JP4640204B2 - Soiウエーハの評価方法 - Google Patents

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Description

本発明は、水銀電極を用いてSOIウエーハを評価する方法に関し、特にはSOIウエーハのシリコン活性層及びシリコン活性層と埋め込み酸化層との界面の評価を行うSOIウエーハの評価方法に関する。
近年、電気的に絶縁性のあるシリコン酸化膜の上にシリコン活性層(以下、SOI層と言うことがある)が形成されたSOI構造を有するSOIウエーハが、デバイスの高速性、低消費電力性、高耐圧性、耐環境性等に優れていることから、電子デバイス用の高性能LSIウエーハとして特に注目されている。これは、SOIウエーハでは支持基板とSOI層との間に絶縁体である埋め込み酸化膜(以下、BOX層、BOX膜と言うことがある)が存在するため、SOI層に形成される電子デバイスは耐電圧が高く、α線のソフトエラー率も低くなるという大きな利点を有するためである。
また、SOI層が1μm以下の厚みの薄膜SOIウエーハにおいて、SOI層上に形成されたMOS(Metal Oxide Semiconductor)型半導体装置は、完全空乏型で動作させた場合にソース・ドレインのPN接合面積を小さくできるため、寄生容量が低減され、デバイス駆動の高速化をはかることができる。さらに、絶縁層となるBOX層の容量がゲート酸化膜直下に形成される空乏層容量と直列になるため、実質的に空乏層容量が減少し、低消費電力化を実現することができる。
最近では、電子デバイスのさらなる微細化、高性能化のため、より高品質なSOIウエーハが求められている。そのため、SOIウエーハのSOI層の品質等を評価することが積極的に行われている。このSOIウエーハの品質評価の一手法として、SOI層の表面にMOS構造を形成し、その電極部分に電圧を印加してSOI層の品質を評価することが行われている。
しかしながら、SOIウエーハを評価するためのMOS構造をSOI層上に形成するには、フォトリソグラフィ工程のような大掛かりな装置と多数の工程を必要とし、コスト面での大きな負担や迅速性に欠ける等の不具合がある。また、SOI層表面の品質は評価可能であるが、SOI層とBOX層との界面の評価としては不完全である。
そこで、従来のような多数の工程を通してMOS構造をSOIウエーハ上に形成せずとも、水銀プローブを用いてもっと簡便にSOIウエーハを評価する評価方法が開発されている。その一つとして、SOIウエーハを評価対象としたPseudo MOS FET法が提案されている(例えば特許文献1、2、および非特許文献1、2参照)。この手法によれば、SOI層とBOX層との界面における界面準位密度やSOI層の電気特性等を精度良く、簡便に測定できる。
このPseudo MOS FET法について図面を参照しながら説明する。まず、図2に示すように、BOX層2をゲート酸化膜として、擬似的なMOS構造を形成するSOIウエーハ5のSOI層1側に評価用電極として、直接ニードルプローブ、または水銀プローブを接触させ、これらをソース電極6およびドレイン電極7とする。そして、SOIウエーハ5の裏面、すなわちSOIウエーハの支持ウエーハ3側の面を電極としても用いられるステージに真空吸着するか、ウエーハ5の裏面にニードルを接触させることによりゲート電極4を形成し、これらの電極間に電圧を印加することで様々な電気特性を得ることができる。
この評価方法において、水銀プローブを用いれば、SOI層表面にニードルプローブを接触させたときに生じるプローブ接触穴を形成することがないので、繰り返し測定や最初に測定した測定点近傍の測定を簡便に行うことができ、好適である。
そして、上記のようなPseudo MOS構造を形成した後、ドレイン電圧を印加した状態でゲート電圧を正側に印加してゲート電圧Vとドレイン電流Iとの関係、すなわちV−I特性を測定することにより、SOI層の電子移動度およびSOI層とBOX層の界面における界面準位密度を評価することができる。一方、ドレイン電圧を印加した状態でゲート電圧を負側に印加してV−I特性を測定することにより、SOI層の正孔移動度やBOX層の電荷密度を評価することができる。
しかしながら、これらの電気特性は正確に測定するのが難しく、特に正孔移動度等の測定の際にはバラツキが生じやすく、精度の面で問題があった。
特開2001−60676号公報 特開2001−267384号公報 S. Cristoleveanu et al., " A Review of the Pseudo-MOS Transistor in SOI Wafers: Operation, Parameter Extraction, and Applications" IEEE Trans. Electron Dev, 47 1018 (2000). H.J.Hovel, "Si film electrical characterization in SOI substrates by HgFET technique" Solid-State Electronics, 47, 1311 (2003).
