JP2001061376A - 管状体及びその製造方法 - Google Patents

管状体及びその製造方法

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JP2001061376A JP24332099A JP24332099A JP2001061376A JP 2001061376 A JP2001061376 A JP 2001061376A JP 24332099 A JP24332099 A JP 24332099A JP 24332099 A JP24332099 A JP 24332099A JP 2001061376 A JP2001061376 A JP 2001061376A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自然な感じの線状模様が施され且つ耐久性に優
れた管状体及びその製造方法を提供する。 【解決手段】管状体即ち釣竿1には、その管状体部即ち
竿管3の外面に、軸長方向Sに沿って所定の間隔で複数
の膨出部5が形成されている。膨出部は、竿管の軸長方
向に沿って左右非対称に肉盛り形成されており、竿管外
面から所定の高さを有し且つ竿管の周方向に沿って形成
された突起部7と、この突起部を境にして軸長方向の一
方側に形成された傾斜部9と、この傾斜部とは異なる勾
配を有し且つ突起部を境にして軸長方向の他方側に形成
された縮径部11とを備えている。竿管外面には、竹目
模様が一体的に形成されており、膨出部外面には、その
頂部7aから縮径部に亘る領域中に、周方向に沿って線
状模様が一体的に形成されており、この線状模様は、揺
らぎのある自然な感じの線状模様となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自然な感じの線状
模様が施され且つ耐久性に優れた管状体及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、管状体の外面に自然な感じの
線状模様を施す種々の方法が知られている。その第1の
方法としては、管状体を回転させながら塗料を線状に塗
装する方法が知られており、第2の方法としては、スク
リーン印刷等の印刷処理によって管状体の外面に線状模
様を施す方法が知られている。そして、第3の方法とし
ては、シール状又はテープ状、或いは、リング状の部品
を管状体の外面に取り付ける方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1及
び第2の方法では、機械的(人工的)或いは工業製品的
な感じの線状模様とならざるを得ず、自然な感じの外観
を表現することができない。また、第3の方法では、管
状体に取り付けられた部品が経年変化により剥離したり
ヒビが入ったりする等、耐久性の面で問題がある。更
に、第1〜第3の方法のいずれの場合であっても、線状
模様を施すことが可能な部位が限定され、複雑な外形を
成す部位には、線状模様を施すことができない。
【0004】本発明は、このような問題を解決するため
に成されており、その目的は、自然な感じの線状模様が
施され且つ耐久性に優れた管状体及びその製造方法を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、管状体部と、この管状体部の外面
に形成された膨出部とを備えた管状体であって、膨出部
は、頂部及びこの頂部から所定方向に傾斜した傾斜部位
から成り、傾斜部位には、管状体部の周方向に沿って線
状模様が一体的に形成されている。また、本発明は、管
状体部と、この管状体部の外面に形成され且つ頂部及び
この頂部から所定方向に傾斜した傾斜部位から成る膨出
部とを備えた管状体を製造する方法であって、膨出部を
製造する工程において、線状模様用の塗料を塗装して塗
膜層を形成する工程と、塗膜層上に装飾層を形成する工
程と、塗膜層が形成された部分の装飾層に対して研摩処
理を施して、塗膜層を線状に露出させる工程とを有す
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る管状体について、添付図面を参照して説明する。
【0007】なお、本発明の管状体としては、例えば、
釣竿、ゴルフクラブやテニスラケットのシャフト等が該
当するが、以下の実施の形態では、その一例として、釣
竿(1本竿、継ぎ竿など)を用いて説明する。
【0008】図1(a)に示すように、管状体即ち釣竿
1には、その管状体部即ち竿管3の外面に、軸長方向S
に沿って所定の間隔で複数の膨出部5が形成されてお
り、これら膨出部5によって自然な感じの線状模様(軸
長方向Sの竹目模様、周方向の線状模様など)が表現さ
れている。
【0009】図1(b)に示すように、膨出部5は、各
々、竿管3の軸長方向Sに沿って左右非対称に肉盛り形
成されており、竿管3外面から所定の高さを有し且つ竿
管3の周方向に沿って形成された突起部7と、この突起
部7を境にして軸長方向Sの一方側に形成された傾斜部
9と、この傾斜部9とは異なる勾配を有し且つ突起部7
を境にして軸長方向Sの他方側に形成された縮径部11
とを備えて構成されている。
【0010】膨出部5は、自然な感じの竹節形状となる
ように、その軸長方向Sに沿った長さ寸法L1を5〜7
mm以上で40mm以下(好ましくは、10〜30m
m)に設定することが好ましい。
【0011】突起部7は、膨出部5の高さHの基準を成
しており、その頂部7aは、突形状或いは軸長方向Sに
沿った平坦形状にすることができる。いずれの形状であ
っても、突起部7の高さH(竿管3外面から頂部7aま
での高さ)は、0.3〜1.0mm(好ましくは、0.
