JP2002281277A - ネットワークシステム、データ取扱方法、電子機器、認証サーバ、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents
ネットワークシステム、データ取扱方法、電子機器、認証サーバ、プログラムおよび記憶媒体Info
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- JP2002281277A JP2002281277A JP2001078376A JP2001078376A JP2002281277A JP 2002281277 A JP2002281277 A JP 2002281277A JP 2001078376 A JP2001078376 A JP 2001078376A JP 2001078376 A JP2001078376 A JP 2001078376A JP 2002281277 A JP2002281277 A JP 2002281277A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 セキュリティを高めることができるネットワ
ークシステムを提供する。 【解決手段】 複数の機器が接続されるネットワークシ
ステムにおいて、ホストコンピュータやスキャナなどの
入力機器からのデジタルデータを入力し、ネットワーク
を介して、プリンタやビデオカメラなどの出力機器から
デジタルデータを出力する際、デジタルデータのヘッダ
に身体的特徴を示すデータを付加し、ネットワーク上の
出力機器に予め登録されている身体的特徴データと一致
した場合、出力を許可して出力可能にする。
ークシステムを提供する。 【解決手段】 複数の機器が接続されるネットワークシ
ステムにおいて、ホストコンピュータやスキャナなどの
入力機器からのデジタルデータを入力し、ネットワーク
を介して、プリンタやビデオカメラなどの出力機器から
デジタルデータを出力する際、デジタルデータのヘッダ
に身体的特徴を示すデータを付加し、ネットワーク上の
出力機器に予め登録されている身体的特徴データと一致
した場合、出力を許可して出力可能にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、原稿画像
をデジタル画像信号として処理する画像処理装置が接続
されたネットワークシステム、データ取扱方法、電子機
器、認証サーバ、プログラムおよび記憶媒体に関する。
をデジタル画像信号として処理する画像処理装置が接続
されたネットワークシステム、データ取扱方法、電子機
器、認証サーバ、プログラムおよび記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像の入出力を行うネットワーク
システムとして、図16に示すような構成が知られてい
る。図16は画像の入出力を行う従来のネットワークシ
ステムの構成を示す図である。
システムとして、図16に示すような構成が知られてい
る。図16は画像の入出力を行う従来のネットワークシ
ステムの構成を示す図である。
【0003】このネットワークシステムは、LAN13
06に接続され、デジタルデータを送信するホストコン
ピュータ1305、コピー機能、プリンタ機能、ファク
シミリ機能等の複合画像処理を実行可能な画像入出力処
理装置(マルチファンクションデジタル複写機)130
1、紙などの記録媒体に出力可能なプリンタ1302、
紙などに記録されている原稿画像を読み取るスキャナ1
303、画像データや処理プログラムなどを一時的ある
いは恒久的に記憶するイメージサーバ1304などから
構成される。
06に接続され、デジタルデータを送信するホストコン
ピュータ1305、コピー機能、プリンタ機能、ファク
シミリ機能等の複合画像処理を実行可能な画像入出力処
理装置(マルチファンクションデジタル複写機)130
1、紙などの記録媒体に出力可能なプリンタ1302、
紙などに記録されている原稿画像を読み取るスキャナ1
303、画像データや処理プログラムなどを一時的ある
いは恒久的に記憶するイメージサーバ1304などから
構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のネットワークシステムでは、以下に掲げる問題があ
り、その改善が要望されていた。すなわち、このネット
ワークシステムでは、ホストコンピュータ1305は、
ユーザ名およびパスワードの設定により、ホストコンピ
ュータ1305およびネットワーク(LAN)1306
内へのアクセスを規制している。これにより、不特定多
数に使用されるネットワーク1306内へのアクセスは
限定され、不正アクセスは防止される。
来のネットワークシステムでは、以下に掲げる問題があ
り、その改善が要望されていた。すなわち、このネット
ワークシステムでは、ホストコンピュータ1305は、
ユーザ名およびパスワードの設定により、ホストコンピ
ュータ1305およびネットワーク(LAN)1306
内へのアクセスを規制している。これにより、不特定多
数に使用されるネットワーク1306内へのアクセスは
限定され、不正アクセスは防止される。
【0005】しかし、一旦、アクセスに成功し、ホスト
コンピュータ1305およびネットワーク1306内に
アクセスすることができれば、その後は、ネットワーク
1306に接続されている他の機器に自由にアクセスで
きてしまい、十分なセキュリティを確保できなかった。
コンピュータ1305およびネットワーク1306内に
アクセスすることができれば、その後は、ネットワーク
1306に接続されている他の機器に自由にアクセスで
きてしまい、十分なセキュリティを確保できなかった。
【0006】そこで、本発明は、セキュリティを高める
ことができるネットワークシステム、データ取扱方法、
電子機器、認証サーバ、プログラムおよび記憶媒体を提
供することを目的とする。
ことができるネットワークシステム、データ取扱方法、
電子機器、認証サーバ、プログラムおよび記憶媒体を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のネットワークシステムは、デジタルデータ
を取り扱う複数の機器がネットワークに接続されたネッ
トワークシステムにおいて、前記デジタルデータに識別
コードを付加する識別コード付加手段と、該識別コード
が付加されたデジタルデータを送信する送信手段と、該
送信手段によって送信され、前記識別コードが付加され
たデジタルデータを受信する受信手段と、該受信したデ
ジタルデータに付加された識別コードを基に、前記デジ
タルデータの処理内容を決定する処理内容決定手段とを
備えたことを特徴とする。
に、本発明のネットワークシステムは、デジタルデータ
を取り扱う複数の機器がネットワークに接続されたネッ
トワークシステムにおいて、前記デジタルデータに識別
コードを付加する識別コード付加手段と、該識別コード
が付加されたデジタルデータを送信する送信手段と、該
送信手段によって送信され、前記識別コードが付加され
たデジタルデータを受信する受信手段と、該受信したデ
ジタルデータに付加された識別コードを基に、前記デジ
タルデータの処理内容を決定する処理内容決定手段とを
備えたことを特徴とする。
【0008】また、本発明のデータ取扱方法は、ネット
ワークに接続された複数の機器でデジタルデータを取り
扱うデータ取扱方法であって、前記デジタルデータに識
別コードを付加する工程と、該識別コードが付加された
デジタルデータを送信する工程と、識別コードが付加さ
れたデジタルデータを受信する工程と、該受信したデジ
タルデータに付加された識別コードを基に、前記デジタ
ルデータの処理内容を決定する工程とを有することを特
徴とする。
ワークに接続された複数の機器でデジタルデータを取り
扱うデータ取扱方法であって、前記デジタルデータに識
別コードを付加する工程と、該識別コードが付加された
デジタルデータを送信する工程と、識別コードが付加さ
れたデジタルデータを受信する工程と、該受信したデジ
タルデータに付加された識別コードを基に、前記デジタ
ルデータの処理内容を決定する工程とを有することを特
徴とする。
【0009】さらに、本発明の電子機器は、他の機器と
ともにネットワークに接続され、デジタルデータを処理
する電子機器において、前記デジタルデータに識別コー
ドを付加する識別コード付加手段と、該識別コードが付
加されたデジタルデータを送信する送信手段と、識別コ
ードが付加されたデジタルデータを受信する受信手段
と、該受信したデジタルデータに付加された識別コード
を基に、前記デジタルデータの処理内容を決定する処理
内容決定手段とを備えたことを特徴とする。
ともにネットワークに接続され、デジタルデータを処理
する電子機器において、前記デジタルデータに識別コー
ドを付加する識別コード付加手段と、該識別コードが付
加されたデジタルデータを送信する送信手段と、識別コ
ードが付加されたデジタルデータを受信する受信手段
と、該受信したデジタルデータに付加された識別コード
を基に、前記デジタルデータの処理内容を決定する処理
内容決定手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、本発明の認証サーバは、ネットワー
クに接続され、識別コードの認証を行う認証サーバであ
って、予め識別コードを登録しておく識別コード登録手
段と、前記ネットワークでデジタルデータに付加された
識別コードを受信する識別コード受信手段と、該受信し
た識別コードと前記登録された識別コードとの比較する
比較手段と、該比較の結果に応じて、前記ネットワーク
に接続された機器の使用を許可する許可手段とを備えた
ことを特徴とする。
クに接続され、識別コードの認証を行う認証サーバであ
って、予め識別コードを登録しておく識別コード登録手
段と、前記ネットワークでデジタルデータに付加された
識別コードを受信する識別コード受信手段と、該受信し
た識別コードと前記登録された識別コードとの比較する
比較手段と、該比較の結果に応じて、前記ネットワーク
に接続された機器の使用を許可する許可手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のネットワークシステム、
データ取扱方法、電子機器、認証サーバ、プログラムお
よび記憶媒体の実施の形態について図面を参照しながら
説明する。本実施形態のネットワークシステムでは、デ
ジタルデータ出力機器の一例であるマルチファンクショ
ン複写機が接続される場合を示す。
データ取扱方法、電子機器、認証サーバ、プログラムお
よび記憶媒体の実施の形態について図面を参照しながら
説明する。本実施形態のネットワークシステムでは、デ
ジタルデータ出力機器の一例であるマルチファンクショ
ン複写機が接続される場合を示す。
【0012】[第1の実施形態]図1は第1の実施形態
におけるカラーマルチファンクションデジタル複写機1
00の構成を示す側断面図である。マルチファンクショ
ンデジタル複写機(画像処理装置)100は、原稿画像
を読み取るイメージリーダ部101(画像入力部)と、
イメージリーダ部101で読み取った画像データを再現
するプリンタ部102(画像出力部)とに大きく分けら
れる。
におけるカラーマルチファンクションデジタル複写機1
00の構成を示す側断面図である。マルチファンクショ
