JP4639755B2 - フォトマスク配送管理システム及びフォトマスク配送管理方法 - Google Patents

フォトマスク配送管理システム及びフォトマスク配送管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、梱包箱内のRFIDタグを検出して、梱包を解くことなく製品を管理し、誤配送を防ぐことが可能な配送管理システム及び配送管理方法に係り、特に電波吸収物質を用いるフォトマスクにおける配送管理システム及び配送管理方法に関する。
従来、製品を配送管理する際には、作業者が目視により、製品、検査表、他の帳票類等を互いに照合し、一致を確認した上で梱包箱に梱包し、客先に配送している。
一方、近年、RFIDタグを物品に貼り付けて物品を管理する方法が普及している。RFIDタグは、無線により非接触で検出できるため、離れた場所からRFIDタグが貼り付けられた物品の属性情報を調べることができる。そのため、製品を配送管理する等の際に、人手による照合作業がある場合に比べ、配送効率を向上させることへの応用が期待されている。具体的には、目視による照合作業をしないことから、誤配送を防止可能な配送管理システムへの応用が期待されている。
このような配送管理システムの応用例として、梱包を解くことなく梱包箱内のRFIDタグの検出により、得られた梱包箱内の製品の数を検証することができる配送管理システムなどがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−91088号公報
しかしながら、以上のような配送管理システムにおいては、RFIDタグにより管理することが困難な製品がある。例えば、フォトマスクのように電波吸収物質(ペリクルフレーム)を用いた製品は、RFIDタグを貼り付けると、電波が微弱になって検出できなくなる。そのため、フォトマスクの配送管理は、RFIDタグを使用できず、従来と同様に、製品、検査表、他の帳票類等の照合作業を目視にて行ってから段ボール箱等に梱包している。よって、フォトマスクの配送管理は、配送効率が低く、誤配送の可能性も残っている。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、電波吸収物質を用いたフォトマスクでもRFIDタグにより配送管理でき、配送効率を向上させ、誤配送を防止し得るフォトマスク配送管理システム及びフォトマスク配送管理方法を提供することを目的とする。
請求項1に対応する発明は、電波吸収物質からなるペリクルフレームを有するフォトマスクの配送を管理するフォトマスク配送管理システムであって、前記フォトマスクの製品管理データが記憶されるデータ記憶手段と、前記データ記憶手段内の製品管理データを、前記ペリクルフレームに貼り付けられた第1RFIDタグに書き込む書込手段と、前記データ記憶手段内の製品管理データが書き込まれた第2RFIDタグを発行する第2RFIDタグ発行手段と、前記第1RFIDタグ内の製品管理データと、前記フォトマスクを収納した製品容器に貼り付けられた前記第2RFIDタグ内の製品管理データとを照合する製品照合手段と、前記照合の結果、両者が一致しないとき、前記製品容器の外側から前記第1RFIDタグ内の製品管理データを読み出し、得られた製品管理データを前記第2RFIDタグに書き込む読出/書込手段と、前記照合の結果、両者が一致したとき、前記データ記憶手段内の製品管理データが書き込まれた第3RFIDタグを発行する第3RFIDタグ発行手段と、前記製品容器に貼り付けられた第2RFIDタグ内の製品管理データと前記製品容器を梱包する梱包箱に貼り付けられた第3RFIDタグ内の製品管理データとを照合する梱包照合手段と、この照合の結果、両者が不一致のとき、エラー信号を出力するエラー出力手段とを備え、前記製品照合手段としては、前記読出/書込手段による書き込みの後、再度、前記第1RFIDタグ内の製品管理データと、前記第2RFIDタグ内の製品管理データとの照合を実行するフォトマスク配送管理システムである。
請求項2に対応する発明は、請求項1に対応するフォトマスク配送管理システムにおいて、前記梱包照合手段による照合と並行して、前記第3RFIDタグ内の製品管理データと前記データ記憶手段に記憶されている最新の製品管理データとを照合する最新データ照合手段を更に具備するフォトマスク配送管理システムである。
請求項3に対応する発明は、請求項1又は請求項2に対応するフォトマスク配送管理システムにおいて、前記梱包照合手段による照合結果を記録する照合結果記録手段を更に具備するフォトマスク配送管理システムである。
請求項4に対応する発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に対応するフォトマスク配送管理システムにおいて、前記第1RFIDタグ、前記第2RFIDタグ及び前記第3RFIDタグは、13.56MHz帯の電波を送受信するフォトマスク配送管理システムである。
