JP4636063B2 - 省電力制御方法、省電力制御用サーバ、および省電力制御システム - Google Patents
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Description
ただし、これらの機能は、省電力化には有効な技術ではあるものの、省電力化のための制御が固定的であり、ユーザの使用状況の時間変化に適応的に対応することができないという問題があった。また、パソコンに新規のソフトウェアをインストールする作業を行う際には、省電力制御のモード設定が無効になったり、ユーザに再度の設定を強いることになって、ユーザの負担が大きくなるという問題があった。
ただし、この方法は、標準パターンから外れるようなユーザの行動に対しては、ユーザの行動に合わせて対応することができないという問題があった。
そこで、本発明は前記のような問題点に鑑みて、利便性を加味して省電力制御を行う省電力制御方法、省電力制御用サーバ、および省電力制御システムを提供するものである。
また、前記機器の装備が変更されたとき、前記機器情報に格納されている当該機器に対応する前記復帰時間を更新することを特徴とする。
そして、前記省電力モードの開始時間に関連付けられた複数の省電力モードを有する前記機器が、所定の時間にわたる不使用状態を離席として検出する離席検出手段と、離席する予定時間がわかるスケジュール表を管理するスケジュール管理手段とを備え、前記離席検出手段が離席を検出した場合に、前記スケジュール管理手段が前記スケジュール表から離席する予定時間を読み出して、前記サーバに当該離席する予定時間を送信し、前記サーバが、前記機器から前記離席する予定時間を受信した場合、前記機器から受信した当該離席する予定時間を前記離席時間として、当該機器に対して、その離席時間に対応する前記省電力モードの制御を行うこと、を特徴とする。
本発明の第1実施形態に係る省電力制御システムの構成について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る省電力制御システムの構成を示す図である。
省電力制御システム1は、図1に示すように、ユーザによって使用されるIT機器100(例えば、PC100a〜100dなど)、省電力制御を行う管理サーバ200、およびIT機器100と管理サーバ200とを通信可能なように接続するネットワーク10を含む。
モニタオフモードは、モニタの電源をオフしたり、モニタの画面の輝度を落としたりする状態である。したがって、モニタオフモードにおいて、キーボードやマウスを操作すると、パソコンは、直ちにモニタオフ以前の状態に復帰する。
スタンバイモードは、CPU(Central Processing Unit )のメインメモリが通電状態にあって、モニタ、ハードディスクおよび周辺デバイスの電源がオフとなる状態である。したがって、メインメモリに記憶されている作業を、復帰後直ちに再開することが可能であるが、電源がオフされた周辺デバイスその他の復帰に時間がかかる。
休止モードは、CPUのメインメモリに記憶されていた情報が一旦ハードディスクに保存され、パソコンの電源を完全にオフする状態である。したがって、電源がオンにされると、作業を中断した時点に戻って作業を続けることができるが、パソコンの電源がオン状態になるのに時間がかかる。
このように、パソコンは、省電力モードに依存して、消費電力量が異なるとともに、復帰時間(モニタオフモード、スタンバイモードおよび休止モードそれぞれに対応してR1、R2およびR3)が異なる。
各省電力モードは、離席時間が長くなるにしたがって、順次切り替えられる。また、これらの省電力モード開始時間は、モニタオフモード、スタンバイモードおよび休止モードに対して、それぞれT1、T2およびT3で表され、パソコン毎に設定可能となっている。
なお、IT機器100は、同じ構内にあっても、あるいは、離れた地域の別のビルにあっても、管理サーバ200が接続されているネットワーク10に接続されていれば、制御可能である。そして、ネットワーク10は、イーサネット(登録商標)のような有線のLAN(Local Area Network)であっても、Wi−Fi(Wireless Fidelity )(登録商標)のような無線ネットワークであっても構わない。さらに、ネットワーク10は、IT機器100の設置されている場所が、地域的に離れている場合には、ルータなどを経由してWAN(Wide Area Network )によって構成されても構わない。
