JP4638294B2 - 金属線材固定用セラミック枠体 - Google Patents

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Description

本発明は、放射線やエネルギービーム等を検出するための電極として用いる金属線材の固定用のセラミック製枠体に関する。
従来の放射線やエネルギービーム(電子やイオン等の電荷を帯びた粒子のビーム)等を検出するための電極として用いる金属線材を図3に平面図で示す。
金属線材13は金属等の導電体から成り、放射線やエネルギービーム等が金属線材13付近を通過または金属線材13を透過するときに、金属線材13内部に生成される電荷、またこれを内部で増倍して生じる電荷、或いはこれらにより金属線材13上に誘起される電荷を電気的な信号として取り出す機能を有するものである。
金属線材13は放射線やエネルギービーム等が通過する経路上に放射線やエネルギービームの通過方向と垂直(経路の断面位置)になるようにして複数本設置しておくことで、放射線やエネルギービーム等の通過位置を検知することができる(例えば、下記の特許文献1参照)。
特開平3−108688号公報
しかしながら、放射線やエネルギービーム等を検出するための電極として用いる金属線材13は、放射線等により生成された微弱な電気信号を確実に取り出すために、厚みを薄くして形成される。このため、撓み等の変形が生じ易く、変形が生じた場合、放射線やエネルギービーム等の位置を正確に検出できないという問題点があった。
さらに、近時においては、放射線やエネルギービーム等の位置検出をより正確に行なうために、金属線材13の配置間隔を狭める傾向にある。この場合、金属線材13が撓み等で変形すると、隣接する金属線材13間で電気的短絡を生じてしまい位置検出が不可能となるという問題点が発生していた。
従って、本発明は上記問題点に鑑み完成されたもので、その目的は、金属線材が撓み等で変形するのを防止することのできる金属線材固定用セラミック枠体を提供することにある。
本発明の金属線材固定用セラミック枠体は、中央部に両主面間を貫通する第一の貫通孔
が形成された第一のセラミック枠体と、前記第一のセラミック枠体の前記両主面のうち一方の主面の側に配置された、前記一方の主面と対向する対向主面、および前記対向主面と反対の側の主面を有し、中央部に両主面間を貫通する第二の貫通孔が形成された第二のセラミック枠体と、前記第一のセラミック枠体と前記第二のセラミック枠体との間に配置された、放射線およびエネルギービームを検出するための電極として用いる金属線材と、を備えて構成された金属線材固定用セラミック枠体であって、前記第一のセラミック枠体は、前記一方主面と前記第一の貫通孔の開口との間に形成された段差部を備え、前記第二のセラミック枠体は、前記対向主面の前記第二の貫通孔の周囲に形成された、前記段差部に係合する凸部を備え、前記金属線材が、前記第一の貫通孔を横切るように配置され、両端部が前記段差部と前記凸部とに挟まれて固定されていることを特徴とする。
また、本発明の金属線材固定用セラミック枠体は、上記構成において好ましくは、前記段差部の前記第一の貫通孔開口側に突出部が形成されることによって前記第一の貫通孔の開口よりも外方に溝部が形成され、前記凸部が前記溝部に係合されるように形成されているとともに、前記金属線材の両端部が前記溝部の内面と前記凸部とに挟まれて前記金属線材が固定されていることを特徴とする。
また、本発明の金属線材固定用セラミック枠体は、上記構成において好ましくは、前記段差部の周囲の壁面は、外方に向けて傾斜した傾斜面とされており、前記凸部は前記傾斜面と係合するように形成されているとともに、前記金属線材の両端部が前記傾斜面と前記凸部とに挟まれていることを特徴とする。
