JP4645744B2 - 端末装置および通信システム - Google Patents

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    • H04W4/90Services for handling of emergency or hazardous situations, e.g. earthquake and tsunami warning systems [ETWS]

Description

本発明は、情報センタとの間で無線通信網を介してデータ通信を行う端末装置および通信システムに関するものである。
従来から、車両などの移動体に通信システムを組み合わせて、リアルタイムに情報サービスを提供するテレマティクスサービスが知られている。テレマティクスサービスでは、ナビゲーションシステムのデータ更新のための地図データやPOI(point of interest)データのサービスセンタからのダウンロード、および車両搭載機器のダイアグ情報をサービスセンタへ集約するためのデータのアップロード等を、車載通信モジュールが無線ネットワークを利用して行っている。例えば、特許文献1には、センタと通信回線を通じてデータ通信を行う車載通信モジュールが開示されている。
また、テレマティクスサービスの一つとして、日本緊急通報サービスなどが提供する緊急通報サービスがある。緊急通報サービスでは、緊急通報を実施する際に車載通信モジュールが緊急通報センタとデータ通信を行う。なお、車載通信モジュールは、緊急通報を実施するための機能に問題がないかを検査する保守点検を行う機能も有している。車載通信モジュールが保守点検を実施すると、緊急通報センタから、緊急通報および保守点検用の接続先情報(具体的にはURL)とその接続先情報が示す接続先へ切り替える日時(以下、切替日時と呼ぶ)の情報とが、車載通信モジュールへ通知される。
緊急通報センタの接続先情報は、緊急通報センタの機器のメンテナンスや更新等の理由によって一時的または永続的に新しい接続先情報に切り替えられる場合があり、この場合には、保守点検を実施した車載通信モジュールに対して、緊急通報センタからこの新しい接続先情報が通知されることとなる。また、車載通信モジュールは、緊急通報センタと通信するための現在の接続先情報である「現接続先情報」と新しい接続先情報である「新接続先情報」とをそれぞれメモリに保持するとともに、「現接続先情報」を「新接続先情報」に切り替える切替日時の情報もメモリに保持する。そして、車載通信モジュールは、切替日時を過ぎた場合には、それまで使用していた「現接続先情報」を「新接続先情報」で上書きし、それまで接続に使用していた「現接続先情報」をメモリから消去する。
特開2006−124943号公報
しかしながら、従来の技術では、緊急通報センタの接続先情報の切り替えが一時的であり、緊急通報センタから通知された「新接続先情報」が誤っていた場合には、切替日時が過ぎた後、車載通信モジュールが緊急通報センタと正しくデータ通信を行うことができなくなり、保守点検と緊急通報とを正常に実施できなくなるという問題点を有していた。詳しくは、緊急通報センタの接続先情報の切り替えが一時的であり、一定期間後に接続先情報が元に戻る場合であっても、従来の技術では、切替日時を過ぎた場合にはそれまで接続に使用していた「現接続先情報」をメモリから消去してしまうので、一時的な切り替えの間だけでなく、一定期間後に接続先情報が元に戻った後も車載通信モジュールと緊急通報センタとのデータ通信を実施できなくなるという問題が生じてしまう。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、テレマティクスサービスにおいて、情報センタとの間での無線通信網を介したデータ通信をより安定して確保することを可能にする端末装置および通信システムを提供することにある。
請求項1の端末装置は、上記課題を解決するために、テレマティクスサービスにおいて無線通信網を介して情報センタとの間でデータ通信を行うとともに、前記情報センタに通信接続するための接続先情報の通知を前記データ通信によって受け、通知を受けた当該接続先情報を保持する端末装置であって、前記情報センタから、現行の接続先情報から切り替える予定の新規の接続先情報の通知を受けた場合に、予め保持している当該現行の接続先情報に加えて、当該新規の接続先情報も保持する接続先情報保持手段と、前記情報センタが前記新規の接続先情報に切り替えた後に、前記新規の接続先情報を用いて前記情報センタとの通信接続を試行させる第1接続試行手段と、前記第1接続試行手段で前記新規の接続先情報を用いて通信接続を試行させた結果、当該通信接続が失敗した場合に、前記現行の接続先情報を用いて前記情報センタとの通信接続を試行させる第2接続試行手段と、を備え、少なくとも前記新規の接続先情報を用いた前記情報センタとの通信接続が成功するまでは、前記情報保持手段で保持する前記現行の接続先情報を消去しないことを特徴としている。
これによれば、少なくとも新規の接続先情報を用いた情報センタとの通信接続が成功するまでは情報保持手段で現行の接続先情報を保持し、情報センタが新規の接続先情報に切り替えた後に、新規の接続先情報を用いて通信接続を試行させた結果、当該通信接続が失敗した場合に、現行の接続先情報を用いて情報センタとの通信接続を試行させることになる。よって、情報センタの接続先情報の切り替えが一時的であり、一定期間後に接続先情報が現行の接続先情報に戻る場合には、情報センタから通知された新規の接続先情報が誤っていた場合であっても、この一定期間後に現行の接続先情報によって情報センタとの通信接続を確立することが可能になる。
