JP4642548B2 - 交通機関案内システムおよび交通機関案内方法 - Google Patents

交通機関案内システムおよび交通機関案内方法 Download PDF

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Description

本発明は、交通機関案内システムおよび交通機関案内方法に関する。
従来より、バスの現在位置の把握、運行管理、利用客へのサービス向上等を目的として、各地で、バスロケーションシステムが導入されつつある。このシステムは、走行中のバス位置を衛星利用測位システム(GPS)により検出し、位置情報を携帯電話パケット通信(DoPa)網を介してデータセンタに通知し、バスの位置管理を行う。ユーザは、インターネットを介して、携帯端末やPC等により、バスの現在位置情報および乗り換え案内等を閲覧することができるようになっている(例えば非特許文献1、2参照)。
"バスロケーションシステムの導入支援"、「online」、「平成17年05月11日検索」、インターネット<URL:http://www.mlit.go.jp/jidosha/sesaku/koukyo/bus_loca/bus_loca.htm> "電車/バス総合情報案内システム"、「online」、「平成17年05月11日検索」、インターネット<URL:http://www.iyotetsu.co.jp/bus/location/parts/image2.gif>
しかしながら、従来技術によるバスロケーションシステムは、インターネットを利用した既存の電車乗り換え案内システムと同様に、携帯端末やPC等による何らかの煩わしい操作が必要であり、実際に情報がほしいときに、瞬時にその情報を取得することが困難である。また、バスが天空見通しの悪い、トンネル内やビル街等を走行している場合には、GPSの電波が遮られるため、位置検出が不能となるという問題があった。さらに、バスとデータセンタとの間の通信は、DoPa網を用いて行われるため、山間部等の通信エリア外では、データセンタに送信することが困難になり、結果として、バスの位置管理を行うことが難しくなるという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、ユーザ等の意識的な操作なしに、時間と場所を問わず、リアルタイムでバスや電車等の交通機関車両内から当該車両の現在位置を通知することができる交通機関案内システムおよび交通機関案内方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、車両の現在位置を通知する交通機関案内システムであって、車両の運行経路に所定の間隔で設置され、所定の時間間隔でキャリアセンスを行い、隣接する送信機からの電波がない場合に、停車場を一意に特定する識別情報を送信する複数の送信機と、前記送信機が送信する前記識別情報を受信する受信手段、前記受信手段により受信した識別情報に基づいて、接近しつつある停車場を特定する特定手段、および前記特定手段によって特定された停車場に接近していることを通知する通知手段を具備する案内装置とからなり、前記案内装置は、降車目的の停車場を示す識別情報を登録識別情報として記憶する記憶手段と、前記受信手段により受信した識別情報のいずれかが前記記憶手段に記憶されている登録識別情報に一致した場合、前記受信した識別情報の受信電界強度の変化を検知する受信電界強度検知手段を具備し、前記通知手段は、前記受信電界強度検知手段により前記登録識別情報に一致した識別情報の受信電界強度が他の識別情報に比べて次第に大きくなっていると判断された場合に、前記特定手段により特定された停車場に接近していることを通知することを特徴とする交通機関案内システムである。
本発明は、上記の発明において、前記停車場は、運行経路に所定の間隔で設置されたバス停であり、前記識別情報は、前記送信機が設置されたバス停を一意に特定する情報であることを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記停車場は、運行経路に所定の間隔で設置された駅であり、前記識別情報は、前記送信機が設置された駅を一意に特定する情報であることを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、降車目的の停車場を示す識別情報を記憶する記憶手段を具備し、前記通知手段は、前記受信手段により受信された識別情報が前記記憶手段に記憶されている識別情報に一致した場合に、前記特定手段により特定された停車場に接近していることを通知することを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記受信手段により受信された