JP4635003B2 - 架橋してシリコーンエラストマーになる1成分型ポリオルガノシロキサン組成物 - Google Patents

架橋してシリコーンエラストマーになる1成分型ポリオルガノシロキサン組成物 Download PDF

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Description

本発明の分野は、湿分の不在下において貯蔵安定性であり、周囲温度(例えば5〜35℃)において水(例えば周囲湿分)の存在下で重縮合反応によって架橋して様々な支持体に粘着するエラストマーになる1成分型シリコーンマスチック(マスチックとは、防水剤や充填剤として用いられる粘質物の総称である)の分野である。
重縮合によって架橋するエラストマーの配合中には一般的に、ヒドロキシル化末端を含み且つ随意にSi(OR)a末端を示すようにシランによって予め官能化されたシリコーンオイル(一般的にポリジメチルシロキサン(PDMS))、架橋剤RbSi(OR')4-b(ここで、bは3未満である)、重縮合触媒、慣用的にはスズ塩又はチタン酸アルキル、補強用充填剤及びその他の随意としての添加剤、例えば増量充填剤、接着促進剤、着色料、殺生物剤等が含まれる。架橋の際に、大気中の湿分(又は随意としての2成分組成物の場合に組成物の一部に導入される湿分)が重縮合反応を可能にし、これがエラストマー網状構造の形成をもたらす。
これらのエラストマーは、接着結合、気密化及び型成形のような広い利用分野において1成分型又は2成分型組成物として用いることができる。大気中の湿分によって架橋する1成分型製品又はマスチックは、最も大きい市場を有する。
シリコーンエラストマーをベースとするこのようなマスチックは、特に建築産業において、特に気密化、ジョイント(目地仕上げ)、コーティング及び/又は組立てのための手段として、用いられている。これら1成分型シリコーンマスチック(ペースト状形態)の流動学的性質は、これらの用途において大きな注目を集めている。悪天候や熱に対する耐性、低温における可撓性、使いやすさ及び現場で大気中の湿分に触れた際の迅速な架橋/硬化に関しても同じである。
その固化の際に、マスチックは表面スキンを形成し(表面固化)、次いでコア(中心部)において完全に硬化するまで架橋し続ける(コア固化)。固化反応速度はマスチックの本質的な基準である。かくして、できるだけ速い固化反応速度を有するコア架橋性(即ちコアまで架橋可能な)1成分型組成物を得ることができれば、非常に有利である。
米国特許第4357443号明細書には、シラノール末端を有するポリジオルガノシロキサン、アルコキシシラン及びバナジウム化合物を含み、周囲温度において架橋することができる1成分型組成物が開示されている。この文献には、架橋触媒としてバナジウム化合物を使用し、架橋剤としてアルコキシシランを使用することが述べられている。しかしながら、バナジウム化合物はポリジオルガノシロキサンのシラノール末端に対して高い反応性を示し、従ってバナジウム化合物はポリジオルガノシロキサンの末端にグラフトして架橋剤の働きをする可能性が高い。さらに、組成物がアルコキシシラン(メチルトリメトキシシラン)を含まない場合には、コア架橋能力は組成物の老化後には維持されないようである。この文献は、架橋してエラストマーになることができる組成物中でバナジウム化合物がそれ自体で触媒活性を発揮することができるとは示されていない。
ヨーロッパ特許公開第0164470A号公報には、架橋して剥離性のための薄層を与えることができるシリコーン組成物が開示されている。これらの組成物には、特殊なシリコーンオイル及び次の群:チタンエステル、ジルコニウムエステル、ハフニウムエステル又はバナジウム酸化物エステル:に属する様々な有機金属触媒が用いられる。この文献の教示は、この触媒が薄層を与えるための特殊な組成物の架橋を引き起こすことができるということに限定されており、これらの触媒がマスチック組成物の分野においてコア架橋をもたらすことができるということを導き出すような教示は何らない。
米国特許第4357443号明細書 ヨーロッパ特許公開第0164470A号公報
本発明の目的は、湿分の不在下において貯蔵安定性であり、周囲温度(5〜35℃)において(本質的に周囲湿分によってもたらされる)水の存在下で迅速に架橋/硬化して粘着性エラストマーになることができる1成分型シリコーンマスチック組成物を提供することにある。特に、本発明の目的は、かかる組成物であって、著しく迅速な表面固化反応速度を示して完全なコア固化を示すものを提供することにある。
本発明の別の目的は、かかる組成物であって、架橋の際に有毒な揮発性物質を放出しないものを提供することにある。
これらの目的及びその他の目的は、湿分の不在下において貯蔵安定性であり、水の存在下で架橋してエラストマーになる1成分型ポリオルガノシロキサン(POS)組成物の架橋反応の触媒又は促進剤としてバナジウム化合物を使用することによって達成される。この組成物中のPOSは、アルコキシ、オキシム、アシル及び/又はエノキシタイプ、好ましくはアルコキシタイプの官能化末端を示す非ヒドロキシル化架橋性線状POSである。本発明は、OH基を含むPOSが少ない割合で存在することを除外するものではない。即ち、組成物1g当たりに10マイクロモル未満のOHが存在していてもよい。実際、これらのPOSは、ヒドロキシル化末端を有するPOSに対して好適な架橋剤を用い且つ官能化触媒の存在下で官能化反応を行うことによって得ることができ、ヒドロキシル化末端を有するPOS鎖が依然として少々残ることがあり得る。好ましくは、本発明に従うPOSは、完全にそれらがないものである。この組成物は、その他の慣用の成分(特に充填剤)を追加的に含むことができる。
