JP4647937B2 - 陶芸用ろくろ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、陶芸品の材料となる粘土を好みの形に造りあげる際に使用する陶芸用ろくろ装置に関する。
従来、ケーシングの上面に回転自在に取付けられ粘土を載置する回転テーブルと、回転テーブルを回転駆動する駆動モータと、モータの速度を調整するための速度調整用のレバー又はペダルと、レバー又はペダルの操作に応じてモータの回転速度を制御する駆動制御装置とを備え、回転テーブルを回転させながら粘土に力を加え、粘土を好みの形に造りあげる陶芸用ろくろ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。さらには、回転テーブルの周辺に、作業台を設置したものや、作業台とは別に肘掛部を設置した陶芸用ろくろ装置もある。
また、近年、足の不自由な人々に車椅子が普及するに伴い、車椅子に着座した人々にも陶芸が好まれるようになってきている。そして、足の不自由な人々には、車椅子に着座した姿勢で陶芸作業を快適に行うことができる陶芸用ろくろ装置が求められている。
特開2003−175507号公報
陶芸用ろくろ装置において、車椅子に着座した姿勢では、立って作業する場合に較べ、回転テーブルや作業台の高さが陶芸における作業性に大きく影響を及ぼす。しかしながら、一般に、回転テーブル、作業台及び肘掛部等の床面からの高さが、車椅子に着座した姿で自在に調整できるように構成されていないので、車椅子を使用する陶芸作業者にとって陶芸作業が困難になる虞があるという問題があった。
そこで、本発明は、陶芸作業者が車椅子に着座した姿で快適に陶芸作業が行えるように、回転テーブル、作業台及び肘掛部の高さを自在に調整できる陶芸用ろくろ装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、床面に沿って配設されたベース部材と、前記ベース部材から立設するように設けられた支柱と、前記支柱の側壁から水平に延出するように設けられた作業台と、前記作業台に回動自在に支持された回転テーブルと、前記作業台から延出するように設けられた肘掛部と、前記回転テーブルを回動する駆動源と、を備え、前記回転テーブルに陶芸材料を載置して該回転テーブルを回動させ、陶芸作品を造形する陶芸用ろくろ装置であって、前記支柱は、前記ベース部材に下端が固定された第一の支柱と、第一の支柱が軸方向にスライド自在に挿通された筒状の第二の支柱と、によって構成され、前記回転テーブル、前記作業台、前記肘掛部、前記駆動源が前記第二の支柱に支持され、前記第一の支柱に対して前記第二の支柱を上下にスライドするスライド機構を備えている、ことを特徴とする。
請求項1に記載の陶芸用ろくろ装置によれば、支柱が、ベース部材に下端が固定された第一の支柱と、第一の支柱が軸方向にスライド自在に挿通された筒状の第二の支柱とによって構成され、回転テーブル、作業台、肘掛部、駆動源が第二の支柱に支持され、第一の支柱に対して前記第二の支柱を上下にスライドするスライド機構を備えているので、陶芸作業者がスライド機構を操作し、回転テーブル、作業台、肘掛部を好みの高さに調整でき、延いては、陶芸作業者が車椅子に着座した姿で快適に陶芸作業を行うことができる。
また、請求項1に記載の陶芸用ろくろ装置は、請求項2に記載の発明のように、前記スライド機構が、前記第二の支柱の内方において、該第二の支柱の軸方向に沿って配設されると共に該第二の支柱に回動自在に支持され、軸方向に沿って螺旋状のねじが形成されたシャフトと、前記第一の支柱に設けられ、前記螺旋状のねじが螺合する雌ねじと、回転軸が垂直に配設され、前記シャフトの上端部に固定された第一の傘歯車と、回転軸が水平方向に配設され、前記第一の傘歯車に噛合する第二の傘歯車と、軸が水平方向に配設され、一端が前記第二の傘歯車の回転中心に接続されると共に他端が前記第二の支柱の外方に突き出し、該第二の支柱に回動自在に支持された第二傘歯車回転軸と、前記第二の支柱の外方に配設され、前記第二の傘歯車回転軸の他端に固定されたハンドルと、を備えていることにより、ハンドルを回転させ、回転テーブル、作業台及び肘掛部の高さを容易に調整できる。つまり、ハンドルを第二の傘歯車回転軸と共に回動させると、その回動動作が第ニの傘歯車及び第一の傘歯車を介してシャフトに伝達し、シャフトが回動することにより前記第二の支柱が上下にスライドする。
