JP4641970B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

この発明は、貨幣の投入や金額情報が記録されたカードの挿入に基づいて運転を実行する洗濯機に関する。
従来から、コインランドリーなどに設置され、貨幣の投入や金額情報が記録されたカードの挿入に基づいて洗濯や乾燥などの運転を実行する業務用の洗濯機または洗濯乾燥機が知られている。このような洗濯乾燥機として、たとえば、運転実行に必要な金額が互いに異なる複数の運転コースの中から、投入された貨幣の合計金額によって実行可能な運転コースを自動的に選択し、その自動選択された運転コースの中から、所望の運転コースの実行開始を指示することによって運転を実行するものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2004−261324号公報
特許文献1に記載されているランドリー機器(洗濯乾燥機)においては、まず使用者によって貨幣が投入されると、投入された貨幣の合計金額によって実行可能な各運転コースに対応する選択可能ランプが点滅される。そして、その点滅している選択可能ランプに対応する各運転コーススタートキーが操作されることによって、運転を開始している。
しかし、特許文献1のランドリー機器のように、先に貨幣を投入してから各運転コースを選択する方法では、使用者が運転コースの選択を忘れると、複数の運転コースのうち、どの運転コースを実行してよいか分からないため、運転を開始できないという問題がある。
また、選択される運転コースの利用料金が誤って認識されると、利用料金以上の貨幣が投入されるという問題がある。この問題に対処する方法として、洗濯機につり銭機能を設け、超過金額分の貨幣をつり銭として払い出す方法が提案されるが、コインランドリーなどに設置される洗濯機につり銭機能を設けることは、盗難を防止する点から好ましくないため、つり銭を払い出すことは実質的に困難である。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、使用者が運転コースの選択を忘れることを防止することができる洗濯機を提供することを主たる目的とする
請求項1記載の発明は、貨幣の投入および金額情報が記録されたカードの挿入のうち少なくとも一方に基づいて洗濯または脱水の内容が予め設定された複数の運転コースのいずれかを実行可能な洗濯機であって、洗濯物を収容して、前記洗濯物の洗濯、脱水などを行なうための処理槽と、前記処理槽内に前記洗濯物を出し入れするために開閉される開閉扉と、前記開閉扉が開扉または閉扉されたことを検知するための扉開閉検知手段と、複数の前記運転コースの中から、所望の運転コースを選択するための運転コース選択操作部と、使用者に対して前記運転コース選択操作部を操作して前記運転コースを選択すべき旨を報知するための報知手段と、前記運転コースが選択される前の運転待機中に、先に貨幣の投入やカードの挿入が行われないように、前記扉開閉検知手段によって前記開閉扉が開扉または閉扉されたと検知された場合に、前記報知手段によって使用者に対して前記運転コースを選択すべき旨を報知する報知制御手段とを備えることを特徴とする、洗濯機である。
請求項記載の発明は、前記報知手段は、点滅可能な表示ランプを含み、前記報知制御手段は、前記表示ランプを点滅させることによって、使用者に対して前記運転コースを選択すべき旨を報知することを特徴とする、請求項1記載の洗濯機である。
請求項記載の発明は、前記報知手段は、予め定める音声を発生する音声発生手段をさらに含み、前記報知制御手段は、前記音声発生手段から予め定める音声を発生させることによって、使用者に対して前記運転コースを選択すべき旨を報知することを特徴とする、請求項1または2に記載の洗濯機である。
請求項1記載の発明によれば、複数の運転コースの中から、所望の運転コースが選択される前の運転待機中に、開閉扉が開扉または閉扉されると、使用者に対して、運転コース選択操作部を操作して運転コースを選択すべき旨が報知手段によって報知される。たとえば、スピーカなどから「運転コース選択操作部を操作してください。」という音声が流されることによって、使用者に対して、運転コースを選択すべき旨が報知される。そのため、使用者は、先に貨幣の投入やカードの挿入を行うのではなく、先に運転コースを選択すべきことを知ることができる。その結果、使用者が運転コースの選択を忘れることを防止することができる。
請求項記載の発明によれば、運転コースを選択すべき旨が、表示ランプの点滅によって報知される。このように、表示ランプを点滅させることによって、使用者は、報知されている内容を視覚的に認識することができる。また、表示ランプを点滅させるといった簡易な方法によって、報知することができるため、複雑な装置を設ける必要がなくなり、コストの削減効果も期待できる。
請求項記載の発明によれば、運転コースを選択すべき旨が、音声発生手段から発生する予め定める音声、たとえば、「運転コース選択操作部を操作してください。」という音声によって報知される。このように、音声発生手段から音声を流すことによって、使用者は、報知されている内容を聴覚的に認識することができる。また、音声発生手段から音声を発生させるといった簡易な方法によって、報知することができるため、複雑な装置を設ける必要がなくなり、コストの削減効果も期待できる。さらに、請求項に記載の表示ランプと併用することによって、報知の伝達効果をさらに向上させることができる。
図1は、この発明の一実施形態に係るドラム式洗濯機1の斜視図であり、前方右斜め上方から見た図である。また、内部の構成要素を一部露出させるため、一部切欠き状態で示されている。図2は、ドラム式洗濯機1を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を右側方から見た概略断面図であり、図3は、上記断面を左側方から見た概略断面図である。図4は、ドラム式洗濯機1を左右方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を正面側から見た概略断面図である。
以下では、ドラム式洗濯機1およびその構成要素(構成部品)の説明に関し、便宜上、図1に示すx方向を正面(前)側、その反対側を背面(後)側、z方向を上面(上)側、その反対側を底面(下)側、y方向を右側、その反対側を左側として説明する。
