JP4637659B2 - 多気筒エンジンの吸気装置 - Google Patents

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Description

この発明は、多気筒エンジンの吸気装置に関するものである。
特許文献1,2には、多気筒エンジンの気筒毎に形成された吸気通路の開口面積をエンジンの回転数に合わせて変化させることにより、吸気の流動を可変調整して吸気と燃料との混合割合を最適化するバルブ装置を備えた吸気装置が開示されている。この特許文献1では、バルブが吸気通路中央を多気筒列方向に挿通するシャフトに支持されて吸気通路に配置されている。一方、特許文献2では、2個のバルブが吸気通路から外れた位置に設けられたシャフトにそれぞれ支持されて対向配置されている。
特開2002−106370号公報(第3頁、図5) 特開2001−152989号公報(第4頁、図2)
ところで、エンジンの高速回転時には、バルブを全開にして吸気をスムーズに流してシリンダヘッドに導入しなければならない。しかし、上記特許文献1では、バルブ開状態でバルブが吸気通路の中央に位置し、しかもバルブのシャフト挿通部分がバルブ本体の厚みよりも大きく膨出しているため、吸気の流れを阻害してしまう。
一方、特許文献2では、エンジンの高速回転時には、バルブ開状態でバルブが吸気ケーシング壁面に接し、しかもバルブを支持するシャフトが吸気通路から外れた位置にあるため、吸気の流れを阻害することがない。しかし、エンジンの低速回転時には、上記2個のバルブの先端同士が吸気通路中央で近接するため、バルブ先端と燃料噴射ノズルとの隔たりが大きく、燃料噴射ノズル近傍に吸気を効率よく導くことができなくて、吸気中に燃料を満遍なく混合させることが困難となり、気筒内での燃料の燃焼が不十分となってエンジンの性能を低下させることになる。この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エンジンの高速回転時には、吸気通路を吸気がスムーズに流れてシリンダヘッドに導入され、エンジンの低速回転時には、燃料噴射ノズルから噴射される燃料と吸気とが効率よく混合するように吸気を燃料噴射ノズル近傍に導いて、エンジンの性能を向上させることである。
上記の目的を達成するため、この発明は、多気筒エンジンの吸気装置の吸気通路に配置されるバルブ装置の位置及び構造に工夫を凝らしたことを特徴とする。
具体的には、この発明は、多気筒エンジンの気筒毎に形成された吸気通路を有する吸気ケーシングと、該吸気ケーシングの吸気通路に臨むように配設された燃料噴射ノズルと、該燃料噴射ノズルの上流側の吸気通路を開閉するバルブ装置とを備えた、多気筒エンジンの吸気装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記バルブ装置は、挿通孔を有する筒状のヒンジ部が板状バルブ本体の基端に形成され、上記挿通孔の孔中心が上記バルブ本体の回動中心に合致するバルブと、上記ヒンジ部を保持する保持部材とで構成され、該保持部材は、水平方向に延びる水平板部と、該水平板部から下方に向かって平行に突出する第1垂直板部及び第2垂直板部とを備え、上記ヒンジ部は上記第1垂直板部及び第2垂直板部の各々の突出端部間に回動中心が両垂直板部の板面に沿うように回動自在に嵌合保持され、上記吸気通路の燃料噴射ノズルの取り付け位置とは反対側で且つ上流側の吸気ケーシング壁面側には、上記バルブ装置の保持部材が収納される収納部が設けられ、上記保持部材には係合部が設けられている一方、上記吸気ケーシング壁面には上記係合部が係合する被係合部が設けられ、上記係合部を被係合部に係合させることにより上記バルブ装置が吸気ケーシング内に取り付けられるようになっており、上記バルブの挿通孔には、多気筒列方向に延びるシャフトがバルブに対して回動不能に挿入され、上記シャフトは吸気ケーシングに対して回動可能に取り付けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