JP4638340B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、LED光源を用いた建築物用の照明装置に関する。
近年、LED光源の多色化や高輝度化が進み、照明装置としての利便性が向上可能であるとして、LED光源を用いた建築物用の照明装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図18は、LED光源の構成例を示す図であり、図18(A)は、平面図、図18(B)は、正面図、図18(C)は、断面図である。
図18に示すように、LED光源11は、矩形板状の基盤12と、基盤12の一方の面(図18(C)において上側の面)上に設けられた反射板13と、LED素子14と、蛍光体15と、レンズ16とを備えている。
基盤12は、矩形の金属板が多層に積層されて形成されている。また、基盤12には、プラス電極17とマイナス電極18とが、その多層の金属板の間に挟まれて取り付けられている。この場合、プラス電極17とマイナス電極18とが短絡(ショート)しないようになっている。また、基盤12の主材料には、LED素子14の熱を逃がし易い材料、すなわち、熱伝導率の高い、例えば、アルミニウムやアルミニウム系合金等の金属材料が用いられる。
また、反射板13は、枠状をなし、基盤12の外周部に設置されており、その内面において光を反射する。
また、LED素子14は、反射板13の内側、すなわち、基盤12の中央部に設置されている。また、LED素子14は、その下面にプラス電極14aおよびマイナス電極14bを有している。このプラス電極14aおよびマイナス電極14bは、それぞれ、基盤12のプラス電極17およびマイナス電極18に接続されている。LED素子14は、プラス電極14aおよびマイナス電極14bを介して低電圧直流電流が供給されることにより点灯(発光)する。
また、蛍光体15は、LED素子14を覆うように形成されており、レンズ16は、反射板13の内面および蛍光体15を覆うように形成されている。
特開平11−260134号公報
ところで、LED光源11は、長寿命で省電力化にも貢献することができ、しかも、回路構成が簡素であるという利点を備えているものの、特に、長時間の連続した点灯時には、LED光源11が発熱し、その温度が上昇して、LED光源11の発光効率が減少してしまうという欠点がある。
このため、建築物用の照明装置の光源としてLED光源11を用いる場合には、LED光源11で発生した熱を放熱することが好ましい。
しかしながら、LED光源11(照明装置)により、例えば、所定の居住空間を照明する場合、LED光源11で発生した熱をその居住空間に放熱すると、居住空間に熱がこもり、居住空間の温度が上昇してしまうという問題が発生する。
本発明の目的は、LED光源で発生した熱を効率良く放熱することができると共に、照明する空間の温度がその放熱により上昇してしまうのを防止することができる建築物用の照明装置を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜()の本発明により達成される。
(1) LED光源と、該LED光源で発生した熱を蓄熱する蓄熱部と、該蓄熱部に蓄熱した熱を放熱する複数の放熱フィンを有する放熱部と、前記LED光源の近傍に設けられた反射板とを備え、建築物に設置される照明装置であって、
前記放熱部は、当該照明装置により照明する空間と異なる部位に位置し、前記LED光源で発生した熱が、前記放熱部から、当該照明装置により照明する空間と異なる部位に放熱されるよう構成されており、
前記放熱フィンは、前記建築物の躯体内空間に露出するように設置され、前記躯体内空間を流れる空気により前記放熱フィンが冷却されるよう構成されており、
前記放熱部と前記反射板とが前記蓄熱部を介して互いに反対側に設けられていることを特徴とする照明装置。
(2) 前記LED光源は、床またはその近傍、壁部またはその近傍、天井またはその近傍のうちのいずれかに設置されている上記(1)に記載の照明装置。
(3) 前記放熱部は、前記建築物の躯体内空間に放熱するよう構成されている上記(1)または(2)に記載の照明装置。
) 前記蓄熱部と、前記放熱部とが一体的に形成されている上記(1)ないし()のいずれかに記載の照明装置。
) 前記反射板と、前記蓄熱部と、前記放熱部とが一体的に形成されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の照明装置。
) 前記蓄熱部は、前記LED光源を支持する支持部を兼ねる上記(1)ないし()のいずれかに記載の照明装置。
本発明によれば、LED光源で発生した熱を効率良く放熱することができ、これにより、LED光源の温度上昇による発光効率の減少を抑制(または防止)することができ、これによって、効率良く照明することができる。
また、LED光源で発生した熱は、照明装置により照明する空間と異なる部位に放熱されるので、照明装置により照明する空間の温度がその放熱により上昇してしまうのを防止することができる。
以下、本発明の照明装置を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る照明装置が設置された建築物の概略構造を示す断面図である。
なお、説明の都合上、図1において、上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」として説明する。また、図1中の上下方向が鉛直方向、左右方向が水平方向である。
図1に示すように、建築物としての住宅(家屋)20は、2階建ての木造住宅(木造建築物)であり、3つの居住空間(室)21、22および23や、この他の図示しない空間を画成する躯体30を有している。居住空間21〜23としては、それぞれ、例えば、居間、寝室、キッチン、浴室、トイレ、玄関、廊下等、種々のものが挙げられる。以下の説明では、居住空間21〜23をイメージし易いように、それぞれ、室21〜23と言う。
躯体30は、住宅20の平面形状を規定する基台(基礎)31と、この基台31の外周を包囲するように立ち上がる外壁部(外壁)32と、外壁部32の上方に位置し、その外壁部32および外壁部32の内側を覆う屋根部(屋根)33と、各室21、22および23をそれぞれ画成(区画)する床24、内壁部(内壁)25および天井26とを備えている。また、外壁部32および屋根部33の内面には、それぞれ、断熱材34が積層されている(設けられている)。なお、例えば、外壁部32の外方に、所定の空間(空隙)を介して、外壁部32の全体または一部を覆う装飾パネル(例えば、サイディングボード等)を設けることも可能である。
