JP4646010B2 - 印材の製造方法および印鑑の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印材の製造方法、および印鑑の製造方法に関するものである。さらに詳しくは、ガラス製の印材の製造方法、および印鑑の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、印鑑(落款やスタンプなどを含む)を製造するための印材として、プラスチック製のものが出回っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このプラスチック製の印材は、大量生産に向いているという利点があるが、質感が悪いという問題点がある。また、利用者は、個性的な印鑑を望む傾向にあるが、大量生産されるプラスチック製の印鑑では、このような要求に対応できないという問題点がある。
【0004】
このような問題点に鑑みて、本発明の課題は、質感がよく、かつ、個性的なものを容易に製造可能な印材の製造方法、および印鑑の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る印材では、少なくとも2層に重ねられたガラス材の層間に色模様が付されてなることを特徴とする。また、本発明では、このような印材から印鑑を製造したことを特徴とする。
【0006】
本発明に係る印材および印鑑は、ガラス製であるため、プラスチック製のものと比較して、質感がよく、かつ、耐候性にも優れている。また、本発明に係る印材および印鑑では、ガラス材の層間に各種の色模様を付すことができるので、個性的な印鑑を望むという利用者の要求に応えることができる。
【0007】
このような印材は、芯材部分となるガラス材の周りに色付けを行った後、溶融したガラス材を被せ、次に、これらのガラス材を溶融した状態で棒状に延伸した後、該ガラス材を切断することにより製造する。このような方法で製造すると、溶融したガラス材を延伸したときに形成される色模様がその都度、微妙に異なるため、個性的な印鑑を望むという利用者の要求に十分、応えることができる。
【0008】
本発明では、このようにして製造した印材の端面にマスクを被せ、このマスクを介してサンドブラスト処理を施すことにより、当該印材の端面に前記マスクのパターンに対応した凹凸を付して印鑑を製造することを特徴とする。このような方法を採用すると、印影を決める凹凸パターンを有するマスクを準備するだけで、各種の印鑑を容易に製造することができる。
【0009】
この場合、前記マスクとしては、凸部を形成すべき部分がマスク材で覆われ、印鑑の凹部を形成すべき部分が完全な窓部分としてマスク材がない構成のものを用いてもよいが、本発明では、前記マスクにおいて、印鑑の凹部を形成すべき部分が印鑑の凸部を形成すべき部分に比較して肉薄になっていることが好ましい。このようなマスクを用いると、印鑑において凸部を形成する部分同士は肉薄の部分で一体に繋がっているので、マスクにおいて凸部を構成する部分が他の部分と分離、独立した形態の陰影を容易に形成できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0011】
[実施の形態1]
図1は、本発明を適用した印材の説明図である。図2(A)〜(F)は、本形態の印材の製造方法を示す工程断面図である。図3(A)は、本形態の印材から印鑑を製造するのに用いたマスクの説明図であり、図3(B)、(C)は、本形態の印材から印鑑を製造する方法を示す工程断面図である。
【0012】
図1において、本形態の印材1は、その長手方向に延びた円柱形状のガラス材からなる芯材部分2と、この芯材部分2の周りに重ねられたガラス材からなる外周部分3との2層構造を有しており、芯材部分2と外周部分3との層間には、以下に説明する方法により形成された色模様4が付されている。ここで、印材1は、両端面のうちの一方の端面5に対して、以下に説明する方により所定の凹凸が付されて印鑑10を構成する。
【0013】
本形態の印材1を製造するにあたっては、まず、図2(A)に示すように、溶融したガラス材12を所定量、取り棒21の先端に取った後、図2(B)に示すように、この芯材部分2となるガラス材12の周りに色付け14を行う。
【0014】
次に、図2(C)に示すように、色付け14を行ったガラス材12の周りに、溶融したガラス材13を被せた後、図2(D)に示すように、溶融したガラス材12、13の他方に延伸用の棒材22を接続する。
【0015】
