとえば、マイクロプロセッサ、記憶装置(RAM、ROM、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ等)、通信デバイス等を含んで構成される。ROMやハードディスクにはコンピュータプログラムが予め記憶されている。マイクロプロセッサは、このコンピュータプログラムにしたがって動作することで各種制御を行う。通信デバイスとしては、ネットワークの種類に応じてLANカードやモデムが設けられる。
制御部11は端末制御部111を備える。端末制御部111は、各端末2の管理や制御を行う。特に、端末制御部111は、各端末2の使用モードの切り替え処理や、各端末2に所定のメッセージを表示させる処理を実行する。なお、端末制御部111の動作例については後述する。端末制御部111は、この発明の「制御手段」の一例である。
カルテ格納部12はカルテ情報を格納する。カルテ情報は各患者毎に管理されている。すなわち、予め各患者に対して識別情報(患者IDやカルテID)が付与されており、各患者の識別情報と当該患者のカルテ情報とが関連付けられて格納されている。カルテ格納部12は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等の、書き込み可能な記憶装置を含んで構成される。
制御部11は、カルテ格納部12にカルテ情報を格納させる。また、制御部11は、カルテ格納部12に格納されたカルテ情報を識別情報に基づいて検索する。
使用モード記録部13は、つまり各端末2による各患者のカルテ情報の現在の使用モードを記録する。すなわち、使用モード記録部13は、カルテ情報の現在の使用状況、つまり各端末2においてどの患者のカルテ情報がどの使用モードで使用されているか、を記録するものである。使用モード記録部13は、マイクロプロセッサと、書き込み可能な記憶装置とを含んで構成される。使用モード記録部13は、この発明の「記録手段」の一例である。
前述のように、各端末2の使用モードの切り替えは端末制御部111が実行する。また、各端末2で使用されるカルテ情報は、制御部11によってカルテ格納部12から検索されて提供される。これらを踏まえ、使用モード記録部13は、たとえばテーブル情報によって現在の使用状況を記録する。このテーブル情報の例を図3に示す。
テーブル情報(使用モード記録テーブル)131は、各端末2の識別情報(端末ID)に対して、患者IDと使用モード識別情報とを対応付けて記録できるように構成されている。端末2A、2B、・・・、2Fの端末IDは、それぞれ文字列「C1」、「C2」、・・・、「C6」に予め設定されている。患者IDは5桁の数字からなる。患者IDは、初診時などに各患者に付与される。使用モード識別情報は、閲覧モードは「R」、編集モードは「E」に予め設定されている。
たとえば患者ID「12345」の患者のカルテ情報を編集モードで端末2Aに使用させる場合、制御部11は、患者ID「12345」に関連付けられたカルテ情報をカルテ格納部12から検索し、端末2Aに送信する。また、端末制御部111は、端末2Aの使用モードを編集モードに設定する。制御部11は、このカルテ情報の送信先の端末2Aの端末ID「C1」と、このカルテ情報の患者ID「12345」と、設定された使用モードの識別情報「E」とを使用モード記録部13に送る。
使用モード記録部13は、制御部11からの情報を受け取り、端末ID「C1」に対応する患者IDの欄及び使用モードの欄に、それぞれ文字列「12345」、「E」を記録する。他の各端末2B〜2Fについても同様にして使用状況が記録される。それにより、図3に示すように、端末2A〜2Fによる現在のカルテ情報の使用状況が記録される。
各端末2における使用モード及び/又はカルテ情報が変更された場合、制御部11及び使用モード記録部13は、上記の処理を実行して使用モード記録テーブル131の内容を更新する。
また、カルテ情報の使用を終了する旨の要求を各端末2から受信した場合、制御部11は、その送信元の端末2の端末IDと使用終了の旨の信号を使用モード記録部13に送る。使用モード記録部13は、これらの情報に基づいて当該端末2の端末IDに対応する欄に記録されていた情報を消去する。欄に情報が記録されていない状態を図3ではハイフン「−」で示してある。
このように、使用モード記録部13は、端末制御部111による各端末2の使用モードの切り替え結果に基づいて、各端末2による各患者のカルテ情報の現在の使用モードを記録する。より詳しくは、使用モード記録部13は、各端末2の使用モードの切り替え結果と、各端末2で使用されているカルテ情報(換言すると、制御装置1から各端末2に提供されたカルテ情報)とに基づいて、各端末2による各患者のカルテ情報の現在の使用モードを記録するものである。
なお、使用モードの記録態様は上記に限定されるものではない。たとえば、各患者IDに対して、端末IDを記録する欄と使用モード識別情報を記録する欄とを設けたテーブル情報を用いることができる。また、テーブル情報以外の形態で使用モードを記録するようにしてもよい。
前述のように、カルテの真正性を担保するには、同じ患者のカルテ情報を2台(以上)の端末2で同時に編集することは望ましくない。端末選択部14は、このような状況が発生したときに、編集作業を行わせる端末2を1台選択する。
たとえば、或る患者のカルテ情報の編集が端末2Aで行われているときに、このカルテ情報を編集したい旨の要求(つまり編集モードへの切り替え要求)を端末2Bから受けた場合、端末選択部14は、このカルテ情報の編集作業を端末2Aに継続させて端末2Bのユーザを待たせるか、或いは端末2Bの編集作業を割り込ませて端末2Aのユーザを待たせるか選択する。
端末選択部14はマイクロプロセッサを含んで構成される。端末選択部14は、この発明の「選択手段」の一例である。端末選択部14には、端末判断部141、計時部142及び端末決定部143が設けられている。
端末判断部141は、使用モード記録テーブル131を参照し、新たに編集モードへの切り替え要求がなされたカルテ情報について既に編集モードで実行されている端末2が存在するか判断する。
この処理は、たとえば次のようにして実行される。まず、制御部11は、使用モード記録テーブル131と当該カルテ情報の患者IDとを端末判断部141に送る。端末判断部141は、この患者IDが使用モード記録テーブル131に記録されているか判断する。
記録されていないと判断された場合、端末判断部141は、当該カルテ情報は現在編集モードで使用されていないと判断する。この判断結果を受けた端末制御部111は、新たに編集モードへの切り替え要求を送信した端末2の使用モードを編集モードに切り替えさせる。
逆に、記録されていると判断された場合、端末判断部141は、使用モード記録テーブル131において当該患者IDに対応して記録されている使用モードが編集モードか閲覧モードか判断する。
閲覧モードと判断された場合、端末判断部141は、当該カルテ情報は現在編集モードで使用されていないと判断する。この判断結果を受けた端末制御部111は、新たに編集モードへの切り替え要求を送信した端末2の使用モードを編集モードに切り替えさせる。
