JP2007255465A - 油圧クラッチ式伝動切換ユニット - Google Patents

油圧クラッチ式伝動切換ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2007255465A
JP2007255465A JP2006077416A JP2006077416A JP2007255465A JP 2007255465 A JP2007255465 A JP 2007255465A JP 2006077416 A JP2006077416 A JP 2006077416A JP 2006077416 A JP2006077416 A JP 2006077416A JP 2007255465 A JP2007255465 A JP 2007255465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic clutch
end wall
input shaft
wall portion
output shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2006077416A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007255465A5 (ja
Inventor
Toshitaka Hasegawa
利恭 長谷川
Rei Maeda
麗 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd filed Critical Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2006077416A priority Critical patent/JP2007255465A/ja
Publication of JP2007255465A publication Critical patent/JP2007255465A/ja
Publication of JP2007255465A5 publication Critical patent/JP2007255465A5/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

【課題】単体での試運転及び検査を行うことができると共に、設置箇所への組み付け作業の効率化を図り得る油圧クラッチ式伝動切換ユニットを提供する。
【解決手段】駆動源に作動連結される入力軸と、駆動輪へ向けて動力を出力する出力軸と、前記入力軸に対する前記出力軸の出力状態を切り換える為の油圧クラッチを含む油圧クラッチ式切換機構と、ケーシングとを備える。前記ケーシングは、前記駆動源に作動連結され得るように前記入力軸を支持し且つ前記駆動輪へ向けて動力を出力し得るように前記出力軸を支持した状態で前記油圧クラッチ式切換機構の少なくとも一部を覆うように構成され、且つ、車輌ハウジング等の設置箇所に装着可能とされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、駆動源から駆動輪へ至る走行系伝動経路に介挿されるように作業車輌に装着される油圧クラッチ式伝動切換ユニットに関する。
トラクタ等の作業車輌における走行系伝動経路に一対の出力部を有する油圧クラッチを介挿し、該油圧クラッチにおける一対の出力部を選択的に切り換えることによって駆動輪の回転方向又は回転速度を変更させることは従来から公知である。
例えば、下記特許文献1には、駆動源に作動連結された入力軸と、駆動輪に向けて動力を出力する出力軸と、前記油圧クラッチとを備え、該油圧クラッチの出力部を切り換えることによって前記入力軸に対する前記出力軸の回転方向を切り換え得るように構成された伝動構造が開示されている。
又、下記特許文献2には、前記入力軸と、前記出力軸と、前記油圧クラッチとを備え、該油圧クラッチの出力部を切り換えることによって前記入力軸に対する前記出力軸の回転速度を切り換え得るように構成された伝動構造が開示されている。
しかしながら、前記特許文献に記載の構成は何れも、前記油圧クラッチを実際に作業車輌に組み付けてからでないと、該油圧クラッチの試運転及び検査ができないという問題があった。
即ち、従来の構成においては、駆動源に作動連結される前記入力軸は、車輌ハウジングに一体的に又は別体として備えられた第1軸受プレートに支持されており、且つ、駆動輪に向けて動力を出力する前記出力軸は、前記車輌ハウジングに一体的に又は別体として備えられた第2軸受プレートに支持されている。
そして、前記入力軸に前記油圧クラッチが支持されている。
斯かる構成においては、前記油圧クラッチを支持した状態の前記入力軸を前記第1軸受プレートを介して前記車輌ハウジングに組み付け、且つ、前記出力軸を前記第2軸受プレートを介して前記車輌ハウジングに組み付けてからでないと、該油圧クラッチの試運転及び検査ができない。
さらに、前記油圧クラッチを支持する前記入力軸を前記第1軸受プレートに支持させ、且つ、前記出力軸を第2軸受プレートに支持させる従来の構成では、これらの部材の前記車輌ハウジングへの組み付け作業も容易ではない。
即ち、前記入力軸及び前記出力軸には、前記油圧クラッチの出力部を前記出力軸に作動連結する為のギヤトレーンが設けられる。
従って、前記作業車輌への組み付け作業に際しては、前記ギヤトレーンを構成する一のギヤを支持した状態の前記出力軸を前記第2軸受プレートに組み付け、且つ、前記ギヤトレーンを構成する他のギヤ及び前記油圧クラッチを支持した状態の前記入力軸を前記第1軸受プレートに組み付けつつ、前記ギヤトレーンを構成するギヤ同士を互いに噛合させなければならない。
特開平8−2267号公報 特開昭56−70153号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みなされたものであり、駆動源から駆動輪へ至る走行系伝動経路に介挿されるように作業車輌に装着される油圧クラッチ式伝動切換ユニットであって、単体での試運転及び検査を行うことができると共に、設置箇所への組み付け作業の効率化を図り得る油圧クラッチ式伝動切換ユニットの提供を、一の目的とする。
本発明は前記目的を達成する為に、駆動源から駆動輪へ至る走行系伝動経路に介挿されるように作業車輌に装着される油圧クラッチ式伝動切換ユニットであって、前記駆動源に作動連結される入力軸と、前記駆動輪へ向けて動力を出力する出力軸と、前記入力軸に対する前記出力軸の出力状態を切り換える為の油圧クラッチを含む油圧クラッチ式切換機構と、ケーシングとを備え、前記ケーシングは、前記駆動源に作動連結され得るように前記入力軸を支持し且つ前記駆動輪へ向けて動力を出力し得るように前記出力軸を支持した状態で前記油圧クラッチ式切換機構の少なくとも一部を覆うように構成されており、且つ、設置箇所に装着可能とされている油圧クラッチ式伝動切換ユニットを提供する。
好ましくは、前記ケーシングは、前記入力軸の伝動方向を基準にして上流側及び下流側に離間配置された上流側端壁部及び下流側端壁部と、前記油圧クラッチ式切換機構の少なくとも一部を覆うように前記上流側端壁部及び前記下流側端壁部の間に延びる周壁部とを有し得る。
斯かる構成において、前記上流側端壁部及び前記下流側端壁部は前記入力軸及び前記出力軸を直接又は間接的に支持するように構成され、さらに、前記上流側端壁部のうち前記周壁部よりも径方向外方には、前記設置箇所に対する取付フランジ領域が設けられる。
より好ましくは、前記ケーシングは前記下流側端壁部及び前記周壁部が一体形成されたケーシング本体を備え得る。
斯かる構成において、前記上流側端壁部は前記ケーシング本体に着脱可能に連結され得る。
