JP4637192B2 - 端末装置、ユーザリスト表示方法、および、プログラム - Google Patents
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Description
このようなチャットでは、各ユーザのパソコンからネットワーク(インターネット等)上のサーバにログインし、1人のユーザ(パソコン)により送信されたメッセージが、他のパソコンに配信され、各ユーザがそれぞれ会話等を楽しむことができるようになっている。
そしてユーザは、一例として、メッセージエリアMAに表示されるチャットのメッセージを読みつつ会話の流れを把握し、自分が発言したい場合に、ユーザリストエリアUAに表示されるユーザ名を参照して、話しかける相手を決め、入力エリアNAに送信メッセージを入力する。
このようなリストは、チャットに参加しているユーザ数が少ない場合には、さほど問題にならないものの、ユーザ数がある程度多くなると、極めて見づらくなるという課題が指摘されていた。
特に、ユーザ数がユーザリストエリアUAにおける標準の表示可能数を超えた場合には、図12(b)に示すように、全てのユーザ名が一度に表示しきれないため、スクロールバーSBを適宜操作するなどにより、残りのユーザ名を表示させる必要があった。
なお、このようなリストを、例えば、名称順にソートして表示することも考えられるが、その場合でも、やはり、ユーザ数がある程度多くなると、同様に、見づらくなることが懸念されている。
この結果、チャットを行っている各ユーザの関連をより分かり易く表示することができる。
この結果、チャットを行っている各ユーザの関連をより分かり易く表示することができる。
この結果、チャットを行っている各ユーザの関連をより分かり易く表示することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る端末装置が実現される典型的なゲーム装置の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
また、仮想3次元空間に配置され、各種のテクスチャ情報が付加されたポリゴン情報を、Zバッファ法によりレンダリングして、所定の視点位置から仮想3次元空間に配置されたポリゴンを俯瞰したレンダリング画像を得る演算の高速実行も可能である。
また、各種の位置の指定および選択入力を受け付けるためのマウスなどを接続する形態も採用することができる。
図2は、本実施形態に係る端末装置の概要構成を示す模式図である。この端末装置は、一例として、インターネット等のネットワークを介してサーバと接続されており、他の端末装置との間でメッセージを送受信することにより、チャット(文字等での会話)を行う装置である。以下、本図を参照して説明する。
例えば、通信部210は、操作部220からユーザによって入力されるメッセージ等をサーバに送信する。
また、通信部210は、サーバから配信される他の端末装置(他のユーザ)から入力されたメッセージを受信する。そして、受信したメッセージをメッセージ取得部230に供給する。
更に、通信部210は、サーバから配信されるユーザリストを受信する。このユーザリストは、例えば、新たなユーザがサーバにログインした際や、ログインしていたユーザがログアウトした際等に、サーバから配信される各ユーザについてのリストである。
なお、NIC 111が、このような通信部210として機能しうる。
一例として、”ごきげんよう”という話の内容にて、タロウ(ユーザの名称)に話かける場合では、”>タロウ”という記述を付加した「ごきげんよう>タロウ」というメッセージを受け付けることになる。
なお、このような「・・・>タロウ」という記述以外にも、例えば、「タロウさん、・・・です。」,「タロウさんは、・・・なの?」,「・・・だよね。タロウさん」というように、相手ユーザを解析し得る記述を含んだメッセージを受け付けてもよい。
そして、キーボード105及びコントローラ106がこのような操作部220として機能しうる。
一例として、タロウがハナコ(ユーザの名称)に向けて話かける場合では、発言ユーザを示す情報(ユーザID及び名称等)と共に、「こんにちは>ハナコ」や、「ご機嫌いかが?ハナコさん」といったメッセージを取得する。なお、理解を容易にするため、「タロウ:こんにちは>ハナコ」や「タロウ:ご機嫌いかが?ハナコさん」というように、発言ユーザの名称を含めたメッセージを、メッセージ取得部230が取得するものとして、以下説明する。
