JP4643160B2 - 作業車両のコントロールバルブ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、作業車両のコントロールバルブ装置に関し、より詳細には、バルブ類のレイアウトを変更して構成をコンパクトにし、該バルブ類の取り替えやメンテナンスを容易にする技術に関する。
トラクタ等の作業車両は、クラッチハウジング内またはミッションケース内(以下機体ハウジングと称する)に前後進切替え装置や高低速切替え装置(変速装置)等を配設している。中でも、前後進切替え装置は、前進用油圧クラッチと後進用の油圧クラッチとを用いて前後進制御されて、作業車両の進行方向が切替えられる。この前後進切替え装置の作動を制御するための各バルブ類を内挿したものをコントロールバルブ装置といい、機体ハウジングの一側面に配置したものが公知である(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1及び特許文献2においては、図9に示すようなコントロールバルブ装置の構造が開示されている。すなわち、コントロールバルブ装置269は、機体ハウジングの前部ハウジング201の一側壁の開口251に挿通され、前部ハウジング201に固設されている。該コントロールバルブ装置269は前部ハウジング201の側壁の外面に沿わせるプレート部材269aと、このプレート部材269aの外面に薄い仕切り板250を介して沿わせる外部ハウジング部材269bと、プレート部材269aの内面に沿わせ前部ハウジング201内に位置させる内部ハウジング部材269cとからなる複数部材から構成されている。
プレート部材269aは、仕切り板250を介して外部ハウジング部材269bとボルトとによって螺着され、プレート部材269aの内側に内部ハウジング部材269cが螺着されている。これらの部材の内、プレート部材269aは主に油路形成のために用いられ、仕切り板250にはプレート部材269aと外部ハウジング部材269b間の接続油路が形成されている。プレート部材269a内の油路と内部ハウジング部材269c内の油路との接続は対応する油路が対面配置されて構成されている。
該コントロールバルブ装置269の外部ハウジング部材269bの外側面上には、ハウジング部269dが成形され、作動油の流量制御用の主リリーフ弁271や方向切替え弁270が、ハウジング部269d内に上下に配し前後方向に沿わせて設けられている。リリーフ弁272・流量制御弁273・油路遮断弁274等が、内部ハウジング部材269c内に前後方向に沿わせて配置されている。
このように、従来のコントロールバルブ装置は、前後進変速装置等と切り離して取り付けられるため、機体ハウジング内への前後進切替え装置の組み付けを容易なものとしていた。また、機体ハウジングの側壁にボルト等の単純な固定手段によって密着して固設でき、コントロールバルブ装置自体の取付けが容易であった。
特開平8−156620号公報 特開平8−277802号公報
しかしながら、従来のコントロールバルブ装置は、バルブ類を作業車両の左右方向に重ねて配置する構成であったため左右方向の厚さが大きくなり、また、複数部材によって構成されていたため、コンパクトに構成するのが困難であった。機体フレームは、プラットフォームの左右中央に前後方向に配設され、機体フレームの左右両側方には燃料タンクが配設される。そして、コントロールバルブ装置は、機体フレームの一側壁に配設され、かつ、燃料タンクと機体フレームとの間隙に位置するように設けられている。コントロールバルブ装置の左右方向の厚さが大きいと、機体フレームの左右両側に配置される燃料タンクのタンク容量を大きくすることができなかった。
また、コントロールバルブ装置からバルブ類を取り外してメンテナンスしたり交換したりするには、機体フレームからコントロールバルブ装置を一旦取り外して、内部に配設されるバルブ等を取り出す必要があった。機体フレームの左右方向には燃料タンクが配設されるため、かかる作業が煩わしく、コントロールバルブ装置の側面であってかつ機体フレームの前後方向に沿って配置したバルブ類であっても、それを取り外すことは必ずしも容易ではなかった。
さらに、特許文献1及び特許文献2に開示されるコントロールバルブ装置は、機体フレームの一側壁に開口を設けて配置されるため、該開口を別途成形するための製造工程が複雑化し、製造コストがかかっていた。
そこで、本発明においては、作業車両のコントロールバルブ装置に関し、前記従来の課題を解決するもので、単一部材で成形すると共にバルブ類の配置を変更して、装置の左右方向の厚さが最小となるようにコンパクト化し、メンテナンスが容易な構造とすることを目的とするものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
