JP4643346B2 - ドラム型棚式製麹機 - Google Patents

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Description

この発明は製麹機に関し、詳しくは原料となる米・麦などの穀類を収容するドラムを具備するドラム型棚式製麹機に関するものである。
従来、蒸し上げられた麹米を、ドラムの内壁部に層状に均し操作し、ドラムの外側を所定温度に調節して、効率的に麹製造を行う装置があった(例えば特許文献1を参照)。
また、近年では、原料となる米・麦などの穀類を収容するドラムと、このドラムを回転させる回転駆動装置とを備えたドラム型製麹機が知られており、製造工程のうち、かなりの工程の自動化が実現されて製麹作業の効率化に寄与している。
かかるドラム型製麹機では、下記に示す工程により製麹している。なお、原料となる米や麦は、予め所定量がドラム内に投入されているものとする。
(1)洗浄工程:運転開始ボタンなどが操作されると、先ず原料の水洗いを行う。
(2)浸漬工程:原料を水に漬け込み、水分を吸わせる。
(3)水切り工程:不必要な水分をドラム外に排出させる。
(4)蒸し工程:ドラム内に蒸気を吹き込んで原料を蒸す。
(5)放冷工程:蒸した原料の温度を設定値まで下げる。
ここまでの工程は、予め制御部内に格納されているプログラムに基づき、ドラム型製麹機による自動運転となっている。
その後、自動運転が停止した製麹機に対し、
(6)種カケ工程:人手により、前記ドラム周壁に形成した点検窓を通して、ドラム内部に種麹菌を数回に分けて投入する。
(7)種混ぜ工程:これも人手による手動運転によって、前記ドラムを一定時間回転させて投入した種麹菌を前記原料と混ぜる。
を行う。その後、再度運転開始ボタンなどの操作により、
(8)製麹工程:原料内で種麹菌を生育させる。
(9)枯らし工程:原料の温度を設定値まで下げる。
これら(8)(9)の2工程を、前記制御部からの指令に基づき自動運転で行い、最後に生育が完了した麹をドラム外に排出させて製麹作業を終えていた。
特公平06−009503号公報
ところが、上述したように、上記従来のドラム型製麹機では、種カケ工程及び種混ぜ工程については、今もって人手に頼るものとなっており、自動化については未だ不十分なものとなっていた。
すなわち、適量の種麹菌を適時にドラム内に投入し、これをドラム内全体にわたって均一に散布して、原料と十分に混ぜ合わせるという一連の工程を、機械化などによって自動化することが容易ではなく、結局のところ、現在に至るまで、前記種カケ工程及び種混ぜ工程については、人手によるノウハウに依存していた。
これではコスト面を含め、麹製造の効率化をさらに推進していくには限界があることから、市場からは完全自動化を望む声が上がっている。
本発明は、上記課題を解決することのできるドラム型棚式製麹機を提供することを目的としている。
請求項1記載の本発明では、原料となる米・麦などの穀類を収容可能とし、内部長手方向に、中空軸状に形成したダクトを架設するとともに、このダクト周りに回転可能としたドラムと、このドラム内に種麹菌を散布する種麹散布装置とを備えるドラム型製麹機であって、前記種麹散布装置は、スクリューコンベアを収納配設し、先端に絞り開口を形成した筒状の種麹搬送部と、この種麹搬送部に連設され、収容した種麹を前記種麹搬送部内に供給するホッパ部と、前記スクリューコンベアの回転軸内を貫通し、基端を圧縮空気供給源に連通連結する一方、先端を前記種麹搬送部の絞り開口に臨ませたエア流路と、前記種麹搬送部の絞り開口に基端を連通連結する一方、先端が前記ドラム内に臨むように、前記ドラムのダクト内に貫装した種麹散布パイプと、この種麹散布パイプと前記種麹搬送部の絞り開口との間に介設した開閉バルブとを具備することとした。
請求項2記載の本発明では、前記種麹散布装置は、ホッパ清掃用エアパイプと、前記種麹散布パイプに連通連結する清掃用エアパイプ及び清掃用水パイプとを具備することとした。
