JP4466711B2 - ワーク搬送装置 - Google Patents

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    • B65G47/907Devices for picking-up and depositing articles or materials with at least two picking-up heads

Description

本発明は、複数の加工設備を備える製造ラインにおいて、各加工設備にて加工されるワークを各加工設備に搬送するワーク搬送装置に関するものである。
従来、加工設備において加工されるワークを各加工設備に搬送するワーク搬送装置の一例として特許文献1に示される電子回路基板搬送装置があった。
特許文献1に示される電子回路基板搬送装置は、電子回路基板の搬送方向の上流側から順番に基板搬入及び待機ブロックであるブロックD、部品搭載ブロックであるブロックC及びブロックB、基板搬出ブロックであるブロックAが設けられる共に、ベルトコンベアを備える搬送機構が設けられる。そして、電子回路基板は、ベルトコンベア上に載置されて各ブロックに搬送されるものである。
特開平5−160597号公報
一方、ワークの搬送装置としては、図8(a)に示されるように、各加工設備40a〜40d(以下、単に設備とも称する)上に設けられるワーク(図示省略)の搬送方向に伸びるレール30a,30bと、そのレール30a,30bに対して移動可能な状態で懸架されるワーク把持具10a,10b(以下、単に把持具とも称する)とを備えるワーク搬送装置も考えられる。なお、各加工設備40a〜40dには、ワークが載置される治具50a〜50dが設けられる。そして、このワーク搬送装置においては、例えば、ワーク把持具10aによって加工設備40aにあるワークを把持し、ワーク把持具10aをレール30aに沿って加工設備40bの上側まで移動させ、ワークを加工設備40bに載置することによってワークを搬送するものである。このようにして、ワークを設備40aから設備40dまで搬送する。
ところで、把持具10a,10bが懸架されているレール30a又は30bは、製作・設置が容易となるある程度の長さ(例えば、3〜5m)がある。したがって、ライン全体の長さがレール30a又は30bの長さより長い場合、図8(a)に示されるように、レール30a、30bをつないで使用することになる。しかしながら、単純にレール30a、30bをつなぐと、図8(b)に示されるように、把持具10aは設備40aと設備40bとの間でしか移動できず、把持具10bは設備40cと設備40dとの間でしか移動できないため、設備40bと設備40cとの間でワークを搬送することができなくなる。
また、このような問題を解決するためには、図9に示すように、設備40bと設備40cとの間に(つまり、把持具10aの移動可能端部と把持具10bの移動可能端部とが隣り合う位置に対応する位置)、ワークを送るためのスライド可能な治具500を備えた送り装置400を設けることも考えられる。
ところが、このように送り装置を設けた場合、送り装置で搬送される分の無駄な搬送が増えたり(この例では、搬送路全体において搬送が3回から4回へ1回増加)、搬送路(製造ライン)の投資価格が送り装置分だけ高くなったり、搬送路の全長が伸びたりなどの問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、投資価格を抑えて、無駄な搬送を行うことなく搬送路の全体にわたってワークを搬送することができるワーク搬送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載のワーク搬送装置は、ワークを搬送して複数の加工設備にて加工を行う生産ラインにおけるワーク搬送装置であって、地面に垂直な方向に移動してワークを把持可能なハンドを含むワーク把持具と、複数の加工設備上に配置され、ワーク把持具を移動可能な状態で懸架するものであり、生産ライン全体の長さよりも短く、略同じ高さに配置される複数のレールとを備えるものであって、複数のレールは、複数の加工設備におけるレールの端部に対応する加工設備でのみ少なくとも二つのレールの一部が重複して、その加工設備にあるワークをその二つのレールに懸架されたワーク把持具のハンドにて把持可能なように配置されることを特徴とするものである。
