JP4646294B2 - ガラス板割れ防止フィルム、光学フィルムおよびディスプレイ - Google Patents

ガラス板割れ防止フィルム、光学フィルムおよびディスプレイ Download PDF

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Description

本発明は、ガラス板割れ防止フィルムおよびこれを備えた光学フィルム、並びに、これらのガラス板割れ防止フィルム又は光学フィルムを備えたディスプレイに関する。
携帯電話等に使用される各種ディスプレイとしては、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)が挙げられるが、従来、これらの表示面には、ディスプレイの構成部材であるガラス基板の割れを防止する観点から、アクリルカバーが設けられている。
しかしながら、ディスプレイ表面にアクリルカバーを設けると、該ディスプレイの厚みが増してしまうこととなり、また、ディスプレイ表面とアクリルカバーとの間に僅かな空気層が介在することに起因し、埃の混入や視認性の低下といった問題が生じることとなる。
本発明は、上述のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、LCD等のディスプレイのガラス基板等の割れ防止を図るとともに、該ディスプレイ等の厚み増加を可及的に少なくし、且つ、埃の混入や視認性の低下をも防止することを一の課題とする。
前記課題を解決すべく、本発明は、基材層と接着層とを備え、前記基材層は、厚みが50μm以上1mm未満であり、引張弾性率が1.0×109Pa以上5.0×1010Pa未満であり、且つ、前記接着層は厚みが10μm以上1mm未満であり、引張弾性率が1.0×106Pa以上5.0×109Pa未満であることを特徴とするガラス板割れ防止フィルムを提供する。
また、本発明は、上記のガラス板割れ防止フィルムと光学フィルムとが積層されてなることを特徴とするガラス板割れ防止機能付き光学フィルムを提供する。
さらに、本発明は、上記のガラス板割れ防止フィルム又は上記のガラス板割れ防止機能付き光学フィルムを備えてなることを特徴とするディスプレイを提供する。
本発明に係るガラス板割れ防止フィルム、光学フィルムおよびディスプレイによれば、ディスプレイの厚みをさほど増加させることなくガラス基板の割れを防止でき、しかもディスプレイ表面とフィルムとを密着させることができるため、埃の混入や視認性の低下をも防止することが可能となる。
以下、本発明の実施形態の一例について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係るガラス板割れ防止フィルムの一実施形態を示した概略断面図である。本実施形態に係るガラス板割れ防止フィルム1は、基材層2と、接着層3とを備えてなる。
基材層2は、厚みが50μm以上1mm未満であり、好ましくは800μm未満、より好ましくは500μm未満とする。厚みが50μm未満であれば、ガラス基板に対する割れ防止機能が十分に得られず、逆に厚みが1mmを超えると、薄型化や軽量化を図ることができない。
また、該基材層2は、引張弾性率が1.0×109Pa以上5.0×1010Pa未満であり、好ましくは4.0×1010Pa未満であり、より好ましくは3.0×1010Pa未満とする。
該基材層2の引張弾性率が1.0×109Pa未満であればガラス割れ防止作用が得られ難くなり、逆に引張弾性率が5.0×1010Pa以上であれば基材自体がもろくなり、基材の割れが発生しやすくなる虞がある。
尚、本発明において、引張弾性率(以下、単に弾性率という場合もある)とは、JIS K7161「プラスチック−引張特性の試験方法」に規定された引張弾性率をいうものとし、例えば、粘弾性スペクトロメータ(型式「ARES」、レオメトリック社製)を用い、25℃にて0.2%引張にて測定されるものである。
斯かる基材層2を構成する樹脂成分としては、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂などの熱可塑性樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、ポリイミド樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、アクリル樹脂などの硬化性樹脂を単独で又は混合して用いることができる。これらの樹脂の中でも、硬化前の状態に於いて室温で液体状態となる硬化性樹脂、特に、エポキシ樹脂が好ましい。また、該基材層2は、これらの樹脂からなる層を複数積層させてなる積層体として構成することもできる。