また、管理サーバ200は、図1では、1台しか記載されていないが、複数台であっても構わない。また、IT機器100の台数は、図1に示すように、4台だけではなく、もっと多くの台数であっても構わない。
PC100aは、処理部110と記憶部120を有する。処理部110は、演算処理を実行する図示しないCPU(Central Processing Unit )と、このCPUが演算処理に用いる主記憶装置である図示しないメインメモリとを備える。メインメモリは、RAM(Random Access Memory)等により実現される。そして、図示しないハードディスクなどの記憶部120に格納されたアプリケーションプログラムがRAMに展開され、CPUが、それを実行することにより種々の処理を具現化する。
そして、処理部110の機能は、リモート制御手段を含む。リモート制御手段は、管理サーバ200から指示された省電力モードに係る情報を受け付けて、PC100aの省電力モードを実行する機能である。
管理サーバ200は、処理部210と記憶部220を有する。処理部210は、演算処理を実行する図示しないCPUと、このCPUが演算処理に用いる主記憶装置である図示しないメインメモリとを備える。メインメモリは、RAM等により実現される。そして、ハードディスクなどの記憶部220に格納されたアプリケーションプログラムがRAMに展開され、CPUが、それを実行することにより種々の処理を具現化する。
処理部210は、省電力モード指示手段211、省電力制御方式生成手段212、機器クラス演算手段213、および利便性定義手段214を機能として含む。
省電力モード指示手段211は、省電力制御方式生成手段212によってIT機器100毎に作成された省電力モードに係る情報をIT機器100(PC100a・・)に対して出力する。符号300は、省電力モード指示手段211から出力される省電力モードに係る情報を表す。
省電力制御方式生成手段212は、ユーザの利便性を加味して、省電力モードに係る情報を作成する。
機器クラス演算手段213は、PC100a・・毎に、復帰時間(R1、R2、R3など)に対して異なる利便性を加味した省電力モード開始時間(図12(a)のT1、T2、T3など)を表(T値表226)として算出する。なお、この詳細については、後記する。
利便性定義手段214は、ユーザと、エリアや組織(グループ)と、時間帯(就業時間内、昼休み、残業時間帯、休業日など)と、パソコンの機種と、のいずれか一つまたはそれらの組み合わせ毎に異なる利便性を加味して、省電力モード開始時間をどのように計画するか(計画情報223)を定義する。なお、この詳細については、後記する。
就業規則情報221は、就業規則に従って、昼休み、就業時間帯、残業時間帯、出勤日、休業日などの勤務時間情報を格納している。
利用者情報222は、ユーザ毎(あるいは、グループ毎)に、ユーザ(グループ)を識別するユーザ(グループ)識別情報、ユーザ(グループ)が使用しているIT機器の機種識別記号、そのIPアドレスなどの情報を格納している。
計画情報223は、利便性定義手段214が、就業規則情報221と利用者情報222を用いて、どのような利便性で運用するかを計画した情報を格納している。利便性が高いとは、パソコンの復帰時間が短いことを表す。反対に、利便性が低いとは、パソコンの復帰時間が長いことを表す。この計画情報223は、例えば、利便性の高低を示す利便性指標の数値(レベル)を時間帯と、ユーザと、グループと、パソコンの機種と、のいずれか一つまたはそれらの組み合わせ毎に割り当てた情報である。計画情報223は、図3を参照して後記する。
利便性表または利便性関数225は、復帰時間(R1、R2、R3など)、離席時間、および利便性指標の数値(レベル)の関係を表または関数として格納している。すなわち、離席時間と復帰時間との関係は、離席時間が短い間に休止モードへと移行する場合や、離席時間が長くてもモニタオフモードであって、スタンバイモードや休止モードになかなか移行しない場合などが考えられる。離席時間と復帰時間との間の関係は、利便性指標によって数値化される。例えば、利便性を10段階の数値(1〜10)で表現する場合、離席時間が短い間に復帰時間が長い省電力モードへと移行する場合は、利便性指標の数値(レベル)が1近辺の数値となり、離席時間が長くても復帰時間が短い省電力モードのままである場合は、利便性指標の数値(レベル)が10近辺の数値で表される。すなわち、利便性表または利便性関数225は、利便性指標の数値を変数として、復帰時間と離席時間とを相互に関連付けた表または関数である。なお、利便性指標は、数値に限られず、識別可能な数字を含む記号などの識別情報によって表されても構わない。ただし、前記した数字を含む記号は、利便性指標の数値(1〜10)としての意味を含むものである必要がある。利便性表または利便性関数225は、図5を参照して後記する。
