JP4643370B2 - 足場用締結具 - Google Patents

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本発明は建築物の外側に配置される足場本体を建築物の躯体部に締結する足場用締結具に関する。
中層ないし高層の建築物を建築する際には、地上から足場を組み上げていくことが困難であることから、建築物の外側に配置される足場本体を建築物の建築作業に伴って移動させる、即ち盛り替えるようにした技術が開発されている。足場本体は建築物の外壁に沿って配置される複数本の垂直支柱とこれらの垂直支柱を相互に連結する水平梁材とを備えており、現場作業員が足場本体に乗り込んで外面塗装作業等の建築作業を行う間は建築物の躯体部に締結される。所定の建築作業を終えると足場本体自体は解体されることなく躯体部から取り外され、クレーンやホイスト等の起重機により所定の階数まで搬送され、躯体部に再び締結されることになる。このような足場本体の盛り替え作業においては、起重機の誤操作や強風の影響により足場本体が躯体部に衝突することのないように、従来、躯体部にガイドプレートやガイドローラ等の案内部材を装着するとともに、この案内部材により案内されるガイドレールを足場本体に設けることにより、足場本体の移動を安定させるようにした技術が開発されている。
従来、足場本体を躯体部に締結するための足場用締結具として、基端部が足場本体に取り付けられる締結アームを躯体部の一部を構成する躯体外壁部に掛け渡すとともに、締結アームの先端部側に設けられ躯体外壁部を内側から押圧するねじ部材と締結アームの中間部に固定されるストッパ部材とにより躯体外壁部を挟み込むことにより、足場本体を躯体部に締結するようにしたものがある。このような足場用締結具を用いて躯体部に対する締結作業を行う場合には、クレーン等の起重機を操作して躯体外壁部に向けて足場本体を接近移動させることにより、躯体外壁部の内側にねじ部材を配置し躯体外壁部の外側にストッパ部材を配置する必要がある。ところが、躯体外壁部の配置や寸法には建築誤差があり、この建築誤差を吸収するためにガイドレールと案内部材との間に一定の隙間を設ける必要があることから、その隙間の分だけ足場本体の移動が安定せず、足場本体を接近移動させる際にストッパ部材を躯体外壁部の上面に衝突させてしまうおそれがあった。
本発明の目的は足場本体を躯体部に接近移動させるときに足場用締結具を躯体部に衝突させてしまう危険性を低減することにある。
本発明の他の目的は足場本体の盛り替え作業を迅速に行うことが可能な足場用締結具を提供することにある。
本発明の足場用締結具は、建築物の外壁に沿って配置される複数本の垂直支柱と前記垂直支柱を相互に連結する水平梁材とを備える足場本体を前記建築物の躯体部に締結する足場用締結具であって、基端部が前記足場本体に取り付けられる締結アームに設けられ、前記締結アームの長手方向に移動して前記躯体部の内側に着脱自在に締結される押圧部材と、前記締結アームの底面に対向して長手方向に沿って設けられ前記足場本体側で前記締結アームに揺動自在に支持される延設部、及び前記延設部に対して直角に一体として設けられ前記押圧部材とにより前記躯体部を挟み込むことにより前記足場本体を前記躯体部に締結するストッパ部を備える揺動部材とを有し、前記躯体部の内側に前記押圧部材が配置され前記躯体部の外側に前記ストッパ部が配置されるように前記躯体部に向けて前記足場本体を接近移動させるとき前記揺動部材は前記ストッパ部が前記躯体部から離れる方向に回転移動し、前記延設部を前記躯体部の上面に接触させることにより前記揺動部材は前記ストッパ部が前記躯体部の外面に接触する方向に回転移動することを特徴とする。
本発明の足場用締結具は、前記締結アームは前記足場本体に対してヒンジ結合されることにより、前記締結アームが前記躯体部の内側に向けて突出する締結位置と、前記外壁に沿って配置される衝突回避位置とに旋回することを特徴とする。
