JP2003216777A - プログラム、及び情報処理装置 - Google Patents

プログラム、及び情報処理装置

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JP2003216777A
JP2003216777A JP2002017491A JP2002017491A JP2003216777A JP 2003216777 A JP2003216777 A JP 2003216777A JP 2002017491 A JP2002017491 A JP 2002017491A JP 2002017491 A JP2002017491 A JP 2002017491A JP 2003216777 A JP2003216777 A JP 2003216777A
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JP2002017491A
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Kazuaki Takahashi
一晃 高橋
Takashi Abe
崇史 安倍
Teruyuki Kondo
照之 近藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバを介在させることなく、ネットワーク
を介しての情報集計を可能にする。 【解決手段】 ネットワークを介して接続される複数の
情報処理装置のうち、或る1つの情報処理装置におい
て、表示出力させたテンプレートに対する入力操作を行
うことで、情報集計のためのアンケート情報を作成し、
これをネットワークを介して他の情報処理装置に送信す
る。そして、このアンケート情報を受信した情報処理装
置側では、再生出力したアンケート情報に対して回答の
ための入力操作を行って回答情報を作成し、これを返信
することができる。そしてさらに、返信された回答情報
を受信する情報処理装置側では、受信した回答情報に基
づいて集計処理を実行し、その集計結果を所定の表示態
様によって出力することが可能とされている。このよう
な構成により、例えばネットワークを介してのアンケー
トなどの情報集計として、アンケートの作成/送信→ア
ンケートの受信/回答(返信)→集計という一連の処理
が、全てネットワーク間に存在する端末としての情報処
理装置間で行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して通信可能に接続される情報処理装置と、この情報処
理装置に実行させるべきプログラムとに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年では、例えばパーソナルコンピュー
タなどの情報処理装置を、例えばインターネットやLA
N(Local Area Network)などのネットワークにより接続
することが広く行われている。そして、このようなネッ
トワークを介して接続された情報処理装置間では、例え
ばローカルに保存されているデータを共有したり、ま
た、例えば電子メール等に代表されるファイルの送受信
を行うことが可能となる。
【0003】ところで、上記のようにしてネットワーク
により情報処理装置が相互接続される環境をより有効に
利用することを考えた場合、ネットワークを介して情報
処理装置のユーザから在る特定の情報を集め、この集ま
った情報を集計する集計するという、情報集計というも
のを挙げることができる。そして、このようなネットワ
ークを介しての情報集計のための構成については、例え
ば特開平11−15757(出願1)、特開平9−83
564(出願2)において既に提案されている。また、
特開平11−259451(出願3)としても提案され
ている。
【0004】また、ネットワークにより接続された情報
装置間でのコミュニケーション手段としては、上記した
電子メールだけではなく、チャットルームやメッセンジ
ャーソフトウェアによりテキスト情報の交換をリアルタ
イムに行うものも広く普及している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た情報集計に関していえば、出願1、出願2の何れも電
子メールを利用するものであって、情報処理装置がメー
ルサーバに接続することが必須の要件となる。また、ア
ンケートの集計もメールサーバが行うものとされてい
る。つまり、出願1,出願2の何れにおいてもネットワ
ーク上でデータ集計機能を実現するにはメールサーバの
存在が不可欠となる。このようにして、アンケートを行
い、その集計結果を得るためにメールサーバにアクセス
することが必要になるということは、データ集計のため
のネットワークシステムが大きなものとなってしまうこ
とを意味する。従って、ユーザが手軽に利用できないと
いう問題を抱えることになる。また、メールサーバにア
クセスする必要上、例えばアンケート結果などについて
の即時性が得られにくいということもいえる。これに対
して、出願3には、電子メールを使用することなく、W
WW(World Wide Web)を用いてデータ集計を行う構成が
開示されている。しかしながら、この場合にも、WWW
サーバが介在することとなるので、サーバの存在が必要
であるという点で、上記した出願1,出願2と同質の問
題を有していることになる。
【0006】さらに、前述したチャットルームについて
も、チャットルームを開設しているのはサーバであり、
チャットルームに参加するユーザは、このサーバにアク
セスしてチャットルームを閲覧するようにしたうえで、
テキストを送信することでコミュニケーションをはかる
ようにされる。また、メッセンジャーソフトウェアによ
るコミュニケーションも、サーバにメンバー登録をした
うえで、サーバを介在させるようにしてテキスト情報の
送受信を行うようにされる。つまり、これらチャットル
ームやメッセンジャーソフトウェアによるコミュニケー
ションは、リアルタイム性は有しているものの、サーバ
が必要となるものである。この場合には、例えばチャッ
トルームやメッセンジャーソフトウェアによりコミュニ
ケーションをとるためには、サーバへの登録などの煩雑
な手続きが必要になるため、簡易さや手軽さの面での向
上が図られることが望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上記し
た課題を考慮して、プログラムとして次のように構成す
ることとした。つまり、取得している他の情報処理装置
のネットワークアドレスに基づいて、所定のネットワー
クを介して上記他の情報処理装置と通信して相互に情報
の授受が行えるようにするための通信手順と、情報集計
用テンプレートを所定の表示態様により出力するテンプ
レート出力手順と、情報集計用テンプレートに対して入
力操作が行われるのに応じて、回答用入力フォームとし
て再生出力されるべき回答入力フォーム情報を作成する
回答入力フォーム情報作成手順と、他の情報処理装置か
ら送信された上記回答入力フォーム情報を受信した場合
に、この受信した回答入力フォーム情報に基づいて再生
出力させた回答用入力フォームに対して回答のための操
作が行われるのに応じて、回答内容情報から成る回答情
報を作成することのできる回答情報作成手順と、回答情
報を受信した場合に、受信した回答情報に含まれる回答
内容情報に基づいて情報集計処理を実行し、この情報集
計処理の結果を所定の表示態様によって出力可能な結果
出力手順とを、情報処理装置に実行させるように構成す
る。
【0008】また、情報処理装置としては次のように構
成することとした。つまり、取得している他の情報処理
装置のネットワークアドレスに基づいて、所定のネット
ワークを介して上記他の情報処理装置と通信して相互に
情報の授受が行えるようにするための通信手段と、情報
集計用テンプレートを所定の表示態様により出力するテ
ンプレート出力手段と、情報集計用テンプレートに対し
て入力操作が行われるのに応じて、回答用入力フォーム
として再生出力されるべき回答入力フォーム情報を作成
する回答入力フォーム情報作成手段と、回答入力フォー
ムを情報を通信手段により他の情報処理装置に送信させ
る送信処理手段と、他の情報処理装置が受信して再生出
力させた回答入力フォーム情報に対する回答のための操
作に応じて作成された、回答内容情報から成る回答情報
を、上記他の情報処理装置から受信した場合において
は、受信した回答情報に含まれる回答内容情報に基づい
て情報集計処理を実行し、この情報集計処理の結果を所
定の表示態様によって出力可能な結果出力手段とを備え
ることとした。
【0009】上記各構成によれば、ネットワークを介し
て情報処理装置間で通信可能な環境の基で、情報処理装
置により作成した回答用入力フォーム情報を、他の情報
処理装置に対して送信することができる。そして、回答
用入力フォーム情報を受信した情報処理装置側では、回
答を入力した回答情報を返信することができる。さら
に、回答用入力フォーム情報を送信した情報処理装置で
は、返信されてきた回答情報を利用して集計結果を得る
ことができる。つまり、本発明によっては、ネットワー
クを介しての直接的な情報処理装置間の通信によって、
情報集計を実現することができる。
【0010】また、本発明のプログラムとして次のよう
にも構成することとした。つまり、取得している他の情
報処理装置のネットワークアドレスに基づいて、所定の
ネットワークを介して上記他の情報処理装置と通信して
相互に情報の授受が行えるようにするための通信手順
と、1つのチャットルームを構成すべき全情報処理装置
のネットワークアドレスを取得して保持するアドレス保
持手順と、入力操作に応じてメッセージ情報を生成する
メッセージ情報生成手順と、生成された上記メッセージ
情報を、アドレス保持手順により保持されたネットワー
クアドレスを有している他の情報処理装置の各々に対し
て、通信手順により送信させる送信制御手順と、他の情
報処理装置から送信されたメッセージ情報を上記通信手
順により受信したとされる場合には、受信したメッセー
ジ情報を表示出力するメッセージ情報出力手順とを情報
処理装置に実行させることとした。
【0011】また、情報処理装置として次のように構成
することとした。つまり、取得している他の情報処理装
置のネットワークアドレスに基づいて、所定のネットワ
ークを介して上記他の情報処理装置と通信して相互に情
報の授受が行えるようにするための通信手段と、1つの
チャットルームを構成すべき全情報処理装置のネットワ
ークアドレスを取得して保持するアドレス保持手段と、
入力操作に応じてメッセージ情報を生成するメッセージ
情報生成手段と、生成されたメッセージ情報を、アドレ
ス保持手段により保持されているネットワークアドレス
を有している他の情報処理装置の各々に対して、通信手
段により送信させる送信制御手段と、他の情報処理装置
から送信されたメッセージ情報を上記通信手段により受
信したとされる場合には、受信したメッセージ情報を表
示出力するメッセージ情報出力手段とを備えることとし
た。
【0012】上記各構成によっては、チャットのための
メッセージ情報を、アドレス保持手段がリストとして保
持している1のチャットルームを構成する自己以外の全
ての情報処理装置のネットワークアドレスに対して送信
することができる。また、メッセージ情報を受信した情
報処理装置側では、この受信したメッセージ情報を表示
出力することができる。つまり、本発明によっては、サ
ーバを介在させることなく、ネットワーク上に端末とし
て存在する情報処理装置同士が直接的にチャットのメッ
セージ情報を送受信することで、チャットの機能を実現
することが可能となる。
【0013】また、本発明のプログラムとして次のよう
に構成することとした。つまり、取得している他の情報
処理装置のネットワークアドレスに基づいて、所定のネ
ットワークを介して上記他の情報処理装置と通信して相
互に情報の授受が行えるようにするための通信手順と、
この通信手順による他の情報処理装置との間の情報の授
受を伴う所定の機能が、通信装置の動作として実現され
るようにするための機能プログラムを、当該プログラム
本体に実装できるようにするための機能プログラム実装
手順と、この機能プログラム実装手順により実装された
機能プログラムのうちから、入力操作又は受信情報の内
容に応じて、1以上の機能プログラムを選択する選択手
順と、この選択手順により選択された機能プログラムに
従った処理を実行することで、この選択された機能プロ
グラムが実現すべき機能が得られるようにする機能プロ
グラム実行手順とを情報処理装置に実行させるように構
成することとした。
【0014】また、情報処理装置として次のように構成
することとした。つまり、取得している他の情報処理装
置のネットワークアドレスに基づいて、所定のネットワ
ークを介して上記他の情報処理装置と通信して相互に情
報の授受が行えるようにするための通信手段と、この通
信手段による他の情報処理装置との間の情報の授受を伴
う所定の機能が、通信装置の動作として実現されるよう
にするための機能プログラムを、少なくとも上記通信手
段を実現可能なプログラム本体に実装できるようにする
ための機能プログラム実装手段と、この機能プログラム
実装手段により実装された機能プログラムのうちから、
入力操作又は受信情報の内容に応じて、1以上の機能プ
ログラムを選択することのできる選択手段と、この選択
手段により選択された機能プログラムと連携した特定の
プログラムに従った処理を実行することで、この選択手
段により選択された機能プログラムが実現すべき機能が
得られるようにする機能プログラム実行手段とを備える
こととした。
【0015】上記各構成によっては、ネットワークを介
した情報処理装置間の通信を利用して、情報処理装置が
所定の機能を実現するのにあたっては、この情報処理装
置にインストールされているプログラム本体に対して、
上記所定の機能を実現するためのプログラムである機能
プログラムを実装するようにされる。これは即ち、ネッ
トワークを介した情報処理装置間の通信による各種のコ
ミュニケーション機能が、機能プログラムを実装するこ
とで実現可能であることを意味する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明していくこととする。本実施の形態としては、ネ
ットワークを介して接続される情報処理装置(パーソナ
ルコンピュータ)に対して、本発明に基づいたアプリケ
ーション・ソフトウェアとしてのプログラムをインスト
ールした場合を例に挙げることとする。また、以降の説
明は次の順序で行うこととする。 1.システム構成 1−1.全体構成 1−2.パーソナルコンピュータ 2.メッセンジャーソフトウェア 2−1.メッセンジャーソフトウェアが機能するための
条件 2−2.メッセンジャーソフトウェアの起動 2−3.メッセンジャーソフトウェアの設定 2−4.メンバーリストへの登録/削除 2−5.メッセージ送受信機能 2−6.データ集計機能(チェックボックステンプレー
ト使用) 2−7.データ集計機能(ラジオボタンテンプレート使
用) 2−8.チャット機能 3.チャットルーム結合機能 4.機能プログラムファイルのプラグイン 5.処理動作 5−1.データ集計 5−2.チャット
【0017】1.システム構成 1−1.全体構成 図1は、本発明の実施の形態に対応する、ネットワーク
システムの構築例を概念的に示している。本実施の形態
のネットワークシステムとしては、図示するようにし
て、ネットワークに接続される端末として、複数のパー
ソナルコンピュータ(情報処理装置)1,1A,1Bが
存在する。なお、当然のことながら、ネットワーク上に
存在するパーソナルコンピュータ数としては特に限定さ
れるものではなく、任意の複数が存在してよい。なお、
パーソナルコンピュータの内部構成については、後述す
ることとして、ここでは先ず、システム全体の構成につ
いて説明しておく。
【0018】例えば、図1に示されるパーソナルコンピ
ュータ1は、公衆電話回線2を経由してインターネット
プロバイダ3と接続される。そして、このインターネッ
トプロバイダを介してインターネット4と接続されるよ
うになっている。また、このパーソナルコンピュータ1
は、LAN5とも接続されている。このLAN5は、ル
ータ6を介してインターネット4と接続されている。従
って、LAN5に接続される端末(パーソナルコンピュ
ータ)は、このLAN5を経由してインターネットと接
続することができるようにされている。
【0019】また、パーソナルコンピュータ1Aは、公
衆電話回線2−インターネットプロバイダ3Aを介して
インターネット4と接続されるようになっている。
【0020】このようなネットワークとの接続による
と、例えばパーソナルコンピュータ1と、パーソナルコ
ンピュータ1Aは、インターネット4を介して、相互通
信可能に接続することができる。あるいは、インターネ
ット4−LAN5のネットワークを経由して相互接続す
ることもできる。また、パーソナルコンピュータ1と、
パーソナルコンピュータ1Bは、LAN5を介して相互
通信可能に接続することができる。また、インターネッ
ト4−LAN5のネットワークの経路によって相互接続
することもできる。また、パーソナルコンピュータ1A
とパーソナルコンピュータ1Bとは、インターネット−
LAN5の経由により相互接続することができる。つま
り、これら複数のパーソナルコンピュータは、互いにイ
ンターネット4又はLAN5のネットワークを経由し
て、相互接続された状態を確立することができるもので
ある。
【0021】1−2.パーソナルコンピュータ 続いて、本実施の形態の情報処理装置であるパーソナル
コンピュータの内部構成について説明する。ここでは、
同じく図1に示される、パーソナルコンピュータ1の内
部ブロック構成を例に説明することとする。なお、ここ
では、残るパーソナルコンピュータ1A,1Bについて
も同様の構成が採られていればよいものとされる。
【0022】この図に示すパーソナルコンピュータ1
は、ネットワークを介しての通信を行うために、モデム
18及びLANアダプタ19を備えている。このモデム
18により、例えばアナログの公衆電話回線2を介在す
るようにして、ダイヤルアップによりインターネットプ
ロバイダ3と接続して、インターネット4と接続するこ
とが可能となる。また、LANアダプタ19により、L
