JPH0914168A - 車両用真空ポンプ - Google Patents

車両用真空ポンプ

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JPH0914168A
JPH0914168A JP16097395A JP16097395A JPH0914168A JP H0914168 A JPH0914168 A JP H0914168A JP 16097395 A JP16097395 A JP 16097395A JP 16097395 A JP16097395 A JP 16097395A JP H0914168 A JPH0914168 A JP H0914168A
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JP
Japan
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valve body
pump
valve
check valve
vacuum pump
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JP16097395A
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English (en)
Inventor
Hiroki Yoshimura
浩樹 吉村
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンプ本体3とゴムホース2とを連結する連
結部品を廃止して部品点数を軽減し、且つ逆止弁4の加
工工数を軽減することにより、サーボブレーキ装置用真
空ポンプ1の製品コストを低減し、シール材を廃止して
もポンプ本体3と逆止弁4との接合箇所から空気が洩れ
ることを防止することが可能なサーボブレーキ装置用真
空ポンプ1を提供する。 【構成】 ポンプ本体3の吸入管壁10内の吸入口11
中に逆止弁4の弁本体21の出口側連結部26を圧入固
定するだけで、ポンプ本体3に逆止弁4を接続できるよ
うにした。また、弁本体21の鍔状部27から入口側連
結部25をゴムホース2の押圧方向に対して逆方向に延
長して入口側連結部25をパイプ形状にして、弁本体2
1の入口側連結部25の外周にゴムホース2を嵌め合わ
すだけでサーボブレーキ装置用真空ポンプ1にゴムホー
ス2を接続できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大気圧よりも低圧力
の真空を発生する車両用真空ポンプに関するもので、特
に車両に搭載されたバキュームブレーキブースタの動力
源としての真空を発生するサーボブレーキ装置用真空ポ
ンプに係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、トラック等の大型車両に搭載
されたバキュームブレーキブースタの動力源としての真
空を発生するサーボブレーキ装置用真空ポンプ(従来
例)が知られている。このサーボブレーキ装置用真空ポ
ンプ100は、図2に示したように、ポンプ本体10
1、このポンプ本体101の吸入部102に組み付けら
れた逆止弁103、およびこの逆止弁103に組み付け
られた連結パイプ104等から構成されている。
【0003】ポンプ本体101は、内部に偏心した状態
で配され、駆動軸105を介して内燃機関(図示せず)
により回転駆動されるロータ106、およびこのロータ
106に取り付けられた複数のベーン107等を有して
いる。なお、吸入部102の内部には、真空タンク(図
示せず)からホース108、連結パイプ104、逆止弁
103を経てポンプ本体101内に空気を吸入するため
の吸入口109が形成されている。また、吸入部102
の先端部の内周には、逆止弁103を締付け固定するた
めのめねじ部110が形成されている。
【0004】逆止弁103は、内部に弁孔111を有す
る管状の弁本体112、この弁本体112内に配され
た、弁孔111を開閉する弁体113、およびこの弁体
113を弁孔111を閉じる側に付勢するスプリング1
14等を有している。なお、弁本体112の入口側端部
には、複数の連通孔115が形成されている。そして、
逆止弁103の入口側端部の内周面には、ボルト116