かくして、本発明の主題事項は、少なくとも1種の架橋性(即ち架橋可能な)線状ポリオルガノポリシロキサンPOS、無機充填剤及び架橋触媒を含み、湿分の不在下において貯蔵安定性であり、水の存在下で架橋してエラストマーになる1成分型ポリオルガノシロキサン(POS)組成物であって、
前記POSが非ヒドロキシル化官能化末端、特にアルコキシ、オキシム、アシル及び/又はエノキシタイプ、好ましくはアルコキシタイプの末端を有すること、
該組成物がヒドロキシル化POSを本質的に含まないこと、即ち組成物1g当たりのOHが10マイクロモル未満であること、並びに
前記触媒がバナジウム化合物であること
を特徴とする、前記組成物にある。
好ましい具体例において、前記組成物は、以下のものを含むことを特徴とする:
(A)次式の少なくとも1種の架橋性線状ポリオルガノポリシロキサンA:
Figure 0004635003
{ここで、置換基R1は同一であっても異なっていてもよく、それぞれ飽和又は不飽和で置換又は非置換の脂肪族、環状脂肪族又は芳香族C1〜C13一価炭化水素基を表わし;
置換基R2は同一であっても異なっていてもよく、それぞれ飽和又は不飽和で置換又は非置換の脂肪族、環状脂肪族又は芳香族C1〜C13一価炭化水素基を表わし;
官能化置換基Rfoは同一であっても異なっていてもよく、それぞれ
・次式のオキシム残基:
Figure 0004635003
(ここで、R3は独立的に直鎖状又は分枝鎖状C1〜C8アルキル、C3〜C8シクロアルキル又はC2〜C8アルケニルを表わす)
・次式のアルコキシ残基:
4O(CH2CH2O)b
(ここで、R4は独立的に直鎖状又は分枝鎖状C1〜C8アルキル又はC3〜C8シクロアルキルを表わし、
bは0又は1である);
・次式のアシル残基:
Figure 0004635003
(ここで、R5は飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝鎖状で置換又は非置換の脂肪族、環状脂肪族又は芳香族C1〜C13一価炭化水素基を表わす);又は
・次式のエノキシ残基:
66C=CR6−O−
(ここで、R6基は同一であっても異なっていてもよく、水素又は飽和若しくは不飽和で直鎖状若しくは分枝鎖状で置換若しくは非置換の脂肪族、環状脂肪族若しくは芳香族C1〜C13一価炭化水素基を表わす):
を表わし、
nはPOS−Aに1000〜1000000mPa・sの範囲の25℃における動的粘度を与えるのに充分な値を有し、
aは0又は1である};
(B)随意としての、式(R1)3SiO1/2(M単位)、(R1)2SiO2/2(D単位)、R1SiO3/2(T単位)及びSiO2(Q単位)(ここで、基R1は同一であっても異なっていてもよく、式(A)について上で与えた意味を有する)のものから選択される少なくとも2個の異なるシロキシ単位を構造中に示し、これらの単位の内の少なくとも1つがT又はQ単位であり、且つ上で与えた定義に相当する少なくとも1個の基Rfoによって官能化された、少なくとも1種のポリオルガノシロキサン樹脂B(この樹脂は、0.1〜10%の範囲の官能基Rfo重量含有率を有し、基R1の一部は基Rfoであるものとする);
(C)随意としての、次式の少なくとも1種の架橋剤C:
(R2)aSi[Rfo]4-a
(ここで、R2、Rfo及びaは上で定義した通りである);
(D)随意としての、次式の、Rfoによって官能化されていない少なくとも1種の非反応性線状ポリジオルガノシロキサンD:
Figure 0004635003
(ここで、置換基R1は同一であっても異なっていてもよく、式(A)のポリオルガノシロキサンAについて上で与えた意味を有し、
mは式(D)のポリマーに10〜200000mPa・sの範囲の25℃における動的粘度を与えるのに充分な値を有する);
(E)架橋触媒又は促進剤としての有効量のバナジウム化合物E;
(F)無機充填剤F、特に補強用及び/又は増量充填剤、好ましくはシリカを基剤とするもの;
(H)随意としての、少なくとも1種の補助剤H。
前記バナジウム化合物Eは、酸化状態3(V3)、4(V4)又は5(V5)のバナジウムの化合物であることができる。
第1の具体例において、化合物EはV5化合物、特に次式(E1):
3VO
(ここで、基Xは同一であっても異なっていてもよく、1電子基リガンドX、特にアルコキシ又はハロゲン原子、及び3電子基リガンドLX、特にアセチルアセトン、β−ケトエステル、マロン酸エステル、アリル化合物、カルバメート、ジチオカルバメート又はカルボン酸から誘導されるリガンドから選択される)
の化合物である。
リガンドの定義は、Didier Astrucによる研究{「Chimie Organometallique」(Organometallic Chemistry)(2000年発行、EDP Sciences社)、特にChapter 1、「Les complexes monometalliques」(Monometallic Complexes)(第31頁以下)を参照}から取り出すことができる。
用語「アルコキシ基」とは、より特定的には、Rが直鎖状又は分枝鎖状C1〜C13、特にC1〜C8、好ましくはC1〜C4アルキル又はC3〜C8シクロアルキルであるOR基を意味するものとする。この定義に対応するV5化合物の例としては、トリアルコキシバナデート、好ましくは[(CH3)2CHO]3VO、(CH3CH2O)3VO、[(CH3)3CO]3VO、[(CH3CH2)(CH3)CHO]3VO又は[(CH3)2(CH2)CHO]3VOを挙げることができる。