また、メッセージ取得部230は、ユーザ自身により入力されたメッセージ(つまり、他のユーザに向けた送信メッセージ)も取得する。その際、操作部220から入力されたメッセージを直接取得してもよく、また、サーバからエコーバックされたメッセージを取得してもよい。
そして、CPU 101が、このようなメッセージ取得部230として機能しうる。
例えば、対応関係特定部240は、メッセージ中に、話の振り先とその相手ユーザとを示す記述が含まれている場合に、発言ユーザと相手ユーザとを特定する(発言ユーザは、必ず特定される)。
具体的に説明すると、メッセージが「タロウ:こんにちは>ハナコ」であった場合には、”タロウ:”と、”>ハナコ”との記述により、タロウからハナコに話しかけていることが明らかであるため、対応関係特定部240は、発言ユーザをタロウとし、相手ユーザをハナコとして特定する。
また、メッセージが「タロウ:ご機嫌いかが?ハナコさん」であった場合には、上述した”>ハナコ”等の記述が含まれていないため、対応関係特定部240は、このようなメッセージに対して、例えば、形態素解析や構文解析等を行う。これにより、”ハナコさん”が話しかける相手を指定する記述であることが判別でき、対応関係特定部240は、発言ユーザをタロウとし、相手ユーザをハナコとして特定する。
なお、形態素解析等を行っても相手ユーザ等を示す記述が含まれていなかった場合(例えば、自己の近況を誰とはなく伝えるといった内容であった場合)には、発言ユーザは明らかであるが、相手ユーザが不明であるため、対応関係特定部240は、対応関係を特定しない(読み飛ばす)。
このようにして対応関係を特定できた場合に、対応関係特定部240は、この対応関係を集計した後述する相関情報を生成し、相関情報記憶部250に格納する。
そして、CPU 101が、このような対応関係特定部240として機能しうる。
具体的に、相関情報記憶部250は、図3(a),(b)に示すような相関情報を記憶する。
図3(a)は、対応関係特定部240により特定された対応関係(発言ユーザと相手ユーザとの関係)を集計した相関情報テーブルT1である。つまり、発言ユーザと相手ユーザとの対応関係がそのまま集計され、単方向の相関情報として記憶される。この相関情報テーブルT1では、一例として、カウントの値(集計数)が大きい順に並べられている。
また、図3(b)は、対応関係を双方向にまとめて集計した相関情報テーブルT2である。つまり、図3(a)の発言ユーザと相手ユーザとを双方向に集計した相互ユーザについての相関情報として記憶される。
なお、相互ユーザの左右の配置(例えば、「タロウ(左)−ハナコ(右)」)は、相関情報テーブルT1の集計数が大きい方が、左に配置される(同数の場合は、例えば、名称順等)。つまり、双方向であっても、より多く発言しているユーザが左に配置されている。
また、図3(b)中の「タロウ−ジロウ」や「イチロウ−ゴロウ」のように、双方向の対応関係とならない(単方向だけになる)ものには、単方向区分に1がセットされる。この相関情報テーブルT2も、一例として、カウントの値が大きい順に並べられている。
そして、RAM 103が、このような相関情報記憶部250として機能しうる。
例えば、新たなユーザがサーバにログインした際や、ログインしていたユーザがログアウトした際等に、サーバから配信される最新のユーザリストを記憶する。つまり、古いユーザリストに代えて、新しいユーザリストを記憶する。
なお、ユーザリストの全てが送られる代わりに、サーバからユーザリストについての差分データ(例えば、増えたユーザや減ったユーザ等)が送られる場合には、その差分データに従って更新した最新のユーザリストを記憶するようにしてもよい。
そして、RAM 103及びCPU 101が、このようなユーザリスト記憶部260として機能しうる。
具体的に、ユーザリスト表示制御部270は、表示並び替え部271と、表示属性設定部272とを含んでいる。
つまり、表示並び替え部271は、ユーザ間の対応関係の強さに応じて各ユーザ(ユーザ名)が並ぶように、ユーザリストを並び替える。
具体的に、図4(a)に示すようなユーザリスト(一例として、ログイン順)がユーザリスト記憶部260に記憶されており、図4(b)に示すような相関情報テーブルT2が相関情報記憶部250に記憶されている場合に、表示並び替え部271は、図4(c)に示すように、ユーザリストを並び替える。
すなわち、表示並び替え部271は、相関情報テーブルT2における相互ユーザのカウントの値が大きい順に、ユーザリストを並び替える。その際、相互ユーザにおける左右のユーザでは、左のユーザが上位になるように並び替える。以下、並び替えの様子をより詳細に説明する。