請求項5に対応する発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に対応するフォトマスク配送管理システムにおいて、前記梱包照合手段は、無線により前記第2及び第3RFIDタグから個別に製品管理データを読み出す機能と、読み出した各製品管理データを互いに照合する機能とを有し、略1mの間隔で互いに対向して配置された一対のゲートアンテナ装置であるフォトマスク配送管理システムである。
請求項6に対応する発明は、電波吸収物質からなるペリクルフレームを有するフォトマスクの配送を管理するフォトマスク配送管理システムが実行するフォトマスク配送管理方法であって、前記フォトマスク配送管理システムのデータ記憶手段に前記フォトマスクの製品管理データを記憶させる記憶ステップと、前記データ記憶手段内の製品管理データを、前記ペリクルフレームに貼り付けられた第1RFIDタグに書き込む書込ステップと、前記データ記憶手段内の製品管理データが書き込まれた第2RFIDタグを発行する第2RFIDタグ発行ステップと、前記第2RFIDタグが製品容器に貼り付けられ、該製品容器に前記フォトマスクが収納されると、前記第1RFIDタグ内の製品管理データと前記第2RFIDタグ内の製品管理データとを照合する製品照合ステップと、前記照合の結果、両者が一致しないとき、前記製品容器の外側から前記第1RFIDタグ内の製品管理データを読み出し、得られた製品管理データを前記第2RFIDタグに書き込む読出/書込ステップと、前記読出/書込ステップの後、再度、前記第1RFIDタグ内の製品管理データと、前記第2RFIDタグ内の製品管理データとの照合を実行するステップと、前記照合の結果、両者が一致したとき、前記データ記憶手段内の製品管理データが書き込まれた第3RFIDタグを発行する第3RFIDタグ発行ステップと、前記第3RFIDタグが梱包箱に貼り付けられ、該梱包箱に前記製品容器が収納されると、前記第2RFIDタグ内の製品管理データと前記第3RFIDタグ内の製品管理データとを照合する梱包照合ステップと、この照合の結果、両者が不一致のとき、エラー信号を出力するエラー出力ステップとを備えたフォトマスク配送管理方法である。
請求項7に対応する発明は、請求項6に対応するフォトマスク配送管理方法において、前記梱包照合ステップによる照合と並行して、前記第3RFIDタグ内の製品管理データと前記データ記憶手段に記憶されている最新の製品管理データとを照合する最新データ照合ステップを更に具備するフォトマスク配送管理方法である。
請求項8に対応する発明は、請求項7に対応するフォトマスク配送管理方法において、前記梱包照合ステップにより照合結果が正常と確認された際に、前記データ記憶手段に梱包が正常である旨を記録する梱包照合記録ステップを更に具備するフォトマスク配送管理方法である。
請求項9に対応する発明は、請求項6乃至請求項8に対応するフォトマスク配送管理方法において、前記製品照合ステップと前記第3RFIDタグ発行ステップとの間に、前記フォトマスクの売上先を記録する売上処理を行う売上処理ステップを更に具備するフォトマスク配送管理方法である。
<作用>
従って、請求項1に対応する発明は、フォトマスクのペリクルフレームに貼り付けられた第1RFIDタグ内の製品管理データとフォトマスクを収納した製品容器に貼り付けられた第2RFIDタグ内の製品管理データを照合する製品照合手段と、製品容器に貼り付けられた第2RFIDタグ内の製品管理データと製品容器を梱包する梱包箱に貼り付けられた第3RFIDタグ内の製品管理データとを照合する梱包照合手段とを備えた構成により、フォトマスクと製品容器とを照合した後、製品容器と梱包箱とを照合する。
このため、フォトマスクの電波吸収物質により第1RFIDタグの電波が梱包箱の外側から受信できない程度に微弱になる場合でも、予め第1RFIDタグと照合済みの第2RFIDタグと、梱包箱外側の第3RFIDタグとを照合することができる。
従って、電波吸収物質を用いたフォトマスクにおいても、RFIDタグにより、梱包を解くことなく配送管理することが可能である。また、製品、検査表、他の帳票類等の照合作業を目視にて行ってから段ボール箱等に梱包する必要がなくなるので、配送効率を向上させ、誤配送を防止できるフォトマスク配送管理システムを提供できる。
請求項2に対応する発明は、最新データ照合手段が、梱包照合手段による照合に並行して、第3RFIDタグ内の製品管理データとデータ記憶手段に記憶されている最新の製品管理データを照合するので、請求項1に対応する作用に加え、製品容器を梱包した梱包箱の配送直前に、第3RFIDタグに記録された製品管理データが最新のものであるか否かを照合でき、誤配送の防止がより可能なフォトマスク配送管理システムを提供できる。
請求項3に対応する発明は、梱包照合記録手段が、梱包照合手段による照合結果を記録するので、請求項1,2に対応する作用に加え、配送記録を定期的に確認でき、誤配送を防止することが可能なフォトマスク配送管理システムを提供できる。また、必要に応じて、配送先の事業者に、サーバに接続させて当該配送記録を入手させることが可能であるので、配送状況を確認させることが可能となる。
請求項4に対応する発明は、第1RFIDタグ、第2RFIDタグ及び第3RFIDタグが13.56MHz帯の電波を送受信するので、アンテナの指向性が広いことから、RFIDタグ用リーダライタの使用領域が広い。すなわち、照合を容易に行うことができ信頼性が向上するので、請求項1〜3に対応する作用に加え、誤配送の可能性を低下させることができる。