AN5と接続される他の情報処理装置と通信を行うこと
が可能となる。ここで、このLANアダプタ19の実際
としては、例えばLANに対応するのであれば、LAN
に対応した通信プロトコルに準拠した構成が採られるべ
きものである。また、インターネットに対応するのであ
れば、例えばTCP/IP、UDP/IPの通信プロト
コルに従った構成が採られるべきものとなる。
【0023】CPU11は、例えば図示するようにし
て、内部バス22を介して各機能回路部と通信可能に構
成されている。そして、ハードディスクドライブ(HD
D)16にインストールされた各種のアプリケーション
プログラム、また、ROM12に保持されているファー
ムウェア等のプログラムに従って各種の処理を実行す
る。特に本実施の形態の場合には、ハードディスクドラ
イブ16に対して、メッセンジャーソフトウェアがイン
ストールされ、CPU11が、このメッセンジャーソフ
トウェアのプログラムに従って処理を実行するようにさ
れる。また、RAM13にはCPU11が各種処理を実
行するのに必要なデータやプログラム等が適宜保持され
る。
【0024】また、この場合には、外部パッケージメデ
ィアを再生するためのディスクドライブとして、CD−
ROMドライブ14が備えられている。このCD−RO
Mドライブ14は、例えばCD−ROM、CD−DA(D
igital Audio)等のディスクメディア34を再生可能と
されている。そして、このようなディスクメディア34
を装填して再生することで、CPU11の処理によっ
て、このディスクメディア34に記録されているデータ
について必要な処理を施すことができる。なお、このよ
うなディスクドライブとしては、CD−ROMドライブ
に限定されるものではなく、例えばCD−ROM等のメ
ディアだけではなく、近年普及してきているDVDなど
のディスクを再生可能なディスクドライブが備えられて
もよい。また、これに加えて、例えばCD−R,CD−
RWなどの記録可能なCDフォーマットのディスクや、
記録可能なDVDフォーマットのディスクなどに対応し
たディスクドライブとされても良い。
【0025】また、この場合には、フロッピー(登録商
標)ディスクドライブ15が備えられる。このフロッピ
ーディスクドライブ15は、例えばCPU11の制御に
よって、装填されたフロッピーディスクに対してデータ
の書き込み/読出を実行する。
【0026】HDD16は、例えば周知のように、ハー
ドディスクを備えることで比較的大容量のデータを記憶
することができる。CPU11は、内部バス22を介し
て、HDD16のハードディスクに対してデータファイ
ルやプログラム等の記録又は読み出しを行うことができ
るようにされている。
【0027】また、この場合には、内部バス22に対し
てディスプレイコントローラ20が接続されている。デ
ィスプレイコントローラ20は、CPU11の制御に応
じて、ディスプレイ装置33に対して表示すべき画像デ
ータをVRAM21上で生成する。そして、VRAM2
1上に生成した画像データを、例えばRGBのビデオ信
号に変換してディスプレイ装置33に出力する。これに
より、ディスプレイ装置33において、画像が表示され
ることになる。
【0028】また、マウス31やキーボード32などか
らの操作情報は、ユーザインターフェイス17によりC
PU11が処理可能な情報に変換されて、内部バス22
を介してCPU11が取り込むようにされる。
【0029】なお、ネットワークシステムの端末として
機能する情報処理装置の構成は、上述したパーソナルコ
ンピュータ1としての構成に限定されるものではなく、
適宜変更されて構わないものである。また、本実施の形
態としての情報処理装置は、パーソナルコンピュータの
みに限定されるものではなく、例えば、PDA(Persona
l Digital Assistants)などとされてもよい。さらに、
近年においては、携帯電話もインターネットの端末とし
て機能することができるようになっている。また、例え
ばブルートゥース通信機能を有することで、パーソナル
コンピュータなどの情報処理装置と無線通信可能な機能
を有している。さらには、Javaなどのアプリケーシ
ョンを格納して、携帯電話上でこのアプリケーションを
動作させることも可能となっている。そこで、携帯電話
も上記のようなネットワーク接続機能を有し、かつ、プ
ログラムを実行可能な機能を有していることを考慮すれ
ば、本発明としてのメッセンジャーソフトウェアに従っ
て動作を実行する情報処理装置として、携帯電話を適用
することも当然考えられるものである。
【0030】2.メッセンジャーソフトウェア 2−1.メッセンジャーソフトウェアが機能するための
条件 続いては、本実施の形態のメッセンジャーソフトウェア
により実現される各種機能について、説明を行っていく
こととする。ところで、本実施の形態のメッセンジャー
ソフトウェアは、パーソナルコンピュータが実行すべき
プログラムである。従って、ネットワークシステム上に
存在する各パーソナルコンピュータ(1,1A,1B)
に対してメッセンジャーソフトウェアのプログラムが配
布されたうえで、例えばHDD16等のローカルに、こ
の配布されたメッセンジャーソフトウェアがインストー
ルされている必要がある。つまり、各パーソナルコンピ
ュータでは、ローカルにインストールされたメッセンジ
ャーソフトウェアを起動させてRAM上に展開すること
で、メッセンジャーソフトウェアとしてのプログラムを
実行可能な状態が得られるものである。
【0031】そこで、本実施の形態のメッセンジャーソ
フトウェアの配布形態としては、例えばCD−ROM等
の媒体により配布することが考えられる。或いは、図1
には図示していないが、例えばネットワーク上に存在す
る特定のアプリケーションサーバから、ネットワークを
経由してダウンロードするようにしてもよいものであ
る。
【0032】そして、本実施の形態のメッセンジャーソ
フトウェアがネットワーク上で機能するためには、下記
の条件1〜5が同時に満たされている必要がある。 条件1:メッセンジャーソフトウェアを使用して通信す
べき2以上のパーソナルコンピュータ(情報処理装置)
に対して、メッセンジャーソフトウェアが配布されてい
ること。 条件2:メッセンジャーソフトウェアを使用して通信す
べき2以上のパーソナルコンピュータ上で、メッセンジ
ャーソフトウェアが起動されていること。 条件3:2以上のパーソナルコンピュータのメッセンジ
ャーソフトウェアに対して、同じ機能プログラムファイ
ルがプラグインとしてインストールされていること。詳
しいことは後述するが、本実施の形態のメッセンジャー
ソフトウェアは、機能プログラムファイルがプラグイン
としてインストールされることで、はじめて、この機能
プログラムファイルが有する機能を、ネットワーク上で
実現することができるものである。 条件4:メッセンジャーソフトウェアを使用して通信す
べき2以上のパーソナルコンピュータにおいて、相互通
信を行うための通信路が確保されていること。つまり、
図1に示したモデム18、又はLANアダプタ19を介
して、インターネット4又はLAN5と接続されている
ことが必要とされるものである。 条件5:メッセンジャーソフトウェアを使用して通信す
べき各パーソナルコンピュータにおいて、自己のIPア
ドレス(ネットワークアドレス)の設定がされ、かつ、
他の通信相手としての各パーソナルコンピュータのIP
アドレスが認識(保持)されていること。ここで、IP
アドレスの設定の方法は、使用する通信プロトコルによ
って異なる。 :例えばUDP/IPを使用する場合は、例えば図1
に示すルータ6、及びインターネットプロバイダ3,3
A等の設定状況に応じて、接続環境が異なる。但し、パ
ケットのブロードキャストを許可するとした場合には、
通信相手が接続している環境のIPアドレスの一部が認
識されれば、通信可能となる。 :通信プロトコルとして、TCP/IPを使用する場
合はあらかじめ互いの完全なIPアドレスが認識されて
いる必要がある。なお、以降の説明においては、本実施
の形態メッセンジャーソフトウェアは、UDP/IPの
みを使用することを前提とする。
【0033】2−2.メッセンジャーソフトウェアの起
動 そして、本実施の形態のメッセンジャーソフトウェアを
起動させるためには、例えばパーソナルコンピュータ上
でオペレーティングシステムが起動されている状態の下
で、例えばマウス31などによる操作によって、メッセ
ンジャーソフトウェア起動させる。これにより、メッセ
ンジャーソフトウェアのプログラムがRAM13上に展
開される。そして、本実施の形態のメッセンジャーソフ
トウェアとしては、起動後においては常駐状態となるよ
うにされている。
【0034】そして、起動時においては、メッセンジャ
ーソフトウェアは、オペレーティングシステムの提供す
る通信機能によって、使用可能な通信路(モデム18、
LANアダプタ19)を介してインターネットまたはL
ANに接続する。そこで、あらかじめ設定された通信可
能相手としてIPアドレスリストに登録された、通信相
手としてのパーソナルコンピュータのIPアドレスに対
して、アプリケーションが起動したことを通知する。な
お、IPアドレスリストの設定については、後述する。
このとき、既にメッセンジャーソフトウェアを起動させ
ており、かつ、上記のようにして新たにメッセンジャー
ソフトウェアを起動させたパーソナルコンピュータから
通知を受けた各パーソナルコンピュータにおいては、メ
ンバーリストに、新しくアプリケーションを起動したパ
ーソナルコンピュータのリストが追加される。これによ
り、新たにメッセンジャーソフトウェアを起動させたパ
ーソナルコンピュータと、他のメッセンジャーソフトウ
ェアを起動させているパーソナルコンピュータとの通信
が可能な状態となる。
【0035】2−3.メッセンジャーソフトウェアの設
定 ここで先ず、メッセンジャーソフトウェアについての設
定を行う場合について説明しておく。例えばメッセンジ
ャーソフトウェアを起動させたうえで、設定画面を呼び
出すための所定の操作を行ったとされると、ディスプレ
イ装置33の表示画面には、図18に示すようにして、
ダイアログボックスとして、コンフィグレイション・ダ
イアログ220が表示される。このコンフィグレイショ
ン・ダイアログ220に対して入力操作を行うことで、
アプリケーションとしての機能的な設定を行うことがで
きる。
【0036】ユーザ名設定ボックス221は、本実施の
形態のメッセンジャーソフトウェアにより通信を行う際
に、ユーザ自身が使用するユーザ名を登録するために、
例えばキーボードなどによって文字入力を行う入力ボッ
クスである。グループ名選択ボックス222は、例えば
キーボードなどによる文字入力操作によって任意のグル
ープ名を入力することができる。ここでいうグループと
は、メッセンジャーソフトウェアによりコミュニケーシ
ョンを図るユーザが、ユーザリストとして登録している
ユーザ(パーソナルコンピュータ)の集合単位をいうも
のである。また、このグループ名選択ボックス222
は、プルダウンメニューとしても機能するようになって
おり、プルダウンメニューからメニュー選択を行うこと
で、現在、他のユーザが使用しているグループ名を選択
することができるようにもなっている。ここで選択され
たグループ名のグループに、このパーソナルコンピュー
タが属するようにして管理される。メンバーリスト文字
列フォーマット設定ボックス222は、メンバーリスト
文字列フォーマットを設定するためのものとされる。こ
こで設定されたフォーマットでメンバーリストのユーザ
名が表示される。
【0037】IPアドレス入力ボックス223は、ロー
カルネットワーク以外に存在するとされる、通信相手の
LAN上、又はインターネット上でのIPアドレスを入
力するための入力ボックスである。そして、ここにIP
アドレスを入力した上で、追加ボタン225に対するク
リック操作を行うと、この入力されたIPアドレスが、
IPアドレスリスト224に登録される。IPアドレス
リスト224は、ローカルネットワーク以外の通信相手
のIPアドレスをリストとして表示する。このリストに
表示されているIPアドレスのパーソナルコンピュータ
が、全て通信可能な相手となるものである。なお、この
IPアドレスリスト224からIPアドレスの削除を行
いたい場合には、IPアドレスリスト224に表示され
るIPアドレスのうちから、削除したいIPアドレスに
対してクリック操作を行って選択した状態とする。そし
て、この状態で削除ボタン226を操作するようにされ
る。
【0038】OKボタン227は、今回開いたダイアロ
グに対して設定した内容が以降において反映されるよう
にして、ダイアログを閉じるためのボタンである。ま
た、キャンセルボタン228は、例えば、今回開いたダ
イアログに対して設定した内容は無効となるようにし
て、ダイアログを閉じるためのボタンである。適用ボタ
ン229は、ダイアログが開いた状態を維持した上で、
このダイアログで設定した内容を反映させるためのボタ
ンである。
【0039】2−4.メンバーリストへの登録/削除 本実施の形態のメッセンジャーソフトウェアを起動させ
た場合の初期画面としては、例えば図2に示すようにし
てメンバーリストダイアログ100が表示されるように
なっている。このメンバーリストダイアログ100のリ
ストエリア106内には、例えば現在、ネットワーク上
に存在し、また、メッセンジャーソフトウェアを起動さ
せているメンバーがリストとして表示されている。この
場合、メンバーリストは、例えば先ず、登録されたグル
ープリスト104によりグループ単位で分割され、各グ
ループ内において、図示するように、メンバーリスト1
05が表示されるようになっている。この場合のメンバ
ーリスト105は、メンバーのユーザ名と共に、IPア
ドレスを表示するようにされている。
【0040】このメンバーリストダイアログ100のリ
ストエリア106として表示されているメンバーリスト
への登録は、前述もしたように、メッセンジャーソフト
ウェアの初回起動時に行われるようになっている。ま
た、このメンバーリストからの削除は、メッセンジャー
ソフトウェアとしてのアプリケーションの終了時に行わ
れる。つまり、メッセンジャーソフトウェアを終了させ
る操作が行われたとすると、このパーソナルコンピュー
タからは、通信可能な(IPアドレスをリストとして保
持している)としてすべてのパーソナルコンピュータに
対してアプリケーションを終了することを通知する。そ
して、通知を受信したパーソナルコンピュータは、メン
バーリストからそのユーザを削除する。このようにし
て、メンバーリストは、ネットワーク上に存在するパー
ソナルコンピュータにおけるメッセンジャーソフトウェ
アの起動/終了に応じてダイナミックに変化する。そし
て、このメンバーリストを見ることで、ユーザは、現在
メッセンジャーソフトウェアによりコミュニケーション
が可能な他のユーザが誰であるのかを知ることができ
る。
【0041】また、このメンバーリストダイアログ10
0においては、送信ボタン101、更新ボタン102、
及びコンフィグレイションボタン103が配置されてい
る。送信ボタン101を操作すると、後述する送信ダイ
アログ110が表示される。更新ボタン102を操作す
ると、メンバーリストが最新の状態に更新される。コン
フィグレイションボタン103を操作すれば、先に図1
8に示したコンフィグレイション・ダイアログ220が
表示される。
【0042】2−5.メッセージ送受信機能 以降においては、本実施の形態のメッセンジャーソフト
ウェアにより実現される、ネットワークを介してのコミ
ュニケーション機能について説明を行っていくこととす
る。本実施の形態としては、このコミュニケーション機
能として、 1.テキストのメッセージの送受信機能 2.データ集計機能(チェックボックステンプレート使
用) 3.データ集計機能(ラジオボタンテンプレート使用) 4.チャット機能 の4例を挙げることとする。そして先ず、テキストのメ
ッセージの送受信機能について説明する。
【0043】前述もしたように、メンバーリストダイア
ログ100上に配置される送信ボタン101を操作する
ことによっては、送信ダイアログが表示される。この送
信ダイアログは、例えば図3に示すものとなる。この図
に示す送信ダイアログ110においては、「Messenge
r」と表示されたテキスト送信タブ113、チャットタ
ブ114、チェックボックスタブ115、及びラジオボ
タンタブ116とが配置されている。これらのタブは、
本実施の形態のメッセンジャーソフトウェアが有する機
能に対応する。つまり、これらのタブを選択する操作を
行うことで、機能選択が行えるものである。そして、テ
キスト送受信機能を利用して、テキストメッセージの送
信を行う場合には、図示するようにして、テキスト送信
タブ113を選択する。これに応じては、図示するよう
にテキスト送信タブ113のタブシートが表示される。
このタブシートは、テキストメッセージ送信のためのテ
ンプレートとして機能するもので、ここではテキスト入
力ボックス118が表示される。
【0044】ユーザは、このテキスト入力ボックス11
8に対して、キーボード操作などによって、メッセージ
としての文字を入力することができる。また、このテキ
スト送信タブ113のシート内には、封書チェックボッ
クス119が配置されている。この封書チェックボック
ス119に対してチェックを付しておくと、送信される
テキストメッセージは、封書としての形式により通信相
手に送信される。
【0045】また、キャンセルボタン115の右側に
は、宛先表示ボックス117が配置される。例えばユー
ザは、先に図2に示したメンバーリストダイアログ10
0上で、テキストメッセージの送信相手としてのメンバ
ーを、メンバーリストのなかから選択決定しておくよう
にされる。宛先表示ボックス117には、例えばこの選
択されたメンバーのユーザ名が表示される。
【0046】例えばユーザは、テキスト入力ボックス1
18に対してメッセージを入力したら、送信ボタン11
1を操作するようにされる。これにより、テキスト入力
ボックス118に対して入力されたメッセージが、宛先
表示ボックス117に表示されているメンバーのパーソ
ナルコンピュータに対して送信される。また、送信の完
了を以て、送信ダイアログ110は閉じられる。なお、
キャンセルボタン112を操作した場合には、送信ダイ
