JP4634864B2 - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体記憶装置およびその製造方法に関する。
デジタルカメラ、携帯電話、携帯オーディオ機器等の半導体記憶装置としてNOR型フラッシュメモリの需要が急速に拡大している。これら機器の小型化、軽量化、高機能化の要求はますます厳しくなっている。それに伴いNOR型フラッシュメモリの微細化、高集積化、低電源電圧化、信頼性の向上が求められている。
S. Saito et al., Extended Abstracts of the 2002 International Conference on Solid State Devices and Materials, pp. 704-705, 2002 A. Kaneko et al., Extended Abstracts of the 2003 International Conference on Solid State Devices and Materials, pp. 56-57, 2003
しかし、電源電圧を低くすると、NOR型フラッシュメモリの動作速度が低下してしまう。電源電圧を上昇させれば、その動作速度は向上する。しかし、低電源電圧化の要求を満たすことができない。
また、メモリセルを微細化すると、フローティングゲートと充分な電荷を蓄積することができず、メモリセルの閾値電圧が低下するという問題が生じる。これは信頼性の低下に繋がる。
そこで、本発明の目的は、動作速度を劣化させることなく電源電圧を低電圧化することができ、信頼性の高い半導体記憶装置およびその製造方法を提供することである。
本発明に係る実施形態に従った半導体記憶装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられた第1のゲート絶縁膜と、前記第1のゲート絶縁膜上に設けられたフローティングゲートと、前記フローティングゲート上に設けられた第2のゲート絶縁膜と、前記第2のゲート絶縁膜上に設けられたコントロールゲートと、前記フローティングゲートの下にあるチャネル領域を挟むように前記半導体基板に形成されたソース層およびドレイン層と、前記ソース層に電気的に接続されたソース電極と、前記ドレイン層上に設けられ、前記ソース層上には設けられておらず、シリコン酸化膜よりも誘電率の高い絶縁材料からなり、固定電荷を有する緩衝膜と、前記緩衝膜を貫通して前記ドレイン層に電気的に接続されたドレイン電極とを含むメモリセルを備え、
前記半導体基板の表面の上方から見たときに、前記フローティングゲートと前記ドレイン層との重複領域は、前記フローティングゲートと前記ソース層との重複領域よりも狭い。
本発明に係る他の実施形態に従った半導体記憶装置は、半導体基板上に設けられた第1のゲート絶縁膜と、前記第1のゲート絶縁膜上に設けられたフローティングゲートと、前記フローティングゲート上に設けられた第2のゲート絶縁膜と、前記第2のゲート絶縁膜上に設けられたコントロールゲートと、前記フローティングゲートの下にあるチャネル領域を挟むように前記半導体基板に形成されたソース層およびドレイン層と、前記ドレイン層上に設けられ、前記ソース層上には設けられておらず、シリコン酸化膜よりも誘電率の高い絶縁材料からなり、固定電荷を有する緩衝膜と、前記ソース層に電気的に接続されたソース電極と、前記ドレイン層に電気的に接続されたドレイン電極と、を含むメモリセルを備え、
複数の前記メモリセルがチャネル長方向に隣接し、前記ドレイン電極側に隣接する前記メモリセル間の間隔は、前記ソース電極側に隣接する前記メモリセル間の間隔よりも狭く、前記ドレイン電極は、前記緩衝膜を貫通して前記ドレイン層に電気的に接続している。
本発明に係る実施形態に従った半導体記憶装置の製造方法は、コントロールゲート電極の制御を受けてソースとドレインとの間のチャネル領域から電荷をフローティングゲート電極に蓄積またはフローティングゲート電極から放出するメモリセルを備え、複数の前記メモリセルが前記ソースまたは前記ドレインを挟んでチャネル長方向に隣接した半導体記憶装置の製造方法であって、
半導体基板上に第1のゲート絶縁膜、フローティングゲート材料、第2のゲート絶縁膜およびコントロールゲート材料を順に積層し、
前記ソースおよび前記ドレインの各領域上の前記第1のゲート絶縁膜、前記フローティングゲート材料、前記第2のゲート絶縁膜および前記コントロールゲート材料をエッチングして前記フローティングゲート電極および前記コントロールゲート電極を形成し、
前記半導体基板上に、シリコン酸化膜よりも誘電率の高い絶縁材料からなり、固定電荷を有する緩衝膜を堆積し、
前記ドレインの領域上に前記緩衝膜を残存させたまま、前記ソースの領域上の前記緩衝膜をエッチングし、
前記ソースおよび前記ドレインの各領域に不純物を導入することを具備する。
本発明に係る他の実施形態に従った半導体記憶装置の製造方法は、コントロールゲート電極の制御を受けてソース領域とドレイン領域との間のチャネル領域から電荷をフローティングゲート電極に蓄積またはフローティングゲート電極から放出するメモリセルを備え、複数の前記メモリセルが前記ソース領域または前記ドレイン領域を挟んでチャネル長方向に隣接した半導体記憶装置の製造方法であって、
半導体基板上に第1のゲート絶縁膜、フローティングゲート材料、第2のゲート絶縁膜およびコントロールゲート材料を順に積層し、