請求項5に対応する発明は、梱包照合手段が、略1mの間隔で配置されるゲートアンテナ装置であるので、RFIDタグ用リーダライタによる照合を確実に行うことができる。すなわち、信頼性が向上するので、請求項1〜4に対応する作用に加え、誤配送の可能性を低下させることができる。
請求項6に対応する発明は、第1RFIDタグの製品管理データとフォトマスクを収納した製品容器に貼り付けられた前記第2RFIDタグの製品管理データを照合する製品照合ステップと、製品容器に貼り付けられた第2RFIDタグと製品容器を梱包する梱包箱に貼り付けられた第3RFIDタグとを照合する梱包照合ステップとを備えていることにより、請求項1に対応する作用と同様の作用により、電波吸収物質を用いたフォトマスクでもRFIDタグにより配送管理でき、配送効率を向上させ、誤配送を防止できるフォトマスク配送管理方法を提供できる。
請求項7に対応する発明は、最新データ照合ステップにより、梱包照合ステップの照合に並行して、第3RFIDタグ内の製品管理データとデータ記憶手段に記憶されている最新の製品管理データとを照合するので、請求項6に対応する作用に加え、製品容器を梱包した梱包箱の配送直前に、第3RFIDタグに記録された製品管理データが最新のものであるか否かを照合でき、誤配送の防止がより可能なフォトマスク配送管理方法を提供できる。
請求項8に対応する発明は、梱包照合記録ステップにより、梱包照合ステップで照合結果が確認された際に、データ記憶手段に梱包が正常である旨又は異常である旨を記録するので、請求項6,7に対応する作用に加え、配送記録を定期的に確認でき、誤配送を防止することが可能なフォトマスク配送管理方法を提供できる。また、必要に応じて、配送先の事業者に、サーバに接続させて当該配送記録を入手させることが可能であるので、配送状況を確認させることが可能となる。
請求項9に対応する発明は、製品照合ステップと第3RFIDタグ発行ステップとの間に、売上処理を行う売上処理ステップを更に備えた構成により、請求項6〜8に対応する作用に加え、売上処理を容易にしている。
以上説明したように本発明によれば、電波吸収物質を用いたフォトマスクでもRFIDタグにより配送管理でき、配送効率を向上させ、誤配送を防止できるフォトマスク配送管理システム及びフォトマスク配送管理方法を提供できる。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るフォトマスク配送管理システムの構成を示す模式図である。
このフォトマスク配送管理システムは、フォトマスク10の製品管理データを記録しているサーバ20と、第1RFIDタグ用リーダライタ30と、第2RFIDタグ発行機40と、製品照合機50と、第3RFIDタグ発行機60と、梱包照合機70を備えている。
ここで、フォトマスク10は、LSIや超LSI等の半導体素子あるいは液晶表示装置の製造において使用される製品である。このフォトマスク10は、パターン形成面に付着したゴミにより露光時にパターン欠陥が発生するのを防止するために、パターン形成面がペリクル11により保護されている。
ペリクル11は、露光光を透過する材料からなるペリクル膜12をペリクルフレーム13に接着して構成される。また、ペリクルフレーム13には第1RFIDタグ15が貼り付けられている。
ペリクルフレーム13は、アルミニウム、チタン、シリコン、ニッケル合金を始めとする各種金属等の電波吸収物質が主に使用される。そのため、ペリクルフレーム13は、貼り付けられた第1RFIDタグ15に対するRFIDタグ用リーダライタ30からの電波を吸収し、交信感度を低下させる性質を持つ。
第1RFIDタグ15は、ペリクルフレーム13に貼り付けられ、第1RFIDタグ用リーダライタ30により製品管理データが書き込まれるものである。ここでは、13.56MHz帯の周波数で交信するRFIDタグが使用される。RFIDタグとしては、13.56MHz帯、UHF帯、2.45GHz帯のRFIDタグが一般的に普及している。RFIDタグでは、図2に概念を示すように、リーダライタからの交信周波数が低い(例えば13.56MHz帯)と、伝達距離は短くなるが、使用領域は広くなる(図2(a))。一方、交信周波数が高い(例えば2.45GHz帯)と、伝達距離は長くなるが、使用領域は狭くなってしまう(図2(b))。仮に、製品の配送管理システムにおいて、2.45GHz帯等のRFIDタグを使用すると、製品照合機50に使用されるRFIDタグ用リーダライタの使用領域が狭くなり、照合が困難となって実用に適さなくなる。例えば、図2においては、第1RFIDタグ15a,15b,15cのうち、15bしか照合できなくなる。そのため、製品の配送管理システムにおいては、使用領域を広くする観点から、13.56MHz帯の周波数で交信するRFIDタグを使用している。
サーバ20は、製品管理データをメモリ(図示せず)に記録している製品管理用のサーバであり、前述した各機器30,40,50,60,70からアクセス可能に接続されている。製品管理データは、管理番号、配送先法人名、配送先個人名、フォトマスクID、フォトマスク名称、注文番号、フォトマスクの版、フォトマスクの材質、フォトマスクのサイズ、備考等のデータである。