と螺合するめねじ部117が形成されている。また、弁
本体112の出口側端部の外周には、吸入部102のめ
ねじ部110に螺合するおねじ部118が形成されてい
る。
【0005】連結パイプ104は、ホース108を嵌め
合わせ易いように円管形状に形成され、コネクタ119
を介してボルト116により逆止弁103の弁本体11
2に締付け固定されることにより、逆止弁103の入口
側端部に接続されている。なお、121〜123は銅パ
ッキン等のシール材である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のサー
ボブレーキ装置用真空ポンプ100においては、吸入口
109に弁本体112をシール材121を介して締付け
固定し、弁本体112に連結パイプ104、ホース10
8およびシール材122、123を連結するコネクタ1
19を介してボルト116により締付け固定することに
よって、ポンプ本体101の吸入部102とホース10
8を連結している。
【0007】したがって、ポンプ本体101とホース1
08とを連結するためには、連結パイプ104、ホース
108、ボルト116、コネクタ119およびシール材
121〜123が必要となるので部品点数が非常に多
く、部品管理がし難いという問題点が生じている。
【0008】また、逆止弁103の弁本体112の入口
側端部に複数の連通孔115およびめねじ部117を形
成し、弁本体112の出口側端部におねじ部118を形
成している。さらに、コネクタ119の内周に嵌め合わ
される、弁本体112の入口側端部の外周面を精度の高
い公差範囲の真円となるように切削加工により外径切削
しているので、弁本体112の加工工数が非常に多く、
サーボブレーキ装置用真空ポンプ100の製品コストが
上昇するという問題点が生じている。
【0009】そして、ポンプ本体101と弁本体112
とのシール、および連結パイプ104と弁本体112と
のシールをシール材121〜123により行っているの
で、長期間の使用により銅パッキン等のシール材121
〜123の劣化、へたりや締付け固定の不良により空気
の洩れが生じることにより、サーボブレーキ装置のブレ
ーキ性能が低下するという可能性もある。
【0010】この発明の目的は、ポンプ本体と供給管と
を連結する連結部品の部品点数を軽減し、且つ逆止弁の
弁本体の加工工数を軽減することにより、製品コストを
低減できる車両用真空ポンプを提供することにある。ま
た、ポンプ本体と逆止弁の弁本体との接合箇所から空気
が洩れることを防止できる車両用真空ポンプを提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、一部に空気を吸入するための吸入部を有し、内部に
空気を吸入して吐出するポンプ本体と、入口側端部に前
記ポンプ本体に空気を供給するための供給管が嵌め合わ
され、出口側端部が前記ポンプ本体の吸入部内に圧入さ
れた管状の弁本体を有し、この弁本体内を前記ポンプ本
体の内部へ向かう空気のみ通過させる逆止弁とを備えた
技術手段を採用した。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車両用真空ポンプに加えて、前記弁本体の入口側端部
に、前記供給管を前記弁本体に取り付ける方向と同一方
向に延長された管状部を形成したことを特徴とする。請
求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載
の車両用真空ポンプに加えて、前記逆止弁に、前記弁本
体内に形成され、入口側端部と出口側端部とを連通させ
る連通孔、この連通孔よりも出口側端部寄りに移動可能
に配され、前記連通孔を開閉する弁体、およびこの弁体
を前記連通孔を閉じる側に付勢する付勢手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0013】
【発明の作用および効果】請求項1に記載の発明によれ
ば、逆止弁の管状の弁本体の入口側端部に供給管を嵌め
合わせるだけで、逆止弁と供給管とを連結している。こ
れにより、逆止弁の弁本体と供給管とを連結する連結部
品の部品点数を低減することができる。また、逆止弁の
弁本体の加工工数を最小限に抑えることができるので、
車両用真空ポンプの製品コストを低減することができ
る。