本発明によれば、建築物の躯体部の内側に押圧部材が配置され躯体部の外側に揺動部材のストッパ部が配置されるように躯体部に向けて足場本体を接近移動させるとき揺動部材はストッパ部が躯体部から離れる方向に回転移動することにより、ストッパ部を躯体部の上面に衝突させてしまう危険性を低減することが可能である。躯体部の上面に揺動部材の延設部を接触させることによりストッパ部を躯体部に近付ける方向に回転移動させて躯体部の外面に接触させることができ、この状態のもとで押圧部材を躯体部に向けて移動させて躯体部を内側から押圧することにより、ストッパ部と押圧部材とにより躯体部を挟み込んで、躯体部に対して足場本体を締結することができる。足場用締結具を足場本体に取り付けた状態で足場本体の盛り替えを行うことにより、現場作業員が足場用締結具を持ち運ぶ手間が省け、現場作業員の負担が軽減される。
本発明によれば、足場本体を建築物に近付けたり外壁に沿って移動させたりする際には、締結アームを衝突回避位置に旋回させることで締結アームと建築物との衝突を防止することができる。また、足場本体を躯体部に締結する際には、締結アームを締結位置に旋回させて締結アームを躯体部の内側に向けて突出させた状態で足場本体を降下させることにより、躯体部の内側に押圧部材を配置するとともに躯体部の外側にストッパ部を配置することができ、足場本体の盛り替え作業を迅速に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は足場本体を躯体外壁部に締結した状態を示す外観斜視図である。図1には建築中であるマンションやオフィスビル等の建築物10が示されており、建築物10は躯体部の一部を構成するとともにフロアの床面より上方に向けて突出する躯体外壁部11を有しており、躯体外壁部11の外面は建築物10の外壁を構成している。
建築物10の外側には、建築中の外壁の一部を覆うように足場本体12が配置されている。この足場本体12は建築物10の外壁に沿って配置される複数本の垂直支柱13と、これらの垂直支柱13を相互に連結する水平梁材14とを備えており、垂直支柱13には長手方向に沿って所定の間隔毎に複数のピン孔15が水平方向に貫通して形成されている。図示する場合においては、垂直支柱13に対して本発明の一実施の形態である足場用締結具16が取り付けられており、この足場用締結具16を用いることにより足場本体12が建築物10の躯体部の一部を構成する躯体外壁部11に対して着脱自在に締結されている。
図2(A)は図1に示す本発明の一実施の形態である足場用締結具を示す斜視図であり、図2(B)は揺動部材を示す斜視図である。足場用締結具16は、基端部が垂直支柱13に旋回自在に取り付けられる締結アーム17を有しており、図示する場合には、締結アーム17の基端部には締結アーム17に対して直角方向に伸びる補助部材18が固定されており、補助部材18の上端部には締結アーム17の先端部に固定される補強部材19が固定されている。
垂直支柱13に対向して配置される補助部材18の外面には回転軸20を形成する棒状部材が補助部材18の長手方向に沿って固定されており、回転軸20の両端には回転軸20の端部に回転自在に装着される筒部21と、筒部21に一体として設けられるとともにピン孔22が水平方向に貫通して形成される連結部23とにより構成される旋回金具24が装着されている。足場用締結具16は、図1に示すように、旋回金具24のピン孔22を垂直支柱13のピン孔15に連通させた状態でピン孔15,22のそれぞれにピン部材25を挿入することにより、垂直支柱13に対して着脱自在かつ旋回自在に取り付けられるようになっている。なお、ピン孔22のそれぞれは、垂直支柱に形成されるピン孔15の間隔に対応させて形成されている。
このように、足場用締結具16の締結アーム17は足場本体12に対してヒンジ結合されることにより、図1に示すように締結アーム17が躯体外壁部11の内側に向けて突出する締結位置と、外壁に沿って配置される衝突回避位置とに旋回自在となっている。なお、筒部21のそれぞれには、締結アーム17が締結位置にあるときに回転軸20に形成された図示しない回転止め孔に連通する回転止め孔21aが貫通して形成されており、この回転止め孔21aに回転止めピン26を挿入することにより、締結アーム17を締結位置で保持することができるようになっている。