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたもので、本発明の目的はフォトリソグラフィ工程のような大掛かりな装置や多数の工程を必要とせず、電子移動度や界面準位密度、正孔移動度、BOX層電荷密度などのようなSOIウエーハの電気特性を正確かつ簡便に測定することにある。特に、今まで測定バラツキの生じやすかったSOI層の正孔移動度をより正確に測定し、測定装置の精度の向上を図ることにある。
上記目的を達成するために、本発明は、水銀電極を用いてSOIウエーハの電気特性を評価する方法であって、前記SOIウエーハに前記水銀電極を接触させ、ゲート電圧を変化させてドレイン電流を測定して、ゲート電圧とドレイン電流との関係を求め、該ゲート電圧とドレイン電流との関係から前記電気特性を算出するとき、ゲート電圧を変化させる印加範囲を、電気特性の算出に必要な印加範囲よりも拡張してゲート電圧を印加し、少なくとも、前記電気特性の算出に必要な印加範囲のドレイン電流を測定し、前記ゲート電圧とドレイン電流との関係から前記電気特性を算出することを特徴とするSOIウエーハの評価方法を提供する。
このように、SOIウエーハに水銀電極を接触させ、ゲート電圧Vを変化させてドレイン電流Iを測定して、ゲート電圧とドレイン電流との関係を求め、該ゲート電圧とドレイン電流との関係からSOIウエーハの電気特性を算出するとき、ゲート電圧を変化させる印加範囲を、電気特性の算出に必要な印加範囲よりも拡張してゲート電圧を印加することによって、BOX膜への充電が十分なものとなり、微小なドレイン電流を正確に測定することができ、V−I特性が広い範囲で安定したデータを得ることができる。そのため、得られたV−Iカーブにおいては歪みが抑制されており、広く安定した範囲で解析が可能になり、この安定した範囲のデータから算出することにより、特に正孔移動度やBOX層電荷密度などのSOIウエーハの電気特性をバラツキなく精度高く得ることができる。
このとき、前記ゲート電圧を変化させる印加範囲を、少なくとも、前記電気特性の算出に必要な印加範囲の2倍とするのが好ましい。
このように、ゲート電圧を変化させる印加範囲を、少なくとも、電気特性の算出に必要な印加範囲の2倍とすることによって、BOX膜への充電をあらかじめより確実に行うことができ、V−Iカーブをさらに安定化させることが可能である。これによって、精度高く電気特性を測定できる。
このとき、少なくとも、前記SOIウエーハの表面の自然酸化膜をフッ酸を含む水溶液でエッチング除去し、10時間以上放置してから、前記ゲート電圧を印加して前記ドレイン電流の測定を行うのが好ましい。
このように、SOIウエーハ表面の自然酸化膜をフッ酸を含む水溶液でエッチング除去し、10時間以上放置してから、ゲート電圧を印加してドレイン電流の測定を行うことにより、SOI層表面の電気的状態を安定させることが可能になり、特に正孔移動度やBOX層電荷密度を求めるときに好適である。
また、前記ゲート電圧を変化させる印加範囲のうち、電気特性の算出に要さない範囲においては精度を落として測定するのが好ましい。
このように、ゲート電圧を変化させる印加範囲のうち、電気特性の算出に要さない範囲においては精度を落として測定すれば、ゲート電圧を変化させる印加範囲を大きくしたことで生じる測定時間等のロスを低減することができ、測定効率の向上を図ることが可能である。
そして、前記精度を落として測定する方法として、前記ゲート電圧を変化させるときに、印加ステップ幅を大きくするのが好ましい。
このように、精度を落として測定する方法として、ゲート電圧を変化させるときに印加ステップ幅を大きくすれば、個々の測定装置(テスタ等)にもよるが測定装置の性能を維持したままで測定が可能になる。
また、前記ゲート電圧を印加して最初に前記ドレイン電流を測定するときに、ゲート電圧印加後にドレイン電流測定前に遅延時間を設けるのが好ましい。
このように、ゲート電圧を印加して最初にドレイン電流を測定するときに、ゲート電圧印加後にドレイン電流測定前に遅延時間を設けることによって、BOX膜への充電効率が向上し、測定がさらに安定化される。
