JP4646754B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像した画像を通信を介して接続先の機器に転送可能な撮像装置及びその制御方法に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置は、撮像素子により光学像を電気信号に変換し、デジタル画像データとしてカメラに内蔵のメモリやCF、SDなどのリムーバブル記録媒体に記録する。今日の撮像装置は、これに加えて、USBや無線LANといった各種通信部を用いてPCなどの外部機器にデジタル画像データを転送して利用することが可能となっている。特許文献1では、通信部として無線通信部を備え、撮像動作中以外の状態で記録媒体上に保存されているデジタル画像データを自動的に接続先に転送する機能を備えたデジタルカメラが開示されている(特許文献1を参照)。また、通信機能を備えたPCやPDA等に目を向ければ、ユーザーが事前に転送したいデータを選択し、所定の操作により選択されたデータを通信部を介して接続された他の機器に対して転送するといった機能は標準的な機能として備わっている。
特開2003−264729号公報
しかしながら、自動的に撮影された画像の全てを転送する場合、撮影者の意思に反して、手ぶれ画像やピンぼけ画像などの失敗画像も自動的に転送されてしまうという問題がある。さらに、通信部を介して転送するということは、必ず通信相手が存在し、また通信相手の記録できるデータの容量にも限りがある。このような状況の中で撮影者の望まない撮像画像を転送することは、通信相手の記録媒体空き容量を無駄に消費することになり、結果として撮影者が優先して転送したい画像が存在しても、転送できない状況が発生しうる。
また、PCやPDAのように、再生モードで画像を選択して転送を実行する場合、撮影者は本来転送したい画像を選んで送ることが可能である。従って、これを単純にデジタルカメラで実現したのでは、撮像した多数の画像の中から転送すべき画像を選択する作業に多くの手間と時間を要し、シャッターチャンスを逃してしまう状況が発生しうる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、シャッターチャンスを逃さず、所望の画像を優先して転送することが可能な撮像装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、撮像装置に係り、画像を撮像する撮像手段と、撮像手段で撮像された撮像画像外部機器への転送を制御する通信制御手段と、撮像装置と外部機器との接続状態を判断する判断手段と、撮像手段による撮像後に表示される確認画面に撮影画像を表示するよう制御する画像表示制御手段と、確認画面に表示された撮像画像を外部機器に転送するか否かのユーザ指示を受け付けるための指示部を、確認画面に表示する指示部表示制御手段とを有し判断手段により、接続状態が撮像画像を外部機器へ転送するための所定の条件を満たすと判断された場合、指示部表示制御手段は確認画面に指示部を表示するよう制御し、判断手段により接続状態が所定の条件を満たさないと判断された場合、指示部表示制御手段は指示部を確認画面に表示せず、通信制御手段は外部機器に撮像画像の転送を行わないように制御することを特徴とする。
本発明の第2の側面は、撮像装置の制御方法に係り、画像を撮像する撮像工程と、撮像工程で撮像された撮像画像外部機器への転送を制御する通信制御工程と、撮像装置と外部機器との接続状態を判断する判断工程と、撮像工程での撮像後に表示される確認画面に撮影画像を表示するよう制御する画像表示制御工程と、確認画面に表示された撮像画像を外部機器に転送するか否かのユーザ指示を受け付けるための指示部を、確認画面に表示する指示部表示制御工程とを有し判断工程により、接続状態が撮像画像を外部機器へ転送するための所定の条件を満たすと判断された場合、指示部表示制御工程は確認画面に指示部を表示するよう制御し、判断工程により接続状態が所定の条件を満たさないと判断された場合、指示部表示制御工程は指示部を確認画面に表示せず、通信制御工程は外部機器に撮像画像の転送を行わないように制御することを特徴とする。
本発明の第3の側面は、プログラムに係り、上記の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の第4の側面は、コンピュータ可読記憶媒体に係り、上記のプログラムを格納したことを特徴とする。
本発明によれば、シャッターチャンスを逃さず、所望の画像を優先して転送することが可能な撮像装置及びその制御方法を提供することができる。
[第1の実施形態]
第1の実施形態として、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態に係る撮像装置としてのデジタルカメラについて詳説する。なお、本実施形態では、本発明を適用したデジタルカメラの通信相手としてノートパソコンを使用し、無線LANにて1対1の通信を行うものとする(図2を参照)。
<機器構成>
図1は本発明の好適な第1の実施の形態に係るデジタルカメラ100の構成を示すブロック図である。
10は撮影レンズであり、フォーカスレンズ10a及びズームレンズ10bから構成される。12は絞り機能を備えるシャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像部としての撮像素子、16は撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器である。
18は撮像素子14、 A/D変換器16、 D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
