JP4651031B2 - 油圧搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧搬送装置であって、押しのけユニットを有し、この押しのけユニットは媒体を、初期圧力下の吸い込み接続部から消費器と接続可能な消費器圧力下の吐出接続部に搬送するようになっており、更に、該油圧搬送装置によって搬送される体積流を調整若しくは制限するための調節装置を有しており、該調節装置は、流動調節弁及び主流動絞りを含んでいる形式のものに関する。
ケーシング内に配置されかつ駆動可能な軸を介して回転可能な押しのけユニット(該押しのけユニットは、ポンプ室内で前記軸上に回転不能に配置されたロータを含み)、及びロータの回転の際に容積を増大させる少なくとも1つの第1の範囲(吸い込み範囲)と容積を減少させる少なくとも1つの第2の範囲(吐出範囲)とを形成する手段(この場合に第1の範囲は吸い込み接続部と接続され、第2の範囲は吐出接続部に接続されている)を有する形式の油圧搬送装置は、公知である。この油圧搬送装置はベーンポンプとして、あるいは回転ピストンポンプなどとして構成されている。このような搬送装置を自動車のかじ取り補助系、ブレーキ補助系などに使用することは公知であり、その場合液力油がタンクから油圧消費器に加圧されて送られる。
ポンプ室が軸に対して半径方向に配向された面によって制限され、この面は圧力密にロータに接触し、ポンプが少なくとも1つの第1の範囲及び第2の範囲への接続通路を有しており、更に油圧搬送装置の体積流の調節のための流動調節装置を有しているようにすることも公知である。
更に、油圧搬送装置を自動車の内燃機関を介して駆動することも公知であり、その際油圧搬送装置のロータの回転数は自動車の内燃機関の回転数に相応して変化する。これによって油圧搬送装置は内燃機関の回転数ひいては油圧搬送装置の回転数に関連して変動する体積流を生ぜしめる。消費器にほぼコンスタントな最大の体積流を供給するために、油圧搬送装置内に内蔵されている流動調節装置が公知であり、この流動調節装置によって、油圧搬送装置の吸い込み範囲から吐出範囲へのブースタ接続を生ぜしめることができる。これによって油圧搬送装置のケーシングの内部に多数の案内路(通路)が生じ、これらの案内路は押しのけユニットの吐出範囲若しくは吸い込み範囲にシール作用をもって連結しなければならない。
更に、油圧搬送装置の軸をケーシングの軸受け箇所において軸受けすることが公知である。ポンプ室の内部でロータを圧力密に案内することに基づいて、軸を、可及的にわずかな軸受け遊びの、同時に可及的にわずかな部品を使用する圧力密の軸受けで、軸受けすることが必要である。
更に、第1のケーシング部分内に配置されていて、駆動可能な軸を介して回転させることのできる押しのけユニットと、第1のケーシング部分を閉鎖するためのカバーと、油圧搬送装置のための、カバーと結合されている保持体とを有している油圧搬送装置も公知である。
第1のケーシング部分はカバーによって閉鎖可能であり、このカバーには油圧搬送装置のための保持体がねじ止めされている。この結合形式に基づいて、公知の油圧搬送装置においてアルミニウムから成っていて普通はダイカスト法で製作されるカバーは比較的に大きく、したがって油圧搬送装置のために相応して大きな取り付けスペースを準備しなければならない。このことは、特に油圧搬送装置を自動車に使用する場合に欠点である。それは、この場合油圧搬送装置は例えばエンジンルーム内に収容されていて、エンジンルーム内では油圧搬送装置のために使用できるスペースが極めてわずかであるためである。
更に、ケーシング内に配置された少なくとも1つの押しのけユニットを有し、その際押しのけユニットは油圧搬送装置の吸い込み接続部及び吐出接続部と接続されており、吸い込み接続部は吸い込み接続部と圧力密に接続可能な接続短管を介して、搬送すべき媒体の源、特にタンク、貯蔵容器などと接続可能である形式の油圧搬送装置も公知である。
油圧搬送装置のケーシングに取り付けられる、吸い込み接続部と圧力密に接続可能な接続短管は、搬送すべき媒体の源に通じる導管と接続するために位置決めされるようになっている。ケーシング内に配置されている押しのけユニットは接続導管、例えば可とう性の圧力ホースを介して油を吸い込んで、これを加圧してサーボかじ取り装置に搬送する。油圧搬送装置の吸い込み接続部と接続導管との間の接続は接続短管を介して行われ、この接続短管に接続導管が差しはめ可能である。この接続短管をプラスチックから製作することは公知である。接続短管と油圧搬送装置のケーシングとの間の接続は次のようにして行われる。すなわち接続短管が袋穴に係合し、その際接続短管の外周が袋穴の内周とほぼ等しく、袋穴が半径方向で内方に向いた少なくとも1つの突起を有しており、この突起が接続短管の相応する切り欠き内に係止する。これによって接続短管の軸方向の固定が達成される。付加的にケーシングと接続短管との間にシール装置が設けられており、このシール装置は圧力密の接続を可能にする。
接続短管と油圧搬送装置のケーシングとの間のこのスナップ結合若しくは係止結合によって、油圧搬送装置を例えば自動車のエンジンルーム内に組み付けた後に、接続短管を袋穴内で回動させることができる。これによって接続短管の配向が行われ、搬送すべき媒体を含有しているタンクへの接続導管に接続するのに最も良い位置に接続短管が向けられる。公知の油圧搬送装置においては、接続短管が組み付けの行われた後にも袋穴内で回動可能であることは、欠点である。すなわちこれによって、例えば発生する振動によって、油圧搬送装置を規定どおりに使用している間に接続短管が回動することがあり、したがって接続短管とタンクへの接続導管との間に漏えいが生じたり、あるいは最も不都合な場合には解離が生ずることがある。
本発明の対象の油圧搬送装置において、「初期圧力」とは、吸い込み圧力、入口圧力などを意味し、一般に気圧よりも小さいか、あるいは気圧と等しい圧力である。