アログ110が閉じられ、例えば図2に示したメンバー
リストダイアログ100に表示が切り替わるようになっ
ている。
【0047】図4には、受信ダイアログ120が示され
る。この受信ダイアログ120は、上記のようにして送
信されてきたメッセージを受信したパーソナルコンピュ
ータにおいて表示される。なお、この受信ダイアログ1
20は、本実施の形態のメッセンジャーソフトウェアに
より表示されるGUI画像である。
【0048】例えば、メッセージが封書として送信され
てきた場合には、図4(a)に示す受信ダイアログ12
0となる。この受信ダイアログ120においては、メッ
セージフロム表示121が表示されている。このメッセ
ージフロム表示121には、メッセージを送信してきた
ユーザの情報と、メッセージを送信してきた時間が示さ
れている。そして、その下側において、未開封の状態を
模した封書としての形態の封書画像122が表示され
る。そして、受信側のパーソナルコンピュータのユーザ
は、この封書画像122を開くための操作を行うことが
できるようになっている。例えば封書画像122をダブ
ルクリックすると、この封書が開かれることとなって、
図4(b)に示すように、テキストボックス123が新
たに表示され、このボックス内にメッセージの内容が表
示される。
【0049】なお、上記のようにして封書が開かれる
と、封書を開いたことが、送信元のパーソナルコンピュ
ータに通知されるようになっている。そして、この通知
に応じて、送信側のパーソナルコンピュータでは、図4
(c)に示すようにして、開封通知ダイアログが表示さ
れ、ユーザに、封書が開封されたことを知らせるように
される。
【0050】また、送信されたメッセージが封書による
ものでない場合には、メッセージの受信と共に、図4
(b)に示すようにして、直ちに、テキストボックス1
23によるメッセージの表示が行われる。
【0051】本実施の形態の場合、この受信メッセージ
が表示されるテキストボックス123に対しては、書き
込みにより内容を編集することができないようになって
いる。例えば返信などのために内容を編集したい場合に
は、返信ボタン124を操作して、返信のためのメッセ
ージ編集が可能な返信ダイアログを開くようにされる。
また、閉じるボタン125を操作したのであれば、返信
することなく、このまま受信ダイアログ120が閉じら
れることになる。また、この受信ダイアログ120にお
いても、封書チェックボックス126が表示されること
で、返信のメッセージを封書の形式にすることができ
る。
【0052】図5は、返信ダイアログ130を示してい
る。この図に示すように、返信ダイアログ130におい
ても、メッセージフロム表示131が表示され、送信元
のメンバー及び送信時間等が示される。そして、返信ダ
イアログ130におけるテキストボックス132は、こ
の受信側のユーザによりテキスト編集を行うことが可能
とされている。ユーザは、例えばキーボード等を操作し
てテキスト編集を行った後に、返信ボタン127を操作
するようにされる。この操作に応じては、差出人として
のユーザのパーソナルコンピュータに対して、返信のメ
ッセージを送信出力するようにされる。例えば返信のメ
ッセージの送信を完了した場合には、この返信ダイアロ
グ130が閉じられることになる。また、この返信ダイ
アログ130においても、封書チェックボックス126
が表示されており、ここでも、返信のためのメッセージ
を封書により送信するか否かについて設定できるように
なっている。
【0053】2−6.データ集計機能(チェックボック
ステンプレート使用) 続いては、メッセンジャーソフトウェアによる機能とし
て、データ集計機能について説明する。本実施の形態の
データ集計機能に関しては、データ集計のためのアンケ
ート作成のためのテンプレートとして、回答入力をチェ
ックボックスに対して行うものと、回答入力をラジオボ
タンに対して行うものとの2種類が存在する。ここで、
回答入力としてチェックボックスが用いられるというこ
とは、回答の形式として、複数提示される選択肢のうち
から1以上の任意の選択肢を選択できることを意味す
る。これに対して、回答入力としてラジオボタンが用い
られるということは、複数提示される選択肢のうちから
1つの選択肢のみを選択できることを意味する。従っ
て、ユーザがデータ集計のアンケートを作成するのにあ
たっては、アンケート(質問)内容として、複数の選択
肢を選択可能とするほうが好ましい場合にはチェックボ
ックスを使用し、択一的に選択肢を選択してもらうこと
の方が好ましい場合にはラジオボタンを使用するという
ように、適宜使い分けることになる。そして先ずは、回
答入力をチェックボックスに対して行う場合について説
明する。
【0054】ここで、或るユーザが、複数の通信相手の
メンバーにアンケートを取り、このアンケートの回答結
果を集計したいと思ったとする。また、アンケートとし
ての質問内容として、複数の項目選択を可能とすること
が必要であるとする。このような場合、ユーザは、アン
ケートに回答してもらいたいメンバーを、メンバーリス
トダイアログ100において選択した上で、送信ダイア
ログ110を表示させ、さらに送信ダイアログ110に
おいて、チェクボックスタブ115に対してクリック操
作などを行うようにされる。
【0055】これによって、図6に示すようにして、送
信ダイアログ110においては、チェックボックスタブ
115のタブシートが表示されることになる。なお、こ
のときの送信ダイアログ110の宛先表示ボックス11
7には、メンバーリストダイアログ100において選択
された複数のメンバーのユーザ名が表示されることにな
る。
【0056】このチェックボックスタブ115のタブシ
ートは、チェックボックスによる回答入力が行われるよ
うにされたアンケートを作成するためのテンプレート
(雛形)として機能する。そして、チェックボックスタ
ブ115のタブシート内においては、テキストボックス
141が表示される。ユーザは、このテキストボックス
141に対する編集が可能とされ、例えば図示もするよ
うにして、文字によりアンケート内容などのメッセージ
を入力することができる。
【0057】また、この場合には、アンケート項目とし
て、チェックボックス144A〜144Dが表示される
とともに、これらチェックボックス144A〜144D
に対応する位置に、それぞれ、選択肢テキストボックス
145A〜145Dが表示される。ユーザは、選択肢テ
キストボックス145A〜145Dに対して、選択肢と
しての内容をテキストにより入力することができる。な
お、チェックボックス144A〜144Dは、回答者側
で受信して表示させた段階でアクティブとなるものであ
り、図6に示すようにアンケートを作成している段階で
は、操作することはできないようになっている。
【0058】また、選択肢の数は、増やすボタン142
及び減らすボタン143により増減させるようにして編
集することができるようになっている。つまり、図6に
示される表示状態から、増やすボタン142を1回操作
したとすれば、例えば[チェックボックス144D,選
択肢テキストボックス145D]のさらに下側に、もう
1つのチェックボックスと選択肢テキストボックス14
5を追加して表示するようにされる。また、減らすボタ
ン143を操作することによっては、例えば[チェック
ボックス144D,選択肢テキストボックス145D]
が消去され、残る3組の[チェックボックス144A〜
144C,選択肢テキストボックス145A〜145
C]が表示されることになる。
【0059】上記のようにして、アンケート内容、選択
肢などを編集することで、選択肢をチェックボックスに
より回答してもらう形式のアンケート(回答入力フォー
ム情報)が作成されることになる。そして、アンケート
の作成を完了させたら、ユーザは、この場合にも送信ボ
タン111を操作するようにされる。これにより、作成
されたアンケートの情報が、先にメンバーリストダイア
ログ100上で選択しておいたメンバーの各パーソナル
コンピュータに対して送信されることになる。
【0060】そして、アンケートの情報を受信したメン
バーのパーソナルコンピュータ側では、図7に示すよう
な受信ダイアログが表示される。この受信ダイアログに
おいても、先ずメッセージフロム表示121が表示さ
れ、アンケートを送信してきたユーザの情報と、送信日
時の情報が表示される。そして、このメッセージフロム
表示121の下に、テキストボックス151、及び複数
組(この場合には4組)の[チェックボックス152A
〜152D,選択肢テキストボックス153A〜153
D]が表示され、アンケート用紙としての体裁を形成し
ている。
【0061】テキストボックス151内には、アンケー
トを送信したユーザにより入力したアンケート内容等の
メッセージが反映されるようにして表示される。また、
このテキストボックス151内の内容は、受信ダイアロ
グの下側に配置されるコメントボタン155を操作する
ことによって、受信したユーザ側においても編集するこ
とが可能とされている。例えば、コメントボタン155
に対してクリック操作を行うと、アンケート送信者のメ
ッセージが引用形式となって表示される。そのうえで、
このアンケートを受信したユーザは、アンケートを送信
してきたユーザに対して伝えたいコメントを、テキスト
として入力することができる。
【0062】そして、アンケートを受信したユーザは、
例えば4組の[チェックボックス152A〜152D,
選択肢テキストボックス153A〜153D]の部分を
参照し、チェックボックス152A〜152Dのうち
で、自分が選択した選択肢に対応するチェックボックス
にチェックを付すための操作を行うことができる。ま
た、一旦付したチェックを外すためのための操作を行う
ことができる。なお、この場合にはチェックボックスに
より選択肢を選択するのであるから、ユーザは、複数の
選択肢を選択することができる。つまり、複数のチェッ
クボックスにチェックを付して回答することができる。
なお、受信ダイアログにおいては、選択肢の内容が不用
意に変わってしまうことの無いように、選択肢テキスト
ボックス153A〜153Dに対する編集はできないよ
うになっている。そして、このようにして回答を作成し
たら、ユーザは、返信ボタン154を操作するようにさ
れる。これにより、受信ダイアログ151に対して行っ
た回答内容が反映された回答情報が、アンケート送信元
のパーソナルコンピュータに対して送信されることとな
る。
【0063】これまでの説明によると、アンケートの回
答情報は、アンケートの情報を送信したユーザのパーソ
ナルコンピュータに対して返信されるようにして送信さ
れてくることになる。そして、アンケート情報の送信を
行ったパーソナルコンピュータ側では、このようにして
返信されてきた回答情報を利用して逐次集計処理を行
う。そして、集計結果を、図8に示すようにして、集計
ダイアログ160として表示する。
【0064】図8に示す集計ダイアログ160において
は、先ず、テキストボックス161が配置されている。
このテキストボックス161には、このアンケートを送
信したユーザがアンケート作成時に入力した、アンケー
ト内容などのメッセージが反映されるようにして表示さ
れている。ユーザは、この表示内容を見て、自分がどの
ようなアンケートを送ったのかを確認することができ
る。
【0065】また、テキストボックス161の右上に
は、集計終了ボタン162が表示される。この集計終了
ボタン162に対して操作が行われると、この集計ダイ
アログ160が閉じられる。回答者から送信される回答
情報を受信して集計する処理は、この集計終了ボタン1
62が操作されて集計ダイアログ160が閉じられるま
で行われる。
【0066】本実施の形態の集計ダイアログ160とし
ては、集計結果を「カード」と、「リスト」と、「グラ
フ」との3形式によって表示させることが可能とされて
いる。そして、これらの形式の選択は、図示するカード
タブ163、リストタブ164、グラフタブ165に対
する操作により行えるようにされている。そして、図8
においては、カードタブ163を選択したことで、カー
ド形式による集計結果の表示が行われている状態にあ
る。
【0067】カード形式では、回答者ごとの回答情報の
内容を、それぞれ「カード」の態様によって表示するよ
うにされる。そして、カードタブ163が選択された状
態でのタブシート内には、一人の回答者についての回答
内容が表示される。このタブシート内には、先ず、順位
表示テキストボックス166が配置され、ここに、現在
開かれているカードの回答者が何番目に回答を返信して
きたのかという順位が表示される。また、その右側には
カード切り換えボタン167,168が配置される。こ
のカード切り換えボタン167,168を操作すること
で、このタブシート上において、他のカード(他の回答
者の回答内容)を表示させるように切り換えることがで
きる。
【0068】そして、順位表示テキストボックス166
の下側には、ユーザ名テキストボックス169、グルー
プ名テキストボックス170が配置され、それぞれ、こ
のカードの回答者のユーザ名と、このユーザが属するグ
ループ名が表示される。
【0069】また、その下に配置されるテキストボック
ス171には、先の図7に示したテキストボックス15
1と同じ内容が表示される。つまり、回答者が編集して
入力したメッセージがテキストとして表示される。そし
て、このテキストボックス171の下側に対して、この
回答者の回答内容が示されるものである。つまり、図示
するようにして、チェックボックス172A〜172D
と、これに対応した選択肢テキストボックス153A〜
153Dが表示され、チェックボックス172A〜17
2Dに対して、回答者によるチェックボックスへのチェ
ック操作結果が示されることになる。なお、確認のため
に述べておくと、選択肢テキストボックス153A〜1
53Dは、先にアンケート作成した時と同じ内容とされ
ているものである。
【0070】このようにして、カード形式によっては回
答者ごとの回答内容を知ることができる。そして、他の
回答者による回答内容を見たいときには、前述もしたよ
うに、カード切り換えボタン167,168を操作すれ
ばよい。
【0071】また、同じ集計ダイアログ160におい
て、リストタブ164を操作すると、図9に示すように
して、リスト形式による集計結果を表示したタブシート
が表示されることになる。このタブシートにおいてはリ
ストエリア180が配置される。そして、このリストエ
リア180においては、順位表示欄181、ニックネー
ム表示欄182、グループネーム表示欄183、コメン
ト表示欄184、集計結果欄185a,185b,18
5c,185dごとに表示が行われる。
【0072】順位表示欄181には、回答者が回答情報
を送信してきた順位が示される。回答者ごとのリスト
は、例えばこの順位に従って表示される。ニックネーム
表示欄182及びグループネーム表示欄183には、そ
れぞれ回答者ごとのユーザ名と、このユーザの属するグ
ループ名が表示される。コメント表示欄184には、例
えば先の図7に示した受信ダイアログ120のテキスト
ボックス151に対して返信のコメントが入力されてい
るか否かを示す表示が行われる。この場合には、コメン
トが入力されていれば、例えば図示するようにして、星
印が表示されることになっている。
【0073】そして、集計結果欄185a,185b,
185c,185dは、例えば図7及びに示した選択肢
(選択肢テキストボックス)に対応している。そして、
チェックボックスにチェックが付されていた選択肢に対
応する集計結果欄に対して、例えば図示するような四角
形の印が付されるようになっている。このようなリスト
形式による集計結果を見ることで、これまでに返信され
てきた回答者全員についてのアンケートの集計結果を、
一覧的に把握することができる。
【0074】また、集計ダイアログ160において、グ
ラフタブ165に対する操作を行った場合には、図10
に示すようにして、グラフ形式により集計結果を表示す
るシートタブの表示に切り替わる。このシートタブ内に
は、グラフエリア165aが表示されている。このグラ
フエリア165a内には、例えば回答の集計結果を、図
7、図8に示した4つの選択肢に応じてグラフにより表
示している。
【0075】2−7.データ集計機能(ラジオボタンテ
ンプレート使用) 続いては、データ集計機能として、回答入力をラジオボ
タンにより行う場合について説明する。確認のために述
べておくと、回答入力をラジオボタンにより行ってもら
うということは、例えば質問内容として、複数の選択肢
のうちから1つの選択肢を選択して回答してもらう場合
となる。
【0076】このような場合にも、アンケートを行いた
いとするユーザは、アンケートに回答してもらいたいメ
ンバーを、メンバーリストダイアログ100において選
択した上で送信ダイアログ110を表示させる。そし
て、送信ダイアログ110が表示されている状態の下
で、ラジオボタンタブ116に対して操作を行う。これ
により、図11に示すように、送信ダイアログ110に
おいては、ラジオボタンタブ116のタブシートが表示
される。このタブシートも、アンケート作成のためのテ
ンプレートとして機能する。そして、この場合にも、テ
キストボックス191が表示され、アンケート内容など
のメッセージを入力するようにしてテキスト編集が行え
るようにされている。また、増やすボタン192、減ら
すボタン193を操作することによって、その下側にあ
る1組の選択肢[ラジオボタン194A〜194D、選
択肢テキストボックス195A〜195D]を増減する
ことができる。
【0077】この場合にも、例として、4つの選択肢テ
キストボックス195A〜195Dが表示された状態が
示されているが、これら選択肢テキストボックス195
A〜195Dに対応して配置されるのは、チェックボッ
クスではなく、ラジオボタン194A〜194Dとされ
る。なお、この場合にも、アンケート作成者としてのユ
ーザは、選択肢テキストボックスに対してはテキスト編
集を行って選択肢の内容を入力することができるが、ラ
ジオボタンに対する操作はできないこととなっている。
そして、この場合にも、送信ボタン111を操作するこ
とによって、作成したアンケート情報が、予め指定した
回答者のパーソナルコンピュータに送信されることにな
る。