ンデジタル複写機(画像処理装置)100は、原稿画像
を読み取るイメージリーダ部101(画像入力部)と、
イメージリーダ部101で読み取った画像データを再現
するプリンタ部102(画像出力部)とに大きく分けら
れる。
【0013】イメージリーダ部101は、400dpi
(dots/inch)の解像度で原稿を読み取り、デ
ジタル信号処理を行う部分である。プリンタ部102
は、イメージリーダ部101によって読み取られた原稿
画像に対応した画像を400dpiの解像度で指定用紙
にフルカラープリント出力を行う部分である。
(dots/inch)の解像度で原稿を読み取り、デ
ジタル信号処理を行う部分である。プリンタ部102
は、イメージリーダ部101によって読み取られた原稿
画像に対応した画像を400dpiの解像度で指定用紙
にフルカラープリント出力を行う部分である。
【0014】イメージリーダ部101において、原稿台
ガラス(以下、プラテンという)103上の原稿104
は、ランプ105によって照射されると、その反射光は
ミラー106,107,108に導かれ、レンズ109
によって集光された光を電気信号に変換する3ラインセ
ンサ(以下、CCDという)110上に像を結び、フル
カラー情報であるレッド(R)、グリーン(G),ブル
ー(B)成分として信号処理部111に送られる。ここ
で、ランプ105,ミラー106を固定しているキャリ
ッジは速度vで、ミラー107,108は速度1/2v
で、ラインセンサの電気的走査(主走査)方向に対して
垂直方向(副走査)に機械的に移動することによって、
原稿全面を走査する。
ガラス(以下、プラテンという)103上の原稿104
は、ランプ105によって照射されると、その反射光は
ミラー106,107,108に導かれ、レンズ109
によって集光された光を電気信号に変換する3ラインセ
ンサ(以下、CCDという)110上に像を結び、フル
カラー情報であるレッド(R)、グリーン(G),ブル
ー(B)成分として信号処理部111に送られる。ここ
で、ランプ105,ミラー106を固定しているキャリ
ッジは速度vで、ミラー107,108は速度1/2v
で、ラインセンサの電気的走査(主走査)方向に対して
垂直方向(副走査)に機械的に移動することによって、
原稿全面を走査する。
【0015】信号処理部111は、読み取られた画像信
号を電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),
イエロー(Y),ブラック(Bk)の各成分に分解し、
プリンタ部102に送る。また、イメージリーダ部10
1における1回の原稿走査につき、M、C、Y、Bkの
うちひとつの成分がプリンタ部102に送られ、計4回
の原稿走査によって、1回のプリントアウトが完成す
る。
号を電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),
イエロー(Y),ブラック(Bk)の各成分に分解し、
プリンタ部102に送る。また、イメージリーダ部10
1における1回の原稿走査につき、M、C、Y、Bkの
うちひとつの成分がプリンタ部102に送られ、計4回
の原稿走査によって、1回のプリントアウトが完成す
る。
【0016】イメージリーダ部101から送られてくる
M、C、Y、Bkの各画像信号は、レーザドライバ11
2に送られる。レーザドライバ112は、送られてきた
画像信号に応じ、半導体レーザ113を変調駆動する。
レーザ光は、ポリゴンミラー114,f−θレンズ11
5,ミラー116を介し、感光ドラム117上を走査す
る。118は回転現像器であり、マゼンタ現像部11
9、シアン現像部120、イエロー現像部121、ブラ
ック現像部122から構成され、4つの現像部が交互に
感光ドラム117に接し、感光ドラム117上に形成さ
れた潜像現像をトナーで現像する。123は転写ドラム
であり、用紙カセット124、125から供給される用
紙をこの転写ドラム123に巻き付け、感光ドラム上に
現像された像を用紙に転写する。
M、C、Y、Bkの各画像信号は、レーザドライバ11
2に送られる。レーザドライバ112は、送られてきた
画像信号に応じ、半導体レーザ113を変調駆動する。
レーザ光は、ポリゴンミラー114,f−θレンズ11
5,ミラー116を介し、感光ドラム117上を走査す
る。118は回転現像器であり、マゼンタ現像部11
9、シアン現像部120、イエロー現像部121、ブラ
ック現像部122から構成され、4つの現像部が交互に
感光ドラム117に接し、感光ドラム117上に形成さ
れた潜像現像をトナーで現像する。123は転写ドラム
であり、用紙カセット124、125から供給される用
紙をこの転写ドラム123に巻き付け、感光ドラム上に
現像された像を用紙に転写する。
【0017】このようにして、M、C、Y、Bkの4色
が順次転写された後、用紙は定着ユニット126を通過
し、トナーが用紙に定着された後に排紙される。
が順次転写された後、用紙は定着ユニット126を通過
し、トナーが用紙に定着された後に排紙される。
【0018】図2は信号処理部111の構成を示す図で
ある。図において、画像処理部201は、イメージリー
ダ部101からの信号に対して種々の画像処理を行う。
画像処理部201で種々の画像処理が施された画像信号
は、プリンタ部102に送られてプリント出力に供され
る。また、信号処理部111は、ファクシミリ部207
により、画像データやテキストデータなどの電子情報の
送受信を行う。
ある。図において、画像処理部201は、イメージリー
ダ部101からの信号に対して種々の画像処理を行う。
画像処理部201で種々の画像処理が施された画像信号
は、プリンタ部102に送られてプリント出力に供され
る。また、信号処理部111は、ファクシミリ部207
により、画像データやテキストデータなどの電子情報の
送受信を行う。
【0019】さらに、信号処理部111は、イメージリ
ーダ部101で読み込んだ画像データをLAN206経
由でホストコンピュータに転送したり、逆に、ホストコ
ンピュータ上でワープロなどにより作成された文書を取
り込み、画像処理部201で処理を施した後、プリンタ
部102によりプリント出力を行ったり、ファクシミリ
部207によりファクシミリ送信を行うことも可能であ
る。
ーダ部101で読み込んだ画像データをLAN206経
由でホストコンピュータに転送したり、逆に、ホストコ
ンピュータ上でワープロなどにより作成された文書を取
り込み、画像処理部201で処理を施した後、プリンタ
部102によりプリント出力を行ったり、ファクシミリ
部207によりファクシミリ送信を行うことも可能であ
る。
【0020】200は後述する指紋登録および認証を行
う指紋照合装置である。202はマルチファンクション
デジタル複写機100の制御を司るマイクロコンピユー
タ(以下、CPUという)である。203はCPU20
2によって実行されるプログラムを格納するROMであ
る。204は各種プログラムを記憶したり、あるいは各
処理部の係数を記憶するワークエリアとして用いられる
RAMである。205はこれらの処理の実行をオペレー
タが指示する際に使用される操作部である。
う指紋照合装置である。202はマルチファンクション
デジタル複写機100の制御を司るマイクロコンピユー
タ(以下、CPUという)である。203はCPU20
2によって実行されるプログラムを格納するROMであ
る。204は各種プログラムを記憶したり、あるいは各
処理部の係数を記憶するワークエリアとして用いられる
RAMである。205はこれらの処理の実行をオペレー
タが指示する際に使用される操作部である。
【0021】[指紋照合装置]図3は指紋照合装置20
0の電気的構成を示すブロック図である。指紋照合装置
200では、バス315を介して各部が接続されてい
る。図において、301はCPUである。302はRO
Mであり、後述する指紋登録、認証などを行うCPU3
01によって実行される動作プログラムを格納する。3
03はRAMであり、後述する指紋データを記憶する。
尚、指紋照合装置200内のCPU301、ROM30
2、RAM303を設ける代わりに、図2で示した信号
処理部111内のCPU202、ROM203、RAM
204で代用する構成であってもよい。
0の電気的構成を示すブロック図である。指紋照合装置
200では、バス315を介して各部が接続されてい
る。図において、301はCPUである。302はRO
Mであり、後述する指紋登録、認証などを行うCPU3
01によって実行される動作プログラムを格納する。3
03はRAMであり、後述する指紋データを記憶する。
尚、指紋照合装置200内のCPU301、ROM30
2、RAM303を設ける代わりに、図2で示した信号
処理部111内のCPU202、ROM203、RAM
204で代用する構成であってもよい。
【0022】セレクタ部304は、指紋を読み込む際、
イメージリーダ部101で読み取るのか、指紋読取装置
305で読み取るのかを選択するものである。指紋読取
装置305は、特に指紋を読取るために用意された装置
であり、小型軽量であることを特徴とする。この指紋読
取装置305では、指紋の読み取りを行う際に指紋を当
てる読み取り面が小さく、一度に1〜3本程度の指が置
ける程度の大きさになっている。
イメージリーダ部101で読み取るのか、指紋読取装置
305で読み取るのかを選択するものである。指紋読取
装置305は、特に指紋を読取るために用意された装置
であり、小型軽量であることを特徴とする。この指紋読
取装置305では、指紋の読み取りを行う際に指紋を当
てる読み取り面が小さく、一度に1〜3本程度の指が置
ける程度の大きさになっている。
【0023】306は特徴点抽出部であり、読み取った
指紋からその指紋特有の特徴点を抽出する。307は指
紋登録処理部であり、特徴点抽出部306によって抽出
された特徴点データから後述する指紋データパケットを
作成し、RAM303などに登録する。308は指紋検
索照合処理部であり、予め登録されている指紋データパ
ケットを検索し、読み取られた指紋との照合を行う。
指紋からその指紋特有の特徴点を抽出する。307は指
紋登録処理部であり、特徴点抽出部306によって抽出
された特徴点データから後述する指紋データパケットを
作成し、RAM303などに登録する。308は指紋検
索照合処理部であり、予め登録されている指紋データパ
ケットを検索し、読み取られた指紋との照合を行う。
【0024】制御信号送出部309は、この指紋照合装
置200による指紋照合の結果、読み取った指紋データ
がRAM303に記憶されている指紋データパケットの
中の1つと一致した場合、その旨の信号を信号処理部1
11の各部に送出する。
置200による指紋照合の結果、読み取った指紋データ
がRAM303に記憶されている指紋データパケットの
中の1つと一致した場合、その旨の信号を信号処理部1
11の各部に送出する。
【0025】電源部310は、上記各部に必要な電源を
供給するものである。尚、電源部310を指紋照合装置
200内に設ける代わりに、マルチファンクションデジ
タル複写機100の電源部を共用させても構わない。
供給するものである。尚、電源部310を指紋照合装置
200内に設ける代わりに、マルチファンクションデジ
タル複写機100の電源部を共用させても構わない。
【0026】311は表示装置であり、操作部205に
