JP2000320415A - 原動機の燃料供給装置及び原動機吸気系の吸気管内断面積連続可変機構 - Google Patents

原動機の燃料供給装置及び原動機吸気系の吸気管内断面積連続可変機構

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JP2000320415A
JP2000320415A JP11164295A JP16429599A JP2000320415A JP 2000320415 A JP2000320415 A JP 2000320415A JP 11164295 A JP11164295 A JP 11164295A JP 16429599 A JP16429599 A JP 16429599A JP 2000320415 A JP2000320415 A JP 2000320415A
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intake pipe
valve
throttle valve
air flow
intake
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Fujio Inoue
冨士夫 井上
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 原動機吸気行程時において、特にアイドリ
ングや低中速回転時に吸気管内の吸気流の流速を速め、
シリンダー内で安定した燃焼が行なわれ、低燃費で有害
排出ガス量を低減した原動機の提供。 【解決手段】 吸気管20内に空気流通量を制御する
スロットルバルブ4を配置し、スロットルバルブ4と相
対す吸気管20内の内壁面17間で成す構成面で、吸気
管20内の空気流通下流方向へ行くに従い断面積が減少
するスロート形状区間A−A′を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原動機吸気系における燃
料供給装置及び吸気管内の断面積を連続的に可変する吸
気管内断面積連続可変機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料供給装置で吸入する空気の流
通量を制御するスロットルバルブはバタフライ式スロッ
トルバルブがよく採用され、その他にピストンバルブ式
スロットルバルブ、スライド式スロットルバルブ等が採
用され実施されている。主に採用されているバタフライ
式スロットルバルブで部分開度のとき、前記バルブの配
置は空気流通方向に対し直角度に近く、よって前記バル
ブ裏面側に渦が発生し、吸入する空気流に乱れが生じて
いた。そして、吸気管中央付近に配置された回転軸にバ
タフライ式スロットルバルブの中心部が固着され、前記
バルブの全開時において回転軸とバタフライ式スロット
ルバルブが吸気流通効率の高い吸気管中央に残ってしま
うため、バタフライ式スロットルバルブの形状を抵抗が
少ない平面状に設定し採用していた。また吸気した気流
の流速を速めるため、吸気側の弁を2本とし、それぞれ
専用の吸気管を設けるとともに、一方の吸気管内に弁を
設け、アイドリングや低中速回転域にかけては前記弁を
閉じておき、もう一方の吸気管のみで吸気を行う実施例
や、さらに吸気側の弁を2本とし、2本のうち一本の吸
気弁にある回転域まで弁開閉運動を休止させる弁休止機
構を採用し、もう一方の吸気管のみで吸気を行う実施例
等が実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、平面状のバタ
フライ式スロットルバルブでは低速回転時にスロットル
バルブ裏面側に渦が発生し、シリンダー内へ流入する空
気流に乱れが生じ、よって空気流の速度が遅くなり、吸
気管に吹き返す排気ガスに対抗できずシリンダー内に強
いスワール渦やタンブル渦が生れず、結果着火が不安定
になったり、燃焼速度が遅くなる等の欠点があった。ま
た一方の吸気管に弁を設けたり、2本のうち一本の吸気
弁に設定した回転域まで吸気弁開閉運動を休止させる吸
気弁休止機構を採用した実施例では、シリンダー内にス
ワール渦は生じるが成層燃焼に適したタンブル渦が生じ
難かった。
【0004】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
で、シリンダー内への空気流入速度を速め、シリンダー
内に成層燃焼に適した強いタンブル渦の生成やタンブル
渦にスワール渦を加えた複合渦の生成を目的としたもの
であり、また請求項4記載の発明および請求項5記載の
発明においては、吸気管内に発生する圧力波をきめ細か
く利用し、シリンダー内への混合気の充填効率を高める
ことを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、吸気管内における空気流通
上流方向で吸気管本体側面部の位置に回転中心線を設定
した軸受けにアクセルと連動する弁軸が取り付けられ、
前記弁軸を回転中心に円弧運動して前記吸気管内の空気
流通量を制御するスロットルバルブが、前記吸気管内の
空気流通側のスロットルバルブ表面部を空気流通方向に
連続した単列湾曲面状や復列湾曲面状に形成され、ま
た、スロットルバルブ一端部を前記吸気管内の空気流通
上流方向でかつ前記吸気管の一方の側面側に、さらにス
ロットルバルブ先端部を前記吸気管内の空気流通下流方
向でかつ前記吸気管の他方の側面側にそれぞれ位置する
配置で、前記スロットルバルブ一端部を前記弁軸に固着
して取り付けられ、そして前記スロットルバルブ開閉時
にスロットルバルブ両側面部と前記両側面部に相対す位
置の吸気管内壁面の両者は、各両者間が狭い間隔を保ち
続ける形状にそれぞれ形成されているとともに、前記弁
軸の外周面と前記外周面に相対す吸気管内壁面凹部分の
両者や、またはスロットルバルブ一端部側面と前記スロ
ットルバルブの一端部側面に相対す吸気管内壁面凹部分
の両者は、弁軸外周面や、または前記スロットルバルブ
一端部側が吸気管内壁面凹部分を摺動したり、または両
者間が狭い間隔を保ち続ける形状にそれぞれ形成され、
そして、さらに空気流通方向に連続した単列湾曲面状や
復列湾曲面状に形成したスロットルバルブ表面部と、前
記スロットルバルブ表面部に相対す吸気管内壁面の成す
構成面で、空気流通下流方向に行くに従い断面積が減少
していくスロート形状区間A−A′を形成し、また吸気
管本体側面部の適宜な位置に吸気管内の吸気ポートに燃
料を噴射する燃料噴射ノズルを備えるという解決手段を
採用した。
【0006】そして、請求項2記載の発明は、吸気管内
における空気流通上流方向で吸気管本体側面部上方の位
置に回転中心線を設定した軸受けに弁軸が取り付けら
れ、前記弁軸を回転中心に円弧運動して前記吸気管内の
空気流通量を制御するスロットルバルブが、前記吸気管
内の空気流通側のスロットルバルブ表面部を空気流通方
向に連続した単列湾曲面状や復列湾曲面状に形成され、
