JP4635590B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置に、関する。
周知のように、印刷装置の中には、同色のトナーのトナーカートリッジが複数装着されているときにモノクロ印刷を行うものがある。また、この種の印刷装置の中には、感光ドラムへのトナーの供給を担当するトナーカートリッジを、印刷が単位枚数行われるごとに、一つずつ順に交代させるものがある。
ところで、最近、印刷装置の分野では、製造コスト削減のために、トナーカートリッジのトナー残量を直接検出するためのセンサそのものの搭載を廃止することが、主流となりつつある。
しかしながら、トナー残量検出センサの搭載を廃止すると、印刷装置は、カートリッジにトナーが残っているのかいないのかを判別できなくなるため、前述したように単位枚数印刷が行われるたびにトナーカートリッジを一つずつ交代させる場合、トナーが無くなったトナーカートリッジだけで印刷を行わねばならない事態が生じてしまうという問題がある。
本発明は、前述したような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、同色のトナーのトナーカートリッジを一つずつ交代させて印刷に使用する印刷装置において、トナーカートリッジのトナー残量を検出するためのセンサが無くとも、トナーが残っているトナーカートリッジだけからトナーを印刷に供させ得るようにすることにある。
上記の課題を解決するために発明された印刷装置は、トナーカートリッジが着脱自在に装着される複数の現像部のうちの何れか一つを選択的に動作させる印刷エンジンを搭載したものであって、前記複数の現像部のそれぞれについて、動作させ得るものであるか否かを規定するフラグ情報を記憶する記憶部,前記記憶部内のフラグ情報によって動作させ得るものであると規定された現像部のみが選択的に動作されるように、前記印刷エンジンを制御する制御部,及び、前記フラグ情報の切り替えの指示を利用者から受け付けて前記記憶部内のフラグ情報を更新する指示受付部を備えることを、特徴としている。
このように、どの現像部が動作させ得るものであり、どの現像部が動作させ得ないものであるかを、記憶部内のフラグ情報によって規定し、然も、そのフラグ情報を、利用者が変更することができる情報とすれば、利用者は、トナー残量が少なくなったトナーカートリッジが装着されている現像部を、動作させ得ないものとして設定することができる。従って、トナー残量検出センサが無くとも、トナーが残っているトナーカートリッジだけからトナーを印刷に供させるようにすることができる。
なお、本発明の印刷装置においては、複数の現像部は、それぞれに対応する感光ドラムに配置されることによってタンデム方式の印刷エンジンを構成するものであっても良いが、一個の感光ドラムとともにマルチパス方式の印刷エンジンを構成するものであっても良い。後者のようなマルチパス方式の印刷エンジンにおいては、複数の現像部は、1個の感光ドラムの周囲に並べて配置されたもの(感光体上色重ね方式)であっても良いし、回転自在なロータに組み込まれることによって感光ドラムの近傍に選択的に配置されるもの(中間体上色重ね方式、用紙上色重ね方式)であっても良い。
このように、本発明によれば、同色のトナーのトナーカートリッジを一つずつ交代させて印刷に使用する印刷装置において、トナーカートリッジのトナー残量を検出するためのセンサが無いにも拘わらず、トナーが残っているトナーカートリッジだけからトナーを印刷に供させることができるようになる。
以下、添付図面に基づいて、本発明を実施するための一つの形態である印刷装置について説明する。
まず、本実施形態の印刷装置の構成を説明する。
図1は、本実施形態の印刷装置10の構成図である。印刷装置10は、図示せぬホストコンピュータや図示せぬカメラ装置から印刷要求を受信して動作する装置であり、主要な構成として、操作パネル11,印刷エンジン12,及び、制御装置13を、内蔵している。
操作パネル11は、実行すべき処理についての指示を操作者から取得するための装置であり、印刷装置10の上面に設けられている。
印刷エンジン12は、用紙上への印刷を実際に行う機構である。この印刷エンジン12は、後で詳述するように、カラー印刷と白黒のモノクロ印刷とを行うことができるものとなっている。