ハロゲン原子としては、Cl、Br及びFを挙げることができ、Clが好ましい。
アセチルアセトン又はアリル化合物の誘導体としては、特にアセチルアセトナト(CH3COCHCOCH3)及びアリル(CH2=CH−CH2)基を挙げることができる。
別の具体例において、化合物EはV4化合物、特に次式(E2):
2VO
(ここで、基Xは同一であっても異なっていてもよく、前記のような1電子基リガンドX、特にアルコキシ又はハロゲン原子、及び3電子基リガンドLX、特にアセチルアセトン、β−ケトエステル、マロン酸エステル、アリル化合物、カルバメート、ジチオカルバメート又はカルボン酸から誘導されるリガンドから選択される)
の化合物である。
かかる化合物(E2)の例としては、VOHa2(Ha=ハロゲン、例えばBr、F及びCl)、特にVOCl2、[(CH3)2CHO]2VO、(CH3CH2O)2VO、[(CH3)3CO]2VO、[(CH3CH2)(CH3)CHO]2VO又は[(CH3)2(CH2)CHO]2VOを挙げることができる。
アセチルアセトン又はアリル化合物の誘導体としては、特にアセチルアセトナト(CH3COCHCOCH3)及びアリル(CH2=CH−CH2)基を挙げることができる。
別の具体例において、化合物Eは次式(E3):
VX4
{ここで、X基は同一であっても異なっていてもよく、ハロゲン、特にBr、F又はCl、及びアルコキシ基OR(ここで、Rは特に直鎖状又は分枝鎖状C1〜C13、特にC1〜C8、好ましくはC1〜C4アルキル又はC3〜C8シクロアルキルを表わす)から選択される}
のV4化合物である。
かかるバナジウム化合物(E3)の例としては、[(CH3)2CHO]4V、(CH3O)4V、(CH3CH2O)4V、[(CH3)3CO]4V、[(CH3CH2)(CH3)CHO]4V又は[(CH3)2(CH2)CHO]4Vを挙げることができる。
さらに別の具体例において、化合物EはV3化合物、特に次式(E4):
XVO
(ここで、基Xは3電子基リガンドLX、特にアセチルアセトン、β−ケトエステル、マロン酸エステル、アリル化合物、カルバメート、ジチオカルバメート又はカルボン酸から誘導されるリガンドである)
の化合物である。アセチルアセトン又はアリル化合物の誘導体としては、特にアセチルアセトナト(CH3COCHCOCH3)及びアリル(CH2=CH−CH2)リガンドを挙げることができる。
さらに別の具体例において、化合物E(E5)は、5電子基リガンドL2X、特にジエニルリガンド、特にシクロペンタジエニルリガンドを有するV5化合物、例えば(C55)2V又は(C55)2VCl2である。
本発明に従う組成物は、0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜6重量部の架橋/硬化触媒Eを含むことができる。
触媒は固体又は液体状態にあることができる。これは、単独で添加することもでき、好適な無水溶剤中、例えばシリコーンオイル中で添加することもできる。
本発明に従う1成分型シリコーンマスチック組成物は、このタイプの製品に特有のすべての有利な特性を有するのに加えて、迅速な架橋反応速度、特に無類の表面固化反応速度をも示す。これは、このタイプの用途における慣用の厚さを有するエラストマー部品、即ち特に0.5又は1mm〜数cmの範囲の厚さを有するエラストマー状部品を製造するために用いることができる。典型的には、ジョイントの分野においては、厚さは0.5又は1mm〜1.5又は2cmの範囲であることができる。
さらに、本発明に従うマスチック組成物は経済性がよく、有利な機械的特性を有する架橋エラストマーをもたらし、このエラストマーは数多くの基板に粘着する。
本発明に従う組成物は、必須成分、即ちPOS−Aが架橋用シランCから由来する官能化基Rfoによってその末端(一般的に当初はヒドロキシル官能基を有する)を官能化された1具体例に相当する。POS−Aの前駆体のOH基は、縮合によって架橋用シランCのRfo基と反応する。
POS−Aは、当業者に周知の技術に従って官能化される。この官能化POS−Aは、ここで検討される1成分型マスチックの、湿分の不在下における安定形態に対応する。実際上は、この安定形態とは、組成物が密封されたカートリッジ中に包装された形態であり、このカートリッジは使用の際に作業者によって開封され、作業者がマスチックを望まれるすべての支持体に塗布することを可能にする。
foによって官能化されたPOS−Aのヒドロキシル化前駆体A'は一般的に、次式:
Figure 0004635003
(ここで、R1及びnは式(I)において上で定義した通りである)
のα,ω−ヒドロキシル化ポリジオルガノシロキサンである。
随意としてのRfoによって官能化された樹脂POS−Bは、Rfoによって官能化されたPOS−Aと同じ方法で、官能化基Rfoを有する架橋用シリコーンCとの縮合によって製造することができる。
foによって官能化された樹脂POS−Bの前駆体は、基R1の一部がOH基に相当することを除いて、Bについて上で与えた定義に相当するヒドロキシル化樹脂POS−B'である。
本発明に従う1成分型マスチック組成物は、酸タイプのもの(アセトキシ等)であることもでき、中性タイプのもの(オキシム、アルコキシ等)であることもできる。
本発明の好ましい手筈に従えば、懸案の1成分型シリコーンマスチック組成物は、どちらかと言えば中性タイプのもの、例えばオキシム又はアルコキシタイプのものであり、即ち、式A、B及びCの官能化置換基Rfoは同一であっても異なっていてもよく、それぞれ
・次式のオキシム残基:
Figure 0004635003
(ここで、R3は独立的に直鎖状又は分枝鎖状C1〜C8アルキル、C3〜C8シクロアルキル又はC2〜C8アルケニルを表わし、好ましくはメチル、エチル、プロピル、ブチル、ビニル及びアリルより成る群から選択される);及び/又は
・次式のアルコキシ残基:
4O(CH2CH2O)b
(ここで、R4は独立的に直鎖状又は分枝鎖状C1〜C8アルキル又はC3〜C8シクロアルキルを表わし、好ましくはメチル、エチル、プロピル、ブチル及びメチルグリコールより成る群から選択され、
bは0又は1である):
を表わす。
本発明のより一層好ましい具体例においては、官能化置換基Rfoはアルコキシタイプのものであって、上で定義した通りの式R4O(OCH2CH2)bに相当する。
本発明に従う組成物にとって特に有利な補助剤H又は添加剤の中では、接着促進剤を挙げることができる。
かくして、本発明に従う1成分型マスチックPOS組成物は、特に非求核性で非アミン系の少なくとも1種の接着促進剤H1、好ましくは
(1)ケイ素原子に結合した加水分解可能な基、並びに
(2)(メタ)アクリレート、エポキシ及びアルケニル基の群から選択される基で置換された有機基
を同時に有する有機ケイ素化合物から選択される接着促進剤H1、より一層好ましくは
・ビニルトリメトキシシラン(VTMO)、
・3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(GLYMO)、
・メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン(MEMO)、及び
・それらの混合物
より成る群から選択される接着促進剤H1を含むことができる。
本発明に従う組成物の構成成分の性状をもう少し詳細に説明すると、Rfoによって官能化されたポリマーPOS−Aの置換基R1、Rfoによって官能化された樹脂Bの置換基R1及び随意としての非官能化ポリマーDの置換基R1は、
・1〜13個の炭素原子を有するアルキル及びハロアルキル基、
・5〜13個の炭素原子を有するシクロアルキル及びハロシクロアルキル基、
・2〜8個の炭素原子を有するアルケニル基、
・6〜13個の炭素原子を有する単核アリール及びハロアリール基、
・アルキル部分が2〜3個の炭素原子を有するシアノアルキル基
より成る群から選択することができ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ヘキシル、フェニル、ビニル及び3,3,3−トリフルオロプロピル基が特に好ましい。
さらにより一層特定的には、限定を意図するものではないが、ポリマーPOS−A及び(随意としての)Dについて上に挙げた置換基R1は、次のものを含む:
・1〜13個の炭素原子を有するアルキル及びハロアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、オクチル、デシル、3,3,3−トリフルオロプロピル、4,4,4−トリフルオロブチル又は4,4,4,3,3−ペンタフルオロブチル基、
・5〜13個の炭素原子を有するシクロアルキル及びハロシクロアルキル基、例えばシクロペンチル、シクロヘキシル、メチルシクロヘキシル、プロピルシクロヘキシル、2,3−ジフルオロシクロブチル又は3,4−ジフルオロ−5−メチルシクロヘプチル基、
・2〜8個の炭素原子を有するアルケニル基、例えばビニル、アリル又はブテン−2−イル基、
・6〜13個の炭素原子を有する単核アリール及びハロアリール基、例えばフェニル、トリル、キシリル、クロロフェニル、ジクロロフェニル又はトリクロロフェニル基、
・アルキル部分が2〜3個の炭素原子を有するシアノアルキル基、例えばβ−シアノエチル及びγ−シアノプロピル基。
式(A)のRfoで官能化されたジオルガノポリシロキサンA及び随意としての式(D)の非反応性ジオルガノポリシロキサンD中に存在するシロキシ単位D=(R1)2SiO2/2の具体例としては、次のものを挙げることができる:
(CH3)2SiO、
CH3(CH2=CH)SiO、
CH3(C65)SiO、
(C65)2SiO、
CF3CH2CH2(CH3)SiO、
NC−CH2CH2(CH3)SiO、
NC−CH(CH3)CH2(CH2=CH)SiO、
NC−CH2CH2CH2(C65)SiO。
本発明においては、式(A)の官能化ポリマーAとして、粘度値及び/又はケイ素原子に結合した置換基の性状の点で互いに異なる数種のポリマー(好ましくは最初にヒドロキシル化され、次いでRfoによって官能化されたもの)から成る混合物を用いることもできるということを理解されたい。さらに、式(A)のポリマーAは随意に、式R1SiO3/2のシロキシ単位T及び/又は式SiO4/2のシロキシ単位Qをせいぜい1%(この%はケイ素原子100個当たりのT及び/又はQ単位の数を表わす)の割合で含むことができるということが指摘されるべきである。式(D)の非反応性ポリマーD(随意)にも同じことが当てはまる。
官能化ポリマーAの置換基R1及び非反応性の非官能化ポリマーD(随意)の置換基R1としては、工業製品における入手しやすさの理由で、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ヘキシル、フェニル、ビニル及び3,3,3−トリフルオロプロピル基を用いるのが有利である。これらの置換基の内の少なくとも80%(数を基準とする)がメチル基であるのがより一層有利である。
25℃における動的粘度が1000〜1000000mPa・sの範囲、好ましくは10000〜200000mPa・sの範囲である官能化ポリマーAを用いる。
