JP4645506B2 - 複合機、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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    • G06F21/31User authentication
    • G06F21/32User authentication using biometric data, e.g. fingerprints, iris scans or voiceprints

Description

本発明は、生体情報を入力する複合機等の情報処理装置に関するものである。
近年、セキュリティに対する関心が高まっており、種々の装置に生体認証機能を設けることが提案されている。
例えば特許文献1には、複合機の操作パネルの電話帳キーやスタートキーなどに指紋センサを配置し、入力された指紋に基づきユーザを特定し、そのユーザ専用の設定に従って動作する構成が開示されている。
特開2005−6259号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の構成では、複合機で読み取った指紋を複合機内でのみ使用しているにすぎず、他の装置で利用することについては何ら考慮されていない。
本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、生体情報を入力する情報処理装置において、入力した生体情報を当該情報処理装置だけでなく他の用途にも利用可能な構成を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためになされた本発明の請求項1に記載の複合機は、設定条件に従い処理を実行する複数の機能を有したものであり、生体情報入力手段と、生体情報記憶手段と、条件設定手段とを備えている。
生体情報入力手段は、使用者の生体情報(例えば、指紋、虹彩、声紋、網膜、静脈)を入力するためのものである。また、生体情報記憶手段は、設定条件として設定するための設定用情報を生体情報と対応させて記憶する(あらかじめ記憶されている必要はなく、記憶可能な構成であればよい)。そして、条件設定手段は、生体情報入力手段により生体情報が入力された場合に、その入力された生体情報と対応させて生体情報記憶手段に記憶されている設定用情報を設定条件として設定することで、複数の機能のうち設定条件で許可されている機能を実行する動作モードへ移行可能とする。
このような構成により、本発明の複合機によれば、使用者に応じた設定条件に従い処理を実行することができる。
そしてさらに、本発明の複合機は、生体情報送信手段を備えており、この生体情報送信手段が、生体情報入力手段により入力された生体情報を外部装置へ送信するための送信処理を行う。
したがって、本発明の複合機によれば、入力した生体情報を、当該複合機で利用するだけでなく、外部装置においても利用可能とすることができる。このため、例えば外部装置で生体認証(バイオメトリクス)を行う場合に、複合機に入力された生体情報を流用することができる。この結果、生体情報を入力するための構成を外部装置との間で共用することができる。
ところで、複合機から外部装置への生体情報の送信は、少なくとも使用者が望むタイミングで行うことができるようにすることが好ましい。
そこで、請求項1に記載の複合機は、更に、送信命令入力手段を備えている。この送信命令入力手段は、動作モードへ移行した状態において、生体情報の送信命令を使用者から入力(例えば、キーの押下、タッチパネル操作、音声入力)するためのものである。そして、本複合機において、生体情報送信手段は、送信命令入力手段により送信命令が入力された場合に、生体情報入力手段により入力された生体情報を外部装置へ送信する。なお、外部装置へ送信する生体情報は、送信命令が入力される前に生体情報入力手段により入力されたものであってもよく、また、送信命令が入力された後に生体情報入力手段により入力されたものであってもよい。
この構成によれば、使用者が所望のタイミングで生体情報を外部装置へ送信することが可能となる。
また、請求項1に記載の複合機は、選択命令入力手段を備えている。この選択命令入力手段は、外部装置と連携して実行する連携処理の選択命令及び外部装置とは無関係に実行する非連携処理の選択命令を使用者から入力(例えば、キーの押下、タッチパネル操作、音声入力)するためのものである。そして、本複合機において、生体情報送信手段は、選択命令入力手段により連携処理の選択命令が入力された場合に、生体情報入力手段により入力された生体情報を外部装置へ送信する。
このため、本複合機によれば、外部装置と連携して実行する連携処理を行う場合にのみ、生体情報を外部装置へ送信するといったことが可能となる。
なお、請求項1に記載の複合機の構成のうち上記の構成は、請求項2に記載の複合機にも共通する。
さらに、請求項1に記載の複合機は、登録命令入力手段と、記憶処理手段と、無効報知手段とを備えている。ここで、登録命令入力手段は、送信処理を禁止するか否かの情報及び連携処理の一部又は全部を禁止するか否かの情報が少なくとも含まれた設定用情報の登録命令を入力(例えば、キーの押下、タッチパネル操作、音声入力)するためのものである。また、記憶処理手段は、登録命令入力手段により設定用情報の登録命令が入力された場合に、その設定用情報を生体情報記憶手段に記憶させる。そして、無効報知手段は、登録命令入力手段により入力された設定用情報が送信処理を禁止しかつ連携処理の一部又は全部を許可する内容の場合に、その入力内容が無効である旨を使用者に報知するための処理を行う。
この構成によれば、送信処理を禁止しかつ連携処理の一部又は全部を許可する内容の設定用情報が登録されないようにすることが可能となる。
一方、請求項2に記載の複合機は、生体情報記憶手段及び生体情報送信手段が次のように構成されている。すなわち、生体情報記憶手段は、連携処理を実行する場合に外部装置において使用させるべきアプリケーションについての情報であるアプリケーション情報を、設定用情報とともに生体情報と対応させて記憶可能である。そして、生体情報送信手段は、選択命令入力手段により連携処理の選択命令が入力された場合に、生体情報入力手段により入力された生体情報とともに、その生体情報と対応させて生体情報記憶手段に記憶されているアプリケーション情報を外部装置へ送信する。
この構成によれば、使用者に応じたアプリケーション情報を外部装置へ送信することが可能となる。
また、請求項に記載の複合機は、上記請求項1又は2に記載の複合機の構成に加え、更に、送信禁止手段を備えている。この送信禁止手段は、送信処理を禁止するか否かの設定を含む設定条件において送信処理を禁止する設定がなされている場合に、生体情報送信手段による送信処理を禁止する。
この構成によれば、複数の使用者のうちの一部について、生体情報の外部装置への送信を禁止するといったことが可能となる
ころで、本発明の複合機は、具体的には、例えば、画像読取装置(スキャナ)、画像印刷装置(プリンタ)、画像送受信装置(ファクシミリ)、これらの複合機などとして構成することができる。この場合、連携処理としては、例えば請求項4に記載のように、画像を読み取りその画像データを外部装置へ送信するための処理、外部装置から受信した画像データを印刷するための処理、外部装置から受信した画像データを通信回線を介して送信するための処理、及び、通信回線を介して受信した画像データを外部装置へ送信するための処理のうちの少なくとも1つが含まれたものとすることが考えられる。
た、請求項に記載の複合機は、上記請求項1〜のいずれかに記載の複合機の構成に加え、生体情報送信手段により送信処理が行われた場合に、その旨を使用者に報知するための処理を行う送信報知手段を備えている。
この構成によれば、生体情報が外部装置へ送信されたことを使用者に認知させることができる。
また、請求項に記載の複合機は、上記請求項1〜のいずれかに記載の複合機の構成に加え、待機命令入力手段と、待機命令送信手段とを備えている。ここで、待機命令入力手段は、外部装置を動作状態から待機状態へ移行させる待機命令を使用者から入力(例えば、キーの押下、タッチパネル操作、音声入力)するためのものである。そして、待機命令送信手段は、待機命令入力手段により待機命令が入力された場合に、外部装置を待機状態へ移行させるための情報を外部装置へ送信する。
この構成によれば、使用者が所望のタイミングで外部装置を待機状態へ移行させることが可能となる
一方、請求項に記載の情報処理装置は、設定条件に従い処理を実行する情報処理装置であって、使用者の生体情報を入力するための生体情報入力手段と、設定条件として設定するための設定用情報を生体情報と対応させて記憶する生体情報記憶手段と、生体情報入力手段により生体情報が入力された場合に、その入力された生体情報と対応させて生体情報記憶手段に記憶されている設定用情報を設定条件として設定する条件設定手段と、生体情報入力手段により入力された生体情報を外部装置へ送信するための送信処理を行う生体情報送信手段と、外部装置と連携して実行する連携処理の選択命令及び外部装置とは無関係に実行する非連携処理の選択命令を使用者から入力するための選択命令入力手段と、送信処理を禁止するか否かの情報及び連携処理の一部又は全部を禁止するか否かの情報が少なくとも含まれた設定用情報の登録命令を入力するための登録命令入力手段と、登録命令入力手段により設定用情報の登録命令が入力された場合に、その設定用情報を生体情報記憶手段に記憶させる記憶処理手段と、登録命令入力手段により入力された設定用情報が送信処理を禁止しかつ連携処理の一部又は全部を許可する内容の場合に、その入力内容が無効である旨を使用者に報知するための処理を行う無効報知手段と、を備え、生体情報送信手段は、選択命令入力手段により連携処理の選択命令が入力された場合に、生体情報入力手段により入力された生体情報を外部装置へ送信することを特徴とする。この構成によれば、送信処理を禁止しかつ連携処理の一部又は全部を許可する内容の設定用情報が登録されないようにすることが可能となる。
