JP4633811B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、本発明は、電源遮断時に排出制御装置における制御情報、異常監視情報を記憶保持可能な記憶保持手段を備えた遊技機に関する。
従来、遊技機(パチンコ遊技機)は、制御用のプログラムの実行にしたがって遊技の進行を制御する遊技制御装置が設けられている。また、遊技領域の入賞口に遊技球が入賞した場合、遊技制御装置からの情報に基づいて、貯留タンク側の遊技球を排出装置より遊技者側(遊技機前面側の上皿等)へ所要数排出するように制御する排出制御装置が設けられている。
このような遊技機において、遊技が行われている最中に、停電等が発生して遊技機への電力の供給が絶たれた場合には、遊技機の遊技状態がどのような状態であったかの遊技状態に関する情報が消滅してしまい、電力の供給が再開されても、停電発生時に実行されていた遊技状態から遊技を再開することができず、停電発生に伴う遊技者への補償ができないという不都合が生じる。
そこで、電力の供給が絶たれたときに遊技機の遊技状態に関する情報の記憶を保持するための記憶保持手段を設け、停電が復旧するまでの間、遊技機の遊技状態に関する情報の記憶を保持するようにした遊技機が提案されている。
しかし、この場合次のような問題が懸念される。即ち、遊技制御装置等は特定のセンサにより異常を監視しているが、これらのセンサの状態は、停電中の人為的、物理的要因によって、状態変化する可能性があり、停電前と停電復帰時とで必ずしも一致しない。
したがって、これらのセンサの停電前の情報を記憶保持していると、停電から復帰したときに誤った判断をしかねない。例えば、停電前に異常があった場合、停電中に異常が解消されても、停電から復帰したときに異常と判断する恐れがある。
本発明は、このような問題点を解決して、遊技機の信頼性を向上することを目的とする。
第1の発明では、遊技の進行を管理し、制御情報を出力する遊技制御装置と、貯留タンク側より導かれる遊技球を遊技者側へ排出する機構を設けた排出装置と、前記遊技制御装置からの制御情報に基づいて前記排出装置の遊技球の排出を制御する排出制御装置と、を備えた遊技機において、前記排出制御装置は、貸球要求を前記排出制御装置に出力するカード球貸しユニットが当該排出制御装置に接続されているか否かの監視を行い、前記カード球貸しユニットが当該排出制御装置に接続されていない場合に、異常と判定して当該異常を示すフラグを当該排出制御装置のRAMにセットし、前記排出制御装置のRAMにバックアップ電源を供給して、遊技機の電源が遮断した場合に当該RAMのデータを保持し、前記電源が遮断した場合、前記RAMに保持される異常を示すフラグを、電源投入後の遊技の進行が開始されるまでに無効化または初期化する。
第2の発明は、第1の発明において、前記遊技制御装置は、遊技球が遊技領域の入賞装置に入賞すると、所定の賞球制御情報を前記排出制御装置へ送信し、前記排出制御装置は、前記遊技制御装置からの賞球制御情報に基づいて前記排出装置を制御して所要数の賞球の排出を行わせ、前記排出装置の賞球排出中に電源が遮断した場合は、電源投入後に残りの賞球排出を行うようにした。
第3の発明は、第1の発明において、前記遊技制御装置は、遊技球が遊技領域の入賞装置に入賞すると、所定の賞球制御情報を前記排出制御装置へ送信し、前記排出制御装置は、前記遊技制御装置からの賞球制御情報に基づいて前記排出装置を制御して所要数の賞球の排出を行わせ、賞球排出数が不足する異常となったときに電源が遮断した場合は、電源投入後に未処理分の賞球制御情報に基づき不足分の賞球排出を行うようにした。
第1〜第4の発明では、異常監視に用いるセンサの状態が、停電中の人為的あるいは物理的要因によって、停電前と停電復帰時とで変化した場合に、異常の判定を誤ることを防止できる。
また、この場合、停電復帰時に異常監視情報の無効化または初期化を行えば、停電復帰時に停電前の状態を確認および報知可能であり、停電前の異常状態について速やかに対応できる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
