JP4645051B2 - ジベンゾスベリルピペラジン誘導体及びそれを含有する医薬組成物 - Google Patents

ジベンゾスベリルピペラジン誘導体及びそれを含有する医薬組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP4645051B2
JP4645051B2 JP2004088135A JP2004088135A JP4645051B2 JP 4645051 B2 JP4645051 B2 JP 4645051B2 JP 2004088135 A JP2004088135 A JP 2004088135A JP 2004088135 A JP2004088135 A JP 2004088135A JP 4645051 B2 JP4645051 B2 JP 4645051B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
dibenzo
piperazin
cycloheptan
dihydro
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004088135A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005272354A (ja
Inventor
勤 竹内
弘明 高柳
由美子 長
正規 小林
容子 佐藤
晃一 瀧野
友美子 鈴木
有香 引間
正一 坂口
善之 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Pharma Inc
Original Assignee
Pola Pharma Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Pharma Inc filed Critical Pola Pharma Inc
Priority to JP2004088135A priority Critical patent/JP4645051B2/ja
Publication of JP2005272354A publication Critical patent/JP2005272354A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4645051B2 publication Critical patent/JP4645051B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

特許請求の範囲
請求項1
1−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]エタン(1−[4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]ethane:化合物1)、1−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]プロパン−2−オール(1−[4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cyclohepten−5−yl)piperazin−1−yl]propan−2−ol;化合物13)又はこれらの塩を含有する、マラリアの治療又は予防のための医薬組成物。
請求項2
更に、クロロキンを含有することを特徴とする、請求項1に記載の医薬組成物。
請求項3
薬剤耐性マラリア用であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の医薬組成物。
発明の詳細な説明
本発明は、医薬に有用なジベンゾスベリルピペラジン誘導体に関し、更に詳細には。化学療法剤に対する耐性を克服する為の医薬に有用なジベンゾスベリルピペラジン誘導体に関する。
感染症や癌の化学療法は、かつては、これらの疾病の治療手段として有用な方法であり、結核をはじめとする、黄熱病、デング熱、マラリア、リーシュマニア、眠り病等の多くの感染症が克服され、又、癌の完全治療も夢ではないと思われていた。近年になり、この様な化学療法において、化学療法剤に対する薬剤耐性株が出現してきて、その効果に影を投げかけている。しかも、かかる耐性株の伝搬は、極めて早く、薬剤治療がまだ行われていない地域にまでいち早く伝搬してしまう点と、一つの薬剤に対して耐性を獲得することにより、まだ曝露したことがない薬剤にも耐性を獲得してしまう性質がある為、問題をより深刻なものにしている。何となれば、この様な現象は「開発と耐性株出現のいたちごっこ」と言われていた化学療法剤の宿命を、更に、著しく分の悪いものにする現象であるからである。この様な耐性が重大な課題となっている疾病としては熱帯熱マラリアに代表されるマラリアが挙げられる。これは、罹患者数が非常に多く、致死率も高いためである。この様な耐性においては、ABCトランスポーター(ATP作動性トランスポーター)と呼ばれる薬剤排出機構が重要な役割を担っていることが既に知られている。かかるトランスポーターを阻害することが出来れば、既に、その寿命を閉じかけている化学療法剤を復活させることが出来、社会経済的にも、感染症行政上も、厚生行政上も極めて好ましい。この様なトランスポーターの阻害剤としては、側鎖にキノリニル基を有するジベンゾスベラニルピペラジン類(例えば特許文献1)、側鎖にキノリニル基を有するジフェニルアセチルピペラジン類(例えば特許文献2)、側鎖にアルキル基を有するジベンゾスベラニルピペラジン類(例えば特許文献3)等が開発されているが、これらは何れも前記トランスポーターの薬剤排出作用を阻害する作用はあるがマラリア原虫に対しての直接の抑制作用は有していなかった。薬物治療に鑑みるに、薬剤耐性克服作用に加えて、抗マラリア作用が同時に存することは好ましいが、現在のところ、その様な薬剤は存しておらず、その様な薬剤の開発が望まれていた。
一方、一般式(1)に表される化合物及びその塩は、文献未記載の新規化合物であり、その性質についても全く知られていない。一般式(1)に表される化合物及びその塩は、文献3に記載の一般式に含まれるものであるが、文献3で開示されている化合物に於いては何れも抗マラリア作用は認められない。本発明の一般式(1)の構造を取って、はじめて抗マラリア作用が認められる。
Figure 0004645051
一般式(1)
(但し、式中R1、R2は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のアルケニル基、炭素数1〜3のアルキニル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルケニル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキニル基、アルキル(炭素数1〜3)オキシアルキル(炭素数1〜3)基、アルケニル(炭素数1〜3)オキシアルキル(炭素数1〜3)基又はアルキニル(炭素数1〜3)オキシアルキル(炭素数1〜3)基を表し、且つ、R1とR2は同一の基であっても良い。)
特開平04−134070号公報 特開平06−116240号公報 WO2002−42284号公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、抗マラリア作用と薬剤耐性克服作用を有する化合物を提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、抗マラリア作用と薬剤耐性克服作用を有する化合物を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、前記一般式(1)に表される化合物の内、1−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]エタン(1−[4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]ethane;化合物1)、1−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]プロパン−2−オール(1−[4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cyclohepten−5−yl)piperazin−1−yl]propan−2−ol;化合物13)又はその塩がその様な作用を有していることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示す技術に関するものである。即ち、本発明は以下に示すとおりである。
<1>1−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]エタン(1−[4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]ethane;化合物1)、1−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]プロパン−2−オール(1−[4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cyclohepten−5−yl)piperazin−1−yl]propan−2−ol;化合物13)又はこれらの塩を含有する、マラリアの治療又は予防のための医薬組成物。