前記ケーシングが前記ケーシング本体を備えるか否かに拘わらず、前記油圧クラッチ式切換機構が、前記入力軸及び前記出力軸の一方に支持された前記油圧クラッチと、前記油圧クラッチを介して前記入力軸から前記出力軸へ動力伝達させるギヤトレーンとを有する態様においては、好ましくは、前記ケーシングの前記設置箇所への装着状態を基準にして、前記周壁部には上方開口及び下方開口が形成され、前記油圧クラッチの一部及び前記ギヤトレーンを構成するギヤの一部が、前記上方開口及び前記下方開口を介して外部に露出するように構成され得る。
前記作業車輌が車輌前方側の空間が前記駆動源に作動連結されたフライホイールを囲繞するフライホイール収容空間を形成する前部ハウジングを備え、前記前部ハウジングには車輌前後方向中間部に内周面から径方向内方に延在するリブが設けられている場合には、前記種々の態様において、好ましくは、前記取付フランジ領域を車輌前方側から前記リブに連結させることによって前記ケーシングが前記前部ハウジングに装着されるように構成され得る。
より好ましくは、前記上流側端壁部は、前記フライホイール収容空間と前記前部ハウジングの内部空間のうち前記リブより車輌後方側に位置する部分とを液密に遮断するように前記リブに連結され得る。
一態様においては、前記設置箇所への設置状態を基準にして、前記入力軸は前記出力軸よりも上方に配置される。
斯かる態様においては、前記入力軸は、伝動方向上流端部が前記上流側端壁部を貫通して外方へ突出し且つ伝動方向下流端部が前記下流側端壁部を貫通して外方へ突出した状態で該上流側端壁部及び該下流側端壁部によって両持ち支持され、前記出力軸は、伝動方向下流端部が前記下流側端壁部を貫通して外方へ突出された状態で前記上流側端壁部及び該下流側端壁部によって両持ち支持される。
他態様においては、前記出力軸は、前記入力軸の伝動方向下流側が内挿される中空軸とされる。
斯かる態様においては、前記入力軸は、伝動方向上流端部が前記上流側端壁部を貫通して外方へ突出した状態で前記上流側端壁部に支持され、且つ、伝動方向下流端部が前記中空出力軸に内挿された状態で前記下流側端壁部より外方へ突出され、前記出力軸は、伝動方向下流端部が前記下流側端壁部を貫通して外方へ突出された状態で前記下流側端壁部によって支持され、前記油圧クラッチは、前記出力軸に直接的に伝達される動力を出力する第1出力部と、前記入力軸及び前記出力軸に平行な状態で前記上流側端壁部及び前記下流側端壁部によって両持ち支持される中間軸を介して前記出力軸に伝達される動力を出力する第2出力部とを有するように構成される。
本発明に係る油圧クラッチ式伝動切換ユニットによれば、駆動源に作動連結され得るように入力軸を支持し且つ駆動輪へ向けて動力を出力し得るように出力軸を支持した状態で油圧クラッチ式切換機構の少なくとも一部を覆うように構成されたケーシングを、車輌ハウジング等の設置箇所に装着可能に構成したので、設置箇所に組み付けることなく、単体での試運転及び検査を行うことができる。従って、伝動切換ユニットを作業車輌に組み付けた後に該伝動切換ユニットの調整作業や交換作業を行う必要を無くして、作業車輌製造ラインの作業効率化を図ることができる。斯かる効果は、伝動切換ユニットの製造メーカと作業車輌の製造メーカとが異なる場合や、伝動切換ユニット及び作業車輌が同一製造メーカによって製造される場合であっても伝動切換ユニットの製造工場と作業車輌の組立工場とが離間されている場合等において、特に有効である。
さらに、本発明に係る油圧クラッチ式伝動切換ユニットによれば、ケーシングを設置箇所へ装着させるだけで、該ユニットの組み付け作業を完了することができる。従って、作業車輌の組立作業効率を向上させることができる。
前記ケーシングの周壁部に、該ケーシングの設置箇所への装着状態を基準にして、上方を向く開口及び下方を向く開口を形成し、油圧クラッチの一部及びギヤトレーンを構成するギヤの一部が前記上方開口及び前記下方開口を介して外部に露出するように構成すれば、前記ユニットが装着される設置部位を上下方向に関し小型化することができる。
例えば、前記ユニットを、車輌前方側の空間がフライホイール収容空間とされた前部ハウジングの車輌後方側に収容させる場合には、斯かる構成によって、前記前部ハウジングのうち前記ユニットを収容する部分の上下幅を可及的に狭めることができる。従って、前記前部ハウジングの頂壁のうち前記ユニット収容空間を形成する部分を、該前部ハウジングの頂壁のうち前記フライホイール収容空間を形成する部分に比して可及的に下方に位置させることができ、これにより、前記前部ハウジングのうち前記ユニット収容空間を形成する部分の上方に、作業車輌の運転席スペース等の自由空間を有効に確保することができる。
作業車輌が、車輌前方側の空間が前記駆動源に作動連結されたフライホイールを囲繞するフライホイール収容空間を形成する前部ハウジングを備え、前記前部ハウジングには、車輌前後方向中間部に内周面から径方向内方に延在するリブが設けられている場合においては、前記取付フランジ領域を車輌前方側から前記リブに連結させることによって前記ケーシングが前記前部ハウジングにおける車輌後方側の空間に収容されるように構成すれば、前記ユニットの前記前部ハウジングへの組み付けを容易に行うことができる。
さらに、前記構成において、前記上流側端壁部が、前記フライホイール収容空間と前記前部ハウジングの内部空間のうち前記リブより車輌後方側に位置する部分とを液密に遮断するように前記リブに連結されるように構成すれば、前記前部ハウジングにおける車輌後方側の空間及び該前部ハウジングに直列連結される中間ハウジング等の他のハウジングの内部空間を油貯留空間として兼用しつつ、追加部材を備えることなく前記フライホイール収容空間を乾室とさせることができる。
実施の形態1
以下、本発明の一実施の形態に係る油圧クラッチ式伝動切換ユニットについて添付図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施の形態に係る油圧クラッチ式伝動切換ユニット100が適用された作業車輌1の伝動模式図を示す。
又、図2及び図3に、それぞれ、前記油圧クラッチ式伝動切換ユニット100の縦断側面図及び横断平面図を示す。
前記伝動切換ユニット100は、駆動源2(下記図6参照)から駆動輪(図示せず)へ至る走行系伝動経路に介挿されるように前記作業車輌100に装着されるものであり、油圧クラッチ200によって入力軸110に対する出力軸120の出力状態を切り換え得るように構成されている。
図1に示すように、本実施の形態においては、前記伝動切換ユニット100は、前後進切換装置として前記作業車輌1に適用されている。
詳しくは、該作業車輌1は、図1に示すように、前記駆動源2(下記図6参照)と、前記駆動源に作動連結されたフライホイール3と、前記走行系伝動経路を形成する走行系伝動機構10と、前記駆動源からの動力の一部を外部に取り出す為のPTO系伝動機構30と、前記走行系伝動機構10及び前記PTO系伝動機構30を収容すると共に車輌フレームを形成する車輌ハウジング50とを備えている。
前記走行系伝動機構10は、図1に示すように、前記フライホイール3を介して前記駆動源2に作動連結された前記伝動切換ユニット100であって、前後進切換装置として作用する前記伝動切換ユニット100と、前記伝動切換ユニット100の出力を変速する主変速装置11と、前記主変速装置11より伝動方向下流側に位置する副変速装置12と、前記副変速装置12からの出力を入力し且つ一対の主駆動輪(図示の形態においては一対の後輪)を差動的に駆動するディファレンシャル装置13とを備えている。
なお、図示の形態においては、前記走行系伝動機構10は、さらに、前記副変速装置12からの動力を副駆動輪(図示の形態においては前輪)へ選択的に出力する為の副駆動輪用動力取出装置14を備えている。
