JP4637159B2 - ステータコア - Google Patents

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Description

本発明は、ステータコアに関するものである。
一般的に、インナーロータ型のモータは、環状のステータ(固定子)の内側に形成された空間にロータ(回転子)が配置され、ロータがステータに対して回転可能に構成されたものである。このようなモータのステータとして、ヨーク部とティース部とを有する複数の分割コアを環状に連結してステータコアを形成し、ティース部にコイルを巻回したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のステータは、最初から最後まで複数の分割コアを支持しておく専用の治具を用いることなく容易に複数の分割コアを環状に組み合わせることを目的として、隣接する二つの分割コアの一方の分割コアの第1の連結部と他方の分割コアの第2の連結部とを連結構造を介して連結したものである。また、この連結構造は、隣接する分割コア同士を連結し、かつ複数の分割コアが直線に並んだ状態から環状のヨークを形成する状態になるのを許容する孔部とピン部との嵌合構造により構成したものである。
特開2001−103690号公報
ところで、特許文献1のステータは、孔部とピン部とを嵌合させるため、連結構造が複雑であり、生産効率が低いという問題があった。
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、生産効率を向上することができるステータコアを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、所定形状の鋼板を複数積層して形成されたヨーク構成部(例えば、実施形態におけるヨーク13)と巻線巻装部(例えば、実施形態におけるティース15)とを有する分割コア(例えば、実施形態における分割コア11)を複数連結し、前記巻線巻装部が内側に位置するように環状に連結可能とされたステータコア(例えば、実施形態におけるステータコア10)において、前記ヨーク構成部に、隣接する他の分割コアとの連結に用いられる第1連結部(例えば、実施形態における第1連結部21,121)および第2連結部(例えば、実施形態における第2連結部22,122)が形成され、前記第1連結部は、外形が円弧形状の凸部で構成され、前記第2連結部は、外形が前記第1連結部と略同一形状の凹部で構成され、前記凸部および前記凹部のいずれか一方の一部には、山形の係合突起(例えば、実施形態における係合突起23)が形成され、前記凸部および前記凹部のいずれか他方には、前記複数の分割コアが帯状のときに前記係合突起と係合する第1窪部(例えば、実施形態における第1窪部31)と、前記複数の分割コアが環状のときに前記係合突起と係合する第2窪部(例えば、実施形態における第2窪部32)とが形成されていることを特徴としている。
請求項2に記載した発明は、所定形状の鋼板を複数積層して形成されたヨーク構成部と巻線巻装部とを有する分割コアを複数連結し、前記巻線巻装部が内側に位置するように環状に連結可能とされたステータコアにおいて、前記ヨーク構成部に、隣接する他の分割コアとの連結に用いられる第1連結部および第2連結部が形成され、前記第1連結部は、外形が円弧形状の凸部で構成され、前記第2連結部は、外形が前記第1連結部と略同一形状の凹部で構成され、前記凸部および前記凹部のいずれか一方の一部には、山形の係合突起(例えば、実施形態における係合突起223)が形成され、前記凸部および前記凹部のいずれか他方には、前記複数の分割コアが帯状のときに前記係合突起が当接する第1壁部(例えば、実施形態における第1壁部231)と、前記複数の分割コアが環状のときに前記係合突起が当接する第2壁部(例えば、実施形態における第2壁部232)とを有する係合凹部(例えば、実施形態における係合凹部240)が形成されていることを特徴としている。
請求項3に記載した発明は、前記第1連結部の中心部において、前記鋼板の第1面に凹部(例えば、実施形態における凹部45a)が形成されるとともに、前記鋼板の第2面に凸部(例えば、実施形態における凸部45b)が形成され、隣接する前記分割コアのうち、一方の前記分割コアにおける前記凹部と他方の前記分割コアにおける前記凸部とが嵌合して、前記隣接する分割コアが回動自在に連結されていることを特徴としている。
請求項4に記載した発明は、前記第1連結部の外形が半円以上に広角の円弧形状の凸部で構成されて、隣接する前記分割コアが回動自在に連結されていることを特徴としている。