このドラム式洗濯機1は、コインランドリーなどで使用される業務用のドラム式洗濯機であって、やや縦長のハウジング2によって外殻が構成されている。
ハウジング2内の略中央部には、外槽3が設けられている。外槽3は、外部の給水設備などから供給される水を溜めるものであり、略水平な方向に延びる中心軸5を中心とする、円筒形状に形成されている。なお、この実施形態では、外槽3および後述するドラム4が処理槽とされている。
すなわち、外槽3は、円筒形状の外槽周面壁6と、外槽周面壁6の正面側端面に配置され、後述する外槽出入口9を形成する円環板形状の外槽前面壁7と、外槽周面壁6の背面側端面に配置され、外槽3の背面を塞いでいる円板形状の外槽後面壁8とを備えている。
外槽前面壁7は、その中央部が中心軸5を中心とする円形に開口されており、その開口されている部分が、洗濯物を出し入れするための外槽出入口9として形成されている。外槽出入口9に対応して、ハウジング2の前面の略中央部には、外槽出入口9よりやや大きい円形の開口10が外槽出入口9と同心円状に形成されている。
開口10には、洗濯物を出し入れする際に使用者が開けるための、開閉扉としての扉11が開閉自在に装着されている。扉11は、正面視円形状で形成され、その内部には、外槽前面壁7に圧接されて、外槽出入口9を塞ぐための円形のシールパッキン(図示せず)が備えられている。また、扉11は、後述するドラム4の洗濯物出入口22の扉も兼用している。
ハウジング2の背面であって、外槽3の後方上寄りには、外部の給水設備などに接続される給水口12が備えられている。給水口12には、主給水管13の一端が接続されており、主給水管13の他端は、外槽後面壁8の上部に形成された給水孔14に接続されている。また、主給水管13の途中部には、給水バルブ15が備えられており、給水バルブ15が「開」にされることによって、給水口12から主給水管13を介して供給される水が給水孔14から外槽3へ流れ込み、外槽3内に溜められる。
外槽3内には、洗濯物が収容されるドラム4が配置されている。ドラム4は、円筒形状に形成され、中心軸5を中心に回転自在に設けられている。
すなわち、ドラム4は、円筒形状のドラム周面壁16と、ドラム周面壁16の正面側端面に配置され、後述する洗濯物出入口22が形成される円環板形状のドラム前面壁17と、ドラム周面壁16の背面側端面に配置され、ドラム4の背面を塞いでいる円板形状のドラム後面壁18とを備えている。
ドラム周面壁16には、ほぼ全周にわたって、多数の孔19が穿孔されており、この孔19を介してドラム4の内部は外槽3と連通している。これにより、たとえば、洗い工程時に外槽3に溜められた水は、孔19を通過してドラム4内にも流入する。
また、ドラム周面壁16の内周面には、ドラム4内に突出するように複数のバッフル20が設けられている。バッフル20は、ドラム4に収容された洗濯物を持ち上げるための突起であり、たとえば、洗い工程時において、ドラム4が後述するモータ26の駆動力によって回転されると、ドラム4内の水を含んだ洗濯物がバッフル20により持ち上げられ自然落下される、いわゆる叩き洗いが行われる。
また、ドラム周面壁16の外周面において、前後方向における後述する流入口39と流出口50との間には、環状の区切り部材21が外嵌されている。この区切り部材21は、たとえば、側断面視が略U字形状で、形状記憶合金で形成された骨組み(図示せず)に、ゴムなどの弾性部材(図示せず)を被膜して形成されている。このような構成の区切り部材21は、常温雰囲気下ではドラム4と径方向に隙間を形成し、乾燥工程での高温雰囲気下ではこの隙間を塞ぐように変形する。また、このような構成とは別に、ドラム周面壁16に対して前後方向に距離を隔てて複数の環状のリブを外嵌し、外槽周面壁6に対して前後方向に距離を隔てて複数の環状のリブを内嵌し、前後方向に沿ってドラム周面壁16側のリブと外槽周面壁6側のリブとを交互に配置する、いわゆるラビリンスをなす構成の区切り部材21を用いてもよい。
ドラム前面壁17中央部には、洗濯物を出し入れするための洗濯物出入口22が、外槽出入口9と同心円状にほぼ同じ径で開口されており、ドラム式洗濯機1の使用開始時において、洗濯物は、洗濯物出入口22からドラム4内に収容される。
ドラム後面壁18には、中心軸5から後方へ突出する回転軸23が備えられている。回転軸23の中央部は、外槽後面壁8に備えられた軸受24により回転自在に保持されており、回転軸23の後端部には、ドラムプーリ25が取り付けられている。
外槽3の後方下寄りには、ドラム4を回転駆動させるためのモータ26が配置されている。モータ26には、その駆動力を伝達するための駆動軸27が回動自在に備えられている。駆動軸27は前方に向かって延び、その前端部にモータプーリ28が取り付けられている。そして、ドラムプーリ25とモータプーリ28との間には、所定の張力でベルト29が掛け回されており、モータ26が駆動されると、その駆動力がモータプーリ28、ベルト29およびドラムプーリ25を介して回転軸23に伝達され、ドラム4が回転される。なお、上記構成に代え、回転軸23の後端部にDDモータが連結され、ドラム4がDDモータによって回転される構成としてもよい。
外槽周面壁6の内周面には、外槽3内の水を電気分解するための電解装置30(図5参照)が取り付けられている。電解装置30は、内部に複数枚の電極板(図示せず)を備えていて、電解装置30内に水が取り込まれた状態で電極板に通電されると、水道水の成分である水と塩素とが化学的に反応して、活性酸素(O2 -)や次亜塩素酸(HClO)などが生成される。これらの生成物が生成された電解処理後の水(電解水)を用いて洗濯を行えば、洗濯物から出た汚れが再び洗濯物に付着するのを防止できるとともに、殺菌効果により洗濯物に対する除菌を行うことができる。このドラム式洗濯機1では、たとえば、洗い工程終了までに、後述する除菌すすぎ実行ボタン73が押され、その実行に必要な金額、たとえば、200円が支払われると、すすぎ工程において、電解水を使用してすすぎが行われる、いわゆる除菌すすぎ工程が実行される。