また、請求項に記載の情報処理装置は、設定条件に従い処理を実行する情報処理装置であって、使用者の生体情報を入力するための生体情報入力手段と、設定条件として設定するための設定用情報を生体情報と対応させて記憶する生体情報記憶手段と、生体情報入力手段により生体情報が入力された場合に、その入力された生体情報と対応させて生体情報記憶手段に記憶されている設定用情報を設定条件として設定する条件設定手段と、生体情報入力手段により入力された生体情報を外部装置へ送信するための送信処理を行う生体情報送信手段と、外部装置と連携して実行する連携処理の選択命令及び外部装置とは無関係に実行する非連携処理の選択命令を使用者から入力するための選択命令入力手段と、を備え、生体情報記憶手段は、連携処理を実行する場合に外部装置において使用させるべきアプリケーションについての情報であるアプリケーション情報を、設定用情報とともに生体情報と対応させて記憶可能であり、生体情報送信手段は、選択命令入力手段により連携処理の選択命令が入力された場合に、生体情報入力手段により入力された生体情報とともに、その生体情報と対応させて生体情報記憶手段に記憶されているアプリケーション情報を外部装置へ送信することを特徴とする。この構成によれば、使用者に応じたアプリケーション情報を外部装置へ送信することが可能となる。
次に、請求項に記載のプログラムは、設定条件に従い処理を実行する情報処理装置であって、使用者の生体情報を入力するための生体情報入力手段と、設定条件として設定するための設定用情報を生体情報と対応させて記憶する生体情報記憶手段と、外部装置と連携して実行する連携処理の選択命令及び外部装置とは無関係に実行する非連携処理の選択命令を使用者から入力するための選択命令入力手段と、送信処理を禁止するか否かの情報及び連携処理の一部又は全部を禁止するか否かの情報が少なくとも含まれた設定用情報の登録命令を入力するための登録命令入力手段と、を備えた情報処理装置に搭載されるコンピュータを、生体情報入力手段により生体情報が入力された場合に、その入力された生体情報と対応させて生体情報記憶手段に記憶されている設定用情報を設定条件として設定する条件設定手段と、生体情報入力手段により入力された生体情報を外部装置へ送信するための送信処理を行う生体情報送信手段と、登録命令入力手段により設定用情報の登録命令が入力された場合に、その設定用情報を生体情報記憶手段に記憶させる記憶処理手段と、登録命令入力手段により入力された設定用情報が送信処理を禁止しかつ連携処理の一部又は全部を許可する内容の場合に、その入力内容が無効である旨を使用者に報知するための処理を行う無効報知手段として機能させ、生体情報送信手段は、選択命令入力手段により連携処理の選択命令が入力された場合に、生体情報入力手段により入力された生体情報を外部装置へ送信することを特徴とする。このプログラムによれば、上記請求項に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させることができ、これにより上述した効果を得ることができる。
また、請求項10に記載のプログラムは、設定条件に従い処理を実行する情報処理装置であって、使用者の生体情報を入力するための生体情報入力手段と、設定条件として設定するための設定用情報を生体情報と対応させて記憶する生体情報記憶手段と、外部装置と連携して実行する連携処理の選択命令及び外部装置とは無関係に実行する非連携処理の選択命令を使用者から入力するための選択命令入力手段と、を備えた情報処理装置に搭載されるコンピュータを、生体情報入力手段により生体情報が入力された場合に、その入力された生体情報と対応させて生体情報記憶手段に記憶されている設定用情報を設定条件として設定する条件設定手段と、生体情報入力手段により入力された生体情報を外部装置へ送信するための送信処理を行う生体情報送信手段として機能させ、生体情報記憶手段は、連携処理を実行する場合に外部装置において使用させるべきアプリケーションについての情報であるアプリケーション情報を、設定用情報とともに生体情報と対応させて記憶可能であり、生体情報送信手段は、選択命令入力手段により連携処理の選択命令が入力された場合に、生体情報入力手段により入力された生体情報とともに、その生体情報と対応させて生体情報記憶手段に記憶されているアプリケーション情報を外部装置へ送信することを特徴とする。このプログラムによれば、上記請求項に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させることができ、これにより上述した効果を得ることができる。
本発明によれば、入力した生体情報を外部装置においても利用可能とすることができ、この結果、生体情報を入力するための構成を外部装置との間で共用することができる。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の通信システムの概略構成を表すブロック図である。
同図に示すように、この通信システムは、複合機10と、パーソナルコンピュータ70とが、USBケーブル90を介して通信可能に構成されたものである。
複合機10は、FAX機能、コピー機能、デジカメプリント機能、PCスキャナ機能、PCFAX機能、及び、PCプリント機能を有した多機能装置である。
FAX機能とは、原稿の画像を読み取り、その画像を表す画像データを公衆電話回線網(PSTN)を介して送信する機能、及び、公衆電話回線網を介して受信した画像データの表す画像を用紙等の記録媒体に印刷する機能である。
コピー機能とは、原稿の画像を読み取り、その画像を記録媒体に印刷する機能である。
デジカメプリント機能とは、デジタルスチルカメラ等で撮影した画像を表す画像データが記憶された可搬型記憶媒体としてのメモリカードから、パーソナルコンピュータ70等の情報処理装置を介さずに直接画像データを読み取って印刷する機能である。
PCスキャナ機能とは、原稿の画像を読み取り、その画像を表す画像データをパーソナルコンピュータ70へ送信する機能である。
PCFAX機能とは、パーソナルコンピュータ70から受信した画像データを公衆電話回線網を介して送信する機能、及び、公衆電話回線網を介して受信した画像データをパーソナルコンピュータ70へ送信する機能である。
PCプリント機能とは、パーソナルコンピュータ70から受信した画像データの表す画像を記録媒体に印刷する機能である。
以上のように、FAX機能、コピー機能、及び、デジカメプリント機能は、複合機10が単独で(パーソナルコンピュータ70とは無関係に)実行可能な機能である。これに対し、PCスキャナ機能、PCFAX機能、及び、PCプリント機能は、複合機10がパーソナルコンピュータ70と連携して実行する機能である。
また、複合機10は、当該複合機10のユーザ(使用者)の指紋を読み取り、その情報をパーソナルコンピュータ70へ送信する機能(指紋送信機能)も有している。
こうした機能を実現するため、複合機10は、CPU20、ROM30、RAM40、入出力インタフェース(I/O)50、操作部60、指紋読取部51、表示部52、画像読取部53、印刷部54、カードインタフェース(I/F)55、回線制御部56、及び、USB通信部57を備えている。
指紋読取部51は、指紋を読み取るための装置である。ここで、指紋の読み取り方法としては、半導体センサで検出される電荷の量から指紋の凹凸を判別して画像に変換する方法や、指紋に照射した光の反射光の状態から指紋の凹凸を判別して画像に変換する方法等、周知の方法を利用することができる。
操作部60は、キー操作によるユーザからの命令を入力する。すなわち、操作部60は、ユーザが押下操作可能なキーとして、カーソルキー、テンキー、スタートキー、ストップキー等からなる標準キー群61と、上述した各機能を実行する動作モードへ移行するためのモードキー62〜67と、緊急キー68と、ログオフキー69とを有している。ここで、モードキー62〜67とは、具体的には、FAXモードキー62、コピーモードキー63、デジカメプリントモードキー64、PCスキャナモードキー65、PCFAXモードキー66、及び、PCプリントモードキー67のことである。
表示部52は、各種情報を表示画面(本実施形態では液晶ディスプレイ)に表示する。
画像読取部(スキャナ)53は、CCD(Charge Coupled Device)等のイメージセンサによって原稿の画像を読み取り、その画像を表す画像データを生成する。
印刷部(プリンタ)54は、画像データの表す画像を記録媒体に印刷する。
カードインタフェース55は、メモリカードを直接挿入可能なカードスロットを有しており、カードスロットに挿入されている状態のメモリカードから、そのメモリカードに記憶されている画像データを読み取る。
回線制御部56は、公衆電話回線網を介した通信処理を行うためのものである。