このようにすることによって、レールの端部に位置する加工設備にあるワークを別のレールに懸架されたワーク把持具にて把持して搬送することができるので、複数の加工設備の全長に対応するレールを用いる必要がなく、さらに、レールの端部に対応する位置にワークをスライドする送り装置などを備える必要もない。したがって、ワークをスライドする送り装置などを備えることなく、複数の加工設備の全体にわたってワークを搬送することができる。
また、請求項2に示すように、複数の加工設備は、ワークが載置される治具を備えるものであり、治具は、レールの位置に応じて設けるようにしてもよい。
このようにすることによって、レールの位置に応じて加工設備の位置を変更する必要がないので好ましい。
また、請求項3に示すように、ワーク把持具は、ワーク把持具が懸架されたレールに隣接するレール側にずらして配置するようにしてもよい。
このようにすることによって、少なくとも二つのレールの一部が重複して配置された加工設備において、ワーク把持具によるワークの把持及び載置領域を同一とすることができるので、レールの位置に応じて加工設備の位置を変更する必要がないので好ましい。
また、複数の加工設備は、請求項4に示すように、直線状に配置されるようにしてもよい。
また、請求項5に示すように、複数の加工設備における複数の加工設備の列と別の複数の加工設備の列とにおいて搬送方向が異なるように配置される場合、複数の加工設備の列における端部の加工設備と、別の複数の加工設備の列における端部の加工設備に近接する加工設備とのいずれか一方の加工設備上に少なくとも二つのレールの一部が重複するように配置されるようにしてもよい。
このようにすることによって、複数の加工設備における複数の加工設備の列と別の複数の加工設備の列とにおいて搬送方向が異なるように配置される場合であっても、複数の加工設備の全体にわたってワークを搬送することができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態におけるワーク搬送装置の概略構成を示すイメージ図である。図2は、本発明の実施の形態におけるワーク把持具の概略構成を示すイメージ図である。図3は、本発明の実施の形態におけるワーク把持具の配置構成の一例を示す透視図である。図4は、本発明の実施の形態におけるワーク把持具の配置構成のその他の例を示す上視図である。図5は、比較例におけるワーク搬送装置の配置構成を示す上視図である。図6は、本発明の実施の形態におけるワーク把持具の配置構成のその他の例を示す上視図である。図7は、図6におけるワーク把持具の正面図である。
図1に示すように、本実施の形態におけるワーク搬送装置は、ワーク200を自動搬送してワーク形状に応じた治具50を有する複数の加工設備40a〜40dにてワーク200の加工を行う生産ライン100に適用されるものである。つまり、プリント基板やプリント基板に回路部品が実装された回路基板などからなるワーク200の加工を行う生産ライン100に適用されるものである。
生産ライン100には、ワーク200の加工工程毎に設けられる複数の加工設備(以下、単に設備とも称する)40a〜40dとその複数の加工設備40a〜40iのそれぞれにワーク200を搬送するワーク搬送装置とが設けられる。本実施の形態においては、加工設備40a〜40dは、略直線状に配置されている例を採用するものである。また、この各加工設備40a〜40dには、ワーク200が載置される治具50が設けられるものである。この治具50は、ワーク200のワーク形状(外形)に応じた形状を有するものである。また、ワーク搬送装置は、制御装置(図示省略)によって駆動制御されるワーク把持具10a,10bを移動させるためのレール30a,30bなどを備える。
各加工設備40a〜40dの上側(上空)には、ワーク200を把持して搬送するワーク把持具10a,10b(搬送ロボット)を支持(懸架)する支持梁20が設けられている。より具体的には、支持梁20は、各加工設備40a〜40dに設けられた治具50の上側(上空)に設けられる。この支持梁20の加工設備40a〜40dと対向する側(重量方向)には、ワーク把持具10を支持梁20の長さ方向にわたって移動可能な状態で支持するレール30a,30bが設けられている。