図1は遊技機(パチンコ遊技機)1の裏側を示すもので、機前面枠のフレーム2内に取付けられる遊技盤(図示されない)の裏面側には、遊技盤の遊技領域に設けられた各入賞装置の入賞球を案内する入賞球集合カバー(図示されない)、可変表示装置3(図2参照)を制御する表示制御装置4、遊技盤ならびに機前面枠の装飾用のランプ等を制御する装飾制御装置5、音制御装置6、盤用外部接続端子盤(遊技盤側からのセンサ等の信号出力用)7等が取り付けられる。
機前面枠の裏面側には、フレーム2裏面に取付けられる裏機構盤8の上部に、外部から電源を取り入れるターミナル基板10、枠用外部接続端子盤(各制御装置等からの信号出力用ならびに遊技店の管理装置からの信号受信用)11、遊技球を貯留する球貯留タンク12、球貯留タンク12の球を整列誘導するシュート13が取り付けられる。
裏機構盤8の右側にはシュート13が誘導した球を機前面の上皿、下皿に払い出す払出ユニット(排出装置)14が、裏機構盤8の左側には各制御装置等に電源を供給する電源装置15が取り付けられる。
裏機構盤8の下部には、払出ユニット14を制御する排出制御装置16、遊技の進行を管理する遊技制御装置17、打球発射装置を制御する発射制御装置18が取り付けられる。
なお、20はカード球貸しユニット、21はカード球貸しユニット用接続基板である。
図2は制御系のブロック構成を示すもので、遊技制御装置(主基板)17、排出制御装置(払出制御基板)16、表示制御装置(表示制御基板)4、装飾制御装置(ランプ制御基板)5、音制御装置(音声制御基板)6、発射制御装置(発射制御基板)18、電源装置(電源基板)15等からなる。
遊技制御装置17は、制御用のプログラムおよび遊技盤の遊技領域の各入賞装置に設けられた各種センサ(例えば、可変表示装置4における変動表示ゲームの始動センサ22、入賞センサ23A〜23N、大入賞口のカウントセンサ24、継続センサ25等)、払出ユニット14の排出球を導く排出樋のオーバーフロー流路(上皿と下皿を結ぶ流路)のオーバーフロー状態を検出するためのオーバーフローセンサ26(図1参照)、球貯留タンク12の球を払出ユニット14へ整列誘導するシュート13の球切れ(球無し)を検出するためのシュート球切れセンサ27(図1参照)、遊技盤を覆う機前面のガラス枠の開放を検出するためのガラス枠開放センサ28、払出ユニット14が賞球として排出した排出球を検出するための賞球検出センサ30の検出信号に基づいて、例えば可変表示装置3における変動表示ゲームの大当たりの抽選、各種異常の判定等を行うと共に、各種制御装置(排出制御装置16、表示制御装置4、装飾制御装置5、音制御装置6、発射制御装置18)、遊技盤に設けられた各種役物装置(例えば、大入賞口ソレノイド31等)に各情報を送信することにより、遊技を統括的に制御する。
賞球に関しては、遊技球が遊技領域の各入賞装置に入賞すると、入賞装置に基づき賞球数を設定してある所定の賞球制御情報を排出制御装置16へ送信する。
また、賞球検出センサ30の検出信号に基づき、払出ユニット14から所定時間内に所要数の賞球が排出されたかどうか(賞球時)、オーバーフローセンサ26の検出信号に基づき、オーバーフロー流路のオーバーフロー状態が所定時間続いたかどうか、シュート球切れセンサ27の検出信号に基づき、シュート13の球切れが所定時間続いたかどうか、ガラス枠開放センサ28の検出信号に基づき、ガラス枠の開放が所定時間続いたかどうか等の異常監視を行い、異常の場合、異常監視情報を排出制御装置16、表示制御装置4等へ送信する。
図3に遊技制御装置17のRAMに設定する異常監視情報の作業領域の例を示す。賞球時、オーバーフローセンサ26のON時、シュート球切れセンサ27のON時、ガラス枠開放センサ28のON時、該当する監視タイマをスタートして、異常状態のまま監視タイマがタイムアップすると、該当する異常と判定して、その異常を示す不正フラグをセットする。払出ユニット14から排出された賞球数が過剰なときも、異常と判定して、不正フラグをセットする。異常の場合、異常監視情報のうち、不正フラグ情報、表示器、ランプ、音声等の不正コマンドを送信する。
