JP4647174B2 - 回転管状体を傾斜可能に支持するためのローラー支持システム - Google Patents

回転管状体を傾斜可能に支持するためのローラー支持システム Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、請求項1の前文にあるように、回転炉や、回転乾燥機等の回転駆動される回転ドラムを、傾け、軸方向に移動させ、かつ回転させることができるように支持するための支持ローラーセットに関する。
【0002】
直径に関してのみならず長さに関しても比較的大きな寸法を持つ回転ドラムを、高い信頼性をもって支持又は設置するために、−広く知られているように−、互いに軸方向に離れて配置される少なくとも2つの支持ローラーセットが用いられる。このような回転炉や回転乾燥機などの大きな回転ドラムの場合、組み立てにおける不精密さの発生を避けることができない一方で、そのドラムの外殻の大きな変形やゆがみ、これは特に、回転炉のように強く熱の作用を受ける回転ドラムの場合に顕著に表れる、の発生を避けることもできない。これは、実際の運転において、回転ドラムを複数の支持ローラー上に支持し、かつそのドラムの対応する部分に取り付けられたライディングリングによって形成される走行面の領域で揺動を発生させる。回転ドラムの走行面のそのような揺動のために損なわれた支持動作を補償できるようにするために、また、互いに噛合う外周面又は走行面に結果として生じる磨耗(摩滅)及び損傷を減少させることができるようにするために、支持ローラー及び/又はそれらを支える台板を、不動の土台に関して傾斜可能又は軸方向に移動可能に支持させた支持ローラーセットの実現例が、既に多数知られている。
【0003】
この場合において、まず、既に上述した2つの接触する円筒の間の接触面におけるむらのある支持動作が、いわゆる“スキューイング”及び/又はいわゆる“エッジサポート”によって引き起こされるということに、気付かねばならない。“スキューイング”は、接触する2つの円筒の平行な中心軸が、交点を持たないように、共通の接続法線に関して互いにねじられた状態を意味すると理解される。そのようなスキューイングにおいて、むらのある圧力分布が、接触面に生じる。その圧力分布は、接触面の(円筒の長さ方向に亘って見た場合)中央で最大となる。さらに、円筒の外周面間(例えば、回転ドラムのライディングリングと支持ローラーとの間)の回転動作において、スキューイングは、軸方向の力(例えば、回転炉の軸方向に生じる、いわゆる、“スロープテイクオフ力”)が存在するとき、その逆むきの軸方向の力、即ち、円筒の方向の力、を接触面に生み出す。“エッジサポート“は、接触する2つの円筒の平行な中心軸が、交点を持つように、それらの共通面内で互いにねじれる状態を意味すると理解される。このエッジサポートにおいて、いわゆる“ヘルツ圧”が、円筒の長さに沿って接触面に不均一に分布する。即ち、表面圧力(ヘルツ圧)の集中により結果として生じる圧力が、接触している円筒上に、半径方向片側だけに働く。
【0004】
実際に、自動調節支持ローラーや支持ローラーシステムを用いてスキューイング及びエッジサポートを防止し、いかなる運転状態においても、可能な限り回転ドラムの走行面と支持ローラーの外周面との間の良好な接触パターン(一定のヘルツ圧)を得るための、複数の試みがなされている。走行面の全ての可能な動き(揺動など)に追従可能となるように、支持ローラーの台板は、例えば、スキューイングの仮想軸及びエッジサポートの仮想軸の周りに少なくとも2の回転自由度を持つように、取り付けられなければならない。球面軸受が、当然、この要件を満たすであろう。しかしながら、そのような軸受においては、安定性のない機械的システムが作られる。即ち、支持ローラーは、回転ドラムの走行面に関して、規制されていないかのように動き得る。この自動調節の臨界自由度は、スキューイングの回転の仮想軸の周りの回転である。ここで、支持ローラーのスキューイングは、偏心的な周方向の力(駆動されていない支持ローラーの場合は牽引力、駆動される支持ローラーの場合は駆動力)によって引き起こされる。回転又はスキューイングが増加すると、支持ローラー上に復元力が生じず、支持ローラーが制御できなくなる。このようなシステムは、機能できない。
【0005】
上述の不安定な状態を避けるために、自動調節支持ローラーの台板を、制御できないスキューイングが発生しないよう、取りつけることが、知られている。即ち、台板の自動調節軸受の必用な2の自由度のうち、スキューイングの自由度は不要とされる。残りの自由度は、回転ドラムの走行面と支持ローラーとの間のエッジサポートを防止する。堅固に接続された支持ローラーが取りつけられた台板は、一方向のみの傾斜動作により回転ドラムの走行面(ライディングリング)に追随し、前記エッジサポートを防止する。傾斜動作に関する回転の仮想軸の位置は、複数の回転ドラムの一部に働く軸方向の力に対する自動調節の感度において、重要な役目を果たす。
【0006】
