JP6918995B2 - 情報処理装置、及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、及び制御方法に関する。
ノートブック型パーソナルコンピュータ(以下、ノートPC:Personal Computer)などの情報処理装置は、一層の消費電力の節減が期待されている。一般に、情報処理装置では、消費電力を低減するために、動作状況に応じて、通常の稼働状態(S0状態)から、スリープモード(S3状態)やモダンスタンバイモード(S0ix状態)などシステムの一部を停止させた低消費電力状態に移行させることを行っている。
また、一方で、情報処理装置において、設定したシステムのカレンダ時刻でウェイクイベントを出力し、ウェイクイベントにより、システムを起動させる技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2011−248788号公報
しかしながら、従来の情報処理装置では、ユーザの使用状況に応じて、適切に低消費電力状態に移行させることは困難であり、消費電力を適切に低減することが望まれている。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、ユーザの使用状況に応じて、消費電力を適切に低減することができる情報処理装置、及び制御方法を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、所定の時間間隔で自装置が有するシステムの使用状況を収集し、時刻情報と前記システムの使用状況とを対応付けた使用状況情報を集計する使用状況収集部と、前記使用状況収集部が集計した前記使用状況情報に基づいて、前記システムの稼働時刻情報を生成する稼働時刻生成部と、前記システムを稼働している通常稼働状態から少なくとも表示部を含む前記システムの一部を停止して低消費電力状態にした待機モードにおいて、前記稼働時刻生成部が生成した前記稼働時刻情報に基づいて、第1の低消費電力状態と、前記第1の低消費電力状態より消費電力が低く前記通常稼働状態への復帰時間が長い第2の低消費電力状態とを相互に切り替えて変更するモード制御部と、時刻を計時する計時部とを備え、前記稼働時刻情報には、前記第1の低消費電力状態から前記第2の低消費電力状態に変更する第1の変更時刻と、前記第2の低消費電力状態から前記第1の低消費電力状態に変更する第2の変更時刻とが含まれ、前記モード制御部は、前記計時部が計時した時刻が、前記第1の変更時刻になった場合に、前記第1の低消費電力状態から前記第2の低消費電力状態に変更し、前記時刻が、前記第2の変更時刻になった場合に、前記第2の低消費電力状態から前記第1の低消費電力状態に変更し、前記稼働時刻生成部は、前記使用状況情報の所定の時間間隔ごとに、前記システムが定常的に使用されている期間であるか否かを分類し、隣接する前記使用されている期間を結合して、稼働終了時刻を前記第1の変更時刻とするとともに、稼働開始時刻を前記第2の変更時刻として、前記稼働時刻情報を生成する情報処理装置である。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記稼働時刻生成部は、所定のマージン期間を含めて、前記稼働終了時刻及び前記稼働開始時刻を生成するようにしてもよい。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記稼働時刻生成部は、複数の前記使用されている期間の間に、前記システムが定常的に使用されていない期間がある場合に、前記第1の低消費電力状態と第2の低消費電力状態とを相互に変更する処理に必要な消費電力の合計が、前記使用されていない期間に前記第1の低消費電力状態から前記第2の低消費電力状態に変更した際に低減される消費電力の合計より大きい場合に、前記使用されていない期間を前記使用されている期間に置き換えて前記稼働時刻情報を生成するようにしてもよい。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記システムのメイン処理を実行するメイン制御部と、前記待機モードにおいて動作可能であって、前記メイン制御部とは異なるサブ制御部とを備え、前記サブ制御部は、前記計時部を備えるようにしてもよい。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記使用状況収集部は、曜日ごとに、前記所定の時間間隔で、前記使用状況情報を集計し、前記稼働時刻生成部は、前記曜日ごとに前記稼働時刻情報を生成するようにしてもよい。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記稼働時刻情報又は前記使用状況情報を前記表示部に表示させるともに、入力部によって受け付けられた操作に応じて、前記稼働時刻情報又は前記使用状況情報を編集する編集処理部を備えるようにしてもよい。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記第1の低消費電力状態が、前記待機モードにおいて、迅速に前記通常稼働状態に復帰可能なモダンスタンバイモードであり、前記第2の低消費電力状態が、ハイバネーションモードであってもよい。
また、本発明の一態様は、所定の時間間隔で自装置が有するシステムの使用状況を収集し、時刻情報と前記システムの使用状況とを対応付けた使用状況情報を集計する使用状況収集部と、前記使用状況収集部が集計した前記使用状況情報に基づいて、前記システムの稼働時刻情報を生成する稼働時刻生成部と、前記システムを稼働している通常稼働状態から少なくとも表示部を含む前記システムの一部を停止して低消費電力状態にした待機モードにおいて、前記稼働時刻生成部が生成した前記稼働時刻情報に基づいて、第1の低消費電力状態と、前記第1の低消費電力状態より消費電力が低く前記通常稼働状態への復帰時間が長い第2の低消費電力状態とを相互に切り替えて変更するモード制御部と、時刻を計時する計時部と、前記システムのメイン処理を実行するメイン制御部と、前記待機モードにおいて動作可能であって、前記メイン制御部とは異なるサブ制御部とを備え、前記稼働時刻情報には、前記第1の低消費電力状態から前記第2の低消費電力状態に変更する第1の変更時刻と、前記第2の低消費電力状態から前記第1の低消費電力状態に変更する第2の変更時刻とが含まれ、前記モード制御部は、前記計時部が計時した時刻が、前記第1の変更時刻になった場合に、前記第1の低消費電力状態から前記第2の低消費電力状態に変更し、前記時刻が、前記第2の変更時刻になった場合に、前記第2の低消費電力状態から前記第1の低消費電力状態に変更し、前記サブ制御部は、前記計時部を備える情報処理装置である。
また、本発明の一態様は、所定の時間間隔で自装置が有するシステムの使用状況を収集し、時刻情報と前記システムの使用状況とを対応付けた使用状況情報を集計する使用状況収集部と、前記使用状況収集部が集計した前記使用状況情報に基づいて、前記システムの稼働時刻情報を生成する稼働時刻生成部と、前記システムを稼働している通常稼働状態から少なくとも表示部を含む前記システムの一部を停止して低消費電力状態にした待機モードにおいて、前記稼働時刻生成部が生成した前記稼働時刻情報に基づいて、第1の低消費電力状態と、前記第1の低消費電力状態より消費電力が低く前記通常稼働状態への復帰時間が長い第2の低消費電力状態とを相互に切り替えて変更するモード制御部とを備え、前記使用状況収集部は、曜日ごとに、前記所定の時間間隔で、前記使用状況情報を集計し、前記稼働時刻生成部は、前記曜日ごとに前記稼働時刻情報を生成する情報処理装置である。