締結アーム17の先端部には上下方向に摺動する摺動部材27を保持する保持部材28が固定されており、摺動部材27の下端部には締結アーム17の長手方向に移動自在の押圧部材29がねじ結合されている。押圧部材29は摺動部材27にねじ結合されるねじ部29aと、ねじ部29aの先端に設けられる押圧部29bとを有しており、図示しない回転工具を用いてねじ部29aを回転させることにより押圧部材29を締結アーム17の長手方向に沿って移動させることができる。
締結アーム17には長手方向に沿って所定の間隔毎に複数の取付け孔30が水平方向に貫通して形成されており、これらの取付け孔30のいずれか1つには揺動軸31が回転自在に挿入されており、この揺動軸31を介して締結アーム17には揺動部材32が揺動自在に取り付けられるようになっている。
揺動部材32は締結アーム17の底面に対向して長手方向に沿って設けられる断面凹形状の延設部33を備えており、この延設部33の足場本体12側、つまり補助部材18側には揺動軸31が装着される揺動軸孔33aが水平方向に貫通して形成されている。更に、揺動部材32は延設部33に対して直角に一体として設けられるブロック状のストッパ部34を備えており、延設部33の補助部材18側とストッパ部34の外面側には直角三角形状の補強用プレート35が固定されている。
このような揺動部材32は、締結アーム17の底面と延設部33との間に僅かな隙間を設けた状態でいずれか1つの取付け孔30と揺動軸孔33aとに揺動軸31を装着することにより、揺動軸31を介して締結アーム17に支持されるとともに、揺動軸31を回転中心として延設部33が締結アーム17の底面に当接する範囲内で揺動自在となっている。揺動部材32は、足場本体12側に配置される揺動軸31を介して支持されることから、足場用締結具16を垂直支柱13に取り付けた状態ではストッパ部34が押圧部材29から遠ざかる方向に延設部33が締結アーム17の底面に当接する位置まで回転移動するようになっている。
図1に示す足場本体12には、垂直支柱13に平行して垂直に伸びるガイドレール36と、このガイドレール36と垂直支柱13との間に配置され垂直支柱13に平行して垂直に伸びる中間支柱38とが設けられている。ガイドレール36と中間支柱38には複数の水平棒材37が固定されており、中間支柱38と垂直支柱13は中間支柱38と垂直支柱13のそれぞれに着脱自在に締結される複数の足場板支持梁46を用いて相互に連結されており、垂直支柱13、ガイドレール36、及び中間支柱38のそれぞれは水平棒材37及び足場板支持梁46を介して一体として移動するようになっている。このような足場本体12を登攀移動させる際には、ガイドレール36に躯体外壁部11に着脱自在に締結されるガイドブラケット39を取り付けることにより、ガイドブラケット39によりガイドレール36の水平方向の移動を制限して足場本体12を安定した状態で移動させることができる。
図3は図1に示すガイドブラケットの斜視図である。このガイドブラケット39は、長手方向に所定の間隔毎に複数の位置決め孔40aが水平方向に貫通して形成されるとともに躯体外壁部11に掛け渡されるガイドアーム40と、ガイドアーム40に対して長手方向に摺動自在に装着される摺動ブロック41と、摺動ブロック41の下端部にねじ結合されガイドアーム40の長手方向に移動自在のねじ部材42とを有している。ガイドアーム40を躯体外壁部11に掛け渡した状態のもと、図示しない回転工具をねじ部材42が躯体外壁部11に向かう方向にねじ回すことにより、ねじ部材42の先端に設けられた接触パッド42aを介して躯体外壁部11の内面を押圧することができる。