この支持梁20及びレール30a,30bは、複数の加工設備40a〜40dが配置される列の少なくとも一方の端部から他方の端部に渡って設けられる。つまり、支持梁20及びレール30a,30bは、全ての加工設備40a〜40iの上側に連続的に設けられる。これによって、ワーク把持具10は、全加工設備40a〜40dに移動可能となる。なお、ワーク把持具10a,10bは、例えば、リニアモータによって、レール30a,30b(リニアモータ駆動レール)に懸架された状態で移動するものである。
次に、ワーク把持具10(搬送ロボット)に関して説明する。ワーク把持具10a,10bは、互いに同一構成をなすものであるため、ワーク把持具10aのみに関して説明する。
図2に示すように、ワーク把持具10aは、支持部11、Y軸調整部12、Z軸調整部13、θ軸調整部14、基部材15、ハンド16a,16bなどを備える。支持部11には、ワーク把持具10を構成するY軸調整部12、Z軸調整部13、θ軸調整部14、基部材15、ハンド16a,16bが設けられる。また、支持部11は、レール30aに移動可能な状態で懸架される駆動部(図示省略)を備えるものである。
Y軸調整部12は、アクチュエータなどを含み、ハンド16a,16bをY軸方向に調整するものである。このY軸方向とは、地面に対して平行な方向であり、ワーク200の搬送方向に対して垂直方向である。なお、Y軸調整部12は、図示を省略する制御装置からの指示に基づいてハンド16a,16bをY軸方向に調整する。
Z軸調整部13は、アクチュエータなどを含み、ハンド16a,16bをZ軸方向に調整するものである。このZ軸方向とは、地面に対して垂直方向である。つまり、Z軸調整部13は、ハンド16a,16bを地面に垂直な方向に移動させることによって、ワーク200を加工設備40a〜40bに対して近づけたり、遠ざけたりする。換言すると、Z軸調整部13は、ハンド16a,16bを上下に移動させるものである。なお、Z軸調整部13は、図示を省略する制御装置からの指示に基づいてハンド16a,16bをZ軸方向に調整する。
θ軸調整部14は、アクチュエータなどを含み、ハンド16a,16bをシータ軸方向に調整するものである。このシータ軸方向とは、地面に対して垂直方向を回転軸として回転する方向である。つまり、θ軸調整部14は、ハンド16a,16bを地面に垂直な方向を回転軸にして回転させる。なお、θ軸調整部14は、図示を省略する制御装置からの指示に基づいてハンド16a,16bをシータ軸方向に調整する。
基部材15は、二つハンド16a,16bが所定角度開いた状態で設けられ、アクチュエータなどからなる回動機構(切替機構)15aを備えるものである。この基部材15は、回動機構15aによってワーク200の搬送方向に沿う線上にて回動されるものである。つまり、基部材15は、二つハンド16a,16bを支持した状態でワーク200の搬送方向に沿う線上にて回動するものである。換言すると、基部材15は、回動機構15aによって、地面に対して平行であり、ワーク200の搬送方向に対して垂直である回転軸を中心に回動するものである。また、ハンド16aとハンド16bとは、この回転軸を中心に所定角度開いた状態で基部材15に設けられるものである。
このように、本実施の形態においては、回動機構15aによって基部材15を回動させることによって、ハンド16aとハンド16bとを切り替えるものである。つまり、回動機構15aは、加工設備40a〜40iからワーク200を把持するハンド16a、16bを切り替えると共に、把持しているワーク200を加工設備40a〜40iに載置するハンド16a、16bを切り替える。換言すると、ハンド16aとハンド16bとを切り替えるとは、治具50a〜50fもしくは、治具50a〜50fに載置されたワーク200に対向する位置に配置するハンドをハンド16aとするか、もしくはハンド16bとするかを切り替えるものである。なお、二つのハンド16a,16bは、基部材15に対して取り付け、取り外し自在に設けられるようにしてもよい。