非官能化ポリマーD(随意)に関しては、これらは10〜200000mPa・sの範囲、好ましくは50〜150000mPa・sの範囲の25℃における動的粘度を示す。
非反応性の非官能化ポリマーDを用いる場合、これらは全部一度に導入してもよく、いくつかの画分に分けて導入してもよく、組成物の調製のいくつかの工程で導入してもよく、単一の工程で導入してもよい。
可能性としての画分は、性状及び/又は割合に関して同一であっても異なっていてもよい。好ましくは、Dは単一工程で全部一度に導入する。
好適な又は有利に用いられるRfoによって官能化された樹脂POS−Bの置換基R1の例としては、官能化ポリマーA及び非反応性の非官能化ポリマーD(随意)について上に名称を挙げたタイプの各種の基R1を挙げることができる。これらのシリコーン樹脂は、よく知られた枝分かれ状ポリオルガノシロキサンポリマーであり、その製造方法は多くの特許明細書中に記載されている。用いることができる樹脂の具体例としては、MQ、MDQ、TD及びMDT樹脂を挙げることができる。
好ましくは、用いることができる樹脂の例としては、Rfoによって官能化された樹脂POS−Bであって構造中にQ単位を含まないものを挙げることができる。より好ましくは、用いることができる樹脂の例として、T単位を少なくとも20重量%含み、Rfo基の重量含有率が0.3〜5%の範囲である官能化TD及びMDT樹脂を挙げることができる。さらにより一層好ましくは、このタイプの樹脂であって、構造中の置換基R1の少なくとも80%(数を基準とする)がメチル基であるものを用いる。樹脂Bの官能基Rfoは、M、D及び/又はT単位中に存在することができる。
官能化POS−A及び架橋剤Cに関しては、特に好適な置換基R2の具体例としては、官能化ポリマーA及び非反応性の非官能化ポリマーDの置換基R1について上に名称を挙げたものと同じ基を挙げることができる。
官能化基Rfoの構成要素である置換基R3、R4及びR5に関しては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル及びn−ブチルのようなC1〜C4アルキル基が特に好適であることは明らかであると言及されよう。
本発明に従う組成物の好ましい具体例に従えば、最初にヒドロキシル化されたPOSの官能化のために用いられるRfo基は、アルコキシタイプのものであり、さらにより一層好ましくは以下のものより成る群から選択されるシラン架橋剤Cから得られる:
Si(OCH3)4
Si(OCH2CH3)4
Si(OCH2CH2CH3)4
(CH3O)3SiCH3
(C25O)3SiCH3
(CH3O)3Si(CH=CH2)
(C25O)3Si(CH=CH2)
(CH3O)3Si(CH2−CH=CH2)
(CH3O)3Si[CH2−(CH3)C=CH2]
(C25O)3Si(OCH3)
Si(OCH2−CH2−OCH3)4
CH3Si(OCH2−CH2−OCH3)3
(CH2=CH)Si(OCH2CH2OCH3)3
65Si(OCH3)3
65Si(OCH2−CH2−OCH3)3
実際上は、官能化基Rfoを有するシラン架橋剤Cは、Si(OC25)4、CH3Si(OCH3)3、CH3Si(OC25)3、(C25O)3Si(OCH3)、(CH2=CH)Si(OCH3)3又は(CH2=CH)Si(OC25)3から選択される。
本発明の1つの具体例に従えば、POS−A及びバナジウム触媒を含む組成物はまた、上記のような少なくとも1種の架橋剤Cをも含むことができる。
無機充填剤Fは、固体の形の非晶質シリカから成ることができる。提供するシリカの物理的状態は重要ではなく、即ち充填剤は粉末、微小パール、グラニュール又はビーズの形で提供することができる。
当業者に周知のすべての沈降シリカ又は熱分解法シリカ(若しくはヒュームドシリカ)は、本発明において用いることができる非晶質シリカとして好適である。もちろん、様々なシリカのブレンドを用いることもできる。
粉末の形の沈降シリカ、粉末の形のヒュームドシリカ又はそれらの混合物が好ましい。それらのBET比表面積は、一般的に40m2/gより大きく、好ましくは100〜300m2/gの範囲である。より一層好ましくは、粉末の形のヒュームドシリカを用いる。
1つの別態様に従えば、充填剤Fは、シリカに加えて、不透明化白色充填剤、例えば炭酸カルシウム、酸化チタン又は酸化アルミニウムから成ることができ、さらにはカーボンブラックから成ることさえできる。
実施に当たっては、充填剤Fは、平均粒子直径が0.1μmより大きい粗大な無機及び/又は有機物質の形で提供することができる。好ましい充填剤には、石英粉末、ケイ藻シリカ、炭酸カルシウム、焼成クレー、ルチルタイプの酸化チタン、鉄、亜鉛、クロム、ジルコニウム又はマグネシウム酸化物、様々な形のアルミナ(水和又は非水和)、窒化ホウ素、リトポン、メタホウ酸バリウム、コルク粉末、木材のおがくず、フタロシアニン、無機及び有機ファイバー、並びに有機ポリマー(ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン又はポリ(塩化ビニル))が包含される。
これらの充填剤、特に無機充填剤は、様々な有機ケイ素化合物で処理することによって表面変性されていることができる。この有機ケイ素化合物は、この用途のために通常用いられるものであり、かくしてオルガノクロロシラン、ジオルガノシクロポリシロキサン、ヘキサオルガノジシロキサン、ヘキサオルガノジシラザン又はジオルガノシクロポリシラザンであることができる(フランス国特許第1126884号、同第1136885号、同第1236505号及び英国特許第1024234号の各明細書)。処理された充填剤は大抵の場合、それらの重量の3〜30%の有機ケイ素化合物を含む。