逆に、編集モードと判断された場合、端末判断部141は、当該カルテ情報は現在編集モードで使用されていると判断する。この判断結果は端末決定部143に送られる。
計時部142は、各端末2によるカルテ情報の編集時間を計時する。ここで編集時間とは、カルテ情報の編集を開始してから現在までの経過時間を意味する。計時部142は、計時機能(タイマ機能)を有するマイクロプロセッサを含んで構成される。計時部142は、この発明の「計時手段」の一例である。
計時部142の動作例を説明する。計時部142は、各端末2に対応するタイマを備える。或いは計時部142は、端末IDと編集開始を示す信号を制御部11から受け、当該端末IDに対応付けてタイマの計時時間を管理するように構成される(テーブル情報等を用いる。)。
タイマは、編集開始をトリガとしてカウントアップするものでもよいし、時刻を計時するとともに編集開始時刻と現在時刻との差を算出するものでもよい。
また、実際に編集が開始されたタイミング(たとえば最初の記入がなされたタイミング)から編集時間の計時を開始してもよい。
また、単一のカルテ情報について編集時間を計時してもよいし、連続して編集される複数のカルテ情報について累計の編集時間を計時してもよい。後者の場合、たとえば、次のカルテ情報の編集に移行するまでの時間を計時し、この移行時間が所定時間以下のときには累計の編集時間を計時し、所定時間を超えるときには計時を終了するように構成できる。
前述のように、端末判断部141は、当該カルテ情報が現在編集モードで使用されている旨の判断結果を端末決定部143に送る。これを受けた端末決定部143は、使用モード記録テーブル131を参照し、編集モードで使用されている端末2の端末IDを取得する。更に、端末決定部143は、計時部142を参照し、この端末IDに対応するタイマの経時時間、すなわち当該端末2での編集時間を取得する。
続いて、端末決定部143は、取得された編集時間が所定時間を超過しているか判断する。この所定時関は、たとえば単一のカルテ情報の編集時間の統計値(平均値、標準偏差等)などを参考にして事前に設定される。
超過していると判断された場合、端末決定部143は新たに編集モードへの切り替え要求を行った端末2を選択する。逆に、超過していないと判断された場合、端末決定部143は、既に編集を行っている端末2を選択する。端末決定部143は、端末2の選択結果を制御部11に送る。
端末制御部111は、端末決定部143からの選択結果を受け、選択された端末2の使用モードを編集モードに切り替えさせるとともに、選択されなかった端末2に所定の処理を実行させる。
一例として、新たに編集モードへの切り替え要求を行った端末2が選択された場合、端末制御部111は、既に編集モードであった端末2の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、切り替え要求を行った端末2の使用モードを編集モードに切り替えさせる。また、端末制御部111は、端末選択部14により選択されなかった端末2(この場合には閲覧モードに切り替えられる端末2)に、編集モードでの使用が保留される旨のメッセージを表示させるための信号を送信する。
逆に、既に編集モードであった端末2が選択された場合、端末制御部111は、この端末2に編集モードでの使用を継続させるとともに、切り替え要求を行った端末2に編集モードへの切り替えを保留させる。また、端末制御部111は、端末選択部14により選択されなかった端末2(この場合には切り替えを保留される端末2)に、編集モードでの使用が保留される旨のメッセージを表示させるための信号を送信する。
計時部142の他の動作例を説明する。上記の動作例では、計時部142は編集時間を計時しているが、端末2に所定のメッセージを表示させてからの経過時間を計時するように計時部142を構成することが可能である。そのために、計時部142は、たとえばメッセージを表示させるための信号を端末2に送信したタイミングで計時を開始する。また、この信号を受けた端末2がメッセージを表示させるとともに、その旨の信号を制御装置1に返信し、この返信を受けたタイミングで計時を開始するようにしてもよい。この場合における電子カルテシステムの動作については変形例として説明する。
[端末]
各端末2は、制御部21、記憶部22、表示部23及び操作部24を備える。検査装置3に接続された各端末2は、これらに加えて検査結果取得部25を有する。
制御部21は、端末2の各部の制御を行う。制御部21は、たとえば、マイクロプロセッサ、記憶装置(RAM、ROM、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ等)、通信デバイス等を含んで構成される。ROMやハードディスクにはコンピュータプログラムが予め記憶されている。マイクロプロセッサは、このコンピュータプログラムにしたがって動作することで各種制御を行う。通信デバイスとしては、ネットワークの種類に応じてLANカードやモデムが設けられる。
制御部21はカルテ制御部211を備える。カルテ制御部211は電子カルテに関する各種の処理を行う。たとえば、カルテ制御部211は次のような処理を行う:使用モードの切り替え要求を制御装置1に送信する;使用モードを切り替える;表示部23に表示させる情報を切り替える;編集後の内容を記憶部22に一時保存させる;編集後の内容をカルテ情報に反映させる(カルテ情報の更新);編集後のカルテ情報を制御装置1に送信する。
記憶部22は、カルテ情報を含む各種情報を記憶する。記憶部22はハードディスクドライブ等の書き込み可能な記憶装置を含んで構成される。制御部21は記憶部22に情報を記憶させるとともに、記憶部22に記憶された情報を読み出す。
表示部23は、制御部21の制御を受けて、カルテ情報を含む各種情報を表示する。表示部23は、LCDやCRTディスプレイなどの任意の表示デバイスを含んで構成される。表示部23は、この発明の「表示手段」の一例である。
操作部24は、ユーザにより操作され、その操作内容に応じた信号を制御部21に送る。この信号を受けた制御部21は、その操作内容に応じた処理を自ら実行し、及び/又は各部に実行させる。操作部24は操作デバイスや入力デバイスを含む。操作デバイスとしては、マウス、トラックボール、コントロールパネル、ジョイスティックなどがある。入力デバイスとしては、キーボード、ペンタブレットなどがある。
検査結果取得部25は、検査装置3により得られた検査結果を取得して制御部21に入力する。端末2と検査装置3とが有線接続されている場合、検査結果取得部25は、検査装置3から延びるケーブルが接続されるポートを含む。端末2と検査装置3とが無線接続されている場合、検査結果取得部25は、検査装置3と無線通信可能な通信デバイスを含む。
[動作]
以上のように構成された電子カルテシステムの動作を説明する。この電子カルテシステムの動作例を図4に示す。この動作例では、端末2B(第2端末2Bと記す。)に接続された検査装置3で検査が実施され、その検査結果をカルテ情報に追加するケースを説明する。