ガイドアーム40の先端部にはブロック状のストッパ部材43がガイドアーム40に対して直角に固定されており、ガイドレール36に対向して配置されるガイドアーム40及びストッパ部材43のそれぞれの外面側には所定の間隔を隔てて一対のガイドプレート44,45が突出して設けられている。ガイドプレート44,45のそれぞれにはガイドレール36の水平方向の移動を規制する係合片44a,45aが設けられている。ガイドブラケット39をガイドレール36に取り付ける際には、現場作業員がガイドブラケット39を持ち上げて約90°傾けた状態で係合片44a,45aの間にガイドレール36を配置した後、図1に示す状態に戻して係合片44a,45aとストッパ部材43との間にガイドレール36を配置し、次いで、ストッパ部材43の内面を躯体外壁部11の外面に接触させるようにガイドアーム40を躯体外壁部11の上面に掛け渡した後、ねじ部材42をねじ回して接触パッド42aとストッパ部材43とにより躯体外壁部11を挟み込むようにしてガイドブラケット39を躯体外壁部11に締結する。
相互に隣り合って配置される足場板支持梁46のそれぞれには足場板47が掛け渡されるようになっており、現場作業員はこの足場板47に乗り込んで外面塗装作業などの種々の建築作業を行う。また、垂直支柱13のそれぞれには交差筋交い48が取り付けられている。なお、図示はしないが、足場本体12の外面には安全ネットが取り付けられており、現場作業員の安全と工具等の転落防止が図られている。このような足場本体12は、クレーン等の起重機を用いることにより躯体外壁部11に締結され、更に所定の作業終了後には、解体することなく一体として盛り替えることができるようになっている。
図4は足場本体を躯体外壁部に接近させている状態を示す図であり、図5は躯体外壁部に接近させた足場本体を降下させている状態を示す図である。足場本体12を躯体外壁部11に締結する際には、図4に示すように、クレーン等の起重機に連結されたワイヤ49を用いて足場本体12を所定の階層まで吊り上げた状態で躯体外壁部11に接近させる。このとき、足場本体12に足場用締結具16を取り付けておき足場本体12とともに足場用締結具16を吊り上げるようにすることで、現場作業員が足場用締結具16を持ち運ぶ手間を省くことができる。足場用締結具16は躯体外壁部11に衝突することのないように衝突回避位置に移動させてある。
足場本体12を所定の位置まで接近させたら、図5に示すように、足場用締結具16を締結位置に旋回移動させるとともに回転止めピン26を用いて締結アーム17を締結位置で保持する。次いで、足場本体12を降下させることにより、建築物10の躯体外壁部11の内側に押圧部材29が配置され躯体外壁部11の外側にストッパ部34が配置されるように躯体外壁部11の上面に締結アーム17を掛け渡す。足場用締結具16の移動を安定させるために、ガイドレール36にはガイドブラケット39が取り付けられる。
図6はガイドレールにガイドブラケットを取り付けた状態を上側から示す図であり、図7は躯体外壁部に向けて足場用締結具を降下させているときの揺動部材の回転状態を拡大して示す説明図であり、図7(A)は躯体部接触前の揺動部材を示し、図7(B)は躯体部接触後の揺動部材を示す。一般に、躯体外壁部11のそれぞれの配置や寸法には建築誤差があることから、図6に示すように、ガイドレール36と案内部材としてのガイドブラケット39との間には建築誤差を吸収するための隙間aを設ける必要があり、この隙間aの分だけ足場本体12の移動が安定しない。
足場用締結具16の揺動部材32は、図7(A)に示すように、躯体外壁部11に向けて足場用締結具16を降下つまり接近移動させているときには、ストッパ部34が躯体外壁部11から離れる方向に回転移動しており、ストッパ部34を躯体外壁部11の上面に衝突させることなく迅速に躯体外壁部11に対して締結アーム17を接近させることができる。揺動部材32が躯体外壁部11に接近してその延設部33が躯体外壁部11の上面に接触すると、これに伴って揺動部材32が躯体外壁部11に向けて回転移動してストッパ部34の内面が躯体外壁部11の外面に接触する(図7(B)参照)。