充填剤の導入目的は、本発明に従う組成物の硬化の結果として得られるエラストマーに良好な機械的特徴及び流動学的特徴を与えることである。単一のタイプの充填剤を導入することもでき、いくつかのタイプの充填剤の混合物を導入することもできる。
これらの充填剤と組み合わせて、無機及び/又は有機顔料並びにエラストマーの温度安定性改善剤(希土類金属の塩及び酸化物、例えば酸化第二セリウム及び水酸化第二セリウム)及び/又は耐炎性改善剤を用いることができる。耐炎性改善剤の中では、ハロゲン化有機誘導体、有機リン誘導体、白金誘導体、例えばクロロ白金酸(そのアルカノール若しくはエーテルとの反応生成物)、又は塩化第一白金−オレフィン錯体を挙げることができる。これらの顔料及び添加剤は、合計で充填剤の多くとも20重量%を占める。
本発明の好ましい特徴に従えば、1成分型マスチックPOS組成物は、次のものを含む:
・Rfoで官能化された線状ジオルガノポリシロキサンA 100重量部、
・ヒドロキシル化樹脂B 0〜30重量部、好ましくは5〜15重量部、
・架橋剤C 2〜15重量部、好ましくは3.5〜12重量部、
・非反応性の非官能化ポリマー線状ジオルガノポリシロキサンD 0〜60重量部、好ましくは5〜60重量部、
・架橋/硬化触媒E 0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜6重量部、
・シリカ及び/又は炭酸塩をベースとする充填剤F 2〜250重量部、好ましくは10〜200重量部、
・接着促進剤H 0〜20重量部、特に0.1〜20重量部、好ましくは0.1〜10重量部。
その他の慣用の補助剤及び添加剤Hを本発明に従う組成物に添加することができる。これらは、この組成物が用いられる用途に応じて選択される。
本発明に従う組成物は、湿分の存在下において周囲温度、特に5〜35℃の範囲の温度で硬化する。硬化(又は架橋)は、組成物本体の外側から内側に向けて起こる。最初に表面においてスキンが形成し、次いで組成物の本体中で架橋が続く。
これらの組成物は、建築産業におけるジョイント、又は建築産業の分野並びに自動車、家庭用電気器具及びエレクトロニクス産業の分野における様々な材料(金属;例えばPVCやPMMAのようなプラスチック;天然及び合成ゴム;木材;厚紙;陶器;煉瓦;ガラス;石材;コンクリート;石煉瓦材料)の組立て及び接着のような多様な用途のために用いることができる。
本発明の別の局面に従えば、本発明の別の主題事項は、前記の1成分型シリコーンマスチック組成物を架橋及び硬化させることによって得られるエラストマー、特に各種支持体に対して粘着することができるエラストマーにある。
本発明に従う1成分型オルガノポリシロキサン組成物は、湿分を排除しながら調製され、この調製は、撹拌機を備え、必要ならば真空にすることができ、次いで随意に空気を無水気体、例えば窒素で追い出して置換することができる密閉式反応器中で実施される。
装置の例としては、低速分散装置、パドル、プロペラ、アーム若しくはアンカー形ミキサー、遊星型ミキサー、フック形ミキサー、又は一軸若しくは多軸スクリュー押出機を挙げることができる。
本発明のさらなる主題事項は、少なくとも1種の架橋性線状ポリオルガノポリシロキサンPOS及び無機充填剤を含み、湿分の不在下において貯蔵安定性であり、水の存在下で架橋してエラストマーになる1成分型ポリオルガノシロキサン(POS)組成物用の触媒としてバナジウム化合物を使用することにあり、前記POSは、非ヒドロキシル化官能化末端、特にアルコキシ、オキシム、アシル及び/又はエノキシタイプ、好ましくはアルコキシタイプの末端、好ましくはアルコキシタイプの末端を有するものであり、前記組成物は、ヒドロキシル化末端を有するPOSを本質的に(好ましくは全く)含まないものである。この使用の点において、バナジウム化合物、POS、充填剤及びその他の随意成分は、様々な形にあるものであり、上記の通りである。
本発明は、以下の非限定的な実施例によってより一層よく理解されるであろう。
比較例1:Ti(OBu) 4 で触媒されるRTV1の配合物
「バタフライ」一軸ミキサーの容器に、
・約130000mPa・sの粘度を有するα,ω−ジヒドロキシル化ポリジメチルシロキサンオイル(ヒドロキシル化オイル)791g、
・約100mPa・sの粘度を有するα,ω−トリメチルシリル化ポリジメチルシロキサンオイル(メチル化オイル)240g、
・Breox B225(登録商標)タイプのポリエーテル3.6g、及び
・ビニルトリメトキシシランタイプの架橋剤36.0g
を装填する。この全体を200回転/分において2分間混合し、水酸化リチウム官能化触媒4.6gをこの容器中に導入する。400回転/分で撹拌しながら4分間官能化反応を起こさせ、次いで約150m2/gの比表面積を有する熱分解法シリカ114gを添加して中庸撹拌速度(160回転/分)及び次いで高撹拌速度(400回転/分で4分間)で撹拌して、混合物中にシリカを完全に分散させる。
次いで、触媒(チタンテトラブトキシド [CH3(CH2)3O]4Ti)15.6g(即ち3.8ミリモル/100g)を30秒かけて導入する。400回転/分において4分間、次いで130回転/分において6分間、29ミリバールの真空下で混合を実施する。ペーストが得られ、これを密封されたカートリッジ中に移す。
例2:[(CH 3 ) 2 CH−O] 3 VOで触媒されるRTV1の配合物
