JP2008176749A - Id貸出装置、id貸出プログラムおよびid貸出方法 - Google Patents

Id貸出装置、id貸出プログラムおよびid貸出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】仮想化技術等の冗長化技術をライセンスサーバに適用することを可能にすること。
【解決手段】本実施例に係るライセンス管理システムは、IDの貸出要求が受信された場合に、貸出要求の送信元に該当する装置を、IDと該IDを貸し出すべき装置の対応を記憶するID管理表231から検索し、貸出要求の送信元に該当する装置がみつかった場合に、その装置に対応付けられているIDを送信元へ応答するID貸出装置200と、ID貸出装置200に対してIDの貸出要求を送信し、応答されたIDと、ライセンスキーに含まれるIDが一致するか否かを確認することにより、ライセンスキーが、当該のライセンスサーバ向けに作成されたものであるか否かを検証するライセンスサーバと含む。
【選択図】 図2

Description

この発明は、ライセンスキーに基づいてアプリケーションの実行を認めるライセンスの発行処理を実行するためのID貸出装置、ID貸出プログラムおよびID貸出方法に関し、特に、仮想化技術等の冗長化技術をライセンスサーバに適用することを可能にするID貸出装置、ID貸出プログラムおよびID貸出方法に関する。
従来より、アプリケーションプログラムの同時使用数や使用期限等を制限するため、ライセンスサーバを用いたライセンス管理方法が利用されている(例えば、特許文献1や特許文献2を参照)。ライセンスサーバを用いたライセンス管理方法では、アプリケーションプログラムは、ライセンスサーバに対してライセンスの発行を要求し、ライセンスを得ることができなければ、自らの実行を停止させる。
ライセンスサーバは、アプリケーションプログラムを提供するソフトウェアベンダによって発行されたライセンスキーに基づいて、アプリケーションプログラムの同時使用数や使用期限等を制限する。ライセンスキーが不正使用されると、アプリケーションプログラムの不正使用を許すことになるため、ライセンスキーは、予め申請されたハードウェア固有のID(以下、「ハードウェアID」という)をもつライセンスサーバでしか使用できないように作成される。
ハードウェアIDとしては、具体的には、MACアドレス、hostid、WWN(World Wide Name)等のように、製造業者によって唯一無二の値が付与されていることが保証されている番号が使用される。
特開平10−240518号公報 特開2005−50250号公報
ところで、近年、信頼性の向上の要請等から、サーバ装置の仮想化技術が広く利用されるようになりつつある。サーバ装置の仮想化技術は、OS(Operating System)やアプリケーションプログラム等を記憶する記憶装置をサーバ装置から切り離してネットワーク上に置いておき、サーバ装置が故障した場合に、その記憶装置を用いて他のサーバ装置をブートさせることにより、同一の稼動状態を再現する。
しかしながら、この仮想化技術を用いても、ハードウェアIDを他のサーバ装置に引き継ぐことはできない。このため、従来は、ライセンスサーバの信頼性を向上させるために仮想化技術を適用したくても、サーバ装置の切り替え時にハードウェアIDが変わってしまい、ライセンスキーが使用できなくなるため、適用することができなかった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、仮想化技術等の冗長化技術をライセンスサーバに適用することを可能にするID貸出装置、ID貸出プログラムおよびID貸出方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一つの態様では、他の装置と異なるIDを必要とする装置に対してIDを貸し出すID貸出装置であって、IDと該IDを貸し出すべき装置の対応を記憶する記憶手段と、IDの貸出要求が受信された場合に、前記貸出要求の送信元に該当する装置を前記記憶手段から検索し、前記送信元に該当する装置がみつかった場合に、該装置に対応付けられているIDを前記送信元へ応答するID貸出手段とを備えたことを特徴とする。
この発明の態様によれば、所定のIDをそのIDと予め対応付けられている装置に貸し出す手段が得られるので、ハードウェアIDの代わりにこの手段によって提供されるIDを用いてライセンスキーの検証をおこなうことができ、仮想化技術等の冗長化技術をライセンスサーバに適用することが可能になる。
また、本発明の他の態様では、上記の発明の態様において、前記ID貸出手段がIDを応答した装置からIDの貸出継続要求を受信するID貸出継続確認手段をさらに備え、前記ID貸出手段は、IDを応答した装置からの前記貸出継続要求が前記ID貸出継続確認手段によって受信されてから所定の期間が経過していない場合は、該IDに対応付けて前記記憶手段に記憶されている装置からの前記貸出要求が受信されても該IDを応答しないことを特徴とする。
また、本発明の他の態様では、上記の発明の態様において、前記ID貸出継続確認手段は、IDの貸出継続要求が受信された場合に、該貸出継続要求が、前記ID貸出手段が該IDを最後に応答した装置から所定の期間内に送信されたものであれば、貸出継続を認める旨の応答をし、さもなければ、貸出継続を認めない旨の応答をすることを特徴とする。