また、スロットルバルブ一端部を前記吸気管内の空気流
通上流方向でかつ前記吸気管本体側面部上方側に、さら
にスロットルバルブ先端部を前記吸気管内の空気流通下
流方向でかつ前記吸気管の他方の側面側にそれぞれ位置
する配置で、前記スロットルバルブ一端部を前記弁軸に
固着して取り付けられ、そして前記スロットルバルブ開
閉時にスロットルバルブ両側面部と前記スロットルバル
ブ両側面部に相対す位置の吸気管内壁面の両者は、各両
者間が狭い間隔を保ち続ける形状にそれぞれ形成されて
いるとともに、弁軸の外周面と前記外周面に相対す吸気
管内壁面凹部分の両者や、またはスロットルバルブ一端
部側面と前記スロットルバルブ一端部側面に相対す吸気
管内壁面凹部分の両者は、弁軸の外周面や、または前記
スロットルバルブ一端部側面が前記吸気管内壁面凹部分
を摺動したり、または両者間が狭い間隔を保ち続ける形
状にそれぞれ形成され、そして、さらに空気流通方向に
連続した単列湾曲面状や復列湾曲面状に形成したスロッ
トルバルブ表面部と、前記スロットルバルブ表面部に相
対す吸気管内壁面の成す構成面で、空気流通下流方向に
行くに従い断面積が減少していくスロート形状区間B−
B′を形成し、また前期スロットルバルブ先端部と相対
す吸気管内壁面の位置にパイロットアウトレットが開孔
して設けられ、前期パイロットアウトレットの開孔部の
空気流通上流側の位置にバイパスホールが開孔して設け
られ両者でスロー系燃料供給部を構成し、また、さらに
空気流通上流側で前期スロットルバルブの中央付近の開
孔部位置と相対す吸気管内壁面の位置にメインノズルが
開孔して設けられメイン系燃料供給部を構成し、そして
前期スロットルバルブ中央付近の開孔部を貫通し、前期
メインノズルの開孔部に差し込まれたジェットニードル
がピストンに取り付けられ、さらに前期ピストンが吸気
管本体側面部上方の位置に開口するガイドシリンダー内
に縮めて設置されたリターンスプリングで前期ガイドシ
リンダー内を摺動しながら前期ピストンの外周面で前期
スロットルバルブをガイドシリンダー位置反対側の吸気
管内壁面側に押しつけ、前期スロットルバルブ中央付近
に固着されたスロットルワイヤー端部止め用フックにア
クセルと連動するスロットルワイヤー端部が取り付けら
れた解決手段を採用した。
【0007】さらに、請求項3記載の発明は、吸気管内
における空気流通上流方向で吸気管本体側面部の位置に
回転中心線を設定した軸受けにアクセルと連動する弁軸
が取り付けられ、前記弁軸を回転中心に円弧運動して前
記吸気管内断面積を連続して可変する吸気管内断面積連
続可変弁が、吸気管内の空気流通側の前期吸気管内断面
積連続可変弁の表面部を空気流通方向に連続した単列湾
曲面状や復列湾曲面状に形成され、また、前記吸気管内
断面積連続可変弁の一端部を吸気管内の空気流通上流方
向でかつ前記吸気管の一方の側面側に、さらに前記吸気
管内断面積連続可変弁の先端部を吸気管内の空気流通下
流方向でかつ前記吸気管の他方の側面側にそれぞれ位置
する配置で、前記吸気管内断面積連続可変弁の一端部を
前記弁軸に固着して取り付けられ、そして前記吸気管内
断面積連続可変弁開閉時に吸気管内断面積連続可変弁両
側面部及びと前記両側面部及びに相対す位置の吸気管内
壁面の両者は、両者間が狭い間隔を保ち続ける形状にそ
れぞれ形成されているとともに、前記弁軸の外周面と弁
軸外周面に相対す吸気管の内壁面凹部分の両者や、また
は前記吸気管内断面積連続可変弁の一端部側面と前記吸
気管内断面積連続可変弁の一端部側面に相対す吸気管内
壁面凹部分の両者は、弁軸外周面や、または前記吸気管
内断面積連続可変弁の一端部側面が前記吸気管内壁面凹
部分を摺動したり、または両者間が狭い間隔を保ち続け
る形状にそれぞれ形成され、そして、さらに空気流通方
向に連続した単列湾曲面状や復列湾曲面状に形成した吸
気管内断面積連続可変弁表面部と、前記吸気管内断面積
連続可変弁表面部に相対す吸気管内壁面の成す構成面
で、空気流通下流方向に行くに従い断面積が減少してい
くスロート形状区間C−C′を形成させた解決手段を採
用した。
【0008】また、請求項4記載の発明は、吸気管内に
配置されたスロットルバルブの裏面側と相対す位置の吸
気管内壁面側に開孔し、前期スロットルバルブの弁軸側
に出入口開孔部の後端位置を設定した連通管を設け、前
期連通管の出入口開孔部と反対側の連通管位置に、前期
連通管を経て吸気管内と連通し、また前期連通管より大
容量の下集合管を請求項1記載の燃料供給装置と請求項
2記載の燃料供給装置の各実施例に加えて設けるという
解決手段を採用した。
【0009】そして、請求項5記載の発明は、吸気管内
に配置された吸気管内断面積連続可変弁の裏面側と相対
す位置の吸気管内壁面側の位置に開孔し、前期吸気管内
断面積連続可変弁の弁軸側に出入口開孔部の後端位置を
設定した連通管を設け、前期連通管の出入口開孔部と反
対側の連通管位置に前期連通管を経て前期吸気管内と連
通し、また前期連通管径より大容量の下集合管を請求項
3記載の吸気管内断面積連続可変機構の各実施例に加え
てに設けるという解決手段を採用した。
【0010】本発明は、以上の構成よりなる原動機吸気
系における燃料供給装置及び吸気管内の断面積を連続的
に可変する吸気管内断面積連続可変機構である。
【0011】
【作用】上記のように構成された燃料噴射式燃料供給装
置を備えた原動機を始動すると、ピストンの下降でシリ
ンダー内が負圧状態になり、大気とシリンダー内を連通
する吸気管内には大気中からシリンダー内方向へ向かっ
て空気の流通が発生する。そして始動時においてほぼ閉
じられた吸気管内のスロットルバルブは空気流通上流方
向で吸気管本体側面部の位置に回転中心線を設定した軸
受けに弁軸が取り付けられているため、湾曲面状のスロ
ットルバルブ表面部と前期表面部に相対す位置の吸気管
内壁面間でスロート形状区間A−A′が構成され、この
スロート形状区間A−A′は先に行くに従い断面積が縮
小する。このスロート形状区間A−A′は空気流の流速
を速めるように働き、吸気管本体側面部の適宜な位置に
固着された燃料噴射ノズルから噴射された燃料と速い空
気流とが混合して混合気となり、結果混合気流が勢いよ
くシリンダー内へ充填されるため、シリンダー内に強い
渦が発生するように作用する。
【0012】そして、さらにスロットルバルブを開けた
場合においても、湾曲面状のスロットルバルブ表面部と
前記表面部に相対す位置の吸気管内壁面でスロート形状
区間A−A′が構成され続け、先に行くに従い断面積が
縮小するこのスロート形状区間A−A′は、各回転域に
見合った吸気管内における空気流の流速を確保し、燃料
噴射ノズルから噴射された燃料と速い空気流とが混合し
て混合気となり、混合気流が勢いよくシリンダー内へ充
填し続けるため、引き続きシリンダー内に強い渦が発生
する。よって前記スロート形状区間A−A′は各回転域
に見合った吸気管内の流速を確保するように作用する。
【0013】また、上記のように構成された気化器式燃