請求項3記載の本発明では、前記ダクトと送風機とを連通連結して、ドラム内に送風可能とするとともに、前記ダクト内に、前記ドラム内に先端を臨ませて水及び蒸気を供給可能としたパイプを配設した。
(1)請求項1記載の本発明によれば、スクリューコンベアを収納配設し、先端に絞り開口を形成した筒状の種麹搬送部と、この種麹搬送部に連設され、収容した種麹を前記種麹搬送部内に供給するホッパ部と、前記スクリューコンベアの回転軸内を貫通し、基端を圧縮空気供給源に連通連結する一方、先端を前記種麹搬送部の絞り開口に臨ませたエア流路と、前記種麹搬送部の絞り開口に基端を連通連結する一方、先端が前記ドラム内に臨むように、前記ドラムのダクト内に貫装した種麹散布パイプと、この種麹散布パイプと前記種麹搬送部の絞り開口との間に介設した開閉バルブとを具備する種麹散布装置を備えているために、ホッパ部から種麹搬送部に供給された種麹菌を、スクリューコンベアで所定量ずつ前方へ送りながら、適宜タイミングで開閉バルブを開成することにより、エア流路からの圧縮空気によって種麹散布パイプからドラム内に効率良く散布することができる。そして、所定時間ドラムを回転させて原料と種麹菌とを十分に混ぜ合わせることが可能となる。このように、従来人手に頼っていた種カケ工程及び種混ぜ工程を自動化することで、原料の洗浄工程〜枯らし工程までを略完全に自動化し、作業者の労力軽減及び人件費の削減が可能となって、麹製造作業の効率化を図ることができる。
(2)請求項2記載の本発明によれば、前記種麹散布装置は、ホッパ清掃用エアパイプと、前記種麹散布パイプに連通連結する清掃用エアパイプ及び清掃用水パイプとを具備するために、上記(1)の効果に加え、ホッパ部の清掃及び種麹散布パイプの清掃についても略自動的に効率的に行え、常時衛生性を保つことができる。
(3)請求項3記載の本発明によれば、前記ダクトと送風機とを連通連結して、ドラム内に送風可能とするとともに、前記ダクト内に、前記ドラム内に先端を臨ませて水及び蒸気を供給可能としたパイプを配設したことから、上記(1)や(2)の効果に加え、従来から用いられているドラム型製麹機に対して、大きく仕様変更がなされたり、従来慣れ親しんだ作業工程及びその操作方法などが変更されたりすることがないので、効率的でかつ円滑な製麹が可能となる。
本発明に係るドラム型棚式製麹機は、原料となる米・麦などの穀類を収容可能とし、内部長手方向に、中空軸状に形成したダクトを架設するとともに、このダクト周りに回転可能としたドラムと、このドラム内に種麹菌を散布する種麹散布装置とを備えており、前記種麹散布装置は、スクリューコンベアを収納配設し、先端に絞り開口を形成した筒状の種麹搬送部と、この種麹搬送部に連設され、収容した種麹を前記種麹搬送部内に供給するホッパ部と、前記スクリューコンベアの回転軸内を貫通し、基端を圧縮空気供給源に連通連結する一方、先端を前記種麹搬送部の絞り開口に臨ませたエア流路と、前記種麹搬送部の絞り開口に基端を連通連結する一方、先端が前記ドラム内に臨むように、前記ドラムのダクト内に貫装した種麹散布パイプと、この種麹散布パイプと前記種麹搬送部の絞り開口との間に介設した開閉バルブとを具備する構成として、別途備える制御部からの信号に基づき、原料の洗浄工程→浸漬工程→水切り工程→蒸し工程→放冷工程→種カケ工程→種混ぜ工程→製麹工程→枯らし工程までを、略完全に自動化したものである。
特に、従来自動化が困難であった前記種カケ工程及び種混ぜ工程について、上記構成の種麹散布装置を設けることによって、人手による作業を自動化したことに特徴を有するものである。
すなわち、前記筒状の種麹搬送部の上部にホッパ部を取付け、このホッパ部内から前記種麹搬送部に供給された種麹菌を、スクリューコンベアで所定量ずつ前方へ送ることができる。なお、このとき、前記ホッパ部にレベルセンサを設け、種麹菌の有無を監視しておくとよい。