また、ハンドルが支柱の側方に備えられているので、車椅子に着座した陶芸作業者が、ハンドルに向い合うことができ、ハンドルが支柱の上方に備えられている場合に較べ、ハンドルを容易に操作できる。
次に、請求項1又は請求項2に記載の陶芸用ろくろ装置は、請求項3に記載の発明のように、前記駆動源が前記回転テーブルと前記支柱との間に配設され、前記駆動源を介して前記支柱との反対側において、前記作業台及び前記回転テーブルの下方に空間部が構成されていることにより、車椅子に着座した陶芸作業者が、自らの脚部や車椅子に備えられたオットマン(足凭れ部)をこの空間部に収納でき、快適に陶芸作業を行うことができる。
また、請求項1乃至請求項3の何れか記載の陶芸用ろくろ装置は、請求項4に記載の発明のように、前記肘掛部が、前記回転テーブルを介して前記支柱とは反対側において前記作業台の縁端から延出し、且つ、その延出方向と直交する向きにおいて、前記回転テーブルの両外方に構成されていることにより、車椅子に着座した陶芸作業者が、回転テーブルを介して支柱とは反対側に位置し、肘部を肘掛部に当てて腕を支え、快適に陶芸作業を行うことができる。
また、請求項1乃至請求項4の何れか記載の陶芸用ろくろ装置は、請求項5に記載の発明のように、前記肘掛部は、前記回転テーブルの中心から前記支柱を結ぶ直線方向において、その端部が、前記回転テーブルの前記支柱とは反対側の端部から略100mm、且つ、前記直線方向に直交する向きにおいて、その内側寸法が略400mm、その外側寸法が略900mm、に形成されていることが好ましい。これにより、車椅子に着座した陶芸作業者が、肘部を肘掛部に当てて、陶芸作業に楽な姿勢を維持できる。
また、請求項1乃至請求項5の何れか記載の陶芸用ろくろ装置は、請求項6に記載の発明のように、前記作業台の上面に沿って配設され、前記駆動源の回動速度を操作するためのレバーと、軸方向が垂直に配設され、該作業台に回動自在に支持されると共に、前記作業台を上下に貫通して一端側に前記レバーとの係合部を有するレバー回転軸と、前記レバー回転軸の回動に応じて、前記駆動源の回動速度を制御する駆動制御装置とを備え、前記レバー回転軸と前記レバーとの係合部が、前記レバー回転軸の軸方向にスライドして係合する複数のスプライン溝及び凸部によって構成され、前記レバー回転軸に対する前記レバーの係合位置を、レバー回転軸の周方向に沿って任意に設定できるように構成されていることにより、陶芸作業者がレバーを陶芸作業に快適な向きに設定でき、駆動源の回動速度を調整するための操作性を向上できる。
本発明の陶芸用ろくろ装置によれば、車椅子に着座した陶芸作業者が、スライド機構を操作して回転テーブル、作業台、肘掛部等を好みの高さに容易に調整でき、快適に陶芸作業を行える。また、車椅子に着座した陶芸作業者が、自らの脚部や車椅子に備えられたオットマン(足凭れ部)を回転テーブル、作業台及び肘掛部の下方に収納し、快適な姿勢で陶芸作業を行える。また、陶芸作業者が、肘を肘掛部に当てて腕を支え、陶芸作業に楽な姿勢を維持できる。
次に、本発明の陶芸用ろくろ装置の一実施例を図面にもとづいて説明する。図1は本発明の一実施例の陶芸用ろくろ装置の正面図であって、1部を破断してその内部構成を表している。また、図2は図1におけるA−A断面図、図3は図2におけるP部詳細図、図4は図1における矢視F図、図5は図1におけるB−B断面図である。
図1、図2に表したように、陶芸用ろくろ装置1は、床面43に沿って配設されたベース部材2、ベース部材2から立設する支柱3、支柱3の側壁に固定され水平に延出する作業台4、作業台4にテーブル回転軸20を介して回動自在に支持された回転テーブル5、回転テーブル5の外周を覆うように作業台4上に設置されたどべ受け16、回転テーブル5を回動する駆動モータ(所謂、本発明の駆動源である。)7、駆動源7の回転軸7aに固定されたプーリ17、上端側が回転テーブルに固定されると共に下端側がプーリ18に固定され作業台4に回動自在に支持されたテーブル回転軸20、等を備えている。