備わる表示部(図示せず)以外に指紋照合装置200固
有の表示を必要とする場合に使用されるものである。
尚、操作部205に備わる表示部(図示せず)と共有さ
せても構わない。312は伝送制御部であり、LAN2
06に接続された記憶装置、ホストコンピュータ、サー
バなどに指紋データパケットなどを転送する際のインタ
ーフェースとして利用される。
備わる表示部(図示せず)以外に指紋照合装置200固
有の表示を必要とする場合に使用されるものである。
尚、操作部205に備わる表示部(図示せず)と共有さ
せても構わない。312は伝送制御部であり、LAN2
06に接続された記憶装置、ホストコンピュータ、サー
バなどに指紋データパケットなどを転送する際のインタ
ーフェースとして利用される。
【0027】また、ネットワークなどを利用する代わり
に、大量の指紋データパケットをマルチファンクション
デジタル複写機100内で扱ったり、ワーク領域を広げ
たりする際に使用する外部記憶装置313がバス315
に接続されている。
に、大量の指紋データパケットをマルチファンクション
デジタル複写機100内で扱ったり、ワーク領域を広げ
たりする際に使用する外部記憶装置313がバス315
に接続されている。
【0028】[指紋データパケット]図4は指紋照合装
置200で扱う指紋データパケットの構成を示す図であ
る。図において、指紋データパケット400は、特徴点
部401および指紋イメージ部402を含む。特徴点部
401は、後述する特徴点を格納し、指紋イメージ部4
02は、指紋画像のイメージデータを格納する。尚、指
紋イメージ部402は、指紋画像のイメージデータを圧
縮して格納してもよいし、圧縮せずに格納してもよい。
また、指紋データパケット400は、指紋イメージ部4
02を持たずに、特徴点部401だけから構成されても
よい。
置200で扱う指紋データパケットの構成を示す図であ
る。図において、指紋データパケット400は、特徴点
部401および指紋イメージ部402を含む。特徴点部
401は、後述する特徴点を格納し、指紋イメージ部4
02は、指紋画像のイメージデータを格納する。尚、指
紋イメージ部402は、指紋画像のイメージデータを圧
縮して格納してもよいし、圧縮せずに格納してもよい。
また、指紋データパケット400は、指紋イメージ部4
02を持たずに、特徴点部401だけから構成されても
よい。
【0029】[イメージリーダ部による指紋画像の読取
り方法]つぎに、イメージリーダ部101における指紋
画像の読み取り方法を示す。図5は指紋認証が行われる
指紋を有する左手501および右手502が原稿台ガラ
ス103上に置かれている状態を示す図である。図中、
503、504、505はそれぞれ読み取りが行われる
走査線を示す。尚、両手を置いて指紋認証を行うことに
限定されるものではなく、右手のみ、もしくは左手のみ
でも構わない。また、手のひらを置くのではなく、4本
の指を置くことでもよいし、1本の指を置くことでもよ
い。さらには、左手の1本の指と、右手の1本の指とい
う組み合わせでもよい。
り方法]つぎに、イメージリーダ部101における指紋
画像の読み取り方法を示す。図5は指紋認証が行われる
指紋を有する左手501および右手502が原稿台ガラ
ス103上に置かれている状態を示す図である。図中、
503、504、505はそれぞれ読み取りが行われる
走査線を示す。尚、両手を置いて指紋認証を行うことに
限定されるものではなく、右手のみ、もしくは左手のみ
でも構わない。また、手のひらを置くのではなく、4本
の指を置くことでもよいし、1本の指を置くことでもよ
い。さらには、左手の1本の指と、右手の1本の指とい
う組み合わせでもよい。
【0030】ここでは、左手501および右手502の
両方の手が置かれた様子を示したが、読み取りの一例と
して、左手501の指紋画像の読み取りを、イメージリ
ーダ部101から入力されるカラー画像信号を用いて行
う場合の具体的な手順を示す。
両方の手が置かれた様子を示したが、読み取りの一例と
して、左手501の指紋画像の読み取りを、イメージリ
ーダ部101から入力されるカラー画像信号を用いて行
う場合の具体的な手順を示す。
【0031】イメージリーダ部101は、原稿台ガラス
103上の両手をカラーのCCDセンサによって走査
し、画素毎のカラーデジタル信号(R、G、B)として
読み取る。読み取られたRGB信号は、原稿台ガラス1
03上の位置に応じて、すなわち両手の置かれている領
域、置かれていない領域によって、その連続性が異なる
特徴を持っている。各領域において、CCDセンサが読
み取る信号値(R,G,B)のうち、G信号の信号値
を、CCDセンサユニットの送り方向(副走査方向)に
対してプロットした場合を示す。図6はCCDセンサユ
ニットの送り方向に対するG信号の信号値を示すグラフ
である。
103上の両手をカラーのCCDセンサによって走査
し、画素毎のカラーデジタル信号(R、G、B)として
読み取る。読み取られたRGB信号は、原稿台ガラス1
03上の位置に応じて、すなわち両手の置かれている領
域、置かれていない領域によって、その連続性が異なる
特徴を持っている。各領域において、CCDセンサが読
み取る信号値(R,G,B)のうち、G信号の信号値
を、CCDセンサユニットの送り方向(副走査方向)に
対してプロットした場合を示す。図6はCCDセンサユ
ニットの送り方向に対するG信号の信号値を示すグラフ
である。
【0032】同図(A)、(B)、(C)に示すグラフ
は、それぞれ図5の走査線503、504、505上
で、CCDセンサが読み取る信号値(R,G,B)のう
ちのG信号の連続性を表しており、その横軸はCCDセ
ンサユニットの送り方向の画素位置、縦軸は読み取り信
号値を示す。
は、それぞれ図5の走査線503、504、505上
で、CCDセンサが読み取る信号値(R,G,B)のう
ちのG信号の連続性を表しており、その横軸はCCDセ
ンサユニットの送り方向の画素位置、縦軸は読み取り信
号値を示す。
【0033】各領域毎の特徴を説明すると、走査線50
3では、左手501の人さし指、中指、薬指、小指が走
査位置にあるので、読み取られる画像信号は、画素位置
506、507の間で読み取り値が比較的急激に変化す
るような特性を有する。
3では、左手501の人さし指、中指、薬指、小指が走
査位置にあるので、読み取られる画像信号は、画素位置
506、507の間で読み取り値が比較的急激に変化す
るような特性を有する。
【0034】走査線504では、左手501の親指と手
のひらが走査位置にあるので、読み取られる画像信号
は、画素位置508、509の間で急激に変化するが、
画素位置510、511の間でおだやかであり、近距離
の画素値の差分が小さな値となる特性を有する。
のひらが走査位置にあるので、読み取られる画像信号
は、画素位置508、509の間で急激に変化するが、
画素位置510、511の間でおだやかであり、近距離
の画素値の差分が小さな値となる特性を有する。
【0035】走査線505では、左手501の手のひら
から手首にかけての部分が走査位置にあるので、読み取
られる画像信号は、画素位置512、513の間でおだ
やかであり、画素位置510、511と同様、一定の中
間レベルの信号が続くことになり、近距離の画素値の差
分が小さな値となる特性を有する。
から手首にかけての部分が走査位置にあるので、読み取
られる画像信号は、画素位置512、513の間でおだ
やかであり、画素位置510、511と同様、一定の中
間レベルの信号が続くことになり、近距離の画素値の差
分が小さな値となる特性を有する。
【0036】このような判定方法を用いて、手の置かれ
ている領域、置かれていない領域を判定し、指紋のある
指先位置、すなわち、走査線503の画素位置506、
507、走査線504の画素位置508、509の間
で、急激に画像信号の信号値が変化する箇所から指紋画
像を抽出することにより、指紋画像が得られる。
ている領域、置かれていない領域を判定し、指紋のある
指先位置、すなわち、走査線503の画素位置506、
507、走査線504の画素位置508、509の間
で、急激に画像信号の信号値が変化する箇所から指紋画
像を抽出することにより、指紋画像が得られる。
【0037】この信号値の挙動を見るために、注目画素
近傍での画像データの変化量あるいは変化量の一定区間
内の積算値、周辺画素の輝度値、一定区間内の画像デー
タの白から黒への変化の回数など、周知の特徴抽出手法
を用い、それに基づいて判定を行うことが可能である。
近傍での画像データの変化量あるいは変化量の一定区間
内の積算値、周辺画素の輝度値、一定区間内の画像デー
タの白から黒への変化の回数など、周知の特徴抽出手法
を用い、それに基づいて判定を行うことが可能である。
【0038】このような処理を行うことで、左手501
の場合、前述したように、信号値が急激に変化する箇所
から指紋画像を抽出し、親指、人差し指、中指、薬指、
小指の合計5つの指紋を一括して読み取ることができ
る。
の場合、前述したように、信号値が急激に変化する箇所
から指紋画像を抽出し、親指、人差し指、中指、薬指、
小指の合計5つの指紋を一括して読み取ることができ
る。
【0039】尚、左手501の抽出に関して示したが、
右手502も同様にして抽出を行えばよく、図5に示し
たように、両手が原稿台ガラス103上に置かれている
場合、左手501、右手502の合計10本の指から1
0個の指紋を一括で読み取ることが可能である。
右手502も同様にして抽出を行えばよく、図5に示し
たように、両手が原稿台ガラス103上に置かれている
場合、左手501、右手502の合計10本の指から1
0個の指紋を一括で読み取ることが可能である。
【0040】さらに、1人の両手だけでなく、原稿台ガ
ラス103上のスキャン可能なエリア内に置かれた複数
人の手または指を、イメージリーダ部101が読み込む
ことにより、さらに多くの指紋を一括して読み取ること
が可能である。
ラス103上のスキャン可能なエリア内に置かれた複数
人の手または指を、イメージリーダ部101が読み込む
ことにより、さらに多くの指紋を一括して読み取ること
が可能である。
【0041】[イメージリーダ部による指紋の特徴点の
抽出方法]図7は図5および図6に示した指紋画像の読
み取り方法で抽出された指紋画像から特徴点処理部30
6により指紋中の特徴点を抽出する方法を示す図であ
る。図において、601はイメージリーダ部101によ
って読み取られた指紋画像(イメージ)である。この指
紋画像のイメージから指紋の特徴点を抽出する。尚、特
徴点を抽出する際、抽出し易くするために、フィルタリ
ングによる細線化処理や、閾値を用いた2値化などの処
理を行ってもよい。また、602は指紋中の隆線が枝分
かれする分岐点の位置を示す。603は隆線が終わる位
置である端点を示す。
抽出方法]図7は図5および図6に示した指紋画像の読
み取り方法で抽出された指紋画像から特徴点処理部30
6により指紋中の特徴点を抽出する方法を示す図であ
る。図において、601はイメージリーダ部101によ
って読み取られた指紋画像(イメージ)である。この指
紋画像のイメージから指紋の特徴点を抽出する。尚、特
徴点を抽出する際、抽出し易くするために、フィルタリ
ングによる細線化処理や、閾値を用いた2値化などの処
理を行ってもよい。また、602は指紋中の隆線が枝分
かれする分岐点の位置を示す。603は隆線が終わる位