躯体30の内部には、躯体内空間40が形成されている。この躯体内空間40は、小屋空間41、床下空間42、ふところ空間43、内壁空間(内壁空洞)44、45、46が連通して形成される一続きの空間(連通空間)である。
小屋空間41は、屋根部33の下方に形成される空間、すなわち、屋根部33と、室21の天井26および室23の天井26との間に形成される空間である。
床下空間42は、基台31と、室22の床24および室23の床24との間に形成される空間である。
ふところ空間43は、隣接する上下の階の間(本実施形態では、1階と2階の間)に形成される空間、すなわち、室21の床24と、室22の天井26との間に水平方向に沿って形成される空間である。
内壁空間44は、外壁部32と、室22の左側の内壁部25および室22の左側の内壁部25との間に上下方向(鉛直方向)に沿って形成される空間である。
内壁空間45は、室21の右側の内壁部25および室22の右側の内壁部25と、室23の左側の内壁部25との間に上下方向(鉛直方向)に沿って形成される空間である。
内壁空間46は、外壁部32と、室23の右側の内壁部25との間に上下方向(鉛直方向)に沿って形成される空間である。
また、住宅20には、その住宅20の外部から躯体内空間40に空気(外気)を流入(導入)する換気部(流入部)35と、躯体内空間40内の空気を住宅20の外部に流出(排出)する換気部(流出部)36とが設けられている。
換気部36は、屋根部33の右側の頂上部(中央部)に形成され、小屋空間41と外部とを連通する図示しない開口(空気の流出口)と、この開口を開閉する図示しないシャッタとで構成されている。
また、換気部35は、左側の外壁部32の下部に形成され、床下空間42および内壁空間44と、外部とを連通する図示しない開口(空気の流入口)と、この開口を開閉する図示しないシャッタとで構成されている。
なお、換気部35と換気部36とのいずれか一方または双方に、例えば、ファン等の送気装置を設けてもよい。
前記各シャッタは、それぞれ、図示しない駆動機構を有し、その駆動機構により駆動されて開閉するようになっている。
各シャッタが開くと、住宅20の外部の空気が換気部35から床下空間42および内壁空間44(躯体内空間40)に流入し、その空気は、床下空間42、内壁空間44、45、46、ふところ空間43、小屋空間41(躯体内空間40)を換気部36に向って流れ、換気部36から住宅20の外部に流出する。これにより、躯体内空間40を換気することができるとともに、躯体内空間40内の熱エネルギーを放出することができ、さらに、躯体内空間40内の湿気を除去することができる。これによって、躯体内空間40、すなわち、住宅20内の温度や湿度の上昇を抑制することができるとともに、その温度や湿度を均一化することができる。これにより、住宅20において快適に生活することができ、また、住宅20の耐久性を向上させることができる。
以下、本発明の照明装置の各実施形態を順次説明する。
<第1実施形態>
図2は、本発明の照明装置の第1実施形態を示す図であり、図2(A)は、断面図、図2(B)は、斜視図である。
なお、説明の都合上、図2において、上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」として説明する。また、図2中の上下方向が鉛直方向、左右方向が水平方向である。
図2に示すように、照明装置50は、室22の床24と内壁部25とでなす巾木部分、すなわち、床24の端部および内壁部25の下端部に設置されており、内壁部25の下端部に形成された開口から室22を照明する。
照明装置50は、複数のLED(発光ダイオード)素子を有するLED光源11と、LED光源11(特に、LED光源11の背面側)で発生した熱を蓄熱(吸熱)する蓄熱部51と、蓄熱部51に蓄熱した熱を放熱する放熱部(ヒートシンク)52と、LED光源11の近傍に位置し、LED光源11から発せられた(出射した)照明光束(光束)Pを反射する反射部(反射板)53と、LED光源11から発せられた照明光束Pを透過し、反射部53等で形成された左側端部の開口を塞ぐ(覆う)透明板54とを備えている。
図示例では、蓄熱部51と、放熱部52と、反射部53とが、一体的に形成されている。これにより、照明装置50を容易に製造することができる。
なお、蓄熱部51、放熱部52および反射部53のうちのいずれか2つのみ(例えば、放熱部52と反射部53)が一体的に形成されていてもよく、また、すべてが別部材(別体)で形成されていてもよい。また、反射部53は、蓄熱部51や放熱部52から離間していてもよい。
LED光源11としては、図示例では、複数のLED素子が紙面の奥行き方向(紙面に対して垂直な方向)に沿って直線状に配列され、パッケージ化されたものが用いられており、このため、照明装置50の全体形状は、紙面の奥行き方向に長い長尺状をなしている。また、LED光源11は、その光軸111の方向が下方を向いている。
このLED光源11は、蓄熱部51等を介して、内壁部25の外側(右側)であって、内壁部25および床24の近傍に設置されている。
また、LED光源11は、図示しない導線(ケーブル)により図示しない電源部に接続されており、その電源部から電流(例えば、低電圧直流電流)が供給されると、駆動、すなわち、点灯(発光)する。
また、LED光源11の照明光束Pの色、すなわち、各LED素子における発光色は、白色であってもよく、また、例えば、赤色、緑色、青色等の種々のカラー色であってもよい。
また、各LED素子における発光色は、同一であってもよく、また、異なっていてもよい(異なる色を任意に組み合わせてもよい)。
蓄熱部51は、LED光源11を支持(保持)する支持部(保持部)を兼ねており、LED光源11は、その背面において、蓄熱部51に支持(保持)されている。
この蓄熱部51は、紙面の奥行き方向に長い板状をなしており、水平面と略平行になるように設置されている。
また、蓄熱部51の厚みは、図示例のように、放熱部52および反射部53の厚みよりも厚く設定されるのが好ましい。これにより、蓄熱部51の熱容量が大きくなり、蓄熱可能な熱量(蓄熱量)を大きくすることができる。