T値表226は、機器クラス演算手段213が、IT機器DB224と利便性表または利便性関数225を用いて、利便性指標の数値(レベル)を変数として、PC100a・・毎の省電力モード開始時間(T1、T2、T3など)を表として格納している。T値表226は、図6を参照して後記する。
まず、管理サーバ200の処理部210における利便性定義手段214は、就業規則情報221と利用者情報222を用いて、計画情報223を作成する。計画情報223は、前記したように、ユーザと、グループと、時間帯と、パソコンの機種と、のいずれか一つまたはそれらの組み合わせ毎にどのような利便性で運用するかを決定した情報である。すなわち、この計画情報223は、利便性の高低を示す利便性指標の数値(利便性指標の識別情報)を、ユーザと、グループと、時間帯と、パソコンの機種と、のいずれか一つまたはそれらの組み合わせ毎に割り当てた情報である。
図3に、計画情報223の一例を示す。計画情報223は、就業規則情報221と利用者情報222とが勘案されて、管理番号、IT機器の機種識別記号、ユーザ識別記号、組織(エリア)、IPアドレス、時間帯、および利便性指標の数値(レベル)を関連付けて格納する。
IT機器DB224は、前記したように、IT機器毎に省電力モードに対応する復帰時間(R1、R2、R3など)を格納している。すなわち、IT機器DB224は、パソコンの機種によって、あるいは、メモリなどのハードウェアを追加して変更した設定に応じて、パソコン毎に異なる復帰時間(R1、R2、R3など)を格納している。その一例を、図4に示す。復帰時間(R1、R2、R3など)のデータは、パソコンの設定が変更になったとき、あるいは、パソコンが追加・移転されるとき毎に更新されるものとする。その更新は、手入力であっても、ネットワークを介した自動更新であっても構わない。
図2に戻って、利便性表または利便性関数225は、前記したように、利便性指標の数値を変数として、復帰時間および離席時間を関連付けた表または関数である。その一例を、図5(a)または(b)に示す。すなわち、利便性指標の数値(レベル)が小さい場合(例えば、レベル2の場合)には、離席時間が短い間に、長い復帰時間となるように設定される。一方、利便性指標の数値(レベル)が大きい場合(例えば、レベル8の場合)には、離席時間が長くなっても、復帰時間が短いままとなるように設定される。
図2に戻って、T値表226は、IT機器DB224に格納されている復帰時間(R1、R2、R3など)を、利便性表または利便性関数225に記憶されている表または関数に適応して求められる。そして、T値表226は、利便性指標の数値(レベル)を変数として、省電力モード開始時間(T1、T2、T3など)が、PC100a・・毎、グループ毎またはパソコンの機種毎に設定されたものである。その一例を、図6に 示す。
まず、第1の理由として、利便性が高いということは、ユーザにとってパソコンを利用したいときにすぐに使用できることである。すなわち、省電力モードからパソコンが復帰するまでに経過する復帰時間の長短と関連すると考えられる。
第2の理由として、ユーザは、従来から使用されている省電力モードの特性、すなわち、短時間離席したユーザに対しては復帰時間を短く、長時間離席したユーザに対しては復帰時間を長くすることに対して慣らされている。すなわち、経験に則って、復帰時間の長短は離席時間の長短と関連すると考えられる。
第3の理由として、利便性指標の数値(レベル)の大小は、仕事の状況によって異なっても許容される。例えば、個人、グループ、時間帯(勤務時間、昼休みなど)などに依存すると考えられる。
第4の理由として、管理者やユーザにとって、利便性の高低を示す利便性指標を数字を含む記号等で表現することができれば、省電力モードの制御が容易になると考えられる。