20は画像処理回路であり、 A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
また、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が絞りシャッタ駆動部40、フォーカスレンズ駆動部42に対して制御を行う。具体的には、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行う。
さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータは、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
24は画像表示メモリであり、26はD/A変換器であり、28はTFT LCD等から成る画像表示部である。画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。
画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現することが可能である。
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合にはデジタルカメラ100の電力消費を大幅に低減することが出来る。
30は撮影(撮像)した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
32は適応離散コサイン変換(ADCT)、ウェーブレット変換等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
40は絞り機能を備えるシャッター12を制御する絞りシャッタ駆動部であり、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。
42はフォーカスレンズ10aの駆動を制御するフォーカスレンズ駆動部、44はズームレンズ10bを駆動させるズームレンズ駆動部、46はバリアである保護部102の動作を制御するバリア制御部である。
48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
絞りシャッタ駆動部40、フォーカスレンズ駆動部42は、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が絞りシャッタ駆動部40、フォーカスレンズ駆動部42に対して、露出、ピントを制御する。
50はデジタルカメラ100全体を制御するシステム制御回路、52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の表示部である。表示部54は、デジタルカメラ100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。
また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダー104内に設置されている。
表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、以下のものが挙げられる。すなわち、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示である。また、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示等も挙げられる。
表示部54の表示内容のうち、光学ファインダー104内に表示するものとしては、以下のものが挙げられる。すなわち、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示等である。さらに、表示部54の表示内容のうち、LED等に表示するものとしては、以下のものが挙げられる。すなわち、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、記録媒体書き込み動作表示、マクロ撮影設定通知表示、二次電池充電状態表示等である。
そして、タリーランプ58は、動画記録中であることを通知するために点灯、消灯、点滅等の動作を行う。また、AF補助光59は撮影するシーンが低照度の場合に静止画撮影準備のAF動作時に点灯し、低照度時のAF性能を向上させる目的で使用される。
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM、フラッシュメモリ等が用いられる。
60、62、64、70及び72は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作部であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作部の具体的な説明を行う。
60は電源スイッチ(メインスイッチ)であり、画像処理装置100の電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定することが出来る。また、画像処理装置100に接続された各種付属装置の電源オン、電源オフの設定も合わせて切り替え設定することが出来る。
62はシャッタースイッチSW1であり、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