置である端点を示す。
【0042】この特徴点の位置やその数が個人毎に異な
るという特徴があることを利用して個人を認識するため
に、これらの特徴点を抽出し、抽出したデータを指紋画
像のイメージと共に、指紋登録処理部307において指
紋データパケット400として生成する。また、抽出し
たデータだけを指紋登録処理部307において指紋デー
タパケット400として生成してもよい。さらに、イメ
ージリーダ部101が複数の指紋を一括して読み取る場
合、その読み取った指紋の数だけ指紋データパケット4
00として生成してもよい。いずれにしても、生成され
た指紋データパケット400はRAM303および外部
記憶装置313に記憶かつ登録される。また、伝送制御
部312によって、生成された指紋データパケット40
0は、LAN206に接続されている他の記憶装置、ホ
ストコンピュータなどに送信される。
るという特徴があることを利用して個人を認識するため
に、これらの特徴点を抽出し、抽出したデータを指紋画
像のイメージと共に、指紋登録処理部307において指
紋データパケット400として生成する。また、抽出し
たデータだけを指紋登録処理部307において指紋デー
タパケット400として生成してもよい。さらに、イメ
ージリーダ部101が複数の指紋を一括して読み取る場
合、その読み取った指紋の数だけ指紋データパケット4
00として生成してもよい。いずれにしても、生成され
た指紋データパケット400はRAM303および外部
記憶装置313に記憶かつ登録される。また、伝送制御
部312によって、生成された指紋データパケット40
0は、LAN206に接続されている他の記憶装置、ホ
ストコンピュータなどに送信される。
【0043】[指紋読取装置による指紋の特徴点の抽出
方法]指紋読取装置305は、特に指紋を読み取るため
に設置されたものであるので、図5および図6に示した
イメージリーダ部101のように、指紋のある箇所を探
さなくても、読み取り面に指紋が直接置かれるので、特
徴点を抽出する際、図5および図6に示した処理は必要
なく、図7の処理を行うだけでよい。
方法]指紋読取装置305は、特に指紋を読み取るため
に設置されたものであるので、図5および図6に示した
イメージリーダ部101のように、指紋のある箇所を探
さなくても、読み取り面に指紋が直接置かれるので、特
徴点を抽出する際、図5および図6に示した処理は必要
なく、図7の処理を行うだけでよい。
【0044】抽出されたデータを指紋画像のイメージと
共に、指紋登録処理部307において指紋データパケッ
ト400として生成してもよいし、抽出されたデータだ
けを指紋登録処理部307において指紋データパケット
400として生成してもよい。いずれにしても、生成さ
れた指紋データパケットは、RAM303および外部記
憶装置313に記憶かつ登録される。また、伝送制御部
312によって、生成された指紋データパケット400
は、LAN206に接続されている他の記憶装置、ホス
トコンピュータなどに送信される。
共に、指紋登録処理部307において指紋データパケッ
ト400として生成してもよいし、抽出されたデータだ
けを指紋登録処理部307において指紋データパケット
400として生成してもよい。いずれにしても、生成さ
れた指紋データパケットは、RAM303および外部記
憶装置313に記憶かつ登録される。また、伝送制御部
312によって、生成された指紋データパケット400
は、LAN206に接続されている他の記憶装置、ホス
トコンピュータなどに送信される。
【0045】[指紋照合装置の登録処理動作処理]図8
および図9は指紋照合装置200の登録動作処理手順を
示すフローチャートである。この処理プログラムは、R
OM302に格納されており、CPU301によって実
行される。図8および図9に示す処理では、指紋照合装
置200に予めシステム管理者の指紋データパケット4
00が登録されている。マルチファンクションデジタル
複写機100では、ある者(使用者)がその指紋のデー
タ登録を行う際、必ずシステム管理者が自己の指紋照合
を行い、システム管理者であることが確認された場合、
使用者などの指紋のデータ登録が行えるようになってい
る。
および図9は指紋照合装置200の登録動作処理手順を
示すフローチャートである。この処理プログラムは、R
OM302に格納されており、CPU301によって実
行される。図8および図9に示す処理では、指紋照合装
置200に予めシステム管理者の指紋データパケット4
00が登録されている。マルチファンクションデジタル
複写機100では、ある者(使用者)がその指紋のデー
タ登録を行う際、必ずシステム管理者が自己の指紋照合
を行い、システム管理者であることが確認された場合、
使用者などの指紋のデータ登録が行えるようになってい
る。
【0046】まず、システム管理者がイメージリーダ部
101あるいは指紋読取装置305に所定の手または指
を置くと、例えば、指紋読取装置305に置かれた場
合、CPU301は、指が置かれたことを検知し(ステ
ップS1)、一方、イメージリーダ部101の場合、操
作部205上の所定の登録動作を開始するキーを押すこ
とで指が置かれたことを検知し(ステップS1)、各々
読み取り動作に入って指紋のデータを読み取る(ステッ
プS2)。
101あるいは指紋読取装置305に所定の手または指
を置くと、例えば、指紋読取装置305に置かれた場
合、CPU301は、指が置かれたことを検知し(ステ
ップS1)、一方、イメージリーダ部101の場合、操
作部205上の所定の登録動作を開始するキーを押すこ
とで指が置かれたことを検知し(ステップS1)、各々
読み取り動作に入って指紋のデータを読み取る(ステッ
プS2)。
【0047】CPU301は、図5、図6、図7に示し
た方法にしたがって、指紋の特徴点を特徴点抽出部30
6により抽出する(ステップS3)。そして、抽出した
特徴点を用い、指紋検索照合処理部308により、RA
M303、外部記憶装置313、あるいは伝送制御部3
12を介してLAN206上の機器に接続されている記
憶装置などに、予め登録されている指紋データパケット
400を検索し(ステップS4)、検索した指紋データ
パケット400と読み取られた指紋との照合を行う(ス
テップS5)。
た方法にしたがって、指紋の特徴点を特徴点抽出部30
6により抽出する(ステップS3)。そして、抽出した
特徴点を用い、指紋検索照合処理部308により、RA
M303、外部記憶装置313、あるいは伝送制御部3
12を介してLAN206上の機器に接続されている記
憶装置などに、予め登録されている指紋データパケット
400を検索し(ステップS4)、検索した指紋データ
パケット400と読み取られた指紋との照合を行う(ス
テップS5)。
【0048】照合の結果、読み取られた指紋と予め登録
された指紋とが一致するか否かを判定し(ステップS
6)、一致しない場合、照合不可のメッセージを表示装
置311に表示し(ステップS7)、ステップS1の処
理に戻る。一方、一致する場合、登録者モードであるか
否かを判別する(ステップS8)。ここで、登録者モー
ドとは、使用者などが登録を行うモードである。一方、
ステップS8で登録者モードでない場合、登録者モード
ではない旨のメッセージを表示装置311に表示し(ス
テップS9)、一方、登録者モードである場合、登録モ
ードに移行する(ステップS10)。
された指紋とが一致するか否かを判定し(ステップS
6)、一致しない場合、照合不可のメッセージを表示装
置311に表示し(ステップS7)、ステップS1の処
理に戻る。一方、一致する場合、登録者モードであるか
否かを判別する(ステップS8)。ここで、登録者モー
ドとは、使用者などが登録を行うモードである。一方、
ステップS8で登録者モードでない場合、登録者モード
ではない旨のメッセージを表示装置311に表示し(ス
テップS9)、一方、登録者モードである場合、登録モ
ードに移行する(ステップS10)。
【0049】登録モードでは、使用者などが、管理者の
照合と同様、イメージリーダ部101もしくは指紋読取
装置305に手または指を置く。そして、指紋読取装置
305に置かれた場合、CPU301は指が置かれたこ
とを検知し(ステップS11)、イメージリーダ部10
1に置かれた場合、操作部205上の所定の登録動作を
開始するキーを押すことで指が置かれたことを検知し
(ステップS11)、各々読み取り動作に入って指紋の
データを読み取る(ステップS12)。
照合と同様、イメージリーダ部101もしくは指紋読取
装置305に手または指を置く。そして、指紋読取装置
305に置かれた場合、CPU301は指が置かれたこ
とを検知し(ステップS11)、イメージリーダ部10
1に置かれた場合、操作部205上の所定の登録動作を
開始するキーを押すことで指が置かれたことを検知し
(ステップS11)、各々読み取り動作に入って指紋の
データを読み取る(ステップS12)。
【0050】CPU301は、読み取った指紋のデータ
を基に、特徴点抽出部306によって指紋の特徴点を抽
出し(ステップS13)、指紋登録処理部307によっ
て抽出した特徴点から指紋データパケット400を作成
するために、指紋データパケット400の特徴点部40
1に特徴点のデータを付加する(ステップS14)。ま
た、必要に応じて指紋画像データを指紋イメージ部40
2に格納する。
を基に、特徴点抽出部306によって指紋の特徴点を抽
出し(ステップS13)、指紋登録処理部307によっ
て抽出した特徴点から指紋データパケット400を作成
するために、指紋データパケット400の特徴点部40
1に特徴点のデータを付加する(ステップS14)。ま
た、必要に応じて指紋画像データを指紋イメージ部40
2に格納する。
【0051】さらに、CPU301は、指紋データパケ
ット400をRAM303、外部記憶装置313、ある
いは伝送制御部312を介してLAN206上に接続さ
れた記憶装置などに転送し(ステップS15)、指紋デ
ータパケット400を格納する(ステップS16)。こ
の後、処理を終了する。
ット400をRAM303、外部記憶装置313、ある
いは伝送制御部312を介してLAN206上に接続さ
れた記憶装置などに転送し(ステップS15)、指紋デ
ータパケット400を格納する(ステップS16)。こ
の後、処理を終了する。
【0052】[指紋照合装置の指紋照合動作処理]図1
0は指紋照合装置200の指紋照合動作処理手順を示す
フローチャートである。この処理プログラムは、ROM
302に格納されており、CPU301によって実行さ
れる。
0は指紋照合装置200の指紋照合動作処理手順を示す
フローチャートである。この処理プログラムは、ROM
302に格納されており、CPU301によって実行さ
れる。
【0053】指紋照合を行う者が認証を受けるために、
イメージリーダ部101あるいは指紋読取装置305に
所定の手または指を置き、例えば、指紋読取装置305
に置かれた場合、CPU301は、指が置かれたことを
検知し(ステップS21)、イメージリーダ部101の
場合、操作部205上の所定の登録動作を開始するキー
を押すことで指が置かれたことを検知し(ステップS2
1)、各々読取り動作に入って指紋のデータを読み取る
(ステップS22)。
イメージリーダ部101あるいは指紋読取装置305に
所定の手または指を置き、例えば、指紋読取装置305