このような油圧搬送装置は普通は内燃機関によって駆動され、したがって内燃機関の被駆動軸の回転数が変動する場合、ポンプ回転数も変動する。変動するポンプ回転数によって、油圧搬送装置は種々の体積流を供給し、この体積流はポンプ回転数が増大するにつれてやはり増大する。ポンプに接続されている消費器はそれ自体としては単に特定の最大の体積流を必要とするにすぎず、したがって大きな回転数の場合にはポンプによって過度に大きな体積流が供給される。この場合、ポンプに流動調節装置を設け、この流動調節装置が、ポンプの吐出側から吸い込み側への排出通路を開いて、消費器への体積流を減少制御するようにすることが公知である。
このような流動調節弁に付加的な絞り機能をもたせることは公知である。このために流動調節弁の弁ピストンは軸方向の延長部を有しており、この延長部は不動の絞りを通して案内可能である。この場合、弁ピストンの位置に応じて同時に絞りの自由な流通横断面の調整が行われる。これによって流動調節ピストンの調節距離に関連する付加的な体積流絞りが達成される。欠点は、絞り機能が流動調節弁の機能に結び付いていて、絞り機能も流動調節弁の調節距離に関連して行われることである。更に、このような絞り機能は油圧搬送装置の圧力集合室内の圧力(作業圧力)に関連している。それは流動調節弁が、油圧搬送装置の圧力集合室内の圧力と、消費器圧力との間の差圧力によって調節されるからである。更に欠点は、流動調節弁と絞りとの組み合わせによって比較的に高価な組み付けが必要なことであり、更にこの組み付けは、正確な体積流特性曲線を生ぜしめるために、注意深く行わなければならない。流動調節及び絞りは互いに正確に調和させて、油圧搬送装置の所望の体積流特性曲線を生ぜしめ得るようにしなければならない。
本発明の課題は、油圧搬送装置のロータの回転数に関連して、かつ流動調節ピストンの位置に無関係に、簡単な形式で、種々の体積流特性曲線を生ぜしめることができるようにすることである。更に絞りピストンを操作するために付加的な動圧が生ぜしめられないようにする。
本発明によればこの課題を解決するために、油圧搬送装置の圧力集合室は、油圧搬送装置の吐出接続部と可変の主流動絞りを介して接続されており、該主流動絞りは、孔内で軸方向にしゅう動可能に支承されている弁ピストンを有しており、該弁ピストンは、一面では押しのけユニットの腎臓形吐出開口の前の圧力室内の圧力で負荷され、かつ他面では消費器圧力及びばねエレメントの力で負荷されていて、圧力室内の圧力と前記消費器圧力との間の圧力差に基づき、制御されるようになっており、かつ前記弁ピストンは調節ピンを有しており、該調節ピンは定置の絞りの貫通開口を貫通しており、前記調節ピンの外面輪郭は、前記貫通開口の範囲において前記調節ピンの運動範囲にわたって、軸方向で変化する前記外面輪郭を有していており、前記圧力室の圧力と前記消費器圧力との圧力差に基づき、前記調節ピンが、前記圧力集合室と前記吐出接続部との間の圧力接続部の流通横断面を変化させるようになっている。これによって圧力集合室内の圧力(作業圧力)とはほぼ無関係な体積流調節を行うことができる。
本発明の上記構成により、特に簡単な形式で、特にポンプの回転数によって定められる該差圧力を使用して、油圧搬送装置の体積流調節を行うことができる。これによって、圧力集合室内の圧力にほぼ無関係な調節が可能になる。なぜなら、主流動絞りを調節するために、大体において、消費器圧力と腎臓形吐出開口の前のポンプ内部の圧力室内の圧力との間の差圧力が利用されるからである。この差圧力は消費器体積流を制御するために利用され、したがって油圧搬送装置の吐出接続部における体積流(消費器流)を低下させることが可能であり、これによって特性曲線の制御、特に低下させることが可能である。この圧力室内部の圧力は本来のポンプ内に生ずる最高の圧力であり、したがって効率は調節のためにほかの圧力を使用する場合よりも良好である。
本発明の上記構成によって、流動調節弁から公知の弁装置の構造を、搬送装置の作業圧力にほぼ無関係な可変の主流動絞りに適用することができる。特に、弁ピストンが、不動の絞りの開口を貫通する調節ピンを有し、この調節ピンの外面輪郭が軸方向で変化する形状を有している場合には、油圧搬送装置の腎臓形吐出開口内の圧力と圧力集合室内の消費器圧力との間の差圧力に基づく弁ピストンの簡単な移動によって、絞りの自由流通横断面を変化させることができる。有利な1実施形態では、例えば円すい状に先細になっている調節ピンの外面輪郭の形状は流通横断面を変化させる。弁ピストンひいては調節ピンの、不動の絞りに対する位置は、腎臓形吐出開口の前の圧力室内の圧力に関連しており、この圧力自体は油圧搬送装置の回転数に関連しているので、簡単な形式で、油圧搬送装置の回転数に関連して、作業圧力に無関係な種々の特性曲線を生ぜしめることができる。
別の有利な1実施形態では、絞りは弁ピストン及び、該弁ピストンの支承のための孔内にプレスばめされたスリーブによって形成される。
本発明によれば、調節ピンはばね受けに支えられており、該ばね受け自体はばねエレメントの一方の端部に支えられており、該ばねエレメントの他方の端部は、弁ピストンを支承している孔の底に支えられている。
別の有利な1実施形態では、弁ピストンはばねエレメントの一方の端部に支えられ、かつ該ばねエレメントの他方の端部絞りに支えられている。
図1には、本発明の実施のために用いられる油圧搬送装置10を示してある。この油圧搬送装置10はケーシング12を有しており、ケーシングの内部にはポンプ室14が配置されている。ポンプ室14を形成するために、第1のケーシング部分16がカバー18(図2)によって閉鎖可能であり、その際カバー18はポンプ室14を形成するためにほぼ鉢形に構成されている。ケーシング部分16とカバー18との結合は結合エレメント20を介して行われる。ケーシング部分16は、軸24を受容するための貫通孔22を有している。軸24はケーシング部分16から突出しており、軸24に相対回転不能に配置されたロータ26を支持している。ロータ26は半径方向に延びるスリットを有しており、これらのスリット内には、半径方向に可動に支承されたベーンが配置されている。本明細書においては、ベーンポンプとして構成された油圧搬送装置の具体的な構造及び機能については、一般に周知であり、詳細な説明は省略する。