制御装置13は、図示せぬホストコンピュータや図示せぬカメラ装置からの印刷要求に基づいて印刷エンジン12の駆動を制御する処理や、操作パネル11において取得した指示に基づいて各種の処理を行う装置である。
この制御装置13は、その主要な構成として、ネットワークI/F回路131,USBI/F回路132,RAM133,ビデオ信号生成回路134,ROM135,メモリコントローラ136,I/F回路137,EEPROM138,及び、CPU139を、プリント基板上に備えている。
ネットワークI/F回路131は、図示せぬホストコンピュータから印刷要求を受信するためのユニットであり、具体的には、LANボード等の通信インターフェースポートである。
USBI/F回路132は、図示せぬカメラ装置から印刷要求を受信するためのユニットであり、具体的には、USB規格に従ったデータの通信を制御する通信インターフェースポートである。なお、カメラ装置は、静止画の画像データを取得することができるUSBポート付き装置であり、具体的には、デジタルスチルカメラ,デジタルビデオカメラ,カメラ付き携帯電話機などである。
RAM133は、図示せぬホストコンピュータや図示せぬカメラ装置から送信されてきた印刷要求の一時記憶に使用されるとともにその印刷要求に基づいて印刷エンジン12へ供給する印刷データを生成するために使用されるメモリである。
ビデオ信号生成回路134は、印刷エンジン12へ供給する印刷データをその印刷エンジン12内の走査ユニット123(図2参照)が処理可能な形態の電気信号に変換するための回路である。
ROM135は、印刷装置10を制御するためのプログラムや、印刷要求から印刷データを生成する際に使用されるフォントデータを記憶した不揮発性メモリである。
メモリコントローラ136は、図示せぬホストコンピュータや図示せぬカメラ装置からネットワークI/F回路131又はUSBI/F回路132を通じて受信した印刷要求のRAM133へのDMA転送,RAM133内の印刷データのビデオ信号生成回路134へのDMA転送,及び、ROM135内のプログラムやデータのRAM133への書き出しを制御する回路である。
I/F回路137は、操作パネル11内の各ユニットとの各種信号の送受信,及び、印刷エンジン12内の各ユニットとの各種信号の送受信を制御する回路である。
EEPROM138は、印刷に係る各種の設定や使用結果に関する各種の情報を記録しておくための書込可能メモリである。なお、使用結果に関する各種の情報としては、後述するトナーのそれぞれについて、以下のようなものがある。すなわち、一頁分の総ドット数に対する実際に印字したドット数の割合の平均,及び、1%のトナー量に要したドット数の平均がある。
CPU139は、ROM135内のプログラムに従って各部を統合的に制御することにより、図示せぬホストコンピュータや図示せぬカメラ装置から送信されてきた印刷要求に応じた印刷を印刷エンジン12に行わせるための印刷制御処理や、操作パネル11に対する操作を通じてユーザから実行すべき処理についての指示を取得する処理を行う制御回路である。
次に、印刷エンジン12の構成について説明する。
図2は、印刷エンジン12の構成図である。印刷エンジン12は、主要な構成として、感光ドラム121,帯電ユニット122,走査ユニット123,ロータリ現像ユニット124,転写ベルトユニット125,二次転写ユニット126,及び、定着ユニット127を、内蔵している。
感光ドラム121は、光導電性物質が表面に蒸着された円筒状のドラムであり、その中心軸周りに回転駆動されるようになっている。
帯電ユニット122は、感光ドラム121の表面が帯びている静電気の除去(除電)、その表面に付着しているトナーのゴムブレード等による除去(清掃),及び、その表面への静電気の付与(帯電)を行うユニットである。
走査ユニット123は、印刷データに基づいてオンオフ変調されたレーザービームにて感光ドラム121の表面を走査してその表面上の静電気を部分的に除去することにより、静電潜像を形成するユニットである。なお、レーザービームをオンオフ変調するための信号は、前述したビデオ信号生成回路134から入力される。
ロータリ現像ユニット124は、感光ドラム121の表面にトナーを付着させるためにトナーカートリッジ21から感光ドラム121へトナーを運ぶユニットである。なお、このロータリ現像ユニット124の構成については、後で詳述する。
