JP4645835B2 - 多光軸光電センサの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、多光軸光電センサを工作機械等の基台に取り付けるための構造に係り、特に、取多光軸光電センサの正面から取付られ、かつ、取付スペースを小さくできる多光軸光電センサの取付構造に関する。
近年、多光軸光電センサは、工作機械等で危険領域への侵入の監視等に多用されている。このような多光軸光電センサを装着する場合には、投光器が発する光線を受光器が受光できるように互いに対面するように位置決めする必要がある。このため、多光軸光電センサの取付構造は、向きを調整できることが必要となる。
このため、多光軸光電センサの端部に回転軸を設け、多光軸光電センサの向きを調整できるを取付構造が開発されているが、取付構造部分には光電センサを取り付けることができないため、多光軸光電センサの両端部にデットスペースができてしまう。また、装着箇所が大きな光カーテンを必要とする場合には複数の多光軸光電センサを列べる必要があるが、多光軸光電センサを一列にした場合には取付構造の部分で光カーテンの隙間ができてしまう。そこで、多光軸光電センサの背面に備わる取付具により、多光軸光電センサの回転角度位置が調整可能である取付構造が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1によれば、図17に示すように多光軸光電センサ取付具10は、3つの部材11〜13から構成されている。第1部材11と第2部材12は、取付構造10を基台(図示省略)に固定するための取付ベース手段を構成する。この第1、第2部材11,12は、また、第3の部材13を固定するための締結手段を構成する。
図18に示すように、第1部材11は、多光軸光電センサAの背面Aaに対面して位置する円弧状に湾曲した中央部分11aを有する。すなわち、中央部分11aは湾曲して延びる帯状の半割リング形状を有し、内周面11bと、外周面11cと、2つの側面11d、11eとを有する。さらに、中央部分11aの端から反転して延びる一対の平らな起立部分11fと、各起立部分11fの端から外方に屈曲して延びる平らな基台取付部分11gと、この基台取付部分11gの一端(第2部材3側の端)から屈曲して延びる平らなフランジ11hとを有し、基台取付部分11g及びフランジ11hには、ボルト挿通孔11i、11jが形成されている。
また、図19に示すように、第2部材12は、実質的に第1部材11と同様の形状を有し、第1部材11の中央部分11a、起立部分11f、基台取付部分11g及びフランジ11hに相当する、中央部分12a、起立部分12f、基台取付部分12g及びフランジ12hを有し、第2部材12の中央部分12aは、第1部材11と同様に、内周面12bと、外周面12cと、2つの側面12d、12eとを有する。第2部材12の基台取付部分12g、フランジ12hにも、第1部材11と同様に、ボルト挿通孔12i、12jが形成されている。
そして、第1部材11の中央部分11a及び第2部材12の中央部分12aの互いに対面する側面11e、12eは、共に、背面側から内周面側に向かうに従って徐々に側方に突出した傾斜面(内方に向かってテーパした傾斜面)で構成されている。
また、図20に示すように、第3部材13は、第1部材11の中央部分11aなどと同様に、円弧状に湾曲した中央部分13aと、この両端に内方に突出した爪部分13fとを有し、対称形状に形成されている。爪部分13fの長さ寸法Lは、多光軸光電センサAの溝Acの深さより実質的に長い。
第3部材13の中央部分13aは、内周面13bと、外周面13cと、2つの側面13eとを有する。この2つの側面13eは、共に、上述した第1部材11、第2部材12の傾斜面11e、12eとは逆に、内周面側から背面側に向かうに従って側方に突出した傾斜面(外方に向かってテーパした傾斜面)で構成されている。