請求項5に記載した発明は、前記ヨーク構成部に、前記複数の分割コアが帯状のときに隣接する分割コアのヨーク構成部と当接する帯状時当接部(例えば、実施形態における第1帯状時当接部27および第2帯状時当接部37)が形成されていることを特徴としている。
請求項6に記載した発明は、前記ヨーク構成部に、前記複数の分割コアが環状のときに隣接する分割コアのヨーク構成部と当接する環状時当接部(例えば、実施形態における第1環状時当接部28および第2環状時当接部38)が形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載した発明によれば、所定形状の鋼板を積層して分割コアのヨーク構成部に平面的に第1連結部および第2連結部を形成するだけで分割コア同士を連結することができるため、生産効率を向上することができる効果がある。また、第1連結部および第2連結部のいずれか一方に係合突起を形成し、第1連結部および第2連結部のいずれか他方に第1窪部および第2窪部を形成することで、複数の分割コアが帯状時と環状時のいずれの場合でも隣接する分割コア同士を連結することができるとともに、環状時の固定子の形状精度を向上することができる効果がある。
請求項2に記載した発明によれば、所定形状の鋼板を積層して分割コアのヨーク構成部に平面的に第1連結部および第2連結部を形成するだけで分割コア同士を連結することができるため、生産効率を向上することができる効果がある。また、第1連結部および第2連結部のいずれか一方に係合突起を形成し、第1連結部および第2連結部のいずれか他方に第1壁部および第2壁部を有する係合凹部を形成することで、複数の分割コアが帯状時と環状時のいずれの場合でも隣接する分割コア同士を連結することができるとともに、環状時の固定子の形状精度を向上することができる効果がある。
請求項3に記載した発明によれば、第1連結部の中央部に凹部および凸部を形成するので、隣接する分割コアを回動自在とすることができる。また、凹部と凸部とを嵌合させることで、隣接する分割コアを確実に連結することができる。これにより、分割コアの位置ずれを防止することができ、精度良くステータを製造することができる効果がある。
請求項4に記載した発明によれば、第1連結部を半円以上の広角に形成することで、隣接する分割コアを回動自在に連結することができる。また、第1連結部を平面内で構成することが可能になり、生産効率を向上することができる効果がある。
請求項5に記載した発明によれば、複数の分割コアが帯状に連結されている場合に、隣接する分割コア同士の相対移動範囲が規制されるため、係合突起が第1窪部または係合凹部(第1壁部)から外れにくくなる。したがって、その後、巻線巻装部にコイルを巻回する際にコイルを精度良く巻回することができる効果がある。
請求項6に記載した発明によれば、複数の分割コアが環状に連結されている場合に、隣接する分割コア同士の相対移動範囲が規制されるため、係合突起が第2窪部または係合凹部(第2壁部)から外れにくくなる。したがって、複数の分割コアを環状に連結した状態を確実に保持することができる効果がある。
(第一実施形態)
次に、本発明の第一実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。
図1はステータの平面図である。なお、図1においては、コイル20はステータコア10面上での断面図で示している。図1に示すように、ステータ1は、環状に構成されたステータコア10と、ステータコア10のティース15に巻回されたコイル20とで構成されている。ステータ1の環状の中心に形成された空間には、図示しないロータが回転可能に配置される。
図2はステータコアの平面図である。図2に示すように、ステータコア10は、複数の分割コア11が環状に連結されて構成されている。ステータコア10は、環状の外周を構成するヨーク13と、ヨーク13から環状の中心に指向して突出されたティース15と、ティース15の先端を構成する先端部17とを備えている。また、隣接するティース15同士の間には、空間部(以下、スロット19という。)が形成されている。そして、ティース15に巻き回したコイル20をスロット19に配置することで、上記のようにステータ1が形成される。
図3は分割コアの平面図である。図3に示すように、分割コア11は、ヨーク13、ティース15、および先端部17が形成された平板鋼板51が複数積層されて構成されている。この分割コア11を構成する平板鋼板51は、プレス成型により容易に製造することができる。
図4は図3のA−A線に沿う断面図である。図4に示すように、分割コア11は平板鋼板51が複数枚積層され、それらが接合されて所望の厚みを有している。このとき、上下に隣接(積層)する平板鋼板51の表裏面が逆になるように積層されている。