前記エポキシ樹脂としては、従来公知のエポキシ樹脂を使用でき、例えば、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、ビスフェノールS型及びこれらの水添加物等のビスフェノール型;フェノールノボラック型やクレゾールノボラック型等のノボラック型;トリグリシジルイソシアヌレート型やヒンダントイン型等の含窒素環型;脂環式型;脂肪族型;ナフタレン型;グリシジルエーテル型やビフェニル型等の低吸水率型;ジシクロペンタジエン型等のジシクロ型;エステル型;エーテルエステル型;およびこれらの変性型等が挙げられる。これらのエポキシ樹脂の中でも、変色防止性等の観点から、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、トリグリシジルイソシアヌレート型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂が好ましい。尚、これらのエポキシ樹脂は1種を単独で又は2種以上を併用してもよい。但し、耐熱性、強靱性及び低複屈折性とが優れたバランスで発揮されるという観点からは、前記ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂と前記脂環式エポキシ樹脂との組み合わせが好ましい。
前記ビスフェノールA型エポキシ樹脂としては、例えば、下記化学式(1)のものが挙げられる。尚、式中nは、例えば0〜2である。
Figure 0004646294
前記脂環式エポキシ樹脂としては、例えば、下記化学式(2)で示される3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレートや下記化学式(3)で示されるものが挙げられる。尚、下記化学式(3)において、nは1〜20の整数であり、Rはアルキル基である。
Figure 0004646294
Figure 0004646294
前記ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂(ジシクロペンタジエン骨格を有するエポキシ樹脂)としては、例えば、下記化学式(4)、(5)で示されるエポキシ樹脂等が挙げられる。尚、下記化学式(5)に於いて、nは1〜3の整数である。
Figure 0004646294
Figure 0004646294
上述したエポキシ樹脂の中でも、前記化学式(4)又は(5)で示されるエポキシ樹脂が特に好ましい。これらの樹脂を用いれば、フィルムの厚み方向位相差を小さい値に制御できるからである。このように、厚み方向位相差が小さいと、該フィルムを液晶表示装置に使用した際に、黒表示における斜め方向からの光漏れが抑制され、表示特性がより一層向上する。
前記エポキシ樹脂は、例えば、形成する樹脂シートの柔軟性や強度等を向上することから、エポキシ当量100〜1000(g/eq)、軟化点120度以下であることが好ましく、より好ましくは、エポキシ当量150〜500(g/eq)、軟化点80℃以下である。また、前記エポキシ樹脂は、常温(例えば、5〜35℃)で且つ溶媒を含まない状態で液体となるものであることが好ましい。
また、基材層を形成する際に、展開性や塗工性に優れることから、塗工時の温度以下、特に常温において溶媒を含まずに液体状態を示す二液混合型のエポキシ樹脂が好ましい。
前記樹脂硬化物を形成する樹脂液には、樹脂以外に、必要に応じて各種添加物が配合されていてもよい。
添加剤としては、例えば、硬化剤、硬化促進剤、老化防止剤、変性剤、界面活性剤、染料、顔料、変色防止剤、紫外線吸収剤、光開始剤等が挙げられる。
前記樹脂液中に於ける樹脂成分の割合は、通常、30〜100重量%、好ましくは40〜90重量%、より好ましくは40〜80重量%である。尚、本明細書に於いて、樹脂液が溶媒を含む場合には、樹脂液中に於ける各成分の重量割合は、溶媒を除いた重量を総重量とした場合の重量割合を意味する。
前記硬化剤としては、特に制限されないが、例えば、テトラヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、メチルヘキサヒドロフタル酸等の有機酸系化合物類、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、これらのアミンアダクト、メタフェニレンジアミン、ジアミンジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン酸等のアミン系化合物類等が挙げられる。これらの硬化剤は、何れか1種を用いてもよく又は2種以上を併用してもよい。