前後進切替え装置(10)を作動制御するための複数のバルブ類を有し、車両機体において前後方向に配設される機体フレームの前側に配置される機体ハウジングの一側面に固設され、作業車両の下方には開放されている作業車両のコントロールバルブ装置(69)において、該コントロールバルブ装置(69)は、単一プレート状部材により形成した取付部材(81)にバルブ類を取り付けて構成し、該取付部材(81)を機体ハウジング(1)側面の当接平面に対して当接し、該バルブ類は該当接平面に平行する略一平面上に配置し、前記バルブ類は、少なくとも前記前後進切替え装置(10)への作動油の給排を制御するON/OFF弁(70)と比例弁(71)と、前記前後進切替え装置(10)への潤滑油の給排を制御する主リリーフ弁(72)と調整弁(73)とを含み、前記ON/OFF弁(70)及び比例弁(71)を、下方から挿脱可能に配設し、前記主リリーフ弁(72)及び調整弁(73)を、機体ハウジング(1)の前後方向から挿脱可能に配設し、更に、該比例弁(71)の出口側の油圧が、適正に出力されているかを検知する圧力スイッチ(97)を、該コントロールバルブ装置(69)の下方側から着脱可能に設け、ON/OFF弁(70)の油圧を検査測定するための圧力ポート(111)がコントロールバルブ装置(69)の下面側に穿設されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に示す如く、前後進切替え装置(10)を作動制御するための複数のバルブ類を有し、車両機体において前後方向に配設される機体フレームの前側に配置される機体ハウジングの一側面に固設され、作業車両の下方には開放されている作業車両のコントロールバルブ装置(69)において、該コントロールバルブ装置(69)は、単一プレート状部材により形成した取付部材(81)にバルブ類を取り付けて構成し、該取付部材(81)を機体ハウジング(1)側面の当接平面に対して当接し、該バルブ類は該当接平面に平行する略一平面上に配置し、前記バルブ類は、少なくとも前記前後進切替え装置(10)への作動油の給排を制御するON/OFF弁(70)と比例弁(71)と、前記前後進切替え装置(10)への潤滑油の給排を制御する主リリーフ弁(72)と調整弁(73)とを含み、前記ON/OFF弁(70)及び比例弁(71)を、下方から挿脱可能に配設し、前記主リリーフ弁(72)及び調整弁(73)を、機体ハウジング(1)の前後方向から挿脱可能に配設し、更に、該比例弁(71)の出口側の油圧が、適正に出力されているかを検知する圧力スイッチ(97)を、該コントロールバルブ装置(69)の下方側から着脱可能に設け、ON/OFF弁(70)の油圧を検査測定するための圧力ポート(111)がコントロールバルブ装置(69)の下面側に穿設されるので、コントロールバルブ装置の左右方向の厚さを小さくコンパクトに構成でき、機体フレームの左右空間を大きく確保することができる。よって、メンテナンス性を向上でき、放熱性も向上できる。また、部品点数を少なくして、製造コストとを低減することができる。
また、コントロールバルブ装置の左右方向の厚さをより小さく構成でき、さらに、これらのバルブ類は、電磁弁の取付長さが大きく、また、油路との開口部を多く設ける必要があるため、コントロールバルブ装置に略垂直に配設して挿脱スペースを確保できる。
また、比例弁やON/OFF弁の取替え頻度を優先して、作業車両の下方からバルブ類のメンテナンスや交換が容易となる。
また、コントロールバルブ装置を最小体積とするレイアウトが可能となる。
また、圧力スイッチのメンテナンス・交換や、各種圧力の測定が容易にできるようになったのである。
次に、発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係るトラクタの伝動機構の全体的な構成を示す模式的な一部展開縦断側面図である。
図2は図1のトラクタ及びコントロールバルブ装置に配設された油圧回路を示す回路図、図3は本発明に係るコントロールバルブ装置の正面斜視図である。
図4はトラクタの機体フレームの外側壁に配設されたコントロールバルブ装置の一部展開側断面図、図5はラインフィルタを示す図4の一部展開平面図である。
図6は図3のA−A矢視断面図、図7はコントロールバルブ装置の後面図、図8はコントロールバルブ装置の前面図である。
まず、本発明に係る油供給装置を搭載したトラクタの全体構成を説明する。図1に示すように、トラクタの機体ハウジングは前部ハウジング1、中間ハウジング2及び後部ハウジング3が前後に連設されている。前部ハウジング1は中間部に一体的な支壁部1aを有し、支壁部1a後方側の前部ハウジング1内を前後にほぼ2分する位置で前部ハウジング1に取付け支持させた第1の軸受け枠体4及び前部ハウジング1の後端に取付け支持させた第2の軸受け枠体5を有する。第2の軸受け枠体5は、中間ハウジング2の前端に取付け支持させてもよい。