図3に戻り、分割コア11における環状時の内周側近傍および外周側近傍には、かしめ部41,42が配置されている。このかしめ部41,42は、分割コア11を構成する平板鋼板51を積層した状態で接合するものである。
ヨーク13には、凸状で外形略半円形状の第1連結部21が形成されている。また、ヨーク13の第1連結部21が形成された側の反対側には、隣接する分割コア11bの第1連結部21bと連結可能な、凹状で外形略半円形状の第2連結部22が形成されている。第2連結部22の外形は、第1連結部21と略同一形状に形成されている。
第1連結部21および第2連結部22は、外形略半円形状で形成されている。第1連結部21の外周上で、ティース15側に寄った位置に山型の係合突起23が形成されている。係合突起23は、後述する第1窪部31または第2窪部32に係合可能な形状を有している。また、第1連結部21の外側(ヨーク13の外周を構成する側)端部25からヨーク13の外周へ向けて略直線状の第1帯状時当接部27が形成されている。第1帯状時当接部27は、後述する第2帯状時当接部37と当接可能に構成されている。
第2連結部22は、凹状の外形略半円形状で形成されている。第2連結部22の外周上で、分割コア11を連結したときに隣接する分割コア11の係合突起23と係合可能な位置に、外形が係合突起23と略同一形状の第1窪部31および第2窪部32が形成されている。第1窪部31および第2窪部32は連続するように形成されており、連結された分割コア11が帯状のときには係合突起23が第1窪部31に係合され(図3のB部拡大図である図5参照)、環状のときには係合突起23が第2窪部32に係合される(図3のB部に相当する拡大図である図6参照)ように構成されている。また、第2連結部22の外側端部35からヨーク13の外周へ向けて略直線状の第2帯状時当接部37が形成されている。分割コア11が帯状に連結された状態では、第1帯状時当接部27と第2帯状時当接部37とが当接するように構成され(図8参照)、分割コア11が環状に連結された状態では、第1帯状時当接部27と第2帯状時当接部37とが離反する(図9参照)ように構成されている。
ヨーク13における第1連結部21が形成された側のティース15との境界近傍には、第1環状時当接部28が形成されている。第1環状時当接部28は、第1連結部21のステータ1内側端部から延出された膨出部28aと、膨出部28aの端部とヨーク13の内周端部とを結ぶ直線部28bとで構成された凸状形状に形成されている。また、ヨーク13における第2連結部22が形成された側のティース15との境界近傍は、第2環状時当接部38が形成されている。第2環状時当接部38の外形は、第1環状時当接部28と略同一形状の凹状に形成されている。分割コア11が帯状に連結された状態では、第1環状時当接部28と第2環状時当接部38とが離反するように構成され(図8参照)、分割コア11が環状に連結された状態では、第1環状時当接部28と第2環状時当接部38とが当接する(図9参照)ように構成されている。
また、第2環状時当接部38におけるティース15側の端部には、突起39が形成されている。この突起39により、分割コア11が環状に連結された際に、コイル20が第1環状時当接部28と第2環状時当接部38との間に入り込んで損傷するのを防止し得るようになっている。さらに、上下に隣接する分割コア11の表裏面が逆になるように積層されているため、突起39が上下方向において交互に配置されるように積層されている。このようにすることで、後に取り付けられるコイル20が第1環状時当接部28と第2環状時当接部38との隙間に入り込むことをより確実に防止することができる。
さらに、第1連結部21の平面視略中央には、丸ダボ部45が形成されている。丸ダボ部45は、外形略円形の窪み形状を有して構成されている。
図7は図3のC−C線に沿う断面図である。図7に示すように、分割コア11を構成する平板鋼板51の一方面に凹部45aが形成され、他方面に凸部45bが形成されている。その凸部45bは、隣接する分割コア11を構成する平板鋼板51の凹部45cに嵌合している。これにより丸ダボ部45は、隣接する分割コア11間のヒンジとして機能するようになっている。つまり、分割コア11を帯状に連結した際に、第1連結部21と第2連結部22とを連結状態に保持するとともに、丸ダボ部45を中心として隣接する分割コア11を回動自在に支持することができる。
なお、上述のように構成することにより、分割コア11を構成する平板鋼板51は、丸ダボ部45の凹凸形状が反対に形成された2種類の平板鋼板51を交互に積層することとなる。
次に、分割コア11を連結してステータコア10を形成する手順を説明する。
図8は分割コアの帯状時の部分平面図であり、図9は分割コアの環状時の部分平面図である。