表示制御装置4は、遊技制御装置17からの表示制御情報に基づいて可変表示装置3における表示を制御する。例えば、変動表示ゲームの場合、可変表示装置3の複数の可変表示領域に複数の識別情報(図柄)を変動表示すると共に、所定時間後に変動表示を停止する制御を行う。また、大当たりが発生した場合、大当たりの遊技の進行に対応した画像を表示する。また、異常時に所定の画像を表示する。
排出制御装置16は、遊技制御装置17からの賞球制御情報またはカード球貸しユニット20からの貸球要求に基づいて、払出ユニット14(排出用パルスモータ)の動作を制御し、所要数の賞球または貸球の排出を行わせる。
また、遊技制御装置17からの異常監視情報に基づき、払出ユニット14からの排出賞球数が不足したとき、過剰なとき、オーバーフロー流路がオーバーフロー状態のとき、シュート13の球切れのとき、払出ユニット14の球の排出を中止する。
また、排出制御装置16にカード球貸しユニット20、操作パネル基板32が接続されているかどうか、払出ユニット14が貸球として排出した排出球を検出するための貸球検出センサ33の検出信号に基づき、球貸し時に払出ユニット14から所定時間内に所要数の貸球が排出されたかどうか等の異常監視を行う。
図4に排出制御装置16のRAMに設定する異常監視情報の作業領域の例を示す。排出制御装置16にカード球貸しユニット20が未接続のとき、異常と判定して、不正フラグをセットする。球貸し時、監視タイマをスタートして、異常状態(排出貸球数の異常)のまま監視タイマがタイムアップすると、異常と判定して、不正フラグをセットする。なお、異常の場合、7セグメントLED(排出制御装置16に設けている)による報知を行うようにしても良い。
装飾制御装置5は、各装飾用ランプ、LED等の装飾発光装置を制御すると共に、例えば可変表示装置4における変動表示ゲームの始動記憶表示器34等の表示を制御する。音制御装置6は、音出力装置からの効果音出力を制御する。発射制御装置18は、打球発射装置を制御する。
電源装置15は、外部からの交流電源を直流電源等に変換して各種装置に供給する装置であり、バックアップ回路35、停電検出回路36を備えている。
停電検出回路36は、停電時に電源装置15にて所定の電圧降下を検出すると、停電検出信号、リセット信号を順に、遊技制御装置17、排出制御装置16等に出力する。遊技制御装置17、排出制御装置16は、停電検出信号を受けると、所定の停電処理を行い、リセット信号を受けると、CPUの動作を停止する。
バックアップ回路35は、遊技制御装置17および排出制御装置16のRAMにバックアップ電源を供給して、RAMのデータ(遊技データ、賞球データ、異常監視データ)をバックアップする。即ち、停電時に遊技制御装置17は、遊技に関する制御情報(例えば、変動表示ゲームの情報、大当たりの遊技の情報、各種制御装置の情報等)、賞球に関する制御情報(賞球数等)、異常監視情報(図3の情報)を記憶保持する。また、停電時に排出制御装置16は、賞球に関する制御情報(未処理の賞球数等)、異常監視情報(遊技制御装置17からの異常監視情報ならびに図4の情報)を記憶保持する。
そして、遊技制御装置17および排出制御装置16は、このように記憶保持した情報のうち異常監視情報を、停電復帰後の遊技の進行が開始されるまでに、無効化または初期化するように制御する。
図5は、遊技制御装置17における停電復帰時に、記憶保持していた異常監視情報を初期化するフローの例を示すものである。
電源が投入され、動作が開始されると、ステップ1〜3にて割込を禁止し、全出力をOFFにして、電源が安定するまで(停電検出信号がOFFになるまで)待つ。
ステップ4,5では、CPUの初期化を行い、RAMのアクセスを許可する。
ステップ6では、停電の復旧か、通常の電源投入かを判定する。この場合、RAMの所定のバックアップ領域のチェックデータが正常値のとき停電の復旧、異常値のとき通常の電源投入と判定する。