【0014】そして、逆止弁の弁本体の出口側端部をポ
ンプ本体の吸入部内に圧入することにより、シール材を
装着しなくても、逆止弁の弁本体とポンプ本体との間を
封止できる。これにより、シール材の劣化、へたりによ
る空気の洩れが生じることはなく、半永久的に逆止弁の
弁本体とポンプ本体との間からの空気の漏れを防止でき
る。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、逆止弁の
弁本体の入口側端部に設けられる管状部を、供給管を弁
本体に取り付ける方向と同一方向に延長することによっ
て、逆止弁の管状部に供給管を嵌め合わせるだけで、逆
止弁と供給管とを連結できる。これにより、逆止弁の弁
本体と供給管とを連結する連結部品の部品点数を低減す
ることができる。また、逆止弁の弁本体の加工工数を最
小限に抑えることができるので、車両用真空ポンプの製
品コストを低減することができる。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、弁本体の
入口側端部の圧力よりも、出口側端部の圧力の方が低く
なると、付勢手段の付勢力に打ち勝って弁体が連通孔を
開く。これにより、供給管から弁本体、吸入部を通って
ポンプ本体内に空気が供給される。また、弁本体の入口
側端部の圧力の方が、出口側端部の圧力よりも高くなる
と、付勢手段の付勢力により弁体が連通孔を閉じる。こ
れにより、ポンプ本体内から供給管へ空気が逆流するこ
とを阻止できる。
【0017】
【実施例】
〔実施例の構成〕次に、この発明の車両用真空ポンプ
を、サーボブレーキ装置用真空ポンプに適用した実施例
に基づいて説明する。図1は真空ポンプを示した図であ
る。
【0018】サーボブレーキ装置用真空ポンプ1は、ト
ラック等の大型車両のサーボブレーキ装置のブレーキブ
ースタに導入する真空(負圧)を発生させる車両用ベー
ン式真空ポンプであって、ブレーキブースタに接続され
る真空タンク(図示せず)とゴムホース2を介して連結
している。
【0019】このサーボブレーキ装置用真空ポンプ1
は、真空タンク内を常に一定値以上の負圧に保持するポ
ンプ本体3と、空気の逆流を防止するための逆止弁4と
を備えている。なお、ゴムホース2は、本発明の供給管
であって、サーボブレーキ装置用真空ポンプ1と真空タ
ンクとを接続する可撓性の管状接続部材である。
【0020】次に、この実施例で用いたポンプ本体3を
図1に基づいて説明する。このポンプ本体3は、分割型
のポンプハウジング5、このポンプハウジング5内に偏
心した状態で回動可能に収容されたロータ6、およびポ
ンプハウジング5とロータ6との間に往復移動可能に保
持された複数個のベーン7等から構成されている。
【0021】ポンプハウジング5は、アルミニウムまた
はアルミニウムを主体とするアルミニウム合金製で、ポ
ンプ室8を囲む円筒状壁9、およびこの円筒状壁9より
外方へ突出した吸入管壁10を一体成形しており、図示
しないポンプハウジングとボルトやナット等の締付け具
(図示せず)により締付け固定されている。
【0022】円筒状壁9の内周面は、複数のベーン7の
先端部が摺接する被摺接面とされている。なお、円筒状
壁9の吸入管壁10に対向する位置、あるいはポンプハ
ウジング5の適所には、排出管壁(図示せず)が一体成
形されている。この排出管壁は、内部にポンプ室8内の
空気を大気へ排出するための排気孔または排気口として
の排出口(図示せず)を有している。
【0023】吸入管壁10は、本発明の吸入部であっ
て、内部にポンプ室8内に真空タンク内の空気を吸入す
るための吸気孔または吸気口としての吸入口11を有し
ている。この吸入口11は、ポンプ室8寄りの小孔12
と、この小孔12よりも内径が大きく、外に向かって開
口した開口孔13とからなる。その開口孔13は、逆止
弁4が圧入により固定される嵌合溝を構成する。
【0024】ロータ6は、アルミニウムまたはアルミニ
ウムを主体とするアルミニウム合金製で、断面形状が略
円環板形状に形成されている。このロータ6は、駆動軸
14の外周にスプライン嵌合することにより、大型車両
に搭載された内燃機関から回転動力が伝達されている。
そして、ロータ6の外周には、複数個(本例では4個)
のベーン7の各々が先端部が突出した状態で摺動自在に
収容される複数個のベーン溝15が等間隔(例えば90