外槽3の最下部には、排水口31が形成されている。排水口31には、排水管32の一端が接続されている。排水管32の他端は、外槽3の下方へ延び、ハウジング2底面の手前において後ろ方向に屈曲して、ハウジング2の後面を貫通して機外に延びている。また、排水管32の途中部には、排水バルブ33が介挿されており、排水バルブ33が「開」にされることによって、外槽3に溜められた水が排水管32を介して機外に排出される。
外槽後面壁8の上部には、外槽3内に所定量以上の水が供給された場合に、その所定量以上の水を機外に排出させるための溢水口34が形成されている。溢水口34には、溢水管35の一端が接続されている。溢水管35の他端は、外槽3の後方へ延び、ハウジング2後面の手前において下方向に屈曲して、排水管32の途中部(排水バルブ33よりも下流側)に接続されている。これにより、外槽3内から溢水管35流れ出した水は、排水管32を介して機外に排出される。
外槽周面壁6の右上部には、吸気ダクト36および冷気ダクト37が一体的に設けられている。これらは、正面、背面、上面、左側面、右側面および外槽周面壁6によって構成される下面を備えており、前後方向に延びる中空略角柱形状に形成されている。
吸気ダクト36と冷気ダクト37との間には仕切り板38が設けられており、この仕切り板38より背面側が吸気ダクト36、正面側が冷気ダクト37として形成されている。
吸気ダクト36の下面(外槽周面壁6の外周面)の中央部やや前寄りには、流入口39が略長方形状に形成されており、吸気ダクト36は、流入口39を介して外槽3と連通している。一方、吸気ダクト36の上面後部には、吸気ダクト流入口40が円形状に形成されている。
吸気ダクト36の上方には、側面視略L字形状のL字ダクト41が設けられている。L字ダクト41は、図示しない固定部材でハウジング2に固定されている。L字ダクト41の背面側端部には、L字ダクト流入口42が、ハウジング2の背面上部に形成される吸気口43に対して前後方向に距離を隔てて対向するように開口されており、L字ダクト41は、吸気口43を介して機外と連通している。また、L字ダクト41の、L字ダクト流入口42が形成されている側とは反対側の他端には、L字ダクト流出口44が円形状に形成されている。
そして、吸気ダクト流入口40とL字ダクト流出口44とは、吸気ダクト連結管45によって連結されている。より具体的には、吸気ダクト連結管45の一端が、吸気ダクト流入口40に外嵌され、他端が、L字ダクト流出口44に外嵌されている。これにより、外槽3と機外とは、吸気ダクト36、吸気ダクト連結管45およびL字ダクト41を介して連通している。また、吸気ダクト連結管45は、弾性を有する素材で形成された蛇腹状のホースであるため、ドラム式洗濯機1の運転によって外槽3に振動が生じた場合でも、その振動をL字ダクト41まで伝えることなく、吸収することができる。
また、L字ダクト41の内部には、ヒータ46が配置されている。ヒータ46は、たとえば、外部のガス供給路(図示せず)から供給されるガスを燃焼させ、その燃焼熱により周囲の空気を加熱するガスヒータであり、このヒータ46をONにすることによって、L字ダクト41内の空気は加熱される。つまり、乾燥工程時において、洗濯物を乾燥させるための加熱空気は、ヒータ46の加熱によって生成される。
一方、冷気ダクト37の上面には、空気の入口である冷気取入口47が左右方向を長辺とする略長方形状に形成されている。また、冷気ダクト37の下面(外槽周面壁6の外周面)には、冷気流入口48が形成されており、冷気ダクト37は、冷気流入口48を介して外槽3と連通している。
外槽周面壁6の左上部(吸気ダクト36および冷気ダクト37と左右方向において対向する位置)には、排気ダクト49が設けられている。排気ダクト49は、正面、背面、上面、左側面右側面および外槽周面壁6によって構成される下面を備えており、前後方向に延びる中空略角柱形状に形成されている。
排気ダクト49の下面(外槽周面壁6)の後部には、流出口50が略長方形状に形成されており、排気ダクト49は、流出口50を介して外槽3と連通している。また、排気ダクト49の上面には、排気ダクト流出口51が円形状に形成されている。
排気ダクト49の上方には、側面視略S字形状のS字ダクト52が設けられている。S字ダクト52は、図示しない固定部材でハウジング2に固定されており、S字ダクト52の一端、詳しくは、前後方向前側には、S字ダクト流入口53が形成されている。
そして、排気ダクト流出口51とS字ダクト流入口53とは、排気ダクト連結管54によって連結されている。より具体的には、排気ダクト連結管54の一端が、排気ダクト流出口51に外嵌され、他端が、S字ダクト流入口53に外嵌されている。また、排気ダクト連結管54は、弾性を有する素材で形成された蛇腹状のホースであるため、ドラム式洗濯機1の運転によって外槽3に振動が生じた場合でも、その振動をS字ダクト52まで伝えることなく、吸収することができる。
また、S字ダクト52の他端には、S字ダクト流出口55が形成されている。S字ダクト流出口55は、ハウジング2の上面に形成された排気口56から露出されている。そして、この露出された部分が、たとえば、機外に設けられたダクト(図示せず)に接続される。これにより、外槽3と機外とは、排気ダクト49、排気ダクト連結管54およびS字ダクト52を介して連通している。
また、S字ダクト52の内部には、ファン57が配置されている。ファン57は、たとえば、乾燥工程時において駆動され、ドラム4および外槽3内の空気をS字ダクト流出口55から機外へ流出させるためのものである。
また、S字ダクト52の内部において、ファン57とS字ダクト流入口53の間には、フィルタ58が設けられている。フィルタ58は、前側から後側へ向かって斜め上側へ傾斜して、S字ダクト52内部をS字ダクト流入口53側とファン57側とを区切るように設けられており、S字ダクト流入口53からの空気に含まれる埃や塵やリント(糸屑、毛羽など)を捕獲する。
また、S字ダクト52の正面には、S字ダクト52内部を前方へ連通させる操作開口部88が形成されており、ハウジング2の正面壁の、操作開口部88に対向する位置には操作窓89が開口されている。操作開口部88および操作窓89は、常には蓋90で閉塞されており、蓋90を操作して操作開口部88および操作窓89を開くとS字ダクト52内部が正面に露出され、フィルタ58のメンテナンスなどが可能となる。