前記ソースおよび前記ドレインの各領域上の前記第1のゲート絶縁膜、前記フローティングゲート材料、前記第2のゲート絶縁膜および前記コントロールゲート材料をエッチングすることによって、前記第1のゲート絶縁膜、前記フローティングゲート電極、前記第2のゲート絶縁膜および前記コントロールゲート電極からなる積層体が、前記ソース領域を挟んで隣接する該積層体間の間隔よりも前記ドレイン領域を挟んで隣接する該積層体間の間隔のほうが狭くなるように形成され、
隣り合う前記積層体間に、シリコン酸化膜よりも誘電率の高い絶縁材料からなり、固定電荷を有する緩衝膜を堆積し、
前記緩衝膜とエッチングレートが異なるマスク用絶縁膜を堆積することによって、前記積層体間のうち前記ソース領域の前記積層体間を該マスク用絶縁膜で充填することなく、前記ドレイン領域の前記積層体間を該マスク用絶縁膜で充填し、
前記マスク用絶縁膜を異方的にエッチングすることによって、前記ドレイン領域上の前記緩衝膜を前記マスク用絶縁膜で被覆したまま、前記ソース領域上の前記緩衝膜を露出させ、
前記マスク用絶縁膜をマスクとして用いて、前記ドレイン領域上に前記緩衝膜を残存させたまま、前記ソース領域上の前記緩衝膜を自己整合的にエッチングし、
前記ソース領域および前記ドレイン領域に不純物を導入することを具備する。
本発明に係る半導体記憶装置は、動作速度を劣化させることなく電源電圧を低電圧化することができ、かつ信頼性が高い。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る第1の実施形態に従った半導体記憶装置100の断面図である。半導体記憶装置100は、例えば、NOR型フラッシュメモリ等のNOR型不揮発性半導体記憶装置である。
半導体記憶装置100は、複数のメモリセルMCを備えている。これらのメモリセルMCは、半導体基板10上にソース電極Sまたはドレイン電極Dを挟んで隣接するように配列されている。図1には3つのメモリセルMCが図示されているが、実際には多数のメモリセルMCが半導体基板10上に設けられている。図1の断面図は、メモリセルMCのチャネル長方向に切断した断面図である。
メモリセルMCは、半導体基板10上に設けられた第1のゲート絶縁膜20と、第1のゲート絶縁膜20上に設けられたフローティングゲートFGと、フローティングゲートFG上に設けられた第2のゲート絶縁膜30と、第2のゲート絶縁膜30上に設けられたコントロールゲートCGとを備えている。第1のゲート絶縁膜20、フローティングゲートFG、第2のゲート絶縁膜30およびコントロールゲートCGは積層構造となっている。フローティングゲートFGおよびコントロールゲートCGは、図1に示す断面図に対して垂直方向へ延伸している。
半導体基板10は、例えば、シリコンからなり、SOI基板のSOI層であってもよい。フローティングゲートFGおよびコントロールゲートCGは、例えば、ポリシリコンからなる。第1のゲート絶縁膜20および第2のゲート絶縁膜30は、例えば、シリコン酸化膜、シリコン酸窒化膜、シリコン酸化膜よりも誘電率の高い高誘電体絶縁膜(例えば、HfO等)からなる。第1のゲート絶縁膜20は、フローティングゲートFGに電荷を蓄積またはフローティングゲートFGから電荷を放出する際にトンネルゲート絶縁膜として機能する。
フローティングゲートFGおよびコントロールゲートCGのそれぞれの側壁には、側壁絶縁膜40が設けられている。さらに、第1のゲート絶縁膜20、フローティングゲートFG、第2のゲート絶縁膜30およびコントロールゲートCGからなる積層構造を被覆するように層間絶縁膜70〜72が設けられている。側壁絶縁膜40および層間絶縁膜70〜72は、例えば、シリコン酸化膜からなる。層間絶縁膜70〜72は、シリコン窒化膜またはTEOS膜であってもよい。
メモリセルMCは、ソース層50、ドレイン層60、ソース電極S、ドレイン電極Dおよび緩衝膜80をさらに備えている。ソース層50およびドレイン層60はフローティングゲートFGの下にあるチャネル領域を挟むように半導体基板10に形成されている。ソース電極Sは、ソース層50に電気的に接続されている。ドレイン電極Dは、ドレイン層60に電気的に接続されている。
半導体基板10がP型半導体基板である場合には、ソース層50およびドレイン層60はN型の不純物拡散層であり、半導体基板10がN型半導体基板である場合には、ソース層50およびドレイン層60はP型の不純物拡散層である。ソース電極Sおよびドレイン電極Dは、例えば、銅またはアルミニウムを含む金属からなる。
このメモリセルMCのチャネル長方向の断面において、ドレイン層60の幅LDLは、ソース層50の幅LSLよりも狭い。また、隣り合うメモリセルMCの各フローティングゲートFG間の距離Lは、ソース領域およびドレイン領域において等しい。従って、半導体基板10の表面の上方から見たときに、フローティングゲートFGとドレイン層60との重複領域は、フローティングゲートFGとソース層50との重複領域よりも狭くなる。これは、ドレイン層60の幅LDLとフローティングゲートFG間の距離Lとの差(LDL−L)がソース層50の幅LSLとフローティングゲートFG間の距離Lとの差(LSL−L)よりも小さいことから明らかである。