図8は足場本体を躯体外壁部に締結した状態を示す図である。躯体外壁部11の外面にストッパ部34の内面を接触させた状態で、回転工具を用いてねじ部29aを回転させることにより押圧部材29を躯体外壁部11の内面に向けて移動させて躯体外壁部11を内側から押圧することにより、ストッパ部34と押圧部材29とにより躯体外壁部11を挟み込んで、躯体外壁部11に対して足場本体12を締結することができる。このようにして躯体外壁部11に締結された足場本体12に現場作業員が乗り込んで種々の建築作業を行う。所定の建築作業が終了、例えば上層階側の躯体部とその一部である躯体外壁部11a(図9参照)を建築し終えたら、足場本体12を躯体外壁部11から取り外してクレーン等の起重機により足場本体12を上昇させた後、足場本体12を躯体外壁部11,11aに再び締結して建築作業の続きを行う。
図9は足場本体を上昇移動させている状態を示す図であり、図10は足場本体を上層階側の躯体外壁部に締結するために締結アームを締結位置に移動させた状態を示す図である。足場本体12を盛り替える際には、締結アーム17と躯体外壁部11,11aとの衝突を回避するために、図9に示すように、締結アーム17を衝突回避位置に旋回移動させておく。足場本体12はガイドブラケット39により案内されることで、安定した状態で迅速に上昇移動させることができる。
図10に示すように、足場本体12を所定の位置まで上昇移動させた後は、締結位置に旋回させた締結アーム17を回転止めピン26を用いて締結位置で保持し、次いで、揺動部材32が躯体外壁部11,11aに当接するまで足場本体12を降下させる。図5に示す場合と同様、揺動部材32はストッパ部34が躯体外壁部11から離れる方向に回転移動しているため、ストッパ部34を躯体外壁部11の上面に衝突させるおそれがなく、延設部33を躯体外壁部11,11aの上面に接触させることにより揺動部材32をストッパ部34を躯体外壁部11,11aの外面に接触させる方向に回転させて、ストッパ部34の内面を躯体外壁部11,11aの外面に接触させることができる。
躯体外壁部11,11aの外面にストッパ部34の内面を接触させた状態で、押圧部材29により躯体外壁部11,11aを内側から押圧することにより、ストッパ部34と押圧部材29とにより躯体外壁部11,11aを挟み込んで、躯体外壁部11,11aに対して足場本体12を締結することができる。このようにして躯体外壁部11,11aに締結された足場本体12に現場作業員が乗り込んで建築作業の続きを行う。
図11は他の実施の形態である足場用締結具を示す斜視図である。なお、図2に示す足場用締結具16を構成する部材と共通する部材には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図11に示す足場用締結具50の補助部材18にはその両端部から突出した状態で高さ位置調整棒材51が長手方向に摺動自在に組み込まれており、この高さ位置調整棒材51の上端部には締結アーム17に平行して配置され高さ位置調整棒材51と一体として摺動移動する連結部材52が直角に固定されている。補強部材19には連結部材52に対向して配置される連結プレート53が固定されており、連結部材52と連結プレート53のそれぞれには送りねじ54がねじ結合されており、送りねじ54に設けられたハンドル55を回転させることにより、連結部材52と連結プレート53との間の間隔を調整することができる構造となっている。このような送りねじ54とハンドル55は、締結アーム17に対する高さ位置調整棒材51の高さ方向の位置を調整するねじ送り機構を構成している。