次に、ドラム式洗濯機1の運転動作について説明する。このドラム式洗濯機1は、複数の運転コース、たとえば、標準コース、少量コース、洗濯コースおよび乾燥コースを行なうことができる。
標準コースとは、洗濯および乾燥が行なわれるコースであり、洗濯物の量が所定の量以上、たとえば、約12kg〜30kgまでの場合に選択するコースである。なお、この洗濯物の量については、後述する洗濯物量表示82(図6参照)によって確認することができる。また、標準コースの運転時間は、たとえば、60分間であり、利用料金は、たとえば、1200円である。
少量コースとは、洗濯および乾燥が行なわれるコースであり、洗濯物の量が所定の量以下、たとえば、約12kgまでの場合に選択するコースである。また、少量コースの運転時間は、たとえば、40分間であり、利用料金は、たとえば、800円である。
洗濯コースとは、洗濯のみが行なわれるコースであり、洗濯コースの運転時間は、たとえば、30分間であり、利用料金は、たとえば、900円である。
乾燥コースとは、乾燥のみが行なわれるコースであり、乾燥コースの運転時間は、たとえば、10分間であり、利用料金は、たとえば、100円である。
上記各運転コースの中から、標準コースを選択した場合における洗い工程(中間脱水工程含む)、すすぎ工程(最終脱水工程含む)および乾燥工程について、ドラム式洗濯機1の動作を説明する。なお、標準コース以外の運転コースにおけるドラム式洗濯機1の動作については、その説明を省略する。
(1)洗い工程
まず、使用者によって、扉11が開けられ、ドラム4内に洗濯物が収容されて、扉11が閉じられる。この際、スピーカ(図1〜4には現れていないが、このスピーカは図5に示すスピーカ67である。)によって各運転コースボタンを操作する旨の案内が行われるが、それについては後に詳述する。そして、標準コース選択ボタン(図1〜4には現れていないが、この標準コース選択ボタンは、図6に示す標準コース選択ボタン69である。)が押されることによって標準コースが選択され、標準コースの利用料金、たとえば、1200円分の硬貨が投入されると、ドラム式洗濯機1は自動的に洗い工程を開始する。なお、使用者は、硬貨を投入する代わりに、利用料金分以上の金額がチャージされたICカードをカード挿入口(返却口)(図1〜4には現れていないが、このカード挿入口(返却口)は図6に示すカード挿入口(返却口)87である。)に挿入することによって運転を実行させることもできる。
そして、洗い工程が開始されると、給水バルブ15が開かれ、主給水管13および給水孔14を介して外槽3に水が供給される。この際、排水バルブ33は閉じられていて、供給された水は、外槽3内に溜められ、孔19を通ってドラム4内にも溜められる。そして、所定量の水が供給されると、給水バルブ15が閉じられ、モータ26が駆動(ON)される。モータ26が駆動されると、その駆動力が、モータプーリ28、ベルト29およびドラムプーリ25を介して、ドラム4に伝達され、ドラム4が回転される。ドラム4が回転されると、ドラム4内の水を含んだ衣類はバッフル20により持ち上げられ自然落下されるいわゆる叩き洗いが所定時間行われる。なお、使用者は洗い工程終了までに、後述する除菌すすぎ実行ボタン73を押し、所定の金額、たとえば、200円分の硬貨を投入することによって、次工程(すすぎ工程)において、電解装置30によって生成される電解水を使用した除菌すすぎ工程を実行させることができる。
そして洗い工程が終了すると、排水バルブ33が開かれ、外槽3内の洗浄水が排水管32を介して機外へ排水される。排水後、モータ26によってドラム4が高速回転され、洗濯物に含まれる洗浄水が脱水される中間脱水工程が行われる。中間脱水工程によって洗濯物から脱水された洗浄水は、孔19を通って外槽3内に放出され、排水口31から排水される。
(2)すすぎ工程
中間脱水工程が終了すると、すすぎ工程が行われる。すすぎ工程が開始されると、排水バルブ33が閉じられ、給水バルブ15が開かれて、主給水管13および給水孔14を介して外槽3に所定量のすすぎ水が供給される。そして、所定量の水が供給されると、給水バルブ15が閉じられ、モータ26によってドラム4が回転されて、ドラム4内の洗濯物のすすぎが所定時間行なわれる。すすぎ工程が終了すると、排水バルブ33が開かれ、外槽3内のすすぎ水が排水管32を介して機外へ排水される。
排水後、上記同様の脱水動作によって最終脱水工程が行われ、洗濯物に含まれるすすぎ水が脱水される。この脱水されたすすぎ水も上記同様に排水口31から機外に排水される。
(3)乾燥工程
最終脱水工程が終了すると、乾燥工程が行われる。乾燥工程が開始されると、モータ26によってドラム4が回転され、ファン57がONにされる。ファン57がONにされることによって、吸気口43からファン57に至るまでの風路、すなわち、L字ダクト41→吸気ダクト連結管45→吸気ダクト36→外槽3→ドラム4→排気ダクト49→排気ダクト連結管54→S字ダクト52(ファン57が配置される位置まで)で示される空間および冷気ダクト37内が負圧となる。そのため、図1〜4に示される白抜き矢印の方向に空気が流れる。つまり、機外の空気が吸気口43からL字ダクト41内に吸い込まれ、外槽3内を通過し、S字ダクト52を通って、排気口56から機外に排出される。より具体的には、L字ダクト41に吸い込まれた空気は、ヒータ46を通過する際に、ONにされたヒータ46によって加熱されて加熱空気となる。そして、この加熱空気は、吸気ダクト連結管45、吸気ダクト36を通って流入口39から外槽3内に流入し、孔19を通ってドラム4内に流入する。
そして、ドラム4内に流入した加熱空気は、ドラム4内の洗濯物と熱交換して洗濯物に含まれた水分を気化させた後、水蒸気とともに流出口50から排気ダクト49に流入し、排気ダクト連結管54およびS字ダクト52を通って、S字ダクト流出口55から機外に排出される。なお、湿気を含んだ空気はS字ダクト流出口55に接続されたダクトなどにより屋外へ放出されるので、ドラム式洗濯機1を配置した室内に湿気が溜まるおそれはない。
一方、冷気取入口47から冷気ダクト37に吸込まれた空気も外槽3内、より具体的には、扉11の背面付近に供給される。乾燥工程時においては、加熱空気がドラム4の前部(扉11の背面付近)から供給されることにより、扉11の内側温度が高くなるおそれがあるが、扉11の背面付近に加熱されていない空気が供給されると、この空気と加熱空気とが熱交換されて、扉11の温度上昇が抑制されるため、使用者は、乾燥工程終了後に安全に扉11を開けることができる。