中間ハウジング2は中間部に一体的な支壁部2aを有し、後部ハウジング3は前壁3a、中間部の支持壁3b及び後端の開口を閉鎖する後蓋3cを有する。前部ハウジング1内の最前部にエンジン・フライホィール6が位置され、エンジン・フライホィール6に対し緩衝接手7を介して接続された原動軸8が、前部ハウジング1内に設けられている。
走行系の伝動機構は、前後進切替え装置10、高低速切替え装置13、主変速装置16及び副変速装置19をそれぞれ直列に接続して構成されている。前後進切替え装置10は、支壁部1aと第1の軸受け枠体4間で原動軸8とその下方に配置された従動軸9との間に配設されている。高低速切替え装置13は、第1の軸受け枠体4と第2の軸受け枠体5間で従動軸9の延長線上に配置され該従動軸9に連結された駆動軸11と原動軸8の延長線上に配置された中空の従動軸12との間に配設されている。主変速装置16は、従動軸12の延長線上に配置され該従動軸12に連結された中空の駆動軸14と駆動軸11の延長線上に配置された従動軸15との間で中間ハウジング2の前半部内に配設されている。
副変速装置19は、従動軸15とその延長線上に配置されたプロペラ軸18間で中間ハウジング2の後半部内に配設され、駆動軸14の延長線上に配置された中空のカウンタ軸17を含むように構成されている。
プロペラ軸18の後端は後部ハウジング3内に延出され、左右後輪用の差動装置(図示せず)の入力傘歯車20に対し噛合わされた小傘歯車21を備えている。また、中間ハウジング2の底部に前輪駆動力取出しケース22が装着され、プロペラ軸18は、該取出しケース22に支持させた前輪駆動力取出し軸23に対し前輪駆動クラッチ24を介して接続されている。
PTO系の伝動機構は、中空の従動軸12、駆動軸14及びカウンタ軸17を貫通させた伝動軸25がその前端で原動軸8に対し連結され、該伝動軸25の後端に連結して後部ハウジング3内に設けた伝動軸26とその延長線上に配置した他の伝動軸27との間にPTOクラッチ28が配設されている。また、伝動軸27とその下方に配置し後蓋3cから後方に延出させてあるPTO軸29との間に3段の変速段を有するPTO変速装置30が配設されている。後部ハウジング3の上面には、PTO軸29によって駆動を受ける作業機(図略)を昇降させるための、左右のリフトアーム33aを備えた油圧リフト装置33が設置されている。
前後進切替え装置10は、原動軸8上に2個の歯車34・35が遊嵌配置されるとともに、従動軸9上に2個の歯車36・37が固設されている。この内、歯車34・37は直接に噛合され、歯車35・37は中間のアイドラ歯車(図略)を介して噛合されている。
原動軸8上に、歯車34・35との間で前進用油圧クラッチ40F及び後進用油圧クラッチ40Rが配設されている。
各前進用油圧クラッチ40F及び後進用油圧クラッチ40Rは、歯車とクラッチシリンダ(図略)とに交互に配設された複数の摩擦エレメントを摺動自在かつ相対回転不能に支持させ、付勢されたピストンを油圧の作用によって摩擦エレメント方向に移動させてクラッチ係合を得る周知の摩擦多板式のものに構成されている。そして、前進用油圧クラッチ40Fを係合させて歯車34を原動軸8に結合することによって、従動軸9が車両前進方向に回転され、後進油圧クラッチ40Rを係合させて歯車35を原動軸8に結合することによって、従動軸9が車両後進方向に回転される。
高低速切替え装置13には、従動軸9に対し歯車36のボス部を利用して連結される駆動軸11上に、2個の歯車43・44が遊嵌配置されると共に、従動軸12上に2個の歯車45・46が固設されている。これらの歯車43・44及び歯車45・46は互いに噛合されている。駆動軸11上には、歯車43・44間で、駆動軸11上に固設されたクラッチシリンダを共通とする高速用油圧クラッチ48H及び低速用油圧クラッチ48Lが配設されている。
各高速用油圧クラッチ48Hは、歯車43のボス部と前記クラッチシリンダとに交互に配設された複数の摩擦エレメントを摺動自在かつ相対回転不能に支持させ、付勢されたピストンを油圧の作用によって摩擦エレメント方向に移動させてクラッチ係合を得る周知の摩擦多板式のものに構成されている。また、特に、低速用油圧クラッチ48Lは、歯車44のボス部と前記クラッチシリンダとに交互に配設された複数の摩擦エレメントを摺動自在かつ相対回転不能に支持させ、付勢されたピストンを皿ばねの付勢力よって摩擦エレメント方向に移動させてクラッチ係合を得るいわゆるスプリング作動油型の摩擦多板式クラッチに構成されている。このスプリング作動油型の摩擦多板式クラッチの構造は公知の技術を用いることができ、構造の詳細な説明は省略する。