この高さ位置調整棒材51の垂直支柱13に対向して配置される外面には回転軸56を形成する棒状部材が補助部材18の長手方向に沿って固定されており、回転軸56のそれぞれには、これに回転自在に装着される筒部57と、筒部57に一体として設けられるとともにピン孔58aが貫通して形成される連結部58とにより構成される旋回金具59が装着されている。このような足場用締結具16は、ハンドル55を操作して垂直支柱13に対する締結アーム17の高さ位置を調節することにより、建築物10の建築誤差や足場用締結具50の取付け誤差を吸収して、揺動部材32の延設部33を躯体外壁部11の上面に確実に接触させることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、締結アーム17は垂直支柱13の長手方向に沿って配置される回転軸20を介して足場本体12にヒンジ結合されることにより、水平方向に旋回移動するように構成されているが、垂直支柱13の長手方向に対して直角に配置される回転軸を介してヒンジ結合することにより、締結アームが上下方向に旋回するように構成しても良く、この場合には、締結アームが躯体外壁部11の内側に向けて突出する締結位置から上下いずれかの方向に締結アームを旋回させることにより、締結アームを外壁に沿って配置される衝突回避位置に移動させることができる。足場用締結具16,50は、躯体部の一部を構成する躯体外壁部11,11aに限られず、建築物10の骨格を形成するとともに躯体部の一部を構成する梁材等に足場本体12を締結する場合にも用いることができる。
足場本体を躯体外壁部に締結した状態を示す外観斜視図である。 (A)は図1に示す本発明の一実施の形態である足場用締結具を示す斜視図であり、(B)は揺動部材を示す斜視図である。 図1に示すガイドブラケットの斜視図である。 足場本体を躯体外壁部に接近させている状態を示す図である。 躯体外壁部に接近させた足場本体を降下させている状態を示す図である。 ガイドレールにガイドブラケットを取り付けた状態を上側から示す図である。 躯体外壁部に向けて足場用締結具を降下させているときの揺動部材の回転状態を拡大して示す説明図であり、(A)は躯体外壁部接触前の揺動部材を示し、(B)は躯体外壁部接触後の揺動部材を示す。 足場本体を躯体外壁部に締結した状態を示す図である。 足場本体を上昇移動させている状態を示す図である。 足場本体を上層階側の躯体外壁部に締結するために締結アームを締結位置に移動させた状態を示す図である。 他の実施の形態である足場用締結具を示す斜視図である。
符号の説明
10 建築物
11,11a 躯体外壁部
12 足場本体
13 垂直支柱
14 水平梁材
16 足場用締結具
17 締結アーム
29 押圧部材
32 揺動部材
33 延設部
34 ストッパ部

Claims (2)

  1. 建築物の外壁に沿って配置される複数本の垂直支柱と前記垂直支柱を相互に連結する水平梁材とを備える足場本体を前記建築物の躯体部に締結する足場用締結具であって、
    基端部が前記足場本体に取り付けられる締結アームに設けられ、前記締結アームの長手方向に移動して前記躯体部の内側に着脱自在に締結される押圧部材と、
    前記締結アームの底面に対向して長手方向に沿って設けられ前記足場本体側で前記締結アームに揺動自在に支持される延設部、及び前記延設部に対して直角に一体として設けられ前記押圧部材とにより前記躯体部を挟み込むことにより前記足場本体を前記躯体部に締結するストッパ部を備える揺動部材とを有し、
    前記躯体部の内側に前記押圧部材が配置され前記躯体部の外側に前記ストッパ部が配置されるように前記躯体部に向けて前記足場本体を接近移動させるとき前記揺動部材は前記ストッパ部が前記躯体部から離れる方向に回転移動し、前記延設部を前記躯体部の上面に接触させることにより前記揺動部材は前記ストッパ部が前記躯体部の外面に接触する方向に回転移動することを特徴とする足場用締結具。
  2. 請求項1記載の足場用締結具において、前記締結アームは前記足場本体に対してヒンジ結合されることにより、前記締結アームが前記躯体部の内側に向けて突出する締結位置と、前記外壁に沿って配置される衝突回避位置とに旋回することを特徴とする足場用締結具。
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