図8に示すように、平板鋼板51を積層・接合し、所望の厚みに形成された分割コア11を複数用意し、その分割コア11を同じ向きに並べる。そして、隣接する分割コア11同士を連結する。このとき、第1連結部21と隣接する分割コア11の第2連結部22とを当接させる。すると、第1連結部21の係合突起23と第2連結部22の第1窪部31とが係合するとともに、第1帯状時当接部27と隣接する分割コア11の第2帯状時当接部37とが当接する。また、丸ダボ部45が隣接する分割コア11の丸ダボ部45と嵌合して連結される。したがって、分割コア11を帯状に連結した際に、帯状の状態を確実に保持できる。このようにして、複数の分割コア11を帯状に連結する。
分割コア11を全て連結した後、スロット19にコイル20を配置する。具体的には、ティース15にコイル線を巻き付けて、コイル20を構成する。図9に示すように、コイル20が配置された後に、帯状に連結された分割コア11を環状に変形し、帯状時の両端の分割コア11同士を連結させて環状にする。
このとき、ヨーク13の内周側が当接し、外周側が離反するようになる。具体的には、第1帯状時当接部27と隣接する分割コア11の第2帯状時当接部37とが離反するとともに、第1環状時当接部28と隣接する分割コア11の第2環状時当接部38とが当接する。また、第1連結部21の係合突起23がスライドするように移動して、第2連結部22の第2窪部32と係合する。したがって、分割コア11を環状に連結した際にも、環状の状態を確実に保持できる。このようにして、複数の分割コア11を環状に連結して、ステータ1を構成する。
本実施形態によれば、所定形状の平板鋼板51を複数積層して形成されたヨーク13とティース15とを有する分割コア11を複数連結し、ティース15が内側に位置するように環状に連結可能とされたステータコア10において、ヨーク13に、隣接する他の分割コア11との連結に用いられる第1連結部21および第2連結部22が形成され、第1連結部21は、外形が略半円形状の凸部で構成され、第2連結部22は、外形が第1連結部21と略同一形状の凹部で構成され、第1連結部21には、山形の係合突起23が形成され、第2連結部22には、複数の分割コア11が帯状のときに係合突起23と係合する第1窪部31と、複数の分割コア11が環状のときに係合突起23と係合する第2窪部32とを形成した。
このように、所定形状の平板鋼板51を積層して分割コア11のヨーク13に平面的に第1連結部21および第2連結部22を形成するだけで分割コア11同士を連結することができるため、生産効率を向上することができる。また、第1連結部21に係合突起23を形成し、第2連結部22に第1窪部31および第2窪部32を形成することで、複数の分割コア11が帯状時と環状時のいずれの場合でも隣接する分割コア11同士を確実に連結することができるとともに、環状時のステータ1の形状精度を向上することができる。具体的には、係合突起23と第1窪部31または第2窪部32とが係合することで、第1連結部21と第2連結部22とのはずれ防止機能を果たすことができる。
また、第1連結部21の中心部において、平板鋼板51の第1面に凹部45aを形成するとともに、平板鋼板51の第2面に凸部45bを形成して丸ダボ部45を構成し、隣接する分割コア11のうち、一方の分割コア11における凹部45aと他方の分割コア11における凸部45bとが嵌合して、隣接する分割コア11が回動自在に連結されるように構成した。
したがって、第1連結部21の中央部に凹部45aおよび凸部45bを形成するので、隣接する分割コア11を回動自在とすることができる。また、凹部45aと凸部45bとを嵌合させることで、隣接する分割コア11を確実に連結することができる。これにより、分割コア11の位置ずれを防止することができ、精度良くステータ1を製造することができる。
さらに、ヨーク13に、複数の分割コア11が帯状のときに隣接する分割コア11のヨーク13と当接する第1帯状時当接部27および第2帯状時当接部37を形成した。
このように構成したため、複数の分割コア11が帯状に連結されている場合に、隣接する分割コア11同士の相対移動範囲が規制され、係合突起23が第1窪部31から外れにくくなる。したがって、その後、ティース15にコイル20を巻回する際にコイル20を精度良く巻回することができる。また、連結された分割コア11が帯状のときに、それら分割コア11が環状になる方向とは逆方向には第1帯状時当接部27と第2帯状時当接部37とが当接しているため、逆方向に変形しないように規制することができる。
そして、ヨーク13に、複数の分割コア11が環状のときに隣接する分割コア11のヨーク13と当接する第1環状時当接部28および第2環状時当接部38を形成した。