の多気筒エンジンの吸気装置において、バルブ装置の下流側の吸気通路は、エンジンの低速運転時にバルブ本体によって閉じられてバルブ装置の上流側の吸気通路との連通が遮断されるとともにエンジンの高速運転時に開かれてバルブ装置の上流側の吸気通路と連通する第1通路と、該第1通路に並設されエンジンの全運転域で上記バルブ本体の回動によって開閉されることなく常時上流側の吸気通路と連通する第2通路とに仕切壁によって区画され、燃料噴射ノズルは上記第2通路に臨んでいることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の多気筒エンジンの吸気装置において、上記係合部は、上記第2垂直板部に沿うように上記水平板部から下方に向かって突出し、上記被係合部は、上記係合部が係合する凹状をなしていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、バルブのシャフト挿通部分であるヒンジ部が保持部材で覆われた状態で保持されて吸気ケーシング壁面側の収納部に配置され、バルブが全開状態で上記吸気ケーシング壁面に沿っているので、エンジンの高速回転時に吸気通路を流れる吸気の流れをバルブが阻害することがなく、吸気をスムーズに流してシリンダヘッドに導入することができる。一方、エンジンの低速回転時のバルブ閉状態には、バルブ先端(バルブ本体のヒンジ部と反対側)が燃料噴射ノズルに接近しているので、吸気を燃料噴射ノズル近傍に集中して導き、燃料噴射ノズルから噴射される燃料を吸気中に満遍なく混合して、エンジンの性能を向上させることができる。
さらに、バルブ装置を吸気ケーシング内に取り付ける前に、バルブ本体のヒンジ部を保持部材で嵌合保持してバルブ本体と保持部材とを組み込み、この状態で保持部材の係合部を吸気ケーシング壁面の被係合部に係合させてバルブ装置を吸気通路に位置決めしてバルブ装置を吸気ケーシング内に取り付け、後は各バルブ本体の上記ヒンジ部の挿通孔に気筒列方向からシャフトを挿通するだけで、バルブ装置を吸気ケーシング内に簡単に取り付けることができる。
請求項2に係る発明によれば、エンジンの低速回転時には、燃料噴射ノズルから遠い第1通路が閉じられて燃料噴射ノズル側の第2通路のみが開いているので、吸気の燃料噴射ノズル近傍への集中導入を確実に行い得て、燃料噴射ノズルから噴射される燃料を吸気中に満遍なく混合して、エンジンの性能向上を確実に行うことができる。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1〜図5は、この発明の実施形態1に係る多気筒エンジンの吸気装置を示す。該吸気装置は、図3に示すように吸気通路5を有し、エンジンのシリンダヘッド7とインテークマニホールド3との間に配置され、吸気は多気筒エンジンの気筒毎に上記インテークマニホールド3から吸気ケーシング1を通ってシリンダヘッド7へ流れるように吸気通路が設けられている。
上記吸気装置は、略矩形の貫通孔9を有する2個のバルブ装着部11を接続部13を介して一体に接続して形成されている。上記バルブ装着部11の貫通孔9は、図3に示すように、吸気の流速を早めるために、シリンダヘッド7に接続される側(下流側)がインテークマニホールド3に接続される側(上流側)よりも狭く開口している。
上記バルブ装着部11の貫通孔9両端の外周縁にはフランジ17が一体に形成されているとともに、バルブ装着部11両側端部にはボルト挿通孔19aを有するボス部19が一体に形成されていて、上記バルブ装着部11の上流側フランジ17に対応するインテークマニホールド3のフランジ21には、ボルト挿通孔19aに対応する位置にボルト挿通孔(図示せず)が設けられている。同じように、上記バルブ装着部11の下流側フランジ17に対応するシリンダヘッド7のフランジには、ボルト挿通孔19aに対応する位置にボルト挿通孔(図示せず)とねじ山が設けられている。シリンダヘッド7の下流側フランジに上記吸気ケーシング1のフランジ17を重ね合わせ、上記吸気ケーシング1の上流側フランジ17にインテークマニホールド3のフランジ21を重ねてボルト挿通孔19aにボルト(図示せず)を挿通してインテークマニホールド3と吸気ケーシング1をシリンダヘッド7に一体に組み付けられている。
