JP4646028B2 - 眼底撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、眼底を撮影して眼底観察・検査を行うための眼底撮影装置及び眼底撮影方法に関する。
従来、FAG(fluorescent angiography)やICG(indocyanin green)等の蛍光眼底検査が行える眼底撮影装置が知られている。このような眼底撮影装置は、FAG用の可視蛍光撮影用励起照明光とICG用の赤外蛍光撮影用励起照明光を選択的に被検眼眼底に照射し、眼底にて生じる可視蛍光、赤外蛍光を各々受光して被検眼の蛍光撮影を行うものである(特許文献1 参照)。
特開平9−10180号公報
しかしながら、FAGやICG等の蛍光眼底検査は、蛍光剤を静注した後、蛍光剤が眼底に循環し、蛍光像が現れるまで時間がかかる。前述したような従来装置では、FAG撮影(可視蛍光撮影)やICG撮影(赤外蛍光撮影)は個々に行うため、2回の検査を実施することとなり、蛍光眼底検査に時間がかかっていた。
上記従来技術の問題点に鑑み、FAG、ICG等の蛍光眼底検査を効率よく行うことのできる眼科撮影装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 第1の波長のレーザ光と第2の波長のレーザ光を出射するレーザ光出射手段と、該レーザ光出射手段により出射した第1及び第2の波長のレーザ光を眼底にて2次元的に走査するためのレーザ光走査手段と、その反射光を受光することにより被検眼眼底を撮影しモニタに表示する眼底撮影装置において、眼底にて反射する前記第1及び第2の波長のレーザ光,並びに前記第2のレーザ光の照射により眼底にて生じる第2の蛍光を遮断するとともに,前記第1のレーザ光の照射により眼底にて生じる第1の蛍光を透過する第1フィルタと、眼底にて反射する前記第1及び第2の波長のレーザ光,並びに前記第1のレーザ光の照射により眼底にて生じる第1の蛍光を遮断するとともに,前記第2のレーザ光の照射により眼底にて生じる第2の蛍光を透過する第2フィルタと、が形成された回転板と、前記レーザ光走査手段による2次元走査と同期させて前記回転板を回転させることにより前記第1フィルタ及び第2フィルタを前記撮影光学系の光路中に連続的に切り換え配置するフィルタ切換手段と、前記第1フィルタまたは第2フィルタを透過する前記蛍光を共通の受光素子にて受光する撮影光学系と、前記受光素子にて受光される前記第1の蛍光の受光信号及び第2の蛍光の受光信号を基に各々の眼底像を交互に得る眼底像取得手段と、を備えることを特徴とする。
(2) (1)の眼底撮影装置において、前記フィルタ切換手段に設けられる第1フィルタと第2フィルタとの間には、前記第1の波長及び第2の波長のレーザ光による眼底反射光を前記受光素子にて受光するための開口部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、少なくとも2種類の蛍光眼底像の取得を同時進行にて行うことができるため、短時間に効率よく蛍光眼底検査を行うことができる。
本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は本実施の形態の眼底撮影装置の光学系を示した図である。
1はレーザ光を出射するレーザ光出射部であり、図2に示すように、赤外域の波長のレーザ光を発する第1レーザ光源1aと可視域の波長のレーザ光を発する第2レーザ光源1b、ミラー100、ダイクロイックミラー101とを有する。なお、本実施形態では第1レーザ光源1aは波長780nm付近のレーザ光を発し、第2レーザ光源1bは波長480nm付近のレーザ光を発するものとしている。第1レーザ光源1aを出射した赤外域のレーザ光は、ダイクロイックミラー101を透過し、レーザ光出射部1を出て光軸L1上を進む。第2レーザ光源1bを出射した可視域のレーザ光は、ミラー100にて折り曲げられた後、ダイクロイックミラー101にて反射して第1レーザ光源から出射したレーザ光と同軸とされ、光軸L1上を進む。
2は中央に開口部を有する穴開きミラー、3はレンズである。4及び5はミラーであり、図1に示す矢印方向に移動可能とされ、光路長を変化させることによりフォーカス合せ(視度補正)を行うことができる。6、8及び10は凹面ミラーである。7はレーザ光を被検眼眼底にて水平方向に偏向させ走査するための走査手段となるポリゴンミラー、9はポリゴンミラー7による走査方向に対して直角方向にレーザ光を偏向させ走査するための走査手段となるガルバノミラーである。