主変速装置16は、駆動軸14上に、4個の歯車49・50・51・52が固設され、従動軸15上に4個の歯車53・54・55・56が遊嵌配設されている。これらの歯車のうち、対応するものが噛合され、従動軸15上に歯車53・54間及び歯車55・56間で2個の複数同期クラッチ57・58が配設され、歯車53・54・55・56を選択的に従動軸15へと結合することにより4段の変速を得るものに構成されている。
副変速装置19は、カウンタ軸17が減速歯車59・60列を介して従動軸15に減速接続され、該カウンタ軸17上に2個の歯車61・62が固設されている。このうち、減速歯車機構63を介して接続された歯車64が小径側の歯車62に対しカウンタ軸17の外側に配設されている。前記プロペラ軸18上には、歯車64・62に対し選択的に噛合し得るシフト歯車65が遊嵌配設され、該シフト歯車65がプロペラ軸18に対し結合される位置と、プロペラ軸18が従動軸15に対して直結される位置とに操作される複式クラッチ66が配設されている。このように構成することで、副変速装置19は、歯車64・65の噛合せにより1速、歯車62・65の噛合せにより2速、プロペラ軸18に対する歯車66の噛合せにより3速、そして従動軸15に対するプロペラ軸18の直結により4速のそれぞれの変速を、プロペラ軸18に選択的に生起させている。
図2乃至図4に示すように、前部ハウジング1の一側壁外面上の付設面に、コントロールバルブ装置69が配設されている。該コントロールバルブ装置69には、前後進切替え装置10に関連されたバルブ類が内挿されており、同バルブ類としては、前後進切替え装置10の前進用油圧クラッチ40Fの油圧の給排を切替え制御する前進用ON/OFF弁70F、後進用油圧クラッチ40Rの油圧の給排を切替え制御する後進用ON/OFF弁70R、該前進用ON/OFF弁70F及び後進用ON/OFF弁70Rへの作動油の給排を制御する比例弁71、前後進切替え装置10への油圧を設定する主リリーフ弁72及び調整弁73等が配設されている。これらバルブ類の配置レイアウトの詳細は後述する。
まず、コントロールバルブ装置69の概要を、以下に説明する。図2に示す油圧回路図を参照すると、本コントロールバルブ装置69は、まず前後進切替え装置10の前進用油圧クラッチ40Fの油圧の給排を切替え制御する前進用ON/OFF弁70F、後進用油圧クラッチ40Rの油圧の給排を切替え制御する後進用ON/OFF弁70Rが配置されている。前進用油圧クラッチ40F及び後進用油圧クラッチ40Rに作動油を供給するための油ポンプ75は、原動軸8をポンプ軸とする内接内歯式に構成され、前記支壁部1aの前面に装着されている。この油ポンプ75は、機体フレーム内の油溜り76からストレーナ77によりフィルタ78を介して油を吸引する。油ポンプ75の吐出口には、ラインフィルタ79が配設され、該ラインフィルタ79と互いに並列となるようにバイパス弁79aが接続されており、該油ポンプ75から作動油が定圧で送出されるようにしている。
ここで、ラインフィルタ79の詳細について説明すると、図4及び図5に示すように、前記支壁部1aに、油ポンプ75からの油吐出通路38が穿設されており、この油吐出通路38は、該支壁部1aからコントロールバルブ装置69の前端部に左右方向に貫通して開口された貫通孔86に連通されている。貫通孔86にラインフィルタ79が挿設され、ラインフィルタ79は、貫通孔86を閉鎖するようにコントロールバルブ装置69に螺着される螺栓87に基端を受けさせたコイルばね88によって、該貫通孔86内を移動可能に付勢されている。また、該貫通孔86は、コントロールバルブ装置69内に穿設されるポンプポート89へと連通されている。
ラインフィルタ79は、使用につれて目詰りが生じ前後の圧力差がある一定の値まで高まると、その内側端に作用する油圧によってコイルばね88の付勢力に抗して移動して、油吐出通路38とポンプポート89とを直接に接続するように構成されている。
そのため、ラインフィルタ79は、目詰り時にはバイパス弁として作用することになり、フィルタ目詰りによる前進用油圧クラッチ40F及び後進用油圧クラッチ40Rに対する油の供給が不足したり、油ポンプ75に過負荷がかからないようにしたりしている。
油ポンプ75からの油は、該貫通孔86からポンプポート89を介して、コントロールバルブ装置69内に穿設された油路80へと移入される。油路80には、比例弁71、前進用ON/OFF弁70F及び後進用ON/OFF弁70Rの前進用電磁パイロット切換弁82F及び後進用電磁パイロット切換弁82R、調整弁73が連通されている。