図示の形態においては、前記主変速装置11は4段の同期噛合式ギヤ変速機構とされており、且つ、前記副変速装置12はクリープ段を含む4段の同期噛合式ギヤ変速機構とされている。
前記PTO系伝動機構30は、図1に示すように、前記フライホイール3を介して前記駆動源2に作動連結されたPTO系伝動軸31と、入力側が前記PTO系伝動軸31に作動連結されたPTOクラッチ装置32と、前記PTOクラッチ装置32の出力側に作動連結されたPTO変速装置33と、前記PTO変速装置33からの動力を外部に出力するPTO軸34とを備えている。
前記車輌ハウジング50は、図1に示すように、車輌前後方向に沿って互いに直列連結される前部ハウジング60,中間ハウジング70及び後部ハウジング80を備えている。
前記前部ハウジング60は、前記フライホイール3及び前記伝動切換ユニット100を収容する中空形状とされている。
前記中間ハウジング70は、前記主変速装置11及び前記副変速装置12を収容する中空形状とされている。
前記後部ハウジング80は、前記ディファレンシャル装置13,前記PTOクラッチ装置32及び前記PTO変速装置33を収容する中空形状とされている。
本実施の形態においては、前記伝動切換ユニット100は、斯かる構成の作業車輌において前後進切換装置として作用するように構成されている。
具体的には、該伝動切換ユニット100は、図1〜図3に示すように、前記入力軸110と、前記出力軸120と、油圧クラッチ200を含む油圧クラッチ式切換機構150と、ケーシング300とを備えている。
前記入力軸110は、伝動方向上流端部が前記駆動源2に作動連結され得る状態で前記ケーシング300に支持されている。
本実施の形態においては、該入力軸110は、図1〜図3に示すように、伝動方向上流端部111が車輌前方側へ向いた状態で外方へ延在されて入力端部を形成し且つ伝動方向下流端部112が車輌後方側へ向いた状態で外方へ延在されてPTO系出力端部を形成するように、前記ケーシング300に支持されている。
即ち、該入力軸110は、伝動方向上流端部111が前記駆動源2に作動連結されると共に、伝動方向下流端部112が前記PTO系伝動軸31に作動連結されるようになっている。
前記出力軸120は、伝動方向下流端部122が前記駆動輪へ向けて動力を出力し得る状態で前記ケーシング300に支持されている。
本実施の形態においては、該出力軸120は、図1及び図2に示すように、前記入力軸110と略平行に配設されており、且つ、伝動方向下流端部122が車輌後方側へ向いた状態で外方へ延在された走行系出力端部を形成するように、前記ケーシング300に支持されている。
即ち、該出力軸120は、伝動方向下流端部122が前記主変速装置11に作動連結されるようになっている。
なお、本実施の形態においては、図1に示すように、前記主変速装置11の入力軸11aは、前記入力軸110と同芯上に配置されており、且つ、前記PTO伝動軸31が内挿される中空軸とされている。従って、前記出力軸120は、該出力軸120と同芯上に配置された走行系伝動軸19及びギヤトレーンを介して、前記主変速装置11の入力軸11aに作動連結されている。
前記油圧クラッチ式切換機構150は、前記入力軸110に対する前記出力軸120の出力状態を変更させ得るように構成されている。
本実施の形態においては、前述の通り、前記伝動切換ユニット100は前後進切換装置として作用している。従って、該油圧クラッチ式切換機構150は、前記入力軸110に対する前記出力軸120の回転方向を変更させるように構成されている。
具体的には、該油圧クラッチ式切換機構150は、前記入力軸110及び前記出力軸120の一方に支持された前記油圧クラッチ200と、前記油圧クラッチ200を介して前記入力軸110及び前記出力軸120を作動連結させるギヤトレーン270とを備えている。
本実施の形態においては、前記油圧クラッチ200は前記入力軸110に支持されている。
具体的には、該油圧クラッチ200は、図2及び図3に示すように、前記入力軸110に相対回転不能に支持されたクラッチハウジング210と、前記クラッチハウジング210を挟んで軸線方向一方側及び他方側において前記入力軸110に相対回転自在に支持された第1出力部材220a及び第2出力部材220bと、前記クラッチハウジング210及び前記第1出力部材220aに支持された第1摩擦板群230aと、油圧の作用を受けて前記第1摩擦板群230aを選択的に摩擦係合又は係合解除させる第1係合解除部材240aと、前記クラッチハウジング210及び前記第2出力部材220bに支持された第2摩擦板群230bと、油圧の作用を受けて前記第1摩擦板群とは背反的に前記第2摩擦板群230bを係合解除又は摩擦係合させる第2係合解除部材240bとを有している。
前記クラッチハウジング210は、前記入力軸110に相対回転不能に支持された中空筒状の内周壁211と、前記内周壁211の軸線方向略中央から径方向外方へ延在された隔壁212と、前記隔壁212の径方向外端部から軸線方向一方側及び他方側へ延びる外周壁213とを有している。
前記第1出力部材220aは、前記隔壁212よりも軸線方向一方側において前記入力軸110に対して相対回転自在とされている。
本実施の形態においては、該第1出力部材220aは、後述する第1駆動側ギヤ271aに一体形成されている。
前記第2出力部材220bは、前記隔壁212よりも軸線方向他方側において前記入力軸110に対して相対回転自在とされている。
本実施の形態においては、該第2出力部材220bは、後述する第2駆動側ギヤ271bに一体形成されている。
前記第1摩擦板群230aは、前記クラッチハウジング210の外周壁213に相対回転不能に支持された第1駆動側摩擦板231aと、前記第1駆動側摩擦板231aと対向するように前記第1出力部材220aに相対回転不能に支持された第1従動側摩擦板232aとを有している。
同様に、前記第2摩擦板群230bは、前記クラッチハウジング210の外周壁213に相対回転不能に支持された第2駆動側摩擦板231bと、前記第2駆動側摩擦板231bと対向するように前記第2出力部材220bに相対回転不能に支持された第2従動側摩擦板232bとを有している。
前記第1係合解除部材240aは、前述の通り、油圧の作用を利用して前記第1摩擦板群230aを係合又は解除させるように構成されている。
本実施の形態においては、該第1係合解除部材240aは油圧作動型とされている。
具体的には、該第1係合解除部材240aは、油圧の作用を受けて前記第1摩擦板群230aを摩擦係合させる第1ピストン241aと、前記第1ピストン241aを前記第1摩擦板群230aから離間させる方向へ付勢する第1付勢部材242aとを備えている。
詳しくは、前記第1ピストン241aは、図2及び図3に示すように、前記クラッチハウジング210と共働して第1油室210aを形成するように構成されており、該第1油室210aに圧油が供給されると前記第1付勢部材242aの付勢力に抗して押動され、これにより、前記第1摩擦板群230aを摩擦係合させて前記入力軸110の回転を前記第1出力部材220aに伝達させるようになっている。
前記第2係合解除部材240bは前記第1係合解除部材240aと実質的に同一構成を有している。
従って、前記第2係合解除部材240bについては、前記第1係合解除部材240aにおける符号の末尾をbに代えてその詳細な説明を省略する。
前記ギヤトレーン270は、前記油圧クラッチ200の出力を前記出力軸120に伝達させ得るように構成されている。
前述の通り、本実施の形態においては、前記出力軸120が前記入力軸110に対して略平行に配設されている。