ハンド16aとハンド16bとは、それぞれが独立してワーク200を把持及び載置するものである。例えば、筒状の部材をワーク200に接触させて真空吸引するようなものであってもよいし、ワーク200を挟みこむようなものであってもよい。また、ワーク200が穴を有するものである場合は、ハンド16a,16bは、その穴に挿入してワーク200を把持するようなものであってもよい。つまり、ワーク200の穴に挿入されるものであり穴の軸方向に延びる筒部と筒部の端部が複数に分割された分割部とを有する内パイプと、穴の開口幅よりも小さく、かつ内パイプの開口幅よりも大きい突状部を有する棒部材とを備え、内パイプ及び棒部材の一部が穴に挿入される前の状態では突状部は内パイプ外に配置され、内パイプ及び棒部材の一部が穴に挿入された状態では棒部材が穴への挿入方向とは反対方向に移動することによって突状部は内パイプ内に配置され、突状部によって分割部が押し広げられ、この分割部によってワーク200を把持するものであってもよい。なお、上述のようにワーク200として採用するプリント基板や回路基板は、穴を有する場合が多く、たとえ、穴を有していない場合であっても、穴を設けるのは比較的容易、すなわち、意匠的、機能的に問題が少ない。
このようにすることによって、二つのハンド16a,16bで同時に異なるワーク200を把持することができると共に、一方のハンド(例えば、ハンド16a)でワークを把持しつつ、他方のハンド(例えば、ハンド16b)でワーク200を載置することもできる。したがって、加工設備40a〜40iのいずれかから一方のハンド(例えば、ハンド16a)でワーク200を把持しつつ、他方のハンド(例えば、ハンド16b)で把持しているワーク200をその加工設備に載置することができるので、加工設備40a〜40iの停止時間を短縮することができる。
また、このようにすることによって、基部材15を回動させて二つのハンド16a,16bをワーク200の搬送方向に沿う線上にて回動させることによって容易にハンド16a,16bを切り替えることができる。
例えば、加工設備40a〜40cの間でワークを搬送する場合を例として説明する。本実施の形態におけるワーク把持具10及びワーク搬送装置の場合の搬送ダイアグラムでは、二つのハンドにおけるハンド16aで設備40aからワーク200を把持して(第1工程)、次の加工設備である設備40bへワーク把持具10aを移動させると共に回動機構15aにてワークを把持するハンドをハンド16aからハンド16bへ切り替えて(第2工程)、ハンド16bにて設備40bからワーク200を把持して(第3工程)、第3工程後に回動機構15aにてハンド16bからハンド16aに切り替えて(第4工程)、第4工程後にハンド16aが把持しているワーク200を設備40bに載置して(第5工程)、第5工程後に次の加工設備である設備40cへワーク把持具10を移動させると共にハンド16aにて設備40cからワーク200を把持して(第6工程)、第6工程後に回動機構15aにてワークを載置するハンドをハンド16aからハンド16bに切り替えて(第7工程)と、第7工程後にハンド16bが把持しているワーク200を設備40cに載置する(第8工程)。
換言すると、設備40aでハンド16aにてワーク200をピックアップして、設備40bへ移動して、ハンドを切り替えて、設備40bから空いているもう一方のハンド16bにてワーク200をピックアップし、その後、ハンドを切り替えて、ハンド16aに把持しているワーク200を設備40bに載置する。この時点で、設備40bは、動作可能となる。つまり、設備40bの停止時間は、ワーク把持具10aの4回アップダウンとハンドの切替時間である。したがって、ワークの交換に伴う加工設備の停止時間を短縮することができる。
また、レールは、製作・設置が容易となるある程度の長さ(例えば、3〜5m)がある。したがって、ライン全体の長さがレールの長さより長い場合、本実施の形態にようにレール30a、30bをつないで使用する。ただし、複数のレール(レール30a、30b)をつないで使用する場合、図3に示すように、複数の加工設備40a〜40dにおける少なくとも一つの加工設備(本実施の形態においては、加工設備40c)上に少なくとも二つのレール30aとレール30bの一部が重複するように配置(オフセット配置)すると好ましい。換言すると、前後のレール(例えば、レール30aとレール30b)をレール幅一つ分ずらして、且つ、搬送の境目となる設備(図3の場合、加工設備40c)を両方のレールがカバーできるように、レールを搬送方向に対して重なる様に配置する。