緩衝膜80は、ドレイン層60上に設けられているが、ソース層50上には設けられていない。ドレイン電極Dは、緩衝膜80を貫通してドレイン層60に接続している。緩衝膜80は、絶縁体であり、シリコン酸化膜であってよい。しかし、緩衝膜80は、シリコン酸化膜よりも誘電率の高い高誘電体絶縁膜からなることがこのましい。それにより、ドレイン電圧を低下させることができ、その結果、半導体記憶装置100全体の消費電力が低下するからである。高誘電体絶縁膜からなる緩衝膜80に関しては、第3の実施形態において詳述する。
メモリセルMCは、コントロールゲートCGの制御を受けてソース層50とドレイン層60との間のチャネル領域から電荷をフローティングゲートFGに蓄積またはフローティングゲートFGから放出する。これにより、メモリセルMCは、データを格納することができる。
本実施形態では、ドレイン層60の幅LDLがソース層50の幅LSLよりも狭い。これによって、電荷(例えば、電子)の走行距離は、メモリセルMCのチャネル領域のうちドレイン層60端部の近傍において長くなる。電荷の走行距離が長くなると、ドレイン層60端部に集中する電界によって電荷が大きく加速される。それにより、電荷の平均エネルギーが上昇し、半導体基板10と第1のゲート絶縁膜20との界面のバリアハイトより大きなエネルギーを有する電荷(ホットエレクトロン)が多くなる。その結果、フローティングゲートFGへ流れ込む電荷量が増えるので、本実施形態による半導体記憶装置100は効率的にデータを書き込むことができる。
図2から図9は、本発明に係る第1の実施形態に従った半導体記憶装置100の製造方法の流れを示す断面図である。図2から図9を参照して、半導体記憶装置100の製造方法を説明する。
まず、半導体基板10上に第1のゲート絶縁膜20としてシリコン酸化膜、シリコン酸窒化膜、シリコン酸化膜よりも誘電率の高い高誘電体膜(例えば、HfO等)を形成する。続いて、第1のゲート絶縁膜20上にフローティングゲートFGの材料としてドープトポリシリコン、第2のゲート絶縁膜30としてシリコン酸化膜、およびコントロールゲートCGの材料としてドープトポリシリコンを順に堆積する。次に、ソース領域およびドレイン領域上の第1のゲート絶縁膜20、フローティングゲートFGの材料、第2のゲート絶縁膜30およびコントロールゲートCGの材料をRIEによりエッチングする。これにより、図2に示すようにフローティングゲート電極FGおよびコントロールゲート電極CGが形成される。以下、積層された第1のゲート絶縁膜20、フローティングゲート電極FG、第2のゲート絶縁膜30およびコントロールゲート電極CGを“積層体”と呼ぶ。
続いて、積層体を被覆するように側壁絶縁膜40の材料を堆積する。側壁絶縁膜40の材料は、例えば、シリコン酸化膜またはシリコン窒化膜等の絶縁膜である。この絶縁膜をRIEで異方的にエッチングすることによって、第1のゲート絶縁膜20、フローティングゲートFG、第2のゲート絶縁膜30およびコントロールゲートCGの側壁を被覆するように側壁絶縁膜40が形成される。このとき、隣り合う積層体の間の絶縁膜が除去され、その部分の半導体基板10の表面が露出する。また、コントロールゲートCG上の絶縁膜も除去される。しかし、コントロールゲートCG上の絶縁膜(40)は、コントロールゲートCGを保護するために、図2の破線で示すようにコントロールゲートCG上に残存させてもよい。
次に、絶縁膜を堆積した後、エッチングすることにより、緩衝膜80および81を形成する。緩衝膜80は、後の工程でドレイン層が形成される領域に設けられ、緩衝膜81は、後の工程でソース層が形成される領域に設けられている。緩衝膜81は、後の工程で除去されるので、実際には緩衝膜としては用いられない。緩衝膜80および81の材料は、側壁絶縁膜40の材料とエッチング選択比(エッチングレート)において異なる絶縁材料である。例えば、側壁絶縁膜40の材料がシリコン酸化膜の場合、緩衝膜80および81の材料はシリコン窒化膜でよい。側壁絶縁膜40の材料がシリコン窒化膜の場合、緩衝膜80および81の材料はシリコン酸化膜でよい。緩衝膜80および81の材料は、側壁絶縁膜40の材料に対して選択的にエッチング可能な材質であればよく、特に限定しない。但し、上述のように、ドレイン電圧を低下させるためには、緩衝膜80および81の材料は、シリコン酸化膜よりも誘電率の高い高誘電体絶縁膜であることが好ましい。
次に、図4に示すように絶縁膜14を堆積する。絶縁膜14の材料は、側壁絶縁膜40および緩衝膜80、81の材料とはエッチング選択比において異なる材料である。例えば、絶縁膜14の材料は、TEOS膜またはシリコン窒化膜である。続いて、リソグラフィを用いてフォトレジスト15をパターニングした後、RIEで絶縁膜14をエッチングする。これにより、絶縁膜14は、ドレイン層を形成する領域に設けられた緩衝膜80を被覆したまま、ソース層を形成する領域に設けられた緩衝膜81を露出させる。
次に、絶縁膜14をハードマスクとして用いて、緩衝膜80を残存させたまま、緩衝膜81をエッチングする。このとき、緩衝膜81の材料は、側壁絶縁膜40の材料とエッチング選択比において異なるため、緩衝膜81のみを選択的にエッチングすることができる。さらに、絶縁膜14を除去することによって、図5に示す構造が得られる。
次に、図6に示すように、絶縁膜70および71を堆積する。絶縁膜70の材料は、側壁絶縁膜40の材料と同じでよく、例えば、TEOS膜である。従って、図6では、絶縁膜70と側壁絶縁膜40との境界を示していない。絶縁膜71の材料は、例えば、シリコン窒化膜である。絶縁膜70、71は、次のイオン注入工程において、半導体基板10およびコントロールゲートCGを保護する。