図5は、図1〜4に示すドラム式洗濯機1における制御回路構成ブロック図であって、この発明に関連する部分を示したものである。
図5に示すように、ドラム式洗濯機1には、扉開閉検知手段、報知制御手段、貨幣受付禁止手段、投入金額算出手段、第1運転実行手段、第2運転実行手段および第3運転実行手段としての制御部59が備えられている。
制御部59は、たとえば、マイクロコンピュータなどで構成されており、CPU60と、ROM61と、タイマ62と、RAM63とを備えている。ドラム式洗濯機1の洗い、すすぎ、脱水および乾燥の各工程における運転動作は、この制御部59によって制御される。
制御部59には、操作パネル64、扉11、硬貨受付装置65、カードユニット66、音声発生手段としてのスピーカ67および電解装置30が接続されている。これにより、たとえば、操作パネル64が操作されることによって、その入力信号が制御部59に伝達され、ドラム式洗濯機1の運転動作が制御される。また、扉11、硬貨受付装置65またはカードユニット66からの入力信号が制御部59に伝達されることによって、スピーカ67から予め定める音声が発生される。また、硬貨受付装置65からの入力信号、たとえば、投入された硬貨の金額情報に関する入力信号が制御部59に伝達されることによって、その金額に応じた運転動作が行われるように制御される。なお、これらの制御内容ついては、図7または図8を参照して後に詳述する。
図6は、図5に示す操作パネル64の具体的な平面図である。
図6に示すように、操作パネル64には、ドラム洗浄ボタン68、標準コース選択ボタン69、少量コース選択ボタン70、洗濯コース選択ボタン71、乾燥コース選択ボタン72、除菌すすぎ実行ボタン73、ソフト剤なしボタン79、カード利用ボタン80およびカード返却ボタン81が設けられている。
ドラム洗浄ボタン68は、洗濯前にドラム4を水洗いしたいときに押すためのボタンである。ドラム洗浄ボタン68が、扉11の閉扉後、所定時間内、たとえば、1分以内に押されると、外槽3内に水が溜められ、ドラム4が所定時間、たとえば、2分間回転されることによって、ドラム4の周面全体が洗浄される。
各運転コース選択ボタン69〜72は、使用者が実行したい運転コースを選択するためのボタンである。使用者が上記各ボタン69〜72を操作することによって、入力信号が制御部59に伝達され、ドラム式洗濯機1の動作が制御される。なお、この実施形態では、各運転コース選択ボタン69〜72が運転コース選択操作部とされている。つまり、各運転コース選択ボタン69〜72が押されると、各運転コースに対応した工程、たとえば、標準コースの場合には、洗い工程→中間脱水工程→すすぎ工程→最終脱水行程→乾燥工程が実行される。また、各運転コース選択ボタン69〜72には、それぞれに対応する、標準コース表示ランプ74、少量コース表示ランプ75、洗濯コース表示ランプ76および乾燥コース表示ランプ77の各運転コース表示ランプ74〜77が備えられている。各運転コース表示ランプ74〜77は、使用者に各種情報を報知するためのランプである。たとえば、各運転コース選択ボタン69〜72が押されると、押されたボタンに対応する表示ランプが点灯され、これから実行される運転コースであることが報知される。また、たとえば、各運転コース選択ボタン69〜72が押される前に、硬貨が投入されると、各運転コース表示ランプ74〜77全てが点滅され、各運転コース選択ボタン69〜72の中から運転コースを選択すべきことが報知される。
除菌すすぎ実行ボタン73は、電解水が使用されるすすぎ工程を実行したいときに押すためのボタンである。除菌すすぎ実行ボタン73が所定時間内、たとえば、洗い工程終了までに押され、実行するために必要な金額、たとえば、200円分の硬貨が、後述する硬貨投入口85から投入されていると、すすぎ工程においては、電解装置30によって生成された電解水によって除菌すすぎ工程が実行される。また、除菌すすぎ実行ボタン73には、除菌すすぎ表示ランプ78が備えられている。
ソフト剤なしボタン79は、洗濯時にソフト剤を投入させない場合に押すためのボタンである。
カード利用ボタン80は、たとえば、金額がチャージされたICカードを使用して利用料金を支払いたいときに押すためのボタンである。後述するカード挿入口(返却口)87にICカードが挿入され、カード利用ボタン80が押されると、利用料金はICカードにチャージされたお金で支払われる。
カード返却ボタン81は、カード挿入口(返却口)87(後述)に挿入されたカードを取り出すときに押すボタンである。
また、操作パネル64には、洗濯物量表示82、数字表示部83、燃焼ランプ84、硬貨投入口85、硬貨返却口86およびカード挿入口(返却口)87が備えられている。
洗濯物量表示82は、使用者が自分の収容した洗濯物の量を確認したいときに参考にする表示である。使用者は、標準コースまたは少量コースのいずれを選択したらよいか判断に迷った場合などに、ドラム4に収容された洗濯物の量を、洗濯物量表示82と比較することによって、標準コースまたは少量コースの中からいずれを選択すればよいか確認することができる。たとえば、ドラム4に収容した洗濯物の量が、ドラム4の高さに対して3分の1程度であれば、少量ということになるので(図6の洗濯物量表示82参照)、少量コースを洗濯すればよい。
数字表示部83は、各種情報が表示される部分である。たとえば、ドラム式洗濯機1の運転が開始されるまでは、数字表示部83の「投入金額」という文字の近傍に配置されたランプが点灯し、後述する硬貨投入口85から硬貨が投入されると、投入金額が表示される。一方、ドラム式洗濯機1の運転が開始されると、「残り時間」という文字の近傍に配置されたランプが点灯し、運転の残り時間が表示される。また、数字表示部83の「カード残額」という文字の近傍には、カード挿入口(返却口)87(後述)に挿入されたICカードの残り金額が表示される。さらに、数字表示部83の「営業中」という文字の近傍に配置されたランプが点灯されることによって、ドラム式洗濯機1が運転可能な状態であることが示される。
