JP4639791B2 - はんだ材料の生産方法 - Google Patents

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本発明は、鉛を含まない高温はんだ材料の生産方法に関するものである。
電子回路基板に実装されるパワーアンプモジュール等の高周波を扱う実装部品では、図10に示すように、電子部品1の電極2とモジュール基板3の導体との接合に、はんだ材料4を用いてモジュール部品5を作製している。このモジュール部品5は、図10に示すようにマザー基板6に実装される。このモジュール部品5をマザー基板6に実装する際に、モジュール部品5の内部のはんだ材料4が溶融して形状が変化すると、例えば浮遊容量やインダクタンスが変化して、高周波特性が変化する。そのためモジュール部品5をマザー基板6へ実装する時に溶融しないように、モジュール部品5では、溶融温度250〜300℃の高温はんだ材料(例えばPb−40%Sn等)が使用されている。
しかしながら近年、地球環境保護の関心が高まる中、廃棄物によって環境問題が生じることが危ぶまれており、はんだ材料においても、廃棄された電子機器等から鉛(Pb)が土壌に溶出することが懸念されている。これを解決するために鉛を含まないはんだ材料が必要とされている。そのなかで、溶融温度200〜250℃のSn−Pbはんだ材料に代わる材料としては、Sn−Ag系、およびSn−Cu系のはんだ材料など、鉛を含まないはんだ材料の実用化が進んでいる。
一方で、高い耐熱性が求められる高温はんだ材料については、代替材料が見当たらず、実用化には、程遠いのが現状である。溶融温度250〜300℃を実現する高温はんだ材料としては、ビスマス(Bi)を主体とするものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−353590号公報
しかし前記特許文献1に記載された従来の高温はんだ材料は、Biからなる90重量%以上の第1金属元素と、90重量部以上の第1金属元素と9.9重量部以下で2元共晶し得る第2金属元素とからなる2元はんだ材料に、第3金属元素を合計0.1〜3.0重量%となるように加えるものであり、第3元素の添加率のばらつきにより融点が大きく変化するという問題を有している。
上述したように、高温はんだ材料はモジュール部品内部の接合に用いられており、モジュール部品をマザー基板に実装する際には230〜250℃まで加熱されるため、再溶融による電気特性の変化を防止するためには高温はんだ材料の溶融温度が250℃以下であってはいけない。
また、モジュール部品の内部に実装される電子部品の耐熱温度によって上限温度が制限されるため、高温はんだ材料の溶融温度も上限値が規制される。もし、溶融温度が下限値を超えた場合には、マザー基板への実装時にモジュール部品内部の高温はんだ材料が溶融して、電気特性が損なわれる。また、溶融温度が上限値を超えた場合には、モジュール部品内部の部品実装時に加熱が不十分となり、はんだ付け不良が発生する可能性がある。
高温はんだ材料の溶融温度が300℃の場合、はんだ付けではプラス10℃の310℃以上に加熱しなければ、良好な接合状態を得ることはできない。そのため、電子部品の耐熱温度として310℃以上が必要となる。
しかし、高温でのはんだ付けは消費エネルギーが大きく、生産コストおよび環境保護の点で良くない。また、耐熱温度の高い電子部品は製造コストが高くなるため、材料コストの点で良くない。このようなことから、高温はんだの溶融温度を250℃に近いところとして、耐熱温度の低い安価な部品を使用して、できるだけ低温ではんだ付けすることが望ましい。現在、一般的には20〜30℃の安全領域を持たせて、溶融温度270〜280℃の高温はんだ材料が使用されているが、溶融温度が大きく変化するという課題が解決されれば、安全領域を狭くして250℃に近いところでのはんだ付けが可能となる。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、添加率のばらつきで融点が大きく変化するという問題がない、250〜300℃の高温域でのはんだ付けに使用可能な無鉛の高温はんだ材料の生産方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のはんだ材料の生産方法は、Biを含み2元共晶合金からなる溶融状態の第1金属成分に、前記第1金属成分とは共晶点温度が異なりBi、Ag、Cu、Ge、Znのうちから選ばれた1種類の金属と前記第1金属成分に含有される1種類の金属による2元共晶合金である第2金属成分を加え、Pd、Al、Co、Siから選ばれた少なくとも1種類金属からなる第3金属成分を更に加えることを特徴とする。
本構成によって、本発明のはんだ材料の生産方法は、275〜290℃の溶融温度を保ちつつ、無鉛化を実現するはんだ材料を生産することができる。