<2>更に、クロロキンを含有することを特徴とする、<1>に記載の医薬組成物。
<3>薬剤耐性マラリア用であることを特徴とする、<1>又は<2>に記載の医薬組成物。
Figure 0004645051
化合物1
Figure 0004645051
化合物13
本発明によれば、抗マラリア作用と薬剤耐性克服作用を有する化合物を提供することができる。
(1)本発明のジベンゾスベリルピペラジン誘導体
本発明の医薬組成物の有効成分である、ジベンゾスベリルピペラジン誘導体は、一般式(1)に表される化合物の内、1−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]エタン(1−[4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]ethane;化合物1)、1−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]プロパン−2−オール(1−[4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cyclohepten−5−yl)piperazin−1−yl]propan−2−ol;化合物13)及び/又はその塩であることを特徴とする。かかる化合物は、ジベンゾスベリルアルコールを塩化チオニルなどのハロゲン化剤で処理して得られる、ジベンゾスベリルクロリドとピペラジンとをアルカリ存在下縮合させて得られる、ジベンゾスベリルピペラジンを原料として、これに対応するアルキルハライド、アルケニルハライド或いはアルキニルハライドを縮合させることにより、製造することが出来る。かかる反応の反応条件としては、ベンゼン、トルエン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等を溶媒に用い、アルカリ存在下、温度は室温乃至は還流条件で1時間乃至数日間反応させれば良い。アルカリとしては、例えば、ナトリウムハイドライドや炭酸カリウム、トリエチルアミン、DBUなどが好適に例示できる。その後、適宜減圧濃縮、溶剤抽出、水洗、カラムクロマトグラフィーによる分画等の精製を行うことが出来る。水酸基などの反応性基を有する側鎖を導入する場合には、予め反応性基をアシル基などで保護し、前記縮合反応を行った後に保護基を脱保護すればよい。この様な脱保護反応は、常法に従って行うことが出来る。かくして得られた化合物はカラムクロマトグラフィーや液液抽出などの手段によって分画、精製することが出来る。
これらの化合物の生理的に許容できる塩としては、医薬で使用されている塩や、生体に対して危害を与えない酸の塩であれば特段の限定無く使用することが出来、例えば、塩酸塩、硫酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、炭酸塩などの鉱酸塩、クエン酸塩、蓚酸塩、酒石酸塩、安息香酸塩等の有機酸塩などが好適に例示できる。かかる塩は、適宜溶媒を選択し、一般式(1)の化合物の溶液と酸の溶液とを混合することにより生成させることが出来る。かくして得られた、一般式(1)に表される化合物又はその塩は、クロロキンなどの抗マラリア薬に対して耐性を獲得した耐性株に働き、その耐性を解除する作用を有すると同時に、マラリア原虫に対しても、その増殖を抑制する作用を発揮する。この為、薬剤耐性マラリアの治療に有用であるばかりではなく、単剤を予防に使用することが出来、万一感染した場合にも、速やかにクロロキンなどの通常の抗マラリア薬を投与しただけで、速やかに治療を行うことが出来る。この様な作用を本発明の一般式(1)に表される化合物又はその塩が発揮するためには、かかる化合物を成人1人1日あたり、10〜10000mgを1回乃至は数回に分けて、経口、静脈内注射、経呼吸器、経直腸で投与すればよい。又、かかる化合物やその塩は、マラリアに留まらず、結核、リーシュマニア、トリパノゾーマ、エイズウイルス、癌等の耐性株に対しても、耐性解除作用を示すことがあり、その目的で使用することが出来る。
(2)本発明の医薬組成物
本発明の医薬組成物は、前記一般式(1)に表される化合物及び/又はその塩を含有することを特徴とする。本発明の医薬組成物に於いて、前記一般式(1)に表される化合物及び/又はその塩は、結核、リーシュマニア、トリパノゾーマ、エイズウイルスの耐性株等の耐性獲得病原微生物に対して、耐性解除作用を発揮したり、マラリアに於いては、耐性を獲得しているか否かにかかわらず、増殖を抑制する作用を発揮する。本発明の医薬組成物に於ける、一般式(1)に表される化合物及び/又はその塩の好ましい含有量は10〜90質量%であり、適宜、通常医薬で使用されている、製剤化のための任意成分などとともに組成物とすることが出来る。かかる任意成分としては、例えば、賦形剤、増量剤、結合剤、崩壊剤、着色剤、矯味矯臭剤、分散剤、乳化剤、被覆剤、安定剤、pH調整剤、等張剤などが好ましく例示できる。又、医薬製剤としては、通常知られている医薬製剤であれば特段の限定無く適用でき、例えば、粉剤、顆粒剤、錠剤、注射剤、座薬などが例示でき、これらには糖衣や腸溶性高分子、水溶性高分子、胃溶性高分子などを被覆することも出来る。これらの加工は常法に従えばよい。例えば、顆粒への加工は、流動層造粒や転動層造粒、押出造粒などを行い、適宜、「マルメライザー」等で球状化加工することが例示できる。錠剤は,粉剤又は顆粒剤を打錠し、適宜、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース、シェラック、ツェイン、「オイドラギット」等で被覆することが例示できる。座剤はココア脂、「サポジトリベース」、固形パラフィン、流動パラフィン、モクロウ等とともに溶解し、金型に流し込むことにより製造することが例示できる。注射薬は、例えば、無菌条件下で一般式(1)に表される化合物乃至はその塩を、カルボキシメチルセルロース、界面活性剤、等張剤とともに、水性担体に均一に分散させ、密閉することにより製造することが例示できる。
本発明の医薬組成物に於いては、更に、これら以外に、抗病原微生物薬や抗がん剤を含有することも出来る。具体的には、メチシリン、ペニシリン、セファロスポリン、セファロスポロール、ニューキノロン、フォスフォマイシン、リファンピシリン、ストレプトマイシン、テトラサイクリン、バンコマイシン等の抗生物質、アンチモン系薬剤などの抗リーシュマニア剤、リン酸クロロキン、メフロキン、硫酸キニーネ等の抗マラリア剤、アドリアマイシン、マイトマシン、シスプラチン、タキソール等の抗ガン剤などが好適に例示できる。
以下に、実施例を挙げて、本発明について、更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
化合物1(1,[4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]ethane)の臭化水素塩の合成:
ジベンゾスベリルピペラジン100mg(0.318mmol)のジメチルホルムアミド(DMF)1.0mL溶液に、DBU140μL(0.953mmol)、ブロモエタン71.1μL(0.953mmol)を順次加え、室温で終夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた褐色結晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:1)を用い、薄層クロマトグラフィー(ヨウ素呈色反応でスポットを確認)で溶出状況をチェックしながら、分離精製し、化合物1の臭化水素塩の褐色結晶105mg(85.3%)を得た。尚、下記の物性中のNMRのピークの帰属に於いて、Pはピペラジン骨格への帰属を示し、Dはジベンゾスベリル基への帰属を示す。以下の物質の帰属に於いても同様の取り扱いとする。
(物性値)
Rf=0.62(CM10:1、リン酸モリブデン);
mp208.5−209.0℃(メタノール);
MS(EI)m/z:306(M)+;
元素分析 分析値H:6.97%,C:64.2%,N:6.91%
C21H26N2・HBr・0.20 H2Oとしての計算値
H:7.07%,C:64.4%,N:7.15%;
H1−NMR(600MHz,CDCl3)δ:1.43(2H,t,H−2),2.6−3.0(8H,broad,P),2.78(2H,m,D H−10a,11a),3.02(2H,q,H−1),3.84(2H,m,D H−10b,11b),4.16(1H,S,D H−5),7.0−7.2(8H,benzene);J1,2=7.5;13C−NMR(75MHz,CDCl3)δ:9.03(C−2),31.85(D C−10,11),47.86,51.71(P),52.00(D C−1),125.50,127.72,130.68,130.84(benzene).