欧州特許公報EP−A−0 019 136から知ることができ、請求項1の前文において言及した支持ローラーセットにほぼ対応する構造において、支持ローラーは、傾斜可能な台板の2つの端部によって、2つの回転軸受を介してその軸上に支持されている。この台板は、円筒セグメントを形成する軸受シェルの内周面に移動可能に接触する円筒部を形成している中央の自動位置調節ころ軸受によって取り付けられる。円筒セグメントの外周面は、水平の土台板上に支持されている。円筒部を形成する自動位置調節軸受と軸受シェル又は円筒セグメントは、一体として、台板のための実際の自動位置調節軸受を形成する。円筒セグメントの内周面が、摺動面を備えているので、台板を支持する自動位置調節軸受は、円筒セグメントの内側の摺動面に沿って動くことができ、この動きの間、円筒セグメントは、土台板上を揺れ動く。台板とそれによって支えられる支持ローラーが、回転ドラムライディングリングの軸方向の動きに対応する軸方向の移動を行うために、ライディングリングによって動かされる機械的又は油圧駆動手段が設けられる。支持ローラーセットの2つの支持ローラーは、共通の台板、及び各ローラーの下に置かれた別々の自動位置調節軸受で支持することができる。しかしながら、支持ローラーの各々を、別々の台板の上に支持し、そして、拡大力を吸収するために、クランピングケーブル又はクランピングロッドによって2つの台板を互いに連結するようにもできる。
【0007】
上述した公知の構成(EP−A−0 019 136)において、上記のスキューイングが、調節されるべきであるなら、これは、支持ローラー軸を支える回転軸受の台板上の移動によってのみ行えることが明らかである。台板上の支持ローラー軸の回転軸受のそのような移動は、比較的高い組み立てコストを必要とし、特別な重い工具を用いて比較的長い時間をかけてのみ行うことができる。この公知の構成において、2つの支持ローラーのために2つの別々の台板が設けられているならば、そのときは、比較的高い拡大力及びねじれ力を吸収するように、クランピングロッドなどが設けられなければならない。
【0008】
本発明の目的は、エッジサポートを回避し、少なくとも大幅にスキューイングを避け、比較的単純な構造と信頼できる動作をもって、各支持ローラーの単純な動作で最善の自動調節を保証する、請求項1の前文による支持ローラーセットを生み出すことにある。
【0009】
この目的は、本発明に従い、請求項1の特徴部分において述べられた特徴によって、実現される。
【0010】
好適な実施例と本発明の変形が、従属する請求項の内容である。
【0011】
本発明は、支持ローラーセットの自動調節支持ローラーが、安定した運転に加え、少なくとも下記の要件を満たさなければならないという認識に基づくものである。
【0012】
a)傾斜可能な台板の取り付けは、支持ローラーが、高い調節モーメントなしに支持されて、回転ドラムの走行面又はライディングリングの動揺による変位に追随できるように、単純な動作でなければならない。残りのエッジサポートは、台板の取りつけにおいて必要な調節モーメントによって決まる。
【0013】
b)各自動調節支持ローラーは、支持ローラー軸の方向の力(軸方向の力)、に反応してはならない。即ち、常に現れる軸方向の力は、支持動作に影響してはならない。
【0014】
c)自動調節支持ローラーの不可避の自励振動(全ての構成要素が自励振動を持つ)は、回転ドラム走行面と支持ローラーとの間の接触面における力(又はその長年における変化)の影響を受けないままで残るべきである。なぜなら、これらの力によって刺激される自励振動が、支持ローラーの外周面上に、むらのある磨耗を引き起こすからである。
【0015】
それゆえ、本発明による支持ローラーセットにおいては、支持ローラーの各台板軸受が、−回転ドラムと支持ローラーとに関して横からみたとき−互いに横方向に間隔を置いて配置された2つのアーティキュレーテッド軸受により土台の上に支持される。2つのアーティキュレーテッド軸受のうちの内側のアーティキュレーテッド軸受は、回転ドラムの垂直の長さ方向中心軸により近くに置かれ、固定軸受が土台の上に動かないように配設されて、ボール・ソケット軸受を構成する。一方、外側のアーティキュレーテッド軸受は、回転ドラムの前述の垂直な長さ方向中央面からより離れて置かれ、土台の上に、内側のボール・ソケット軸受の中心点の周りにほぼ円弧の形に摺動可能に支持されて、可動軸受を構成する。
【0016】
本発明によるこの構成は、各台板の、そしてこの台板によって支えられる支持ローラーの、最も望ましい簡易動作自動調節を容易にする。ここで、支持ローラー及びそれらの台板軸受は、その外周面上に支持される回転ドラムの走行面又はライディングリングによって安定させられる。しかし、この場合、それらの簡易動作傾斜可能性(アーティキュレーテッド軸受による)と、土台上のほぼ弓状の摺動可能な支持のために、これら支持ローラーと台板軸受は、望まれていないエッジサポートを避ける一方で、各支持ローラーの望まれていないスキューイングを、土台上の外側のアーティキュレーテッド軸受の対応する摺動動作に関連する作業をほとんど必要とせずにより素早く停止できるような状況を、予め作り出す。