転写ベルトユニット125は、中間転写媒体(中間体)として感光ドラム121の表面からトナーを受け取る転写ベルトを回転させるためのユニットである。なお、転写ベルトユニット125は、KCMYの色成分のトナーを利用したカラー印刷を行う際には、感光ドラム121から回転ベルトへのトナー像の一次転写の作業を、1頁の画像について4回ずつ行う(中間体上色重ね方式)。
二次転写ユニット126は、転写ベルトユニット125の転写ベルト上に1頁分のトナー像が転写されると、そのトナー像を印刷用紙上に二次転写するユニットである。この二次転写ユニット126は、転写ベルトを回転させるための一つのローラとの間で転写ベルトと用紙とを挟みつけるクラッチ付きローラを、備えており、二次転写を行わない場合には、クラッチ付きローラを空転させるものとなっている。
定着ユニット127は、二次転写によって用紙上に付着されたトナーを加熱して溶融させることにより、用紙にトナーを融着させるユニットである。
次に、ロータリ現像ユニット124について、詳しく説明する。
ロータリ現像ユニット124は、主要な構成として、カートリッジロータ124rt,CSIC読取機124rd,K用現像ローラ124dk,C用現像ローラ124dc,M用現像ローラ124dm,Y用現像ローラ124dy,及び、モータドライバ124mdを、内蔵している。
カートリッジロータ124rtは、略円筒形の骨格構造を有しており、その中心軸周りに回転自在となっている。また、このカートリッジロータ124rtの内部において、その中心軸を対称軸とする4つの対称位置には、それぞれ、略円柱状のトナーカートリッジ21を装填するための構造を持つカートリッジ装填部124K,124C,124M,124Yが、形成されている。なお、本実施形態では、各カートリッジ装填部124K,124C,124M,124Yは、トナーカートリッジ21内のトナー残量を直接検出するためのセンサを、備えていない。
CSIC読取機124rdは、カートリッジ装填部124K,124C,124M,124Yに装填されたトナーカートリッジ21に組み付けられている図示せぬCSICからその内部に記録されている情報を非接触にて読み取る機器であり、カートリッジロータ124rtの近傍に配置されている。なお、図示せぬCSICは、組み付けられるトナーカートリッジ21に充填されているトナーの色に関する情報を記憶しており、この図示せぬCSICから読み取られた情報は、色識別情報として、CSIC読取機124rdからI/F回路137を通じてCPU139に伝達される。
4個の現像ローラ124dk,124dc,124dm,124dyは、何れも、感光ドラム121の表面に形成された静電潜像を可視化する機器であり、4個のカートリッジ装填部124K,124C,124M,124Yにおける対称な位置に、それぞれ組み込まれている。具体的には、この現像ローラ124dk,124dc,124dm,124dyは、カートリッジ装填部124K,124C,124M,124Yに装填されたトナーカートリッジ21のトナーのうち、表面に接触したトナーに静電気を付与してその表面にトナーを付着させるとともに、その中心軸周りに回転することによって、表面上のトナーを感光ドラム121へ運搬する。なお、これら現像ローラ124dk,124dc,124dm,124dyは、前述したカートリッジ装填部124K,124C,124M,124Yとともに現像部を構成する。
モータドライバ124mdは、カートリッジロータ124rtを回転させるとともにその回転を制御する機器である。具体的には、モータドライバ124mdは、4個の現像ローラ124dk,124dc,124dm,124dyのうちの何れか一つを指定する情報をCPU139からI/F回路137を通じて受け取ると、図示せぬ位置センサを通じてカートリッジロータ124rtの位置を監視しながら、図示せぬモータ及びギア機構を介してカートリッジロータ124rtを回転させ、指定された現像ローラを感光ドラム121の近接位置に配置させる。
このように構成されるロータリ現像ユニット124は、図示していないが、カートリッジ装填部124K,124C,124M,124Yからトナーカートリッジ21を抜き出したりカートリッジ装填部124K,124C,124M,124Yにトナーカートリッジ21を差し入れたりするための取出口を、筐体に備えている。なお、この図示せぬ取出口の大きさは、一本のトナーカートリッジ21を差し入れすることができるだけの大きさとなっている。このため、ロータリ現像ユニット124に対して4本のトナーカートリッジ21を出し入れするためには、4個のカートリッジ装填部124K,124C,124M,124Yのそれぞれについて、そのカートリッジ装填部を図示せぬ取出口の位置に配置させる操作を行わねばならない。この操作は、CPU139から指示を受けたモータドライバ124mdがカートリッジロータ124rtを90度ずつ回転させることによって行われる。