また、サーバ20は、第3RFIDタグ65に書き込まれた製品データが梱包照合機70から送信された場合、最新の製品管理データと一致しているか否かを照合する機能を有している。製品管理データが一致していると照合した場合、梱包が正常である旨を記録し、製品データが一致していないと照合した場合には梱包が異常である旨を記録する。
第1RFIDタグ用リーダライタ30は、サーバ20と接続してサーバ20から製品管理データを読み出し、第1RFIDタグ15に製品管理データを書き込むものである。また、第1RFIDタグ15から製品管理データを読み出し、サーバ20内の製品管理データを更新する機能も有している。更に、サーバ20に接続しなくても、第1RFIDタグ15に記録された製品管理データを読み出し、そのまま他のRFIDタグに第1RFIDタグの製品管理データを書き込む機能も有している。
第2RFIDタグ発行機40は、サーバ20と接続してサーバ20から製品管理データを読み出し、製品管理データが書き込まれた第2RFIDタグ45を発行するものである。第2RFIDタグ45を発行する際には、製品ラベル41の形態で発行する。また、第2RFIDタグ発行機40は、第2RFIDタグ45に製品管理データを書き込む際に、製品ラベル41に製品情報等を印字する機能も有している。これにより、製品ラベル41に印字されたデータを目視で確認することもできる。
第2RFIDタグ45は、第2RFIDタグ発行機40により発行されるRFIDタグである。ここでは、13.56MHz帯の周波数で通信するRFIDタグを使用している。第2RFIDタグ45は、例えば図3に概念を示すように、ICチップ45’とアンテナ45”が製品ラベル41に内蔵された形態で発行される。この製品ラベル41は、フォトマスク10が収納された製品容器42に貼り付けられる。
製品照合機50は、第1RFIDタグ15と第2RFID45との記録内容を照合するRFIDタグ用リーダライタ等である。製品照合機50では、フォトマスク10が収納された製品容器42の外側から、第1RFIDタグ15内の製品管理データと第2RFIDタグ45内の製品管理データが一致しているか否かを照合する。ただし、第1RFIDタグ15はペリクルフレーム13に貼り付けられているので、製品照合機50からの電波を受信することが困難になる。具体的には、製品照合機50と第1RFIDタグが20cm以上離れると電波はほとんど受信できなくなる。そのため、複数の製品を一度に照合しても、照合の精度は極めて悪くなる。そこで、第1RFIDタグ15と第2RFIDタグ45は一対一に照合する必要がある。
また、例えば、図4に概念を示すように、自動化された電動ライン51を用いることで、第2RFIDタグ45を自動でラベリングして、製品照合を容易に行うことができる。
第3RFIDタグ発行機60は、サーバ20と接続してサーバ20から製品管理データを読み出し、製品管理データが書き込まれた第3RFIDタグ65を発行するものである。第3RFIDタグ65を発行する際には、配送先ラベル61の形態で発行する。また、第3RFIDタグ発行機60は、第3RFIDタグ65に製品管理データを書き込む際に、配送先ラベル61に配送先情報等を印字する機能も有している。これにより、配送先ラベル61に印字されたデータを目視で確認することもできる。
第3RFIDタグ65は、第3RFIDタグ発行機60により発行されるRFIDタグである。ここでは、13.56MHz帯の周波数で交信するRFIDタグを使用している。第3RFIDタグ65は、例えば図3と同様に、配送先ラベル61に内蔵された形態で発行される。この配送先ラベル61は、製品容器42が梱包された梱包箱62に貼り付けられる。
梱包照合機70は、第2RFIDタグ45と第3RFID65を照合するRFIDタグ用ゲートアンテナ等である。梱包照合機70では、製品容器42が梱包された梱包箱62の外側から、第2RFIDタグ45内の製品管理データと第3RFIDタグ65内の製品管理データが一致しているか否かを照合する。
2アンテナ構成の一対のゲートアンテナを略1m間隔に互いに対向配置して使用することで、RFIDタグの検出感度を高めており、複数の製品容器の梱包照合を一度に行うことができる。
また、梱包照合機70は、第3RFIDタグ65と交信する際に、サーバ20に接続して、第3RFIDタグ65内の製品管理データをサーバ20に送信する。
次に、以上のように構成されたフォトマスク配送管理システムの動作を図5のフローチャートを用いて説明する。
始めに、第1RFIDタグ用リーダライタ30は、フォトマスクのペリクルフレーム13に貼り付けられた第1RFIDタグ15に、製品管理データを書き込む(S1)。このとき、第1RFIDタグ用リーダライタ30は、サーバ20から製品管理データを読み出して第1RFIDタグ15に書き込む。
続いて、第2RFIDタグ発行機40は、サーバ20と接続して製品管理データを読み出し、製品管理データが書き込まれた第2RFIDタグ45を発行する(S2)。この第2RFIDタグ45は、製品情報等が印字された製品ラベル41の形態で発行され、無線により確認可能な製品管理データに加え、製品ラベル41に印字されたデータを目視で確認可能としている。