識別情報が前記記憶手段に記憶されている識別情報に一致した場合、前記受信した識別情報を規定回数だけ受信したか否かを判断する受信回数判断手段を具備し、前記通知手段は、前記受信回数判断手段により、前記記憶手段に記憶されている識別情報に一致した受信した識別情報を規定回数だけ受信したと判断された場合に、前記特定手段により特定された停車場に接近していることを通知することを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記受信手段により受信した識別情報が前記記憶手段に記憶されている識別情報に一致した場合、前記受信した識別情報の受信電界強度の変化を検知する受信電界強度検知手段を具備し、前記通知手段は、前記受信電界強度検知手段により受信電界強度が次第に大きくなっている場合に、前記特定手段により特定された停車場に接近していることを通知することを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、所定の時間間隔でトリガ信号を送信する送信手段を具備し、前記受信手段は、前記送信手段により送信されたトリガ信号に応じて前記送信機から送信される識別情報を受信することを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記通知手段は、光学的、音響的、あるいは物理的な作用により通知することを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、車両の現在位置を通知する交通機関案内方法であって、車両の運行経路に所定の間隔で設置された送信機が、所定の時間間隔でキャリアセンスを行い、隣接する送信機からの電波がない場合に、停車場を一意に特定する識別情報を送信し、利用者に携帯される案内装置が、前記送信機が送信する前記識別情報を受信し、前記受信した識別情報に基づいて、接近しつつある停車場を特定し、前記特定された停車場に接近していることを通知し、前記案内装置は、降車目的の停車場を示す識別情報を登録識別情報として記憶し、前記受信した識別情報のいずれかが前記記憶手段に記憶されている登録識別情報に一致した場合、前記受信した識別情報の受信電界強度の変化を検知し、当該検知に基づいて、前記登録識別情報に一致した識別情報の受信電界強度が他の識別情報に比べて次第に大きくなっていると判断された場合に、前記特定手段により特定された停車場に接近していることを通知することを特徴とする交通機関案内方法である。
この発明によれば、車両の運行経路に所定の間隔で設置された送信機が送信する、停車場を一意に特定する識別情報を受信手段により受信し、特定手段により、該受信した識別情報に基づいて接近しつつある停車場を特定し、通知手段により、特定された停車場に接近していることを通知する。したがって、ユーザ等の意識的な操作なしに、時間と場所を問わず、リアルタイムでバスや電車等の交通機関車両内から当該車両の現在位置を通知することができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、前記停車場を、運行経路に所定の間隔で設置されたバス停とし、前記識別情報を、前記送信機が設置されたバス停を一意に特定する情報とする。したがって、ユーザ等の意識的な操作なしに、時間と場所を問わず、リアルタイムでバス内から当該バスがどのバス停に接近しているかを通知することができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、前記停車場を、運行経路に所定の間隔で設置された駅とし、前記識別情報を、前記送信機が設置された駅を一意に特定する情報とする。したがって、ユーザ等の意識的な操作なしに、時間と場所を問わず、リアルタイムで電車内から当該電車がどの駅に接近しているかを通知することができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、降車目的の停車場を示す識別情報を記憶手段に記憶しておき、前記受信手段により受信された識別情報が前記記憶手段に記憶されている識別情報に一致した場合に、前記通知手段により、特定された停車場に接近していることを通知する。したがって、ユーザ等の意識的な操作なしに、時間と場所を問わず、リアルタイムで電車内から当該電車がどの駅に接近しているかを通知することができ、特に、降車目的の停車場に接近していることを事前に通知することができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、受信した識別情報が予め記憶されている識別情報に一致した場合、受信回数判断手段により、受信した識別情報を規定回数だけ受信したか否かを判断し、記憶されている識別情報に一致した受信した識別情報を規定回数だけ受信したと判断された場合に、前記通知手段により、特定された停車場に接近していることを通知する。