軸24はケーシング部分16内で軸受けブッシュ27によって案内されている。ケーシング12は吸い込み接続部28を有しており、この吸い込み接続部は接続短管30を介してタンクと接続可能である。更にケーシング12は吐出接続部32を有しており、この吐出接続部に油圧消費器、例えば自動車のかじ取り補助系が接続可能である。ケーシング部分16は大体において平らな面34を形成しており、この面は軸24の回転軸線36に対して半径方向に配向されている。面34には、断面線A−Aに関して対称的に配置された通路38が開口しており、これらの通路は吸い込み接続部28と接続している。更に面34には孔40が開口しており、この孔の内部には流動調節弁42が配置されている。更に面34には孔44が開口しており、この孔内には圧力制限弁46が配置されている。加えて面34には孔48が開口しており、この孔の内部には可変の主流動絞り50が配置されている。面34に向かって開いている溝52は流動調節弁42のばね室を圧力制限弁46に接続している。
面34にはプレート54(図2)が接触している。このプレート54は例えば窒化された鋼、焼結金属、境界被覆された鋼あるいは特殊なアルミニウム合金から成っている。プレート54は、以下において図2及び図3を参照しながら詳細に説明するような油圧搬送装置10のための中央機能を行う。プレート54の厚さは、ケーシング部分16にカバー18が載着された場合、プレート54がシール作用をもってロータ26に接触するように、定められている。この場合プレート54は回動しないように配置されている。換言すればプレート54は不動である。このためにプレート54は固定ピン58のための受容部56(図3)を有しており、これらの固定ピンはケーシング12内に配置されていて、ケーシング12の相応する切り欠き内に係合している。受容部56がほぼ直径方向で向き合って配置されていることによって、同時に、油圧搬送装置10のケーシング12内にプレート54を自動的に心出しして取り付けることが可能である。これによって取り付け誤差が生じることが回避されている。
プレート54を不動に取り付けることによって、同時にプレート54の面60はロータ26若しくはロータ26内で可動に支承されているベーンの半径方向に延びる端縁のための走行面を形成する。これらのベーンは、油圧搬送装置10の運転の際に回転しながらプレート54の面60に沿って案内される。プレート54の、面60とは逆の側の面62はケーシング部分16の面34に平らに接触している。
プレート54は中央の貫通開口64(図3)を有しており、この貫通開口はほぼだ円形の横断面を有している。この横断面は半円69によって形成されており、この半円は、図面で見て上方に向かって、卵形範囲71に移行している。この場合、だ円形の貫通開口64の半円69の中心点は、組み付けられ心出しされた状態では、軸24の回転軸線36と合致している。貫通開口64の、回転軸線36が延びる範囲(ここでは下方に図示されている)の内部において、貫通開口64は半径方向で内方に向かって、回転軸線36若しくは軸24に対して同軸的に突出している隆起部66を有している。この場合この隆起部66は軸方向で見てプレート54の厚さよりも狭く構成されている。これによってリング段68が形成されている。このリング段68はロータ26の方向に向けられている。リング段68は軸24の案内区分70を受容するのに役立つ。案内区分70は軸24の転削溝の回転対称的な肉厚部によって形成される。
このような構成によって、油圧搬送装置10を組み立てる際に、一緒に回転するように固定されたロータ26を有する軸24をプレート54の貫通開口64及びケーシング部分16の貫通孔22を通して差し通すことができ、その際リング段68と案内区分70とが互いに係合する。軸24が貫通孔22に差し通されると、プレート54が固定ピン58によって心出しされる。この場合案内区分70はプレート54のリング段68内に支えられる。プレート54がその面62をケーシング部分16の面34に平らに接触させていることによって、案内区分70がリング段68内に係合する際に、軸24全体の規定された軸方向位置が生ぜしめられる。プレート54を相応して精密に加工することによって、案内区分70がリング段68内に係合する際に、再生可能な正確に規定可能な位置決めが行われる。プレート54はしたがって簡単な形式で、軸24の軸方向の位置固定を行う。
更にプレート54は回転軸線36に関して直径方向で向き合うように配置された2つの貫通開口72を有しており、これらの貫通開口はケーシング部分16内の通路38と流体接続している。貫通開口72はカムリング100とともに、油圧搬送装置10のいわゆる腎臓形吸い込み開口を形成している。
更にプレート54は、やはり回転軸線36に関して直径方向で向き合うように配置されたポケット形の2つの切り欠き74を有している。この場合これらの切り欠き74はプレート54の面60に向かってかつ周縁76に向かって開いている。ポケット形の切り欠き74には油圧搬送装置10の圧力集合室78(図2)が接続されている。切り欠き74はカムリング100とともに、油圧搬送装置10のいわゆる腎臓形吐出開口を形成している。切り欠き74はいわゆる緩衝溝79を有しており、この緩衝溝は切り欠き74からロータ26の回転方向とは逆の方向に延びている。
図3において上方のポケット形切り欠き74は周縁76上に湾入部80を有しており、この湾入部を介して圧力集合室78(図2)が流動調節弁42と接続している。
下方のポケット形切り欠き74は貫通開口82を有しており、この貫通開口は可変の主流動絞り50と接続していて、そのピストン室とともに、流動が行われない閉鎖された圧力室を形成している。
更に、プレート54の貫通開口64は、面60に向かって開いているリング溝94、いわゆるベーン下溝によって取り囲まれており、このリング溝の範囲においてロータ内のベーン下側が走行する。これによって、ロータ内で半径方向で外方に向かって可動に配置されているベーンを、半径方向で外方に向いた搬送すべき媒体に基づく力で負荷することが可能であり、この力はベーンがカムリング100に確実に接触することを補助する。
