JP4649285B2 - ガスセンサ - Google Patents
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Description
また、前記ガスセンサにおいて、前記吸湿部材は、前記底壁部の前記開口の縁部と前記撥水フィルタとで挟まれていることが好ましい。
このようなガスセンサによれば、水が通流(浸透)した吸湿部材の他端部に、気体流路を流通する気体が吹き付けられて、他端部に含まれる水が気体に持ち去られ易くなる。これにより、ガス検出室内に配置される一端部から他端部に水が通流し易くなり、ゆえに、ガス検出室内の水を効率的に排出することができる。
そして、燃料極側の出口側配管5および酸素極側の出口側配管(流路)6から未反応の反応ガス(例えば、水素や空気等)を含むいわゆるオフガスが排出される。
一方、反応済みの空気中に水分を多量に含んだ空気オフガス(カソードオフガス)は、希釈器26および出口側配管6を介して大気中へ排出される。
続いて、図2を参照して水素センサ1について説明する。図2は、本実施形態に係る水素センサの側断面図である。
図2に示すように、水素センサ1は、ケース30と、ガス検出素子60と、ヒータ70と、素子収容部Bと、気体取込部80と、吸湿部材91、92とを主に備えている。
ケース30は、その外形が直方体形状を呈し、内蔵する制御基板(図示しない)を保護するためのものである。ケース30は、例えばポリフェニレンサルファイド製であって、長手方向両端部にフランジ部31を備えている。フランジ部31にはカラー32が取り付けられており、このカラー32内にボルト33が挿入されることで、フランジ部31は、オフガス流路6aを構成する出口側配管6に設けられた取付座6d(壁)に締結されて固定されるようになっている。
そして、ケース30の下端面には、前記制御基板に接続されるガス検出素子60とヒータ70とが設けられるとともに、これらを収容するための素子収容部Bが下方へ突出するように設けられている。
ガス検出素子60は、希釈ガスまたは空気オフガスであるオフガス(気体)中に含まれる水素(被検出ガス)を検出するものであり、具体的には、検出素子と温度補償素子との対により構成されている。検出素子は、周知の素子であって、電気抵抗に対する温度係数が高い白金等を含む金属線のコイルが、触媒を坦持したアルミナ等の坦体で被覆されて形成されている。触媒は、水素に対して活性な貴金属などからなる。温度補償素子は、水素に対して不活性とされ、例えば検出素子と同等のコイルの表面が、アルミナ等の坦体で被覆されて形成されている。
ヒータ70は、後記する第2素子収容部50内(以下、この内部空間を「第2収容室50a」ともいう。)を加熱するものであり、これによりガス検出素子60において結露が生じるのが抑制されている。
素子収容部Bは、ガス検出素子60およびヒータ70を二重に取り囲んで収容するケースであって、外側の第1素子収容部40(特許請求の範囲における素子収容部に相当)と、その内側の第2素子収容部50とを備えて構成されている。
第1素子収容部40は、ケース30の下面に突設された略有底円筒体であり、出口側配管6に形成された貫通孔6cに嵌合すると共に、出口側配管6の内面6bから突出して出口側配管6内に露出している。第1素子収容部40は、その内部であって第2素子収容部50との間に、第1収容室40aを有している。なお、第1収容室40aが特許請求の範囲における「水素(被検出ガス)が取り込まれるガス検出室」に相当する。
第2素子収容部50は、ガス検出素子60およびヒータ70を収容する第2収容室50aを有する有底円筒体であって、第1素子収容部40の内側に配置されている。第2素子収容部50の底壁には、開口50bが形成されている。そして、防爆フィルタ52が、開口50bを塞ぐように設けられており、防爆性が確保されている。なお、防爆フィルタ52は、液体状の水を通すことが可能な程度のメッシュで形成されているため、第2収容室50a内に結露水が溜まることはない。