また、蓄熱部51は、中実であってもよく、また、1つまたは複数の中空部を有していてもよい。
蓄熱部51の構成材料としては、比熱(熱容量)や熱伝導率の大きいものを用いるのが好ましく、例えば、アルミニウム、アルミニウム系合金、ステンレス鋼等を用いることができる。
放熱部52は、蓄熱部51から上方に向って立設された複数(図示例では、3つ)の放熱フィンで構成されている。各放熱フィンは、板状をなし、互いに略平行に配置されている。
この放熱部52は、内壁空間45(照明装置50により照明する空間と異なる部位)に位置しており、これにより、LED光源11で発生し、蓄熱部51に蓄熱(吸熱)した熱、すなわち、蓄熱部51から伝達(伝熱)された熱は、放熱部52から内壁空間45(照明装置50により照明する空間と異なる部位)に放熱される。
放熱部52の構成材料としては、例えば、アルミニウム、アルミニウム系合金、ステンレス鋼等を用いることができる。
反射部53は、その断面形状がL字状をなしており、蓄熱部51から下方に向って立設されている。
この反射部53の内面(LED光源11が位置している側の面)が反射面であり、その反射面は、例えば、鏡面、光が乱反射する乱反射面等とすることができる。
また、反射部53の内面の形状を、例えば、球面や、楕円面、放物面のような非球面等とすることにより、LED光源11から発せられた照明光束Pの反射方向を自在に設定することもできる。
反射部53の構成材料としては、例えば、アルミニウム、アルミニウム系合金、ステンレス鋼等を用いることができる。
この照明装置50では、前記蓄熱部51と、反射部53と、透明板54と、紙面手前側の図示しない部材と、紙面奥側の図示しない部材とにより、灯室55が画成される。
また、透明板54を設けることにより、その灯室55が密閉される。これにより、室22と灯室55との間の通気を阻止することができ、室22から灯室55への塵や埃等の浸入を防止することができ、これによって、灯室55内を常にクリーンな状態にすることができる。
この透明板54は、室22における使用目的や諸条件等に応じて有色透明としてもよいし、また、無色透明としてもよい。また、透明板54としては、例えば、レンズや拡散板等の単数または複数の光学部品を用いてもよい。また、透明板54は、省略されていてもよい。
透明板54の構成材料としては、例えば、各種ガラスや、各種樹脂等を用いることができる。
次に、照明装置50の作用(動作)について説明する。
照明装置50のLED光源11が点灯(発光)すると、LED光源11から照明光束Pが発せられる。この照明光束Pの一部は、透明板54を透過し、室22内に照射され、また、照明光束Pの他の一部は、反射部53で反射し、透明板54を透過し、室22内に照射され、これにより室22が照明される。この照明により、美的効果や癒し効果(リラクゼーション効果)が得られる。
一方、LED光源11(特に、LED光源11側)で発生した熱は、蓄熱部51に蓄熱(吸熱)され、放熱部52に伝達(伝熱)され、その放熱部52から内壁空間45に放熱される。この際、放熱部52は、内壁空間45を流れる空気により冷却され、効率良く、放熱することができる。
以上説明したように、この照明装置50によれば、その照明により、美的効果や癒し効果(リラクゼーション効果)が得られる。
また、LED光源11で発生した熱を効率良く放熱することができ、これにより、LED光源11の温度上昇による発光効率の減少を抑制(または防止)することができ、これによって、効率良く照明することができる。
また、LED光源11で発生した熱は、照明装置50により照明する室22と異なる部位である内壁空間45に放熱されるので、室22の温度がその放熱により上昇してしまうのを防止することができる。これにより、室22において、快適に生活することができる。
なお、透明板54を省略し、蓄熱部51の灯室55に対応する部位に、開口(貫通孔)を形成することで、室22内の空気が、灯室55に流入し、蓄熱部51の開口を介して内壁空間45に流出するように構成してもよい。
<第2実施形態>
図3は、本発明の照明装置の第2実施形態を示す断面図である。
なお、説明の都合上、図3において、上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」として説明する。また、図3中の上下方向が鉛直方向、左右方向が水平方向である。
以下、第2実施形態の照明装置60について、前述した第1実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図3に示すように、第2実施形態の照明装置60は、室22の天井26と内壁部25とでなす天井周り縁部分、すなわち、天井26の端部および内壁部25の上端部に設置されており、内壁部25の上端部に形成された開口から室22を照明する。
LED光源11は、蓄熱部51等を介して、天井26の端部の外側(右側)であって、内壁部25および天井26の近傍に設置されている。
放熱部52は、ふところ空間43に位置しており、これにより、LED光源11で発生し、蓄熱部51に蓄熱した熱、すなわち、蓄熱部51から伝達された熱は、放熱部52からふところ空間43に放熱される。
この照明装置60によれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第3実施形態>
図4は、本発明の照明装置の第3実施形態を示す断面図である。
なお、説明の都合上、図4において、上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」として説明する。また、図4中の上下方向が鉛直方向、左右方向が水平方向である。
以下、第3実施形態の照明装置70について、前述した第1実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図4に示すように、第3実施形態の照明装置70は、室22の内壁部25の高さ方向(鉛直方向)の中途に設置されており、内壁部25の途中に形成された開口から室22を照明する。
LED光源11は、蓄熱部51等を介して、内壁部25の途中の外側(右側)であって、内壁部25の近傍に設置されている。
放熱部52は、内壁空間45に位置しており、これにより、LED光源11で発生し、蓄熱部51に蓄熱した熱、すなわち、蓄熱部51から伝達された熱は、放熱部52から内壁空間45に放熱される。