これらの発明の態様によれば、IDの貸出先からID貸出装置に対してIDの貸出継続要求を送信することとし、この貸出継続要求が受信されてから所定の期間は、ID貸出装置がそのIDの貸し出しをおこなわないように構成したので、同一のIDが複数の装置に同時に貸し出されることがなくなり、同一のライセンスキーに基づくライセンスの発行が複数のライセンスサーバにて実行されることを回避することができる。
また、これらの発明の態様によれば、IDの貸出先からID貸出装置に対してIDの貸出継続要求が所定の期間送信されなければ、ID貸出装置がそのIDを他の装置に貸し出すように構成したので、IDの貸出先の装置に障害が発生した場合に、その装置の処理を引き継いだ他の装置にIDを貸し出すことができる。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明の一つの態様によれば、所定のIDをそのIDと予め対応付けられている装置に貸し出す手段が得られるので、ハードウェアIDの代わりにこの手段によって提供されるIDを用いてライセンスキーの検証をおこなうことができ、仮想化技術等の冗長化技術をライセンスサーバに適用することが可能になるという効果を奏する。
また、本発明の一つの態様によれば、IDの貸出先からID貸出装置に対してIDの貸出継続要求を送信することとし、この貸出継続要求が受信されてから所定の期間は、ID貸出装置がそのIDの貸し出しをおこなわないように構成したので、同一のIDが複数の装置に同時に貸し出されることがなくなり、同一のライセンスキーに基づくライセンスの発行が複数のライセンスサーバにて実行されることを回避することができるという効果を奏する。
また、本発明の一つの態様によれば、IDの貸出先からID貸出装置に対してIDの貸出継続要求が所定の期間送信されなければ、ID貸出装置がそのIDを他の装置に貸し出すように構成したので、IDの貸出先の装置に障害が発生した場合に、その装置の処理を引き継いだ他の装置にIDを貸し出すことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るID貸出装置、ID貸出プログラムおよびID貸出方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、従来のライセンス管理システムについて説明する。図9は、従来のライセンス管理システムの概要を示す図である。同図に示した従来のライセンス管理システムは、ユーザ環境に設置されたライセンスサーバ10および情報処理装置20と、ソフトウェアベンダの環境に設置されたライセンス発行器30とから構成されている。
ライセンスサーバ10は、ソフトウェアベンダから提供されたライセンスファイル12に含まれるライセンスキーに基づいてアプリケーションプログラムの同時使用数や使用期限等を制限する機能であるライセンス管理機能11を備える。ライセンス管理機能11は、ライセンスキーの不正利用を防止するため、ライセンスサーバ10に固有のIDであるハードウェアID13が、ライセンスキーに含まれるIDと一致しない場合は、機能を停止する。
情報処理装置20は、ライセンス管理の対象のアプリケーションプログラムを稼動させる装置である。このライセンス管理の対象のアプリケーションプログラムは、アプリケーションプロセス21として実行可能な状態に遷移する際に、ライセンス管理機能11に対してライセンスの発行を要求し、ライセンスを得ることができなければ、自らの実行を停止させる。
ライセンス発行器30は、ライセンスキーを含んだライセンスファイル12を生成する装置である。ライセンスキーには、ライセンスファイル12の使用を許可するライセンスサーバ10のハードウェアID13や、アプリケーションプログラムの同時使用数や使用期限等に関する情報が含まれる。
ここで、この従来のライセンス管理システムを動作させるための処理手順について説明する。ライセンスサーバ10を機能させるための順次作業として、まず、ユーザによって、ライセンスサーバ10のハードウェアIDを記載した申請書14が作成される。この申請書14には、アプリケーションプログラムの同時使用数や使用期限等の使用条件に関する要求も記載される(ステップS11)。
そして、申請書14は、ソフトウェアベンダへ送付され(ステップS12)、ソフトウェアベンダは、申請書14の記載内容をライセンス発行器30に入力する(ステップS13)。この結果として、ライセンス発行器30から、ハードウェアID13や使用条件等を暗号化したライセンスキーを含むライセンスファイル12が出力される(ステップS14)。
そして、ライセンスファイル12は、ユーザへ送付され、ユーザは、送付されたライセンスファイル12をライセンスサーバ10に格納する(ステップS15)。以上の手順により、ライセンスサーバ10のライセンス管理機能11が有効に機能できる状態となる。
こうして準備作業が完了した後、ライセンスサーバ10のライセンス管理機能11は、ライセンスファイル12に含まれるライセンスキーを読み出し、暗号化を解除する(ステップS16)。そして、ハードウェアID13を取得し、これがライセンスキーに含まれるIDと一致する場合に、ライセンスの発行の受け付けを開始する(ステップS17)。
なお、ここで、ハードウェアID13とライセンスキーに含まれるIDが一致しない場合は、ライセンス管理機能11は、ライセンスの発行の受け付けを開始することなく、機能を停止する。
そして、情報処理装置20に格納されているライセンス管理の対象のアプリケーションプログラムは、アプリケーションプロセス21として実行可能な状態に遷移する際に、ライセンス管理機能11に対してライセンスの発行を要求する(ステップS18)。