ところで、以上に説明したように構成される印刷装置10は、カラーモード,モノクロ1モード,及び、モノクロ4モードのうちの何れかの印刷モードで動作するものとなっている。なお、カラーモードは、KCMYの色成分のトナーを利用してカラー印刷を行う印刷モードであり、モノクロ1モード及びモノクロ4モードは、Kの色成分のトナーを利用して白黒のモノクロ印刷を行う印刷モードである。
ここで、印刷装置10がどの印刷モードで動作するかは、ロータリ現像ユニット124の4個のカートリッジ装填部124K,124C,124M,124Yにそれぞれ装填されるトナーカートリッジ21のトナーの色の組み合わせに応じて、決定されている。
具体的には、印刷装置10のCPU139は、KCMYのトナーを持つ4本のトナーカートリッジ21がそれぞれ対応するカートリッジ装填部124K,124C,124M,124Yに装填されたときには、印刷モードがカラーモードに切り替えられたとして、印刷装置10がカラーモードで動作できる状態にするとともに、使用結果に関するものとしてEEPROM138内に記録されている情報を初期化する。
また、CPU139は、Kのトナーを持つ1本のトナーカートリッジ21がK用のカートリッジ装填部124Kにのみ装填されたまま他のカートリッジ装填部124C,124M,124Yからトナーカートリッジ21が引き抜かれたときには、印刷モードがモノクロ1モードに切り替えられたとして、印刷装置10がモノクロ1モードで動作する状態にするとともに、使用結果に関するものとしてEEPROM138内に記録されている情報を初期化する。
また、CPU139は、Kのトナーを持つ4本のトナーカートリッジ21が4個のカートリッジ装填部124K,124C,124M,124Yにそれぞれ装填されたときには、印刷モードがモノクロ4モードに切り替えられたとして、印刷装置10がモノクロ4モードで動作する状態にするとともに、使用結果に関するものとしてEEPROM138内に記録されている情報を初期化する。
なお、ROM135は、印刷モード毎に、その印刷モードで利用するトナー色とカートリッジ装填部との対応付けを定義した対応情報を、記憶している。CPU139は、この対応情報に基づいて、カートリッジ装填部124K,124C,124M,124Yに適切な色のトナーカートリッジ21が装填されたか否かを判断し、適切なトナーカートリッジ21が装填された場合に、印刷モードを切り替えている。
このような印刷モードの切り替え処理が行われることによって、カラーモードへ移行した場合において、印刷要求を受けた時には、CPU139は、前述したように、感光ドラム121から回転ベルトへのトナー像の一次転写の作業を、1頁の画像について4回ずつ行うように、印刷エンジン12を制御する。つまり、CPU139は、一枚の印刷用紙について、カートリッジロータ124rtを一回転させる。
また、モノクロ1モードへ移行した場合において、印刷要求を受けた時には、CPU139は、K用のカートリッジ装填部124Kだけを使用させるように、印刷エンジン12を制御する。このモノクロ1モードでは、K用以外のカートリッジ装填部124C,124M,124Yは使用されない。
また、モノクロ4モードへ移行した場合において、印刷要求を受けた時には、CPU139は、4個のカートリッジ装填部124K,124C,124M,124Yのうちの何れか一つを使用させるように、印刷エンジン12を制御する。
具体的には、CPU139は、ROM135内の所定のプログラムに従って、印刷に使用されるカートリッジ装填部(感光ドラム121の近接位置に配置されるカートリッジ装填部)を、印刷が15枚行われるごとに交代させるように、印刷エンジン12を制御する。
また、CPU139は、印刷が15枚行われた後には、カートリッジロータ124rtを90度回転させることによって、カートリッジ装填部を次のカートリッジ装填部へ交代させる処理を行う。このとき、CPU139は、次に使用するものとして交代させようとするカートリッジ装填部が使用可となっているか否かを、EEPROM138内においてそのカートリッジ装填部のものとして記録されているフラグ情報に基づいて判断する。