に置かれた場合、CPU301は、指が置かれたことを
検知し(ステップS21)、イメージリーダ部101の
場合、操作部205上の所定の登録動作を開始するキー
を押すことで指が置かれたことを検知し(ステップS2
1)、各々読取り動作に入って指紋のデータを読み取る
(ステップS22)。
【0054】CPU301は、読み取った指紋のデータ
を基に、指紋の特徴点を抽出し(ステップS23)、R
AM303、外部記憶装置313、あるいは伝送制御部
312を介してLAN206上に接続された記憶装置か
ら、特徴点の一致する特徴点部401を有する指紋デー
タパケット400を読み出す(ステップS24)。
を基に、指紋の特徴点を抽出し(ステップS23)、R
AM303、外部記憶装置313、あるいは伝送制御部
312を介してLAN206上に接続された記憶装置か
ら、特徴点の一致する特徴点部401を有する指紋デー
タパケット400を読み出す(ステップS24)。
【0055】指紋イメージ部402に指紋イメージが格
納されている場合、読み取られた指紋イメージデータと
の照合を行う(ステップS25)。このとき、イメージ
リーダ部101において認証を行うために、複数の指紋
を読み取る場合、この読み取られた複数の指紋に関する
特徴点に一致する指紋データパケット400を検索して
照合を行う。
納されている場合、読み取られた指紋イメージデータと
の照合を行う(ステップS25)。このとき、イメージ
リーダ部101において認証を行うために、複数の指紋
を読み取る場合、この読み取られた複数の指紋に関する
特徴点に一致する指紋データパケット400を検索して
照合を行う。
【0056】これらの照合の結果、指紋が一致するか否
かを判定し(ステップS26)、指紋が一致しない場
合、照合不可の旨のメッセージを表示装置311に表示
する(ステップS27)。一方、指紋が一致する場合、
本人確認後の処理を行う(ステップS28)。すなわ
ち、制御信号送出部309から、その旨の信号を信号処
理部111の各部に送出する。
かを判定し(ステップS26)、指紋が一致しない場
合、照合不可の旨のメッセージを表示装置311に表示
する(ステップS27)。一方、指紋が一致する場合、
本人確認後の処理を行う(ステップS28)。すなわ
ち、制御信号送出部309から、その旨の信号を信号処
理部111の各部に送出する。
【0057】[ネットワークシステムの構成]図11は
画像の送受信を行うマルチファンクション複写機(MF
P)100がLAN206に接続されたネットワークシ
ステムの構成を示す図である。MFP100が接続され
たLAN206には、この他、テキストや静止画像など
をプリントアウトを行うプリンタ901、静止画像や動
画画像などを出力する、例えばデジタルビデオカメラな
どに相当するビデオ出力装置902、原稿などをスキャ
ンするスキャナ903、および静止画像や動画画像など
の画像を入力したり撮像するデジタルカメラ904が接
続されている。
画像の送受信を行うマルチファンクション複写機(MF
P)100がLAN206に接続されたネットワークシ
ステムの構成を示す図である。MFP100が接続され
たLAN206には、この他、テキストや静止画像など
をプリントアウトを行うプリンタ901、静止画像や動
画画像などを出力する、例えばデジタルビデオカメラな
どに相当するビデオ出力装置902、原稿などをスキャ
ンするスキャナ903、および静止画像や動画画像など
の画像を入力したり撮像するデジタルカメラ904が接
続されている。
【0058】さらに、LAN206には、図3に示した
指紋照合装置200の指紋読取装置305と同様の構成
を有し、ネットワークLAN206上に独立した状態で
存在する指紋読取ユニット905、LAN206上の画
像などのデジタルデータを保存・記憶するイメージサー
バ906、LAN206上の各種装置を制御したり、デ
ジタルデータの加工などを行うホストコンピュータ90
7が接続されている。
指紋照合装置200の指紋読取装置305と同様の構成
を有し、ネットワークLAN206上に独立した状態で
存在する指紋読取ユニット905、LAN206上の画
像などのデジタルデータを保存・記憶するイメージサー
バ906、LAN206上の各種装置を制御したり、デ
ジタルデータの加工などを行うホストコンピュータ90
7が接続されている。
【0059】また、LAN206に接続された各機器
(デジタルカメラ904を除く)には、それぞれ図3に
示した指紋照合装置200に相当する指紋の登録および
照合を行う装置が接続されており、指紋の認証を行うこ
とが可能である。
(デジタルカメラ904を除く)には、それぞれ図3に
示した指紋照合装置200に相当する指紋の登録および
照合を行う装置が接続されており、指紋の認証を行うこ
とが可能である。
【0060】尚、LAN206に接続される機器は、こ
れらに限定されるものではなく、図11は接続機器の一
例を示しているにすぎない。
れらに限定されるものではなく、図11は接続機器の一
例を示しているにすぎない。
【0061】[ネットワークシステムにおけるデジタル
データの送信動作]MFP100のイメージリーダ部1
01によって入力された原稿画像を、LAN206上の
プリンタ901から出力する場合を示す。MFP100
の操作部205における操作指示にしたがって、MFP
100のイメージリーダ部101で原稿を読み取り、L
AN206上のプリンタ901から出力する旨を入力す
る。
データの送信動作]MFP100のイメージリーダ部1
01によって入力された原稿画像を、LAN206上の
プリンタ901から出力する場合を示す。MFP100
の操作部205における操作指示にしたがって、MFP
100のイメージリーダ部101で原稿を読み取り、L
AN206上のプリンタ901から出力する旨を入力す
る。
【0062】この際、操作部205の、操作内容を示す
液晶モニタなどの表示部(図示せず)には、図12に示
す画面が表示される。図12は操作部205の表示部に
表示されるLAN206上の各種機器のダイアログ画面
を示す図である。
液晶モニタなどの表示部(図示せず)には、図12に示
す画面が表示される。図12は操作部205の表示部に
表示されるLAN206上の各種機器のダイアログ画面
を示す図である。
【0063】使用者は、この中からイメージリーダ部1
01で読み取った画像データを出力する出力機器を選択
する。画面上の領域1001は、LAN206のネット
ワークセグメントを選択する部分である。領域1002
は、指定されたネットワークセグメント上に存在する各
種機器の一覧を示し、ここでは、特にプリンタを表示し
ている。領域1003は、選択されたプリンタをハイラ
イトで表示する部分である。1004、1005は、そ
れぞれ設定をキャンセルするキャンセルボタン、設定を
確定する選択ボタンである。尚、ここでは、LAN20
6に接続されたプリンタ901が選択された場合を示
す。
01で読み取った画像データを出力する出力機器を選択
する。画面上の領域1001は、LAN206のネット
ワークセグメントを選択する部分である。領域1002
は、指定されたネットワークセグメント上に存在する各
種機器の一覧を示し、ここでは、特にプリンタを表示し
ている。領域1003は、選択されたプリンタをハイラ
イトで表示する部分である。1004、1005は、そ
れぞれ設定をキャンセルするキャンセルボタン、設定を
確定する選択ボタンである。尚、ここでは、LAN20
6に接続されたプリンタ901が選択された場合を示
す。
【0064】出力先を決定すると、イメージリーダ部1
01で原稿を読み取り、LAN206を介してプリンタ
901へ読取画像を送信し、かつ出力を実行させる。イ
メージリーダ部101によって、原稿画像が読み取られ
ると、入力画像データに対し、必要に応じて所定の圧縮
が行われる。入力画像データの大きさが小さい場合、圧
縮は不要であるが、大きい場合、ネットワークへの負
荷、転送効率の問題から圧縮を行うことが好ましい。圧
縮は信号処理部111内で行われる。圧縮方法として
は、例えばJPEGなどの汎用圧縮方法による圧縮でも
よく、特に限定されることなく、LAN206上で使用
可能な圧縮方法であればよい。
01で原稿を読み取り、LAN206を介してプリンタ
901へ読取画像を送信し、かつ出力を実行させる。イ
メージリーダ部101によって、原稿画像が読み取られ
ると、入力画像データに対し、必要に応じて所定の圧縮
が行われる。入力画像データの大きさが小さい場合、圧
縮は不要であるが、大きい場合、ネットワークへの負
荷、転送効率の問題から圧縮を行うことが好ましい。圧
縮は信号処理部111内で行われる。圧縮方法として
は、例えばJPEGなどの汎用圧縮方法による圧縮でも
よく、特に限定されることなく、LAN206上で使用
可能な圧縮方法であればよい。
【0065】この後、圧縮、非圧縮に関わらず、画像デ
ータの送信準備が完了すると、操作部205上の液晶モ
ニタなどの表示部に、図13に示す画面が表示される。
図13は操作部205の表示部に表示される指紋読み取
り指示画面を示す図である。
ータの送信準備が完了すると、操作部205上の液晶モ
ニタなどの表示部に、図13に示す画面が表示される。
図13は操作部205の表示部に表示される指紋読み取
り指示画面を示す図である。
【0066】ここで、図3に示すイメージリーダ部10
1あるいは指紋読取装置305を使って、図8および図
9に示した指紋の登録処理を行い、その指紋データを指
紋データパケット400として画像データに付加してL
AN206に送信する。尚、MFP100のスイッチ立
ち上げ時や操作を行う際、指紋認証を行い、MFP10
0の使用を許可したり、操作の許可を行うようなMFP
100である場合、その立ち上げ時や操作を行う際に認
証を行った指紋データ、すなわち指紋データパケット4
00を付加することで、図13の画面表示を省略し、自
動的に指紋データパケット400を付加する構成として
もよい。
1あるいは指紋読取装置305を使って、図8および図
9に示した指紋の登録処理を行い、その指紋データを指
紋データパケット400として画像データに付加してL
AN206に送信する。尚、MFP100のスイッチ立
ち上げ時や操作を行う際、指紋認証を行い、MFP10
0の使用を許可したり、操作の許可を行うようなMFP
100である場合、その立ち上げ時や操作を行う際に認
証を行った指紋データ、すなわち指紋データパケット4
00を付加することで、図13の画面表示を省略し、自
動的に指紋データパケット400を付加する構成として
もよい。
【0067】同様に、スキャナ903や、デジタルカメ
ラ904、イメージサーバ906、ホストコンピュータ
907からの画像データの送信時も、指紋を読み取り、
その指紋のデータを付加する。例えば、指紋読取装置が
付いていないデジタルカメラ904の場合、指紋の読み
取りを、指紋読取ユニット905で行い、その指紋デー
タパケット400を付加する構成にしてもよい。
ラ904、イメージサーバ906、ホストコンピュータ
907からの画像データの送信時も、指紋を読み取り、
その指紋のデータを付加する。例えば、指紋読取装置が
付いていないデジタルカメラ904の場合、指紋の読み
取りを、指紋読取ユニット905で行い、その指紋デー
タパケット400を付加する構成にしてもよい。
【0068】これにより、指紋読取装置が付いていない
デジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどの小型携帯
撮像装置などであっても、画像に指紋データパケットを
付加して送信することが可能になる。また、ここでは図
示しないが、携帯電話などの移動携帯端末で受信した電
子メールの内容や録音した音声をLAN206上の出力
機器で出力する場合、LAN206上にデジタルデータ
として送信する場合などにおいても、指紋読取装置を有
していなくても、指紋データパケットを付加した形でデ
ジタルデータの送信を行うことが可能である。
デジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどの小型携帯
撮像装置などであっても、画像に指紋データパケットを
付加して送信することが可能になる。また、ここでは図
示しないが、携帯電話などの移動携帯端末で受信した電
子メールの内容や録音した音声をLAN206上の出力
機器で出力する場合、LAN206上にデジタルデータ
として送信する場合などにおいても、指紋読取装置を有
していなくても、指紋データパケットを付加した形でデ
ジタルデータの送信を行うことが可能である。
【0069】[ネットワークからのデジタルデータ受信
動作]つぎに、MFP100のプリンタ部102がLA
N206上のスキャナ903から送信されてきたデジタ
ルデータを受信して出力する場合を示す。スキャナ90
3は、前述したネットワークにデジタルデータを送信す
る動作を行い、指紋データパケット400が付加された
デジタルデータをLAN206上に送信する。スキャナ
903の図12に示すダイアログ画面でLAN206上
の出力機器MFP100を選択すると、MFP100に
指紋データパケット400が付加されたデジタルデータ
が送信される。
動作]つぎに、MFP100のプリンタ部102がLA
N206上のスキャナ903から送信されてきたデジタ
ルデータを受信して出力する場合を示す。スキャナ90
3は、前述したネットワークにデジタルデータを送信す
る動作を行い、指紋データパケット400が付加された
デジタルデータをLAN206上に送信する。スキャナ
903の図12に示すダイアログ画面でLAN206上
の出力機器MFP100を選択すると、MFP100に
指紋データパケット400が付加されたデジタルデータ
が送信される。
【0070】MFP100内の指紋照合装置200は、
指紋データパケット400が付加されたデジタルデータ
を受信すると、図10と同様の指紋照合処理動作を行
う。図10では、指紋を読み取り、その指紋の特徴点を
抽出して照合を行ったが、この場合、デジタルデータに
付加されてきた指紋データパケット400に予め特徴点
が抽出されているので、図10のステップS23の処理
から照合の動作を開始する。
指紋データパケット400が付加されたデジタルデータ
を受信すると、図10と同様の指紋照合処理動作を行
う。図10では、指紋を読み取り、その指紋の特徴点を
抽出して照合を行ったが、この場合、デジタルデータに
付加されてきた指紋データパケット400に予め特徴点
が抽出されているので、図10のステップS23の処理
から照合の動作を開始する。
【0071】図14はデータ受信時の指紋照合装置20
0における指紋照合動作処理手順を示すフローチャート
である。この処理プログラムは、ROM302に格納さ
れており、CPU301によって実行される。
0における指紋照合動作処理手順を示すフローチャート
である。この処理プログラムは、ROM302に格納さ
れており、CPU301によって実行される。
【0072】すなわち、CPU301は、受信したデジ
タルデータに付加された指紋のデータを基に、指紋の特
徴点を抽出し(ステップS33)、RAM303、外部
記憶装置313、あるいは伝送制御部312を介してL
AN206上に接続された記憶装置から、特徴点の一致
する特徴点部401を有する指紋データパケット400
を読み出す(ステップS34)。
タルデータに付加された指紋のデータを基に、指紋の特
徴点を抽出し(ステップS33)、RAM303、外部
記憶装置313、あるいは伝送制御部312を介してL
AN206上に接続された記憶装置から、特徴点の一致
する特徴点部401を有する指紋データパケット400
を読み出す(ステップS34)。
【0073】指紋イメージ部402に指紋イメージが格
納されている場合、読み取られた指紋イメージデータと
の照合を行う(ステップS35)。このとき、イメージ
リーダ部101において認証を行うために、複数の指紋
を読み取る場合、この読み取られた複数の指紋に関する
特徴点に一致する指紋データパケット400を検索して
照合を行う。
納されている場合、読み取られた指紋イメージデータと
の照合を行う(ステップS35)。このとき、イメージ
リーダ部101において認証を行うために、複数の指紋
を読み取る場合、この読み取られた複数の指紋に関する
特徴点に一致する指紋データパケット400を検索して
照合を行う。
【0074】これらの照合の結果、指紋が一致するか否
かを判定し(ステップS36)、指紋が一致しない場
合、照合不可の旨のメッセージを送信元に連絡し(ステ
ップS37)、処理を終了する。一方、指紋が一致する
場合、本人確認後の処理として、プリンタ部102でプ
リント処理を行い(ステップS38)、処理を終了す
る。
かを判定し(ステップS36)、指紋が一致しない場
合、照合不可の旨のメッセージを送信元に連絡し(ステ
ップS37)、処理を終了する。一方、指紋が一致する
場合、本人確認後の処理として、プリンタ部102でプ
リント処理を行い(ステップS38)、処理を終了す
る。
【0075】このように、デジタルデータに添付されて
きた指紋データが、MFP100からの出力を許可した
指紋であるのか否かを確認する。認証が不可である場
合、MFP100から、このデジタルデータを出力する
ことはできず、その旨をデジタルデータの送信元に連絡
する。この場合、スキャナ903の表示部にその旨が表
示され、出力できない旨が使用者に伝えられる。一方、
指紋が一致し、認証された場合、送信されてきたデジタ
ルデータを出力し、必要に応じて、出力が完了した旨を
スキャナ903に送信する。その表示部には、出力が完
了した旨が表示され、使用者に伝えられる。
きた指紋データが、MFP100からの出力を許可した
指紋であるのか否かを確認する。認証が不可である場
合、MFP100から、このデジタルデータを出力する
ことはできず、その旨をデジタルデータの送信元に連絡
する。この場合、スキャナ903の表示部にその旨が表
示され、出力できない旨が使用者に伝えられる。一方、
指紋が一致し、認証された場合、送信されてきたデジタ
ルデータを出力し、必要に応じて、出力が完了した旨を
スキャナ903に送信する。その表示部には、出力が完
了した旨が表示され、使用者に伝えられる。
【0076】このように、本実施形態によれば、複数の
機器が接続されるネットワークシステムにおいて、ホス
トコンピュータやスキャナなどの入力機器からのデジタ
ルデータを入力し、ネットワークを介して、プリンタや
ビデオカメラなどの出力機器からデジタルデータを出力
する際、デジタルデータのヘッダに身体的特徴を示すデ
ータを付加し、ネットワーク上の出力機器に予め登録さ
れている身体的特徴データと一致した場合、出力を許可
して出力可能にすることで、セキュリティの高いネット
ワークシステムを提供することができる。
機器が接続されるネットワークシステムにおいて、ホス
トコンピュータやスキャナなどの入力機器からのデジタ
ルデータを入力し、ネットワークを介して、プリンタや
ビデオカメラなどの出力機器からデジタルデータを出力
する際、デジタルデータのヘッダに身体的特徴を示すデ
ータを付加し、ネットワーク上の出力機器に予め登録さ
れている身体的特徴データと一致した場合、出力を許可
して出力可能にすることで、セキュリティの高いネット
ワークシステムを提供することができる。
【0077】[第2の実施形態]前記第1の実施形態で
は、送受信実行時の指紋照合処理で示したように、入力
デジタルデータに指紋データを付加し、出力時に出力機
器で予め使用許可が与えられている指紋データの場合、
出力許可を与えて出力動作を行うことで、セキリュリテ
ィを確保していたが、第2の実施形態では、さらにセキ
ュリティを高めることが可能な構成とする。
は、送受信実行時の指紋照合処理で示したように、入力
デジタルデータに指紋データを付加し、出力時に出力機
器で予め使用許可が与えられている指紋データの場合、
出力許可を与えて出力動作を行うことで、セキリュリテ
ィを確保していたが、第2の実施形態では、さらにセキ
ュリティを高めることが可能な構成とする。
【0078】MFP100に指紋データパケット400
が付加されたデジタルデータが送信されてくると、MF
P100内では、指紋データパケット400が付加され
たデジタルデータを受信し、信号処理部111内のRA
M204に受信したデジタルデータを一時記憶する。
が付加されたデジタルデータが送信されてくると、MF
P100内では、指紋データパケット400が付加され
たデジタルデータを受信し、信号処理部111内のRA
M204に受信したデジタルデータを一時記憶する。
【0079】この記憶したデジタルデータを出力する
際、再度、指紋の読み取りを行い、読み取った指紋デー
タとデジタルデータに付加された指紋データとの指紋照
合動作を、図10に示す手順で行う。デジタルデータに
付加された指紋データと再度読み取られた指紋データと
が一致した場合だけ、出力を行うので、MFP100に
送信されたデジタルデータは、受信と同時にすぐさま出
力されず、一旦、MFP100内に記憶される。
際、再度、指紋の読み取りを行い、読み取った指紋デー
タとデジタルデータに付加された指紋データとの指紋照
合動作を、図10に示す手順で行う。デジタルデータに
付加された指紋データと再度読み取られた指紋データと
が一致した場合だけ、出力を行うので、MFP100に
送信されたデジタルデータは、受信と同時にすぐさま出
力されず、一旦、MFP100内に記憶される。
【0080】これにより、例えば、異なる場所に存在す
るLAN206上のスキャナ903から機密文書を入力
し、離れた場所にあるLAN206上のMFP100で
出力する場合でも、使用者が、そのMFP100のある
所に行き、その場で指紋認証を行わなければ、出力され
ないので、使用者がその場に居ない間に出力されてしま
い、使用者が印刷物を取りに来る間に機密文書が漏えい
してしまうおそれをなくすことができる。
るLAN206上のスキャナ903から機密文書を入力
し、離れた場所にあるLAN206上のMFP100で
出力する場合でも、使用者が、そのMFP100のある
所に行き、その場で指紋認証を行わなければ、出力され
ないので、使用者がその場に居ない間に出力されてしま
い、使用者が印刷物を取りに来る間に機密文書が漏えい
してしまうおそれをなくすことができる。
【0081】第2の実施形態によれば、複数の機器が接
続されるネットワークシステムにおいて、ホストコンピ
ュータやスキャナなどの入力機器からのデジタルデータ
を入力し、ネットワークを介して、プリンタやビデオカ
メラなどの出力機器からデジタルデータを出力する際、
デジタルデータのヘッダに身体的特徴を示すデータを付
加し、ネットワーク上の出力機器で再度、身体的特徴を