以上のように、本発明によって、あらかじめ、測定誤差の要因となるBOX膜へ充電を十分に行うことができるため、微小なドレイン電流を正確に測定することができる。このため、ゲート電圧とドレイン電流との関係において、広い範囲で安定したデータを得ることができ、SOIウエーハの電気特性をバラツキなく精度高く求めることが可能である。特に、正孔移動度やBOX層電荷密度のようなSOIウエーハの電気特性を正確に測定することができる。
以下では、本発明の実施の形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
従来では、SOIウエーハにおける電気特性、例えば正孔移動度やBOX層電荷密度等をPseudo MOS FET法により測定して評価する場合、ゲート電圧Vとドレイン電流Iとの関係を正確に測定するのが難しく、V−Iカーブに歪みが発生しやすかった。そのため、このV−Iカーブから算出したSOIウエーハの電気特性は精度が低いものになってしまい、測定バラツキが大きなものになってしまうという問題があった。
そこで、本発明者らが、ゲート電圧とドレイン電流との関係について鋭意研究した結果、ドレイン電流を測定するときに、V−Iカーブから電気特性を算出するために必要な印加範囲よりも拡張してゲート電圧を変化させる印加範囲を設定してゲート電圧を印加すれば、測定誤差の要因であるBOX膜へあらかじめ十分に充電することができ、V−Iカーブにおいて、歪のない安定したデータを広い範囲で確保することができることを見出した。そして、このようなV−Iカーブが安定した範囲を解析することにより、簡便で効果的に、測定バラツキも抑制され、精度の高い電気特性を算出して評価することが可能であることを見出し、本発明を完成させた。
以下、本発明のSOIウエーハの評価方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係るSOIウエーハの評価方法において、手順の一例を示すフロー図である。なお、図1に示したフロー図は、準備したSOIウエーハに対してフッ酸洗浄処理を行った後、10時間放置して、その後SOIウエーハの正孔側のV−I特性を測定して、正孔移動度/電荷密度を評価する場合を示している。しかし、本発明はこれに何ら限定されるものではなく、目的に応じて適宜変更することができる。
まず、図1に示したように、評価対象となるSOIウエーハを準備する(工程A)。本発明で評価の対象となるSOIウエーハは、例えば支持ウエーハの上に絶縁層となる埋め込み酸化膜とSOI層とが形成されたSOI構造を有するものであれば良く、その製造方法は特に限定されるものではない。例えば、準備するSOIウエーハとしては、少なくとも一方のシリコンウエーハ表面にシリコン酸化膜を形成した2枚の鏡面研磨ウエーハの研磨面を互いに貼り合せ、熱処理後、一方のウエーハを研削、研磨により薄膜化したものを用いることができる(貼り合わせ法)。また、予め一方の鏡面研磨ウエーハに水素をイオン注入しておき、別のもう1枚の鏡面研磨ウエーハと研磨面で互いに貼り合せ、その後熱処理を行うことにより水素イオン注入層から一方のウエーハを剥離してSOI構造を形成した後、SOI層となる薄膜の表面を研磨したものを用いることもできる(水素イオン剥離法)。さらに、1枚の鏡面研磨ウエーハに酸素をイオン注入した後、高温熱処理を行って作製されたいわゆるSIMOX(Separated Implanted Oxide)ウエーハであってもよい。
この準備したSOIウエーハは、純水で洗浄したり、大気中に放置したりすると、その表面にシリコン酸化膜が形成される。このシリコン酸化膜は極薄膜で、一般的に自然酸化膜と呼ばれるが、前記SOIウエーハの表面に均一には形成されないため、酸化膜厚さのバラツキがウエーハ面内に生じる。
そこで、まず、このSOIウエーハのSOI層表面に形成されている自然酸化膜を除去するのが好ましい(工程B)。自然酸化膜除去には、例えばフッ酸を含む水溶液でSOIウエーハを洗浄すれば良い。フッ酸を含む水溶液のフッ酸濃度は、自然酸化膜を除去できる程度であれば良く、水溶液の温度、洗浄時間などの洗浄条件も同様に自然酸化膜を除去できる程度であれば良い。フッ酸の濃度が高いと、SOI層と支持ウエーハの間に介在するBOX層をエッチングしてしまう可能性があるので、フッ酸濃度は低い方が好ましい。このようなフッ酸を含む水溶液でSOIウエーハを洗浄した後、該ウエーハを純水でリンスし、乾燥する。乾燥方法は、乾燥空気をSOIウエーハに当てて乾燥させてもよいし、スピンドライヤーのような装置を用いて乾燥させても良い。あるいは、IPA(イソプロピルアルコール)のような薬液を用いて乾燥させても良い。