料供給装置を備えた原動機を始動すると、ピストンの下
降によってシリンダー内が負圧状態になり、大気とシリ
ンダー内を連通する吸気管内には大気中からシリンダー
内方向へ向かって空気の流通が発生する。そして始動時
に閉じられたスロットルバルブによって、湾曲面状のス
ロットルバルブ表面部と前記表面部に相対す位置の吸気
管内壁面間でスロート形状区間B−B′が構成され、先
に行くに従い断面積が縮小するこのスロート形状区間B
−B′は、さらに空気流の流速を速めるように働き、ス
ロットルバルブ先端部と相対す位置の吸気管内壁面に開
孔する最低圧部のパイロットアウトレットから吸引され
る燃料に、前記パイロットアウトレット開孔部の空気流
通上流側の位置に開孔したバイパスホールから入った空
気が混ざって、勢いよくシリンダー内へ充填される。
【0014】さらにスロットルバルブを開けていくと最
低圧部位置は少しメインノズル側に移るため、パイロッ
トアウトレットとバイパスホールの両方から燃料が供給
される。そして、さらにスロットルバルブを開け全開に
近づくにつれ最低圧部位置はスロットルバルブ先端側か
らスロットルバルブ中央付近に移るが、ここでも湾曲面
状のスロットルバルブ表面部と前記表面部に相対す位置
の吸気管内壁面間で構成されたスロート形状区間B−
B′は、吸気管内における空気流の流速を確保して燃料
の吐出量の落ち込みを小さくし、スロットルバルブ中央
付近の位置と相対す吸気管内壁面の位置に開孔したメイ
ンノズルから、回転に見合った燃料が供給される。よっ
て、湾曲面状のスロットルバルブ表面部と前記表面部に
相対す位置の吸気管内壁面間で構成されたスロート形状
区間B−B′は各回転域に見合った吸気管内の流速を確
保するように作用する。
【0015】さらに、上記のように構成された吸気系に
吸気管内断面積連続可変機構を備えた原動機を始動する
と、ピストンの下降によってシリンダー内が負圧状態に
なり、大気とシリンダー内を連通する吸気管内には大気
中からシリンダー内方向へ向かって空気の流通が発生す
る。そして、湾曲面状の吸気管内断面積連続可変弁の表
面部と前記表面部に相対す位置の吸気管内壁面間でスロ
ート形状区間C−C′が構成され、先に行くに従い断面
積が縮小するこのスロート形状区間C−C′は、吸気し
た空気流の流速をさらに速めるように働き、上述した燃
料供給装置の作用と同様に、各回転域に見合った吸気管
内の流速を確保するように作用する。
【0016】また、上記のように構成された燃料噴射式
燃料供給装置や気化器式燃料供給装置におけるスロット
ルバルブ裏面側と相対す位置の吸気管内壁面側にポート
を開孔し、そして前記スロットルバルブの弁軸側にポー
ト出入口開孔部の後端部位置を設定し、また吸気管内壁
面側のポート出入口開孔部と反対側のポート位置に、前
記ポートを挟んで吸気管内と連通し前記ポート径より大
容量の下集合管を設けた原動機を始動すると、吸気弁が
開いて吸気行程が始まると、吸気ポート付近に圧力の低
い部分が生じる。この低圧波は音速で吸気管を遡ろうと
するが、特にアイドリングや低中速回転域においては、
前記スロットルバルブはほとんど開いておらず、よっ
て、低圧波の多くはスロットルバルブの裏面側で遮ら
れ、スロットルバルブ裏面の吸気管内壁面側に開孔する
ポート方向へ向かい前記ポート径より大容量の下集合管
に入り、ここで正圧力波に変化し、再び音速でシリンダ
ー内に戻る。しかし、吸気弁が開いてから閉じるまでの
吸気弁開時間は回転数によって変化してしまい、一方、
圧力波の速度は一定である。そこで下集合管の位置を上
集合管の位置に対してシリンダー近くに設定して配置す
ることにより、圧力波が下集合管へ向かって再びシリン
ダーへ戻る往復時間が短縮し、圧力波のシリンダー内へ
の出入りサイクル数が増え、よって圧力波が吸気弁でシ
リンダー内に閉じこめられる機会を増やすことになり、
原動機のトルクが高まる。
【0017】そして、さらに前記スロットルバルブがお
おきく開くと、スロットルバルブは次第にスロットルバ
ルブ裏面側で吸気管を遡る低圧波の多くを遮ぎれず、低
圧波は上集合管方向へ向かう低圧波とスロットルバルブ
裏面側で遮られて下集合管へ向かう低圧波の割合がさら
に変化し、上集合管方向へ向かう低圧波が多くなる。上
集合管側と下集合管側に分かれた低圧波は、それぞれの
集合管を往復する時間が異なるため、両圧力波のシリン
ダー内への出入りするサイクル数も異なる。よってシリ
ンダー内へは下集合管側からきた圧力波と上集合管側か
らきた圧力波の両方が出入り、よって圧力波が吸気弁で
シリンダー内に閉じこめられる機会を増やすことにな
り、原動機のトルクが高まる。
【0018】さらに、上記のように構成された吸気系に
吸気管内断面積連続可変機構における湾曲面状の吸気管
内断面積連続可変弁裏面側と相対す位置の吸気管内壁面
側に連通管を開孔し、そして、前記吸気管内断面積連続
可変弁の弁軸側に連通管出入口開孔部の後端部位置を設
定し、また吸気管内壁面側の連通管出入口開孔部と反対
側の連通管位置に、前記連通管を挟んで吸気管内と連通
し前記連通管径より大容量の下集合管を設けた原動機を
始動すると、上述した燃料供給装置の実施例の作用と同
様に、吸気弁が開いて吸気行程が始まると、吸気ポート
付近に圧力の低い部分が生じる。この低圧波は音速で吸
気管を遡ろうとするが、特にアイドリングや低中速回転
域においては、前記吸気管内断面積連続可変弁はほとん
ど開いておらず、よって、低圧波の多くはの吸気管内断
面積連続可変弁裏面側で遮られ、吸気管内断面積連続可
変弁裏面の吸気管内壁面側に開孔する連通管方向へ向か
い前記連通管径より大容量の下集合管に入り、ここで正
圧力波に変化し、再び音速でシリンダー内に戻る。しか
し、吸気弁が開いてから閉じるまでの吸気弁開時間は回
転数によって変化してしまい、一方、圧力波の速度は一
定である。そこで下集合管の位置を上集合管の位置に対
してシリンダー近くに設定して配置することにより、圧
力波が下集合管へ向かって再びシリンダーへ戻る往復時
間が短縮し、圧力波のシリンダー内から下集合管、下集
合管からシリンダー内への出入りサイクル数が増え、よ
って圧力波が吸気弁閉時にシリンダー内に閉じこめられ
る確立を高めることになり、原動機のトルクが高まる。
【0019】そして、さらに前記吸気管内断面積連続可
変弁がおおきく開くと、吸気管内断面積連続可変弁は次
第に吸気管内断面積連続可変弁裏面側で吸気管を遡る低
圧波の多くを遮ぎれず、低圧波は上集合管方向へ向かう
低圧波と吸気管内断面積連続可変弁裏面側で遮られて下
集合管へ向かう低圧波の割合がさらに変化し、上集合管
方向へ向かう低圧波が多くなる。上集合管側と下集合管
側に分かれた低圧波は、それぞれの集合管を往復する時
間が異なるため、両圧力波のシリンダー内への出入りす
るサイクル数も異なる。よってシリンダー内へは下集合
管側からきた圧力波と上集合管側からきた圧力波の両方
が出入り、よって圧力波が吸気弁閉時にシリンダー内に
閉じこめられる確立を高めることになり、原動機のトル