プレート54が軸24の軸方向の位置固定のほかに、搬送装置10の液力制御機能を行うことは明らかであり、この場合プレートは、一面ではケーシング部分16内に配置されていて吸い込み接続部28若しくは吐出接続部32に接続されている通路への必要な圧力接続を実現し、かつ他面では搬送装置10の種々異なる圧力範囲を相互にシールする。プレート54がケーシング部分16の面34に緊密に接触していることによって、吸い込み範囲と吐出範囲とが互いに分離される。更に、プレート54の面62は、一面では、流動調節弁42、圧力制限弁46及び主流動絞り50を収容している孔40,44及び48並びに通路38、制御溝52及び軸24を受容している貫通孔22を相互にシールし、かつなかんずく最高の圧力の箇所においてこの最高の圧力を貫通開口82を通して主流動絞り50の作用面(ピストンの面)に導き、その際主流動絞りの作用面に所属する圧力室は流動が行われず、したがって最高の圧力は減少せしめられない。
プレート54はしたがって油圧搬送装置の多機能構成部分であり、貫通開口72(腎臓形吸い込み開口)、ポケット形切り欠き74(腎臓形吐出開口)並びに緩衝溝79の形成によって油圧搬送装置10の液力式制御機能を行う。更にプレート54は一般的なシールエレメントとして作用し、油圧搬送装置10の種々異なる圧力範囲を相互にシールする。加えて、同時に油圧搬送装置10の軸24の特に軸方向の位置固定を行う。プレート54のシール作用は液力で行われる。換言すれば、油圧搬送装置10の運転の際にポンプ圧力が後方の圧力板86及びカムリング100を介してプレート54をケーシング部分16に押し付け、したがってプレート54の面62及びケーシング部分16の面34がシール作用をもって密着する。
このシール力は圧力板86(図2)を介してカムリング100に、かつカムリングを介してプレート54に作用せしめられる。圧力板86は、そのロータ26とは逆の側の面を圧力集合室78に接続されており、したがって圧力集合室78のポンプ圧力が圧力板86を軸方向でカムリング100に押し、したがってカムリングをプレート54に押す。圧力板86及びカムリング100並びにプレート54の回動防止は固定ピン58によって行われ、この固定ピンはプレート54を貫通してケーシング部分16の凹所88内に係合するとともに、カムリング100の孔102及び圧力板86の切り欠き90内に係合している。更に図2においては、流動分配ピン92が示されており、この流動分配ピンは流動調節弁42の衝突する噴流を2つの部分噴流に分けて通路38内に導く。
図4は油圧搬送装置201の別の実施例の断面図を示し、この油圧搬送装置は第1のケーシング部分205を備えたケーシング203を有しており、このケーシング部分はポンプ室207を形成するために、この場合鉢形に構成されているカバー209によって閉鎖可能である。カバー209は図面においては単に1つしか示されていない複数の固定エレメント211によって解離可能に固定されている。固定エレメント211はこの場合ねじによって構成されており、このねじはカバー209の貫通開口を貫通して、第1のケーシング部分205のねじ孔内にねじ込まれている。
第1のケーシング部分205内には貫通開口213が形成されており、この貫通開口はトルクを負荷可能な軸を受容するのに役立ち、この軸は押しのけユニットの一部である。軸の、第1のケーシング部分205から突出している図面で右側の端部には、ロータ217が相対回転不能に取り付けられている。以下においては単に、カバー209の構成及び機能についてだけ詳細に説明する。
カバー209は保持体221と一体的に結合されており、この保持体は油圧搬送装置201を、そのために設けられている取り付け位置、例えば自動車のエンジンルームの内部に固定するのに役立つ。保持体221はこの実施例では比較的に薄壁のエレメント224から成り、このエレメントは複数の箇所で折り曲げられている。保持体221の剛性を増大させるために、複数のビード223が設けられており、これらのビードは、エレメント224の、互いに角度をなして例えば折り曲げられている2つの面の間の移行範囲に配置されており、有利にはこれらの面内に形成されている。カバー自体の内部の圧力によるたわみに対する剛性を増大させるために、ねじの間の範囲において折り曲げ部が設けられている。保持体221を、そのために設けられている取り付けスペース内に固定するために、この実施例では、貫通孔226が保持体221に形成されており、この貫通孔を図示していない固定エレメント、例えばねじが貫通する。保持体221の構成は特に油圧搬送装置のために設けられている取り付けスペースに関連している。保持体の構成は取り付けスペースに隣接している部分又は装置に適合させることができる。カバー209と保持体221とを一体的に結合することによって得られたモジュールユニットは、公知の油圧搬送装置において保持体をカバーに固定するために必要とされるような保持体221のための付加的な固定エレメントの省略を可能にし、したがって油圧搬送装置の費用を軽減し、その組み立てを簡単にすることができる。
有利な1実施例では、カバー209及び保持体221は、例えば鋼、アルミニウムあるいはアルミニウム合金の薄板から成っている。カバー209及び保持体221の一体的な構成は、有利な1実施例では、深絞り法によって行われ、カバー若しくは保持体のその都度の構成に応じて、これら両方の部分が単数又は複数の工程で1枚の薄板から製作される。カバー及び保持体のための材料を選択する場合、不銹鋼から成る薄板においては、深絞り工程の後にもはや表面処理が必要でないのに対し、銹びる鋼から成る薄板はクロメート処理又はZn−Ni被覆処理を行わなければならないということを、考慮すべきである。深絞りによって製作された鋼カバーの場合に、材料体積量が例えばアルミニウムダイカストカバーの場合よりもわずかで、したがって鋼の比重が大きいにもかかわらず、構造部分「カバー」の重量及び場合によって所要スペースがわずかであることは、特に有利である。
図示のように、ロータ217は2つのプレート215及び227の間に配置されており、これらのプレートは圧力板と呼ぶこともできる。プレート227はカバー209が取り付けられている状態において、カバーによってコンビシールを使用してカムリング219に押し付けられ、その際カムリング219自体は、第1のケーシング部分205に接触しているプレート215に支えられる。要するにカバー209は軸方向の力を押しのけユニットに作用させ、押しのけユニットはこれによってまとめられ、シールされる。中央の範囲において押しのけユニットの方に突出している突起によってプレート227に接触しているカバー209と、プレート227との間には第1のシール229が設けられており、この第1のシールはプレート227に形成されているリング溝内に配置されている。シール229はカバー229が取り付けられている状態では圧縮される。