次に、この製品ラベル41が、フォトマスク10が収納された製品容器42に貼り付けられる(S3)。
続いて、製品照合機50が、この製品容器42の外側から、第1RFIDタグ15内の製品管理データと第2RFIDタグ45内の製品管理データとが一致しているか否かの製品照合をする(S4)。
製品照合の結果、両者が一致しない場合(S4−No)、第1RFIDタグ用リーダライタ30が、製品容器42の外側から第1RFIDタグ15内のデータを読み出し、得られた製品管理データをそのまま第2RFIDタグ45に書き込む(T1)。そして、再度、製品照合機50による製品照合を実行し、第1RFIDタグ15の製品管理データと第2RFIDタグ45の製品管理データとを一致させる。
一方、ステップS4の製品照合の結果、両者が一致する場合(S4−Yes)、第3RFIDタグ発行機60が、サーバ20と接続して製品管理データを読み出し、この製品管理データが書き込まれた第3RFIDタグ65を発行する(S5)。この第3RFIDタグ65は、配送先情報等を印字された配送先ラベル61の形態で発行され、配送先ラベル61に印字されたデータを目視で確認可能となっている。
続いて、この配送先ラベル61が、梱包箱62に貼り付けられる(S6)。
次に、製品容器42が梱包箱62に梱包される(S7)。梱包時には、RFIDタグ用リーダライタを用いて、必要に応じて、第2RFIDタグ45内の製品管理データを第3RFIDタグ65に書き込むことができる。
続いて、梱包照合機70により、製品容器42が梱包された梱包箱62の外側から、第2RFIDタグ45内の製品管理データと第3RFIDタグ65内の製品管理データが一致しているか否かを梱包照合する(S8)。
梱包照合の結果、両者が一致しない場合(S8−No)、作業者により梱包を解いて製品容器42を確認し、配送する製品のみを梱包し直す。そして、再度、梱包照合機70による梱包照合を実行し、第2RFIDタグ45の製品管理データと第3RFIDタグ65の製品管理データが一致するまで、この作業を繰り返す。
一方、ステップS8の梱包照合の結果、両者が一致する場合(S8−Yes)、梱包照合機70は、サーバ20に接続して、第3RFIDタグ65内の製品管理データをサーバ20に送信する。
サーバ20は、この製品管理データを受信したとき、当該製品管理データと、最新の製品管理データとが一致するか否かを照合する(S9)。
製品管理データが一致していないと照合された場合(S9−No)、サーバ20は梱包が異常である旨を記録すると共に、梱包を解かせるためのエラー信号を図示しない警報ブザー等に出力する。
梱包が異常である際には、作業者により梱包箱62の梱包を解いた後、第1RFIDタグ用リーダライタ30がサーバ20と接続して製品管理データを読み出し、第1RFIDタグ15内の製品管理データを書き換える(V1)。
次に、第1RFIDタグ用リーダライタ30が、製品容器42の外側から第1RFIDタグ15内のデータを読み出し、得られた製品管理データをそのまま第2RFIDタグ45に書き込む(V2)。そして、再度、ステップS4の製品照合を実行する。
一方、サーバ20により、製品管理データが一致していると照合された場合(S9−Yes)、サーバ20は梱包が正常である旨を記録する。
そして、サーバ20に梱包が正常である旨が記録されると、製品の出荷準備が完了する。
上述したように本実施形態によれば、フォトマスク10のペリクルフレーム13に貼り付けられた第1RFIDタグ15内の製品管理データとフォトマスク10を収納した製品容器42に貼り付けられた第2RFIDタグ45内の製品管理データを照合する製品照合機50と、製品容器42に貼り付けられた第2RFIDタグ45内の製品管理データと製品容器42を梱包する梱包箱62に貼り付けられた第3RFIDタグ65内の製品管理データとを照合する梱包照合機70とを備えた構成により、フォトマスク10と製品容器42とを照合した後、製品容器42と梱包箱62とを照合する。このため、フォトマスク10の電波吸収物質(ペリクルフレーム13)により第1RFIDタグ15の電波が梱包箱62の外側から受信できない程度に微弱になる場合でも、予め第1RFIDタグ15と照合済みの第2RFIDタグ45と、梱包箱62外側の第3RFIDタグ65とを照合することができる。
従って、電波吸収物質を用いたフォトマスク10においても、RFIDタグにより、梱包を解くことなく管理することが可能である。また、製品、検査表、他の帳票類等の照合作業を目視にて行ってから段ボール箱等に梱包する必要がなくなるので、配送効率を向上させ、誤配送を防止することができる。
また、梱包照合機70が、第2RFIDタグ45内の製品管理データと第3RFIDタグ65内の製品管理データを照合すると同時に、第3RFIDタグ65内の製品管理データと最新の製品管理データとをサーバ20が照合するので、製品容器42を梱包した梱包箱62の配送直前に、第3RFIDタグ65に記録された製品管理データが最新のものであるか否かを照合でき、誤配送の防止がより可能なフォトマスク配送管理システムを提供できる。
