JP4644946B2 - オレフィン系多層収縮フィルムおよび包装材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はポリスチレン樹脂層(以下、PS層という場合がある)とポリプロピレン樹脂組成物層(以下、PP層という場合がある)とが積層されたオレフィン系多層収縮フィルム、およびこの収縮フィルムからなる包装材に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリプロピレン樹脂は機械的強度、耐薬品性、食品衛生性が優れ、透明性があり、かつ焼却しやすいところから、食品包装用途を始め、各種の包装用途に使用されている。包装材の一つとして、加熱することにより収縮する収縮フィルム(収縮性フィルム、シュリンクフィルム)が知られており、このような収縮フィルムを用いて包装することにより、被包装物にフィルムを密着させて包装することができる。
【0003】
例えば、被包装物にポリプロピレン系樹脂からなる収縮フィルムを被せて端面をシールし、80℃以上の温度に保持された高温炉に放置または炉内を通過させることにより収縮フィルムを収縮させてフィルムを被包装物に緊密に被せて包装することができる。
このような収縮フィルムは、特に最近のポリエステル樹脂に代表されるプラスチックボトルの普及とともにプラスチックボトル用収縮ラベルの用途への需要が高まっている。
【0004】
ポリプロピレン系樹脂から製造される収縮フィルムは80℃以上の高温で収縮する特性が望まれるため、ポリプロピレン系樹脂の中でできるだけ低融点のプロピレン・エチレンランダム共重合体またはプロピレン・エチレン・1−ブテンランダム共重合体が用いられている。
しかし、低融点のプロピレン系ランダム共重合からなる収縮フィルムは、保管または輸送中に、常温ないし40℃程度の雰囲気下においても後収縮(自然収縮)しやすいという問題点がある。
【0005】
このような問題点を解決するための方法として、ガラス転移点が40℃以上の樹脂を積層またはブレンドする方法が知られている。例えば、特開2000−159946号には、ガラス転移点が40℃以上の樹脂としてポリスチレン樹脂をポリプロピレン樹脂と積層する方法が記載されている。
上記公報の方法では、ポリスチレン樹脂をポリプロピレン樹脂と積層することで80℃以上という高温下での加熱収縮率を高め、一方で自然収縮を抑えるという技術課題がクリアーされている。
しかし、上記公報に記載されている延伸フィルムにおいては、ポリスチレン樹脂層とポリプロピレン樹脂層との層間接着性、およびフィルムのインパクト強度の向上が求められる。
【0006】
ところで、プラスチックボトルは回収して再利用されるため、回収後にボトルとラベルとを選別する作業が行われるが、収縮フィルムからなるラベルの比重が1未満であると、選別作業が容易となる。すなわち、比重が1未満のラベルは水に浮き、一方ポリエステル樹脂などのボトル原料用プラスチックは水に沈むため、水中分離法によりラベルを容易に選別することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上記従来の問題点を解決するため、80℃以上の高温下での加熱収縮率は大きく、自然収縮は抑制された特性を維持しながら、ポリプロピレン樹脂層とポリスチレン樹脂層との層間接着強度およびフィルムのインパクト強度が向上し、かつ比重の小さいオレフィン系多層収縮フィルム、ならびにこの収縮フィルムからなる包装材を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は次のオレフィン系多層収縮フィルムおよび包装材である。
(1) ポリスチレン樹脂層とポリプロピレン樹脂組成物層とが積層された多層フィルムであって、
前記ポリプロピレン樹脂組成物層がプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体、スチレン系エラストマーおよび炭化水素系石油樹脂を含む樹脂組成物からなり、
プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体およびスチレン系エラストマーの割合は、両者の合計に対してプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体が90〜60重量%、スチレン系エラストマーが10〜40重量%であり、
炭化水素系石油樹脂の配合量はプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体と炭化水素系樹脂の合計に対して20〜35重量%であり、
多層フィルムが1軸または2軸に延伸されており、
ポリスチレン樹脂層の厚さ/ポリプロピレン樹脂組成物層の厚さの比が(4〜40)/(96〜60)であるオレフィン系多層収縮フィルム。