この要求を受け付けたライセンス管理機能11は、ライセンスキーに含まれる使用条件に基づいてアプリケーションプログラムの実行の可否を判断し、実行可能と判断した場合はライセンスの発行をおこない、実行不可と判断した場合はライセンスの発行を拒否する(ステップS19)。そして、アプリケーションプロセス21は、ライセンスの発行を受けることができた場合は動作を継続し、さもなければ自らの実行を停止させる。
次に、図10を参照しながら、従来のライセンス管理システムにおいてライセンスサーバを仮想サーバとした場合について説明する。同図に示した例において、ライセンスサーバ10aおよび10bは、同様の構成を有する装置である。
ライセンスサーバ10aのOS等を記憶する記憶装置40は、ファイバチャネルネットワーク2上に存在し、記憶装置40は、WWNに基づいてライセンスサーバ10aからのアクセスだけを許可するように設定されている。ライセンスサーバ10aは、記憶装置40に記憶されている所定のプログラムを実行することにより、ライセンス管理機能11を実現する。
そして、ライセンスサーバ10aと記憶装置40の間にはアドレス変換ゲートウェイ装置(GW)50が設けられ、アドレス変換ゲートウェイ装置50は、何らかの理由でライセンスサーバ10aの処理をライセンスサーバ10bへ引き継ぐ必要が生じた場合に、記憶装置40から見て、ライセンスサーバ10bのWWNがライセンスサーバ10aのWWNに見えるようにアドレス変換をおこなう。
このアドレス変換により、ライセンスサーバ10bは、記憶装置40に記憶されているOS等を用いてブートすることが可能になり、ブート完了後は、ライセンスサーバ10aにおいて実現されていたソフトウェア環境と同一のソフトウェア環境が、ライセンスサーバ10bにおいて実現される。すなわち、ライセンスサーバ10bは、ライセンスサーバ10aと同一のIPアドレスを用いて通信をおこない、ライセンス管理機能11を実現する。
このため、ライセンスサーバ10aおよび10bとLAN(Local Area Network)3で接続された情報処理装置20からは、サーバの切り替え前後に渡って、仮想サーバ1が継続して動作しているかのように見える。このように、仮想サーバ技術は、切り替え後のサーバが、切り替え前のサーバと同じサービスをクライアントに提供することを可能にする。
しかしながら、この仮想サーバ技術を用いると、従来のライセンス管理システムは適正に動作することができない。図10の例において、ライセンスサーバ10aからライセンスサーバ10bへの切り替えが発生した場合を考える。この場合、ライセンスサーバ10bは、記憶装置40に記憶されているOSを用いてブートする。
そして、ライセンスサーバ10bのライセンス管理機能11は、記憶装置40に記憶されているライセンスファイルからライセンスキーを読み出し、ライセンスキーに含まれるIDをライセンスサーバ10bに固有のIDであるハードウェアID13bと比較する。ところが、ライセンスキーに含まれるIDは、ライセンスサーバ10aのライセンス管理機能11を機能させるためのものであるため、ライセンスサーバ10aに固有のIDであるハートウェアID13aとなっている。
このため、ライセンスキーに含まれるIDは、ハードウェアID13bと一致することはなく、ライセンスサーバ10bのライセンス管理機能11は、機能を停止させてしまう。このように、従来のライセンス管理システムでは、特定のハードウェアIDをもつライセンスサーバでしかライセンス管理機能が機能しないように構成されているため、仮想サーバ技術を用いてソフトウェア環境の引継ぎを可能にしても、ライセンス管理機能の引継ぎを実現することができなかった。
次に、本実施例に係るライセンス管理システムについて説明する。図1は、本実施例に係るライセンス管理システムの概要を示す図である。同図に示した例において、ライセンスサーバ100aおよび100bは、同様の構成を有する装置である。
そして、ライセンスサーバ100aおよび100bは、仮想サーバ100を構成している。仮想サーバ100を構成するため、図10に示した例と同様に、ライセンスサーバ100aおよび100bのOS等を記憶する記憶装置40は、ファイバチャネルネットワーク2上に存在し、ライセンスサーバ100aおよび100bと記憶装置40の間には、アドレス変換ゲートウェイ装置50が設けられている。
また、ライセンスサーバ100aおよび100bは、LAN3を介してID貸出装置200と接続される。ID貸出装置200のID貸出機能210は、ID管理表231に基づいて、予め登録されたライセンスサーバに対して、そのライセンスサーバと対応付けされたIDの貸し出しをおこなう。また、同一のIDが、同時に異なるライセンスサーバに貸し出されることがないように管理する。
そして、ライセンスサーバ100aおよび100bのライセンス管理機能110は、自装置に固有のハードウェアIDとライセンスキーに含まれるIDを照合してライセンスキーの不正使用を判定する代わりに、ID貸出装置200から貸し出されたライセンスキーに含まれるIDを照合して不正使用を判定する。
このように、本実施例に係るライセンス管理システムは、予めライセンスサーバと対応付けされたIDを重複しないように貸し出す仕組みをライセンスサーバの外部に設け、その仕組みによって貸し出されたIDと、ライセンスキーに含まれるIDとが一致した場合にライセンス管理機能110が機能するように構成したので、ライセンスサーバを仮想サーバ化した場合であっても、切り替え後のライセンスサーバのライセンス管理機能110を正常に動作させることができる。