化合物13(1−[4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cyclohepten−5−yl)piperazin−1−yl]propan−2−ol)の合成;
ジベンゾスベリルピペラジン100mg(0.318mmol)のDMF1.0mL溶液に、DBU108μL(0.719mmol)、1−クロロ−2−プロパノール61.0μL(0.719mmol)を順次加え、60℃で終夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた淡黄色結晶をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(クロロホルム:メタノール=10:1)で分離精製し、化合物13の淡黄色結晶37.5mg(35.1%)を得た。(物性値)
Rf=0.61(CM 10:1、リン酸モリブデン);
mp94.5−95.5℃(メタノール);
MS(FAB)m/z:336(M)+,337(M−H)+;
元素分析 分析値H:8.51%,C:78.2%,N:8.22%,
C22H28N2Oとしての計算値
H:8.39%,C:78.5%,N:8.33%;
H1−NMR(300MHz,CDCl3)δ:1.14(3H,dd,H−3),2.20−2.70(10H,broad,H−1,P),2.80(2H,m,D H−10a,11a),3.96(2H,m,D H−10b,11b,H−2),4.02(1H,S,D H−5),7.03−7.23(8H,benzene),J3,2=6.0;13C−NMR(75MHz,CDCl3)δ:20.23(C−3),31.76(D C−10,11),50.80(P),61.99(C−2),65.52(C−1),78.63(D C−5),125.61,127.86,130.74,130.89,138.64,139.59(benzene).
<参考例>
化合物2(1−[4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]propane)の合成:
ジベンゾスベリルピペラジン100mg(0.318mmol)のDMF1.0mL溶液に、DBU108μL(0.719mmol)、1−クロロプロパン71.9μL(0.814mmol)を順次加え、室温で終夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた淡黄色結晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=15:1)で分離精製し、化合物2の淡黄色結晶16.7mg(16.4%)を得た。
(物性値)
Rf=0.83(CM10:1、リン酸モリブデン);
mp82.5−83.7℃(メタノール−水);
MS(FAB)m/z:319(M−H)+;
元素分析 分析値H:8.81%,C:82.5%,N:8.74%,
C22H28N2としての計算値
H:8.86%,C:82.3%,N:8.71%;
H1−NMR(300MHz,CDCl3)δ:0.88(3H,t,H−3),1.53(2H,m,H−2),2.10−2.65(10H,broad,H−1,P),2.79(2H,m,D H−10a,11a),3.99(2H,m,D H−10b,11b),3.99(1H,s,D H−5),7.00−7.22(8H,benzene);J3,2=7.5;13C−NMR(150MHz,CDCl3)δ:11.97(C−3),20.03(C−2),31.70(D C−10,11),51.89,53.60(P),60.70(C−1),79.16(D C−5),125.38,127.57,130.65,130.73,139.40,139.65(benzene)
<参考例>
化合物3(3−[4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]−1−propene)の合成:
ジベンゾスベリルピペラジン200mg(0.635mmol)のDMF1.0mL溶液にDBU279μL(1.91mmol)、3−クロロプロペン120μL(1.44mmol)を順次加え、室温で終夜撹拌した。実施例1と同様に操作し、化合物3の白色結晶77.7mg(38.5%)を得た。
(物性値)
Rf=0.85(CM 10:1、リン酸モリブデン);
mp69.0−70.0℃(メタノール−水);
MS(FAB)m/z:318(M)+;
元素分析 分析値H:8.19%,C:82.8%,N:8.80%
C22H26N2としての計算値
H:8.23%,C:83.0%,N:8.80%;
1H−NMR(300MHz,CDCl3)δ:2.00−2.70(8H,broad,P),2.79(2H,m,H−10a,11a),2.98(2H,dd,H−3),3.98(1H,s,D H−5),4.00(2H,m,D H−10b,11b),5.15(2H,m,H−1),5.86(1H,m,H−2),7.0−7.2(8H,m,benzene);J1,2=7.0,J1,3=1.5,J2,1=7.0;13C−NMR(75MHz,CDCl3)δ:31.69(D C−10,11),51.66,53.35(P),61.63(C−3),79.01(D H−5),118.10(C−1),125.40,127.60,130.65,130.71,139.26,139.60(benzene),134.67(C−2).
<参考例>
化合物4(3−[4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]−1−propyne)の合成:
ジベンゾスベリルピペラジン100mg(0.318mmol)のDMF1.0mL溶液に、DBU108μL(0.719mmol)、1−クロロプロピン72.4μL(0.719mmol)を順次加え、60℃で終夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた褐色油状物を、薄層クロマトグラフィーで溶出状況をモニターしながら、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→クロロホルム:メタノール=10:1)で分離精製し、27の淡黄色結晶30.7mg(30.4%)を得た。
(物性値)
Rf=0.60(HA1:1、リン酸モリブデン);
mp72.5−73.5℃(メタノール−水);
MS(FAB)m/z:315(M−H)+,316(M)+,339(M+Na)+;
元素分析 分析値H:7.71%,C:83.2%,N:8.85%,
C22H24N2としての計算値
H:7.64%,C:83.5%,N:8.85%;
1H−NMR(300MHz,CDCl3)δ:2.22(1H,ddd,H−1),2.3−2.7(8H,broad,P),2.79(2H,m,D−H−10a,11a),3.26(2H,d,H−3),3.97(1H,s,D H−5),4.01(2H,m,D H−10b,11b),7.02−7.22(8H,benzene);J1,3=2.5,J3,1=2.5;13C−NMR(75MHz,CDCl3)δ:31.71(D C−10,11),46.68(C−3),51.69(P),73.05(C−1),78.9,(D C−5),78.99(C−2),125.40,127.64,130.68,139.19,139.63(benzene).