【0078】このラジオボタンのアンケート情報を受信
したパーソナルコンピュータ側では、図12に示すよう
にして受信ダイアログ120が表示される。この受信ダ
イアログにおいても、先ずは、メッセージフロム表示1
21により差出人の情報が表示される。そして、その下
側には、テキストボックス201が配置される。また、
複数の選択肢テキストボックス203A〜203Dが配
置されると共に、これら選択肢テキストボックスに対応
したラジオボタン202A〜202Dが配置される。
【0079】アンケート情報を受信した側のユーザは、
この場合にもコメントボタン155を操作することによ
って、テキストボックス201に対してコメント入力の
ためのテキスト編集を行うことができる。そして、この
場合には、任意のラジオボタン202A〜202Dに対
して、クリック操作を行うことで、複数提示された選択
肢のうちから、任意の1つの選択肢を選択するようにさ
れる。そして、回答の入力が終わったら、返信ボタン1
54を操作して、この回答情報を、アンケート情報を送
信してきたユーザのパーソナルコンピュータに送信する
ようにされる。
【0080】そして、この場合にも、アンケートを送信
したユーザのパーソナルコンピュータ側では、受信した
回答情報を利用して集計処理を実行する。そして、集計
ダイアログ160として表示させる。
【0081】この場合の集計ダイアログ160を図13
に示す。この図に示すようにして、ラジオボタンテンプ
レートによりアンケートを作成した場合も、先ずは、テ
キストボックス161により、アンケート作成者が記入
したとされるアンケート内容などのメッセージが表示さ
れる。また、集計終了ボタン162により集計を終了さ
せることができる。そして、この場合においても、集計
ダイアログとしては、カード、リスト、グラフの3つの
形式により集計結果を表示出力するようにされる。この
図13においては、カードタブ163が選択されている
ことで、カード形式による集計結果を表示している状態
が示されている。
【0082】このカードタブ163に対応してタブシー
トに表示される内容は、先に図8に示したチェックボッ
クス対応のカード形式による集計表示とほぼ同様となる
ものである。つまり、タブシート内には、順位表示テキ
ストボックス166、カード切り換えボタン167,1
68が配置される。また、ユーザ名テキストボックス1
69、グループ名テキストボックス170が配置され
る。さらに、テキストボックス171も表示される。
【0083】そして、このテキストボックス171の下
側に対して、複数の選択肢テキストボックス213A〜
213Dが表示され、これらの選択肢テキストボックス
213A〜213Dごとに対応して、ラジオボタン21
2A〜212Dが配置されるものである。そして、この
ラジオボタン212A〜212Dにおいて、回答者の操
作結果が示されている。この表示を見たユーザは、オン
となっているボタンを見ることで、回答者の回答内容を
知ることができる。
【0084】また、この場合にも、リストタブ164を
操作すると、リスト形式による集計結果が表示される。
このリスト形式に対応するタブシートの表示は、例えば
図14に示すものとなる。このタブシートにおいても、
先の図9の場合と同様に、リストエリア180内に、順
位表示欄181、ニックネーム表示欄182、グループ
ネーム表示欄183、コメント表示欄184、集計結果
欄185a,185b,185c,185dごとの表示
が行われるようになっている。
【0085】また、集計ダイアログ160において、グ
ラフタブ165に対する操作を行えば、この場合にも、
図15に示すようにして、グラフ形式により集計結果を
表示するシートタブの表示に切り替わることとなる。
【0086】2−8.チャット機能 また、例えば先に図3等に示した送信ダイアログ110
においては、これまでに説明したテキスト送信タブ11
3、チェックボックスタブ115、及びラジオボタンタ
ブ116の他に、チャットタブ114が配置されてい
る。そして、或るパーソナルコンピュータのユーザがチ
ャットルームを開設してチャットを行いたいと思った場
合には、先ず、メンバーリストダイアログ100に対す
る操作により、チャット参加者としてのユーザを選択し
た上で、送信ダイアログ110を表示させ、さらにチャ
ットタブ114に対して操作を行うようにされる。これ
により、例えば図16に示すようにして、タブシートと
しては、チャット機能に対応したテンプレートが表示さ
れる。
【0087】この図16に示すタブシートにおいては、
タイトルテキストボックス301と、チャット参加者リ
ストボックス302とが表示される。ユーザは、タイト
ルテキストボックス301に対して、自分が考えたチャ
ットルームのタイトルを入力することができる。チャッ
ト参加者リストボックス302には、先のメンバーリス
トダイアログ100に対する操作により選択した参加者
(ユーザ)の情報として、ユーザ名と、各ユーザごとの
IPアドレスがリスト表示される。
【0088】そして、この状態で送信ボタン111に対
する操作を行ったとすると、チャット参加者リストボッ
クス302に表示されている各ユーザのIPアドレスを
宛先として、チャット開始通知情報が送信される。つま
り、チャット参加者リストボックス302に表示されて
いる各ユーザのパーソナルコンピュータに対してチャッ
ト開始通知情報が送信される。この場合、チャット開始
通知情報は、これよりチャットを開始することを通知す
る通知情報として、図16に示したテンプレートに入力
された情報を送信するものとされる。つまり、チャット
ルームのタイトルと、チャット参加者として設定した各
ユーザのIPアドレスのリスト(ユーザリスト)を通知
するものとされる。そして、このようなチャット開始通
知情報が、各チャット参加者のパーソナルコンピュータ
にて受信されることで、各パーソナルコンピュータで
は、先ずは、チャットルームのタイトルと、チャット参
加者のIPアドレスを共有することができる。
【0089】そして、上記のようにしてチャット開始通
知情報が送信された後においては、各チャット参加者の
パーソナルコンピュータ上では、図17に示す受信ダイ
アログ120が送信されることになる。この受信ダイア
ログ120において、タイトルバー315には、図16
に示した送信ダイアログ110のタイトルテキストボッ
クス301に入力されたものと同様のチャットルームの
タイトルが表示される。また、チャット参加者リストボ
ックス310には、自身以外の他のチャット参加者のユ
ーザ名、グループ名、及びIPアドレスが、リストとし
て表示される。
【0090】そして、チャットテキストボックス311
には、これまでに行われたチャットの内容がテキストに
より表示されるようになっている。例えば、複数のチャ
ット参加者としてのユーザのうち、或る一人のユーザが
発言をしようと思ったときには、チャットテキストボッ
クス311の下にある、テキスト編集ボックス312に
対してテキスト編集を行って、テキストによるメッセー
ジを入力することができるようになっている。そして、
送信ボタン313に対して操作を行うようにされる。こ
の送信ボタン313に対する操作に応じては、先ず、自
身のパーソナルコンピュータ側において、このテキスト
編集ボックス312に対して入力されたテキスト情報
を、チャットテキストボックス311に反映させるよう
にして、追加表示するための処理が実行される。また、
他のチャット参加者全員のパーソナルコンピュータに対
して、テキスト編集ボックス312に対して入力された
テキスト情報を送信する。そして、テキスト情報を受信
した他のパーソナルコンピュータにおいては、自身のチ
ャットテキストボックス311に反映させるようにして
表示するための処理を実行する。このようにして、或る
参加者が送信したテキスト情報は、全参加者のチャット
テキストボックス311に反映して表示されることにな
る。つまり、チャットとしてのコミュニケーションが行
われることとなる。なお、本実施の形態では、複数のチ
ャットルームを結合して1つのチャットルームとして再
構築することも行われるが、これについては後述する。
【0091】また、チャットルームが開設された場合に
は、新規ユーザの参加、若しくは参加者の退室なども自
由にできるようにする必要がある。本実施の形態として
も、新規参加及び退室については可能とされているが、
このための処理についても後述する。
【0092】ところで、これまでの説明によると、本実
施の形態のメッセンジャーソフトウェアの機能として
は、例えば、テキストメッセージの送受信、データ集
計、チャットが可能とされることになるが、これらの機
能は全て、ネットワーク上のサーバを利用することな
く、ネットワーク上の端末(パーソナルコンピュータ)
間での相互通信により実現されているということがいえ
る。
【0093】つまり、先ずテキスト送受信機能として
は、パーソナルコンピュータ間で送受信されるメッセー
ジは、送信先のパーソナルコンピュータのIPアドレス
を送信先として、例えばメールサーバやFTPサーバを
介することなく直接的に授受されるものである。
【0094】また、データ集計機能に関しても同様であ
る。つまり、アンケートの作成は、本実施の形態のメッ
センジャーソフトウェアのプログラムに従って作成され
る。そして、アンケート情報の送信は、送信先のIPア
ドレスを指定して、サーバを介さずに回答者のパーソナ
ルコンピュータに直接送信される。また、回答情報を受
信した側では、アンケート情報に基づいて表示される入
力フォームに対して操作を行うことで回答情報を生成
し、この回答情報を、アンケート情報を送信してきたパ
ーソナルコンピュータのIPアドレスに対して送信す
る。そして、回答情報の集計は、この回答情報を受信し
たパーソナルコンピュータにおいて、メッセンジャーソ
フトウェアのプログラムに従って集計処理され、集計結
果も出力するようにされている。
【0095】そしてまた、チャットに関しても、先ず、
チャット開始者がチャットルームのタイトルと、チャッ
ト開始者が選んだチャット参加者のIPアドレスを、チ
ャット参加者全員のパーソナルコンピュータに通知する
ようにされる。これにより、チャット参加者全員のパー
ソナルコンピュータにおいて、1つのチャットルームタ
イトルの下で、他のチャット参加者のIPアドレスが共
有されるようにしている。つまり、この段階でチャット
ルームが開設されるものである。そして、発言のための
メッセージは、各参加者のIPアドレスに対して送信さ
れるようにしていることで、発言内容も各参加者のパー
ソナルコンピュータにて共有されるようにしている。こ
れは即ち、チャットルームの運営及び発言のためのテキ
ストの送受信を、チャット運営のためのサーバを介在さ
せることなく、端末同士が直接的にネットワーク上で通
信を行うことで実現しているものであるといえる。
【0096】3.チャットルーム結合機能 続いては、本実施の形態におけるチャットルームの結合
機能について説明する。上記したように、本実施の形態
のメッセンジャーソフトウェアによっては、ネットワー
ク上にサーバが存在していなくともチャットによるコミ
ュニケーションを図ることが可能である。しかしなが
ら、サーバによりチャットルームが管理されない場合に
は、例えば、同じチャット内容のチャットルームが複数
発生していく可能性も有している。そこで、本実施の形
態としては、メッセンジャーソフトウェアとしてのプロ
グラムによって、このような複数のチャットルームが、
自動的に1つに結合されるように構成される。このよう
にしてチャットルームが結合されれば、例えば同じチャ
ット内容のチャットルームが多数存在するという非効率
的な状態を回避することができる。また、本実施の形態
では、例えば新規のチャットルームが開設されるのに応
じて、チャットルームの結合が動的に行われるという、
これまでにはない機能が与えられることになるので、チ
ャットによりコミュニケーションを図るユーザにとって
の娯楽性も向上されることになる。
【0097】本実施の形態において、チャットルームの
結合は例えば図19に示すようにして行われる。ここ
で、先ずは図19(a)に示すようにして、本実施の形
態のメッセンジャーソフトウェアにより、ネットワーク
上において、既に、チャットルーム1とチャットルーム
2が開設されているとする。チャットルーム1のチャッ
トルームタイトルはここでは便宜上[Test]である
とする。そして、このチャットルーム1の参加者は、ユ
ーザA,B,Cの3人であるとする。また、他方のチャ
ットルーム2については、タイトルが[Test]とさ
れて、チャットルーム1と同じであったとする。しかし
ながら、参加者は、ユーザX,Y,Zの3人とされてお
り、チャットルーム1とは、異なる参加者により開設さ
れている。
【0098】このような状況の下で、図19(a)に示
すようにして、ユーザIが、これより新規にチャットル
ーム3を開設しようと思ったとする。そして、先に図1
6により説明したようにして、チャットのテンプレート
を表示させた送信ダイアログ110上で、チャットルー
ムタイトルと、チャット参加者を選択して、チャットル
ーム3を開設するのための準備を整えたとする。
【0099】ここで、ユーザIがこれより開設しようと
しているチャットルームタイトルは、図19(a)に示
すようにして、上記チャットルーム1,2と同様に[T
est]であったとする。また、チャットルーム3の参
加者として、ユーザA,Xを選択したとする。この場
合、第1に、チャットルーム1,2,3とでは、チャッ
トルームタイトルが同じであることになる。そして、第
2に、チャットルーム3の参加者であるユーザI,A,
Xのうち、ユーザAは、既にチャットルーム1の参加者
であるので、チャットルーム3,1とで、参加者が共通
していることになる。同様にして、ユーザXは、チャッ
トルーム2に既に参加しているので、チャットルーム
3,2とで、参加者が共通していることになる。
【0100】本実施の形態では、上記のようにして、 条件a:チャットルームのタイトルが同じチャットルー
ムが2以上存在する。 条件b:2以上のチャットルームで共通の参加者が存在
する。 という2つの条件を満たした場合に、チャットルームを
結合して1つに纏めるようにされる。図19(a)に示
した例であると、新規のチャットルーム3は、チャット
ルーム1,2と同じチャットルームタイトルを有し、か
つ、チャットルーム1,2の両方に共通の参加者が存在
する。従って、新規のチャットルーム3は、チャットル
ーム1,2に対して、上記条件a,bを満たしているか
ら、チャットルーム1,2の各々と結合されるべきこと
となる。そこで、チャットルーム3が、チャットルーム
1,2のそれぞれに結合されたと仮定する。すると、チ
ャットルーム3と結合して得られるチャットルーム(1
+3),チャットルーム(2+3)同士としては、改め
て上記条件a,bを満たすこととなるから、結果的に、
チャットルーム(1+3),チャットルーム(2+3)
も1つのチャットルームに結合されるべきことになる。
【0101】従って、図19(a)に示した場合におい
て、例えばユーザIが、先に述べたように、図16に示
す送信ダイアログ110に上で、チャットルームタイト
ルと、参加者選択のための操作を行って、送信ボタン1
11を操作したとすると、次のような結果が得られるこ
とになる。つまり、ユーザIが開設しようとしたチャッ
トルーム3は、独立して開設されずに、図19(b)に
示すようにして、チャットルーム1,2,3が全て結合
された1つのチャットルーム1+2+3に含められるこ
とになる。つまり、チャットタイトルが[Test]
で、参加者がユーザA,B,C,X,Y,Iの7人によ
り構成される、1つのチャットルームに再構築されるも
のである。
【0102】そして、上記図19により説明したチャッ
トルームの結合は、ネットワーク上において、チャット
参加者のパーソナルコンピュータ間で、以下のようにし
て情報の授受が行われることにより実現される。
【0103】図20には、上記図19に示した例に従っ
たチャットルーム結合のための、各参加者のパーソナル
コンピュータ間での情報授受と、この情報授受に応じた
各パーソナルコンピュータ(ユーザ)におけるユーザ情
報管理の遷移が示されている。
【0104】なお、ここでいう「ユーザ情報」とは、チ
ャットを行うパーソナルコンピュータ各々が有するもの
で、1つのチャットルームを構築するために共有すべき
全パーソナルコンピュータのIPアドレスのリスト情報
とされる。また、図20に示されるようにして、このユ
ーザ情報は、各パーソナルコンピュータにおいて、「既
参加ユーザリスト」「共通ユーザリスト」「新規ユーザ
リスト」の3種類のリストに分類されて管理されるもの
とする。「既参加ユーザリスト」は、既存のチャットル
ームの参加者のユーザのIPアドレスのリストである。
「共通ユーザリスト」は、既存のチャットルームと新規
のチャットルームとで共通となるユーザのIPアドレス
のリストである。「新規ユーザリスト」は、既存のチャ
ットルームと新規のチャットルームとにおいて、新規と
なるユーザのIPアドレスのリストである。また、以降
における図20の説明は、図において〜により示さ
れる段階に従って行っていくこととする。
【0105】第1段階:この段階では、チャットルーム
1,2は開設されているが、チャットルーム3は開設さ
れていない状態にあるものとされる。この段階では、チ
ャットルーム1に既に参加しているユーザA,B,Cの
パーソナルコンピュータにおいては、図示するようにし
て、ユーザ情報の既参加ユーザリストについて、共通に
ユーザA、B、CのIPアドレスが登録されている状態
にある。また、このときには、共通ユーザリストと新規
ユーザリストには、IPアドレスは登録されていない状
態にあることとする。同様にして、チャットルーム2に
既に参加しているユーザX,Y,Zの各パーソナルコン
ピュータにおいては、既参加ユーザリストについて、共
通にユーザX,Y,ZのIPアドレスが登録されている
状態にある。また、これらユーザX,Y,Zについて
も、共通ユーザリストと新規ユーザリストにIPアドレ
スは登録されていない状態にある。
【0106】そして、この第1段階の状態において、ユ
ーザIが、ユーザA,I,Xをチャット参加者として、
新規のチャットルーム3を開設するために、ユーザA,
Xのパーソナルコンピュータに対して、チャット開始通