したがって、ユーザ等の意識的な操作なしに、時間と場所を問わず、リアルタイムで電車内から当該電車がどの駅に接近しているかを通知することができ、特に、より確実に識別情報を受信することができ、現在位置を特定することができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、受信した識別情報が予め記憶されている識別情報に一致した場合、受信電界強度検知手段により、受信した識別情報の受信電界強度の変化を検知し、受信電界強度が次第に大きくなっている場合に、前記通知手段により、特定された停車場に接近していることを通知する。したがって、ユーザ等の意識的な操作なしに、時間と場所を問わず、リアルタイムで電車内から当該電車がどの駅に接近しているかを通知することができ、特に、停車場に接近しているのか、遠ざかっているのかを正確に判別することができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、所定の時間間隔でトリガ信号を送信手段により送信し、該トリガ信号に応じて前記送信機から送信される識別情報を前記受信手段により受信する。したがって、ユーザ等の意識的な操作なしに、時間と場所を問わず、リアルタイムで電車内から当該電車がどの駅に接近しているかを通知することができ、特に、オンデマンドな情報提供が可能となり、不要な電波の送出を防止することができ、アンチコリジョンおよび低消費電力化を図ることができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、前記通知手段により、光学的、音響的、あるいは物理的な作用により、特定された停車場に接近していることを通知する。したがって、ユーザ等の意識的な操作なしに、時間と場所を問わず、リアルタイムで電車内から当該電車がどの駅に接近しているかを通知することができ、特に、ユーザの周囲状況に応じて、適切な手段で通知することができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、車両の運行経路に所定の間隔で設置された送信機が送信する、停車場を一意に特定する識別情報を受信し、前記受信した識別情報に基づいて、接近しつつある停車場を特定し、前記特定された停車場に接近していることを通知する。したがって、ユーザ等の意識的な操作なしに、時間と場所を問わず、リアルタイムでバスや電車等の交通機関車両内から当該車両の現在位置を通知することができるという利点が得られる。
以下、本発明の一実施形態による交通機関案内装置を、図面を参照して説明する。
A.第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態による交通機関案内システムを示す概念図である。図において、タグ1−1〜1−3(以下、総称してタグ1という)は、バス停2−1〜2−3(以下、総称してバス停2という)の各々に取り付けられており、それぞれ電力が常時供給されているアクティブタグである。タグ1−1〜1−3は、それぞれが取り付けられたバス停2−1〜2−3を一意に特定するための固有のID1〜ID3を記憶している。該タグ1−1〜1−3は、所定の時間間隔でキャリアセンスを行い、隣接するバス停のタグからの電波がない場合に、記憶されているID1〜ID3を送信する。このように、キャリアセンスすることで、隣接するバス停のタグからの無線信号(ID)との衝突(コリジョン)を防止する。
タグリーダ3は、バス4に乗車する利用者に携帯される。該タグリーダ3は、走行中に上記タグ1−1〜1−3のいずれか、すなわわ近傍のバス停に取り付けられたタグ1−i(i=1〜3)からのIDiを受信すると、該IDiに対応するバス停2−iが目的地のバス停であるかを判別するとともに、該バス停2−iに接近しているかを判別し、目的地のバス停に接近していると判別した場合には、光、音あるいは振動等を発し、利用者に通知するようになっている。なお、以下では、振動により通知する例について説明する。
より具体的には、タグリーダ3には、目的地のバス停を示すIDが予めユーザにより登録可能となっている。タグリーダ3は、タグ1−iからのIDiを受信すると、該IDiと上記登録されたIDとを比較し、双方が一致すると、目的地のバス停が近いと判別する。また、このとき、タグリーダ3は、該受信したIDiと上記登録されたIDとが規定回数だけ一致するかを判別することで、目的地のバス停のタグからのID受信を確実にし、現在地認識の信頼性をより向上させている。