比例弁71は、電磁パイロット切換弁83及びパイロット切換弁84から構成されており、油路80からの作動油がフィルタ85・85を介して、比例弁71中の電磁パイロット切換弁83及びパイロット切換弁84にそれぞれ移送される。電磁パイロット切換弁83は、油路を遮断する閉鎖位置と開放する開放位置とを有し、弁ばね及びパイロット油路にて該電磁パイロット切換弁83の上流側の圧油を受けて閉鎖位置に付勢され、ソレノイド83aにより弁ばねの反対側より開放位置へと切替え可能に構成されている。
パイロット切換弁84は、油路を遮断する閉鎖位置と開放する開放位置とを有し、弁ばね及び下流側の圧油を受けて閉鎖位置に付勢されている。パイロット切換弁84は、油路90を介して、前進用ON/OFF弁70F及び後進用ON/OFF弁70Rのパイロット切換弁92F・92Rと連通されている。ソレノイド83aが操作されて電磁パイロット切換弁83が開放位置に切替えられると、電磁パイロット切換弁83内に作動油が移送されると共に、パイロット油路を介して、パイロット切換弁84が開放位置へと切替えられる。電磁パイロット切換弁83を配設することで、油路80から油路90にパイロット切換弁84を介して大流量の作動油が移送される場合やその流量が比較的少ない場合等において、パイロット切換弁84の切換時の衝撃を緩和させることができる。
ここで、本実施例の作動油の流量は、クラッチペダル96の回動軸近傍に配設された位置センサ96a及び油路90に接続された圧力スイッチ97によって制御されている。比例弁71は、クラッチペダル96の回動を位置センサ96aにより検知して、この回動に比例して電磁パイロット切換弁83を開閉してパイロット油をパイロット切換弁84の操作部に送油してパイロット切換弁84を開閉して、該パイロット切換弁84を介して前後進切替え装置10へ流れる作動油の流量を制御する。すなわち、クラッチペダル96を最大ストローク踏み込んだときにはパイロット切換弁84は閉じ位置とされて、前後進切替え装置10へは流れず、徐々にクラッチペダル96を離していくと、その踏み込み量に比例して比例弁71(パイロット切換弁84)が開放され、油路80から比例弁71を介して油路90へと作動油が流れる。そして、クラッチペダル96から足を離すと、前進または後進の操作位置側の前後進切替え装置10へ作動油が流れる。このとき比例弁71の出口側の油路90の油圧が圧力検知手段としての圧力スイッチ97によって検知され、適正な圧力が出力されているか検知している。
また、クラッチペダル96の踏み込みや解除操作はオペレータによって様々であるため、急激な操作はクラッチ等に損傷を与え、急発進等にもつながるので、クラッチペダル96の回動角度に基づいてコントローラ98によって制御されるが、位置センサ96aの値の変化をコントローラ98よって演算して、クラッチペダル96の踏動が急激に解除されたときは、作業車両が急発進しないように徐々にソレノイド83aが切替えられ、油路80と油路90とが徐々に連通されるようにして油路90における作動油の圧力が制御される。
前進用ON/OFF弁70F及び後進用ON/OFF弁70Rは、前進用電磁パイロット切換弁82F及び後進用電磁パイロット切換弁82Rと、前進用パイロット切換弁92F及び後進用パイロット切換弁92Rとから構成されている。油ポンプ75からの作動油は、油路80からフィルタ95・95を介して、前進用電磁パイロット切換弁82F及び後進用電磁パイロット切換弁82Rにそれぞれ移送される。また、比例弁71からの作動油は、油路90を介して前進用パイロット切換弁92F及び後進用パイロット切換弁92Rにそれぞれ移送される。
前進用電磁パイロット切換弁82F(後進用電磁パイロット切換弁82R)は、油路を遮断する閉鎖位置と開放する開放位置とを有し、弁ばねにて閉鎖位置に付勢され、ソレノイド82a(82a)により弁ばねの反対側より開放位置へと切替え可能に構成されている。ソレノイド82a(82a)が操作されて前進用電磁パイロット切換弁82F(後進用電磁パイロット切換弁82R)が開放位置に切替えられると、前進用電磁パイロット切換弁82F(後進用電磁パイロット切換弁82R)内に作動油が移送されると共に、かかる油圧によってパイロット油路を介して前進用パイロット切換弁92F(後進用パイロット切換弁92R)が切替えられる。
