JP4636944B2 - 照準装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建築現場などで基準となる位置を示すために水平に張られた水糸の鉛直下方に位置出しをおこなう場合などに使用される照準装置に関するものである。
従来、建築現場などの工事現場において、墨出しや構造部材の設置位置を決める作業に使用されるレーザー放射器を備えたレーザー照準装置が知られている(特許文献1など参照)。
このレーザー照準装置は、床面上に水平に据え付けた後に、水平面に対して所望する角度に向けられたレーザー放射器からレーザーを放射させ、そのレーザーの光跡によって墨出しなどをおこなうものである。
また、図4に示すように、水糸Lの鉛直下方にアンカーボルト(図示せず)などを打ち込む場合は、水糸Lを真上から覗き込んで(視準線S1)、その水糸Lの真下にくる床面Fの位置にアンカーボルトを打ち込む。
特開平8−313257号公報
しかしながら、従来のレーザー照準装置は、高価である上に、水平に据え付ける作業をおこなった後でしか使用できないため、移動しながら位置出しをおこなうような場合には繰り返し据え付け作業をおこなわなければならず煩雑である。
また、照準装置を使用せずに目視だけで位置決めを行なった場合、図4の視準線S2のように水糸Lを斜めから見ていると前記アンカーボルトの打設位置が水糸Lの真下にならず誤差Dが生じることになる。
そこで、本発明は、簡単な構成で頻繁に移動する場合にも迅速に照準がおこなえる照準装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明は、高さ方向に間隔を置いた2点間の一方の点に照準を合わせ、他方の点が一方の点の鉛直下方にあるか否かを確認する照準装置であって、中空に形成されて長手方向の視界が確保された外筒管と、その内部に鉛直支持部を介して鉛直方向が照準方向となるように支持される照準器とを有する照準装置であることを特徴とする。
ここで、前記外筒管は、両端を透明板によって遮蔽して、内部に乾燥空気を封入することができる。
また、前記外筒管又は照準器の少なくとも一方の内部には光源部材を配備することもできる。
このように構成された本発明は、外筒管とその内部に鉛直支持部を介して鉛直方向が照準方向となるように支持される照準器とによって構成される。
このため、前記外筒管が傾いていても前記照準器は常に鉛直方向を向いているので、作業員が前記外筒管を手で持った状態で迅速に照準作業をおこなうことができる。
また、鉛直支持部に取り付けた照準器を外筒管の内部に組み込むことで構成できるので簡単に製作することができる。
さらに、前記外筒管の両端を透明板で塞ぐことで、埃などによって前記照準器が汚れることが防止できる上に、照準作業中の風の影響をなくすことができる。
また、前記外筒管の内部に光源部材を配備することで、暗い場所でも照準をおこなうことができるようになる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1乃至図3は、本実施の形態の照準装置1の構成を示した図である。
まず、構成から説明すると、このような本実施の形態の照準装置1は、中空に形成されて長手方向の視界が確保された外筒管2と、その内部に鉛直支持部4を介して支持される照準器3と、前記外筒管2の両端を遮蔽する透明板2a,2aとによって主に構成される。
この外筒管2は、図2に示すように円筒形に形成されており、その内部は貫通した構造となっている。
また、外筒管2の開放された両端は、ガラス板などの透明板2a,2aで遮蔽されており、外筒管2の長手方向の視界が確保されると共に外筒管2の内部に埃や風が侵入しないように構成されている。
さらに外筒管2の内部には、乾燥空気等が封入されており、外部気温が変化しても結露によって透明板2a,2aに曇りが生じることがないように構成されている。
そして、この外筒管2の内部には、鉛直支持部4を介して鉛直方向が照準方向となるように照準器3が取り付けられる。
この鉛直支持部4は、支持する部材を常に鉛直方向に向けて支持するジャイロ形の装置であって、外筒管2の内側面に取り付けられる一対の回動軸4a,4aと、その回動軸4a,4aによって支持される円環状の環状枠4bと、その環状枠4bの内側面に取り付けられて照準器3を支持する一対の回動軸4c,4cとによって構成されている。
この外筒管2に取り付けられる一対の回動軸4a,4aは、図3に示すように外筒管2の内側面に直交する線上に同軸となるように向かい合わせで配設されると共に、軸周りに回転自在となるように取り付けられている。
また、この環状枠4bは、この回動軸4a,4aに固定されて支持されており、この環状枠4bの内側面には回転軸4a,4aと直交する直径上にもう一方の回動軸4c,4cが一対取り付けられている。
この回動軸4c,4cも、同軸となるように向かい合わせで配設されると共に軸周りに回転自在となるように取り付けられている。
そして、この回動軸4c,4cには、環状枠4bの中心と照準器3の軸が重なると共に上端付近が支持されるようにして照準器3が取り付けられている。
このように構成された鉛直支持部4に照準器3を取り付けると、回動軸4a,4aの軸線を中心とする環状枠4bの回転と、回動軸4c,4cの軸線を中心とする照準器3の回転とによって2自由度で姿勢を変えることができるので、外筒管2の姿勢に関わらず照準器3の照準方向を常に鉛直方向に向けることができる。
この照準器3は、中空に形成された円筒形のケーシング部3aと、その開放された両端を塞ぐ視準用十字線面3b,3dとによって主に構成され、ケーシング部3aの内部には乾燥空気が封入されている。
この視準用十字線面3b,3dは、視準用の十字線がガラス板などに描かれて形成されるもので、十字線の交点を中心にした同心円3cを描いておくと照準作業がし易くなる。
この照準器3は、鉛直支持部4によって常に鉛直方向と長手方向(照準方向)が一致するように支持されるので、外筒管2の傾きによっては、照準器3の下端が外筒管2の内側面に衝突することになる。
このような衝突による照準器3の損傷又は狂いを防ぐために、照準器3の下端付近の外筒管3の内側面に図1,2に示すような環状の緩衝材2bを取り付ける。
また、照準器3がこの緩衝材2bに当接している状態では鉛直性は保持されないので、外筒管2の傾きを変える必要があるが、照準器3が鉛直であるか否かを作業者が認識し易くするために水平気泡管(図示せず)を照準器3に取り付けておくこともできる。
次に、本実施の形態の照準装置1の使用方法について説明すると共に、その作用について説明する。
まず、図1に示すように、外筒管2の内部に装備された照準器3の鉛直性が保持される角度で外筒管2を持ち、照準器3を通して照準を合わせる一方の点としての水糸6を照準器3の視界に入れる。
この際、照準装置1と水糸6の高さ方向の位置関係は特に限定されるものではないため、作業をし易い高さでおこなえばよい。
そして、照準器3の上端の視準用十字線面3bの十字線の交点と下端の視準用十字線面3dの十字線の交点とを結ぶ視準線5上に水糸6が重なるように照準装置1の位置を調整する。
このとき、再度、照準器3が外筒管2の内側面(緩衝材2b)に接触していないかを確認するのが好ましい。
この状態で視準線5と床面が交わる点が視準点5aであり、この視準点5aが水糸6の鉛直下方を示す床面上の位置となる。
そこで、この視準点5aと照準を合わせる他方の点としての照準対象点7が一致していれば、この照準対象点7は正確に水糸6の鉛直下方に設置されていることが確認でき、一致していなければ照準対象点7を一致する位置に移動させたり照準対象点7の周辺に正確な位置の印をつけたりする。
このように照準対象点7と正確な水糸6の鉛直下方の位置(視準点5a)との位置関係が明確になれば、アンカーボルト(図示せず)を正確な位置に打ち込んだり、打ち込まれたアンカーボルトに取り付けるアンカープレート(図示せず)を正確な位置に固定したりすることができる。
このように構成された本実施の形態の照準装置1は、作業者が外筒管2を手で持ってその内部に装備された照準器3を覗き込むことで、水糸6の鉛直下方にくる床面上の位置を知ることができる。
このため、煩雑な据え付け作業を必要とせず、簡単に照準をおこなうことができる。
また、水糸6に沿って移動を繰り返しながらアンカーボルトを打ち込むような場合にも、迅速に照準をおこない、位置の確認ができるので、照準作業全体の作業時間を短縮することができる。
さらに、照準作業中に風が吹いても、透明板2a,2aによって遮蔽された外筒管2の内部の照準器3がその影響で揺れることがないので、迅速かつ正確に照準作業をおこなうことができる。
また、透明板2a,2aによって埃などが外筒管2の内部に侵入するのを防ぐことができるので、埃の多い現場で使用しても外筒管2の内部に装備された照準器3を汚すことがない。
以下、前記した実施の形態の実施例について説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
前記実施の形態で説明した照準装置1の内部には、光源部材(図示せず)を配備することができる。
照準装置1は、直径に比べて長さの長い長尺部材である外筒管2と照準器3とを組み合わせて構成するため、内部が暗くなり易く、周囲の明るさによっては照準作業をおこない難い場合がある。
そこで、外筒管2の内部又は照準器3の内部に発光ダイオード(LED)などの光源部材を配備して、照準に必要となる明るさを確保する。
ここで、照準器3の内部に光源部材を配備すれば視準用十字線面3b,3dをはっきりと視認できるようになり、外筒管2の内部に光源部材を配備すれば照準器3が外筒管2の内側面に当接していないことを確認し易くなる。
このように、外筒管2又は照準器3の少なくとも一方の内部に光源部材を配備することで、暗い場所でも照準をおこなうことができるようになる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、円筒形の外筒管2を使用した形態について説明したが、これに限定されるものではなく、六角柱状などの多角柱状の筒管で外筒管2を形成してもよい。
また、前記実施の形態では、鉛直支持部4としてジャイロ形の構成を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば外筒管2の上端を塞ぐ透明板2aから照準器3を糸で吊下げるような構成であってもよい。
さらに、前記実施の形態では、照準器3として筒状のケーシング部3aの両端に視準用十字線面3b,3dを設けた形態について説明したが、これに限定されるものではなく、外筒管2の長手方向に間隔を置いて配設される視準用十字線面3b,3dを棒状部材で連結させたような開放型の照準器であってもよい。
本発明の最良の実施の形態の照準装置の使用方法を説明する説明図である。 本発明の最良の実施の形態の照準装置の構成を説明する斜視図である。 本発明の最良の実施の形態の照準装置の構成を説明する平面図である。 従来の水糸の鉛直下方の位置決め方法を説明する説明図である。
符号の説明
1 照準装置
2 外筒管
2a 透明板
3 照準器
4 鉛直支持部
6 水糸(一方の点)
7 照準対象点(他方の点)

Claims (3)

  1. 高さ方向に間隔を置いた2点間の一方の点に照準を合わせ、他方の点が一方の点の鉛直下方にあるか否かを確認する照準装置であって、
    中空に形成されて長手方向の視界が確保された外筒管と、その内部に鉛直支持部を介して鉛直方向が照準方向となるように支持される照準器とを有することを特徴とする照準装置。
  2. 前記外筒管は、両端が透明板によって遮蔽されていることを特徴とする請求項1に記載の照準装置。
  3. 前記外筒管又は照準器の少なくとも一方の内部に光源部材を配備したことを特徴とする請求項1又は2に記載の照準装置。
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