次に、隣り合う積層体の間に不純物をイオン注入する。さらに、半導体基板10を熱処理することによって、図7に示すように、ソース層50およびドレイン層60が形成される。イオン注入の際、ソース層50およびドレイン層60の領域に同時に不純物が導入される。しかし、緩衝膜80は、ソース層50の形成領域に無く、ドレイン層60の形成領域上に存在する。緩衝膜80は、ドレイン領域への不純物の導入を或る程度抑制する。よって、ドレイン層60の形成領域に導入される不純物量は、ソース層50のそれよりも少ない。これにより、図7および図1に示すように、ドレイン層の幅LDLは、ソース層の幅LSLよりも狭くなる。その結果、半導体基板10の表面の上方から見たときに、フローティングゲートFGとドレイン層60との重複領域は、フローティングゲートFGとソース層50との重複領域よりも狭くなる。
次に、図8に示すように、層間絶縁膜90を絶縁膜71上に堆積する。層間絶縁膜90の材料は、例えば、シリコン酸化膜である。続いて、リソグラフィを用いてフォトレジスト16をパターニングした後、RIEで層間絶縁膜90をエッチングする。さらに、図9に示すように、層間絶縁膜90および絶縁膜71の側壁をハードマスクとして用いて、絶縁膜70、71および緩衝膜80をエッチングする。これにより、コンタクトホール95がソース層50およびドレイン層60上に形成される。
フォトレジスト16を除去した後に、ソース電極Sおよびドレイン電極Dの材料をコンタクトホール95に充填する。これにより、図1に示す半導体記憶装置100の構造を得ることができる。
図10は、コントロールゲートCG上に絶縁膜(40)を残存させた半導体記憶装置100の断面図である。図2の破線で示したように、コントロールゲートCG上に絶縁膜(40)を残存させた場合、図10に示すように絶縁膜40の分だけコントロールゲートCG上の絶縁膜が厚く形成される。
(第2の実施形態)
図11は、本発明に係る第2の実施形態に従った半導体記憶装置200の断面図である。第2の実施形態では、チャネル長方向に隣接するメモリセルMCのうち、ドレイン電極D側に隣接するメモリセル間の間隔LGDが、ソース電極S側に隣接するメモリセル間の間隔LGSよりも狭い。即ち、LGD<LGSである。これに伴い、メモリセルMCのチャネル長方向の断面において、ドレイン電極Dの幅は、ソース電極Sの幅よりも狭い。LGD<LGSであることにより、半導体記憶装置200の製造工程において、ドレイン層60上に緩衝膜80を残存させたまま、ソース層50上の緩衝膜81(図15および図16参照)を自己整合的に除去することができる。従って、半導体記憶装置200は、比較的製造工程が短く、製造コストが低廉である。
第2の実施形態の他の構成は、第1の実施形態と同様でよい。従って、半導体基板10の表面の上方から見たときに、フローティングゲートFGとドレイン層Dとの重複領域は、フローティングゲートFGとソース層50との重複領域よりも狭い。また、緩衝膜80がドレイン層60上に設けられている。この緩衝膜80は、シリコン酸化膜等の絶縁膜から成る。しかし、第1の実施形態と同様に、緩衝膜80は、シリコン酸化膜よりも誘電率の高い高誘電体絶縁膜からなることが好ましい。これに関しては、第3の実施形態で詳述する。
図12から図21は、本発明に係る第2の実施形態に従った半導体記憶装置200の製造方法の流れを示す断面図である。図12から図21を参照して、半導体記憶装置200の製造方法を説明する。
まず、第1のゲート絶縁膜20、フローティングゲート電極FG、第2のゲート絶縁膜30およびコントロールゲート電極CGからなる“積層体”を、第1の実施形態と同様に形成する。このとき、チャネル長方向に隣接する積層体のうち、ドレイン電極D側に隣接する積層体間の間隔LGDは、ソース電極S側に隣接する積層体間の間隔LGSよりも狭い。換言すると、メモリセルMCのチャネル長方向において、ドレイン層60を形成する領域の幅LGDは、ソース層50を形成する領域の幅LGSよりも狭い。このような構造は、積層体を形成するときのフォトマスクのパターンを変更することで簡単に形成することができる。
続いて、積層体を被覆するように側壁絶縁膜40の材料を堆積する。この絶縁膜をRIEで異方的にエッチングすることによって、第1のゲート絶縁膜20、フローティングゲートFG、第2のゲート絶縁膜30およびコントロールゲートCGの側壁を被覆するように側壁絶縁膜40が形成される。このとき、隣り合う積層体の間の絶縁膜が除去され、その部分の半導体基板10の表面が露出する。また、コントロールゲートCG上の絶縁膜も除去される。しかし、コントロールゲートCG上の絶縁膜(40)は、コントロールゲートCGを保護するために、図12の破線で示すようにコントロールゲートCG上に残存させてもよい。
次に、蘊絶縁膜を堆積した後、エッチングすることにより、図13に示すように緩衝膜80および81を形成する。緩衝膜80は、後の工程でドレイン層60が形成される領域に設けられ、緩衝膜81は、後の工程でソース層50が形成される領域に設けられている。緩衝膜81は、後の工程で除去されるので、実際には緩衝膜としては用いられない。緩衝膜80および81の材料は、第1の実施形態のそれらと同様でよい。