前進用パイロット切換弁92F(後進用パイロット切換弁92R)は、油圧クラッチ40F(40R)を切る中立位置Nと、油圧クラッチ40F(40R)を選択的に作動させる前進作用位置F(後進作用位置R)をそれぞれ有し、弁ばねの圧油を受けて中立位置Nに付勢されている。前進用パイロット切換弁92F(後進用パイロット切換弁92R)は、油路93(油路94)を介してそれぞれが油圧クラッチ40F・40Rに連通されている。このように、前進用電磁パイロット切換弁82F(後進用電磁パイロット切換弁82R)を配設することで、油路90から油路93(油路94)に前進用パイロット切換弁92F(後進用パイロット切換弁92R)を介して大流量の作動油が移送される場合や、その流量が比較的少ない場合等において、前進用パイロット切換弁92F(後進用パイロット切換弁92R)の切替え時の衝撃を緩和させることができる。
該前進用電磁パイロット切換弁82F(後進用電磁パイロット切換弁82R)のソレノイド82a(82a)は、図示せぬ前後進切替えレバーによって切替え操作され、例えば、該前後進切替えレバーが前進位置にあると、前進用電磁パイロット切換弁82Fのソレノイド82aが作動して、前進用電磁パイロット切換弁82Fが開放位置へと切替えられる。そうすると、パイロット油路を介して前進用パイロット切換弁92Fが前進作用位置Fに切替えられて、油路90が該前進用パイロット切換弁92Fを介して油路93に連通されるのである。なお、前後進切換レバーが後進位置にある場合は後進用電磁パイロット切換弁82Rのソレノイド82aが作動され、パイロット油路を介して後進用パイロット切換弁92Rが後進作用位置Rに切替えられる。
また、主リリーフ弁72は、ラインフィルタ79の下流側であって油路80の中途部に配設され、主リリーフ弁72からのリリーフ油路99が、油圧クラッチ40F・40R方向に導かれて、該油圧クラッチ40F・40Rの図示せぬディスクに対する潤滑油を供給する。油路99の中途部には調整弁73が配設され、該調整弁73によって、主リリーフ弁72から油路99に移送された潤滑油が機体ハウジング内の油溜り76にドレンされる。そして、この主リリーフ弁72及び調整弁73の差圧によって油路99に供給される潤滑油の流量が調整される。
シャトル弁74は、油路99の下流側に配設され、油路99を閉鎖する中立位置Iに両側からの弁ばねによって付勢配置されており、前記油路93及び油路94に接続されるパイロット油路100・100の油圧を受けて油路99を開放する開放位置IIに切替えられる。すなわち、シャトル弁74は、パイロット油路100を介して前進用ON/OFF弁70Fから移送された油路93の油圧を受けると、中立位置Iから開放位置IIに作動して切替えられられる(図2において右方)。一方、パイロット油路100を介して後進用ON/OFF弁70Rから移送された油路94の油圧を受けると、中立位置Iから開放位置IIに作動して切替えられられる(図2において左方)。
シャトル弁74に連通される油路101は、コントロールバルブ装置69と機体フレーム内とに渡って穿設され(図略)、下流側にて2方向に分岐してそれぞれ前進用油圧クラッチ40F及び後進用油圧クラッチ40Rに連通されている。分岐された油路101・101の中途部には、前進用切替え弁102F及び後進用切替え弁102Rがそれぞれ配設されている。前進用切替え弁102F(後進用切替え弁102R)は、弁ばねによって油路101の潤滑油の流量を制限する絞り位置に付勢されており、パイロット油路を介して前進用ON/OFF弁70F(後進用ON/OFF弁70R)から移送された油路93(油路94)の油圧を受けると、開放位置に切替えられて、潤滑油の移送されるように構成されている。
主リリーフ弁72からリリーフ油路99を介して移送される潤滑油は、シャトル弁74が油路93及び油路94の油圧によって開放されると前進及び後進のいずれであっても油路101に移送され、さらに、前進用切替え弁102F及び後進用切替え弁102Rが油路93及び油路94の油圧によって開放されると、作業車両の前進時には主に前進用油圧クラッチ40Fに、もしくは後進時には主に後進用油圧クラッチ40Rに潤滑油が供給される。このように、パイロット油路を介して作動油の油圧を受けて切替えられるシャトル弁74及び切替え弁102F・102Rを配設したので、作業車両の駆動に応じてその流量を制御しつつ油圧クラッチ40F・40Rに潤滑油を供給することができる。
次に、コントロールバルブ装置69におけるバルブ類の配置構成について、以下に詳述する。図3乃至図8に示すように、コントロールバルブ装置69のバルブ等を装着するための取付部材81は、側面視略矩形状の単一のプレート状部材により形成され、前部ハウジング1の側面との当接面が略前後方向の上下平面となるように形成され、機体フレームの前部ハウジング1の左側壁外面に密着して固設されている。該コントロールバルブ装置69を単一のプレート状の取付部材81で構成することで、機体フレームに対するコントロールバルブ装置69の左右方向の厚さを小さく構成することができる。また、部品点数を少なくして、製造コストを低減することができる。該コントロールバルブ装置69の当接面側には、上述した油路が当接平面に開口して穿設されており、油ポンプ75から供給される油が充填して外部に漏れないように配設されている。
