JP4649886B2 - チューブ型燃料電池用膜電極複合体、およびその製造方法 - Google Patents
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Description
以下、本発明をチューブ型燃料電池用膜電極複合体と、その製造方法とに分けてそれぞれ説明する。
まず、本発明の膜電極複合体について説明する。
本発明のチューブ型燃料電池用膜電極複合体は、チューブ状の固体電解質膜と、上記固体電解質膜の外周面に形成された外側触媒電極層と、上記固体電解質膜の内周面に形成された内側触媒電極層と、上記外側触媒電極層の外周面に配置された外側集電体と、上記内側触媒電極層の内周面に配置された内側集電体とを有するチューブ型燃料電池用膜電極複合体であって、上記内側集電体および外側集電体の少なくとも一方が、導電性チューブ状弾性材からなることを特徴とするものである。
図1は、本発明の膜電極複合体の一例を示す概略構造図である。図1に示すように、本発明の膜電極複合体1は、チューブ形状の最内面に内側集電体2が設けられており、その外側面上に内側触媒電極層3、固体電解質膜4、外側触媒電極層5、および外側集電体6がこの順に積層された構造を有する。
以下、上述したような膜電極複合体の各層について、それぞれ説明する。
本発明において用いられる導電性チューブ状弾性材は、導電性を有するものであり、かつガスを透過することが可能な程度の貫通孔を有し、さらに両端に軸方向の圧縮応力を加えると径が拡大することができ、両端に軸方向の引張り応力を加えると径が縮小することが可能なものであえば特に限定されるものではない。
このような導電性チューブ状弾性材の形状としては、網目状のもの等を挙げることができる。
本発明においては、特に、上述したような金属を用いた金属製チューブ状網目材を用いることが好ましいといえる。
一定温度以上に加熱することにより記憶された形状を回復する形状記憶合金を導電性チューブ状弾性材、特に金属製チューブ状網目材に用いた場合、例えば内側集電体を形成する際は、まず、内側触媒電極層の内径と同等またはそれ以上の外径が記憶された内側集電体を形状記憶合金を用いて形成する。その内側集電体に引張り応力を付加する等により内側集電体の外径を縮めた状態で内側触媒電極層の内側に挿入後加熱して、内側集電体に記憶された形状を回復させ、外径を拡げることにより内側触媒電極層に密着させることができる。外側集電体の場合は、外側触媒電極層の外側に被覆した後に加熱して、外側集電体の内径を縮めることにより外側触媒電極層に密着させることができる。
次に本発明に用いられる固体電解質膜について説明する。本発明に用いられる固体電解質膜としては、チューブ状の形態を有し、かつプロトン伝導性に優れかつ電流を流さない材料からなるものであれば特に限定されるものではない。
具体的には、現在平面構造の燃料電池の固体電解質膜として、汎用されているパーフルオロスルホン酸系ポリマー(商品名:NafionTM、デュポン株式会社製)などのフッ素系樹脂や、プロトン伝導基を有するポリイミドなどの炭化水素系樹脂等をチューブ状に形成したもの等を挙げることができる。
最後に、本発明に用いられる外側触媒電極層および内側触媒電極層について説明する。本発明において、これらの触媒電極層は、通常の平面構造の燃料電池用膜電極複合体に用いられているものを用いることが可能である。具体的には、パーフルオロスルホン酸系ポリマー(商品名:NafionTM、デュポン株式会社製)等のプロトン伝導材、カーボンブラックやカーボンナノチューブ等の導電性材料、および上記導電性材料に担持された白金等の触媒を含むものである。
次に、本発明の膜電極複合体の製造方法について説明する。
本発明の膜電極複合体の製造方法は、チューブ状の固体電解質膜と、上記固体電解質膜の外周面に形成された外側触媒電極層と、上記固体電解質膜の内周面に形成された内側触媒電極層と、上記外側触媒電極層の外周面に配置された外側集電体と、上記内側触媒電極層の内周面に配置された内側集電体とを有するチューブ型燃料電池用膜電極複合体の製造方法において、上記内側触媒電極層の内径よりも小さな外径を有する、導電性チューブ状弾性材からなる上記内側集電体を上記内側触媒電極層の内側に挿入し、上記内側集電体両端側にチューブの軸方向の圧縮応力を付加して、上記内側集電体の外径を拡げることにより上記内側触媒電極層の内側面上に上記内側集電体を密着させる内側集電体形成工程、および上記外側触媒電極層の外径よりも大きな内径を有する、導電性チューブ状弾性材からなる上記外側集電体を上記外側触媒電極層の外側に被覆し、上記外側集電体両端側にチューブの軸方向の引張り応力を付加して、上記外側集電体の内径を縮めることにより上記外側触媒電極層の外側面上に上記外側集電体を密着させる外側集電体形成工程、の少なくとも一方の工程を有することを特徴とするものである。
なお、本発明のチューブ型燃料電池用膜電極複合体の製造方法においては、内側集電体形成工程および外側集電体形成工程の両方を用いてもよいし、内側集電体形成工程または外側集電体形成工程のどちらか一方のみを用いてもよい。
例えば、本発明の製造方法においては、膜電極複合体の各層を形成する順番は特に限定されるものではなく、内側触媒電極層、固体電解質膜、および外側触媒電極層がチューブ状に積層された積層体を予め準備し、上記積層体の内側および外側に金属製チューブ状網目材からなる集電体を形成してもよいし、内側集電体を密着させた内側触媒電極層上にその他の層を形成してもよい。
2 … 内側集電体
3 … 内側触媒電極層
4 … 固体電解質膜
5 … 外側触媒電極層
6 … 外側集電体
Claims (2)
- チューブ状の固体電解質膜と、前記固体電解質膜の外周面に形成された外側触媒電極層と、前記固体電解質膜の内周面に形成された内側触媒電極層と、前記外側触媒電極層の外周面に配置された外側集電体と、前記内側触媒電極層の内周面に配置された内側集電体とを有するチューブ型燃料電池用膜電極複合体であって、
前記内側集電体および外側集電体の少なくとも一方が、両端に軸方向の圧縮応力を加えると径が拡大でき、両端に軸方向の引張り応力を加えると径が縮小でき、塑性変形可能な導電性チューブ状弾性材からなることを特徴とするチューブ型燃料電池用膜電極複合体。 - チューブ状の固体電解質膜と、前記固体電解質膜の外周面に形成された外側触媒電極層と、前記固体電解質膜の内周面に形成された内側触媒電極層と、前記外側触媒電極層の外周面に配置された外側集電体と、前記内側触媒電極層の内周面に配置された内側集電体とを有するチューブ型燃料電池用膜電極複合体の製造方法において、
前記内側触媒電極層の内径よりも小さな外径を有する、塑性変形可能な導電性チューブ状弾性材からなる前記内側集電体を前記内側触媒電極層の内側に挿入し、前記内側集電体両端側にチューブの軸方向の圧縮応力を付加して、前記内側集電体の外径を拡げることにより前記内側触媒電極層の内側面上に前記内側集電体を密着させる内側集電体形成工程、および
前記外側触媒電極層の外径よりも大きな内径を有する、塑性変形可能な導電性チューブ状弾性材からなる前記外側集電体を前記外側触媒電極層の外側に被覆し、前記外側集電体両端側にチューブの軸方向の引張り応力を付加して、前記外側集電体の内径を縮めることにより前記外側触媒電極層の外側面上に前記外側集電体を密着させる外側集電体形成工程、
の少なくとも一方の工程を有することを特徴とするチューブ型燃料電池用膜電極複合体の製造方法。
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