前記ベース部材2は、円形断面を有する棒材を略コの字状に折曲した形状を有し、その下方に、床43に当接して当該陶芸用ろくろ装置1を支持する支持具35〜38、床43上を回動するローラを備えたキャスタ39〜42が固定されている。
次に、図3に表したように、支柱3は、ベース部材2に下端が固定された筒状の第一の支柱3aと、第一の支柱3aが軸方向にスライド自在に挿通された筒状の第二の支柱3bと、第二の支柱3bの上方開口部を覆うように第二の支柱3bに固定された蓋部3cとによって構成されている。
また、陶芸用ろくろ装置1は、第二の支柱3bの内方に、軸方向に沿って螺旋状のねじ9aが形成されたシャフト9が配設され、第一の支柱3aの上端側には、螺旋状のねじ9aが螺合する雌ねじを備えたナット8が固定されている。
また、蓋3cの内側には、シャフト9を回動自在に支持する軸受15が固定されている。シャフト9は、その上端部が軸受15に備えられた貫通孔に挿通され、回動自在に支持され、下方においては螺旋状のねじ9aがナット8に螺合している。
次に、陶芸用ろくろ装置1は、回転軸が垂直に配設され、軸受15の下方においてシャフト9に固定された第一の傘歯車10、回転軸が水平方向に配設され、第一の傘歯車10に噛合する第二の傘歯車12、軸方向が水平に配設され、一端が第二の傘歯車12の回転中心に接続されると共に他端が第二の支柱3bの外方に突き出し、第二の支柱3bに回動自在に支持された第二傘歯車回転軸13、第二の支柱3bの外方に配設され、第二の傘歯車回転軸13の他端に固定されたハンドル14、等を備えている。
また、第二の傘歯車回転軸13は、第二の支柱3bに固定された軸受30にボールベアリング28、29を介して回動自在に支持されている。また、ハンドル14には、使用者が把持するための取っ手14aが備えられている。
そして、ハンドル14を垂直面に沿って回動させると、第二の傘歯車回転軸13と共に第二の傘歯車12が回動し、その回動が第一の傘歯車10に伝達してシャフト9が回動し、ナット8と螺旋状のねじ9aとの螺合により、シャフト9が第二の支柱3bと共に上下にスライドする。
次に、図2に表したように、第二の支柱3bの側壁には取付板31が固定され、この取付板31に、ケーシング2、駆動モータ7を駆動するための駆動制御装置22が固定されている。また、ケーシングの上面に作業台4が肘掛部(図5中の符号6)と共に載置されて固定され、ケーシング21内において、駆動モータ7が取付金具24、24aを介してケーシング21に固定されている。つまり、取付板31及びケーシング21を介して、作業台4、駆動モータ7、駆動制御装置22、肘掛部(図5中の符号6)等が第二の支柱3bに支持されている。
また、作業台4は、その下方に作業台固定具4aを備え、作業台固定具4aを介してケーシング21に固定されている。
また、駆動モータ7は、ケーシング21内に立直姿勢で取り付けられ、その上方に駆動モータ7の回転軸7aを露出せしめ、回転軸7aにはプーリ17が固定されている。
次に、図2に表したように、駆動モータ7を介して支柱3とは反対側において、回転テーブル5と同軸状に、テーブル回転軸20及びホルダー25が配設されている。
ホルダー25は、作業台4にボルト等によって固定され、その内方にボールベアリング26、27を支持している。さらにボールベアリング26、27の内側にはテーブル回転軸20が回動自在に支持され、テーブル回転軸20の下端にプーリ18が固定されている。また、テーブル回転軸20には、テーブル回転軸20が下方に移動しないように、ボールベアリング26の内輪の上端に当接する図示されない止め輪が係合し、テーブル回転軸20が上方に移動しないように、ボールベアリング27の内輪の下端に当接する図示されない止め輪が係合している。
また、プーリ17とプーリ18との周囲には、ベルト19が旋回されており、駆動モータ7が回転駆動するとプーリ17がモータ回転軸17aと共に回動し、その回動がベルト19を介してプーリ18に伝達され、テーブル回転軸20と共に回転テーブル5が回動する。