USB通信部57は、USBケーブル90を介した通信処理を行うためのものである。
ROM30には、指紋読取部51により読み取られた指紋からその特徴点を抽出するアルゴリズムである指紋特徴抽出アルゴリズム31と、指紋の特徴点を対比することにより指紋の照合を行うアルゴリズムである特徴点照合アルゴリズム32とが記憶されている。ここで、指紋特徴抽出アルゴリズム31としては、例えば、指紋模様の中心である中心点、指紋の凸部模様の枝分かれである分岐点、指紋の凸部模様の行き止まりである端点、三方向からの集まりである三角州、等の指紋の模様の特徴を表す場所を特徴点として抽出する手順が挙げられる。また、特徴点照合アルゴリズム32としては、例えば、照合の対象となる指紋データと登録されている指紋データのそれぞれ特徴点のデータを、特徴点の種類、特徴点の向き、特徴点の中心点からの座標等を対比し、その結果所定の判定レベルを上回る場合は両者が一致していると判断する手順が挙げられる。さらに、ROM30には、後述する各種処理(図3〜図6)をCPU20に実行させるためのプログラム33が記憶されている。
RAM40は、CPU20の一時的な作業領域として用いられる。また、RAM40には、指紋読取部51により指紋が読み取られた場合にその指紋を表す指紋データ(読み取った指紋そのものを表す画像データ)が格納される指紋データ格納メモリ41と、指紋をその特徴点で表現した指紋特徴データを格納するための指紋特徴格納メモリ42とが、記憶領域として確保されている。さらに、RAM40には、複数のユーザについてユーザごとの情報を格納するためのユーザ情報格納テーブル43(図2)の記憶領域が確保されている。加えて、RAM40には、当該複合機10の現在の設定条件を示す情報を記憶するためのユーザ指定メモリ44が記憶領域として確保されている。
一方、パーソナルコンピュータ70は、周知のハードウェア構成からなるものであり、CPU71、ROM72、RAM73、入出力インタフェース(I/O)74、操作部75、表示部76、記憶部80、及び、USB通信部77を備えている。
操作部75は、ユーザが操作可能なキーボートやポインティングデバイス(例えばマウス)を有しており、これらの操作によるユーザからの命令を入力する。
表示部76は、各種情報を表示画面(本実施形態では液晶ディスプレイ)に表示する。
記憶部80は、各種情報を記憶媒体(本実施形態ではハードディスク)に記憶する。具体的には、記憶部80には、オペレーティングシステム(OS)81と、後述する各種処理(図7,図8)をCPU71に実行させるためのプログラム82とがインストールされている。さらに、記憶部80には、複合機10が有する各種機能と連携した処理を行うための複数のアプリケーション(ワープロソフト、画像閲覧ソフト等)83がインストールされている。
オペレーティングシステム81としては、グラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)が実装された周知のWindows(登録商標)シリーズが用いられている。そして、このオペレーティングシステム81により、当該パーソナルコンピュータ70を使用できる権限をユーザ単位で個別に与えるようにしている。具体的には、正規のユーザID及びパスワードが入力されることにより、ログオフ状態(当該パーソナルコンピュータ70を使用できない状態(待機状態))からログオン状態(当該パーソナルコンピュータ70を使用可能な状態(動作状態))へ移行する。なお、ここでいうログオフ状態には、例えば、パスワード等が入力されないと復帰しないように設定されたスクリーンセーバの起動状態も含まれる。
特に、本通信システムのパーソナルコンピュータ70においては、ログオフ状態からログオン状態へ移行するために、ユーザID及びパスワードの他に指紋の入力を要求するように設定されている。すなわち、パーソナルコンピュータ70は、正規ユーザの情報として、ユーザID及びパスワードに加え指紋の情報を記憶しており、これらすべてに基づきユーザ認証を行う。このため、本通信システムにおいて、パーソナルコンピュータ70は、複合機10から指紋を受信することによってのみログオフ状態からログオン状態へ移行することが可能となる。なお、パーソナルコンピュータ70に指紋の情報を記憶させる方法としては、例えば複合機10から指紋の情報を送信して登録させる方法や、パーソナルコンピュータ70に一時的に指紋読取装置を接続して指紋の情報を入力する方法等が挙げられる。
以上のように構成された第1実施形態の通信システムにおいて、複合機10は、設定条件に従い処理を実行するように構成されている。具体的には、設定条件として、FAX機能、コピー機能、デジカメプリント機能、PCスキャナ機能、PCFAX機能、及び、PCプリント機能のそれぞれについて実行を許可するか否かの設定が可能であり、不許可と設定されている機能は実行しない。そして、複合機10は、このように設定条件として設定するための設定用情報をユーザごとにそのユーザの指紋と対応させて登録可能に構成されており、指紋が入力された場合に、その入力された指紋と対応させて記憶されている設定用情報を設定条件として設定する。また、複合機10は、入力された指紋をパーソナルコンピュータ70へ送信する処理も行う。
ここで、本通信システムにおいて複合機10及びパーソナルコンピュータ70が実行する具体的な処理内容について説明する。
まず、複合機10のCPU20が実行する指紋登録処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。なお、本指紋登録処理は、複合機10の操作部60において所定の指紋登録開始操作(本実施形態では、本通信システムの管理者によるパスワードや指紋等の入力)が行われた場合、即ち管理者モードにおいて開始される。
この指紋登録処理が開始されると、まず、S101で、指紋読取部51で指紋が読み取られることにより指紋が入力されたか否かを判定する。なお、指紋読取部51により指紋が読み取られると、その指紋を表す指紋データがRAM40の指紋データ格納メモリ41に格納される(記憶される)。
そして、S101で、指紋が入力されていないと判定した場合には、S102へ移行し、指紋登録をキャンセルするための所定のキャンセル操作が操作部60において行われたか否かを判定し、キャンセル操作が行われていないと判定した場合には、S101へ戻る。つまり、キャンセル操作が行われない限り、指紋が入力されるまで待機する。
一方、S102で、キャンセル操作が行われたと判定した場合には、そのまま本指紋登録処理を終了する。
一方また、S101で、指紋が入力されたと判定した場合には、S103へ移行し、指紋データ格納メモリ41に格納されている指紋データ(指紋読取部51で読み取られた指紋を表す指紋データ)を取り出す処理を行う。
続いて、S104では、ROM30に記憶されている指紋特徴抽出アルゴリズム31に従い、S103で取り出した指紋データの表す指紋からその特徴点を抽出する特徴点抽出処理を行う。
続いて、S105では、S104で抽出した特徴点を表す指紋特徴データをRAM40の指紋特徴格納メモリ42に格納する(記憶させる)。
続いて、S106では、入力された指紋に対応するユーザの情報として、パーソナルコンピュータ70でログオンするために用いるユーザID及びパスワードの入力を行わせる。具体的には、これらの情報を入力させるためのメッセージを表示部52に表示させ、操作部60の標準キー群61による入力をユーザに促す。
続いて、S107では、入力された指紋に対応するユーザの情報として、当該複合機10が有する各機能を許可するか否かの情報の入力を行わせる。具体的には、FAX機能、コピー機能、デジカメプリント機能、PCスキャナ機能、PCFAX機能、PCプリント機能、及び、指紋送信機能のそれぞれについて、許可/不許可(禁止)のうちのいずれか一方の選択を操作部60の標準キー群61により行わせる。
続いて、S108では、S107で入力された設定内容に不備があるか否かを判定する。具体的には、パーソナルコンピュータ70と連携して実行する機能(PCスキャナ機能、PCFAX機能、PCプリント機能)のうちの一部又は全部で許可が選択されたにもかかわらず、指紋送信機能で不許可が選択された場合に、不備があると判定する。
そして、S108で、不備があると判定した場合には、S109へ移行し、各機能についての情報の入力内容が適切でないため無効である旨のメッセージを表示部52に表示させる。その後、S107へ戻る。
一方、S108で、不備がないと判定した場合には、S110へ移行し、入力された各種情報を、RAM40のユーザ情報格納テーブル43(図2)にユーザ名と対応付けて登録する(記憶させる)。具体的には、まず、S105で指紋特徴格納メモリ42に記憶させた指紋特徴データを、指紋照合データとして登録する。続いて、S106で入力されたユーザID及びパスワードを登録する。さらに、S107で入力された各機能についての許可/不許可の情報を登録する。その後、本指紋登録処理を終了する。
次に、複合機10のCPU20が実行する指紋送信処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、本指紋送信処理は、当該複合機10の電源がオンされることにより開始される。
この指紋送信処理が開始されると、まず、S201で、当該複合機10が待機中であるか否かを判定する。ここで、待機中とは、他の処理(例えば、上述した各機能を実行する処理)を行っていない状態のことである。