知情報を送信したとする。つまり、ユーザI側からユー
ザA,X側に対して、図示するように、ユーザA,I,
Xについてのユーザリストを送信したとする。前述もし
たように、チャット開始通知情報は、チャットタイトル
と、チャットに参加するユーザリスト(ユーザのIPア
ドレスのリスト)とから成る。このユーザリスト(チャ
ット開始通知情報)をユーザA,Xのパーソナルコンピ
ュータが受信するのに応じて、第2段階に移行すること
になる。
【0107】第2段階:ユーザIによるユーザリストの
送信後において、先ずユーザIのパーソナルコンピュー
タにおいては、ユーザ情報において新規ユーザリスト
に、ユーザA,I,XのIPアドレスを登録する。つま
り、ユーザIから見た場合、自身が選択したユーザは、
この時点では、全員がチャットルーム3に参加すべき新
規のユーザとなるからである。
【0108】また、ユーザIからのユーザリストを受信
したユーザA,Xのうち、ユーザAのパーソナルコンピ
ュータでは、上記ユーザリストの内容に応答して、次の
ようにして、ユーザ情報を変更する。つまり、受信した
ユーザリストによると、チャットルーム1+3で共通と
なるのはユーザA自身であるから、これまで既参加ユー
ザリストであったユーザAが、共通ユーザリストに含ま
れるように変更を行う。また、受信したユーザリストに
よれば、ユーザAにとって新規となるユーザは、ユーザ
I,Xであるから、新規ユーザリストには、ユーザI,
Xを登録するようにされる。また、ユーザXのパーソナ
ルコンピュータにおいても、受信したユーザリストの内
容に基づいて、ユーザ情報について、これまで既参加ユ
ーザリストに登録されていたユーザXを共通ユーザリス
トに登録し、また、新規ユーザリストには、ユーザI,
Aを追加登録するようにして変更を行う。また、この段
階においては、ユーザB,C,Y,Zのパーソナルコン
ピュータは、ユーザIから送信されたユーザリストを受
信していないので、ユーザ情報に変更はない。
【0109】このようにしてユーザ情報の書き換えが行
われることにより、「共通ユーザリスト」としては、ユ
ーザAとユーザXが存在することになる。また、上記第
2段階において、共通ユーザリストに登録ユーザ(登録
アドレス)が存在することとなるのは、共通ユーザリス
トとなったユーザA、ユーザX自身である。つまり、ユ
ーザAとユーザXは、自身が共通ユーザリストになった
ことを認識していることになる。そして本実施の形態で
は、このようにして共通ユーザリストに登録され、か
つ、自身が有するユーザ情報として、既参加ユーザリス
トに1以上の登録ユーザが存在するユーザは、調停者と
しての候補に挙げられることになる。そして、或る1つ
の共通ユーザリストにおいて、複数のユーザが登録され
ている場合には、このユーザのうちから所定規則に従っ
て1のユーザのみが調停者として選ばれる。この場合に
おける調停者の選び方は各種考えられるが、本実施の形
態では、IPアドレスの値が先頭となるユーザを調停者
として選択することとしている。
【0110】この場合、既参加ユーザリストに登録ユー
ザが存在するユーザ情報を有しているのは、ユーザA,
Xである。また、ユーザAのユーザ情報において登録さ
れている共通ユーザリストはユーザA自身のみであり、
比較対象となる他のユーザが存在しないことになる。従
って、この場合には、ユーザAが、共通ユーザリストと
して先頭のIPアドレスを有していることになり、ユー
ザAは、調停者として選ばれることになる。同様に、ユ
ーザXのユーザ情報において登録されている共通ユーザ
リストもユーザX自身のみであるから、調停者として選
ばれることになる。そして、次の第3段階において、調
停者として選ばれたユーザA,Xにより第1回目の調停
処理が実行される。
【0111】第3段階:調停者となったユーザAのパー
ソナルコンピュータは、自身が有しているユーザ情報に
登録された全ユーザのユーザリストを作成する。つま
り、ユーザ情報は、既参加ユーザリスト、共通ユーザリ
スト、新規ユーザリストから成るので、これらに登録さ
れている全ユーザから成るユーザリストとして、ユーザ
A,B,C,I,Xから成るユーザリスト(調停用リス
ト情報)を作成する。そして、この作成されたユーザリ
ストをこのユーザリストに含まれる各ユーザB,C,
I,Xのパーソナルコンピュータに対して送信する。な
お、このようにして作成されたユーザリスト(調停用リ
スト情報)を送信する際には、例えば実際には、[Te
st]という共通のチャットルームタイトルと共に、送
信を行うようにすればよい。このようにすれば、ユーザ
リストを受信したパーソナルコンピュータのうち、チャ
ットルームタイトルが共通であることを認識してユーザ
情報を再構築することが可能となる。
【0112】同様にして、調停者となったユーザXのパ
ーソナルコンピュータも、自身が有しているユーザ情報
に登録された全ユーザについてのユーザリスト(ユーザ
X,Y,Z,I,A)を作成し、ユーザY,Z,I,A
の各パーソナルコンピュータに送信する。このようにし
て、調停処理とは、次のような処理をいうものとされ
る。つまり、同一のチャットルームタイトルで、複数の
独立したチャットルームが存在する場合、これらのチャ
ットルームを結合するために、調停者が、自身のユーザ
情報に含まれている全ユーザのユーザリストを作成す
る。そして、この作成したユーザリストを、所要のユー
ザのパーソナルコンピュータに対して送信するものであ
る。この場合において、送信対象となるパーソナルコン
ピュータのユーザは、作成されたユーザリストに含まれ
る自身以外のユーザ全員、又は作成されたユーザリスト
に含まれるユーザのうち、共通ユーザとして扱われてい
ないユーザとなる。
【0113】第4段階:ここで、上記のようにして調停
者であるユーザA,Xによってユーザ情報が送信され、
各ユーザにて受信された結果、各ユーザのパーソナルコ
ンピュータにおけるユーザ情報は、次のようにして変更
されることになる。
【0114】先ず、ユーザAのパーソナルコンピュータ
は、もう一人の調停者であるユーザXから送信されたユ
ーザリスト(ユーザA,I,X)を受信している。そこ
で、ユーザAのパーソナルコンピュータでは、これまで
自身が保持していたユーザ情報とユーザリストとを照ら
し合わせる。これにより、先ず、ユーザ情報として、既
参加ユーザリストは、ユーザB,Cが登録されたままと
されるが、共通ユーザリストは、ユーザAのみの状態か
ら、ユーザA,I,Xが登録されるように変更されるこ
とになる。また、この場合のユーザAにとっての新規参
加者は、ユーザY,Zということになるから、新規ユー
ザリストとしては、このユーザY,Zが登録されること
になる。
【0115】また、ユーザBは、ユーザAから送信され
たユーザリスト(ユーザA,B,C,I,X)を受信し
ているので、これまでのユーザ情報(既参加ユーザリス
ト:ユーザA,B,C)の内容と、この受信したユーザ
リストとを照合する。そして、この結果、ユーザ情報と
して、先ず、既参加ユーザリストの登録ユーザは無くな
る。また、共通ユーザリストにはユーザA,B,Cが登
録され、新規ユーザリストにはユーザI,Xが登録され
ることになる。ユーザCも同様に、ユーザAから受信し
たユーザリスト(ユーザA,B,C,I,X)と、これ
までのユーザ情報(既参加ユーザリスト:ユーザA,
B,C)とを照合することで、ユーザ情報として、既参
加ユーザリストの登録はなくなると共に、共通ユーザリ
ストにはユーザA,B,Cが登録され、新規ユーザリス
トにはユーザI,Xが登録される。
【0116】ユーザIは、ユーザA及びユーザXからユ
ーザリストを受信することになる。このため、これまで
保持していたユーザ情報(新規ユーザリスト:ユーザ
A,I,X)について、ユーザAから受信したユーザリ
スト(ユーザA,B,C,I,X)と、ユーザXから受
信したユーザリスト(ユーザX,Y,Z,I,A)を照
合する。これにより、ユーザ情報は、既参加ユーザリス
トの登録ユーザは無しとなると共に、共通ユーザリスト
にはユーザA,I,Xが登録され、新規ユーザリストに
は、ユーザB,C,Y,Zが登録されることになる。
【0117】また、第1回目の調停処理において、もう
一人の調停者であったユーザXは、これまで保持してい
たとされるユーザ情報(新規ユーザリスト:ユーザY,
Z、共通ユーザリスト:ユーザX、新規ユーザリスト:
ユーザI,A)と、ユーザAからのユーザリスト(ユー
ザA,B,C,I,X)を照合することになる。これに
より、新たなユーザ情報としては、既参加ユーザリスト
にユーザY,Z、共通ユーザリストにユーザA,I,
X、新規ユーザリストにユーザI,Aがそれぞれ登録さ
れることとなる。
【0118】ユーザYは、これまで保持していたユーザ
情報(既参加ユーザリスト:ユーザX,Y,Z)と、ユ
ーザXからのユーザリスト(ユーザX,Y,Z,I,
A)とを照合し、ユーザ情報として、既参加ユーザリス
トへの登録ユーザ無し、共通ユーザリストにはユーザ
X,Y,Z、新規ユーザリストにはユーザA,Iが登録
されるように変更する。ユーザZも、これまで保持して
いたユーザ情報(既参加ユーザリスト:ユーザX,Y,
Z)の内容と、受信するユーザリストがユーザXからの
ものであることが、ユーザYと同様である。従って、ユ
ーザ情報は、既参加ユーザリストへの登録ユーザ無し、
共通ユーザリストにはユーザX,Y,Z、新規ユーザリ
ストにはユーザA,Iとなるように登録内容が変更され
る。
【0119】このようにして、第4段階において各ユー
ザのパーソナルコンピュータにてユーザ情報が変更され
た結果、ユーザAが保持するユーザ情報としては、チャ
ットルーム1+2+3の全ユーザ(ユーザA,B,C,
I,X,Y,Z)が登録される。また、ユーザBとユー
ザCのユーザ情報は、チャットルーム1+3のユーザ
(ユーザA,B,C,I,X)について登録された情報
となる。これは、現段階においては、ユーザBとユーザ
Cのパーソナルコンピュータでは、チャットルーム1+
3が結合された1つのチャットルームが存在しているも
のとして認識していることを意味する。
【0120】また、ユーザIとユーザXのユーザ情報
も、チャットルーム1+2+3の全ユーザ(ユーザA,
B,C,I,X,Y,Z)が登録された情報となる。ま
た、ユーザYとユーザZのユーザ情報は、チャットルー
ム2+3のユーザ(ユーザX,Y,Z,A,I)とな
る。
【0121】第5段階:上記のようにして第4段階にお
いて、ユーザ情報が変更された結果、ユーザB,C,
I,Y,Zにおいては、既参加ユーザリストとして登録
されたユーザが存在していないことになる。既参加ユー
ザリストが存在しないということは、このユーザ情報を
保持しているユーザのパーソナルコンピュータは、結合
により新規に構築されるチャットルーム1+2+3の参
加者の情報のみが与えられており、既存していたチャッ
トルームについてのユーザ情報を保持していないことに
なる。そこで、このようなユーザ情報を有したユーザの
パーソナルコンピュータは、たとえ共通ユーザリストに
登録されるユーザが存在しているとしても、調停者とし
ての資格は有さないので、調停に関する処理については
終了させる。
【0122】これに対して、ユーザ情報として既参加ユ
ーザリストが登録されているのは、ユーザAとユーザX
の各パーソナルコンピュータのみとなる。ここで、ユー
ザAとユーザXの共通ユーザリストの登録状態を見る
と、共に、ユーザA,I,Xとなっており、同一の内容
となっている。このようにして、複数のユーザのパーソ
ナルコンピュータの間で、共通ユーザリストのリスト内
容が一致する場合には、個々のユーザが調停者となるの
ではなく、前述もしたように、IPアドレスの値が最も
先頭となるユーザを調停者として決定することとしてい
る。そして、この場合には、IPアドレスの値に基づい
て、ユーザAが調停者として決定されたものとする。
【0123】調停者となったユーザAは、2回目の調停
処理を実行することになる。つまり、自身がユーザ情報
として保持しているユーザについてのユーザリスト(ユ
ーザA,B,C,I,X,Y,Z)を、共通ユーザリス
ト以外のユーザに送信するようにされる。つまり、ユー
ザB,C,Y,Zに送信する。
【0124】第6段階:上記のようにして、ユーザAか
らユーザB,C,Y,Zに対してユーザリスト(ユーザ
A,B,C,I,X,Y,Z)が送信された後において
は、各ユーザA,B,C,I,X,Y,Zのユーザ情報
は、次のようになる。
【0125】先ず、ユーザAのユーザ情報としては、ユ
ーザ全員(ユーザA,B,C,I,X,Y,Z)が共通
ユーザリストに登録される。また、ユーザB及びユーザ
Cのユーザ情報は、共通ユーザリストにユーザA,B,
C,I,Xが登録され、新規ユーザリストにユーザY,
Zが登録されることで、ユーザ全員が登録されることに
なる。また、ユーザI、ユーザXのユーザ情報は、ユー
ザ全員(ユーザA,B,C,I,X,Y,Z)が共通ユ
ーザリストに登録される。また、ユーザY,Zのユーザ
情報は、共通ユーザリストにユーザA,I,X,Y,Z
が登録され、新規ユーザリストにユーザB,Cが登録さ
れることで、ユーザ全員が登録されることになる。
【0126】段階7:上記段階6によっては、ユーザ
A,B,C,I,X,Y,Zの各パーソナルコンピュー
タが、1つのチャットルームに参加するユーザのユーザ
情報として、これらユーザA,B,C,I,X,Y,Z
全員のIPアドレスを共有したことになる。そして、以
降においては、チャットルームタイトルが[Test]
とされ、かつ、ユーザA,B,C,I,X,Y,Zを参
加者とするチャットルームが存在することとなる。つま
り、図19(b)に示したようにして、チャットルーム
1+2+3としてのチャットルームが新たに開設された
ことになる。
【0127】なお、調停処理が終了する条件としては、
上記図20による説明からも理解されるように、調停者
の保持するユーザ情報として、既参加ユーザリストに登
録されるユーザが無くなった場合である。また、本実施
の形態としては、調停のために送信されるユーザリスト
(チャットデータとして例えば実際には、チャットルー
ムタイトルのデータも含む)のパケット数について、予
め任意に値を設定した寿命変数(カウンタ)を定義して
おき、送受信されるユーザリストのパケット数が寿命変
数を超えたとされるときに、強制的に終了させるように
もされる。このようにして寿命変数を設定すれば、例え
ば非常に多くのチャットルームが結合されるような条件
が整ってしまったような場合に、ネットワーク内でパケ
ットがあふれるのを事前に防止することができる。ま
た、仮に調停処理が無限に繰り返し行われるような状況
が生じたとしても、調停回数が或る範囲内に制限される
ことになる。
【0128】また、上記説明においては、チャットルー
ム結合の条件である「チャットルームタイトルが同じで
あること」に関して、複数のチャットルームのチャット
ルームタイトルが完全に同一である場合を例に挙げてい
る。しかしながら、現実的には、同じ内容のチャットル
ームであっても、チャットルームタイトルが必ずしも完
全同一ではない可能性も充分に考えられる。そこで、実
際には、チャットルームタイトルとしての文字列情報の
類似性を所定規則に従って判定するようにもして、類似
しているとの判定結果が得られたのであれば、「チャッ
トルームタイトルが同じであること」の条件を満たした
とみなすようにしてもよいものである。
【0129】4.機能プログラムファイルのプラグイン ところで、これまでの説明によると、本実施の形態のメ
ッセンジャーソフトウェアにより実現される機能は、 1.テキストのメッセージの送受信機能 2.データ集計機能(チェックボックステンプレート使
用) 3.データ集計機能(ラジオボタンテンプレート使用) 4.チャット機能 とされている。本実施の形態において、これらの機能の
各々は、メッセンジャーソフトウェアとしてのプログラ
ム本体に対して、各機能に対応した機能プログラムをプ
ラグインとして実装することによって実現されるもので
ある。
【0130】パーソナルコンピュータのユーザが、機能
プログラムとしてのプラグインファイルを追加したい場
合には、例えばメッセンジャーソフトウェアのプログラ
ム本体と同じディレクトリに、プラグイン(機能)を含
んだプラグインファイル(機能プログラムファイル)を
格納するようにされる。このプラグインファイルの形式
としては、各種考えられるが、本実施の形態としては、
DOS/V系であることを前提とした上で、機能プログ
ラムの形式はDLL(Dynamic Link Library)であること
とする。つまり、メッセンジャーソフトウェアの機能
は、このメッセンジャーソフトウェのプログラム本体か
らロードされるプラグインファイル(DLL)となるも
のである。また、本実施の形態としては、一つのプラグ
インファイルには複数のプラグインを含めることが可能
とされる。一つのプラグインにより一つの機能を実現す
るが、一つのプラグインファイルには、複数のプラグイ
ンを含めることができるものである。
【0131】そして、本実施の形態としては、プラグイ
ンファイルの仕組みとして、機能プログラムファイル内
部に用意すべき関数を次のように定義する。 関数1:プラグインファイル内に含まれているプラグイ
ン(機能)の数を返す関数。 関数2:プラグイン本体への番地を返す関数。プラグイ
ンはクラスとして実装される。関数2は、そのクラスの
インスタンスへのポインタを返す関数である。 関数3:IDを返す関数。(IDは重ならない予約され
た番号で、プラグイン一つに一つ存在する) 関数4:プラグインの名前を返す関数。 関数5:パケットが受信されたときに呼ばれる関数。 関数6:メンバーリストダイアログ100の送信ボタン
101(図2参照)に対する操作が行われたときに呼ば
れる関数。 これら関数1〜6は、プラグインファイルに共通な関数
とされる。6つの関数をプラグインファイルに実装し、
かつ、それぞれのプラグインの機能をクラスとして実装
することにより、プラグインファイルを作成することが
できる。
【0132】そして、本実施の形態のプラグインファイ
ルは、前述もしたように、メッセンジャーソフトウェア
のプログラム本体と同じディレクトリに格納された状態
で、プログラム本体が起動されるとロードされる。そし
て、メッセンジャーソフトウェアのプログラム本体側に