また、本発明の一態様は、使用状況収集部が、所定の時間間隔で自装置が有するシステムの使用状況を収集し、時刻情報と前記システムの使用状況とを対応付けた使用状況情報を集計する使用状況収集ステップと、稼働時刻生成部が、前記使用状況収集ステップによって集計された前記使用状況情報に基づいて、前記システムの稼働時刻情報を生成する稼働時刻生成ステップと、モード制御部が、前記システムを稼働している通常稼働状態から少なくとも表示部を含む前記システムの一部を停止して低消費電力状態にした待機モードにおいて、前記稼働時刻生成ステップによって、生成された前記稼働時刻情報に基づいて、第1の低消費電力状態と、前記第1の低消費電力状態より消費電力が低く前記通常稼働状態への復帰時間が長い第2の低消費電力状態とを相互に切り替えて変更するモード制御ステップとを含み、前記稼働時刻情報には、前記第1の低消費電力状態から前記第2の低消費電力状態に変更する第1の変更時刻と、前記第2の低消費電力状態から前記第1の低消費電力状態に変更する第2の変更時刻とが含まれ、前記モード制御ステップにおいて、前記モード制御部が、計時部が計時した時刻が、前記第1の変更時刻になった場合に、前記第1の低消費電力状態から前記第2の低消費電力状態に変更し、前記時刻が、前記第2の変更時刻になった場合に、前記第2の低消費電力状態から前記第1の低消費電力状態に変更し、前記稼働時刻生成ステップにおいて、前記稼働時刻生成部が、前記使用状況情報の所定の時間間隔ごとに、前記システムが定常的に使用されている期間であるか否かを分類し、隣接する前記使用されている期間を結合して、稼働終了時刻を前記第1の変更時刻とするとともに、稼働開始時刻を前記第2の変更時刻として、前記稼働時刻情報を生成する制御方法である。
本発明の上記態様によれば、ユーザの使用状況に応じて、消費電力を適切に低減することができる。
本実施形態によるノートPCの主要なハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態によるノートPCの機能構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態における使用状況情報の一例を示す図である。 本実施形態における使用状況情報の表示例を示す図である。 本実施形態における稼働時刻情報の表示例を示す図である。 本実施形態によるノートPCの使用状況の収集処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態によるノートPCの稼働時刻情報の生成処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態によるノートPCの待機モードの制御処理の一例を示すフローチャートである。 従来の待機モードの制御例を示す図である。 本実施形態によるノートPCの待機モードの制御例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態による情報処理装置、及び制御方法について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態によるノートPC1の主要なハードウェア構成の一例を示す図である。
図1に示すように、ノートPC1は、CPU11と、メインメモリ12と、ビデオサブシステム13と、表示部14と、チップセット21と、BIOSメモリ22と、HDD23と、オーディオシステム24と、WLANカード25と、USBコネクタ26と、撮像部27と、エンベデッドコントローラ31と、入力部32と、電源回路33と、バッテリ34と、AC/DCアダプタ35とを備える。
なお、本実施形態において、CPU11と、チップセット21とは、メイン制御部10に対応する。
CPU(Central Processing Unit)11は、プログラム制御により種々の演算処理を実行し、ノートPC1全体を制御している。
メインメモリ12は、CPU11の実行プログラムの読み込み領域として、又は、実行プログラムの処理データを書き込む作業領域として利用される書き込み可能メモリである。メインメモリ12は、例えば、複数個のDRAM(Dynamic Random Access Memory)チップで構成される。この実行プログラムには、OS(Operating System)、周辺機器類をハードウェア操作するための各種ドライバ、各種サービス/ユーティリティ、アプリケーションプログラム等が含まれる。
ビデオサブシステム13は、画像表示に関連する機能を実現するためのサブシステムであり、ビデオコントローラを含んでいる。このビデオコントローラは、CPU11からの描画命令を処理し、処理した描画情報をビデオメモリに書き込むとともに、ビデオメモリからこの描画情報を読み出して、表示部14に描画データ(表示データ)として出力する。
表示部14は、例えば、液晶ディスプレイであり、ビデオサブシステム13から出力された描画データ(表示データ)に基づく表示画面を表示する。
チップセット21は、USB(Universal Serial Bus)、シリアルATA(AT Attachment)、SPI(Serial Peripheral Interface)バス、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス、PCI−Expressバス、及びLPC(Low Pin Count)バスなどのコントローラを備えており複数のデバイスが接続される。図2では、デバイスの例示として、BIOSメモリ22と、HDD23と、オーディオシステム24と、WLANカード25と、USBコネクタ26と、撮像部27とが、チップセット21に接続されている。
BIOS(Basic Input Output System)メモリ22は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュROMなどの電気的に書き換え可能な不揮発性メモリで構成される。BIOSメモリ22は、BIOS、及びエンベデッドコントローラ31などを制御するためのシステムファームウェアなどを記憶する。
HDD(Hard Disk Drive)23(不揮発性記憶装置の一例)は、OS、各種ドライバ、各種サービス/ユーティリティ、アプリケーションプログラム、及び各種データを記憶する。
オーディオシステム24は、音データの記録、再生、出力を行う。
WLAN(Wireless Local Area Network)カード25は、ワイヤレス(無線)LANにより、ネットワークに接続して、データ通信を行う。WLANカード25は、例えば、ネットワークからのデータを受信した際に、データを受信したことを示すイベントトリガを発生する。
USBコネクタ26は、USBを利用した周辺機器類を接続するためのコネクタである。
撮像部27は、例えば、図1に示すように、表示部14の上部に配置されているWebカメラであり、画像を撮像する。撮像部27は、USBインターフェースによりチップセット21と接続されている。
エンベデッドコントローラ31(サブ制御部の一例)は、ノートPC1のシステム状態に関わらず、各種デバイス(周辺装置やセンサ等)を監視し制御するワンチップマイコン(One-Chip Microcomputer)である。また、エンベデッドコントローラ31は、電源回路33を制御する電源管理機能を有している。なお、エンベデッドコントローラ31は、不図示のCPU、ROM、RAMなどで構成されるとともに、複数チャネルのA/D入力端子、D/A出力端子、タイマ、及びデジタル入出力端子を備えている。エンベデッドコントローラ31には、それらの入出力端子を介して、例えば、入力部32、及び電源回路33などが接続されており、エンベデッドコントローラ31は、これらの動作を制御する。
エンベデッドコントローラ31は、ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)仕様に規定されたシステム状態(例えば、S0状態〜S5状態)に応じて、電源回路33を制御する。ここで、S0状態は、最もアクティブな状態であり、通常の稼働状態(通常稼働状態)である。また、S5状態は、ソフトウェアにより電源をオフしたシャットダウン状態(電源断状態)である。
なお、本実施形態のCPU11は、迅速にS0状態に復帰可能な低消費電力状態であるS0ix状態に対応しており、エンベデッドコントローラ31は、このS0ix状態を利用した待機モード(例えば、モダンスタンバイモード)に対応した電源回路33の制御を実行する。ここで、S0ix状態は、ACPI仕様に規定されているS0状態の拡張状態であって、S0状態よりも消費電力を低減したS0ix状態である。