検査装置3で検査を実施する。検査結果取得部25は、得られた検査結果を検査装置3から取得する(S1)。制御部21は、検査開始前等に入力された患者IDと検査結果とを対応付けて記憶部22に一時保存する。この段階では、当該患者のカルテ情報に検査結果は追加されない。また、カルテ制御部211は、検査結果が取得されたことに対応し、当該患者のカルテ情報についての編集モードへの切り替え要求を制御装置1に送信する(S2)。
第2端末2Bからの切り替え要求を受けると、制御装置1の制御部11は、この患者の患者IDを端末判断部141に送るとともに、使用モード記録部13から使用モード記録テーブル131を読み出して端末判断部141に送る。
端末判断部141は、この患者IDが使用モード記録テーブル131に記録されているか否か、すなわち、この患者のカルテ情報が第2端末2B以外の端末2で使用されているか否か判断する(S3)。
他の端末2で使用されていないと判断された場合(S3:No)、端末制御部111は、第2端末2Bに制御信号を送信して使用モードを編集モードに切り替えさせる。第2端末2Bのユーザは、この患者のカルテ情報の編集を開始する(S12)。カルテ制御部211は、記憶部22に一時保存されている検査結果をカルテ情報に追加する。編集作業が終了したら、ユーザは操作部24を用いて所定の編集終了操作(終了ボタンをクリックするなど)を行う。この操作を受けたカルテ制御部211は、編集後のカルテ情報を制御装置1に送信する。制御装置1は、受信した編集後のカルテ情報をカルテ格納部12に保存する(S13)。このとき、編集後のカルテ情報と編集前のそれとの差分情報を求めて保存するようにしてもよいし、編集後のカルテ情報で編集前のそれを置き換えて保存するようにしてもよい。この場合の処理は以上で終了となる。
この患者のカルテ情報が他の端末2で使用されていると判断された場合(S3:Yes)、端末判断部141は、使用モード記録テーブル131を参照し、この患者IDに対応して記録されている使用モードが編集モードか閲覧モードか判断する(S4)。
閲覧モードと判断された場合(S4:No)、端末制御部111は、第2端末2Bの使用モードを編集モードに切り替えさせる。そして、第2端末2Bで編集作業が実施され(S12)、編集後のカルテ情報が制御装置1のカルテ格納部12に保存される(S13)。この場合の処理は以上で終了となる。
編集モードと判断された場合(S4:Yes)は、当該カルテ情報を他の端末2が編集モードで使用しているときに、第2端末2Bから編集モードへの切り替え要求がなされた状況に相当する。この場合、端末制御部111は、他の端末2(第1端末2Aとする。)と第2端末2Bのそれぞれに向けて制御信号を送信する。この制御信号を受けた各端末2A、2Bは、その表示部23に所定のメッセージを表示させる(S5)。この処理は、たとえば、編集作業を保留してもよいか選択を促すメッセージと、その選択結果を入力するためのボタンとを含むダイアログをポップアップ表示させるものである。
各端末2A、2Bのユーザは、操作部24を操作し、編集作業の保留の可否を選択する(S6)。各端末2A、2Bのカルテ制御部211は、選択結果を制御装置1に送信する。端末制御部111は、2つの端末2A、2Bからの選択結果を比較する(S7)。
両ユーザの選択結果が異なる場合(S7:No)、すなわち、一方が「保留可」を選択し、他方が「保留不可」を選択した場合、電子カルテシステムは次のような動作を行う。
既に編集を行っていた第1端末2Aのユーザが「保留可」を選択した場合(S21:Yes)、端末制御部111は、第1端末2Aに制御信号を送信する。この制御信号を受けた第1端末2Aは、編集作業を保留(中断)する旨のメッセージを表示部23に表示させる(S22)。このとき、たとえば編集作業に割り込んだ端末(第2端末2B)を示す情報など、他の情報をともに呈示してもよい。
また、第1端末2Aのカルテ制御部211は、これまでの編集結果を反映させたカルテ情報(又はこれまでの編集結果)を、たとえば当該患者IDに関連付けて記憶部22に一時保存させ、編集モードを終了させる(S23)。更に、カルテ制御部211は、当該カルテ情報についての使用モードを閲覧モードに切り替える(S24)。ここで、ユーザは他の患者のカルテ情報の使用を要求できる。この要求がなされたら、制御装置1から当該他の患者のカルテ情報が提供される。なお、その使用モードが編集モードである場合には、この動作例と同様の処理が実行される。
閲覧モードへの切り替えを行ったら、カルテ制御部211は、その旨を示す信号を制御装置1に送信する。この信号を受けた制御装置1の端末制御部111は、第2端末2Bの使用モードを編集モードに切り替えさせる。このとき、ステップS23で一時保存されたカルテ情報を制御装置1経由で第2端末2Bに提供し、これに対して編集を施すようにしてもよい。
第2端末2Bのユーザは編集作業を実施する(S12)。編集後のカルテ情報は、前述のように制御装置1のカルテ格納部12に保存される(S13)。この場合の処理は以上で終了となる。なお、第2端末2Bで編集されたカルテ情報が保存されたら、第1端末2Aが編集モードに切り替えられ、第1端末2Aで編集されたカルテ情報がカルテ格納部12に保存される。
新たに編集モードへの切り替えを要求した第2端末2Bのユーザが「保留可」を選択した場合(S21:No)、端末制御部111は、第2端末2Bに制御信号を送信する。この制御信号を受けた第2端末2Bは、編集作業を保留(待機)する旨のメッセージを表示部23に表示させる(S10)。このとき、たとえば編集作業を続行している(第1端末2A)を示す情報など、他の情報をともに呈示してもよい。
第1端末2Aでの編集が終了すると、第1端末2Aのカルテ制御部211は、編集後のカルテ情報を制御装置1に送信する。制御装置1の制御部11は、この編集後のカルテ情報をカルテ格納部12に保存させる(S11)。
続いて、端末制御部111は、第2端末2Bに制御信号を送信して使用モードを編集モードに切り替えさせる。第2端末2Bのユーザはカルテ情報の編集を開始する(S12)。カルテ制御部211は、記憶部22に一時保存されている検査結果をカルテ情報に追加する。編集作業が終了したら、カルテ制御部211は、編集後のカルテ情報を制御装置1に送信する。制御装置1は、この編集後のカルテ情報をカルテ格納部12に保存する(S13)。この場合の処理は以上で終了となる。
以下、両ユーザが同じ選択結果だった場合(S7:Yes)、つまり、双方のユーザが「保留可」を又は「保留不可」を選択した場合における電子カルテシステムの動作を説明する。
両ユーザの選択結果が同じだった場合(S7:Yes)、制御装置1の端末選択部14は、第1端末2Aと第2端末2Bのうちどちらの端末を優先するか選択する(S8)。この処理は、前述のように端末決定部143により実行される。すなわち、端末決定部143は、既に編集中であった第1端末2Aでの編集時間を計時部142から取得し、この編集時間が所定時間を超過しているか判断する。更に、端末決定部143は、超過していると判断された場合には、切り替え要求を行った第1端末2Aを選択し、超過していないと判断された場合には、既に編集であった第2端末2Bを選択する。