次に、SOIウエーハを乾燥させた後10時間以上放置する(工程C)。
これは、例えば正孔移動度やBOX層電荷密度の評価のようなゲート電圧を負側に印加してV−I特性を測定する場合に好適である。これらの電気特性を測定する場合、SOI層表面にHイオンのような正電荷を吸着させることで表面状態を制御しなければ、SOI層表面の電荷が安定せず、正確な測定が困難である。そこで、このように10時間以上SOIウエーハを放置することにより、V−I特性の測定を行う際に、SOI層表面の電気的状態が安定したものとすることができる。放置によって、極薄い酸化膜がSOIウエーハ表面に成長することで、表面電荷が変化することによると考えられている。
このようにしてSOI層表面の電気的状態を安定させ、また、上記のように、一旦フッ酸で自然酸化膜を全部除去したあとに放置によって形成された極薄い酸化膜は均一であるため、測定値のバラツキを低減することができ、正孔移動度等の評価を精度高く行うことができる。
上記のSOIウエーハに対し、図3のような水銀プローブ装置21を用いてV−I特性の測定を行う(工程D)。例えば、SOIウエーハWはSOI層を下向きにして、すなわち、SOI層側の面を図示しないステージに載置して装置内に収納した後、ステージに載置した面とは反対側の面、すなわち、SOIウエーハWの支持ウエーハ側の面を真空チャック22で上側から吸着する。この真空チャック22は金属等の導電性材料でできており、ゲート電極を兼ねている。
そして、SOIウエーハWの支持ウエーハ側の面を真空チャック22に吸着したら、ステージをSOIウエーハWから離して移動させる。その後、SOIウエーハWのSOI層表面のごく近傍に水銀プローブ23を近づけ、水銀電極部のみをSOI層に接触させる。このとき、水銀プローブ23は図4に示すような構造を有しており、水銀電極部24、25のどちらか一方をソース電極にし、他方をドレイン電極にする。このようにして、例えば図2に示すようなPseudo−MOS構造を形成することができる。
このPseudo−MOS構造を形成した状態で一定のドレイン電圧を印加し、その状態でゲート電圧を負側に印加して変化させるとともにドレイン電流の変化をモニタリングすることによって、正孔側のゲート電圧Vとドレイン電流Iの関係、すなわち正孔側のV−I特性を測定することができる。測定された正孔側のV−I特性は、例えば図5のように表示される。
そして、図5のように測定された正孔側のV−I特性におけるA部およびB部の勾配から、例えば非特許文献1または2に示されている数式を用いることによって、SOI層の正孔移動度および/またはBOX層電荷密度を算出して評価することができる(工程E)。
上記の工程DのV−I特性を測定するとき、本発明に係るSOIウエーハの評価方法では、ゲート電圧を変化させてドレイン電流を測定する際に、このゲート電圧を変化させる印加範囲を電気特性の算出に必要な印加範囲より拡張して設定し、広い範囲でゲート電圧の印加を行う。それによって、特に正孔移動度等の測定を行う際、キャパシタとして働くBOX膜にあらかじめ十分に充電が行われることになるので、このBOX膜の影響によって微小電流の測定を左右されることなく正確に測定することができ、ゲート電圧とドレイン電流との関係が安定し、V−Iカーブの歪が抑制されたデータを広い範囲で採ることができる。そして、このゲート電圧とドレイン電流との関係が安定した範囲を解析して正孔移動度や電荷密度を算出することにより、測定バラツキが抑えられ、精度の高い正孔移動度等の電気特性を得ることができる。
ここで、正孔移動度やBOX層電荷密度等を求める場合、マイナス側からステップ状にゲート電圧Vを上げて印加していき、各ゲート電圧に対するドレイン電流を測定することによってV−Iカーブを得るが、このとき、従来、V−Iカーブを解析してSOIウエーハの電気特性を算出するのに要するゲート電圧の印加範囲が例えば−20〜0Vである場合、本発明の評価方法では、例えば−40〜0V、あるいはそれ以上にゲート電圧を変化させる印加範囲を拡張してゲート電圧を印加し、少なくとも、上記の−20〜0Vにおいてドレイン電流の測定を行う。