このようにすることによって、レールの端部に位置する加工設備(例えば、加工設備40c)にあるワーク200を別のレールに懸架されたワーク把持具10にて把持して搬送することができるので、複数の加工設備40a〜40dの全長に対応するレールを用いる必要がなく、さらに、レールの端部に対応する位置にワーク200をスライドする送り装置などを備える必要もない。したがって、ワークをスライドする送り装置などを備えることなく、複数の加工設備の全体にわたってワークを搬送することができる。
例えば、図3に示すように、レール30aに懸架されたワーク把持具10aにて加工設備40cまで搬送されたワーク200は、レール30bに懸架されたワーク把持具10bに加工設備40cから加工設備40dまで搬送される。
また、図4に示すように、加工設備が13台(加工設備40a〜40m)設けられるような生産ライン100の場合は、その全長に適した数のレール(この例では、レール30a〜30d)を用いてオフセット配置する。つまり、図4に示す例の場合、レール30aに懸架されたワーク把持具にて加工設備40aから加工設備40dまで搬送されたワーク200は、レール30bに懸架されたワーク把持具10にて加工設備40dから加工設備40gまで搬送される。また、レール30bに懸架されたワーク把持具にて加工設備40dから加工設備40gまで搬送されたワーク200は、レール30cに懸架されたワーク把持具10にて加工設備40gから加工設備40jまで搬送される。さらに、レール30cに懸架されたワーク把持具にて加工設備40gから加工設備40jまで搬送されたワーク200は、レール30dに懸架されたワーク把持具10にて加工設備40jから加工設備40mまで搬送される。このように、複数のレール(例えば、レール40a〜40d)をオフセット配置することによって、どんなに長い生産ラインに対しても適用することができる。
なお、各加工設備40a〜40mは、治具50の位置(ワーク200の載置場所)が同一である場合、レール30a〜30dをオフセット配置することによって、図5に示すように、設置場所が揃わなくなってしまう。例えば、加工設備40a〜40cと加工設備40d、加工設備40dと加工設備40e,40f、加工設備40a〜40cと加工設備40e,40fなどにおいて設置場所が揃わなくなってしまう。このように、各加工設備の設置場所が揃わない場合、複数の加工設備40a〜40mが配置された加工領域と作業者などが通行可能な周辺領域とを隔てる安全壁を設けることを考えるとあまり好ましくない。そこで、このような問題を解決するために、各加工設備40a〜40mは、上側に配置されるレール30a〜30dの位置に対応して治具50を設けると好ましい。このようにすることによって、複数の加工設備40a〜40mの設置場所を揃えることができ、容易に安全壁を設けることができる。
また、各ワーク把持具10をレールに対してオフセット配置することによっても複数の加工設備40a〜40mの設置場所を揃えることができる。つまり、ワーク把持具10は、ワーク200の搬送方向に対して垂直方向であり、ワーク把持具10が懸架されたレールに隣接するレール側にずらして配置する。
例えば、図3において、レール30bに懸架されるワーク把持具10bをレール30a側(紙面下側)にオフセット配置する。また、逆に、レール30aに懸架されるワーク把持具をレール30b側(紙面上側)にオフセット配置する。つまり、ワーク把持具10a,10bをオフセット配置することによって、両ワーク把持具10a,10bのハンド16を同一線上に配置する。
このようにすることによって、レールの位置が異なっても(レールをオフセット配置しても)、二つのレール(ここでは、レール30aとレール30b)の一部が重複するように配置さる設備(ここでは、設備40c)における各ワーク把持具10(ここでは、ワーク把持具10a、10b)によるワーク200のピックアップ及び載置領域を同一とすることができるので、複数の加工設備の設置場所を揃えることができる。
また、生産ライン100を設置する床面積によっては、生産ライン100(加工設備)を直線に設置する事ができず、図6、図7に示すように、途中で流し方向(搬送方向)を変える必要がある場合がある。このような場合は、複数の加工設備の列における端部の加工設備と、別の複数の加工設備の列における端部の加工設備に近接する加工設備とのいずれか一方の加工設備上に少なくとも二つのレールの一部が重複するように配置する。