続いて、相関情報テーブルT2から2列目の「ハナコ−ジロウ」が参照され、優先されるハナコ(左)が移動済みであるため、スキップし、次のジロウ(右)が移動済みでないため、図4(e)に示すように、ジロウを3列目に移動させる。
続いて、相関情報テーブルT2から3列目の「タロウ−ジロウ」が参照されるが、この場合、両者(タロウ,ジロウ)が移動済みであるため、スキップする。
続いて、相関情報テーブルT2から4列目の「サブロウ−イチロウ」が参照され、優先されるサブロウ(左)が移動済みでないため、図4(f)に示すように、サブロウを4列目に移動させ、次のイチロウ(右)も移動済みでないため、イチロウをリストの5列目に移動させる。
最後に、相関情報テーブルT2から5列目の「イチロウ−ゴロウ」が参照され、イチロウ(左)が移動済みであるためスキップし、次のゴロウ(右)が移動済みでないため、図4(g)に示すように、ゴロウをリストの6列目に移動させる。
例えば、ユーザがログアウトしてしまった場合には、相関情報テーブルT2に含まれていてもユーザリストにそのユーザが含まれない状況が生じ得る。その場合には、相関情報テーブルT2から参照されたユーザ(相互ユーザ)が、ユーザリスト中になく移動できないため、スキップすることになる。
また、全く発言していない(話も振られていない)ユーザは、ユーザリストに含まれていても相関情報テーブルT2には含まれていないことになる。その場合、全く発言していないユーザは、自らは移動されることはないものの、他の移動したユーザが上位になるため、自ずと、下位に集まることになる。
例えば、表示属性設定部272は、相関が強いユーザのまとまり(グループ)が視認しやすいように、同一グループの背景色等を統一する。具体的には、図5(a)に示すように、グループAの{タロウ,ハナコ,ジロウ}の背景色を統一し、また、グループBの{サブロウ,イチロウ,ゴロウ}の背景色を統一する。その際、グループ毎に、異なる背景色を設定する。このようなグループをどのように特定するのかについて、以下、具体的に説明する。
例えば、図5(b)の相関情報テーブルT2から1列目の「タロウ−ハナコ」を参照して、図5(c)に示すように、基準となる関連ユーザU1として選定する。そして、相関情報テーブルT2の2列目以降を参照し、同図5(c)に示すように、関連ユーザU1の両者に関連する関連ユーザU2,U3を選定する。
この場合、関連ユーザU2,U3の「ジロウ」が共通するため、同図5(c)に示すように、循環する(環状となる)ユーザの関連JKが特定できる。そのため、関連JKを構成するユーザは、相関の強いまとまりとなるため、1つのグループ(グループA)として特定できる。
他にも、図5(b)の相関情報テーブルT2から4列目の「サブロウ−イチロウ」を参照して、図5(d)に示すように、基準となる関連ユーザU4として選定する。そして、相関情報テーブルT2の5列目以降を参照し、同図5(d)に示すように、関連ユーザU1の両者(この例では、1方)に関連する関連ユーザU5を選定する。
この場合は、同図5(d)に示すように、並列する(循環しない)ユーザの関連HRが特定できる。そのため、関連HRを構成するユーザも、まとまりとなるため、1つのグループ(グループB)として特定できる。
これにより、各ユーザが{タロウ,ハナコ,ジロウ}のグループと、{サブロウ,イチロウ,ゴロウ}のグループとに分かれていることが分かるように視認することができる。
なお、背景色以外の表示属性を適宜設定するようにしてもよい。例えば、ユーザ名の文字の色等をグループで統一してもよい。
更に、相互ユーザのカウント値に応じて、背景色等の明暗を段階的に変化させて、グループ内でグラデーションとなるように表示属性を設定してもよい。
そして、CPU 101が、このようなユーザリスト表示制御部270(表示並び替え部271,表示属性設定部272)として機能しうる。
つまり、サーバからメッセージが配信される度に、メッセージ取得部230がメッセージを取得するため、そのメッセージをメッセージエリアに追加して表示する。
なお、CPU 101が、このようなメッセージ表示制御部280として機能しうる。
例えば、画像生成部290は、図6に示すようなチャット画面を生成する。このチャット画面には、チャットによるメッセージを表示するためのメッセージエリアMAと、チャットに参加しているユーザリストを表示するためのユーザリストエリアUAと、ユーザが送信メッセージを入力するための入力エリアNAとが含まれている。