次に、図14に示すように、緩衝膜80、81および積層体を被覆するようにマスク用絶縁膜21を堆積する。絶縁膜21の材料は、緩衝膜80、81の材料とはエッチング選択比において異なる材料である。例えば、絶縁膜21の材料は、TEOSまたはシリコン窒化膜である。このとき、絶縁膜21は、ソース領域における積層体間を充填せずに、ドレイン領域における積層体間を充填するように堆積する。より詳細には、絶縁膜21の膜厚をT21とすると、膜厚T21は、式1の関係を満たす膜厚とする。
GD/2<T21<LGS/2 (式1)
さらに、側壁絶縁膜40の膜厚T40を考慮した場合、膜厚T21は、式2の関係を満たす膜厚にする。
((LGD/2)−T40)<T21<((LGS/2)−T40) (式2)
これにより、絶縁膜21は、ソース領域における積層体間を充填せずに、ドレイン領域における積層体間を充填することができる。絶縁膜21の膜厚は、絶縁膜21の堆積時間または堆積時のガス流量を変更することによって簡単に変更することができる。
次に、RIEを用いて絶縁膜21を異方的にエッチングする。これにより、図15に示すように、ソース形成領域の緩衝膜81の一部が露出される。一方で、ドレイン形成領域の緩衝膜80の全面は、絶縁膜21に被覆されたままである。
次に、図16に示すように絶縁膜21をハードマスクとして用いて、緩衝膜81をウェットエッチングで除去する。さらに、絶縁膜21を除去することによって、図17に示す構造が得られる。
このように、第2の実施形態では、リソグラフィ工程を用いることなく、緩衝膜80を絶縁膜21で被覆したまま緩衝膜81を露出させることができる。これにより、絶縁膜21をマスクとして用いて緩衝膜80を残存させたまま、緩衝膜81を自己整合的に除去することができる。
次に、図18に示すように、絶縁膜70および71を堆積する。絶縁膜70、71の材料は、第1の実施形態のそれらと同様でよい。次に、隣り合う積層体の間に不純物をイオン注入する。さらに、半導体基板10を熱処理することによって、図19に示すように、ソース層50およびドレイン層60が形成される。イオン注入の際、ソース層50およびドレイン層60の領域に同時に不純物が導入される。しかし、緩衝膜80は、ソース層50の形成領域に無く、ドレイン層60の形成領域上に存在する。緩衝膜80は、ドレイン領域への不純物の導入を或る程度抑制する。よって、ドレイン層60の形成領域に導入される不純物量は、ソース層50のそれよりも少なく、かつ浅い。これにより、図19および図11に示すように、ドレイン層の幅LDLは、ソース層の幅LSLよりも狭くなる。その結果、半導体基板10の表面の上方から見たときに、フローティングゲートFGとドレイン層60との重複領域は、フローティングゲートFGとソース層50との重複領域よりも狭くなる。
次に、図20に示すように、層間絶縁膜90を絶縁膜71上に堆積する。層間絶縁膜90の材料は、例えば、シリコン酸化膜である。続いて、フォトレジスト16を塗布し、リソグラフィを用いてフォトレジスト16をパターニングする。その後、RIEで層間絶縁膜90をエッチングする。さらに、図21に示すように層間絶縁膜90をハードマスクとして用いて、絶縁膜70、71および緩衝膜80をエッチングする。これにより、コンタクトホール95がソース層50およびドレイン層60上に形成される。
フォトレジスト16を除去した後に、ソース電極Sおよびドレイン電極Dの材料をコンタクトホール95に充填する。これにより、図11に示す半導体記憶装置200の構造を得ることができる。
図22は、コントロールゲートCG上に絶縁膜(40)を残存させた半導体記憶装置200の断面図である。図12の破線で示したように、コントロールゲートCG上に絶縁膜(40)を残存させた場合、図22に示すように絶縁膜40の分だけコントロールゲートCG上の絶縁膜が厚く形成される。
第1および第2の実施形態において、ソース層50およびドレイン層60を形成するためのイオン注入工程は、絶縁膜70および71を堆積した後に行っていた。しかし、このイオン注入工程は、絶縁膜70の堆積後、絶縁膜71の堆積前に行ってもよい(図18参照)。また、このイオン注入工程は、コンタクトホール95の形成工程において、ソースおよびドレイン領域の絶縁膜71の表面が露出したときに一旦エッチングを停止し、イオン注入を行った後に、絶縁膜71、70および緩衝膜80をエッチングしてもよい(図20参照)。
第2の実施形態は、フォトマスクおよびフォトリソグラフィ工程を追加することなく、自己整合的に第1の実施形態と同じ効果を有する半導体記憶装置を形成することができる。このため、第2の実施形態は、比較的製造工程が短く、製造コストが低廉である。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、緩衝膜80がシリコン酸化膜よりも誘電率の高い高誘電体絶縁膜からなる。第3の実施形態の他の構成は、第1の実施形態または第2の実施形態のいずれかの構成と同様でよい。
図23は、第3の実施形態のドレイン層60とその周辺の構造を示した概略図である。緩衝膜80が高誘電体絶縁膜からなる場合、半導体記憶装置の製造中に正の固定電荷が緩衝膜80内に発生することが知られている。緩衝膜80はドレイン層60上に存在するので、緩衝膜80に含まれる固定電荷の量に応じた正電圧が常にドレイン層60に印加される。この正電圧の分だけ、ドレイン電圧の低電圧化が可能である。