本発明の金属線材固定用セラミック枠体は、中央部に両主面間を貫通する第一の貫通孔が形成されるとともに、一方主面と第一の貫通孔の開口との間に段差部が形成された第一のセラミック枠体と、中央部に両主面間を貫通する第二の貫通孔が形成されるとともに、他方主面の第二の貫通孔の周囲に段差部に係合する凸部が形成された第二のセラミック枠体と、第一のセラミック枠体の一方主面と第二のセラミック枠体の他方主面との間に配置されるとともに、第一の貫通孔および第二の貫通孔を横切るように配置され、両端部が段差部と凸部とに挟み込まれて固定された金属線材とから成ることから、金属線材が段差部と凸部とに挟み込まれるときに、上下方向から第一および第二のセラミック枠体に押し付けられるとともに横方向に引っ張られ、第一の貫通孔および第二の貫通孔の内側で金属線材を真っ直ぐに張力が加わった状態で固定することができる。その結果、金属線材に撓み等の変形が生じることがなく、放射線やエネルギービーム等の位置を正確に検出できるようになる。
また、金属線材の配置間隔を狭めても、金属線材が撓み等で変形することがないので、隣接する金属線材同士が接触して電気的短絡を生じることがなく、放射線やエネルギービーム等の確実な位置検出が可能となる。
さらに、第一のセラミック枠体と第二のセラミック枠体は、優れた絶縁性を有し且つ優れた機械的強度を有することから、第一のセラミック枠体と第二のセラミック枠体とで挟み込まれる金属線材同士を重ねて配置するときも、互いに確実に絶縁された状態で長期にわたって強固に保持固定することができる。
また、本発明の金属線材固定用セラミック枠体において、好ましくは、段差部の第一の貫通孔開口側に突出部が形成されることによって第一の貫通孔の開口よりも外方に溝部が形成され、凸部が溝部に係合されるように形成されているとともに、金属線材の両端部が溝部の内面と凸部とに挟まれて金属線材が固定されていることから、金属線材が溝部と凸部とに挟み込まれて固定されるときに、金属線材に大きな張力を加えることができ、金属線材の撓み等の変形をより確実に防止することができる。
また、本発明の金属線材固定用セラミック枠体において、好ましくは、段差部の周囲の壁面は、外方に向けて傾斜した傾斜面とされており、凸部は傾斜面と係合するように形成されているとともに、金属線材の両端部が傾斜面と凸部とに挟まれていることから、金属線材が凸部と傾斜面とに挟み込まれるときに、金属線材の折り曲げ角度が緩和されるので、金属線材が破断されにくくすることができる。
以上のように、本発明により金属線材を撓み等で変形させることなく長期にわたって強固に保持固定させることができる金属線材固定用セラミック枠体を提供することができる。
本発明の金属線材固定用セラミック枠体について以下に詳細に説明する。図1は本発明の金属線材固定用セラミック枠体の実施の形態の一例を示す断面図、図2は図1の金属線材固定用セラミック枠体の組立斜視図である。これらの図において、1は第一のセラミック枠体、2は第二のセラミック枠体、3は金属線材を示し、第一のセラミック枠体1と第二のセラミック枠体2とで金属線材3を固定する金属線材固定用セラミック枠体が基本的に構成される。
本発明の金属線材固定用セラミック枠体は、図1,図2に示すように、中央部に両主面間を貫通する第一の貫通孔1aが形成されるとともに、一方主面(上面)と第一の貫通孔1aの開口との間に段差部1bが形成された第一のセラミック枠体1と、中央部に両主面間を貫通する第二の貫通孔2aが形成されるとともに、他方主面(下面)の第二の貫通孔2aの周囲に段差部1bに係合する凸部2bが形成された第二のセラミック枠体2とから成り、第一のセラミック枠体1の一方主面と第二のセラミック枠体2の他方主面との間に配置される金属線材3が、第一の貫通孔1aおよび第二の貫通孔2aを横切るように配置され、その両端部が段差部1bと凸部2cとに挟み込んまれて固定されるものである。
また、好ましくは、段差部1bの第一の貫通孔1a開口側に突出部1eが形成されることによって第一の貫通孔1aの開口よりも外方に溝部1fが形成され、第二のセラミック枠体2の凸部2bが溝部1fに係合されるように形成されているとともに、金属線材3の両端部が溝部1fの内面と凸部2bとに挟まれて金属線材3が固定されるものである。