そして、S201で、待機中でないと判定した場合には、S202へ移行して実行中の他の処理が終了した後にS201へ戻る。
一方、S201で、待機中であると判定した場合には、S203へ移行し、パーソナルコンピュータ70をログオフさせるためのログオフ操作が操作部60において行われたか否かを判定する。具体的には、操作部60のログオフキー69が押下されたか否かを判定する。
そして、S203で、ログオフ操作が行われたと判定した場合には、S204へ移行し、パーソナルコンピュータ70をログオフさせるためのログオフ指令をパーソナルコンピュータ70へ送信した後、S201へ戻る。これにより、後述するようにパーソナルコンピュータ70がログオン状態からログオフ状態へ移行する(S601,S602)。
このように、ログオフ指令を送信するためのログオフキー69の操作は、指紋入力が行われる前であっても受け付けられるため、特に複合機10の使用が許可されていない不特定の人であってもパーソナルコンピュータ70をログオフ状態にすることができる。
一方、S203で、ログオフ操作が行われていないと判定した場合には、S205へ移行し、指紋読取部51で指紋が読み取られることにより指紋が入力されたか否かを判定する。
そして、S205で、指紋が入力されていないと判定した場合には、S201へ戻る。
一方、S205で、指紋が入力されたと判定した場合には、S206へ移行し、指紋データ格納メモリ41に格納されている指紋データ(指紋読取部51で読み取られた指紋を表す指紋データ)を取り出す処理を行う。
続いて、S207では、ROM30に記憶されている指紋特徴抽出アルゴリズム31に従い、S206で取り出した指紋データの表す指紋からその特徴点を抽出する特徴点抽出処理を行う。
続いて、S208では、ユーザ情報格納テーブル43から、指紋照合データ(複数のユーザについての指紋照合データが記憶されている場合には、そのうちの1つ)を取り出す処理を行う。
続いて、S209では、ROM30に記憶されている特徴点照合アルゴリズム32に従い、S207で抽出した指紋の特徴点と、S208で取り出した指紋照合データとを照合する特徴点照合処理を行う。
続いて、S210では、S209での特徴点照合処理で特徴点が一致したか否かを判定する。
そして、S210で、特徴点が一致していないと判定した場合には、S211へ移行し、ユーザ情報格納テーブル43に次のデータ(未照合のデータ)が存在するか否かを判定する。
そして、S211で、次のデータが存在すると判定した場合には、S208へ戻り、上述した処理を行う。
一方、S211で、次のデータが存在しないと判定した場合(つまり、ユーザが認証されなかった場合)には、S224に移行し、ユーザが認証されなかった旨のメッセージを表示部52に表示させ、S201へ戻る。尚、メッセージと共に、所定のブザー音を鳴らすように構成してもよい。
一方また、S210で、特徴点が一致すると判定した場合(つまり、ユーザが認証された場合)には、S212へ移行し、ユーザ情報格納テーブル43に記憶されている情報のうち、認証されたユーザに対応する情報を、当該複合機10の設定条件として設定する。具体的には、認証されたユーザを識別可能な情報(例えば、そのユーザに対応する情報が登録されているRAM40上のアドレス)を、RAM40のユーザ指定メモリ44に記憶させる。なお、特徴点が一致すると判定した時点(ユーザが認証された時点)で、後述するS218の判定処理において参照するためのタイムアウト時間の計時を開始する。
続いて、S213では、現在の設定条件(ユーザ情報格納テーブル43(図2)に記憶されている情報のうち、ユーザ指定メモリ44に記憶されているユーザに対応する情報)を参照し、指紋送信機能が許可されているか否かを判定する。
そして、S213で、指紋送信機能が許可されていると判定した場合には、S214へ移行し、認証されたユーザに対応させてユーザ情報格納テーブル43に記憶されている指紋照合データ、ユーザID、及び、パスワードを、パーソナルコンピュータ70へ送信する。これにより、後述するようにパーソナルコンピュータ70がログオフ状態からログオン状態へ移行する。
続いて、S215では、パーソナルコンピュータ70を起動した旨のメッセージを表示部52に表示させる。その後、S216へ移行する。
一方、S213で、指紋送信機能が許可されていないと判定した場合には、そのままS216へ移行する。
S216では、FAX機能、コピー機能、デジカメプリント機能、PCスキャナ機能、PCFAX機能、及び、PCプリント機能のうちの所望の機能を実行するための機能実行操作が操作部60において行われたか否かを判定する。具体的には、FAXモードキー62、コピーモードキー63、デジカメプリントモードキー64、PCスキャナモードキー65、PCFAXモードキー66、及び、PCプリントモードキー67のうちのいずれかが押下された場合に、機能実行操作が行われたと判定する。
そして、S216で、機能実行操作(モードキー62〜67の押下)が行われていないと判定した場合には、S217へ移行し、待機中の状態に戻るための所定のログアウト操作が操作部60において行われたか否かを判定する。
そして、S217で、ログアウト操作が行われたと判定した場合には、S212において設定した、指紋が照合されたユーザ用の設定を解除し、S201へ戻る。
一方、S217で、ログアウト操作が行われていないと判定した場合には、S218へ移行し、ユーザ認証時(S210:YES)に計時を開始したタイムアウト時間が一定時間(例えば10分間)に達したか否かを判定する。
そして、S218で、タイムアウト時間が一定時間に達したと判定した場合には、S201へ戻る。つまり、指紋の入力によりユーザが認証されても、一定時間以内に機能実行操作が有効に行われなかった場合には、待機中の状態(指紋の入力が必要な状態)へ戻すようにしている。
一方、S218で、タイムアウト時間が一定時間に達していないと判定した場合には、S219へ移行し、上述したS203と同様、パーソナルコンピュータ70をログオフさせるためのログオフ操作が操作部60において行われたか否かを判定する。
そして、S219で、ログオフ操作が行われたと判定した場合には、S220へ移行し、上述したS204と同様、パーソナルコンピュータ70をログオフさせるためのログオフ指令をパーソナルコンピュータ70へ送信した後、S216へ戻る。これにより、後述するようにパーソナルコンピュータ70がログオン状態からログオフ状態へ移行する。
一方、S219で、ログオフ操作が行われていないと判定した場合には、そのままS216へ戻る。
一方また、S216で、機能実行操作(モードキー62〜67の押下)が行われたと判定した場合には、S221へ移行し、押下されたモードキー62〜67に対応する機能が許可されているか否かを判定する。具体的には、認証されたユーザに対応させてユーザ情報格納テーブル43に記憶されている情報に基づき判定する。
そして、S221で、押下されたモードキー62〜67に対応する機能が許可されていないと判定した場合には、S222へ移行し、エラーである旨のメッセージを表示部52に表示させた後、S216へ戻る。
一方、S221で、押下されたモードキー62〜67に対応する機能が許可されていると判定した場合には、S223へ移行し、モードキー62〜67に対応する機能を実行する。その後、S201へ戻る。
次に、複合機10のCPU20が実行する緊急キー判定処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、本緊急キー判定処理は、FAX機能、コピー機能、デジカメプリント機能、PCスキャナ機能、PCFAX機能、又は、PCプリント機能を実行する動作モードへ移行した時に開始される。
この緊急キー判定処理が開始されると、まず、S301で、操作部60の緊急キー68が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合にS302へ移行する。
S302では、現在実行中の動作モードの処理を継続しつつ、割り込み処理による各種情報入力(操作部60からの入力や、指紋読取部51からの入力等)の受け付けや、情報処理を行う。例えば、コピー機能を実行する動作モードにおいては、そのコピー機能に関する処理として読み取り処理や印字処理が開始されていれば、それらの処理を行いつつ、上記のような割り込み処理を行う。また、この時、表示部52においては、実行中であった動作モードに関する表示を一旦開放、あるいは縮小し、緊急キー68が操作されたこと、及び指紋入力を受け付けることを示す表示を行う。
続いて、S303では、上述したS205と同様、指紋読取部51で指紋が読み取られることにより指紋が入力されたか否かを判定する。
そして、S303で、指紋が入力されていないと判定した場合には、S304へ移行し、指紋入力待ちの状態をキャンセルして動作モードの処理を再開するための所定のキャンセル操作が操作部60において行われたか否かを判定する。
そして、S304で、キャンセル操作が行われていないと判定した場合には、S303へ戻る。
一方、S304で、キャンセル操作が行われたと判定した場合には、S314へ移行する。
一方また、S303で、指紋が入力されたと判定した場合には、S305へ移行し、上述したS206と同様、指紋データ格納メモリ41に格納されている指紋データ(指紋読取部51で読み取られた指紋を表す指紋データ)を取り出す処理を行う。