コントロールバルブ装置69の取付部材81の外側の側面は凹凸平面状に形成され、バルブ類として前進用ON/OFF弁70F、後進用ON/OFF弁70R、比例弁71、主リリーフ弁72、調整弁73、シャトル弁74等が挿脱可能に内挿されている。本実施例においては、各バルブ類が、取付部材81と前部ハウジング1との当接平面に対して平行する略一平面上に配置するように構成されている。このような配置構成とすることで、コントロールバルブ装置69の左右方向の厚さをより小さくでき、機体フレームの左右に配設される燃料タンク(図略)のタンク容量を大きくすることができる。なお、燃料タンクを配置しない構成の場合には、コントロールバルブ装置69の外側面とステップ等の機体側の部材との間の空間を大きくとることができる。また、取付部材81内や機体側の側面に油圧回路をコンパクトに穿設することができる。
取付部材81の下面または前面または後面には、前記比例弁71や前進用ON/OFF弁70F等を内挿するための複数の取付孔104等が穿設され、コントロールバルブ装置69の下側面69aには、バルブ類として比例弁71、前進用ON/OFF弁70F及び後進用ON/OFF弁70Rを取り付けるための取付孔104・105・106がそれぞれ下方から上方に穿設して挿脱可能に取付られている。また、前部ハウジング1の側壁に固設するためのボルトネジ締め用の貫通孔が左右方向に穿設され、補強のためにボス103・103・・・が形成されている。
主リリーフ弁72及び調整弁73は上下平行に、比例弁71、前進用ON/OFF弁70F及び後進用ON/OFF弁70Rはそれぞれ前後平行に配置されると共に、主リリーフ弁72及び調整弁73が比例弁71、前進用ON/OFF弁70F及び後進用ON/OFF弁70Rに対して略直交するように配置されている。換言すると、コントロールバルブ装置69の略中心からみて、各バルブ類が放射状に配置され、各バルブ類がそれぞれ相互に平行もしくは垂直に配置されているのである。このような配置構成とすることで、コントロールバルブ装置69のコンパクト化を図るための最適な配置レイアウトが可能となり、また、相互に取り外しを容易にしている。さらに、これらのバルブ類は、電磁弁の取付長さが大きく、また、油路との開口部を多く設ける必要があるため、バルブ類の挿脱スペースを確保することができる。
コントロールバルブ装置69には前進用ON/OFF弁70F、後進用ON/OFF弁70R及び比例弁71の取付孔104・105・106が穿設されている。該取付孔104・105・106は、コントロールバルブ装置69の下方(図3においてX方向)から上方に向けて略垂直に、かつ、各取付孔104・105・106が後面視で略同一平面上に位置するように穿設されている。そして、該取付孔104に比例弁71が、取付孔105に前進用ON/OFF弁70Fが、取付孔106に後進用ON/OFF弁70Rが、それぞれコントロールバルブ装置69の下方から各取付孔104・105・106内に挿入されている。なお、各取付孔104・105・106には、それぞれコントロールバルブ装置69内部に穿設された油路と連通する開口部104a・105a・106aが穿設されおり、油ポンプ75からの作動油が各バルブ類に供給されている。
比例弁71、前進用ON/OFF弁70F及び後進用ON/OFF弁70Rをコントロールバルブ装置69の下方から挿脱可能とすることで、これらのバルブ類のメンテナンスが容易となる。すなわち、コントロールバルブ装置69は、車両機体において前後方向に配設される機体フレームの前側に配置される前部ハウジング1の外側面に配設されるものであるため、機体フレームの前方向や上方からの取り外しが困難であり、一方、作業車両の下方からであれば開放されているので、容易に行うことができるからである。
図6に示すように、前記圧力検知手段としての圧力スイッチ97が、該コントロールバルブ装置69の下方から上方に向けて略垂直に穿設された取付孔107に着脱可能に配設され、前進用ON/OFF弁70Fや後進用ON/OFF弁70R等の油圧を検査測定するための圧力測定ポート111・111・・・が同じくコントロールバルブ装置69の下面側(X方向)に穿設されている。そのため、圧力スイッチ97のメンテナンス・交換や、各種圧力の測定が容易にできるようにしている。