なお、図1の例において、ライセンスサーバ100bは、ライセンスサーバ100aが動作している間、ライセンスサーバ100a専用の代替機として待機している必要はなく、ライセンスサーバ100bと同様の構成を有する他の装置の代替機を兼ねることもできる。
次に、図1に示したライセンス管理システムの構成の詳細について説明する。図2は、本実施例に係るライセンス管理システムの構成を示すブロック図である。なお、ライセンスサーバ100aおよび100bは、同様の構成を有するため、ここでは、ライセンスサーバ100aの構成のみを図示している。また、情報処理装置20およびアドレス変換ゲートウェイ装置50の構成は周知であるため、これらの詳細な構成の図示は省略している。
同図に示すように、ライセンスサーバ100aは、ライセンス管理機能110を実現する制御部120を有し、制御部120は、ライセンス検証部121と、ID貸出要求部122と、ライセンス管理部123と、ID貸出継続要求部124とを含む。
ライセンス検証部121は、記憶装置40に記憶されているライセンスファイル41からライセンスキーを読み出し、そのライセンスキーの暗号化を解除して得られたIDが、当該のライセンスサーバ向けに発行された正規のものであるかを検証する処理部である。ライセンス検証部121は、得られたIDを検証するために、ID貸出装置200に対してIDの貸し出しを要求するようにID貸出要求部122に依頼する。
ここで、ライセンスファイル41は、MACアドレス等のライセンスサーバ100aに固有のハードウェアIDの代わりに、ID貸出装置200がライセンスサーバ100aに貸し出すことになっているIDを使用条件とともにソフトウェアベンダに申請して得られたものであり、申請したIDと使用条件が暗号化されたライセンスキーを含んでいる。
ID貸出要求部122は、ID貸出装置200に対してIDの貸し出しを要求する処理部である。ID貸出装置200は、ID貸出装置200からIDが応答された場合は、そのIDをライセンス検証部121へ転送し、IDの貸し出しが不能である旨が応答された場合は、その旨をライセンス検証部121へ応答する。
そして、ライセンス検証部121は、ID貸出要求部122からIDが転送された場合は、そのIDと、ライセンスキーから得られたIDとを比較する。そして、両者が一致した場合は、ライセンスキーから得られたIDが当該のライセンスサーバ向けに発行された正規のものであることを意味しているので、ライセンスキーから得られた使用条件をライセンス管理部123に転送して、ライセンス発行処理を開始するように指示する。
一方、ID貸出要求部122から転送されたIDと、ライセンスキーから得られたIDとが一致しない場合は、ライセンスキーから得られたIDが当該のライセンスサーバ向けに発行された正規のものではないことを意味しているので、ライセンス検証部121は、制御部120の機能を停止させる。
また、IDの貸し出しが不能である旨が応答された場合は、IDが既に他のライセンスサーバに貸し出されていることを意味しているので、そのライセンスサーバの処理を引き継ぐ必要が生じる場合に備えて、ID貸出装置200に対してIDの貸し出しを要求するようにID貸出要求部122に再度依頼する。
ライセンス管理部123は、ライセンス管理対象のアプリケーションから送信されるライセンス発行要求等に対応する処理部である。ライセンス管理部123は、ライセンスの使用条件と使用状況を記憶装置40のライセンス使用状況表42に格納し、このライセンス使用状況表42に基づいてライセンスの発行の可否を判断する。
図3は、ライセンス使用状況表42の一例を示す図である。同図に示すように、ライセンス使用状況表42は、使用期限、同時使用数、発行数、発行先リストといった項目を有する。使用期限および同時使用数は、ライセンス検証部121によってライセンスキーから取得された使用期限と同時使用数が設定される項目である。発行数は、現在発行中のライセンス数であり、発行先リストは、発行先の内訳である。
ライセンス管理部123は、ライセンス管理対象のアプリケーションからライセンス発行要求を受け付けると、ライセンス使用状況表42を参照し、現在時刻が使用期限に設定されている期限を超過しておらず、かつ、発行数の値が同時使用数の値よりも小さいことを条件にして、ライセンスを発行し、発行数と発行先リストの値を更新する。
ID貸出継続要求部124は、ID貸出装置200に対してIDの貸し出しの継続を要求する処理部である。ID貸出装置200は同一のIDを複数のライセンスサーバに同時に貸し出さないように構成されているため、ID貸出装置200からIDの貸し出しを受けたライセンスサーバが障害等によりダウンすると、他のライセンスサーバが処理を引き継ごうとしても、ID貸出装置200からIDの貸し出しを受けることができなくなる恐れがある。
そこで、ID貸出継続要求部124は、当該のライセンスサーバがID貸出装置200からIDの貸し出しを受けている間、定期的にID貸出装置200に対してIDの貸し出しの継続要求を送信する。そして、ID貸出装置200は、IDを貸し出しているライセンスサーバから所定の期間を過ぎても継続要求が送信されない場合は、そのライセンスサーバが障害等により機能しない状態になっているとみなすことができるため、他のライセンスサーバに対してそのIDの貸し出しを認める。