上記バルブ装着部11のシリンダヘッド7が接続される側(下流側)には、挿入孔23aを有するボス部23が一体に形成され、上記挿入孔23aには、噴射口25aが吸気ケーシング1の吸気通路5に臨むように燃料噴射ノズル25が斜めに挿入されてボス部23に配置されている。
上記吸気通路5の燃料噴射ノズル25の取り付け位置とは反対側で且つ上流側のバルブ装着部11壁面(吸気ケーシング1壁面)には、後述するバルブ装置35の保持部材41が収納される収納部27が設けられている。
上記吸気ケーシング1両側端部には菱形のフランジ29a,29bが一体に突設され、一方のフランジ29aにはバルブ回転制御装置(図示せず)が取り付けられるようになっているとともに、他方のフランジ29bにはバルブ回転角度検知装置(図示せず)が取り付けられるようになっている。これらフランジ29a,29bの中央部分には挿通孔31が形成されているとともに、上記バルブ装着部11及び接続部13にも挿通孔31が気筒列方向に直線的に連通するように形成されている。挿通孔31の中にはシャフト挿通孔39aを有する軸受部33が回動可能に挿入されている。
上記バルブ装着部11における燃料噴射ノズル25の上流側には、吸気通路5を開閉するバルブ装置35が装着されている。該バルブ装置35は、上記インテークマニホールド3からエンジンのシリンダヘッド7に導入される吸気の流動を可変調整するものである。上記バルブ装置35は、図5にも示すように、バルブ36と保持部材41とで構成されている。上記バルブ36は矩形板状のバルブ本体37を備え、該バルブ本体37の基端には内部に断面四角形のシャフト挿通孔39aを有する筒状のヒンジ部39が膨出形成されている。そして、上記バルブ36は、上記挿通孔39aの孔中心が上記バルブ本体37の回動中心に合致している。一方、上記保持部材41は水平板部43を備え、該水平板部43の一端には第1垂直板部45が下方に向かって突出するとともに、上記水平板部43の中程には第2垂直板部47が下方に向かって上記第1垂直板部45と平行に突出している。上記第2垂直板部47は第1垂直板部45よりも長く延出し、上記第2垂直板部47の延出端部の第1垂直板部45側の面には、上記バルブ36のヒンジ部39を第1垂直板部45の突出端部とで回動自在に嵌合保持する回動凹部47aが形成され、上記バルブ36のヒンジ部39を第1垂直板部45と第2垂直板部47との間の回動凹部47aに嵌合させるようになっている。つまり、上記ヒンジ部39は、上記第1垂直板部45及び第2垂直板部47の各々の突出端部間に回動中心が両垂直板部45、47の板面に沿うように回動自在に嵌合保持されている。上記のように第1垂直板部45と第2垂直板部47との長さに差を設けているのは、上記バルブ36を保持部材41にセットしてバルブ装着部11の収納部27に装着した際に、第1垂直板部45がバルブ本体37の回動を阻害しないようにするためである。さらに、上記保持部材41の第1垂直板部45が設けられた水平板部43の他端には、係合部としての係合凸部49が上記第2垂直板部47に沿うように上記水平板部43から下方に向かって突出している。一方、上記収納部27におけるバルブ装着部11壁面(吸気ケーシング1壁面)には、上記係合凸部49が係合する被係合部としての被係合凹部50が凹設され、上記係合凸部49を被係合凹部50に係合させることによりバルブ装置35がバルブ装着部11の収納部27に取り付けられるようになっている。
上述の如く構成されたバルブ装置35は、保持部材41の係合凸部49をバルブ装着部11壁面の収納部27に設けられた被係合凹部50に係合してバルブ装着部11に位置決めされ、多気筒列方向に延びる断面四角形のシャフト51がバルブ36の挿通孔39aにバルブ36に対して回動不能に挿入され、バルブ装着部11の貫通孔9(吸気通路5)に支持されて装着される。この装着状態で上記シャフト51は吸気ケーシング1に対して回動可能に取り付けられている。