さらに、梱包照合機70により梱包が正常であるか異常であるかが確認された際に、梱包が正常である旨又は異常である旨をサーバ20が記録するので、配送記録を定期的に確認することができ、誤配送を防止可能なフォトマスク配送管理システムを提供できる。また、必要に応じて、配送先の事業者に、サーバ20に接続させて当該配送記録を入手させることが可能であるので、配送状況を確認させることが可能となる。
また、第1〜第3RFIDタグ15,45,65は、13.56MHz帯の電波を受信することにより利用可能なRFIDタグであるので、RFIDタグ用リーダライタの使用領域が広い。すなわち、照合を容易に行うことができ信頼性が向上するので、誤配送の可能性を低下させることができる。
さらに、梱包照合機70は、略1mの間隔で配置されるゲートアンテナであるので、RFIDタグ用リーダライタによる照合を確実に行うことができる。すなわち、信頼性が向上するので、誤配送の可能性を低下させることができる。
(第2の実施形態;利用例)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態の利用例であり、ここでは第1の実施形態に係るフォトマスク配送管理システムを利用したフォトマスク配送管理業務を詳細に説明する。
フォトマスク配送管理業務においては、図6に示すように、段階的な工程を経てフォトマスクを管理して配送する。
具体的には、フォトマスクにペリクルを貼り付ける「ペリクル貼付工程」を実施し(A1)、「品質保証工程」を経て(A2)、発送部門に送付する。そして、発送部門にて「受入工程」が完了したら(A3)、「売上処理・発送伝票発行工程」を実施し(A4)、「照合・梱包・出荷工程」を経て配送先に出荷する(A5)。配送先では、必要に応じて「配送確認工程」により、配送確認を行う(A6)。
次に、各工程について以下に詳述する。
「ペリクル貼付工程」では、図7,図8に示すように、第1RFIDタグ15に製品管理データを書き込む処理と、第2RFIDタグ45を発行する処理と、フォトマスク10を製品容器42に収納する処理を行う。このペリクル貼付工程は、フォトマスク10に防塵性が要求されるので、クリーンルーム内で処理を行う。
始めに、バーコードリーダ18は、ペリクルケース16と管理票17との各バーコードから管理番号を個別に読み出す(図7(A);B1,B2)。この管理番号は、予めフォトマスクの製品管理データに関連付けられてサーバ20に記憶され、この製品管理データと共にデータベース化されている。
次に、第1RFIDタグ用リーダライタ30は、この管理番号に基づいてサーバ20からフォトマスクの製品管理データを読み出し、この製品管理データをペリクルケース内16の第1RFIDタグ15に書き込む(図7(A);B3)。
続いて、フォトマスク10はペリクル11が貼り付けられて、製品容器42に収納される(図7(B);B4,B5)。
次に、バーコードリーダ18は、操作者の操作により、管理票17のバーコードから管理番号を読み出し(図8(A);C1)、得られた管理番号を第2RFIDタグ発行機40に送出する。
続いて、第1RFIDタグ用リーダライタ30は、製品容器42に収納された第1RFIDタグ15から製品管理データを読み出し(図8(A);C2)、得られた製品管理データを第2RFIDタグ発行機40に送出する。
第2RFIDタグ発行機40は、バーコードリーダ30から受けた管理番号と、第1RFIDタグ用リーダライタ30から受けた製品管理データに含まれる管理番号とが一致するか否かを確認する。
一致している場合、第2RFIDタグ発行機40は、この製品管理データを製品ラベル41の形態で発行する(図8(A);C3)。
続いて、製品ラベル41は、図示しない作業者により、製品容器42に貼り付けられる(図8(B))。
製品容器42は、検査票43とともにエアキャップ44によって包まれる。フォトマスクが精密機器であるため、製品容器42は、エアキャップにより何重にも包まれることになる。このような状態で、製品容器42は、クリーンルーム外へと運び出される(図8(C))。
「品質保証工程」では、製品照合の処理を行う。必要に応じて、フォトマスク10が収納された製品容器42の外側から、第1RFIDタグ15内の製品管理データと第2RFIDタグ45内の製品管理データとが一致しているか否かを照合する。例えば、自動化された電動ライン51を用いることで、第2RFIDタグ45を自動でラベリングして、製品照合を容易に行うことができる。
また、製品ラベル41に印字された情報から目視で注文番号等を簡易的に確認する。
「受入工程」では、例えば発送部門に商品を集め、配送先個人名等のデータを確認するとともに、必要に応じて当該データを更新する。一般的に、配送先法人名は変更することは無いが、配送先個人名は頻繁に更新される。
「売上処理・発送伝票発行工程」では、売上処理と配送先ラベルの発行処理を行う。
始めに、注文番号等に応じて、サーバ20に売上情報が記録されて売上処理が実行される。ここで、売上情報は、例えば得意先コード(フォトマスクの売上先)、受注番号、枚数などである。