燃焼ランプ84は、ヒータ46の状態を示すランプであり、ヒータ46がON状態のとき、たとえば、乾燥工程中に点灯される。一方、ヒータ46がOFF状態のとき、たとえば、洗濯運転中には消灯される。
硬貨投入口85は、使用者が利用料金を投入する入口である。
硬貨返却口86は、投入した硬貨が返却される出口であり、たとえば、500円硬貨または100円硬貨以外の硬貨が投入された場合や、制御部59によって硬貨受付装置65による硬貨の受付が規制されている場合に、投入された硬貨が硬貨受付装置65に受け付けられないで、そのまま硬貨返却口86から返却される。
カード挿入口(返却口)87は、使用者がICカードによって利用料金を支払いたい場合に、ICカードを挿入し、かつ、挿入されたICカードが返却される入出口である。
図7は、各運転コース選択ボタン69〜72を操作すべき旨の報知をするときの制御部59による制御内容を示すフローチャートである。
図7を参照して、まず、ドラム式洗濯機1の待機中、つまり、運転開始前において各運転コース選択ボタン69〜72の中から、使用者が実行したい運転コース選択ボタン(69〜72のうちいずれか1つ)が押されたか否かが判別される(ステップS1)。いずれかの運転コース選択ボタンが押されたことが判別されると(ステップS1でYes)、押された運転コース選択ボタンに対応する運転コース表示ランプが点灯される。たとえば、標準コース選択ボタン69が押されたことが判別されると、標準コース表示ランプ74が点灯される(ステップS2)。そして、いずれかの運転コース表示ランプが点灯されるとRAM63に備えられた運転コース確定フラグが1にされて(ステップS3)、記憶保持される。これにより、運転コース確定フラグが0にされるか、ドラム式洗濯機1の電源が落とされて全てのフラグが0(初期設定状態)にされるまで、上記のようにフラグが1である運転コース確定フラグを用いて制御が行われる。
そして、運転コース確定フラグが1にされると同時に、硬貨受付禁止フラグが0にされる(ステップS4)。
一方、いずれの運転コース選択ボタンも押されていないことが判別されると(ステップS1でNo)、ステップS5に移行する。
ステップS5では、コース確定フラグが1であるか否かが判別され、コース確定フラグが1でないときは(ステップS5でNo)、カード挿入フラグが1であるか否かが判別される(ステップS6)。つまり、カード挿入口(返却口)87にICカードが挿入されているか否かが判別される。カード挿入フラグが1であるときは(ステップS6でYes)、全ての運転コース表示ランプ74〜77が点滅され(ステップS8)、スピーカ67から予め設定された音声、たとえば、「コース選択ボタンを押してください。」という音声が流される(ステップS9)。音声が流された後、ステップS10に移行する。
一方、カード挿入フラグが1でないときは(ステップS6でNo)、扉11が開扉または閉扉されたか否かが判別され、扉11が開扉または閉扉されたときは(ステップS7でYes)、全ての運転コース表示ランプ74〜77が点滅され(ステップS8)、スピーカ67から予め設定された音声、たとえば、「コース選択ボタンを押してください。」という音声が流される(ステップS9)。音声が流された後、ステップS10に移行する。一方、扉11が開扉または閉扉されていないときは(ステップS7でNo)、ステップS10に移行する。
また、ステップS5において、コース確定フラグが1であるときは(ステップS5でYes)、ステップS10に移行する。
ステップS10では、硬貨が投入されたか否かが判別され、硬貨が投入されていないときは(ステップS10でNo)、ステップS18に移行する。一方、硬貨が投入されているときは(ステップS10でYes)、硬貨受付禁止フラグが1であるか否かが判別される(ステップS11)。硬貨受付禁止フラグが1であるときは(ステップS11でYes)、硬貨が返却される(ステップS17)。つまり、硬貨投入口85から投入された硬貨が、硬貨受付装置65によって受け付けられずに、硬貨返却口86から返却される。そして、硬貨が返却されると、ステップS18に移行する。一方、硬貨受付禁止フラグが1でないときは(ステップS11でNo)、投入金額が加算される(ステップS12)。つまり、投入された硬貨の金額がRAM63に記憶保持され、投入金額が、数字表示部83に表示される。
そして、コース確定フラグが1であるか否かが判別され、コース確定フラグが1でないときは(ステップS13でNo)、硬貨受付禁止フラグが1にされる(ステップS14)。これにより、硬貨受付禁止フラグが0にされるか、ドラム式洗濯機1の電源が落とされて全てのフラグが0(初期設定状態)にされるまで、それ以降に硬貨投入口85から投入される硬貨は全て、硬貨受付装置65によって受け付けられずに、硬貨返却口86から返却される。そして、硬貨受付禁止フラグが1にされると、全ての運転コース表示ランプ74〜77が点滅され(ステップS15)、スピーカ67から予め設定された音声、たとえば、「コース選択ボタンを押してください。」という音声が流される(ステップS16)。音声が流された後、ステップS18に移行する。一方、コース確定フラグが1であるときは(ステップS13でYes)、ステップS18に移行する。
ステップS18では、投入された硬貨の合計金額が設定金額、つまり、使用者が選択した運転コースの利用料金以上であるか否かが判別される(ステップS18)。たとえば、使用者が標準コース選択ボタン69を押して、標準コースを選択している場合には、投入された硬貨の合計金額が1200円以上になっているか否かが判別される。投入された硬貨の合計金額が設定金額以上であることが判別されると(ステップS18でYes)、運転が開始される。一方、投入された硬貨の合計金額が設定金額未満であることが判別されると(ステップS18でNo)、再び、ステップS1に戻って、使用者が実行したい運転コース選択ボタンが押されたか否かが判別される(ステップS1)。なお、各運転コース選択ボタン69〜72のうち、いずれもが押されずにステップS18に移行した場合には、設定金額が設定されていないため、投入された硬貨の合計金額が設定金額未満であることが判別される(ステップS18でNo)。
そして、投入された硬貨の合計金額が設定金額以上であることが判別されるまで(ステップS18でYes)、ステップS1〜ステップS18の処理が繰り返される。