本実施形態において、待機モードは、少なくとも表示部14を含むノートPC1のシステムの一部機能を停止した状態であり、例えば、S0ix状態、S1状態〜S4状態などが対応する。
入力部32は、例えば、キーボードなどの、ポインティング・デバイス、タッチパッドなどの入力デバイスである。
電源回路33は、例えば、DC/DCコンバータ、充放電ユニット、電池ユニット、AC/DCアダプタなどを含んでおり、AC/DCアダプタ、又は電池ユニットから供給される直流電圧を、ノートPC1を動作させるために必要な複数の電圧に変換する。また、電源回路33は、エンベデッドコントローラ31からの制御に基づいて、ノートPC1の各部に電力を供給する。
次に、図2を参照して、本実施形態によるノートPC1の機能構成について説明する。
図2は、本実施形態によるノートPC1の機能構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、ノートPC1は、メイン制御部10と、エンベデッドコントローラ31と、記憶部40とを備える。なお、図2において、本実施形態の発明に関する主要な機能構成のみを記載している。
エンベデッドコントローラ31は、電源制御部311と、計時部312と、イベント処理部313とを備える。
電源制御部311は、システム状態(例えば、S0状態〜S5状態)に応じた電源回路の制御を行う。電源制御部311は、メイン制御部10からの要求に応じて、電源回路33が生成する各種電源の供給及び停止を制御する。
計時部312は、例えば、RTC(Real Time Clock)であり、時刻を計時する。なお、エンベデッドコントローラ31(計時部312)には、待機モードにおいても電源供給が行われており、時刻の計時可能である。ここで、待機モードとは、少なくとも表示部14を含むシステムの一部を停止して低消費電力状態にした状態であり、例えば、モダンスタンバイモード(S0ix状態)、スリープモード(S3状態)、及びハイバネーションモード(S4状態)などが相当する。
イベント処理部313は、エンベデッドコントローラ31に接続されている各種センサや入力部32などによる各種イベントを処理する。イベント処理部313は、各種センサや入力部32などに基づくイベントをメイン制御部10に出力する。また、イベント処理部313は、例えば、計時部312が計時した時刻が、予め設定した時刻に達した場合に、イベントを発生させ、当該イベントをメイン制御部10に出力する。
記憶部40は、例えば、HDD23又はBIOSメモリ22などにより実現される不揮発性の記憶部である。記憶部40は、例えば、使用状況情報記憶部41と、稼働時刻情報記憶部42とを備える。
使用状況情報記憶部41は、所定の時間間隔(例えば、15分ごとなど)で収集したノートPC1(自装置)が有するシステムの使用状況のデータを記憶するとともに、当該データを基に集計した使用状況情報を記憶する。使用状況情報は、時刻情報とシステムの使用状況とを対応付けて、各曜日の4週間分を集計した情報である。ここで、図3及び図4を参照して、使用状況情報の詳細について説明する。
図3は、本実施形態における使用状況情報の一例を示す図である。
図3に示すように、使用状況情報は、各曜日の15分ごとに収集されたノートPC1の使用状況を集計した情報であり、曜日と、開始時刻と、終了時刻と、使用レベルとが対応付けられている。ここで、使用レベルは、未使用の確からしさを示し、“100”(未使用)、“75”、“50”、“25”、及び“0”(100%使用)の5段階のレベルに集計されている。また、開始時刻及び終了時刻は、対応する使用レベルの開始時刻及び終了時刻を示している。
例えば、曜日が“Sun”(日曜日)の開始時刻“0:00:00”から終了時刻“21:44:59”の期間は、使用レベルが“100”であり、集計結果が“未使用”であることを示している。
また、曜日が“Sun”(日曜日)の開始時刻“21:45:00”から終了時刻“22:29:59”の15分間の期間は、使用レベルが“75”であり、例えば、4回に1回の確率で使用されていることを示している。
また、図4は、本実施形態における使用状況情報の表示例を示す図である。
図4では、図3に示すような使用状況情報を視覚化したものであり、黒色部分が使用レベル“0”(100%使用)を示し、白色部分が使用レベル“100”(未使用)を示している。また、図4に示す使用状況情報の表示例では、縦軸が曜日を示し、横軸が時刻を示している。図4に示すように、使用状況情報は、曜日ごとに、15分単位(15分間隔)で、集計されている。
図2の説明に戻り、稼働時刻情報記憶部42は、使用状況情報に基づいて生成されたシステムの稼働時刻情報を記憶する。ここで、稼働時刻情報は、上述したような使用状況情報に基づいて生成された、システムが稼働されると推定される時間帯を示す情報である。また、本実施形態では、このシステムが稼働されると推定される時間帯のことを、アクティブ時間と呼び、当該時間帯には、システムの稼働が開始されると推定される稼働開始時刻(第2の変更時刻)と、システムの稼働が終了されると推定される稼働終了時刻(第1の変更時刻)とが含まれる。
ここで、図5を参照して、稼働時刻情報のデータ例について説明する。
図5は、本実施形態における稼働時刻情報の表示例を示す図である。
図5に示す稼働時刻情報の表示例では、縦軸が曜日を示し、横軸が時刻を示している。図5に示す例では、例えば、月曜日のアクティブ時間は、8時15分(8:15:00)から23時30分(23:30:00)までであり、この場合に、稼働開始時刻が8時15分であり、稼働終了時刻が23時30分に対応する。
再び、図2の説明に戻り、メイン制御部10は、使用状況収集部101と、稼働時刻生成部102と、モード制御部103と、編集処理部104とを備える。
使用状況収集部101は、所定の時間間隔でシステムの使用状況を収集し、時刻情報とシステムの使用状況とを対応付けた使用状況情報を集計する。使用状況収集部101は、例えば、15分間隔で、曜日ごとに、システムの使用状況を収集し、上述した図3及び図4に示すような使用状況情報を集計する。また、使用状況収集部101は、収集した使用状況、及び集計した使用状況情報を、使用状況情報記憶部41に記憶させる。
なお、使用状況収集部101は、例えば、Windows10(Windowsは登録商標)などのOSによる使用状況の収集機能により実現されてもよい。
稼働時刻生成部102は、使用状況収集部101が集計した使用状況情報に基づいて、システムの稼働時刻情報を生成する。稼働時刻生成部102は、例えば、使用状況情報記憶部41が記憶する使用状況情報に基づいて、図5に示す稼働開始時刻及び稼働終了時刻を含むアクティブ時間のような稼働時刻情報を生成する。ここで、稼働終了時刻は、待機モードにおいて、モダンスタンバイモード(第1の低消費電力状態の一例)からハイバネーションモード(第2の低消費電力状態の一例)に変更するための第1の変更時刻に対応し、稼働開始時刻は、待機モードにおいて、ハイバネーションモードからモダンスタンバイモードに変更するための第2の変更時刻に対応する。
具体的に、稼働時刻生成部102は、以下の手順により、図5に示すような稼働時刻情報を生成する。
まず、稼働時刻生成部102は、使用状況情報の所定の時間間隔ごとに、システムが定常的に使用されている期間であるか否かを分類し、隣接する使用されている期間を結合して、稼働終了時刻を第1の変更時刻とするとともに、稼働開始時刻を第2の変更時刻として、稼働時刻情報を生成する。稼働時刻生成部102は、15分ごとの使用状況情報を、(a)使用頻度が高い期間(使用レベルが60以下)、(b)使用頻度が低い期間(使用レベルが60より大きく、100未満)、(c)未使用の期間(使用レベルが100)の3段階に分類する。
稼働時刻生成部102は、(a)使用頻度が高い期間を、アクティブ時間の候補とする。
次に、稼働時刻生成部102は、(a)によるアクティブ時間の候補に、隣接する(b)使用頻度が低い期間を繋げて、新たなアクティブ時間の候補とする。