切り替え要求を行った第2端末2Bが選択された場合(S9:No)、端末制御部111は、第1端末2Aに制御信号を送信して表示部23にメッセージを表示させる(S22)。そして、第1端末2Aのカルテ制御部211は、これまでの編集結果を反映させたカルテ情報を記憶部22に一時保存させた後に編集モードを終了させ(S23)、このカルテ情報についての使用モードを閲覧モードに切り替える(S24)。
続いて、端末制御部111は、第2端末2Bに制御信号を送信して使用モードを編集モードに切り替えさせる。第2端末2Bのユーザはカルテ情報の編集を開始する(S12)。カルテ制御部211は、記憶部22に一時保存されている検査結果をカルテ情報に追加し、編集作業が終了したら編集後のカルテ情報を制御装置1に送信する。制御装置1は、この編集後のカルテ情報をカルテ格納部12に保存する(S13)。この場合の処理は以上で終了となる。
既に編集中であった第1端末2Aが選択された場合(S9:Yes)、端末制御部111は、第2端末2Bに制御信号を送信し、編集モードへの切り替えを保留する旨のメッセージを表示部23に表示させる(S10)。
第1端末2Aでの編集が終了したら、カルテ制御部211は、その編集結果を反映させたカルテ情報を制御装置1に送信する。制御装置1は、この編集後のカルテ情報をカルテ格納部12に保存する(S11)。
続いて、端末制御部111は、第2端末2Bに制御信号を送信して使用モードを編集モードに切り替えさせる。第2端末2Bのユーザはカルテ情報の編集を開始する(S12)。カルテ制御部211は、記憶部22に一時保存されている検査結果をカルテ情報に追加し、編集作業が終了したら編集後のカルテ情報を制御装置1に送信する。制御装置1は、この編集後のカルテ情報をカルテ格納部12に保存する(S13)。以上で、図4に示す動作は終了となる。
[作用・効果]
以上のような電子カルテシステムの作用及び効果を説明する。
制御装置1は、使用モード記録部13により、各端末2による各患者のカルテ情報の現在の使用モードを記録する。
複数の端末のうちの一の端末(第2端末2B)から、一の患者のカルテ情報についての編集モードへの切り替え要求がなされると、端末選択部14は、当該カルテ情報について使用モード記録部13により編集モードとして記録されている他の端末(第1端末2A)が存在するか判断する。存在すると判断された場合、端末選択部14は、これら二つの端末の一方を選択する。
切り替え要求を行った端末が選択された場合、端末制御部111は、既に編集モードだった端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、切り替え要求を行った端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる。
逆に、既に編集モードだった端末が選択された場合、端末制御部111は、この端末に編集モードでの使用を継続させるとともに、切り替え要求を行った端末に編集モードへの切り替えを保留させる。
このように作用する電子カルテシステムによれば、二つ(以上)の端末で同時に編集作業がなされることを規制して電子カルテの真正性を担保できるとともに、一つの端末を選択して編集作業を行わせることにより、複数の端末で電子カルテを使用できる環境において診療の全体的な効率の向上を図ることが可能である。
特に、この実施形態では、既に編集作業を行っている端末(第1端末)の編集時間が所定時間を超過しているか判断し、超過していると判断された場合には、新たに編集モードへの切り替えを要求した端末(第2端末)を選択し、逆に、超過していないと判断された場合には第1端末を選択するようになっている。
それにより、第1端末のユーザが編集作業の途中で席を外したり他の作業を行ったりしている場合や、編集作業が終了したにも拘わらず終了の指示を入力していない場合など、編集時間が所定時間を超過しているときには、第1端末での編集を中断させて第2端末で編集を行わせることができる。したがって、第2端末のユーザは不当に長時間待たされることがなく、診療効率の全体的な効率の向上を図ることが可能である。
また、この電子カルテシステムは、既に編集を行っている端末が存在しないと判断された場合には、編集モードへの切り替えを要求した端末での編集を許可するようになっている。よって、この端末での編集作業にスムースに移行でき、診療効率の低下を招かない。
また、この電子カルテシステムは、端末選択部14により選択されなかった端末、すなわち編集作業が保留される端末にメッセージを表示させるようになっている。この端末のユーザは、このメッセージによって編集作業が保留されたことを認識でき、他の作業を行うなどすることができるので、診療の全体的な効率が大きく低下することも無い。
また、上述したように、編集作業が許可された端末の情報をメッセージとともに呈示するようにすれば、保留とされた端末での編集作業が緊急を要するものであった場合に、許可された端末のユーザに問い合わせるなどして全体的な作業の調整を図ることが可能である。
なお、この実施形態では、各端末2のユーザに編集保留の可否を選択させるようになっているが、編集作業の緊急度(段階的に設定される)を指定させるように構成すれば、端末選択部14は、指定された緊急度を比較して編集作業を許可する端末を選択できる。それにより、上記作業調整の手間を軽減することが可能である。
また、この電子カルテシステムによれば、検査装置3での検査結果が入力されたことに対応して、端末2Bは編集モードへの切り替え要求を制御装置1に送信するようになっている。検査結果はカルテ情報に追加されるのが一般的であるので、このような構成とすることにより編集作業への移行をスムースに行うことが可能となる。
[変形例]
上記の実施形態はこの発明の一構成例に過ぎない。よって、この発明の要旨の範囲内における任意の変形を施すことが可能である。なお、以下の説明において、上記の実施形態と同様の構成部分については同じ符号を用いる。
〔変形例1〕
上記の実施形態(図4)では検査装置3により得られた検査結果を最後の段階(ステップS13)でカルテ情報に追加しているが、それ以前の段階で追加するようにしてもよい。この変形例に係る動作を以下に説明する。
検査装置3から検査結果の入力を受けると、第2端末2Bは、編集モードへの切り替え要求を制御装置1に送信する。制御装置1は、第2端末2B以外の端末2でこの患者のカルテ情報を使用しているか判断する(S3)。使用していない場合(S3:No)、上記の実施形態と同様の処理を行う。
このカルテ情報を使用している端末2が存在する場合(S3:Yes)、制御装置1は、この端末2(第1端末2A)の使用モードが編集モードか判断する(S4)。編集モードでない場合(S4:No)、上記の実施形態と同様の処理を行う。
編集モードである場合(S4:Yes)、制御装置1は、第1端末2Aの使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、第2端末2Bの使用モードを編集モードに切り替えさせる。第2端末2Bは、入力された検査結果をカルテ情報に追加し、制御装置1に信号を送信する。このとき、検査結果が追加されたカルテ情報をともに送信してもよい。