また、前述のような硬化剤の他に、例えば、ジシアンジアミド、ポリアミド等のアミド系化合物類、ジヒドラジット等のヒドラジド系化合物類、メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、エチルイミダゾール、イソプロピルイミダゾール、2,4−ジメチルイミダゾール、フェニルイミダゾール、ウンデシルイミダゾール、ヘプタデシルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール等のイミダゾール系化合物、メチルイミダゾリン、2−エチル−4−メチルイミダゾリン、エチルイミダゾリン、イソプロピルイミダゾリン、2,4−ジメチルイミダゾリン、フェニルイミダゾリン、ウンデシルイミダゾリン、ヘプタデシルイミダゾリン、2−フェニル−4−メチルイミダゾリン等のイミダゾリン系化合物類、フェノール系化合物類、ユリア系化合物類、ポリスルフィッド系化合物類等も挙げられる。
更に、酸無水物系化合物類等も前記硬化剤として使用できる。斯かる酸無水物系化合物類は、例えば、変色防止性等の点で好ましい。酸無水物系化合物として具体的には、無水フタル酸、無水マレイン酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、無水ナジック酸、無水グルタル酸、テトラヒドロフタル酸無水物、メチルテトラヒドロフタル酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸無水物、メチルテトラヒドロフタル酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸無水物、メチルヘキサヒドロフタル酸無水物、メチルナジック酸無水物、ドデセニルコハク酸無水物、ジクロロコハク酸無水物、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物、クロレンディック酸無水物等が挙げられる。これらの酸無水物系化合物の中でも、特に、無色系または淡黄色系であり、分子量が約140〜約200のものが好ましく、例えば、無水フタル酸、テトラヒドロフタル酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸無水物、メチルヘキサヒドロフタル酸無水物、メチルナジック酸無水物等が挙げられる。
前記樹脂液の樹脂成分としてエポキシ樹脂を採用し且つ硬化剤として無水物系硬化剤を用いる場合、エポキシ樹脂と硬化剤との配合割合は、特に制限されるものではないが、エポキシ樹脂のエポキシ基1当量に対して、例えば、酸無水物当量を0.5〜1.5当量となるように配合することが好ましく、更に好ましくは0.7〜1.2当量とする。前記酸無水物の配合量が0.5以上であれば、硬化後の色相がより一層優れ、1.5当量以下であれば、十分な耐湿性を保持することができる。尚、他の硬化剤を使用する場合や、2種類以上の硬化剤を併用する場合も、例えば、前述のような割合に準じて配合できる。
前記硬化促進剤としては、特に制限されないが、例えば、第三級アミン類、イミダゾール類、第四級アンモニウム塩類、第四級ホスホニウム塩類、有機金属塩類、リン化合物類、尿素系化合物類等が挙げられ、これらの中でも、特に第三級アミン類、イミダゾール類、第四級ホスホニウム塩類が好ましい。これらの硬化促進剤は、1種を用いてもよく2種以上を併用してもよい。
前記樹脂液中に於ける硬化促進剤の配合割合は、特に制限されず、用いる樹脂成分の種類等に応じて適宜決定される。例えば、エポキシ樹脂を用いる場合、エポキシ樹脂100重量部に対して、硬化促進剤が、例えば0.05〜7.0重量部であることが好ましく、0.2〜3.0重量部がより好ましい。前記硬化促進剤の配合割合が0.05重量部以上であれば、充分な硬化促進効果を得ることができ、7.0重量部以下でれば、硬化後の色相が優れたものとなる。
前記老化防止剤としては、特に制限されないが、例えば、フェノール系化合物、アミン系化合物、有機硫黄系化合物、ホスフィン系化合物等の従来公知のものを使用することができる。
前記変性剤としては、特に制限されないが、例えば、グリコール類、シリコーン類、アルコール類等の従来公知のものを使用することができる。
前記界面活性剤としては、例えば、シリコーン系、アクリル系、フッ素系等の各種界面活性剤を使用でき、これらの中でも、シリコーン系が好ましい。これらの界面活性剤は、例えば、樹脂液を空気に接触させながら硬化させて樹脂シートを形成する際に、シート表面を平滑にするために添加される。
また、該基材層2は、これらの樹脂材料をガラス繊維等の補強材に含浸させて樹脂材料と補強材とを一体的に成形したものを使用することもできる。この場合には、例えば、注型法、流延法、含浸法、塗工法等の従来公知の方法で、ガラス繊維間等に樹脂液を存在させた後、硬化させることによって基材層を形成することができる。
前記ガラス繊維としては、長繊維、短繊維の何れのものでも用いることができる。このガラス繊維は、樹脂硬化層に、樹脂硬化層内で短繊維が混在した状態、短繊維若しくは長繊維が不織布とされた状態、又はガラスクロス(織物)の状態の何れの状態で含まれていてもよい。但し、強度の面からガラスクロスの状態が好ましい。
前記ガラスクロスは、例えば、断面が円形や楕円形等で且つ断面最長径が3〜10μm程度の長繊維(フィラメント)を100〜800本程度撚り合わせたヤーンを、経糸及び緯糸として用い、これらの糸を交錯させて織成される。
織り方としては、平織、綾織、朱子織等が挙げられる。
前記ガラスクロスの厚さは、通常、最も厚い部分で、10〜500μm、好ましくは15〜350μmである。
前記ガラス繊維の材質としては、ソーダガラス、ホウ珪酸ガラス、無アルカリガラスなどが用いられる。但し、ガラス中のアルカリ成分がTFT等に悪影響を及ぼす虞があることから、無アルカリガラスが好ましい。
また、ガラス繊維の弾性率は、基材層を構成する樹脂硬化物の25倍以上であることが好ましく、500倍以下であることが好ましい。弾性率の具体的な値としては、通常、5〜500GPa、好ましくは、10〜200GPaである。斯かる範囲であれば、樹脂硬化層を十分に低熱膨張率で機械的強度に優れたものとすることができる。これにより、樹脂液の硬化させる際の収縮、冷却収縮等によって生じる応力複屈折が低減される等により、例えば液晶表示装置に適用した場合、黒表示状態での斜め方向からの光洩れを極めて少ないものとすることができる。
尚、斯かる範囲のガラス繊維は、従来公知のガラス繊維の中から所望の弾性率のものを適宜選択することにより得ることができる。
基材層の具体的な形成方法としては、以下のような種々の方法を採用できる。
例えば、先ず、平板金型にガラスクロスを配置し、樹脂液をガラスクロス上に塗布した後、減圧条件とすることによって、ガラスクロスに樹脂液を含浸させ、加熱処理やUV照射を施すことによって樹脂液を硬化させ、ガラスクロスが埋設された樹脂硬化層を形成する方法を採用できる。
また、常圧条件下、含浸により樹脂液中にガラスクロスを浸漬させ、その状態で樹脂液を硬化させることにより、ガラスクロスが埋設された樹脂硬化層を形成する方法も採用できる。
更に、エンドレスベルトや基板上にガラスクロスを配置し、これに樹脂液を含浸させたり、塗布したりする方法も採用できる。尚、塗布等した樹脂液に対して、必要に応じて、例えば、加熱処理、光照射処理等の硬化処理を施してもよい。
樹脂液の樹脂成分としてジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂を含むエポキシ樹脂を用いる場合、特に制限されないが、例えば、100〜200℃で10分〜5時間加熱処理するのが好ましい。
樹脂液の樹脂成分として、エポキシ樹脂を用いる場合、エポキシ樹脂を、溶媒に分散又は溶解させてエポキシ樹脂液を調製し、これを使用してもよい。溶媒としては、特に制限されないが、例えば、メチルエチルケトン、アセトン、メチルイソブチルケトン、トルエン、キシレン、酢酸エチル等を使用できる。尚、溶媒を含まない液状のエポキシ樹脂液や溶媒にエポキシ樹脂を溶解させたエポキシ樹脂液には、前述のような他の樹脂や各種添加剤を適宜添加してもよい。
本発明に於いて、前記基材層中の樹脂硬化物(樹脂硬化層中、ガラス繊維を除いた部分)の割合は、例えば、20〜80重量%であり、好ましくは25〜75重量%、より好ましくは30〜70重量%であるものを使用することができる。ガラス繊維の割合は、例えば、20〜80重量%、好ましくは25〜75重量%、より好ましくは30〜70重量%であるものを使用することができる。
斯かる割合の基材層は、硬化前の樹脂液とガラス繊維との総重量中に於ける樹脂液の重量割合を上記範囲に調整することにより得ることができる。尚、樹脂液が溶媒を含む場合、樹脂液の重量には、溶媒の重量が含まれない。