°間隔)で形成されている。ロータ6および複数個のベ
ーン7は、ポンプ室8内を複数個(本例では4個)の圧
力室(密閉室)16〜19に気密的に区画している。
【0025】次に、この実施例で用いた逆止弁4を図1
に基づいて説明する。この逆止弁4は、弁ハウジングを
構成する弁本体21、この弁本体21内に移動可能に収
容された弁体22、およびこの弁体22と十字型の支持
板(板ばね材)23とに保持されたコイルスプリング2
4等から構成されている。
【0026】弁本体21は、炭素鋼(例えばS48C
等)製で、冷間鍛造加工または切削加工により所定の円
管形状に一体成形されている。この弁本体21は、入口
側端部に円管形状(パイプ形状)の入口側連結部25、
出口側端部に円筒形状の出口側連結部26、および入口
側連結部25と出口側連結部26との間に鍔状部27等
を有している。
【0027】入口側連結部25は、外周にゴムホース2
が嵌め合わされ、鍔状部27よりゴムホース2の押圧方
向に対して逆方向に向かって延長されている。この入口
側連結部25の外周面には、ゴムホース2の抜け止め用
の突起部28が全体的(全周)または部分的(一部)に
形成されている。
【0028】出口側連結部26は、入口側連結部25よ
りも内径、外径が共に大きく、ポンプ本体3の吸入管壁
10に形成された開口孔13内に圧入固定されている。
この出口側連結部26の内周面には、支持板23の外周
部が差し込まれる内周溝29が全体的(全周)または部
分的(一部)に形成されている。
【0029】鍔状部27は、出口側連結部26よりも外
径が大きく、ポンプ本体3のポンプハウジング5の吸入
管壁(係止部)10の先端面に当接した状態で係止され
る被係止部である。この鍔状部27は、弁本体21を圧
入する際に、吸入管壁10の開口孔13の奥まで弁本体
21の出口側連結部26が入り込まないように吸入管壁
(規制部)10に規制される被規制部でもある。
【0030】ここで、弁本体21の内部には、ゴムホー
ス2の内部とポンプハウジング5のポンプ室8とを連通
させるための連通路31が形成されている。なお、連通
路31は、入口側連結部25および鍔状部27の内部に
形成される連通孔32、およびこの連通孔32よりも内
径が大きく、弁体22が摺動自在に移動する弁室33を
有している。
【0031】弁体22は、ゴム(例えばニトリルゴム
等)製で、型成形または切削加工により所定の形状に一
体成形されている。この弁体22は、外周に入口側連結
部25内の連通孔32と出口側連結部26内の弁室33
(ポンプハウジング5の吸入管壁10内の吸入口11と
を連通させるための切欠部(図示せず)を有している。
そして、弁体22は、鍔状部27の内周部分の弁座34
に接離自在に着材する。なお、弁体22の外径を、空気
がスムーズに通過する程度に出口側連結部26(弁室3
3)の内径よりも小さくしても良い。
【0032】コイルスプリング24は、本発明の付勢手
段であって、略円錐形状に巻回され、弁体22を弁本体
21の弁座34に着座する方向に付勢(押圧)するリタ
ーンスプリング(圧縮バネ)である。なお、コイルスプ
リング24の代わりに、板バネ、クッションゴム、エア
クッション等の他の付勢手段を用いても良い。
【0033】〔実施例の組付方法〕次に、この実施例の
サーボブレーキ装置用真空ポンプ1とゴムホース2との
組付方法を図1に基づいて簡単に説明する。
【0034】先ず、ポンプハウジング5のポンプ室8の
円筒状壁9の軸心より偏心した場所に、複数個のベーン
溝15に複数個のベーン7を差し込んだロータ6を挿入
し、図示しない残りのポンプハウジングとポンプハウジ
ング5とを締付け具により締付け固定することによりポ
ンプ本体3を組み付ける。
【0035】一方、弁本体21の出口側連結部26内の
弁室33中に弁体22およびコイルスプリング24を挿
入した後に、出口側連結部26の内周面の内周溝29中
に支持板23の外周部を差し込んで、スプリング24を
弁体22と支持板23とに保持させることにより逆止弁
4を組み付ける。
【0036】次に、ポンプ本体3のポンプハウジング5
に形成された吸入管壁10内の開口孔13中に逆止弁4
の弁本体21の出口側連結部26を、鍔状部27がポン
プハウジング5の吸入管壁10の先端面に当接するま
で、プレス機(図示せず)にて打ち込むことにより、弁