【0017】
この場合において、台板が土台に関して外側のアーティキュレーテッド軸受の弓状摺動支持の方向に移動可能となるように、そしてそれにより、台板によって支持される支持ローラーが、回転ドラム走行面に関するスキューイング調節の目的で、調節可能又は再調節可能となるように、調節装置が、外側のアーティキュレーテッド軸受の近くに備えられ、台板上で作動することが、とりわけ好適である。
【0018】
また、その台板又は各台板の2つのアーティキュレーテッド軸受が、基本的に、アキシアル・アーティキュレーテッド軸受のように構成され、支持ローラー及び台板が標準位置にある場合に、内側のアーティキュレーテッド軸受の中心軸が、水平面に関して傾きを持つことが好適である。なお、この傾きは、その台板に関係する支持ローラー上に作用する合成力の向きによって決まる。即ち、内側のボール・ソケット軸受の傾き又はその角度位置は、周囲の力(例えば、軸受摩擦力及び駆動力)とその支持ローラー又は各支持ローラーの軸受力のベクトル加算により決まる。
【0019】
本発明による上述の構成と前述の公知の構成(EP−A−0 019 136)との比較が、支持ローラーのスキューイングの調節を、非常に単純で素早く行えること、即ち、回転ドラムの一部に、例えば軸方向の力によって引き起こされるスキューイングが、非常に簡単な方法と時間とエネルギーのほんの少しの消費により除去され得ることを明らかにする。その一方で、−上記公知の構成とは対照的に−本発明の構成のために、内側のボール・ソケット軸受によって、拡大力が吸収される。内側のボール・ソケット軸受は、ねじれ力の吸収のために特別な構成要素を必要としないように、固定軸受として構成される。
【0020】
支持ローラーのスキューイングの調節のための調節装置に関しては、これは、特に好適に、停止素子に加えて2つの調節ネジを備えるという簡単な方法で構成することができる。互いに逆向きに、軸方向に離れて配置された2つの調節ねじは、実質上水平方向に、相対的に移動可能である。停止素子の側面は、これらネジの端部用の停止又は接触面を形成する。こうして、回転ドラムの走行面に関して、スキューイングの調節又は各台板及びそれによって支持されている支持ローラーの調節が、非常に単純な手動工具、例えばスパナ、を使う非常に簡単な方法で、素早く、僅かな力で行うことができる。
【0021】
本発明が、図面を参照して、以下により詳細に説明されるであろう。
【0022】
まず初めに、図1による長さ方向の図は、まさに普通の、回転ドラム又は回転ドラム1の対応する一部分が、回転可能に、例えば、本発明にしたがって構成された2つの支持ローラーセット2の上にいかに支持されるかを示す。
【0023】
例えば、この回転ドラム1は、詳細には図示しないが、公知の方法によってその長さ方向の軸1aの周りを回転するように駆動され得る(直径及び長さの点で、対応するような大きな寸法を持つ)回転炉である。各支持ローラーセット2は、以下の説明において、それらのうちの一つのみをもっと詳細に説明すればよいように、実質的に同じように構成され得る。
【0024】
図2による補足的な横の又は端部の外観は、(各)支持ローラーセット2が、2つの支持ローラー3を含むことを明らかにする。2つの支持ローラーは、長さ方向軸1aを通して延在する回転ドラム1の垂直な長さ方向面1bの両側の対称的な位置に対を成して置かれている。回転ドラム1の長さ方向軸に沿った表面は、前記ローラー対のそれぞれの外周面又は走行面3a上に、回転可能に支持される。この回転ドラム走行面は、通常、回転ドラム1の対応する補強された覆い部分によって形成される。好ましくは、この例のように、それぞれのライディングリング4(又は、それの外周面又は走行面)は、公知の方法で、回転ドラム1の外周面上に搭載されている。軸方向へ延びている支持ローラー3と走行リング4の幅は、通常の方法で、互いに適合させてある。各支持ローラー3は、その支持ローラー回転軸3bによって回転自在に、2つの回転軸受(通常、滑り軸受又は自動位置調節ころ軸受)に取りつけられている。この支持ローラー回転軸3bの回転軸受5への取り付けは、支持ローラー回転軸によって回転不能に支えられている支持ローラー3が、動作中に生じる、回転ドラム1と走行リング4の軸方向への動きに、制限範囲まで追随できるように、好適に、公知の方法で浮かせている。この制限された−浮いている−可動の支持ローラー3及び支持ローラー回転軸3bの軸方向の可動性は、通常の方法−例えば、スラストワッシャーによる方法−で、スキューイングを引き起こす軸方向の力の発生において、対応する調節装置が、スキューイングの除去のために動かされるように、視覚による検査のため、通常の方法で用いられる。これは、より詳細に以下に論ぜられる。
【0025】