この照明装置70によれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第4実施形態>
図5は、本発明の照明装置の第4実施形態を示す断面図である。
なお、説明の都合上、図5において、左側を「左」、右側を「右」として説明する。また、図5中の紙面に対して垂直な方向が鉛直方向、上下方向および左右方向が水平方向である。
以下、第4実施形態の照明装置80a、80bについて、前述した第1実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図5に示すように、第4実施形態の照明装置80a、80bは、それぞれ、室22の内壁部25に、その内壁部25の高さ方向(鉛直方向)に沿って設置されており、内壁部25の高さ方向沿って形成された開口から室22を照明する。
内壁部25は、その途中の2箇所で屈曲しており、右側の内壁部25は、左側の内壁部25よりも図5中上側に位置している。照明装置80aは、右側の内壁部25に設置され、照明装置80bは、右側の内壁部25に設置されている。
照明装置80aは、2つのLED光源11を有している。各LED光源11は、蓄熱部51等を介して、内壁部25に設置されている。また、各LED光源11は、その光軸111の方向が図5中下方を向いている。
また、照明装置80aの放熱部52は、内壁空間201に位置しており、これにより、LED光源11で発生し、蓄熱部51に蓄熱した熱、すなわち、蓄熱部51から伝達された熱は、放熱部52から内壁空間201に放熱される。
また、照明装置80aの反射部53は、蓄熱部51から図5中下方に向って立設され、互いに対向した1対の板体で構成されている。
照明装置80bでは、LED光源11は、蓄熱部51等を介して、内壁部25に設置されている。また、LED光源11は、その光軸111の方向が図5中下方を向いている。
また、照明装置80bの放熱部52は、内壁空間201に位置しており、これにより、LED光源11で発生し、蓄熱部51に蓄熱した熱、すなわち、蓄熱部51から伝達された熱は、放熱部52から内壁空間201に放熱される。
また、照明装置80bの反射部53は、その断面形状が略L字状をなしており、蓄熱部51から図5中下方に向って立設されている。この場合、反射部53の図5中下方側は、内壁部25(蓄熱部51)に対して所定角度傾斜している。この角度は、照明方向に応じて適宜設定される。なお、この反射部53は、LED光源11から発せられた照明光束Pのうちの直接光を遮る機能も有している。
また、照明装置80bの透明板54は、内壁部25(蓄熱部51)に対して略垂直になるように設置されている。
この照明装置80a、80bによれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第5実施形態>
図6は、本発明の照明装置の第5実施形態を示す断面図である。
なお、説明の都合上、図6において、上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」として説明する。また、図6中の上下方向が鉛直方向、左右方向が水平方向である。
以下、第5実施形態の照明装置90a、90bについて、前述した第1実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図6に示すように、第5実施形態の照明装置90a、90bは、それぞれ、室22の天井26に設置されており、天井26に形成された開口から室22を照明する。
LED光源11は、蓄熱部51等を介して、天井26に設置されている。
放熱部52は、ふところ空間43に位置しており、これにより、LED光源11で発生し、蓄熱部51に蓄熱した熱、すなわち、蓄熱部51から伝達された熱は、放熱部52からふところ空間43に放熱される。この場合、照明装置90aの放熱部52は、蓄熱部51から上方に向って立設された複数(図示例では、2つ)の放熱フィンで構成され、照明装置90bの放熱部52は、蓄熱部51から上方に向って立設された1つの放熱フィンで構成されている。
反射部53は、蓄熱部51から下方に向って立設され、互いに対向した1対の板体で構成されている。
この照明装置90a、90bによれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第6実施形態>
図7は、本発明の照明装置の第6実施形態を示す断面図である。
なお、説明の都合上、図7において、上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」として説明する。また、図7中の上下方向が鉛直方向、左右方向が水平方向である。
以下、第6実施形態の照明装置100について、前述した第1実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図7に示すように、第6実施形態の照明装置100は、室22の床24に設置されており、床24に形成された開口から室22を照明する。
LED光源11は、蓄熱部51等を介して、床24に設置されている。また、LED光源11は、その光軸111の方向が上方を向いている。
放熱部52は、床下空間42に位置しており、これにより、LED光源11で発生し、蓄熱部51に蓄熱した熱、すなわち、蓄熱部51から伝達された熱は、放熱部52から床下空間42に放熱される。この放熱部52は、蓄熱部51から下方に向って立設された複数(図示例では、2つ)の放熱フィンで構成されている。
反射部53は、蓄熱部51から上方に向って立設され、互いに対向した1対の板体で構成されている。
この照明装置100によれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第7実施形態>
図8は、本発明の照明装置の第7実施形態を示す断面図である。
なお、説明の都合上、図8において、上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」として説明する。また、図8中の上下方向が鉛直方向、左右方向が水平方向である。
以下、第7実施形態の照明装置110について、前述した第1実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図8に示すように、第7実施形態の照明装置110は、鉄骨住宅(鉄骨建築物)に設置されている。