次に、図2(E)に示すように、取り棒21および延伸用の棒材22を引き離し、溶融したガラス材12、13を棒状に延伸する。このとき、色付け14に用いられた色材も、ガラス材12、13と同様に延びる。
【0016】
この状態で、ガラス材12、13は、断面円形の棒材となるので、ガラス材を冷却した後そのまま切断すれば、断面円形の印材を製造できる。これに対して、ガラス材12、13が冷却するまでの間に側面から力を加えて断面矩形に整形した後、図2(F)に示すように、切断すれば、図1に示す断面矩形の印材1を製造することができる。
【0017】
このようにして製造した印材1から印鑑10を製造するにあたって、例えば、「j」という陰影を形成する印鑑10を形成するには、図3(A)に示す樹脂シートからなるマスク9を準備する。このようなマスク9は、感光性樹脂に対してフォトリソグラフィ技術を用いてパターニングを行うことによって製造できる。
【0018】
本形態で形成しようとする印鑑10は、矩形の枠部分91と「j」なる文字を形成する部分92とが分離している。また、「j」という文字を形成する部分92は、互いに離れた2つの部分からなる。従って、マスク9において、「j」なる文字を形成する部分92が枠部分91から脱落しないよう、「j」なる文字を形成する部分92と枠部分91との間、および「j」なる文字を形成する各部分は、細幅の連結部分95によって連結されている。
【0019】
このように形成したマスク9を用いて印鑑10を製造するには、まず、図3(B)に示すように、図1に示した印材1の一方の端面5にマスク9を接着剤により貼り付ける。
【0020】
次に、マスク9の上から印材1の端面にサンドブラスト処理(矢印Aで示す)を行って、マスク9において樹脂が残っていない窓部分93から印材1の端面5を削る。その結果、図3(C)に示すように、マスク9において樹脂が残っていない窓部分93では、印材1の端面5が選択的に削られて凹部51となる一方、「j」なる文字を形成する部分92、および枠部分91は、凸部52として残る。このようにして製造した印鑑10においては、図3(A)に示す連結部分95も凸部52として残るので、この部分については、そのまま残してもよいし、後加工において印鑑10から削り落としてもよい。このようにして製造した印鑑10を用いて押印すれば、枠部分の内側に「j」なる文字を有する陰影を形成できる。
【0021】
このように、本形態の印材1、印鑑10、およびそれらの製造方法によれば、ガラス製であるため、プラスチック製のものと比較して、質感がよく、かつ、耐候性にも優れている。また、本形態では、溶融したガラス材12、13を延伸したときに形成される色模様4がその都度、微妙に異なるため、個性的な印鑑10を望むという利用者の要求に十分、応えることができる。
【0022】
さらに、印鑑10を製造するにあたっては、印材1の端面5にマスク9を被せ、このマスク9を介してサンドブラスト処理を施すことにより印鑑10を製造するため、印影を決める凹凸パターンを有するマスク9を準備するだけで、印鑑10を容易に、かつ、短時間のうちに製造することができる。
【0023】
[実施の形態2]
図4(A)は、本形態の印材1から印鑑10を製造するのに用いたマスクの説明図であり、図4(B)〜(D)は、本形態の印材1から印鑑10を製造する方法を示す工程断面図である。なお、本形態において、印材1およびその製造方法は、実施の形態1と同様であるため、それらの説明を省略し、印鑑10の製造方法のみについて説明する。
【0024】
本形態でも、図1および図2を参照して説明した印材1から印鑑10を製造するにあたって、例えば、「j」という刻印を付すには、図4(A)に示す樹脂シートからなるマスク9を準備する。このようなマスク9は、感光性樹脂に対してフォトリソグラフィ技術を用いてパターニングを行うことによって製造できる。
【0025】
本形態で用いたマスク9では、矩形の枠部分91と、「j」なる文字を形成する部分92とがいずれも樹脂が厚く、その他の部分は樹脂がかなり薄い肉薄部分94として形成されている。
【0026】
このように形成したマスク9を用いて印鑑10を製造するには、まず、図4(B)に示すように、図1に示した印材1の一方の端面5にマスク9を貼り付ける。
【0027】
次に、マスク9の上から印材1の端面5にサンドブラスト処理(矢印Aで示す)を行う。その結果、図4(C)に示すように、マスク9において肉薄部分94がサンドブラストにより除去され、この部分では、印材1の端面5が選択的に露出して削られるので、サンドブラスト処理を進めていくに従って、図4(D)に示すように、この露出した部分に凹部51が選択的に形成される一方、「j」なる文字を形成する部分92、および枠部分91は、凸部52として残る。このようにして製造した印鑑10では、図3(A)を参照した連結部分がないので、凸部52として形成したい部分のみがそのまま残る。