64はシャッタースイッチSW2であり、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなる。シャッタースイッチSW2(64)は、以下の一連の処理の動作開始を指示する。すなわち、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理の動作開始を指示する。また、シャッタースイッチSW2(64)は、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理の動作開始を指示する。また、シャッタースイッチSW2(64)は、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200に画像データを書き込む記録処理の動作開始を指示する。
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部であり、以下のものが挙げられる。すなわち、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタンである。また、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、画像表示ON/OFFボタン、圧縮モードスイッチも挙げられる。さらに、撮影直後に撮影した画像データを画像表示部28を用いて自動再生表示するレックレビュー機能を設定するレックレビュースイッチ、レックレビュー中に画像の転送を指定するためのレックレビュー転送スイッチも挙げられる。また、撮影及び或いは再生及び或いは通信を実行する際に各種機能の選択及び切り替えを設定する選択/切り替えスイッチ、撮影及び或いは再生及び或いは通信を実行する際に各種機能の決定及び実行を設定する決定/実行スイッチも挙げられる。
なお、圧縮モードスイッチは、JPEG(Joint PhotographicExpert Group)圧縮の圧縮率を選択するためスイッチである。或いは、撮像素子の信号をそのままディジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである。JPEG圧縮のモードは、例えばノーマルモードとファインモードが用意されている。デジタルカメラ100の利用者は、撮影した画像のデータサイズを重視する場合はノーマルモードを、撮影した画像の画質を重視する場合はファインモードを、それぞれ選択して撮影を行うことが出来る。
JPEG圧縮のモードでは、撮像素子14から読み出されてA/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で設定した圧縮率に圧縮し、記録媒体200に記録を行う。
CCDRAWモードでは、撮像素子14の色フィルタの画素配列に応じて、ライン毎にそのまま画像データを読み出して、A/D変換器16、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出し、記録媒体200に記録を行う。
72はモードダイアルスイッチであり、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することが出来る。
なお、本実施形態の説明においては、特に、撮影モード、再生モード、プリントサービスモードをデジタルカメラ100が備える構成としている。
80は電源制御部であり、電池検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御部80は、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
82及び84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li-ion電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源部である。
90はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース、92はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。
102は、デジタルカメラ100のレンズ10を含む撮像部を覆うことにより、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである保護部である。
104は光学ファインダーであり、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用すること無しに、光学ファインダーのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダー104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。
110は通信部であり、その代表的な例としては、以下の無線通信部等が挙げられる。すなわち、RS2-32C、USB、IEEE1394等の有線通信部や、無線LAN(IEEE802.11a,IEEE802.11b、IEEE802.11g)、Bluetooth等である。本実施形態では無線LANを前提として説明する。
111は、通信部110による外部機器との接続状態を監視する接続監視部である。
112は、画像表示部28により表示された撮像画像を外部機器に転送するか否かの指示を行う画像転送指示部である。
113は、画像転送指示部112による指示及び接続監視部111により監視される接続状態に基づいて通信部110に撮像部16で撮像された撮像画像の転送を実行させる画像転送制御部である。