クが高まる。
【0020】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1,図2,図3に示される実施例では、吸気管1内に
おける空気流通上流方向で吸気管1本体側面部の位置に
回転中心線を設定した軸受け2にアクセルと連動する弁
軸3が取り付けられ、前記弁軸3を回転中心に円弧運動
して前記吸気管1内の空気流通量を制御するスロットル
バルブ4がスロットルバルブ一端部6を前記弁軸3に固
着して取り付けられている。そして前記スロットルバル
ブ4は前記吸気管1内の空気流通側のスロットルバルブ
表面部5を空気流通方向に連続した単列湾曲面状や復列
湾曲面状に形成されている。この単列湾曲面状や復列湾
曲面状の湾曲部分や、さらに空気流通方向のスロットル
バルブにおける中心線位置に対して、空気流通方向に連
続した単列湾曲面状や復列湾曲面状の空気流通方向の中
心線位置を平行移動してずらしたり、復列湾曲面の各湾
曲面のボリュームに差を付けたり、また、空気流通方向
のスロットルバルブにおける中心線に対して、前記単列
湾曲面状や復列湾曲面状の空気流通方向の中心線にある
角度を付けること等により、吸気弁側へ流通する空気流
通量に方向性とボリューム差を与え、シリンダー内に流
入する混合気流にタンブル渦やスワール渦そしてタンブ
ル渦にスワール渦を加えた混合渦を生じさせることがで
きる。そして前述した実施例は後述する気化器式燃料供
給装置、吸気管内断面積連続可変機構、さらに前記燃料
噴射式燃料供給装置や後述する気化器式燃料供給装置、
吸気管内断面積連続可変機構の各実施例の弁裏面にポー
トを開孔し、前記ポートに下集合管を設けた請求項4及
び請求項5の各実施例においても採用できる。そして、
スロットルバルブ一端部6を前記吸気管1内の空気流通
上流方向でかつ前記吸気管1の一方の側面7側に、さら
にスロットルバルブ先端部8を前記吸気管1内の空気流
通下流方向でかつ吸気管1の他方の側面9側にそれぞれ
配置した。
【0021】また、前記スロットルバルブ4開閉時にス
ロットルバルブ両側面部10及び11と前記両側面部1
0及び11に相対す位置の吸気管内壁面12及び13の
両者は、各両者間が狭い間隔を保ち続ける形状にそれぞ
れ形成されている。さして弁軸3の回転中心線とスロッ
トルバルブ両側線は互いに直角交差するように設定する
と、スロットルバルブ開閉時にスロットルバルブ両側線
は平面上を移動するため、スロットルバルブ両側線と相
対す位置の吸気管内壁面形状を平面形状に作ればよく、
よって吸気管の製造が容易になるとともに、両者間から
の漏れも低減できる。さらに、前記スロットルバルブ両
側線と相対す位置の吸気管内壁面と前記内壁面以外の吸
気管内壁面形状は連続したスムースな面構成で成形され
ているとともに、スロットルバルブ全開時において、前
記スロットルバルブが吸気管内で吸気流通の妨げになら
ないように前記スロットルバルブが収納される凹状の収
納部が形成されている。
【0022】そして、前記弁軸3の外周面14と前記外
周面14に相対す吸気管内壁面凹部分15の両者や、ま
たはスロットルバルブ一端部側面16と前記スロットル
バルブ4の一端部側面16に相対す吸気管内壁面凹部分
15の両者は、弁軸外周面14や、または前記スロット
ルバルブ一端部側面16が吸気管内壁面凹部分15を摺
動したり、または両者間が狭い間隔を保ち続ける形状に
それぞれ形成され、そして弁軸の外周面やスロットルバ
ルブ一端部側面が吸気管内壁面凹部分を摺動する設計に
すると気密性に優れ、また、両者間を狭い間隔に設定し
た設計にすると接触していないため回転時の抵抗が無く
動きがスムースになるが、この両者間の漏れが多いと後
述するスロート形状区間の流速が遅くなる。
【0023】さらに、空気流通方向に連続した単列湾曲
面状や復列湾曲面状に形成したスロットルバルブ4の表
面部5と、スロットルバルブ両側面部10および11に
相対す位置の吸気管内壁面と前記内壁面以外の吸気管内
壁面形状が連続したスムースな面で構成して成形されて
いる吸気管内壁面17間の成す構成面で、空気流通下流
方向に行くに従い断面積が減少していくスロート形状区
間A−A′が形成され、吸気管1本体側面部の適宜な位
置に吸気管内の吸気ポート18に燃料を噴射する燃料噴
射ノズル19を備えた。この燃料噴射ノズル19の配置
位置はスロットルバルブ4の配置位置に対して、空気流
通の上流方向側や下流方向側、そして燃料を噴射する方
向等、原動機に最適な位置をテストの上設定する。
【0024】図4,図5に示される実施例では、吸気管
20内における空気流通上流方向で吸気管本体側面部2
1上方の位置に回転中心線を設定した軸受け22に弁軸
23が取り付けられ、前記弁軸23を回転中心に円弧運
動して前記吸気管20内の空気流通量を制御するスロッ
トルバルブ24がスロットルバルブ一端部26を前記弁
軸23に固着して取り付けられている。前記スロットル
バルブ24は前記吸気管20内の空気流通側のスロット
ルバルブ表面部25を空気流通方向に連続した単列湾曲
面状や復列湾曲面状に形成したり、さらに、空気流通方
向のスロットルバルブにおける中心線位置に対して、空
気流通方向に連続した単列湾曲面状や復列湾曲面状の空
気流通方向の中心線位置を平行移動してずらしたり、復
列湾曲面状のボリュームに差を付けたり、また、空気流
通方向のスロットルバルブにおける中心線に対して、前
記単列湾曲面状や復列湾曲面状の空気流通方向の中心線
にある角度を付けること等により、吸気弁側へ流通する
空気流通量に方向性とボリューム差を与え、シリンダー
内に流入する混合気流にタンブル渦やスワール渦そして
タンブル渦にスワール渦を加えた混合渦を生じさせるこ
とができる。また、スロットルバルブ一端部26を前記
吸気管20内の空気流通上流方向でかつ前記吸気管本体
側面部21上方側に、さらにスロットルバルブ先端部2
7を前記吸気管20内の空気流通下流方向でかつ吸気管
20の他方の側面28側にそれぞれ配置した。
【0025】そして、前記スロットルバルブ24開閉時
にスロットルバルブ両側面部29及び30と前記スロッ
トルバルブ両側面部29及び30に相対す位置の吸気管
内壁面31及び32の両者は、各両者間が狭い間隔を保
ち続ける形状にそれぞれ形成され、また、弁軸23の回
転中心線とスロットルバルブ両側線は互いに直角交差す
るように設定すると、スロットルバルブ開閉時にスロッ
トルバルブ両側線は平面上を移動するため、スロットル
バルブ両側線と相対す位置の吸気管内壁面形状を平面形
状に作ればよく、よって吸気管の製造が容易になるとと
もに、両者間からの漏れも低減できる。さらに、前記ス
ロットルバルブ両側線と相対す位置の吸気管内壁面と前
記内壁面以外の吸気管内壁面形状は連続したスムースな
面構成で成形されているとともに、スロットルバルブ全
開時において、前記スロットルバルブが吸気管内で吸気
流通の妨げにならないように前記スロットルバルブが収