(2) プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体がプロピレン・エチレンランダム共重合体またはプロピレン・エチレン・1−ブテンランダム共重合体である上記(1)記載のオレフィン系多層収縮フィルム。
(3) プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体のプロピレンの含有量が99〜80重量%である上記(1)または(2)記載のオレフィン系多層収縮フィルム。
(4) スチレン系エラストマーがスチレン・エチレン/1−ブテン・スチレンブロック共重合体またはスチレン・エチレン/プロピレン・スチレンブロック共重合体である上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のオレフィン系多層収縮フィルム。
(5) オレフィン系多層収縮フィルムの比重が0.98以下である上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のオレフィン系多層収縮フィルム。
(6) 上記(1)ないし(5)のいずれかに記載のオレフィン系多層収縮フィルムからなる包装材。
【0009】
本発明においてポリスチレン樹脂層に用いるポリスチレン樹脂は、スチレンおよびその誘導体からなる群から選ばれる少なくとも1種のスチレン系単量体の単独重合体または共重合体;スチレンおよびその誘導体からなる群から選ばれる少なくとも1種のスチレン系単量体と他のビニル系単量体との共重合体である。共重合体の場合ランダム共重合体であってもよいし、ブロック共重合体であってもよい。
ポリスチレン樹脂は押出成形および延伸が可能であることが必要である。また透明性がよく剛性があるものが好ましい。
【0010】
上記スチレン系単量体としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ハロゲン化スチレン、t−ブチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルキシレン、ジビニルベンゼンなどがあげられる。これらの中ではスチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレンが好ましく、特にスチレン、α−メチルスチレンが好ましい。
スチレン系単量体は、ポリスチレン樹脂の重合原料となる単量体の合計に占める割合として通常25〜100重量%、好ましくは50〜90重量%、さらに好ましくは55〜90重量%であるのが望ましい。
【0011】
スチレン系単量体と共重合する他のビニル系単量体は、スチレン系単量体と共重合可能なビニル系化合物であれば特に制限されない。このような他のビニル系単量体としては、ブタジエン、イソプレンなどのポリエン;アクリロニトリル、メタクリロニトリル、α−クロロアクリロニトリルなどのアクリロニトリル系単量体;メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレートなどの(メタ)アクリル酸アルキルエステル系単量体;n−フェニルマレイミド、n−メチルフェニルマレイミド、n−シクロヘキシルマレイミド、n−エチルマレイミドなどのマレイミド系単量体;無水マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸などの不飽和カルボン酸誘導体等をあげることができる。これらの単量体は一種単独で使用することもできるし、二種以上を組み合わせて使用することもできる。
【0012】
またポリスチレン樹脂はガラス転移点(Tg)がシュリンクラベル等に使用できる程度のもの、通常40〜120℃、好ましくは60〜100℃であるものが望ましい。ガラス転移点が上記範囲内にあるポリスチレン樹脂を用いると、常温〜40℃程度の雰囲気下における自然収縮が小さく、しかも例えば80℃以上の高温下での加熱収縮率が大きいオレフィン系多層収縮フィルムを得ることができる。
【0013】
またポリスチレン樹脂はメルトフローレート(MFR;ASTM D 1238、200℃、荷重5kg)が0.1〜30g/10分、好ましくは1〜10g/10分であることが望ましい。メルトフローレートが上記範囲内にあるポリスチレン樹脂を用いると、押出成形および延伸成形が容易であるので、効率よくオレフィン系多層収縮フィルムを得ることができる。
【0014】
またポリスチレン樹脂は密度(ASTM D 1505)が0.90〜1.20g/cm3、好ましくは1.00〜1.10g/cm3であることが望ましい。密度が上記範囲内にあるポリスチレン樹脂を用いると、延伸成形が容易であるので、効率よくオレフィン系多層収縮フィルムを得ることができるとともに、得られるオレフィン系多層収縮フィルムは常温〜40℃程度の雰囲気下における自然収縮が小さく、しかも例えば80℃以上の高温下での加熱収縮率が大きい。