例えば、緩衝膜80が比誘電率15のアルミナ(Al)であり、この緩衝膜80内において、半導体基板10の表面からTfix=1nmの高さに面密度2.2×1012cm‐3の正の固定電荷が存在すると仮定する。緩衝膜80自体の電位(以下、自己電位ともいう)は約0.5Vと見積もられる。即ち、ドレイン層60には、常に、約0.5Vの正電位が作用している。その結果、半導体記憶装置100または200の特性を劣化させることなく、ドレイン電圧を約0.5V低下させることが可能となる。あるいは、ドレイン電極Dに印加する電圧を維持しつつ、実際にドレイン層60に印加する電圧を約0.5Vほど上昇させることが可能となる。
緩衝膜80の材料としては、熱酸化膜の誘電率以上の誘電率を有する材料、例えば、Al、TiO、TaO、HfO、HfSiON、HfON、SiN、SiONなど考えられるあらゆる高誘電率膜のいずれでもよい。
図24は、NOR型不揮発性半導体記憶装置へのデータの書込み特性を示したグラフである。このグラフを参照して、ドレイン電圧を0.5V上昇させたことによって、データ書込み特性に与える影響を説明する。このグラフの横軸は、コントロールゲートCGに電圧を印加した時間(書込み時間)を示している。縦軸は、フローティングゲートFGに蓄積された電荷によって変化するしきい値電圧Vthを示している。破線は、ドレイン電圧Vdが4Vの場合のしきい値電圧Vthを示している。実線は、ドレイン電圧Vdが4.5Vの場合のしきい値電圧Vthを示している。尚、しきい値電圧Vthは、ドレイン電流Idが1μAのときのゲート電圧とした。メモリセルMCのゲート長Lは0.2μmとし、コントロールゲート電圧Vcgは9Vとした。
しきい値電圧Vthを4Vまで書き込むためには、ドレイン電圧Vd=4Vの場合、約0.7μsかかるのに対し、ドレイン電圧Vd=4.5Vの場合、約0.2μsで足りる。即ち、ドレイン電圧を約0.5V上昇させることによって、メモリセルMCへのデータの書込み時間を短縮することができる。
また、通常、データの書込み時間が1μs〜数μsであるので、書込み時間を1μsとする。この場合、ドレイン電圧Vd=4Vのときのしきい値電圧は、約4.3Vであるのに対し、Vd=4.5Vのときのしきい値電圧は約5.3Vである。即ち、書込み時間が同じであっても、ドレイン電圧を約0.5V上昇させることによって、しきい値電圧を高くすることができる。これは、データの書込み効率が良いことを意味する。
このように、第3の実施形態は、データの書込み動作の速度を劣化させることなく、ドレイン層60上の緩衝膜80内に存在する正の固定電荷85による自己電位の分だけ、電源電圧を低電圧化することができる。
図25は、S. Saito et al., Extended Abstracts of the 2002 International Conference on Solid State Devices and Materials, pp. 704-705, 2002に記載された構造を示す図である。アルミナ(Al)膜 (thigh‐k=2nm) 27がシリコン酸化膜28 (tfix=2nm) 上に設けられている。シリコン酸化膜28とアルミナ膜27との界面に面密度1×1013cm‐3の正の固定電荷85が存在している。この公知文献に記載された構造では、固定電荷85による自己電位は、約0.9Vであり、充分に大きい値である。
このように、面密度2.2×1012cm‐3の正の固定電荷を高誘電体に形成することは可能である。即ち、上記の公知文献は、第3の実施形態が実施可能であることを示している。
図26は、A. Kaneko et al., Extended Abstracts of the 2003 International Conference on Solid State Devices and Materials, pp. 56-57, 2003に記載された構造を示す図である。HfSiO膜29がシリコン酸化膜28上に堆積されている。この公知文献には、製造条件、例えば、アニール温度や時間を制御することによって、固定電荷量または固定電荷密度を制御可能であることが示されている。
従って、緩衝膜80に含まれる正の固定電荷85の量または密度は、製造条件を適切に設定することによって任意に制御可能である。
以上から、データ書込み特性を劣化させることなく、現実的な製造工程を用いて、任意の固定電荷量または固定電荷密度を含む緩衝膜80を形成することができる。
さらに、第3の実施形態は、第1の実施形態と組合せることによって第1の実施形態と同様の効果を有する。あるいは、第3の実施形態は、第2の実施形態と組合せることによって第2の実施形態と同様の効果を有する。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明に係る第1の実施形態に従った半導体記憶装置100の断面図。 本発明に係る第1の実施形態に従った半導体記憶装置100の製造方法を示す断面図。 図2に続く半導体記憶装置100の製造方法を示す断面図。 図3に続く半導体記憶装置100の製造方法を示す断面図。 図4に続く半導体記憶装置100の製造方法を示す断面図。 図5に続く半導体記憶装置100の製造方法を示す断面図。 図6に続く半導体記憶装置100の製造方法を示す断面図。 図7に続く半導体記憶装置100の製造方法を示す断面図。 