鉢形のカバー209及び第1のケーシング部分205は押しのけユニットの範囲において圧力集合室231を形成しており、この圧力集合室は外部に対して第2のシール233によってシールされている。シール233はこの場合第1のケーシング部分205に形成されているリング溝内に配置されていて、カバー209が取り付けられている状態では圧縮される。
前述のように、カバー209は多機能構成部分であり、油圧搬送装置201の複数の重要な機能を行う。カバーと保持体との間の一体的な結合によって、わずかな重量で構造がコンパクトである油圧搬送装置を実現することができる。この油圧搬送装置は例えば自動車に設けられるかじ取り補助系及びブレーキ補助系などと組み合わせて有利に使用することができる。保持体をカバーに固定するためのねじ結合部を省略することによって、保持体カバーの構造スペースが小さくなる。
前記カバーについての重要な利点は、例えば保持体が一体的に結合されていなくても、鋼薄板から成る深絞り部品としてのカバーがアルミニウムダイカストカバーよりも軽量であることである。それは、鋼薄板は相応して薄壁に構成することができ、大きな内圧によるたわみに対する剛性をビード223のような補強部によって達成することができるからである。付加的に、圧力室(ポンプ室207及び圧力集合室231)が流動に有利なように拡大され、したがって流動損失が減少せしめられ、効率が改善される。これらの利点は深絞り薄板から成る保持体をカバーにねじ止めする場合でも維持される。保持体はその場合例えば型押しされた付加的な乳頭部によって深絞りカバーの縁の穴内に係合して、回動防止作用を生ぜしめる。
図5は油圧搬送装置のケーシング310の一部を示す。ケーシング310の内部には図示していない押しのけユニットが配置されており、この押しのけユニットは単に略示した孔312を介して吸い込み接続部314と接続されている。孔312は袋穴316、例えば袋穴316の底に開口している。袋穴316内には接続短管318がその固定フランジ320をもって係合している。この場合、固定フランジ320の外形は袋穴316の内径にほぼ等しく、したがって固定フランジは遊びなしに袋穴316の底にまで押し込み可能である。袋穴316はリング隆起部322を有しており、このリング隆起部は半径方向で袋穴316内に突出している。接続短管318の固定フランジ320はリング隆起部322に相応する周溝324を有しており、したがって接続短管318は袋穴316内に軸方向に導入すると、その周溝324をもってリング隆起部322に係合させる。接続短管318とケーシング310との間にはシール326、例えばOリングが配置されている。固定フランジ320から肩328が突出しており、この肩は接続短管318を導入するためのストッパとして役立つ。接続短管は、肩328がケーシング310に当接するまで、袋穴316内に軸方向に押し込まれ、その際同時にリング隆起部322が周溝324内に係止する。この位置において接続短管318は回転軸線330を中心にして自由に可動で回転可能である。リング隆起部322と周溝324との間のスナップ結合によって接続短管318の軸方向の固定が行われ、これに対し接続短管318の半径方向の固定はまだ行われていない。
この予備組み立てされた状態において、油圧搬送装置が組み付けられ、例えば自動車の内燃機関のエンジンブロックにフランジ結合される。油圧搬送装置と図示していない例えば液力油を含有しているタンクとの間の接続を生ぜしめるために、やはり図示していない接続ホースが設けられており、この接続ホースは接続短管318の接続端部332に差しはめ可能である。接続端部332は半径方向で外方に向かって突出する隆起部334を有しており、この隆起部は接続ホースの固定に役立つ。付加的に接続ホースは締め付け金具などによって固定することができる。この場合袋穴316内で接続短管318が半径方向に動き得ることによって、接続短管318の最適の位置を選択することができ、したがってタンクへの接続ホースは折れ曲がりなしに接続端部332上に差しはめ可能である。
ケーシング310には孔336が形成されており、その周線は袋穴316の内周面と交差している。この場合孔336は接続短管318の回転軸線330に対して90°の角度で延びている。この場合孔336は次のように位置せしめられている。すなわちその中心軸線338が袋穴316の外側に、つまりケーシング310内に位置するように、されている。これによって孔336の周線は袋穴316の内周面と180°よりも小さな円弧で交差する。孔336はシール326の上方に配置されており、したがって孔336は孔312に対してシールされている。
接続短管318を袋穴316内に押し込むと、孔336が部分的に固定フランジ320の壁340によって覆われる。壁340の厚さ若しくは孔336の直径は、次のように選ばれている。すなわち孔336の周線が、接続短管318が押し込まれた場合に、壁340と単に部分的に交差するように選ばれている。
タンクへの接続ホースの既に述べた組み付けが行われ、したがって接続短管318の配向が行われた後に、孔336内に図6に示すように固定エレメント342が取り付けられる。
図6においては、図5の線A−Aに沿った断面が示されており、その際図5と同じ部分には同じ符号が付けられており、説明繰り返しは避けてある。固定エレメント342は例えば自分で切り込むねじ山344を有するねじとして構成されている。ねじのねじ込みの間、ねじ山344は固定フランジ320の壁340の材料内に切り込む。接続短管318は有利にはプラスチック材料から成っており、したがってねじ山344の自動切り込みは、大きな力を加えることなしに、例えばねじドライバなどによって可能である。ねじは、ねじ頭部346がケーシング310の受けフランジ348に接触するまで、孔336内にねじ込まれる。自分で切り込むねじ山344によって、ねじは自動制動作用をもって孔336内に挿入されている。ねじ山344のピッチに相応して、ねじ山は固定フランジ320内に切り込んでおり、したがって接続短管318は袋穴316からの軸方向の抜け出しも、また中心軸線338を中心とする半径方向の回動も、防止されている。したがって、組み立て終了後に袋穴316の内部で接続短管318を後から回動させることはできない。したがって振動が作用しても接続短管318の位置変化が生ぜしめられることはない。接続短管318の接続端部332はしたがってその一度占めた位置にとどまり、接続端部332と接続ホースとの間の折れ曲がりのない接続は油圧搬送装置の使用中維持される。