114は、撮像部16による撮影毎に撮像画像の画像表示部26への表示を制御する画像表示制御部である。画像表示制御部114は、撮像部16による撮影毎に、ユーザーにより設定された時間の間(例えば、図6のステップS306では2秒)、画像表示部26にレックレビュー表示を行うよう制御することができる。画像表示部26にレックレビュー表示を行う時間が0秒に設定された場合には、レックレビュー表示がオフに設定されたことを意味する。しかしながら、画像表示制御部114は、レックレビュー表示を行う時間が0秒に設定された場合であっても、転送先の外部機器との接続状態が満たされ、外部機器へ画像が転送された場合には、レックレビュー表示を行う。これにより、外部機器への転送前に、ユーザーは転送画像を確認することができる。画像表示制御部114は、レックレビュー表示を行う時間が0秒に設定され、接続状態が満たされず、通常の撮影が行われる場合には、設定に従ってレックレビュー表示を行わずに撮像画像を記録媒体に記録するよう制御する。
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。
記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、デジタルカメラ100とのインタフェース204、デジタルカメラ100と接続を行うコネクタ206を備えている。
次に、上記の如く構成された本発明の好適な第1の実施の形態に係るデジタルカメラの動作について図1〜図9を参照しながら詳細に説明する。
<通信対象機器の設定と通信モード切替フロー>
本実施形態におけるデジタルカメラでは、予め通信対象となる機器に関する通信設定を行い、その設定に従って画像の転送処理が行われる。また、本実施形態では通信対象機器との通信方法として撮影時に自動的に画像を転送する「自動転送モード」を標準的な転送方法とし、「自動転送モード」がOFFの場合に本実施形態を実現した「レックレビュー転送モード」が使用される。以降では実際の操作の流れに沿って設定手順を説明する。
まず、操作部70を用いてデジタルカメラ100の各種設定画面を画像表示部28に表示する。その中から図3の(a)に示した「転送モード選択画面」を選ぶ。本実施形態では図3に示すように(1)転送なし、(2)撮影時自動転送ON、(3)撮影時自動転送OFFの3つの方法が選択可能である。(1)の「転送なし」が選択された場合は、撮影後に画像データの転送は行わず、デジタルカメラ100に取り付けられた記録媒体200に撮影された画像データが記録される。また、(2)の「撮影時自動転送ON」および(3)の「撮影時自動転送OFF」が選択された場合は、図3(b)に示す「接続先選択画面」が表示される。この画面より(2)、(3)の転送モードを実行する際の通信相手となる機器をあらかじめ選択する。接続先の設定については(2)、(3)の転送モードを使用する限りは必須の手順であり、この画面での選択により通信部である無線LAN110による機器間の接続確立処理が実行される。
なお、本実施形態では3つの機器から1つを選択する例を示した。しかしながら、例えば、登録されている機器が1つしかない場合など、通信相手が限定されるような場合では、以下のように構成してもよい。すなわち、図3(a)の画面で(2)もしくは(3)の転送モードが指定された場合には、自動的に登録されている機器と接続動作を行うような構成にしてもよい。
以上が、通信対象機器の設定と通信モード切替フローである。
<撮影動作>
次に、本発明の好適な実施の形態に係るデジタルカメラの撮影動作の流れについて説明する。図4、図5はデジタルカメラ100のシャッタースイッチSW1(62)を押してからの制御の流れを示すフローチャートである。図4、図5に示すフローチャートは図1におけるシステム制御回路50によって実行される。また、システム制御回路50によって出力された各種判定結果、演算結果はメモリ52に記憶され、必要に応じて読み出されながら所望の処理を実行する。システム制御回路50は、デジタルカメラ100のシャッタースイッチSW1(62)が押されると、図4に示した撮影処理シーケンスの実行を開始する。
ステップS100では、システム制御回路50は、SW1(62)のON/OFF状態を検出し、OFFであれば(ステップS100で「NO」)何もせず、ONであれば(ステップS100で「YES」)ステップS101に進む。
ステップS101では、システム制御回路50は、焦点調整前の露出調整を焦点調整に適した露出条件に制御する。
ステップS102では、システム制御回路50は、焦点調整処理を実行する。システム制御回路50は、焦点調整処理が完了した後にステップS103に進む。
ステップS103では、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW2(64)のON/OFF状態を検知する。システム制御回路50は、シャッタースイッチSW2(64)がOFFであれば(ステップS103で「NO」)、ステップS104に進む。システム制御回路50は、シャッタースイッチSW2(64)がONであれば、ステップS105の撮像処理を実行する。
ステップS104では、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1(62)の状態を検知し、ONであれば(ステップS104で「YES」)ステップS103に戻り、シャッタースイッチSW2(64)の状態を再び検知する。システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1(62)がOFFであった場合は(ステップS104で「NO」)、撮影処理を終了する。従って、シャッタースイッチSW1(62)がONかつシャッタースイッチSW2(64)がONとなる条件が成立しない限り、以降の撮像処理が実行されない。
ステップS105では、システム制御回路50は、撮像処理を実行する。図5は、ステップS105の撮像処理を詳細に示す図である。
図5に示すように、ステップS200では、システム制御回路50は、撮像素子14への露光を実行する。
ステップS201では、システム制御回路50は、撮像素子14に蓄積されたデータを読み出す。