次に、稼働時刻生成部102は、アクティブ時間の候補の前後に、所定のマージン期間(例えば、前45分、後ろ15分)を加えて新たなアクティブ時間の候補とする。すなわち、稼働時刻生成部102は、所定のマージン期間を含めて、稼働終了時刻及び稼働開始時刻を生成する。なお、稼働時刻生成部102は、所定のマージン期間を加える際に、(b)使用頻度が低い期間が現れた際には、当該(b)使用頻度が低い期間をさらにアクティブ時間の候補に加えて、アクティブ時間の候補を広げる。このように、稼働時刻生成部102は、所定のマージン期間が“0”になるまで繰り返す。
次に、稼働時刻生成部102は、アクティブ時間の候補同士が、所定の間隔以下で隣接する場合に、当該隣接するアクティブ時間の候補を結合して、最終的なアクティブ時間とする。ここで、所定の間隔は、モダンスタンバイモードとハイバネーションモードとを相互に変更する処理に必要な消費電力の合計が、当該間隔において、モダンスタンバイモードからハイバネーションモードに変更した際に低減される消費電力の合計より大きくなる間隔である。
すなわち、稼働時刻生成部102は、複数の使用されている期間(アクティブ時間の候補)の間に、システムが定常的に使用されていない期間((c)未使用の期間)がある場合に、モダンスタンバイモードとハイバネーションモードとを相互に変更する処理に必要な消費電力の合計が、当該(c)未使用の期間にモダンスタンバイモードからハイバネーションモードに変更した際に低減される消費電力の合計より大きい場合に、(c)未使用の期間を使用されている期間(アクティブ時間の候補)として結合する。すなわち、この場合、稼働時刻生成部102は、(c)未使用の期間をアクティブ時間の候補に置き換えて稼働時刻情報(アクティブ時間)を生成する。
なお、稼働時刻生成部102は、上述した稼働時刻情報(アクティブ時間)を曜日ごとに生成し、この稼働時刻情報(アクティブ時間)を生成する処理を、例えば、1日に1回(所定の時間間隔)で実行する。
稼働時刻生成部102は、生成した稼働時刻情報(アクティブ時間)を、稼働時刻情報記憶部42に記憶させる。
モード制御部103は、待機モードなどの各種モードの制御を行う。モード制御部103は、例えば、待機モードに移行する各種条件(例えば、所定の期間、ノードPC1が操作されないなど)を満たした場合に、ノードPC1を待機モードにする制御を行う。この場合、モード制御部103は、例えば、エンベデッドコントローラ31の電源制御部311を介して、電源回路33を制御して、待機モードに移行させる。
また、モード制御部103は、待機モードにおいて、稼働時刻生成部102が生成した稼働時刻情報に基づいて、例えば、モダンスタンバイモード(第1の低消費電力状態)と、ハイバネーションモード(第2の低消費電力状態)とを相互に切り替えて変更する制御を行う。ここで、ハイバネーションモードは、モダンスタンバイモードより消費電力が低く、通常稼働状態への復帰時間が長い。
すなわち、モード制御部103は、時刻が稼働時刻情報に含まれる稼働終了時刻になった場合に、モダンスタンバイモードから、通常稼働状態への復帰時間が長いが消費電力がより低い(より少ない)ハイバネーションモードに変更する制御を行う。また、モード制御部103は、時刻が稼働時刻情報に含まれる稼働開始時刻になった場合に、ハイバネーションモードから、消費電力が高い(大きい)が通常稼働状態への復帰時間が短いモダンスタンバイモードに変更する制御を行う。
ここで、時刻は、エンベデッドコントローラ31の計時部312が計時し、モード制御部103は、イベント処理部313から出力されるイベントにより、時刻が稼働終了時刻又は稼働開始時刻に達したことを検出する。また、モード制御部103は、モダンスタンバイモードとハイバネーションモードとを相互に切り替えて変更する際に、電源制御部311を介して、電源回路33を制御して変更させる。なお、稼働終了時刻に達したことを示すイベントの出力は、エンベデッドコントローラ31の代わりにOSによって実行されるようにしてもよい。
編集処理部104は、稼働時刻情報又は使用状況情報を表示部14に表示させるともに、入力部32によって受け付けられた操作に応じて、稼働時刻情報又は使用状況情報を編集する。編集処理部104は、例えば、図4に示すような使用状況情報と、図5に示すような稼働時刻情報とのいずれか又は両方を、表示部14に表示させて、ユーザに確認できるようにするとともに、例えば、稼働時刻情報と使用状況情報とのいずれか又は両方を編集して、ユーザが自由に設定できるようにする。
また、編集処理部104は、稼働時刻情報又は使用状況情報を外部装置(例えば、外部記憶装置やサーバ装置など)に、例えば、ファイルとして出力するエクスポート機能や、稼働時刻情報又は使用状況情報を外部装置(例えば、外部記憶装置やサーバ装置など)から取り込むインポート機能を備えるようにしてもよい。
次に、図面を参照して、本実施形態によるノートPC1の動作について説明する。
図6は、本実施形態によるノートPC1の使用状況の収集処理の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、メイン制御部10の使用状況収集部101は、まず、使用状況の収集時刻であるか否かを判定する(ステップS101)。使用状況収集部101は、例えば、計時部312などが計時する時刻を取得し、収集時刻(例えば、15分ごとの時刻)であるか否かを判定する。使用状況収集部101は、時刻が収集時刻である場合(ステップS101:YES)に、処理をステップS102に進める。また、使用状況収集部101は、時刻が収集時刻でない場合(ステップS101:NO)に、処理をステップS101に戻す。
ステップS102において、使用状況収集部101は、曜日及び時刻と対応付けて、使用状況を記憶させる。使用状況収集部101は、例えば、ノートPC1が使用されている状況であるか否かを示す情報と、曜日及び時刻と対応付けて、使用状況情報記憶部41に記憶させる。
次に、使用状況収集部101は、過去の4週間分の同一曜日及び同一時刻に対応する、使用状況を集計する(ステップS103)。使用状況収集部101は、使用状況情報記憶部41が記憶する過去の4週間分の使用状況から、例えば、図3及び図4に示すような使用状況情報(ここでは、同一曜日及び同一時刻の分)を生成する。
次に、使用状況収集部101は、使用状況の集計結果を更新する(ステップS104)。使用状況収集部101は、集計結果として新に生成した、同一曜日及び同一時刻の分の使用状況情報を、使用状況情報記憶部41に記憶させて、図3及び図4に示すような使用状況情報を更新する。
ステップS104の処理後に、使用状況収集部101は、処理をステップS101に戻す。
このように、使用状況収集部101は、15分ごと、及び曜日ごとに収集した過去4週間分の使用状況を集計して、図3及び図4に示すような使用状況情報を生成し、当該使用状況情報を使用状況情報記憶部41に記憶させる。
次に、図7を参照して、本実施形態によるノートPC1の稼働時刻情報の生成処理について説明する。
図7は、本実施形態によるノートPC1の稼働時刻情報の生成処理の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、メイン制御部10の稼働時刻生成部102は、使用状況情報を、使用頻度が高い、低い、未使用の3つに分類する(ステップS201)。稼働時刻生成部102は、使用状況情報記憶部41が記憶する使用状況情報に基づいて、15分ごとの使用状況情報を、(a)使用頻度が高い期間(使用レベルが60以下)、(b)使用頻度が低い期間(使用レベルが60より大きく、100未満)、(c)未使用の期間(使用レベルが100)の3段階に分類する。
次に、稼働時刻生成部102は、分類した使用状況情報のうち、使用頻度が高い領域を
アクティブ時間の候補とする(ステップS202)。すなわち、稼働時刻生成部102は、上述した(a)使用頻度が高い期間を、アクティブ時間の候補とする。
次に、稼働時刻生成部102は、アクティブ時間の候補に隣接する使用頻度が低い領域を、アクティブ時間の候補に含める(ステップS203)。すなわち、稼働時刻生成部102は、(a)によるアクティブ時間の候補に、隣接する(b)使用頻度が低い期間を繋げて、新たなアクティブ時間の候補とする。