プロセスは前のプロセスと同一であるが、しかしチタン触媒を導入する代わりにバナジルトリイソプロポキシド([(CH3)2CH−O]3VO)触媒11.2g(即ち3.8ミリモル/100g)を導入する。
例1及び2の結果:
Figure 0004635003
* カートリッジを50℃において21日間の老化(エージング)(促進老化)
Nd=測定せず。
コメント:バナジウム触媒により、従来の触媒を用いた対照例と同等の特性を有していながら安定な製品が得られる。より高い架橋レベルが観察される。主な利点は、チタン触媒を用いた対照例と比較して、極めて迅速な固化反応速度及び特に表面固化反応速度(上で定義したSFT及び不粘着時間の両方によって特徴付けられる)をもたらすことである。
老化試験の後に、[(CH3)2CH−O]3VOで触媒されたマスチックは、固化に続いて架橋して、用途に完全に適合した網状構造を形成するのに対して、Ti(OBu)4で触媒されたマスチックは収縮する。
例3:触媒抜きのベース(ペースト)の合成
約50000mPa・sの粘度を有するα,ω−ジヒドロキシル化ポリジメチルシロキサンオイル(「ヒドロキシル化」オイル)1030g及びビニルトリメトキシシランタイプの架橋剤33.0gを、「バタフライ」一軸ミキサーの容器に装填する。全体を200回転/分で2分間混合し、水酸化リチウム官能化触媒4.2gをこの容器中に導入する。400回転/分で撹拌しながら4分間官能化反応を起こさせ、次いで約150m2/gの比表面積を有する熱分解法シリカ33.0gを添加して中庸撹拌速度(160回転/分)及び次いで高撹拌速度(400回転/分で4分間)で撹拌して、混合物中にシリカを完全に分散させる。まあまあ濃密ではあるがまだ流動性がある粘弾性流体が得られる。こうして得られたペーストを真空下でガス抜き(30ミリバールの真空下で130回転/分において6分間)し、次いで貯蔵のために容器中に移す。
例4:ペーストへの触媒の添加
大気中の湿分によって架橋するマスチックを得るために、様々な縮合触媒を、触媒実体の一定モル量に相当する量Xで、例3において得られたペースト(30−Xg)に添加した。
比較した各種触媒は、次のものである:
・Atofina社から入手したFascat(登録商標)4202 CL(ジブチルスズジラウレート)(これはスズを18.1%含む);
・チタン酸テトラブチル(「TBT」)(これはチタンを14.1%含む);
・バナジルトリイソプロポキシド[(CH3)2CH−O]3VO(これはバナジウムを20.9%含む);
・三塩化バナジルCl3VO(これはバナジウムを29.4%含む);
・ナフテン酸中35%のナフテン酸バナジル(「NaVO」)(これはバナジウムを約3%含む)。
結果:
各組成物の触媒としての能力を3つの方法で評価した:
・スキン形成時間「SFT」(表面架橋が観察されるまでの時間);
・24時間での粘着質の手触りの持続(「TF24時間」);
・23℃/50%RHにおいて7日間の架橋の後の硬度(ショアーA)(厚さ約6mmの円盤形の試験片の上面/底面の硬度)(ASTM規格D−2240)。
Figure 0004635003
コメント
バナジル触媒は、良好な架橋を可能にする。バナジルトリイソプロポキシド及び三塩化バナジルについては、固化速度は、チタン触媒及びスズ触媒のものよりはるかに良好である。これらは、24時間前に不粘着質の感触を達成することを可能にする。7日間における硬度は触媒に応じて変わることができ、空気との接触面において20〜23ショアーAまでの範囲であることができる。底面(支持体との接触面)もまた、7日間で満足できるレベルの架橋を示し、硬度は依然として12ショアーAより大きく、特にNaVOについては最大のショアーA硬度が得られ、これはコア架橋の存在を示す。
添付した特許請求の範囲に規定される発明は、上記の説明中に示した特定的な具体例に限定されるものではなく、その範囲からも本発明の技術思想からも逸脱しない別形態を包含するということを、はっきり理解すべきである。

Claims (9)

  1. 湿分の不在下において貯蔵安定性であり、水の存在下で架橋してエラストマーになる1成分型ポリオルガノシロキサン(POS)組成物であって、
    次の(A)、(B)、(C)、(D)、(E)及び(F):
    (A)次式の少なくとも1種の架橋性線状ポリオルガノポリシロキサンA:
    Figure 0004635003
    {ここで、置換基R1は同一であっても異なっていてもよく、それぞれ飽和又は不飽和で置換又は非置換の脂肪族、環状脂肪族又は芳香族C1〜C13一価炭化水素基を表わし;
    置換基R2は同一であっても異なっていてもよく、それぞれ飽和又は不飽和で置換又は非置換の脂肪族、環状脂肪族又は芳香族C1〜C13一価炭化水素基を表わし;
    官能化置換基Rfoは同一であっても異なっていてもよく、それぞれ
    ・次式のオキシム残基:
    Figure 0004635003
    (ここで、R3は独立的に直鎖状又は分枝鎖状C1〜C8アルキル、C3〜C8シクロアルキル又はC2〜C8アルケニルを表わす)
    ・次式のアルコキシ残基:
    4O(CH2CH2O)b
    (ここで、R4は独立的に直鎖状又は分枝鎖状C1〜C8アルキル又はC3〜C8シクロアルキルを表わし、
    bは0又は1である);
    ・次式のアシル残基:
    Figure 0004635003
    (ここで、R5は飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝鎖状で置換又は非置換の脂肪族、環状脂肪族又は芳香族C1〜C13一価炭化水素基を表わす);又は