入力し、これらが一致した場合に出力を許可して出力可
能にすることで、さらにセキュリティの高いネットワー
クシステムを提供することができる。
続されるネットワークシステムにおいて、ホストコンピ
ュータやスキャナなどの入力機器からのデジタルデータ
を入力し、ネットワークを介して、プリンタやビデオカ
メラなどの出力機器からデジタルデータを出力する際、
デジタルデータのヘッダに身体的特徴を示すデータを付
加し、ネットワーク上の出力機器で再度、身体的特徴を
入力し、これらが一致した場合に出力を許可して出力可
能にすることで、さらにセキュリティの高いネットワー
クシステムを提供することができる。
【0082】[第3の実施形態]前記第1の実施形態で
は、送受信実行時の指紋照合処理の動作で示したよう
に、入力デジタルデータに指紋データを付加し、出力時
に出力機器で予め使用許可を与えている指紋データの場
合、出力許可を与えて出力動作を実行する場合を示し
た。また、前記第2の実施形態では、さらに、セキュリ
ティを高め、受信したデジタルデータを一時記憶し、そ
れを出力する際、再度の指紋認証を行い、一致した場合
だけ出力可能にした。
は、送受信実行時の指紋照合処理の動作で示したよう
に、入力デジタルデータに指紋データを付加し、出力時
に出力機器で予め使用許可を与えている指紋データの場
合、出力許可を与えて出力動作を実行する場合を示し
た。また、前記第2の実施形態では、さらに、セキュリ
ティを高め、受信したデジタルデータを一時記憶し、そ
れを出力する際、再度の指紋認証を行い、一致した場合
だけ出力可能にした。
【0083】第3の実施形態は、前記第1の実施形態と
前記第2の実施形態とを組み合わせた構成である。すな
わち、受信するデジタルデータに付加された指紋データ
が、その出力装置から出力を許可された指紋データであ
るのか否かの照合を行い、認証された場合、そのデジタ
ルデータを一時記憶する。そして、その出力を行う際、
再度の指紋照合を行い、認証された場合、出力を行う。
これにより、より一層セキリュティを高めることができ
る。
前記第2の実施形態とを組み合わせた構成である。すな
わち、受信するデジタルデータに付加された指紋データ
が、その出力装置から出力を許可された指紋データであ
るのか否かの照合を行い、認証された場合、そのデジタ
ルデータを一時記憶する。そして、その出力を行う際、
再度の指紋照合を行い、認証された場合、出力を行う。
これにより、より一層セキリュティを高めることができ
る。
【0084】[第4の実施形態]前記第1の実施形態
は、図11に示すように、LAN206上の接続機器に
指紋照合装置が接続されている構成であった。第4の実
施形態では、図15に示すように、指紋認証サーバ12
01を設け、この指紋認証サーバ1201によって指紋
認証に関する照合を行う構成とする。図15は第4の実
施形態における認証サーバ1201が接続されたネット
ワークシステムの構成を示す図である。
は、図11に示すように、LAN206上の接続機器に
指紋照合装置が接続されている構成であった。第4の実
施形態では、図15に示すように、指紋認証サーバ12
01を設け、この指紋認証サーバ1201によって指紋
認証に関する照合を行う構成とする。図15は第4の実
施形態における認証サーバ1201が接続されたネット
ワークシステムの構成を示す図である。
【0085】例えば、MFP100で受信して出力を行
う際、デジタルデータに付加されている指紋データの認
証をMFP100内の指紋照合装置200で行うのでは
なく、指紋認証サーバ1201によって行う。これによ
り、予め登録されている指紋データの管理を各デバイス
が個々に行うのではなく、指紋データをLAN206上
の共通データとして使用することができる。また、指紋
照合用の装置を持たないデバイスでも、デジタルデータ
に付加された指紋データの照合を行うことが可能である
ので、LAN206上に接続されている全てのデバイス
に関し、指紋認証によるセキュリテ管理を行うことがで
きる。
う際、デジタルデータに付加されている指紋データの認
証をMFP100内の指紋照合装置200で行うのでは
なく、指紋認証サーバ1201によって行う。これによ
り、予め登録されている指紋データの管理を各デバイス
が個々に行うのではなく、指紋データをLAN206上
の共通データとして使用することができる。また、指紋
照合用の装置を持たないデバイスでも、デジタルデータ
に付加された指紋データの照合を行うことが可能である
ので、LAN206上に接続されている全てのデバイス
に関し、指紋認証によるセキュリテ管理を行うことがで
きる。
【0086】以上が本発明の実施の形態の説明である
が、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるもの
ではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施の
形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのよ
うなものであっても適用可能である。
が、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるもの
ではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施の
形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのよ
うなものであっても適用可能である。
【0087】例えば、身体的特徴の照合は、指紋だけに
限ったものではなく、他の身体的特徴を用いてもよい。
例えば、指紋の他、眼底カメラなどを使用することで網
膜(眼底の毛細血管の模様)、虹彩(黒目の中の模様)
により判別してもよい。また、ビデオカメラやデジタル
カメラによる顔(顔の形)により判別してもよい。さら
に、小型マイクなどを設置し、音声(音声の特徴、声
紋)により判別してもよい。またさらに、手形や掌紋
(手の大きさや形)、筆跡(文字の書き方、筆圧)など
の特徴、形、模様を利用し、個人を認証・照合を行って
もよい。
限ったものではなく、他の身体的特徴を用いてもよい。
例えば、指紋の他、眼底カメラなどを使用することで網
膜(眼底の毛細血管の模様)、虹彩(黒目の中の模様)
により判別してもよい。また、ビデオカメラやデジタル
カメラによる顔(顔の形)により判別してもよい。さら
に、小型マイクなどを設置し、音声(音声の特徴、声
紋)により判別してもよい。またさらに、手形や掌紋
(手の大きさや形)、筆跡(文字の書き方、筆圧)など
の特徴、形、模様を利用し、個人を認証・照合を行って
もよい。
【0088】また、上記実施形態では、複写機に適用し
た場合を示したが、本発明はこれに限るものではなく、
他の種々の装置に適用できることは勿論である。
た場合を示したが、本発明はこれに限るものではなく、
他の種々の装置に適用できることは勿論である。
【0089】さらに、本発明は、前述した実施形態の機
能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶し
た記録媒体を、システムあるいは装置にプログラムを供
給することによって達成される場合にも適用できること
はいうまでもない。この場合、記憶媒体から読み出され
たプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現す
ることになり、そのプログラム自体およびそのプログラ
ムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶し
た記録媒体を、システムあるいは装置にプログラムを供
給することによって達成される場合にも適用できること
はいうまでもない。この場合、記憶媒体から読み出され
たプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現す
ることになり、そのプログラム自体およびそのプログラ
ムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0090】上記実施形態では、図8、図9、図10、
図14のフローチャートに示すプログラムコードは記憶
媒体であるROMに格納されている。プログラムコード
を供給する記憶媒体としては、例えばフロッピー(登録
商標)ディスク、ハードディスク、CD−ROM、CD
−R、DVD、不揮発性のメモリカードなどを用いるこ
とができる。
図14のフローチャートに示すプログラムコードは記憶
媒体であるROMに格納されている。プログラムコード
を供給する記憶媒体としては、例えばフロッピー(登録
商標)ディスク、ハードディスク、CD−ROM、CD
−R、DVD、不揮発性のメモリカードなどを用いるこ
とができる。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、ネットワークシステム
におけるセキュリティを高めることができる。また、ネ
ットワークに接続されている全てのデバイスに関し、指
紋認証によるセキュリティ管理を行うことが可能であ
る。
におけるセキュリティを高めることができる。また、ネ
ットワークに接続されている全てのデバイスに関し、指
紋認証によるセキュリティ管理を行うことが可能であ
る。
【図1】第1の実施形態におけるカラーマルチファンク
ションデジタル複写機100の構成を示す側断面図であ
る。
ションデジタル複写機100の構成を示す側断面図であ
る。
【図2】信号処理部111の構成を示す図である。
【図3】指紋照合装置200の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】指紋照合装置200で扱う指紋データパケット
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図5】指紋認証が行われる指紋を有する左手501お
よび右手502が原稿台ガラス103上に置かれている
状態を示す図である。
よび右手502が原稿台ガラス103上に置かれている
状態を示す図である。
【図6】CCDセンサユニットの送り方向に対するG信
号の信号値を示すグラフである。
号の信号値を示すグラフである。
【図7】図5および図6に示した指紋画像の読み取り方
法で抽出された指紋画像から特徴点処理部306により
指紋中の特徴点を抽出する方法を示す図である。
法で抽出された指紋画像から特徴点処理部306により
指紋中の特徴点を抽出する方法を示す図である。
【図8】指紋照合装置200の登録動作処理手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図9】図8につづく指紋照合装置200の登録動作処
理手順を示すフローチャートである。
理手順を示すフローチャートである。
【図10】指紋照合装置200の指紋照合動作処理手順
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図11】画像の送受信を行うマルチファンクション複
写機(MFP)100がLAN206に接続されたネッ
トワークシステムの構成を示す図である。
写機(MFP)100がLAN206に接続されたネッ
トワークシステムの構成を示す図である。
【図12】操作部205の表示部に表示されるLAN2