続いて、S306では、上述したS207と同様、ROM30に記憶されている指紋特徴抽出アルゴリズム31に従い、S305で取り出した指紋データの表す指紋からその特徴点を抽出する特徴点抽出処理を行う。
続いて、S307では、上述したS208と同様、ユーザ情報格納テーブル43から、指紋照合データ(複数のユーザについての指紋照合データが記憶されている場合には、そのうちの1つ)を取り出す処理を行う。
続いて、S308では、上述したS209と同様、ROM30に記憶されている特徴点照合アルゴリズム32に従い、S306で抽出した指紋の特徴点と、S307で取り出した指紋照合データとを照合する特徴点照合処理を行う。
続いて、S309では、上述したS210と同様、S308での特徴点照合処理で特徴点が一致したか否かを判定する。
そして、S309で、特徴点が一致していないと判定した場合には、S310へ移行し、上述したS211と同様、ユーザ情報格納テーブル43に次のデータ(未照合のデータ)が存在するか否かを判定する。
そして、S310で、次のデータが存在すると判定した場合には、S307へ戻り、上述した処理を行う。
一方、S310で、次のデータが存在しないと判定した場合(つまり、ユーザが認証されなかった場合)には、S315に移行し、ユーザが認証されかった旨のメッセージを表示部52に表示させ、S314へ移行する。尚、メッセージと共に、所定のブザー音を鳴らすように構成してもよい。
一方また、S309で、特徴点が一致すると判定した場合(つまり、ユーザが認証された場合)には、S311へ移行し、上述したS213と同様、現在の設定条件(ユーザ情報格納テーブル43(図2)に記憶されている情報のうち、ユーザ指定メモリ44に記憶されているユーザに対応する情報)を参照し、指紋送信機能が許可されているか否かを判定する。
そして、S311で、指紋送信機能が許可されていると判定した場合には、S312へ移行し、上述したS214と同様、認証されたユーザに対応させてユーザ情報格納テーブル43に記憶されている指紋照合データ、ユーザID、及び、パスワードを、パーソナルコンピュータ70へ送信する。これにより、後述するようにパーソナルコンピュータ70がログオフ状態からログオン状態へ移行する。
続いて、S313では、上述したS215と同様、パーソナルコンピュータ70を起動した旨のメッセージを表示部52に表示させる。その後、S314へ移行する。
S314では、S302で開始した割り込み処理を終了し、通常どおりに動作モードの処理を行う。また、表示部52において開放、あるいは縮小されていた実行中の動作モードに関わる表示を元に戻す。その後、S301へ戻る。
このように、動作モード中においてユーザが所望のタイミングでパーソナルコンピュータ70をログオフ状態からログオン状態へ移行できるため、例えば、先のS214の処理において一旦ログオン状態となったパーソナルコンピュータ70が、所定時間操作されなかったために、自動的にスクリーンセーバを起動させて操作できない状態(ログオフ状態に相当)に移行するような設定であった場合、上記緊急キー68の押下により再度パーソナルコンピュータ70を使用可能な状態(ログオン状態)とすることができる。
なお、上記説明においては、緊急キー68が押下された場合に、動作モードを継続しつつ、指紋の読み取り、照合、パーソナルコンピュータ70への指紋照合データ等の送信といった処理を並行して行う場合を説明したが、動作モードの状態によっては、その動作モード自体を一時的に中断し、緊急キー68のための処理を単独で行うように構成されていてもよい。
次に、複合機10のCPU20が実行するログオフキー判定処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、本ログオフキー判定処理は、上述した緊急キー判定処理(図5)と同様、FAX機能、コピー機能、デジカメプリント機能、PCスキャナ機能、PCFAX機能、又は、PCプリント機能を実行する動作モードへ移行した時に開始される。
このログオフキー判定処理が開始されると、まず、S401で、操作部60のログオフキー69が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合にS402へ移行する。
S402では、S302と同様、現在実行中の動作モードの処理を継続しつつ、割り込み処理による各種情報入力の受け付けや、情報処理を行う。また、この時、表示部52においては、実行中であった動作モードに関する表示を一旦開放、あるいは縮小し、ログオフキー69が操作されたことを示す表示を行ってもよい。
続いて、S403では、上述したS204と同様、パーソナルコンピュータ70をログオフさせるためのログオフ指令をパーソナルコンピュータ70へ送信する。
続いて、S404では、上述したS314と同様、S402で開始した割り込み処理を終了し、通常どおりに動作モードの処理を行う。その後、S401へ戻る。
このように、動作モード中において、ユーザが所望のタイミングでパーソナルコンピュータ70をログオン状態からログオフ状態に移行できるため、例えば、先のS214の処理において一旦ログオン状態となったパーソナルコンピュータ70が、ユーザが実際には使用しないと判断した場合、上記ログオフキー69の押下により直ちにパーソナルコンピュータ70をログオフ状態とすることができる。従って、ログオン状態のままパーソナルコンピュータ70が所定時間放置されることで、使用を許可されていないユーザによりパーソナルコンピュータ70が操作されることを防ぐことができる。
次に、パーソナルコンピュータ70のCPU71が実行するログオフ処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、本ログオフ処理は、当該パーソナルコンピュータ70がログオフ状態となることにより開始される。
このログオフ処理が開始されると、まず、S501で、複合機10から何らかのデータを受信したか否かを判定する。
そして、S501で、データを受信したと判定した場合には、S502へ移行し、受信したデータが指紋照合データを含むものであるか否かを判定する。
そして、S502で、指紋照合データを含むものであると判定した場合には、S504へ移行する。
一方、S501でデータを受信していないと判定した場合は、S503へ移行し、その他の処理(本発明とは特に関係のない通常の処理)を行い、その後、S501へ戻る。また、受信したデータがS502で指紋照合データを含むものでないと判定した場合には、S508へ移行し、その他の受信処理を行い、同様にS501へ戻る。
S504では、複合機10から受信した指紋照合データ、ユーザID、及び、パスワードによりユーザが照合されたか否か(正規のユーザであるか否か)を判定する。具体的には、パーソナルコンピュータ70の記憶部80に予め記憶(登録)されている、使用を許可されているユーザのユーザID、パスワード及び指紋の情報との照合を行う。
このように、複合機10において入力され、照合された指紋の情報をパーソナルコンピュータ70に送信し、パーソナルコンピュータ70側でも再度照合を行うことで、パーソナルコンピュータ70の使用を許可するユーザの管理を二重に行うことができ、より安全性の高いシステムとなる。
そして、S504で、ユーザが照合されたと判定した場合には、S505へ移行し、当該パーソナルコンピュータ70をログオフ状態からログオン状態へ移行する処理を行う。
続いて、S506で、指示待ち状態(操作待ち状態)となった後、本ログオフ処理を終了する。
一方、S504で、ユーザが照合されないと判定した場合には、S507へ移行し、起動ができない旨の起動不可通知を複合機10へ送信する。その後、本ログオフ処理を終了する。
次に、パーソナルコンピュータ70のCPU71が実行するログオン処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、本ログオン処理は、当該パーソナルコンピュータ70がログオン状態となることにより開始される。
このログオン処理が開始されると、まず、S600で、複合機10から何らかのデータを受信したか否かを判定する。そして、S600で、データを受信したと判定した場合には、S601へ移行し、受信したデータがログオフ指令であるか否かを判定する。
そして、S601で、ログオフ指令であると判定した場合にS602へ移行する。S602では、当該パーソナルコンピュータ70をログオン状態からログオフ状態へ移行する処理を行う。その後、本ログオン処理を終了する。
一方、S600でデータを受信していないと判定した場合は、S603へ移行し、その他の処理(本発明とは特に関係のない通常の処理)を行い、その後、S600へ戻る。また、受信したデータがS601でログオフ指令でないと判定した場合には、S604へ移行し、その他の受信処理を行い、同様にS600へ戻る。
以上説明したように、第1実施形態の通信システムにおいて、複合機10は、入力された指紋からユーザを特定し(S205〜S212)、そのユーザに対応する設定条件に従い処理を実行する(S213,S221,S311)。さらに、入力された指紋をパーソナルコンピュータ70へ送信する処理を行う(S214,S312)。このため、本実施形態の複合機10によれば、入力したユーザの指紋を、当該複合機10で利用するだけでなく、パーソナルコンピュータ70においても利用可能とすることができる。この結果、指紋を入力するための構成を複合機10とパーソナルコンピュータ70との間で共用することができる。また、指紋入力装置を備えていないパーソナルコンピュータ70においても、指紋の情報を用いたユーザ管理が可能となる。