4〜0.8mm)の範囲に設定することが自然な感じの
竹節形状を表現する上で好ましい。
【0012】傾斜部9と縮径部11とは、互いに異なる
勾配を成して形成されており、本実施の形態では、縮径
部11は、傾斜部9よりも急勾配に形成されている。具
体的には、上述した長さ寸法L1の範囲内において、縮
径部11は、突起部7を境にして軸長方向Sの他方側に
1mm程度又は2mm程度の長さL2で形成され、傾斜
部9は、L1−L2の長さ範囲に形成される。この場
合、長さL2において、縮径部11は、段差状又は急傾
斜状に形成され、これに対して、L1−L2の長さ範囲
において、傾斜部9は、自然な感じの竹節形状になるよ
うに、突起部7の頂部7aから竿管3外面に向ってなだ
らかに傾斜して、竿管3外面に面一状に連続している。
【0013】前記膨出部5の頂部7aから縮径部11に
亘る領域中には、周方向に沿って、視認できるように、
例えば茶系色や竹肌色の線状模様35が一体的に形成さ
れており、この線状模様35は、揺らぎのある自然な感
じの線状模様、好ましくは、線の幅方向に濃さや太さや
端面形状が変化し且つ揺らいでいるような線状模様とな
っている。
【0014】次に、上述したような管状体即ち釣竿1の
製造方法について説明する。
【0015】まず、管状体部即ち竿管3を形成する。竿
管3は、強化繊維(例えば、カーボン、ガラス、ボロ
ン、セラミックス、金属、有機繊維など)に、マトリッ
クス材(例えば、エポキシ、ポリエステル、フェノー
ル、アルミなど)を含浸させた、いわゆるプリプレグか
ら成る竿管本体15を備えて構成されている。この場
合、竿管3外面に対する膨出部5の密着性を向上させる
ために、竿管本体15の外面に1層又は複数層から成る
塗膜層17を形成することが好ましい。なお、塗膜層1
7は、必ずしも必要では無く、竿管本体15の外面に直
接膨出部5を形成しても良い。
【0016】次に、この竿管3の外面に膨出部5を形成
する。この膨出部5の形成工程において、突起部7を形
成した後、傾斜部9及び縮径部11を順次形成する。
【0017】突起部7は、膨出部5の高さHの基準とな
り、膨出部5全体の高さの約80%以上を突起部7で構
成することが好ましい。従って、これを満足するよう
に、竿管3の外面に周方向に沿って1層又は複数層から
成る突起層を形成する。なお、図1(b)では、その一
例として、2層から成る突起層19,21によって突起
部7を形成している。
【0018】続いて、この突起部7を境にして軸長方向
Sの一方側に傾斜部9を形成する。傾斜部9は、突起部
7の頂部7a(図1(b)参照)から竿管3外面に向っ
てなだらかに傾斜させた傾斜状層23によって形成す
る。
【0019】これら突起部7(突起層19,21)及び
傾斜部9(傾斜状層23)を形成する方法としては、例
えば、所定の塗料を線入れ状に塗布する方法(塗装処理
法)や、厚みのある幅の狭いテープを竿管3外面に巻回
する方法(テープ巻回法)等を適用することができる。
【0020】塗装処理法に用いる塗料としては、その粘
度や硬度が同程度の塗料(例えば、エポキシ樹脂塗料、
ポリウレタン樹脂塗料など)を用いることが可能である
が、粘度及び硬度に相対的な差を持たせても良い。例え
ば粘度に差を持たせる場合、傾斜部9に用いる塗料(例
えば、エポキシ、ポリウレタン樹脂塗料など)よりも高
い粘度の塗料(例えば、肉盛り、糸止め用エポキシ、ア
クリル樹脂など)で突起部7を形成すれば、突起部7を
より高く肉盛りすることができる。これに対して、例え
ば硬度に差を持たせる場合、突起部7に用いる塗料(例
えば、エポキシ、ポリウレタン樹脂塗料など)よりも高
い硬度の塗料(例えば、フッ素樹脂塗料など)で傾斜部
9を形成すれば、傾斜部9の耐磨耗性を向上させること
ができると同時に、竿管3及び傾斜部9に対する突起部
7の密着性を向上させることができる。なお、硬度とし
ては、3H以下(好ましくは、3H〜B)の鉛筆硬度が
好ましい。
【0021】また、テープ巻回法に用いるテープとして
は、例えば、エポキシレジンを含浸させた熱硬化型カー
ボンテープなどのテープ材を用いることができる。
【0022】このような方法において、突起部7及び傾
斜部9を形成した後、傾斜部9が竿管3外面に対して面
一状に且つなだらかに(段差無く)連続するように、必
要に応じて表面処理を施すことが好ましい。表面処理と
しては、例えば研摩処理(機械による研摩処理、手作業
による研摩処理など)を用いることができる。
【0023】以上、突起部7及び傾斜部9を形成するに
際し、これと同時に、突起部7の他方側には、傾斜部9
よりも急勾配の縮径部11が段差状に形成される。
【0024】続いて、膨出部5の頂部7aから縮径部1
1に亘る領域中に、線状模様用の塗料を周方向に塗装し
て塗膜層(線状模様)35を形成した後、少なくとも塗
膜層35を覆うように装飾層37を形成する。そして、
塗膜層35が形成された部分の装飾膜37に対して研摩
処理を施して、塗膜層35を線状に露出させる。この場