なお、コントロールバルブ装置69に比例弁71、前進用ON/OFF弁70F及び後進用ON/OFF弁70Rが配置された状態において、該コントロールバルブ装置69が前部ハウジング1に配設されると、前部ハウジング1の下端面よりも各比例弁71、前進用ON/OFF弁70F及び後進用ON/OFF弁70Rの先端部がすべて上方に位置し、前部ハウジング1の下端面から突出しないように構成して、各比例弁71、前進用ON/OFF弁70F及び後進用ON/OFF弁70Rの損傷を防いでいる(図4参照)。
図4及び図7に示すように、主リリーフ弁72及び調整弁73の取付孔108・109が、機体フレームの後側方(図3においてY方向)から前方に向けて、かつ、各取付孔108・109が平面視で略同一平面上に位置するように穿設されている。取付孔108・109には、該取付孔108に主リリーフ弁72及び取付孔109に調整弁73が、それぞれコントロールバルブ装置69の後方から各取付孔108・109内に挿脱可能に挿入されている。取付孔108・109には、それぞれコントロールバルブ装置69内部に穿設された油路と連通する開口部108a・109aが穿設されおり、油ポンプ75からの作動油が各バルブ類に供給されている。
図4及び図8に示すように、シャトル弁74の取付孔110が、機体フレームの前側方(図3においてZ方向)から後方に向けて穿設されている。取付孔110には、シャトル弁74がコントロールバルブ装置69の前方から取付孔110内に挿脱可能に挿入されている。取付孔110は、コントロールバルブ装置69内部に穿設された油路と連通する開口部110aが穿設されており、油ポンプ75からの作動油がシャトル弁74に供給される。
このうように、主リリーフ弁72、調整弁73及びシャトル弁74はコントロールバルブ装置69の前後方向から挿脱可能であるため、コントロールバルブ装置69を分解することなく外側から容易に交換することができる。これらのバルブ類は、前記比例弁71、前進用ON/OFF弁70F及び後進用ON/OFF弁70Rと比べてメンテナンスの頻度が幾分低いため、比例弁71、前進用ON/OFF弁70F及び後進用ON/OFF弁70Rの取替えを優先するために、機体フレームの前後方向に沿うように配置されている。それでも、このように配置することで、機体フレームの左右方向に小さく、かつ、コントロールバルブ装置69を最小体積とするレイアウトが可能となる。
なお、バルブ類の配置は図3及び図4に示したものに限定されるものではなく、上下位置や前後位置が異なるように配置してもよい。また、配置されるバルブ類の種類は、これらに限定されるものではない。
本発明の一実施例に係るトラクタの伝動機構の全体的な構成を示す模式的な一部展開縦断側面図。 図1のトラクタ及びコントロールバルブ装置に配設された油圧回路を示す回路図。 本発明に係るコントロールバルブ装置の正面斜視図。 トラクタの機体フレームの外側壁に配設されたコントロールバルブ装置の一部展開側断面図。 ラインフィルタを示す図4の一部展開平面図。 図3のA−A矢視断面図。 コントロールバルブ装置の後面図。 コントロールバルブ装置の前面図。 従来のコントロールバルブ装置の分解斜視図。
1 前部ハウジング
10 前後進切替え装置
69 コントロールバルブ装置
70 ON/OFF弁
71 比例弁
72 主リリーフ弁
73 調整弁
74 シャトル弁

Claims (1)

  1. 前後進切替え装置(10)を作動制御するための複数のバルブ類を有し、車両機体において前後方向に配設される機体フレームの前側に配置される機体ハウジングの一側面に固設され、作業車両の下方には開放されている作業車両のコントロールバルブ装置(69)において、該コントロールバルブ装置(69)は、単一プレート状部材により形成した取付部材(81)にバルブ類を取り付けて構成し、該取付部材(81)を機体ハウジング(1)側面の当接平面に対して当接し、該バルブ類は該当接平面に平行する略一平面上に配置し、前記バルブ類は、少なくとも前記前後進切替え装置(10)への作動油の給排を制御するON/OFF弁(70)と比例弁(71)と、前記前後進切替え装置(10)への潤滑油の給排を制御する主リリーフ弁(72)と調整弁(73)とを含み、前記ON/OFF弁(70)及び比例弁(71)を、下方から挿脱可能に配設し、前記主リリーフ弁(72)及び調整弁(73)を、機体ハウジング(1)の前後方向から挿脱可能に配設し、更に、該比例弁(71)の出口側の油圧が、適正に出力されているかを検知する圧力スイッチ(97)を、該コントロールバルブ装置(69)の下方側から着脱可能に設け、ON/OFF弁(70)の油圧を検査測定するための圧力ポート(111)がコントロールバルブ装置(69)の下面側に穿設されることを特徴とする作業車両のコントロールバルブ装置。
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