また、本実施形態の複合機10は、コピー機能等の各機能を実行する動作モード中であっても、緊急キー68が押下されることによりパーソナルコンピュータ70へ指紋を送信してパーソナルコンピュータ70をログオンさせる(S301〜S314)。このため、本実施形態の通信システムは、パーソナルコンピュータ70に専用の指紋入力装置を設けていない構成でありながら、ユーザが所望のタイミングでパーソナルコンピュータ70をログオンさせることができる。特に、本実施形態の複合機10は、パーソナルコンピュータ70への指紋の送信を許可するか否かをユーザごとに設定することが可能であるため(図2)、一部のユーザに対してはパーソナルコンピュータ70をログオンできないように制限するといった管理が可能となる。
さらに、本実施形態の複合機10は、指紋送信機能を許可しない設定がされている場合には、パーソナルコンピュータ70と連携して実行する機能を許可する設定ができないようにする(S108,S109)。このため、パーソナルコンピュータ70のログオンを許可されていないにもかかわらずパーソナルコンピュータ70と連携して実行する機能を許可するという矛盾した設定が行われないようにすることができる。
一方、本実施形態の複合機10は、パーソナルコンピュータ70へ指紋を送信したことをユーザに報知するようにしている(S215,S313)。このため、パーソナルコンピュータ70がログオンしたことをユーザに認知させることができる。
加えて、本実施形態の複合機10は、ログオフキー69が押下されることによりパーソナルコンピュータ70へログオフ指令を送信してパーソナルコンピュータ70をログオフさせる(S203,S204,S219,S220,S401〜S404)。このため、本実施形態の通信システムによれば、ユーザが所望のタイミングでパーソナルコンピュータ70をログオフさせることができる。
なお、第1実施形態の通信システムでは、複合機10が、本発明の情報処理装置(複合機)に相当し、RAM40のユーザ情報格納テーブル43が、本発明の生体情報記憶手段に相当する。
また、操作部60の標準キー群61が、本発明の登録命令入力手段に相当し、操作部60のモードキー62〜67が、本発明の選択命令入力手段に相当し、操作部60の緊急キー68が、本発明の送信命令入力手段に相当し、操作部60のログオフキー69が、本発明の待機命令入力手段に相当する。
また、指紋読取部51が、本発明の生体情報入力手段に相当し、指紋登録処理(図3)におけるS108,S109の処理を実行するCPU20が、本発明の無効報知手段に相当し、S110の処理を実行するCPU20が、本発明の記憶処理手段に相当する。
また、指紋送信処理(図4)におけるS206〜S212の処理を実行するCPU20が、本発明の条件設定手段に相当する。
また、S213の処理及び緊急キー判定処理(図5)におけるS311の処理を実行するCPU20が、本発明の送信禁止手段に相当し、S214の処理及びS312の処理を実行するCPU20が、本発明の生体情報送信手段に相当し、S215の処理及びS313の処理を実行するCPU20が、本発明の送信報知手段に相当する。
また、S204,S220の処理及びログオフキー判定処理(図6)におけるS403の処理を実行するCPU20が、本発明の待機命令送信手段に相当し、パーソナルコンピュータ70が、本発明の外部装置に相当する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の通信システムについて説明する。
図9は、第2実施形態の通信システムの概略構成を表すブロック図である。
同図に示すように、第2実施形態の通信システムは、第1実施形態の通信システムと対比すると、複合機10が、複数のパーソナルコンピュータ70,70,…とLAN(Local Area Network)91を介して通信可能に構成されている点が異なる。つまり、第1実施形態の通信システムは複合機10とパーソナルコンピュータ70とが1対1で通信可能に構成されているのに対し、第2実施形態の通信システムは複合機10が複数のパーソナルコンピュータ70,70,…と通信可能に構成されている。換言すれば、第1実施形態の通信システムでは、複数のユーザが同一のパーソナルコンピュータ70を用いる場合を想定した構成を例示したのに対し、第2実施形態の通信システムでは、複数のユーザが各自のパーソナルコンピュータ70を用いる場合を想定した構成を例示する。なお、第2実施形態の通信システムは、基本的な構成は第1実施形態の通信システムと同じであるため、共通点については同一の符号を用いて詳細な説明は省略する。以下、相違点を中心に説明する。
第2実施形態の通信システムにおいて、複合機10は、指紋送信機能を許可するか否かの設定条件を有しない点が第1実施形態と異なる。すなわち、図10に示すように、第2実施形態のユーザ情報格納テーブル43は、第1実施形態のユーザ情報格納テーブル43(図2)と対比すると、指紋送信の許可/不許可の記憶領域を有していない。一方、第2実施形態のユーザ情報格納テーブル43は、各ユーザの所有するパーソナルコンピュータ70の識別名(PC名)及びIPアドレスが登録可能となっている。具体的には、指紋登録処理(図3)のS106において、ユーザID及びパスワードに加え、PC名及びIPアドレスの入力を行わせるようにする。
次に、第1実施形態で説明した指紋送信処理(図4)に替えて第2実施形態の複合機10のCPU20が実行する指紋送信処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。なお、本指紋送信処理におけるS701〜S723の各処理は、第1実施形態の指紋送信処理におけるS201〜S212,S214〜S224の各処理と同一であるため、これら各処理の内容については説明を省略する。
第2実施形態の指紋送信処理では、S712で、認証されたユーザに対応する情報を当該複合機10の設定条件として設定した後、指紋送信機能が許可されているか否かの判定処理(S213)を行うことなくそのままS713へ移行する。そして、S713で、ユーザ情報格納テーブル43に記憶されている指紋照合データ等をパーソナルコンピュータ70へ送信する。
以上説明した第2実施形態の通信システムによっても、第1実施形態の通信システムと同様の効果を得ることができる。特に、指紋を入力することで行われる情報処理装置の起動(動作環境の設定)に関連付けて、その指紋を入力したユーザが使用するパーソナルコンピュータ70をログオンさせることができ、例えば、情報処理装側で操作した後に、続けてパーソナルコンピュータを操作したい場合、パーソナルコンピュータ70側で別途ログオンのための操作を行うことなく、既にパーソナルコンピュータ70はログオン状態に移行していることとなり、直ちに操作を開始することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態の通信システムについて説明する。
第3実施形態の通信システムは、基本的な構成は第2実施形態の通信システムと同じであるが、パーソナルコンピュータ70と連携して実行する機能が選択された場合にのみパーソナルコンピュータ70をログオンさせるようにしている点が異なる。具体的には、複合機10のCPU20が、第2実施形態で説明した指紋送信処理(図11)に替えて、図12のフローチャートに示す指紋送信処理を実行する。
ここで、第3実施形態の複合機10のCPU20が実行する指紋送信処理について、図12のフローチャートを用いて説明する。なお、本指紋送信処理におけるS801〜S819,S821〜S824の各処理は、第2実施形態の指紋送信処理におけるS701〜S712,S715〜S721,S713,S714,S722,S723の各処理と同一であるため、これら各処理の内容については説明を省略する。
第3実施形態の指紋送信処理では、S812で、認証されたユーザに対応する情報を当該複合機10の設定条件として設定した後、指紋照合データ等の送信処理(S713)及びメッセージの表示処理(S714)を行うことなくそのままS813へ移行する。そして、S813で、機能実行操作が操作部60において行われたか否かを判定する。
また、第3実施形態の指紋送信処理では、S818で、押下されたモードキー62〜67に対応する機能が許可されていると判定した場合には、S820へ移行し、押下されたモードキー62〜67に対応する機能が、パーソナルコンピュータ70と連携して実行する機能(PCスキャナ機能、PCFAX機能、又は、PCプリント機能)であるか否かを判定する。
そして、S820で、パーソナルコンピュータ70と連携して実行する機能であると判定した場合には、S821へ移行し、認証されたユーザに対応させてユーザ情報格納テーブル43に記憶されている指紋照合データ、ユーザID、及び、パスワードを、パーソナルコンピュータ70へ送信する。
続いて、S822では、パーソナルコンピュータ70を起動した旨のメッセージを表示部52に表示させた後、S823へ移行する。
一方、S820で、パーソナルコンピュータ70と連携して実行する機能でないと判定した場合には、そのままS823へ移行する。