また、ID貸出継続要求部124は、ID貸出装置200に対してIDの貸し出しの継続要求を送信した結果、継続を認めない旨の応答があった場合は、他のライセンスサーバに対してIDの貸し出しが行われた可能性があるため、ライセンス管理部123に対して処理を中止するように指示するとともに、他のライセンスサーバの処理を引き継ぐ必要が生じる場合に備えて、ID貸出装置200に対してIDの貸し出しを要求するようにID貸出要求部122に指示する。
この仕組みにより、ライセンスサーバがID貸出装置200からIDの貸し出しを受けたままダウンした場合であっても、他のライセンスサーバが処理を引き継ぐことができる。また、何らかの理由により、同一のIDが複数のライセンスサーバに貸し出されてしまった場合であっても、その状態を自動的に解消することができる。
続いて、ID貸出装置200の構成について説明する。ID貸出装置200は、ID貸出部221とID貸出継続確認部222を含む制御部220と、ID管理表231を記憶する記憶部230を有する。
ID貸出部221は、ライセンスサーバ100a等のライセンスサーバに対してIDの貸し出しをおこなう処理部である。具体的には、ID貸出部221は、ライセンスサーバからIDの貸出要求を受信すると、ID管理表231を参照して、要求元のIPアドレスが登録されており、かつ、そのIPアドレスに対応するIDが貸し出されていない場合に、そのIDを応答し、さもなければ、IDの貸し出しができない旨を応答する。
ここで、ID管理表231の一例を図4に示す。同図に示すように、ID管理表231は、IPアドレス、ID、タイムアウト時間、ハードウェアID、最終確認時間といった項目を有する。これらの項目のうち、IPアドレス〜タイムアウト時間は、予め管理者等によって設定される項目であり、ハードウェアIDと最終確認時間は、ID貸出装置200によって動的に値が更新される項目である。
IPアドレスは、IDの貸出対象のライセンスサーバのIPアドレスであり、IDは、そのライセンスサーバに対して貸し出されるIDである。タイムアウト時間は、IDの貸出先からの貸出継続要求のタイムアウトを判定する閾値である。例えば、この値が3分であった場合、IDの貸出先からIDの貸出継続要求の送信が3分間なければ、ID貸出部221は、他のライセンスサーバにそのIDの貸し出しを認める。
ハードウェアIDは、IDの貸出先のライセンスサーバに固有のIDであり、例えば、MACアドレス等が設定される。ハードウェアIDは、IDの貸し出しをおこなう際にID貸出部221によって設定される。なお、ハードウェアIDは、ライセンスサーバがIDの貸出要求をおこなう場合に、ID貸出装置200に対して明示的に指定することとしてもよいし、やりとりされる電文のヘッダ等からID貸出装置200が取得することとしてもよい。
最終確認時間は、ID貸出装置200がそのIDの貸し出し、もしくは、貸し出しの継続を認めた時間である。最終確認時間は、タイムアウト時間との組合せでタイムアウトの判定に用いられる。
ID貸出部221は、ライセンスサーバからIDの貸出要求を受信すると、要求元のIPアドレスをキーにしてID管理表231を検索し、該当する行がなければ、貸出不能を応答する。そして、該当行があった場合は、現在時刻からタイムアウト時間を引いた時間と、最終確認時間とを比較してタイムアウトが生じているか否かを判定し、タイムアウトが生じていなければ、貸出不能を応答する。
一方、タイムアウトが生じていた場合は、その行のハードウェアIDの項目に要求元の固有のIDを設定し、最終確認時間の項目に現在時刻を設定した後、検索された行のIDの値を要求元へ応答する。
ID貸出継続確認部222は、ライセンスサーバ100a等のライセンスサーバからのIDの貸出継続要求への対応をおこなう処理部である。具体的には、ID貸出継続確認部222は、ライセンスサーバからIDの貸出継続要求を受信すると、要求元のIPアドレスとハードウェアIDをキーにしてID管理表231を検索し、該当する行がなければ、継続不可を応答する。
そして、該当行があった場合は、現在時刻からタイムアウト時間を引いた時間と、最終確認時間とを比較してタイムアウトが生じているか否かを判定し、タイムアウトが生じていれば、継続不可を応答する。一方、タイムアウトが生じていなければ、最終確認時間の項目に現在時刻を設定し、要求元に継続可能である旨を応答する。
次に、図2に示したライセンスサーバ100aと、ID貸出装置200の処理手順について説明する。図5は、図2に示したライセンスサーバ100aの処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、ライセンスサーバ100aが起動すると、ID貸出要求部122が、ID貸出装置200に対してIDの貸し出しを要求する(ステップS101)。ここで、IDの貸し出しを認めない旨の応答があった場合は(ステップS102否定)、ID貸出要求部122は、ステップS101に戻って要求を再度実行する。
一方、ID貸出装置200からIDが応答された場合は(ステップS102肯定)、ライセンス検証部121がライセンスファイル41をリードし(ステップS103)、そこに含まれるライセンスキーの暗号化を解除する(ステップS104)。そして、ライセンスキーに含まれるIDと、ID貸出装置200から応答されたIDを比較し(ステップS105)、一致しなければ(ステップS106否定)、処理を終了する。