06上の各種機器のダイアログ画面を示す図である。
06上の各種機器のダイアログ画面を示す図である。
【図13】操作部205の表示部に表示される指紋読み
取り指示画面を示す図である。
取り指示画面を示す図である。
【図14】データ受信時の指紋照合装置200における
指紋照合動作処理手順を示すフローチャートである。
指紋照合動作処理手順を示すフローチャートである。
【図15】第4の実施形態における認証サーバ1201
が接続されたネットワークシステムの構成を示す図であ
る。
が接続されたネットワークシステムの構成を示す図であ
る。
【図16】画像の入出力を行う従来のネットワークシス
テムの構成を示す図である。
テムの構成を示す図である。
100 マルチファンクションデジタル機器(MFP) 111 信号処理部 200 指紋照合装置 301 CPU 302 ROM 305 指紋読取装置 306 特徴点抽出部 307 指紋登録処理部 308 指紋検索照合処理部 601 指紋画像
Claims (30)
- 【請求項1】 デジタルデータを取り扱う複数の機器が
ネットワークに接続されたネットワークシステムにおい
て、 前記デジタルデータに識別コードを付加する識別コード
付加手段と、 該識別コードが付加されたデジタルデータを送信する送
信手段と、 該送信手段によって送信され、前記識別コードが付加さ
れたデジタルデータを受信する受信手段と、 該受信したデジタルデータに付加された識別コードを基
に、前記デジタルデータの処理内容を決定する処理内容
決定手段とを備えたことを特徴とするネットワークシス
テム。 - 【請求項2】 予め識別コードを登録しておく識別コー
ド登録手段を備え、 前記処理内容決定手段は、前記受信した識別コードと、
前記予め登録されている識別コードとが一致した場合、
前記デジタルデータを受信した機器に対し、該デジタル
データの処理の実行を許可することを特徴とする請求項
1記載のネットワークシステム。 - 【請求項3】 識別コードを入力する識別コード入力手
段と、 該入力された識別コードと前記受信したデジタルデータ
に付加された識別コードとを比較する比較手段とを備
え、 前記処理内容決定手段は、前記比較の結果にしたがっ
て、前記デジタルデータの処理内容を決定することを特
徴とする請求項1または2記載のネットワークシステ
ム。 - 【請求項4】 前記ネットワークに接続された機器に前
記決定された処理内容を送信し、該処理内容に応じた処
理の実行を前記機器に命令する命令手段を備えたことを
特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のネットワ
ークシステム。 - 【請求項5】 前記ネットワークに接続され、識別コー
ドの認証を行う認証サーバを備え、 前記認証サーバで行われた前記受信した識別コードの認
証結果に応じて、前記ネットワークに接続された機器の
使用を許可するとともに、該機器に処理内容に応じた処
理の実行を命令する命令手段を備えたことを特徴とする
請求項1記載のネットワークシステム。 - 【請求項6】 前記デジタルデータを入力する入力手
段、前記デジタルデータを出力する出力手段、前記デジ
タルデータを記憶する記憶手段、および前記デジタルデ
ータを加工する加工手段の少なくとも1つを有する複数
の異なる機器が前記ネットワークに接続されたことを特
徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のネットワー
クシステム。 - 【請求項7】 前記入力手段は、原稿読取装置、静止画
像入力装置、動画画像入力装置または音声入力装置であ
ることを特徴とする請求項6記載のネットワークシステ
ム。 - 【請求項8】 前記出力手段は、プリンタ、静止画像出
力装置、動画画像出力装置または音声出力装置であるこ
とを特徴とする請求項6記載のネットワークシステム。 - 【請求項9】 前記デジタルデータは、テキストデー
タ、ベクトルデータ、静止画像、画像データまたは音声
データであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
かに記載のネットワークシステム。 - 【請求項10】 前記識別コードは、前記デジタルデー
タの使用者を識別するために、該使用者の身体的特徴を
示すコードであることを特徴とする請求項1乃至5のい
ずれかに記載のネットワークシステム。 - 【請求項11】 前記使用者の身体的特徴を入力する身
体的特徴入力手段を備えたことを特徴とする請求項10
記載のネットワークシステム。 - 【請求項12】 前記身体的特徴入力手段は、指紋の模
様から個人を認証する指紋認証を行うことを特徴とする
請求項11記載のネットワークシステム。 - 【請求項13】 前記身体的特徴入力手段は、眼底の毛
細血管の模様から個人を認証する網膜認証を行うことを
特徴とする請求項11記載のネットワークシステム。 - 【請求項14】 前記身体的特徴入力手段は、黒目の中
の模様から個人を認証する虹彩認証を行うことを特徴と
する請求項11記載のネットワークシステム。 - 【請求項15】 前記身体的特徴入力手段は、顔の形か
ら個人を認証する顔認証を行うことを特徴とする請求項
11記載のネットワークシステム。 - 【請求項16】 前記身体的特徴入力手段は、音声の特
徴および声紋から個人を認証する音声認証を行うことを
特徴とする請求項11記載のネットワークシステム。 - 【請求項17】 前記身体的特徴入力手段は、手の大き
さや形から個人を認証する手形認証あるいは掌紋認証を
行うことを特徴とする請求項11記載のネットワークシ
ステム。 - 【請求項18】 前記身体的特徴入力手段は、文字の書
き方および筆圧から個人を認証する筆跡認証を行うこと
を特徴とする請求項11記載のネットワークシステム。 - 【請求項19】 前記識別コード入力手段は、身体的特
徴を前記識別コードとして入力することを特徴とする請
求項3記載のネットワークシステム。 - 【請求項20】 前記比較手段は、前記入力された識別
コードと、前記受信した識別コードとを比較し、前記身
体的特徴が一致するか否かを比較することを特徴とする
請求項19記載のネットワークシステム。 - 【請求項21】 前記処理内容決定手段は、前記身体特
徴が一致している場合、前記デジタルデータを受信した
機器に対し、該デジタルデータの処理の実行を許可する
ことを特徴とする請求項20記載のネットワークシステ
ム。 - 【請求項22】 ネットワークに接続された複数の機器
でデジタルデータを取り扱うデータ取扱方法であって、 前記デジタルデータに識別コードを付加する工程と、 該識別コードが付加されたデジタルデータを送信する工
程と、 識別コードが付加されたデジタルデータを受信する工程
と、 該受信したデジタルデータに付加された識別コードを基
に、前記デジタルデータの処理内容を決定する工程とを
有することを特徴とするデータ取扱方法。 - 【請求項23】 予め識別コードを登録しておく工程を
有し、 前記処理内容を決定する工程では、前記受信した識別コ
ードと、前記予め登録されている識別コードとが一致し
た場合、前記デジタルデータを受信した機器に対し、該
デジタルデータの処理の実行を許可することを特徴とす
る請求項22記載のデータ取扱方法。 - 【請求項24】 識別コードを入力する工程と、 該入力された識別コードと前記受信したデジタルデータ
に付加された識別コードとを比較する工程とを有し、 前記処理内容を決定する工程では、前記比較の結果にし
たがって、前記デジタルデータの処理内容を決定するこ
とを特徴とする請求項22または23記載のデータ取扱
方法。 - 【請求項25】 前記ネットワークに接続された機器に
前記決定された処理内容を送信し、該処理内容に応じた
処理の実行を前記機器に命令する工程を有することを特
徴とする請求項22乃至24のいずれかに記載のデータ
取扱方法。 - 【請求項26】 前記ネットワークに接続された認証サ
ーバで行われた前記受信した識別コードの認証結果に応
じて、前記ネットワークに接続された機器の使用を許可
するとともに、該機器に処理内容に応じた処理の実行を
命令する工程を有することを特徴とする請求項22記載
のデータ取扱方法。 - 【請求項27】 他の機器とともにネットワークに接続
され、デジタルデータを処理する電子機器において、 前記デジタルデータに識別コードを付加する識別コード
付加手段と、 該識別コードが付加されたデジタルデータを送信する送
信手段と、 識別コードが付加されたデジタルデータを受信する受信
手段と、 該受信したデジタルデータに付加された識別コードを基
に、前記デジタルデータの処理内容を決定する処理内容
決定手段とを備えたことを特徴とする電子機器。 - 【請求項28】 ネットワークに接続され、識別コード
の認証を行う認証サーバであって、 予め識別コードを登録しておく識別コード登録手段と、 前記ネットワークでデジタルデータに付加された識別コ
ードを受信する識別コード受信手段と、 該受信した識別コードと前記登録された識別コードとの
比較する比較手段と、 該比較の結果に応じて、前記ネットワークに接続された
機器の使用を許可する許可手段とを備えたことを特徴と
する認証サーバ。 - 【請求項29】 請求項22乃至26のいずれかに記載
のデータ取扱方法を実現するためのプログラムコードを
保持する記憶媒体。 - 【請求項30】 請求項22乃至26のいずれかに記載
のデータ取扱方法を実現するためのプログラムコードを
有するプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001078376A JP2002281277A (ja) | 2001-03-19 | 2001-03-19 | ネットワークシステム、データ取扱方法、電子機器、認証サーバ、プログラムおよび記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001078376A JP2002281277A (ja) | 2001-03-19 | 2001-03-19 | ネットワークシステム、データ取扱方法、電子機器、認証サーバ、プログラムおよび記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002281277A true JP2002281277A (ja) | 2002-09-27 |
Family
ID=18935000
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001078376A Pending JP2002281277A (ja) | 2001-03-19 | 2001-03-19 | ネットワークシステム、データ取扱方法、電子機器、認証サーバ、プログラムおよび記憶媒体 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2002281277A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 2001-03-19 JP JP2001078376A patent/JP2002281277A/ja active Pending
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