そして、図17に示すように、多光軸光電センサAを取付具10を用いて基台(図示省略)に固定する。基台には、第1、第2部材11、12の基台取付部分11g、12gを当接させて、ボルト挿通孔11i、12iに挿入したボルト(図示省略)を締めることによって第1、第2部材11、12を固定することができる。
多光軸光電センサAには、第3部材13が取り付けられる。すなわち、第3部材13の一対の爪部分13fを多光軸光電センサ側壁Abの溝Acに挿入させることで、第3部材13を多光軸光電センサAと一体化することができる。
第3部材13は、多光軸光電センサAの背面Aa側において、第1部材11と第2部材12との間に配置され、これら第1、第2部材11、12で挟持される。したがって、第1部材11のフランジ11hと第2部材12のフランジ12hとが互いに対面した状態で、ボルト挿通孔11j、12jにボルト(図示省略)を通して、このボルトと螺合するナット(図示省略)とを締め付けることにより、第3部材13は、第1部材11と第2部材12との間に挟持された状態になる。
なお、多光軸光電センサAの向きを調整するには、第1部材11のフランジ11hと第2部材12のフランジ12hとを締結するボルトを緩めればよい。ボルトを緩めると、第1部材11のフランジ11hと第2部材12のフランジ12hとが互いに離れ、第3部材13を挟持する力が弱まり、多光軸光電センサAをその軸線回りに広範囲に亘って回転させることができる。
また、多光軸光電センサAの側面Ab及び背面Aaで把持するため、多光軸光電センサの両端部にデットスペースができない。
特開2003−242868号公報
しかし、取付具10は、多光軸光電センサAの側面Ab及び背面Aaで把持しているため、基台の多光軸光電センサ取付部には、多光軸光電センサのスペースだけでなく取付具10のスペースが必要となり、取付部が狭い場合には、取付具10を用いるできないという問題があった。
本発明は、上記の従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、多光軸光電センサの両端及び背面を把持することなく、多光軸光電センサを基台に取り付けることができ、多光軸光電センサの取付スペースを小さくでき、かつ、多光軸光電センサを正面(前面)から取付られる多光軸光電センサの取付構造の提供を目的とする。
この発明のさらに他の目的並びに作用効果については、明細書の以下の記述を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
本発明の多光軸光電センサの取付構造は、多光軸光電センサを構成する投光用又は受光用の柱状ケースを、その背面が支持壁面側に向けられた状態で支持壁面に対して取り付け、光軸の角度調整を可能とするための取付構造であって、柱状ケースの一側面又は両側面にその長手方向へ沿って形成されたレール状突起部と、柱状ケースのレール状突起部を着脱可能に把持する把持機構を有する可動側部材と、支持壁面と対面する側から支持壁面に取付可能な取付部を有し、かつ取付状態においてはその側方に柱状ケースが位置する状態にて、支持機構を介して可動側部材を回動可能に支持する固定側部材と、を有し、さらに任意の回動位置において、可動側部材と固定側部材との位置関係を固定する位置固定機構とを有し、それにより、柱状ケースの側方に位置する固定側部材によって、柱状ケースが可動側部材を介して任意の光軸角度に調整可能とされるものである。
このような本発明の構成によれば、多光軸光電センサの両端部及び背面を把持せず、多光軸光電センサの長手方向へ沿って形成されたレール状突起部を把持させるだけで、多光軸光電センサを角度調整可能に基台に取り付けられるので、多光軸光電センサ両端部のデットスペース及び多光軸光電センサ背面の取付スペースをなくすことができる。また、多光軸光電センサ正面(前面)から取り付けられるので、取付作業を容易にすることができる。なお、光軸光電センサ正面(前面)は、図2(a)の正面図に示すごとく、多光軸光電センサの各光軸の投光または受光が行われる面をいう。