IDが一致した場合は(ステップS106肯定)、ライセンス管理部123が、ライセンス管理対象のアプリケーションプログラムからのライセンス発行要求等の待ち受けを開始する(ステップS107)。そして、ライセンス発行要求等を受信した場合は(ステップS108肯定)、その要求等に対応するための通常の処理を実行し(ステップS109)、ステップS107に戻って再び待ち受け状態になる。
また、最後にIDの貸出継続要求を送信してから所定の時間を経過した場合は(ステップS110肯定)、ID貸出継続要求部124が、ID貸出装置200に対してIDの貸出継続要求を送信する(ステップS111)。そして、継続可の応答があった場合は(ステップS112肯定)、ライセンス管理部123にそのまま処理を継続させ、継続不可の応答があった場合は(ステップS112否定)、ライセンス管理部123に処理を中止させ、ステップS101から処理手順を再開させる。
図6は、図2に示したID貸出装置200の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、ID貸出装置200は、起動すると、ライセンスサーバからの要求を待ち受ける状態となる(ステップS201)。
そして、IDの貸出要求が受信された場合は(ステップS202肯定)、ID貸出部221が、要求元のIPアドレスをキーにしてID管理表231を検索し(ステップS203)、該当する行がなければ(ステップS204否定)、貸出不可を応答し(ステップS205)、ステップS201から処理手順を再開させる。
該当行があった場合は(ステップS204肯定)、ID貸出部221は、現在時刻からタイムアウト時間を引いた時間と、最終確認時間とを比較してタイムアウトが生じているか否かを判定し、タイムアウトが生じていなければ(ステップS206否定)、貸出不可を応答し(ステップS205)、ステップS201から処理手順を再開させる。
一方、タイムアウトが生じていた場合は(ステップS206肯定)、ID貸出部221は、その行のハードウェアIDの項目に要求元の固有のIDを設定し、最終確認時間の項目に現在時刻を設定した後(ステップS207)、検索された行のIDの値を要求元へ応答し(ステップS208)、ステップS201から処理手順を再開させる。
また、IDの貸出継続要求が受信された場合は(ステップS202否定)、ID貸出継続確認部222が、要求元のIPアドレスとハードウェアIDをキーにしてID管理表231を検索し(ステップS209)、該当する行がなければ(ステップS210否定)、継続不可を応答し(ステップS211)、ステップS201から処理手順を再開させる。
該当行があった場合は(ステップS210肯定)、現在時刻からタイムアウト時間を引いた時間と、最終確認時間とを比較してタイムアウトが生じているか否かを判定し、タイムアウトが生じていれば(ステップS212肯定)、継続不可を応答し(ステップS211)、ステップS201から処理手順を再開させる。
一方、タイムアウトが生じていなければ(ステップS212否定)、最終確認時間の項目に現在時刻を設定し(ステップS213)、要求元に継続可能である旨を応答した後(ステップS214)、ステップS201から処理手順を再開させる。
なお、図2に示した本実施例に係るライセンスサーバ100aおよびID貸出装置200の構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更することができる。例えば、上記の例では、ID管理表231が、IDとライセンスサーバのIPアドレスとを対応付けて管理する例を示したが、IDを、ライセンスサーバを識別するための他の識別子と対応付けて監視することとしてもよい。
例えば、図7に示すように、IDとライセンスサーバのMACアドレスとを対応付けて管理することとしてもよい。この場合、MACアドレスは、IPアドレスと異なり、切替前後のライセンスサーバで値が異なるため、1つのIDに対して複数のIDが対応付けられている。
また、ID貸出装置200を独立した装置とするのではなく、他の装置と一体化した構成とすることもできる。例えば、LANにおいて装置間を接続するために用いられるハブやスイッチ等の機器にID貸出装置200の機能をもたせることができる。
また、ID貸出装置200とライセンスサーバ100a等のライセンスサーバの間をLAN3で接続する代わりに他の通信手段を用いて接続することができる。例えば、IPMBのようなサーバ管理用のネットワークを用いて、ID貸出装置200とライセンスサーバを接続することもできる。
また、ライセンスサーバ100aの制御部120や、ID貸出装置200の制御部220の機能をソフトウェアとして実装し、これをコンピュータで実行することにより、ライセンスサーバ100aやID貸出装置200と同等の機能を実現することもできる。以下に、ID貸出装置200の制御部220の機能をソフトウェアとして実装したID貸出プログラム1071を実行するコンピュータの一例を示す。なお、ライセンスサーバ100aの制御部120の機能をソフトウェアとして実装したライセンス管理プログラムも、同様の構成を有するコンピュータで実行することができる。
図8は、ID貸出プログラム1071を実行するコンピュータ1000を示す機能ブロック図である。このコンピュータ1000は、各種演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)1010と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置1020と、各種情報を表示するモニタ1030と、記録媒体からプログラム等を読み取る媒体読取り装置1040と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース装置1050と、各種情報を一時記憶するRAM(Random Access Memory)1060と、ハードディスク装置1070とをバス1080で接続して構成される。