図7〜9には別の変化形で、ケーシング310の袋穴316内における接続短管318の軸方向及び半径方向の固定が示されている。この場合図7は接続短管318とケーシング310との間の結合箇所の縦断面を示す。接続短管318の肩328はこの場合ケーシング310のリング溝350内に位置している。図8にはこの範囲の拡大された部分図が示されている。更に図8から分かるように、肩328は少なくとも1つの切り欠き352を有しており、この切り欠きは―図9の平面図に明瞭に示してあるように―肩328の特定の角度範囲にわたって延びている。切り欠き352は例えば肩328の円周に沿って対称的に配置されていて、弓形に構成されている。切り欠き352の深さは次のように選ばれている。すなわち、肩328がリング溝350内に係合している場合に、ケーシング310の隆起部354が切り欠き352の底の上方に配置されているように選ばれている。
接続短管318の固定は次のようにして行われる。すなわち、図示していない工具、例えばプランジャによって図8の矢印356の方向に力が隆起部354に加えられる。この力は次のように大きさを定められている。すなわち、隆起部354の材料が接続短管318の切り欠き352の範囲内で切り欠き352内に押しのけられるように、定められている。これによって係止部358が形成され、この係止部は隆起部354の押しのけられた材料の範囲360によってつかまれる。この係止部358は切り欠き352の構成(図9の平面図)に相応して、接続短管318を半径方向で固定し、かつ付加的に接続短管318を軸方向に固定する。
隆起部354の材料の比較的に薄壁の範囲360が押しのけられることによって、この押しのけは、例えば自動車内での油圧搬送装置の取り付けが行われた後に行うことができ、したがってまず接続短管318の位置決めを行うことができる。
もちろん、接続短管318の軸方向及び半径方向の固定を、自動車内での最終組み付けの前に、図5及び6に示した実施例のようにして、並びに図7〜9に示した変化形のようにして行うことも可能である。
接続短管318は有利にはプラスチック材料から成り、プラスチックの射出成形、注型などによって構成することができる。プラスチックとしてはガラス繊維分10%のポリイミド、あるいはガラス繊維30%〜60%のポリアミドが適している。これによって接続短管318は、自分で切り込むねじの切り込みあるいはケーシング310の隆起部354のかしめを接続短管の強度及びシール性を損なうことなしに可能にする必要な強度を与えられる。
図10は、油圧搬送装置410の代替回路図を示す。油圧搬送装置410は例えばベーンポンプ、回転ピストンポンプなどであることができる。油圧搬送装置410はケーシング412内に配置されている押しのけユニット414を有しており、この押しのけユニットによって媒体例えば液力油が吸い込み接続部416から吐出接続部418に搬送可能である。吸い込み接続部416は例えばタンクと接続されており、吐出接続部418は消費器例えば自動車のかじ取り補助系と接続されている。押しのけユニット414のロータは例えばここで概略的に示した巻き掛け伝動手段420(例えばベルト伝動機構)を介して駆動可能であり、巻き掛け伝動手段自体は自動車の内燃機関によって駆動可能である。内燃機関の回転数に応じて油圧搬送装置410の作業回転数が生じる。
回転する押しのけユニット414によって、容積が変化するポンプ室が形成され、これらのポンプ室を介して媒体が吸い込み接続部416から吸い込まれ、かつ圧力を増大せしめられて吐出接続部418に引き渡される。この場合生じる体積流Qは油圧搬送装置410の駆動回転数に関連している。ここでは単に略示されている圧力室422、すなわち、容積が減少するポンプ室の範囲内に配置されている圧力室内で圧力Pが生じる。圧力室422とは、油圧搬送装置410内で腎臓形吐出開口の前方(圧力集合室内への媒体の出口の前方)に位置する範囲を意味する。油圧搬送装置410の、例えば複数の圧力室422がその中に媒体を圧送することができる圧力集合室451内には作業圧力Pが生じる。最後に吐出接続部418には、接続されている消費器によって取り出される体積流Qに応じて、消費器圧力Pが生ずる。
油圧搬送装置410の回転数が比較的に高い場合には、流動調節弁がないと、吐出接続部418に、消費器によって必要とされる特定の最大体積流Qよりも多い体積流Qが準備されることになる。この多い体積流Qを減少制御し得るようにするために、流動調節弁426が設けられており、その弁ピストンは一面では作業圧力Pで負荷可能であり、他面では消費器圧力Pで負荷可能である。作業圧力Pと消費器圧力Pとの間の生ぜしめられる圧力差に応じて、流動調節弁426の弁ピストンはばねエレメント428の力に抗して、油圧搬送装置410の吸い込み範囲において流出接続部430が開かれるまで、変位せしめられる。これによって流動調節弁426の前方の作業圧力Pの媒体は油圧搬送装置410の吸い込み範囲内に流れ戻る。この場合、媒体はインゼクタ430を通過し、このインゼクタによって図示していないタンクから出発圧力の媒体が、大きな速度の噴流を形成する媒体によって連行され、したがって油圧搬送装置410の吸い込み範囲の特に良好な媒体供給が生じる。流動調節弁426のばね室は付加的に圧力制限弁432と連結されており、したがって消費器圧力Pが所定の最大値を超えると、圧力制限弁432がばねエレメント434の力に抗して開き、油圧搬送装置410の吸い込み範囲への付加的な接続路436を開放する。