一方、従来の方法は、正孔移動度の算出に必要な範囲付近のみでゲート電圧を変化させてドレイン電流を測定する方法であり、すなわちこの場合−20〜0Vの範囲においてゲート電圧を印加して測定を行っていた。この従来方法では、安定したゲート電圧とドレイン電流との関係が得難く、V−Iカーブに歪が生じてしまい、その結果、該ゲート電圧とドレイン電流との関係から算出した正孔移動度等はバラツキが多く精度が低くなってしまう。これは、ゲート電圧をマイナス側から印加していくとき、BOX膜がキャパシタとして働いてしまうことが原因と考えられる。
しかしながら、本発明では、正孔移動度等の算出に必要な印加範囲よりも拡張した範囲でゲート電圧を変化させてドレイン電流を測定するので、上記の測定のバラツキの原因となるBOX膜への充電があらかじめ十分に行われるため、安定したゲート電圧とドレイン電流との関係を、十分に広い範囲で得ることが可能である。このため、歪の抑えられたV−Iカーブを広い範囲で得られ、測定バラツキもなく、簡便に高精度の正孔移動度等を算出して得ることが可能である。
なお、上記のゲート電圧を変化させる印加範囲は、少なくとも、正孔移動度の算出に必要な印加範囲の2倍とするのが好ましく、それによってより確実にBOX膜への充電を十分なものとすることができ、安定したゲート電圧とドレイン電流との関係を得て、一層高精度の正孔移動度等を算出することができる。ただし、このゲート電圧の変化させる印加範囲は3倍あるいは5倍にしてもよく、コスト等に応じて適宜決定することができ、特に限定はされない。
また、正孔移動度等の電気特性を算出するのに必要としない範囲においては、精度を落としてドレイン電流の測定を行うのが良い。本発明では、測定範囲を拡張することによって測定に要する時間等が増加してしまう可能性があるが、このように、電気特性の算出に要さない範囲において精度を落として測定をすれば、その分だけ時間や手間を削減することができ、コストの増加を効果的に抑制することができる。測定精度を落として測定しても、電気特性の算出には使用しない範囲であるため特に問題は生じない。
この精度を落として測定する具体的な方法としては、例えばゲート電圧の印加ステップ幅を大きくする方法が挙げられる。具体例を挙げると、正孔移動度を算出するのに要する印加範囲が−20〜0Vであり、ゲート電圧を変化させてドレイン電流を測定する範囲を−40〜0Vとするとき、すなわち−40〜−20Vの印加範囲を算出のために用いない場合、その−40〜−20Vの範囲では、ゲート電圧を1Vごとに大きく変化させていき、算出に必要な−20〜0Vの範囲では、ゲート電圧を0.25Vごとに変化させて細かくデータを採る。このようにして、算出に必要な範囲と比べて、算出に必要ない範囲での測定にかかる手間や測定時間を最小限に留めることによって、効率良く電気特性の評価を行うことが可能である。
この精度を落として測定する方法は、上記のゲート電圧の印加ステップ幅を大きくする方法に限定されず、BOX膜への充電を十分なものとする方法であれば特に限定されるものではない。
また、ゲート電圧を印加して最初にドレイン電流を測定するとき、ゲート電圧印加後、ドレイン電流測定前に遅延時間を設けることによって、より確実にBOX膜への充電を行うことができる。それによって、さらに安定したV−I特性を得ることができ、算出する電気特性は高精度のものとなる。この遅延時間は、たとえば1分〜120分とすることができるが、コスト等の面から決定すれば良く、特に限定されない。測定に支障がない程度で設定することができる。
以上のようにして、本発明の評価方法によって、BOX膜への充電を十分なものとし、微小のドレイン電流を正確に測定して、それによって広い範囲にわたって安定したV−I特性を得ることができ、この安定したV−I特性からバラツキのない高精度の正孔移動度等の電気特性を算出し、評価することが可能である。また、フォトグラフィ工程のような大掛かりな装置や多数の工程を必要とせずに、簡便にかつ正確に上記電気特性を評価することができる。