斯かる態様においては、該ギヤトレーン270は、前記第1出力部材220aの回転を前記出力軸120に伝達する第1ギヤトレーン270aと、前記第2出力部材220bの回転を前記出力軸120に伝達する第2ギヤトレーン270bとを含む。
前記第1ギヤトレーン270aは、図2及び図3に示すように、前記第1出力部材220aに対して相対回転不能とされた状態で前記入力軸110に相対回転自在に支持された第1駆動側ギヤ271aと、前記第1駆動側ギヤ271aと噛合した状態で前記出力軸120に相対回転不能に支持された第1従動側ギヤ272aとを有している。
一方、前記第2ギヤトレーン270bは、図2及び図3に示すように、前記第2出力部材220bに対して相対回転不能とされた状態で前記入力軸110に相対回転不能に支持された第2駆動側ギヤ271bと、前記第2駆動側ギヤ271bと噛合するようにアイドル軸130に支持されたアイドルギヤ273b(図3参照)と、前記アイドルギヤ273bと噛合した状態で前記出力軸120に相対回転不能に支持された第2従動側ギヤ272bとを有している。
なお、本実施の形態においては、前述の通り、前記第1及び第2駆動側ギヤ271a,271bはそれぞれ前記第1及び第2出力部材220a,220bと一体形成されている。
斯かる構成の前記油圧クラッチ式切換機構150は、前記油圧クラッチ200における前記第1係合解除部材240aが前記第1摩擦板群230aを摩擦係合させる際には、前記第1出力部材220a及び前記第1ギヤトレーン270aを介して、前記出力軸120を第1方向(例えば、車輌を前進させる正転方向)に回転させ、且つ、前記第2係合解除部材240bが前記第2摩擦板群230bを摩擦係合させる際には、前記第2出力部材220b及び前記第2ギヤトレーン270bを介して、前記出力軸120を第2方向(例えば、車輌を後進させる逆転方向)に回転させるようになっている。
なお、本実施の形態においては、前述の通り、前記油圧クラッチ200を前記入力軸110に支持させたが、当然ながら、該油圧クラッチ200を前記出力軸120に支持させることも可能である。
前記ケーシング300は、前記駆動源2に作動連結され得るように前記入力軸110を支持し且つ前記駆動輪へ向けて動力を出力し得るように前記出力軸120を支持した状態で前記油圧クラッチ式切換機構150の少なくとも一部を覆うように構成されており、さらに、前記入力軸110及び前記出力軸120を支持し且つ前記油圧クラッチ式切換機構150の少なくとも一部を覆った状態で設置箇所に装着可能に構成されている。
本実施の形態においては、該ケーシング300は、図2及び図3に示すように、前記入力軸110の軸線方向一方側において該入力軸110と略直交する方向へ延びるように配置された上流側端壁部310と、前記上流側端壁部310と対向するように前記入力軸110の軸線方向他方側に配置された下流側端壁部320と、前記油圧クラッチ式切換機構150の少なくとも一部を覆うように前記上流側端壁部310及び前記下流側端壁部320の間に延びる周壁部330(図3参照)とを有している。
本実施の形態においては、前述の通り、前記入力軸110及び前記出力軸120は互いに略平行に配置されている。
斯かる構成においては、前記上流側端壁部310は前記入力軸110及び前記出力軸120の伝動方向上流側を支持し、且つ、前記下流側端壁部320は前記入力軸110及び前記出力軸120の伝動方向下流側を支持するように構成され得る。
詳しくは、本実施の形態においては、前記入力軸110は、伝動方向上流側の端部111が前記入力端部を形成するように外方へ延在され且つ伝動方向下流側112の端部が前記PTO系出力端部を形成するように外方へ延在された状態で、前記上流側端壁部310及び前記下流側端壁部320によって両持ち支持されている。
一方、前記出力軸120は、伝動方向下流側の端部122が前記走行系出力端部を形成するように外方へ延在された状態で、前記上流側端壁部310及び前記下流側端壁部320によって両持ち支持されている。
図4に、図2におけるIV-IV線に沿った前記油圧クラッチ式伝動切換ユニット100の縦断正面図を示す。又、図5に、該伝動切換ユニット100の背面図を示す。
図2〜図5に示すように、前記上流側端壁部310は前記周壁部330と当接する領域311よりも径方向外方へ延在された取付フランジ領域312を有しており、前記ケーシング300は該取付フランジ領域312を介して設置箇所に装着可能とされている。
本実施の形態においては、前記取付フランジ領域312は、前記油圧クラッチ式伝動切換ユニット100が前記前部ハウジング60内に収容されるように、該前部ハウジング60に設けられたリブ61に連結されている。
詳しくは、図1に示すように、前記前部ハウジング60は、車輌前方側の空間が前記フライホイール3を囲繞するフライホイール収容空間60Fを形成し且つ車輌後方側の空間が前記伝動切換ユニット100を囲繞する伝動切換ユニット収容空間60Rを形成するように構成された中空形状とされており、車輌前後方向中間部において内周面から径方向内方に延在するように前記リブ61が設けられている。
そして、前記取付フランジ領域312を車輌前方側から前記リブ61に当接させた状態で該取付フランジ領域312を該リブ61にボルト等の締結部材305(図3〜図5参照)によって連結させることで、前記ケーシング300が前記前部ハウジング60の伝動切換ユニット収容空間60R内に位置するようになっている(図1参照)。
斯かる構成の前記油圧クラッチ式伝動切換ユニット100は以下の効果を奏する。
即ち、該伝動切換ユニット100は、前記駆動源2に作動連結され得るように前記入力軸110を支持し且つ前記駆動輪へ向けて動力を出力し得るように前記出力軸120を支持する共に前記油圧クラッチ式切換機構150の少なくとも一部を覆うように構成された前記ケーシング300が、設置箇所(本実施の形態においては前記前部ハウジング60)に装着可能とされており、これにより、該伝動切換ユニット100を設置箇所に組み付けることなく、単体で試運転及び検査が行えるようになっている。
従って、該伝動切換ユニット100の性能又は作動を十分に確認してから、該伝動切換ユニット100を作業車輌1に組み付けることができ、これにより、該伝動切換ユニット100を作業車輌に組み付けた後に該伝動切換ユニット100の調整作業や交換作業を行う必要を無くして、作業車輌製造ラインの作業効率化を図ることができる。斯かる効果は、伝動切換ユニットの製造メーカと作業車輌の製造メーカとが異なる場合や、伝動切換ユニット及び作業車輌が同一製造メーカによって製造される場合であっても伝動切換ユニットの製造工場と作業車輌の組立工場とが離間されている場合等において、特に有効である。
さらに、本実施の形態においては、前記取付フランジ領域312を設置箇所に連結するだけで前記伝動切換ユニット100を作業車輌1に組み付けることができる。従って、該伝動切換ユニット100の作業車輌1への組み付け作業効率も格段に向上させることができる。
好ましくは、図2及び図5に示すように、前記ケーシング300の前記周壁部330に、該ケーシング300の前記設置箇所(本実施の形態においては、前記前部ハウジング60)への装着状態を基準にして、上方を向く開口331及び下方を向く開口332を形成することができ、前記油圧クラッチの一部及び前記ギヤトレーンを構成するギヤの一部が、それぞれ、前記上方開口及び前記下方開口を介して外部に露出するように構成し得る。
斯かる構成によれば、前記前部ハウジング60における前記伝動切換ユニット収容空間60Rを形成する部分の上下幅を可及的に狭めることができる。