そして、前記スクリューコンベアの回転軸内を貫通したエア流路に、前記圧縮空気供給源から圧縮空気を供給するとともに、適宜タイミングで前記開閉バルブを間欠的に開成して、前記絞り開口から種麹菌を種麹散布パイプ内に噴出し、同パイプからドラム内に空気に乗せて効率良く散布することができる。
次いで、プログラム化された工程に基づく制御部からの信号出力により、所定時間ドラムを回転させ、原料と種麹菌とを十分に混ぜ合わせることが可能となるのである。
このように、従来人手に頼っていた種カケ工程及び種混ぜ工程を自動化することで、製麹作業を略完全に自動化し、作業者の労力軽減及び人件費の削減を可能として、麹製造作業の効率化を図ることができる。
また、前記種麹散布装置は、ホッパ清掃用エアパイプと、前記種麹散布パイプに連通連結する清掃用エアパイプ及び清掃用水パイプとを具備する構成とすることが望ましい。
すなわち、前記種麹散布装置に圧縮空気供給源及び水源からの配管と適宜バルブなどを設けるだけで、ホッパ部の清掃を簡単に行えるとともに、種麹散布パイプの清掃については略自動的に効率的に行えるようになり、メンテナンスについても省力化が図れるので上述した効果をより高めることができるとともに、衛生性を常時保つことができるようになる。
さらに、前記ドラム内に配設したダクトと、別途配設した送風機とを連通連結して、ドラム内に送風可能とするとともに、前記ダクト内に、前記ドラム内に先端を臨ませて水及び蒸気を供給可能としたパイプを配設することができる。
これは、従来から用いられているドラム型製麹機が備える構成であって、かかる構成を踏襲することにより、製麹機として大きく仕様変更する必要もなく、その結果、作業者にとっては従来慣れ親しんだ作業工程及びその操作方法によって効率的でかつ円滑な製麹が可能となるので、製麹業者も本ドラム型棚式製麹機を新規導入しやすい。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいてより具体的に説明する。
図1は本実施形態に係るドラム型棚式製麹機(以下「製麹機」とする)の正面図、図2は同平面図、図3は同要部を拡大し一部省略した正面図、図4は同要部を拡大し一部省略した平面図、図5は本発明の要部となる種麹散布装置の説明図、図6及び図7は本製麹機が具備するドラムの断面視による説明図を示す。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る製麹機は、米や麦などを原料aとして収容し、この原料aに種麹を散布して麹製造を行うためのドラム1を、床面に設置した架台10に水平状態に架設し、この横置き型のドラム1の中心を長手方向に貫通するように中空軸状とした筒状ダクト2を配設している。4は前記ドラム1を囲繞する矩形状のケーシングであり、一側壁にスライド開閉自在な作業用扉41を配設している。
前記ドラム1は、その周壁に複数の窓部1aを形成するとともに、周壁の一部を切欠し、この切欠部13の内部奥側に、原料aを通過させることのない径を有する多数の小孔(図示せず)を設けた棚板14を配設している。したがって、この棚板14を下側に位置させた状態で所定量の原料aを収容した場合、原料aは略均一な層状となって収容されるとともに、前記小孔を介して水切りすることが可能となり、しかも、ドラム1内を大気と連通させることができる。
なお、本実施形態においては、前記棚板14を開閉自在となすとともに、この棚板14を下部に位置させて静止させたドラム1の状態を第1の姿勢、逆に棚板14を上部に位置させて静止させたドラム1の状態を第2の姿勢と呼ぶ。
また、前記ドラム1は回転駆動装置3により回転可能に構成されている。この回転駆動装置3は、ドラム1の一端に取付けたスプロケット11と駆動モータ31の回転軸31aに取付けたスプロケット31bとの間に無端状チェーン31cを巻回して構成される。12,12はドラム1と前記架台10との間に設けた軸受部である。