この鉄骨住宅は、図示しない鉄骨と、コンクリート(コンクリート材)で構成されたコンクリート壁47とを有している。この場合、さらに鉄筋が設けられているのが好ましい。
コンクリート壁47における室22の内壁部に対応する部位の内面(左面)には、例えば、仕上げ材等で構成された内壁部25が設けられている。また、コンクリート壁47における外壁部に対応する部位の外面(右面)には、例えば、仕上げ材等で構成された外壁部32が設けられている。また、コンクリート壁47における室22の床に対応する部位の内面(上面)には、例えば、仕上げ材等で構成された床24が設けられている。また、コンクリート壁47における室22の天井に対応する部位の内面(下面)には、例えば、仕上げ材等で構成された天井26が設けられている(後述する第8実施形態を示す図9参照)。
なお、コンクリート壁47と内壁部25との間、コンクリート壁47と外壁部32との間のいずれか一方には、断熱材が設けられているのが好ましい。
また、前記各仕上げ材を、それぞれ、省略し、コンクリート壁47自体が、それぞれ、内壁部25、外壁部32、床24および天井26を構成するようにしてもよい。
照明装置110は、前述した第1実施形態の照明装置と同様に、室22の床24と内壁部25とでなす巾木部分、すなわち、床24の端部および内壁部25の下端部に設置されており、内壁部25の下端部に形成された開口から室22を照明する。
放熱部52は、蓄熱部51から上方に向って突出した複数(図示例では、3つ)のリブ(凸条)(放熱フィン)と、反射部53から外側(右側)に向って突出した複数(図示例では、3つ)のリブ(凸条)(放熱フィン)とで構成されている。
この放熱部52は、コンクリート壁47に埋め込まれている。なお、放熱部52は、コンクリート壁47に接触しているだけでもよい。
LED光源11で発生し、蓄熱部51に蓄熱した熱、すなわち、蓄熱部51から伝達された熱は、放熱部52からコンクリート壁47に放熱される。
この照明装置110によれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、放熱部52を図示しない鉄骨や鉄筋に接触させて、これら鉄骨や鉄筋に放熱するように構成してもよい。
また、反射部53の外側(右側)の面(外面)を平面にし、その反射部53の外側の面を放熱部としてもよい。
<第8実施形態>
図9は、本発明の照明装置の第8実施形態を示す断面図である。
なお、説明の都合上、図9において、上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」として説明する。また、図9中の上下方向が鉛直方向、左右方向が水平方向である。
以下、第8実施形態の照明装置120について、前述した第7実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図9に示すように、第8実施形態の照明装置120は、室22の天井26と内壁部25とでなす天井周り縁部分、すなわち、天井26の端部および内壁部25の上端部に設置されており、内壁部25の上端部に形成された開口から室22を照明する。
LED光源11は、蓄熱部51等を介して、天井26の端部の外側(右側)であって、内壁部25および天井26の近傍に設置されている。
この照明装置60によれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第9実施形態>
図10は、本発明の照明装置の第9実施形態を示す断面図である。
なお、説明の都合上、図10において、上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」として説明する。また、図10中の上下方向が鉛直方向、左右方向が水平方向である。
以下、第9実施形態の照明装置130について、前述した第7実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図10に示すように、第9実施形態の照明装置130は、室22の内壁部25の高さ方向(鉛直方向)の中途に設置されており、内壁部25の途中に形成された開口から室22を照明する。
LED光源11は、蓄熱部51等を介して、内壁部25の途中の外側(右側)であって、内壁部25の近傍に設置されている。
この照明装置130によれば、前述した第7実施形態と同様の効果が得られる。
<第10実施形態>
図11は、本発明の照明装置の第10実施形態を示す断面図である。
なお、説明の都合上、図11において、上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」として説明する。また、図11中の上下方向が鉛直方向、左右方向が水平方向である。
以下、第10実施形態の照明装置140a、140bについて、前述した第7実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図11に示すように、第10実施形態の照明装置140a、140bは、それぞれ、室22の天井26に設置されており、天井26に形成された開口から室22を照明する。
LED光源11は、蓄熱部51等を介して、天井26に設置されている。
照明装置140aの放熱部52は、蓄熱部51から上方に向って立設された複数(図示例では、2つ)の放熱フィンで構成され、照明装置90bの放熱部52は、蓄熱部51から上方に向って立設された1つの放熱フィンで構成されている。
反射部53は、蓄熱部51から下方に向って立設され、互いに対向した1対の板体で構成されている。
この照明装置140a、140bによれば、前述した第7実施形態と同様の効果が得られる。
<第11実施形態>
図12は、本発明の照明装置の第11実施形態を示す断面図である。
なお、説明の都合上、図12において、上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」として説明する。また、図12中の上下方向が鉛直方向、左右方向が水平方向である。
以下、第11実施形態の照明装置150について、前述した第7実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図12に示すように、第11実施形態の照明装置150は、室22の床24に設置されており、床24に形成された開口から室22を照明する。