【0015】
ポリスチレン樹脂にはゴム状重合体がブレンドされていてもよい。このゴム状重合体としては、ポリブタジエン、イソプレン・ブタジエン共重合体、スチレン・ブタジエン共重合体、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・プロピレン・ジエン共重合体などがあげられる。これらの中ではポリブタジエン、スチレン・ブタジエン共重合体が好ましい。
ポリスチレン樹脂は1種単独で使用することもできるし、2種以上を組み合せて使用することもできる。
【0016】
本発明においてポリプロピレン樹脂組成物に用いるプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体は、プロピレンとプロピレン以外のα−オレフィンとのランダム共重合体が制限なく使用できるが、比較的融点の低いプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体が好ましい。
【0017】
プロピレンと共重合されるα−オレフィンとしては、エチレンまたは炭素数4〜20のα−オレフィン、具体的には1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン、3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、3−エチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1−ペンテン、4−エチル−1−ヘキセン、3−エチル−1−ヘキセンなどがあげられる。これらの中では、プロピレンとのランダム共重合が容易なエチレンおよび1−ブテンが好ましい。α−オレフィンは1種単独で使用することもできるし、2種類以上を組み合せて使用することもできる。
【0018】
プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体としては、プロピレン・エチレンランダム共重合体、およびプロピレン・エチレン・1−ブテン三元ランダム共重合体が好ましい。
【0019】
プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体におけるプロピレンおよびα−オレフィンの割合は、通常プロピレンが99〜80重量%、α−オレフィンが1〜20重量%、好ましくはプロピレンが98〜92重量%、α−オレフィンが2〜8重量%、さらに好ましくはプロピレンが97〜94重量%、α−オレフィンが3〜6重量%の範囲であるのが望ましい。
プロピレンおよびα−オレフィンの割合が上記範囲にある場合、延伸成形が容易であるとともに、得られるオレフィン系多層収縮フィルムは収縮特性、機械的物性および保存安定性に優れている。
【0020】
プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体はDSC融点が120〜150℃、好ましくは130〜145℃であるものが望ましい。DSC融点が上記範囲内にあるプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体を用いると、延伸成形が容易であるとともに、得られるオレフィン系多層収縮フィルムは例えば80℃以上の高温下での加熱収縮率が大きい。
【0021】
プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体はメルトフローレート(MFR;ASTM D 1238、230℃、荷重2.16kg)が0.1〜30g/10分、好ましくは1〜5g/10分であることが望ましい。メルトフローレートが上記範囲内にあるプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体を用いると、得られるポリプロピレン樹脂組成物はフィルム成形性に優れ、しかも適度な溶融張力を有するので延伸性にも優れ、安定した品質を有するオレフィン系多層収縮フィルムを得ることができる。
【0022】
またプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体は密度(ASTM D 1505)が0.85〜0.95g/cm3、好ましくは0.88〜0.92g/cm3であることが望ましい。密度が上記範囲内にあるプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体を用いると、延伸成形が容易であるとともに、得られるオレフィン系多層収縮フィルムの比重を小さくすることができる。
【0023】
プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体は1種単独で使用することもできるし、2種以上を組み合せて使用することもできる。
プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体の製造方法は特に制限されるものではなく、公知の方法で製造することができる。例えば、チーグラー系またはメタロセン系のオレフィン重合用触媒を使用し、バルク法、スラリー法、気相法等の公知の方法で製造することができる。
【0024】
本発明においてポリプロピレン樹脂組成物に用いるスチレン系エラストマーは、スチレンまたはその誘導体の含有量が1〜50重量%、好ましくは5〜30重量%の弾性重合体である。上記スチレンの誘導体としては、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、クロロスチレン、低級アルキル置換スチレン、ビニルナフタレンなどがあげられる。スチレンまたはその誘導体と共重合するモノマーとしては、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等の共役ジエンなどがあげられる。スチレンまたはその誘導体、および共役ジエンはそれぞれ1種単独で使用することもできるし、2種以上組み合せて使用することもできる。
【0025】
スチレン系エラストマーとしては、スチレン系ブロック共重合体、スチレン・共役ジエン共重合体、これらの完全または不完全水素化物などがあげられる。具体的には、スチレン・エチレン/ブチレン・スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン・エチレン/プロピレン・スチレンブロック共重合体(SEPS;SISの水添物)、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン・エチレン・プロピレンブロック共重合体(SEP)、PS−ポリイソプレンブロック共重合体等のスチレン系ブロック共重合体;スチレン・ブタジエン(SBR)、スチレン・イソプレンランダム共重合体ゴム、これらの水添物;スチレンまたはその誘導体の単独重合体または共重合体などがあげられる。
スチレン系エラストマーとしてはスチレン系ブロック共重合体が好ましく、特にスチレン・エチレン/ブチレン・スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン・エチレン/プロピレン・スチレンブロック共重合体(SEPS)が好ましい。
【0026】
またスチレン系エラストマーは密度(ASTM D 1505)が0.80〜0.95g/cm3、好ましくは0.85〜0.93g/cm3であることが望ましい。密度が上記範囲内にあるスチレン系エラストマーを用いると、プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体との相溶性がよく、延伸成形が容易であるとともに、得られるオレフィン系多層収縮フィルムの比重を小さくでき、かつ外観に優れている。
【0027】
前記SEBSは、一般的にスチレン・ブタジエン系ブロック共重合体であるSBS(スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体)の水添物として知られている。SEBSは、ポリスチレンブロック単位とポリエチレン/ブチレンゴムブロック単位とからなる熱可塑性エラストマーである。このようなSEBSでは、ハードセグメントであるポリスチレンブロック単位が物理架橋(ドメイン)を形成してゴムブロック単位の橋かけ点として存在しており、このポリスチレンブロック単位間に存在するゴムブロック単位はソフトセグメントであってゴム弾性を有している。
またSEPSは、ポリスチレンブロック単位とポリエチレン/プロピレンゴムブロック単位とからなる熱可塑性エラストマーである。
【0028】
スチレン系エラストマーとして用いるSEBSまたはSEPSは、ポリスチレン単位を1〜50重量%、好ましくは5〜30重量%の量で含有していることが望ましい。なおスチレンまたはその誘導体から導かれる単位の含有量は赤外線分光法、NMR分光法などの公知の方法によって測定することができる。
【0029】
スチレン系エラストマーとして用いるSEBSのメルトフローレート(MFR;ASTM D 1238に準拠して230℃、2.16kg荷重下で測定)は0.01〜100g/10分、好ましくは0.1〜50g/10分であることが望ましい。MFRが上記範囲内にあるSEBSを用いると、プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体との相溶性がよく、延伸成形が容易である。
【0030】
スチレン系エラストマーとして用いるSEPSのメルトフローレート(MFR;200℃、10kg荷重下で測定)は0.01〜100g/10分、好ましくは0.1〜50g/10分であることが望ましい。MFRが上記範囲内にあるSEPSを用いると、プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体との相溶性がよく、延伸成形が容易である。