各支持ローラー回転軸3bとそれに付属する支持ローラー3は、その2つの回転軸受5を介して、静止した土台又は土台ベース7の上に傾斜可能に支持された台板6の上に固定されている。図示された実施例において、支持ローラーセット2の各支持ローラー3は、別々の台板6の上に設けられている。支持ローラーセット2の2つの台板6は、事実上の土台7の上に動かないように配置されている共通ベースフレーム(又は、共通ベースプレート8)上に支持されている。即ち、土台ベース7が、その上に台板6が直接支持されるように構成されていても良いのだが、共通ベースフレーム8は、台板6がその上に直接支持される、静止した土台の一部を形成している。
【0026】
この(各)支持ローラーセット2に関する重要な着想は、−回転ドラム1及び支持ローラー3に関して横から見たとき、即ち、図2に示されるように−各台板6(およびそれによって支えられた支持ローラー3)が、ベースフレーム8上(及び、その結果として動かない土台7上)に、2つのアーティキュレーテッド軸受9,10によって支持されているという事実に見られる。これらのアーティキュレーテッド軸受9,10は、対応する軸方向の距離QAを空けて配置され、また、それらは、図2において、右側の台板6の下側の領域にのみ(部分断面図として)示され、図2の左側半分では、それらは隠されている(これは単に端面図である)。これらのアーティキュレーテッド軸受9,10のうち、回転ドラム1の垂直な長さ方向中心軸1bの近くに置かれたアーティキュレーテッド軸受9は、ボール・ソケット軸受の形に構成され、この場合、ベースフレーム8の上に(また、必要なら、直接土台ベース7の上に)、固定軸受として、不動に設けられている。対照的に、垂直な長さ方向中央面1bからより遠くに置かれている外側のアーティキュレーテッド軸受10は、可動軸受を構成し、この場合、この外側のアーティキュレーテッド軸受10は、台板6の平面図を示す図4に弓状の双方向矢印によって示されるように、内側のアーティキュレーテッド軸受9の中心点9aの周りのほぼ円弧の形となるよう、ベースフレーム8の上に、土台の上で摺動可能に支持される。
【0027】
図2の右半分に、内側のアーティキュレーテッド軸受9と外側のアーティキュレーテッド軸受10の各々の間接部すなわち接合部の点9a,10aを結ぶ直線12が、結果的にこれら二つのアーティキュレーテッド軸受9,10の共通の傾斜軸を形成するとともに、横に延びる幾何学的な旋回軸を形成することがまた示される。この旋回軸は、好ましくは、実質上ほぼ水平に延びる。この場合において、関係する支持ローラーは、それを支える台板6とともに、この傾斜軸12の周りに、即ち、図2の右半分によれば紙面に垂直な方向に、また、図3によれば、双方向矢印で示す方向に、傾斜可能となるように支持される。
【0028】
外側のアーティキュレーテッド軸受10の近くに設けられている調節装置14(図3及び図5参照)は、また、特に重要であって、台板6が、静止した土台7又はベースフレーム8に対し、外側のアーティキュレーテッド軸受10の前記弓状の摺動可能な支持の方向(双方向矢印11)に移動可能となるように、そして、それによって台板によって支持された支持ローラー3が、回転ドラム1の走行面又はライディングリング4に関してスキューイングの調節を目的として正確に調節され得るように、台板6の上で作動する。
【0029】
図5の拡大された詳細図に示されるように、(関係する台板6を介して)支持ローラー3のスキューイングを調節するために、調節装置14は、互いに軸方向に反対向きに置かれ、互いに対して移動可能で、かつ実質的に水平に作動する2つの調節ネジ15を備え、さらに、これらの調節ネジの対向する端部15aの間に配置され、その側面16a,16bが、これらのネジの端部15aのための停止面又は接触面を形成する停止部材16を備えている。この場合において、2つの調節ネジ15が、外側のアーティキュレーテッド軸受10の近くで、台板6の下面6a上に固定(例えば、溶接)され、同時に、停止部材16が、(図5に示されるように)ベースフレーム上に、ほぼ垂直にしっかりと搭載されており、この場合、その上端16cが調節ネジの2つの端部15aの間の領域に十分に深く入り、台板6の傾斜動作の際に、それがこの下面6aに接触しないように台板の下面6aから十分な間隔が残るように延びている、ことが、好適であると考える。
【0030】
各台板6の内側のアーティキュレーテッド軸受9が、上述したように、常に、ボール・ソケット軸受を形成するよう構成される一方、外側のアーティキュレーテッド軸受10は、通常、支持ローラー3の垂直な長手方向中央面3cに平行に置かれた旋回面10b内での旋回を可能にする適切な方法で構成され得る。この目的のために、外側のアーティキュレーテッド軸受10は、単純ヒンジ軸受(ピボットヒンジ軸受)の形で構成され得る。しかしながら、この実施例においては、その/各台板6の外側のアーティキュレーテッド軸受10が、ボール・ソケット軸受の形(実質上、内側のアーティキュレーテッド軸受9と同じ)で構成されることが望ましい。
【0031】