次に、稼働時刻生成部102は、アクティブ時間の候補の前後にマージン期間を追加する(ステップS204)。ここで、マージン期間は、アクティブ時間の候補の前に45分とし、後ろに15分とする。稼働時刻生成部102は、アクティブ時間の候補の前後にマージン期間を追加して新たなアクティブ時間の候補とする。
次に、稼働時刻生成部102は、アクティブ時間の候補同士が所定の期間以下で隣接しているか否かを判定する(ステップS205)。ここでの所定の期間とは、モダンスタンバイモードとハイバネーションモードとを相互に変更する処理に必要な消費電力の合計が、当該時間間隔において、モダンスタンバイモードからハイバネーションモードに変更した際に低減される消費電力の合計より大きくなる時間間隔である。稼働時刻生成部102は、アクティブ時間の候補同士が所定の期間以下で隣接している場合(ステップS205:YES)に、処理をステップS206に進める。また、稼働時刻生成部102は、アクティブ時間の候補同士が所定の期間より大きい期間で隣接している場合(ステップS205:NO)に、処理をステップS207に進める。
ステップS206において、稼働時刻生成部102は、アクティブ時間の候補同士を一続きにアクティブ時間の候補とする。すなわち、稼働時刻生成部102は、ハイバネーションモードに移行することが、消費電力を考慮する上で、不利と考えられる場合に、ハイバネーションモードに移行させないように、アクティブ時間の候補同士を一続きにアクティブ時間の候補とする。
次に、稼働時刻生成部102は、アクティブ時間の候補をアクティブ時間に確定し、
稼働時刻情報として、稼働時刻情報記憶部42に記憶させる(ステップS207)。
なお、ステップS205において、アクティブ時間の候補同士が所定の期間より大きい期間で隣接している場合には、ハイバネーションモードに移行することが、消費電力を考慮する上で、不利と考えられるため、アクティブ時間の候補同士を結合しないようにする。
なお、稼働時刻生成部102は、上述したステップS201からステップS207の処理は、定期的(例えば、1日に1回、1週間に1回、或いは、1カ月に1回、等)に実行するものとする。
次に、図8を参照して、本実施形態によるノートPC1の待機モードの制御処理について説明する。
図8は、本実施形態によるノートPC1の待機モードの制御処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、ノートPC1は、待機モードに移行させる場合に、時刻がアクティブ領域内か否かを判定する(ステップS301)。メイン制御部10のモード制御部103は、まず、稼働時刻情報記憶部42が記憶する稼働時刻情報(アクティブ時間)を参照して、現在の時刻が、アクティブ時間の領域内(アクティブ時間の期間内)であるか否かを判定する。モード制御部103は、現在の時刻が、アクティブ時間の領域内(アクティブ時間の期間内)である場合に、処理をステップS302に進める。また、モード制御部103は、現在の時刻が、アクティブ時間の領域内(アクティブ時間の期間内)でない場合に、処理をステップS306に進める。
ステップS302において、モード制御部103は、稼働終了時刻を設定してモダンスタンバイモードに移行させる。すなわち、モード制御部103は、稼働時刻情報記憶部42が記憶する稼働時刻情報(アクティブ時間)の次の稼働終了時刻をエンベデッドコントローラ31に設定するとともに、電源制御部311を介して、電源回路33を制御して、モダンスタンバイモードに移行させる。
次に、エンベデッドコントローラ31は、計時部312が計時する時刻が、設定された稼働終了時刻に達したか否かを判定する(ステップS303)。計時部312が計時する時刻が稼働終了時刻に達した場合(ステップS303:YES)に、エンベデッドコントローラ31のイベント処理部313が、時刻が稼働終了時刻に達したことを示すイベントを発生させて、処理をステップS306に進める。また、エンベデッドコントローラ31は、計時部312が計時する時刻が稼働終了時刻に達していない場合(ステップS303:NO)に、処理をステップS304に進める。
なお、エンベデッドコントローラ31のイベント処理部313の代わりにOSが、稼働終了時刻に達したことを示すイベントを発生させるようにしてもよい。
ステップS304において、エンベデッドコントローラ31は、解除イベントが発生したか否かを判定する。エンベデッドコントローラ31は、例えば、キーボードが押下される等の待機モードを解除する解除イベントが発生した場合(ステップS304:YES)に、処理をステップS305に進める。また、エンベデッドコントローラ31は、例えば、キーボードが押下される等の待機モードを解除する解除イベントが発生していない場合(ステップS304:NO)に、処理をステップS303に戻す。
ステップS305において、モード制御部103は、通常稼働状態に復帰させる。すなわち、モード制御部103は、電源制御部311を介して、電源回路33を制御して、通常稼働状態に復帰させる。ステップS305の処理後に、モード制御部103は、待機モードにおける制御処理を終了する。
また、ステップS306において、モード制御部103は、稼働開始時刻を設定してハイバネーションモードに移行させる。すなわち、モード制御部103は、稼働時刻情報記憶部42が記憶する稼働時刻情報(アクティブ時間)の次の稼働開始時刻をエンベデッドコントローラ31に設定するとともに、電源制御部311を介して、電源回路33を制御して、ハイバネーションモードに移行させる。
なお、モード制御部103は、ハイバネーションモードに移行させる際に、メインメモリ12に記憶されている情報や、メイン制御部10内の各種レジスタ情報等を、HDD23に退避させる処理を実行し、電源制御部311を介して、メイン制御部10及びメインメモリ12への電源供給を停止させる。
次に、エンベデッドコントローラ31は、計時部312が計時する時刻が、設定された稼働開始時刻に達したか否かを判定する(ステップS307)。計時部312が計時する時刻が稼働終了時刻に達した場合(ステップS307:YES)に、エンベデッドコントローラ31のイベント処理部313が、時刻が稼働開始時刻に達したことを示すイベントを発生させて、処理をステップS309に進める。また、エンベデッドコントローラ31は、計時部312が計時する時刻が稼働開始時刻に達していない場合(ステップS307:NO)に、処理をステップS308に進める。
ステップS308において、エンベデッドコントローラ31は、解除イベントが発生したか否かを判定する。エンベデッドコントローラ31は、例えば、キーボードが押下される等の待機モードを解除する解除イベントが発生した場合(ステップS308:YES)に、処理をステップS305に進める。また、エンベデッドコントローラ31は、例えば、キーボードが押下される等の待機モードを解除する解除イベントが発生していない場合(ステップS308:NO)に、処理をステップS307に戻す。
なお、ステップS305において、ハイバネーションモードから復帰する際に、エンベデッドコントローラ31の電源制御部311は、メイン制御部10及びメインメモリ12への電源供給を開始させる。そして、モード制御部103は、HDD23に退避したメインメモリ12に記憶されている情報やメイン制御部10内の各種レジスタ情報等を、復旧させてから、通常稼働状態に移行させる。
また、ステップS309において、モード制御部103は、ハイバネーションモードを解除し、稼働終了時刻を設定してモダンスタンバイに移行させる。すなわち、まず、エンベデッドコントローラ31の電源制御部311が、メイン制御部10及びメインメモリ12への電源供給を開始させる。そして、モード制御部103は、HDD23に退避したメインメモリ12に記憶されている情報やメイン制御部10内の各種レジスタ情報等を、復旧させる。次に、モード制御部103は、稼働時刻情報記憶部42が記憶する稼働時刻情報(アクティブ時間)の次の稼働終了時刻をエンベデッドコントローラ31に設定するとともに、電源制御部311を介して、電源回路33を制御して、モダンスタンバイモードに移行させる。ステップS309の処理後に、モード制御部103は、処理をステップS303に進める。