納される凹状の収納部が形成されている。
【0026】また、弁軸23の外周面33と前記外周面
33に相対す吸気管内壁面凹部分34の両者や、または
スロットルバルブ一端部側面35と前記スロットルバル
ブ一端部側面35に相対す吸気管内壁面凹部分34の両
者は、弁軸23の外周面33や、または前記スロットル
バルブ一端部側面35が前記吸気管内壁面凹部分34を
摺動したり、または両者間が狭い間隔を保ち続ける形状
にそれぞれ形成され、そして弁軸の外周面やスロットル
バルブ一端部側面が吸気管内壁面凹部分を摺動する設計
にすると気密性に優れ、また、両者間を狭い間隔に設定
した設計にすると接触していないため回転時の抵抗が無
く動きがスムースになるが、この両者間の漏れが多いと
後述するスロート形状区間の流速が遅くなる。
【0027】そして、空気流通方向に連続した単列湾曲
面状や復列湾曲面状に形成したスロットルバルブ表面部
25と、前記スロットルバルブ両側面部29および30
に相対す位置の吸気管内壁面と前記内壁面以外の吸気管
内壁面形状が連続したスムースな面で構成して成形され
ている吸気管内壁面36間の成す構成面で、空気流通下
流方向に行くに従い断面積が減少していくスロート形状
区間B−B′が形成されている。そして、さらに前期ス
ロットルバルブ先端部27と相対す吸気管内壁面36の
位置にパイロットアウトレット37が開孔して設けら
れ、前期パイロットアウトレット37の開孔部38の空
気流通上流側の位置にバイパスホール39が開孔して設
けられ両者でスロー系燃料供給部を構成し、さらに空気
流通上流側で前期スロットルバルブ24の中央付近の開
孔部40位置と相対す吸気管内壁面36の位置にメイン
ノズル41が開孔して設けられメイン系燃料供給部を構
成し、前記メインノズル開設位置は、スロットルバルブ
が全開近くになると最低圧部の位置がスロットルバルブ
の中央付近の位置へ移動するためその位置に設定した。
【0028】そして、前期スロットルバルブ24中央付
近の開孔部40を貫通し、前期メインノズル41の開孔
部42に差し込まれたジェットニードル43がピストン
44に取り付けられ、ジェットニードルとスロットルバ
ルブの交点はジェットニードルが垂直上を、またスロッ
トルバルブが円弧上をそれぞれ運動するため、運動中両
者間の交点位置にずれが生じ、このずれによるスロット
ルバルブ表裏間の漏れを防止するため、ジェットニード
ルとスロットルバルブの交点をシールする帽子型シール
50を両者間に取り付けた。この帽子型シールは弾力性
を有すとともに、使用する燃料による変形や劣化が少な
い材質で作られている。さらに前期ピストン44が吸気
管本体側面部21上方の位置に開口するガイドシリンダ
ー45内に縮めて設置されたリターンスプリング46で
前期ガイドシリンダー45内を摺動しながら前期ピスト
ン44の外周面47で前期スロットルバルブ24をガイ
ドシリンダー45位置反対側の吸気管内壁面36側に押
しつけ、前期スロットルバルブ24中央付近に固着され
たスロットルワイヤー端部止め用フック48にアクセル
と連動するスロットルワイヤー端部49が取り付けられ
ている。
【0029】図6,図7に示す実施例では、吸気管51
内における空気流通上流方向で吸気管51本体側面部の
位置に回転中心線を設定した軸受け52にアクセルと連
動する弁軸53が取り付けられ、前記弁軸53を回転中
心に円弧運動して前記吸気管51内断面積を連続して可
変する吸気管内断面積連続可変弁54が前記吸気管内断
面積連続可変弁54の一端部56を前記弁軸53に固着
して取り付けられている。前記吸気管内断面積連続可変
弁54は、吸気管51内の空気流通側の前期吸気管内断
面積連続可変弁54の表面部55を空気流通方向に連続
した単列湾曲面状や復列湾曲面状に形成され、前記吸気
管内断面積連続可変弁54の一端部56を吸気管51内
の空気流通上流方向でかつ前記吸気管51の一方の側面
57側に、さらに前記吸気管内断面積連続可変弁54の
先端部58を吸気管51内の空気流通下流方向でかつ前
記吸気管51の他方の側面59側にそれぞれ配置されて
いる。
【0030】また、前記吸気管内断面積連続可変弁54
の先端部58形状は、タンブル渦を主にシリンダー内に
生じさせたい場合は、気流流通方向と直角形状に設定し
たり、気流流通方向を挟んで左右対象形状に設定すると
よく、さらに、タンブル渦にスワール渦を加えたい場合
は、図7のように気流流通方向の中心線を挟んで一方の
先端部に切り欠け部97を設定すると、気流流通方向側
から見た吸気管内断面積連続可変弁56は切り欠け部を
設定した方が弁開度が大きいため、吸気弁へ流通する空
気流通量にボリューム差を与え、さらに強いスワール渦
をシリンダー内に生じさせたい場合は切り欠け部を大き
くするとよい。そして前記吸気管内断面積連続可変弁5
4の先端部58を、シリンダーヘッドに開孔する吸気ポ
ート内まで延ばすと、吸気弁へ流通する空気流の方向性
をさらに高めることができる。
【0031】そして前記吸気管内断面積連続可変弁54
開閉時に吸気管内断面積連続可変弁54両側面部60及
び61と前記両側面部60及び61に相対す位置の吸気
管内壁面62及び63の両者は、各両者間が狭い間隔を
保ち続ける形状にそれぞれ形成されているとともに、前
記弁軸53の外周面64と弁軸外周面64に相対す吸気
管51の内壁面凹部分65の両者や、または前記吸気管
内断面積連続可変弁54の一端部側面66と前記吸気管
内断面積連続可変弁54の一端部側面66に相対す吸気
管内壁面凹部分65の両者は、弁軸外周面64や、また
は前記吸気管内断面積連続可変弁54の一端部側面66
が前記吸気管内壁面凹部分65を摺動したり、または両
者間が狭い間隔を保ち続ける形状にそれぞれ形成されて
いる。さらに空気流通方向に連続した単列湾曲面状や復
列湾曲面状に形成した吸気管内断面積連続可変弁表面部
55と、前記吸気管内断面積連続可変弁表面部55に相
対す吸気管内壁面67の成す構成面で、空気流通下流方
向に行くに従い断面積が減少していくスロート形状区間
C−C′を形成し、気流の流通速度を速める。
【0032】図8,図9に示される実施例では、吸気管
68,69内に配置されたスロットルバルブ70,71
の裏面側72,73と相対す位置の吸気管内壁面74,
75側に、前期スロットルバルブ70,71の弁軸7
6,77側に出入口開孔部78,79の後端位置80,
81を設定した連通管82,83を設け、前期連通管8
2,83の出入口開孔部78,79と反対側の連通管位
置に、前期連通管82,83を経て吸気管68,69内
と連通し、また前期連通管82,83より大容量の下集
合管84,85を請求項1記載の燃料供給装置と請求項
2記載の燃料供給装置の実施例に加えて設けた。この連
通管82,83の出入口開孔部78,79は、スロット
ルバルブ70,71全開時において、前記スロットルバ
ルブ70,71の裏面側72,73によって全閉される
実施例と、連通管82,83の出入口開孔部78,79