このように構成したため、複数の分割コア11が環状に連結されている場合に、隣接する分割コア11同士の相対移動範囲が規制され、係合突起23が第2窪部32から外れにくくなる。したがって、複数の分割コア11を環状に連結した状態を確実に保持することができる。また、連結された分割コア11を環状にする際に、それら分割コア11が環状になるまでは回動可能であるが、環状になると略同時に第1環状時当接部28と第2環状時当接部38とが当接して、それ以上変形しないように回動を規制することができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態を図10に基づいて説明する。なお、本実施形態は、第一実施形態の第1連結部の構成が異なるのみで、その他構成は第一実施形態と略同一であるため、同一箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図10は、分割コアの平面図である。図10に示すように、分割コア111は、ヨーク13、ティース15、および先端部17が形成された平板鋼板を積層して構成されている。ヨーク13には、第1連結部121および第2連結部122が形成されている。
第1連結部121および第2連結部122は、外形略半円形状で形成されている。ここで、第1連結部121および第2連結部122は、その中心角θが180°以上の円弧、つまり半円形状より大きな円弧で形成されている。このように構成することで、分割コア111を帯状から環状に変形する際に、隣接する分割コア111同士の位置がずれることを防止することができる。
本実施形態によれば、第1連結部21の外形を半円以上に広角(中心角θが180°以上)の円弧形状の凸部で構成し、隣接する分割コア11が回動自在に連結されるように構成した。
このように、第1連結部21を半円以上の広角に形成することで、隣接する分割コア11を回動自在に連結することができる。また、第1連結部21を平面内で構成することが可能になり、生産効率を向上することができる。
(第三実施形態)
次に、本発明の第三実施形態を図11〜図13に基づいて説明する。なお、本実施形態は、第二実施形態と係合突起および窪部の形状が異なるのみで、その他構成は第二実施形態と略同一であるため、同一箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図11は、分割コアの平面図である。図11に示すように、分割コア211は、ヨーク13、ティース15、および先端部17が形成された平板鋼板を積層して構成されている。ヨーク13には、第1連結部121および第2連結部122が形成されている。
第1連結部121の外周上で、ティース15側に寄った位置に山型の係合突起223が形成されている。係合突起223は、後述する第1壁部231または第2壁部232に当接可能な形状を有している。
第2連結部122の外周上で、分割コア211を連結したときに隣接する分割コア211の係合突起223と当接可能な位置に、第1壁部231および第2壁部232が形成された係合凹部240が形成されている。第1壁部231および第2壁部232は係合突起223に対向する略同形状の壁面で構成されており、連結された分割コア211が帯状のときには係合突起223が第1壁部231に当接され(図11のD部拡大図である図12参照)、環状のときには係合突起223が第2壁部232に当接される(図11のD部に相当する拡大図である図13参照)ように構成されている。
このように、所定形状の鋼板を積層して分割コア211のヨーク13に平面的に第1連結部121および第2連結部122を形成するだけで分割コア211同士を連結することができるため、生産効率を向上することができる。また、第1連結部121に係合突起223を形成し、第2連結部122に第1壁部231および第2壁部232を有する係合凹部240を形成することで、複数の分割コア211が帯状時と環状時のいずれの場合でも隣接する分割コア211同士を連結することができるとともに、環状時のステータの形状精度を向上することができる。さらに、連結された分割コア211を帯状から環状に変形させると、係合突起223は係合凹部240内を第1壁部231から第2壁部232へ凹部の空間内を移動するだけであるため、よりスムーズに変形させることができる。
尚、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な構造や数値などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態において、第1帯状時接合部と第2帯状時接合部とが略直線形状で構成された場合の説明をしたが、一方に凸形状を有し、他方に凹形状を有して嵌合できるようにしてもよい。