前記ドラム1内に配設された筒状ダクト2の周壁には、温度センサ21を水平仮想軸線方向に所定間隔をあけて複数個配設している。この温度センサ21の伸延方向としては、ドラム1の第1の姿勢において下方斜め方向であり、先端センサ部が原料a内に位置するように前記棚板14に近接させている(図7参照)。
また、前記筒状ダクト2内には、図示しないボイラなどの上記発生源及び水源から伸延させた水・蒸気導入パイプ22を伸延させ、その中途からダクト外、すなわち前記第1の姿勢において、ドラム1内に立上げ、筒状ダクト2と所定間隔をあけて水平に伸延させている。そして、この水・蒸気導入パイプ22に多数の吐出孔22aを形成し、必要に応じてドラム1内に水や水蒸気を導入可能としている。かかる構成は、従来のドラム型製麹機と同様であり、原料aの水洗いや蒸し作業は従来同様の作業工程及びその操作方法で行えるので、作業者は違和感なく効率的でかつ円滑な操作が可能となる。
さらに、筒状ダクト2の周壁には、複数の送風口22bを設けており、後述する送風装置5から筒状ダクト2内に送られた冷却風をドラム1内に送ることができるようにしている。
前記ドラム1の一側端近傍には送風装置5を隣接配置しており、この送風装置5は、図1及び図2に示すように、送風機51と調風塔52とを第1連通ダクト53aを介して連通連結するとともに、前記調風塔52と前記ドラム1内に配設した前記筒状ダクト2の一端とを第2連通ダクト53bを介して連通連結している。52dは調風塔52の点検窓である。また、前記送風機51には外気を導入するための外気導入ダクト53cを連設し、同ダクト53cの先端には外気導入ダンパ54aを配設している。さらに、前記ケーシング4の側壁に連通連結した空気循環ダクト53dと前記外気導入ダクト53cとを、循環空気ダンパ54bを介して連通連結している。
上記構成の本実施形態に係る製麹機において特徴をなすのは、前記ドラム1内に種麹菌を自動散布可能とした種麹散布装置6を備えたことにある。
この種麹散布装置6について以下に詳述する。
図1〜図4に示すように、種麹散布装置6は、前記ドラム1の一端側に、前記筒状ダクト2と対峙するように配設されており、この筒状ダクト2内に伸延させた種麹散布パイプ61と開閉バルブ62を介して連通連結している。
すなわち、図5に示すように、本実施形態に係る種麹散布装置6は、先端に絞り開口64aを形成した筒状の種麹搬送部64を備えており、前記絞り開口64aと前記種麹散布パイプ61とを前記開閉バルブ62を介して連結している。62aはバルブ駆動用モータである。また、前記種麹散布パイプ61は、中途で先端部61aを前記ドラム1内に臨むように屈曲形成している(図4参照)。63は種麹散布装置取付用架台である。なお、図5中、66は種麹搬送部64を前記種麹散布装置取付用架台63に支持するためのブラケットである。
また、前記種麹搬送部64は、上部に粉状の種麹菌bを収容したホッパ部7を連設して内部に前記種麹菌bを供給可能に構成するとともに、内部には回転軸81にスクリュー82を螺旋状に設けたスクリューコンベア8を配設している。そして、このスクリューコンベア8の基端にコンベア回転モータ65を配設している。
また、前記回転軸81は中空状に形成されており、図4に示すように、基端を圧縮空気供給源(図示せず)にエアパイプPを介して連通連結するとともに、先端にノズル83を設け、このノズル83を前記絞り開口64aに臨ませてエア流路84を形成している。すなわち、前記回転軸81を貫通してエア流路84が形成されている。図4中、V1,V2,V3はエアパイプPに設けたバルブである。
かかる構成により、前記ホッパ部7から種麹搬送部64内に供給された種麹菌bを、所定量ずつ前方へ搬送するとともに、所定のタイミングで前記開閉バルブ62を開成することにより、所定量の種麹菌bを前記種麹散布パイプ61からドラム1内に自動投入して散布することが可能となる(図4を参照)。
したがって、本実施形態に係る製麹機では、前記ドラム1内に原料aを投入した後は、麹製造に必要な(1)原料の洗浄工程→(2)浸漬工程→(3)水切り工程→(4)蒸し工程→(5)放冷工程→(6)種カケ工程→(7)種混ぜ工程→(8)製麹工程→(9)枯らし工程までの略完全な自動化が実現される。