LED光源11は、蓄熱部51等を介して、床24に設置されている。また、LED光源11は、その光軸111の方向が上方を向いている。
放熱部52は、蓄熱部51から下方に向って立設された複数(図示例では、2つ)の放熱フィンで構成されている。
反射部53は、蓄熱部51から上方に向って立設され、互いに対向した1対の板体で構成されている。
この照明装置150によれば、前述した第7実施形態と同様の効果が得られる。
<第12実施形態>
図13は、本発明の照明装置の第12実施形態を示す断面図である。
なお、説明の都合上、図13において、左側を「左」、右側を「右」として説明する。また、図13中の紙面に対して垂直な方向が鉛直方向、上下方向および左右方向が水平方向である。
以下、第12実施形態の照明装置160について、前述した第7実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図13に示すように、第12実施形態の照明装置150では、放熱部52を住宅の外部に設置し、その熱放熱部52から住宅の外部に放熱するようになっている。
なお、図示例では、住宅は、鉄骨住宅であり、外壁部32と内壁部25との間に、コンクリート壁47が設けられているが、これに限定されるものではなく、外壁部32と内壁部25との間は、例えば、グラスウール等の断熱材、木材、パネル、空間等であってもよい。これは、後述する第13実施形態〜第16実施形態についても同様である。
照明装置160は、室23の内壁部25、コンクリート壁47および外壁部32に、これらの高さ方向(鉛直方向)に沿って設置されており、室23を照明する。
この照明装置160は、2つのLED光源11を有している。各LED光源11は、蓄熱部51等を介して、内壁部25の内側であって、内壁部25の近傍に設置されている。また、各LED光源11は、その光軸111の方向が図13中下方を向いている。
また、蓄熱部51には、図13中上側に向って突出した板状部511が形成されている。
また、放熱部52は、板状部511の図13中上側の端部に接続され、外壁部32の外側(住宅の外部)に位置している。LED光源11で発生し、蓄熱部51に蓄熱した熱は、板状部511を介して放熱部52に伝達され、放熱部52から住宅の外部に放熱される。従って、板状部511は、熱を放熱部52に伝達する伝熱部として機能する。
放熱部52の全体形状は、略板状をなしており、その図13中上側の面には、図13中上方に向って突出した複数(図示例では、5つ)のリブ(凸条)(放熱フィン)521が形成されている。
また、蓄熱部51の板状部511の左側の面および右側の面には、それぞれ、断熱材56が設けられている。すなわち、板状部511の左側の面および右側の面は、それぞれ、断熱材56により覆われており、断熱材に56より覆われている部位からの放熱が阻止される。
また、反射部53は、蓄熱部51から図13中下方に向って立設され、互いに対向した1対の板体で構成されている。
この照明装置160によれば、前述した第7実施形態と同様の効果が得られる。
なお、断熱材56を省略してもよく、この場合は、板状部511からコンクリート壁47に放熱され、板状部511は、放熱部として機能する。これにより、放熱効果を向上させることができる。
<第13実施形態>
図14は、本発明の照明装置の第13実施形態を示す断面図である。
なお、説明の都合上、図14において、上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」として説明する。また、図14中の上下方向が鉛直方向、左右方向が水平方向である。
以下、第13実施形態の照明装置170について、前述した第7実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図14に示すように、第13実施形態の照明装置170では、放熱部52を住宅の外部に設置し、その熱放熱部52から住宅の外部に放熱するようになっている。
照明装置170は、室23の天井26、コンクリート壁47および屋根部33に設置されており、室23を照明する。
この照明装置170は、2つのLED光源11を有している。各LED光源11は、蓄熱部51等を介して、天井26の下方であって、天井26の近傍に設置されている。また、各LED光源11は、その光軸111の方向が下方を向いている。
また、蓄熱部51には、上側に向って突出した板状部511が形成されている。
また、放熱部52は、板状をなしており、板状部511の上側の端部に接続され、屋根部33の外側(住宅の外部)に位置している。LED光源11で発生し、蓄熱部51に蓄熱した熱は、板状部511を介して放熱部52に伝達され、放熱部52から住宅の外部に放熱される。従って、板状部511は、熱を放熱部52に伝達する伝熱部として機能する。
また、蓄熱部51の板状部511の左側の面および右側の面には、それぞれ、断熱材56が設けられている。すなわち、板状部511の左側の面および右側の面は、それぞれ、断熱材56により覆われており、断熱材に56より覆われている部位からの放熱が阻止される。
また、反射部53は、蓄熱部51から下方に向って立設され、互いに対向した1対の板体で構成されている。
この照明装置170によれば、前述した第7実施形態と同様の効果が得られる。
なお、断熱材56を省略してもよく、この場合は、板状部511からコンクリート壁47に放熱され、板状部511は、放熱部として機能する。これにより、放熱効果を向上させることができる。
<第14実施形態>
図15は、本発明の照明装置の第14実施形態を示す断面図である。
なお、説明の都合上、図15において、上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」として説明する。また、図15中の上下方向が鉛直方向、左右方向が水平方向である。
以下、第14実施形態の照明装置180について、前述した第7実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図15に示すように、第14実施形態の照明装置180では、放熱部52を住宅の外部に設置し、その熱放熱部52から住宅の外部に放熱するようになっている。
照明装置180は、室23の床24、コンクリート壁47および基台31に設置されており、室23を照明する。