また、本実施形態において、第1連結部に係合突起を形成し、第2連結部に第1窪部(第1壁部)および第2窪部(第2壁部)を形成した場合の説明をしたが、第1連結部に第1窪部(第1壁部)および第2窪部(第2壁部)を形成し、第2連結部に係合突起を形成してもよい。
本発明の実施形態におけるステータの平面図である。 本発明の実施形態におけるステータコアの平面図である。 本発明の第一実施形態における分割コアの平面図である。 図3のA−A線に沿う断面部である。 図3のB部詳細図(帯状時)である。 図3のB部詳細図(環状時)である。 図3のC−C線に沿う断面図である。 本発明の第一実施形態における分割コアの帯状時の部分平面図である。 本発明の第一実施形態における分割コアの環状時の部分平面図である。 本発明の第二実施形態における分割コアの平面図である。 本発明の第三実施形態における分割コアの平面図である。 図11のD部詳細図(帯状時)である。 図11のD部詳細図(環状時)である。
符号の説明
10…ステータコア 11,111,211…分割コア 13…ヨーク(ヨーク構成部) 15…ティース(巻線巻装部) 21,121…第1連結部 22,122…第2連結部 23,223…係合突起 27…第1帯状時当接部 28…第1環状時接合部 31…第1窪部 32…第2窪部 37…第2帯状時当接部 38…第2環状時接合部 45…丸ダボ部(接合部) 231…第1壁部 232…第2壁部 240…係合凹部

Claims (6)

  1. 所定形状の鋼板を複数積層して形成されたヨーク構成部と巻線巻装部とを有する分割コアを複数連結し、前記巻線巻装部が内側に位置するように環状に連結可能とされたステータコアにおいて、
    前記ヨーク構成部に、隣接する他の分割コアとの連結に用いられる第1連結部および第2連結部が形成され、
    前記第1連結部は、外形が円弧形状の凸部で構成され、
    前記第2連結部は、外形が前記第1連結部と略同一形状の凹部で構成され、
    前記凸部および前記凹部のいずれか一方の一部には、山形の係合突起が形成され、
    前記凸部および前記凹部のいずれか他方には、前記複数の分割コアが帯状のときに前記係合突起と係合する第1窪部と、前記複数の分割コアが環状のときに前記係合突起と係合する第2窪部とが形成されていることを特徴とするステータコア。
  2. 所定形状の鋼板を複数積層して形成されたヨーク構成部と巻線巻装部とを有する分割コアを複数連結し、前記巻線巻装部が内側に位置するように環状に連結可能とされたステータコアにおいて、
    前記ヨーク構成部に、隣接する他の分割コアとの連結に用いられる第1連結部および第2連結部が形成され、
    前記第1連結部は、外形が円弧形状の凸部で構成され、
    前記第2連結部は、外形が前記第1連結部と略同一形状の凹部で構成され、
    前記凸部および前記凹部のいずれか一方の一部には、山形の係合突起が形成され、
    前記凸部および前記凹部のいずれか他方には、前記複数の分割コアが帯状のときに前記係合突起が当接する第1壁部と、前記複数の分割コアが環状のときに前記係合突起が当接する第2壁部とを有する係合凹部が形成されていることを特徴とするステータコア。
  3. 前記第1連結部の中心部において、前記鋼板の第1面に凹部が形成されるとともに、前記鋼板の第2面に凸部が形成され、
    隣接する前記分割コアのうち、一方の前記分割コアにおける前記凹部と他方の前記分割コアにおける前記凸部とが嵌合して、前記隣接する分割コアが回動自在に連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載のステータコア。
  4. 前記第1連結部の外形が半円以上に広角の円弧形状の凸部で構成されて、隣接する前記分割コアが回動自在に連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載のステータコア。
  5. 前記ヨーク構成部に、前記複数の分割コアが帯状のときに隣接する分割コアのヨーク構成部と当接する帯状時当接部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のステータコア。
  6. 前記ヨーク構成部に、前記複数の分割コアが環状のときに隣接する分割コアのヨーク構成部と当接する環状時当接部が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のステータコア。
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