すなわち、上記(1)〜(9)までの工程はプログラム化され、図示しない制御部内に格納されており、やはり図示しない製麹開始スイッチをONすることによって、製麹機は以下に説明するように動作する。
先ず、(1)の洗浄工程では、図6に示すように、原料aを収容したドラム1が回転するとともに、注水が開始されて原料の水洗いを行う。そして、所定時間経過後、ドラム1を第2の姿勢に維持して水平化する。なお、図6中、15はドラム1の内壁に突設した原料解し片である。
次いで、(2)の浸漬工程では、ドラム1を第2の姿勢に維持したまま、水が所定量注入され、所定時間原料aを水に漬け込み、水分を吸わせる。
次いで、(3)の水切り工程では、再度ドラム1が所定時間回転し、停止後はドラム1が第1の姿勢となるように制御される。そして、前記外気導入ダンパ54a及び前記循環空気ダンパ54bが開いた後、送風機51の運転が開始され、図2及び図4に示すように筒状ダクト2を介してドラム1内に送風し、強制的に原料aの水分を飛ばす。送風停止後、さらに所定時間待機させて自然水切りを行う。このとき、図7に示すように、棚板14に形成した水抜孔(図示せず)から水は排水プール9より排水される。図7中、1a’は窓部1aの蓋、91は製造された麹を排出するためのシュート、92は前記シュート91を介して製造された麹を排出するパイプである。
(4)の蒸し工程では、ドラム1は引き続き第1の姿勢となっており、この状態で蒸気用電動バルブ(図示せず)が開き、水・蒸気導入パイプ22の吐出孔22a(図3を参照)より蒸気がドラム1内に吹き込まれ、所定時間かけて原料aが蒸される。このとき、外気導入ダンパ54aを開いた後(循環空気ダンパ54bは閉状態)、送風機51を低回転で運転し、調風塔52への空気の逆流を防止する。なお、蒸し工程では低圧蒸しと高圧蒸しとがある。
次いで、(5)の放冷工程においては、外気導入ダンパ54aが開き(循環空気ダンパ54bは閉状態)、送風機51が駆動してドラム1内に空気が送られるとともに、ドラム1は回転動作と第1姿勢での停止状態とを繰り返す。この繰り返し動作は、原料aが設定温度(31℃)になったことをドラム停止状態で温度センサ21が検知するまで続けられる。
このとき、図4に示す清掃用エアパイプ74に設けたバルブV6を開いて種麹散布パイプ61内の水などを圧縮空気で除去するようにしている。その際に、種麹散布装置6の開閉バルブ62は閉じた状態としておく。
さらに、(6)の種カケ工程では、外気導入ダンパ54a及び循環空気ダンパ54bを開き、種麹散布装置6の開閉バルブ62を開くとともに、スクリューコンベア8によって所定量前方へ搬送された種麹菌bを、図4に示すように圧縮空気供給源からのエアにより種麹散布パイプ61を介してドラム1内に自動投入する。その後、ドラム1内全体に種麹菌bが行き渡るように送風機51を所定時間運転する。
次いで、(7)の種混ぜ工程では、原料aと種麹菌bとが均一に混ざるようにドラム1の回転が開始され、所定時間経過後、ドラム1の回転が停止され、ドラム1が第1の姿勢となるように制御される。
なお、この種混ぜ工程と前記種かけ工程とは、原料aに対して種麹菌bの量が適正となるまで繰り返し行われるようにプログラミングされており、このように、本実施形態に係る製麹機では、適量の種麹菌bが原料aに自動的に散布されるとともに、十分に混ぜ合わせられることになる。
また、種かけ工程が終了して次の種混ぜ工程に移行するときは、ホッパ部7に設けたレベルセンサ(図示せず)により、種麹が全量投入されたことを監視するようにしている。