また、図1に表したように、作業台4の下方に、電源スイッチ54及び回転テーブル5の回転方向を切り換えるためのスイッチ55等が設けられ、これらが駆動制御装置22に電気的に接続されている。
また、図2に表したように、駆動モータ7及び駆動制御装置22は、回転テーブル5と支柱3との間に配設され、駆動モータ7を介して支柱3との反対側において、作業台4及び回転テーブル5の下方に空間部Hが構成される。
次に、図4に表したように、陶芸用ろくろ装置1には、肘掛部4eが、回転テーブル5を介して支柱3とは反対方向に作業台4から延出し、且つ、その延出方向と直交する向きにおいて、回転テーブル5の両側外方に構成されている。
また、この際、回転テーブルの外径Aは略300mmであって、肘掛部4eは、回転テーブル5の中心から支柱3を結ぶ直線方向において、その端部が、回転テーブルの前記支柱とは反対側の端部から略100mm(図中のA寸法)、且つ、この直線方向に直交する向きにおいて、その内側寸法が略400mm(図中のC寸法)、その外側寸法が略900mm(図中のB寸法)に形成されている。
次に、図5に表したように、陶芸ろくろ装置1は、その軸53aが作業台4の上面に沿って配設され、駆動モータ7の回動速度を操作するためのレバー53、軸方向が垂直に配設され、作業台4に回動自在に支持されると共に、作業台4を上下に貫通して一端側にレバー53との係合部を有するレバー回転軸66、レバー回転軸66の回動に応じて、駆動制御装置22に所定の電圧気信号を印加するポテンションンメータ63、等を備えている。また、
また、レバー回転軸66は、作業台4に固定されたホルダー61に回動自在に挿通され、支持具68によって上下に支持されている。また、レバー回転軸66の下端部に、外周に螺旋状のねじが形成されたねじ部材67が固定されている。また、ポテンションメータ63は、取付金具62によってホルダー61に固定されている。また、ポテンションメータ63には回転軸64が備えられ、この回転軸64に外周に螺旋状のねじが形成され、ねじ67に螺合するねじ部材65が固定されている。そして、レバー回転軸はポテンショメータにねじ部材67と、65を介して連結され、レバー53の回動量に応じた電圧を発生し、駆動制御装置22がこの電圧に応じて駆動モータ7の速度を制御する。
軸53aの一端には、作業者が把持して操作するための取っ手53bが備えられ、軸53aの他端には、レバー回転軸66に係合する係合部53cが備えられている。
レバー回転軸66の係合部53cとレバー53との係合は、互いに上下にスライドするスプライン溝及び凸部(図示せず)によって構成され、レバー回転軸66に対するレバー53の係合位置が、レバー回転軸66の周方向に沿って任意に変えることができるように構成されている。
つまり、互いに係合しているレバー53とレバー回転軸66との回転方向の位置を変える際には、レバー53を引き上げてスプライン溝と凸部との係合を解除し、次いで、レバー53を任意の位置に回転し、その後、レバー53を押し下げてスプライン溝と凸部を互いに係合するように構成されている。
以下に、前記の構成を有する実施例の陶芸用ろくろ装置1の作用効果を記載する。
本実施例の陶芸用ろくろ装置1によれば、支柱3が、ベース部材2に下端が固定された第一の支柱3aと、第一の支柱3aが軸方向にスライド自在に挿通された筒状の第二の支柱3bと、によって構成され、回転テーブル5、作業台4、肘掛部4e、駆動モータ7等が第二の支柱3bに支持され、第一の支柱3aに対して第二の支柱3bを上下にスライドするスライド機構を備えているので、陶芸作業者がスライド機構を操作し、回転テーブル5、作業台4、肘掛部肘掛部4eを好みの高さに調整でき、延いては、陶芸作業者が車椅子に着座した姿で快適に陶芸作業を行うことができる。
また、本実施例の陶芸用ろくろ装置1によれば、ハンドル14を回動させることにより、第一の傘歯車10及び第二の傘歯車12を介してシャフト9を回動させ、第二の支柱3bを上下にスライドさせることができる。