次に、図9及び図10を参照して、本実施形態によるノートPCの待機モードの制御例について説明する。
図9は、従来の待機モードの制御例を示す図である。ここでは、比較のために、まず、従来の待機モードの制御例について説明する。
図9に示す従来の待機モードの例において、動作状態は、金曜日の22時まではアクティブ状態(動作中)であり、金曜日の22時から月曜日の9時までの間はモダンスタンバイモードであり、月曜日の9時以降はアクティブ状態(動作中)となる。モダンスタンバイモードでは、アクティブ状態よりも消費電力は低くなるが、例えば、金曜日の22時における電池容量が100%であるとき、使用が再開される月曜日の9時における電池容量は67%となる。電池容量は、バッテリの満充電時において蓄積された電力量を100%とする相対値である。
次に、図10は、本実施形態によるノートPC1の待機モードの制御例を示す図である。
図10に示す例では、使用予定時間は、月曜日から金曜日の各曜日の8時30分から23時までに設定されている。但し、この例では、モード制御部103が、例えば、図5に示すアクティブ時間(稼働時刻情報)に基づいて、システム状態を、金曜日の23時(稼働終了時刻)において、モダンスタンバイモードからハイバネーションモードに変更する。システム状態がハイバネーションモードに変更する時点において、消費電力は、一時的に増加し、アクティブ状態(動作中)における消費電力とほぼ同等となる。その直後に、消費電力は、ハイバネーションモードになるため、急激に低下する。ハイバネーションモードでは、モダンスタンバイモードよりも消費電力は低くなる。
また、モード制御部103が、例えば、図5に示すアクティブ時間(稼働時刻情報)に基づいて、システム状態を、月曜日の8時15分(稼働開始時刻)において、ハイバネーションモードからモダンスタンバイモードに変更する。
本実施形態によるノートPC1では、例えば、金曜日の22時における電池容量が100%であるとき、使用が再開される月曜日の9時における電池容量は92%となる。
このように、本実施形態によるノートPC1では、図9に示す従来の待機モードに比べて、消費電力を大幅に低減することができる。
以上説明したように、本実施形態によるノートPC1(情報処理装置)は、使用状況収集部101と、稼働時刻生成部102と、モード制御部103とを備える。使用状況収集部101は、所定の時間間隔で自装置が有するシステムの使用状況を収集し、時刻情報とシステムの使用状況とを対応付けた使用状況情報を集計する。稼働時刻生成部102は、使用状況収集部101が集計した使用状況情報に基づいて、システムの稼働時刻情報を生成する。モード制御部103は、待機モードにおいて、稼働時刻生成部102が生成した稼働時刻情報に基づいて、モダンスタンバイモード(第1の低消費電力状態)と、モダンスタンバイモードより消費電力が低く通常稼働状態への復帰時間が長いハイバネーションモード(第2の低消費電力状態)とを相互に切り替えて変更する。ここで、待機モードとは、システムを稼働している通常稼働状態から少なくとも表示部14を含むシステムの一部を停止して低消費電力状態にしたモードである。
これにより、本実施形態によるノートPC1は、ユーザの使用状況に応した稼働時刻情報に基づいて、モダンスタンバイモード(第1の低消費電力状態)と、ハイバネーションモード(第2の低消費電力状態)とを相互に切り替えて変更するため、ユーザの使用状況に応じて、消費電力を適切に低減することができる。
例えば、本実施形態によるノートPC1は、上述した図9及び図10に示すように、従来の制御に比較して、待機モードにおける消費電力を適切に低減することができる。
また、本実施形態によるノートPC1は、時刻を計時する計時部312を備える。稼働時刻情報には、第1の低消費電力状態(例えば、モダンスタンバイモード)から第2の低消費電力状態(例えば、ハイバネーションモード)に変更する第1の変更時刻と、第2の低消費電力状態(例えば、ハイバネーションモード)から第1の低消費電力状態(例えば、モダンスタンバイモード)に変更する第2の変更時刻とが含まれる。モード制御部103は、計時部312が計時した時刻が、第1の変更時刻になった場合に、第1の低消費電力状態から第2の低消費電力状態に変更し、計時部312が計時した時刻が、第2の変更時刻になった場合に、第2の低消費電力状態から第1の低消費電力状態に変更する。
これにより、本実施形態によるノートPC1は、計時部312により計時した時刻により、第1の低消費電力状態(例えば、モダンスタンバイモード)と第2の低消費電力状態(例えば、ハイバネーションモード)とを適切に切り替えることができる。
また、本実施形態では、稼働時刻生成部102は、使用状況情報の所定の時間間隔ごとに、システムが定常的に使用されている期間であるか否かを分類し、隣接する使用されている期間を結合して、稼働終了時刻を第1の変更時刻とするとともに、稼働開始時刻を第2の変更時刻として、稼働時刻情報を生成する。稼働時刻生成部102は、例えば、15分ごとの使用状況情報を、(a)使用頻度が高い期間(使用レベルが60以下)、(b)使用頻度が低い期間(使用レベルが60より大きく、100未満)、(c)未使用の期間(使用レベルが100)の3段階に分類する。そして、稼働時刻生成部102は、(a)使用頻度が高い期間を、アクティブ時間の候補とし、さらに、(a)によるアクティブ時間の候補に、隣接する(b)使用頻度が低い期間を繋げて、新たなアクティブ時間の候補とする。
これにより、本実施形態によるノートPC1は、簡易な手法により、ユーザの使用状況に応した稼働時刻情報を適切に生成することができる。
また、本実施形態では、稼働時刻生成部102は、所定のマージン期間を含めて、稼働終了時刻及び稼働開始時刻を生成する。稼働時刻生成部102は、例えば、稼働開始時刻の前に45分のマージン期間を加えるとともに、稼働終了時刻の後ろに、15分のマージン期間を加える。
これにより、本実施形態によるノートPC1は、第2の低消費電力状態(例えば、ハイバネーションモード)中に、ユーザが使用を開始して稼働状態に復帰するまでの時間が掛かるというような状況になる可能性を低減することができる。すなわち、本実施形態によるノートPC1は、稼働終了時刻及び稼働開始時刻に所定のマージン期間を含めることで、ユーザの使用状況に応した稼働時刻情報をさらに適切に生成することができる。
なお、上述のマージン期間は、集計数(データポイント)が少ないため、使用のばらつきを吸収するために用いられてもよい。例えば、1カ月より長いデータを集計する場合など、マージン期間を、さらに短期間又はゼロにできる可能性があり、集計数(データポイント)に応じて、マージン期間を変更するようにしてもよい。
また、本実施形態では、稼働時刻生成部102は、複数の使用されている期間の間に、システムが定常的に使用されていない期間がある場合に、第1の低消費電力状態と第2の低消費電力状態とを相互に変更する処理に必要な消費電力の合計が、使用されていない期間に第1の低消費電力状態から第2の低消費電力状態に変更した際に低減される消費電力の合計より大きい場合に、使用されていない期間を使用されている期間として結合する。すなわち、稼働時刻生成部102は、この場合、使用されていない期間を使用されている期間に置き換えて稼働時刻情報を生成する。
これにより、本実施形態によるノートPC1は、ユーザの使用状況に応して、待機モードにおける消費電力をさらに適切に低減することができる。
また、本実施形態によるノートPC1は、システムのメイン処理を実行するメイン制御部10と、待機モードにおいて動作可能であって、メイン制御部10とは異なるエンベデッドコントローラ31(サブ制御部)とを備える。エンベデッドコントローラ31は、計時部312を備える。
これにより、本実施形態によるノートPC1は、メイン制御部10を停止させた場合であっても、時刻を計時することが可能になり、第1の低消費電力状態(例えば、モダンスタンバイモード)と第2の低消費電力状態(例えば、ハイバネーションモード)とを時刻により適切に切り替えることが可能になる。