レーザ光出射部1から出射したレーザ光は、穴開きミラー2の開口部を通り、レンズ3介した後、ミラー4、ミラー5、凹面ミラー6にて反射し、ポリゴンミラー7に向かう。ポリゴンミラー7にて反射された光束は、凹面ミラー8、ガルバノミラー9、凹面ミラー10にて反射した後、被検眼眼底にて集光し、眼底を2次元的に(図示するXY軸方向に)走査する。これらの光学部材によって照射光学系を形成する。
11はレンズであり、12は光軸上にピンホールを有したピンホール板である。なお、本実施形態ではピンホール板12に形成する細孔の径を固定としているが、これに限るものではなく、眼底像のコントラストと輝度を可変できるように細孔の径を可変とするようにしてもよい。レンズ11は被検眼眼底の観察点とピンホール板とを共役な位置に置く。13は集光レンズ、14は可視域及び赤外域に感度を持つ受光素子である。なお、本実施形態の受光素子14には、APD(アバランシェフォトダイオード)を用いている。20は所定の波長を選択的に透過させるためのフィルタが設けられた回転板である。回転板20は、光軸L2に対して直交する平面に置かれるとともに、その一部が光軸L2にかかるように配置される。なお、回転板20は光軸L2に直交するように配置するのではなく、正反射光を抑制するために若干角度を設けるようにして配置することもできる。
また、回転板20は、その中心に回転軸21aが設けられ、回転軸21aに接合する駆動手段の駆動によって回転される。なお、本実施形態では駆動手段としてパルスモータ21を用いている。
被検眼眼底に走査されたレーザ光の反射光は、前述した照射光学系を逆に辿り、穴開きミラー2にて反射し、下方に折り曲げられる。なお、被検眼の瞳位置と穴開きミラー2の開口部とは、レンズ3により共役となっている。穴開きミラー2にて反射した反射光は、レンズ11、回転板20を経てピンホール板12のピンホールに焦点を結ぶ。ピンホールにて焦点を結んだ反射光は、レンズ13を経て受光素子14に受光される。これらの光学部材により撮影光学系を形成する。なお、前述した回転板20は、照射光学系に掛からない撮影光学系の光路(穴開きミラー2から受光素子14間)であれば、どこに配置されていてもよい。
また、図1に示す23は、回転板20の位置検出(回転角度検出)を行うためのセンサであり、回転板20の所定位置に設けられた遮蔽板22がセンサ23を遮蔽することにより、回転板20の基準位置を検出することができる。回転板20の回転角度は、この基準位置に基づいて調節される。
図3は回転板20の構成を示した図である。
回転板20には、図4(a)に示すような分光透過特性を有し、ICG撮影用に用いられる第1フィルタ24と、図4(b)に示すような分光透過特性を有し、FAG撮影用に用いられる第2フィルタ25とが、回転板20に取り付けられている。図3に示すように、第1フィルタ24及び第2フィルタ25は、2辺が円弧状で、その両端が直線の辺で結ばれる略扇形の形状を有しており、回転板20の中心に対して対称に取り付けられている。なお、両フィルタは、回転板20の回転によって光軸L2上にかかる位置(点線位置)に取り付けられている。
図4(a)に示すような分光透過特性を有する第1フィルタ24は、第1レーザ光源1aから出射される赤外域のレーザ光と第2レーザ光源1bから出射される可視域のレーザ光、及び第2レーザ光源1bから出射されるレーザ光を励起光として眼底に発生する蛍光を遮断する。また、第1レーザ光源1aから出射されるレーザ光を励起光として眼底に発生する蛍光を透過する。一方、図4(b)に示すような分光透過特性を有する第2フィルタ25は、第1レーザ光源1aから出射される赤外域のレーザ光と第2レーザ光源1bから出射される可視域のレーザ光、及び第1レーザ光源1aから出射されるレーザ光を励起光として眼底に発生する蛍光を遮断する。また、第2レーザ光源1bから出射されるレーザ光を励起光として眼底に発生する蛍光を透過する。
また、図3に示すように、第1フィルタ24及び第2フィルタ25の間には、開口部26が設けられている(本実施形態では2個設けるものとしている)。なお、開口部26は被検眼と装置との位置あわせ時や通常の眼底観察の際に光軸L2上に置かれ、被検眼眼底からの反射光を全て通し、受光素子14に導く役目を果たす。なお、回転板20に設けられるフィルタ24,25、開口部26は、回転板20の基準位置に対して所定の位置関係となるように設けられている。