その装着要領を具体的に説明すると、1本のシャフト51を一方のバルブ装着部11側の側面菱形フランジ29aに設けられた挿通孔31の中に挿入された軸受部33のシャフト挿通孔39aに気筒列方向に挿入し、次に、上記バルブ装置35のバルブ36のシャフト挿通孔39aに挿入し、次いで接続部13の挿入孔31の中に挿入された軸受部33のシャフト挿通孔39aに挿入し、更に他方のバルブ装着部11のバルブ装置35のバルブ36のシャフト挿通孔39aに挿入し、挿通孔31の中に挿入された軸受部33のシャフト挿通孔39aに通して側面菱形フランジ29bから突出させる。これにより、シャフト51及びシャフト挿通孔39aは断面四角形であるため、シャフト51の空回りが防止されて両者は一体的に結合されて、上記シャフト51はバルブ36に対して回動不能に挿入されている。また、シャフト51は3個の軸受部33のシャフト挿通孔39aと2個のバルブ36のヒンジ部39の挿通孔39aに交互に串刺し状に挿通されて、吸気ケーシング1に対して回動可能に取り付けられ、バルブ36がヒンジ部39回りに吸気ケーシング1の各バルブ装着部11内で吸気通路5を開閉可能に回動支持される。
このようにバルブ装着部11内に取り付けられたバルブ装置35は、エンジンの高速回転時には図3実線で示すようにバルブ本体37を吸気ケーシング1壁面に沿わせて吸気通路5を全開し、吸気をインテークマニホールド3からスムーズに流してシリンダヘッド7に導入する一方、エンジンの低速回転時には図3仮想線で示すように吸気通路5を閉じて燃料噴射ノズル25側のバルブ装着部11壁面とバルブ本体37先端との間に狭小通路53が形成され、吸気を燃料噴射ノズル25近傍に集中して導くようになっている。
このように実施形態1では、バルブ36のヒンジ部39が保持部材41で覆われた状態で保持されて燃料噴射ノズル25の取り付け位置とは反対側で且つ上流側のバルブ装着部11の収納部27に配置され、バルブ36がバルブ開状態で上記バルブ装着部11(吸気ケーシング1)の壁面に沿って静止しているので、エンジンの高速回転時に吸気通路5を流れる吸気の流れをバルブ36が阻害することがなく、吸気をスムーズに流してシリンダヘッド7に導入することができる。一方、エンジンの低速回転時のバルブ閉状態には、バルブ本体37先端が燃料噴射ノズル25に接近して両者間に狭小通路53を形成しているので、吸気を燃料噴射ノズル25近傍に集中して導き、燃料噴射ノズル25から噴射される燃料を吸気中に満遍なく混合して、エンジンの性能を向上させることができる。
さらに、実施形態1では、バルブ装置35をバルブ装着部11内に取り付ける前に、バルブ36のヒンジ部39を保持部材41で嵌合保持し、この状態で保持部材41の係合凸部49をバルブ装着部11壁面の吸気ケーシング1上流側の被係合凹部50に係合させてバルブ36をバルブ装着部11に位置決めできるので、バルブ36を保持したり位置決めする治具を必要とせず、上記ヒンジ部39の挿通孔39aにシャフト51を挿通するだけで、バルブ装置35をバルブ装着部11内に簡単に取り付けることができる。
(実施形態2)
図6及び図7は実施形態2における図2及び図3相当図を示す。この実施形態2では、吸気通路5のシリンダヘッド7側(下流側)の燃料噴射ノズル25側方に、扁平板状の仕切壁55が吸気流通方向に沿うように接近配置され、該仕切壁55における上流側端部55aのバルブ本体37側は傾斜面に形成されている。そして、上記バルブ装置35の下流側の吸気通路5aは、収納部27側で吸気通路5の大半を占める広い第1通路57aと、該第1通路57aに並設され燃料噴射ノズル25が臨む狭い第2通路57bとに上記仕切壁55により区画されている。これにより、上記第1通路57aは、エンジンの低速運転時にはバルブ本体37によって閉じられてバルブ装置35の上流側の吸気通路5bとの連通が遮断される(図7仮想線参照)とともに、エンジンの高速運転時に開かれてバルブ装置35の上流側の吸気通路5bと連通するようになっている(図7実線参照)。また、上記第2通路57bは、エンジンの全運転域で上記バルブ本体37の回動によって開閉されることなく常時上流側の吸気通路5bと連通するようになっている。その他は実施形態1と同様に構成されているので、同一の構成箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。