おけるロードのための処理としては、次に示す手順によ
り実行される。 手順1:プログラム本体は、同じディレクトリにあるプ
ラグインファイル(DLL)を検索する。 手順2:プラグインファイルの検索が終了すると、検索
されたプラグインファイルごとに関数1を呼ぶことによ
って、各プラグインファイルに含まれるプラグインの数
を取得する。 手順3:関数2を呼ぶことによって、プラグインへのポ
インタを取得し、リストに登録する。 このような手順によって、メッセンジャーソフトウェア
としてのプログラムがプラグインをロードした状態を得
ることができる。
【0133】また、メッセンジャーソフトウェアのプロ
グラム本体によるプラグイン(機能)の実行は、次のよ
うにして行われる。先ず、ユーザが送信者である場合の
メッセンジャーソフトウェアでは、図2に示したメンバ
ーリストダイアログ100の送信ボタン101に対する
操作が行われたときに、プラグインを実行することにな
る。このとき関数6が呼ばれる。これにより、例えば図
3に示される送信ダイアログ110が表示された状態で
は、関数6に基づいて、機能(プラグイン)ごとのタブ
に対応したテンプレートが提示されるようにして表示さ
れることで、使用可能な機能を示すことになる。つま
り、図3の場合であれば、送信ダイアログ110におい
て、テキスト送信タブ113に対応するテキスト送信機
能のためのテンプレートと、チャットタブ114に対応
するチャットのためのテンプレートと、チェックボック
スタブ115に対応する、チェックボックスによるデー
タ集計のためのテンプレートと、ラジオボタンチェック
ボックス116に対応する、ラジオボタンによるデータ
集計のためのテンプレートとが用意される。そして、前
述したように、タブに対する操作を行ってテンプレート
を呼び出し、このテンプレートに対して操作を行うこと
で、各機能に対応したメッセージ等の情報を作成して送
信するようにされる。また、データ集計のテンプレート
を使用した場合には、回答者から返送されてきた回答情
報を受信するのに応じて、集計した結果も表示出力する
ようにされるものである。
【0134】このようにして、送信側のメッセンジャー
ソフトウェアのプログラム本体によるプラグインの実行
が行われるものである。このような構成によれば、本実
施の形態としては、プラグインファイルを入手した上
で、このプラグインファイルをメッセンジャーソフトウ
ェアのプログラム本体と同じディレクトリに格納するだ
けで、簡単に機能(プラグイン)を追加することが可能
になるものである。なお、確認のために述べておくと、
このようにして追加されたプラグインは、メッセンジャ
ーソフトウェアのプログラム本体がロードして実行する
ことで、例えば送信ダイアログ110においては、タブ
が付されたテンプレートとして追加表示されることにな
るものである。また、メッセンジャーソフトウェアのプ
ログラム本体のディレクトリからプラグインファイルを
削除すれば、簡単に機能を削除することもできる。
【0135】また、ユーザが受信者である場合のメッセ
ンジャーソフトウェアのプログラム本体側では、次のよ
うにしてプラグインファイルを実行する。つまり、メッ
センジャーソフトウェアのプログラム本体は、受信した
パケットをプラグインリストに含まれる全てのプラグイ
ンに対して渡すようにされる。これに応じて、それぞれ
のプラグインで関数5が呼ばれることになる。そして、
パケットが受け渡された各プラグイン側では、そのパケ
ットを処理すべきかどうかを判断し、必要がある場合は
機能を実現するための処理を実行することになるもので
ある。具体例として、送信者側からチェックボックスに
よるデータ集計のためのアンケート情報をパーソナルコ
ンピュータ本体により受信したとする。このアンケート
情報がパケット単位で送信されてくる。そこで、メッセ
ンジャーソフトウェアは、このアンケート情報のパケッ
トを、各プラグインに渡すようにされる。各プラグイン
では、受け取ったパケットの内容を参照して、自身が処
理すべきデータであるか否かを判断する。例えば、この
場合であれば、テキストメッセージ送受信と、ラジオボ
タン対応のデータ集計と、チャット機能の各プラグイン
としては、処理すべきデータではないとして判断するこ
とになる。これに対して、チェックボックス対応のデー
タ集計のプラグインでは、自身が処理すべきプラグイン
であると判断して、機能実現のための処理を実行するこ
とになる。つまり、この場合であれば、図7により説明
したようにして、チェックボックスによるデータ集計に
対応した受信ダイアログ120を表示させたうえで、こ
のダイアログに対する入力操作を可能とすると共に、こ
の入力操作に応じて作成した回答情報を返信するための
処理を実行するようにされる。
【0136】5.処理動作 5−1.データ集計 ここで、上記した本実施の形態のメッセンジャーソフト
ウェアの機能のうち、データ集計のプラグインを実行し
た場合の処理動作を、図21〜図23を参照して説明し
ておくこととする。先ず、図21には、ユーザが送信者
側である場合の処理動作について説明することとする。
この図に示す処理は、メッセンジャーソフトウェアのプ
ログラム本体がロードした、データ集計のプラグインを
実行することで得られるものであり、実際には、パーソ
ナルコンピュータ1内のCPU11が実行するものとさ
れる。また、この図に示す処理は、チェックボックスに
よるデータ集計と、ラジオボタンによるデータ集計とに
ついて共通であるものとしている。
【0137】先ず、この図21に示す処理が開始される
のにあたっては、既に送信者であるユーザのパーソナル
コンピュータ上で、送信ダイアログ110が表示され、
かつ、チェックボックスによるデータ集計、又はラジオ
ボタンによるデータ集計のためのテンプレートが選択さ
れて表示されている状態(図6又は図11参照)にある
ものとする。
【0138】そのうえで、先ずステップS101におい
ては、送信ダイアログ110におけるキャンセルボタン
112に対する操作が行われたか否かを判別している。
そして、キャンセルボタン112に対する操作が行われ
たことを判別したのであれば、このままデータ集計のプ
ラグインの実行を終了する。これに対して、キャンセル
ボタン112に対する操作が行われないと判別したので
あれば、ステップS102の処理に移行する。
【0139】ステップS102においては、送信ダイア
ログ110における送信ボタン111に対する操作が行
われたか否かについて判別しており、送信ボタン102
に対する操作が行われたと判別したのであれば、ステッ
プS103に進む。
【0140】ステップS103においては、アンケート
情報を作成する。つまり、例えばチェックボックスによ
るデータ集計のプラグインを指定する情報と、これまで
のテンプレートに対する入力操作によって得られている
選択肢数と、各選択肢ごとのアンケート内容(選択肢テ
キストボックス145,195に入力されたテキスト情
報)を基にアンケート情報を作成する。そして、作成し
たアンケート情報を、現在送信先としてメンバーリスト
から選択されている各ユーザに対して送信するようにさ
れる。そして、次のステップS104において、メッセ
ージ集計ダイアログ160(図8〜図10、図13〜図
15参照)を開くようにされる。例えばこのステップS
104の処理によりメッセージ集計ダイアログ160が
開かれた後は、ユーザは、カードタブ163、リストタ
ブ164、グラフタブ165に対する操作によって、所
望の形式による集計結果を選択できる。
【0141】また、ステップS102において、送信ボ
タンに対する操作が行われなかったと判別された場合に
は、ステップS105に進む。ステップS105におい
ては、減らすボタン143に対する操作が行われたか否
かについて判別しており、ここで否定結果が得られれ
ば、さらにステップS107において、増やすボタン1
42に対する操作が行われたか否かについて判別してい
る。減らすボタン143及び増やすボタン142の何れ
に対しても操作が行われないとする場合には、ステップ
S101の処理に戻るようにされる。
【0142】そして、ステップS105において、減ら
すボタン143に対する操作が行われたと判別した場合
には、ステップS106に進んで、選択肢を1つ減らす
ように処理を実行する。送信ダイアログ110のテンプ
レート上では、1つの選択肢テキストボックスと、この
選択肢テキストボックスに対応するチェックボックス又
はラジオボタンが消去される。また、ステップS107
において、増やすボタンに対する操作が行われたことが
判別された場合には、ステップS108に進んで、選択
肢を一つ増やすための処理を実行する。上記ステップS
106又はステップS108の処理が実行された後はス
テップS101に戻る。なお、この図には示していない
が、選択肢テキストボックス145,195に対する編
集操作が行われたときには、その都度、編集操作に応じ
て選択肢テキストボックス145,195に入力された
テキスト情報を保持するようにされる。
【0143】上記図21に示すステップS104の処理
によって集計ダイアログを開いた後は、図22に示すス
テップS109以降の処理に進む。ステップS109以
降の処理は、送信したアンケート情報に応答して返信さ
れてきた回答情報を利用しての集計処理を示している。
【0144】先ずステップS109においては、パーソ
ナルコンピュータ本体側で、メッセンジャーソフトウェ
アのプログラムに対応するパケットデータが受信される
のを待機している。また、このステップS109の処理
としてパケットデータの受信を待機している状態におい
ては、さらにステップS114、S116の処理によっ
て、それぞれ集計終了ボタン162に対する操作、及び
タブ(カードタブ163、リストタブ164、グラフタ
ブ165)に対する選択操作が行われるのを待機してい
る。そして、ステップS109において、メッセンジャ
ーソフトウェアに対応するパケットデータが受信された
ことが判別されればステップS110に進む。
【0145】ステップS110においては、メッセンジ
ャーソフトウェアが現在ロードしているとされる全ての
プラグインに対して受信したパケットデータを渡すため
の処理を実行する。そして、続くステップS111の処
理は、上記のようにしてパケットデータを受け渡された
各プラグインのうち、チェックボックスによるデータ集
計、又はラジオボタンによるデータ集計のプラグインが
実行するものとされる。
【0146】ステップS111においては、データ集計
のプラグインが、受け渡されたパケットデータにおける
所定のデータ領域(例えばパケットヘッダに記述される
プラグインの識別子等)を参照することで、このパケッ
トデータは、自身が処理すべきデータであるか否かにつ
いて判別する。ここで、自身が処理すべきデータではな
い、つまり、他のプラグインが処理すべきデータである
として否定結果が得られたのであれば、ステップS10
9に戻る。これに対して、自身が処理すべきデータであ
るとの肯定結果が得られたのであれば、受信したパケッ
トデータを回答情報として処理して、集計処理を実行す
る。つまり、本実施の形態であれば、カード形式、リス
ト形式、及びグラフ形式により出力できるように、所要
の集計処理を施す。そして、続くステップS113にお
いて、上記ステップS112による集計結果が反映され
るようにして、集計ダイアログ160の表示内容を更新
し、ステップS109の処理に戻る。このようにして、
回答情報のパケットデータが受信されるごとに、ステッ
プS109〜S113の処理が繰り返され、集計結果も
その都度更新されるようにして出力される。
【0147】また、ステップS104において集計終了
ボタン162に対する操作が行われたと判別された場合
には、ステップS105に進むことになる。ステップS
105においては、集計を終了させ、これまで表示出力
させていた集計ダイアログ160を閉じるための処理を
実行する。
【0148】また、ステップS116においてタブを選
択する操作が行われたと判別した場合には、ステップS
117に進む。ステップS117においては、選択され
たタブに対応する集計結果の呼び出しを行い、次のステ
ップS118において、この呼び出した集計結果の情報
に基づいてタブシートの表示を変更した後、ステップS
109に戻る。
【0149】続いて、受信者側のパーソナルコンピュー
タの動作として、受信したアンケート情報に応じて回答
を行って回答情報を送信するための処理動作について、
図23に示すフローチャートにより説明する。なお、こ
の図に示す処理も、メッセンジャーソフトウェアのプロ
グラムが、チェックボックス又はラジオボタンによるデ
ータ集計のプラグインを実行することで実現される。
【0150】この場合には、先ずステップS201にお
いて、本実施の形態メッセンジャーソフトウェアのプロ
グラム本体により処理可能なパケットデータが受信され
るのを待機している。そして、パケットデータの受信さ
れたことが判別されると、ステップS202以降の処理
に進む。
【0151】ステップS202においては、メッセンジ
ャーソフトウェアが現在ロードしているとされる全ての
プラグインに対して受信したパケットデータを渡すため
の処理を実行する。次のステップS203の処理は、上
記のようにしてパケットデータを受け渡された各プラグ
インのうち、チェックボックスによるデータ集計、又は
ラジオボタンによるデータ集計のプラグインが実行す
る。このステップS203においては受け渡しが行われ
たパケットデータについて、自身が処理すべきデータで
あるか否かについて判別する。ここで、自身が処理すべ
きデータではない、つまり、他のプラグインが処理すべ
きデータであるとして否定結果が得られたのであれば、
ステップS201の処理に戻るようにされる。これに対
して、自身が処理すべきデータであることが判別された
場合には、ステップS204に進む。
【0152】ステップS204においては、受信したパ
ケットデータとしてのアンケート情報を利用して受信ダ
イアログを表示させるための処理を実行する。例えば、
チェックボックスによるアンケート情報に応じては、図
7に示したチェックボックス対応の受信ダイアログ12
0を表示させる。そして、この際には、アンケート情報
に含まれるメッセージ内容、選択肢数、及び選択肢テキ
ストボックスの内容が反映されるようにして表示され
る。
【0153】続くステップS205以降の処理は、受信
ダイアログ120に対する回答のための操作に応じた処
理となる。そして、ステップS205→S208→S2
10により、それぞれ、返信ボタン154、コメントボ
タン209、及び選択肢に対する選択操作(チェックボ
ックス又はラジオボタンに対する操作)が行われたか否
かについて判別するようにしている。
【0154】そして、先ず、ステップS205におい
て、返信ボタン154に対する操作が行われたと判別さ
れた場合にはステップS206に進む。ステップS20
6では、これまでの受信ダイアログ120に対する回答
のための操作結果(コメントのテキスト編集、チェック
ボックス、ラジオボタンに対する操作)を利用して回答
情報を作成する。そして、作成された回答情報を、メッ
センジャーソフトウェアのプログラムから、パーソナル
コンピュータ本体側に渡すようにされる。また、これま
で表示させていた受信ダイアログ120を閉じるように
表示制御を実行する。そして、次のステップS207に
おいては、パーソナルコンピュータ本体側の処理とし
て、この受け渡されたアンケート情報を送信元のパーソ
ナルコンピュータに対して送信する。
【0155】また、ステップS208において、コメン
トボタン155に対する操作が行われた場合には、次の
ステップS209において、受信ダイアログ120内の
テキストボックス151をアクティブとして、テキスト
編集が可能な状態とする。そして、この状態の下でテキ
ストボックス151に対する入力操作が行われたのであ
れば、その編集結果がテキストボックス151内に反映
され、また、編集結果が回答情報として扱われるように
される。
【0156】また、ステップS210において選択肢に
対する選択操作が行われたと判別された場合には、ステ
ップS211において、この操作に応じてチェックボッ
クス又はラジオボタンの選択状態の表示を変更する。ま
た、操作に応じた選択肢の選択結果を情報として保持す
るようにされる。
【0157】5−2.チャット 続いては、先に図16,図17により説明した本実施の
形態のチャット送受信と、図20、図21により説明し
たチャット結合を実現するためにパーソナルコンピュー
タのCPU11が実行すべき処理動作について、図24
〜図28のフローチャートを参照して説明する。これら
の図に示す処理は、メッセンジャーソフトウェアのプロ
グラムが、チャットのプラグインを実行することで実現
される。
【0158】先ず、図24によりチャットルームを開設
しようとするユーザの操作に応じて、チャット開始通知
情報を送信するための処理動作について説明する。例え
ば、ユーザによる操作に応じてメッセンジャーソフトウ
ェアが起動されたとすると、ステップS301によりメ
ンバーリストダイアログ100(図2参照)を表示させ
るための処理が実行される。そして、次のステップS3
02においては、このメンバーリストダイアログ100
に対して行われる、送信相手としてのメンバーを選択す
る操作に応じて、送信先のメンバーを設定する処理を実
行する。このステップS302に対応する送信相手選択
のための操作は、例えば図示するようにして、ステップ
S303において、送信ボタン101に対する操作が行
われたことが判別されるまで可能とされる。そして、ス
テップS303において送信ボタン101に対する操作
が行われたことが判別されると、ステップS304の処
理に進む。
【0159】ステップS304においては、例えば図3
等に示した送信ダイアログ110を表示させるための処
理が実行される。そして、次のステップS305におい
ては、この送信ダイアログ110におけるチャットタブ
114に対する操作に応じて、先に図16に示したよう
に、送信ダイアログ110上でチャットのテンプレート
(タブシート)を表示させるための処理を実行する。
【0160】続くステップS306においては、例えば
チャットのテンプレート内におけるタイトルテキストボ
ックス301に対するテキスト編集操作に応じて、チャ