そして、ハードディスク装置1070には、図2に示した制御部220と同様の機能を有するID貸出プログラム1071と、図2に示したID管理表231に対応するID管理表1072とが記憶される。なお、ID管理表1072を、適宜分散させ、ネットワークを介して接続された他のコンピュータに記憶させておくこともできる。
そして、CPU1010がID貸出プログラム1071をハードディスク装置1070から読み出してRAM1060に展開することにより、ID貸出プログラム1071は、ID貸出プロセス1061として機能するようになる。そして、ID貸出プロセス1061は、ID管理表1072から読み出した情報等を適宜RAM1060上の自身に割り当てられた領域に展開し、この展開したデータ等に基づいて各種データ処理を実行する。
なお、上記のID貸出プログラム1071は、必ずしもハードディスク装置1070に格納されている必要はなく、CD−ROM等の記憶媒体に記憶されたこのプログラムを、コンピュータ1000が読み出して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等を介してコンピュータ1000に接続される他のコンピュータ(またはサーバ)等にこのプログラムを記憶させておき、コンピュータ1000がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
上述してきたように、本実施例では、ライセンスサーバ100a等のライセンスサーバが、所定のIDをそのIDと予め対応付けられている装置に貸し出すID貸出装置200に対してIDの貸し出しを要求し、ハードウェアIDの代わりにこの手段によって提供されるIDを用いてライセンスキーの検証をおこなうように構成したので、サーバの切り替えが発生しても切り替え後のライセンスサーバが同一のIDを用いてライセンスキーの検証を正常におこなうことができる。
なお、上記の実施例では、仮想化技術を用いてライセンスサーバを冗長化する場合を例にして本発明について説明したが、本発明は、クラスタ技術等の他の技術を用いてライセンスサーバを冗長化する場合においても有効に機能する。
(付記1)他の装置と異なるIDを必要とする装置に対してIDを貸し出すID貸出装置であって、
IDと該IDを貸し出すべき装置の対応を記憶する記憶手段と、
IDの貸出要求が受信された場合に、前記貸出要求の送信元に該当する装置を前記記憶手段から検索し、前記送信元に該当する装置がみつかった場合に、該装置に対応付けられているIDを前記送信元へ応答するID貸出手段と
を備えたことを特徴とするID貸出装置。
(付記2)前記ID貸出手段がIDを応答した装置からIDの貸出継続要求を受信するID貸出継続確認手段をさらに備え、
前記ID貸出手段は、IDを応答した装置からの前記貸出継続要求が前記ID貸出継続確認手段によって受信されてから所定の期間が経過していない場合は、該IDに対応付けて前記記憶手段に記憶されている装置からの前記貸出要求が受信されても該IDを応答しないことを特徴とする付記1に記載のID貸出装置。
(付記3)前記ID貸出手段は、IDを応答した装置からの前記貸出継続要求が前記ID貸出継続確認手段によって受信されてから所定の期間が経過している場合は、該IDに対応付けて前記記憶手段に記憶されている装置からの前記貸出要求が受信されたならば、該装置に該IDを応答することを特徴とする付記2に記載のID貸出装置。
(付記4)前記ID貸出継続確認手段は、IDの貸出継続要求が受信された場合に、該貸出継続要求が、前記ID貸出手段が該IDを最後に応答した装置から所定の期間内に送信されたものであれば、貸出継続を認める旨の応答をし、さもなければ、貸出継続を認めない旨の応答をすることを特徴とする付記2に記載のID貸出装置。
(付記5)他の装置と異なるIDを必要とする装置に対してIDを貸し出すID貸出プログラムであって、
IDの貸出要求が受信された場合に、IDと該IDを貸し出すべき装置の対応が予め記憶された記憶手段から、前記貸出要求の送信元に該当する装置を検索し、前記送信元に該当する装置がみつかった場合に、該装置に対応付けられているIDを前記送信元へ応答するID貸出手順
をコンピュータに実行させることを特徴とするID貸出プログラム。
(付記6)前記ID貸出手順がIDを応答した装置からIDの貸出継続要求を受信するID貸出継続確認手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記ID貸出手順は、IDを応答した装置からの前記貸出継続要求が前記ID貸出継続確認手順によって受信されてから所定の期間が経過していない場合は、該IDに対応付けて前記記憶手段に記憶されている装置からの前記貸出要求が受信されても該IDを応答しないことを特徴とする付記5に記載のID貸出プログラム。
(付記7)前記ID貸出手順は、IDを応答した装置からの前記貸出継続要求が前記ID貸出継続確認手順によって受信されてから所定の期間が経過している場合は、該IDに対応付けて前記記憶手段に記憶されている装置からの前記貸出要求が受信されたならば、該装置に該IDを応答することを特徴とする付記6に記載のID貸出プログラム。