【0031】
スチレン系エラストマーとしては市販品を使用することもできる。市販品の具体的なものとしては、クレイトン(Kraton:シェル化学(株)製、商標)、キャリフレックスTR(シェル化学(株)製、商標)、ソルプレン(フィリップスペトロリファム社製、商標)、ユーロプレンSOLT(アニッチ社製、商標)、タフプレン(旭化成(株)製、商標)、ソルプレン−T(日本エラストマー社製、商標)、JSRTR(日本合成ゴム社製、商標)、電化STR(電気化学社製、商標)、クインタック(日本ゼオン社製、商標)、クレイトンG(シェル化学(株)製、商標)、タフテック(旭化成(株)製、商標)、セプトン(クラレ(株)、商標)などがあげられる。
【0032】
本発明で用いるポリプロピレン樹脂組成物において、プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体およびスチレン系エラストマーの割合は、両者の合計に対してプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体が90〜60重量%、スチレン系エラストマーが10〜40重量%である。両成分の含有量が上記範囲にあるので、ポリスチレン樹脂層との接着性、延伸性およびインパクト強度のバランスの優れたポリプロピレン樹脂組成物が得られる。
【0033】
本発明で用いるポリプロピレン樹脂組成物にはプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体およびスチレン系エラストマーに加えて、さらに炭化水素系石油樹脂を配合する。炭化水素系石油樹脂を配合することにより、本発明のオレフィン系多層収縮フィルムの延伸性を向上させることができ、これにより多層収縮フィルムの収縮性を向上させることができる。
【0034】
上記炭化水素系石油樹脂としては極性基を実質的に含まない炭化水素系石油樹脂が好ましい。極性基を実質的に含まない炭化水素系石油樹脂としては、水酸基、カルボキシル基、ハロゲン基、スルホン基およびそれらの変成体などの極性基を有さない炭化水素系石油樹脂、例えばイソプレン、ピペリレン、2−メチルー1−ブテン、2−メチル2−ブテン等のC5系炭化水素;スチレン、ビニルトルエン、αーメチルスチレン、インデン等のC9炭化水素;シクロペンタジエン等の脂環状不飽和炭化水素;高級オレフィン系炭化水素などを主原料とし、触媒の存在下または非存在下に熱重合して得られる樹脂およびその水添物などがあげられる。代表的な水素添加石油樹脂としては、水添率99%以上のポリジシクロペンタジエン等の完全水添脂環族石油樹脂をあげることができる。
【0035】
炭化水素系石油樹脂は市販品を使用することもできる。市販品の具体的なものとしては、三井化学(株)製のハイレッツ、ペトロジン(いずれも商標)、エッソ化学社製のエスコレッツ(商標)、日本ゼオン社製のクイントン(商標)、荒川化学社製のアルコン(商標)等をあげることができる。
炭化水素系石油樹脂の配合量はプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体と炭化水素系石油樹脂の合計に対して20〜35重量%である。
【0038】
本発明で用いるポリスチレン樹脂およびポリプロピレン樹脂組成物には公知の酸化防止剤、耐候安定剤、帯電防止剤、スリップ剤、アンチブロッキング剤、核剤等の添加剤を本発明の目的を損なわない範囲で含有させることができる。
【0039】
本発明で用いるポリプロピレン樹脂組成物の調製方法は特に制限されず、公知の方法により調製することができ、例えば以下の方法が例示できる。
すなわち、前記プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体と、スチレン系エラストマーと、炭化水素系石油樹脂と、必要に応じて他の添加剤とを、例えばヘンシェルミキサー、タンブラーブレンダー等により混合後、単軸または二軸押出機で溶融混錬し、ペレット化することにより調製することができる。また各成分をドライブレンドして製造することもできる。
【0040】
本発明のオレフィン系多層収縮フィルムは、前記ポリスチレン樹脂からなるポリスチレン樹脂層(PS層)と、前記ポリプロピレン樹脂組成物からなるポリプロピレン樹脂組成物層(PP層)とが積層された多層フィルムであって、一軸またはニ軸延伸された延伸フィルムである。
【0041】
本発明のオレフィン系多層収縮フィルムは少なくとも一層のPS層と少なくとも一層のPP層とが積層された少なくとも二層の多層フィルムであればよく、それ以外の層構成は制限されない。例えば、PS層および/またはPP層が二層以上積層されていてもよく、またPS層およびPP層以外の層が積層されていてもよい。層構成としては2種3層、3種5層などがあげられるが、外側がPS層となるように積層されているものが好ましい。