そして、ユーザリストエリアUAには、ユーザリスト表示制御部270により、ユーザ名が適宜並び替えられ、そして、相関が強いユーザのグループが視認しやすいように、同一グループの背景色等が統一されたユーザリストが表示される。また、メッセージエリアMAには、メッセージ表示制御部280により、チャットのメッセージがそれぞれ表示される。
画像生成部290は、このようなチャット画面を所定の表示部に供給して表示させる。
なお、画像処理部109が、このような画像生成部290として機能しうる。
図7は、上述した構成の端末装置200において実行されるチャット処理の流れを示すフローチャートである。以下、本図を参照して端末装置200の動作について説明する。このチャット処理は、例えば、端末装置200がサーバにログインした状態で、繰り返し実行される。
端末装置200は、ユーザリストを取得していない(ステップS301;No)と判別すると、後述するステップS303に処理を進める。
すなわち、サーバから配信された最新のユーザリストを、ユーザリスト記憶部260に記憶させる。なお、サーバからユーザリストについての差分データが送られた場合には、その差分データに従って、ユーザリスト記憶部260のユーザリストを更新する。
端末装置200は、メッセージを取得していない(ステップS303;No)と判別すると、上述したステップS301に処理を戻す。
すなわち、対応関係特定部240は、メッセージの記述に基づいて、話しかける相手となる相手ユーザを特定できるかどうかを判別する。
具体的に対応関係特定部240は、「タロウ:こんにちは>ハナコ」や、「ご機嫌いかが?ハナコさん」というように、メッセージ中に、話の振り先となる相手ユーザ等を示す記述(>ユーザ名や、話しかけるユーザ名等)が含まれている場合に、相手ユーザを特定できる(対応関係がある)と判別する。逆に、相手ユーザ等を示す記述が含まれていない場合(誰とはなく伝えるといった内容であった場合等)には、相手ユーザを特定できない(対応関係がない)と判別する。
端末装置200は、メッセージから対応関係がない(ステップS304;No)と判別すると、後述するステップS307に処理を進める。
すなわち、対応関係特定部240は、上述した図3(a)のような、特定された対応関係(発言ユーザと相手ユーザとの関係)を集計した相関情報テーブルT1や、上述した図3(b)のような、対応関係を双方向にまとめて集計した相関情報テーブルT2を、相関情報記憶部250に更新して記憶させる。
すなわち、ユーザリスト表示制御部270(表示並び替え部271)は、ユーザリスト記憶部260に記憶されたユーザリストを、相関情報記憶部250に記憶される相関情報に基づいて適宜並び替える。
つまり、ユーザリスト表示制御部270は、上述した図4(d)〜(g)のように、相関情報テーブルT2に基づいて、ユーザリストを上位のユーザから順に移動させる。そして、上述した図4(c)に示すように、ユーザリストを並び替える。
また、ユーザリスト表示制御部270(表示属性設定部272)は、並び替えたユーザリストにおいて、相関が強いユーザのまとまり(グループ)が視認しやすいようにユーザリストの表示属性を適宜設定する。
つまり、表示属性設定部272は、ユーザ間の関連を解析し、上述した図5(c),(d)のように、ユーザのまとまり(グループ)を特定する。そして、特定したグループを視認しやすいように、上述した図5(a)のように、背景色を統一する。つまり、同図5(a)において、グループA内のユーザ名について背景色を統一し、また、グループB内のユーザ名について背景色を統一する。なお、グループ毎に、異なる背景色を設定する。
そして、ユーザリスト表示制御部270は、上述した図6のチャット画面(ユーザリストエリアUA)に、このように並び替え及び表示属性の設定を行ったユーザリストを表示する。
すなわち、メッセージ表示制御部280は、上述した図6のチャット画面におけるメッセージエリアMAに、今回取得したメッセージを追加して表示する。
このため、チャットによる会話が進むにつれて、ユーザリストが対応関係が強い順に表示されることになる。また、ユーザのまとまり(グループ)も特定され、そのグループが視認しやすいように、ユーザリスト中の表示属性が設定される。
上記の実施形態では、特に制限を設けることなく、累積的に相関情報を更新する場合について説明した。
それでも、会話の流れの変化や時間経過に伴って、会話のやりとりを行うユーザ同士が大きく変動する(入れ替わる)場合もある。例えば、会話中の話題等が変わることを契機に、グループの構成ユーザが大きく入れ替わるなどである。つまり、当初では、{ユーザA,ユーザB,ユーザC}と、{ユーザD,ユーザE,ユーザF}とのグループであったところ、話題が一変すると、{ユーザB,ユーザF}と、{ユーザA,ユーザC,ユーザD,ユーザF}とのグループになるようなことが起こり得る。