また、本実施形態では、使用状況収集部101は、曜日ごとに、所定の時間間隔(例えば、15分間隔)で、使用状況情報を集計する。稼働時刻生成部102は、曜日ごとに稼働時刻情報を生成する。
これにより、本実施形態によるノートPC1は、曜日こと、及び、所定の時間間隔(例えば、15分間隔)で、第2の低消費電力状態(例えば、ハイバネーションモード)とを適切に切り替えることができるため、ユーザの使用状況に応して、待機モードをより細かく制御することができる。
また、本実施形態によるノートPC1は、稼働時刻情報又は使用状況情報を表示部14に表示させるともに、入力部32によって受け付けられた操作に応じて、稼働時刻情報又は使用状況情報を編集する編集処理部104を備える。
これにより、本実施形態によるノートPC1は、稼働時刻情報をユーザの都合に応じて、自由に設定することができるため、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、編集処理部104は、稼働時刻情報又は使用状況情報を外部装置(例えば、外部記憶装置やサーバ装置など)に、例えば、ファイルとして出力するエクスポート機能、及び稼働時刻情報又は使用状況情報を外部装置(例えば、外部記憶装置やサーバ装置など)から取り込むインポート機能を備えるようにしてもよい。
これにより、本実施形態によるノートPC1は、使用状況情報及び稼働時刻情報を他のPCに引き継ぐことができ、他のPCであっても、ユーザ自身のPCのように使用することができる。
また、本実施形態では、第1の低消費電力状態が、待機モードにおいて、迅速に通常稼働状態に復帰可能なモダンスタンバイモードであり、第2の低消費電力状態が、ハイバネーションモードである。
これにより、本実施形態によるノートPC1は、ユーザの使用状況に応じて、モダンスタンバイモードと、ハイバネーションモードとを相互に切り替えることで、消費電力を適切に低減することができる。
また、本実施形態による制御方法は、使用状況収集ステップと、稼働時刻生成ステップと、モード制御ステップとを含む。使用状況収集ステップにおいて、使用状況収集部101が、所定の時間間隔で自装置が有するシステムの使用状況を収集し、時刻情報とシステムの使用状況とを対応付けた使用状況情報を集計する。稼働時刻生成ステップにおいて、稼働時刻生成部102が、使用状況収集ステップによって集計された使用状況情報に基づいて、システムの稼働時刻情報を生成する。モード制御ステップにおいて、モード制御部103が、待機モードにおいて、稼働時刻生成ステップによって、生成された稼働時刻情報に基づいて、モダンスタンバイモード(第1の低消費電力状態)と、ハイバネーションモード(第2の低消費電力状態)とを相互に切り替えて変更する。
これにより、本実施形態による制御方法は、上述したノートPC1と同様の効果を奏し、ユーザの使用状況に応じて、消費電力を適切に低減することができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の実施形態において、システムの稼働時刻情報を、待機モードにおける低消費電力状態を切り替えるための情報として利用する例を説明したが、これに限定されるものではなく、他の処理に利用するようにしてもよい。すなわち、ノートPC1(情報処理装置)は、上述した使用状況収集部101と、稼働時刻生成部102とを備えることにより、ユーザの使用状況を様々な用途に利用することが可能になる。
また、ノートPC1(情報処理装置)は、さらに、上述した編集処理部104を備えることにより、ユーザの使用状況を視覚化することができるとともに、稼働時刻情報をユーザの都合に応じて、自由に設定することができるため、利便性を向上させることができる。
また、上記の実施形態において、情報処理装置がノートPC1である例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、タブレット端末装置、デスクトップPCなどの他の情報処理装置であってもよい。また、情報処理装置は、テレビなどの電子機器であってもよい。
また、上記の実施形態において、第1の低消費電力状態が、モダンスタンバイモードであり、第2の低消費電力状態が、ハイバネーションモードである例を説明したが、これに限定されるものではなく、他の低消費電力状態であってもよい。例えば、第1の低消費電力状態が、モダンスタンバイモードであり、第2の低消費電力状態が、スリープモード(S3状態)であってもよいし、第1の低消費電力状態が、スリープモード(S3状態)であり、第2の低消費電力状態が、ハイバネーションモードであってもよい。
また、上記の実施形態において、使用状況収集部101は、曜日ごと、15分ごとに、使用状況を収集する例を説明したが、これに限定されるものではなく、他の時間間隔にて使用状況を収集するようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、使用状況収集部101は、4週間分の使用状況を曜日ごとに集計する例を説明したが、これに限定されるものではなく、集計期間を他の期間を適用してもよい。
また、上記の実施形態において、使用状況収集部101は、使用レベルを、未使用の確からしさを示し、“100”(未使用)、“75”、“50”、“25”、及び“0”(100%使用)の5段階のレベルに集計する例を説明したが、これに限定されるものではなく、他の使用レベルの指標を適用してもよい。
また、上記の実施形態において、稼働時刻生成部102は、使用状況情報を3段階に分類する例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、2段階など他の段数で分類するようにしてもよい。また、所定のマージン期間は、上記の実施形態の値に限定されるものではなく、他の値であってもよい。
また、上記の実施形態において、モード制御部103は、現在の時刻がアクティブ時間の領域内(アクティブ時間の期間内)でない場合に、直ちに、ハイバネーションモードに移行させる例を説明したが、これに限定されるものではない。モード制御部103は、アクティブ時間の期間外向けの短めのハイバネーションタイムアウト(例えば、60分など)をOSに対して設定し、ハイバネーションタイムアウト後に、ハイバネーションモードに移行させるようにしてもよい。
なお、上述したノートPC1が備える各構成は、内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述したノートPC1が備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述したノートPC1が備える各構成における処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部又は外部に設けられた記録媒体も含まれる。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後にノートPC1が備える各構成で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した機能の一部又は全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1 ノートPC
10 メイン制御部
11 CPU
12 メインメモリ
13 ビデオサブシステム
14 表示部
21 チップセット
22 BIOSメモリ
23 HDD
24 オーディオシステム
25 WLANカード
26 USBコネクタ
27 撮像部
31 エンベデッドコントローラ(EC)
32 入力部
33 電源回路
40 記憶部
41 使用状況情報記憶部
42 稼働時刻情報記憶部
101 使用状況収集部
102 稼働時刻生成部
103 モード制御部
104 編集処理部
311 電源制御部
312 計時部
313 イベント処理部

Claims (10)

  1. 所定の時間間隔で自装置が有するシステムの使用状況を収集し、時刻情報と前記システムの使用状況とを対応付けた使用状況情報を集計する使用状況収集部と、