ステップS202では、システム制御回路50は、A/D変換器16を用いて撮像素子14から読み出したアナログ信号をデジタル信号に変換する。
ステップS203では、システム制御回路50は、画像処理回路20を用いて各種画像処理を行う。
ステップS204では、システム制御回路50は、ステップS203で処理した画像をJPEG(Joint Photographic Expert Group:カラー静止画像圧縮方式)などのフォーマットに従って圧縮する。以上がステップS105の撮像処理の詳細である。
図4のステップS106では、システム制御回路50は、図5のステップS204で圧縮した画像データの記録媒体への格納を開始する。
ステップS107では、システム制御回路50は、撮影した画像を確認するためのレックレビュー画面を画像表示部28に表示させるとともに撮像画像の転送処理を実行する。この処理の詳細については後述する。以上がSW1を押してから撮影が完了するまでの全体の流れである。
<撮影時自動転送とレックレビュー転送>
次いで、レックレビュー画面の表示から実際の転送処理を実行するまでの流れを図6のフローチャートと図7に示したシャッタースイッチSW2(64)を押してからの画像表示部28の画面の遷移を参照して順を追って説明する。
まず、図4のステップS10を実行した後に、システム制御回路50は、図6のフローチャートを実行する。その際、システム制御回路50は、図7(a)のように表示用の画像が生成されるまでの間は画面表示部28に画像を表示しない。
図6のステップS300では、接続監視部111は、この間に画像ファイルの転送先の機器との接続状態を確認する。本実施形態では、接続監視部111は、画像転送を実行する条件として、(1)無線LANにより接続が確立されていることと、(2)電波強度が所定のレベルにあることの2点を監視するものとする。これによって、通信部として無線LANなどの無線通信部を使用した場合を例に考えると、例えば画像の転送が指示され、さらに外部機器との無線による接続が確立し電波強度も十分な状態であれば、直ちに転送指定した画像を接続先に送ることができる。
ステップS301では、システム制御回路50は、撮像画像の確認用に画像表示部28にレックレビューを表示させる。
ステップS302では、画像転送指示部112は、図3(a)の画面で設定した転送モードが転送なしモードであるか否かを判断する。画像転送指示部112は、判断した転送モードが図3に示す「転送なし」であれば(ステップS302で「YES」)、ステップS306に進む。画像転送指示部112は、判断した転送モードが図3に示す「転送なし」でなければ(ステップS302で「NO」)、ステップS303に進む。
ステップS303では、画像転送指示部112は、図3(a)の画面で設定した転送モードが自動転送モードであるか否かを判断する。画像転送指示部112は、判断した転送モードが図3に示す「撮影時自動転送ON」であれば(ステップS303で「YES」)、ステップS309に進む。画像転送指示部112は、判断した転送モードが図3に示す「撮影時自動転送ON」でなければ(ステップS303で「NO」)、ステップS304に進む。
ステップS304では、画像転送指示部112は、レックレビュー画面上に撮影者に対して転送の実行の有無の決定を促すためのダイアログを画像表示部28に表示させる。具体的には、図7(e)に示す画面が表示される。本実施形態では、この転送指示受付ダイアログがレックレビュー中に表示されている間に転送の指示が出せるように構成されている。
ステップS306では、画像転送指示部112は、レックレビュー表示した時から所定時間が経過したか否かを確認する。本実施形態では、レックレビュー表示時間が2秒と設定されており、この期間で撮影者は撮像画像を確認し、転送を実行するか否かを決定する。
ステップS307では、画像転送指示部112は、レックレビュー表示のキャンセルを実行するか否かを判定する。本実施形態では、画像転送指示部112は、デジタルカメラ100のSW1(62)が押されたか否かによりレックレビューのキャンセル要求の有無を判断する。画像転送指示部112は、レックレビュー表示中にSW1(62)が押されたことを検知した場合には(ステップS307で「YES」)、次の処理としてステップS311を実行する。転送モードが図3に示す(3)の「撮影時自動転送OFF」及び「転送無し」の場合は通常、この判定条件は成立せず、直ちにステップS314を実行し、レックレビュー画面からLIVE画像への切り替えを行う。
ステップS308では、画像転送指示部112は、撮影者からの転送の指定を判断する。具体的には、図7(f)に示すように操作部70のレックレビュー転送スイッチが701押されることによって転送指定が確定する。
ステップS309では、画像転送制御部113は、ステップS300で検出した転送先との接続状態、および電波強度の条件が所定の条件を満たすかを判断する。画像転送制御部113は、転送先との接続が確立済みで、電波強度が所定レベル以上あり、効率よく転送が可能であると判断した場合には(ステップS309で「YES」)、ステップS310に進む。画像転送制御部113は、ステップS309で上記条件が成立しない場合には(ステップS309で「NO」)、ステップS310の転送処理を実行せずにステップS311に進む。
ステップS310では、画像転送制御部113は、通信部110に撮影した画像の転送を開始させる。このとき転送処理自体は主たる処理と並列に実行されるものとする。転送開始の後、ステップS311に進む。
ステップS311では、システム制御回路50は、自動転送モードであるか否かを判断する。システム制御回路50は、自動転送モードでなければ(ステップS311で「NO」)、直ちにステップS314を実行し、LIVE画像に切り替える。システム制御回路50は、自動転送モードであれば(ステップS311で「YES」)、ステップS312に進む。