この照明装置180は、2つのLED光源11を有している。各LED光源11は、蓄熱部51等を介して、床24の上方であって、床24の近傍に設置されている。また、各LED光源11は、その光軸111の方向が上方を向いている。
また、蓄熱部51には、下側に向って突出した板状部511が形成されている。
また、放熱部52は、板状部511の下側の端部に接続され、基台31の外側(住宅の外部)に位置している。LED光源11で発生し、蓄熱部51に蓄熱した熱は、板状部511を介して放熱部52に伝達され、放熱部52から住宅の外部に放熱される。従って、板状部511は、熱を放熱部52に伝達する伝熱部として機能する。
放熱部52の全体形状は、略板状をなしており、その下側の面には、下方に向って突出した1つのリブ(凸条)521が形成されている。
また、蓄熱部51の板状部511の左側の面および右側の面には、それぞれ、断熱材56が設けられている。すなわち、板状部511の左側の面および右側の面は、それぞれ、断熱材56により覆われており、断熱材に56より覆われている部位からの放熱が阻止される。
また、反射部53は、蓄熱部51から上方に向って立設され、互いに対向した1対の板体で構成されている。
この照明装置180によれば、前述した第7実施形態と同様の効果が得られる。
なお、断熱材56を省略してもよく、この場合は、板状部511からコンクリート壁47に放熱され、板状部511は、放熱部として機能する。これにより、放熱効果を向上させることができる。
また、本実施形態では、住宅の外部に放熱するようになっているが、これに限らず、例えば、床下空間42に放熱するようになっていてもよい。
<第15実施形態>
図16は、本発明の照明装置の第15実施形態を示す断面図である。
なお、説明の都合上、図16において、上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」として説明する。また、図16中の上下方向が鉛直方向、左右方向が水平方向である。
以下、第15実施形態の照明装置190について、前述した第7実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図16に示すように、第15実施形態の照明装置190では、放熱部52を外壁部32の内側に形成された通気層49に設置し、その熱放熱部52から通気層49に放熱するようになっている。
照明装置190は、室23の内壁部25およびコンクリート壁47に設置されており、室23を照明する。
この照明装置190は、2つのLED光源11を有している。各LED光源11は、蓄熱部51等を介して、内壁部25の内側であって、内壁部25の近傍に設置されている。また、各LED光源11は、その光軸111の方向が水平方向内側(左側)を向いている。
また、蓄熱部51には、上側に向って突出し、互いに対向する1対の板状部511が形成されている。
また、放熱部52は、各板状部511の右側の端部に接続され、通気層49内に位置している。LED光源11で発生し、蓄熱部51に蓄熱した熱は、各板状部511を介して放熱部52に伝達され、放熱部52から通気層49に放熱される。従って、各板状部511は、熱を放熱部52に伝達する伝熱部として機能する。
放熱部52の全体形状は、略板状をなしており、その右側の面には、右側に向って突出した複数(図示例では、4つ)のリブ(凸条)521が形成されている。
また、蓄熱部51の各板状部511の上側の面および下側の面には、それぞれ、断熱材56が設けられている。すなわち、各板状部511の上側の面および下側の面は、それぞれ、断熱材56により覆われており、断熱材に56より覆われている部位からの放熱が阻止される。
また、反射部53は、蓄熱部51から水平方向内側(左側)に向って立設され、互いに対向した1対の板体で構成されている。
この照明装置190によれば、前述した第7実施形態と同様の効果が得られる。
なお、断熱材56を省略してもよく、この場合は、各板状部511からコンクリート壁47に放熱され、各板状部511は、放熱部として機能する。これにより、放熱効果を向上させることができる。
<第16実施形態>
図17は、本発明の照明装置の第16実施形態を示す断面図である。
なお、説明の都合上、図17において、上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」として説明する。また、図17中の上下方向が鉛直方向、左右方向が水平方向である。
以下、第16実施形態の照明装置200について、前述した第7実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図17に示すように、第16実施形態の照明装置200では、放熱部52を屋根部33の内側に形成された通気層49に設置し、その熱放熱部52から通気層49に放熱するようになっている。
照明装置200は、コンクリート壁47に設置されており、室23を照明する。
この照明装置200は、2つのLED光源11を有している。各LED光源11は、蓄熱部51等を介して、コンクリート壁47の内側であって、コンクリート壁47の近傍に設置されている。また、各LED光源11は、その光軸111の方向が屋根部33に対して略垂直でかつ屋根部33と反対の方向(図17中の斜め右下方向)を向いている。
また、蓄熱部51には、屋根部33に対して略垂直でかつ屋根部33の方向(図17中の斜め左上方向)に向って突出し、互いに対向する1対の板状部511が形成されている。
また、放熱部52は、各板状部511の上側の端部に接続され、通気層49内に位置している。LED光源11で発生し、蓄熱部51に蓄熱した熱は、各板状部511を介して放熱部52に伝達され、放熱部52から通気層49に放熱される。従って、各板状部511は、熱を放熱部52に伝達する伝熱部として機能する。
放熱部52の全体形状は、略板状をなしており、その上側の面には、屋根部33に向って突出した複数(図示例では、4つ)のリブ(凸条)521が形成されている。
また、蓄熱部51の各板状部511の右上側の面および左下側の面には、それぞれ、断熱材56が設けられている。すなわち、各板状部511の右上側の面および左下側の面は、それぞれ、断熱材56により覆われており、断熱材に56より覆われている部位からの放熱が阻止される。