層構成の具体的なものとしてはPS層/PP層、PS層/PP層/PS層、PP層/PS層/PP層などをあげることができる。これらの中では、PS層/PP層/PS層が好ましい。
【0042】
本発明のオレフィン系多層収縮フィルムの厚さは全体で通常5〜300μm、好ましくは20〜200μm、さらに好ましくは30〜100μmの範囲であるのが望ましい。
【0043】
本発明のオレフィン系多層収縮フィルムはPS層の厚さ/PP層の厚さの比が(4〜40)/(96〜60)、好ましくは(10〜30)/(90〜70)の範囲にある。同じ層が二層以上ある場合は、上記層の厚さは合計の厚さである。厚さの比が上記範囲にある場合、後収縮(自然収縮)率をより小さくすることができる。また多層収縮フィルム全体の比重を小さくすることが容易であり、比重が0.98以下の多層収縮フィルムも容易に得ることができる。
【0044】
本発明のオレフィン系多層収縮フィルムは比重が0.98以下、好ましくは0.97〜0.90であるのが望ましい。比重が0.98以下の場合、多層収縮フィルムは水に浮くので、後述するように包装材として使用した場合に、リサイクルする際の選別が容易である。また0.97以下の場合、多層収縮フィルムに印刷が施された場合でも、印刷後の比重が通常1未満となり、選別が容易である。
【0045】
本発明のオレフィン系多層収縮フィルムび延伸倍率は.一軸延伸フィルムの場合1.5〜10倍、好ましくは3〜7倍であるのが望ましい。二軸延伸フィルムの場合、縦が1.5〜6倍、好ましくは3〜6倍、横が5〜15倍、好ましくは8〜12倍であるのが望ましい。
【0046】
本発明のオレフィン系多層収縮フィルムは、加熱することにより収縮する収縮性フィルム(シュリンクフィルム)である。例えば、70〜100℃の温度に保持された高温炉に放置または炉内を通過させることにより容易に収縮させることができる。この場合の収縮率は通常10〜60%である。また90℃における収縮率は通常25〜50%である。一方、常温〜40℃程度の温度では後収縮率が小さく、保管または輸送中の変形はほとんど生じない。
【0047】
本発明のオレフィン系多層収縮フィルムは、前記ポリスチレン樹脂層と前記ポリプロピレン樹脂組成物層とから形成されているため、例えばTD方向における90℃での熱収縮率が25%を超え、しかも40℃以下の温度での自然収縮率が3%以下、また30℃以下の温度での自然収縮率が1.0%以下と小さい。このように、本発明のオレフィン系多層収縮フィルムは常温〜40℃程度で保管した際のロールの後収縮による変形をほとんど生じない。
【0048】
また、本発明のオレフィン系多層収縮フィルムは各層の密着強度が高いため、溶剤シールまたはヒートシールした場合にも各層が層間剥離を生じる恐れがない。
また、本発明のオレフィン系多層収縮フィルムはポリスチレン樹脂層を外層とすることにより印刷性の優れたフィルムとすることができる。
【0049】
本発明のオレフィン系多層収縮フィルムは上記特徴を生かして包装材として好適に利用することができる。特に、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックボトルのシュリンクラベルとして好適に利用することができる。
【0050】
本発明のオレフィン系多層収縮フィルムを製造する方法としては、公知の多層フィルムの製造方法および延伸方法が採用できる。例えば、次のような方法により製造することができる。
まず、前記ポリスチレン樹脂およびポリプロピレン樹脂組成物をそれぞれ押出機で溶融し、1台の環状ダイまたはTダイから共押出しして多層フィルムを成形する。次に、この多層フィルムを一旦冷却固化するか、または冷却することなくそのまま次の延伸工程に供する。一旦冷却する場合、フィルムとして巻き取ってもよいし、巻き取らなくてもよい。延伸工程は、延伸ロールおよび/またはテンター方式でも良いし、チューブラー延伸方式でもよい。一軸延伸または二軸延伸は前記延伸倍率となるように延伸する。これにより一軸または二軸に配向した多層収縮フィルムを成形することができる。延伸は収縮性を発現する適度な温度で行う。例えば、60〜120℃、好ましくは80〜100℃で行うことができる。また延伸後、必要に応じてアニール処理を行ってもよい。
【0051】
本発明の包装材は前記本発明のオレフィン系多層収縮フィルムからなる包装材であり、収縮包装(シュリンク包装)の包装材として利用される。包装材はフィルム状のまま使用することもできるし、袋状、チューブ状など、被包装物の形状に応じた形状のものを使用することができる。
【0052】