停電復旧の場合、ステップ7〜13に進み、ステップ7,8では、停電復旧時に初期化すべきRAM領域のデータ(異常監視情報)をクリア(無効化)し、初期値を設定する。
ステップ9では、停電復旧時のコマンドを各種制御装置に送信する。このコマンドの送信によって、遊技制御装置17の制御開始を各種制御装置が把握できる。また、可変表示装置3の後述する報知画面の立ち上がりが早くなる。
ステップ10では、全レジスタを復帰し、ステップ11では、スタックポインタを復帰する。ステップ12では、割込を許可し、ステップ13では、停電発生時の中断アドレスへ復帰する。
このように異常監視情報を初期化すると共に、記憶保持していた制御情報を基に制御を開始する。
一方、通常の電源投入の場合、ステップ14〜19に進み、ステップ14,15では、全RAM領域のデータ(制御情報、異常監視情報)をクリア(無効化)し、初期値を設定する。
ステップ16では、通常の電源投入時のコマンドを各種制御装置に送信する。
ステップ17では、スタックポインタを設定し、ステップ18では、割込を許可し、通常処理へ移行する。
このように、停電時に記憶保持した異常監視情報(図3、図4参照)を、停電復帰時(停電復帰後、遊技の進行が開始するまで)に初期化するので、異常監視に用いるセンサの状態が、人為的あるいは物理的要因によって、停電前と停電復帰時とで変化した場合に、異常の判定を誤ることを防止できる。
例えば、オーバーフロー流路のオーバーフローの異常が確定したとき、停電した場合、従来のものでは、停電中に遊技店の従業員の操作や遊技者の操作によってオーバーフロー状態が解消されても、停電から復帰したときに異常と判定してしまう(異常処理に入る)が、本例では、停電中にオーバーフロー状態が解消されると、停電から復帰したときに正常な状態で遊技を行えるようになる。
また、シュート13の球切れの異常が確定したとき、停電した場合、従来のものでは、停電中に遊技店の従業員の操作や遊技者が遊技台を叩く等の行為によってあるいは自然に球切れが解消されても、停電から復帰したときに異常と判定してしまう(異常処理に入る)が、本例では、停電中に球切れが解消されると、停電から復帰したときに正常な状態で遊技を行えるようになる。
オーバーフロー流路のオーバーフロー状態、シュート13の球切れの有無は、排出条件でもあるため、排出制御装置16において正常な排出処理を行う上で、これらの正確な状態判定をする必要があるが、このように正確かつ速やかに排出処理を再開することができる。
また、賞球排出中に停電した場合、停電から復帰したときに残りの賞球排出が行われ、また、賞球排出数の不足の異常があったときに停電した場合、停電から復帰したときにその未処理分(賞球検出センサ30の未検出分)の賞球数データに基づき不足分の賞球排出が行われ、そのため賞球排出数の不足の異常に対応できる。
また、異常監視情報を停電復帰時に初期化するので、停電復帰時に停電前の状態を確認および報知可能である。実際、停電復帰後も停電前の状態が続いている可能性が高いことから、その報知を行うようにすれば、停電前の異常状態について速やかに対応できる。
図6は、本発明の第2の実施の形態を示す。これは、遊技制御装置17および排出制御装置16が、停電発生時に、記憶保持する異常監視情報を初期化するもので、停電検出回路36からの停電検出信号を受けると実行する停電処理にて行う。
停電処理に入ると、ステップ21にて全出力をOFFする。
ステップ22,23では、停電時に初期化すべきRAM領域のデータ(異常監視情報)をクリア(無効化)し、初期値を設定する。
ステップ24〜26では、スタックポインタ、停電発生時の中断アドレス、全レジスタをセーブ(制御情報を記憶保持)する。
ステップ27では、RAMのアクセスを禁止する。
即ち、初期化した異常監視情報を記憶保持する。
このようにすれば、停電復帰時の処理負担を軽減できると共に、停電復帰後に速やかに異常判定を行える。
なお、各実施の形態において、異常監視情報を初期化する代わりに、クリア(無効化)するだけでも良い。
図7、図8は、本発明の第3の実施の形態を示す。これは、停電発生時の異常監視情報に基づき、停電が復帰した場合、その復帰より該当監視タイマの監視時間(近似値で良い)、可変表示装置3に異常報知を行うようにしたものである。
図7のものは、例えばシュート13の球切れの異常が確定する直前あるいは確定したときに停電した場合、停電から復帰したときに、その復帰よりシュート球切れ監視タイマの監視時間、異常報知を行う。そして、この異常報知中に、シュート13の球切れの監視に基づき新たにシュート13の球切れの異常が確定した場合、あるいは各監視に基づき新たに賞球排出数の不足、オーバーフロー、ガラス枠開放等の異常が確定した場合、初めの異常報知に継続してその異常報知を行う。この場合、初めは図9のように停電の復帰と停電発生時に異常があった旨、報知する。新たに異常が確定した場合、図10のように停電の復帰と、異常があるため係員をお呼び下さい等を報知する。なお、図10にて異常の内容を報知するようにしても良い。
したがって、シュート13の球切れ、賞球排出数の不足、オーバーフロー、ガラス枠開放等の異常が確定する直前等に停電した場合、停電から復帰したとき、一旦正常な状態で復帰した後、直ぐに異常に変わったりする不具合を防止できる。
また、図8のものは、停電中に例えばシュート13の球切れの異常が解消されたときのもので、初めの異常報知中に、シュート13の球切れの監視に基づきシュート13の球切れの異常無し、ならびに各監視に基づき賞球排出数の不足、オーバーフロー、ガラス枠開放等の異常無しが確定すると、その確定時つまりシュート球切れ監視タイマの監視時間の経過時に報知(図9)を終了する。
停電復帰時には停電前の状態が続いている可能性が高いことから、このように異常報知を行うことで、一旦正常な状態で復帰した後、直ぐに異常状態を報知して、遊技者を混乱させるといったことを回避できる。また、停電復帰時に正常な状態で復帰した場合、異常報知が停電の復帰の報知になると共に、その正常な状態のまま遊技に入るため、遊技者の違和感はない。
なお、初めの異常報知は、監視タイマ(賞球払出不足監視タイマ、オーバーフロー監視タイマ、シュート球切れ監視タイマ、ガラス枠開放監視タイマ等)の監視時間行うが、1番長い監視タイマ(例えば、シュート球切れ監視タイマ)の監視時間行うようにして良い。また、音声、ランプ等を併用して異常報知を行うようにして良い。
なお、実施の形態では、遊技機としてパチンコ遊技機に適用した例を示したが、その他の遊技機、例えばパチスロ、アレンジボール等の遊技機にも適用できる。
特許請求の範囲に記載した以外の本発明の観点の代表的なものとして、次のものがあげられる。
(1)遊技の進行を管理し、制御情報ならびに異常監視情報を出力する遊技制御装置と、貯留タンク側より導かれる遊技球を遊技者側へ排出する機構を設けた排出装置と、前記遊技制御装置からの制御情報ならびに異常監視情報に基づいて前記排出装置の遊技球の排出を制御すると共に、異常時に遊技球の排出を中止する排出制御装置と、遊技機の電源遮断時に前記遊技制御装置ならびに排出制御装置における制御情報、異常監視情報を記憶保持可能な記憶保持手段と、を備えた遊技機において、前記電源が遮断した場合、前記記憶保持手段により記憶保持される異常監視情報を、電源投入後の遊技の進行が開始されるまでに無効化または初期化する異常監視情報無効化手段を備えることを特徴とする遊技機。
(2)前記異常監視情報無効化手段は、停電発生時に異常監視情報の無効化または初期化を行うことを特徴とする(1)に記載の遊技機。
(3)前記異常監視情報無効化手段は、停電復帰時に異常監視情報の無効化または初期化を行うことを特徴とする(1)に記載の遊技機。
(4)前記異常監視情報は、排出装置より排出された遊技球のオーバーフロー状態を監視するためのオーバーフローセンサの監視情報または貯留タンク側と排出装置との間の球誘導シュート部の球切れを監視するためのシュート球切れセンサの監視情報の一方または両方を含むことを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1つに記載の遊技機。