次に、売上情報が入力された後、第3RFIDタグ発行機60は、サーバ20と接続してサーバ20から製品管理データを読み出し、当該製品管理データを書き込んだ第3RFIDタグ65を発行する。この第3RFIDタグ65は、配送先情報等が印字された配送先ラベル61の形態で発行され、配送先ラベル61に印字されたデータが目視で確認可能となっている(図9;D1)。
「照合・梱包・出荷工程」では、製品容器を梱包箱に梱包する処理と、製品容器と梱包箱との照合をする処理と、照合結果を記録する処理とを行い、製品を出荷する。
始めに、製品容器42は、エアキャップ44に包まれた状態で梱包箱62に梱包される。梱包時には、RFIDタグ用リーダライタ71を用いて、必要に応じて、第2RFIDタグ45の製品管理データを第3RFIDタグ65に書き込んでいく(図10(A);E1,E2)。
次に、第2RFIDタグ45は、梱包照合機であるゲートアンテナ70a,70bからの電波を受信すると、記憶している製品管理データを送信する(図10(B);F1)。同様に、第3RFIDタグ65は、ゲートアンテナ70a,70bからの電波を受信し、記憶している製品管理データを送信する(図10(B);F2)。
ゲートアンテナ70a,70bは、第2及び第3RFIDタグ45,65から製品管理データを個別に受信する。このようにして、ゲートアンテナ70a,70bは、製品容器42が梱包された梱包箱62の外側から、第2RFIDタグ45に書き込まれた製品管理データと第3RFIDタグ65に書き込まれた製品管理データが一致しているか否かを照合する。
また、ゲートアンテナ70a,70bは、端末機器72を介して、サーバ20に接続して、第3RFIDタグ65から受信した製品管理データをサーバ20に送信する。
サーバ20は、この製品管理データが、最新の製品管理データと一致しているか否かを照合する。
サーバ20は、この照合の結果、両製品管理データが一致しているとき、梱包が正常である旨を記録する。
この記録の後、必要に応じて配送記録メモ73が印刷されるとともに、トラック74等によりフォトマスク10を梱包した梱包箱62が配送される(図10(C),(D))。
「配送確認工程」では、必要に応じて配送先で配送記録を確認する。
すなわち、梱包箱62が配送された際に、必要に応じて、配送先ラベルに添付された第3RFIDタグ65を、RFIDタグ用リーダライタ71で読み込み、サーバ20にアクセスして製品管理データの配送記録を確認する(図11)。
上述したように、フォトマスク配送管理システムを用いることで、梱包を解くことなくフォトマスクを管理し、誤配送を防ぐことが可能なフォトマスク配送管理業務を提供することができる。
また、製品照合する処理と第3RFIDタグを発行する処理ステップとの間に、売上処理を行っており、売上処理を容易にしている。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係るフォトマスク配送管理システムの構成を示す模式図である。 RFIDタグの概念を示す図である。 製品ラベルの一例を示す図である。 電動ラインによる自動化の概念を示す図である。 フォトマスク配送管理システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るフォトマスク配送管理業務の各工程を示す図である。 「ペリクル貼付工程」の処理を示す図である。 「品質保証工程」の処理を示す図である。 「売上処理・発送伝票発行工程」の処理を示す図である。 「照合・梱包・出荷工程」の処理を示す図である。 「配送確認工程」の処理を示す図である。
符号の説明
10・・・フォトマスク、11・・・ペリクル、12・・・ペリクル膜、13・・・ペリクルフレーム、15・・・第1RFIDタグ、16・・・ペリクルケース、17・・・管理票、18・・・バーコードリーダ、20・・・サーバ、30・・・第1RFIDタグ用リーダライタ、40・・・第2RFIDタグ発行機、41・・・製品ラベル、42・・・製品容器、43・・・検査票、44・・・エアキャップ、45・・・第2RFIDタグ、50・・・製品照合機、51・・・電動ライン、60・・・第3RFIDタグ発行機、61・・・配送先ラベル 、62・・・梱包箱、65・・・第3RFIDタグ、70・・・梱包照合機、71・・・RFIDタグ用リーダライタ、72・・・端末機器、73・・・配送記録メモ、74・・・トラック。

Claims (9)

  1. 電波吸収物質からなるペリクルフレームを有するフォトマスクの配送を管理するフォトマスク配送管理システムであって、
    前記フォトマスクの製品管理データが記憶されるデータ記憶手段と、
    前記データ記憶手段内の製品管理データを、前記ペリクルフレームに貼り付けられた第1RFIDタグに書き込む書込手段と、
    前記データ記憶手段内の製品管理データが書き込まれた第2RFIDタグを発行する第2RFIDタグ発行手段と、
    前記第1RFIDタグ内の製品管理データと、前記フォトマスクを収納した製品容器に貼り付けられた前記第2RFIDタグ内の製品管理データとを照合する製品照合手段と、
    前記照合の結果、両者が一致しないとき、前記製品容器の外側から前記第1RFIDタグ内の製品管理データを読み出し、得られた製品管理データを前記第2RFIDタグに書き込む読出/書込手段と、