本発明の包装材を用いて被包装物を包装するには、例えば被包装物に包装材を被せて端面を溶剤シールまたはヒートシールし、70〜100℃の温度に保持された高温炉に放置または炉内を通過させることにより包装材を収縮させ、包装材を被包装物に収縮密着させることにより行うことができる。
【0053】
本発明の包装材を用いて包装される被包装物は特に限定されないが、プラスチックボトル、ガラス容器、カップ麺、電池、金属缶、スプレー容器、プラスチックケース、雑誌などがあげられる。これらの中では、プラスチックボトル、特にポリエチレンテレフタレート等のプラスチックボトルのシュリンクラベルとして利用するのが好ましく、この場合、比重が0.98以下のオレフィン系多層収縮フィルムからなる包装材を使用するのが好ましい。
【0054】
包装材の比重が特に0.97以下の場合、包装材の表面に印刷が施されている場合でも通常包装材の比重は1未満となり水に浮くため、再利用(リサイクル)する際の選別が容易である。すなわち、再利用するために粉砕されたポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル樹脂などの比重が1より大きい樹脂と、本発明の包装材とを水中分離法により容易に選別できる。
【0055】
【発明の効果】
本発明のオレフィン系多層収縮フィルムは、ポリスチレン樹脂層と特定のポリプロピレン樹脂組成物層とが特定の厚さの比で積層された延伸フィルムであって、前記ポリプロピレン樹脂組成物層はプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体、スチレン系エラストマーおよび炭化水素系石油樹脂を特定の割合で含む樹脂組成物からなるので、80℃以上の高温下での加熱収縮率は大きく、自然収縮は抑制された特性を維持しながら、ポリプロピレン樹脂層とポリスチレン樹脂層との層間接着強度およびフィルムのインパクト強度が向上し、かつ比重が小さい。
本発明の包装材は上記オレフィン系多層収縮フィルムからなっているので、80℃以上の高温下での加熱収縮率は大きく、自然収縮は抑制された特性を維持しながら、ポリプロピレン樹脂層とポリスチレン樹脂層との層間接着強度およびフィルムのインパクト強度が向上し、かつ比重の小さい包装材であり、加熱して収縮させることにより被包装物を容易に包装することができるとともに、再利用する際には比重差を利用して容易に選別することができる。
【0056】
【発明の実施の形態】
次に実施例をあげて本発明についてさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例になんら制約されるものではない。実施例で使用した各成分は次の通りである。
【0057】
●ポリスチレン樹脂(PS層用)
スチレン含有量=85重量%
ブタジエン含有量=15重量%
MFR(ASTM D 1238、200℃、荷重5kg)=8g/10min
ガラス転移点(Tg)=80℃
密度(ASTM D 1505)=1.05g/cm3
●プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体
プロピレン・エチレンランダム共重合体
エチレン含有量=4.0重量%
MFR(ASTM D 1238、230℃、2.16kg)=2.5g/10min
密度(ASTM D 1505)=0.90g/cm3
DSC融点=139℃
●SEBS
シェルジャパン社製G1657(商標)
MFR(ASTM D 1238、230℃、2.16kg)=8g/10min
密度(ASTM D 1505)=0.90g/cm3
スチレン含有量=13重量%
●SEPS
クラレ(株)製セプトン2043(商標)
MFR(ASTM D 1238、200℃、10kg)=13g/10min
密度(ASTM D 1505)=0.89g/cm3
スチレン含有量=13重量%
●石油樹脂
荒川化学社製の石油樹脂P−140(商標)
【0058】
試験方法は次の通りである。
(1)収縮率試験A
延伸フィルムを1cm(MD)×12cm(TD)にスリットして得られた試験片を所定温度のオーブンに5分入れ、この熱処理前後のフィルムの寸法からTD方向における熱収縮率を求めた。また上記と同じ試験片を40℃のオーブンに5日間入れ、この熱処理前後のフィルムの寸法からTD方向における熱収縮率を求めた。
(2)比重
延伸フィルムを5mm角にカットし密度勾配管法によって求めた。
【0059】
(3)層間剥離強度試験
延伸フィルムを1.5cm(MD)×10cm(TD)でサンプリングし、端を少しめくって剥離させた。それを剥離試験機で300mm/minの速度でTD方向に剥がしその応力を求めた。
(4)インパクト強度試験
延伸フィルムを5cm×5cmにサンプリングし、所定温度下でインパクトテスター(下から上へハンマーを突きあげる方式)で面衝撃強度を測定した。
ハンマーの条件:先端1インチ、30kgcm
【0060】
実施例1