図5は本実施形態における眼底撮影装置の制御系を示したブロック図である。30は装置全体の制御を行う制御部である。制御部30にはレーザ光源1a,1b、ポリゴンミラー7、ガルバノミラー9、受光素子14、パルスモータ21、センサ23、ミラー4,5を駆動させるための駆動手段31、コントロール部32、受光素子16にて受光した信号を基に被検眼眼底の画像を形成するための画像処理部33等が接続される。34はモニタであり、画像処理部33にて形成した眼底画像が表示される。35は種々の情報を記憶しておくための記憶部である。コントロール部32には、視度補正のために被検眼の屈折力を入力するための入力部、蛍光撮影を開始するための撮影スイッチ、回転板20を回転させて光軸L2上に所望するフィルタまたは開口部を位置させるための切り換えスイッチ等、装置を操作するための各種スイッチが用意されている。
以上のような構成を有する眼底撮影装置において、その動作について説明する。ここではFAG撮影とICG撮影を同時に行う方法について説明する。
装置の電源を投入すると、制御部30は初期設定として、パルスモータ21を駆動させて回転板20を回転させ、図3に示した開口部26が光軸L2に位置するように回転板20の回転角度を調節する。また、第1レーザ光源1aから赤外光を出射させ、これを観察用の照明光とする。
検者は予め被検眼の屈折力を眼屈折力測定装置等にて測定しておき、得られた被検眼の屈折力値をコントロール部32を用いて入力する。制御部30は入力された屈折力データを記憶部35に記憶させるとともに、駆動手段31を用いてミラー4,5を駆動させて視度補正を行う。視度補正が行われた状態にて、検者は図示なきジョイスティック等を用いて装置を駆動させて、被検眼の眼底にレーザ光が照射され、所望する画像がモニタ34に表示されるように、アライメントを行う。なお、被検者にはアライメント後、或いはそれ以前に予めFAG用の蛍光剤とICG用の蛍光剤とを静注しておく。
第1レーザ光源1aから出射した赤外のレーザ光は、穴開きミラー2の開口部を通過した後、レンズ3を透過し、ミラー4,5、凹面ミラー6にて反射してポリゴンミラー7に向かう。ポリゴンミラー7は一定の速度で回転しており、レーザー光はポリゴンミラー7にて反射され、水平方向に走査される。ポリゴンミラー7にて走査されたレーザ光は、凹面ミラー8にて反射した後、ガルバノミラー9の駆動により、さらに垂直方向(上から下)に走査される。ガルバノミラー9にて反射したレーザ光は、凹面ミラー10にて反射し、被検眼眼底に集光するとともに眼底上を2次元的に走査する。
眼底に集光したレーザ光の反射光は、凹面ミラー10から穴開きミラー2までを逆に辿り、穴開きミラー2にて下方に折り曲げられる。穴開きミラー2にて下方に折り曲げられた反射光束は、レンズ11を経た後、回転板20に設けられた開口部26を通り、ピンホール板12のピンホールに集光する。ピンホールにて集光した反射光は、レンズ13を介して受光素子14にて受光される。
画像処理部33は、ポリゴンミラー7及びガルバノミラー9による走査範囲における眼底からの反射光によって得られる受光素子14からの受光信号を画像データとして逐次並べ、モニタ34の表示領域における最上部から横方向に一列に表示していく。なお、ポリゴンミラー7の反射面の1面分の回転移動によって、モニタ34における横一列分の画像が得られることとなる。また、ガルバノミラー9は一定速度にてレーザ光を上から下に向けて走査するように駆動しているため、モニタ34に表示する画像データは、実際には多少傾いた横一列分の画像となる。
ポリゴンミラー7がさらに回転し、レーザ光が次の反射面にて反射すると、制御部30は、次の反射面における走査範囲内のレーザ光の反射光の受光信号を新たな一列分の画像データの信号として画像処理部33に送る。画像処理部33はポリゴンミラー7の新たな反射面を用いて取得した一列分の画像データを、先に表示した一列分の画像データの一段下の行に並べて表示する。画像処理部33は、このような処理を順次行うことにより、2次元的に走査した被検眼眼底の撮影範囲を一枚の画像(1フレーム分の画像)としてモニタ34に表示する。また、制御部30は、モニタ34の表示領域全体に画像が表示されるだけの検出信号が得られると、ガルバノミラー9を走査開始時の反射角度まで戻し、再び同じようにレーザ光を上から下に向かって走査するように駆動制御する。