この信号を受けた制御装置1は、第2端末2Bの使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、第1端末2Aの使用モードを編集モードに切り替えさせる。この信号とともにカルテ情報が送信された場合には、制御装置1はこのカルテ情報をカルテ格納部12に保存する。これ以降の処理は、たとえば図4のステップ5以下と同様である。
編集モードである場合(S4:Yes)の上記処理、すなわち二つの端末2A、2Bの使用モードを交替させて検査結果を追加した後に使用モードを元に戻す処理は、極めて短時間で(瞬時に)終了する。よって、第1端末2Aでの編集作業に与える影響は小さい。また、第2端末2Bにより取得された検査結果は瞬時にカルテ情報に追加されるので、第2端末2Bのユーザは次の作業(検査やカルテ情報の使用など)にスムースに移行できる。更に、上記の実施形態と同様に、制御装置1は、二つの端末2A、2Bの一方を選択してカルテ情報の編集を行わせることができる。したがって、この変形例によれば、電子カルテの真正性を担保しつつ、診療の全体的な効率の向上を図ることが可能である。
〔変形例2〕
上記の実施形態では、編集時間の長短に基づいて編集作業を許可する端末2を選択している。この変形例では、これと異なる端末選択の手法を説明する。
この変形例に係る電子カルテシステムの構成を図5に示す。上記の実施形態(図2参照)との構成上の相違点は、計時部142の代わりに優先順位記憶部144が設けられていることである。
優先順位記憶部144は、複数の端末2の優先順位を表す情報(優先順位情報)を予め記憶している。優先順位記憶部144は、この発明の「記憶手段」の一例である。優先順位は、各端末2の属性に基づいて設定される。
属性の例として端末2の種類がある。各端末2には、これを主として使用するユーザがいる。たとえば診察室に設置された端末2(医師端末)は主として医師により使用され、検査室に設置された端末2(検査端末)は主として検査技師により使用され、ナースステーションに設置された端末2(看護端末)は主として看護師により使用される。
優先順位情報には、これら端末2の間に設定された優先順位が記録されている。一例として、医師端末が第1優先順位に、検査端末が第2優先順位に、そして看護端末が第3優先順位に設定される。
また、同種の端末が2台以上設けられている場合には、これら同種の端末の間にも優先順位を設定することが望ましい。たとえば、第1の検査端末と第2の検査端末が設置されている場合、第1の検査端末の優先順位を第2の検査端末の優先順位よりも上位に設定することができる。
第1端末2Aが編集モードであるときに第2端末2Bから編集モードへの切り替え要求がなされた場合、端末決定部143は、優先順位情報を参照して第1端末2Aの優先順位と第2端末2Bの優先順位とを取得し、どちらの優先順位が高いか判断する。そして、端末決定部143は、優先順位が高い方の端末を選択する。このとき、選択されなかった端末2にメッセージを表示させることが望ましい。
なお、端末2の種類に応じて優先順位を設定する代わりに、各ユーザに対して優先順位を設定し、端末2にログインしているユーザの優先順位を比較して端末を選択するように構成することも可能である。たとえば、医師の優先順位は検査技師の優先順位よりも上位に、更に検査技師の優先順位は看護師の優先順位よりも上位に設定される。また、同種のユーザ間においても優先順位を設定することが望ましい。
このような変形例によれば、予め設定された優先順位に基づいて自動的に端末2を選択して編集作業を行わせることができるので、電子カルテの真正性を担保しつつ、診療の全体的な効率の向上を図ることが可能である。
〔変形例3〕
上記の実施形態では、第2端末2Bに検査結果が入力されたことに対応して編集モードへの切り替え要求を行うようになっているが、編集モードへの切り替え要求を行うタイミングはこれに限定されるものではない。
たとえば、操作部24を用いて所定の操作がなされたことに対応して編集モードへの切り替え要求を行うように構成できる。この所定の操作としては、たとえばカルテ情報の編集を開始するための操作(編集開始ボタンをクリックする)がある。
〔変形例4〕
医療現場においては、まず診察を行って必要な検査を決定して各検査のオーダを発注することがある。このようなオーダに基づいて端末2の選択を行うように構成することも可能である。
たとえば第1検査装置で検査を行った後に第2検査装置で検査を行う場合に、第1検査装置側の端末2での編集作業が終了するまでは、第2検査装置側の端末2での編集を許可しないように構成できる。
具体的には、第2検査装置側の端末2から編集モードへの切り替え要求がなされたときに、制御装置1は、第1検査装置側の端末2で当該患者のカルテ情報を使用しているか判断し、使用していない場合には要求元の端末2の使用モードを編集モードに切り替える。
使用している場合には、第1検査装置側の端末2の使用モードが編集モードか閲覧モードか判断する。閲覧モードである場合には、要求元の端末2の使用モードを編集モードに切り替える。編集モードである場合には、要求元の端末2の編集モードへの切り替えを保留する。そして、第1検査装置側の端末2での編集作業の終了を受けて、要求元の端末2の使用モードを編集モードに切り替える。
〔変形例5〕
検査装置3が接続された端末2で編集作業が行われているときに他の端末2から編集モードへの切り替え要求がなされた場合に、検査装置3での検査の終了からの経過時間に基づいて端末2の選択を行うように構成できる。
具体的には、検査装置3から検査結果の入力を受けた端末2は、制御装置1に信号を送信する。この信号を受けた制御装置1は計時を開始する。他の端末2からの切り替え要求を受けると、制御装置1は、計時時間が所定時間を超過しているか判定する。超過している場合には要求元の端末2を選択し、超過していない場合には検査装置3側の端末2を選択する。なお、上記の所定時間は、たとえば、検査後の編集時間の統計値(平均値等)に基づいて設定される。
〔変形例6〕
端末2に所定のメッセージを表示させてからの経過時間を計時部142が計時する場合について説明する。
前述のように、端末判断部141は、使用モード記録テーブル131を参照して、新たに編集モードへの切り替え要求がなされたカルテ情報について既に編集モードで実行されている端末2が存在するか判断する。このような端末2が存在すると判断されると、端末制御部111は、その端末2(第1端末2Aとする)に所定のメッセージを表示させる。このメッセージは、たとえば、そのカルテ情報を編集モードで使用したい他のユーザがいる旨の情報や、第1端末2Aでの編集を中断しても良いか否かを選択させる旨の情報などを呈示するものである。