<参考例>
化合物5(1−[4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]butane)の合成:
ジベンゾスベリルピペラジン100mg(0.318mmol)のDMF1.0mL溶液に、DBU108μL(0.719mmol)、1−クロロブタン74.8μL(0.719mmol)を順次加え、室温で終夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた淡黄色結晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:1)で分離精製し、化合物5の淡黄色結晶6.6mg(6.21%)を得た。
(物性値)
Rf=0.78(CM10:1、リン酸モリブデン);
mp75.0−76.0℃(メタノール−水);
MS(FAB)m/z:335(M+H)+,357(M+Na)+;
元素分析 分析値H:8.85%,C:82.1%,N:8.31%
C23H30N2・0.2 H2Oとしての計算値
H:9.06%,C:81.7%,N:8.29%;
1H−NMR(600MHz,CDCl3)δ:0.87(3H,t,H−4),1.27(2H,tq,H−3),1.42(2H,dt,H−2),1.80−2.50(8H,broad,P),2.27(2H,dd,H−1),2.77(2H,m,D H−10a,11a),3.94(1H,s,D H−5),3.99(2H,m,D H−10b,11b),7.00−7.20(8H,benzene),J1,2=7.5,J2,1=7.5,J2,3=7.5,J3,2=7.5,J3,4=7.5,J4,3=7.5;13C−NMR(150MHz,CDCl3)δ:14.01(C−4),20.79(C−3),28.90(C−2),31.68(D C−10,11),51.76(P),58.43(C−1),79.08(D C−5),125.39,127.58,130.64,130.72,139.31,139.63(benzene).
<参考例>
化合物6(1−[4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]−2−butene)の合成
ジベンゾスベリルピペラジン100mg(0.317mmol)のDMF1.0mL溶液に、DBU107μL(0.714mmol)、1−クロロ−2−ブテン70.1μL(0.714mmol)を順次加え、室温で終夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:1)で分離精製し、化合物6の茶褐色油状物92.8mg(87.8%)を得た。
(物性値)
Rf=0.81(CM10:1リン酸モリブデン);
MS(FAB)m/z:332(M)+,355(M+Na)+;
元素分析 分析値H:8.21%,C:81.7%,N:8.18%
C23H28N2・0.25H2Oとしての計算値
H:8.52%,C:82.0%,N:8.31%;
1H−NMR(300MHz,CDCl3)δ:1.66(3H,dd,H−1),2.1−2.65(8H,broad,P),3.98(1H,s,D H−5),5.42−5.62(2H,m,H−2,H−3),7.00−7.20(8H,benzene);13C−NMR(75MHz,CDCl3)δ:17.73(C−4),31.68(D C−10,11),51.33,51.48,53.09,53.25(P),54.37(C−4),60.50(C−3),78.87(D C−5),130.60(C−2),125.39,125.81,126.41,127.60,127.84,130.00,130.51(benzene).
<参考例>
化合物7(4−[4−(10,11−Dyhydoro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]−1−butene)の合成
ジベンゾスベリルピペラジン100mg(0.318mmol)のDMF1.0mL溶液に、DBU140μL(0.953mmol)、4−ブロモ−1−ブテン96.7μL(0.953mmol)を順次加え、60℃で終夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた淡黄色結晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:1)で分離精製し、化合物7の茶褐色結晶96.6mg(91.5%)を得た。
(物性値)
Rf=0.81(CM10:1、リン酸モリブデン);
mp:38.0−40.0℃(酢酸エチル−ヘキサン);
MS(EI)m/z:332(M)+;
元素分析 分析値H:7.09%,C:66.3%,N:6.42%,
C22H28N2・HBr・0.2 H2Oとしての計算値
H:7.11%,C:66.3%,N:6.72%;
1H−NMR(600MHz,CDCl3)δ:2.62−2.92(10H,m,H−3,D H−10a,10b,P).2.97(2H,m,H−4),3.36−3.48(2H,broad,P),3.83(2H,m,D H−10b,11b),4.15(1H,s,D H−5),5.12(2H,m,H−1),5.68(1H,m,H−2),7.01−7.20(8H,benzene);13C−NMR(75MHz,CDCl3)δ:27.88(C−3),31.84(D C−10,11),47.86,52.48(P),56.13(C−4),77.56(D C−5),118.89(C−1),125.95,128.31,130.84,131.28,137.27,139.51(benzene),132.05(C−2).
<参考例>
化合物8(3−[4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]−2−methyl−propene)の合成;
ジベンゾスベリルピペラジン200mg(0.635mmol)のDMF2.0mL溶液に、DBU142μL(1.43mmol)と、3−クロロ−2−メチルプロペン142μL(1.43mmol)を順次加え、室温で終夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた淡黄色油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:酢酸エチル=5:1)で分離精製し化合物8の白色結晶188mg(97.9%)を得た。
(物性値)
Rf=0.52(CA5:1、リン酸モリブデン);
mp84.0−85.0℃(メタノール);
MS(EI)m/z:332(M)+;
元素分析 分析値H:8.50%,C:83.2%,N:8.43%,
C23H28N2としての計算値
H:8.49%,C:83.1%,N:8.43%;
H1−NMR(600MHz,CDCl3)δ:1.70(3H,s,H−1’),2.10−2.50(8H,broad,P),2.77(2H,m,D H−10a,11a),2.80(2H,s,H−3),3.95(1H,s,D H−5),3.99(2H,m,D H−10b,11b),4.79(2H,d,H−1),7.00−7.20(8H,benzene);13C−NMR(150MHz,CDCl3)δ:20.93(C−1’),31.70(D C−10,11),51.92(P),65.31(C−3),79.14(D C−5),112.76(C−1),125.37,127.56,130.65,139.48,139.65(benzene),142.69(C−2).