したがって、実施形態2では、吸気通路5のシリンダヘッド7側(下流側)の燃料噴射ノズル25側方に仕切壁55を設け、エンジンの低速回転時には、バルブ本体37により第1通路57aを上流側の吸気通路5bと遮断して第2通路57bのみ上流側の吸気通路5bと連通させているので、吸気を燃料噴射ノズル25近傍への集中導入を確実に行い得て、燃料噴射ノズル25から噴射される燃料を吸気中に万遍なく混合して、エンジンの性能向上を確実に行うことができる。
(実施形態3)
図8乃至図10は実施形態3における図2、図3及び図5相当図を示す。この実施形態3では、バルブ本体37が燃料噴射ノズル25寄りの貫通孔9(吸気通路5)の断面形状に対応した形状に形成され、バルブ本体37先端に燃料噴射ノズル25のボス部23外形形状に対応させて凹状に湾曲した円弧部37aが形成されている。その他は実施形態1と同様に構成されているので、同一の構成箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。
したがって、実施形態3では、バルブ本体37先端に燃料噴射ノズル25のボス部23外形形状に対応して円弧部37aが形成されているので、狭小通路53はバルブ本体37先端の円弧部37aと燃料噴射ノズル25のボス部23との間にのみ形成され、しかも、その幅は均等幅に形成されているので、狭小通路53がボス部23の外側方にまで広がっている実施形態1に比べて狭くなっており、エンジンの低速回転時のバルブ閉状態には、上記狭小通路53から吸気を燃料噴射ノズル25近傍に実施形態1に比べてより集中して導き、燃料噴射ノズル25から噴射される燃料を吸気中により満遍なく混合して、エンジンの性能を向上させることができる。
(実施形態4)
図11及び図12は実施形態4における図2及び図3相当図を示す。この実施形態4では、バルブ本体37が燃料噴射ノズル25寄りの貫通孔9(吸気通路5)の断面形状に対応した形状に形成され、バルブ本体37先端に燃料噴射ノズル25のボス部23外形形状に対応させて凹状に湾曲した円弧部37aが形成されていることに関しては実施形態3と同様である。また、吸気通路5のシリンダヘッド7側(下流側)の燃料噴射ノズル25側方に、板状の仕切壁55が設けられて、吸気通路5が第1通路57aと第2通路57bとに区画されている点においては実施形態2と同様であるが、実施形態2では、仕切壁55は扁平板状であるのに対し、実施形態4では燃料噴射ノズル25のボス部23外形形状に対応させて凹状に湾曲した形状をして燃料噴射ノズル25のボス部23側の壁面を取り囲むように接近配置されている。その他は実施形態1と同様に構成されているので、同一の構成箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。
したがって、実施形態4では、実施形態3と同様に、バルブ本体37先端に燃料噴射ノズル25のボス部23外形形状に対応して円弧部37aが形成されているので、狭小通路53はバルブ本体37の円弧部37aと燃料噴射ノズル25のボス部23との間にのみ形成され、しかも、その幅は均等幅に形成されているので、実施形態3と同様に、エンジンの低速回転時において狭小通路53により吸気集中効果を得ることができる。さらに、仕切壁55が燃料噴射ノズル25のボス部23外形形状に対応させて凹状に湾曲した形状に形成されて燃料噴射ノズル25のボス部23側を取り囲むように接近配置されているので、狭小通路53に連続する第2通路57bを実施形態2に比べて小さくすることができ、エンジンの低速回転時には、吸気の燃料噴射ノズル25近傍への集中導入をより確実に行うことができ、バルブ本体37の円弧部37aにより形成された狭小通路53との相乗効果により吸気の集中導入をより向上させて、燃料噴射ノズル25から噴射される燃料を吸気中により満遍なく混合してエンジンの性能向上をより一層確実に行うことができる。