計時部142は、このメッセージを表示させたタイミングで計時を開始する。この計時は所定時間(たとえば10分間)に達するまで行われる(所定時間をカウントダウンしてもよい)。このメッセージはたとえばダイアログをポップアップ表示させることにより呈示される。更に、このダイアログには、このメッセージに対して応答するためのボタン等が設けられている。このメッセージに対する応答がなされると、制御部21は信号(応答信号)を制御装置1に送信する。制御装置1の制御部11は、この応答信号を受信して端末選択部14に送る。
端末決定部143は、第1端末2Aからの応答信号が上記所定時間を超過するまでの間に受信されたか判断する。この処理は、計時部142による所定時間の計時が終了する前に応答信号が入力されたか否かを判断することにより行われる。
計時部142による所定時間の計時が終了する前に応答信号が入力されなかったと判断された場合、端末決定部143は、新たに編集モードへの切り替え要求を行った端末(第2端末2Bとする)を選択する。それにより、第1端末2Aが閲覧モードに切り替えられるとともに、第2端末2Bが編集モードに切り替えられる。
応答が所定時間無かったということは、第1端末2Aのユーザが席を外していたり他の作業をしていたりして、カルテの編集作業を行っていなかったものと推定できる。この変形例によれば、このような場合において、第1端末2A側の作業に支障を与えることなく、第2端末2Bのユーザにカルテの編集作業を円滑に行わせることができ、診療の全体的な効率の向上を図ることが可能となる。
なお、所定時間内に応答があった場合には、たとえば上記の実施形態や変形例で説明した任意の端末選択処理に移行することができる。
[電子カルテシステム制御装置]
上記の実施形態の制御装置1は、この発明の「電子カルテシステム制御装置」の一例である。この発明に係る電子カルテシステム制御装置は、次のような構成を有する。
電子カルテシステム制御装置は、ネットワークを介して複数の端末と通信可能とされている。各端末は閲覧モードと編集モードとを切り替えて使用可能である。また、電子カルテシステム制御装置は、各患者のカルテ情報を格納し、各端末から使用モードの切り替え要求を受けてその端末の使用モードを切り替えさせるように構成されている。更に、電子カルテシステム制御装置は、記録手段、選択手段及び制御手段を備える。
記録手段は、たとえば使用モード記録部13のように、使用モードの切り替え結果に基づいて、各端末による各患者のカルテ情報の現在の使用モードを記録する。
選択手段は、たとえば端末選択部14のように、一の患者のカルテ情報についての編集モードへの切り替え要求を一の端末から受けたときに、このカルテ情報について記録手段により編集モードとして記録されている他の端末が存在するか判断し、存在すると判断された場合に一の端末及び他の端末の一方を選択する。
制御手段は、たとえば制御部11のように動作する。すなわち、制御手段は、上記一の端末が選択された場合には、上記他の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、上記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる。逆に、上記他の端末が選択された場合には、制御手段は、上記他の端末に編集モードでの当該カルテ情報の使用を継続させるとともに、上記一の端末に編集モードへの切り替えを保留させる。
また、電子カルテシステム制御装置は、上記の実施形態や変形例で説明された構成を備えていてもよい。
このような電子カルテシステム制御装置によれば、上記の電子カルテシステムと同様に、電子カルテの真正性を担保しつつ、診療の全体的な効率の向上を図ることが可能である。
[電子カルテシステムの制御方法]
この発明に係る制御方法について説明する。この制御方法が適用される電子カルテシステムは、制御装置と複数の端末とを含んで構成される。制御装置は、各患者のカルテ情報を格納する。各端末は、カルテ情報を表示する表示手段を備えるとともに、ネットワークを介して制御装置と通信可能に接続されている。更に、各端末は、閲覧モードと編集モードとを切り替えて使用可能とされている。制御装置は、各端末から使用モードの切り替え要求を受けて当該要求元の端末の使用モードを切り替えさせる。
この制御方法は、記憶ステップ、送信ステップ、判断ステップ、選択ステップ、及び制御ステップを含む。
記録ステップは制御装置が実行する。制御装置は、使用モードの切り替え結果に基づいて、各端末による各患者のカルテ情報の現在の使用モードを記録する。
送信ステップは複数の端末のうちの一の端末が実行する。一の端末は、一の患者のカルテ情報について編集モードへの切り替え要求を制御装置に送信する。
判断ステップは制御装置が実行する。制御装置は、送信ステップで送信された切り替え要求を受信すると、当該カルテ情報について編集モードとして記録されている他の端末が存在するか判断する。
選択ステップは制御装置が実行する。判断ステップで上記他の端末が存在すると判断された場合に、制御装置は、上記一の端末及び上記他の端末の一方を選択する。
制御ステップは制御装置が実行する。選択ステップで上記一の端末が選択された場合に、制御装置は、上記他の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、上記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる。
逆に、選択ステップで上記他の端末が選択された場合に、制御装置は、上記他の端末に編集モードでの当該カルテ情報の使用を継続させるとともに、上記一の端末に編集モードへの切り替えを保留させる。
また、電子カルテシステムの制御方法は、上記の実施形態や変形例で説明された処理を含んでいてもよい。
このような電子カルテシステムの制御方法によれば、上記の電子カルテシステムと同様に、電子カルテの真正性を担保しつつ、診療の全体的な効率の向上を図ることが可能である。
[電子カルテシステムの制御プログラム]
この発明に係る制御プログラムは、それぞれコンピュータを含んで構成される複数の端末と制御装置とを含む電子カルテシステムを制御するものであり、特に、制御装置を記録手段、選択手段及び制御手段として機能させる。
記録手段は、上記の使用モード記録部13のように、使用モードの切り替え結果に基づいて、各端末による各患者のカルテ情報の現在の使用モードを記録する。
選択手段は、上記の端末選択部14のように、一の患者のカルテ情報についての編集モードへの切り替え要求を一の端末から受けたときに、当該カルテ情報について記録手段により編集モードとして記録されている他の端末が存在するか判断する。更に、選択手段は、このような他の端末が存在すると判断された場合に、上記一の端末及び上記他の端末の一方を選択する。
制御手段は、上記の制御部11のように、上記一の端末が選択手段により選択された場合には、上記他の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、上記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる。
逆に、選択手段により上記他の端末が選択された場合、制御手段は、上記他の端末に編集モードでの当該カルテ情報の使用を継続させるとともに、上記一の端末に編集モードへの切り替えを保留させる。