そのため、相関情報に反映させるメッセージの有効時間や有効会話数(有効メッセージ数)を定めて、その範囲内のメッセージだけから相関情報を更新することにより、入れ替わったユーザの現状を、すぐさま反映させるようにしてもよい。
このような有効時間等を考慮して相関情報を更新して記憶することを特徴とする他の実施形態に係る端末装置について、以下説明する。
つまり、通信部210〜画像生成部290については、上述した端末装置200の構成と同様である。
つまり、相関情報管理部410は、図9(a)に示すように、発言ユーザと相手ユーザとの対応関係毎に、それぞれの特定時の時刻を設定する。そして、現在時刻から有効時間内(例えば、30分以内)の対応関係だけを集計し、図9(b)に示すような相関情報テーブルT1や、図9(c)に示すような相関情報テーブルT2を生成して、相関情報記憶部250に格納する。
なお、相関情報管理部410は、新たなメッセージを受信する度(対応関係特定部240により新たなユーザの対応関係が特定される度)や、一定時間が経過する度(例えば、1分ごと)に、図9(b),(c)の相関情報テーブルT1,T2を更新する。
そして、CPU 101が、このような相関情報管理部410として機能しうる。
当初、相関情報管理部410が、有効時間内における対応関係の特定を集計し、図10(a)に示すような相関情報テーブルT2を生成したとする。この図10(a)に示すような相関情報テーブルT2が生成されると、ユーザリスト表示制御部270は、上記と同様に、ユーザリストを並び替え、同一グループの背景色等を統一する。つまり、端末装置400は、図10(b)に示すようなユーザリストをチャット画面(ユーザリスト領域)に表示することになる。
その後、時間経過と共に話題が大きく変化し、相関情報管理部410が、有効時間内の対応関係の特定を集計して、図10(c)に示すような相関情報テーブルT2を生成したとする。この図10(c)に示すような相関情報テーブルT2が生成されると、ユーザリスト表示制御部270は、ユーザリストを並び替え、同一グループの背景色等を統一する。つまり、端末装置400は、図10(d)に示すようなユーザリストをチャット画面(ユーザリスト領域)に表示することになる。
この図10(d)に示すユーザリストは、図10(b)に示すユーザリストと並びが大きく異なっており、また、グループの構成メンバも異なっている。図中では、グループAだけが視認できるように、表示属性を設定している。これは、「タロウ−ジロウ」が2人だけの関係であるため、グループとして取り扱わないためである。なお、2人だけの関係の場合もグループとして採用してもよく、その場合には、これら、タロウ,ジロウにも表示属性を設定(グループAと異なる設定)することになる。
この結果、チャットを行っている各ユーザの関連をより分かり易く表示することができる。
例えば、相関情報管理部410は、対応関係特定部240により特定されるユーザの対応関係ついて、シーケンシャルな番号を設定する。そして、有効数以内となる対応関係だけを集計した相関情報を生成し、相関情報記憶部250に格納する。
この場合も、有効数を考慮することにより、ユーザの現状を反映させたユーザリストを表示することができるようになる。
例えば、他のユーザの発言したメッセージ中に、自己のユーザ名が含まれている場合には、自己のユーザ名の上に、そのメッセージを発したユーザ名が位置するように、ユーザリストを並び替える。
また、自分の発したメッセージ中に他のユーザ名が含まれている場合には、自己のユーザ名の下に、他のユーザ名(メッセージ中の他のユーザ名)が位置するように、ユーザリストを並び替える。
続いて、タロウが、「サブロウさんは、どうですか?」というメッセージを発すると、ユーザリスト表示制御部270は、図11(c)に示すように、「タロウ」の下に「サブロウ」を移動させる。
このように、タロウのユーザリストは、タロウを基準にして、ユーザ名が並び替えられることになる。
この結果、自己を基準として、チャットを行っている各ユーザの関連をより分かり易く表示することができる。
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 インターフェース
105 キーボード
106 コントローラ
107 外部メモリ
108 DVD−ROMドライブ
109 画像処理部
110 音声処理部
111 NIC
200,400 端末装置
210 通信部
220 操作部
230 メッセージ取得部