図8に続く半導体記憶装置100の製造方法を示す断面図。 コントロールゲートCG上に絶縁膜(40)を残存させた半導体記憶装置100の断面図。 本発明に係る第2の実施形態に従った半導体記憶装置200の断面図。 本発明に係る第2の実施形態に従った半導体記憶装置200の製造方法を示す断面図。 図12に続く半導体記憶装置200の製造方法を示す断面図。 図13に続く半導体記憶装置200の製造方法を示す断面図。 図14に続く半導体記憶装置200の製造方法を示す断面図。 図15に続く半導体記憶装置200の製造方法を示す断面図。 図16に続く半導体記憶装置200の製造方法を示す断面図。 図17に続く半導体記憶装置200の製造方法を示す断面図。 図18に続く半導体記憶装置200の製造方法を示す断面図。 図19に続く半導体記憶装置200の製造方法を示す断面図。 図20に続く半導体記憶装置200の製造方法を示す断面図。 コントロールゲートCG上に絶縁膜(40)を残存させた半導体記憶装置200の断面図。 本発明に係る第3の実施形態におけるドレイン層60とその周辺の構造を示した概略図。 NOR型不揮発性半導体記憶装置へのデータの書込み特性を示したグラフ。 S. Saito et al., Extended Abstracts of the 2002 International Conference on Solid State Devices and Materials, pp. 704-705, 2002に記載された構造を示す図。 A. Kaneko et al., Extended Abstracts of the 2003 International Conference on Solid State Devices and Materials, pp. 56-57, 2003に記載された構造を示す図。
符号の説明
100…半導体記憶装置
MC…メモリセル
S…ソース電極
D…ドレイン電極
FG…フローティングゲート
CG…コントロールゲート
10…半導体基板
20…第1のゲート絶縁膜
30…第2のゲート絶縁膜
40…側壁絶縁膜
50…ソース層
60…ドレイン層
70〜72…層間絶縁膜
80…緩衝膜

Claims (13)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に設けられた第1のゲート絶縁膜と、
    前記第1のゲート絶縁膜上に設けられたフローティングゲートと、
    前記フローティングゲート上に設けられた第2のゲート絶縁膜と、
    前記第2のゲート絶縁膜上に設けられたコントロールゲートと、
    前記フローティングゲートの下にあるチャネル領域を挟むように前記半導体基板に形成されたソース層およびドレイン層と、
    前記ソース層に電気的に接続されたソース電極と、
    前記ドレイン層上に設けられ、前記ソース層上には設けられておらず、シリコン酸化膜よりも誘電率の高い絶縁材料からなり、固定電荷を有する緩衝膜と、
    前記緩衝膜を貫通して前記ドレイン層に電気的に接続されたドレイン電極とを含むメモリセルを備え、
    前記半導体基板の表面の上方から見たときに、前記フローティングゲートと前記ドレイン層との重複領域は、前記フローティングゲートと前記ソース層との重複領域よりも狭いことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記メモリセルは、前記フローティングゲートおよび前記コントロールゲートのそれぞれの側壁を被覆する側壁絶縁膜をさらに備え、
    前記緩衝膜は、エッチングレートについて前記側壁絶縁膜と異なる絶縁材料からなることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記半導体記憶装置は、NOR型フラッシュメモリであることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 半導体基板上に設けられた第1のゲート絶縁膜と、
    前記第1のゲート絶縁膜上に設けられたフローティングゲートと、
    前記フローティングゲート上に設けられた第2のゲート絶縁膜と、
    前記第2のゲート絶縁膜上に設けられたコントロールゲートと、
    前記フローティングゲートの下にあるチャネル領域を挟むように前記半導体基板に形成されたソース層およびドレイン層と、
    前記ドレイン層上に設けられ、前記ソース層上には設けられておらず、シリコン酸化膜よりも誘電率の高い絶縁材料からなり、固定電荷を有する緩衝膜と、
    前記ソース層に電気的に接続されたソース電極と、
    前記ドレイン層に電気的に接続されたドレイン電極と、を含むメモリセルを備え、
    複数の前記メモリセルがチャネル長方向に隣接し、前記ドレイン電極側に隣接する前記メモリセル間の間隔は、前記ソース電極側に隣接する前記メモリセル間の間隔よりも狭く、
    前記ドレイン電極は、前記緩衝膜を貫通して前記ドレイン層に電気的に接続していることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 前記半導体記憶装置は、NOR型フラッシュメモリであることを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. コントロールゲート電極の制御を受けてソースとドレインとの間のチャネル領域から電荷をフローティングゲート電極に蓄積またはフローティングゲート電極から放出するメモリセルを備え、複数の前記メモリセルが前記ソースまたは前記ドレインを挟んでチャネル長方向に隣接した半導体記憶装置の製造方法であって、