以上のように、本発明のはんだ材料の生産方法によれば、鉛を含むことなく、添加率のばらつきで融点が大きく変化するという問題がない、融点275〜290℃の高温はんだ材料の合成が可能となる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
はんだ材料の合金を設計する際に留意しなければならない項目の1つに、使用する金属の価格の問題がある。家庭用の電気、電子機器は安価に生産することが求められるため、はんだ材料についても価格を考慮する必要がある。一般に市販されている2元合金の状態図を調べることにより、共晶点温度250〜300℃を実現する合金組成を見つけることができるが、その多くは高価な金属を構成元素としている。安価な金属による合金組成としては、Bi−Ge(共晶点温度271℃)、Bi−Cu(共晶点温度270℃)、Bi−Ag(共晶点温度262℃)、Bi−Zn(共晶点温度255℃)等のBiを含む2元合金に絞られる。
これらのBi系2元共晶合金に、Cu、Ag、Ge、Bi等の第3の金属元素を添加すると液相線温度を上げて高温化することが可能である。しかし、この方法で高温化する場合は第3の金属元素の添加率のばらつきによって液相線温度が大きく変化する。一例としてBi−2.5%AgにCuを添加した場合の液相線温度の変化を図1に示す。この場合、Cuの添加率が0.1%変化すると液相線温度が0.82℃と大きく変化することがわかる。そのため、所望の液相線温度を持つ材料を作る際に、第3の金属元素の添加率を厳密に管理することが必要となる。しかし実際の金属合金の製造工程では、数百kgという大きな単位で製造しているため厳密な管理は困難である。また、Cu、Bi等の金属原料はSn、Pb、Zn、Fe等の不純物元素を最大で0.06%程度含んでいるため、合金にした後にも、それらの不純物元素が含まれることになり、金属合金の組成が設計値からずれてしまうことがある。いくつかの異なる組成の金属合金で、完成した金属合金の組成分析を行ったところ最大で0.2%までのばらつきが確認された。
このようなことから、高温はんだ実用化のためには、液相線温度の安定化が重要である。われわれは、実験を積み重ねることにより、第3の金属元素を単独で添加するのではなく、2元共晶組成にして添加することが液相線の安定化に効果的であることを見出した。Bi−2.5%AgにAg−39%Cu共晶を添加した場合の液相線温度の変化を図2に示す。Ag−39%Cu共晶の添加率が0.1%変化した場合の液相線温度の変化量は0.52℃となり、上記の単独添加の場合と比較して、2/3に抑えること可能となる。また、金属元素を単独で添加する必要がある場合には、Al、Pt、Pd、Co、Si、Au等の不純物含有率の低い金属元素を用いることとした。この方法によれば、所望の液相線温度に近い合金組成の材料が製造可能となる。
ここで、目標とする液相線温度が275℃とした場合の設計手順を示す。第1の金属成分としてBi−2.5%Ag(共晶点温度262℃)を用いるとすると、第2の金属成分としてAg−39%Cu(共晶点温度779℃)、Ag−18%Ge(共晶点温度651℃)、Cu−39%Ge(共晶点温度640℃)等を添加することが可能であるが、ここではAg−39%Cu(共晶点温度779℃)を用いることとした。表1に、Bi−2.5%AgにAg−39%Cuを添加した場合の液相線温度と各元素の含有比率の変化を示す。
Figure 0004639791
液相線温度を目標値の275℃にする場合は、Ag−39%Cuの添加率は2%または3%となるが、275℃を超えない範囲に抑えるためには2%とする必要がある。この場合、Bi、Ag、Cuの含有比率は、それぞれ95.6%、3.9%、0.6%となるが、上述したように製造上0.1%単位での管理は困難であるので、0.5%単位で端数を調整すると95.5%、4%、0.5%となる。このときの液相線温度は概ね272℃であり、目標温度の275℃にあわせるためには3℃上げる必要がある。 そこで、液相線温度を上げるために第3の金属成分として不純物含有率の低いAlを微量添加する。Alを添加した場合の液相線温度の変化を図3に示す。Alを0.1%添加すると液相線温度が1.3℃変化するため、Alを0.2%添加して、液相線温度を目標温度の275℃となるようにする。
このようにして設計した材料の金属組成はBi−3.9%Ag−0.6%Cu−0.2%Alとなり、実際に材料を試作して示差走査熱量計によって液相線温度を測定したところ、液相線温度は275.7℃との結果が得られ、目標温度の275℃に対して十分に近い温度であることが確認された。
なお、第1金属成分としては、Bi−1%Ge(共晶点温度271℃)、Bi−0.5%Cu(共晶点温度270℃)、Bi−96%Zn(共晶点温度255℃)等を用いることができる。また、第2の金属成分としては、Bi−0.5%Cu(共晶点温度270℃)、Zn−6%Ge(共晶点温度398℃)等を添加することが可能である。