本体21をポンプ本体3の吸入口11の開口孔13中に
圧入固定して、ポンプ本体3の吸入口11に逆止弁4を
接続する。
【0037】このとき、この実施例では、弁本体21の
出口側連結部26を、開口孔13の内径よりもやや大き
くなるように外径切削加工している。すなわち、弁本体
21の出口側連結部26には圧入代を設けているので、
弁本体21を開口孔13中に圧入固定するだけで、ポン
プハウジング5と弁本体21との間、つまりポンプ本体
3と逆止弁4との間のシール(封止)が完了する。した
がって、ポンプ本体3と逆止弁4との間からの空気の洩
れを防ぐためのシール材は不要となる。
【0038】次に、逆止弁4の弁本体21の入口側連結
部25の外周にゴムホース2の出口側端部を嵌め合わせ
て逆止弁4とゴムホース2とを接続する。このとき、弁
本体21の入口側連結部25の外周面に形成された突起
部28によりゴムホース2の出口側端部は入口側連結部
25の外周から抜け難くなっている。なお、弁本体21
の入口側連結部25が鍔状部27よりゴムホース2の押
圧方向に対して逆方向に向かってパイプ形状に一体的に
延長されている。すなわち、弁本体21とゴムホース2
との間にコネクタやボルト等の連結部品が不要となるこ
とにより、逆止弁4とゴムホース2とを接続するだけで
逆止弁4とゴムホース2との間のシール(封止)が完了
する。したがって、逆止弁4とゴムホース2との間から
の空気の洩れを防ぐためのシール材は不要となる。
【0039】また、弁本体21の入口側連結部25がゴ
ムホース2の出口側端部を嵌め合わせる方向に沿うよう
にパイプ形状に延長されているので、ゴムホース2の出
口側端部を弁本体21の入口側連結部25の外周に嵌め
合わせる時に入口側連結部25に加わる押圧力は弁本体
21を開口孔13中に押し込む方向に加わることにより
なる。
【0040】したがって、弁本体21に回転方向の押圧
力が加わらず、弁本体21に圧入方向の押圧力が加わる
ことになるので、ゴムホース2の出口側端部を弁本体2
1の入口側連結部25の外周に嵌め合わせる時に、逆止
弁4の弁本体21の固定状態が弛むことはない。この結
果、仮に大きな車両振動がポンプ本体3に伝わっても、
逆止弁4がポンプ本体3の吸入口11の開口孔13中よ
り脱落することはない。
【0041】〔実施例の作用〕次に、この実施例のサー
ボブレーキ装置用真空ポンプ1の作用を図1に基づいて
簡単に説明する。
【0042】内燃機関が運転されることにより駆動軸1
4が回転すると、ポンプハウジング5のポンプ室8内に
設けたロータ6が回転する。このロータ6の回転に伴っ
て、複数個のベーン7も回転し、圧力室16〜19の容
積が連続的に変化する。この圧力室16〜19の容積変
化は、吸入口11付近では増大傾向にあり、排出口付近
では減少傾向にある。なお、図1のロータ6の位置の時
には、圧力室16は吸入工程を行い、圧力室17は圧縮
工程を行い、圧力室18は排出工程を行い、圧力室19
は膨張工程を行っている。
【0043】そして、ロータ6および4個のベーン7の
回転に伴ってポンプ室8内の圧力が低下すると、すなわ
ち、圧力室16内の圧力が低下すると、逆止弁4の入口
側連結部25の連通孔32内の圧力よりも出口側連結部
26の弁室33内の圧力が低下する。これにより、弁体
22がコイルスプリング24の付勢力に抗して変位し、
弁体22が弁座34から離れ、連通孔32が開かれる。
【0044】このため、ゴムホース2、逆止弁4の連通
路31、吸入口11を通って真空タンク内の空気がポン
プ室8(例えば圧力室16)内に吸入され、ポンプ室8
(例えば圧力室18)から排出されることにより、真空
ポンプ内の圧力が一定値以上の負圧に保持される。
【0045】〔実施例の効果〕以上のように、サーボブ
レーキ装置用真空ポンプ1は、逆止弁4の入口側連結部
25の外周にゴムホース2の出口側端部を嵌め合わせる
だけで、逆止弁4とゴムホース2とを接続することがで
きる。したがって、逆止弁4とゴムホース2とを連結す
る連結部品が不要となるため、図2に示した連結パイプ
104、ホース108、ボルト116、コネクタ119
およびシール材121〜123を廃止できるので、サー
ボブレーキ装置用真空ポンプ1の部品点数を低減するこ
とができる。
【0046】また、逆止弁4とゴムホース2とを連結す
る連結部品が不要となると共に、逆止弁4の弁本体21