(付記8)前記ID貸出継続確認手順は、IDの貸出継続要求が受信された場合に、該貸出継続要求が、前記ID貸出手順が該IDを最後に応答した装置から所定の期間内に送信されたものであれば、貸出継続を認める旨の応答をし、さもなければ、貸出継続を認めない旨の応答をすることを特徴とする付記6に記載のID貸出プログラム。
(付記9)他の装置と異なるIDを必要とする装置に対してIDを貸し出すID貸出方法であって、
IDの貸出要求が受信された場合に、IDと該IDを貸し出すべき装置の対応が予め記憶された記憶手段から、前記貸出要求の送信元に該当する装置を検索し、前記送信元に該当する装置がみつかった場合に、該装置に対応付けられているIDを前記送信元へ応答するID貸出工程
を含んだことを特徴とするID貸出方法。
以上のように、本発明に係るID貸出装置、ID貸出プログラムおよびID貸出方法は、ライセンスキーに基づいてアプリケーションの実行を認めるライセンスの発行処理を実行するために有用であり、特に、仮想化技術等の冗長化技術をライセンスサーバに適用することが必要な場合に適している。
本実施例に係るライセンス管理システムの概要を示す図である。 本実施例に係るライセンス管理システムの構成を示すブロック図である。 ライセンス使用状況表の一例を示す図である。 ID管理表の一例を示す図である。 ライセンスサーバの処理手順を示すフローチャートである。 ID貸出装置の処理手順を示すフローチャートである。 MACアドレスでライセンスサーバを識別する場合のID管理表の一例を示す図である。 ID貸出プログラムを実行するコンピュータを示す機能ブロック図である。 従来のライセンス管理システムの概要を示す図である。 従来のライセンス管理システムにおいてライセンスサーバを仮想サーバとした場合について説明するための図である。
符号の説明
1 仮想サーバ
2 ファイバチャネルネットワーク
3 LAN
10、10a、10b ライセンスサーバ
11 ライセンス管理機能
12 ライセンスファイル
13、13a、13b ハードウェアID
14 申請書
20 情報処理装置
21 アプリケーションプロセス
30 ライセンス発行器
40 記憶装置
41 ライセンスファイル
42 ライセンス使用状況表
50 アドレス変換ゲートウェイ装置
100 仮想サーバ
100a、100b ライセンスサーバ
110 ライセンス管理機能
120 制御部
121 ライセンス検証部
122 ID貸出要求部
123 ライセンス管理部
124 ID貸出継続要求部
200 ID貸出装置
210 ID貸出機能
220 制御部
221 ID貸出部
222 ID貸出継続確認部
230 記憶部
231 ID管理表
1000 コンピュータ
1010 CPU
1020 入力装置
1030 モニタ
1040 媒体読取り装置
1050 ネットワークインターフェース装置
1060 RAM
1061 ID貸出プロセス
1070 ハードディスク装置
1071 ID貸出プログラム
1072 ID管理表
1080 バス

Claims (5)

  1. 他の装置と異なるIDを必要とする装置に対してIDを貸し出すID貸出装置であって、
    IDと該IDを貸し出すべき装置の対応を記憶する記憶手段と、
    IDの貸出要求が受信された場合に、前記貸出要求の送信元に該当する装置を前記記憶手段から検索し、前記送信元に該当する装置がみつかった場合に、該装置に対応付けられているIDを前記送信元へ応答するID貸出手段と
    を備えたことを特徴とするID貸出装置。
  2. 前記ID貸出手段がIDを応答した装置からIDの貸出継続要求を受信するID貸出継続確認手段をさらに備え、
    前記ID貸出手段は、IDを応答した装置からの前記貸出継続要求が前記ID貸出継続確認手段によって受信されてから所定の期間が経過していない場合は、該IDに対応付けて前記記憶手段に記憶されている装置からの前記貸出要求が受信されても該IDを応答しないことを特徴とする請求項1に記載のID貸出装置。
  3. 前記ID貸出継続確認手段は、IDの貸出継続要求が受信された場合に、該貸出継続要求が、前記ID貸出手段が該IDを最後に応答した装置から所定の期間内に送信されたものであれば、貸出継続を認める旨の応答をし、さもなければ、貸出継続を認めない旨の応答をすることを特徴とする請求項2に記載のID貸出装置。
  4. 他の装置と異なるIDを必要とする装置に対してIDを貸し出すID貸出プログラムであって、
    IDの貸出要求が受信された場合に、IDと該IDを貸し出すべき装置の対応が予め記憶された記憶手段から、前記貸出要求の送信元に該当する装置を検索し、前記送信元に該当する装置がみつかった場合に、該装置に対応付けられているIDを前記送信元へ応答するID貸出手順
    をコンピュータに実行させることを特徴とするID貸出プログラム。
  5. 他の装置と異なるIDを必要とする装置に対してIDを貸し出すID貸出方法であって、
    IDの貸出要求が受信された場合に、IDと該IDを貸し出すべき装置の対応が予め記憶された記憶手段から、前記貸出要求の送信元に該当する装置を検索し、前記送信元に該当する装置がみつかった場合に、該装置に対応付けられているIDを前記送信元へ応答するID貸出工程
    を含んだことを特徴とするID貸出方法。
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