240 対応関係特定部
250 相関情報記憶部
260 ユーザリスト記憶部
270 ユーザリスト表示制御部
280 メッセージ表示制御部
290 画像生成部
410 相関情報管理部
Claims (5)
- ネットワークを介して接続された他のユーザの端末装置との間で、送受信するメッセージによりチャットを行う端末装置であって、
チャットに参加している各ユーザを示すユーザリストを記憶するリスト情報記憶部と、
チャットに参加している各ユーザのうち会話相手となる相手ユーザの名称を含むメッセージを取得するメッセージ取得部と、
取得された当該メッセージの記述を解析し、発言ユーザと相手ユーザとの組を特定する対応関係特定部と、
特定された発言ユーザと相手ユーザとの組を集計し、集計数の多い順に並べたテーブル情報を生成する相関情報生成部と、
前記リスト情報記憶部に記憶されたユーザリストを、生成された当該テーブル情報における各ユーザの順番に基づいて並び替えるリスト更新部と、
当該テーブル情報において、共通するユーザを介して関連するユーザ同士のグループをそれぞれ特定し、並び替えられたユーザリストにおけるユーザ名の表示色を、当該グループ毎に色分けして設定する表示形態設定部と、
更新された当該ユーザリストの各ユーザ名を、設定された当該表示色にて表示するユーザリスト表示部と、を備える、
ことを特徴とする端末装置。 - 請求項1に記載の端末装置であって、
前記対応関係特定部は、メッセージ中に含まれる特定の記述形式により、発言ユーザ及び相手ユーザを識別することで、発言ユーザと相手ユーザとの組を特定する、
ことを特徴とする端末装置。 - 請求項1又は2に記載の端末装置であって、
前記相関情報生成部は、前記対応関係特定部に特定された発言ユーザと相手ユーザとから相互に会話を行っているユーザの組を集計し、集計数の多い順に並べたテーブル情報を生成する、
ことを特徴とする端末装置。 - チャットに参加している各ユーザを示すユーザリストを記憶する記憶部、取得部、特定部、生成部、更新部、設定部、及び、表示部を備え、他のユーザの端末装置との間で、送受信するメッセージによりチャットを行う端末装置が実行するユーザリスト表示方法であって、
前記取得部が、チャットに参加している各ユーザのうち会話相手となる相手ユーザの名称を含むメッセージを取得するメッセージ取得ステップと、
前記特定部が、取得された当該メッセージの記述を解析し、発言ユーザと相手ユーザとの組を特定する対応関係特定ステップと、
前記生成部が、特定された発言ユーザと相手ユーザとの組を集計し、集計数の多い順に並べたテーブル情報を生成する相関情報生成ステップと、
前記更新部が、前記記憶部に記憶されたユーザリストを、生成された当該テーブル情報における各ユーザの順番に基づいて並び替えるリスト更新ステップと、
前記設定部が、当該テーブル情報において、共通するユーザを介して関連するユーザ同士のグループをそれぞれ特定し、並び替えられたユーザリストにおけるユーザ名の表示色を、当該グループ毎に色分けして設定する設定ステップと、
前記表示部が、更新された当該ユーザリストの各ユーザ名を、設定された当該表示色にて表示する表示制御ステップと、を備える、
ことを特徴とする方法。 - コンピュータを、他のユーザの端末装置との間で、送受信するメッセージによりチャットを行う端末装置として機能させるプログラムであって、
前記プログラムは、前記コンピュータを、
チャットに参加している各ユーザを示すユーザリストを記憶するリスト情報記憶部、
チャットに参加している各ユーザのうち会話相手となる相手ユーザの名称を含むメッセージを取得するメッセージ取得部、
取得された当該メッセージの記述を解析し、発言ユーザと相手ユーザとの組を特定する対応関係特定部、
特定された発言ユーザと相手ユーザとの組を集計し、集計数の多い順に並べたテーブル情報を生成する相関情報生成部、
前記リスト情報記憶部に記憶されたユーザリストを、生成された当該テーブル情報における各ユーザの順番に基づいて並び替えるリスト更新部、
当該テーブル情報において、共通するユーザを介して関連するユーザ同士のグループをそれぞれ特定し、並び替えられたユーザリストにおけるユーザ名の表示色を、当該グループ毎に色分けして設定する表示形態設定部、
更新された当該ユーザリストの各ユーザ名を、設定された当該表示色にて表示するユーザリスト表示部、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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