関係する台板6とベースフレーム8との間の領域における2つのアーティキュレーテッド軸受9,10の構造及び配置に関する限り、各台板6のアーティキュレーテッド軸受9,10の一方は、(上述のように)ボール・ソケット軸受として構成され、他方は、実質的に軸方向のアーティキュレーテッド軸受として構成される。後者は、支持ローラー3及び台板6が初期位置又は標準位置にあるとき、−実質上、図示されるように−ボールの中心点10aを通る外側のアーティキュレーテッド軸受10の中心軸10cが、実質上垂直方向に向けられている(特に、図3及び7)という事実により可能である。対照的に、内側のアーティキュレーテッド軸受9の中心軸9cは、図及び6に示されるように、水平方向Hに対して傾斜度αの方を向いている。この傾けられた位置又は傾斜度αは、関係する支持ローラー3に働く合力の作用方向によって、即ち、軸受の力のみならず、(例えば、軸受摩擦力と任意の駆動力の)ベクトルの加算から決まる。これは、各台板6の2つのアーティキュレーテッド軸受9,10の構造を、非常に単純でそれゆえ安価である構造をもたらすアキシアル・アーティキュレーテッド軸受とすることを可能にする。このことは、これらアーティキュレーテッド軸受が、別の傾斜角と配置によれば、いっそうの半径方向の負荷を吸収しなければならないこと、また、このことは、対応するもっと高価なアーティキュレーテッド軸受の構造を含むであろうことを考えたとき、特に明らかとなる。しかしながら、本発明によるこの構造において、軸方向及び半径方向に負荷を与えることが可能なアーティキュレーテッド軸受の使用は、根本的に排除されないということに、気付かなければならない。
【0032】
内側のボール・ソケット軸受9の中心点9aが、支持ローラー3の外周走行面3aと回転ドラム1の走行面/ライディングリング4との間の接触線17の垂直下方に置かれていることがまた、図2に示される。これは、回転ドラム1の軸方向の動きによって引き起こされる支持ローラー3(及び対応する台板6)に加わる軸方向の力が、支持ローラー3の斜めの動きのための調節手段14に及ばないという利点を有する。
【0033】
2つのボール・ソケット軸受9及び10の構造が、より詳細に図6及び図7に示される。まず第1に、ボール・ソケット軸受9,10が、実質的に同じ構造を有しているということが、ここから分かる。従って、各ボール・ソケット軸受9,10は、好ましくは、球形セグメント軸受の形に構成される。
【0034】
まず、第1に、内側のボール・ソケット軸受9の構造について考えると、このボール・ソケット軸受(球形セグメント軸受9)は、第1の球形セグメント部9.1を有している。第1の球形セグメント部は、球形セグメントの形をした凸形の外側軸受面9.2を備え、第2の球形セグメント部9.4の凹形の内側軸受面9.3内において自在に旋回できるように搭載されている。凹形の内側軸受面は、球形セグメントの形状でかつ連結座様である。これらの2つの球形セグメント部9.1及び9.4は、図6に明確に示されるように、ほぼ環状の構造で、第1の球形セグメント部9.1は、一種の軸ジャーナル18上にしっかりと設置されており、この軸ジャーナルは、対応した斜め下方向に向けられた台板6の突部6bの上に固定される。一方、第2の球形セグメント部9.4は、対応する斜め上方へ向けられたベースフレームの固定用突起8a上に、例えば、接続部9.5を介して、動かないように取り付けられ又は支持される。
【0035】
また、外側ボール・ソケット軸受(球形セグメント軸受)10は、第1の球形セグメント部10.1を有しており、この第1の球形セグメント部は、球形セグメントの形をした凸形の外側軸受面10.2を備え、第2の球形セグメント部10.4の、球形セグメントの形状で連結座のような凹形の内側軸受面10.3内において自在に旋回できるように取り付けられている。この外側ボール・ソケット軸受(球形セグメント軸受)10において、また、2つの球形セグメント部10.1及び10.4は、図7から分かるように、環状の構造を有している。しかしながら、この外側ボール・ソケット軸受10の第2の球形セグメント部10.4は、(内側ボール・ソケット軸受9の場合のように)固定されることく、双方向矢印11(図4)の方向に摺動可能なように、ベースフレーム8上に支持されている。この摺動可能な支持は、最も単純な形で実施できるもので、球形セグメント部10.4をしっかり受ける接続部10.5は、その下面10.5aで、ベースフレーム8の上面の摺動接触面として構成された対応する対向面に直接支持される。しかしながら、図7に示される実施例によれば、接続部10.5の下側の領域において、ほぼ平らな板状の摺動迫台20が−任意に取替え可能に−ベースフレーム8の上面上に固定され、さらに接続部10.5の下面10.5aが摺動面として構成され、その結果、下側の第2の球形セグメント部10.4が、摺動面として構成された摺動迫台の上面20aの上に摺動可能となるように支持される、ことが好ましい。このようにして、各摺動迫台20は、ほぼ平らな板状の軸受の形で構成される。この摺動迫台又はこの滑り軸受板20は、比較的低い摩擦係数を持つ摺動部材、例えば、グレーキャスト鉄又は対応するプラスチック材、から生成される。
【0036】