<参考例>
化合物9(1.[4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]−2−butyne)の合成
ジベンゾスベリルピペラジン300mg(0.953mmol)のDMF3.0mL溶液に、DBU427μL(2.86mmol)、1−ブロモ−2−ブチン250μL(2. 86mmol)を順次加え、室温で終夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮した後、得られた褐色結晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:1)で分離精製し、化合物9の黄色結晶を228mg(84.5%)で得た。
(物性値)
Rf=0.60(HA1:3、リン酸モリブデン);
mp120−121℃(メタノール−水)
MS(EI)m/z:330(M)+;
元素分析 分析値H:7.86%,C:82.6%,N:8.23%
C23H26N2・0.25H2Oとしての計算値
H:7.97%,C:82.5%,N:8.36%;
H1−NMR(600MHz,CDCl3)δ:1.78(3H,dd,H−4),2.00−2.60(8H,broad,P),2.77(2H,m,D H−10a,11a),3.14(2H,d,H−1),3.94(1H,s,D H−5),3.99(H,m,D H−10b,11b),7.0−7.2(8H,benzene);J1,4=2.5,J4,1=2.5;13C−NMR(150MHz,CDCl3)δ:3.48(C−4),31.73(D C−10,11),47.22(C−1),51.77,52.58(P),74.28(C−3),79.08(D C−5),80.53(C−2),125.40,127.61,130.66,130.74(benzene).
<参考例>
化合物10(2−[4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]ethylvinyl ether)の合成;
ジベンゾスベリルピペラジン100mg(0.318mmol)のDMF1.0mL溶液に、DBU108μL(0.719mmol)と、2−クロロエチルビニルエーテル73.1μL(0.719mmol)を順次加え、60℃で終夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた淡黄色油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:1)で、分離精製し化合物10の褐色油状物70.9mg(64.1%)を得た。
(物性値)
Rf=0.81(CM10:1、リン酸モリブデン);
MS(FAB)m/z:349(M+H)+,371(M+Na)+;
元素分析 分析値H:8.10%,C:79.3%,N:8.04%,
C23H28N2Oとしての計算値
H:8.16%,C:79.2%,N:7.86%;
H1−NMR(600MHz,CDCl3)δ:2.30.2.60(8H,broad,P),2.63(2H,t,H−2),2.77(2H,m,D H−10a,11a),3.77(2H,t,H−1),3.95(1H,s,D H−5),3.92−4.02(3H,m,D H−10b,11b,H−1’a),4.12(1H,dd,H−1’b),6.44(1H,dd,H−2’),7.00−7.20(8H,benzene);J1,2=6.0,J2,1=6.0,J1’b,1’a=2.0,J1’b,2’=14.5,J2’,1’b=14.5;13C−NMR(150MHz,CDCl3)δ:31.69(D C−10,11),51,52(P),56.89(C−2),65.04(C−1),78.99(D C−5),86.45(C−1’),125,41,127.63,130.65,130.75,139.16,139.63(benzene),151.59(C−2’).
<参考例>
化合物11([4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]mthane)の合成
ジベンゾスベリルクロライド100mg(0.437mmol)のDMF1.0mL溶液に、1−メチルピペラジン58.2μL(0.525mmol)、DBU16.3μL(0.109mmol)、を順次加え、室温で終夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた淡黄色油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1→クロロホルム:メタノール=10:1)で分離精製し、化合物11の淡黄色結晶を51.4mg(40.2%)で得た。
(物性値)
Rf=0.57(CM10:1、リン酸モリブデン);
mp109−110℃(エタノール−水)
MS(EI)m/z:292(M)+;
元素分析 分析値H:8.20%,C:82.0%,N:9.38%
C20H24N2としての計算値
H:8.27%,C:82.2%,N:9.58%;
H1−NMR(600MHz,CDCl3)δ:2.21(3H,s,H−1),2.10−2.60(8H,broad,P),2.77(2H,m,D H−10a,11a),3.94(1H,S,D H−5),3.98(2H,m,D H−10b,11b),7.02−7.17(8H,benzene);13C−NMR(150MHz,CDCl3)δ:31.67(D C−10,11),45.95(C−1),51.83,55.51(P),79.03(D C−5),125.40,127.61,130.68,130.71,139.32,139.61(benzene).
<参考例>
化合物12(2−[4(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]ethan−1−ol)の合成;
ジベンゾスベリルピペラジン100mg(0.318mmol)のDMF1.0mL溶液に、DBU108μL(0.719mmol)、2−クロロエタノール48.2μL(0.719mmol)を順次加え、60℃で終夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた淡黄色油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:1)で分離精製し、化合物12の淡黄色結晶67.9mg(66.3%)を得た。
(物性値)
Rf=0.53(CM10:1、リン酸モリブデン);
mp123.5−124.5℃(メタノール−水);
MS(FAB)m/z:323(M+H)+,345(M+Na)+,495(M+Na+Nal)+;
元素分析 分析値H:8.14%,C:78.0%,N:8.54%,
C21H26N2Oとしての計算値
H:8.13%,C:78.2%,N:8.69%;
H1−NMR(600MHz,CDCl3)δ:2.10−2.60(8H,broad,P),2.48(1H,t,H−2),2.78(2H,m,D H−10a,11a),3.56(2H,d,H−1),3.95(1H,s,D H−5),3.98(2H,m,D H−10b,11b),7.0−7.2(8H,benzene);J1,2=4.0,J2,1=4.0;13C−NMR(150MHz,CDCl3)δ:31.66(D C−10,11),51.75(P),57.60(C−2),59.17(C−1),78.96(D C−5),125.43, 127.65,130.68,130.70,139.13(benzene).
<参考例>
化合物14(3−[4(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]propan−1−ol)の合成;
ジベンゾスベリルピペラジン100mg(0.318mmol)のDMF1.0mL溶液に、DBU140μL(0.953mmol)、3−クロロ−1−プロパノール60.1μL(0.719mmol)を順次加え、60℃で終夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた淡黄色結晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:1)で、分離精製し化合物14の白色結晶43.8mg(41.0%)を得た。
(物性値)
Rf=0.56(CM10:1、リン酸モリブデン);
mp121−122℃(メタノール−水);
MS(FAB)m/z:337(M+H)+,359(M+Na)+;
元素分析 分析値H:8.19%,C:76.4%,N:7.85%,
C22H28N2O・0.5H2Oとしての計算値
H:8.46%,C:76.5%,N:8.11%;
H1−NMR(300MHz,CDCl3)δ:1.65(2H,dt,H−2),2.20−2.50(8H,broad,P),2.57(2H,dd,H−3)2.79(2H,m,D H−10a,11a),3.78(2H,dd,H−1),3.95(1H,s,D H−5),3.99(2H,m,D H−10b,11b),7.00−7.20(8H,benzene);J1,2=5.0,J3,2=5.0;13C−NMR(75MHz,CDCl3)δ:26.97(C−2),31.69(D C−10,11),51.83,53.62(P),58.73(C−3),64.66(C−1),78.91(D C−5),125.45,127.64,130.64,130.73,139.09,139.57(benzene).