また、第3の金属成分としては、Alの他にもPt、Pd、Co、Si、Au等の元素も不純物含有率が低いため添加に適しているが、材料価格の面から考えると、Alが望ましい。さらに、これらの第3の金属成分を直径10ミクロン以下の微粒子にして添加すると、これらの微粒子を核として結晶が析出硬化するため金属組織を緻密化でき信頼性向上に寄与させることが可能である。
表2に同様の手順で設計したいくつかの材料を示す。
Figure 0004639791
目標とする液相線温度が275℃のものとして、Bi−1%Cu−0.5%Ge−0.08%Pd、Bi−96%Zn−0.5%Ge−0.25%Al等がある。これらの材料を試作して液相線温度を測定したところ、目標温度と実測温度との差は1.2℃以内であり、目標温度に対して十分な温度であった。
同様の手順で目標とする液相線温度の異なる材料も設計して試作した。これらの材料についても目標温度と実測温度との差は全て1.0℃以内となっており実用上の問題はなかった。
かかる構成によれば、Biを含み2元共晶合金からなる第1金属成分に、第1金属成分とは共晶点温度が異なりBi、Ag、Cu、Ge、Znのうちから選ばれた2種類の金属による2元共晶合金である第2金属成分を加え、Pd、Al、Co、Siから選ばれた少なくとも1種類以上の金属からなる第3金属成分を更に加えることを特徴とするはんだ材料の生産方法により、有害な鉛を含むことなく、添加率のばらつきで融点が大きく変化するという問題がない、融点250〜300℃の高温はんだ材料の生産が可能となる。
図4は、本発明で生産されたはんだ材料を用いたはんだ付け物品を示す図である。
図4において、電子部品7の電極8とモジュール基板9とは、はんだ材料10を用いて接合した構造となっている。このような構造を持つモジュール部品11は別工程でマザー基板6に実装して組み立てることにより電気、電子機器となる。その際にモジュール部品11内部のはんだ材料10が溶融して形状が変化すると高周波特性が変化するため、はんだ材料10は、Ag0.1〜8.0重量%、Cu0.1〜3.0重量%、Ge0.1〜2.0重量%、Zn0.1〜6.0重量%から選ばれた少なくとも2種類以上の元素と、Pd0.01〜0.5重量%、Al0.01〜1.0重量%、Co0.01〜0.5重量%、Si0.01〜0.5重量%から選ばれた少なくとも1種類以上の元素と、残部がBiとからなる組成から、有害な鉛を含むことなく、添加率のばらつきで融点が大きく変化するという問題がない、融点250〜300℃の高温はんだ材料となっている。
図5は、電子部品の電極8とモジュール基板9の電極12とをはんだ材料10によって接合している部分の拡大図である。はんだ付け物品においては、電子部品の電極8はNi下地にAuフラッシュ処理を施しており、Sn含有率が不可避の不純物を除いて0.5重量%以下である。また、モジュール基板の電極12はCuであり、電子部品の電極と同様にSn含有率が不可避の不純物を除いて0.5重量%以下である。そのため、はんだ材料10と電極12との接合部の構成元素は、Bi、Ag、Cu、Al、Au、NiおよびSnの7種類からなり、Sn含有率は不可避の不純物を除いて0.5重量%以下となる。150℃で500時間の高温保存試験を実施したところ、試験後の接合強度測定値は初期値の84%であり、基準値の80%以上を保っていたことから、はんだ材料と電極との接合部に138℃に共晶点温度を持つSn-58%Bi低融点化合物が生成されても信頼性に与える影響は小さいと考えられる。また、被接合体のSn含有率を不可避の不純物を除いて1.0重量%、1.5重量%にした場合には、試験後の接合強度測定値は、76%、71%となり、基準値の80%を下回ってしまったため、信頼性に与える影響が大きくて、使用できないと考えられる。
図6は、電子部品の電極13に一般的に用いられているSnめっき処理を施している場合の拡大図である。この場合は、接合後の高温はんだ材料の構成元素は、Bi、Ag、Cu、Al、Snの5種類となり、138℃に共晶点温度を持つSn−58%Bi化合物14が生成されることとなり接合信頼性が低下してしまう。
図7は、本発明で生産されたはんだ材料を用いたはんだ付け物品を示す図である。
図7において、パワートランジスタ等の高電圧、高電流が負荷され大きな発熱を伴う半導体実装部品の内部において、フラットリード15は、はんだ材料16によって金属箔17と接合された構造体となっている。このようにして生産されたパワートランジスタ18は別工程でマザー基板19に実装して使用することにより、電気、電子機器となる。その際にパワートランジスタ内部のはんだ材料16が溶融して電気的接合が破断しないように、はんだ材料16は、Biを含み共Ag0.1〜8.0重量%、Cu0.1〜3.0重量%、Ge0.1〜2.0重量%、Zn0.1〜6.0重量%から選ばれた少なくとも2種類以上の元素と、Pd0.01〜0.5重量%、Al0.01〜1.0重量%、Co0.01〜0.5重量%、Si0.01〜0.5重量%から選ばれた少なくとも1種類以上の元素と、残部がBiとからなる組成とすることにより、有害な鉛を含むことなく、添加率のばらつきで融点が大きく変化するという問題がない、融点250〜300℃の高温はんだ材料となっている。