気体取込部80は、底蓋体42に形成された開口42aと、開口42aを塞ぐように設けられた撥水フィルタ81および防爆フィルタ82とを備えて構成されている。撥水フィルタ81と防爆フィルタ82とは重ねられており、防爆フィルタ82は、撥水フィルタ81よりも内側(ガス検出素子60側)に配置されている。
撥水フィルタ81は、ガスを透過しつつ、ガスに含まれる液体を透過しないフィルタである。これにより、気体状のオフガスを第1収容室40aに取り込みつつ、湿潤のオフガス中に含まれる液体状の水が、撥水フィルタ81ではじかれて、第1収容室40a内に浸入しないようになっている。
防爆フィルタ82は、防爆フィルタ52と同様に、防爆性を確保するためのフィルタであり、液体状の水を通すことが可能な程度のメッシュなどから構成される。
吸湿部材91、92は、例えば吸湿繊維からなり、第1収容室40a(ガス検出室)内の水を吸湿して、出口側配管6内のオフガス流路6aに排出するための部材である。このような吸湿部材91、92の形状は特に限定はないが、例えば、紐状、細長の板状を呈する。
吸湿部材92は、底蓋体42と気体取込部80を構成する撥水フィルタ81および防爆フィルタ82とで挟まれており、その一端部92aは第1収容室40a内に配置されており、他端部92bはオフガス流路6a(気体流路)に配置されている。
次に、このような水素センサ1の作用・効果について説明する。
図2に示すように、出口側配管6内のオフガス流路6aを流れるオフガス(希釈ガスまたは空気オフガス)は、気体取込部80の撥水フィルタ81、防爆フィルタ82を通過して、第1収容室40a内に取り込まれる。このように取り込まれたオフガスの一部は、防爆フィルタ52を通過して、第2収容室50a内に入り、ガス検出素子60によって、その水素濃度が検出される。
2 燃料電池
6a オフガス流路(気体流路)
6d 取付座(壁)
40 第1素子収容部
40a 第1収容室(ガス検出室)
50 第2素子収容部
60 ガス検出素子
82 防爆フィルタ
91、92 吸湿部材
91a、92a 一端部
91b、92b 他端部
B 素子収容部
S 燃料電池システム
Claims (3)
- 気体中に含まれる被検出ガスを検出するガス検出素子と、
前記ガス検出素子を収容すると共に前記被検出ガスが取り込まれるガス検出室を有し、鉛直方向に延びる周壁部と底壁部とを備える有底筒状の素子収容部と、
前記底壁部の開口に設けられ、気体を透過し且つ液体を透過しない撥水フィルタと、
一端部が前記ガス検出室内に、他端部が前記素子収容部の外部に配置され、前記ガス検出室内の水を吸湿して前記素子収容部の外部に排出する吸湿部材と、
を備え、
前記気体が流通する気体流路の壁に設けられるガスセンサであって、
前記吸湿部材の前記一端部は、前記周壁部と前記撥水フィルタとの間に配置されており、
前記素子収容部は、前記周壁部を構成する筒状の周壁体と、前記周壁体の下方開口に蓋をするように取り付けられ前記底壁部を構成する底蓋体と、を備え、
前記吸湿部材は、前記周壁体と前記底蓋体とで挟まれている
ことを特徴とするガスセンサ。 - 前記吸湿部材は、前記底壁部の前記開口の縁部と前記撥水フィルタとで挟まれている
ことを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。 - 気体中に含まれる被検出ガスを検出するガス検出素子と、
前記ガス検出素子を収容すると共に前記被検出ガスが取り込まれるガス検出室を有し、鉛直方向に延びる周壁部と底壁部とを備える有底筒状の素子収容部と、
前記底壁部の開口に設けられ、気体を透過し且つ液体を透過しない撥水フィルタと、
一端部が前記ガス検出室内に、他端部が前記素子収容部の外部に配置され、前記ガス検出室内の水を吸湿して前記素子収容部の外部に排出する吸湿部材と、
を備え、
前記気体が流通する気体流路の壁に設けられるガスセンサであって、
前記吸湿部材の前記一端部は、前記周壁部と前記撥水フィルタとの間に配置されており、
前記吸湿部材は、前記底壁部の前記開口の縁部と前記撥水フィルタとで挟まれている
ことを特徴とするガスセンサ。
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