前記樹脂硬化物の弾性率を調整する方法としては、硬化前の樹脂液を架橋させる際に架橋密度を低く抑える方法や、硬化前の樹脂液の一成分として可塑剤を添加する方法等が挙げられる。
架橋密度を低く抑える方法としては、硬化前の樹脂液の一成分として、反応希釈剤を添加する方法等が挙げられる。
更に、熱硬化により樹脂硬化物とする場合に於いては、硬化温度を下げる方法、加熱時間を短くする方法、硬化促進剤の量を少なくする方法等を単独又は組み合わせて採用することができる。
また、紫外線硬化、電子線硬化等により樹脂硬化物とする場合に於いては、開始剤や増感剤の濃度を低くする方法、照射する紫外線や電子線を少なくする方法等を単独又は組み合わせて採用することができる。
これらの方法に於いては、添加量、硬化温度又は照射時間等を適宜調整して、樹脂硬化物の弾性率を所望の値とすることができる。
基材層2として、上記のようなガラス繊維と樹脂硬化物とからなるものを採用した場合、樹脂硬化物とガラス繊維との平均屈折率の差の絶対値は、0〜0.01であることが好ましく、より好ましくは0〜0.008、特に好ましくは0〜0.006である。前記絶対値が0.01以下であれば、前記ガラス繊維と前記樹脂硬化物との界面散乱を十分に抑制でき、樹脂シートのヘイズを小さくし、樹脂硬化層の本来持つ透明性を十分に維持できるからである。
尚、屈折率差は、例えば、樹脂液中の各成分の配合比を調整することにより調整しうる。
ここで、ガラス繊維及び樹脂硬化物の平均屈折率は、それぞれ、ガラス繊維のみのシート及び別途成形した樹脂硬化物のみのシートを用いて、アッベ屈折率測定機により、25℃、589nmの条件で測定することができる。
尚、平均屈折率とは、nx、ny、nzの平均値を意味する。nx、ny、nzは、それぞれ各シートにおけるX軸、Y軸、Z軸方向の屈折率を意味する。X軸方向とは、各シートの面内において最大の屈折率を示す軸方向を意味し、Y軸方向とは、面内において前記X軸に対して垂直な軸方向を意味し、Z軸方向とは、面に垂直な軸方向を意味する。
また、前記樹脂硬化物及びガラス繊維の平均屈折率としては、それぞれ0.01以下が好ましい。
前記樹脂硬化物の平均屈折率を0.01以下とする方法としては、例えば、樹脂液に配合する各種添加剤(例えば、硬化剤等)の配合量を調整する方法を挙げることができる。
更に、前記基材層は、その面内位相差が好ましくは2nm以下であり、より好ましくは0〜1nm、特に好ましくは0〜0.8nmである。
面内位相差が2nm以下であれば、液晶セル基板や有機EL装置基板等として使用した際に、画像表示装置のコントラスト、特に斜視方向におけるコントラストが一層向上し、優れた表示品位を示すものとなる。
前記基材層の厚み方向位相差は、好ましくは40nm以下であり、より好ましくは0〜20nmであり、特に好ましくは0〜10nmである。厚み方向位相差が40nm以下であれば、前述のように画像表示装置に使用した際に、斜視方向からの光漏れがより十分に抑制され、斜視方向におけるコントラストがより一層向上し、より優れた表示品位を示すものとなる。尚、厚み方向位相差を40nm以下、特に20nm以下に設定する場合、樹脂成分としては、前記式(4)または(5)に表されるエポキシ樹脂を使用することが特に好ましい。
前記面内位相差(Δnd)及び厚み方向位相差(Rth)は、それぞれ下記式で表される。尚、下記式においてnx、ny、nzは、それぞれ基材層におけるX軸、Y軸、Z軸方向の屈折率を示し、dは基材層の厚みを示す。ここで、前記X軸方向とは、基材層の面内において最大の屈折率を示す軸方向を意味し、Y軸方向とは、前記面内において前記X軸に対して垂直な軸方向を意味し、Z軸方向とは、面に垂直な軸方向を意味する。
Δnd=(nx−ny)・d
Rth=(nx−nz)・d
一方、接着層3は、厚みが10μm以上1mm未満であり、好ましくは900μm未満、より好ましくは800μm未満とする。厚みが10μm未満であれば、ガラス基板に対する割れ防止機能が十分に得られず、逆に厚みが1mmを超えると、薄型化や軽量化を図ることができない。
また、該接着層3は、引張弾性率が1.0×106Pa以上5.0×109Pa未満であり、好ましくは4.5×109未満であり、より好ましくは4.0×109Pa未満とする。
該接着層3の引張弾性率が1.0×106Pa未満であればガラス割れ防止作用が得られ難くなり、逆に引張弾性率が5.0×109Pa以上となれば接着層がもろくなり、クラックが発生しやすくなる虞がある。