合、研摩処理としては、例えば機械による研摩処理や手
作業による研摩処理などを適用することが可能であり、
この研摩処理によって、揺らぎのある自然な感じの線状
模様35(具体的には、線の幅方向に濃さや太さや端面
形状が変化し且つ揺らいでいる状態)が一体的に形成さ
れる。なお、竿管3外面には、装飾層37を形成する際
に同時に、竹目模様(筋状の模様)を形成しても良い
し、或いは装飾層37の外面に竹目模様31を印刷して
も良い。
【0025】この後、少なくとも膨出部5を覆うように
透明又は半透明の保護層39を形成することによって、
図1(b)に示すような膨出部5を有する管状体即ち釣
竿1が完成する。
【0026】このように本実施の形態によれば、膨出部
において、自然な感じの線状模様35が施された管状体
1を実現することができる。この場合、線状模様35を
竹目模様と共に同系色(例えば、茶系色、竹肌色)の塗
料で形成することによって、より自然な感じの外観を実
現することができる。更に、研摩処理によって線状模様
35を一体的に形成することができるため、剥離等の発
生を防止して耐久性に優れた管状体1を実現することが
できる。
【0027】なお、上述した実施の形態において、膨出
部5は、突起部7(突起層19,21)及び傾斜部9
(傾斜状層23)によって構成したが、これに限定され
ることは無く、例えば図1(c)に示すように、1つの
層41によって膨出部5を構成しても良い。
【0028】また、上述した実施の形態では、研摩処理
によって線状模様35を露出形成しているが、これに限
定されることは無く、例えば図2(a),(b)に示す
ように、シゴキ塗装によって線状模様33並びに竹目模
様31を同時に形成する方法を適用することもできる。
この方法では、突起部7及び傾斜部9並びに縮径部11
を形成した後、少なくともこれらを覆うように装飾層3
7(図1(b)参照)を形成し、この装飾層37の外面
にシゴキ塗装を施す。
【0029】シゴキ塗装とは、管状体部即ち竿管3の軸
長方向Sに沿って塗料をスライドさせながら塗装する際
に、塗料が均一に付着しないことを利用して、軸長方向
Sに竹目模様31を形成する方法である。言い方を変え
れば、このシゴキ塗装による方法は、軸長方向Sへの塗
料の塗りムラを利用して種々の形状の模様を形成する方
法である。
【0030】この場合、塗料をスライドさせながら塗装
する方法としては、例えば手の平に塗料を付着させて竿
管3を握りしめた状態で、手の平を竿管3の軸長方向S
に沿ってスライドさせれば、手の平に形成された指紋や
しわによって、軸長方向Sに沿って塗料の塗りムラが発
生する。そして、この塗りムラによって竹目模様31が
形成される。その際、膨出部5(特に、膨出部5の頂部
7aから縮径部11に亘る領域)では、特に塗料が複雑
な形状で溜まるため、その部分に揺らぎのある自然な感
じの線状模様33が併せて形成される。なお、手の平の
代わりに、例えばスポンジ等から成るリング状部材を用
いても同様の効果を実現することができる。
【0031】また、上述した実施の形態では、単一の膨
出部5を用いて竹節形状を表現させているが、これに限
定されることは無く、例えば図2(c)に示すように、
一対の膨出部5,5´によって竹節形状を表現させても
良い。この場合、一対の膨出部5,5´は、線状模様3
3を挟んで左右対称に配置構成されている。
【0032】更に、自然に成長した竹には、等間隔に竹
節(膨出部5)が形成されていることは無い。実際に
は、例えば図3に示すように、根元側の竹節は、相互に
近接しており、先側に行くに従って竹節相互の間隔が拡
がっている。更に、先側の竹目模様は、根元側に比べて
次第に細線化していると共に、軸長方向Sに沿って平行
に延出している。これに対して、根元側の竹目模様は、
先側に比べて太線化していると共に、ランダム方向(軸
長方向Sに対して傾斜及び蛇行する方向)に延出してい
る。そして、膨出部5の高さHは、先側から根元側に行
くに従って徐々に高くなっている。上述した実施の形態
によれば、このようなより自然な状態を満足するよう
に、図3に示すような形状及び構成の管状体1を製造す
ることが可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、自然な感じの線状模様
が施され且つ耐久性に優れた管状体及びその製造方法を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施の形態に係る管状体
の外観図、(b)は、研摩処理によって線状模様が露出
形成された膨出部の構成を示す断面図、(c)は、本発
明の変形例に係る膨出部の断面図。
【図2】(a)は、本発明の変形例に係る管状体の外観
図、(b)は、シゴキ塗装によって線状模様及び竹目模
様を同時に形成された管状体の外観図、(c)は、本発
明の変形例に係る管状体の外観図。
【図3】より自然な状態の管状体の外観図。
【符号の説明】