また、反射部53は、蓄熱部51から屋根部33に対して略垂直でかつ屋根部33と反対の方向(図17中の斜め右下方向)に向って立設され、互いに対向した1対の板体で構成されている。
この照明装置190によれば、前述した第7実施形態と同様の効果が得られる。
なお、断熱材56を省略してもよく、この場合は、各板状部511からコンクリート壁47に放熱され、各板状部511は、放熱部として機能する。これにより、放熱効果を向上させることができる。
以上、本発明の照明装置を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
すなわち、本発明は、放熱部が、当該照明装置により照明する空間と異なる部位に位置し、LED光源で発生した熱が、放熱部から、照明装置により照明する空間と異なる部位に放熱されるよう構成されていればよい。
この場合、LED光源が設置される部位(位置)としては、例えば、床またはその近傍、壁部(例えば、内壁部、外壁部等)またはその近傍、天井またはその近傍等が挙げられる。
また、放熱部から熱を放出(放熱)する部位(位置)としては、例えば、建築物の躯体内空間(例えば、小屋空間41、床下空間42、ふところ空間43、内壁空間(内壁空洞)等)、建築物の通気層、建築物を構成する所定の構成部材中、建築物の外部等が挙げられる。
また、照明装置(LED光源)で照明する部位(位置)は、建築物の内部に限らず、建築物の外部であってもよい。この場合は、その照明により、防犯効果が得られる。
また、本発明の照明装置の方式は、特に限定されず、例えば、直接照明方式でもよく、また、間接照明方式でもよい。
また、本発明の照明装置が設けられる建築物は、2階建てに限らず、例えば、1階建て、または、3階建て以上であってもよい。また、例えば、地下室等が設けられていてもよい。
また、本発明の照明装置が設けられる建築物は、住宅に限るものではなく、例えば、ビル等の他の建築物であってもよい。
また、本発明の照明装置は、種々の形態の建築物に設けることができる。その建築物の形態としては、例えば、各種の木造建築物、各種の鉄骨建築物等が挙げられる。
前記木造建築物としては、前記実施形態の他、例えば、パネル工法により建築されたもの等が挙げられる。
また、前記鉄骨建築物としては、前記実施形態の他、例えば、コンクリート壁(コンクリート)を用いない構造のもの等が挙げられる。
本発明の一実施形態に係る照明装置が設けられた建築物の概略構造を示す断面図である。 本発明の照明装置の第1実施形態を示す図であり、(A)は、断面図、(B)は、斜視図である。 本発明の照明装置の第2実施形態を示す断面図である。 本発明の照明装置の第3実施形態を示す断面図である。 本発明の照明装置の第4実施形態を示す断面図である。 本発明の照明装置の第5実施形態を示す断面図である。 本発明の照明装置の第6実施形態を示す断面図である。 本発明の照明装置の第7実施形態を示す断面図である。 本発明の照明装置の第8実施形態を示す断面図である。 本発明の照明装置の第9実施形態を示す断面図である。 本発明の照明装置の第10実施形態を示す断面図である。 本発明の照明装置の第11実施形態を示す断面図である。 本発明の照明装置の第12実施形態を示す断面図である。 本発明の照明装置の第13実施形態を示す断面図である。 本発明の照明装置の第14実施形態を示す断面図である。 本発明の照明装置の第15実施形態を示す断面図である。 本発明の照明装置の第16実施形態を示す断面図である。 LED光源の構成例を示す図であり、(A)は、平面図、(B)は、正面図、(C)は、断面図である。
符号の説明
11 LED光源
111 光軸
12 基盤
13 反射板
14 LED素子
14a プラス電極
14b マイナス電極
15 蛍光体
16 レンズ
17 プラス電極
18 マイナス電極
20 住宅
21、22、23 室(居住空間)
24 床
25 内壁部
26 天井
30 躯体
31 基台
32 外壁部
33 屋根部
34 断熱材
35、36 換気部
40 躯体内空間
41 小屋空間
42 床下空間
43 ふところ空間
44、45、46、201 内壁空間(内壁空洞)
47 コンクリート壁
48 断熱材
49 通気層
50 照明装置
51 蓄熱部
511 板状部
52 放熱部
521 リブ
53 反射部
54 透明板
55 灯室
56 断熱材
60、70、80a、80b、90a、90b、100、110、120、130、140a、140b、150、160、170、180、190、200 照明装置
P 照明光束

Claims (6)

  1. LED光源と、該LED光源で発生した熱を蓄熱する蓄熱部と、該蓄熱部に蓄熱した熱を放熱する複数の放熱フィンを有する放熱部と、前記LED光源の近傍に設けられた反射板とを備え、建築物に設置される照明装置であって、
    前記放熱部は、当該照明装置により照明する空間と異なる部位に位置し、前記LED光源で発生した熱が、前記放熱部から、当該照明装置により照明する空間と異なる部位に放熱されるよう構成されており、
    前記放熱フィンは、前記建築物の躯体内空間に露出するように設置され、前記躯体内空間を流れる空気により前記放熱フィンが冷却されるよう構成されており、
    前記放熱部と前記反射板とが前記蓄熱部を介して互いに反対側に設けられていることを特徴とする照明装置。
  2. 前記LED光源は、床またはその近傍、壁部またはその近傍、天井またはその近傍のうちのいずれかに設置されている請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記放熱部は、前記建築物の躯体内空間に放熱するよう構成されている請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記蓄熱部と、前記放熱部とが一体的に形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の照明装置。
  5. 前記反射板と、前記蓄熱部と、前記放熱部とが一体的に形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の照明装置。
  6. 前記蓄熱部は、前記LED光源を支持する支持部を兼ねる請求項1ないしのいずれかに記載の照明装置。
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