上述した本発明による支持ローラーセット2において、各支持ローラー3は、最も望ましい方法で、それが、回転ドラム1の関係するライディングリングに関して自動調節するように、構成されかつ配置される。これらの自動調節支持ローラー3は、軸方向の力に対して反応しないので、これらは、何等のスキューイングも持つべきではない。この理由で、支持ローラー3とそれらの支持ローラー軸3bの位置を、既に述べたように、少なくとも視覚的に、調べられるという利点がある。支持ローラーにスキューイングが生じた場合に、できる限りスキューイングがなくなるように、対応する支持ローラー3を調節することができるために、このスキューイングが調節装置14の助力によりすばやく除去される。この場合において、回転ドラム1の動作状況の変化及びその他の影響のために、スキューイングの調節を繰り返すことが必要かもしれない。支持ローラーのスキューイングを調節するための調節装置14の始動は、比較的簡単な動作であり、単純である。もしも、この点について、図、特に図5について再び考えると、調節ネジ15は、単純な六角形のネジのように構成され、(図示されるように)ロックナットによって、それらの調節位置へねじ込まれる。こうして、これらの調節ネジ15は、特別な時間・労働の犠牲なしに、適切なスパナの助力により素早く動かすことができる。
【0037】
良く知られているように、回転ドラム1のための支持ローラーセット2の支持ローラー3は、単に、軸受又は支持ローラーあるいは駆動可能な支持ローラーのように構成され得る。これらの例が、図8,9および10に示されるような支持ローラーセットの発明による実施例を参照して以下に説明される。
【0038】
支持ローラーセット2の本発明による構成の上記説明から、また、対応する前述の図面から、関係する台板6とともに傾斜可能な上側アーティキュレーテッド軸受部の中央軸9c、10c(又はそれらの対応する上側中央部)、即ち、アーティキュレーテッド軸受9,10の第1の球状セグメント部9.1及び10.1が、台板6に垂直に延び、関係する支持ローラー3の垂直な長手方向中央面3c(図2)に直角な方向を向く共通の参照面に置かれていることが、既に基本的に明らかである。
【0039】
この場合において、各支持ローラー3は、単なる支持軸受ローラーとして、図8に示されるように構成され、関係する支持ローラー軸3bは、その端部において、支持ローラーの垂直な横方向中央対称面3dの両側に置かれた2つの回転軸受5内に取り付けられる。支持ローラー3のこの構成(図8)において、支持ローラー軸3bを備えた支持ローラー3、2つの回転軸受5、台板6及びアーティキュレーテッド軸受9,10が、横方向中央面3dに関して平衡システムを構成するので、アーティキュレーテッド軸受9,10の上側アーティキュレーテッド軸受部9.1,10.1のための上述した参照面21が、支持ローラー3の垂直な横方向中央対称面3dと一致する。
【0040】
図9に示される実施例は、原理上は、同じ方法で動作する。支持ローラー3は、駆動されるように構成され、この支持ローラー3の2つの端部に取り付けられているのは、リダクションモータ22,23、望ましくは、各場合において油圧モーターであるが、基本的に対応する電気モータでもよい。図9による本実施例と図8による実施例との違いは、平衡システムが、支持ローラーの垂直な横方向中央対称面3dの両端に生成されるように、同種の駆動モータ22,23が、支持ローラーの両端に取り付けられている、という事実に帰する。その結果、上述された参照面21は、再び、支持ローラー3の既に述べた横方向中央面3dと一致する。それ故、図8による例においてのみならず、図9による例においても、構造的に対称的で、発生するトルクと傾きモーメントに関して取り扱いが容易な構成が、生成される。
【0041】
図10による実施例は、リダクションモーター22が、支持ローラーの一方の端部3b1にのみに取りつけられている以外は図8及び9による実施例と同じように構成され、それによって、支持ローラー3が、駆動可能となるよう、同様に構成されている。この実施例(図10)では、片側だけのモーター駆動のために、支持ローラー3の垂直な横方向中央対称面3dに関して、ある範囲まで、不均衡が生み出されるので、対応する平衡を保たせることが、台板6の傾斜可能な支持を考慮して、(ベースフレーム8上のアーティキュレーテッド軸受9,10を介して)保証されなければならない。この理由のため、この第3の実施例(図10)においては、アーティキュレーテッド軸受9,10の上側のアーティキュレーテッド軸受部の中央軸を含む参照面21が、平衡を保たせるための距離Aだけ離れて、支持ローラー3の垂直な横方向中央対称面3dと平行に置かれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明により構成された、例えば2つの支持ローラーセット上に回転可能に支持された回転ドラムの長さ方向に関して一部切断された、まさに概略を示す長さ方向の図である。
【図2】 本発明による支持ローラーセットの横方向又は端面の拡大された縮尺の図であり、ほぼ右半分が図1のII−II切断線にほぼ対応する断面図である。