本発明の第一のセラミック枠体1および第二のセラミック枠体2は、アルミナ(Al)質焼結体,窒化アルミニウム(AlN)質焼結体等のセラミックスから成り、以下のようにして作製される。例えば、Al質セラミックスから成る場合、先ずAl、酸化珪素(SiO)、酸化マグネシウム(MgO)および酸化カルシウム(CaO)等の原料粉末に適当な有機バインダー、可塑剤、溶剤等を添加混合して泥漿状と成す。これを従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等のテープ成形技術により複数のセラミックグリーンシートを得る。また、金型等によって打ち抜き加工することによって、各セラミックグリーンシートの所望の位置に第一の貫通孔1aおよび第二の貫通孔2a,段差部1bまたは溝部1fおよび凸部2bとなる打ち抜きを形成する。その後、セラミックグリーンシートを複数枚積層し、これを還元雰囲気中、約1600℃の温度で焼成することにより製作される。
また第一のセラミック枠体1および第二のセラミック枠体2は、Al質セラミックスから成る場合、セラミックグリーンシートを複数枚積層して製作する代わりに、SiO、MgOおよびCaO等のAl質セラミック原料粉末にポリビニルアルコール等のバインダーを添加混合するとともに、これを所定形状のプレス型内に充填し、所定の圧力でプレスすることにより第一の貫通孔1aおよび第二の貫通孔2a,段差部1bまたは溝部1fおよび凸部2bが設けられた平板状のプレス成形体を得、しかる後、このプレス成形体を約1600℃の温度で焼成することによって製作してもよい。
金属線材3は、等幅の帯状の線材が複数本互いに平行に等間隔に配列された金属線から成り、図2に示すように、両端がタイバーで保持されたものを第一および第二のセラミック枠体1、2で鋏んで組み立てた後に、第一および第二のセラミック枠体1,2からはみ出しているタイバー部分を切断することによって所定配置に取付けられる。これら金属線材3は、チタン(Ti),銅(Cu),鉄(Fe)等の金属から成る薄い金属板に打ち抜き加工,エッチング加工等の従来周知の金属加工法を施すことによって所定形状に製作される。
この金属線材3は、金属線材3の近辺を通過または金属線材3を横切って透過する放射線またはエネルギービーム等により金属線材3内部に生成される電荷、またこれを内部で増倍して生じる電荷、或いはこれらにより金属線材3上に誘起される電荷を電気的な信号として取り出す機能を有する。
そして、放射線やエネルギービーム等が通過する経路上に第一のセラミック枠体1および第二のセラミック枠体2によって固定された1段目の複数の金属線材3と、この1段目の金属線材3と距離をおいて金属線材3の線路方向が互いに直交するように配置された2段目の金属線材3とを1セットとして設置しておくことによって、放射線やエネルギービーム等の通過位置のX−Y座標を検知することができる。
以下、段差部1bの第一の貫通孔1a開口側に突出部1eが形成されることによって第一の貫通孔1aの開口よりも外方に溝部1fが形成されている実施の形態例をもとにして説明する。
本発明の金属線材固定用セラミック枠体は、好ましくは、図1に示すように第二の貫通孔2aは第一の貫通孔1aよりも開口が大きく、第二のセラミック枠体2の他方主面と第二の貫通孔2aとの間に凸部2bが形成され、第一のセラミック枠体1の突出部1eの外周面が第二の貫通孔2aの内周面に係合される形状とされているのがよい。この構成により、第二のセラミック枠体2の上側主面側から第一のセラミック枠体1の溝部1fの位置を目視確認しながら、第二のセラミック枠体2の凸部2bを第一のセラミック枠体1の溝部1fに装着することができ、凸部2bの溝部1fへの装着の作業を容易なものとすることができる。
また、溝部1fおよびこれと係合する凸部2bは、第一の貫通孔1aおよび第二の貫通孔2aの周囲に全周にわたって形成しておくことによって、金属線材3を一方向およびこれと交差する他方向のどちら方向にも配置して固定することができ、これら金属線材固定用セラミック枠体の2枚を1セットとして組み合わせることによって、金属線材3の線路方向を互いに直交するように、固定するのが容易にできるものとなる。
また、第二のセラミック枠体2の凸部2bを第一のセラミック枠体1の溝部1fに装着した後、第一のセラミック枠体1および第二のセラミック枠体2はボルト締めや接着等によって、両者を互いに固定する。ボルト締めによって固定する場合、第一のセラミック枠体1には外周部に複数の第一の固定用貫通孔1dを設けておくとともに、第二のセラミック枠体2には第一の固定用貫通孔1dに対応する場所に第二の固定用貫通孔2dを設けておき、第一の固定用貫通孔1dおよび第二の固定用貫通孔2dの両方を挿通するようにボルトを挿入し、次いでボルトおよびナットを締結することで、第一のセラミック枠体1および第二のセラミック枠体2の両者を互いに固定する。