次に、(8)の製麹工程では、ドラム1を第1の姿勢に維持し、原料aの温度を監視して、予め設定した上限設定温度を越えた場合に送風機51が運転開始され、ドラム1内の温度を強制的に冷却する。この送風冷却時には、ドラム1を回転させるか否かを予め選択できるようにしており、回転を選択した場合は、ドラム1は回転と第1の姿勢での停止を繰り返し、原料aの温度が予め設定した下限設定温度よりも下がった場合に、前記第1の姿勢で停止するように制御される。通常、原料aは所定時間内に前記上限設定温度に達するが、達さない場合は、ヒータを用いて強制的に温風加熱し、最低限1回だけは原料aの温度が上限設定温度まで達するようにしている。
最後に、(9)の枯らし工程では、送風機51を運転して原料aの水分を飛ばす。そして、所定の枯らし時間が経過、若しくは設定温度に達すると、全ての機器の運転が停止される。その後、生育が完了した麹をドラム1内から取り出す。
以上説明してきたように、本実施形態に係る製麹機によれば、従来人手に頼っていた種カケ工程及び種混ぜ工程までも自動化することができ、製麹工程を完全自動化して、作業者の労力軽減及び人件費の削減が可能となる。
また、上記した本実施例に係る種麹散布装置6は、図4に示すように、先端にエアガンなどの清掃具72を取付け、伸縮自在としたホース状のホッパ清掃用エアパイプ73と、前記種麹散布パイプ61に連通連結する清掃用エアパイプ74及び清掃用水パイプ75とを具備している。V4はホッパ清掃用エアパイプ73に設けたバルブ、V5,V6は清掃用エアパイプ74に設けたバルブ、V7は清掃用水パイプ75に設けたバルブである。
これらを用いることにより、製麹作業終了後などに、ホッパ部7の清掃、及び種麹散布パイプ61の清掃を略自動的に行うことができるので、メンテナンスが容易となり、しかも製麹機を常時衛生的に使用することが可能となる。なお、種麹散布パイプ61の清掃用に用いる水は清水を用いることが好ましい。
以上、本発明を一実施形態を通して説明したが、本発明は、上述してきた具体的構成に限定されるべきものではない。
本実施形態に係る製麹機の正面図である。 同平面図である。 同要部を拡大し一部省略した正面図である。 同要部を拡大し一部省略した平面図である。 本発明の要部となる種麹散布装置の説明図である。 本実施形態に係る製麹機が具備するドラムの断面視による説明図である。 本実施形態に係る製麹機が具備するドラムの断面視による説明図である。
符号の説明
1 ドラム
2 筒状ダクト
6 種麹散布装置
7 ホッパ部
8 スクリューコンベア
61 種麹散布パイプ
64 種麹搬送部
a 原料
b 種麹菌

Claims (3)

  1. 原料となる米・麦などの穀類を収容可能とし、内部長手方向に、中空軸状に形成したダクトを架設するとともに、このダクト周りに回転可能としたドラムと、このドラム内に種麹菌を散布する種麹散布装置とを備えるドラム型棚式製麹機であって、
    前記種麹散布装置は、
    スクリューコンベアを収納配設し、先端に絞り開口を形成した筒状の種麹搬送部と、
    この種麹搬送部に連設され、収容した種麹を前記種麹搬送部内に供給するホッパ部と、
    前記スクリューコンベアの回転軸内を貫通し、基端を圧縮空気供給源に連通連結する一方、先端を前記種麹搬送部の絞り開口に臨ませたエア流路と、
    前記種麹搬送部の絞り開口に基端を連通連結する一方、先端が前記ドラム内に臨むように、前記ドラムのダクト内に貫装した種麹散布パイプと、
    この種麹散布パイプと前記種麹搬送部の絞り開口との間に介設した開閉バルブと、
    を具備することを特徴とするドラム型棚式製麹機。
  2. 前記種麹散布装置は、ホッパ清掃用エアパイプと、前記種麹散布パイプに連通連結する清掃用エアパイプ及び清掃用水パイプとを具備することを特徴とする請求項1記載のドラム型棚式製麹機。
  3. 前記ダクトと送風機とを連通連結して、ドラム内に送風可能とするとともに、前記ダクト内に、前記ドラム内に先端を臨ませて水及び蒸気を供給可能としたパイプを配設したことを特徴とする請求項1又は2に記載のドラム型棚式製麹機。

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