このような制御により、モニタ34には赤外光にて撮影した眼底像が表示されることとなる。検者はこの像を見て撮影部位、アライメントやピントの状態を確認する。被検眼と装置とが適正な位置関係となっていれば、検者はコントロール部32に設けられた撮影スイッチを押す。なお、上述では赤外のレーザ光(第1レーザ光源のレーザ光)を観察光として用いているが、可視光のレーザ光(第2レーザ光源のレーザ光)を観察光として用いることもできる。
撮影スイッチが押されると、制御部30は第1レーザ光源1aから赤外のレーザ光を出射するとともに、第2レーザ光源1bから可視のレーザ光を出射させ、被検眼眼底に両レーザ光を同時に照射する。また、制御部30は所望する眼底像が得られるように、ポリゴンミラー7、ガルバノミラー9、回転板20を各々同期させて駆動させる。以下に各部材の同期について説明する。
FAG撮影及びICG撮影は、予め設定したフレームレート及び解像度に基づいて行われる。なお、フレームレート及び解像度は固定でもよいし、コントロール部32の図示なき設定スイッチを用いて設定してもよい。制御部30は、設定されているフレームレート及び解像度が得られるような回転速度にてポリゴンミラー7を回転させる。また、このポリゴンミラー7の回転速度に合わせて設定されたフレームレート及び解像度が得られるようにガルバノミラー9を駆動させる。前述したように、ガルバノミラー9の一方向の動作(本実施形態では上から下への動作)にてモニタ34に表示する眼底像の1フレーム分の画像が得られることとなる。さらに制御部30は、図6に示すように、画像取得中のガルバノミラー9の一方向の動作中(上から下への動作中)においては、回転板20における第1フィルタ24または第2フィルタ25のどちらかが光軸L2上に位置するとともに、ガルバノミラー9による一走査が終了し、走査開始時の反射角度まで戻され画像を取得しない間(下から上への動作中)は、第1フィルタ24と第2フィルタ25との間(開口部26)に光軸L2が位置するように回転板20を回転させる。
回転板20の回転角度は、センサ23の検出信号とパルスモータ21のパルス信号により検出することができ、制御部30は、ポリゴンミラー7及びガルバノミラー9の駆動に対して前述した関係が維持できるように回転板20の回転を駆動制御する。このように画像取得しない間のガルバノミラー9の駆動に対応させて、蛍光撮影に用いない回転板20上の開口部2が撮影光学系の光路を通過するようにしているため、効率の良い画像取得ができる。
被検者にFAG用及びICG用の蛍光剤を静注後、被検眼に蛍光剤が循環してくると、眼底に照射しているレーザ光により励起された蛍光像が出現することとなる。回転板20の回転中、第1フィルタ24が光軸L2上に位置しているときには、第1レーザ光源1aを出射した赤外のレーザ光により眼底にて発生した蛍光のみが受光素子14に受光され、第2フィルタ25が光軸L2上に位置しているときには、第2レーザ光源1bを出射した可視のレーザ光により眼底にて発生した蛍光のみが受光素子14に受光されるため、各々の蛍光像が時分割にて継続的に得られることとなる。
画像処理部33は、第1フィルタ24が光軸L2上に位置しているときに制御部30を介して受光素子14から送信される受光信号をICG用の画像データとし、これにより得られた蛍光画像をモニタ34に表示する。また、第2フィルタ25が光軸L2上に位置しているときに制御部30を介して受光素子14から送信される受光信号をFAG用の画像データとし、これにより得られた蛍光画像をモニタ34に表示する。なお、本実施形態では、モニタ34にICG及びFAGの蛍光画像を並べて表示するため、表示画面には、各蛍光画像がどちらの蛍光像が一見して判るように、ICGまたはFAGにて撮影したことが判る情報を各々に表示させておくことが好ましい。なお、コントロール部32の図示なきスイッチにより、ICGまたはFAGの蛍光画像を単独でモニタ34に表示させることも可能である。