このように、各運転コース選択ボタン69〜72のうち、いずれかの選択ボタンが押される前のドラム式洗濯機1の運転待機中に、扉11が開扉または閉扉されると(ステップS7でYes)、各運転コース表示ランプ74〜77が点滅され、スピーカ67から予め定める音声、たとえば、「コース選択ボタンを押してください。」という音声が流されることによって、使用者に対して、各運転コース選択ボタン69〜72を押して運転コースを選択すべき旨が報知される。そのため、使用者は、先に硬貨を投入するのではなく、先に運転コースを選択すべきことを知ることができる。その結果、使用者が運転コースの選択を忘れることを防止することができる。
また、各運転コース選択ボタン69〜72のうち、いずれかの選択ボタンが押される前に、硬貨投入口85から硬貨が投入され、硬貨受付装置65によって受け付けられた場合に、上記と同様の動作によって使用者に対して、各運転コース選択ボタン69〜72を押して運転コースを選択すべき旨が報知されるため、使用者が運転コースの選択を忘れて、硬貨を追加投入することを防止することができる。また、使用者に対して、先に運転コースを選択させた後、つまり、選択する運転コースの利用料金を確認させた後に硬貨を追加投入させることができるため、誤って利用料金以上の金額の硬貨が追加投入されるおそれを低減することもできる。さらに、運転コース選択前に、硬貨受付装置65による硬貨の受け付けを禁止せずに、少なくとも最初の硬貨の受け付けを行うため、硬貨を先に投入した後に運転コースを選択する仕様である硬貨先入れ仕様に慣れている使用者が故障と勘違いすることもない。
また、上記硬貨受付装置65による最初の硬貨の受け付けに基づく報知の後、運転コースが選択されるまでは、硬貨受付禁止フラグが1にされ、硬貨の受け付けが禁止される、つまり、使用者がその後に硬貨の追加投入を行っても、投入された硬貨は硬貨返却口86から返却されるため、使用者が利用料金以上の支払いをすることを防止することができる。
また、硬貨を投入した場合と同様に、各運転コース選択ボタン69〜72のうち、いずれかの選択ボタンが押される前に、カード挿入口(返却口)87にICカードが挿入された場合にも、上記と同様の動作によって使用者に対して、各運転コース選択ボタン69〜72を押して運転コースを選択すべき旨が報知されるため、使用者が運転コースの選択を忘れることを防止することができる。
さらに、各運転コース表示ランプ74〜77が点滅され、スピーカ67から予め定める音声、たとえば、「コース選択ボタンを押してください。」という音声が流されることによって、運転コースを選択すべき旨の報知が行われるため、使用者は、報知されている内容を視覚的および聴覚的に正確に認識することができる。また、各運転コース表示ランプ74〜77の点滅およびスピーカ67からの音声発生といった簡易な方法によって報知することができるため、複雑な装置を設ける必要がなくなり、コストの削減効果も期待できる。
図8は、洗い工程開始からすすぎ工程開始までの制御部59による制御内容を示すフローチャートである。以下においては、使用者が選択した運転コースの実行に必要な利用料金分の硬貨はすでに投入されているという前提で説明する。
図8を参照して、まず、洗い工程が開始されると、洗い工程が終了しているか否かが判別される(ステップS101)。つまり、洗い工程が開始されてから所定時間経過したか否かが判別される。洗い工程が終了していないことが判別されると(ステップS101でNo)、硬貨が投入されたか否かが判別される(ステップS102)。つまり、運転コースを実行するための利用料金分以外に、硬貨が追加投入されたか否かが判別される。硬貨が投入されたときは(ステップS102でYes)、投入金額が加算され(ステップS103)、ステップS104に移行する。一方、硬貨が投入されていないときは(ステップS102でNo)、ステップS104に移行する。
ステップS104では、除菌すすぎ実行ボタン73が押されたか否かが判別され、除菌すすぎ実行ボタン73が押されたときは(ステップS104でYes)、除菌すすぎ実行フラグが1にされ(ステップS105)、洗い工程が継続される(ステップS106)。一方、除菌すすぎ実行ボタン73が押されていないときは(ステップS104でNo)、洗い工程が継続される(ステップS106)。この場合、除菌すすぎ実行フラグは、初期設定値の0のままである。
そして、再び、洗い工程が終了しているか否かが判別され(ステップS101)、洗い工程が終了していることが判別されるまで、ステップS102〜ステップS106の処理が繰り返される。
洗い工程が終了していることが判別されると(ステップS101でYes)、除菌すすぎ実行フラグが1であるか否かが判別される(ステップS107)。除菌すすぎ実行フラグが1であるときは(ステップS107でYes)、硬貨投入口85から投入された硬貨の合計金額(以下、この金額をAとする。)が、選択された運転コースの利用料金(以下、この利用料金をBとする。)および除菌すすぎの実行に必要な金額、たとえば、200円(以下、この金額をCとする。)の合計金額以上であるか否かが判別される(ステップS108)。つまり、A≧B+Cであるか否かが判別される。A≧B+Cであるときは(ステップS108でYes)、A−B−Cで示される値が、使用者の投入した超過金額(以下、この超過金額をDとする。)として算出され(ステップS109)、Dに相当する金額分の乾燥工程の延長が決定される(ステップS112)。たとえば、乾燥工程の利用料金は、10分当り100円であるため、D=300円の場合、300円/100円×10分=30分であるため、乾燥工程が30分間延長される。なお、この場合は、A≧B+Cであるため、洗い工程終了後、電解水による除菌すすぎ工程が行われる。
一方、ステップS107において、除菌すすぎ実行フラグが1でないときは(ステップS107でNo)、ステップS110に移行するが、除菌すすぎ実行フラグは初期設定値の0であるため、改めて除菌すすぎ実行フラグが0にされずに、ステップS111に移行する。また、ステップS108において、A≧B+Cでないとき、つまり、A<B+Cであるときは(ステップS108でNo)、除菌すすぎ実行フラグが0にされる(ステップS110)。つまり、除菌すすぎ実行ボタン73が押されることによって、除菌すすぎ工程の実行が指示されていても、A<B+Cである場合には、除菌すすぎ工程の実行に必要な料金の支払いが行われていないため、除菌すすぎ工程が実行されない。そして、除菌すすぎ実行フラグが0にされ、A−Bで示される値が、使用者の投入した超過金額(以下、この超過金額をEとする。)として算出され(ステップS111)、Eに相当する金額分の乾燥工程の延長が決定される(ステップS112)。なお、この際、E=0の場合は、乾燥工程の延長はされずに、選択された運転コースのみが行なわれる。