そして、CPU139は、そのカートリッジ装填部を使用可にするようにフラグ情報が規定していたときには、そのままそのカートリッジ装填部を感光ドラム121の前に配置させておき、逆に、そのカートリッジ装填部を使用不可にするようにフラグ情報が規定していたときには、再度カートリッジロータ124rtを90度回転させることによって、さらにその次のカートリッジ装填部へ交代させる処理を行う。
このような処理を必要に応じて繰り返し行うことにより、CPU139は、フラグ情報にて使用可と規定されているカートリッジ装填部を感光ドラム121の近傍位置へ配置して、次の印刷要求に備える。
次に、モノクロ4モードにおいてカートリッジ装填部を使用不可にするための手順について説明する。
利用者は、実際に印刷を行った印刷用紙において、画像の一部が掠れたり色が薄くなったりしていたときには、操作パネル11を操作して、テストパターン画像の印刷の実行を指示する。この指示を受けると、CPU139は、ROM135内から、前述したものとは別のプログラムを読み出し、以下に説明する処理を開始する。
CPU139は、カートリッジ装填部124K,124C,124M,124Yにそれぞれ対応する画像データを記憶しているROM135から、それら画像データをRAM133へ読み出した後、まず、K用のカートリッジ装填部124Kを感光ドラム121の前に配置するとともに、K用のカートリッジ装填部124Kに対応する画像データをRAM133からビデオ信号生成回路134へ出力させる。このとき、K用のカートリッジ装填部124Kにトナーカートリッジ21が装填されていたときには、感光ドラム上にはトナー像が形成され、そのトナー像は転写ベルトに一次転写される。
続いて、CPU139は、C用のカートリッジ装填部124Cを感光ドラム121の前に配置するとともに、C用のカートリッジ装填部124Kに対応する画像データをRAM133からビデオ信号生成回路134へ出力させる。このとき、C用のカートリッジ装填部124Cにトナーカートリッジ21が装填されていたときには、感光ドラム上にはトナー像が形成され、そのトナー像は転写ベルトに一次転写される。
さらに、CPU139は、上記と同様の処理を、M用のカートリッジ装填部124Mと、Y用のカートリッジ装填部124Yとについて、順に実行する。
その後、印刷エンジン12では、転写ベルトに転写されているトナー像が、二次転写ユニット126によって印刷用紙に二次転写され、定着ユニット127によって印刷用紙に融着される。その結果、テストパターン画像が印刷された印刷用紙が、印刷装置10から排出される。
図3は、印刷エンジン12が印刷用紙に印刷したテストパターン画像の一例を示す図である。図3の上下方向をテストパターン画像の上下とした場合、そのテストパターン画像の左側縁近傍と中央部と右側縁近傍とには、それぞれ、四本の線状の参照像と「K」,「C」,「M」,「Y」の文字との組み合わせが、配置されている。
四本の線状の参照像のうち、一本目の参照像は、カートリッジ装填部124Kに装填されているトナーカートリッジ21のトナーと同じ色のみの像であり、その参照像の上方には、そのトナーカートリッジ21が装填されたカートリッジ装填部124Kを識別するための識別情報として、「K」の文字が、配置されている。なお、この「K」の文字とこの文字に対応する参照像は、K用のカートリッジ装填部124Kに対応するものとしてROM135に記録されている画像データに基づいて再現されたものである。
また、二本目の参照像は、カートリッジ装填部124Cに装填されているトナーカートリッジ21のトナーと同じ色のみの像であり、その参照像の上方には、そのトナーカートリッジ21が装填されたカートリッジ装填部124Cを識別するための識別情報として、「C」の文字が、配置されている。なお、この「C」の文字とこの文字に対応する参照像は、C用のカートリッジ装填部124Cに対応するものとしてROM135に記録されている画像データに基づいて再現されたものである。