の入口側連結部25および出口側連結部26の外周の転
造加工を廃止できる。さらに、弁本体21の入口側連結
部25の外周面を精度の高い公差範囲の真円となるよう
に切削加工により外径切削する必要はない。すなわち、
吸入管壁10内の開口孔13中に弁本体21の出口側連
結部26が圧入可能なように、弁本体21の出口側連結
部26の外周面を精度の高い公差範囲の真円となるよう
に切削加工により外径切削するのみに、逆止弁4の弁本
体21の加工工数を抑えることができる。この結果、サ
ーボブレーキ装置用真空ポンプ1の製品コストを低減す
ることができるので、このような安価なサーボブレーキ
装置用真空ポンプ1を備えたサーボブレーキ装置の価格
を低減でき、さらには安価なサーボブレーキ装置を備え
た大型車両の価格を低減できる。
【0047】そして、弁本体21を開口孔13中に圧入
固定するだけで、ポンプハウジング5と弁本体21との
間、つまりポンプ本体3と逆止弁4との間のシール(封
止)が完了するので、ポンプ本体3と逆止弁4との間か
らの空気の洩れを防ぐためのシール材は不要となる。ま
た、逆止弁4とゴムホース2とを接続するだけで逆止弁
4とゴムホース2との間のシールが完了するので、逆止
弁4とゴムホース2との間からの空気の洩れを防ぐため
のシール材は不要となる。したがって、シール材の劣
化、へたりによるサーボブレーキ装置用真空ポンプ1か
らの空気の洩れを防止できるので、半永久的にポンプ本
体3と逆止弁4との間、および逆止弁4とゴムホース2
との間からの空気の漏れを防止することができる。
【0048】〔変形例〕この実施例では、ポンプ本体3
としてベーン式真空ポンプを用いたが、ポンプ本体とし
てラジアルプランジャポンプ、トロコイドポンプ等の他
の回転ポンプ、渦巻ポンプ、軸流ポンプまたは往復ポン
プなどを用いても良い。
【0049】この実施例では、ポンプ本体3の吸入部と
してポンプハウジング5の円筒状壁9より外方へ突出し
た吸入管壁10を設けたが、ポンプ本体3の吸入部とし
てポンプハウジング5の円筒状壁9に吸入口を形成して
吸入部としても良い。すなわち、吸入部はポンプハウジ
ング5の円筒状壁9より突出していても、凹んでいて
も、吸入口のみでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】サーボブレーキ装置用真空ポンプを示した断面
図である(実施例)。
【図2】サーボブレーキ装置用真空ポンプを示した断面
図である(従来例)。
【符号の説明】
1 サーボブレーキ装置用真空ポンプ(車両用真空ポン
プ) 2 ゴムホース(供給管) 3 ポンプ本体 4 逆止弁 6 ロータ 7 ベーン 10 吸入管壁(吸入部) 11 吸入口 21 弁本体 22 弁体 24 コイルスプリング(付勢手段) 25 入口側連結部(管状部) 32 連通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)一部に空気を吸入するための吸入部
    を有し、内部に空気を吸入して吐出するポンプ本体と、 (b)入口側端部に前記ポンプ本体に空気を供給するた
    めの供給管が嵌め合わされ、出口側端部が前記ポンプ本
    体の吸入部内に圧入された管状の弁本体を有し、この弁
    本体内を前記ポンプ本体の内部へ向かう空気のみ通過さ
    せる逆止弁とを備えた車両用真空ポンプ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用真空ポンプにおい
    て、 前記弁本体は、入口側端部に、前記供給管を前記弁本体
    に取り付ける方向と同一方向に延長された管状部を有す
    ることを特徴とする車両用真空ポンプ。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の車両用真
    空ポンプにおいて、 前記逆止弁は、前記弁本体内に形成され、入口側端部と
    出口側端部とを連通させる連通孔、この連通孔よりも出
    口側端部寄りに移動可能に配され、前記連通孔を開閉す
    る弁体、およびこの弁体を前記連通孔を閉じる側に付勢
    する付勢手段を有することを特徴とする車両用真空ポン
    プ。
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