<参考例>
化合物15(3−[4−(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]propen−1,2−diol)の合成;
ジベンゾスベリルピペラジン100mg(0.318mmol)のDMF1.0mL液に、DBU108μL(0.719mmol)、1−クロロ−2,3−プロパンジオール60.2μL(0.719mmol)を順次加え、60℃で終夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた淡黄色結晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=5:1)で、分離精製し化合物15の淡黄色油状物質35.9mg(32.1%)を得た。
(物性値)
Rf=0.60(CM5:1、リン酸モリブデン);
mp141.5−142.5℃(メタノール−水);
MS(EI)m/z:352(M)+;
元素分析 分析値H:8.00%,C:74.7%,N:7.84%,
C22H28N2O2としての計算値
H:8.01%,C:75.0%,N:7.95%;
1H−NMR(600MHz,CDCl3)δ:2.10−2.70(10H,broad,P,H−3),2.80(2H,m,D−H−10a,11a),3.49(1H,dd,H−1a),3.72(1H,dd,H−1b),3.76(1H,td,H−2),3.97(1H,s,D H−5),4.00(2H,m,D H−10b,11b),7.02−7.22(8H,benzene),J1a,1b=10.5,J1b,1a=10.5,J1a,2=4.5,J1b,2=4.5,J2,1a=4.5,J2,1b=4.5,J2,3=4.5,J3,2=4.5;13C−NMR(150MHz,CDCl3)δ:31.68(D C−10,11),51.83(C−3),60.22(P),64.95(C−1),66.72(C−2),78.95(D C−5),125.43,127.67,130.69,139.06,139.58(benzene).
<参考例>
化合物16(4.[4(10,11−Dihydro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]butan−1−ol)の合成
ジベンゾスベリルピペラジン100mg(0.318mmol)のDMF1.0mL溶液に、DBU108μL(0.719mmol)、4−クロロ−1−ブタノール71.8μL(0.719mmol)を順次加え、室温で終夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた淡黄色油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=5:1)で分離精製し、化合物16の淡黄色油状物質80.5mg(72.3%)を得た。
(物性値)
MS(FAB)m/z:349 349(M−H)+,351(M+H)+,373(M+Na)+;
元素分析 分析値H:8.73%,C:78.8%,N:7.63%,
C23H30N2Oとしての計算値
H:8.63%,C:78.8%,N:7.99%;
H1−NMR(600MHz,CDCl3)δ:1.61(4H,m,H−2,3),2.0−2.8(8H,broad,P),2.34(2H,dd,H−4),2.76(2H,m,D H−10a,11a),3.53(2H,dd,H−1),3.95(2H,m,D H−10b,11b),3.98(1H,s,D H−5),7.0−7.2(8H,benzene);J1,2=5.0;13C−NMR(150MHz,CDCl3)δ:25.40(C−3),31.69(DC−10,11),32.65(C−2),58.25(C−4),62.57(C−1),78.74(D C−5),125.47,127.66,130.62,130.82,138.96,139,58(benzene).
<参考例>
化合物17(2−[4(10,11−Dihydoro−5H−dibenzo[a,d]cycloheptan−5−yl)piperazin−1−yl]−1−methoxyethane)の合成
ジベンゾスベリルピペラジン100mg(0.318mmol)のDMF1.0mL溶液に、DBU108μL(0.719mmol)と、1−クロロエチルメチルエーテル65.7μL(0.719mmol)を順次加え、室温で終夜撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた淡黄色油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:1)で、分離精製し化合物17の白色結晶11.6mg(10.9%)を得た。
(物性値)
Rf=0.75(CM5:1、リン酸モリブデン);
MS(EI)m/z:336(M)+;
元素分析 分析値H:8.41%,C:77.3%,N:8.32%
C21H26N2O・0.20H2Oとしての計算値
H:8.39%,C:78.5%,N:8.33%;
H1−NMR(600MHz,CDCl3)δ:2.00−2.60(8H,broad,P),2.51(2H,dd,H−2),2.76(2H,m,D H−10a,11a),3.29(3H,s,−OCH3),3.94(1H,s,D H−5),3.98(2H,m,D H−10b,11b),7.0−7.2(8H,benzene);J1,2=6.0,J2,1=6.0;13C−NMR(150MHz,CDCl3)δ:31.69(D C−10,11),51.59(P),57.58(C−2),58.82(−OCH3),70.06(C−1),79.04(D C−5),125.39,127.59,130.65,130.74(benzene).