また、情報センタの接続先情報の切り替えが永続的であって、接続先情報が現行の接続先情報に戻らない場合であり、情報センタから通知された新規の接続先情報が誤っていた場合であっても、切り替え後の一定期間の間、新規の接続先情報と現行の接続先情報とのいずれでも情報センタとの接続が可能な状況が存在する場合には、この一定期間の間であれば現行の接続先情報によって情報センタとの通信接続を確立することが可能になる。
従って、以上の構成によれば、テレマティクスサービスにおいて、情報センタとの間での無線通信網を介したデータ通信をより安定して確保することが可能になる。
また、請求項2の端末装置では、前記接続先情報保持手段は、前記情報センタから、前記現行の接続先情報から切り替える予定の前記新規の接続先情報の通知とともに、前記新規の接続先情報に切り替える切替日時の情報の通知も受けた場合に、さらに当該切替日時の情報も保持するとともに、前記第1接続試行手段は、前記切替日時を過ぎた場合に、前記情報センタが前記新規の接続先情報に切り替えたものとして処理を行うことを特徴としている。
この請求項2のように、情報センタから切替日時の情報の通知を受ける場合には、この切替日時を過ぎたときに、情報センタが前記新規の接続先情報に切り替えたものとして第1接続試行手段での処理を行う態様としてもよい。
また、請求項3の端末装置では、上記課題を解決するために、テレマティクスサービスにおいて無線通信網を介して情報センタとの間でデータ通信を行うとともに、前記情報センタに通信接続するための接続先情報の通知を前記データ通信によって受け、通知を受けた当該接続先情報を保持する端末装置であって、前記情報センタから、現行の接続先情報から切り替える予定の新規の接続先情報の通知を受けた場合に、予め保持している当該現行の接続先情報に加えて、当該新規の接続先情報も保持する接続先情報保持手段と、前記情報センタが前記新規の接続先情報に切り替えた後に、前記現行の接続先情報を用いて前記情報センタとの通信接続を試行させる第3接続試行手段と、前記第3接続試行手段で前記現行の接続先情報を用いて通信接続を試行させた結果、当該通信接続が失敗した場合に、前記新規の接続先情報を用いて前記情報センタとの通信接続を試行させる第4接続試行手段と、を備え、前記第4接続試行手段で前記新規の接続先情報を用いて通信接続を試行させた結果、当該通信接続が失敗した場合に、再度、前記現行の接続先情報を用いて前記情報センタとの通信接続を試行させるとともに、少なくとも前記新規の接続先情報を用いた前記情報センタとの通信接続が成功するまでは、前記情報保持手段で保持する前記現行の接続先情報を消去しないことを特徴としている。
これによれば、少なくとも新規の接続先情報を用いた情報センタとの通信接続が成功するまでは情報保持手段で現行の接続先情報を保持し、情報センタが新規の接続先情報に切り替えた後に、現行の接続先情報を用いた通信接続の試行、新規の接続先情報を用いた通信接続の試行の順に情報センタとの通信接続を試行させた結果、いずれの通信接続も失敗した場合に、再度、現行の接続先情報を用いて情報センタとの通信接続を試行させることになる。よって、情報センタの接続先情報の切り替えが一時的であり、一定期間後に接続先情報が現行の接続先情報に戻る場合には、情報センタから通知された新規の接続先情報が誤っていた場合であっても、この一定期間後に現行の接続先情報によって情報センタとの通信接続を確立することが可能になる。
また、情報センタの接続先情報の切り替えが永続的であって、接続先情報が現行の接続先情報に戻らない場合であり、情報センタから通知された新規の接続先情報が誤っていた場合であっても、切り替え後の一定期間の間、新規の接続先情報と現行の接続先情報とのいずれでも情報センタとの接続が可能な状況が存在する場合には、この一定期間の間であれば現行の接続先情報によって情報センタとの通信接続を確立することが可能になる。
従って、以上の構成によれば、テレマティクスサービスにおいて、情報センタとの間での無線通信網を介したデータ通信をより安定して確保することが可能になる。
また、請求項4の端末装置では、前記接続先情報保持手段は、前記情報センタから、前記現行の接続先情報から切り替える予定の前記新規の接続先情報の通知とともに、前記新規の接続先情報に切り替える切替日時の情報の通知も受けた場合に、さらに当該切替日時の情報も保持するとともに、前記第3接続試行手段は、前記切替日時を過ぎた場合に、前記情報センタが前記新規の接続先情報に切り替えたものとして処理を行うことを特徴としている。
この請求項4のように、情報センタから切替日時の情報の通知を受ける場合には、この切替日時を過ぎたときに、情報センタが前記新規の接続先情報に切り替えたものとして第1接続試行手段での処理を行う態様としてもよい。
また、請求項5の端末装置では、前記新規の接続先情報を用いた前記情報センタとの通信接続が成功した場合に、前記情報保持手段で保持する前記現行の接続先情報を消去する保持情報消去手段をさらに備えることを特徴としている。
これによれば、新規の接続先情報を用いた前記情報センタとの通信接続が確立した後、情報保持手段で保持する現行の接続先情報を速やかに消去することになるので、不要な接続先情報を必要以上に長い期間保持する無駄を減らすことができる。
また、請求項6の通信システムは、上記課題を解決するために、テレマティクスサービスに用いられる通信システムであって、前記のいずれかの端末装置と、情報センタと、を含み無線通信網を介して前記端末装置と前記情報センタとの間でデータ通信を行うことを特徴としている。