従って、図1に示すように、前記前部ハウジング60の頂壁のうち前記伝動切換ユニット収容空間60Rを形成する部分を、該前部ハウジング60の頂壁のうち前記フライホイール収容空間60Fを形成する部分に比して可及的に下方に位置させることができ、これにより、前記前部ハウジング60のうち前記伝動切換ユニット収容空間60Rを形成する部分及び/又は前記中間ハウジング70の上方に自由空間を確保することができる。斯かる自由空間は、例えば、作業車輌1の運転席スペースとして利用することができ、この場合には該運転席の可及的な下方設置が可能となる。
さらに好ましくは、前記ケーシング300の前記上流側端壁部310は前記リブ61と共働して、前記フライホイール収容空間60F及び前記伝動切換ユニット収容空間60Rを液密に分離するように構成され得る。
斯かる構成によれば、前記前部ハウジング60のうち前記伝動切換ユニット収容空間60Rと前記中間ハウジング70の内部空間と前記後部ハウジング80の内部空間とを油貯留空間(図1における油面レベルOL参照)として利用しつつ、追加部材を備えることなく前記フライホイール収容空間60Fを乾室とすることができる。
好ましくは、前記ケーシング300は、図2及び図3に示すように、前記下流側端壁部320及び前記周壁部330が一体形成されたケーシング本体360と、前記上流側端壁部310を形成するプレート部材350とを備えることができ、前記ケーシング本体360及び前記プレート部材350をボルト等の締結部材340によって着脱可能に連結させることができる。
斯かる構成によれば、前記伝動切換ユニット100の組立作業効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態においては、図3及び図5に示すように、前記下流側端壁部320のうち前記アイドル軸130に対応した部分を車輌後方側へ膨出させ、該膨出部分325によって前記アイドル軸130を両持ち支持している。
ここで、本実施の形態に係る前記伝動切換ユニット100の油圧回路について説明する。
図6に、該伝動切換ユニット100の油圧回路図を示す。又、図7に、前記前部ハウジング60の部分縦断側面図を示す。
図6に示すように、本実施の形態においては、該伝動切換ユニット100は、前記駆動源2によって駆動されるように作業車輌1に付設された油圧ポンプ5からの圧油を利用して、前記油圧クラッチ200の出力状態が切り換わるように構成されている。
本実施の形態においては、前記油圧ポンプから5の圧油は、前記前部ハウジング60の外周面に装着されるバルブケース90に形成された油路と前記前部ハウジング60の周壁に形成された油路と前記伝動切換ユニット100に形成された油路とを介して、前記第1油室210a又は第2油室210bに選択的に供給されるようになっている。
詳しくは、前記バルブケース90には、図6に示すように、一端部が外表面に開口して入力ポート410(P)(図7も併せて参照)を形成する共通入力油路410と、一端部が前記共通入力油路410に流体接続された第1及び第2入力油路420a,420bと、一次側が前記第1入力油路420aの他端部に流体接続された第1電磁弁430aと、一端部が前記第1電磁弁430aの二次側に流体接続され且つ他端部が前記前部ハウジング60との当接面に開口して第1出力ポート440a(P)を形成する第1出力油路440aと、一次側が前記第2入力油路420bの他端部に流体接続された第2電磁弁430bと、一端部が前記第2電磁弁430bの二次側に流体接続され且つ他端部が前記前部ハウジング60との当接面に開口して第2出力ポート440b(P)を形成する第2出力油路440bと、前記共通入力油路410の油圧を設定するメインリリーフ弁450とが設けられている。
前記入力ポート410(P)は、図6に示すように、外部配管等のポンプ吐出ライン405を介して前記油圧ポンプ5の吐出口に流体接続される。
前記油圧ポンプ5の吸引口は、ポンプ吸引ライン401を介して油タンク400(図示の形態においては、前記ハウジング300における油貯留空間)に流体接続されている。
なお、図6中の符号402は前記ポンプ吸引ライン401に介挿されたフィルターであり、符号403は前記フィルター402の目詰まり時に前記油圧ポンプ5の吸引量が不足することを防止する為のバイパスラインである。該パイパスライン403には、好ましくは、リリーフ弁404が備えられる。
前記第1電磁弁430aは、図6に示すように、操作信号に基づき、前記第1入力油路420aを前記第1出力油路440aに流体接続させる第1摩擦板群係合位置430a(IN)と、前記第1入力油路420aを閉塞し且つ前記第1出力油路440aをドレン油路445に流体接続させる第1摩擦板群解除位置430a(OUT)とをとり得るように構成されている。
同様に、前記第2電磁弁430bは、操作信号に基づき、前記第2入力油路420bを前記第2出力油路440bに流体接続させる第2摩擦板群係合位置430b(IN)と、前記第2入力油路420bを閉塞し且つ前記第2出力油路440bをドレン油路445に流体接続させる第2摩擦板群解除位置430b(OUT)とをとり得るように構成されている。
前記第1及び第2電磁弁430a,430bは双方が同時に係合位置に位置しないように、背反的に作動制御される。
即ち、前記第1電磁弁430aが第1摩擦板群係合位置430a(IN)に位置される際には前記第2電磁弁430bが第2摩擦板群解除位置430b(OUT)に位置され、且つ、前記第2電磁弁430bが第2摩擦板群係合位置430b(IN)に位置される際には前記第1電磁弁430aが第1摩擦板群解除位置430a(OUT)に位置される。
なお、前記第1及び第2電磁弁430a,430bの双方を同時に解除位置に位置させることは可能であり、これにより、前記入力軸110から前記出力軸120への動力伝達を遮断状態とすることができる(図6は、前記第1及び第2電磁弁430a,430bの双方が解除位置に位置されている状態を示している)。
本実施の形態においては、図6に示すように、前記メインリリーフ弁450は、一端部が前記共通入力油路410に流体接続され且つ他端部が油タンク400(図示の形態においては、前記ハウジング300における油貯留空間)に開口されたドレンポート460(P)(図7も併せて参照)を形成するように前記バルブケース90に設けられたドレン油路460に介挿されている。
本実施の形態においては、前記油圧ポンプ5からの吐出油は、前記第1及び第2摩擦板群230a,230b用の潤滑油としても利用されるようになっている。
詳しくは、前記バルブケース90には、さらに、図6に示すように、一端部が前記共通入力油路410に直接又は間接的に流体接続された潤滑用入力油路470と、一次側が前記潤滑用入力油路470の他端部に流体接続された潤滑用切換弁480と、一端部が前記潤滑用切換弁480の二次側に流体接続され且つ他端部が前記前部ハウジング60との当接面に開口して潤滑用出力ポート490(P)を形成する潤滑用出力油路490とが設けられている。
本実施の形態においては、図6に示すように、前記潤滑用入力油路470の一端部は前記メインリリーフ弁450の二次側において前記ドレン油路460に流体接続されており、前記メインリリーフ弁450からのドレン油を入力するように構成されている。
なお、図6における符号475は、前記潤滑用入力油路470の油圧を設定し得るように、該潤滑用入力油路470と前記ドレン油路460との接続点よりも油流れ方向下流側において該ドレン油路460に介挿された潤滑油用リリーフ弁である。
前記潤滑用切換弁480は、前記潤滑用入力油路470及び前記潤滑用出力油路490を選択的に連通又は遮断させ得るように構成されている。