ットタイトルの情報を設定することが行われる。このス
テップS306に対応するチャットタイトルの編集は、
ステップS307において送信ボタン111に対する操
作が行われたことが判別されるまで可能とされる。そし
て、送信ボタン111に対する操作が行われたと判別さ
れたのであれば、ステップS308の処理に移行する。
【0161】ステップ308においては、現在設定され
ているチャットルームタイトルの情報と、選択されてい
る送信相手(チャットルームの参加者(ユーザ)のIP
アドレスのユーザリストの情報とを利用して、チャット
開始通知情報を作成する。そして、このチャット開始通
知情報を、参加者である各ユーザのパーソナルコンピュ
ータに対して送信する。そして、前述もしたように、こ
のチャット開始通知情報を各参加者としてのユーザのパ
ーソナルコンピュータが受信することで、これらのパー
ソナルコンピュータでは、チャット参加者のリスト(I
Pアドレスのリスト)を保持することになる。この参加
者のリストのIPアドレスに基づくことによって、これ
らパーソナルコンピュータをチャットのために相互接続
することが可能となるものである。そして、このリスト
に基づいてテキストが送受信されることで、チャットと
してのコミュニケーションが実現されることになる。
【0162】続いて、図25を参照して、チャットメッ
セージを送信するための処理について説明する。この図
に示す処理は、各参加者(ユーザ)のパーソナルコンピ
ュータ側にて、チャット対応の受信ダイアログ120が
表示されている状態の下で、或る1つのパーソナルコン
ピュータにて実行されるものとする。
【0163】この図に示す処理としては、先ず、ステッ
プS401において、ユーザによる、チャットテキスト
ボックス311に対する編集操作に応じて、このチャッ
トテキストボックス311に入力されたテキストデータ
としてのメッセージ情報を保持する処理を実行する。そ
して、次の処理とされるステップS402において、送
信ボタン313に対する操作が行われたことが判別され
ると、ステップS403に進んで、先のステップS40
1にて保持していたとされるテキストのメッセージ情報
を、各参加者のパーソナルコンピュータに対して送信す
る。
【0164】また、ここで、チャットルーム退出のため
の処理動作について図26を参照して説明する。例え
ば、本実施の形態において、これまでチャットに参加し
ていたユーザが、そのチャットルームから退出する場合
には、図17に示した受信ダイアログ120に配置され
る閉じるボタン314に対する操作を行うようにされ
る。この閉じるボタン314に対する操作が行われたこ
とを、例えば図26のステップS501により判別する
と、次のステップS502において、自身のアドレス情
報(IPアドレス)を含めて形成される退出通知情報
を、各参加者のパーソナルコンピュータに対して送信す
る。退出通知情報を受信した各参加者のパーソナルコン
ピュータにおいては、この退出通知情報として通知され
た参加者(ユーザ)のIPアドレスを、現在のチャット
参加者のリストから削除するようにされる。これによ
り、退出通知情報を送信した参加者がチャットルームか
ら退出したものとして処理されることになる。
【0165】続いては、チャットのメッセージ情報を受
信したパーソナルコンピュータ側の処理動作について図
27及び図28を参照して説明する。なお、この図に示
す処理においては、チャットルーム結合のための処理も
含まれている。この場合には、先ず図27に示すステッ
プS601において、本実施の形態のメッセンジャーソ
フトウェアのプログラム本体が処理すべきパケットデー
タが受信されるのを待機している。そして、このような
パケットデータの受信されたことが判別されると、ステ
ップS602に進み、受信したパケットデータがチャッ
トデータであるか否かについて判別する。なお、ここで
いうチャットデータとはチャットのプラグインにより処
理可能な情報を指し、チャット開始通知情報、チャット
のメッセージ情報、及びチャットルームの退出通知情報
をはじめとする、チャット機能のもとで授受される各種
情報をいうものとされる。ここで、例えば肯定結果が得
られたとされると、ステップS603に進む。
【0166】また、一般にプログラムは適宜バージョン
アップが行われるが、本実施の形態のメッセンジャーソ
フトウェアのプログラム本体、及びプラグインファイル
等のプログラムについても、このようなバージョンアッ
プが行われる場合があるものとされる。そこで本実施の
形態では、ステップS603の処理として、受信したチ
ャットデータについて、この受信側のパーソナルコンピ
ュータにインストールされたバージョンのプログラム
(メッセンジャーソフトウェアのプログラム本体、又は
プラグインファイル)が対応可能であるか否かについて
判別することとしている。ここで、受信したチャットデ
ータのバージョンに対応不可であることが判別された場
合には、ステップS604に進んで、プログラムについ
てのバージョンアップを促すメッセージを表示出力し
て、この図に示す処理を終了する。そして、再度ステッ
プS601の処理に戻る。これに対して、受信したチャ
ットデータのバージョンに対応可能であることが判別さ
れた場合には、ステップS605に進む。
【0167】ステップS605においては、受信したチ
ャットデータが、チャット開始通知情報であるか否かに
ついて判別を行い、否定結果が得られた場合には、ステ
ップS606の処理をスキップしてステップS607に
進む。これに対して、肯定結果が得られた場合にはステ
ップS606の処理を実行した後、ステップS607に
進む。ステップS606においては、受信したチャット
開始通知情報に基づいて、新規のチャットルームタイト
ルによる受信ダイアログを表示させる。
【0168】ステップS607においては、前述した寿
命変数nについて、n=0と初期化を行ってステップS
608の処理に進む。
【0169】ステップS608→S610→S612→
S614→S616においては、それぞれ、受信したチ
ャットデータに所定内容の情報が含まれているか否かに
ついて判別するようにされる。つまり、例えば既に開設
されているチャットルームに新規参加するユーザがメッ
セージ情報を送信してきた場合には、チャットデータと
して、このメッセージ情報と共に、新規参加通知情報も
送信されてくる。そこで、ステップS608において
は、新規参加通知情報が存在しているか否かについて判
別する。また、ステップS610においては、メッセー
ジ情報としてのテキストデータが存在するか否かについ
て判別する。ステップS612においては、寿命情報
(寿命変数)が存在するか否かについて判別する。ステ
ップS614においては、退出通知情報が存在するか否
かについて判別する。これらの各処理ステップについて
否定結果が得られた場合には、ステップS617の処理
に進むようにされる。また、ステップS616において
は、例えばチャットルームの新規開設、又はチャットル
ームの結合のために送信されたユーザリストの情報が存
在しているか否かについて判別する。ステップS616
にて否定結果が得られれば、ステップS617の処理に
進むようにされるが、肯定結果が得られたのであれば図
28に示すステップS618の処理に進むようにされ
る。
【0170】ステップS608において、新規参加者の
ユーザリストが存在しているとして肯定結果が得られた
場合には、ステップS609に進む。ステップS609
においては、このユーザリストにリストアップされてい
るユーザのIPアドレスについて、ユーザ情報において
新規ユーザリストとして登録する。
【0171】また、ステップS610において肯定結果
が得られた場合には、ステップS612に進んで、受信
したメッセージ情報としてのテキストデータを、チャッ
トテキストボックス311に追加する(図17参照)。
【0172】また、ステップS612において肯定結果
が得られた場合には、ステップS613に進む。ここ
で、受信したデータに寿命情報として含まれている寿命
変数は、送信元のパーソナルコンピュータが、現チャッ
トデータを送信したときに保持していた寿命変数とされ
る。そこでステップS613においては、自身が有して
いる寿命変数nについて、受信した寿命情報である寿命
変数mの値に代入して置き換える処理を実行する。これ
により、各パーソナルコンピュータ間での寿命変数につ
いて同じ値が共有され、前述したような寿命変数に基づ
いた、例えば送受信されるパケット制限等の動作が適正
に実行されるようにしている。
【0173】また、ステップS614において肯定結果
が得られた場合には、ステップS615において、受信
した退出通知情報が示す退出者としてのユーザを、ユー
ザ情報から削除する。上記のようにして、ステップS6
09,S611,S613,S615の処理が実行され
た後においては、ステップS617の処理に進むように
される。
【0174】ステップS617においては、受信したチ
ャットデータに含まれる情報内容について、全て処理を
実行したか否かについて判別が行われる。そして、未だ
処理すべき情報内容が残っていると判別された場合に
は、ステップS608の処理に戻るようにされる。これ
に対して、肯定結果が得られたとされれば、この図に示
す処理を一旦終了して、ステップS601からの処理を
繰り返すようにされる。
【0175】そして、前述もしたように、ステップS6
16において、チャットデータが、チャット新規開設、
又はチャットルーム結合のための調停処理によるユーザ
リストであることが判別された場合には、図28のステ
ップS618の処理に進む。図28に示す処理は、図2
0により示したチャットルーム統合のための処理に対応
する。ステップS618においては、受信したユーザリ
ストと、現在、自己が保持しているユーザ情報とを照合
し、両者に共通となるユーザ(共通ユーザ)を調停者リ
ストに登録する。この調停者リストに登録されたユーザ
が調停者の候補となる。
【0176】次のステップS619においては、上記調
停者リストに含まれるユーザを、ユーザ情報における
「新規ユーザリスト」から削除し、続くステップS62
0において、現在のユーザ情報の内容を更新する。ま
た、次のステップS621において、受信したユーザリ
ストにおいて、これまでにユーザ情報に含まれていなか
ったユーザを、ユーザ情報の「新規ユーザリスト」とし
てリストアップする処理も実行される。
【0177】そして、次のステップS622において
は、現在、自身が保持している寿命変数nと、寿命変数
nの最大値として規定される規定値pとについて比較を
行い、n≦pの関係が成立するか否かについて判別す
る。ここで否定結果が得られた場合とは、パケット送信
数の寿命に至ったということになるので、以降のチャッ
トルーム結合のための処理は実行することなく、一旦こ
の図に示す処理を終了し、ステップS601の処理に戻
る。
【0178】これに対して、ステップS622において
肯定結果が得られた場合には、未だ、パケット送信の寿
命に至っていないので、ステップS623以降の処理を
実行する。
【0179】ステップS623においては、調停者リス
トからアドレス値(IPアドレスの値)が最小となるユ
ーザを検索する。そして、このアドレス値が最小である
として検索されたユーザを調停者とする。そのうえで、
次のステップS624において、調停者が自分自身であ
るか否かについて判別するようにされる。ここで、調停
者が自分自身でないと判別されれば、一旦この図に示す
処理を終了してステップS601の処理に戻るようにさ
れる。これに対して、調停者が自分自身であると判別さ
れたのであれば、ステップS625以降の調停処理に移
行する。
【0180】ステップS625においては、現在、自身
が保持しているユーザ情報に基づいて、このユーザ情報
に含まれている全ユーザのIPアドレスを有して形成さ
れるユーザリストを生成する。また、この場合には、ス
テップS626の処理により、現在、自身が保持してい
る寿命変数nについて、n=n+1のようにしてインク
リメントを行い、次のステップS627において、上記
ステップS626により更新された現在の寿命変数を寿
命情報として生成する。
【0181】そして、次のステップS628において、
上記ステップS625とステップS627により生成さ
れたユーザリストと寿命情報が含まれるようにして、チ
ャットデータを生成する。そして、ステップS629の
処理により、このチャットデータを、現在ユーザ情報に
リストアップされている全ユーザのパーソナルコンピュ
ータに対して送信する。
【0182】なお、本発明としては、これまで説明して
きた実施の形態としての構成に限定されるものではな
い。例えば、メッセンジャーソフトウェアがプラグイン
ファイルをロードして実行するとされる処理の実際とし
ても、これまで説明してきたフローチャート等により説
明した処理に限定されるものではない。また、本実施の
形態としては、プラグインファイルの追加によって機能
が追加可能とされるが、このようなプラグインファイル
によって実現される機能としては、これまでに説明した
もの以外にも、例えば、ネットワークを介して1対1又
は3人以上の複数のユーザが遊ぶことのできるゲームの
ようなコミュニケーション機能も実現することが可能と
なるものである。
【0183】
【発明の効果】以上説明したようにして本発明は、ネッ
トワークを介して接続される複数の情報処理装置のう
ち、或る1つの情報処理装置において、表示出力させた
テンプレート(雛形の情報)に対する入力操作を行うこ
とで、情報集計のための回答入力フォーム情報(アンケ
ート情報)を作成し、これをネットワークを介して他の
情報処理装置に送信することができる。そして、この回
答入力フォーム情報を受信した情報処理装置側では、再
生出力した回答入力フォーム情報に対して回答のための
入力操作を行って回答情報を作成し、これを返信するこ
とができる。そしてさらに、返信された回答情報を受信
する情報処理装置側では、受信した回答情報に基づいて
集計処理を実行し、その集計結果を所定の表示態様によ
って出力することが可能とされている。このような構成
では、例えばネットワークを介してのアンケートなどの
情報集計として、アンケートの作成/送信→アンケート
の受信/回答(返信)→集計という一連の処理が、全て
ネットワーク間に存在する端末としての情報処理装置間
で行えることになる。つまり、ネットワークを利用した
情報集計について、サーバを介在させることなく、各情
報処理装置にインストールされたアプリケーション・ソ
フトウェアの機能により実現することが可能となる。こ
れにより、例えば従来のように、メールサーバやWWW
サーバを介在させることなく、ネットワークを介しての
情報集計を行うことが可能になる。これは即ち、情報集
計をユーザが手軽に高い自由度で行うことができること
を意味し、また、集計結果の即時性も高まることとな
る。
【0184】また、本発明としては、1つのチャットル
ームを構成する全情報処理装置のネットワークアドレス
を、このチャットルームを構成するとされる各情報処理
装置が保持したうえで、このネットワークアドレスを利
用して、ネットワーク間でチャットのためのメッセージ
情報を送受信することにより、チャットを実現するよう
にしている。このような構成であれば、サーバを介する
ことなく手軽にチャットの機能を実現することができる
ものである。
【0185】また、本発明によれば、上記構成の下で、
既存のチャットルームと同じチャットルームタイトルの
新規のチャットルームが開設される際には、これら既存
のチャットルームと新規のチャットルームの間で共通と
なる共通ユーザ(受信したチャット開始通知情報の新規
チャットルームタイトルが、既に自己が参加していると
される既存チャットルームのチャットルームタイトルと
同じであるユーザ)が、調停処理を行うようにされる。
ここでの調停処理とは、共通ユーザが保持している既存
のチャットルームと新規のチャットルームに参加すべき
全ユーザのネットワークアドレスのリスト(ユーザリス
ト)を、これらのユーザの情報処理装置に送信するもの
である。このような処理が実行されることで、最終的に
は、同じタイトルのチャットルームが2以上独立して存
在する状況となった場合には、これらのチャットルーム
が自動的に1つに結合されることになる。つまり、サー
バが介在しなくとも、動的にチャットルームの結合が行
われ、ユーザ間のコミュニケーションを柔軟に広げてい
くことが可能となるものである。
【0186】また、本発明としては、情報処理装置が有
しているネットワークアドレスに基づいて、ネットワー
ク上に存在する情報処理装置間での情報の授受を可能と
するプログラム本体に対して機能プログラムを複数実装
可能とされる。そして、選択した機能プログラムが、プ
ログラム本体上で動作することにより、或る特定の目的
のコミュニケーション機能を実現するようにされる。つ
まり、本発明としては、ネットワーク上でサーバを介在
させない情報処理装置間でのコミュニケーション機能に
ついて、プログラム本体に機能プログラムをプラグイン
することで自由に追加することが可能とされるものであ
る。これは即ち、新たなコミュニケーション機能を実現
させたい場合には、そのための機能プログラムを作成し
て、他のユーザに配布すればよいことになるものであ
り、実現可能なコミュニケーション機能について、高い
拡張性が与えられることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としてのネットワークシス
テムの構成例を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェアに
よるメンバーリストダイアログの表示態様例を示す説明
図である。
【図3】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェアに
よる送信ダイアログ(テキストテンプレート選択)の表
示態様例を示す説明図である。
【図4】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェアに
よる受信ダイアログ(テキストテンプレート対応)及び
開封通知ダイアログの表示態様例を示す説明図である。
【図5】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェアに
よる返信ダイアログ(テキストテンプレート対応)の表
示態様例を示す説明図である。
【図6】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェアに
よる送信ダイアログ(チェックボックステンプレート選
択)の表示態様例を示す説明図である。
【図7】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェアに
よる受信ダイアログ(チェックボックステンプレート対
応)の表示態様例を示す説明図である。
【図8】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェアに
よる集計ダイアログ(チェックボックステンプレート対
応/カード形式)の表示態様例を示す説明図である。
【図9】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェアに
よる集計ダイアログ(チェックボックステンプレート対
応/リスト形式)の表示態様例を示す説明図である。
【図10】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェア
による集計ダイアログ(チェックボックステンプレート
対応/グラフ形式)の表示態様例を示す説明図である。
【図11】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェア
による送信ダイアログ(ラジオボタンテンプレート選
択)の表示態様例を示す説明図である。
【図12】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェア
による受信ダイアログ(ラジオボタンテンプレート対
応)の表示態様例を示す説明図である。
【図13】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェア
による集計ダイアログ(ラジオボタンテンプレート対応
/カード形式)の表示態様例を示す説明図である。
【図14】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェア
による集計ダイアログ(ラジオボタンテンプレート対応
/リスト形式)の表示態様例を示す説明図である。
【図15】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェア
による集計ダイアログ(ラジオボタンテンプレート対応
/グラフ形式)の表示態様例を示す説明図である。
【図16】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェア
による送信ダイアログ(チャットテンプレート選択)の
表示態様例を示す説明図である。
【図17】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェア
による受信ダイアログ(チャットテンプレート対応)の
表示態様例を示す説明図である。
【図18】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェア
によるコンフィグレイションダイアログの表示態様例を
示す説明図である。
【図19】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェア
による動作として、チャットルームの結合例を概念的に
示す説明図である。
【図20】図19に示した例におけるチャットルーム結
合のためのパケット送信処理例を示す説明図である。
【図21】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェア
に従った処理動作として、アンケート情報の作成及び送
信処理を示すフローチャートである。
【図22】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェア
に従った処理動作として、回答情報の受信に応じた集計
処理を示すフローチャートである。
【図23】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェア
に従った処理動作として、アンケート情報を受信して、
回答を作成し返信するための処理動作を示すフローチャ
ートである。
【図24】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェア
に従った処理動作として、チャット開始通知情報を送信
するための送信処理を示すフローチャートである。
【図25】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェア
に従った処理動作として、チャットメッセージの送信処
理を示すフローチャートである。
【図26】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェア
に従った処理動作として、チャットルーム退出メッセー
ジの送信処理を示すフローチャートである。
【図27】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェア
に従った処理動作として、チャットメッセージの受信に
応じた処理を示すフローチャートである。
【図28】本実施の形態のメッセンジャーソフトウェア
に従った処理動作として、チャットメッセージの受信に
応じた処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,1A,1B パーソナルコンピュータ、2 公衆電
話回線、3,3A インターネットプロバイダ、4 イ
ンターネット、5 LAN、6 ルータ、11CPU、
12 ROM、13 RAM、14 CD−ROMドラ
イブ、15フロッピーディスクドライブ、16 ハード
ディスクドライブ、17 ユーザインターフェイス、3
1 マウス、32 キーボード、33 ディスプレイ装
置、34 ディスクメディア、100 メンバーリスト
ダイアログ、110 送信ダイアログ、113 テキス
ト送信タブ、114 チャットタブ、115 チェック
ボックスタブ、116 ラジオボタンタブ、120 受
信ダイアログ、130返信ダイアログ、160 メッセ
ージ集計ダイアログ、220 コンフィグレイションダ
イアログ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 照之 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取得している他の情報処理装置のネット
    ワークアドレスに基づいて、所定のネットワークを介し
    て上記他の情報処理装置と通信して相互に情報の授受が
    行えるようにするための通信手順と、 情報集計用テンプレートを所定の表示態様により出力す
    るテンプレート出力手順と、 上記情報集計用テンプレートに対して入力操作が行われ
    るのに応じて、回答用入力フォームとして再生出力され
    るべき回答入力フォーム情報を作成する回答入力フォー
    ム情報作成手順と、 他の情報処理装置から送信された上記回答入力フォーム
    情報を受信した場合に、この受信した回答入力フォーム
    情報に基づいて再生出力させた回答用入力フォームに対
    して回答のための操作が行われるのに応じて、回答内容
    情報から成る回答情報を作成することのできる回答情報
    作成手順と、 上記回答情報を受信した場合に、受信した回答情報に含
    まれる回答内容情報に基づいて情報集計処理を実行し、
    この情報集計処理の結果を所定の表示態様によって出力
    可能な結果出力手順と、 を情報処理装置に実行させるプログラム。
  2. 【請求項2】 上記テンプレート出力手順は、 複数の選択肢のうちから1以上の任意の選択肢を選択す
    る操作により回答を行う形式の上記回答入力フォーム情
    報を作成するための情報集計用テンプレートを出力可能
    とされている、 ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 【請求項3】 上記テンプレート出力手順は、 複数の選択肢のうちから択一的に選択肢を選択する操作
    により回答を行う形式の上記回答入力フォーム情報を作
    成するための情報集計用テンプレートを出力可能とされ
    ている、 ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  4. 【請求項4】 取得している他の情報処理装置のネット
    ワークアドレスに基づいて、所定のネットワークを介し
    て上記他の情報処理装置と通信して相互に情報の授受が
    行えるようにするための通信手段と、 情報集計用テンプレートを所定の表示態様により出力す
    るテンプレート出力手段と、 上記情報集計用テンプレートに対して入力操作が行われ
    るのに応じて、回答用入力フォームとして再生出力され
    るべき回答入力フォーム情報を作成する回答入力フォー
    ム情報作成手段と、 上記回答入力フォームを情報を上記通信手段により他の
    情報処理装置に送信させる送信処理手段と、 上記他の情報処理装置が受信して再生出力させた上記回
    答入力フォーム情報に対する回答のための操作に応じて
    作成された、回答内容情報から成る回答情報を、上記他
    の情報処理装置から受信した場合においては、受信した
    回答情報に含まれる回答内容情報に基づいて情報集計処
    理を実行し、この情報集計処理の結果を所定の表示態様
    によって出力可能な結果出力手段と、 を備えていることを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 上記テンプレート出力手段は、 複数の選択肢のうちから1以上の任意の選択肢を選択す
    る操作により回答を行う形式の上記回答入力フォーム情
    報を作成するための情報集計用テンプレートを出力可能
    とされている、 ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 上記テンプレート出力手段は、 複数の選択肢のうちから択一的に選択肢を選択する操作
    により回答を行う形式の上記回答入力フォーム情報を作
    成するための情報集計用テンプレートを出力可能とされ
    ている、 ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 取得している他の情報処理装置のネット
    ワークアドレスに基づいて、所定のネットワークを介し
    て上記他の情報処理装置と通信して相互に情報の授受が
    行えるようにするための通信手順と、 1つのチャットルームを構成すべき全情報処理装置のネ
    ットワークアドレスを取得して保持するアドレス保持手
    順と、 入力操作に応じてメッセージ情報を生成するメッセージ
    情報生成手順と、 生成された上記メッセージ情報を、上記アドレス保持手
    順により保持されたネットワークアドレスを有している
    他の情報処理装置の各々に対して、上記通信手順により
    送信させる送信制御手順と、 他の情報処理装置から送信されたメッセージ情報を上記
    通信手順により受信したとされる場合には、受信したメ
    ッセージ情報を表示出力するメッセージ情報出力手順
    と、 を情報処理装置に実行させるプログラム。
  8. 【請求項8】 新規チャットルームの開設のための情報
    であり、少なくとも新規チャットルームタイトルと、こ
    の新規チャットルームに参加すべきユーザの情報処理装
    置のネットワークアドレスのリストの情報を含むチャッ
    ト開始通知情報を、上記通信手順を介して受信すること
    のできる受信手順と、 受信した上記チャット開始通知情報の新規チャットルー
    ムタイトルが、既に参加しているとされる既存チャット
    ルームのチャットルームタイトルと同じである場合に、
    受信した上記チャット開始通知情報に含まれるネットワ
    ークアドレスのリストをアドレス保持手順により保持さ
    せるアドレス保持制御手順と、 受信した上記チャット開始通知情報の新規チャットルー
    ムタイトルが、既に自己が参加しているとされる既存チ
    ャットルームのチャットルームタイトルと同じである場
    合に、現在時点において、上記アドレス保持手順により
    保持しているとされる、上記新規チャットルームと上記
    既存チャットルームに参加すべき全ユーザの情報処理装
    置に対応するネットワークアドレスのリストを含む調停
    用リスト情報を新規に作成する作成手順と、 上記作成手順により新規に作成した上記調停用リスト情
    報を、上記新規チャットルームと上記既存チャットルー
    ムに参加すべき全ユーザのうち、少なくとも、上記新規
    チャットルームと上記既存チャットルームとで共通であ
    ると自己が認識している以外のユーザの情報処理装置に
    対して送信する調停手順と、 を情報処理装置に実行させる請求項7に記載のプログラ
    ム。
  9. 【請求項9】 取得している他の情報処理装置のネット
    ワークアドレスに基づいて、所定のネットワークを介し
    て上記他の情報処理装置と通信して相互に情報の授受が
    行えるようにするための通信手段と、 1つのチャットルームを構成すべき全情報処理装置のネ
    ットワークアドレスを取得して保持するアドレス保持手
    段と、 入力操作に応じてメッセージ情報を生成するメッセージ
    情報生成手段と、 生成された上記メッセージ情報を、上記アドレス保持手
    段により保持されているネットワークアドレスを有して
    いる他の情報処理装置の各々に対して、上記通信手段に
    より送信させる送信制御手段と、 他の情報処理装置から送信されたメッセージ情報を上記
    通信手段により受信したとされる場合には、受信したメ
    ッセージ情報を表示出力するメッセージ情報出力手段
    と、 を備えていることを特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】 新規チャットルームの開設のための情
    報であり、少なくとも新規チャットルームタイトルと、
    この新規チャットルームに参加すべきユーザの情報処理
    装置のネットワークアドレスのリストの情報を含むチャ
    ット開始通知情報を、上記通信手段を介して受信するこ
    とのできる受信手段と、 受信した上記チャット開始通知情報の新規チャットルー
    ムタイトルが、既に参加しているとされる既存チャット
    ルームのチャットルームタイトルと同じである場合に、
    受信した上記チャット開始通知情報に含まれるネットワ
    ークアドレスのリストをアドレス保持手段により保持さ
    せるアドレス保持制御手段と、 受信した上記チャット開始通知情報の新規チャットルー
    ムタイトルが、既に参加しているとされる既存チャット
    ルームのチャットルームタイトルと同じである場合に、
    現在時点において、上記アドレス保持手段により保持し
    ているとされる、上記新規チャットルームと上記既存チ
    ャットルームに参加すべき全ユーザの情報処理装置に対
    応するネットワークアドレスのリストを含む調停用リス
    ト情報を新規に作成する作成手段と、 上記作成手段により新規に作成した上記調停用リスト情
    報を、上記新規チャットルームと上記既存チャットルー
    ムに参加すべき全ユーザのうち、少なくとも、上記新規
    チャットルームと上記既存チャットルームとで共通であ
    ると自己が認識している以外のユーザの情報処理装置に
    対して送信する調停手段と、 を設けたことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装
    置。
  11. 【請求項11】 取得している他の情報処理装置のネッ
    トワークアドレスに基づいて、所定のネットワークを介
    して上記他の情報処理装置と通信して相互に情報の授受
    が行えるようにするための通信手順と、 上記通信手順による他の情報処理装置との間の情報の授
    受を伴う所定の機能が、通信装置の動作として実現され
    るようにするための機能プログラムを、当該プログラム
    本体に実装できるようにするための機能プログラム実装
    手順と、 上記機能プログラム実装手順により実装された機能プロ
    グラムのうちから、入力操作又は受信情報の内容に応じ
    て、1以上の機能プログラムを選択する選択手順と、 上記選択手順により選択された機能プログラムに従った
    処理を実行することで、この機能プログラムが実現すべ
    き機能が得られるようにする機能プログラム実行手順
    と、 を情報処理装置に実行させるプログラム。
  12. 【請求項12】 取得している他の情報処理装置のネッ
    トワークアドレスに基づいて、所定のネットワークを介
    して上記他の情報処理装置と通信して相互に情報の授受
    が行えるようにするための通信手段と、 上記通信手段による他の情報処理装置との間の情報の授
    受を伴う所定の機能が、通信装置の動作として実現され
    るようにするための機能プログラムを、特定のプログラ
    ムの本体に実装できるようにするための機能プログラム
    実装手段と、 上記機能プログラム実装手段により実装された機能プロ
    グラムのうちから、入力操作又は受信情報の内容に応じ
    て、1以上の機能プログラムを選択することのできる選
    択手段と、 上記選択手段により選択された機能プログラムと連携し
    た上記特定のプログラムに従った処理を実行すること
    で、この選択手段により選択された機能プログラムが実
    現すべき機能が得られるようにする機能プログラム実行
    手段と、 を備えていることを特徴とする情報処理装置。
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