これによれば、テレマティクスサービスにおいて、情報センタとの間での無線通信網を介したデータ通信をより安定して確保することが可能になる。
また、請求項7の通信システムでは、前記情報センタは、緊急通報に対処する緊急通報センタであることを特徴としている。
この請求項7のように、情報センタとして、緊急通報に対処する緊急通報センタを用いる態様としてもよい。
また、請求項8の通信システムでは、前記端末装置は、単独で無線通信網を介して前記情報センタとの間でデータ通信を行うことが可能な車載通信モジュールであることを特徴としている。
この請求項8のように、端末装置として、単独で無線通信網を介して情報センタとの間でデータ通信を行うことが可能な車載通信モジュールを用いる態様としてもよい。例えば、車載通信モジュールとしては、単独で無線通信網を介して情報センタとの間でデータ通信を行うことが可能なDCM(data communication module)などがある。
また、請求項9の通信システムでは、単独で無線通信網を介して前記情報センタとの間でデータ通信を行うことが可能な通信端末をさらに含み、前記通信端末は、有線および無線のいずれかで前記端末装置とデータ通信を行うことが可能であるとともに、前記端末装置は、前記通信端末を介することで無線通信網を介して前記情報センタとの間でデータ通信を行うことが可能な車載端末であることを特徴としている。
この請求項9のように、単独で無線通信網を介して情報センタとの間でデータ通信を行うことが可能な通信端末をさらに含み、端末装置として、有線および無線のいずれかで端末装置とデータ通信を行うことが可能な通信端末を介して情報センタとの間でデータ通信を行うことが可能な車載端末を用いる態様としてもよい。例えば、通信端末としては、携帯電話機やDCMなどがあり、車載端末としては車載ナビゲーション装置などがある。
緊急通報システム100の概略的な構成を示すブロック図である。 車載通信モジュール1での接続切替試行処理のフローの一例を示すフローチャートである。 車載通信モジュール1での接続切替試行処理のフローの一例を示すフローチャートである。 緊急通報システム100aの概略的な構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明が適用された緊急通報システム100の概略的な構成を示すブロック図である。図1に示す緊急通報システム100は、車載通信モジュール1、無線通信網2、および緊急通報センタ3を含んでいる。
車載通信モジュール1は、車両に搭載され、無線通信網2を介して緊急通報センタ3との間での通信や通話を行う。車載通信モジュール1としては、例えば車両に搭載されるDCM(data communication module)などを用いることが可能である。なお、DCMとは、テレマティクス通信に用いられる車載の通信装置である。また、車載通信モジュール1を搭載している車両を以降では自車両と呼ぶ。
無線通信網2は、車載通信モジュール1と緊急通報センタ3との相互間通信を可能にする通信網である。なお、無線通信網2としては、例えば周知の携帯電話網などを用いることが可能である。また、無線通信網2は、無線通信網2の事業者が管理するコンピュータを介してインターネットとも接続されており、車載通信モジュール1がインターネットと接続することも可能な構成であってもよい。
なお、車載通信モジュール1は、例えば無線通信網2の末端に接続された基地局と直接交信することによって、無線通信網2を介して緊急通報センタ3との間でのデータ通信を行う構成とすればよい。なお、基地局は例えば電柱やビルの屋上、電話ボックス、地下鉄ホームの天井などに設置されている周知の基地局を用いることが可能である。
緊急通報センタ3は、テレマティクスサービスにおける情報センタの一種であり、無線通信網2を介して車載通信モジュール1からの緊急通報を受けたり、無線通信網2を介して車載通信モジュール1へ後述する接続先情報や切替日時の情報の通知を行ったりする。緊急通報センタ3としては、例えば、テレマティクスサービスの一つである周知の緊急通報サービスにおけるオペレーションセンタなどがある。なお、車載通信モジュール1から緊急通報センタ3への緊急通報としては、自車両の事故情報、自車両の故障情報、自車両の盗難情報等のデータ通信やドライバーからの音声通話による問い合わせ等がある。また、車載通信モジュール1からの緊急通報は、車載通信モジュール1の図示しない操作入力部へのユーザからの操作入力に従って行われる構成としてもよいし、エアバッグの作動に連動するなど、緊急時の自車両の動作に連動して自動的に行われる構成としてもよい。
なお、緊急通報システム100では、車載通信モジュール1からの緊急通報を緊急通報センタ3で受けるサービスを開始するにあたって、車載通信モジュール1と緊急通報センタ3との間での通信接続を行うことができるか否かを確認する保守点検が行われる。この保守点検では、車載通信モジュール1の図示しない操作入力部を介してユーザが、車載通信モジュール1が緊急通報センタ3に通信接続を行うための接続先情報を入力する。なお、車載通信モジュール1が緊急通報センタ3に通信接続を行うための接続先情報は、例えばURLである。そして、この操作入力部を介してユーザから入力された接続先情報に従って車載通信モジュール1が接続先を特定し、緊急通報センタ3との通信接続を試行する。なお、上述のサービスを開始するにあたって行うこの保守点検を、手動の保守点検と呼ぶ。
一方、手動の保守点検が行われた後は、定期的に自動で保守点検が行われることになる。なお、この自動で行われる保守点検(以下、自動の保守点検と呼ぶ)は、例えば自車両のイグニッションスイッチがオンされたことを検知したときなどをトリガとして開始されるものとする。なお、自動の保守点検は、自車両のイグニッションスイッチがオンされたことを検知したときだけでなく、一定の時間が経過したことなどをトリガとして開始される構成としてもよい。
また、緊急通報システム100では、緊急通報センタ3の機器のメンテナンスや更新等の理由によって一時的または永続的に接続先情報がそれまでの接続先情報から新しい接続先情報に切り替えられる場合がある。この場合には、保守点検を実施した車載通信モジュール1に対して、緊急通報センタ3からこの新しい接続先情報とこの新しい接続先情報に切り替える切替日時の情報とが通知されることとなる。本実施形態では、保守点検用の接続先情報と実際の緊急通報用の接続先情報とのそれぞれに同一の接続先情報を用いる場合を例に挙げて以降の説明を行う。なお、保守点検用の接続先情報と緊急通報用の接続先情報とのそれぞれに同一の接続先情報を用いる場合には、車載通信モジュール1から緊急通報センタ3に情報を送ったときに保守点検時の情報と緊急通報時の情報とを緊急通報センタ3で区別できるように、保守点検時の情報と緊急通報時の情報とを識別可能にするデータ(例えば識別子)を車載通信モジュール1から緊急通報センタ3に送る情報に付与する。
ここで、車載通信モジュール1の概略的な構成について説明を行う。図1に示すように車載通信モジュール1は、無線通信部11、制御部12、およびメモリ13を備えている。
無線通信部11は、通信アンテナを介した無線通信により、例えば無線通信網2に接続された基地局と直接交信を行うことによって、無線通信網2を介した緊急通報センタ3との間でのデータ通信におけるデータの通信信号および音声通話における音声の通信信号の送受信を行う。無線通信部11は、無線通信網2を介して緊急通報センタ3から接続先情報および切替日時の情報の少なくともいずれかが送信されてきた場合に、この接続先情報や切替日時の情報を制御部12に送る。また、無線通信部11は、接続先情報に従って緊急通報センタ3との通信接続を試行し、この通信接続が成功した場合に、上述のデータの通信信号や音声の通信信号の送受信を実行する。
制御部12は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM、I/O等(いずれも図示せず)よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで各種の処理を実行するものである。制御部12は、一般的なDCMで行われる各種の処理を実行する。また、制御部12は、無線通信部11から送られてきた接続先情報や切替日時の情報をメモリ13に書き込む。さらに、制御部12は、保守点検時や緊急通報時に緊急通報センタ3に通報する情報等を無線通信部11から緊急通報センタ3へ送信させる。
メモリ13は、電気的に内容を書き換えることが可能な記憶装置であって、各種の情報を記憶するものである。メモリ13は、制御部12によって上述の接続先情報や切替日時の情報が書き込まれた場合に、これらの接続先情報や切替日時の情報を保持する。よって、メモリ13は、請求項の接続先情報保持手段として機能する。また、メモリ13は、緊急通報センタ3から車載通信モジュール1に前述の新しい接続先情報が通知された場合には、予め保持している緊急通報センタ3と通信接続するための現時点での接続先情報(つまり、現行の接続先情報)である「現接続先情報」と、現接続先情報から切り替える予定のこの新しい接続先情報(つまり、新規の接続先情報)である「新接続先情報」とを共にメモリ13に保持することになる。
また、制御部12は、現接続先情報から新接続先情報への切り替えのタイミングの判定および現接続先情報から新接続先情報への切り替えの試行を行う接続切替試行処理を実行する。
次に、図2を用いて、車載通信モジュール1での接続切替試行処理についての説明を行う。図2は、車載通信モジュール1での接続切替試行処理のフローの一例を示すフローチャートである。なお、本フローは、例えば自車両のイグニッションスイッチがオンされ、車載通信モジュール1の電源がオンになったときに開始されるものとする。
まず、ステップS1では、制御部12がメモリ13に記憶されている切替日時の情報を参照し、現時点で切替日時を過ぎているか否かの判定を行う。なお、この判定は、切替日時と現時点の時刻とを比較することによって行うが、現時点の時刻の情報については、車載通信モジュール1が例えば車載ナビゲーション装置などから取得する構成とすればよい。そして、切替日時を過ぎていると判定した場合(ステップS1でYes)には、ステップS2に移る。また、切替日時を過ぎていると判定しなかった場合(ステップS1でNo)には、ステップS8に移る。
ステップS2では、制御部12が無線通信部11に指示を行い、新接続先情報に従った緊急通報センタ3との通信接続を無線通信部11に試行させてステップS3に移る。よって、制御部12は、請求項の第1接続試行手段として機能する。なお、ステップS2での通信接続の試行の処理自体は、周知の通信接続の試行の処理と同様にして行えばよい。
ステップS3では、新接続先情報に従った緊急通報センタ3との通信接続の試行が成功した場合(ステップS3でYes)には、ステップS7に移る。また、新接続先情報に従った緊急通報センタ3との通信接続の試行が失敗した場合(ステップS3でNo)には、ステップS4に移る。
ステップS4では、制御部12が無線通信部11に指示を行い、現接続先情報に従った緊急通報センタ3との通信接続を無線通信部11に試行させてステップS5に移る。よって、制御部12は、請求項の第2接続試行手段として機能する。なお、ステップS4での通信接続の試行の処理自体も、周知の通信接続の試行の処理と同様にして行えばよい。
ステップS5では、現接続先情報に従った緊急通報センタ3との通信接続の試行が成功した場合(ステップS5でYes)には、フローを終了する。また、現接続先情報に従った緊急通報センタ3との通信接続の試行が失敗した場合(ステップS5でNo)には、ステップS6に移る。なお、ステップS5で緊急通報センタ3との通信接続の試行が失敗するたびに通信接続の失敗回数(以下、通信失敗回数と呼ぶ)のカウントを制御部12が行うものとする。
ステップS6では、通信失敗回数が所定の回数以上に達したか否かを制御部12が判定する。なお、ここで言うところの所定の回数とは、任意に設定可能な値である。そして、通信失敗回数が所定の回数以上に達したと判定した場合(ステップS6でYes)には、図示しない提示部によってエラーの報知を行い、フローを終了する。また、通信失敗回数が所定の回数以上に達したと判定しなかった場合(ステップS6でNo)には、ステップS2に戻ってフローを繰り返す。
ステップS7では、上書き処理を行ってフローを終了する。上書き処理では、制御部12が、メモリ13に記憶している現接続先情報を新接続先情報によって上書きし、現接続先情報をメモリ13から消去する。よって、制御部12は、請求項の保持情報消去手段としても機能する。なお、この上書き処理によって、メモリ13に保持される接続先情報は新接続先情報のみとなる。そして、新たに新規の新接続先情報が緊急通報センタ3から車載通信モジュール1に通知された場合には、メモリ13に予め保持されていた新接続先情報が現行の接続先情報として扱われることになる。
ステップS8では、制御部12が無線通信部11に指示を行い、現接続先情報に従った緊急通報センタ3との通信接続を無線通信部11に行わせ、フローを終了する。
なお、本実施形態では、一例として図2のフローが自車両のイグニッションスイッチがオンされ、車載通信モジュール1の電源がオンになったときに開始される構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、アクセサリスイッチがオンされ、車載通信モジュール1の電源がオンになったときに開始される構成としてもよいし、バッテリから車載通信モジュール1に常時電源が供給されている場合には、最初にバッテリから車載通信モジュール1に電源が供給されたときに開始される構成としてもよい。
以上の構成によれば、少なくとも新接続先情報を用いた緊急通報センタ3との通信接続が成功するまではメモリ13で現接続先情報を保持し、緊急通報センタ3が新接続先情報に切り替えた後に、新接続先情報を用いて通信接続を試行させた結果、当該通信接続が失敗した場合に、現接続先情報を用いて緊急通報センタ3との通信接続を試行させることになる。よって、緊急通報センタ3の接続先情報の切り替えが一時的であり、一定期間後に接続先情報が現接続先情報に戻る場合には、緊急通報センタ3から通知された新接続先情報が誤っていた場合であっても、この一定期間後に現接続先情報によって緊急通報センタ3との通信接続を確立することが可能になる。
また、緊急通報センタ3の接続先情報の切り替えが永続的であって、接続先情報が現接続先情報に戻らない場合であり、緊急通報センタ3から通知された新接続先情報が誤っていた場合であっても、切り替え後の一定期間の間、新接続先情報と現接続先情報とのいずれでも緊急通報センタ3との接続が可能な状況が存在する場合には、この一定期間の間であれば現接続先情報によって緊急通報センタ3との通信接続を確立することが可能になる。そして、この一定期間の間に、誤りのない新接続先情報の通知を車載通信モジュール1で受けさえすれば、この一定の期間の過ぎた後でも緊急通報センタ3との通信接続を確立することが可能になる。従って、以上の構成によれば、テレマティクスサービスにおいて、緊急通報センタ3との間での無線通信網2を介したデータ通信や音声通話をより安定して確保することが可能になる。よって、車載通信モジュール1は、請求項の端末装置として機能する。
なお、前述の実施形態では、制御部12が切替日時を過ぎていると判定した場合に、最初に新接続先情報に従った緊急通報センタ3との通信接続の試行を行った後に、続いて現接続先情報に従った緊急通報センタ3との通信接続の試行を行う構成としてもよい。以下では、この構成に従った場合の車載通信モジュール1での接続切替試行処理についての説明を行う。図3は、車載通信モジュール1での接続切替試行処理のフローの一例を示すフローチャートである。なお、本フローは、例えば自車両のイグニッションスイッチがオンされ、車載通信モジュール1の電源がオンになったときに開始されるものとする。
まず、ステップS11では、ステップS1と同様にして、切替日時を過ぎているか否かの判定を制御部12が行う。そして、切替日時を過ぎていると判定した場合(ステップS11でYes)には、ステップS12に移る。また、切替日時を過ぎていると判定しなかった場合(ステップS11でNo)には、ステップS18に移る。
ステップS12では、制御部12が無線通信部11に指示を行い、現接続先情報に従った緊急通報センタ3との通信接続を無線通信部11に試行させてステップS13に移る。よって、制御部12は、請求項の第3接続試行手段として機能する。なお、ステップS12での通信接続の試行の処理自体は、周知の通信接続の試行の処理と同様にして行えばよい。
ステップS13では、現接続先情報に従った緊急通報センタ3との通信接続の試行が成功した場合(ステップS13でYes)には、フローを終了する。また、現接続先情報に従った緊急通報センタ3との通信接続の試行が失敗した場合(ステップS13でNo)には、ステップS14に移る。
ステップS14では、制御部12が無線通信部11に指示を行い、新接続先情報に従った緊急通報センタ3との通信接続を無線通信部11に試行させてステップS15に移る。よって、制御部12は、請求項の第4接続試行手段として機能する。なお、ステップS14での通信接続の試行の処理自体も、周知の通信接続の試行の処理と同様にして行えばよい。
ステップS15では、新接続先情報に従った緊急通報センタ3との通信接続の試行が成功した場合(ステップS15でYes)には、ステップS17に移る。また、新接続先情報に従った緊急通報センタ3との通信接続の試行が失敗した場合(ステップS15でNo)には、ステップS16に移る。なお、ステップS15で緊急通報センタ3との通信接続の試行が失敗するたびに通信接続の失敗回数(以下、通信失敗回数と呼ぶ)のカウントを制御部12が行うものとする。
ステップS16では、ステップS6と同様にして、通信失敗回数が所定の回数以上に達したか否かを制御部12が判定する。そして、通信失敗回数が所定の回数以上に達したと判定した場合(ステップS16でYes)には、図示しない提示部によってエラーの報知を行い、フローを終了する。また、通信失敗回数が所定の回数以上に達したと判定しなかった場合(ステップS16でNo)には、ステップS12に戻ってフローを繰り返す。
ステップS17では、ステップS7と同様にして、上書き処理を行ってフローを終了する。また、ステップS18では、ステップS8と同様にして、制御部12が無線通信部11に指示を行い、現接続先情報に従った緊急通報センタ3との通信接続を無線通信部11に行わせ、フローを終了する。
なお、本実施形態では、一例として図3のフローが自車両のイグニッションスイッチがオンされ、車載通信モジュール1の電源がオンになったときに開始される構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、アクセサリスイッチがオンされ、車載通信モジュール1の電源がオンになったときに開始される構成としてもよいし、バッテリから車載通信モジュール1に常時電源が供給されている場合には、最初にバッテリから車載通信モジュール1に電源が供給されたときに開始される構成としてもよい。
以上の構成によれば、少なくとも新接続先情報を用いた緊急通報センタ3との通信接続が成功するまではメモリ13で現接続先情報を保持し、緊急通報センタ3が新接続先情報に切り替えた後に、現接続先情報を用いた通信接続の試行、新接続先情報を用いた通信接続の試行の順に緊急通報センタ3との通信接続を試行させた結果、いずれの通信接続も失敗した場合に、再度、現接続先情報を用いて緊急通報センタ3との通信接続を試行させることになる。よって、緊急通報センタ3の接続先情報の切り替えが一時的であり、一定期間後に接続先情報が現行の接続先情報に戻る場合には、緊急通報センタ3から通知された新接続先情報が誤っていた場合であっても、この一定期間後に現行の接続先情報によって緊急通報センタ3との通信接続を確立することが可能になる。
また、緊急通報センタ3の接続先情報の切り替えが永続的であって、接続先情報が現接続先情報に戻らない場合であり、緊急通報センタ3から通知された新接続先情報が誤っていた場合であっても、切り替え後の一定期間の間、新接続先情報と現接続先情報とのいずれでも緊急通報センタ3との接続が可能な状況が存在する場合には、この一定期間の間であれば現接続先情報によって緊急通報センタ3との通信接続を確立することが可能になる。従って、以上の構成によっても、テレマティクスサービスにおいて、緊急通報センタ3との間での無線通信網2を介したデータ通信や音声通話をより安定して確保することが可能になる。
なお、緊急通報用の接続先情報と保守点検用の接続先情報とのそれぞれの接続先情報を分けてメモリ13に保持して用いる構成としてもよい。この場合、メモリ13には接続先情報として緊急通報用の現接続先情報、緊急通報用の新接続先情報、保守点検用の現接続先情報、保守点検用の新接続先情報の4つの接続先情報までが保持されることとなる。そして、接続切替試行処理では、保守点検用の接続先情報および緊急通報の接続先情報のそれぞれについて行い、新接続先情報での通信接続が成功したときに、新接続先情報での通信接続が成功したサービス(つまり、保守点検および緊急通報の少なくともいずれか)についての接続先情報に対して上書き処理を行う構成とすればよい。
また、お互いに指定する接続先は同一である緊急通報用の接続先情報と保守点検用の接続先情報とのそれぞれの接続先情報を分けてメモリ13に保持して用いる構成とした場合には、例えば、保守点検用の新接続先情報での通信接続が成功したときに、保守点検用と緊急通報用との両方の接続先情報に対して同一の(つまり、保守点検用の)新接続先情報によって上書き処理を行う構成としてもよい。
また、前述の実施形態では、請求項の端末装置にあたる装置が単独で緊急通報センタ3との間でデータ通信や音声通話を行うことが可能な構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、請求項の端末装置にあたる装置が単独で緊急通報センタ3との間でデータ通信や音声通話を行う機能を有しておらず、別体の通信端末を介することによって緊急通報センタ3との間でデータ通信や音声通話を行うことが可能になる構成としてもよい。以上の構成の一例として緊急通報システム100aの構成について図4を用いて以下で説明を行う。図4は、緊急通報システム100aの概略的な構成を示すブロック図である。なお、なお、説明の便宜上、前述の実施形態の説明に用いた図に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4に示すように、緊急通報システム100aは、無線通信網2、緊急通報センタ3、通信端末4、および車載端末5を含んでいる。なお、緊急通報システム100aは、車載通信モジュール1の機能を通信端末4と車載端末5とで担う点を除けば緊急通報システム100と同様の構成である。
通信端末4は、例えば車両に搭載されたり、ユーザに携帯されたりすることによって移動することが可能な通信端末であって、無線通信網2を介して緊急通報センタ3との間での通信や通話を行う。通信端末4としては、例えば携帯電話機やDCMなどを用いることが可能である。通信端末4は、図4に示すように無線通信部41、制御部42、および通信I/F43を備えている。
無線通信部41は、車載通信モジュール1の無線通信部11と同様のものである。また、制御部42は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM、I/O等(いずれも図示せず)よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで各種の処理を実行するものである。制御部42は、一般的な通信端末で行われる各種の処理を実行する。また、制御部42は、無線通信部41から送られてきた接続先情報や切替日時の情報を通信I/F43を介して車載端末5に送ったり、通信I/F43を介して車載端末5から送信されてくる情報(保守点検時や緊急通報時に緊急通報センタ3に通報する情報など)を無線通信部41から緊急通報センタ3へ送信させる。さらに、通信I/F43は、車載端末5の通信I/F51との間で通信線を介して情報の送受信を行う。
続いて、車載端末5は、車両に搭載され、通信端末4を介することによって緊急通報センタ3との間での通信や通話を行う。車載端末5としては、例えば車載ナビゲーション装置などを用いることが可能である。通信端末4は、図4に示すように通信I/F51、制御部52、およびメモリ53を備えている。なお、車載端末5は、単独で緊急通報センタ3とデータ通信や音声通話を行う機能を有していない点を除けば、車載通信モジュール1と同様の機能を有している。
通信I/F51は、通信端末4の通信I/F43との間で通信線を介して情報の送受信を行う。また、通信I/F51は、通信端末4から送信されてきた接続先情報や切替日時の情報を制御部52に送る。
制御部52は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM、I/O等(いずれも図示せず)よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで各種の処理を実行するものである。制御部52は、通信I/F51から送られてきた接続先情報や切替日時の情報をメモリ53に書き込む。さらに、制御部52は、保守点検時や緊急通報時に緊急通報センタ3に通報する情報等を通信I/F51から通信端末4へ送信させる。また、制御部52は、制御部12と同様にして接続切替試行処理を実行する。なお、通信接続の試行の処理は、制御部52から通信I/F51および通信I/F43を介して通信端末4の制御部42に指示を行うことによって通信端末4から行わせる構成とすればよい。よって、制御部52は、請求項の第1接続試行手段、第2接続試行手段、第3接続試行手段、第4接続試行手段、および保持情報消去手段として機能する。
メモリ53は、電気的に内容を書き換えることが可能な記憶装置であって、各種の情報を記憶するものである。メモリ53は、メモリ13と同様にして接続先情報や切替日時の情報を保持する。よって、メモリ53は、請求項の接続先情報保持手段として機能する。
なお、前述の実施形態では、通信端末4と車載端末5との間の情報のやり取りを、通信線を介して行う有線通信で行う構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、Bluetooth(登録商標)などの無線通信によって通信端末4と車載端末5との間の情報のやり取りを行う構成としてもよい。
また、前述の実施形態では、接続先情報や切替日時の情報を記憶する記憶装置を通信端末4が備えていない構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、接続先情報や切替日時の情報を記憶する記憶装置を通信端末4が備えており、接続先情報や切替日時の情報を通信端末4と車載端末5とのそれぞれで保持している構成としてもよい。
さらに、前述の実施形態では、接続切替試行処理を車載端末5の制御部52が実行する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、接続切替試行処理を通信端末4の制御部42が実行する構成としてもよい。
また、前述の実施形態では、車載通信モジュール1や通信端末4を介した車載端末5などの端末装置と緊急通報センタ3との間で無線通信網2を介してデータ通信を行うといった、テレマティクスサービスのうちの緊急通報サービスに本発明を適用する一例を示したが、必ずしもこれに限らない。本発明は、情報センタと端末装置との間で無線通信網2を介してデータ通信を行う構成であれば、緊急通報サービス以外のテレマティクスサービスにも本発明を適用することができる。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 車載通信モジュール(端末装置)、2 無線通信網、3 緊急通報センタ(情報センタ)、4 通信端末、5 車載端末(端末装置)、11 無線通信部、12 制御部(第1接続試行手段、第2接続試行手段、第3接続試行手段、第4接続試行手段、保持情報消去手段)、13 メモリ(接続先情報保持手段)、41 無線通信部、42 制御部、43 I/F、51 I/F、52 制御部(第1接続試行手段、第2接続試行手段、第3接続試行手段、第4接続試行手段、保持情報消去手段)、53 メモリ(接続先情報保持手段)、100・100a 緊急通報システム(通信システム)

Claims (9)

  1. テレマティクスサービスにおいて無線通信網を介して情報センタとの間でデータ通信を行うとともに、前記情報センタに通信接続するための接続先情報の通知を前記データ通信によって受け、通知を受けた当該接続先情報を保持する端末装置であって、
    前記情報センタから、現行の接続先情報から切り替える予定の新規の接続先情報の通知を受けた場合に、予め保持している当該現行の接続先情報に加えて、当該新規の接続先情報も保持する接続先情報保持手段と、
    前記情報センタが前記新規の接続先情報に切り替えた後に、前記新規の接続先情報を用いて前記情報センタとの通信接続を試行させる第1接続試行手段と、
    前記第1接続試行手段で前記新規の接続先情報を用いて通信接続を試行させた結果、当該通信接続が失敗した場合に、前記現行の接続先情報を用いて前記情報センタとの通信接続を試行させる第2接続試行手段と、を備え、
    少なくとも前記新規の接続先情報を用いた前記情報センタとの通信接続が成功するまでは、前記情報保持手段で保持する前記現行の接続先情報を消去しないことを特徴とする通信装置。
  2. 前記接続先情報保持手段は、前記情報センタから、前記現行の接続先情報から切り替える予定の前記新規の接続先情報の通知とともに、前記新規の接続先情報に切り替える切替日時の情報の通知も受けた場合に、さらに当該切替日時の情報も保持するとともに、
    前記第1接続試行手段は、前記切替日時を過ぎた場合に、前記情報センタが前記新規の接続先情報に切り替えたものとして処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. テレマティクスサービスにおいて無線通信網を介して情報センタとの間でデータ通信を行うとともに、前記情報センタに通信接続するための接続先情報の通知を前記データ通信によって受け、通知を受けた当該接続先情報を保持する端末装置であって、
    前記情報センタから、現行の接続先情報から切り替える予定の新規の接続先情報の通知を受けた場合に、予め保持している当該現行の接続先情報に加えて、当該新規の接続先情報も保持する接続先情報保持手段と、
    前記情報センタが前記新規の接続先情報に切り替えた後に、前記現行の接続先情報を用いて前記情報センタとの通信接続を試行させる第3接続試行手段と、
    前記第3接続試行手段で前記現行の接続先情報を用いて通信接続を試行させた結果、当該通信接続が失敗した場合に、前記新規の接続先情報を用いて前記情報センタとの通信接続を試行させる第4接続試行手段と、を備え、
    前記第4接続試行手段で前記新規の接続先情報を用いて通信接続を試行させた結果、当該通信接続が失敗した場合に、再度、前記現行の接続先情報を用いて前記情報センタとの通信接続を試行させるとともに、
    少なくとも前記新規の接続先情報を用いた前記情報センタとの通信接続が成功するまでは、前記情報保持手段で保持する前記現行の接続先情報を消去しないことを特徴とする通信装置。
  4. 前記接続先情報保持手段は、前記情報センタから、前記現行の接続先情報から切り替える予定の前記新規の接続先情報の通知とともに、前記新規の接続先情報に切り替える切替日時の情報の通知も受けた場合に、さらに当該切替日時の情報も保持するとともに、
    前記第3接続試行手段は、前記切替日時を過ぎた場合に、前記情報センタが前記新規の接続先情報に切り替えたものとして処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記新規の接続先情報を用いた前記情報センタとの通信接続が成功した場合に、前記情報保持手段で保持する前記現行の接続先情報を消去する保持情報消去手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. テレマティクスサービスに用いられる通信システムであって、
    請求項1〜5のいずれかに記載の端末装置と、
    情報センタと、を含み
    無線通信網を介して前記端末装置と前記情報センタとの間でデータ通信を行うことを特徴とする通信システム。
  7. 前記情報センタは、緊急通報に対処する緊急通報センタであることを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記端末装置は、単独で無線通信網を介して前記情報センタとの間でデータ通信を行うことが可能な車載通信モジュールであることを特徴とする請求項6または7に記載の通信システム。
  9. 単独で無線通信網を介して前記情報センタとの間でデータ通信を行うことが可能な通信端末をさらに含み、
    前記通信端末は、有線および無線のいずれかで前記端末装置とデータ通信を行うことが可能であるとともに、
    前記端末装置は、前記通信端末を介することで無線通信網を介して前記情報センタとの間でデータ通信を行うことが可能な車載端末であることを特徴とする請求項6または7に記載の通信システム。
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