本実施の形態においては、該潤滑用切換弁480は、前記第1又は第2出力油路440a,440bの何れか一方に油圧が生じている際には前記潤滑用出力油路490を前記潤滑用入力油路470に流体接続させ、且つ、前記第1又は第2出力油路440,440bの双方共に油圧が生じていない際には前記潤滑用出力油路490を前記潤滑用入力油路470に対して遮断するように構成されており、これにより、前記第1又は第2油室210a,210bの何れか一方に作動油が供給されている場合にのみ前記潤滑用出力油路490に潤滑油が流れ込むようになっている。
斯かる構成を備えることにより、前記第1又は第2油室210a,210bの双方へ作動油を供給せずに、前記第1及び第2摩擦板群230a,230bを係合解除状態としているにも拘わらず、該第1及び第2摩擦板群における駆動側摩擦板及び従動側摩擦板が潤滑油を介して連れ回ることを有効に防止している。
具体的には、前記潤滑用切換弁480は、弁本体481と、該弁本体481を挟んで対向配置された一対の中立バネ482とを備えている。
前記弁本体481は、前記第1出力油路440aの油圧上昇時には該油圧によって前記一対の中立バネ480の一方に抗して押動されることで前記潤滑用出力油路490を前記潤滑用入力油路470に流体接続させる第1連通位置480a(IN)をとり、前記第2出力油路440bの油圧上昇時には該油圧によって前記一対の中立バネ482の他方に抗して押動されることで前記潤滑用出力油路490を前記潤滑用入力油路470に流体接続させる第2連通位置480b(IN)をとり、且つ、前記第1及び第2出力油路440a,440bが共に低圧時には前記一対の中立バネ482によって前記潤滑用出力油路490を前記潤滑用入力油路470に対して遮断する遮断位置480(N)をとるように構成されている。
前記前部ハウジング60の周壁には、図6及び図7に示すように、前記第1出力油路440a,前記第2出力油路440b及び前記潤滑用出力油路490にそれぞれ流体接続される第1接続油路500a,第2接続油路500b及び潤滑用接続油路500cが形成されている。
前記第1接続油路500a,前記第2接続油路500b及び前記潤滑用接続油路500cは、それぞれ、一端部が前記第1出力ポート440a(P),前記第2出力ポート440b(P)及び前記潤滑用出力ポート490(P)に流体接続されるように前記バルブケース90との当接面に開口し、且つ、他端部が前記リブ61における前記取付フランジ領域312との当接面に開口している。
前記伝動切換ユニット100には、前記第1接続油路500aを前記第1油室210aに流体接続させる第1作動油路510aと、前記第2接続油路500bを前記第2油室210bに流体接続させる第2作動油路510bと、前記潤滑用接続油路500c内の油を前記第1摩擦板群230a及び前記第2摩擦板群230bへ向けて流す潤滑油路510cとが形成されている。
本実施の形態においては、前記伝動切換ユニット100は、前記構成に加えて、軸受プレート380を有している。
前記軸受プレート380は、図2〜図4及び図7に示すように、前記入力軸110が貫通される貫通孔381を有しており、該軸受プレート380は、前記貫通孔381に前記入力軸110が内挿された状態で前記上流側端壁部310における前記周壁部330とは反対側の端面と当接するように、該上流側端壁部310に連結されている。
前記第1作動油路510aは、図3に示すように、前記上流側端壁部310に形成された端壁部側第1油路520a(図7参照)と、前記軸受プレート380に形成された軸受プレート側第1油路530a(図7参照)と、前記入力軸110に軸線方向に沿って形成された入力軸側第1油路540a(図2参照)とを有している。
前記端壁部側第1油路520aは、図3,図5及び図7に示すように、一端部が前記第1接続油路500aに流体接続し得るように前記リブ61との当接面に開口し、且つ、他端部が前記軸受プレート380との当接面に開口するように、前記取付フランジ領域312に形成されている。
前記軸受プレート側第1油路530aは、前記端壁部側第1油路520aと前記貫通孔381の内周面とを流体接続させるように構成されている。
本実施の形態においては、該軸受プレート側第1油路530aは、図3に示すように、前記端壁部側第1油路520aの他端部を囲繞するように前記上流側端壁部310との当接面に向けて開放形成された油溝部531aと、該油溝部531a及び前記貫通孔381の内周面を流体接続させる油孔部532aとを有している。
前記入力軸側第1油路540aは、図2及び図3に示すように、一端部が前記貫通孔381の内周面と摺接する領域において外周面に開口し且つ他端部が前記第1油室210aに流体接続されている。
そして、前記入力軸側第1油路540aと前記軸受プレート側第1油路530aとは、前記入力軸110の外周面に形成されたロータリージョイントを介して流体接続されている。
前記第2作動油路510bは前記第1作動油路510aと実質的に同一構成を有している。
従って、前記第2作動油路510bについては、前記第1作動油路510aにおける符号の末尾をbに代えて、その詳細な説明を省略する。
前記潤滑油路510cは、前記上流側端壁部310の前記取付フランジ領域312に形成された端壁部側潤滑油路520c(図5及び図7参照)と、前記軸受プレート380に形成された軸受プレート側潤滑油路530c(図4及び図7参照)と、前記入力軸110に軸線方向に沿って形成された入力軸側潤滑油路540c(図2及び図4参照)と、前記クラッチハウジング210の内周壁211に形成されたクラッチハウジング側潤滑油路550c(図2及び図3参照)と、前記第1及び第2ピストン241a,241bにそれぞれ形成されたピストン側潤滑油路560c(図2及び図3参照)とを有している。
前記端壁部潤滑油路520c及び前記軸受プレート側潤滑油路530cは、それぞれ、前記端壁部側第1油路520a及び前記軸受プレート側第1油路530aと実質的に同一構成を有している。
従って、これらの油路については、対応する油路における符号の末尾をcに代えて、その詳細な説明を省略する。
前記入力軸側潤滑油路540cは、図2〜図4に示すように、一端部がロータリージョイントを介して前記軸受プレート側潤滑油路530cに流体接続され、且つ、他端部が前記クラッチハウジング210の前記内周壁211との当接面に開口されている。
前記クラッチハウジング側潤滑油路550cは、図2及び図3に示すように、一端部が前記入力軸側潤滑油路540cの他端部と流体接続するように前記入力軸110との当接面に開口し、且つ、他端部が対応する前記ピストン241a,241bとの摺接面に開口している。
前記ピストン側潤滑油路560cは、図2及び図3に示すように、一端部が前記クラッチハウジング側潤滑油路550cの他端部と流体接続するように前記クラッチハウジング210の前記内周壁211との当接面に開口し、且つ、他端部が対応する摩擦板群230a,230bを向いて開口している。
前記クラッチハウジング側潤滑油路550c及び前記ピストン側潤滑油路560cは、対応するピストン241a,241bの位置に応じて対応する摩擦板群230a,230bへの潤滑油量を調整する調整弁570(図6参照)として作用するように、構成されている。
即ち、前記ピストン241a,241bが前記付勢部材242a,242bによって初期位置(摩擦板群230a,230bを解除させる位置)に位置される際には前記クラッチハウジング側潤滑油路550c及び前記ピストン側潤滑油路560cの連通幅は小又はゼロとなり、且つ、前記ピストン241a,241bが油圧の作用によって係合位置(摩擦板群230a,230bを摩擦係合させる位置)へ向かって押動されるに従い前記クラッチハウジング側潤滑油路550c及び前記ピストン側潤滑油路560cの連通幅が大きくなるように、該クラッチハウジング側潤滑油路550c及び該ピストン側潤滑油路560cが配置されている。