また、本実施例の陶芸用ろくろ装置1によれば、ハンドル14が支柱3の側方に備えられているので、車椅子に着座した陶芸作業者がハンドル14に向い合ってハンドル14を容易に操作できる。
また、本実施例の陶芸用ろくろ装置1によれば、駆動モータ7が回転テーブル5と支柱3との間に配設され、駆動モータ7を介して支柱3との反対側において、作業台4及び回転テーブル5の下方に空間部Hが構成されているので、車椅子に着座した陶芸作業者が、自らの脚部や車椅子に備えられたオットマン(足凭れ部)をこの空間部Hに収納でき、快適に陶芸作業を行える。
また、本実施例の陶芸用ろくろ装置1によれば、肘掛部4eが、回転テーブル5を介して支柱3とは反対側に作業台4から延出し、且つ、その延出方向と直交する向きに、回転テーブル5の両側外方に構成されていることにより、車椅子に着座した陶芸作業者が、回転テーブル5を介して支柱3とは反対側に位置し、肘部を部掛部4eに当てて腕を支え、快適に陶芸作業を行える。
また、本実施例の陶芸用ろくろ装置1によれば、肘掛部4eは、回転テーブル5の中心から支柱3を結ぶ直線方向において、その端部が、回転テーブル5の支柱3とは反対側の端部から略100mm、且つ、その直線方向に直交する向きにおいて、肘掛部4eの内側寸法が略400mm、肘掛部4eの外側寸法が略900mm、に形成されているので、車椅子に着座した陶芸作業者が、肘部を肘掛部4eに当てて、陶芸作業に楽な姿勢を維持できる。
また、本実施例の陶芸用ろくろ装置1によれば、レバー回転軸66とレバー53との係合部は、互いに係合するスプライン溝及び凸部(図示せず)によって構成され、レバー回転軸66に対するレバー53の係合位置が、レバー回転軸66の周方向に沿って任意に変えることができるように構成されているので、陶芸作業者が、レバー回転軸66との係合部から延出するレバー53を好みの向きに設定できる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様をとることができる。
例えば、本実施例の陶芸用ろくろ装置1において、駆動モータ7の回転軸7aにプーリ17を連結したが、駆動モータの回転軸7aとプーリ17との間を、減速歯車機構を介して連結してもよい。
また、本実施例の陶芸用ろくろ装置1において、第一の支柱3aを筒状に形成し、その上端部に雌ねじが形成されたナット8を固定したが、ナット8を第一の支柱3aと一体に形成してもよい。
また、本実施例の駆動用ろくろ装置1において、シャフト9をハンドル14を回動することによって回動させる構成にしたが、ハンドル14を設ける代わりに第二の傘歯車12を回動させるためのモータを設けてもよい。
また、本実施例の駆動用ろくろ装置1において、肘掛部4eを作業台4と同一面に備えたが、作業台4と肘掛部4eとの間に段差を形成してもよい。また、肘掛部4eを肘の形状に合わせて作業台4の上面から凹ませてもよい。
本発明が適用された陶芸用ろくろ装置の正面図である。 同実施例の陶芸用ろくろ装置の、図1におけるA−A断面図である。 同実施例の陶芸用ろくろ装置の、図2におけるP部詳細図である。 同実施例の陶芸用ろくろ装置の、図1における矢視F図である。 同実施例の陶芸用ろくろ装置の、図2におけるB−B断面図である。
符号の説明
1…陶芸用ろくろ装置、2…ベース部材、3…支柱、3a…第一の支柱、3b…第二の支柱、3c…蓋部、4…作業台、4a…作業台固定具、5…回転テーブル、6…肘掛部、7…駆動モータ、7a…モータ回転軸、8…ナット、9…シャフト、9a…ねじ、10…第一の傘歯車、15,30…軸受、12…第二の傘歯車、13…回転軸、14…ハンドル、14a…取っ手、16…どべ受け、17,18…プーリ、19…ベルト、20…テーブル回転軸、21…ケーシング、22…駆動制御装置、23…ホルダー、24,24a…取付金具、25…ホルダー、26,27,29,30…ボールベアリング、28…軸受、31…取付板、35,36,37,38…支持具、39,40,41,42…キャスター、53…レバー、53a…軸、53b…取っ手、53c…係合部、61…ホルダー、62…取付金具、63…ポテンションメータ、64…回転軸、65,67…ねじ部材、66…レバー回転軸、68…支持具。