また、実際には、バス停が比較的近接する場合、同時に、複数のタグからの無線信号(ID)を受信する場合がある。そこで、本第1実施形態では、複数のタグからの無線信号(ID)を受信した場合には、どのバス停に向かって接近しているのかを判断するために、上記登録されたIDと一致したIDiを含む直近の無線信号のRSSI(受信電界強度)の変化を判別し、すなわち一致したIDiのRSSIが他のIDのRSSIに比べて徐々に大きくなっていけば、接近していると判断するようになっている。
次に、図2は、タグ1−1〜1−3、タグリーダ3の略構成を示すブロック図である。タグ1−1〜1−3は、各々、通信部11−1、記憶部11−2および制御部11−3から構成されている。通信部11−1は、RF−ID技術によりタグリーダ3へIDを送信するためのものである。記憶部11−2は、IDを記憶する。制御部11−3は、上記通信部11−1、記憶部11−2など、各部の動作を制御する。
タグリーダ3は、通信部3−1、入力部3−2、報知部3−3、記憶部3−4および制御部3−5から構成されている。通信部3−1は、RF−ID技術によりタグ1−1〜1−3から送信されるIDを受信するためのものである。入力部1−2は、目的地のバス停のIDを入力するためのものである。報知部3−3は、利用者に対して目的地のバス停に近づいたことを通知するものであり、発光手段や鳴動手段、振動手段等からなる。本第1実施形態では、振動手段によりバス停到着を通知する。記憶部3−4は、目的地のバス停のIDを記憶する。制御部3−5は、上記通信部3−1、入力部3−2、報知部3−3、記憶部3−4など、各部の動作を制御する。
次に、上述した第1実施形態の動作について説明する。ここで、図3は、本第1実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。まず、タグ1−1〜1−3は、所定の時間間隔でキャリアセンスを行い(S10)、隣接するバス停のタグからの電波があるか否かを判断する(S12)。そして、隣接するバス停のタグからの電波がある場合には、IDを送信することなく、キャリアセンスを繰り返す。一方、隣接するバス停のタグからの電波がない場合には、それぞれに記憶されているID1〜ID3を送信する(S14)。
これに対して、タグリーダ3では、予め、ユーザが目的地のバス停、すなわち下車したいバス停のIDを登録する(S20)。そして、バス走行中に、近傍のバス停のタグ1−iからのIDiを受信すると、受信したIDiが登録したIDであるか判断する(S22)。受信したIDiが登録したIDでなければ、ステップS22に戻り、IDの受信を継続する。
一方、受信したIDiが登録したIDである場合には、規定回数だけ受信したか否かを判断し(S24)、規定回数に達してないければ、ステップS22に戻り、IDの受信を継続する。そして、登録したIDを規定回数だけ受信すると、該IDを含む電波のRSSIが最大であるか否かを判断する(S26)。すなわち、該IDを発信したタグのバス停に近づいているのか、遠ざかっているのかを判別する。そして、登録したIDを発信したタグのバス停に近づいている場合には、報知部3―3によりバイブレーションを発生し、目的地のバス停に到着間近であることをユーザに通知する(S28)。
上述した第1実施形態によれば、目的地のバス停に到着間近であることが通知されるので、車内アナウンスを聞き逃したとき、車内が混雑していて車内表示板を見ることが困難なとき、あるいはバス停の表示板を見落としたときであっても、乗り越すことなく、目的のバス停で降車することができる。この場合、タグリーダに触れる必要もないため、ユーザは、両手が塞がっていても問題なく状況を知ることができる。
なお、上述した第1実施形態では、タグは、コリジョンを防止するために、キャリアセンスを行うようにしたが、実際の運用において、コリジョン障害が顕著でなければ、キャリアセンスを行うことなく、所定の時間間隔で間欠送信するようにしてもよい。送信間隔は、バス停間の距離やバスの速度を考慮して最適な値とすればよい。もしくは、所定の最大時間範囲内で、送信間隔をランダムに変化させるようにしてもよい。
B.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本第2実施形態は、電車に適用した例である。電車の場合、駅間距離が比較的長いため、一度に複数のタグからIDを受信する確率が低いので、システムを簡素化することができる。
図4は、本第2実施形態による交通機関案内システムを示す概念図である。図において、タグ10は、駅20に取り付けられている。タグ10は、それぞれが取り付けられた駅20を一意に特定するための固有のIDを記憶している。該タグ10は、リーダ30が発信するトリガ信号を受信すると、記憶されているIDを送信する。