油圧搬送装置410の作業圧力Pの圧力集合室451と油圧搬送装置410の消費器圧力Pの吐出接続部418との間の接続部に主流動絞り438が配置されている。この主流動絞り438は可変で調節可能であり、その際主流動絞りは一面では圧力室422の圧力Pで接続導管440を介して負荷可能であり、かつ他面では消費器圧力Pで接続導管442を介して負荷可能である。圧力Pと消費器圧力Pとの間に生ぜしめられる差圧力に応じて、可変の主流動絞り438の弁ピストン450はばねエレメント444の力に抗して変位せしめられ、したがって、油圧搬送装置410の圧力集合室を吐出接続部418に接続する圧力通路446の流通横断面が可変である。この可変の流通横断面に応じて、消費器への体積流Qの制御、特に減少を、流動調節弁426とは無関係に行うことができる。したがって流動調節弁416と相まって、実際上体積流Qの精密調整あるいは付加変化(いつから多く/少なく、どの程度に強く/弱く)を実現することができる。主流動絞り438は一面では圧力室422内の圧力Pによって、かつ他面では消費器圧力Pによって負荷されているので、主流動絞り438の自由な流通横断面の変化は、ほとんど油圧搬送装置410の作業圧力Pとは無関係に行われる。
図11には断面図で可変の主流動絞り438の1つの構造可能性が示されている。この主流動絞りは、油圧搬送装置410のケーシング412の孔448内に配置され軸方向にしゅう動可能に支承されている弁ピストン450を有している。この弁ピストン450の外径はこの場合孔448の内径にほぼ等しく、したがって弁ピストンはシール作用をもって孔448内で案内されている。孔448内には一面では圧力通路446が開口し、他面では圧力通路452が開口しており、圧力通路452を介しては、押しのけユニット414によって搬送される作業圧力Pの媒体が圧力通路446へ、ひいては油圧搬送装置410の吐出接続部418に搬送される。孔448の内部には絞り454が配置されており、この絞りはコップ形のスリーブ456として構成されていて、孔448の縦軸線458に対して半径方向に延びる底460は貫通開口462を有している。貫通開口462を通って、弁ピストン450と固く結合され場合により弁ピストンと一体に構成されている調節ピン464が延びている。調節ピン464は回転対称的に構成されていて、貫通開口462の方向に円すい状に先細になっている外面輪郭466を有している。調節ピン464の最大の直径は貫通開口462の直径よりも小さく、したがって外面輪郭466の円すい形状及び調節ピン464の位置に応じて、調節ピン464と絞り454との間に可変の自由な流通横断面468(環状透き間)が生ぜしめられる。
調節ピン464の端部470はばね受け472に支えられており、このばね受けはばねエレメント474の力に抗して孔448の底476の方向に変位可能である。ばねエレメント474はやはり孔448の底476に支えられている。絞り454は孔448の内部で、孔448内に開口している圧力通路446と452との間に配置されている。
図11に示した主流動絞り438は次の機能を示す。即ち、弁ピストン450は一面では押しのけユニット414の圧力室422内の圧力Pによって負荷される。この圧力Pは回転数に関連しており、換言すれば油圧搬送装置410の回転数が増大するにつれて圧力Pが上昇する。他面において弁ピストン450は大体において圧力通路446を介しての消費器圧力Pと、ばねエレメント474の力とによって負荷されている。ばねエレメント474の力はばねエレメント474のばね特性曲線によって定められる。したがって弁ピストン450の位置は大体において圧力PとPとの間の差圧力に関連して生ぜしめられる。油圧搬送装置410の回転数が増大すると、圧力Pが増大し、したがって弁ピストン450はばねエレメント474の力に抗して、図で見て右に向かって、変位せしめられる。これによって弁ピストン450と固く結合されている調節ピン464が絞り454の貫通開口462の内部で変位する。この場合外面輪郭466の円すい形状に応じて孔448内の自由な流通横断面468が変化せしめられ、換言すれば圧力P(及びP)が増大すると、Pがいくぶんか減少せしめられる。これによって圧力通路452と446との間の流通横断面468が変化し、したがって体積流Q(図10)の絞りが生ずる。回転数が低下するにつれて、圧力Pが低下し、したがって弁ピストン450がばねエレメント474の力によって、図で見て左に向かって、変位せしめられ、したがって調節ピン464と絞り454との間の流通横断面468が再び増大せしめられる。
絞り454は例えば孔448内にプレスばめされている金属薄板部分などから製作することができる。このプレスばめによって、絞り454の、油圧搬送装置410の使用中不変のままである規定された位置を達成することができる。したがって全体として、わずかな、安価に得ることのできる部品によって、簡単な、可変の主流動絞り438が製作可能である。調節ピン464の外面輪郭466の最適化及びばねエレメント474のばね力の調節によって、可変の主流動絞り438により、油圧搬送装置410の作業圧力Pに大体において無関係な油圧搬送装置410の任意の体積流特性曲線を生ぜしめることができる。別の利点は、油流がばねによって絞られることがなく、「外側」を通って流れることである。
図12においては、別の変化実施形の可変の主流動絞り438が示されており、その際図11と同じ部分には同じ符号が付けてあり、繰り返して説明することはしない。したがって、単にこの実施形の相違点について述べる。
絞り454はやはり押し込み絞りとして構成されていて、孔448内に不動に挿入されている。図11に示した実施例と異なって、ばねエレメント474は弁ピストン450と絞り454の底460との間に支えられている。絞り454はこのために、図11の実施例と異なって、左右を180°逆にした位置に配置されている。図12に示した変化実施形によって、主流動絞り438の配置のために、図11に示した変化実施形に比して、必要な取り付けスペースがわずかであり、しかもこれによって主流動絞り438の調節機能が不都合な影響を受けることはない。調節ピン464と絞り454との間の可変の自由な流通横断面(環状透き間)によって、圧力通路452を経て圧力通路446への体積流が制御される。調節ピン464の右端部に対する圧力Pの作用は無視することができる。なぜなら、この右端部の面は大きな面の4%に過ぎず、更にPの流動速度が大きいことによって、静的に減少せしめられているからである。