本発明の多光軸光電センサの取付構造の好ましい実施の一形態においては、把持機構が、前記多光軸光電センサの上面を上側、背面を下側として、レール状突起部下部と噛合する爪状部を有する下爪部材と、レール状突起部上部と噛合する爪状部を有する上爪部材と、下爪部材と上爪部材を締着するねじ機構と、を備えるように構成される。このような構成によれば、ねじを締め付けるだけで、確実に多光軸光電センサを把持することができる。
本発明の多光軸光電センサの取付構造の好ましい実施の一形態においては、可動側部材を固定側部材に対して回動可能に支持するための支持機構が、可動側部材に備わる弧状案内凸面を固定側部材に備わる弧状案内凹面上で摺動させるように構成される。
また、可動側部材が弧状案内凹面を備え、固定側部材が弧状案内凸面を備え、可動側部材を固定側部材に対して回動可能に支持するための支持機構が、固定部材に備わる弧状凸面を、可動側部材に備わる弧状凹面上で摺動させるように構成することもできる。
さらには、実施の一形態として、可動側部材が弧状案内凸面と同心である弧状案内凹面をさらに備え、固定側部材が弧状案内凸面をさらに備え、可動側部材を固定側部材に対して回動可能に支持するための前記支持機構が、可動側部材に備わる弧状凸面を固定側部材に備わる弧状案内凹面上で摺動させ、または、固定部材に備わる弧状案内凸面を可動側部材に備わる弧状案内凹面上で摺動させるように構成される。
これらの構成によれば、多光軸光電センサの回転中心を弧状案内凸面及び弧状案内凹面にすることができるため、多光軸光電センサの回転を自在に設計することができる。
また、本発明の多光軸光電センサの取付構造の好ましい実施の一形態においては、弧状案内凸面と弧状案内凹面の円弧中心が、多光軸光電センサの発光点又は受光点であることように構成されている。このような構成によれば、多光軸光電センサを発光点又は受光点を中心に回転することができ、多光軸光電センサの位置決め作業を容易にすることができる。発光点または受光点は、各光軸におけるレンズ中心と発光素子または受光素子とを結ぶ光軸上の点を含む。
また、本発明の多光軸光電センサの取付構造の好ましい実施の一形態においては、円弧面の脱落を防止する突起部と、を備えるように構成されている。このような構成によれば、取付具を組み付ける作業を容易にすることができる。
また、本発明の多光軸光電センサの取付構造の好ましい実施の一形態においては、固定側部材は、前記多光軸光電センサの前面から裏面へ向かう方向にねじを締め付けることで、互いに固定されるねじ機構を構成する取付アングルと把持部材とを含み、把持部材は、固定側部材の弧状案内凸面と、ねじ機構のねじ締め方向に対して傾斜するテーパ面と、を有し、取付アングルは、固定側部材の弧状案内凹面と、把持部材との固定状態において当該把持部材のテーパ面と同じ方向に傾斜し当該テーパ面と接するテーパ受止面と、を有し、ねじ機構を締め付けることで、ねじ締め付け方向と摺動したテーパ面とに沿う方向の2方向の力を生じさせ、把持部材の弧状案内凸面を可動側部材の弧状案内凹面に押止し、可動側部材の弧状案内凸面を取付アングルの弧状案内凹面に押止するように構成されている。このような構成によれば、ねじを締め込むだけで、レール狭持部材である可動側部材を固定することができる。
以上の説明で明らかなように、本発明の多光軸光電センサの取付構造によれば、多光軸光電センサの両端及び背面を把持することなく、多光軸光電センサを基台に取り付けられるので、多光軸光電センサの取付スペースを小さくでき、かつ、多光軸光電センサを正面(前面)から取り付けることができる。
以下に、この発明の多光軸光電センサの取付構造の好適な実施の一形態を添付図面に従って詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の一例を示すものに過ぎず、本発明に係る多光軸光電センサの取付構造の及ぶ範囲は、特許請求の範囲の記載のみによって特定されることは言うまでもないことである。
本発明の多光軸光電センサの取付構造の全体斜視図を図1に示す。図に示すように多光軸光電センサの取付構造1は、多光軸光電センサ2と取付具3とからなる。多光軸光電センサ2の側面には突起部2aが形成され、取付具3は突起部2aを狭持する。そして、取付具3を基台(図示省略)に取付ることで、多光軸光電センサ2を基台に装着する。なお、図2に多光軸光電センサの取付構造1の三面図を示す。
多光軸光電センサ2は、柱状ケース内に投光器列を収容してなる投光用柱体または、柱状ケース内に受光器列を収容してなる受光用柱体である。多光軸光電センサ2の側面には図3に示すレール状の突起部2aが形成され、突起部2aの上下は把持できるように、噛合部2b,2cを備える。
噛合部2bは、側面2dと鋭角θ1をなす斜面2eにより形成される。同様に、噛合部2cは、側面2fと鋭角θ2をなす斜面2gにより形成される。ここで、突起部2aは高さhが1〜2mmが好適であり、鋭角θ1及びθ2は、45°〜75°が好適である。
なお、噛合部2b,2cは、必ずしも対称でなくてもよく、力の係りかたにより、鋭角θ1、θ2を変えてもよい。また、突起部2aは、多光軸光電センサ2の両側面に形成されているため、取付具3は多光軸光電センサ2の側面のどちらにでも取り付けることができる。また、突起部2aをレール状としたが、取付具3を装着する箇所のみに形成してもよい。
次に、図4に取付具3の斜視図を示す。取付具3は、可動側部材4と固定側部材5を主に構成されている。可動側部材4は、下爪部材4aと上爪部材4b、ねじ4cにより構成され、固定側部材5は、取付アングル5aと把持部材5b、ねじ5cにより構成される。なお、ねじ5dは、基台(図示省略)に取り付けるために用いられる。
図5に多光軸光電センサの取付構造1の分解斜視図を示す。下爪部材4aは、底面中央部にねじ穴4ae(図6参照)を備える爪材収納部4aaと、下爪部4ab、弧状案内凸面部4ac、押止部4adとを備える。上爪部材4bは、ねじ用穴4baを備える胴部4bbと上爪部4bcと備える。
取付アングル5aは、弧状案内凹面部5aaと、弧状案内凹面部5aa下部に備わるストッパ5abと、テーパ面5acと、テーパ面に備わるねじ穴5adと、基台取付面5ae、5afと、ねじ用穴5g、5hと、を有する。
把持部材5bは、支柱5baと、支柱5ba下部に備わるテーパ面5bbと、ねじ用穴5bcと、押止部4adを取付アングル5aの弧状案内凹面部5aaに押止する支柱5ba内側に備わる押圧部5be(図6参照)と、ねじ用切り欠き部5bdとを有する。
次に、図2のA−A断面を図6に示す。図に示すように、下爪部材4aの下爪部4abを多光軸光電センサ2側面突起部2aの噛合部2cに噛み合わせ、下爪部材4aの爪材収納部4aaに配置した上爪部材4bの上爪4bcを側面突起部2aの噛合部2bに噛み合わせる。ねじ4cを上爪部材4bのねじ用穴4baに挿入し、下爪部材4aの爪材収納部4aa底面中央部のねじ穴4aeに締め込む。ねじ4cを締め込むことにより、多光軸光電センサ2側面突起部2aは、下爪部材4aの下爪部4abと上爪部材4bの上爪部4bcにより把持される。
突起部2aを把持した可動側部材4は、弧状案内凸面部4acを取付アングル5aの弧状案内凹面部5aaと接するように配置され、把持部材5bが被装される。把持部材5bのねじ用穴5bc(図5参照)に挿入したねじ5cを取付アングル5aのねじ穴5ad(図5参照)に仮止めする。
図7に示すように、弧状案内凸面部4acと弧状案内凹面部5aaは、多光軸光電センサ2の発光点2iを中心とする円弧面である。弧状案内凸面部4acは弧状案内凹面部5aaを摺動し、多光軸光電センサ2の向きを図に示すように容易に調整することができる。また、弧状案内凸面部5beが弧状案内凹面部4abを摺動するようにすることも可能である。もちろん、弧状案内凸面部4acは弧状案内凹面部5aaを摺動するとともに、弧状案内凸面部5beが弧状案内凹面部4adを摺動するようにしてもよい。これらの構造により、取り付けスペースを幅W1にできるため、従来例のように取付具10のスペースを必要とせず、省スペース化することができる。
取付アングル5aを基台(図示省略)にねじ5dで固定し、多光軸光電センサ2の向きを調整した後、ねじ5cを締め込むと、把持部材5bのテーパ面5bbが取付アングル5aのテーパ面5acを摺動し、押圧部5beが押止部4adを押圧し、押圧部5beと弧状案内凹面部5aaにより押止部4adが把持され、多光軸光電センサ2の向きを固定することができる。
なお、図8に示すように取付アングル5aは、ストッパ5abを備えるため、多光軸光電センサ2の向きを調整するため、可動側部材4を動かしても、図7に示すように固定側部材5から脱落することがない。
また、図9は本発明の多光軸光電センサの取付構造1に用いる取付具3の基台取付方法の他の実施例を示す三面図である。上記の図1等に示したように、多光軸光電センサ2の背面を基台取付面に向けて設置する場合を示したが、図9に示すように、多光軸光電センサ2の側面を基台取付面に向けて設置することもできる。
この取付方法の1つは取付アングル5aの基台取付面5aeを基台に取り付ける方法である。この方法では、多光軸光電センサ正面からの取付ができないため、取付アングル5aを基台に取り付けた後に、多光軸光電センサ2の突起部2aを把持した可動側部材4を、取付アングル5aに配置し、把持部材5bを組み付けることが必要となる。
また、基台に取り付けたアングル5iに取付具3を取り付ける方法もある。この場合には、基台取付面5afで取り付けられるため、多光軸光電センサ正面からの取付ができる。そして、この場合には、多光軸光電センサ2の側面と基台との間隔W2を狭くすることができる。
次に、本発明の多光軸光電センサの取付構造の好適な他の実施形態を添付図面に従って詳細に説明する。
本発明の多光軸光電センサの取付構造の他の実施例を全体斜視図を図10に示す。図に示すように多光軸光電センサの取付構造6は、上記に示した多光軸光電センサ2と、取付具7とからなり、取付具7は可動側部材8と固定側部材9からなる。
多光軸光電センサ2の側面には、上記のように突起部2aが形成され、可動側部材8により把持される。この可動側部材8は、固定側部材9に回転可能に支持され、固定側部材9は基台(図示省略)に固定される。なお、図11は多光軸光電センサの取付構造6の三面図である。
図12に多光軸光電センサの取付構造6を構成する多光軸光電センサ2、可動側部材8及び固定側部材9を分解した状態を三面図として示す。可動側部材8は、下爪部材8aと上爪部材8b、ねじ8cにより構成され、固定側部材9は、取付部本体9aと把持部材9b、ねじ9cにより構成される。なお、ねじ9dは、基台に取り付けるために用いられる。
下爪部材8aは、底面中央部にねじ穴(図示省略)を備える爪材収納部8aaと下爪部8ab、軸体部8ac、8adとを備える。上爪部材8bは、ねじ穴8baを備える胴部8bbと上爪部8bcと備える。取付部本体9aは、把持部材9bを載置する載置部9aaと、載置部9aa底面に備わるねじ穴9abと、軸体部8ac、8adを挿入する軸受状部9acと、脚体9adと、脚体9adに備わるねじ用穴9aeと、を有する。把持部材9bは、軸体把持部9baと、ねじ用穴9bbとを有する。
次に、多光軸光電センサ2の突起部2aを可動側部材8で把持した状態の斜視図を図13に、組み付け図を図14に示す。下爪部材8aの下爪部8abを多光軸光電センサ2側面の噛合部2cに噛み合わせ、上爪部材8bの上爪8bcを噛合部2bに噛み合わせる。ねじ8cを上爪部材8bのねじ用穴8baに挿入し、下爪部材8aの爪材収納部8aa底面中央部のねじ穴(図示省略)に締め込む。ねじ8cを締め込むことにより、多光軸光電センサ2側面突起部2aは、下爪部材8aの下爪部8abと上爪部材8bの上爪部8bcにより把持される。
図15に示すように、ねじ8cが組み付けられた可動側部材8は、下爪部材8aの軸体8acを、取付部本体9aの軸受状部9acに挿入する。軸受状部9acは軸体8acを回転可能に支持するため、多光軸光電センサ2の向きを調整することができる。なお、軸体8ac、8adは対称形状であるため、基台の形状により、挿入方向を選択できる。
また、図16に示すように、取付部本体9aの軸受状部9ac近傍側面9afと、把持部材9bの軸体把持部9ba近傍側面9bcは、軸受状部9ac及び軸体把持部9baと同心の円弧面であるため、多光軸光電センサ2を大きく回転することができる。
以上、本発明の多光軸光電センサの取付構造について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る多光軸光電センサの取付構造は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
本発明の多光軸光電センサの取付構造を示す全体斜視図である。 本発明の多光軸光電センサの取付構造を示す三面図である。 本発明の多光軸光電センサの取付構造に用いる多光軸光電センサ側面突起部の詳細を示す概略図である。 本発明の多光軸光電センサの取付構造に用いる取付具の斜視図である。 本発明の多光軸光電センサの取付構造に用いる構成部品の分解斜視図である。 本発明の多光軸光電センサの取付構造の断面図である。 本発明の多光軸光電センサの取付構造の動作を示す断面図である。 本発明の多光軸光電センサの取付構造に用いる取付アングルの一実施形態を示す斜視図である。 本発明の多光軸光電センサの取付構造に用いる取付具の基台取付方法の他の実施例を示す三面図である。 本発明の多光軸光電センサの取付構造の他の実施例を示す全体斜視図である。 本発明の多光軸光電センサの取付構造の他の実施例を示す三面図である。 本発明の多光軸光電センサの取付構造の他の実施例に用いる構成部品の分解三面図である。 本発明の多光軸光電センサの取付構造の他の実施例に係る可動側部材の組み付け斜視図である。 本発明の多光軸光電センサの取付構造の他の実施例に係る可動側部材の組み付け図である。 本発明の多光軸光電センサの取付構造の他の実施例に係る可動側部材と取付部本体の組み付け斜視図である。 本発明の多光軸光電センサの取付構造の他の実施例に係る断面図である。 従来の多光軸光電センサの取付具の概略を示す斜視図である。 従来の多光軸光電センサの取付具に用いられる第一部材の概略を示す斜視図である。 従来の多光軸光電センサの取付具に用いられる第二部材の概略を示す斜視図である。 従来の多光軸光電センサの取付具に用いられる第三部材の概略を示す斜視図である。
符号の説明
1,6 多光軸光電センサの取付構造
2 多光軸光電センサ
2a 突起部
2b,2c 噛合部
2i 発光点
3,7 取付具
3a カーテンネット
3b,3ba,3bb,3bc,3bd バー
3c ビス
3d ワイヤ
3f 留め具
4,8 可動側部材
4a,8a 下爪部材
4ac 弧状案内凸面部
4ad 押止部
4b,8b 上爪部材
5,9 固定側部材
5a 取付アングル
5aa 弧状案内凹面部
5ab ストッパ
5ac テーパ面
5ae,5af 基台取付面
5b,9b 把持部材
5ba 支柱
5bb テーパ面
5be 押圧部
8ac,8ad 軸体部
9ac 軸受状部
9ba 軸体把持部
10 多光軸光電センサ取付具

Claims (8)

  1. 多光軸光電センサを構成する投光用又は受光用の柱状ケースを、その背面が支持壁面側に向けられた状態で支持壁面に対して取り付け、光軸の角度調整を可能とするための取付構造であって、