図6、図7に示す例の場合、加工設備40a〜40dにワーク200の搬送方向と、加工設備40e〜40gにワーク200の搬送方向とが略直角方向にかわっている。したがって、加工設備40e上にレール30aとレール30bの一部が重複するように配置する。このようにすることによって、複数の加工設備40a〜40gにおける複数の加工設備40a〜40dの列と別の複数の加工設備40e〜40gの列とにおいてワーク200の搬送方向が異なるように配置される場合であっても、複数の加工設備40a〜40gの全体にわたってワークを搬送することができる。
また、このように途中で流し方向(搬送方向)を変える場合、図7に示すように、ワーク把持具10aをレールに対してオフセット配置する。つまり、ワーク把持具10aは、ワーク把持具10aが懸架されたレール30aに隣接するレール30b側にずらして配置する。換言すると、加工設備40e(二つのワーク把持具の一部が重複して配置される加工設備)上において、ワーク把持具10aとワーク把持具10bのハンドを同一領域に配置可能となるようにレール30aに対してワーク把持具10aをオフセット配置する。このようにすることによって、ワーク把持具10aは、把持しているワーク200を加工設備40eに載置することができる。
本発明の実施の形態におけるワーク搬送装置の概略構成を示すイメージ図である。 本発明の実施の形態におけるワーク把持具の概略構成を示すイメージ図である。 本発明の実施の形態におけるワーク把持具の配置構成の一例を示す透視図である。 本発明の実施の形態におけるワーク把持具の配置構成のその他の例を示す上視図である。 比較例におけるワーク搬送装置の配置構成を示す上視図である。 本発明の実施の形態におけるワーク把持具の配置構成のその他の例を示す上視図である。 図6におけるワーク把持具の正面図である。 (a)、(b)は、比較例におけるワーク搬送装置の概略構成を示す正面図である。 その他の比較例におけるワーク搬送装置の概略構成を示す正面図である。
符号の説明
10a,10b ワーク把持具、11 支持部、12 Y軸調整部、13 Z軸調整部、14 θ軸調整部、15 基部材、15a 回動機構、16a,16b ハンド、20 支持梁、30a,30b,30c,30d レール、40a〜40m 加工設備、50 治具、100 生産ライン、200ワーク

Claims (5)

  1. ワークを搬送して複数の加工設備にて加工を行う生産ラインにおけるワーク搬送装置であって、
    地面に垂直な方向に移動して前記ワークを把持可能なハンドを含むワーク把持具と、
    前記複数の加工設備上に配置され、前記ワーク把持具を移動可能な状態で懸架するものであり、前記生産ライン全体の長さよりも短く、略同じ高さに配置される複数のレールとを備えるものであって、
    前記複数のレールは、前記複数の加工設備における前記レールの端部に対応する加工設備でのみ少なくとも二つのレールの一部が重複して、当該加工設備にある前記ワークを当該二つのレールに懸架された前記ワーク把持具の前記ハンドにて把持可能なように配置されることを特徴とするワーク搬送装置。
  2. 前記複数の加工設備は、前記ワークが載置される治具を備えるものであり、前記治具は、前記レールの位置に応じて設けられることを特徴とする請求項1に記載のワーク搬送装置。
  3. 前記ワーク把持具は、当該ワーク把持具が懸架されたレールに隣接するレール側にずらして配置されることを特徴とする請求項1に記載のワーク搬送装置。
  4. 前記複数の加工設備は、直線状に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のワーク搬送装置。
  5. 前記複数の加工設備における複数の加工設備の列と別の複数の加工設備の列とにおいて搬送方向が異なるように配置される場合、前記複数の加工設備の列における端部の加工設備と、前記別の複数の加工設備の列における前記端部の加工設備に近接する加工設備とのいずれか一方の加工設備上に少なくとも二つのレールの一部が重複するように配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のワーク搬送装置。
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