    半導体基板上に第1のゲート絶縁膜、フローティングゲート材料、第2のゲート絶縁膜およびコントロールゲート材料を順に積層し、
    前記ソースおよび前記ドレインの各領域上の前記第1のゲート絶縁膜、前記フローティングゲート材料、前記第2のゲート絶縁膜および前記コントロールゲート材料をエッチングして前記フローティングゲート電極および前記コントロールゲート電極を形成し、
    前記半導体基板上に、シリコン酸化膜よりも誘電率の高い絶縁材料からなり、固定電荷を有する緩衝膜を堆積し、
    前記ドレインの領域上に前記緩衝膜を残存させたまま、前記ソースの領域上の前記緩衝膜をエッチングし、
    前記ソースおよび前記ドレインの各領域に不純物を導入することを具備する半導体記憶装置の製造方法。
  7. 前記フローティングゲート電極および前記コントロールゲート電極の形成後、前記フローティングゲートおよび前記コントロールゲートのそれぞれの側壁を被覆する側壁絶縁膜を形成することを具備し、
    前記緩衝膜は、エッチングレートについて前記側壁絶縁膜と異なる絶縁材料からなることを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  8. 前記半導体記憶装置は、NOR型フラッシュメモリであることを特徴とする請求項7に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  9. コントロールゲート電極の制御を受けてソース領域とドレイン領域との間のチャネル領域から電荷をフローティングゲート電極に蓄積またはフローティングゲート電極から放出するメモリセルを備え、複数の前記メモリセルが前記ソース領域または前記ドレイン領域を挟んでチャネル長方向に隣接した半導体記憶装置の製造方法であって、
    半導体基板上に第1のゲート絶縁膜、フローティングゲート材料、第2のゲート絶縁膜およびコントロールゲート材料を順に積層し、
    前記ソースおよび前記ドレインの各領域上の前記第1のゲート絶縁膜、前記フローティングゲート材料、前記第2のゲート絶縁膜および前記コントロールゲート材料をエッチングすることによって、前記第1のゲート絶縁膜、前記フローティングゲート電極、前記第2のゲート絶縁膜および前記コントロールゲート電極からなる積層体が、前記ソース領域を挟んで隣接する該積層体間の間隔よりも前記ドレイン領域を挟んで隣接する該積層体間の間隔のほうが狭くなるように形成され、
    隣り合う前記積層体間に、シリコン酸化膜よりも誘電率の高い絶縁材料からなり、固定電荷を有する緩衝膜を堆積し、
    前記緩衝膜とエッチングレートが異なるマスク用絶縁膜を堆積することによって、前記積層体間のうち前記ソース領域の前記積層体間を該マスク用絶縁膜で充填することなく、前記ドレイン領域の前記積層体間を該マスク用絶縁膜で充填し、
    前記マスク用絶縁膜を異方的にエッチングすることによって、前記ドレイン領域上の前記緩衝膜を前記マスク用絶縁膜で被覆したまま、前記ソース領域上の前記緩衝膜を露出させ、
    前記マスク用絶縁膜をマスクとして用いて、前記ドレイン領域上に前記緩衝膜を残存させたまま、前記ソース領域上の前記緩衝膜を自己整合的にエッチングし、
    前記ソース領域および前記ドレイン領域に不純物を導入することを具備する半導体記憶装置の製造方法。
  10. 前記半導体基板を熱処理後、前記半導体基板の表面の上方から見たときに、前記フローティングゲート電極と前記ドレインとの重複領域は、前記フローティングゲート電極と前記ソースとの重複領域よりも狭いことを特徴とする請求項9に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  11. 前記マスク用絶縁膜の膜厚をT21とし、前記ソース領域を挟んで隣接する前記積層体間の間隔をLGSとし、前記ドレイン領域を挟んで隣接する前記積層体間の間隔をLGDとすると、
    GD/2<T21<LGS/2 (式1)
    式1を満たすことを特徴とする請求項9に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  12. 前記積層体の形成後、前記積層体の側壁を被覆する側壁絶縁膜を形成することを具備し、
    前記マスク用絶縁膜の膜厚をT21とし、前記ソース領域を挟んで隣接する前記積層体間の間隔をLGSとし、前記ドレイン領域を挟んで隣接する前記積層体間の間隔をLGDとし、前記側壁絶縁膜の膜厚をT40とすると、
    ((LGD/2)−T40)<T21<((LGS/2)−T40) (式2)
    式2を満たすことを特徴とする請求項9に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  13. 前記半導体記憶装置は、NOR型フラッシュメモリであることを特徴とする請求項9に記載の半導体記憶装置の製造方法。
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