この発明は、多気筒エンジンの吸気装置について有用である。
実施形態1に係る多気筒エンジンの吸気装置が適用された吸気ケーシングの斜視図である。 実施形態1に係る多気筒エンジンの吸気装置が適用された吸気ケーシングの平面図である。 実施形態1に係る多気筒エンジンの吸気装置が適用された吸気ケーシングにおけるバルブ装着部の断面図である。 実施形態1においてバルブ装置を装着する前の状態の吸気ケーシングの斜視図である。 実施形態1におけるバルブ装置を示し、(a)はバルブ装置の斜視図、(b)は保持部材の斜視図、(c)はバルブの斜視図である。 実施形態2における図2相当図である。 実施形態2における図3相当図である。 実施形態3における図2相当図である。 実施形態3における図3相当図である。 実施形態3における図5相当図である。 実施形態4における図2相当図である。 実施形態4における図3相当図である。
1 吸気ケーシング
5 吸気通路
25 燃料噴射ノズル
27 収納部
35 バルブ装置
36 バルブ
37 バルブ本体
39 ヒンジ部
39a 挿通孔
41 保持部材
49 係合凸部(係合部)
50 被係合凹部(被係合部)
51 シャフト

Claims (3)

  1. 多気筒エンジンの気筒毎に形成された吸気通路を有する吸気ケーシングと、該吸気ケーシングの吸気通路に臨むように配設された燃料噴射ノズルと、該燃料噴射ノズルの上流側の吸気通路を開閉するバルブ装置とを備えた、多気筒エンジンの吸気装置であって、
    上記バルブ装置は、挿通孔を有する筒状のヒンジ部が板状バルブ本体の基端に形成され、上記挿通孔の孔中心が上記バルブ本体の回動中心に合致するバルブと、上記ヒンジ部を保持する保持部材とで構成され、
    該保持部材は、水平方向に延びる水平板部と、該水平板部から下方に向かって平行に突出する第1垂直板部及び第2垂直板部とを備え、上記ヒンジ部は上記第1垂直板部及び第2垂直板部の各々の突出端部間に回動中心が両垂直板部の板面に沿うように回動自在に嵌合保持され、
    上記吸気通路の燃料噴射ノズルの取り付け位置とは反対側で且つ上流側の吸気ケーシング壁面側には、上記バルブ装置の保持部材が収納される収納部が設けられ、
    上記保持部材には係合部が設けられている一方、上記吸気ケーシング壁面には上記係合部が係合する被係合部が設けられ、上記係合部を被係合部に係合させることにより上記バルブ装置が吸気ケーシング内に取り付けられるようになっており、
    上記バルブの挿通孔には、多気筒列方向に延びるシャフトがバルブに対して回動不能に挿入され、
    上記シャフトは吸気ケーシングに対して回動可能に取り付けられていることを特徴とする多気筒エンジンの吸気装置。
  2. 請求項1に記載の多気筒エンジンの吸気装置において、
    バルブ装置の下流側の吸気通路は、エンジンの低速運転時にバルブ本体によって閉じられてバルブ装置の上流側の吸気通路との連通が遮断されるとともにエンジンの高速運転時に開かれてバルブ装置の上流側の吸気通路と連通する第1通路と、該第1通路に並設されエンジンの全運転域で上記バルブ本体の回動によって開閉されることなく常時上流側の吸気通路と連通する第2通路とに仕切壁によって区画され、燃料噴射ノズルは上記第2通路に臨んでいることを特徴とする多気筒エンジンの吸気装置。
  3. 請求項1又は2に記載の多気筒エンジンの吸気装置において、
    上記係合部は、上記第2垂直板部に沿うように上記水平板部から下方に向かって突出し、
    上記被係合部は、上記係合部が係合する凹状をなしていることを特徴とする多気筒エンジンの吸気装置。
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