<試験例>
上記の化合物について、ネズミのクロロキン耐性マラリア株を用いたイン・ビボの試験で、本発明の化合物の耐性克服作用を調べた。試験は以下に示す手順に従った。
材料:クロロキン耐性マラリア原虫:Plasmodium chabaudi(AS strain:chloroquine−resistant(3CQ))、マウス:ICR雌4−5週齢(20−25g)を使用。
方法:
1)化合物の調整:試験化合物は、マウス1匹への1回のあたりの投与量が50mg/kg/0.1mlの最終濃度になるようにジメチルスルホキシド(DMSO)に予め溶解させて使用した。
2)クロロキン耐性マラリア原虫Plasmodium chabaudi(AS strain:chloroquine−resistant(3CQ))の接種:5×106個/0.2mlのマラリア原虫感染赤血球(PRBC)を同じく、0.85%生理食塩水にて調整し、マウス尾静脈より27×3/4ゲージ注射針にて接種した。
3)化合物及びクロロキンの投与:マラリア原虫を接種して2時間後に、試験化合物(50mg/kg/0.2ml)を1化合物あたり2群のマウスに27×3/4注射針を用いて腹腔内投与し、引き続き0.85%生理食塩水にて最終濃度がそれぞれ0mg/kg/0.1ml、3mg/kg/0.1mlになるようにそれぞれ調整した2種の濃度のクロロキン溶液を、化合物投与した2群のそれぞれに27×3/4ゲージツベルクリン針にて、同じく腹腔内投与した。コントロール2群それぞれには2種のクロロキン溶液のみを投与した。化合物とクロロキンは、マラリア原虫接種後0、1、2、3日目に計4回の投与を行った。
4)効果判定:マラリア原虫接種後4日目に、マウスの尻尾の先端をハサミで最小限度に切断して出血させ、血液薄層塗抹ギムザ染色標本を作製し、1000個あたりのPRBC数をカウントし、0mg/kg/0.1mlクロロキンを投与した群(対照群)と比較することで、試験化合物のマラリアに対する作用を判定した。試験結果を対照群の平均PRBCに対する被験物質投与群の平均PRBCの百分率として、表1に示す。表中の数値に於いて、0%に近いほど耐性解除作用、抗マラリア作用も強いことを表し、100%に近いほど効果が弱いことを表す。これより、本発明の化合物は、抗マラリア作用を有しながら、耐性を解除する作用に優れることがわかる。尚、比較例として、特許文献3の代表的な化合物である4−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]−2−ブテン−1−オール(比較化合物)を用いた。比較化合物には抗マラリア作用は認められない。
Figure 0004645051
下記処方に従って、本発明の医薬組成物を製造した。即ち、処方成分をグラッド造粒装置に秤入れ、20質量部の水を噴霧しながら流動層造粒し、顆粒を得、40℃で48時間乾燥させた後に、打錠して医薬組成物とした。
化合物1 50質量部
結晶セルロース 20質量部
乳糖 25質量部
ヒドロキシプロピルセルロース 5質量部
下記処方に従って、本発明の医薬組成物を製造した。即ち、処方成分をグラッド造粒装置に秤入れ、20質量部の水を噴霧しながら流動層造粒し、顆粒を得、40℃で48時間乾燥させた後に、打錠して医薬組成物とした。
化合物13 50質量部
結晶セルロース 20質量部
乳糖 22質量部
クロロキンリン酸塩 3質量部
ヒドロキシプロピルセルロース 5質量部
本発明は、抗マラリア薬などの化学療法製剤に応用できる。

Claims (4)

  1. 下記に示す一般式(1)に表されるジベンゾスベリルピペラジン誘導体又は生理的に許容されるその塩。
    Figure 0004645051
    一般式(1)
    (但し、式中R1、R2は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のアルケニル基、炭素数1〜3のアルキニル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルケニル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキニル基、アルキル(炭素数1〜3)オキシアルキル(炭素数1〜3)基、アルケニル(炭素数1〜3)オキシアルキル(炭素数1〜3)基又はアルキニル(炭素数1〜3)オキシアルキル(炭素数1〜3)基を表し、且つ、R1とR2は同一の基であっても良い。)
  2. 前記一般式(1)に表される化合物が、1−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]エタン(1-[4-(10,11-Dihydoro-5H-dibenzo[a,d]cycloheptan-5-yl)piperazin-1-yl]ethane;化合物1)、1−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]プロパン(1-[4-(10,11-Dihydoro-5H-dibenzo[a,d]cycloheptan-5-yl)piperazin-1-yl]propane;化合物2)、3−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]−1−プロペン(3-[4-(10,11-Dihydoro-5H-dibenzo[a,d]cycloheptan-5-yl)piperazin-1-yl]-1-propene;化合物3)、 3−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]−1−プロピン(3-[4-(10,11-Dihydoro-5H-dibenzo[a,d]cycloheptan-5-yl)piperazin-1-yl]-1-propyne;化合物4)、1−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]ブタン(1-[4-(10,11-Dihydoro-5H-dibenzo[a,d]cycloheptan-5-yl)piperazin-1-yl]butane;化合物5)、1−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]−2−ブテン(1-[4-(10,11-Dihydoro-5H-dibenzo[a,d]cycloheptan-5-yl)piperazin-1-yl]-2-butene;化合物6)、4−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]−1−ブテン(4-[4-(10,11-Dyhydoro-5H-dibenzo[a,d]cycloheptan-5-yl)piperazin-1-yl]-1-butene;化合物7)、3−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]−2−メチル−1−プロペン(3-[4-(10,11-Dihydoro-5H-dibenzo[a,d]cycloheptan-5-yl)piperazin-1-yl]-2-methyl-propene;化合物8)、1−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]−2−ブチン(1-[4-(10,11-Dihydoro-5H-dibenzo[a,d]cycloheptan-5-yl)piperazin-1-yl]-2-butyne;化合物9)、2−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]エチルビニルエーテル( 2-[4-(10,11-Dihydoro-5H-dibenzo[a,d]cycloheptan-5-yl)piperazin-1-yl]ethyl vinyl ether;化合物10)、[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]メタン([4-(10,11-Dihydoro-5H-dibenzo[a,d]cycloheptan-5-yl)piperazin-1-yl]mthane;化合物11)、2−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]エタン−1−オール(2-[4-(10,11-Dihydoro-5H-dibenzo[a,d]cycloheptan-5-yl)piperazin-1-yl]ethan-1-ol ;化合物12)、1−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]プロパン−2−オール(1-[4-(10,11-Dihydoro-5H-dibenzo[a,d]cyclohepten-5-yl)piperazin-1-yl]propan-2-ol;化合物13)、3−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]プロパン−1−オール(3-[4-(10,11-Dihydoro-5H-dibenzo[a,d]cycloheptan-5-yl)piperazin-1-yl]propan-1-ol;化合物14)、3−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]プロパン−1,2−ジオール(3-[4-(10,11-Dihydoro-5H-dibenzo[a,d]cycloheptan-5-yl)piperazin-1-yl]propen-1,2-diol;化合物15)、4−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]ブタン−1−オール(4-[4-(10,11-Dihydro-5H-dibenzo[a,d]cycloheptan-5-yl)piperazin-1-yl]butan-1-ol;化合物16)又は2−[4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプタン−5−イル)ピペラジン−1−イル]−1−メトキシエタン(2-[4-(10,11-Dihydoro-5H-dibenzo[a,d]cycloheptan-5-yl)piperazin-1-yl]-1-methoxyethane;化合物17)であることを特徴とする、請求項1に記載のジベンゾスベリルピペラジン誘導体又はその塩。