斯かる接着層3としては、エポキシ系接着剤、シリコーン系接着剤、ウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ユリア系接着剤、オレフィン系接着剤、メラミン系接着剤から選ばれる少なくとも1種の接着剤を使用することができ、特に、基材層との密着性と、適度な粘弾性が得られるという観点から、エポキシ系接着剤およびシリコーン系接着剤を好適に使用することができる。
前記エポキシ系接着剤としては、熱硬化型および紫外線硬化型のいずれも用いることができるが、基材層との密着性が良好で、しかも弾性率が特に好適であることから、熱硬化型が好ましい。
また、前記シリコーン系接着剤としては、特に限定されないが、より効果的なガラス板の割れ防止機能が得られることから、硬化後の引張弾性率が1.4×106〜2.0×106Paとなるシリコーン系接着剤が好ましい。
次に、本発明に係るガラス板割れ防止機能付き光学フィルムの一実施形態について説明する。図2は、本発明に係るガラス板割れ防止機能付き光学フィルムの一実施形態を示した概略断面図である。本実施形態に係るガラス板割れ防止機能付き光学フィルム5は、ガラス板割れ防止フィルム1と、光学フィルム4とが積層されてなるものである。
ガラス板割れ防止フィルム1は、上述したような基材層2および接着層3を備えたものであり、ここでは説明を省略する。
一方、光学フィルム4は、偏光、位相差補償、視野角拡大、輝度向上、表面反射防止、防眩等の各種機能を有する公知の光学フィルムの中から、任意のものを使用することができる。
本発明のガラス板割れ防止フィルムおよびガラス板割れ防止機能付き光学フィルムは、例えば、液晶表示装置、EL表示装置等の各種ディスプレイや、太陽電池等において用いることができる。
例えば、液晶表示装置は、一般に、視認側及び非視認側の双方に於いて、液晶を保持する液晶セル基板と該液晶セル基板に積層された偏光板と反射板又はバックライト等とを備えて構成されているが、本発明のガラス板割れ防止フィルムおよびガラス板割れ防止機能付き光学フィルムは、斯かる液晶表示装置に於ける視認側又は非視認側の液晶セル基板の割れ防止用として使用することができる。
また、前記EL表示装置は、一般に、透明基板(ELディスプレイ用基板)と該透明基板の裏面側の透明電極と、発光体(有機エレクトロルミネッセンス発光体)を含む有機発光層と金属電極とが順に積層されて構成されているが、本発明のガラス板割れ防止フィルムおよびガラス板割れ防止機能付き光学フィルムは、斯かるEL表示装置に於ける透明基板の割れ防止用として使用することができる。
以下に、実施例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。尚、各例中において、部および%は重量基準である。
(実施例1)
樹脂成分として前記化学式(2)で示される3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4エポキシシクロヘキサンカルボキシレート50部、および下記化学式(6)で示されるジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂(エポキシ当量190)50部と、硬化剤として下記化学式(7)で示されるテトラ−n−ブチルホスホニウムo,o−ジエチルホスホジチオエート0.95部とを攪拌混合し、エポキシ樹脂組成物(樹脂液)を調製した。
次に、ガラスクロス(商品名「WLT116F」、日東防社製)に上記エポキシ樹脂組成物を含浸させ、減圧下(200Pa)で10分間放置した。
次に、下記化学式(8)で示されるウレタンアクリレート17部、光開始剤(商品名「イルガキュア184」、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)5部をトルエン100部に溶解した塗工液をガラス板上にワイヤーバーコード方にて塗布し、風乾した後、UV硬化装置を用いて硬化させた。硬化条件は、高圧水銀ランプを使用し、200mJ/cm2、1分とした。これによって、膜厚2μmのハードコート層を形成した。続いて、前記エポキシ樹脂組成物を含浸させたガラスクロスの両面に、上記の手順にて作成した2枚のハードコート層を貼り合わせ、これを120℃で1時間加熱してエポキシ樹脂組成物を硬化させた後、ガラス板から剥離して厚み100μmの基材層(ハードコート層/ガラスクロス入りエポキシ樹脂層/ハードコート層)を得た。この基材層の引張弾性率は、1.7×1010Paであった。