金属線材3を第一のセラミック枠体1と第二のセラミック枠体2とで挟み込んで固定することによって、金属線材3が溝部1fと凸部2bとで挟み込まれて、上下方向から第一および第二のセラミック枠体1,2に押し付けられるとともに両端部が外側方向に引っ張られ、第一の貫通孔1aおよび第二の貫通孔2aの内側で金属線材3を真っ直ぐに張力が加わった状態で固定することができる。その結果、金属線材3に撓み等の変形が生じることがなく、放射線やエネルギービーム等の位置を正確に検出できるようになる。
また、金属線材3の配置間隔を狭めても、金属線材3が撓み等で変形することがないので、隣接する金属線材3間で電気的短絡を生じることがなく、放射線やエネルギービーム等の確実な位置検出が可能となる。
さらに、第一のセラミック枠体1と第二のセラミック枠体2は、優れた絶縁性を有し且つ優れた機械的強度を有することから、第一のセラミック枠体1と第二のセラミック枠体2とで挟み込まれる金属線材3同士を重ねて配置するときも、互いに確実に絶縁された状態で長期にわたって強固に保持固定することができる。
以上のように、本発明により金属線材3が撓み等で変形することなく長期にわたって強固に保持固定される金属線材固定用セラミック枠体を提供することができる。
また好ましくは、図1に示すように溝部1fの外側壁面は、外方に向けて傾斜した傾斜面状とされた第一の傾斜面1cとされ、それに係合する凸部2bの外側壁面も傾斜面状とされて第二の傾斜面2cとされており、金属線材3の両端部が溝部1fの第一の傾斜面1cと凸部2bの第二の傾斜面2cとに挟まれて固定されるのがよい。溝部1fと凸部2bとで金属線材3を挟み込む際に金属線材3が溝部1fと凸部2bとで折り曲げられることとなるが、この構成により、金属線材3の折り曲げ角度が緩和され、急な角度で折り曲げられることがないので、金属線材3が折り曲げられて破断しやすくなるのを防止できるようになる。
また好ましくは、第一の傾斜面1cおよび第二の傾斜面2cは、溝部1fおよび凸部2bの外周側のみに溝部1fと凸部2bとが互いに係合するようにしてそれぞれ形成されており、かつ溝部1fの内周側の側壁は凸部2bの内周側の側壁よりも第一の貫通孔1a側に位置し、溝部1fの内周側の側壁と凸部2bの内周側の側壁との間に隙間が形成されるようにするのがよい。この構成により、第一のセラミック枠体1および第二のセラミック枠体2の焼成時に収縮バラツキが生じ、溝部1fと凸部2bとの係合が完全なものにならない場合においても、溝部1fと凸部2bとの位置合わせは外周部の第一の傾斜面1cおよび第二の傾斜面2cのみでより容易かつ確実に行なうことができ、第一の傾斜面1cおよび第二の傾斜面2c同士での容易な位置合わせにより、溝部1fと凸部2bとの寸法バラツキが吸収されるようになる。また、この構成においては、溝部1fの内周側の側壁と凸部2bの内周側の側壁との間で金属線材3を適度に引っ張りながら挟み込むことができるという作用効果も有する。
また好ましくは、図示しないが、第一のセラミック枠体1または第二のセラミック枠体2には、突出部1eの上面等の各金属線材3が配置される位置に、各金属線材3をガイドするための各金属線材3よりやや広い幅で金属線材3が嵌まり込むような溝を、複数形成しておくのがよい。この構成により、複数本の金属線材3を第一のセラミック枠体1および第二のセラミック枠体2の所定の位置に正確に配置して固定することが容易となる。
また、第一のセラミック枠体1および第二のセラミック枠体2には、金属線材3によって検出される電気信号を取り出すための金属線材3と電気的に接続される線路導体が形成されていてもよい。第一のセラミック枠体1および第二のセラミック枠体2の表面に所定の線路幅を有する線路導体を形成することにより、電気信号を取り出すための第一のセラミック枠体1および第二のセラミック枠体2表面に形成された線路導体を、金属線材3のインピーダンスとインピーダンス整合されたものとすることができ、電気信号の伝送損失を発生させることなく金属線材3からの電気信号を取り出すことが可能となる。