【図3】 基板台上のアーティキュレーテッド軸受を用いて支持された支持ローラーセットの台板の(図2の矢印IIIにほぼ対応する)側面図である。
【図4】 支持ローラーセットの台板の平面図である。
【図5】 台板用の調節装置を説明するための、図3における部分Vにほぼ対応する拡大された詳細図である。
【図6】 台板の内側のボール・ソケット軸受の垂直断面図である。
【図7】 台板の外側のボール・ソケット連結の垂直断面図である。
【図8】 本発明によるローラー支持セットの第1の実施例で、ほぼ同じ長さ方向の側面図を示す。
【図9】 本発明によるローラー支持セットの第2の実施例で、ほぼ同じ長さ方向の側面図を示す。
【図10】 本発明によるローラー支持セットの第3の実施例で、ほぼ同じ長さ方向の側面図を示す。

Claims (20)

  1. 回転炉や回転乾燥機などのように回転駆動される回転ドラム(1)を、傾斜可能、軸方向移動可能かつ回転可能に支持する支持ローラーセットであって、前記回転ドラムの垂直な長さ方向中央面(1b)の両側に対称的に配された2つの支持ローラー(3)と、前記支持ローラーの外周面(3a)上に回転可能に支持された前記回転ドラム(1)の走行面(4)とを備え、これら支持ローラーの各々が、動かない土台(7,8)上に傾斜可能に支持された台板(6)に固定された2つの回転軸受(5)に、その支持ローラー軸(3b)によって回転自在に取り付けられている支持ローラーセットにおいて、前記支持ローラー(3)を支える各台板(6)軸受が、−前記回転ドラム(1)と前記支持ローラー(3)の軸に沿った方向から見た(図2)とき−互いに横方向に間隔(QA)を置いて配置された2つのアーティキュレーテッド軸受(9,10)によって、前記土台(7,8)の上に支持され、前記回転ドラム(1)の垂直な長さ方向中央面(1b)のより近くに置かれた内側のアーティキュレーテッド軸受(9)は、ボール・ソケット軸受を構成し、かつ固定軸受として前記土台(7,8)の上に動かないように支持され、一方、前記垂直な長手方向中央面(1b)からより離れて置かれた外側のアーティキュレーテッド軸受(10)は、可動軸受を形成し、前記土台(7,8)の上で、前記内側のボール・ソケット軸受(9)のボールの中心点(9a)の周りの円弧の形に摺動可能にとなるように支持されている、ことを特徴とする支持ローラセット。
  2. 請求項1に記載の支持ローラーセットにおいて、調節装置(14)が、前記外側のアーティキュレーテッド軸受(10)の近くに設けられ、前記台板(6)上で、この台板が前記土台(7,8)に関して前記外側のアーティキュレーテッド軸受(10)の弓状の摺動支持の方向に移動可能となり、それにより前記台板によって支持されている前記支持ローラー(3)が前記回転ドラム走行面(4)に関してスキューイング調節の目的で調節可能となるように動作する、ことを特徴とする支持ローラーセット。
  3. 請求項1に記載の支持ローラーセットにおいて、前記内側及び前記外側のアーティキュレーテッド軸受(9,10)の関節部の中心点(9a,10a)間を結ぶ直線(12)が、これらアーティキュレーテッド軸受の傾斜動作の共通軸として幾何学的旋回軸を形成し、それによって、関係する支持ローラー(3)を、それを支持する台板(6)とともに、この傾斜軸(12)の周りに傾斜可能にとした、ことを特徴とする支持ローラーセット。
  4. 請求項3に記載の支持ローラーセットにおいて、前記傾斜軸(12)が、実質上、水平方向に延びていることを特徴とする支持ローラーセット。
  5. 請求項1又は3に記載の支持ローラーセットにおいて、前記台板(6)の前記外側のアーティキュレーテッド軸受(10)もまた、ボール・ソケット軸受であることを特徴とする支持ローラーセット。
  6. 請求項1又は3に記載の支持ローラーセットにおいて、前記台板(6)の前記外側のアーティキュレーテッド軸受(10)が、前記支持ローラー(3)の垂直な長さ方向中央面(3c)に平行な旋回面(10b)内で旋回可能なヒンジ軸受を、ほぼ構成することを特徴とする支持ローラーセット。
  7. 請求項3または5に記載の支持ローラーセットにおいて、各ボール・ソケット軸受(9,10)が、球形セグメント軸受を構成し、かつ第1の球形セグメント部(9.1,10.1)を有しており、該第1の球形セグメント部は、球の一部を形成する凸面の外側軸受面(9.2,10.2)を有し、第2の球形セグメント部(9.4,10.4)の、球の一部を形成する連結座のような凹面の内側軸受面(9.3,10.3)内に、回転自在となるよう取りつけられていることを特徴とする支持ローラーセット。
  8. 請求項7に記載の支持ローラーセットにおいて、各ボール・ソケット軸受(9,10)の2つの球形セグメント部(9.1,9.4,10.1,10.4)が、ほぼ環状の構造を有し、それによって、前記第1の球形セグメント部(9.1,10.1)がそれぞれ、可動の前記台板(6)に堅固に接続され、かつ前記第2の球形セグメント部(9.4,10.4)がそれぞれ、前記土台(7,8)上に支持されていることを特徴とする支持ローラーセット。