図8は、電子部品のフラットリード15とマザー基板19の電極20とをはんだ材料21によって接合している部分の拡大図である。はんだ付け物品においては、電子部品のフラットリード15はNi下地にAuフラッシュ処理を施しており、Sn含有率が不可避の不純物を除いて0.5重量%以下である。また、マザー基板の電極20はCuであり、電子部品の電極と同様にSn含有率が不可避の不純物を除いて0.5重量%以下である。そのため、接合後の高温はんだ材料の構成元素は、Bi、Ag、Cu、Al、Au、NiおよびSnの7種類からなり、Sn含有率は不可避の不純物を除いて0.5重量%以下となる。150℃で500時間の高温保存試験を実施したところ、試験後の接合強度測定値は初期値の82%であり、基準値の80%以上を保っていたことから、はんだ材料21と電極20との接合部に138℃に共晶点温度を持つSn−58%Bi低融点化合物が生成されても信頼性に与える影響は小さいと考えられる。また、被接合体のSn含有率を不可避の不純物を除いて1.0重量%、1.5重量%にした場合には、試験後の接合強度測定値は、73%、69%となり、基準値の80%を下回ってしまったため、信頼性に与える影響が大きくて、使用できないと考えられる。
図9は、フラットリード22に一般的に用いられているSnめっき処理を施している場合の拡大図である。この場合は、接合後の高温はんだ材料の構成元素は、Bi、Ag、Cu、Al、Snの5種類となり、138℃に共晶点温度を持つSn−58%Bi化合物23が生成されることとなり接合信頼性が低下してしまう。
したがって、本発明で生産されたはんだ材料を用いたはんだ付け物品においては、被接合体のSn含有率を不可避の不純物を除いて0.5重量%以下とすることにより、接合後の高温はんだ材料内部にSn−58%Bi化合物が生成されても接合信頼性を保つことが可能となる。
本発明のはんだ材料の生産方法は、鉛を含まない融点250〜300℃の高温はんだ材料の合成が可能であり、このはんだ材料を電気、電子機器のマザー基板、モジュール部品のはんだ付け材料として適用することができる。
Bi−2.5%AgにCuを添加した場合の液相線温度の変化を示す図 本発明の実施の形態1におけるBi−2.5%AgにAg−39%Cu共晶を添加した場合の液相線温度の変化を示す図 Alを添加した場合の液相線温度の変化を示す図 本発明で生産されたはんだ材料を用いたはんだ付け物品を示す図 はんだ付け物品の接合部分の拡大図 電極にSnめっき処理を施している場合の接合部分の拡大図 本発明で生産されたはんだ材料を用いたはんだ付け物品を示す図 はんだ付け物品の接合部分の拡大図 電極にSnめっき処理を施している場合の接合部分の拡大図 従来技術の高温はんだを用いた実装部品を示す図
符号の説明
1 電子部品
2 電子部品の電極
3 モジュール基板
4 はんだ材料
5 モジュール部品
6 マザー基板
7 電子部品
8 電子部品の電極
9 モジュール基板
10 はんだ材料
11 モジュール部品
12 モジュール基板の電極
13 Snめっきを施した電子部品の電極
14 Sn−58%Biの化合物
15 フラットリード
16 はんだ材料
17 金属箔
18 ワートパランジスタ
19 マザー基板
20 マザー基板の電極
21 はんだ材料
22 Snめっきを施したフラットリード
23 Sn−58%Biの化合物



Claims (3)

  1. Biを含み2元共晶合金からなる溶融状態の第1金属成分に、
    前記第1金属成分とは共晶点温度が異なりBi、Ag、Cu、Ge、Znのうちから選ばれた1種類の金属と前記第1金属成分に含有される1種類の金属による2元共晶合金である第2金属成分を加え、
    Pd、Al、Co、Siから選ばれた少なくとも1種類金属からなる第3金属成分を更に加え、融点が275〜290℃となるはんだ材料を生産することを特徴とするはんだ材料の生産方法。
  2. 前記第1金属成分をBi−Agとし、
    前記第2金属成分をAg―Cu、Ag−Geいずれか1つを選択し、
    前記第3金属成分をAlとすることを特徴とする請求項1に記載のはんだ材料の生産方法。
  3. 前記第1金属成分をBi−Ge、前記第2金属成分をBi−Cu、前記第3金属成分をPdとする、
    または前記第1金属成分をBi−Zn、前記第2金属成分をZn−Ge、前記第3金属成分をAlとすることを特徴とする請求項1に記載のはんだ材料の生産方法。
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