同様に、三本目と四本目の参照像は、それぞれ、カートリッジ装填部124M,124Yに装填されているトナーカートリッジ21のトナーと同じ色のみの像であり、それら参照像の上方には、「M」及び「Y」の文字が、それぞれ配置されている。なお、「M」の文字とこの文字に対応する参照像は、M用のカートリッジ装填部124Mに対応するものとしてROM135に記録されている画像データに基づいて再現されたものであり、「Y」の文字とこの文字に対応する参照像は、Y用のカートリッジ装填部124Yに対応するものとしてROM135に記録されている画像データに基づいて再現されたものである。
テストパターン画像がこのように構成されているため、四本の線状の参照像は、それぞれ、対応するカートリッジ装填部に装填されたトナーカートリッジ21のトナーを使って印刷されることとなる。つまり、Kに着色された四本の線が、印刷用紙の左側縁近傍と中央部と右側縁近傍とに描画されることとなる。
そして、例えばC用のカートリッジ装填部124Cに装填されたトナーカートリッジ21のトナー残量が実際に少なくなっているときには、図4に示されるように、テストパターン画像が印刷された印刷用紙上において、「C」の文字が対応付けられた参照像の濃さだけが薄くなり、「K」,「M」,「Y」の文字が対応付けられた参照像は通常の濃さのままとなる。
利用者は、このようなテストパターン画像の印刷を行うことによって、実際にトナーが残り少なくなったトナーカートリッジ21が装填されているカートリッジ装填部を認識した後、そのカートリッジ装填部内のトナーカートリッジ21が印刷に使用されないようにするために、そのカートリッジ装填部の使用不可を設定する。
具体的には、利用者は、操作パネル11を操作することによって、図4の例で言えば、C用のカートリッジ装填部124Cについてのフラグ情報を、使用可から使用不可へ変更する。この変更操作により、EEPROM138においてC用のカートリッジ装填部124Cのものとして記録されているフラグ情報が、使用可を示す「1」から使用不可を示す「0」に上書き変更される。
その結果、モノクロ4モードでは、15枚印刷する毎に交代され得るカートリッジ装填部群が、K用、M用,Y用の三つのカートリッジ装填部124K,124M,124Yによって構成されることとなり、そのようなカートリッジ装填部群から、C用のカートリッジ装填部124Cが除外されることとなる。
なお、本実施形態では、このようなカートリッジ装填部の使用不可の設定は、最大で3個まで行うことができる。3個のカートリッジ装填部が使用不可に設定されたときには、残りの1個のカートリッジ装填部に装填されたトナーカートリッジ21だけがKのトナーの供給を行うこととなる。すなわち、モノクロ1モードと同じ動作をすることとなる。
以上に説明したように、本実施形態の印刷装置10によれば、同色のトナーが複数のカートリッジ装填部124K,124C,124M,124Yに装填されたモノクロ4モードのときには、どのカートリッジ装填部を使用可にし、どのカートリッジ装填部を使用不可にするかは、EEPROM138内のフラグ情報によって規定されることとなり、然も、そのフラグ情報は、利用者が変更することができる情報となっている。従って、利用者は、トナー残量が少なくなったトナーカートリッジが装着されているカートリッジ装填部を、テストパターン画像を印刷させることによって確認した後、そのカートリッジ装填部を使用不可に設定しておけば、トナー残量検出センサが無くとも、トナーが残っているトナーカートリッジだけからトナーを印刷に供させるようにすることができる。
なお、前述した印刷装置では、モノクロ4モードのときのみテストパターン画像が行えるとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、テストパターン画像の印刷は、カラーモードやモノクロ1モードにおいて行われても良い。カラーモードにおいては、KCMYにそれぞれ着色された四本の線が、印刷用紙の左側縁近傍と中央部と右側縁近傍とに描画されることとなり、モノクロ1モードにおいては、Kに着色された線状の参照像が、印刷用紙の左側縁近傍と中央部と右側縁近傍とに、三本印刷されることとなる。何れの印刷モードであっても、利用者は、印刷装置10が印刷出力した印刷用紙上のテストパターン画像を参照することによって、実際にトナー残量が少なくなったトナーカートリッジ21の有無や、トナー残量が少ないトナーカートリッジ21が装填されているカートリッジ装填部がロータリ現像ユニット124内のどのカートリッジ装填部であるかを、簡単に判断することができる。