    柱状ケースの一側面又は両側面にその長手方向へ沿って形成されたレール状突起部と、
    柱状ケースのレール状突起部を着脱可能に把持する把持機構を有する可動側部材と、
    支持壁面と対面する側から支持壁面に取付可能な取付部を有し、かつ取付状態においてはその側方に柱状ケースが位置する状態にて、支持機構を介して可動側部材を回動可能に支持する固定側部材と、を有し、さらに
    任意の回動位置において、可動側部材と固定側部材との位置関係を固定する位置固定機構とを有し、
    それにより、柱状ケースの側方に位置する固定側部材によって、柱状ケースが可動側部材を介して任意の光軸角度に調整可能とされる、ことを特徴とする多光軸光電センサの取付構造。
  2. 前記把持機構が、前記多光軸光電センサの前面を上側、背面を下側として、前記レール状突起部下部と噛合する爪状部を有する下爪部材と、前記レール状突起部上部と噛合する爪状部を有する上爪部材と、前記下爪部材と前記上爪部材を締着するねじ機構と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の多光軸光電センサの取付構造。
  3. 可動側部材を固定側部材に対して回動可能に支持するための前記支持機構が、前記可動側部材に備わる弧状案内凸面を前記固定側部材に備わる弧状案内凹面上で摺動させることを特徴とする請求項1に記載の多光軸光電センサの取付構造。
  4. 可動側部材が、弧状案内凹面を備え、
    固定側部材が、弧状案内凸面を備え、
    可動側部材を固定側部材に対して回動可能に支持するための前記支持機構が、前記固定部材に備わる弧状凸面を前記可動側部材に備わる弧状凹面上で摺動させることを特徴とする特徴とする請求項1に記載の多光軸光電センサの取付構造。
  5. 可動側部材が、前記弧状案内凸面と同心である弧状案内凹面をさらに備え、
    固定側部材が、弧状案内凸面をさらに備え、
    可動側部材を固定側部材に対して回動可能に支持するための前記支持機構が、前記可動側部材に備わる弧状案内凸面を前記固定側部材に備わる弧状案内凹面上または、前記固定部材に備わる弧状案内凸面を前記可動部材側に備わる弧状案内凹面上で摺動させることを特徴とする請求項3に記載の多光軸光電センサの取付構造。
  6. 前記弧状案内凸面と前記弧状案内凹面の円弧中心が、前記多光軸光電センサの発光点又は受光点であることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の多光軸光電センサの取付構造。
  7. 前記弧状案内凹面が、前記円弧面の脱落を防止する突起部を備えることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の多光軸光電センサの取付構造。
  8. 前記固定側部材は、前記多光軸光電センサの前面から裏面へ向かう方面にねじを締め付けることで、互いに固定されるねじ機構を構成する取付アングルと把持部材とを含み、
    前記把持部材は、固定側部材の前記弧状案内凸面と、前記ねじ機構のねじ締め付け方向に対して傾斜するテーパ面と、を有し、
    前記取付アングルは、固定側部材の前記弧状案内凹面と、前記把持部材との固定状態において当該把持部材のテーパ面と同じ方向に傾斜し、前記テーパ面と接するテーパ受け面と、を有し、
    前記ねじ機構を締め付けることで、前記ねじ締め付け方向と摺動した前記テーパ面とに沿う方向の2方向の力を生じさせ、前記把持部材の前記弧状案内凸面を前記可動側部材の前記弧状凹面に押止し、前記可動側部材の前記弧状案内凸面を前記取付アングルの前記弧状案内凹面に押止する、ことを特徴とする請求項6に記載の多光軸光電センサの取付構造。
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