ステップS312では、システム制御回路50は、ステップS307と同様にして、レックレビュー表示のキャンセルを実行するか否かを判定する。システム制御回路50は、キャンセル要求があったことを検知した場合には(ステップS312で「YES」)、ステップS314を実行する。システム制御回路50は、キャンセル要求があったことを検知しなかった場合には(ステップS312で「NO」)、ステップS313に進む。
ステップS313では、システム制御回路50は、ステップS306と同様にして、レックレビューを表示した時から所定時間が経過したか否かを確認する。システム制御回路50は、所定時間が経過したときには(ステップS313で「YES」)、ステップS314に進む。システム制御回路50は、所定時間が経過していないときには(ステップS313で「NO」)、ステップS312に戻る。
ステップS314では、システム制御回路50は、レックレビュー表示からLIVE画像へ切り替えを実行する。
図6の処理の流れに沿った画面の遷移を図7を用いて説明する。SW2(64)を押した直後は図7(a)となり、レックレビュー表示開始と共に図7(b)となる。このとき所定時間経過もしくはSW1(62)が押されるまでレックレビューを継続する。次いで、図7(c)に示すようにレックレビュー表示からLIVE画像へ切り替わるが、LIVE画像表示のバックグラウンドで画像を転送しているため、画面上には転送状況を撮影者に通知するプログレスバーが表示される。そして、転送が完了すると、図7(d)のように通常のLIVE画像となる。以上が撮影時自動転送ONでの制御フローと画面遷移である。
一方、レックレビュー表示直後は図7(e)の表示となり、撮影者の転送指示を受け付ける。このとき所定時間経過もしくはSW1(62)を押すことによりレックレビューキャンセルが実行されると、図7(d)のように、レックレビュー画面からLIVE画像に即座に切り替わる。また、図7(e)の画面で転送指示を行う場合、図7(f)に示すように操作部70のレックレビュー転送スイッチ701を押すことにより転送指定が確定し、転送指示受付ダイアログの表示も転送の確定を示す表示となる。転送指定確定後は、図7(c)に示すようにLIVE画像に切り替わるが、LIVE画像表示のバックグラウンドで画像を転送しているため、画面上には転送状況を撮影者に通知するプログレスバーが表示される。そして、転送が完了すると図7(d)に示すように通常のLIVE画像となる。以上が撮影時自動転送OFF(レックレビュー転送)での制御フローと画面遷移である。
なお、本実施形態では、図6のステップS304の転送指示受付ダイアログの表示がレックレビュー転送時に限り無条件で実行されている。しかしながら、例えば、図8(a)に示すように図6のステップS304の転送指定受付ダイアログの表示ステップに代えて、ステップS400、401を実行し、接続状態の条件が成立した場合のみダイアログを表示し、転送指示を受け付けるようにしてもよい。
ステップ400では、接続監視部111は、機器間の接続状態が所定の条件を満たすか否かを判断する。接続監視部111は、接続状態が所定の条件を満たす場合には(ステップS400で「YES」)、ステップS401に進む。接続監視部111は、接続状態が所定の条件を満たさない場合には(ステップS400で「NO」)、画像転送制御部113によって転送の受付を行わないようになる。
ステップ401では、画像転送指示部112は、ステップS304と同様に転送指示受付ダイアログの画像表示部28に表示させる。
このような制御フローとすることによって、レックレビュー転送を行う設定であっても、画像の転送に適した状態でなければ転送の受付を行わないようにすることができる。このため、撮影者はダイアログが表示されないことで転送が実行できないことを判断することができる。結果として、撮影者は無駄な操作を実行する必要が無くなるため、撮影に専念することが可能となる。また、同様にして、例えば、図6のステップS304の転送指定受付ダイアログの表示ステップに代えて、図8(b)に示すステップS500〜ステップS502を適用してもよい。ステップ500、S501は、ステップS400、S401と同様である。ステップ502では、画像転送制御部113は、接続状態が所定の条件を満たさないことを撮影者に通知するためのダイアログを画像表示部28に表示させる(接続状態NG警告ダイアログの表示)。この場合、レックレビューの表示直後に、図9に示すよう警告用のダイアログがレックレビュー画面上に表示される。
以上のデジタルカメラ100の動作により、(1)転送無し、(2)撮影時自動転送ON及び(3)撮影時自動転送OFF(レックレビュー転送)の3パターンの動作が実現可能となる。特に、(3)のレックレビュー転送では、撮影直後に実際に撮影された画像のプレビューを表示し、ピンボケや手ぶれなどの失敗画像か否かを容易に判断することができると共に、その表示期間中に転送を実行するか否かを指定できる。このため、本来送るべき画像のみを効率よく転送することが可能となる。さらに、通信部を用いた外部機器との接続を常に監視することにより、撮影者の転送指示と外部機器との接続状態の情報を元に転送の実行を決定することが可能となる。これによって、例えば、画像の転送が指示され、かつ接続状態が適切な状態であれば、直ちに転送指定した画像を接続先に送ることができる。一方で、画像の転送が指示され、かつ接続状態が適切な状態に無いことを検出した場合には通常とは異なる処理を別途実行することが可能である。通信の状態によらずデジタルカメラ側で自動的に適切な処理を実行することにより、正常に接続が完了した場合には指定された画像を転送することが出来る。従って、無線接続が確立されていない場合であってもレックレビュー中の限られた時間内の最小限の操作により、通信対象となる機器との接続処理と画像の転送処理を自動的に実行することが出来る。このため、撮影者は撮影に専念することが可能となりシャッターチャンスを逃すことを防止できる。