プロピレン・エチレンランダム共重合体を63重量部、SEBS(G1657)を10重量部、および石油樹脂P−140を27重量部の割合でブレンドし、PP層用の樹脂組成物を得た。プロピレン・エチレンランダム共重合体および石油樹脂の合計に対する石油樹脂の配合割合は30重量%とした。このPP層用の樹脂組成物およびPS層用の前記ポリスチレン樹脂を、50mmΦの3層Tダイ成形機を用い、ダイス温度230℃、チルロール30℃、シート引き取り速度3.0m/minの条件で成形し、PS層/PP層(コア層)/PS層の2種3層構造の多層フィルムを製造した。この多層フィルムの厚さは0.3mmである。なお、PS層にはシリカを2000ppmずつ添加し、スリップ性、耐ブロッキング性を付与した。
【0061】
得られた原反を8cm角にカットした。次いで、このカットした3層シートを卓上二軸延伸機で延伸し、厚さ60μmの一軸延伸フィルムを作成した。一軸延伸は、シートを90℃で2分間予熱した後10mm/secの延伸速度で、延伸倍率5倍になるようにして行った。
【0062】
上記のようにして得られた一軸延伸フィルムは全体の厚さが60μm、PS層/PP層/PS層の厚さの比が1/8/1であった。この一軸延伸フィルムについて収縮率試験、層間剥離試験(PS層とPP層の剥離)およびインパクト強度試験を前記方法に従って行った。その結果を表1に示す。
【0063】
実施例2
PP層用の樹脂組成物として、プロピレン・エチレンランダム共重合体を56重量部、SEBS(G1657)を20重量部および石油樹脂P−140を24重量部の割合でブレンドしたものを用いた以外は実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
【0064】
実施例3
PP層用の樹脂組成物として、プロピレン・エチレンランダム共重合体を56重量部、SEPS(セプトン2043)を20重量部および石油樹脂P−140を24重量部の割合でブレンドしたものを用いた以外は実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
【0065】
比較例1
PP層用の樹脂組成物として、スチレン系モノマーを使用せず、プロピレン・エチレンランダム共重合体を70重量部および石油樹脂P−140を30重量部の割合でブレンドしたものを用いた以外は実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
【0066】
【表1】
Claims (6)
- ポリスチレン樹脂層とポリプロピレン樹脂組成物層とが積層された多層フィルムであって、
前記ポリプロピレン樹脂組成物層がプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体、スチレン系エラストマーおよび炭化水素系石油樹脂を含む樹脂組成物からなり、
プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体およびスチレン系エラストマーの割合は、両者の合計に対してプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体が90〜60重量%、スチレン系エラストマーが10〜40重量%であり、
炭化水素系石油樹脂の配合量はプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体と炭化水素系樹脂の合計に対して20〜35重量%であり、
多層フィルムが1軸または2軸に延伸されており、
ポリスチレン樹脂層の厚さ/ポリプロピレン樹脂組成物層の厚さの比が(4〜40)/(96〜60)であるオレフィン系多層収縮フィルム。 - プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体がプロピレン・エチレンランダム共重合体またはプロピレン・エチレン・1−ブテンランダム共重合体である請求項1記載のオレフィン系多層収縮フィルム。
- プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体のプロピレンの含有量が99〜80重量%である請求項1または2記載のオレフィン系多層収縮フィルム。
- スチレン系エラストマーがスチレン・エチレン/1−ブテン・スチレンブロック共重合体またはスチレン・エチレン/プロピレン・スチレンブロック共重合体である請求項1ないし3のいずれかに記載のオレフィン系多層収縮フィルム。
- オレフィン系多層収縮フィルムの比重が0.98以下である請求項1ないし4のいずれかに記載のオレフィン系多層収縮フィルム。
- 請求項1ないし5のいずれかに記載のオレフィン系多層収縮フィルムからなる包装材。
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