    前記使用状況収集部が集計した前記使用状況情報に基づいて、前記システムの稼働時刻情報を生成する稼働時刻生成部と、
    前記システムを稼働している通常稼働状態から少なくとも表示部を含む前記システムの一部を停止して低消費電力状態にした待機モードにおいて、前記稼働時刻生成部が生成した前記稼働時刻情報に基づいて、第1の低消費電力状態と、前記第1の低消費電力状態より消費電力が低く前記通常稼働状態への復帰時間が長い第2の低消費電力状態とを相互に切り替えて変更するモード制御部と
    時刻を計時する計時部と
    を備え
    前記稼働時刻情報には、前記第1の低消費電力状態から前記第2の低消費電力状態に変更する第1の変更時刻と、前記第2の低消費電力状態から前記第1の低消費電力状態に変更する第2の変更時刻とが含まれ、
    前記モード制御部は、
    前記計時部が計時した時刻が、前記第1の変更時刻になった場合に、前記第1の低消費電力状態から前記第2の低消費電力状態に変更し、
    前記時刻が、前記第2の変更時刻になった場合に、前記第2の低消費電力状態から前記第1の低消費電力状態に変更し、
    前記稼働時刻生成部は、前記使用状況情報の所定の時間間隔ごとに、前記システムが定常的に使用されている期間であるか否かを分類し、隣接する前記使用されている期間を結合して、稼働終了時刻を前記第1の変更時刻とするとともに、稼働開始時刻を前記第2の変更時刻として、前記稼働時刻情報を生成する
    報処理装置。
  2. 前記稼働時刻生成部は、所定のマージン期間を含めて、前記稼働終了時刻及び前記稼働開始時刻を生成する
    請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記稼働時刻生成部は、複数の前記使用されている期間の間に、前記システムが定常的に使用されていない期間がある場合に、前記第1の低消費電力状態と第2の低消費電力状態とを相互に変更する処理に必要な消費電力の合計が、前記使用されていない期間に前記第1の低消費電力状態から前記第2の低消費電力状態に変更した際に低減される消費電力の合計より大きい場合に、前記使用されていない期間を前記使用されている期間に置き換えて前記稼働時刻情報を生成する
    請求項又は請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記システムのメイン処理を実行するメイン制御部と、
    前記待機モードにおいて動作可能であって、前記メイン制御部とは異なるサブ制御部と
    を備え、
    前記サブ制御部は、前記計時部を備える
    請求項から請求項のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記使用状況収集部は、曜日ごとに、前記所定の時間間隔で、前記使用状況情報を集計し、
    前記稼働時刻生成部は、前記曜日ごとに前記稼働時刻情報を生成する
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記稼働時刻情報又は前記使用状況情報を前記表示部に表示させるともに、入力部によって受け付けられた操作に応じて、前記稼働時刻情報又は前記使用状況情報を編集する編集処理部を備える
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1の低消費電力状態が、前記待機モードにおいて、迅速に前記通常稼働状態に復帰可能なモダンスタンバイモードであり、
    前記第2の低消費電力状態が、ハイバネーションモードである
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 所定の時間間隔で自装置が有するシステムの使用状況を収集し、時刻情報と前記システムの使用状況とを対応付けた使用状況情報を集計する使用状況収集部と、
    前記使用状況収集部が集計した前記使用状況情報に基づいて、前記システムの稼働時刻情報を生成する稼働時刻生成部と、
    前記システムを稼働している通常稼働状態から少なくとも表示部を含む前記システムの一部を停止して低消費電力状態にした待機モードにおいて、前記稼働時刻生成部が生成した前記稼働時刻情報に基づいて、第1の低消費電力状態と、前記第1の低消費電力状態より消費電力が低く前記通常稼働状態への復帰時間が長い第2の低消費電力状態とを相互に切り替えて変更するモード制御部と、
    時刻を計時する計時部と、
    前記システムのメイン処理を実行するメイン制御部と、
    前記待機モードにおいて動作可能であって、前記メイン制御部とは異なるサブ制御部と
    を備え、
    前記稼働時刻情報には、前記第1の低消費電力状態から前記第2の低消費電力状態に変更する第1の変更時刻と、前記第2の低消費電力状態から前記第1の低消費電力状態に変更する第2の変更時刻とが含まれ、
    前記モード制御部は、
    前記計時部が計時した時刻が、前記第1の変更時刻になった場合に、前記第1の低消費電力状態から前記第2の低消費電力状態に変更し、
    前記時刻が、前記第2の変更時刻になった場合に、前記第2の低消費電力状態から前記第1の低消費電力状態に変更し、
    前記サブ制御部は、前記計時部を備える
    情報処理装置。
  9. 所定の時間間隔で自装置が有するシステムの使用状況を収集し、時刻情報と前記システムの使用状況とを対応付けた使用状況情報を集計する使用状況収集部と、
    前記使用状況収集部が集計した前記使用状況情報に基づいて、前記システムの稼働時刻情報を生成する稼働時刻生成部と、
    前記システムを稼働している通常稼働状態から少なくとも表示部を含む前記システムの一部を停止して低消費電力状態にした待機モードにおいて、前記稼働時刻生成部が生成した前記稼働時刻情報に基づいて、第1の低消費電力状態と、前記第1の低消費電力状態より消費電力が低く前記通常稼働状態への復帰時間が長い第2の低消費電力状態とを相互に切り替えて変更するモード制御部と
    を備え、
    前記使用状況収集部は、曜日ごとに、前記所定の時間間隔で、前記使用状況情報を集計し、
    前記稼働時刻生成部は、前記曜日ごとに前記稼働時刻情報を生成する
    情報処理装置。
  10. 使用状況収集部が、所定の時間間隔で自装置が有するシステムの使用状況を収集し、時刻情報と前記システムの使用状況とを対応付けた使用状況情報を集計する使用状況収集ステップと、
    稼働時刻生成部が、前記使用状況収集ステップによって集計された前記使用状況情報に基づいて、前記システムの稼働時刻情報を生成する稼働時刻生成ステップと、
    モード制御部が、前記システムを稼働している通常稼働状態から少なくとも表示部を含む前記システムの一部を停止して低消費電力状態にした待機モードにおいて、前記稼働時刻生成ステップによって、生成された前記稼働時刻情報に基づいて、第1の低消費電力状態と、前記第1の低消費電力状態より消費電力が低く前記通常稼働状態への復帰時間が長い第2の低消費電力状態とを相互に切り替えて変更するモード制御ステップと
    を含み、
    前記稼働時刻情報には、前記第1の低消費電力状態から前記第2の低消費電力状態に変更する第1の変更時刻と、前記第2の低消費電力状態から前記第1の低消費電力状態に変更する第2の変更時刻とが含まれ、
    前記モード制御ステップにおいて、前記モード制御部が、
    計時部が計時した時刻が、前記第1の変更時刻になった場合に、前記第1の低消費電力状態から前記第2の低消費電力状態に変更し、
    前記時刻が、前記第2の変更時刻になった場合に、前記第2の低消費電力状態から前記第1の低消費電力状態に変更し、
    前記稼働時刻生成ステップにおいて、前記稼働時刻生成部が、前記使用状況情報の所定の時間間隔ごとに、前記システムが定常的に使用されている期間であるか否かを分類し、隣接する前記使用されている期間を結合して、稼働終了時刻を前記第1の変更時刻とするとともに、稼働開始時刻を前記第2の変更時刻として、前記稼働時刻情報を生成する
    御方法。
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