また、電子カルテシステムの制御プログラムは、上記の実施形態や変形例で説明された機能を実現するように構成されてもよい。
このような電子カルテシステムの制御プログラムによれば、上記の電子カルテシステムと同様に、電子カルテの真正性を担保しつつ、診療の全体的な効率の向上を図ることが可能である。
この発明に係る制御プログラムを、コンピュータのドライブ装置によって読み取り可能な任意の記録媒体に記録させることができる。この記録媒体としては、たとえば、光ディスク、光磁気ディスク(CD−ROM/DVD−RAM/DVD−ROM/MO等)、磁気記憶媒体(ハードディスク/フロッピー(登録商標)ディスク/ZIP等)などを用いることが可能である。また、ハードディスクドライブやメモリ等の記憶装置に記憶させることも可能である。
また、インターネットやLAN等のネットワークを通じてこの制御プログラムを送受信することも可能である。
1 制御装置
11 制御部
111 端末制御部
12 カルテ格納部
13 使用モード記録部
131 使用モード記録テーブル
14 端末選択部
141 端末判断部
142 計時部
143 端末決定部
144 優先順位記憶部
2A〜2F 端末
21 制御部
211 カルテ制御部
22 記憶部
23 表示部
24 操作部
25 検査結果取得部
3 検査装置

Claims (13)

  1. 各患者のカルテ情報を格納する制御装置と、
    前記カルテ情報を表示する表示手段を備え、ネットワークを介して前記制御装置と通信可能に接続され、前記カルテ情報の閲覧が可能な閲覧モードと前記カルテ情報の編集が可能な編集モードとの二つの使用モードを切り替えて使用可能な複数の端末と、
    を含み、前記制御装置は、前記複数の端末のそれぞれから使用モードの切り替え要求を受けて当該要求元の端末の使用モードを切り替えさせる電子カルテシステムであって、
    前記制御装置は、
    前記使用モードの切り替え結果に基づいて、各端末による前記各患者のカルテ情報の現在の使用モードを記録する記録手段と、
    前記各端末によるカルテ情報の編集時間を計時する計時手段を含み、前記複数の端末のうちの一の端末から、一の患者のカルテ情報についての編集モードへの切り替え要求を受けたときに、当該カルテ情報について前記記録手段により編集モードとして記録されている他の端末が存在するか判断し、存在すると判断された場合に、事前に設定された所定時間を前記他の端末による前記編集時間が超過しているか判断し、超過していると判断された場合には前記一の端末を選択し、超過していないと判断された場合には前記他の端末を選択する選択手段と、
    前記選択手段により前記一の端末が選択された場合には、前記他の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせ、前記他の端末が選択された場合には、前記他の端末に編集モードでの当該カルテ情報の使用を継続させるとともに、前記一の端末に編集モードへの切り替えを保留させる制御手段と、
    を備え、
    前記一の端末は、所定の医療検査を行うための検査装置に接続されており、前記所定の医療検査の検査結果が前記一の端末に入力されたことに対応して、編集モードへの切り替え要求を前記制御装置に送信し、
    前記制御装置は、前記一の端末から前記編集モードへの切り替え要求を受けたときに、前記他の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる、
    ことを特徴とする電子カルテシステム。
  2. 前記選択手段により前記他の端末が存在しないと判断された場合、前記制御手段は、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子カルテシステム。
  3. 編集モードとして記録されている他の端末が存在するか判断するときに、前記選択手段は、当該カルテ情報について閲覧モードとして記録されている前記一の端末以外の端末が存在するか判断し、
    当該カルテ情報について編集モードとして記録されている端末も閲覧モードとして記録されている端末も存在しない場合、前記制御手段は、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子カルテシステム。
  4. 前記制御手段は、前記一の端末及び前記他の端末のうち前記選択手段により選択されなかった端末の前記表示手段に、編集モードでの使用が保留される旨のメッセージを表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子カルテシステム。
  5. 前記選択手段は、各端末のユーザに基づいて設定された前記複数の端末の優先順位を予め記憶する記憶手段を含み、前記他の端末が存在すると判断された場合に、前記優先順位に基づいて前記一の端末及び前記他の端末のうち優先順位の高い端末を選択する、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の電子カルテシステム。
  6. 前記複数の端末のうちユーザが医師である端末の優先順位が、ユーザが看護師である端末の優先順位より高い、
    ことを特徴とする請求項5に記載の電子カルテシステム。
  7. 前記一の端末は、前記編集モードへの切り替え要求に対応して前記制御装置により使用モードが編集モードに切り替えられた後に、前記制御装置に所定の信号を送信し、
    前記制御装置は、前記一の端末から前記所定の信号を受けたときに、前記一の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記他の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の電子カルテシステム。
  8. 各患者のカルテ情報の閲覧が可能な閲覧モードと前記カルテ情報の編集が可能な編集モードとの二つの使用モードを切り替えて使用可能な複数の端末とネットワークを介して通信可能に接続されており、前記各患者のカルテ情報を格納し、前記複数の端末のそれぞれから使用モードの切り替え要求を受けて当該要求元の端末の使用モードを切り替えさせる電子カルテシステム制御装置であって、
    前記使用モードの切り替え結果に基づいて、各端末による前記各患者のカルテ情報の現在の使用モードを記録する記録手段と、
    前記各端末によるカルテ情報の編集時間を計時する計時手段を含み、前記複数の端末のうちの一の端末から、一の患者のカルテ情報についての編集モードへの切り替え要求を受けたときに、当該カルテ情報について前記記録手段により編集モードとして記録されている他の端末が存在するか判断し、存在すると判断された場合に、事前に設定された所定時間を前記他の端末による前記編集時間が超過しているか判断し、超過していると判断された場合には前記一の端末を選択し、超過していないと判断された場合には前記他の端末を選択する選択手段と、