Figure 0004646294
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さらに、エポキシ系接着剤である主剤(商品名「エポキュア」の20−8132−032、ビューラー社製)と、硬化剤(商品名「エポキュア」の20−8132−008、ビューラー社製)とを重量比で5:1の割合で混ぜ合わせたものを前記基材層の上に塗布し、接着層を形成した。そして、該接着層の上にソーダガラス板(50mm×50mm、厚み1mm)を被せ、この状態で50℃で1時間、23℃で3時間放置することにより、硬化させた後、該ガラス板の外側へはみ出した接着剤および基材を、ガラス板の寸法に合わせて切り落とし、50mm×50mmサイズの試験試料(ハードコート層/ガラスクロス入りエポキシ基材層/ハードコート層/エポキシ系接着剤層/ガラス板)を作成した。尚、試料作成後に測定したところ、接着層の厚みは100μm、引張弾性率は3.4×109Paであった。
(実施例2)
基材層としてPETフィルム(厚み250μm、引張弾性率1.5×109Pa)、接着層としてシリコーン接着剤(商品名「セメダインスーパーX2」、セメダイン社製)を用い、実施例1と同じガラス板に被せて試験試料(PET基材層/シリコーン接着層/ガラス板)を作成した。接着剤の硬化条件については実施例1と同様にした。尚、試料作成後に測定した接着層の厚みは250μm、引張弾性率は1.6×106Paであった。
(比較例1)
実施例1のソーダガラス板単体を試験試料とした。
(比較例2)
ブチルアクリレート100部、アクリル酸5部、アゾビスイソブチルニトリル0.3部、酢酸エチル200部を4つ口フラスコに入れ、攪拌しながら60℃近傍で反応させ、ポリマー溶液を得た。さらに、該ポリマー溶液にイソシアネート化合物(商品名「コロネートL」、日本ポリウレタン工業社製)をポリマー固形分100部に対して5部添加し、乾燥後の厚みが25μmになるように塗布したものを接着層として用いた以外は、実施例2と同様にして試験試料(PET基材層/アクリル系粘着層/ガラス板)を作成した。尚、乾燥後の接着層の引張弾性率は2.3×105Paであった。
(比較例3)
ヒドロキシブチルアクリレート(HBA)系耐衝撃糊を接着層として用いた以外は、実施例2と同様にして試験試料(PET基材層/HBA系粘着層/ガラス板)を作成した。尚、乾燥後の接着層の引張弾性率は4.4×104Paであった。
(静的強度の測定)
実施例及び比較例の各試験試料について、図3に示したような測定治具を用いて静的強度を測定した。具体的には、図3に示したように、ガラスクロス入りエポキシ基材層が上面となるように試験試料を測定治具の台上に設置し、その上から10mmφの円柱部を備えた押し込み治具を1mm/minの速度で降下させ、該円柱部の底面にて試験試料を押し込み、前記ソーダガラスが割れる直前の最大荷重を測定した。尚、円柱の押し込みは、オートグラフ(型式「AG−1」、島津製作所製)を用いて行なった。結果を下記表1に示す。
Figure 0004646294
表1に示すように、本発明の実施例に係る割れ防止フィルムは、比較例のものと同等の厚みであるにもかかわらず、比較例に比べて極めて高い静的強度を有しており、LCD等のディスプレイを構成するガラス基板等の割れ防止に極めて有効であることがわかる。
本発明に係るガラス板割れ防止フィルムの一実施形態を示した概略断面図。 本発明に係るガラス板割れ防止機能付き光学フィルムの一実施形態を示した概略断面図。 静的強度の測定に用いた測定治具。
符号の説明
1 ガラス板割れ防止フィルム
2 基材層
3 接着層
4 光学フィルム
5 ガラス板割れ防止機能付き光学フィルム

Claims (3)

  1. 基材層と接着層とを備え、前記基材層は、厚みが50μm以上1mm未満であり、引張弾性率が1.0×109Pa以上5.0×1010Pa未満であり、且つ、前記接着層は厚みが10μm以上1mm未満であり、引張弾性率が1.0×106Pa以上5.0×109Pa未満であることを特徴とするガラス板割れ防止フィルム。
  2. 請求項1記載のガラス板割れ防止フィルムと光学フィルムとが積層されてなることを特徴とするガラス板割れ防止機能付き光学フィルム。
  3. 請求項1記載のガラス板割れ防止フィルム又は請求項2記載のガラス板割れ防止機能付き光学フィルムを備えてなることを特徴とするディスプレイ。
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