以下、本発明を実施例及び比較例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されない。
(実施例)
導電型がp型で、直径200mm、結晶方位<100>のシリコンウエーハを、支持ウエーハ及びSOI層を形成するボンドウェーハウエーハとして用いて、水素イオン剥離法でSOIウエーハを作製することにより、評価対象となるSOIウエーハを準備した。なお、このウエーハをp型とするためのドーパントとしてボロンを用いた。また、SOI層の厚さは70nm程度であり、BOX層の厚さは150nm程度である。
まず、このSOIウエーハを1重量%のフッ酸を含む水溶液で1分間洗浄後、純水にてリンスを行い、その後、乾燥空気にて水分を除去して乾燥させて10時間放置した。10時間経過後、このSOIウエーハを水銀プローブ装置(Four DIMENSIONS社製CVmap92)に載置し、一定のドレイン電圧を印加した状態でゲート電圧を変化させてドレイン電流をモニタリングして、正孔側のV−I特性の測定を行った。
このときのV印加条件として、−40Vから0V方向へ印加を行い、−20Vまでは1Vステップで印加し、これより大きいVからは0.25VステップでVを印加した。このようにして、ゲート電圧を2つの区間に分けて測定し、印加ステップ幅を変えて測定を行った。
また、はじめのドレイン電流測定時、すなわち、ゲート電圧V=−40Vを印加した後、ドレイン電流Iを測定する前に遅延時間5分を設定した。
上記のようにして得られたV−I特性の測定図を図6に示す。図6に示すように、歪のないV−Iカーブを得ることができた。このため、ゲート電圧V=−19.75Vより大きい範囲のV−I特性を解析して正孔移動度およびBOX層電荷密度を算出することができた。なお、図6において、ゲート電圧Vが−40〜−20Vの範囲は解析には用いないため省略した。
そして、複数回測定時の正孔移動度、BOX層電荷密度の繰り返し精度(バラツキ)は、最大でも±15%以下であった。このように、バラツキが少なく、非常に高精度に電気特性を得ることができた。
このように本発明の評価方法によって、V−I特性を安定して測定することができ、高精度でSOIウエーハの電気特性を得ることができる。図6からも判るように、歪が抑制され、広い範囲でV−Iカーブが安定しており、このV−I特性から得た正孔移動度およびBOX層電荷密度は精度の高いものとなった。
また、本発明の評価方法による測定は、2時間程度で完了し、以下に述べる従来方法による測定に要した時間と大きな差はなかった。
以上のように、大規模な設備や工程も必要とせず、簡便に効率良く高い精度で電気特性を評価することができる。そして、例えば製品や製造工程の改善のための正確なデータを提供することが可能である。
(比較例)
実施例に使用したSOIウエーハと同様のSOIウエーハを準備した。
まず、このSOIウエーハを1重量%のフッ酸を含む水溶液で1分間洗浄後、純水にてリンスを行い、その後、乾燥空気にて水分を除去して乾燥させて10時間放置した。10時間経過後、このSOIウエーハを実施例と同様の水銀プローブ装置に載置し、一定のドレイン電圧を印加した状態でゲート電圧を変化させてドレイン電流をモニタリングして、正孔側のV−I特性の測定を行った。
このときのV印加条件として、−20Vから0V方向へ印加を行い、この全印加範囲において0.25VステップでVを印加して測定を行った。
また、実施例と同様に遅延時間5分を設定した。
上記のようにして得られたV−I特性の測定図を図7に示す。なお、図7から判るように、ゲート電圧V=−20〜−10Vまでの範囲はV−Iカーブがゆがんでおり、解析に用いることはできない。そのため、ゲート電圧V=−10Vより大きい範囲のV−I特性から正孔移動度およびBOX層電荷密度を算出した。
そして、複数回測定時の正孔移動度、BOX層電荷密度の繰り返し精度(バラツキ)は、±15%を大きく超えてしまった。このように、バラツキが大きく、精度が低くなってしまった。