タグリーダ30は、電車40に乗車する利用者に携帯される。該タグリーダ30は、走行中に所定の時間間隔でトリガ信号を送信し、該トリガ信号に応じて駅20に取り付けられているタグ10から送信されるIDを受信すると、該IDに対応する駅20の駅名を表示するようになっている。なお、駅名のデータは、タグ30からIDとともに送信されてもよいし、タグリーダ30にIDと対応付けて記憶されていてもよい。
なお、図4では、1つの駅についてのみしか示していないが、タグは、各駅に取り付けられている
次に、図5は、タグ10、タグリーダ30の略構成を示すブロック図である。タグ10は、各々、通信部10−1、記憶部10−2および制御部10−3から構成されている。通信部10−1は、タグリーダ30からのトリガ信号を受信する一方、該トリガ信号を受信した際に、RF−ID技術によりタグリーダ3へIDを送信するためのものである。記憶部10−2は、駅を一意に特定するためのIDを記憶する。制御部10−3は、上記通信部10−1、記憶部10−2など、各部の動作を制御する。
タグリーダ30は、通信部30−1、表示部30−2および制御部30−3から構成されている。通信部30−1は、RF−ID技術により所定の時間間隔でトリガ信号を送信する一方、該トリガ信号に応じて、タグ10から送信されるIDを受信するためのものである。表示部30−2は、利用者に対して接近している駅の駅名を表示する。制御部30−3は、上記通信部30−1、表示部30−2など、各部の動作を制御する。
次に、上述した第2実施形態の動作について説明する。ここで、図6は、本第2実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。まず、電車に乗車した利用者が携帯するタグリーダ30は、トリガ信号を送信し(S100)、該トリガ信号に応じて、駅に取り付けられているタグ10から送信されるIDを受信したか否かを判断する(S102)。そして、タグ10からのIDを受信しない場合には、ステップS100へ戻り、トリガ信号の送信を所定の時間間隔で繰り返す。
一方、駅のタグ30は、タグリーダ30からのトリガ信号を受信したか否かを判断しており(S110)、トリガ信号を受信すると、記憶されているIDを送信する(S112)。
タグリーダ30では、トリガ信号の送信に対して、駅のタグ30からのIDを受信すると、該IDに対応する駅20の駅名を表示する(S104)。
上述した第2実施形態によれば、接近する駅の駅名が表示されるので、車内アナウンスを聞き逃したとき、車内が混雑していて車内表示板を見ることが困難なとき、あるいは駅構内の表示板を見落としたときであっても、どの駅の近くにいるのかを瞬時にしることができる。この場合、タグリーダに触れる必要もないため、ユーザは、両手が塞がっていても問題なく状況を知ることができる。また、タグリーダ30からのトリガ信号により、タグ10からIDを送信するようにしたので、オンデマンドな情報提供が可能となり、タグ10からの不要な電波の送出を抑えることができ、アンチコリジョンおよび低消費電力化を図ることができる。
なお、上述した第2実施形態では、タグリーダは、所定の時間間隔でトリガ信号を発信するようにしたが、該送信間隔は、バス停間の距離やバスの速度を考慮して最適な値とすればよい。また、現在地の信頼性を向上させるために、第1実施形態でも説明したように、タグ10からのIDを所定回数だけ受信した場合にのみ、IDを認識するようにしてもよい。
また、上述した第1または第2実施形態においては、タグリーダを独立した機器として説明したが、これに限らず、携帯電話やPDAなどの携帯機器に搭載したり、着脱可能に接続したりするようにしてもよい。
なお、上述した実施形態においては、タグ、タグリーダなどによる一連の処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。すなわち、タグ、タグリーダにおける、各処理手段、処理部は、CPU等の中央演算処理装置がROMやRAM等の主記憶装置に上記プログラムを読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、実現されるものである。
ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
本発明の第1実施形態による交通機関案内システムを示す概念図である。 タグ1−1〜1−3、タグリーダ3の略構成を示すブロック図である。 本第1実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態による交通機関案内システムを示す概念図である。 タグ10、タグリーダ30の略構成を示すブロック図である。 本第2実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1−1〜1−3 タグ(送信機)