    Figure 0004645051
    化合物1
    Figure 0004645051
    化合物2
    Figure 0004645051
    化合物3
    Figure 0004645051
    化合物4
    Figure 0004645051
    化合物5
    Figure 0004645051
    化合物6
    Figure 0004645051
    化合物7
    Figure 0004645051
    化合物8
    Figure 0004645051
    化合物9
    Figure 0004645051
    化合物10
    Figure 0004645051
    化合物11
    Figure 0004645051
    化合物12
    Figure 0004645051
    化合物13
    Figure 0004645051
    化合物14
    Figure 0004645051
    化合物15
    Figure 0004645051
    化合物16
    Figure 0004645051
    化合物17
  3. 請求項1又は2に記載のジベンゾスベリルピペラジン誘導体又はその塩を含有する、マラリアの治療又は予防のための医薬組成物。
  4. 前記マラリアが、薬剤耐性マラリアであることを特徴とする、請求項3に記載の医薬組成物。
JP2004088135A 2004-03-25 2004-03-25 ジベンゾスベリルピペラジン誘導体及びそれを含有する医薬組成物 Expired - Fee Related JP4645051B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004088135A JP4645051B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 ジベンゾスベリルピペラジン誘導体及びそれを含有する医薬組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004088135A JP4645051B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 ジベンゾスベリルピペラジン誘導体及びそれを含有する医薬組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005272354A JP2005272354A (ja) 2005-10-06
JP4645051B2 true JP4645051B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=35172397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004088135A Expired - Fee Related JP4645051B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 ジベンゾスベリルピペラジン誘導体及びそれを含有する医薬組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4645051B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1915356A1 (en) * 2005-08-08 2008-04-30 AstraZeneca AB Therapeutic agents
EP3575289B1 (en) * 2017-01-26 2023-04-19 Tosoh Corporation Alkanolamine, friction-reducing agent, and lubricating oil composition

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3257404A (en) * 1962-06-15 1966-06-21 Rhone Poulenc Sa Piperazine derivatives of dibenzo[a,d] cycloheptadiene
JPH05117235A (ja) * 1991-04-26 1993-05-14 Ajinomoto Co Inc 新規1,4−ジヒドロピリジン誘導体及びそれを含有する癌耐性克服剤
JPH06271556A (ja) * 1993-03-23 1994-09-27 Pola Chem Ind Inc 薬剤に対する感受性回復剤
JP2000072612A (ja) * 1998-06-17 2000-03-07 Nonogawa Shoji Kk 皮膚外用剤
WO2002042284A1 (fr) * 2000-11-22 2002-05-30 Pola Chemical Industries, Inc. Derives de piperazine dibenzosuberanyle et agents surmontant la resistance aux medicaments contenant ces derives

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3257404A (en) * 1962-06-15 1966-06-21 Rhone Poulenc Sa Piperazine derivatives of dibenzo[a,d] cycloheptadiene
JPH05117235A (ja) * 1991-04-26 1993-05-14 Ajinomoto Co Inc 新規1,4−ジヒドロピリジン誘導体及びそれを含有する癌耐性克服剤
JPH06271556A (ja) * 1993-03-23 1994-09-27 Pola Chem Ind Inc 薬剤に対する感受性回復剤
JP2000072612A (ja) * 1998-06-17 2000-03-07 Nonogawa Shoji Kk 皮膚外用剤
WO2002042284A1 (fr) * 2000-11-22 2002-05-30 Pola Chemical Industries, Inc. Derives de piperazine dibenzosuberanyle et agents surmontant la resistance aux medicaments contenant ces derives

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005272354A (ja) 2005-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100866820B1 (ko) 지질 풍부 플라크 퇴축제
JP2009545594A (ja) 改善された効能、安定性および安全性を有する疑似塩基ベンゾ[c]フェナントリジン
CN107922358A (zh) 1,3,5‑三嗪衍生物及其使用方法
CA2934517C (en) Fused heterocyclic compounds as ion channel modulators
JP5425219B2 (ja) アミドチアゾール誘導体、その製造方法および使用
JPH0224821B2 (ja)
JP6088639B2 (ja) 抗マラリア薬
KR20170061615A (ko) 피마살탄의 신규 염
US20220306638A1 (en) Selective btk irreversible inhibitors
CN106831799A (zh) 羟基苯乙烯吡啶曼尼希碱类化合物、其制备方法和用途
JP4645051B2 (ja) ジベンゾスベリルピペラジン誘導体及びそれを含有する医薬組成物
CN106883141A (zh) 一种丹皮酚肟醚类化合物、其制备方法及医药用途
NL8002071A (nl) 2-hydroxy-5-(1-hydroxy-2-piperazinylethyl)- benzoee- zuurderivaten, werkwijze voor de bereiding daarvan, alsmede farmaceutische preparaten die deze bevatten.
JP2021534191A (ja) 新規なハロ−(3−(フェニルスルホニル)プロプ−1−エニル)ピリジン誘導体及びこの用途
KR0145337B1 (ko) 의식장해 개선제, 중추신경계 부활제 또는 시그마 수용기 작동제용 카르보스티릴 유도체 및 이것을 함유하는 약학 조성물
JP4189472B2 (ja) ジベンゾスベラニルピペラジン誘導体および該誘導体を含む薬剤耐性克服剤
JPS62234083A (ja) 鎮吐薬または精神病治療薬として有用なカルボキサミド類
CN105777706B (zh) 一种3-[(苯并[d][1, 3]二氧戊环-4-基)-氧基]-3-芳基丙胺类化合物及其应用
JPWO2002053550A1 (ja) ベンゾフラン誘導体及びそれを含有する医薬組成物
US6136863A (en) Antifungal agents
JPH03197463A (ja) 新規ベンズアゼピン
US11884631B1 (en) Substituted phenyl quinolin-l-ium bromide derivative as anti-tubercular agents
JP2781073B2 (ja) 新規キノリン誘導体及びそれを有効成分として含有する制癌剤効果増強剤
JPH02292213A (ja) 制癌剤
US20230416191A1 (en) Compounds, Compositions and Methods for the Treatment of CREB-dependent Diseases

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070315

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees