JP4648257B2 - 被搬送部材の搬送装置及び電子部品の実装装置 - Google Patents

被搬送部材の搬送装置及び電子部品の実装装置 Download PDF

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Description

この発明は基板やキヤリアテープなどの被搬送部材を搬送する搬送装置及びその搬送装置を用いた電子部品の実装装置に関する。
基板やキヤリアテープなどの被搬送部材に実装部で電子部品を実装する場合、その被搬送部材は搬送装置によって搬送される。搬送装置は上記被搬送部材の幅方向の両端部を支持する一対のガイドレールを有する。
上記ガイドレールによってガイドされた上記被搬送部材は、幅方向の両端部が左右一対のクランパ機構によってクランプされる。クランパ機構は開閉駆動される上下一対のクランパを有し、閉方向に駆動されて被搬送部材の幅方向両端部を挟持した状態で前進方向に駆動される。
前進位置で上下一対のクランパは開方向に駆動されて被搬送部材の挟持状態を開放する。そして、左右一対のクランパ機構は後退方向に駆動されるということが繰り返される。それによって、上記被搬送部材は上記ガイドレールに沿って前進方向に送られることになる。
一方、被搬送部材の品種が変更になると、その被搬送部材の幅寸法が異なることがある。その場合、左右一対のクランパ機構の間隔を調整し、被搬送部材の幅寸法の変更に対応するようにしている。このような搬送装置は特許文献1に示されている。
特開2004−193182号公報
ところで、特許文献1に示された搬送装置は、左右一対のクランパ機構がそれぞれ別々のクランパ開閉用モータによって開閉駆動される構成となっている。左右一対のクランパ機構は同期して作動するよう設定しなければならならない。
しかしながら、左右一対のクランパ機構をそれぞれ別々のクランパ開閉用モータによって開閉駆動する構成であると、左右一対のクランパ機構を単に機械的に調整するだけでなく、電気的にも同期するよう調整しなければならないから、その調整作業が複雑化し、多くの手間が掛かるということがあった。
しかも、一対のクランパ機構を作動させるために別々のクランパ開閉用モータを用いる構成であるから、モータの数が多くなり、構成の複雑化やコストの上昇を招くということがある。
さらに、被搬送部材の幅寸法が変更になった場合、幅調整機構によって一方のクランパ開閉機構及びガイドレールを幅方向に移動させて対処するようになっている。そのため、被搬送部材の幅寸法が変更になると、その幅寸法に応じて搬送される被搬送部材の幅方向の中心位置が搬送装置の基準となる位置に対してずれが生じる。
そのため、被搬送部材の幅寸法が変更になると、その搬送装置の前後に設けられる各種の装置、たとえば搬送装置に被搬送部材を搬入する搬入機構や搬送装置によって搬送位置決めされた被搬送部材に電子部品の実装する実装部などの中心位置も変更しなければならないから、その変更作業に多くの手間が掛かるということもある。
この発明は、左右一対のクランパ機構を1つの機構によって駆動することができるようにするとともに、被搬送部材の幅寸法が変更になったときにその被搬送部材の幅方向の中心位置が変わることなく搬送することができるようにした搬送装置及びその搬送装置を用いた実装装置を提供することにある。
この発明は、被搬送部材を搬送する搬送装置であって、
ベース部材と、
このベース部材に上記被搬送部材の送り方向と交差する幅方向に沿って移動可能に設けられた一対の幅方向可動部材と、
一対の幅方向可動部材を所定の中心線に対して対称に接近方向及び離反方向に駆動する幅方向駆動機構と、
各幅方向可動部材に設けられ上記被搬送部材を上記幅方向と交差する方向にガイドするガイドレールと、
各幅方向可動部材に上記幅方向と交差する上記被搬送部材の送り方向に沿って移動可能に設けられた一対の送り用可動部材と、
一対の送り用可動部材を上記被搬送部材の送り方向に沿って往復駆動する送り方向駆動機構と、
一端が一方の送り用可動部材に設けられた開閉用駆動源に連結され他端が他方の送り用可動部材に回転可能に設けられたスプラインナットに軸方向にスライド可能に設けられたスプライン軸と、
このスプライン軸の一端部と他端部に設けられ一方が上記スプライン軸に固定され他方が上記スプラインナットと一体的に上記スプライン軸の軸方向に移動可能であって、上記一対の幅方向可動部材を接近方向或いは離反方向に駆動したときにその動きに連動し、かつ上記スプライン軸の回転に同期して回転する一対のカム体と、
上記一対の送り用可動部材にそれぞれ設けられ上記スプライン軸を回転させたときに上記カム体を介して上下方向に開閉駆動され閉方向に駆動されたときに上記ガイドレールに保持された被搬送部材の幅方向の両端部を挟持する上クランパと下クランパを有する一対のクランパ機構と
を具備したことを特徴とする被搬送部材の搬送装置にある。
上記幅方向駆動機構は、右ねじ部と左ねじ部を有し、一方のねじ部が一方の幅方向可動部材に設けられたナット体に螺合し他方のねじ部が他方の幅方向可動部材に設けられたナット体に螺合して設けられた駆動ねじ軸と、この駆動ねじ軸を正方向或いは逆方向に回転駆動して上記一対の幅方向可動部材を接近方向或いは離反方向に駆動する幅調整用駆動源とによって構成されていることが好ましい。
上記カム体は、上死点と下死点を180度ずらして上記スプライン軸に設けられた上用カムおよび下用カムとからなり、上記スプライン軸が回転駆動されることで、上記上用カムと下用カムとによって上記クランパ機構の上クランパと下クランパとがそれぞれ上下逆方向に駆動されることが好ましい。
上記送り方向駆動機構は、上記被搬送部材の長さに応じて上記一対の送り用可動部材の往復動のストロークを変更することが可能であること好ましい。
この発明は、被搬送部材に電子部品を実装する実装装置であって、
上記被搬送部材に上記電子部品を実装する実装部と、
この実装部に上記被搬送部材を搬入する方向に搬送する第1の搬送装置と、
上記実装部で電子部品が実装された上記搬送部材を上記実装部から搬出する方向に搬送する第2の搬送装置を具備し、
上記第1、第2の搬送装置は請求項1に記載された構成であることを特徴とする電子部品の実装装置にある。
この発明によれば、一対の送り用可動部材にスプライン軸を設け、このスプライン軸の一端部と他端部にそれぞれクランパ機構を開閉駆動するカム体を設けたから、上記スプライン軸を回転駆動することで、左右一対のクランパ機構を同期させて駆動することができる。
しかも、一対の幅方向可動部材を幅方向駆動機構によって所定の中心線に対して対称に接離方向に駆動するため、被搬送部材の幅寸法が変更になっても、各幅方向可動部材に設けられた一対のガイドレールによって搬送される被搬送部材の幅方向に中心位置が変わることがない。
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は実装部1を挟んで第1の搬送装置2と第2の搬送装置3とが一列に配置された実装装置を示し、この実装装置は図5(a),(b)に示すように被搬送部材としての所定の長さの基板Wに半導体チップなどの電子部品Pを実装できるようになっている。基板Wには図5(a)に示すように1つの電子部品Pを実装したり、図5(b)に示すように複数の電子部品を所定の間隔で実装することがある。
上記第1の搬送装置2は前工程から供給された上記基板Wを上記実装部1に後述するように搬送する。上記実装部1は上記第1の搬送装置2によって搬送位置決めされた上記基板Wを受けるバックアップツール1a及び上記基板Wのバックアップツール1aによって支持された部分に上記電子部品Pを実装する実装ツール(図示せず)によって構成されている。そして、電子部品Pが実装された上記基板Wは上記第2の搬送装置3によって次工程に搬出されるようになっている。
つぎに、上記第1の搬送装置2と第2の搬送装置3について説明する。なお、第1、第2の搬送装置2,3は同一の構成であるので、一方の搬送装置について説明する。すなわち、各搬送装置2,3は矩形状のベース部材5を有する。ベース部材5の上面には図1に矢印Xで示す基板Wの搬送方向に対して所定間隔で、かつその搬送方向と直交する方向に沿って一対の第1のリニアガイド6が設けられている。
上記一対の第1のリニアガイド6には一対の幅方向可動部材7がこれらの下面の長手方向両端部に設けられた受け部材7aをスライド可能に係合させて設けられている。図2はベース部材5上に設けられた一対の幅方向可動部材7を示す平面図である。各幅方向可動部材7の長手方向中央部の下面にはナット体8a,8bが設けられている。一方のナット体8aは右めねじが形成され、他方のナット体8bは左めねじが形成されている。
一対のナット体8a,8bには上記ベース部材5の幅方向に沿って設けられた駆動ねじ軸9に形成された右おねじ部9aと左おねじ部9bがそれぞれ螺合されている。この駆動ねじ軸9の一端は上記ベース部材5の幅方向一端に立設された第1の支持部11に回転可能に支持され、他端は上記ベース部材5の幅方向他端に設けられた第2の支持部12に回転可能に支持されている。
第2の支持部12に支持された上記駆動ねじ軸9の他端はカップリング13を介して幅調整用駆動源14の出力軸14aに連結されている。それによって、幅調整用駆動源14が上記駆動ねじ軸9を正方向(右方向)に回転すれば、一対のナット体8a,8bを介して一対の幅方向可動部材7が離反する方向に駆動され、上記駆動ねじ軸9を逆方向(左方向)に回転すれば、一対の幅方向可動部材7が接近する方向に駆動される。
なお、上記幅調整用駆動源14、上記駆動ねじ軸9及び上記一対のナット体8a,8bは一対の幅方向可動部材7を接離する方向に駆動する幅方向駆動機構を構成している。
なお、上記駆動ねじ軸9の第1の支持部11に支持された一端にはハンドル15が設けられている。このハンドル15によって上記駆動ねじ軸9を手動によっても回転させることができるようになっている。
上記一対の幅方向可動部材7の上面には、図4に示すように第2のリニアガイド18が上記第1のリニアガイド6と直交する、上記幅方向可動部材7の長手方向一端部を除く部分の全長にわたって設けられている。上記第2のリニアガイド18には送り用可動部材19がその下面に設けられた受け部材19aをスライド可能に係合させて設けられている。
一対の上記幅方向可動部材7の長手方向一端部には支持部材21が立設されている。各支持部材21の上端には角部にL字状の係合部22aが形成されたガイドレール22が上記第2のリニアガイド18と同方向に沿って設けられている。一対のガイドレール22の係合部22aには上記基板Wが搬送方向と交差する方向である、幅方向の両端部を係合させて支持される。
上記一対の送り用可動部材19は側面形状がほぼL字状をなしていて、これら送り用可動部材19間にはボールスプライン軸23が架設されている。すなわち、ボールスプライン軸23は図3に示すように一端が一方の送り用可動部材19の外面に設けられた開閉用駆動源25に連結され、他端は他方の送り用可動部材19に設けられたボールスプラインナット24に軸方向にスライド可能に挿通支持されている。
上記ボールスプライン軸23の一端部には第1のカム体26が固定されて設けられ、他端部には上記ボールスプラインナット24に連結された第2のカム体27が上記ボールスプラインナット24とともに上記ボールスプライン軸23に沿ってスライド可能に設けられている。
上記第1のカム体26と第2のカム体27は、それぞれ上用カム26a,27aと下用カム26b,27bが上死点と下死点の位置を、周方向に180度をずらして一体的に設けられている。
各カム体26,27の上用カム26a,27aの外周面にはそれぞれL字状の上用アーム28の一端に設けられた上用カムフォロア29が当接している。上用アーム28の他端には上クランパ31が設けられている。上記上用カムフォロア29が上用カム26a,27aの上死点に当接しているとき、上記上クランパ31の下端は上記ガイドレール22の係合部22aよりもわずかに上方に位置している。
各カム体26,27の下用カム26b,27bの外周面にはそれぞれL字状の下用アーム33の一端に設けられた下用カムフォロア34が当接している。下用アーム33の他端には上記上クランパ31とでクランパ機構を構成する下クランパ35が設けられている。上記下用カムフォロア34が下用カム26b,27bの下死点に当接しているとき、上記下クランパ35の上端は上記ガイドレール22の係合部22aよりもわずかに下方に位置し、かつ上記上クランパ31の下端と所定の間隔を介して対向している。
この状態から、上記ボールスプライン軸23が開閉用駆動源25によって180度回転駆動され、それに各カム体26,27が連動すると、上クランパ31が下降し、下クランパ35が上昇するから、これらクランパ31,35によって上記ガイドレール22の係合部22aに係合支持された基板Wの幅方向両端部を挟持することになる。このとき、基板Wは上記係合面22aからわずかに上昇させられて挟持される。
なお、上記上用アーム28と下用アーム33は支持部材36によって上下方向にスライド可能に支持されている。各支持部材36はそれぞれ取付けアーム37によって上記送り用可動部材19に取付け固定されている。
図1と図3に示すように、左右一対の送り用可動部材19は連結部材41によって連結されている。この連結部材41の長手方向中途部の下面にはナット体42が設けられている。このナット体42には送り用ねじ軸43が螺合されている。この送り用ねじ軸43は軸線を基板Wの搬送方向と平行にして配置されていて、その一端と他端は図1に示すように上記ベース部材5に立設された一対の支持部材44に回転可能に支持されている。
上記送り用ねじ軸43の一方の支持部材44から突出した一端には従動プーリ45が嵌着されている。この従動プーリ45の下方には送り用駆動源46が設けられている。この送り用駆動源46の出力軸46aには駆動プーリ47が嵌着されている。この駆動プーリ47と上記従動プーリ45とにはベルト48が張設されている。
それによって、上記送り用駆動源46が作動して上記送り用ねじ軸43が回転駆動されれば、その回転方向に応じて上記連結部材41によって連結された一対の送り用可動部材19が上記第2のリニアガイド18に沿う方向である、基板Wの送り方向に駆動されるようになっている。
なお、上記送り用駆動源46、送り用ねじ軸43、一対のプーリ45,47及びベルト48は、一対の送り用可動部材19を基板Wの搬送方向に沿って往復駆動する送り用駆動機構を構成している。
このような構成の実装装置において、前工程から第1の搬送装置2に、上クランパ31と下クランパ35とが開いた状態にある一対のガイドレール22に基板Wが供給されると、開閉用駆動源25が作動してボールスプライン軸23が180度回転駆動される。
それによって、上記上クランパ31と下クランパ35とが閉じるから、ガイドレール22に保持された基板Wの幅方向両端部が左右一対の上クランパ31と下クランパ35によって挟持される。
基板Wの幅方向両端部が上クランパ31と下クランパ35によって挟持されると、送り用駆動源46が作動して送り用ねじ軸43を所定方向に所定の回転数だけ回転駆動する。送り用ねじ軸43が回転すると、その回転数に応じたストロークで一対の送り用可動部材19が実装部1に向かって駆動されるから、この送り用可動部材19と一体的に設けられた上クランパ31と下クランパ35が連動する。それによって、上クランパ31と下クランパ35に幅方向の両端部が挟持固定された上記基板Wが実装部1に向かって搬送されることになる。
基板Wを所定のストロークで搬送したならば、ボールスプライン軸23が180度回転駆動されて上クランパ31と下クランパ35が開放される。つまり、各クランパ31,35による基板Wの挟持状態が解除される。ついで、送り用駆動源46が送り用ねじ軸43を先程とは逆方向に所定の回転数だけ回転駆動する。それによって、上クランパ31と下クランパ35は基板Wの搬送方向と逆方向に所定のストロークだけ戻ることになる。つまり、これらクランパ31,35は初期位置に戻ることになる。
その初期位置で、ボールスプライン軸23が180度回転駆動されて上クランパ31と下クランパ35が閉じられ、基板Wの幅方向両端部がこれらクランパ31,35によって再び挟持固定されると、送り用駆動源46が送り用ねじ軸43を所定回転数だけ回転させて基板Wを所定のストロークで搬送するということが繰り返される。
そして、基板Wの電子部品Pが実装される部位が実装部1のバックアップツール(図示せず)上に位置決めされると、この実装部1の電子部品Pを保持した図示しない実装ツールが下降方向に駆動され、その電子部品Pを基板Wに実装することになる。
このように、基板Wにはこの基板Wを搬送する上下のクランパ31,35のストロークに対応する間隔で電子部品Pを実装することができるから、そのストロークを基板Wの長さに応じて調整することで、図5(a)に示すように1つの電子部品Pを実装したり、所定の間隔で複数の電子部品Pを実装することができる。
実装部1で電子部品Pが実装された基板Wは所定のストロークで搬送されると、先端部が第2の搬送装置3のガイドレール22に保持される。第2の搬送装置3のガイドレール22に送られた基板Wは、この第2の搬送装置3の上クランパ31と下クランパ35とで幅方向の両端部が挟持されて搬送され、第2の搬送装置3から次工程に受け渡されることになる。
それによって、第1の搬送装置2に供給された基板Wは実装部1で1つの電子部品Pが実装された後、第2の搬送装置3によって次工程に受け渡すことができる。
上記構成の搬送装置2,3によれば、上クランパ31と下クランパ35が設けられた左右一対の送り用可動部材19は、幅方向駆動機構を構成する幅調整用駆動源14によって間隔を調整することができる。一対の送り用可動部材19の間隔を調整すれば、この送り用可動部材19と一体的に設けられた一対のガイドレール22の間隔を変えることができる。したがって、基板Wの幅寸法が変更になった場合でも、その基板Wの幅方向両端部を一対のガイドレール22によって保持して搬送することができる。
基板Wの幅寸法の変更に応じて一対のガイドレール22の間隔を変える際、左右一対の上クランパ31と下クランパ35は送り用可動部材19と一体的に移動し、しかもこれらクランパ31,35を上下動させる第1のカム体26と第2のカム体27の上用カム26a,27a及び下用カム26b,27bはボールスプライン軸23に沿って移動するため、位相がずれることがない。
そのため、基板Wの幅寸法を変更するため、一対のガイドレール22の間隔を変えても、上用カム26a,27a及び下用カム26b,27bの位相を設定し直すということをせずにすむから、作業性がよい。
左右一対の上クランパ31と下クランパ35はボールスプライン軸23を介して1つの開閉用駆動源25によって開閉駆動される。そのため、上記開閉用駆動源25は基板Wの搬送方向と直交する方向の一端側、つまり図1におけるベース部材5の前後方向奥側だけに設ければよいから、左右一対の上クランパ31と下クランパ35を別々の駆動源によって駆動する場合に比べて構成の簡略化や装置の奥行き寸法を小さくすることができるということがある。しかも、ベース部材5の前後方向手前側には開閉用駆動源25が設けられていないから、搬送装置2,3の調整などの作業を手前側から比較的容易に行なうことができる。
一対の送り用可動部材19は一対の幅方向可動部材7に設けられている。各幅方向可動部材7にはそれぞれナット体8a,8bが設けられ、これらのナット体8a,8bには上記幅調整用駆動源14によって回転駆動される駆動ねじ軸9に設けられた右おねじ部9aと左おねじ部9bがそれぞれ螺合されている。
そのため、駆動ねじ軸9を回転駆動すれば、一対の送り用可動部材19は図2に示す所定の中心線O、つまり離間対向する一対の幅方向可動部材7の中心線Oを対称にして接近方向及び離反方向に駆動されることになる。
したがって、基板Wの幅寸法の変更に伴って一対のガイドレール22の間隔を変更しても、これらガイドレール22によって幅方向の両端部が支持される基板Wの幅方向の中心位置が変わることがないから、第1の搬送装置2に基板Wを供給する位置や基板Wに電子部品Pを実装する位置、或いは第2の搬送装置3から搬出される基板Wを次工程が受け取る位置を基板Wの幅方向の中心位置に合わせて変更するということをせずにすむ。
つまり、基板Wの幅寸法が変更になっても、その基板Wの搬送や基板Wへの電子部品Pの実装など行なうために、余計な手間が掛かるようなことがない。
一方、基板Wをピッチ送りする左右一対の上クランパ31と下クランパ35は開閉用駆動源25によって回転駆動されるボールスプライン軸23の回転に同期して作動する。つまり、左右一対の上クランパ31と下クランパ35は1つの開閉用駆動源25によって開閉駆動される。
そのため、左右一対の上クランパ31と下クランパ35は、ボールスプライン軸23に設けられる第1のカム体26と第2のカム体27の上用カム26a,27aと下用カム26b、27bの位相を機械的に設定しておくことで、開閉動作を精密に同期させることができる。
つまり、左右一対の上クランパ31と下クランパ35は、ボールスプライン軸23の回転によって機械的に同期するため、別々の駆動源によって駆動する場合のように、電気的に同期をとる必要がないから、左右一対の上クランパ31と下クランパ35を同期させるための調整作業を容易に行なうことができる。
基板Wの幅方向両端部を挟持してピッチ送りする上クランパ31と下クランパ35のストロークは、送り用駆動源46によって回転駆動される送り用ねじ軸43の回転数によって設定することができ、その回転数の設定の変更は電気的に容易に行なうことができる。
そのため、基板Wに実装される電子部品Pの間隔が、たとえば基板Wの長さ寸法などによって変更になる場合、その電子部品Pの実装間隔に応じて基板Wの送りのストロークを変えることで対応することができる。
すなわち、基板Wの長さ寸法が変更され、その変更に応じて基板Wの送りピッチを変える場合、上クランパ31と下クランパ35のストロークを送り用ねじ軸43の回転数によって変更することで対応することができる。
上クランパ31と下クランパ35のストロークを変更することができれば、被搬送部材が所定の長さの基板Wや長尺なキヤリアテープのいずれであっても、それらを所望するストロークでピッチ送りすることができる。
キヤリアテープW1を搬送する場合には、第1の搬送装置2と第2の搬送装置3の上クランパ31と下クランパ35を同期させて作動させる。つまり、図6(a)に示すように各搬送装置2,3の開放した上クランパ31と下クランパ35を図6(b)に示すように閉じてキヤリアテープW1を挟持する。
ついで、図6(c)に示すようにこれら上クランパ31と下クランパ35を同期させて所定のストロークSで前進方向へ駆動し、キヤリアテープW1を所定のストロークSで搬送する。搬送後、キヤリアテープW1の実装部1に位置決めされた部分に電子部品Pを実装したならば、上クランパ31と下クランパ35を開放してこれらを所定のストロークSで後退方向に駆動する。
ついで、上クランパ31と下クランパ35を閉じてから、前進方向へ駆動するということを繰り返せば、被搬送部材が長尺なキヤリアテープW1であっても、確実に搬送することが可能となるとともに、そのキヤリアテープW1に電子部品Pを上記ストロークSに対応する間隔で実装することができる。
すなわち、被搬送部材が短尺な基板や長尺なキヤリアテープのいずれであっても、その長さの変更に応じた調整作業を行なうことなく、上記基板やキヤリアテープを搬送することが可能である。