の前端位置86,87がスロットルバルブ70,71の
先端部より前方に位置する実施例が考えられ、後者の実
施例ではスロットルバルブ70,71全開時に出入口開
孔部78,79の一部を吸気管68,69内に常に開孔
しておくことにより、吸気ポート付近に発生した低圧波
の一部を前記出入口開孔部78,79から下集合管へ遡
らせ正圧力波に変え、再びシリンダーへ向かわせ、圧力
波のシリンダー内への出入りサイクル数を増やし、圧力
波が吸気弁でシリンダー内に閉じこめられる機会を増や
すようにした実施例も考えられる。
【0033】図10,図11に示される実施例では、吸
気管88内に配置された吸気管内断面積連続可変弁89
の裏面側90と相対す位置の吸気管内壁面91側の位置
に開孔し、前期吸気管内断面積連続可変弁89の弁軸9
2側に出入口開孔部93の後端位置94を設定した連通
管95を設け、前期連通管95の出入口開孔部93と反
対側の連通管位置に前期連通管95を経て前期吸気管8
8内と連通し、また前期連通管95径より大容量の下集
合管96を請求項3記載の吸気管内断面積連続可変機構
の実施例に加えて設けた。この実施例も前述した実施例
同様、この連通管95の出入口開孔部93は、前記吸気
管内断面積連続可変弁89全開時において、前記吸気管
内断面積連続可変弁89の裏面側90によって全閉され
る実施例と、連通管95の出入口開孔部93の前端位9
7が吸気管内断面積連続可変弁89の先端部より前方に
位置する実施例が考えられ、後者の実施例では吸気管内
断面積連続可変弁89全開時に出入口開孔部93の一部
を吸気管88内に開孔しておくことにより、吸気ポート
付近に発生した低圧波の一部を前記出入口開孔部93か
ら下集合管96へ遡らせ正圧力波に変え、再びシリンダ
ーへ向かわせ、圧力波のシリンダー内への出入りサイク
ル数を増やし、圧力波が吸気弁でシリンダー内に閉じこ
められる機会を増やすようにした実施例も考えられる。
【0034】さらに上述した実施例の他に、吸気系に低
中速回転域用の長めの吸気管と高速回転域用の短めの吸
気管を設け、双方の吸気管を切り替えて吸気を行なう実
施例の場合おいては、低中速回転域用の長めの吸気管内
に吸気管内断面積連続可変弁を配置する場合と、または
高速回転域用の短めの吸気管内に吸気管内断面積連続可
変弁を配置する場合、さらに長めの吸気管内と短めの吸
気管内の双方に吸気管内断面積連続可変弁を配置する実
施例が考えられ、これらの実施例では、回転のつながり
がスムースになるとともに、全回転域にわたって高いト
ルクを確保できる。また、さらに他の実施例として、高
速回転域用の短めの吸気管の途中位置から低中速回転域
用の長めの吸気管が繋がれ、低中速回転域においては、
前記高速回転域用の短めの吸気管入り口に設けた開閉弁
を閉じ、低中速回転域用の長めの吸気管のみで吸気を行
い、中速回転域から高速回転域に移る過程で前記開閉弁
を開き、高速回転域用の短めの吸気管と低中速回転域用
の長めの吸気管双方から吸気を行う実施例の場合におい
ては、高速回転域用の短めの吸気管の途中位置から繋が
れた低中速回転域用の長めの吸気管の前記短めの吸気管
内のシリンダー側開孔位置から下流のシリンダー方向側
にかけて吸気管内断面積連続可変弁を配置し、そして前
記吸気管内断面積連続可変弁を、アイドリングから低中
速回転域にかけて除々に全開方向に開き、さらに中速回
転域から高速回転域に移る行程で、高速回転域用の短め
の吸気管入り口に設けた開閉弁が開いた時、ある程度吸
気管内断面積連続可変弁を閉じ、そして最高速回転に至
るまで再び吸気管内断面積連続可変弁を全開方向に開く
実施例も考えられ、この実施例の場合も回転のつながり
がスムースになるとともに、全回転域にわたって高いト
ルクを確保できる。そして吸気管内に配置した吸気管内
断面積連続可変弁の開閉には、切り替えがスムースに行
なえるステッピングモーターを採用するとよい。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0036】吸気管内の空気流通方向に連続した単列湾
曲面状や復列湾曲面状に形成したスロットルバルブの表
面部と、スロットルバルブ両側面部に相対す位置の吸気
管内壁面と前記内壁面以外の吸気管内壁面形状が連続し
たスムースな面に成形されている吸気管内壁面間の成す
構成面で、吸気管内の空気流通下流方向に行くに従い断
面積が減少していくスロート形状区間A−A′が形成さ
れているため、吸気管内を流通する吸気流の流速を速め
る効果があり、よってアイドリングから低中速回転域に
かけて排気行程終わりの上死点で、吸気弁と排気弁が同
時に開くオーバーラップ中、従来は吸気管の中に排気ガ
スが吹き返えし、吸気管の中の混合気に混じり混合気が
薄くなって、燃焼が不安定になったが、スロート形状区
間A−A′を絞り込むことによって、混合気流を吸気管
の中に吹き返えす排気ガスに立ち向かわせ、混合気が薄
くなるのを防ぎ、燃焼が安定するように濃いめに供給し
ていた従来の燃料噴射量を低減できる。さらに空気流通
方向のスロットルバルブにおける中心線位置に対して、
空気流通方向に連続した単列湾曲面状や復列湾曲面状の
空気流通方向の中心線位置をずらしたり、復列湾曲面の
各湾曲面のボリュームに差を付けたり、また、空気流通
方向のスロットルバルブにおける中心線に対して、前記
単列湾曲面状や復列湾曲面状の空気流通方向の中心線に
ある角度を付けること等により、吸気弁側へ流通する空
気流通量に方向性とボリューム差を与え、さらに絞り込
まれたスロート形状区間A−A′によって、吸気弁方向
へ流れる吸気流の流速を速めるとともに方向性を与えら
れるため、シリンダー内に入った混合気流に強いタンブ
ル渦やスワール渦そしてタンブル渦にスワール渦を加え
た混合渦を生じさせることができ、混合気流は安定して
急速燃焼し、排気ガス中の有害物質を低減し燃費も改善
できる。
【0037】また、気化器式燃料供給装置においては、
スロート形状区間B−B′を絞り込むことによって、各
回転域での吸気管内における空気流の流速を確保して、
パイロットアウトレット開孔部、バイパスホール開孔
部、メインノズル開孔部の各開孔部からの燃料の吐出量
の落ち込みを小さくし、各回転域のつながりをスムース
することができ、さらに上述した燃料噴射式燃料供給装
置と同様、シリンダー内に入った混合気流に強いタンブ
ル渦やスワール渦そしてタンブル渦にスワール渦を加え
た混合渦を生じさせることができ、混合気流は安定して
急速燃焼し、排気ガス中の有害物質を低減し燃費も改善
できる。
【0038】そして、吸気管内断面積連続可変機構にお
いては、スロート形状区間C−C′を絞り込むことによ
って、各回転域での吸気管内における空気流の流速を確
保することができ、上述した燃料噴射式や気化器式の燃
料供給装置と同様に、シリンダー内に入った混合気流に
強いタンブル渦やスワール渦そしてタンブル渦にスワー
ル渦を加えた混合渦を生じさせることができ、混合気流
は安定して急速燃焼し、排気ガス中の有害物質を低減し