なお、図5(a)、(b)に示すように、利便性指標の数値(レベル)が大きい場合には、離席時間の増加にともなって復帰時間の増加は小さく定められる。一方、利便性指標の数値(レベル)が小さい場合には、離席時間の増加にともなって復帰時間の増加は大きく決められる。なお、利便性指標の数値の大小については、逆に数値が小さいほど利便性が高く定められても構わない。
いま、利便性指標の数値(レベル)が定められた利便性関数が図8のように与えられているものとする。
そして、T値表226(図6参照)から取得される復帰時間(R1、R2、R3など)を、図8に示す利便性関数に適用することによって、省電力モード開始時間(T1、T2、T3など)を求めることが可能となる。
例えば、10時から12時、12時から13時、など)の情報を、省電力モード指示手段211に送信する。そして、省電力モード指示手段211が、IT機器のIPアドレスに該当するPC100a・・に向けて、省電力モード開始時間とそれを適用する時間帯の情報とを出力する。すなわち、省電力モード開始時間(T1、T2、T3など)と、その省電力モード開始時間を適用する時間帯の情報とは、符号300で表される経路によって、管理サーバ200からPC100aに送信される。
ここで、省電力モード開始時間(T1、T2、T3など)は、省電力モードとその開始時間とが関係付けられているものとする。具体的には、省電力モード開始時間のT1、T2、T3が、どの省電力モードの開始時間であるかを識別可能なように、送信データの並びが決められた形式によって、送信されればよい。
そして、PC100aは、省電力モード開始時間(T1、T2、T3)を受信したときに、モニターオフの設定時間はT1、スタンバイモードの設定時間はT2、休止モードの設定時間はT3を設定する。もしPC100aの省エネモードの設定時間が離散値であって、該当の設定が困難な場合は、T1以上T2未満がモニタオフモードに設定される時間、T2以上T3未満がスタンバイモードに設定される時間、T3以上が休止モードに設定される時間、と決定して、該当する省電力モードを設定する。
次に、利便性指標の数値(レベル)を、マウスなどの入力装置によって容易に設定可能な管理サーバについて、本発明の第2実施形態として、図9を用いて説明する。図9は、本発明の第2実施形態に係る管理サーバの機能を示す図である。なお、図2と同じ機能については同じ符号を付し、説明を省略する。
入力部230は、例えば、マウスである。表示部240は、ディスプレイなどの表示装置である。
図10には、ユーザ名(ユーザ識別情報)と時間帯と、利便性指標の数値(レベル)とが表示部240に表示されている状態を示す。この表示は、利便性定義手段214aによって生成されるものとする。
利便性指標の数値(レベル)は、スライドバーによって表示され、黒い部分が設定されているレベルを示している。そして、この黒い部分を、マウス(入力部230)を用いてドラッグ操作することによって、表示されているユーザ名のパソコンの利便性を簡単に設定することが可能となる。例えば、「就業時間内」のレベルは「8」で あり、「昼休み」のレベルは「4」である。すなわち、入力部230が、このドラッグ操作をした座標を読み取って、利便性定義手段214aが、その座標を利便性指標の数値に変換し、計画情報223が書き換えられる。そして、省電力制御方式生成手段212が、書き換えられた計画情報223とT値表226を用いて、省電力モード開始時間とそれを適用する時間帯の情報を変更する。そして、その情報が、PC100aに送信される。
次に、パソコンにスケジュール管理ソフトが起動されていて、予め離席している時間が分かるときのパソコンと管理サーバの機能と処理の流れについて、図11を用いて説明する。図11は、変形例に係る予め離席する予定時間が分かる手段を備えたパソコンと管理サーバの機能と処理の流れを示す図である。なお、図2と同じ機能には、同じ符号を付し、説明を省略する。
一方、管理サーバ200bの省電力制御方式生成手段212bは、PC100bから離席する予定時間を取得する。そして、取得した離席する予定時間に対応する省電力モード(モニタオフモード、スタンバイモードまたは休止モード)を決定し、その結果を省電力モード指示手段211がPC100bへ出力する。
そして、このことによって、実際の離席時間の経過よりも早めに、復帰時間のより大きな省電力モードに移行させることが可能となる。
なお、スケジュール管理手段はPC100bにあるが、スケジュール情報がサーバに格納されている場合は、スケジュール管理手段が管理サーバ200bにあっても構わない。
図12(a)では、休止モードに至るまでに、電力の消費がある程度存在する。一方、図12(b)では、いきなり復帰時間は長いが消費電力の小さい休止モードに設定可能となるため、省電力の効果が大きい。
10 ネットワーク
100,100a,100b PC(パソコン)(IT機器)
110,110b (PCの)処理部
120 (PCの)記憶部
200,200a,200b 管理サーバ
210,210b (管理サーバの)処理部
211 省電力モード指示手段
212,212b 省電力制御方式生成手段
213 機器クラス演算手段
214,214a 利便性定義手段
220 (管理サーバの)記憶部
221 就業規則
222 利用者情報
223 計画情報
224 IT機器DB
225 利便性関数
226 T値表
230 入力部
240 表示部
Claims (9)
- 機器における消費電力量を減少させて待機する省電力モードを開始するまでの開始時間を、不使用状態の継続時間である離席時間の長さと関連付けて制御するサーバにおいて用いられる省電力制御方法であって、
前記サーバは、
前記機器の種別、前記機器を使用するユーザ、および前記省電力モードから復帰するのに要する復帰時間の長さに対して前記離席時間の長さを前記ユーザの利便性の高低に応じて異ならせた複数の特性を識別する利便性レベル情報、を関連付けた計画情報と、前記機器の種別ごとに前記復帰時間を格納している機器情報と、前記利便性レベル情報と前記特性とを関連付けた利便性表または利便性関数と、を予め記憶している記憶部を備え、
前記ユーザに対して、前記利便性レベル情報を決定して前記計画情報に記憶する利便性決定ステップと、
前記計画情報から、当該ユーザが使用する前記機器の種別と、当該ユーザに対して決定された前記利便性レベル情報と、を取得する計画情報取得ステップと、
前記機器情報から、前記取得した機器の種別に関連付けられた前記復帰時間を取得するステップと、
前記利便性表または前記利便性関数と当該取得した利便性レベル情報と当該取得した復帰時間とを用いて前記離席時間を算出し、当該ユーザの使用する機器に対して、当該算出した離席時間を前記省電力モードの開始時間として制御するステップと、
を実行することを特徴とする省電力制御方法。 - 機器における消費電力量を減少させて待機する省電力モードを開始するまでの開始時間を、不使用状態の継続時間である離席時間の長さと関連付けて制御するサーバにおいて用いられる省電力制御方法であって、
前記サーバは、
前記機器の種別、前記機器を使用するユーザの属する組織、および前記省電力モードから復帰するのに要する復帰時間の長さに対して前記離席時間の長さを前記ユーザの利便性の高低に応じて異ならせた複数の特性を識別する利便性レベル情報、を関連付けた計画情報と、前記機器の種別ごとに前記復帰時間を格納している機器情報と、前記利便性レベル情報と前記特性とを関連付けた利便性表または利便性関数と、を予め記憶している記憶部を備え、
前記ユーザの属する組織に対して、前記利便性レベル情報を決定して前記計画情報に記憶する利便性決定ステップと、
前記計画情報から、当該組織に属するユーザが使用する前記機器の種別と、当該ユーザの属する組織に対して決定された前記利便性レベル情報と、を取得する計画情報取得ステップと、
前記機器情報から、前記取得した機器の種別に関連付けられた前記復帰時間を取得するステップと、
前記利便性表または前記利便性関数と当該取得した利便性レベル情報と当該取得した復帰時間とを用いて前記離席時間を算出し、当該組織に属するユーザの使用する機器に対して、当該算出した離席時間を前記省電力モードの開始時間として制御するステップと、
を実行することを特徴とする省電力制御方法。 - 前記機器の装備が変更されたとき、前記機器情報に格納されている当該機器に対応する前記復帰時間を更新する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の省電力制御方法。 - 前記特性は複数の記号によって識別されること、
を特徴とする請求項1に記載の省電力制御方法。 - 前記機器は、
所定の時間にわたる不使用状態を離席として検出する離席検出手段と、離席する予定時間がわかるスケジュール表を管理するスケジュール管理手段とを備え、
前記離席検出手段が離席を検出した場合に、前記スケジュール管理手段が前記スケジュール表から離席する予定時間を読み出して、前記サーバに前記離席する予定時間を送信し、
前記サーバは、
前記機器から前記離席する予定時間を受信した場合、
前記機器から受信した当該離席する予定時間を前記離席時間として、当該機器に対して、その離席時間に対応する前記省電力モードの制御を行うこと、
を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の省電力制御方法。 - 消費電力量を減少させて待機する省電力モードを有し前記省電力モードから復帰するのに要する復帰時間が予め決められている機器とネットワークを介して接続され、前記機器における前記省電力モードを開始するまでの開始時間を、不使用状態の継続時間である離席時間の長さと関連付けて制御する省電力制御用サーバであって、
前記機器の種別、前記機器を使用するユーザ、および前記省電力モードから復帰するのに要する復帰時間の長さに対して前記離席時間の長さを前記ユーザの利便性の高低に応じて異ならせた複数の特性を識別する利便性レベル情報、を関連付けた計画情報と、前記機器の種別ごとに前記復帰時間を格納している機器情報と、前記利便性レベル情報と前記特性とを関連付けた利便性表または利便性関数と、を予め記憶している記憶部と、
前記ユーザに対して、前記利便性レベル情報を決定して前記計画情報に記憶する利便性決定手段と、
前記計画情報から、当該ユーザが使用する前記機器の種別と、当該ユーザに対して決定された前記利便性レベル情報と、を取得する計画情報取得手段と、
前記機器情報から、前記取得した機器の種別に関連付けられた前記復帰時間を取得する手段と、
前記利便性表または前記利便性関数と当該取得した利便性レベル情報と当該取得した復帰時間とを用いて前記離席時間を算出し、当該ユーザの使用する機器に対して、当該算出した離席時間を前記省電力モードの開始時間として制御する手段と、
を備えることを特徴とする省電力制御用サーバ。 - 前記特性は複数の記号によって識別されること、
を特徴とする請求項6に記載の省電力制御用サーバ。 - 前記省電力制御用サーバは、さらに、表示部、入力部を備え、
前記複数の記号は、前記表示部にスライドバーによって表示され、前記入力部から指示されるドラッグ操作によって識別されること、
を特徴とする請求項7に記載の省電力制御用サーバ。 - 消費電力量を減少させて待機する省電力モードを有し前記省電力モードから復帰するのに要する復帰時間が予め決められている機器と、前記機器における前記省電力モードを開始するまでの開始時間を、不使用状態の継続時間である離席時間の長さと関連付けて制御する省電力制御用サーバとがネットワークを介して通信可能に接続される省電力制御システムであって、
前記管理サーバは、
前記機器の種別、前記機器を使用するユーザ、および前記省電力モードから復帰するのに要する復帰時間の長さに対して前記離席時間の長さを前記ユーザの利便性の高低に応じて異ならせた複数の特性を識別する利便性レベル情報、を関連付けた計画情報と、前記機器の種別ごとに前記復帰時間を格納している機器情報と、前記利便性レベル情報と前記特性とを関連付けた利便性表または利便性関数と、を予め記憶している記憶部と、
前記ユーザに対して、前記利便性レベル情報を決定して前記計画情報に記憶する利便性決定手段と、
前記計画情報から、当該ユーザが使用する前記機器の種別と、当該ユーザに対して決定された前記利便性レベル情報と、を取得する計画情報取得手段と、
前記機器情報から、前記取得した機器の種別に関連付けられた前記復帰時間を取得する手段と、
前記利便性表または前記利便性関数と当該取得した利便性レベル情報と当該取得した復帰時間とを用いて前記離席時間を算出し、当該ユーザの使用する機器に対して、当該算出した離席時間を前記省電力モードの開始時間として送信する手段と、
を備え、
前記機器は、
所定の時間にわたる不使用状態を離席として検出する離席検出手段と、離席する予定時間がわかるスケジュール表を管理するスケジュール管理手段とを備え、
前記機器が、前記離席検出手段が離席を検出した場合に、前記スケジュール管理手段が前記スケジュール表から離席する予定時間を読み出して、前記サーバに当該離席する予定時間を送信し、
前記サーバは、
前記機器から前記離席する予定時間を受信した場合、
前記機器から受信した当該離席する予定時間を前記離席時間として、当該機器に対して、その離席時間に対応する前記省電力モードの制御を行うこと、
を特徴とする省電力制御システム。
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