  9. 請求項8に記載の支持ローラーセットおいて、前記内側のボール・ソケット軸受(9)の前記第2の球形セグメント部(9.4)が、前記土台(7,8)に堅固に接続されている一方で、前記外側のボール・ソケット軸受(10)の前記第2の球形セグメント部(10.4)が、前記土台に堅固に接続されている平らな摺動迫台(20)の上で摺動可能となるように、摺動面(10.5a)によって支持されていることを特徴とする支持ローラーセット。
  10. 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の支持ローラーセットにおいて、前記台板(6)の前記アーティキュレーテッド軸受(9,10)の両方が、実質上、アキシアル・アーティキュレーテッド軸受として構成されるとともに、前記支持ローラー(3)及び前記台板(6)が標準位置にある場合に、前記外側のアーティキュレーテッド軸受(10)の中心軸(10c)が、実質上、垂直方向を向き、かつ、前記内側のアーティキュレーテッド軸受(9)の中心軸(9c)が、水平方向(H)に対して傾きを持ち、その傾斜度(α)が、関係する支持ローラー3上に働く合力の働く方向に基いて決められていることを特徴とする支持ローラーセット。
  11. 請求項10に記載の支持ローラーセットにおいて、前記内側のボール・ソケット軸受(9)の中心点(9a)が、前記支持ローラー(3)の外周面(3a)と回転ドラム(1)の走行面(4)との間の接触線(17)より垂直方向下側に配置されていることを特徴とする支持ローラーセット。
  12. 請求項2又は11に記載の支持ローラーセットにおいて、前記支持ローラー(3)のスキューイングの調節用の前記調節装置(14)が、互いに逆向きに軸方向に間隔を置いて配置され、互いに関して移動可能で、かつ、実質上水平方向に動く2つの調節ネジ(15)と、これらのネジの端部(15a)用の停止面を形成する側面(16a,16b)を有する停止部材(16)とからなることを特徴とする支持ローラーセット。
  13. 請求項12に記載の支持ローラーセットにおいて、前記調節ネジ(15)が、前記外側のアーティキュレーテッド軸受(10)の近くにて、前記台板(6)の下面(6a)に固定されており、また、前記停止部材(16)が、前記土台(7,8)のほぼ垂直な位置に堅固に固定され、前記2つの調節ねじの端部(15a)間の領域に、その上端(16c)を大きく突き出していることを特徴とする支持ローラーセット。
  14. 請求項1乃至13のうちのいずれか1つの支持ローラーセットにおいて、前記アーティキュレーテッド軸受(9,10)の両方の台板(6)とともに傾斜可能な上側アーティキュレーテッド軸受部分(9.1,10.1)の中心軸が、台板(6)に垂直に延びかつ関係する支持ローラー(3)の垂直な長手方向中央面(3c)に直角な方向を向いている共通の参照面(21)上に置かれていることを特徴とする支持ローラーセット。
  15. 請求項14に記載の支持ローラーセットにおいて、各支持ローラー(3)が単に支持軸ローラーとして構成され、前記参照面(21)が、前記支持ローラー(3)の横方向中央対称面(3d)に一致することを特徴とする支持ローラーセット。
  16. 請求項14に記載の支持ローラーセットにおいて、少なくとも一つの前記支持ローラー(3)が、駆動可能に構成され、リダクションモーター(22,23)が、支持ローラーの両端部(3b1,3b2)に取りつけられ、前記参照面(21)が、前記支持ローラーの横方向中央対称面と一致するような方向に向けられていることを特徴とする支持ローラーセット。
  17. 請求項14に記載の支持ローラーセットにおいて、少なくとも1つの前記支持ローラー(3)が、駆動可能に構成され、リダクションモーター(22)が、支持ローラー軸(3b)の一方の端部(3b1)にのみ取り付けられ、前記参照面(21)が、前記支持ローラー(3)の横方向中央対称面(3d)に平行に、平衡用の距離(A)だけ離れて配置されていることを特徴とする支持ローラーセット。
  18. 請求項1乃至17の内のいずれか1つに記載の支持ローラーセットにおいて、各台板(6)が、実際の土台(7)の上に堅固に配置されたベースフレーム(8)の上に直接支持されていることを特徴とする支持ローラーセット。
  19. 請求項18に記載の支持ローラーセットにおいて、前記外側のアーティキュレーテッド軸受(10)の前記摺動迫台(20)が、比較的低い摩擦係数を有する摺動材料から製造された実質上平らな軸受面を構成するように、前記ベースフレーム(8)上に堅固に取り付けられていることを特徴とする支持ローラーセット。
  20. 請求項18に記載の支持ローラーセットにおいて、当該支持ローラーセット(2)の各支持ローラー(3)が、別々の台板(6)の上に設けられ、両方の台板(6)が、共通のベースフレーム(8)の上に支持されていることを特徴とする支持ローラーセット。
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