JP4633378B2 - 昇降機制御情報伝送制御回路 - Google Patents
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Description
まず、本発明の一実施形態の構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態におけるエレベータ伝送制御システムの構成を示す図である。
図2は、マスタコントローラ1の構成を示す図である。
図3は、ホールコントローラ3の構成を示す図である。
図4は、かごコントローラ4の構成を示す図である。
図5は、各コントローラで使用される伝送制御回路12の内部構成を示す図である。
図6は、伝送インタフェース回路32の詳細な構成を示す図である。
次に、以上のように構成された本実施形態の動作について説明する。
図7に、伝送時の動作内容を示す。図7(1)はマスタトーカ伝送動作を示し、マスタ局からスレーブ局に対して情報を伝達する場合に使用される。マスタ局からアドレスを送信し、送信完了後続いてデータを送信する。その後スレーブ局からの応答を待つ。スレーブ局ではアドレス受信待ちし、アドレスが自分に割り当てられている場合は、送られてきたデータを受け取り、外部表示などに出力する。
設定ROMエリア内の機種指定データがマスタステーションである場合に、マスタステーション動作を開始する。
伝送IF・バス入出力信号35上の動作設定信号をもとに、設定読み込み動作回路60はマスタ動作かスレーブ動作かを判定して伝送動作を開始する。ここで初期化動作が開始されスキャン時間タイマおよびテーブル読み出しアドレスが初期化される。まずバスインタフェースからRAM読み込みデータ58信号を取り出し、送受信設定データ56として取り込む(ステップS1〜S3)。
次に、図12に、スレーブステーション(ホールコントローラ3、かごコントローラ4)動作時の伝送動作フローチャートを示す。
図3のホールコントローラ構成図を用いて、ホールコントローラ動作の説明を行う。
図4のかごコントローラ構成図を用いて、かごコントローラ動作の説明を行う。
次ぎに、図13を用い同一アドレスデータ出力によるデータ更新の高速対応化機能について説明する。
次ぎに、図14を用い同一アドレスデータ出力によるデータ点数の拡大化の機能について説明する。図14(1)に、本機能を用いる際に使用する設定テーブルの例を示す。テーブル番号n,n+1,kおよびk+1の位置に同じ範囲のデータ送信を設定している。テーブル番号n及びkの位置のデータはデータブロック番号を示す。マスタステーションではn+1ブロックのデータ送信終了後に送信データの内容を切りかえる(CPUから書きかえる)。
次ぎに、図15を用いスレーブ局緊急情報取り込み方式について説明する。
以下に、本実施形態で得られた効果について説明する。
上記構成と作用を持つことにより、本実施形態の伝送制御回路を使用することによって、各コントローラ動作について説明したように、昇降機の制御情報をサイクリックにシリアル伝送するシステムで使用される伝送制御回路において、与えられた伝送制御設定テーブルを初期化動作時に全アドレス順に並べ替えて処理テーブルを作成することにより、伝送アドレスの順番が昇順でなくても高速に伝送応答処理を行うことが可能となり、簡単な構成で高速かつ安価で動作が安定した伝送システムとすることが出来る。
上記構成と作用を持つことにより、本実施形態の伝送制御回路を使用することによって、各コントローラ動作及び同一アドレスデータ出力によるデータ更新の高速対応化機能について説明したように、あるグループの伝送アドレスのみ同一スキャン時間内に繰り返し発生させ、受け取るステーションでのそのアドレスに対する入出力処理を即座に行わせることにより、対象グループに対して伝送サイクル時間よりも短いサイクルでの入出力データ更新を行わせることを可能とすることが出来るので、簡単な構成で高速かつ安価で動作の安定した伝送システムとすることが出来、かつシステム応答性を速くすることが可能である。
上記構成と作用を持つことにより、本実施形態の伝送制御回路を使用することによって、各コントローラ動作及び同一アドレスデータ出力によるデータ点数の拡大化の機能について説明したように、あるグループの伝送アドレスのみ同一スキャン時間内に繰り返し発生させ、その中の特定アドレスに出力グループ番号をいれ込み、受け取るステーションでそのグループ番号内でのアドレスに対応する入出力処理を即座に行わせることにより、伝送アドレス値の上限よりも多い入出力データ更新を行わせることを可能とするので、簡単な構成で高速かつ安価で動作が安定した伝送システムとすることが出来、且つ規模の大きいシステムヘの拡張が容易である。
上記構成と作用を持つことにより、本実施形態の伝送制御回路を使用することによって、マスタステーションにてデータ内容の変化のあったアドレス値のデータ部分のみ伝送を行い、受け取るステーションでそのアドレスに対応する出力処理を行わせることにより、変化の無いアドレスでの伝送を無くすことにより伝送サイクル時間を小さくすることが可能となる。このため簡単な構成で高速かつ安価で動作が安定した伝送システムとすることが出来、伝送動作の発生する時間を小さくすることができ省電力化が可能となる。
上記構成と作用を持つことにより、本実施形態の伝送制御回路を使用することによって、各コントローラの動作について説明したように、応答判断用指定アドレスに対してのスレーブステーションからの応答内容に応じ送信アドレス内容を変化させることにより、スレーブステーションから送る情報の無い場合に伝送回数を減らすことにより、伝送サイクル時間を小さくすることを可能である。このためシステム伝送効率を高め、かつ複雑な構成を取ることを避けることが可能である。