[第2の実施形態]
本発明の好適な第2の実施形態に係るデジタルカメラの動作について図10〜図11を参照しながら詳細に説明する。第2の実施形態では、特に、画像転送実行時に転送先の機器との接続が確立していない場合に接続を自動的に実行すること。さらに、転送できない状況では撮像画像とともに転送許可情報を関連付けて保存し、その情報を元に通信可能な状態となった場合にその情報を用いて再転送を試みることが第1の実施形態と相違する。これによって、記録媒体上に記録された画像データのうち、本来転送すべきデータが事前に特定されているため、例えば、転送が困難な状態から転送可能な状態に変化した際に自動的に該当データのみを送信することが可能となる。
また、SW1(62)を押してから実行される撮影動作の基本的な流れは第1の実施形態において図4、5を用いて説明したものと同様である、本実施形態では、第1の実施形態と相違する撮影時自動転送とレックレビュー転送の流れに絞って説明する。
<撮影時自動転送とレックレビュー転送>
図10はレックレビューの表示から実際の転送処理を実行するまでの流れを示す図である。第1の実施形態で説明した図6のフローチャートとの相違点はステップS608の画像転送処理である。以降、デジタルカメラ100がサポートする3つの転送モードについて説明する。
転送モードが図3に示す(1)の「転送なし」の場合は、基本的な制御フローは第1の実施形態と同様である。転送モードが図3に示す(2)の「撮影時自動転送ON」及(3)の「撮影時自動転送OFF」の場合では、基本的な制御フローは第1の実施形態と同様である。共通の違いとしては、図10のステップS608の画像転送処理が大きく異なる。この画像転送処理については図11を用いて説明する。
ステップS700では、接続監視部111は、無線LANによる転送先の機器との接続が確立しているか否かを判定する。接続監視部111は、転送先の機器との接続が確立している場合は(ステップS700で「YES」)、ステップS701に進む。接続監視部111は、接続が確立していない場合には(ステップS700で「NO」)、ステップS704に進む。
ステップS701では、通信部110は、直前に撮影された画像データの転送を開始する。
ステップS702では、画像転送制御部113は、バックグラウンドで画像の転送を実行する際に、記録媒体上の画像ファイルを検索する。そして、画像転送制御部113は、自動転送時に転送できなかった画像又はレックレビュー転送時に転送指定を受けたものの転送ができなかった画像を探し出す。画像転送制御部113、対象画像が存在した場合は(ステップS702で「YES」)、ステップS703で通信部110に未転送画像を転送させる。従って、ステップS702で未転送画像がなくなったところで(ステップS702で「NO」)、画像転送処理が終了する。
ステップS704では、通信部110は、転送先の機器との接続処理を実行する。
ステップS705では、画像転送制御部113は、接続の実行回数をカウントアップする。
ステップS706では、画像転送制御部113は、接続の実行回数が所定回に達したか否かを判断する。画像転送制御部113は、所定回数未満であれば(ステップ706で「NO」)、再度ステップS700を実行する。画像転送制御部113は、所定回数以上であれば(ステップ706で「YES」)、ステップS707を実行する。
ステップS707では、画像転送制御部113は、直前に撮影した画像の転送許可情報を撮影した画像データに付加して保存し、その際、あわせて接続処理の実行回数のカウンタをクリアする。本実施形態では、転送許可情報として画像のヘッダー部に「転送の許可/不許可を示すBOOL値」及び「転送先のデバイス情報」を書き込むものとする。「転送の許可/不許可を示すBOOL値」は、未転送の場合はTRUEである。また、「転送の許可/不許可を示すBOOL値」は、転送済みもしくは転送設定がなされない状態で撮影されたものはFALSEである。「転送先のデバイス情報」は、本実施形態ではデバイス名を示す文字列およびIPアドレスである。
これらの情報を撮影した画像に書き込むことにより、未転送画像とそうでない画像の区別が容易となる。また、転送モードが「転送なし」の場合は、「転送の許可/不許可を示すBOOL値」の初期値としてFALSEと設定され転送が正常にか行われたのと同じ扱いとなる。これらの情報を書き込んだ後、画像転送処理が終了する。
なお、本実施形態では接続が確立できていない場合の再接続と未転送画像の転送処理を撮影時に実行する構成を説明したが、本発明はこれに限定されない。本実施形態は、撮影動作以外の状態でも転送先の機器との接続が可能かどうかを常に監視し、接続が確立した段階で未転送画像の送信を開始するように構成されてもよい。
このように、本実施形態によれば、画像の転送が指示され、かつ、転送先との接続が確立されていないことを検出した場合には、自動的に接続処理を行い、未転送画像を転送することができる。従って、画像の転送が指示され、外部機器との接続が確立しているものの電波強度が十分でなく、転送自体に時間がかかるか又は転送に失敗することが予想される場合には、無駄な送信動作による電力消費と時間的なロスの発生を回避できる。そして、記録媒体への画像の記録のみを行うことが可能となる。
また、転送先との接続が確立できない場合で、撮影者がレックレビュー中に転送指示を行った場合には、転送許可情報を撮像画像に付加して記録媒体上に記録する。このため、再度通信可能な状態になった場合には、自動的に該当データのみを送信することが可能となる、効率よく未転送画像を探し出し転送処理を再開することができる。その結果、撮影者は撮影に専念することができシャッターチャンスを逃すことを防止できる。
なお、本実施形態1、2では、通信部として、無線通信手段の一つである無線LANを一例として挙げたが、本発明はこれに限定されない。例えば、無線通信手段であればBluetoothなどを用いてもよく、有線通信手段であればUSBやIEEE1394などを用いてもよい。

<他の実施の形態>
なお、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成される。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の好適な第1、第2の実施形態に係るデジタルカメラの構成例を示すブロック図である。 本発明の好適な第1の実施形態に係るデジタルカメラとその通信相手を示した説明図である。 本発明の好適な第1の実施形態に係るデジタルカメラの通信設定画面を示した説明図である。 本発明の好適な第1、第2の実施形態に係る撮影動作の基本的な流れを示すフローチャートである。 本発明の好適な第1、第2の実施形態に係る撮像動作の基本的な流れを示すフローチャートである。 本発明の好適な第1の実施形態に係るデジタルカメラのレックレビュー表示と転送処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の好適な第1の実施形態に係るデジタルカメラのレックレビュー表示と転送処理の流れに沿った画面表示の遷移を示した説明図である。 本発明の好適な第1の実施形態に係るデジタルカメラのレックレビュー表示と転送処理の流れを示したフローチャートの一部である。 本発明の好適な第1の実施形態に係るデジタルカメラの転送不可状態における画面表示の説明図である。 本発明の好適な第2の実施形態に係るデジタルカメラのレックレビュー表示と転送処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の好適な第2の実施形態に係るデジタルカメラの画像転送処理の流れを示したフローチャートである。

Claims (6)

  1. 撮像装置であって、
    画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段で撮像された撮像画像外部機器への転送を制御する通信制御手段と、
    前記撮像装置と前記外部機器との接続状態を判断する判断手段と、
    前記撮像手段による撮像後に表示される確認画面に撮影画像を表示するよう制御する画像表示制御手段と、
    前記確認画面に表示された撮像画像を前記外部機器に転送するか否かのユーザ指示を受け付けるための指示部を、前記確認画面に表示する指示部表示制御手段とを有し
    前記判断手段により、前記接続状態が前記撮像画像を前記外部機器へ転送するための所定の条件を満たすと判断された場合、前記指示部表示制御手段は前記確認画面に前記指示部を表示するよう制御し、前記判断手段により前記接続状態が前記所定の条件を満たさないと判断された場合、前記指示部表示制御手段は前記指示部を前記確認画面に表示せず、前記通信制御手段は前記外部機器に前記撮像画像の転送を行わないように制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 指示部を通じて前記撮像画像転送する旨のユーザ指示を受け付けており、かつ、前記通信手段が前記外部機器と通信可能に接続されている接続状態である場合には、前記撮像画像を記録媒体に格納すると共に、前記通信制御手段は、前記撮像画像を前記外部機器へ転送するように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記判断手段により前記接続状態が所定の条件を満たさないと判断された場合、前記指示部表示制御手段は、前記指示部による指示の受け付けを行わないことを示す情報を前記確認画面に表示するよう制御することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 撮像装置の制御方法であって、
    画像を撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程で撮像された撮像画像外部機器への転送を制御する通信制御工程と、
    前記撮像装置と前記外部機器との接続状態を判断する判断工程と、
    前記撮像工程での撮像後に表示される確認画面に撮影画像を表示するよう制御する画像表示制御工程と、
    前記確認画面に表示された撮像画像を前記外部機器に転送するか否かのユーザ指示を受け付けるための指示部を、前記確認画面に表示する指示部表示制御工程とを有し
    前記判断工程により、前記接続状態が前記撮像画像を前記外部機器へ転送するための所定の条件を満たすと判断された場合、前記指示部表示制御工程は前記確認画面に前記指示部を表示するよう制御し、前記判断工程により前記接続状態が前記所定の条件を満たさないと判断された場合、前記指示部表示制御工程は前記指示部を前記確認画面に表示せず、前記通信制御工程は前記外部機器に前記撮像画像の転送を行わないように制御することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  5. 請求項に記載の制御方法の各工程を撮像装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
  6. 請求項に記載のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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