Claims (6)

  1. 床面に沿って配設されたベース部材と、
    前記ベース部材から立設するように設けられた支柱と、
    前記支柱の側壁から水平に延出するように設けられた作業台と、
    前記作業台に回動自在に支持された回転テーブルと、
    前記作業台から延出するように設けられた肘掛部と、
    前記回転テーブルを回動する駆動源と、
    を備え、
    前記回転テーブルに陶芸材料を載置して該回転テーブルを回動させ、陶芸作品を造形する陶芸用ろくろ装置であって、
    前記支柱は、
    前記ベース部材に下端が固定された第一の支柱と、
    第一の支柱が軸方向にスライド自在に挿通された筒状の第二の支柱と、
    によって構成され、
    前記回転テーブル、前記作業台、前記肘掛部、前記駆動源が前記第二の支柱に支持され、
    前記第一の支柱に対して前記第二の支柱を上下にスライドするスライド機構を備えている、
    ことを特徴とする陶芸用ろくろ装置。
  2. 前記スライド機構は、
    前記第二の支柱の内方において、該第二の支柱の軸方向に沿って配設されると共に該第二の支柱に回動自在に支持され、軸方向に沿って螺旋状のねじが形成されたシャフトと、
    前記第一の支柱に設けられ、前記螺旋状のねじが螺合する雌ねじと、
    回転軸が垂直に配設され、前記シャフトの上端部に固定された第一の傘歯車と、
    回転軸が水平方向に配設され、前記第一の傘歯車に噛合する第二の傘歯車と、
    軸が水平方向に配設され、一端が前記第二の傘歯車の回転中心に接続されると共に他端が前記第二の支柱の外方に突き出し、該第二の支柱に回動自在に支持された第二傘歯車回転軸と、
    前記第二の支柱の外方に配設され、前記第二の傘歯車回転軸の他端に固定されたハンドルと、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の陶芸用ろくろ装置。
  3. 前記駆動源が前記回転テーブルと前記支柱との間に配設され、前記駆動源を介して前記支柱との反対側において、前記作業台及び前記回転テーブルの下方に空間部が構成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の陶芸用ろくろ装置。
  4. 前記肘掛部は、
    前記回転テーブルを介して前記支柱とは反対方向に前記作業台から延出し、且つ、その延出方向と直交する向きにおいて、前記回転テーブルの両外方に構成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか記載の陶芸用ろくろ装置。
  5. 前記肘掛部は、
    前記回転テーブルの中心から前記支柱を結ぶ直線方向において、その端部が、前記回転テーブルの前記支柱とは反対側の端部から略100mm、
    且つ、前記直線方向に直交する向きにおいて、その内側寸法が略400mm、その外側寸法が略900mm、
    に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか記載の陶芸用ろくろ装置。
  6. 前記作業台の上面に沿って配設され、前記駆動源の回動速度を操作するためのレバーと、
    軸方向が垂直に配設され、該作業台に回動自在に支持されると共に、前記作業台を上下に貫通して一端側に前記レバーとの係合部を有するレバー回転軸と、
    前記レバー回転軸の回動に応じて、前記駆動源の回動速度を制御する駆動制御装置と、
    を備え、
    前記レバー回転軸と前記レバーとの係合部が、前記レバー回転軸の軸方向にスライドして係合する複数のスプライン溝及び凸部によって構成され、前記レバー回転軸に対する前記レバーの係合位置を、レバー回転軸の周方向に沿って任意に設定できるように構成されている、
    ことを特徴とする、
    請求項1乃至請求項5の何れか記載の陶芸用ろくろ装置。
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