以上説明したように、第3実施形態の通信システムによっても、第1実施形態の通信システムと同様の効果を得ることができる。特に、第3実施形態の通信システムでは、複合機10が、パーソナルコンピュータ70と連携して実行する機能が選択された場合にのみ、パーソナルコンピュータ70へ指紋を送信してログオンさせる(S820,S821)。この結果、複合機10単独で実行可能な機能を選択した場合であってパーソナルコンピュータ70をログオンさせる必要がない状況であるにもかかわらず、パーソナルコンピュータ70が自動的にログオンしてしまうといったことを防ぐことができる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態の通信システムについて説明する。
第4実施形態の通信システムは、基本的な構成は第3実施形態の通信システムと同じであるが、複合機10がパーソナルコンピュータ70と連携して実行する機能を行う場合にパーソナルコンピュータ70で使用されるアプリケーション83を指定できるようにしている点が異なる。
具体的には、図13に示すように、PCスキャナ機能、PCFAX機能、及び、PCプリント機能のそれぞれについて、パーソナルコンピュータ70で使用すべきアプリケーション83の識別名をユーザ情報格納テーブル43に登録可能となっている。この情報は、指紋登録処理(図3)のS106においてユーザID等とともに入力させる。
そして、指紋送信処理(図12)のS821において、指紋照合データ等とともにアプリケーション83の識別名をパーソナルコンピュータ70へ送信する。
また、パーソナルコンピュータ70のCPU71は、第1実施形態で説明したログオフ処理(図7)に替えて、図14のフローチャートに示すログオフ処理を実行する。なお、このログオフ処理におけるS901〜905,S908〜S910の各処理は、第1実施形態のログオフ処理におけるS501〜S508の各処理と同一であるため、これら各処理の内容については説明を省略する。
第4実施形態のログオフ処理では、S905で、当該パーソナルコンピュータ70をログオフ状態からログオン状態へ移行する処理を行った後、S906へ移行する。
S906では、複合機10から受信したデータにアプリケーション83の識別名が含まれているか否かを判定する。
そして、S906で、アプリケーション83の識別名が含まれていると判定した場合には、S907へ移行し、その識別名に対応するアプリケーション83を起動する。その後、S908へ移行する。
一方、S906で、アプリケーション83の識別名が含まれてないと判定した場合には、そのままS908へ移行する。
以上説明した第4実施形態の通信システムによっても、第1実施形態の通信システムと同様の効果を得ることができる。特に、第4実施形態の通信システムでは、ユーザが所望のアプリケーション83をパーソナルコンピュータ70に自動的に起動させて使用するといったことが可能となる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
例えば、上記各実施形態の通信システムでは、複合機10において緊急キー68が押下された場合に、再度指紋を入力させてその入力された指紋をパーソナルコンピュータ70へ送信するようにしているが、既に入力された指紋を送信するようにしてもよい。
また、指紋送信処理(図4等)では、入力された指紋に基づきユーザが認証されてから一定時間内にモードキー62〜67が押下された場合に、そのモードキー62〜67に対応する機能を実行するようにしているが、この一定時間内においても指紋の送信を行うことができるようにしてもよい。すなわち、例えば、図4の指紋送信処理のS218でNOと判定されてからS219へ移行する間において、S205と同様に指紋が入力されたか否かを判定し、指紋が入力されたと判定した場合にはS206〜S215と同様の処理を行うようにする。このようにすれば、一定時間の待機中においてもパーソナルコンピュータ70へ指紋を送信することができる。
さらに、上記各実施形態の通信システムでは、設定条件として、複合機10が有する各機能をユーザに許可するか否かの条件を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、各機能において用いられるパラメータ(PCスキャナ機能での読み取り解像度や、FAX機能でのアドレス帳等)をユーザに応じて設定できる構成であってもよい。
一方、上記各実施形態の通信システムでは、パーソナルコンピュータ70をログオンさせる場合に必ず指紋を送信する構成を例示したが、これに限ったものではなく、例えば、指紋の情報のみを送信したり、指紋の情報を含まない起動信号を送信することによりパーソナルコンピュータ70をログオンさせる構成とすることも可能である。また、指紋の照合は複合機10側でのみ行い、パーソナルコンピュータ70側で指紋の照合を行わない構成の場合は、ユーザIDとパスワードのみを送信し、これらに基づいてログオンするか否かを判断してもよい。この場合は、パーソナルコンピュータ70側でのキー操作で通常どおりユーザIDとパスワードの入力でログオンすることも可能となる。
加えて、上記各実施形態の通信システムでは、生体認証に用いる生体情報として指紋を例示したが、これ以外の生体情報(虹彩、声紋、網膜、静脈など)を用いた構成とすることも可能である。
第1実施形態の通信システムの概略構成を表すブロック図である。 第1実施形態のユーザ情報格納テーブルの説明図である。 第1実施形態の複合機が実行する指紋登録処理のフローチャートである。 第1実施形態の複合機が実行する指紋送信処理のフローチャートである。 第1実施形態の複合機が実行する緊急キー判定処理のフローチャートである。 第1実施形態の複合機が実行するログオフキー判定処理のフローチャートである。 第1実施形態のパーソナルコンピュータが実行するログオフ処理のフローチャートである。 第1実施形態のパーソナルコンピュータが実行するログオン処理のフローチャートである。 第2実施形態の通信システムの概略構成を表すブロック図である。 第2実施形態のユーザ情報格納テーブルの説明図である。 第2実施形態の複合機が実行する指紋送信処理のフローチャートである。 第3実施形態の複合機が実行する指紋送信処理のフローチャートである。 第4実施形態のユーザ情報格納テーブルの説明図である。 第4実施形態のパーソナルコンピュータが実行するログオフ処理のフローチャートである。
10…複合機、20…CPU、30…ROM、33…プログラム、40…RAM、41…指紋データ格納メモリ、42…指紋特徴格納メモリ、43…ユーザ情報格納テーブル、44…ユーザ指定メモリ、51…指紋読取部、52…表示部、53…画像読取部、54…印刷部、55…カードインタフェース、56…回線制御部、57…USB通信部、60…操作部、61…標準キー群、62…FAXモードキー、63…コピーモードキー、64…デジカメプリントモードキー、65…PCスキャナモードキー、66…PCFAXモードキー、67…PCプリントモードキー、68…緊急キー、69…ログオフキー、70…パーソナルコンピュータ

Claims (10)

  1. 設定条件に従い処理を実行する複数の機能を有した複合機であって、
    使用者の生体情報を入力するための生体情報入力手段と、
    前記設定条件として設定するための設定用情報を生体情報と対応させて記憶する生体情報記憶手段と、
    前記生体情報入力手段により生体情報が入力された場合に、その入力された生体情報と対応させて前記生体情報記憶手段に記憶されている設定用情報を前記設定条件として設定することで、前記複数の機能のうち前記設定条件で許可されている機能を実行する動作モードへ移行可能とする条件設定手段と、
    前記生体情報入力手段により入力された生体情報を外部装置へ送信するための送信処理を行う生体情報送信手段と、
    前記動作モードへ移行した状態において、生体情報の送信命令を使用者から入力するための送信命令入力手段と、
    を備え、
    前記生体情報送信手段は、前記送信命令入力手段により前記送信命令が入力された場合に、前記生体情報入力手段により入力された生体情報を前記外部装置へ送信し、
    前記外部装置と連携して実行する連携処理の選択命令及び前記外部装置とは無関係に実行する非連携処理の選択命令を使用者から入力するための選択命令入力手段と、
    前記送信処理を禁止するか否かの情報及び前記連携処理の一部又は全部を禁止するか否かの情報が少なくとも含まれた設定用情報の登録命令を入力するための登録命令入力手段と、
    前記登録命令入力手段により設定用情報の登録命令が入力された場合に、その設定用情報を前記生体情報記憶手段に記憶させる記憶処理手段と、
    前記登録命令入力手段により入力された設定用情報が前記送信処理を禁止しかつ前記連携処理の一部又は全部を許可する内容の場合に、その入力内容が無効である旨を使用者に報知するための処理を行う無効報知手段と、
    を更に備え、
    前記生体情報送信手段は、前記選択命令入力手段により前記連携処理の選択命令が入力された場合に、前記生体情報入力手段により入力された生体情報を前記外部装置へ送信すること
    を特徴とする複合機。
  2. 設定条件に従い処理を実行する複数の機能を有した複合機であって、
    使用者の生体情報を入力するための生体情報入力手段と、
    前記設定条件として設定するための設定用情報を生体情報と対応させて記憶する生体情報記憶手段と、