斯かる構成を備えることにより、対応する摩擦板群230a,230bの摩擦係合時には十分な油量の潤滑油を供給でき、且つ、該摩擦板群230a,230bの解除時には不要な潤滑油供給を防止できる。従って、不要な潤滑油による該摩擦板群230a,230bの連れ回り現象を有効に防止でき、且つ、潤滑油の供給油源となる前記油圧ポンプ5の負荷を低減させることができる。
実施の形態2
次に、本発明の他の実施の形態に係る油圧クラッチ式伝動切換ユニットについて添付図面を参照しつつ説明する。
図8に、本実施の形態に係る伝動切換ユニット100Bの伝動模式図を示す。
なお、本実施の形態において、前記実施の形態1におけると同一部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
前記実施の形態1に係る伝動切換ユニット100においては、前述の通り、前記入力軸110及び前記出力軸120が略平行に配設されていたが、本実施の形態に係る伝動切換ユニットは、図8に示すように、出力軸120Bが入力軸110と同芯上に配置されている。
詳しくは、該伝動切換ユニット100Bは、前記入力軸110と、出力軸120Bと、油圧クラッチ式切換機構150Bと、前記ケーシング300とを備えている。
前記出力軸120Bは中空軸とされており、前記入力軸110が内挿された状態で伝動方向下流端部が外方へ延在するように前記下流側端壁部320に支持されている。
該出力軸120Bは、図8に示すように、前記入力軸110が内挿される中空の継ぎ手18を介して、前記主変速装置11の入力軸11aに作動連結されている。
前記入力軸110は、伝動方向上流端部111が外方へ延在するように前記上流側端壁部310によって支持され、且つ、伝動方向下流端部112が前記中空出力軸120Bに内挿された状態で外方へ延在されている。
該入力軸110の伝動方向下流端部112は、同芯上に配置された前記PTO系伝動軸31に軸線回り相対回転不能に作動連結されている。
前記油圧クラッチ式切換機構150Bは、前記油圧クラッチ200Bと、ギヤトレーン270Bとを備えている。
前記油圧クラッチ200Bは、前記第1出力部材220aが前記入力軸110の伝動方向を基準にして前記第2出力部材220bよりも下流側に配置されている点を除き、前記油圧クラッチ200と実質的に同一構成を有している。
前記ギヤトレーン270Bは、前記油圧クラッチ200Bの出力を前記出力軸に伝達させ得るように構成されている。
なお、本実施の形態においては、前記油圧クラッチ200Bの前記第1出力部材220aは前記出力軸120Bに一体化されている。
従って、該ギヤトレーン270Bは、前記油圧クラッチ200Bの第2出力部材220bの回転を前記出力軸120Bに伝達させ得るように構成されている。
詳しくは、前記ギヤトレーン270Bは、前記第2出力部材220bに対して相対回転不能な状態で前記入力軸110に相対回転自在に支持された駆動側ギヤ271Bと、前記駆動ギヤ271Bと噛合した状態で前記入力軸110に対して略平行に配設された中間軸140に相対回転不能に支持された第1中間ギヤ272Bと、前記中間軸140に相対回転不能に支持された第2中間ギヤ273Bと、前記第2中間ギヤ273Bと噛合するように前記アイドル軸130に支持されたアイドルギヤ274Bと、前記アイドルギヤ274Bと噛合し且つ前記出力軸120Bに対して相対回転不能とされた従動側ギヤ275Bとを有している。
なお、図示の形態においては、前記従動側ギヤ275Bは、前記出力軸120B及び前記第1出力部材220aに一体形成されている。
斯かる構成の油圧クラッチ式伝動切換ユニット100Bにおいても、前記実施の形態1におけると同様に、作業車輌1への組み付け前に単体で試運転及び検査を行うことができると共に、作業車輌1への組み付け作業効率を格段に向上させることができる。
なお、前記各実施の形態においては、前記油圧クラッチ式伝動切換ユニット100,100Bを前後進切換装置として用いた場合を例に説明したが、本発明に係る油圧クラッチ式伝動切換ユニットは高低速切換装置として作業車輌に用いることも可能である。
図1は、本発明の一実施の形態に係る油圧クラッチ式伝動切換ユニットが適用された作業車輌の伝動模式図である。 図2は、図1に示す前記油圧クラッチ式伝動切換ユニットの縦断側面図である。 図3は、図1及び図2に示す前記油圧クラッチ式伝動切換ユニットの横断平面図である。 図4は、図2におけるIV-IV線に沿った前記油圧クラッチ式伝動切換ユニットの縦断正面図である。 図5は、前記油圧クラッチ式伝動切換ユニットの背面図である。 図6は、前記油圧クラッチ式伝動切換ユニットの油圧回路図である。 図7は、前記作業車輌における前部ハウジング及び前記油圧クラッチ式伝動切換ユニットの部分縦断側面図である。 図8は、本発明の他の実施の形態に係る油圧クラッチ式伝動切換ユニットの模式図である。
符号の説明
1 作業車輌
2 駆動源
3 フライホイール
60 設置箇所(前部ハウジング)
60F フライホイール収容空間
61 リブ
100 油圧クラッチ式伝動切換ユニット
110 入力軸
120,120B 出力軸
140 中間軸
150,150B 油圧クラッチ式切換機構
200,200B 油圧クラッチ
220a 第1出力部
220b 第2出力部
270,270B ギヤトレーン
300 ケーシング
310 上流側端壁部
312 取付フランジ領域
320 下流側端壁部
330 周壁部
331 上方開口
332 下方開口
360 ケーシング本体

Claims (8)

  1. 駆動源から駆動輪へ至る走行系伝動経路に介挿されるように作業車輌に装着される油圧クラッチ式伝動切換ユニットであって、
    前記駆動源に作動連結される入力軸と、前記駆動輪へ向けて動力を出力する出力軸と、前記入力軸に対する前記出力軸の出力状態を切り換える為の油圧クラッチを含む油圧クラッチ式切換機構と、ケーシングとを備え、
    前記ケーシングは、前記駆動源に作動連結され得るように前記入力軸を支持し且つ前記駆動輪へ向けて動力を出力し得るように前記出力軸を支持した状態で前記油圧クラッチ式切換機構の少なくとも一部を覆うように構成されており、且つ、設置箇所に装着可能とされていることを特徴とする油圧クラッチ式伝動切換ユニット。
  2. 前記ケーシングは、前記入力軸の伝動方向を基準にして上流側及び下流側に離間配置された上流側端壁部及び下流側端壁部と、前記油圧クラッチ式切換機構の少なくとも一部を覆うように前記上流側端壁部及び前記下流側端壁部の間に延びる周壁部とを有し、
    前記上流側端壁部及び前記下流側端壁部は前記入力軸及び前記出力軸を直接又は間接的に支持するように構成されており、
    前記上流側端壁部のうち前記周壁部よりも径方向外方には、前記設置箇所に対する取付フランジ領域が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の油圧クラッチ式伝動切換ユニット。
  3. 前記ケーシングは前記下流側端壁部及び前記周壁部が一体形成されたケーシング本体を備え、前記上流側端壁部は前記ケーシング本体に着脱可能に連結されていることを特徴とする請求項2に記載の油圧クラッチ式伝動切換ユニット。
  4. 前記油圧クラッチ式切換機構は、前記入力軸及び前記出力軸の一方に支持された前記油圧クラッチと、前記油圧クラッチを介して前記入力軸から前記出力軸へ動力伝達させるギヤトレーンとを有しており、
    前記周壁部には、前記ケーシングの前記設置箇所への装着状態を基準にして、上方を向く開口及び下方を向く開口が形成されており、
    前記油圧クラッチの一部及び前記ギヤトレーンを構成するギヤの一部が、前記上方開口及び前記下方開口を介して外部に露出していることを特徴とする請求項2又は3に記載の油圧クラッチ式伝動切換ユニット。