1 釣竿(管状体) 3 竿管(管状体部) 5 膨出部 7 突起部 7a 頂部 9 傾斜部 11 縮径部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状体部と、 この管状体部の外面に形成された膨出部とを備えた管状
    体であって、 膨出部は、頂部及びこの頂部から所定方向に傾斜した傾
    斜部位から成り、傾斜部位には、管状体部の周方向に沿
    って線状模様が一体的に形成されていることを特徴とす
    る管状体。
  2. 【請求項2】 管状体部と、この管状体部の外面に形成
    され且つ頂部及びこの頂部から所定方向に傾斜した傾斜
    部位から成る膨出部とを備えた管状体を製造する方法で
    あって、 前記膨出部を製造する工程において、線状模様用の塗料
    を塗装して塗膜層を形成する工程と、塗膜層上に装飾層
    を形成する工程と、塗膜層が形成された部分の装飾層に
    対して研摩処理を施して、塗膜層を線状に露出させる工
    程とを有することを特徴とする製造方法。
  3. 【請求項3】 管状体部と、 この管状体部の外面に軸長方向に沿って所定の間隔で形
    成された複数の膨出部とを備えた管状体であって、 前記膨出部は、各々、管状体部の外面から所定の高さを
    有し且つ管状体部の周方向に沿って形成された突起部
    と、この突起部を境にして軸長方向の一方側に形成され
    た傾斜部と、この傾斜部とは異なる勾配を有し且つ突起
    部を境にして軸長方向の他方側に形成された縮径部とか
    ら構成されており、 管状体部の外面には、軸長方向に沿って筋状模様が一体
    的に形成され、膨出部の縮径部には、周方向に沿って線
    状模様が一体的に形成されていることを特徴とする管状
    体。
  4. 【請求項4】 前記筋状模様及び線状模様は、互いに同
    系色で形成されていることを特徴とする請求項3に記載
    の管状体。
  5. 【請求項5】 管状体部と、この管状体部の外面に軸長
    方向に沿って所定の間隔で形成された複数の膨出部とを
    備えた管状体を製造する方法であって、 前記膨出部を製造する工程は、管状体部の外面から所定
    の高さを有し且つ管状体部の周方向に沿って突起部を形
    成する工程と、この突起部を境にして軸長方向の一方側
    に傾斜部を形成すると共に、この傾斜部とは異なる勾配
    を有し且つ突起部を境にして軸長方向の他方側に縮径部
    を形成する工程とを有しており、更に、管状体部の外面
    に軸長方向に沿ってシゴキ塗装を施すことによって、管
    状体部の外面に軸長方向に沿って筋状模様を一体的に形
    成すると同時に、膨出部の縮径部に周方向に沿って線状
    模様を一体的に形成する工程を有することを特徴とする
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記傾斜部及び縮径部は、前記突起部を
    形成する工程によって形成されることを特徴とする請求
    項5に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記筋状模様及び線状模様は、互いに同
    系色で形成されていることを特徴とする請求項5又は6
    に記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 元側から先側に向って先細りテーパ状を
    成す管状体部と、 この管状体部の外面に軸長方向に沿って所定の間隔で形
    成された複数の膨出部とを備えた管状体であって、 前記膨出部は、管状体部の元側において相互に近接し、
    先側に行くに従って相互の間隔が拡がっていると共に、
    管状体部の軸長方向に細い筋状模様を形成し、管状体部
    の元側の筋状模様は、その線の太さや傾斜方向及び蛇行
    方向の少なくとも1つを大きくし、且つ、管状体部の先
    側の筋状模様は、逆に小さくしたことを特徴とする管状
    体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102187848A (zh) * 2010-03-12 2011-09-21 株式会社岛野 钓竿
JP2015065901A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 グローブライド株式会社 管状体、及び管状体の模様形成方法
JP2015065916A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 グローブライド株式会社 天然素材の竹竿に似た外観を有する釣竿及び当該釣竿に用いられる竿管の製造方法
JP2021145591A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 グローブライド株式会社 釣竿

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