燃費も改善できる。
【0039】また、燃料噴射式や気化器式の燃料供給装
置、さらに吸気管内断面積連続可変機構の各実施例にお
ける弁裏面側の吸気管内壁面にポートを開孔し、前記ポ
ートの反対側の位置に下集合管を設けた各実施例おいて
は、下集合管の位置を上集合管の位置に対してよりシリ
ンダーに近い位置に配置した。よって圧力波はシリンダ
ーと下集合管を往復する圧力波と、シリンダーと上集合
管を往復する圧力波に分かれ、シリンダーと下集合管を
往復する圧力波の往復時間は、シリンダーと上集合管を
往復する圧力波の往復時間に比べ短かく、よって圧力波
がシリンダーへ出入りする単位時間当たりの回数が多く
なり、圧力波が吸気弁の閉じる直前にシリンダー内へ出
入る機会も増え、いくつかの特定の回転域では、圧力波
が吸気弁の閉じる直前にシリンダー内へ入るため、原動
機のトルクは増える。そしてシリンダーと上集合管を往
復する圧力波においても、いくつかの特定の回転域で
は、圧力波が吸気弁の閉じる直前にシリンダー内へ入る
ため、原動機のトルクは増え。よって双方のいくつかの
特定の回転域が互いにずれるような、シリンダーから下
集合管までの距離とシリンダーから上集合管までの距離
に設定すると、各圧力波がシリンダー内に体積効率を向
上させる効果によって原動機のトルクは増え、燃費も改
善でき、排気ガス中の有害物質も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】原動機の燃料噴射式燃料供給装置の概略縦断面
説明図である。
【図2】燃料噴射式燃料供給装置のD−D概略横断面説
明図である。
【図3】燃料噴射式燃料供給装置のE−E概略横断面説
明図である。
【図4】原動機の気化器式燃料供給装置の概略縦断面説
明図である。
【図5】気化器式燃料供給装置のF−F概略横断面説明
図である。
【図6】原動機吸気系の吸気管内断面積連続可変機構の
概略縦断面説明図である。
【図7】吸気管内断面積連続可変機構のG−G概略横断
面説明図である。
【図8】原動機の燃料噴射式燃料供給装置に吸気管と連
通する下集合管を設けた実施例の概略縦断面説明図であ
る。
【図9】原動機の気化器式式燃料供給装置に吸気管と連
通する下集合管を設けた実施例の概略縦断面説明図であ
る。
【図10】原動機吸気系の吸気管内断面積連続可変機構
に吸気管と連通する下集合管を設けた実施例の概略縦断
面説明図である。
【符号の説明】
1,20,51,68,69,88 吸気管 3,23,53,76,77,92 弁軸 4,24,70,71 スロットルバルブ 5,25 スロットルバルブ表面部 14,33 弁軸外周面 17,36,67,74,75,91 吸気管内壁面 19 燃料噴射ノズル 54,89 吸気管内断面積連続可変弁 55 吸気管内断面積連続可変弁表面部 78,79,93 連通管出入口開孔部 82,83,95 連通管 84,85.96 下集合管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 9/10 F02D 9/10 H F02M 7/22 F02M 7/22 J 7/24 7/24 F 9/12 9/12 Z 69/00 69/04 R 69/04 35/10 102X 69/00 350L 350P

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気管(1)内における空気流通上流方
    向で吸気管(1)本体側面部の位置に回転中心線を設定
    した軸受け(2)にアクセルと連動する弁軸(3)が取
    り付けられ、前記弁軸(3)を回転中心に円弧運動して
    前記吸気管(1)内の空気流通量を制御するスロットル
    バルブ(4)が、前記吸気管(1)内の空気流通側のス
    ロットルバルブ表面部(5)を空気流通方向に連続した
    単列湾曲面状や復列湾曲面状に形成され、また、スロッ
    トルバルブ一端部(6)を前記吸気管(1)内の空気流
    通上流方向でかつ前記吸気管(1)の一方の側面(7)
    側に、さらにスロットルバルブ先端部(8)を前記吸気
    管(1)内の空気流通下流方向でかつ前記吸気管(1)
    の他方の側面(9)側にそれぞれ位置する配置で、前記
    スロットルバルブ一端部(6)を前記弁軸(3)に固着
    して取り付けられ、そして前記スロットルバルブ(4)
    開閉時にスロットルバルブ両側面部(10)及び(1
    1)と前記両側面部(10)及び(11)に相対す位置
    の吸気管内壁面部分(12)及び(13)の両者は、各
    両者間が狭い間隔を保ち続ける形状にそれぞれ形成され
    ているとともに、前記弁軸(3)の外周面(14)と前
    記外周面(14)に相対す吸気管内壁面凹部分(15)
    の両者や、またはスロットルバルブ一端部側面(16)
    と前記スロットルバルブ(4)の一端部側面(16)に
    相対す吸気管内壁面凹部分(15)の両者は、弁軸外周
    面(14)や、または前記スロットルバルブ一端部側面
    (16)が吸気管内壁面凹部分(15)を摺動したり、
    または両者間が狭い間隔を保ち続ける形状にそれぞれ形
    成され、そして、さらに空気流通方向に連続した単列湾
    曲面状や復列湾曲面状に形成したスロットルバルブ表面
    部(4)と、前記スロットルバルブ表面部(4)に相対
    す吸気管内壁面(17)の成す構成面で、空気流通下流
    方向に行くに従い断面積が減少していくスロート形状区
    間A−A′を形成し、また吸気管(1)本体側面部の適
    宜な位置に吸気管(1)内の吸気ポート(18)に燃料
    を噴射する燃料噴射ノズル(19)が備わったことを特
    徴とした原動機の燃料噴射式燃料供給装置。
  2. 【請求項2】 吸気管(20)内における空気流通上流
    方向で吸気管本体側面部(21)上方の位置に回転中心
    線を設定した軸受け(22)に弁軸(23)が取り付け
    られ、前記弁軸(23)を回転中心に円弧運動して前記
    吸気管(20)内の空気流通量を制御するスロットルバ
    ルブ(24)が、前記吸気管(20)内の空気流通側の
    スロットルバルブ表面部(25)を空気流通方向に連続
    した単列湾曲面状や復列湾曲面状に形成され、また、ス
    ロットルバルブ一端部(26)を前記吸気管(20)内
    の空気流通上流方向でかつ前記吸気管本体側面部(2
    1)上方側に、さらにスロットルバルブ先端部(27)
    を前記吸気管(20)内の空気流通下流方向でかつ前記
    吸気管(20)の他方の側面(28)側にそれぞれ位置
    する配置で、前記スロットルバルブ一端部(26)を前
    記弁軸(23)に固着して取り付けられ、そして前記ス
    ロットルバルブ(24)開閉時にスロットルバルブ両側
    面部(29)及び(30)と前記スロットルバルブ両側