このような従来による評価方法では、本発明の評価方法と比べて、BOX膜への充電が十分ではなく、それによってドレイン電流の測定に誤差が生じ、V−Iカーブに歪が発生して、該V−Iカーブから得られる電気特性は精度が低いものとなっている。上述のように、電気特性を算出するために解析に用いることのできるV−I特性の安定した範囲に関して、本発明を実施した実施例では、V=−19.75Vより大きい範囲とすることができ、広く安定させることができたが、一方比較例ではV=−10Vより大きい範囲であり、実施例よりも解析できる範囲が狭くなってしまっている。このように安定したV−I特性の範囲が狭いと、電気特性の精度も低いものとなってしまう。
また、測定に要した時間は、本発明を実施した場合とさほど変わらず、2時間程度であった。
以上のように、本発明の評価方法によって、特に正孔移動度やBOX層電荷密度等の電気特性を測定する場合、キャパシタとして働くBOX膜への充電をあらかじめ十分なものとすることができ、測定誤差の要因を除くことが可能になる。このため微小なドレイン電流を精度良く測定することができ、広い範囲で安定したV−I特性を得ることができる。そして、この安定したV−I特性の範囲から電気特性を算出することによって、精度の高い電気特性を得ることが可能である。このように、本発明により、大掛かりな装置等を必要とせず、簡便で効率良く高精度な電気特性の測定が可能になる。これによって、例えば、迅速かつ正確なデータを提供することができるので、製品や製造工程の改善に役立てることが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
本発明のSOIウエーハの評価方法の一例を示すフロー図である。 Pseudo MOS FET法を説明するための模式図である。 水銀プローブ装置の構成概略図である。 水銀プローブ装置の水銀電極の電極平面図である。 本発明のSOIウエーハの評価方法において測定される正孔側のV−I特性の一例を示すグラフである。 実施例で測定した正孔側のV−I特性を示すグラフである。 比較例で測定した正孔側のV−I特性を示すグラフである。
符号の説明
1…SOI層、 2…BOX層(埋め込み酸化膜)、 3…支持ウエーハ、
4…ゲート電極、 5…SOIウエーハ、 6…ソース電極、 7…ドレイン電極、
21…水銀プローブ装置、 22…真空チャック、 23…水銀プローブ、
24、25…水銀電極部、 W…SOIウエーハ。

Claims (5)

  1. 水銀電極を用いてSOIウエーハの電気特性を評価する方法であって、
    前記SOIウエーハに前記水銀電極を接触させ、ゲート電圧を変化させてドレイン電流を測定して、ゲート電圧とドレイン電流との関係を求め、該ゲート電圧とドレイン電流との関係から前記電気特性を算出するとき、
    ゲート電圧を変化させる印加範囲を、電気特性の算出に必要な印加範囲よりも拡張してゲート電圧を印加し、前記電気特性の算出に必要な印加範囲のドレイン電流を測定し、前記電気特性の算出に要さない範囲においては精度を落としてドレイン電流を測定し、前記ゲート電圧とドレイン電流との関係から前記電気特性を算出することを特徴とするSOIウエーハの評価方法。
  2. 前記ゲート電圧を変化させる印加範囲を、少なくとも、前記電気特性の算出に必要な印加範囲の2倍とすることを特徴とする請求項1に記載のSOIウエーハの評価方法。
  3. 少なくとも、前記SOIウエーハの表面の自然酸化膜をフッ酸を含む水溶液でエッチング除去し、10時間以上放置してから、前記ゲート電圧を印加して前記ドレイン電流の測定を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のSOIウエーハの評価方法。
  4. 前記精度を落として測定する方法として、前記ゲート電圧を変化させるときに、印加ステップ幅を大きくすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のSOIウエーハの評価方法。
  5. 前記ゲート電圧を印加して最初に前記ドレイン電流を測定するときに、ゲート電圧印加後にドレイン電流測定前に遅延時間を設けることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のSOIウエーハの評価方法。
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