11−1 通信部
11−2 記憶部
11−3 制御部
2−1〜2−3 バス停(停車場)
3 タグリーダ
3−1 通信部(受信手段)
3−2 入力部
3−3 報知部(通知手段)
3−4 記憶部(記憶手段)
3−5 制御部(特定手段、受信回数判断手段、受信電界強度検知手段)
4 バス
10 タグ
10−1 通信部
10−2 記憶部
10−3 制御部
20 駅(停車場)
30 タグリーダ
30−1 通信部(受信手段、送信手段)
30−2 表示部(通知手段)
30−3 制御部(特定手段)
40 電車

Claims (7)

  1. 車両の現在位置を通知する交通機関案内システムであって、
    車両の運行経路に所定の間隔で設置され、所定の時間間隔でキャリアセンスを行い、隣接する送信機からの電波がない場合に、停車場を一意に特定する識別情報を送信する複数の送信機と、
    前記送信機が送信する前記識別情報を受信する受信手段、前記受信手段により受信した識別情報に基づいて、接近しつつある停車場を特定する特定手段、および前記特定手段によって特定された停車場に接近していることを通知する通知手段を具備する案内装置と
    からなり、
    前記案内装置は、
    降車目的の停車場を示す識別情報を登録識別情報として記憶する記憶手段と、
    前記受信手段により受信した識別情報のいずれかが前記記憶手段に記憶されている登録識別情報に一致した場合、前記受信した識別情報の受信電界強度の変化を検知する受信電界強度検知手段を具備し、
    前記通知手段は、前記受信電界強度検知手段により前記登録識別情報に一致した識別情報の受信電界強度が他の識別情報に比べて次第に大きくなっていると判断された場合に、前記特定手段により特定された停車場に接近していることを通知する
    ことを特徴とする交通機関案内システム。
  2. 前記送信機は、
    前記所定の時間間隔でキャリアセンスを行い、前記隣接する送信機からの電波があるか否かを判定し、
    前記隣接する送信機からの電波がある場合には、前記識別情報を送信することなしに、前記キャリアセンスを繰り返し、
    前記隣接する送信機からの電波がない場合には、前記識別情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の交通機関案内システム。
  3. 前記停車場は、運行経路に所定の間隔で設置されたバス停であり、
    前記識別情報は、前記送信機が設置されたバス停を一意に特定する情報であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の交通機関案内システム。
  4. 前記停車場は、運行経路に所定の間隔で設置された駅であり、
    前記識別情報は、前記送信機が設置された駅を一意に特定する情報であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の交通機関案内システム。
  5. 前記案内装置は、
    所定の時間間隔でトリガ信号を送信する送信手段を具備し、
    前記受信手段は、前記送信手段により送信されたトリガ信号に応じて前記送信機から送信される識別情報を受信する
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の交通機関案内システム。
  6. 前記通知手段は、光学的、音響的、あるいは物理的な作用により通知することを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の交通機関案内システム。
  7. 車両の現在位置を通知する交通機関案内方法であって、
    車両の運行経路に所定の間隔で設置された送信機が、所定の時間間隔でキャリアセンスを行い、隣接する送信機からの電波がない場合に、停車場を一意に特定する識別情報を送信し、
    利用者に携帯される案内装置が、前記送信機が送信する前記識別情報を受信し、前記受信した識別情報に基づいて、接近しつつある停車場を特定し、前記特定された停車場に接近していることを通知し、
    前記案内装置は、
    降車目的の停車場を示す識別情報を登録識別情報として記憶し、
    前記受信した識別情報のいずれかが前記記憶手段に記憶されている登録識別情報に一致した場合、前記受信した識別情報の受信電界強度の変化を検知し、
    当該検知に基づいて、前記登録識別情報に一致した識別情報の受信電界強度が他の識別情報に比べて次第に大きくなっていると判断された場合に、前記特定手段により特定された停車場に接近していることを通知する
    ことを特徴とする交通機関案内方法。
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