    面部(29)及び(30)に相対す位置の吸気管内壁面
    (31)及び(32)の両者は、各両者間が狭い間隔を
    保ち続ける形状にそれぞれ形成されているとともに、弁
    軸(23)の外周面(33)と前記外周面(33)に相
    対す吸気管内壁面凹部分(34)の両者や、またはスロ
    ットルバルブ一端部側面(35)と前記スロットルバル
    ブ一端部側面(35)に相対す吸気管内壁面凹部分(3
    4)の両者は、弁軸(23)の外周面(33)や、また
    は前記スロットルバルブ一端部側面(35)が前記吸気
    管内壁面凹部分(34)を摺動したり、または両者間が
    狭い間隔を保ち続ける形状にそれぞれ形成され、そし
    て、さらに空気流通方向に連続した単列湾曲面状や復列
    湾曲面状に形成したスロットルバルブ表面部(25)
    と、前記スロットルバルブ表面部(25)に相対す吸気
    管内壁面(36)の成す構成面で、空気流通下流方向に
    行くに従い断面積が減少していくスロート形状区間B−
    B′を形成し、また前期スロットルバルブ先端部(2
    7)と相対す吸気管内壁面(36)の位置にパイロット
    アウトレット(37)が開孔して設けられ、前期パイロ
    ットアウトレット(37)の開孔部(38)の空気流通
    上流側の位置にバイパスホール(39)が開孔して設け
    られ両者でスロー系燃料供給部を構成し、さらに空気流
    通上流側で前期スロットルバルブ(24)の中央付近の
    開孔部(40)位置と相対す吸気管内壁面(36)の位
    置にメインノズル(41)が開孔して設けられメイン系
    燃料供給部を構成し、そして前期スロットルバルブ(2
    4)中央付近の開孔部(40)を貫通し、前期メインノ
    ズル(41)の開孔部(42)に差し込まれたジェット
    ニードル(43)がピストン(44)に取り付けられ、
    さらに前期ピストン(44)が吸気管本体側面部(2
    1)上方の位置に開口するガイドシリンダー(45)内
    に縮めて設置されたリターンスプリング(46)で前期
    ガイドシリンダー(45)内を摺動しながら前期ピスト
    ン(44)の外周面(47)で前期スロットルバルブ
    (24)をガイドシリンダー(45)位置反対側の吸気
    管内壁面(36)側に押しつけ、前期スロットルバルブ
    (24)中央付近に固着されたスロットルワイヤー端部
    止め用フック(48)にアクセルと連動するスロットル
    ワイヤー端部(49)が取り付けられたことを特徴とし
    た原動機の気化器式燃料供給装置。
  3. 【請求項3】 吸気管(51)内における空気流通上流
    方向で吸気管(51)本体側面部の位置に回転中心線を
    設定した軸受け(52)にアクセルと連動する弁軸(5
    3)が取り付けられ、前記弁軸(53)を回転中心に円
    弧運動して前記吸気管(51)内断面積を連続して可変
    する吸気管内断面積連続可変弁(54)が、吸気管(5
    1)内の空気流通側の前期吸気管内断面積連続可変弁
    (54)の表面部(55)を空気流通方向に連続した単
    列湾曲面状や復列湾曲面状に形成され、また、前記吸気
    管内断面積連続可変弁(54)の一端部(56)を吸気
    管(51)内の空気流通上流方向でかつ前記吸気管(5
    1)の一方の側面(57)側に、さらに前記吸気管内断
    面積連続可変弁(54)の先端部(58)を吸気管(5
    1)内の空気流通下流方向でかつ前記吸気管(51)の
    他方の側面(59)側にそれぞれ位置する配置で、前記
    吸気管内断面積連続可変弁(54)の一端部(56)を
    前記弁軸(53)に固着して取り付けられ、そして前記
    吸気管内断面積連続可変弁(54)開閉時に吸気管内断
    面積連続可変弁(54)両側面部(60)及び(61)
    と前記両側面部(60)及び(61)に相対す位置の吸
    気管内壁面(62)及び(63)の両者は、各両者間が
    狭い間隔を保ち続ける形状にそれぞれ形成されていると
    ともに、前記弁軸(53)の外周面(64)と弁軸外周
    面(64)に相対す吸気管(51)の内壁面凹部分(6
    5)の両者や、または前記吸気管内断面積連続可変弁
    (54)の一端部側面(66)と前記吸気管内断面積連
    続可変弁(54)の一端部側面(66)に相対す吸気管
    内壁面凹部分(65)の両者は、弁軸外周面(64)
    や、または前記吸気管内断面積連続可変弁(54)の一
    端部側面(66)が前記吸気管内壁面凹部分(65)を
    摺動したり、または両者間が狭い間隔を保ち続ける形状
    にそれぞれ形成され、そして、さらに空気流通方向に連
    続した単列湾曲面状や復列湾曲面状に形成した吸気管内
    断面積連続可変弁表面部(55)と、前記吸気管内断面
    積連続可変弁表面部(55)に相対す吸気管内壁面(6
    7)の成す構成面で、空気流通下流方向に行くに従い断
    面積が減少していくスロート形状区間C−C′を形成し
    たことを特徴とする原動機吸気系の吸気管内断面積連続
    可変機構。
  4. 【請求項4】 吸気管(68,69)内に配置されたス
    ロットルバルブ(70,71)の裏面側(72,73)
    と相対す位置の吸気管内壁面(74,75)側に開孔
    し、前期スロットルバルブ(70.71)の弁軸(7
    6,77)側に出入口開孔部(78,79)の後端位置
    (80,81)を設定した連通管(82,83)を設
    け、前期連通管(82,83)の出入口開孔部(78,
    79)と反対側の連通管位置に、前期連通管(82,8
    3)を経て吸気管(68,69)内と連通し、また前期
    連通管(82,83)より大容量の下集合管(84,8
    5)を設けたことを特徴とする請求項1記載の燃料供給
    装置と請求項2記載の燃料供給装置。
  5. 【請求項5】 吸気管(88)内に配置された吸気管内
    断面積連続可変弁(89)の裏面側(90)と相対す位
    置の吸気管内壁面(91)側の位置に開孔し、前期吸気
    管内断面積連続可変弁(89)の弁軸(92)側に出入
    口開孔部(93)の後端位置(94)を設定した連通管
    (95)を設け、前期連通管(95)の出入口開孔部
    (93)と反対側の連通管位置に前期連通管(95)を
    経て前期吸気管(88)内と連通し、また前期連通管
    (95)径より大容量の下集合管(96)を設けたこと
    を特徴とする請求項3記載の吸気管内断面積連続可変機
    構。
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