  5. 前記作業車輌は、車輌前方側の空間が前記駆動源に作動連結されたフライホイールを囲繞するフライホイール収容空間を形成する前部ハウジングを備え、前記前部ハウジングには、車輌前後方向中間部に内周面から径方向内方に延在するリブが設けられており、
    前記取付フランジ領域を車輌前方側から前記リブに連結させることによって前記ケーシングが前記前部ハウジングにおける車輌後方側の空間に収容されるように構成されていることを特徴とする請求項2から4の何れかに記載の油圧クラッチ式伝動切換ユニット。
  6. 前記上流側端壁部は、前記フライホイール収容空間と前記前部ハウジングの内部空間のうち前記リブより車輌後方側に位置する部分とを液密に遮断するように前記リブに連結されることを特徴とする請求項5に記載の油圧クラッチ式伝動切換ユニット。
  7. 前記設置箇所への設置状態を基準にして、前記入力軸は前記出力軸よりも上方に配置されており、
    前記入力軸は、伝動方向上流端部が前記上流側端壁部を貫通して外方へ突出し且つ伝動方向下流端部が前記下流側端壁部を貫通して外方へ突出した状態で該上流側端壁部及び該下流側端壁部によって両持ち支持され、
    前記出力軸は、伝動方向下流端部が前記下流側端壁部を貫通して外方へ突出された状態で前記上流側端壁部及び該下流側端壁部によって両持ち支持されていることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の油圧クラッチ式伝動切換ユニット。
  8. 前記出力軸は、前記入力軸の伝動方向下流側が内挿される中空軸とされており、
    前記入力軸は、伝動方向上流端部が前記上流側端壁部を貫通して外方へ突出した状態で前記上流側端壁部に支持され、且つ、伝動方向下流端部が前記中空出力軸に内挿された状態で前記下流側端壁部より外方へ突出され、
    前記出力軸は、伝動方向下流端部が前記下流側端壁部を貫通して外方へ突出された状態で前記下流側端壁部によって支持されており、
    前記油圧クラッチは、前記出力軸に直接的に伝達される動力を出力する第1出力部と、前記入力軸及び前記出力軸に平行な状態で前記上流側端壁部及び前記下流側端壁部によって両持ち支持される中間軸を介して前記出力軸に伝達される動力を出力する第2出力部とを有していることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の油圧クラッチ式伝動切換ユニット。
JP2006077416A 2006-03-20 2006-03-20 油圧クラッチ式伝動切換ユニット Abandoned JP2007255465A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006077416A JP2007255465A (ja) 2006-03-20 2006-03-20 油圧クラッチ式伝動切換ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006077416A JP2007255465A (ja) 2006-03-20 2006-03-20 油圧クラッチ式伝動切換ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007255465A true JP2007255465A (ja) 2007-10-04
JP2007255465A5 JP2007255465A5 (ja) 2009-04-30

Family

ID=38629917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006077416A Abandoned JP2007255465A (ja) 2006-03-20 2006-03-20 油圧クラッチ式伝動切換ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007255465A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103267094A (zh) * 2013-06-04 2013-08-28 吴静 一种链传动轴间取力器
CN107061542A (zh) * 2016-12-09 2017-08-18 中车株洲电力机车有限公司 一种离合器液压油路结构、离合器结构、驱动装置及方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103267094A (zh) * 2013-06-04 2013-08-28 吴静 一种链传动轴间取力器
CN107061542A (zh) * 2016-12-09 2017-08-18 中车株洲电力机车有限公司 一种离合器液压油路结构、离合器结构、驱动装置及方法
CN107061542B (zh) * 2016-12-09 2019-11-12 中车株洲电力机车有限公司 一种离合器液压油路结构、离合器结构、驱动装置及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6988580B2 (en) Pump unit and working vehicle
EP1602861B1 (en) Baffle plate and transmission
US7237642B2 (en) Frame structure of a vehicle
JP2007153130A (ja) 作業車両およびその動力伝達機構
JP2007106138A (ja) 作業車両の動力伝達機構
US7377106B2 (en) Pump system
JP2013006583A (ja) 油圧式無段変速装置
JP4132926B2 (ja) ポンプユニット及び作業車
JP2007255465A (ja) 油圧クラッチ式伝動切換ユニット
JP2007255465A5 (ja)
JP4762031B2 (ja) パワーユニット
JP4638770B2 (ja) 静油圧式無段変速装置のチャージ構造
JP4329959B2 (ja) 無段変速トランスミッション
JP3833806B2 (ja) 車軸駆動装置
JP4338138B2 (ja) ポンプ装置
JP2007261576A (ja) ポンプユニット
JP4965342B2 (ja) 自動変速機のオイル回収構造
JP4941820B2 (ja) 油圧式無段変速装置
JP2010052555A (ja) 車軸駆動装置
JP4297143B2 (ja) 変速機用油圧ポンプの取付構造
JP5025406B2 (ja) 小型車両用パワーユニット
JPH08156620A (ja) 作業車両用の油供給装置
JP4090099B2 (ja) 車軸駆動装置
JP4568808B2 (ja) ポンプ装置
JPH05209673A (ja) 動力伝達装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090316

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090316

A521 Written amendment

Effective date: 20100303

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A762 Written abandonment of application

Effective date: 20101117

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762