    ・次式のエノキシ残基:
    66C=CR6−O−
    (ここで、R6基は同一であっても異なっていてもよく、水素又は飽和若しくは不飽和で直鎖状若しくは分枝鎖状で置換若しくは非置換の脂肪族、環状脂肪族若しくは芳香族C1〜C13一価炭化水素基を表わす):
    を表わし、
    nはPOS−Aに1000〜1000000mPa・sの範囲の25℃における動的粘度を与えるのに充分な値を有し、
    aは0又は1である};
    (B)随意としての、式(R1)3SiO1/2(M単位)、(R1)2SiO2/2(D単位)、R1SiO3/2(T単位)及びSiO2(Q単位)(ここで、基R1は同一であっても異なっていてもよく、式(A)について上で与えた意味を有する)のものから選択される少なくとも2個の異なるシロキシ単位を構造中に示し、これらの単位の内の少なくとも1つがT又はQ単位であり、且つ上で与えた定義に相当する少なくとも1個の基Rfoによって官能化された、少なくとも1種のポリオルガノシロキサン樹脂B(この樹脂は、0.1〜10%の範囲の官能基Rfo重量含有率を有し、基R1の一部は基Rfoであるものとする);
    (C)随意としての、次式の少なくとも1種の架橋剤C:
    (R2)aSi[Rfo]4-a
    (ここで、R2、Rfo及びaは上で定義した通りである);
    (D)随意としての、次式の、Rfoによって官能化されていない少なくとも1種の非反応性線状ポリジオルガノシロキサンD:
    Figure 0004635003
    (ここで、置換基R1は同一であっても異なっていてもよく、式(A)のポリオルガノシロキサンAについて上で与えた意味を有し、
    mは式(D)のポリマーに10〜200000mPa・sの範囲の25℃における動的粘度を与えるのに充分な値を有する);
    (E)架橋触媒又は促進剤としての有効量のバナジウム化合物E;
    (F)無機充填剤F:
    を含み、ヒドロキシル化POSを本質的に含まないこと
    前記の化合物Eが酸化状態5のバナジウムの次式(E 1 ):
    3 VO
    (ここで、基Xは同一であっても異なっていてもよく、アルコキシ又はハロゲン原子から選択される1電子基リガンドX、並びにアセチルアセトン、β−ケトエステル、マロン酸エステル、アリル化合物、カルバメート、ジチオカルバメート又はカルボン酸から誘導されるリガンドから選択される3電子基リガンドLXから選択される)
    の化合物であること、並びに
    fo によって官能化されたポリマーPOS−Aの置換基R 1 、R fo によって官能化された樹脂Bの置換基R 1 及び随意としての非反応性の非官能化ポリマーDの置換基R 1
    ・1〜13個の炭素原子を有するアルキル及びハロアルキル基、
    ・5〜13個の炭素原子を有するシクロアルキル及びハロシクロアルキル基、
    ・2〜8個の炭素原子を有するアルケニル基、
    ・6〜13個の炭素原子を有する単核アリール及びハロアリール基、
    ・アルキル部分が2〜3個の炭素原子を有するシアノアルキル基
    より成る群から選択されること
    を特徴とする、前記組成物。
  2. (H)少なくとも1種の接着促進剤H1をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記バナジウム化合物が[(CH3)2CHO]3VO、(CH3CH2O)3VO、[(CH3)3CO]3VO、[(CH3CH2)(CH3)CHO]3VO又は[(CH3)2(CH2)CHO]3VOから選択されるトリアルコキシバナデートであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 式(E1)中のXがアルコキシ基ORであり、ここで、Rは直鎖状又は分枝鎖状C1〜C13アルキル又はC3〜C8シクロアルキルであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の組成物。
  5. 前記3電子基リガンドLXがアセチルアセトナト(CH3COCHCOCH3)及びアリル(CH2=CH−CH2)基から選択されることを特徴とする、請求項又はに記載の組成物。
  6. 前記架橋/硬化触媒Eを0.1〜10重量部含むことを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の組成物。
  7. 前記官能化置換基Rfoがアルコキシタイプのものであって、式R4O(CH2CH2O)b
    (ここで、R4は独立的に直鎖状又は分枝鎖状C1〜C8アルキル又はC3〜C8シクロアルキルを表わし、
    bは0又は1である)
    に相当することを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の組成物。
  8. 請求項1〜のいずれかに記載の組成物を架橋させて硬化させることによって得られ、各種基板に対して粘着することができるエラストマー。
  9. 請求項1に記載の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(F)を含み、ヒドロキシル化POSを本質的に含まない、湿分の不在下において貯蔵安定性であり且つ水の存在下で架橋してエラストマーになる1成分型ポリオルガノシロキサン(POS)組成物用の触媒としての、請求項1〜のいずれかに記載のバナジウム化合物の使用。
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