このような第一のセラミック枠体1および第二のセラミック枠体2に形成される線路導体の形成方法としては、セラミックグリーンシートに、タングステン(W)やモリブデン(Mo),マンガン(Mo)等の高融点金属粉末に適当な有機バインダー、可塑剤、溶剤等を添加混合して得た金属ペーストを、スクリーン印刷法等の厚膜形成技術により印刷塗布して、線路導体となるメタライズ層を所定パターンに形成しておく、または第一のセラミック枠体1および第二のセラミック枠体2の焼成後、第一のセラミック枠体1および第二のセラミック枠体2の所定の位置に線路導体となるWやMo,Mn等の金属粉末を主成分とする金属ペーストを塗布し、約1300℃の温度で焼成することによって形成される。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を施すことは何等支障ない。したがって、前述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、本発明の範囲は特許請求の範囲に示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、特許請求の範囲に属する変形や変更は全て本発明の
範囲内のものである。
例えば、上記実施の形態においては、一組の金属線材3を固定する一組の第一のセラミック枠体1および第二のセラミック枠体2について示したが、これらを複数組組み合わせて多段の金属線材固定用セラミック枠体とすることができるし、金属線材3の線路方向を互いに直交するように固定するために、第一のセラミック枠体1の他方主面にも段差部1bや溝部1fを設け、その他方主面側に第二のセラミック枠体2を組み合わせて2枚の金属線材3を第一のセラミック枠体1の両主面に固定するものとすることもできる。
さらに、第一および第二の貫通孔1a,2aの全周に段差部1bや溝部1fを設けずに、金属線材3の線路方向両端部にのみ段差部1bや溝部1fを設けてもよいことはいうまでもない。
本発明の金属線材固定用セラミック枠体の実施の形態の一例を示す断面図である。 図1の金属線材固定用セラミック枠体の組立斜視図である。 金属線材の平面図である。
符号の説明
1:第一のセラミック枠体
1a:第一の貫通孔
1b:段差部
1c:傾斜部
1e:突出部
1f:溝部
2:第二のセラミック枠体
2a:第二の貫通孔
2b:凸部
3:金属線材

Claims (3)

  1. 中央部に両主面間を貫通する第一の貫通孔が形成された第一のセラミック枠体と、
    前記第一のセラミック枠体の前記両主面のうち一方の主面の側に配置された、前記一方の主面と対向する対向主面、および前記対向主面と反対の側の主面を有し、中央部に両主面間を貫通する第二の貫通孔が形成された第二のセラミック枠体と、
    前記第一のセラミック枠体と前記第二のセラミック枠体との間に配置された、放射線およびエネルギービームを検出するための電極として用いる金属線材と、を備えて構成された金属線材固定用セラミック枠体であって、
    前記第一のセラミック枠体は、前記一方主面と前記第一の貫通孔の開口との間に形成された段差部を備え、
    前記第二のセラミック枠体は、前記対向主面の前記第二の貫通孔の周囲に形成された、前記段差部に係合する凸部を備え、
    前記金属線材が、前記第一の貫通孔を横切るように配置され、両端部が前記段差部と前記凸部とに挟まれて固定されていることを特徴とする金属線材固定用セラミック枠体。
  2. 前記段差部の前記第一の貫通孔開口側に突出部が形成されることによって前記第一の貫通孔の開口よりも外方に溝部が形成され、
    前記凸部が前記溝部に係合されるように形成されているとともに、前記金属線材の両端部が前記溝部の内面と前記凸部とに挟まれて前記金属線材が固定されていることを特徴とする請求項1記載の金属線材固定用セラミック枠体。
  3. 前記段差部の周囲の壁面は、外方に向けて傾斜した傾斜面とされており、前記凸部は前記傾斜面と係合するように形成されているとともに、前記金属線材の両端部が前記傾斜面と前記凸部とに挟まれていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の金属線材固定用セラミック枠体。
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