    前記選択手段により前記一の端末が選択された場合には、前記他の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせ、前記他の端末が選択された場合には、前記他の端末に編集モードでの当該カルテ情報の使用を継続させるとともに、前記一の端末に編集モードへの切り替えを保留させる制御手段と、
    を備え、
    前記一の端末は、所定の医療検査を行うための検査装置に接続されており、
    前記所定の医療検査の検査結果が前記一の端末に入力されたことに対応して前記一の端末から編集モードへの切り替え要求を受けたときに、前記他の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる、
    ことを特徴とする電子カルテシステム制御装置。
  9. 前記編集モードへの切り替え要求に対応して使用モードが編集モードに切り替えられた後に、前記一の端末により送信された所定の信号を受けたときに、前記一の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記他の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる、
    ことを特徴とする請求項8に記載の電子カルテシステム制御装置。
  10. 各患者のカルテ情報を格納する制御装置と、
    前記カルテ情報を表示する表示手段を備え、ネットワークを介して前記制御装置と通信可能に接続され、前記カルテ情報の閲覧が可能な閲覧モードと前記カルテ情報の編集が可能な編集モードとの二つの使用モードを切り替えて使用可能な複数の端末と、
    を含み、前記制御装置が、前記複数の端末のそれぞれから使用モードの切り替え要求を受けて当該要求元の端末の使用モードを切り替えさせる電子カルテシステムを制御する方法であって、
    前記制御装置が、前記使用モードの切り替え結果に基づいて、各端末による前記各患者のカルテ情報の現在の使用モードを記録するステップと、
    前記各端末によるカルテ情報の編集時間を計時するステップと、
    前記複数の端末のうちの一の端末が、一の患者のカルテ情報について編集モードへの切り替え要求を前記制御装置に送信するステップと、
    前記送信された切り替え要求を受信した前記制御装置が、当該カルテ情報について編集モードとして記録されている他の端末が存在するか判断するステップと、
    存在すると判断された場合に、事前に設定された所定時間を前記他の端末による前記編集時間が超過しているか判断するステップと、
    超過していると判断された場合には前記一の端末を選択し、超過していないと判断された場合には前記他の端末を選択するステップと、
    前記一の端末が選択された場合に、前記制御装置が、前記他の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせるステップと、
    前記他の端末が選択された場合に、前記制御装置が、前記他の端末に編集モードでの当該カルテ情報の使用を継続させるとともに、前記一の端末に編集モードへの切り替えを保留させるステップと、
    前記一の端末が、所定の医療検査を行うための検査装置に接続されており、前記所定の医療検査の検査結果が前記一の端末に入力されたことに対応して、編集モードへの切り替え要求を前記制御装置に送信するステップと、
    前記制御装置が、前記一の端末から前記編集モードへの切り替え要求を受けたときに、前記他の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせるステップと、
    を含むことを特徴とする電子カルテシステムの制御方法。
  11. 前記編集モードへの切り替え要求に対応して前記制御装置により使用モードが編集モードに切り替えられた後に、前記一の端末により送信された所定の信号を受けたときに、前記一の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記他の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせるステップを含む、
    ことを特徴とする請求項10に記載の電子カルテシステムの制御方法。
  12. 各患者のカルテ情報を格納する制御装置と、
    前記カルテ情報を表示する表示手段を備え、ネットワークを介して前記制御装置と通信可能に接続され、前記カルテ情報の閲覧が可能な閲覧モードと前記カルテ情報の編集が可能な編集モードとの二つの使用モードを切り替えて使用可能な複数の端末と、
    を含み、前記制御装置が、前記複数の端末のそれぞれから使用モードの切り替え要求を受けて当該要求元の端末の使用モードを切り替えさせる電子カルテシステムを制御するプログラムであって、
    前記制御装置を、
    前記使用モードの切り替え結果に基づいて、各端末による前記各患者のカルテ情報の現在の使用モードを記録する記録手段、
    前記各端末によるカルテ情報の編集時間を計時する計時手段を含み、前記複数の端末のうちの一の端末から、一の患者のカルテ情報についての編集モードへの切り替え要求を受けたときに、当該カルテ情報について前記記録手段により編集モードとして記録されている他の端末が存在するか判断し、存在すると判断された場合に、事前に設定された所定時間を前記他の端末による前記編集時間が超過しているか判断し、超過していると判断された場合には前記一の端末を選択し、超過していないと判断された場合には前記他の端末を選択する選択手段、及び、
    前記選択手段により前記一の端末が選択された場合には、前記他の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせ、前記他の端末が選択された場合には、前記他の端末に編集モードでの当該カルテ情報の使用を継続させるとともに、前記一の端末に編集モードへの切り替えを保留させる制御手段、
    として機能させ、
    前記一の端末は、所定の医療検査を行うための検査装置に接続されており、
    前記所定の医療検査の検査結果が前記一の端末に入力されたことに対応して、前記一の端末から編集モードへの切り替え要求を受けたときに、前記他の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記一の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる、
    ことを特徴とする電子カルテシステムの制御プログラム。
  13. 前記編集モードへの切り替え要求に対応して前記制御装置により使用モードが編集モードに切り替えられた後に、前記一の端末により送信された所定の信号を受けたときに、前記一の端末の使用モードを閲覧モードに切り替えさせるとともに、前記他の端末の使用モードを編集モードに切り替えさせる、
    ことを特徴とする請求項12に記載の電子カルテシステムの制御プログラム。
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