油圧搬送装置の平面図 図1の油圧搬送装置の断面図 制御プレートの平面図 油圧搬送装置の断面図 油圧搬送装置の一部分の縦断面図 図5の縦断面図に対して90°回転した角度位置の縦断面図 接続短管とケーシングとの間の接続部の別の実施形の断面図 図7の丸で囲んだ部分の拡大図 図7の接続部の平面図 油圧搬送装置の回路図 可変の主流動絞りの第1実施例を示した断面図 可変の主流動絞りの第2実施例を示した断面図
符号の説明
10 油圧搬送装置、 12 ケーシング、 14 ポンプ室、 16 第1のケーシング部分、 18 カバー、 20 結合エレメント、 22 貫通孔、 24 軸、 26 ロータ、 27 軸受けブッシュ、 28 吸い込み接続部、 30 接続短管、 32 吐出接続部、 34 面、 36 回転軸線、 38 通路、 40 孔、 42 流動調節弁、 44 孔、 46 圧力制限弁、 48 孔、 50 主流動絞り、 52 制御溝、 54 プレート、 56 受容部、 58 固定ピン、 60 面、 62 面、 64 貫通開口、 66 隆起部、 68 リング段、 69 半円、 70 案内区分、 71 卵形範囲、 72 貫通開口、 74 切り欠き、 76 周縁、 78 圧力集合室、 79 緩衝溝、 80 湾入部、 82 貫通開口、 86 圧力板、 88 凹所、 90 切り欠き、 92 流動分配ピン、 94 リング溝、 100 カムリング、 102 孔、 201 油圧搬送装置、 203 ケーシング、 205 第1のケーシング部分、 207 ポンプ室、 209 カバー、 211 固定エレメント、 213 貫通開口、 215 プレート、 217 ロータ、 219 カムリング、 221 保持体、 223 ビード、 224 比較的に薄壁のエレメント、 226 貫通孔、 227 プレート、 229 第1のシール、 231 圧力集合室、 233 シール、 310 ケーシング、 312 孔、 314 吸い込み接続部、 316 袋穴、 318 接続短管、 320 固定フランジ、 322 リング隆起部、 324 周溝、 326 シール、 328 肩、 330 回転軸線、 332 接続端部、 334 隆起部、 336 孔、 338 中心軸線、 340 壁、 342 固定エレメント、 344 ねじ山、 346 ねじ頭部、 348 受けフランジ、 350 リング溝、 352 切り欠き、 354 隆起部、 356 矢印、 358 係止部、 360 押しのけられた材料の範囲、 410 油圧搬送装置、 412 ケーシング、 414 押しのけユニット、 416 吸い込み接続部、 418 吐出接続部、 420 巻き掛け伝動手段、 422 圧力室、 426 流動調節弁、 428 ばねエレメント、 430 流出接続部(インゼクタ)、 432 圧力制限弁、 434 ばねエレメント、 436 接続路、 438 主流動絞り、 440 接続導管、 442 接続導管、 444 ばねエレメント、 446 圧力通路、 448 孔、 450 弁ピストン、 451 圧力集合室、 452 圧力通路、 454 絞り、 456 スリーブ、 458 縦軸線、 460 底、 462 貫通開口、 464 調節ピン、 466 外面輪郭、 468 流通横断面、 470 端部、 472 ばね受け、 474 ばねエレメント、 476 底面、 P 圧力、 P 作業圧力、 P 消費器圧力、 Q 体積流

Claims (5)

  1. 油圧搬送装置(410)であって、押しのけユニット(414)を有し、該押しのけユニットは媒体を、初期圧力下の吸い込み接続部(416)から消費器と接続可能な消費器圧力(P)下の吐出接続部(418)に搬送するようになっており、更に、該油圧搬送装置(410)によって搬送される作業圧力(P)の体積流を調整若しくは制限するための調節装置を有しており、該調節装置は、流動調節弁(426)及び主流動絞り(438)を含んでいる形式のものにおいて、前記油圧搬送装置(410)の圧力集合室(451)は前記吐出接続部(418)と、可変の前記主流動絞り(438)を介して接続されており、該主流動絞りは、孔(448)内で軸方向にしゅう動可能に支承されている弁ピストン(450)を有しており、該弁ピストンは、一面では前記押しのけユニット(414)の腎臓形吐出開口の前の圧力室(422)内の圧力(P)で負荷され、かつ他面では前記消費器圧力(P及びばねエレメント(474)の力で負荷されていて、前記圧力室(422)内の圧力(P)と前記消費器圧力(P)との間の圧力差に基づき、制御されるようになっており、かつ前記弁ピストン(450)は調節ピン(464)を有しており、該調節ピン(464)は定置の絞り(454)の貫通開口(462)を貫通しており、前記調節ピン(464)の外面輪郭(466)は、前記貫通開口(462)の範囲において前記調節ピン(464)の運動範囲にわたって、軸方向で変化する前記外面輪郭(466)を有していており、前記圧力室(422)の圧力(P )と前記消費器圧力(P )との圧力差に基づき、前記調節ピン(464)が、前記圧力集合室(451)と前記吐出接続部(418)との間の圧力接続部の流通横断面(468)を変化させるようになっていることを特徴とする油圧搬送装置。
  2. 前記調節ピン(464)の前記外面輪郭(466)は前記貫通開口(462)の方向に円すい状に先細になっている請求項に記載の油圧搬送装置。
  3. 前記絞り(454)は前記弁ピストン(450)及び、該弁ピストン(450)の支承のための前記孔(448)内にプレスばめされたスリーブ(456)によって形成される請求項又はに記載の油圧搬送装置。
  4. 前記調節ピン(464)はばね受け(472)に支えられており、該ばね受け自体は前記ばねエレメント(474)の一方の端部に支えられており、該ばねエレメント(474)の他方の端部は、前記弁ピストン(450)を支承している前記孔(448)の底面(476)に支えられている請求項からまでのいずれか1項に記載の油圧搬送装置。
  5. 前記弁ピストン(450)は前記ばねエレメント(474)の一方の端部に支えられ、かつ該ばねエレメント(474)の他方の端部は前記絞り(454)に支えられている請求項に記載の油圧搬送装置。
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