また、前述した印刷装置は、EEPROM138内のフラグ情報によって使用不可と規定されているカートリッジ装填部に対してトナーカートリッジ21の交換が行われたときには、そのカートリッジ装填部に対応するフラグ情報の内容を使用可にリセットするものであっても良い。
具体的には、印刷装置10のCPU139は、前述した図示せぬ取出口を蓋する外カバーの開閉を検出する図示せぬセンサと、前述したCSIC読取機124rdとにより、トナーカートリッジ21の交換が何れかのカートリッジ装填部においてなされたことを監視し、何れかのカートリッジ装填部においてトナーカートリッジ21の交換が行われたときには、そのカートリッジ装填部に対応するものとしてEEPROM138に記録されているフラグ情報が使用不可を規定しているか否かを、判定する。そして、CPU139は、そのフラグ情報が使用不可を規定していたときには、そのフラグ情報の内容を、使用可を示すものに上書きしてリセットする。
こうすると、トナーが無くなったとしてトナーカートリッジ21を交換したときに、そのトナーカートリッジ21の交換を行ったカートリッジ装填部についてのフラグ情報の内容を手動で(操作パネル11上で)使用可にリセットする手間が、省けることとなる。
本実施形態の印刷装置の構成図 印刷エンジンの構成図 テストパターン画像の一例を示す図 C用のカートリッジ装填部内のトナーカートリッジのトナー残量が少なくなっているときのテストパターン画像の一例を示す図
符号の説明
10 印刷装置
11 操作パネル
12 印刷エンジン
121 感光ドラム
123 走査ユニット
124 ロータリ現像ユニット
124rt ロータ
124K K用のカートリッジ装填部
124C C用のカートリッジ装填部
124M M用のカートリッジ装填部
124Y Y用のカートリッジ装填部
13 制御装置
135 ROM
138 EEPROM
139 CPU
21 トナーカートリッジ

Claims (4)

  1. トナーカートリッジが着脱自在に装着される複数の現像部のうちの何れか一つを選択的に動作させる印刷エンジンを搭載した印刷装置であって、
    前記複数の現像部のそれぞれについて、動作させ得るものであるか否かを規定するフラグ情報を記憶する記憶部、
    前記記憶部内のフラグ情報によって動作させ得るものであると規定された現像部のみが選択的に動作されるように、前記印刷エンジンを制御する制御部、及び、
    前記フラグ情報の切り替えの指示を利用者から受け付けて前記記憶部内のフラグ情報を更新する指示受付部
    前記複数の現像部の何れかに対してトナーカートリッジの交換が行われたことを検出するための交換検出部、及び、
    前記交換検出部においてトナーカートリッジの交換が行われたことが検出された現像部のものとして前記記憶部が記憶するフラグ情報が、動作させ得るものではないと規定するものであったときに、そのフラグ情報を、動作させ得るものであると規定する内容に書き換えるフラグ更新部
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 重ね合わせた際に互いに異なる位置に参照像を形成する複数のテストパターン画像の画像データを前記複数の現像部のそれぞれに対応付けて記憶する記憶部、
    トナー残量を確認すべき状態であるか否かを判定する判定部,及び、
    前記判定部がトナー残量を確認すべき状態であると判定したときに、トナーカートリッジが装着されている現像部のそれぞれについて、その現像部に対応するものとして前記記憶部が記憶する画像データに基づくテストパターン画像のトナー像をその現像部内のトナーカートリッジのトナーにて生成して転写対象に転写する処理を、前記印刷エンジンに行わせる印刷制御部
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記各テストパターン画像が、その画像データに対応する現像部を識別するための現像部識別情報を含んでいる
    ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記複数の現像部は、回転自在なロータに組み込まれることによって、感光ドラムの近傍に選択的に配置されるものである
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の印刷装置。
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