上記構成と作用を持つことにより、本実施形態の伝送制御回路を使用することによって、各コントローラ動作及びスレーブ局緊急情報取り込み方式について説明したように、応答判断指定アドレスをサイクル最中に複数回もたせることにより、スレーブステーションから発生する緊急情報の取り込み可能時間間隔を伝送サイクル時間より短くし、緊急情報処理遅れ時間を短くすることが可能となる。このためシステム伝送効率を高め、かつ複雑な構成を取ることを避けることが可能である。また緊急的に発生する情報への動作応答性が改善される。
上記構成と作用を持つことにより、本実施形態の伝送制御回路を使用することによって、各コントローラの動作について説明したように、指定アドレスに対してのスレーブステーションからの応答内容に含まれるデータ数量に応じ送信アドレス内容を変化させることにより、スレーブステーションの持つ情報量に応じて伝送動作数を最適化することを可能とすることが出来る。このためシステム伝送効率を高め、かつ複雑な構成を取ることを避けることが可能である。
本実施形態では伝送動作アドレステーブルとして全てのアドレスに一対一対応した種別データを持つものを使用しているが、登録されたアドレス値と伝送種別を持つようなテーブルを使用して、動作すべきかどうかを判断するようなスレーブステーション動作を取っても問題ない。
3…ホールコントローラ
4…かごコントローラ
5…伝送ライン
11…ホストCPU
12…伝送制御回路
13…RS485インタフェース
14…共通RAM
15…バス制御信号
16…伝送ライン送信信号
17…伝送ライン受信信号
18…設定ROM
19…ROM入出力
20…ローカルバス
21…RAM入出力
22…押しボタン・表示LED
23…アドレス指定SW
27…スイッチ入力情報
28…装置指定スイッチ
31…バスインタフェース
32…伝送インタフェース回路
33…RAMインタフェース
34…ROMインタフェース
35…伝送IF・バスIF入出力信号
36…バスIF・RAM入出力信号
38…伝送IF・RAM入出力信号
39…バスIF・ROM入出力信号
41…シリアルデータ送受信回路
42…データ送受信制御
43…送受信制御回路
44…異常検出部
45…送信データ作成回路
46…データレジスタ
47…アドレスレジスタ
48…伝送動作アドレステーブル
50…データ入出力動作回路
51…送信要求信号
52…受信要求信号
53…シリアル送信データ
54…シリアル受信データ
55…受信データ
56…送受信設定データ
57…アドレス送受信データ
58…RAM読み込みデータ
59…送信データ
60…設定読み込み動作回路
Claims (7)
- 昇降機の制御情報をサイクリックにシリアル伝送するシステムで使用される伝送制御回路において、与えられた複数の伝送アドレスについての伝送動作の種別を示す伝送制御設定テーブルを初期化動作時に全ての伝送アドレスのアドレス順に並べ替え、全てのアドレスについて各アドレスに一対一に対応した伝送動作の種別を示す処理テーブルを作成することにより、受け取る伝送アドレスの順番が昇順でなくても高速に伝送応答処理を行うことが可能となることを特徴とする昇降機制御情報伝送制御回路。
- 請求項1に記載の昇降機制御情報伝送制御回路において、あるグループの伝送アドレスのみ同一スキャン時間内に繰り返し発生させ、受け取るステーションでのそのアドレスに対する入出力処理を即座に行わせることにより、対象グループに対して伝送サイクル時間よりも短いサイクルでの入出力データ更新を行わせることを可能とすることを特徴とする昇降機制御情報伝送制御回路。
- 請求項1に記載の昇降機制御情報伝送制御回路において、あるグループの伝送アドレスのみ同一スキャン時間内に繰り返し発生させ、その中の特定アドレスに出力グループ番号をいれ込み、受け取るステーションでそのグループ番号内でのアドレスに対応する入出力処理を即座に行わせることにより、伝送アドレス値の上限よりも多い入出力データ更新を行わせることを可能とすることを特徴とする昇降機制御情報伝送制御回路。
- 請求項1に記載の昇降機制御情報伝送制御回路において、マスタステーションにてデータ内容の変化のあったアドレス値のデータ部分のみ伝送を行い、受け取るステーションでそのアドレスに対応する出力処理を行わせることにより、変化の無いアドレスでの伝送を無くすことにより伝送サイクル時間を小さくすることを特徴とする昇降機制御情報伝送制御回路。
- 請求項1に記載の昇降機制御情報伝送制御回路において、応答判断用指定アドレスに対してのスレーブステーションからの応答内容に応じ送信アドレス内容を変化させることにより、スレーブステーションから送る情報の無い場合に伝送回数を減らすことにより、伝送サイクル時間を小さくすることを可能とすることを特徴とする昇降機制御情報伝送制御回路。
- 請求項5に記載の昇降機制御情報伝送制御回路において、応答判断指定アドレスをサイクル最中に複数回もたせることにより、スレーブステーションから発生する緊急情報の取り込み可能時間間隔を伝送サイクル時間より短くし、緊急情報処理遅れ時間を短くすることが可能となることを特徴とする昇降機制御情報伝送制御回路。
- 請求項5に記載の昇降機制御情報伝送制御回路において、指定アドレスに対してのスレーブステーションからの応答内容に含まれるデータ数量に応じ送信アドレス内容を変化させることにより、スレーブステーションの持つ情報量に応じて伝送動作数を最適化することを可能とすることを特徴とする昇降機制御情報伝送制御回路。
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