    前記照合の結果、両者が一致したとき、前記データ記憶手段内の製品管理データが書き込まれた第3RFIDタグを発行する第3RFIDタグ発行手段と、
    前記製品容器に貼り付けられた第2RFIDタグ内の製品管理データと前記製品容器を梱包する梱包箱に貼り付けられた第3RFIDタグ内の製品管理データとを照合する梱包照合手段と、
    この照合の結果、両者が不一致のとき、エラー信号を出力するエラー出力手段と
    を備え
    前記製品照合手段は、前記読出/書込手段による書き込みの後、再度、前記第1RFIDタグ内の製品管理データと、前記第2RFIDタグ内の製品管理データとの照合を実行することを特徴とするフォトマスク配送管理システム。
  2. 請求項1に記載のフォトマスク配送管理システムにおいて、
    前記梱包照合手段による照合と並行して、前記第3RFIDタグ内の製品管理データと前記データ記憶手段に記憶されている最新の製品管理データとを照合する最新データ照合手段を更に具備することを特徴とするフォトマスク配送管理システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のフォトマスク配送管理システムにおいて、
    前記梱包照合手段による照合結果を記録する照合結果記録手段を更に具備することを特徴とするフォトマスク配送管理システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のフォトマスク配送管理システムにおいて、
    前記第1RFIDタグ、前記第2RFIDタグ及び前記第3RFIDタグは、13.56MHz帯の電波を送受信することを特徴とするフォトマスク配送管理システム。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のフォトマスク配送管理システムにおいて、
    前記梱包照合手段は、無線により前記第2及び第3RFIDタグから個別に製品管理データを読み出す機能と、読み出した各製品管理データを互いに照合する機能とを有し、略1mの間隔で互いに対向して配置された一対のゲートアンテナ装置であることを特徴とするフォトマスク配送管理システム。
  6. 電波吸収物質からなるペリクルフレームを有するフォトマスクの配送を管理するフォトマスク配送管理システムが実行するフォトマスク配送管理方法であって、
    前記フォトマスク配送管理システムのデータ記憶手段に前記フォトマスクの製品管理データを記憶させる記憶ステップと、
    前記データ記憶手段内の製品管理データを、前記ペリクルフレームに貼り付けられた第1RFIDタグに書き込む書込ステップと、
    前記データ記憶手段内の製品管理データが書き込まれた第2RFIDタグを発行する第2RFIDタグ発行ステップと、
    前記第2RFIDタグが製品容器に貼り付けられ、該製品容器に前記フォトマスクが収納されると、前記第1RFIDタグ内の製品管理データと前記第2RFIDタグ内の製品管理データとを照合する製品照合ステップと、
    前記照合の結果、両者が一致しないとき、前記製品容器の外側から前記第1RFIDタグ内の製品管理データを読み出し、得られた製品管理データを前記第2RFIDタグに書き込む読出/書込ステップと、
    前記読出/書込ステップの後、再度、前記第1RFIDタグ内の製品管理データと、前記第2RFIDタグ内の製品管理データとの照合を実行するステップと、
    前記照合の結果、両者が一致したとき、前記データ記憶手段内の製品管理データが書き込まれた第3RFIDタグを発行する第3RFIDタグ発行ステップと、
    前記第3RFIDタグが梱包箱に貼り付けられ、該梱包箱に前記製品容器が収納されると、前記第2RFIDタグ内の製品管理データと前記第3RFIDタグ内の製品管理データとを照合する梱包照合ステップと、
    この照合の結果、両者が不一致のとき、エラー信号を出力するエラー出力ステップと
    を備えたことを特徴とするフォトマスク配送管理方法。
  7. 請求項6に記載のフォトマスク配送管理方法において、
    前記梱包照合ステップによる照合と並行して、前記第3RFIDタグ内の製品管理データと前記データ記憶手段に記憶されている最新の製品管理データとを照合する最新データ照合ステップを更に具備することを特徴とするフォトマスク配送管理方法。
  8. 請求項7に記載のフォトマスク配送管理方法において、
    前記梱包照合ステップにより照合結果が正常と確認された際に、前記データ記憶手段に梱包が正常である旨を記録する梱包照合記録ステップを更に具備することを特徴とするフォトマスク配送管理方法。
  9. 請求項6乃至請求項8に記載のフォトマスク配送管理方法において、
    前記製品照合ステップと前記第3RFIDタグ発行ステップとの間に、前記フォトマスクの売上先を記録する売上処理を行う売上処理ステップを更に具備することを特徴とするフォトマスク配送管理方法。
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