    前記生体情報入力手段により生体情報が入力された場合に、その入力された生体情報と対応させて前記生体情報記憶手段に記憶されている設定用情報を前記設定条件として設定することで、前記複数の機能のうち前記設定条件で許可されている機能を実行する動作モードへ移行可能とする条件設定手段と、
    前記生体情報入力手段により入力された生体情報を外部装置へ送信するための送信処理を行う生体情報送信手段と、
    前記動作モードへ移行した状態において、生体情報の送信命令を使用者から入力するための送信命令入力手段と、
    を備え、
    前記生体情報送信手段は、前記送信命令入力手段により前記送信命令が入力された場合に、前記生体情報入力手段により入力された生体情報を前記外部装置へ送信し、
    前記外部装置と連携して実行する連携処理の選択命令及び前記外部装置とは無関係に実行する非連携処理の選択命令を使用者から入力するための選択命令入力手段を更に備え、
    前記生体情報記憶手段は、前記連携処理を実行する場合に前記外部装置において使用させるべきアプリケーションについての情報であるアプリケーション情報を、前記設定用情報とともに生体情報と対応させて記憶可能であり、
    前記生体情報送信手段は、前記選択命令入力手段により前記連携処理の選択命令が入力された場合に、前記生体情報入力手段により入力された生体情報とともに、その生体情報と対応させて前記生体情報記憶手段に記憶されている前記アプリケーション情報を前記外部装置へ送信すること
    を特徴とする複合機。
  3. 前記設定条件として前記送信処理を禁止するか否かの設定を含み、禁止する設定がなされている場合に、前記生体情報送信手段による前記送信処理を禁止する送信禁止手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の複合機。
  4. 前記連携処理には、画像を読み取りその画像データを前記外部装置へ送信するための処理、前記外部装置から受信した画像データを印刷するための処理、前記外部装置から受信した画像データを通信回線を介して送信するための処理、及び、通信回線を介して受信した画像データを前記外部装置へ送信するための処理のうちの少なくとも1つが含まれること
    を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の複合機。
  5. 前記生体情報送信手段により前記送信処理が行われた場合に、その旨を使用者に報知するための処理を行う送信報知手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の複合機。
  6. 前記外部装置を動作状態から待機状態へ移行させる待機命令を使用者から入力するための待機命令入力手段と、
    前記待機命令入力手段により前記待機命令が入力された場合に、前記外部装置を前記待機状態へ移行させるための情報を前記外部装置へ送信する待機命令送信手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の複合機。
  7. 設定条件に従い処理を実行する情報処理装置であって、
    使用者の生体情報を入力するための生体情報入力手段と、
    前記設定条件として設定するための設定用情報を生体情報と対応させて記憶する生体情報記憶手段と、
    前記生体情報入力手段により生体情報が入力された場合に、その入力された生体情報と対応させて前記生体情報記憶手段に記憶されている設定用情報を前記設定条件として設定する条件設定手段と、
    前記生体情報入力手段により入力された生体情報を外部装置へ送信するための送信処理を行う生体情報送信手段と、
    前記外部装置と連携して実行する連携処理の選択命令及び前記外部装置とは無関係に実行する非連携処理の選択命令を使用者から入力するための選択命令入力手段と、
    前記送信処理を禁止するか否かの情報及び前記連携処理の一部又は全部を禁止するか否かの情報が少なくとも含まれた設定用情報の登録命令を入力するための登録命令入力手段と、
    前記登録命令入力手段により設定用情報の登録命令が入力された場合に、その設定用情報を前記生体情報記憶手段に記憶させる記憶処理手段と、
    前記登録命令入力手段により入力された設定用情報が前記送信処理を禁止しかつ前記連携処理の一部又は全部を許可する内容の場合に、その入力内容が無効である旨を使用者に報知するための処理を行う無効報知手段と、
    を備え、
    前記生体情報送信手段は、前記選択命令入力手段により前記連携処理の選択命令が入力された場合に、前記生体情報入力手段により入力された生体情報を前記外部装置へ送信すること
    を特徴とする情報処理装置。
  8. 設定条件に従い処理を実行する情報処理装置であって、
    使用者の生体情報を入力するための生体情報入力手段と、
    前記設定条件として設定するための設定用情報を生体情報と対応させて記憶する生体情報記憶手段と、
    前記生体情報入力手段により生体情報が入力された場合に、その入力された生体情報と対応させて前記生体情報記憶手段に記憶されている設定用情報を前記設定条件として設定する条件設定手段と、
    前記生体情報入力手段により入力された生体情報を外部装置へ送信するための送信処理を行う生体情報送信手段と、
    前記外部装置と連携して実行する連携処理の選択命令及び前記外部装置とは無関係に実行する非連携処理の選択命令を使用者から入力するための選択命令入力手段と、
    を備え、
    前記生体情報記憶手段は、前記連携処理を実行する場合に前記外部装置において使用させるべきアプリケーションについての情報であるアプリケーション情報を、前記設定用情報とともに生体情報と対応させて記憶可能であり、
    前記生体情報送信手段は、前記選択命令入力手段により前記連携処理の選択命令が入力された場合に、前記生体情報入力手段により入力された生体情報とともに、その生体情報と対応させて前記生体情報記憶手段に記憶されている前記アプリケーション情報を前記外部装置へ送信すること
    を特徴とする情報処理装置。
  9. 設定条件に従い処理を実行する情報処理装置であって、
    使用者の生体情報を入力するための生体情報入力手段と、
    前記設定条件として設定するための設定用情報を生体情報と対応させて記憶する生体情報記憶手段と、
    前記外部装置と連携して実行する連携処理の選択命令及び前記外部装置とは無関係に実行する非連携処理の選択命令を使用者から入力するための選択命令入力手段と、
    前記送信処理を禁止するか否かの情報及び前記連携処理の一部又は全部を禁止するか否かの情報が少なくとも含まれた設定用情報の登録命令を入力するための登録命令入力手段と、
    を備えた情報処理装置に搭載されるコンピュータを、
    前記生体情報入力手段により生体情報が入力された場合に、その入力された生体情報と対応させて前記生体情報記憶手段に記憶されている設定用情報を前記設定条件として設定する条件設定手段と、
    前記生体情報入力手段により入力された生体情報を外部装置へ送信するための送信処理を行う生体情報送信手段と、
    前記登録命令入力手段により設定用情報の登録命令が入力された場合に、その設定用情報を前記生体情報記憶手段に記憶させる記憶処理手段と、
    前記登録命令入力手段により入力された設定用情報が前記送信処理を禁止しかつ前記連携処理の一部又は全部を許可する内容の場合に、その入力内容が無効である旨を使用者に報知するための処理を行う無効報知手段として機能させ、
    前記生体情報送信手段は、前記選択命令入力手段により前記連携処理の選択命令が入力された場合に、前記生体情報入力手段により入力された生体情報を前記外部装置へ送信すること
    を特徴とするプログラム。
  10. 設定条件に従い処理を実行する情報処理装置であって、
    使用者の生体情報を入力するための生体情報入力手段と、
    前記設定条件として設定するための設定用情報を生体情報と対応させて記憶する生体情報記憶手段と、
    前記外部装置と連携して実行する連携処理の選択命令及び前記外部装置とは無関係に実行する非連携処理の選択命令を使用者から入力するための選択命令入力手段と、
    を備えた情報処理装置に搭載されるコンピュータを、
    前記生体情報入力手段により生体情報が入力された場合に、その入力された生体情報と対応させて前記生体情報記憶手段に記憶されている設定用情報を前記設定条件として設定する条件設定手段と、
    前記生体情報入力手段により入力された生体情報を外部装置へ送信するための送信処理を行う生体情報送信手段として機能させ、
    前記生体情報記憶手段は、前記連携処理を実行する場合に前記外部装置において使用させるべきアプリケーションについての情報であるアプリケーション情報を、前記設定用情報とともに生体情報と対応させて記憶可能であり、
    前記生体情報送信手段は、前記選択命令入力手段により前記連携処理の選択命令が入力された場合に、前記生体情報入力手段により入力された生体情報とともに、その生体情報と対応させて前記生体情報記憶手段に記憶されている前記アプリケーション情報を前記外部装置へ送信すること
    を特徴とするプログラム。
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