そして、乾燥工程の延長が決定された後、すすぎ工程が開始される(ステップS113)。このすすぎ工程において、除菌すすぎ実行フラグが1であり、A≧B+Cである場合には、電解水による除菌すすぎ工程が行なわれる。そして、すすぎ工程が終了すると、次工程である乾燥工程に移行する。
このように、洗い工程終了までに除菌すすぎ実行ボタン73が押されているが、すすぎ工程開始前にB<A<B+Cで示す関係式を満たす場合には、除菌すすぎ工程の実行に必要な金額の支払いがされていないため、除菌すすぎ工程を行うことができない。また、ドラム式洗濯機1には、盗難防止の点から、つり銭機能が備えられていないため、B+C−Aで示される金額分のつり銭を返却することもできない。そこで、A−Bで示される金額分に応じた乾燥工程が実行されることによって、つり銭に替えることができる。つまり、ドラム式洗濯機1につり銭機能を設けなくとも、乾燥工程を実行することによって、超過支払い分を使用者に還元することができる。
また、洗い工程終了までに除菌すすぎ実行ボタン73が押されないが、B<Aで示す関係式を満たす場合には、使用者は、選択した運転コースの実行に必要な利用料金を超える支払いをしていることとなるが、上述したようにA−Bで示される金額分のつり銭を返却することができない。そこで、A−Bで示される金額分に応じた乾燥工程が実行されることによって、つり銭に替えることができ、上記同様に使用者に還元することができる。
さらに、洗い工程終了までに除菌すすぎ実行ボタン73が押されており、A>B+Cの関係式を満たす場合にも、使用者は、A−(B+C)で示される金額分の超過支払いをしていることとなるが、上述したようにA−(B+C)で示される金額分のつり銭を返却することができない。そこで、A−(B+C)で示される金額分に応じた乾燥工程が実行されることによって、つり銭に替えることができ、上記同様に使用者に還元することができる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、使用者に対して報知する方法として、スピーカ67から音声を発生させる代わりに、ブザーなどを鳴らして報知する方法を用いることもできる。
また、使用者が投入する貨幣として、硬貨を投入する代わりに紙幣を投入することもできる。
さらに、使用者が選択できる付加運転として、除菌すすぎ工程以外に複数の付加運転を設けることもできる。
ドラム式洗濯機1の右側斜視図である。 この発明の一実施形態に係るドラム式洗濯機1を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を右側方から見た概略断面図である。 ドラム式洗濯機1を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を左側方から見た概略断面図である。 ドラム式洗濯機1を左右方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を正面側から見た概略断面図である。 図1〜4に示すドラム式洗濯機1における制御回路構成ブロック図である。 図5に示す操作パネル64の具体的な平面図である。 各運転コース選択ボタン69〜72を操作すべき旨の報知をするときの制御部59による制御内容を示すフローチャートである。 洗い工程開始からすすぎ工程開始までの制御部59による制御内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ドラム式洗濯機
3 外槽
4 ドラム
11 扉
59 制御部
65 硬貨受付装置
66 カードユニット
67 スピーカ
69 標準コース選択ボタン
70 少量コース選択ボタン
71 洗濯コース選択ボタン
72 乾燥コース選択ボタン
73 除菌すすぎ実行ボタン
74 標準コース表示ランプ
75 少量コース表示ランプ
76 洗濯コース表示ランプ
77 乾燥コース表示ランプ

Claims (3)

  1. 貨幣の投入および金額情報が記録されたカードの挿入のうち少なくとも一方に基づいて洗濯または脱水の内容が予め設定された複数の運転コースのいずれかを実行可能な洗濯機であって、
    洗濯物を収容して、前記洗濯物の洗濯、脱水などを行なうための処理槽と、
    前記処理槽内に前記洗濯物を出し入れするために開閉される開閉扉と、
    前記開閉扉が開扉または閉扉されたことを検知するための扉開閉検知手段と、
    複数の前記運転コースの中から、所望の運転コースを選択するための運転コース選択操作部と、
    使用者に対して前記運転コース選択操作部を操作して前記運転コースを選択すべき旨を報知するための報知手段と、
    前記運転コースが選択される前の運転待機中に、先に貨幣の投入やカードの挿入が行われないように、前記扉開閉検知手段によって前記開閉扉が開扉または閉扉されたと検知された場合に、前記報知手段によって使用者に対して前記運転コースを選択すべき旨を報知する報知制御手段とを備えることを特徴とする、洗濯機。
  2. 前記報知手段は、点滅可能な表示ランプを含み、
    前記報知制御手段は、前記表示ランプを点滅させることによって、使用者に対して前記運転コースを選択すべき旨を報知することを特徴とする、請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記報知手段は、予め定める音声を発生する音声発生手段をさらに含み、
    前記報知制御手段は、前記音声発生手段から予め定める音声を発生させることによって、使用者に対して前記運転コースを選択すべき旨を報知することを特徴とする、請求項1または2に記載の洗濯機。
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