この発明の一実施の形態の実装装置の概略的構成を示す平面図。 ベース部材に設けられた一対の幅方向調整部材を示す平面図。 搬送装置の側面図。 幅方向調整部材に設けられた送り用可動部材とガイドレールを示す搬送装置の断面図。 電子部品が実装された基板の平面図。 キヤリアテープを搬送する場合の説明図。
符号の説明
2…第1の搬送装置、3…第2の搬送装置、5…ベース部材、7…幅方向可動部材、9…駆動ねじ軸、14…幅調整用駆動源、19…送り用可動部材、23…ボールスプライン軸、25…開閉用駆動源、26…第1のカム体、27…第2のカム体、31…上クランパ、35…下クランパ、43…送り用ねじ軸、46…送り用駆動源。

Claims (5)

  1. 被搬送部材を搬送する搬送装置であって、
    ベース部材と、
    このベース部材に上記被搬送部材の送り方向と交差する幅方向に沿って移動可能に設けられた一対の幅方向可動部材と、
    一対の幅方向可動部材を所定の中心線に対して対称に接近方向及び離反方向に駆動する幅方向駆動機構と、
    各幅方向可動部材に設けられ上記被搬送部材を上記幅方向と交差する方向にガイドするガイドレールと、
    各幅方向可動部材に上記幅方向と交差する上記被搬送部材の送り方向に沿って移動可能に設けられた一対の送り用可動部材と、
    一対の送り用可動部材を上記被搬送部材の送り方向に沿って往復駆動する送り方向駆動機構と、
    一端が一方の送り用可動部材に設けられた開閉用駆動源に連結され他端が他方の送り用可動部材に回転可能に設けられたスプラインナットに軸方向にスライド可能に設けられたスプライン軸と、
    このスプライン軸の一端部と他端部に設けられ一方が上記スプライン軸に固定され他方が上記スプラインナットと一体的に上記スプライン軸の軸方向に移動可能であって、上記一対の幅方向可動部材を接近方向或いは離反方向に駆動したときにその動きに連動し、かつ上記スプライン軸の回転に同期して回転する一対のカム体と、
    上記一対の送り用可動部材にそれぞれ設けられ上記スプライン軸を回転させたときに上記カム体を介して上下方向に開閉駆動され閉方向に駆動されたときに上記ガイドレールに保持された被搬送部材の幅方向の両端部を挟持する上クランパと下クランパを有する一対のクランパ機構と
    を具備したことを特徴とする被搬送部材の搬送装置。
  2. 上記幅方向駆動機構は、右ねじ部と左ねじ部を有し、一方のねじ部が一方の幅方向可動部材に設けられたナット体に螺合し他方のねじ部が他方の幅方向可動部材に設けられたナット体に螺合して設けられた駆動ねじ軸と、この駆動ねじ軸を正方向或いは逆方向に回転駆動して上記一対の幅方向可動部材を接近方向或いは離反方向に駆動する幅調整用駆動源とによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の被搬送部材の搬送装置。
  3. 上記カム体は、上死点と下死点を180度ずらして上記スプライン軸に設けられた上用カムおよび下用カムとからなり、上記スプライン軸が回転駆動されることで、上記上用カムと下用カムとによって上記クランパ機構の上クランパと下クランパとがそれぞれ上下逆方向に駆動されることを特徴とする請求項1記載の被搬送部材の搬送装置。
  4. 上記送り方向駆動機構は、上記被搬送部材の長さに応じて上記一対の送り用可動部材の往復動のストロークを変更することが可能であることを特徴とする請求項1記載の被搬送部材の搬送装置。
  5. 被搬送部材に電子部品を実装する実装装置であって、
    上記被搬送部材に上記電子部品を実装する実装部と、
    この実装部に上記被搬送部材を搬入する方向に搬送する第1の搬送装置と、
    上記実装部で電子部品が実装された上記搬送部材を上記実装部から搬出する方向に搬送する第2の搬送装置を具備し、
    上記第1、第2の搬送装置は請求項1に記載された構成であることを特徴とする電子部品の実装装置。
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