【0028】
このように、本形態の印材1、印鑑10、およびそれらの製造方法によれば、ガラス製であるため、プラスチック製のものと比較して、質感がよく、かつ、耐候性にも優れているなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。しかも、本形態では、凹部51を形成すべき部分が凸部52を形成すべき部分に比較して肉薄部分93となっているマスク9を用いたため、マスク9において凸部52を構成する部分が繋がっていなければならないという制約がない。すなわち、図4(A)において、「j」なる文字を形成する部分92は、枠部分91から分離、独立している形態になっているが、それでも肉薄部分94で繋がっているので、「j」なる文字を形成する部分92がマスク9から脱落することがない。それ故、マスク9において凸部52を構成する部分が他の部分と分離、独立した形態の陰影を容易に形成できる。よって、印鑑10の製造を依頼する者自身がパーソナルコンピュータで作成した任意のパターンの刻印の印鑑を製造するのも容易である。
【0029】
[その他の実施の形態]
なお、印材1の端面5に所定パターンの凹凸を付す方法としては、印材1の端面5に樹脂を所定のパターンで塗布したものをマスク9として用いてもよい。また、マスク9を用いずに、印材1の端面5に対して直接、レーザ加工を施して所定パターンの凹凸を形成してもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る印材および印鑑は、ガラス製であるため、プラスチック製のものと比較して、質感がよく、かつ、耐候性にも優れている。また、本発明に係る印材および印鑑では、ガラス材の層間に各種の色模様を付すことができるので、個性的な印鑑を望むという利用者の要求に応えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した印材の説明図である。
【図2】(A)〜(F)は、本発明を適用した印材の製造方法を示す工程断面図である。
【図3】(A)は、本発明の実施の形態1に係る印鑑の製造工程で用いたマスクの説明図であり、(B)、(C)は、本形態において印鑑を製造する方法を示す工程断面図である。
【図4】(A)は、本発明の実施の形態5に係る印鑑の製造工程で用いたマスクの説明図であり、(B)〜(D)、は、本形態において印鑑を製造する方法を示す工程断面図である。
【符号の説明】
1 印材
2 芯材部分
3 外周部分
4 色模様
5 印材の端面
9 マスク
10 印鑑
12 芯材部分となるガラス材
13 外周部分となるガラス材
14 色模様を形成するための色付け
21 取り棒
22 延伸用の棒材
51 印鑑の凹部
52 印鑑の凸部
91 矩形の枠部分
92 「j」なる文字を形成する部分
93 マスクの窓部分
94 マスクの肉薄部分
95 連結部分
Claims (3)
- 芯材部分となるガラス材の周りに色付けを行った後、溶融したガラス材を被せ、次に、これらのガラス材を溶融した状態で棒状に延伸した後、該ガラス材を切断して印材を製造することを特徴とする印材の製造方法。
- 請求項1に規定する印材の端面にマスクを被せ、このマスクを介してサンドブラスト処理を施すことにより、当該印材の端面に前記マスクのパターンに対応した凹凸を付すことを特徴とする印鑑の製造方法。
- 請求項2において、前記マスクでは、印鑑の凹部を形成すべき部分が印鑑の凸部を形成すべき部分に比較して肉薄になっていることを特徴とする印鑑の製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP2000346226A JP4646010B2 (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 印材の製造方法および印鑑の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000346226A JP4646010B2 (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 印材の製造方法および印鑑の製造方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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