回転板20の回転中は、第1フィルタ24及び第2フィルタ25が撮影光学系の光路に連続的に切換え配置されることとなる。その結果、ICGの蛍光像及びFAGの蛍光像を実質的に同時(1フレーム毎交互に)に得ることができ、モニタ34にてICG及びFAGの蛍光像の経時的な変化を動画として簡単に観察することができる。また、このよう方法により得られたICG及びFAGの動画データは、各々ICG用,FAG用の情報が付与された状態で記憶部35に保存される。
このように、照明光(励起光)にレーザ光を用いて2次元的に走査する構成としたことにより、可視光による蛍光観察が眩しさを抑えた状態で行うことができるとともに、ICG及びFAGの蛍光像を同時に取得できるため、検査に掛かる時間を短縮することができる。また、ICG及びFAGの蛍光を同じ受光素子で受光させる光学系としているため、光学部品、基板部品等を少なくすることができ、装置を小型化させることができる。
以上の実施形態では、ICG及びFAGの蛍光撮影を行うものとしているが、これに限るものではなく、他の蛍光観察やフィルタを通した観察においても適用できる。このような場合には、回転板に設けるフィルタの種類を2種類だけでなく、必要に応じて増やせばよい。
また、本実施形態では、フィルタの切り換えを回転板の回転によって行うものとしているが、これに限るものではなく、少なくとも2種類のフィルタを撮影光学系の光路に連続的に切り換えることができるとともに、この切り換えに同期して異なる種類の動画データを取得できる機構であればよい。例えば、図7に示すように、ソレノイドを用いて2枚のICG用フィルタ40a,FAG用フィルタ40bを撮影光学系の光路に切り換えて挿脱できるようにすることもできる。また、図8に示すように、一枚の平板50にICG用フィルタ51a,FAG用ファイル51bを取り付けておき、モータ52により平板50を回転させることにより、フィルタ51a,51bを光軸L2上に切り換え配置する構成とすることもできる。
本実施形態における眼底撮影装置の光学系を示した図である。 レーザ光出射部の構成を示した図である。 回転板の構成を示した図である。 フィルタの分光透過特性を示した図である。 本実施形態における制御系を示したブロック図である。 ガルバノミラーと回転板の駆動関係を示した模式図である。 本発明における第2の実施形態を示した図である。 本発明における第3の実施形態を示した図である。
符号の説明
1 レーザ光出射部
1a 第1レーザ光源
1b 第2レーザ光源
2 穴開きミラー
7 ポリゴンミラー
9 ガルバノミラー
14 受光素子
20 回転板
21 パルスモータ
24 第1フィルタ
25 第2フィルタ
30 制御部
33 画像処理部
34 モニタ




Claims (2)

  1. 第1の波長のレーザ光と第2の波長のレーザ光を出射するレーザ光出射手段と、該レーザ光出射手段により出射した第1及び第2の波長のレーザ光を眼底にて2次元的に走査するためのレーザ光走査手段と、その反射光を受光することにより被検眼眼底を撮影しモニタに表示する眼底撮影装置において、
    眼底にて反射する前記第1及び第2の波長のレーザ光,並びに前記第2のレーザ光の照射により眼底にて生じる第2の蛍光を遮断するとともに,前記第1のレーザ光の照射により眼底にて生じる第1の蛍光を透過する第1フィルタと、眼底にて反射する前記第1及び第2の波長のレーザ光,並びに前記第1のレーザ光の照射により眼底にて生じる第1の蛍光を遮断するとともに,前記第2のレーザ光の照射により眼底にて生じる第2の蛍光を透過する第2フィルタと、が形成された回転板と、前記レーザ光走査手段による2次元走査と同期させて前記回転板を回転させることにより前記第1フィルタ及び第2フィルタを前記撮影光学系の光路中に連続的に切り換え配置するフィルタ切換手段と、前記第1フィルタまたは第2フィルタを透過する前記蛍光を共通の受光素子にて受光する撮影光学系と、前記受光素子にて受光される前記第1の蛍光の受光信号及び第2の蛍光の受光信号を基に各々の眼底像を交互に得る眼底像取得手段と、を備えることを特徴とする眼底撮影装置。
  2. 請求項1の眼底撮影装置において、前記フィルタ切換手段に設けられる第1フィルタと第2フィルタとの間には、前記第1の波長及び第2の波長のレーザ光による眼底反射光を前記受光素子にて受光するための開口部が設けられていることを特徴とする眼底撮影装置。
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