(5)前記遊技制御装置ならびに排出制御装置における異常監視情報は、所定の異常監視タイマの時間情報を含み、停電発生時の異常監視情報に基づき、停電が復帰した場合、その復帰より所定の異常監視タイマの監視時間相当、異常報知を行う異常報知手段を備えることを特徴とする請求項(1)〜(4)のいずれか1つに記載の遊技機。
(6)前記異常報知手段は、前記異常監視情報に基づいた異常報知中に異常が確定した場合、当該異常報知を行うことを特徴とする(5)に記載の遊技機。
また、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態における遊技機の裏面図である。 制御系のブロック構成図である。 制御内容を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の制御内容を示すフローチャートである。 遊技制御装置における異常監視情報の作業領域の例を示す表図である。 排出制御装置における異常監視情報の作業領域の例を示す表図である。 第3の実施の形態の制御タイミングチャートである。 同じく制御タイミングチャートである。 異常報知の例を示す図である。 異常報知の例を示す図である。
符号の説明
1 遊技機
3 可変表示装置
4 表示制御装置
5 装飾制御装置
6 音制御装置
12 球貯留タンク
13 シュート
14 払出ユニット
15 電源装置
16 排出制御装置
17 遊技制御装置
18 発射制御装置
20 カード球貸しユニット
22 始動センサ
23A〜23N 入賞センサ
24 カウントセンサ
25 継続センサ
26 オーバーフローセンサ
27 シュート球切れセンサ
28 ガラス枠開放センサ
30 賞球検出センサ
31 大入賞口ソレノイド
33 貸球検出センサ
35 バックアップ回路
36 停電検出回路

Claims (3)

  1. 遊技の進行を管理し、制御情報を出力する遊技制御装置と、
    貯留タンク側より導かれる遊技球を遊技者側へ排出する機構を設けた排出装置と、
    前記遊技制御装置からの制御情報に基づいて前記排出装置の遊技球の排出を制御する排出制御装置と、を備えた遊技機において、
    前記排出制御装置は、貸球要求を前記排出制御装置に出力するカード球貸しユニットが当該排出制御装置に接続されているか否かの監視を行い、前記カード球貸しユニットが当該排出制御装置に接続されていない場合に、異常と判定して当該異常を示すフラグを当該排出制御装置のRAMにセットし、
    記排出制御装置のRAMにバックアップ電源を供給して、遊技機の電源が遮断した場合に当該RAMのデータを保持し、
    前記電源が遮断した場合、前記RAMに保持される異常を示すフラグを、電源投入後の遊技の進行が開始されるまでに無効化または初期化することを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技制御装置は、遊技球が遊技領域の入賞装置に入賞すると、所定の賞球制御情報を前記排出制御装置へ送信し、
    前記排出制御装置は、前記遊技制御装置からの賞球制御情報に基づいて前記排出装置を制御して所要数の賞球の排出を行わせ、
    前記排出装置の賞球排出中に電源が遮断した場合は、電源投入後に残りの賞球排出を行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技制御装置は、遊技球が遊技領域の入賞装置に入賞すると、所定の賞球制御情報を前記排出制御装置へ送信し、
    前記排出制御装置は、前記遊技制御装置からの賞球制御情報に基づいて前記排出装置を制御して所要数の賞球の排出を行わせ、
    賞球排出数が不足する異常となったときに電源が遮断した場合は、電源投入後に未処理分の賞球制御情報に基づき不足分の賞球排出を行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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